JP6307487B2 - シーム溶接用ローラ電極の整形装置及び整形方法 - Google Patents

シーム溶接用ローラ電極の整形装置及び整形方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6307487B2
JP6307487B2 JP2015229484A JP2015229484A JP6307487B2 JP 6307487 B2 JP6307487 B2 JP 6307487B2 JP 2015229484 A JP2015229484 A JP 2015229484A JP 2015229484 A JP2015229484 A JP 2015229484A JP 6307487 B2 JP6307487 B2 JP 6307487B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
electrode
electrodes
shaping
roller electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015229484A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016107342A (ja
Inventor
和彦 山足
和彦 山足
児玉 哲也
哲也 児玉
徳昭 重松
徳昭 重松
仁 吉道
仁 吉道
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to US15/532,759 priority Critical patent/US10850345B2/en
Priority to BR112017011605-7A priority patent/BR112017011605A2/ja
Priority to CA2969649A priority patent/CA2969649C/en
Priority to PCT/JP2015/083702 priority patent/WO2016088739A1/ja
Priority to GB1709329.5A priority patent/GB2547870A/en
Priority to MX2017007179A priority patent/MX2017007179A/es
Priority to MYPI2017702036A priority patent/MY183798A/en
Priority to CN201580065748.2A priority patent/CN107000110B/zh
Publication of JP2016107342A publication Critical patent/JP2016107342A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6307487B2 publication Critical patent/JP6307487B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K11/00Resistance welding; Severing by resistance heating
    • B23K11/30Features relating to electrodes
    • B23K11/3036Roller electrodes
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B1/00Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations
    • B21B1/16Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations for rolling wire rods, bars, merchant bars, rounds wire or material of like small cross-section
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B15/00Arrangements for performing additional metal-working operations specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, metal-rolling mills
    • B21B15/0007Cutting or shearing the product
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K11/00Resistance welding; Severing by resistance heating
    • B23K11/30Features relating to electrodes
    • B23K11/3063Electrode maintenance, e.g. cleaning, grinding
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B15/00Arrangements for performing additional metal-working operations specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, metal-rolling mills
    • B21B15/0007Cutting or shearing the product
    • B21B2015/0021Cutting or shearing the product in the rolling direction
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/53Means to assemble or disassemble
    • Y10T29/5313Means to assemble electrical device
    • Y10T29/532Conductor
    • Y10T29/53204Electrode

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Resistance Welding (AREA)
  • Turning (AREA)

Description

本発明は、シーム溶接用ローラ電極の整形技術に関する。
複数枚の金属板を重ねた状態で、一対のローラ電極で挟み、これらのローラ電極間に溶接電流を流す。すると、ジュール熱により金属が溶けて金属板間に溶接ビードができる。ローラ電極を回転させることで、シームと称する線状の溶接ビードが得られる。
シーム溶接では、ローラ電極を金属板に押圧する。その上でジュール熱によりローラ電極が高温になる。圧力と温度により、ローラ電極は使用時間、使用頻度に比例して摩耗や塑性変形(以下、変形という。)が進行する。この変形が一定限度に達したとき、又は定期的に、ローラ電極の形状を元に戻すような処理を行う。この処理は「整形」と呼ばれる。
溶接ロボットは、ロボットと、ロボットのアームに取付けたローラ電極とからなる。近年、ロボットのアームに取付けたままで、ローラ電極の整形を実施することが行われるようになってきた(例えば、特許文献1(図1)参照。)。
特許文献1の図1に示されるように、ロボット(1)(括弧付き数字は、特許文献1に記載された符号を示す。以下同様)にシーム溶接装置(2)が取付けられ、このシーム溶接装置(2)に加圧側の溶接電極(3a)及び受け側の溶接電極(3b)が備えられている。また、電極整形機構(4)がロボット(1)とは独立して配置されており、この電極整形機構(4)に整形バイト(5)が備えられている。
シーム溶接装置(2)で複数回のシーム溶接を実施すると溶接電極(3a、3b)が変形する。そこで、ロボット(1)により、溶接電極(3a又は3b)を整形バイト(5)に接触させ、切削し、整形する。
この切削の際に、溶接電極(3a又は3b)は、シーム溶接装置(2)に内蔵する電極用モータにより回される(特許文献1段落番号[0012]第4−5行)。
シーム溶接装置(2)に内蔵する電極用モータは、シーム溶接時には、溶接電極(3a、3b)が金属板上を転がり得るようにトルクを発生する。このトルクは、転がり抵抗より大きなトルクであり、以下、「転がり抵抗対応トルク」と呼ぶ。
また、電極用モータは、切削整形時には、溶接電極(3a又は3b)を回転させたときの整形バイト(5)が受ける周方向の反力に打ち勝つようなトルクを発生する。以下、このトルクは、「切削抵抗対応トルク」と呼ぶ。
切削抵抗対応トルクは、転がり抵抗対応トルクよりも格段に大きい。
また、切削整形に代わる技術として整形ローラに溶接電極(3a又は3b)を押付けて塑性変形させる手法が知られているが、切削整形においても塑性整形においても整形バイトや整形ローラに溶接電極(3a又は3b)を強く押しつけるが、この大きな押しつけ力は、ロボット(1)の関節モータで発生させる。
大きな切削抵抗対応トルク又は大きな押しつけ力を発生させるため、電極用モータは大きくなり、重くなる。大きくて重い電極用モータが内蔵されるためシーム溶接装置(2)は大きくて重くなる。
大きくて重いシーム溶接装置(2)を移動させるため、又は、電極を強く押し付けるために、ロボット(1)の負担が大きくなり、ロボット(1)自体の剛性を高めたり、ロボット(1)の関節に設ける関節モータを大型にする必要がある。結果、ロボット(1)が重くなると共に大型になり、ロボットがロボット調達費用やロボット運転費用が嵩む。
ロボットの小型化及び運転費用の低減が求められる中、ロボットへの負担を軽減することができるシーム溶接用ローラ電極の整形装置及び整形方法が望まれる。
特許第5041265号公報
本発明は、ロボットへの負担を軽減することができるシーム溶接用ローラ電極の整形装置及び整形方法を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、ロボットのアームに取付けられている第1ローラ電極及び第2ローラ電極の形を整えるシーム溶接用ローラ電極の整形装置において、
この整形装置は、前記ロボットとは独立して設けられ且つ前記アームの旋回領域内に配置され、
前記第1・第2ローラ電極の回転中心を結ぶ線に対して直交する線上に配置され前記第1・第2ローラ電極の外周に接する第1のローラ及び第2のローラを備え、前記第1のローラと前記第2のローラの少なくとも一方を駆動するローラ駆動源を備えていることを特徴とする。
請求項に係る発明では、第1のローラ及び第2のローラを回転自在に支える機台と、この機台に第1・第2ローラ電極の回転中心を結ぶ線に沿って移動可能に取付けられる第1・第2スライダと、
第1スライダに設けられ第1ローラ電極の外周を把持する第1把持機構と、第1スライダに第1ローラ電極の回転中心に向かって移動可能に取付けられ第1把持機構で把持された第1ローラ電極の外周を切削する第1切削具と、
第2スライダに設けられ第2ローラ電極の外周を把持する第2把持機構と、第2スライダに第2ローラ電極の回転中心に向かって移動可能に取付けられ第2把持機構で把持された第2ローラ電極の外周を切削する第2切削具と、を備えていることを特徴とする。
請求項に係る発明では、第1のローラ及び第2のローラを回転自在に支える機台を備え、第1のローラは、回転しつつ第1・第2ローラ電極の外周部を押圧し塑性変形させて整形する整形溝を備えていることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、複数枚のワークを重ね、これらを第1・第2ローラ電極で挟み、通電してシーム溶接を行うに際し、前記第1・第2ローラ電極がロボットのアームに取付けられており、前記第1・第2ローラ電極が摩耗や押圧により許容限界を超えて変形したときに、前記第1・第2ローラ電極の形を整えるシーム溶接用ローラ電極の整形方法であって、
前記ロボットとは独立して設けられ且つ前記アームの旋回領域内に配置されるとともに、機台に回転自在に支えられた第1・第2のローラ及び、前記機台に前記第1・第2ローラ電極の回転中心を結ぶ線に沿って移動可能に取付けられた第1・第2スライダに、前記第1・第2ローラ電極の回転中心に向かって移動可能に取付けられた第1・第2切削具を準備する工程と、
前記ロボットを作動させて前記第1ローラ電極と前記第2ローラ電極で前記第1・第2のローラを挟むようにして前記第1・第2ローラ電極の外周を前記第1・第2のローラの少なくともいずれか一方の外周に接触させる工程と、
少なくとも前記第1のローラをローラ駆動源により回すことで、前記第1・第2ローラ電極及び前記第2のローラを同期して回す工程と、
前記第1・第2スライダに設けられた第1・第2把持機構で前記第1・第2ローラ電極の外周を把持し、回転中の前記第1ローラ電極を前記第1切削具で切削し整形すると共に前記第2ローラ電極を前記第2切削具で切削し整形する工程と、からなることを特徴とする。
また、別の実施の形態によれば、複数枚のワークを重ね、これらを第1・第2ローラ電極で挟み、通電してシーム溶接を行うに際し、前記第1・第2ローラ電極がロボットのアームに取付けられており、前記第1・第2ローラ電極が摩耗や押圧により許容限界を超えて変形したときに、前記ローラ電極の形を整えるシーム溶接用ローラ電極の整形方法であって、
外周に整形溝を備えている第1のローラを準備し、前記ロボットとは独立して設けられ且つ前記アームの旋回領域内に前記第1のローラ及びこの第1のローラとは別の第2のローラを配置する工程と、
前記ロボットを作動させて前記第1ローラ電極と前記第2ローラ電極が前記第1・第2のローラを挟むようにして前記第1・第2ローラ電極の外周を前記第1・第2のローラの少なくともいずれか一方の外周に接触させる工程と、
少なくとも前記第1のローラをローラ駆動源により回すことで、前記第1・第2ローラ電極及び前記第2のローラを同期して回す工程と、
回転中の前記第1ローラ電極を前記第1のローラの整形溝で塑性変形させつつ整形すると共に前記第2ローラ電極を前記第1のローラの整形溝で塑性変形させつつ整形する工程と、からなる整形方法が提供される。
また、別の実施の形態によれば、ロボットのアームに取付けられている第1ローラ電極及び第2ローラ電極の形を整えるシーム溶接用ローラ電極の整形装置において、
この整形装置は、前記ロボットとは独立して設けられ且つ前記アームの旋回領域内に配置され、
前記第1・第2ローラ電極の回転中心を結ぶ線に対して直交する線上に配置され前記第1・第2ローラ電極の少なくともいずれか一方に接触することで前記第1・第2ローラ電極の位置決めをなす第1のローラ及び第2のローラと、
少なくとも前記第1のローラを駆動し、前記第1・第2ローラ電極及び前記第2のローラを同期して回すローラ駆動源と、
を備えている整形装置が提供される。
また、別の実施の形態によれば、第1のローラと第2のローラの少なくとも一方は、回転しつつ第1・第2ローラ電極の外周部を整形する整形溝を備えている整形装置が提供される。
また、別の実施の形態によれば、第1のローラと第2のローラの少なくとも一方を駆動するローラ駆動源を備えている整形装置が提供される。
請求項に係る発明は、第1のローラと第2のローラは、同じ外径であることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、整形装置は、ロボットとは独立して設けられる。独立して設けられる整形装置に、ローラ駆動源を設ける。このローラ駆動源で切削抵抗に対応する切削抵抗対応トルクを発生させることができる。ロボット側には大きくて重いモータを設ける必要がないため、ロボットへの負担を軽減することができるシーム溶接用ローラ電極の整形装置が提供される。
請求項に係る発明では、第1・第2把持機構を設けた。第1把持機構は第1ローラ電極の外周を把持することで、第1ローラ電極の外径が変化したとしても第1切削具を第1ローラ電極の回転中心へ常に指向させる。同様に、第2把持機構は第2ローラ電極の外周を把持することで、第2ローラ電極の外径が変化したとしても第2切削具を第2ローラ電極の回転中心へ常に指向させる。切削具による押力が回転中心に指向するため、切削性が良好になる。
請求項に係る発明では、第1のローラに整形溝を備える。そして、整形装置は、第1のローラ及び第2のローラと、これらを回転自在に支える機台とからなる。整形装置が、極く簡単になり、装置コストの低減が図れる。
請求項に係る発明では、第1・第2のローラと第1・第2切削具を備える整形装置は、ロボットとは独立して設けられる。独立して設けられる整形装置に、ローラ駆動源を設ける。このローラ駆動源で切削抵抗に対応する切削抵抗対応トルクを発生させることができる。ロボット側には大きくて重いモータを設ける必要がないため、ロボットへの負担を軽減することができるシーム溶接用ローラ電極の整形方法が提供される。
別の実施の形態では、第1のローラに整形溝を備え、第1・第2のローラを備える整形装置は、ロボットとは独立して設けられる。独立して設けられる整形装置に、ローラ駆動源を設ける。このローラ駆動源で転がり抵抗対応トルクを発生させることができる。ロボット側には大きくて重いモータを設ける必要がないため、ロボットへの負担を軽減することができるシーム溶接用ローラ電極の整形方法が提供される。
別の実施の形態では、第1・第2ローラ電極で挟まれることで第1・第2ローラ電極の位置決めをなす第1のローラ及び第2のローラを備えている。
第1・第2ローラ電極間には、重ねたワークを大きな力で挟持する機能が、元々備わっている。この機能を利用して、第1・第2ローラ電極で第1・第2ローラを挟むことにより、第1・第2ローラ電極の整形装置に対する位置決めが実施できる。
別の実施の形態では、第1のローラと第2のローラの少なくとも一方は、回転しつつ第1・第2ローラ電極の外周部を整形する整形溝を備えている。
整形溝に第1・第2ローラ電極を押圧し、塑性加工することにより第1・第2ローラ電極の外周部を整形するが、このときの押圧は第1・第2ローラ電極間に元々備わっている挟持する機能を利用するため、ロボットアームへの負担が増す心配はなく、ロボットアームの小型化が可能となる。
別の実施の形態は、第1のローラと第2のローラの少なくとも一方を駆動するローラ駆動源を備えている。
整形装置側にローラ駆動源を備えるので、ローラ電極が備える以上の力若しくは速度を発生することが可能となり、整形性の向上が期待できる。
請求項に係る発明は、第1のローラと第2のローラは、同じ外径である。
第1のローラと第2のローラが同径であるため、第1・第2ローラ電極の径が変わっても、第1・第2のローラの回転中心を結ぶ線と、第1・第2ローラ電極の回転中心を結ぶ線の位置関係は一定のままである。
第1・第2のローラの回転中心を結ぶ線と、第1・第2ローラ電極の回転中心を結ぶ線の位置関係が変わらないため、整形する際のロボットの位置を、ローラ電極の大きさによって大きく変える必要が無く、ロボットの制御が簡便になる。
本発明に係るシーム溶接用ローラ電極の整形装置の正面図である。 図1の2−2線断面図である。 図1の3−3線断面図である。 シーム溶接機構を備えるロボットの斜視図である。 シーム溶接機構の断面図である。 本発明に係る整形方法を説明する図である。 第1・第2ローラ電極を第1・第2のローラに接触させる工程から整形工程までを説明する図である。 本発明に係るシーム溶接用ローラ電極の整形装置の変更例を示す正面図である。 図8の9−9線断面図である。 変更例における作用説明図である。 変更例における第1・第2のローラと第1・第2ローラ電極の相関を示す図である。 車体溶接ラインの平面図である。 本発明に係るシーム溶接用ローラ電極の整形装置の更なる変更例を示す正面図である。 本発明に係るシーム溶接用ローラ電極の整形装置の更なる変更例を示す断面 面図である。 本発明に係るシーム溶接用ローラ電極の整形装置の更なる変更例を示す断面図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1に示すように、シーム溶接用ローラ電極の整形装置10は、基礎又は構造物に固定される機台11と、この機台11の中央に回転自在に取付けられる第1のローラ12及び第2のローラ13と、機台11の正面に設けられる2条の縦レール14、14と、第1・第2のローラ12、13の一側(この例では上側)にて縦レール14、14に上下移動自在に支持される第1スライダ16と、この第1スライダ16の正面に設けられ想像線で示す第1ローラ電極17の外周を把持する第1把持機構30と、第1スライダ16に設けられ第1切削具18を第1ローラ電極17へ送り出す送りねじ19及びこの送りねじ19を回す回転手段21と、第1・第2のローラ12、13の他側(この例では下側)にて縦レール14、14に上下移動自在に支持される第2スライダ22と、この第2スライダ22の正面に設けられ想像線で示す第2ローラ電極23の外周を把持する第2把持機構30Bと、第2スライダ22に設けられ第2切削具24を第2ローラ電極23へ送り出す送りねじ25及びこの送りねじ25を回す回転手段26と、を備えている。
想像線で示す第1ローラ電極17の回転中心17aと第2ローラ電極23の回転中心23aとを結ぶ線27が鉛直線となり、第1のローラ12の回転中心12aと第2のローラ13の回転中心13aを結ぶ線28が水平線となっており、両線が直交している。
そして、第1・第2のローラ12、13は、それらの回転中心12a、13aが、第1・第2ローラ電極17、23間を結ぶ線27の両側に振り分けて配置されるように配置される。
第1把持機構30は、第1スライダ16の正面に設けられる2条の横レール31、31と、これらの横レール31、31に横移動自在に支持される左右のサブスライダ32L、32R(Lは左、Rは右を示す添え字。以下同じ)と、左のサブスライダ32Lに回転自在に設けられる左上ピンチローラ33L及び左下ピンチローラ34Lと、右のサブスライダ32Rに回転自在に設けられる右上ピンチローラ33R及び右下ピンチローラ34Rと、左右のサブスライダ32L、32R間に渡したシリンダユニット35とからなる。4個のピンチローラ33L、33R、34L、34Rは第1ローラ電極17を囲う位置に配置されている。
第2把持機構30Bは、第1把持機構30と同一構成であるため、符号を流用し、詳細な説明は省略する。第2把持機構30Bのピンチローラ33L、33R、34L、34Rは第2ローラ電極23を囲う位置に配置されている。
好ましくは、第1・第2スライダ16、22間に第1スプリング37、37を介在させ、下位の第2スライダ22を押し上げる第2スプリング38、38を設ける。第2スプリング38により、第2スライダ22を待機位置(初期位置)に保持させることができ、第1スプリング37により、第1スライダ16を待機位置(初期位置)に保持させることができる。
すなわち、第1・第2スライダ16、22は、いわゆるフローチィング支持され、外力を受けたときに上又は下へ移動し、外力を受けないときには待機位置(初期位置)に戻る。
なお、図1では備えていないが、整形装置10に、第1スライダ16を第2スライダ22に向かって前後進させる上スライダ移動機構と、第2スライダ22を第1スライダ16に向かって前後進させる下スライダ移動機構との、両方又は何れか一方を付設してもよい。スライダ移動機構で、第1・第2ローラ電極17、23を第1・第2のローラ12、13へ押しつける力を発生することができる。
図2に示すように、第1・第2スライダ16、22は、縦レール14に沿って上下に移動し、サブスライダ32L、32Lは、横レール31、31に沿って図面表裏方向に水平に移動する。
第1のローラ12は、機台11に取付けられているローラ駆動源43で回される。ローラ駆動源43は、電動サーボモータ、油圧サーボモータ、その他の回転手段であればよく、種類は任意である。
第1のローラ12は、平ローラでもよいが、図示するような溝44を有した溝付きローラであることが望まれる。溝44に第1ローラ電極(図1、符号17)の外周を差し込むことで、第1ローラ電極17の軸方向の位置が決まる。第1ローラ電極17がピンチローラ33L、34Lから軸方向に外れることを防ぐことができる。第2のローラ(図1、符号13)についても同様である。ただし、第2のローラには、ローラ駆動源43を省くことができる。
図3に示すように、第1のローラ12にローラ駆動源43を備え、第2のローラ13はローラ駆動源43を備えていない。よって、第1のローラ12がドライブローラとなり、第2のローラ13がフリーローラとなる。
また、第1切削具18と、第1・第2のローラ12、13の溝44、44と、ピンチローラ34L、34Rとは、共通の線45の上に配置されている。後に、この共通の線45へ、整形対象物である第1ローラ電極17が置かれる。
左のサブスライダ32Lから左アーム46Lが背面へ延ばされ、右のサブスライダ32Rから右アーム46Rが背面へ延ばされ、例えば、左アーム46Lにピストンロッド35aが締結され、右アーム46Rにシリンダ本体35bが締結される。
シリンダユニット35を伸動すると左右のサブスライダ32L、32Rの間隔が広がり、シリンダユニット35を縮動すると左右のサブスライダ32L、32Rの間隔が狭くなる。
左右のサブスライダ32L、32Rはシリンダユニット35で機械的に連結されている。横レール31とサブスライダ32L、32Rとの間に充分な摩擦力が存在すれば、横移動は発生しない。潤滑油を施すなどして摩擦力が小さくなると、横移動が心配される。例えば、多くの生産現場では床が僅かに振動する。この振動を受けて左右のサブスライダ32L、32Rとシリンダユニット35が一緒に横移動する可能性がある。この可能性を排除する対策として、次に述べるブレーキ機構40が推奨される。
ブレーキ機構40、40の構成(構造、原理)は任意であるが、例えば、サブスライダ32L、32Lから水平に延びるロッド41、41と、第1・第2スライダ16、22に設けられる電磁ブレーキ42、42からなる。通電するとロッド41がクランプされ、通電を止めるとアンクランプ状態になる。
図4に示すように、ロボット48は、アーム49にシーム溶接機構50を備えている。
図5に示すように、シーム溶接機構50は、アーム49で支持される筐体51と、この筐体51内に配置される第1ローラ電極駆動源52と、この第1ローラ電極駆動源52で支持され筐体51外に置かれる第1ローラ電極17と、筐体51内に配置される第2ローラ電極移動機構53と、筐体51内に設けられ上下に延びるガイド54と、このガイド54に移動可能に嵌められた摺動片55と、この摺動片55で回転自在に支持され筐体51外に配置される第2ローラ電極23とからなる。
金属板からなる複数枚のワーク(例えば、第1・第2ワーク)56、57を重ね、第1フランジ58と第2フランジ59を第1・第2ローラ電極17、23で挟み、第1・第2ローラ電極17、23間に溶接電流を流す。すると、第1・第2フランジ58、59間に溶接ビード61ができる。第1ローラ電極駆動源52で第1ローラ電極17を回すことにより、第1・第2ローラ電極17、23が相対的に図面表裏方向に移動し、シームと呼ばれる線状の溶接ビード61が生成される。
なお、第1ローラ電極駆動源52の回転と、ローラ駆動源(図3、符号43)の回転が合うように、両駆動源43、52を同期制御することが推奨される。好ましくは、両駆動源43、52の回転速度を各々監視し、両回転速度に差があった場合に、異常と判断して、アラーム音などの警報を発する。
第1・第2ローラ電極17、23は第1・第2フランジ58、59に沿って転がるだけであるから、第1ローラ電極駆動源52に加わる負荷は、後述する切削具による切削負荷に比べて、格段に小さくなる。よって、第1ローラ駆動源43を大型にし重くする必要はなく、ロボットのアーム49への負担が増える心配はない。
以上に述べたシーム溶接用ローラ電極の整形装置10の作用を次に説明する。
図6に示すように、ロボット48とは独立して設けられ且つアーム49の旋回領域内に配置された第1・第2のローラ12、13及び第1・第2切削具18、24を準備する。そして、整形が必要になった時点で、ロボット48を作動させ、第1ローラ電極17を第1・第2のローラ12、13の上まで移動し、第2ローラ電極23を第1・第2のローラ12、13の下まで移動する。
この際、図1に示すピンチローラ33L、33R、34L、34Rは、待機位置にあり、ブレーキ機構40でその位置が保持されているため、ピンチローラ33L、33R、34L、34Rが、知らないうち移動するような不都合は生じない。決まった位置に保たれたピンチローラ33L、33R、34L、34Rへ、第1・第2ローラ電極17、23を臨ませることができる。
図5の第2ローラ電極移動機構53を作動させて、図7(a)に示すように、第1・第2ローラ電極17、23の間隔を狭め、第1ローラ電極17と第2ローラ電極23で第1・第2のローラ12、13を挟む。この間、第1ローラ電極17と第2ローラ電極23が、ピンチローラ33L、33R、34L、34Rに当たることはなく、図1に示す第1・第2スライダ16、22が上下に移動することはない。
図7(b)に示すように、第1ローラ電極17と第2ローラ電極23で第1・第2のローラ12、13が挟まれている。この状態で、左上ピンチローラ33Lと右上ピンチローラ33Rを互いに接近させ、左下ピンチローラ34Lと右下ピンチローラ34Rを互いに接近させる。すると、第1ローラ電極17の中心に第1切削具18の先が一致するように図1の第1・第2スプリング37、38が伸縮して第1スライダ16が上昇又は下降する。第2スライダ22についても同様である。
図1に示すブレーキ機構40、40を制動状態(ピンチローラ33L、34Lが横移動しない状態)にする。この状態では、第1・第2ローラ電極17、23が横移動する心配がない。
図7(b)にて、第1のローラ12をローラ駆動源43により回す。すると、第1・第2ローラ電極17、23及び第2のローラ13が同期して回る。
回転中の第1ローラ電極17を第1切削具18で切削し整形すると共に第2ローラ電極23を第2切削具24で切削し整形する。
第1切削具18が第1ローラ電極17の外周に切り込むと、大きな切削抵抗が発生する。この切削抵抗を超える切削抵抗対応トルクを第1ローラ駆動源43で発生させる。第1ローラ駆動源43は、図6にてロボット48ではなく、整形装置10に設けられているため、ローラ駆動源43を大きくして重くしても、ロボット48に負担が掛かる心配はない。
次に変更例を説明する。
図8に示すように、シーム溶接用ローラ電極の整形装置10Bは、機台11Bと、この機台11Bに設けた第1のローラ12B及び第2のローラ13とからなる。第1のローラ12Bはローラ駆動源43を備えている。
図9に示すように、第1のローラ12Bは、新品の第1ローラ電極17の外周の断面と同じ断面の整形溝63を有する特殊な溝付きローラである。第2のローラ(図8、符号13)は、第1のローラ12と同じである他、図2に示す第1のローラ12のような単純な溝付きローラであってもよい。ただし、整形加工時間を短縮するには、第2のローラ13も整形溝63を有する特殊な溝付きローラであることが望まれる。
次に、シーム溶接用ローラ電極の整形装置10Bの作用を説明する。
図10に示すように、ロボット48とは独立して設けられ且つアーム49の旋回領域内に第1のローラ12B及びこの第1のローラ12Bとは別の第2のローラ13を配置する。
ロボット48を作動させて第1ローラ電極17と第2ローラ電極23で第1・第2のローラ12B、13を挟むようにして第1・第2ローラ電極17、23の外周を第1・第2のローラ12B、13の外周に接触させる。
なお、第1・第2のローラ12B、13の外径は、同一であっても、異ならせてもよい。しかし、同径であればなお良い。その理由は次の通りである。
第1のローラ12Bと第2のローラ13が同径であるため、第1・第2ローラ電極17、23の径が変わっても、第1・第2のローラ12B、13の回転中心を結ぶ線と、第1・第2ローラ電極17、23の回転中心を結ぶ線の位置関係は一定のままである。
第1・第2のローラ12B、13の回転中心を結ぶ線と、第1・第2ローラ電極17、23の回転中心を結ぶ線の位置関係が変わらないため、整形する際のロボット48の位置を大きく変える必要が無く、ロボット48の制御が簡便になる。
図6に示す第1・第2のローラ12、13も同じ理由で、同じ径であることが望まれる。
図10において、第1・第2ローラ電極17、23の外周を第1・第2のローラ12B、13の外周に接触させるタイミングの前、同時又は後に、第1のローラ12Bを回す。そして、図5に示す第2ローラ電極移動機構53により、第2電極ローラ23を第1電極ローラ17に接近させる。
すなわち、図11(a)にて、外周が変形している第1ローラ電極17を、回転する第1のローラ12Bの整形溝63に押し付ける。
すると、図11(b)に示すように、整形溝63により第1ローラ電極17の外周が塑性変形する。結果、第1ローラ電極17の外周が整形溝63と同形になる。
塑性加工に伴って、第1のローラ12の転がり抵抗は増加するが、第1のローラ12の負荷は図9に示すローラ駆動源43が負担する。なお、塑性加工は、切削に比べてローラ電極を回すトルクは小さくて済む。したがって、ローラ電極自体の回転力で塑性加工が可能な場合は、第1・第2ローラ12B、13にはローラ駆動源43は不要である。
ところで、切削による整形と整形溝による整形には、次に述べる差異がある。
切削による整形は、変形の程度に関係なく、実施できる。反面、第1・第2ローラ電極17、23から切り屑を排除するため、第1・第2ローラ電極17、23の径が小さくなり、第1・第2ローラ電極17、23の使用時間が短くなる。
整形溝による整形は、切り屑が出ないため、第1・第2ローラ電極17、23の径の変化が小さく、第1・第2ローラ電極17、23の使用時間が長くなる。反面、変形が軽度の場合に好適であり、変形が大規模になると、整形が難しくなる。
これらのことを考慮した設備レイアウトの好適例を次に説明する。
図12に示すように、搬送路64で車体65が搬送される。搬送路64の側方にロボット48が配置され、このロボット48の旋回範囲内に整形装置10と整形装置10Bとが置かれている。第1・第2ローラ電極17、23は、車体65の10〜20台にシーム溶接を施した後に、整形装置10Bで整形される。
また、第1・第2ローラ電極17、23は、3時間程度車体65にシーム溶接を施した後に、整形装置10で整形される。
図10に示す整形装置10Bでは、第1・第2のローラ12B、13からなる2つのローラを備えたが、図13に示すように、ローラの数は任意である。
すなわち、図13(a)に示すように、第1・第2ローラ電極17、23の間に、1個の第1のローラ12Bだけを配置してもよい。
また、図13(b)に示すように、上下2個の第1のローラ12B、12Bと、上下2個の第2のローラ13、13とを配置してもよい。
また、図13(c)に示すように、1個の第1のローラ12Bと、上下2個の第2のローラ13、13とを配置してもよい。
また、図9では、ローラ駆動源43で第1のローラ12Bを駆動したが、ローラ駆動源43とは別の駆動源で、直接的に第1・第2ローラ電極17、23を駆動するようにしてもよい。その具体例を、図14、図15で説明する。
図14に示す整形装置10では、機台11Cに、軸受ブロック67を用いて第1のローラ12Cを回転自在に取付け、軸受ブロック67の上にて機台11Cに上駆動源68を取付け、軸受ブロック67の下にて機台11Cに下駆動源69を取付けた。上・下駆動源68、69の先端は多角柱形状とされる。
第1ローラ電極17の回転中心にソケット71が固定され、このソケット71に上駆動源68の先端が嵌められ、上駆動源68で第1ローラ電極17が回される。このときには、第1ローラ電極駆動源52は回転自在(モータであれば通電を中止する。)とされる。
同様に、第2ローラ電極23の回転中心にソケット72が固定され、このソケット72に下駆動源69の先端が嵌められ、下駆動源69で第2ローラ電極23が回される。
第1・第2ローラ電極17、23を回転するにも拘わらず、上・下駆動源68、69が、整形装置10C側に設けられているため、ロボットアーム49側のシーム溶接機構50が重くなる心配はない。
また、図15に示す整形装置10Dでは、機台11Dに駆動源73を取付けた。この駆動源73の回転軸74に駆動ギヤ75が取付けられている。
また、第1ローラ電極17に上従動ギヤ76が取付けられ、第2ローラ電極23に下従動ギヤ77が取付けられている。なお、第1のローラ(図8、符号12B)と第2のローラ(図8、符号13)との間に、駆動ギヤ75が相対的に出入りするため、駆動ギヤ75が、第1・第2のローラに干渉する心配はない。
駆動ギヤ75で上・下従動ギヤ76、77を同期して回すことができる。
第1・第2ローラ電極17、23を回転するにも拘わらず、駆動源73が、整形装置10D側に設けられているため、ロボットアーム49側のシーム溶接機構50が重くなる心配はない。
尚、実施例ではワークは2枚としたが、2枚以上であってもよい。これらのワークは、炭素鋼板に代表される鉄系鋼板、アルミニウム板に代表される軽金属板の何れでもよい。
また、図1に示す整形装置10は、実施例では第1・第2のローラ12、13を水平線上に並べたが、第1・第2のローラ12、13は、鉛直線上や斜めの線上に並べても良い。ロボット48により、第1・第2ローラ電極17、23の姿勢を自由に替えることができるからである。したがって、機台11の正面は鉛直面である他、水平面、傾斜面であってもよい。
また、待機中に、ピンチローラ33L、33Rが移動することが皆無であれば、図1に示すブレーキ機構40、40は省くことができる。これにより、シーム溶接用ローラ電極の整形装置10の簡略化、小型化及び軽量化が図れる。
本発明は、一対のローラ電極の整形に好適である。
10、10B、10C、10D…シーム溶接用ローラ電極の整形装置、11、11B、11C、11D…機台、12、12B…第1のローラ、12a…第1のローラの回転中心、13…第2のコーラ、13a…第2のローラの回転中心、16…第1スライダ、17…第1ローラ電極、17a…第1ローラ電極の回転中心、18…第1切削具、22…第2スライダ、23…第2ローラ電極、23a…第2ローラ電極の回転中心、24…第2切削具、27…第1・第2ローラ電極の回転中心を結ぶ線、28…第1・第2のローラの回転中心を結ぶ線、30…第1把持機構、30B…第2把持機構、33L、33R、34L、34R…ピンチローラ、43…ローラ駆動源、48…ロボット、49…ロボットのアーム、50…シーム溶接機構、56…ワーク(第1ワーク)、57…ワーク(第2ワーク)、63…整形溝。

Claims (4)

  1. ロボットのアームに取付けられている第1ローラ電極及び第2ローラ電極の形を整えるシーム溶接用ローラ電極の整形装置において、
    この整形装置は、前記ロボットとは独立して設けられ且つ前記アームの旋回領域内に配置され、
    前記第1・第2ローラ電極の回転中心を結ぶ線に対して直交する線上に配置され前記第1・第2ローラ電極の外周に接する第1のローラ及び第2のローラと、
    前記第1のローラと前記第2のローラの少なくとも一方を駆動するローラ駆動源と、
    前記第1のローラ及び第2のローラを回転自在に支える機台と、この機台に前記第1・第2ローラ電極の回転中心を結ぶ線に沿って移動可能に取付けられる第1・第2スライダと、
    前記第1スライダに設けられ前記第1ローラ電極の外周を把持する第1把持機構と、前記第1スライダに前記第1ローラ電極の回転中心に向かって移動可能に取付けられ前記第1把持機構で把持された前記第1ローラ電極の外周を切削する第1切削具と、
    前記第2スライダに設けられ前記第2ローラ電極の外周を把持する第2把持機構と、前記第2スライダに前記第2ローラ電極の回転中心に向かって移動可能に取付けられ前記第2把持機構で把持された前記第2ローラ電極の外周を切削する第2切削具と、を備えていることを特徴とするシーム溶接用ローラ電極の整形装置。
  2. 前記第1のローラは、回転しつつ前記第1・第2ローラ電極の外周部を整形する整形溝を備えていることを特徴とする請求項1記載のシーム溶接用ローラ電極の整形装置。
  3. 複数枚のワークを重ね、これらを第1・第2ローラ電極で挟み、通電してシーム溶接を行うに際し、前記第1・第2ローラ電極がロボットのアームに取付けられており、前記第1・第2ローラ電極が摩耗や押圧により許容限界を超えて変形したときに、前記第1・第2ローラ電極の形を整えるシーム溶接用ローラ電極の整形方法であって、
    前記ロボットとは独立して設けられ且つ前記アームの旋回領域内に配置されるとともに、機台に回転自在に支えられた第1・第2のローラ及び、前記機台に前記第1・第2ローラ電極の回転中心を結ぶ線に沿って移動可能に取付けられた第1・第2スライダに、前記第1・第2ローラ電極の回転中心に向かって移動可能に取付けられた第1・第2切削具を準備する工程と、
    前記ロボットを作動させて前記第1ローラ電極と前記第2ローラ電極で前記第1・第2のローラを挟むようにして前記第1・第2ローラ電極の外周を前記第1・第2のローラの少なくともいずれか一方の外周に接触させる工程と、
    少なくとも前記第1のローラをローラ駆動源により回すことで、前記第1・第2ローラ電極及び前記第2のローラを同期して回す工程と、
    前記第1・第2スライダに設けられた第1・第2把持機構で前記第1・第2ローラ電極の外周を把持し、回転中の前記第1ローラ電極を前記第1切削具で切削し整形すると共に前記第2ローラ電極を前記第2切削具で切削し整形する工程と、からなることを特徴とするシーム溶接用ローラ電極の整形方法。
  4. 前記第1のローラと前記第2のローラは、同じ外径であることを特徴とする請求項1記載のシーム溶接用ローラ電極の整形装置。
JP2015229484A 2014-12-05 2015-11-25 シーム溶接用ローラ電極の整形装置及び整形方法 Active JP6307487B2 (ja)

Priority Applications (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
BR112017011605-7A BR112017011605A2 (ja) 2014-12-05 2015-12-01 A shaping device and a plastic surgery method of a rotating circular electrode for seam welding
CA2969649A CA2969649C (en) 2014-12-05 2015-12-01 Shaping device and shaping method for roller electrode for seam welding
PCT/JP2015/083702 WO2016088739A1 (ja) 2014-12-05 2015-12-01 シーム溶接用ローラ電極の整形装置及び整形方法
GB1709329.5A GB2547870A (en) 2014-12-05 2015-12-01 Shaping device and shaping method for roller electrode for seam welding
US15/532,759 US10850345B2 (en) 2014-12-05 2015-12-01 Shaping device for roller electrode for seam welding
MX2017007179A MX2017007179A (es) 2014-12-05 2015-12-01 Dispositivo de moldeo y metodo para moldear para electrodo de rodillo para soldadura de costura.
MYPI2017702036A MY183798A (en) 2014-12-05 2015-12-01 Shaping device and shaping method for roller electrode for seam welding
CN201580065748.2A CN107000110B (zh) 2014-12-05 2015-12-01 缝焊用滚轮电极的整形装置及整形方法

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014247121 2014-12-05
JP2014247121 2014-12-05

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016107342A JP2016107342A (ja) 2016-06-20
JP6307487B2 true JP6307487B2 (ja) 2018-04-04

Family

ID=56121777

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015229484A Active JP6307487B2 (ja) 2014-12-05 2015-11-25 シーム溶接用ローラ電極の整形装置及び整形方法

Country Status (7)

Country Link
US (1) US10850345B2 (ja)
JP (1) JP6307487B2 (ja)
CN (1) CN107000110B (ja)
BR (1) BR112017011605A2 (ja)
CA (1) CA2969649C (ja)
GB (1) GB2547870A (ja)
MX (1) MX2017007179A (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190080908A (ko) * 2016-11-04 2019-07-08 에이케이 스틸 프로퍼티즈 인코포레이티드 용접륜 청소 시스템
CN110815904B (zh) * 2019-11-19 2021-09-14 江西优朋新能源科技有限公司 一种锂电池负极材料加工设备
US11828190B2 (en) 2021-11-18 2023-11-28 General Electric Company Airfoil joining apparatus and methods

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6037177Y2 (ja) * 1982-02-03 1985-11-05 堀江金属工業株式会社 シ−ム溶接機の電極ロ−ル整形装置
JPH0231274Y2 (ja) * 1986-03-31 1990-08-23
JP2755617B2 (ja) * 1988-10-05 1998-05-20 株式会社東芝 露光制御装置
JPH0646634Y2 (ja) * 1989-01-25 1994-11-30 鬼頭工業株式会社 電極ローラ整形装置
JPH0347755Y2 (ja) * 1989-02-28 1991-10-11
JP2741561B2 (ja) * 1992-06-30 1998-04-22 ナストーア株式会社 溶接電極輪の自動整形装置
JPH11309585A (ja) * 1998-04-23 1999-11-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd シーム溶接装置
JP2000097022A (ja) * 1998-09-21 2000-04-04 Honda Motor Co Ltd エンジンの排気管製造方法及び同製造装置
JP5041265B2 (ja) 2005-06-29 2012-10-03 株式会社不二越 溶接電極の整形機構を備えたロボットシーム溶接装置および溶接電極整形方法
CN2877962Y (zh) * 2006-04-18 2007-03-14 李广庆 电子数控金刚石磨轮修整机
JP3132416U (ja) * 2007-03-28 2007-06-07 愛知産業株式会社 回転電極を整形する電極整形機。
JP2010029883A (ja) * 2008-07-25 2010-02-12 Toyota Motor Corp 溶接用電極チップの整形装置およびその整形方法
JP5204235B2 (ja) * 2008-09-01 2013-06-05 株式会社キョクトー チップ成形機

Also Published As

Publication number Publication date
CN107000110B (zh) 2019-05-28
US10850345B2 (en) 2020-12-01
CN107000110A (zh) 2017-08-01
GB2547870A (en) 2017-08-30
BR112017011605A2 (ja) 2018-01-09
JP2016107342A (ja) 2016-06-20
US20180015563A1 (en) 2018-01-18
GB201709329D0 (en) 2017-07-26
MX2017007179A (es) 2018-06-06
CA2969649A1 (en) 2016-06-09
CA2969649C (en) 2019-05-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6307487B2 (ja) シーム溶接用ローラ電極の整形装置及び整形方法
US9192972B2 (en) Forming method and forming device
JP2012076183A (ja) 工作機械におけるワーククランプ装置
JP2007000901A (ja) パンチプレスのバリ取りツール
CN102267042B (zh) 一种风电设备轴承整体保持架加工方法及兜孔加工装置
CN107552701A (zh) 一种带电塑性装置的辊锻成形设备
JP2006095597A (ja) パンチプレスのバリ取りツール
CN107377685B (zh) 一种汽车半轴校直装置
CN216029354U (zh) 一种旋风铣液压中心支架
EP3263323A1 (en) Press machine
JP5393358B2 (ja) 板曲げプレス
JP2008200805A (ja) 作業ロール装置
JP4472958B2 (ja) 順送りプレス加工装置
JP2016120505A (ja) ロールヘミング加工装置
WO2016088739A1 (ja) シーム溶接用ローラ電極の整形装置及び整形方法
CN210587627U (zh) 复杂焊缝铝合金搅拌摩擦焊的专用工装夹具
JP2020078820A (ja) ロール成形方法及びロール成形装置
CN209986477U (zh) 一种圆柱滚子表面强化处理装置
JP2011148006A (ja) パンチプレスのバリ取りツール
JP2010184269A (ja) 回転型塑性加工装置
CN114453471B (zh) 钣件折边装置
JP2014087820A (ja) 逐次成形用駆動装置、逐次成形用駆動ユニット、逐次成形用駆動ユニット群および逐次成形装置
KR101508094B1 (ko) 링밀을 이용한 단차링의 가공방법
CN210280830U (zh) 剪板机动刀可调装置
CN107234542A (zh) 多尺寸圆柱形工件表观打磨夹具

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20160328

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160727

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170523

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170721

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171219

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180219

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180306

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180312

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6307487

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150