JP6065411B2 - ロールプレス装置 - Google Patents

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Description

本発明は、一対のローラを備え、該ローラの周面間のギャップに被圧縮物を通してプレスするロールプレス装置に関するものである。
例えば、特開2000−133251号公報(特許文献1)には、電極材料をプレスするためのロールプレス装置が記載されている。特許文献1記載のロールプレス装置は、上下に配設された一対のローラと、該ローラを軸芯回りで回動可能に支持するフレームとを備えている。下側のローラは、フレームに対し固定された構造となっており、上側のローラは、フレームに設けられたガイドに沿って液圧シリンダにより上下方向に摺動可能な構造となっている。このような構造のロールプレス装置によれば、液圧シリンダによる予圧の範囲内において電極材料の厚さを薄くする方向に加圧力を加えることができる。
特開2000−133251号公報
一般的に、電極材料をプレスするためのロールプレス装置では、数十μmの電極材料を数十TNの加圧力で±数μmの精度にプレスする必要がある。ところが、上述の特許文献1記載のロールプレス装置では、液圧シリンダにより上側のローラを上下方向に摺動させて一対のローラの周面間のギャップ長の調整を行い、液圧シリンダによる与圧の範囲内において電極材料の厚さを薄くする方向に加圧力を加える構造である。すなわち、ギャップ調整の方向とプレス荷重の方向が同一方向となる構造であるため、重量が重い一対のローラの周面間のギャップ長を微調整することは困難である。また、液圧シリンダを作動させるポンプや配管等が必要となるため、ロールプレス装置の構成が複雑となる。また、液圧シリンダによる与圧の範囲内において加圧力を加える構造であるため、ストレスパス(力が掛かっている経路)は液圧シリンダからフレームを通って第1および第2ローラに至る長い経路となり、ロールプレス装置が大型化する傾向にある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、一対のローラの周面間のギャップ長の微調整が容易であり、簡易な構成で小型なロールプレス装置を提供することを目的とする。
(請求項1)本発明のロールプレス装置は、軸同士が平行かつ並列に、周面間にギャップを有して配置された第1および第2ローラと、前記第1および第2ローラを軸回りでそれぞれ回転可能に支持する第1および第2支持部材と、前記第1および第2支持部材の一方を他方に対し、前記第1および第2ローラによる圧縮方向以外の第1方向の移動を許容し、前記第1方向に直交する第2方向の移動を規制するガイド部材と、前記ガイド部材による許容方向に前記第1および第2支持部材の一方を移動させることにより前記第1および第2ローラの周面間の前記ギャップ長を調整するギャップ調整装置と、前記第1および第2ローラをそれぞれ回転駆動し、前記ギャップに通される被圧縮物をプレスする駆動装置と、を備え、前記ギャップ調整装置は、前記第1および第2ローラの一方を前記第1方向へ移動させて、移動させたローラの移動距離によって、前記被圧縮物の圧縮後の厚さに合わせて、前記第1および第2ローラの周面間の前記ギャップ長を調整する
(請求項2)前記ガイド部材の前記許容方向は、前記被圧縮物の送り方向であるようにしてもよい。
(請求項3)前記ギャップ調整装置は、前記第1および第2ローラの軸がローラ移動前の静止状態での前記第1方向の位置を含まない範囲で、前記第1および第2支持部材の一方を移動させることにより前記ギャップ長を調整するようにしてもよい。

(請求項1)ガイド部材は、第1および第2ローラをそれぞれ支持する第1および第2支持部材の一方を他方に対し、第1および第2ローラによる圧縮方向以外の第1方向の移動を許容し、第1方向に直交する第2方向の移動を規制する。そして、ギャップ調整装置は、第1および第2支持部材の一方を移動させることにより第1および第2ローラの周面間のギャップ長を調整する。例えば、第1および第2ローラが垂直方向(第2方向)に圧縮し、第1支持部材が第2支持部材に対し水平方向(第1方向)に移動すると、そのときの第1および第2ローラの周面間のギャップ長は、第1支持部材(第1ローラ)の移動距離と、第1および第2ローラの周面間の初期のギャップ長と、第1および第2ローラの半径とにより数式で表すことができる。そして、第1支持部材(第1ローラ)の移動距離を横軸、第1および第2ローラの周面間のギャップ長を縦軸にしてグラフで表すと、第1および第2ローラの周面間のギャップ長は、第1支持部材(第1ローラ)の移動距離が増加するにつれて指数関数的に増加する。
ここで、被圧縮物として厚さの薄いフィルム、例えば厚さが数十μmの電極材料をプレスするとすれば、第1および第2ローラの周面間のギャップ長は数十μmであるのに対し、第1および第2ローラの半径は数百mmであり、第1支持部材(第1ローラ)を大きく移動させても、第1および第2ローラの周面間のギャップ長の変化量は小さくなる。このようにギャップ調整の方向とプレス荷重の方向が異なる方向となる構造であるため、重量が重い第1および第2ローラの周面間のギャップ長の微調整が容易となり、被圧縮物を高精度な厚さにプレスすることができる。
また、従来必要であった液圧シリンダ、ポンプおよび配管等が不要となるため、ロールプレス装置の部品点数を削減することができロールプレス装置の構成が簡易となる。また、プレス荷重はガイド部材が受ける構造であるため、ストレスパス(力が掛かっている経路)はガイド部材から第1および第2ローラに至る経路となり、従来の液圧シリンダからフレームを通って第1および第2ローラに至る経路よりも短い経路となり、ロールプレス装置を小型化することができる。
(請求項2)ガイド部材は、第1および第2ローラをそれぞれ支持する第1および第2支持部材の一方を他方に対し、被圧縮物の送り方向の移動を許容する。例えば、被圧縮物の送り方向を水平方向に設定すると、第1ローラおよび第2ローラを垂直方向に配置し、第1ローラを第2ローラに対し水平方向に移動可能に構成すればよい。よって、ロールプレス装置の構造はシンプルとなり、装置の小型化をより一層図ることができる。
(請求項3)ギャップ調整装置は、第1および第2ローラの周面間のギャップ長が初期状態である場合を含まない範囲で、第1および第2支持部材の一方を移動させることによりギャップ長を調整する。第1および第2ローラの周面間のギャップ長が初期状態であるときから、例えば、第1支持部材が第2支持部材に対し一方向に移動すると第1および第2ローラの周面間のギャップ長は次第に大きくなるが、他方向に移動しても該ギャップ長は次第に大きくなる。このため、第1および第2ローラの周面間のギャップ長が初期状態である場合を含む範囲で第1支持部材を一方向および他方向に移動させていると、該ギャップを小さくしているつもりが大きくしてしまうおそれがある。よって、第1および第2ローラの周面間のギャップ長が初期状態である場合を含まない範囲で第1支持部材を一方向および他方向に移動させることにより、該ギャップ長の大きさを確実に調整することができる。
ロールプレス装置をローラの回転軸方向から見た図である。 図1のA−A線断面図である。 (A)は、第1および第2ローラの周面間のギャップ調整前の初期ギャップ状態を示す図、(B)は、ギャップ調整後の調整ギャップ状態を示す図、(C)は、ギャップ間に被圧縮物を通す状態を示す図、(D)は、ギャップ間から被圧縮物を外すリタイヤ状態を示す図である。 第1ローラの移動による第1および第2ローラの周面間のギャップ長の状態を示す図である。 第1および第2ローラの周面間のギャップ長と第1ローラの移動距離との関係を示す図である。 本実施形態のロールプレス装置のストレスパスを示す図である。 従来のロールプレス装置のストレスパスを示す図である。 ガイド部材の別例を備えたロールプレス装置を図2に対応させて示す図である。
(1.ロールプレス装置の機械構成)
ロールプレス装置は、数十μmの電極材料を数十TNの加圧力で±数μmの精度にプレスするための装置であり、図1及び図2を参照して説明する。
図1及び図2に示すように、ロールプレス装置1は、第1および第2ローラ2,3と、第1および第2支持部材4,5と、ガイド部材6a,6bと、ギャップ調整装置7と、駆動装置8とから概略構成される。
第1および第2ローラ2,3は、例えば、ステンレスにより径が数百mmの円柱状に形成されている。第1および第2ローラ2,3の両端面21a,21b,31a,31bの各中心には、第1および第2ローラ2,3の径より小径のローラ軸22,32が貫通して突設されている。第1および第2ローラ2,3は、第1および第2支持部材4,5に収容され、ローラ軸22,32同士が平行かつ並列に、ローラ周面23,33同士が所定距離のギャップGをあけて上下に配置されている。第1および第2ローラ2,3は、ローラ周面23,33間のギャップGに通される金属箔の表裏面の少なくとも一方に活物質が塗布された電極材料をプレスする。
第1および第2支持部材4,5は、例えば、ステンレスにより第1および第2ローラ2,3を内部に収容可能な中空箱状に形成されている。第1および第2支持部材4,5の両側面41a,41b,51a,51bには、第1および第2支持部材4,5内部に収容された第1および第2ローラ2,3のローラ軸22,32を嵌合可能なベアリング42a,42b,52a,52bが嵌合されている。第1および第2支持部材4,5は、ベアリング42a,42b,52a,52bを介して第1および第2ローラ2,3をローラ軸22,32回りでそれぞれ回転可能に支持する。第2支持部材5の上面51cにおける側面51aと直角な側面51d側には、ギャップ調整装置7が取付けられる突設部53が設けられている。
ガイド部材6a,6bは、既知のリニアガイドであり、レール状に形成されたベース61a,61bおよびスライダ62a,62b等を備えて構成されている。ベース61a,61bは、断面形状が略T字状にそれぞれ形成され、スライダ62a,62bは、断面形状がベース61a,61bの略T字上部に係合可能な横向きの略C字状にそれぞれ形成されている。ベース61a,61bは、第1および第2ローラ2,3のローラ軸22,32と直角であって第2支持部材5の上面51cの両側縁部にて平行かつ並列にそれぞれ固着されている。
スライダ62a,62bは、ベース61a,61bに内蔵された図略のボールを介してベース61a,61bと係合可能なように、第1および第2ローラ2,3のローラ軸22,32と直角であって第1支持部材4の下面41cの両側縁部にて平行かつ並列にそれぞれ固着されている。スライダ62a,62bが固着されている第1支持部材4は、ベース61a,61bが固着されている第2支持部材5に対し、水平方向(圧縮方向以外の第1方向)の移動が許容され、垂直方向(第1方向に直交する第2方向)の移動が規制されている。すなわち、第1支持部材4(第1ローラ2)の移動は、矢印Hで示す許容方向(水平方向)に許容され、矢印Vで示す規制方向(垂直方向)に規制されている。
ギャップ調整装置7は、ガイド部材6a,6bによる水平方向に第1支持部材4を移動させることにより第1および第2ローラ2,3のローラ周面23,33間のギャップ長を調整する装置であり、ボールネジ機構71と、モータ72等とを備えて構成されている。ボールネジ機構71の第1ナット71aは、第1支持部材4の側面41aと直角な側面41dに設けられた穴41eに挿入されボルト固定されている。ボールネジ機構71の第2ナット71bは、第1ナット71aと同軸となるように第2支持部材5の突設部53に設けられた穴51eに挿入されボルト固定されている。ボールネジ機構71のボールネジ71cは、第1、第2ナット71a,71bに螺合され一端がモータ72のモータ軸に連結されている。モータ72は、第2支持部材5の突設部53にボルト固定されている。
駆動装置8は、第1および第2ギヤ81,82と、モータ83とを備えて構成されている。第1および第2ギヤ81,82は、動力伝達用のモジュールの大きなギヤであり、第1および第2ローラ2,3のローラ軸22,32に相互に噛合するようにそれぞれ取付けられている。モータ83は、モータ軸に取付けられたギヤ84と第2ギヤ82とが噛合するように第2支持部材5に取付けられている。第1および第2ギヤ81,82は、同一歯数に設定され、且つ直接噛合しているため、第1および第2ローラ2,3は、同一周速で反対方向に回転する構造となっている。
(2.ロールプレス装置の動作)
準備工程として、第1および第2ローラ2,3のローラ周面23,33間のギャップ長(以下、単にギャップ長という)を電極材料のプレス後の厚さと同一となるように調整する。具体的には、図3(A),(B)に示すように、ギャップ調整装置7のモータ72を駆動し、第1支持部材4(第1ローラ2)を第2支持部材5(第2ローラ3)に対し水平方向Hに移動させ、第1支持部材4に支持された第1ローラ2のローラ周面23を第2支持部材5に支持された第2ローラ3のローラ周面24から離間させる。すると、ギャップ長は、図3(A)に示すように、初期状態ではToであったものが、図3(B)に示すように、Tに増加する。
ここで、図4Aに示すように、ギャップ長Tは、第1支持部材4(第1ローラ2)の移動距離Lと、初期のギャップ長Toと、第1および第2ローラ2,3の半径Rとにより次式(1)で表すことができる。
Tn=((2R+To)^2+L^2)^0.5−2R・・・(1)
そして、図4Bに示すように、第1支持部材4(第1ローラ2)の移動距離Lを横軸、ギャップ長Tを縦軸にしてグラフで表すと、ギャップ長Tは、第1支持部材4(第1ローラ2)の移動距離Lが増加するにつれて指数関数的に増加する。このように、ギャップ調整装置7によりギャップ長Tを電極材料のプレス後の厚さと同一となるように調整する。
ただし、ギャップ長Tが初期状態(To)である場合を含まない範囲で、第1支持部材4を移動させることによりギャップ長Tを調整する。ギャップ長Tが初期状態Toであるときから、第1支持部材4が第2支持部材5に対し一方向に移動するとギャップ長Tは次第に大きくなるが、他方向に移動してもギャップ長Tは次第に大きくなる。このため、ギャップ長Tが初期状態である場合を含む範囲で第1支持部材4を一方向および他方向に移動させていると、ギャップ長Tを小さくしているつもりが大きくしてしまうおそれがある。よって、ギャップ長Tが初期状態Toである場合を含まない範囲で第1支持部材4を一方向および他方向に移動させることにより、ギャップ長Tの大きさを確実に調整することができる。
次に、生産工程として、電極材料をロールプレス装置1に供給してプレスする。具体的には、図3(C)に示すように、駆動装置8のモータ83を駆動し、第1および第2ローラ2,3を回転させ、ギャップGに電極材料Eを送り方向S(この例では、水平方向H)に送り込む。すると、電極材料Eの先端部が逆回転している第1および第2ローラ2,3のローラ周面23,33間に引き込まれて圧縮方向P(この例では、第1ローラ2の中心から第2ローラ3の中心に向かう方向)に圧縮され、電極材料Eの厚さは、調整したギャップ長Tにプレスされる。そして、所定長の電極材料Eのプレスが終了したら、電極材料Eをロールプレス装置1から取出す。具体的には、駆動装置8のモータ83の駆動を停止し、ギャップ調整装置7のモータ72を再駆動し、第1支持部材4を第2支持部材5に対し送り方向S(水平方向H)に移動させる。これにより、図3(D)に示すように、第1ローラ2のローラ周面23を第2ローラ3のローラ周面24から大きく離間させることができるので、電極材料をロールプレス装置1から容易に取出すことができる。
(3.ロールプレス装置の作用効果)
ガイド部材6a,6bは、第1および第2ローラ2,3をそれぞれ支持する第1支持部材4を第2支持部材5に対し、第1および第2ローラ2,3による圧縮方向以外の第1方向として水平方向の移動を許容し、第1方向に直交する第2方向として垂直方向の移動を規制する。そして、ギャップ調整装置7は、第1支持部材4を移動させることによりギャップ長Tを調整する。このロールプレス装置1は、厚さが数十μmの電極材料をプレスするのでギャップ長Tは数十μmであるのに対し、第1および第2ローラ2,3の半径Rは数百mmであり、第1支持部材(第1ローラ)4を大きく移動させても、ギャップ長Tの変化量は小さくなる。このようにギャップ調整の方向とプレス荷重の方向が異なる方向となる構造であるため、重量がある第1および第2ローラ2,3の周面23,33間のギャップ長Tの微調整が容易となり、電極材料を高精度な厚さにプレスすることができる。
また、従来必要であった液圧シリンダ、ポンプおよび配管等が不要となるため、ロールプレス装置1の部品点数を削減することができロールプレス装置1の構成が簡易となる。また、図5Aに示すように、本実施形態のロールプレス装置1においては、ストレスパス(力が掛かっている経路)Sは、プレス荷重Pがガイド部材6a,6bが受ける構造であるため、ガイド部材6a,6bから第1および第2ローラ2,3に至る点線で示す経路となる。一方、図5Bに示すように、従来のロールプレス装置90においては、ストレスパスSSは、液圧シリンダ91からフレーム92を通って第1および第2ローラ93,94に至る点線で示す経路となる。よって、本実施形態のロールプレス装置1におけるストレスパスSは、従来のロールプレス装置90におけるストレスパスSSよりも短い経路となり、本実施形態のロールプレス装置1を従来のロールプレス装置90よりも小型化することができる。
また、ガイド部材6a,6bは、第1および第2ローラ2,3をそれぞれ支持する第1支持部材4を第2支持部材5に対し、電極材料の送り方向の移動を許容する。電極材料の送り方向は水平方向であるため、第1ローラ2および第2ローラ3を垂直方向に配置し、第1ローラ2を第2ローラ3に対し水平方向に移動可能に構成すればよい。よって、ロールプレス装置1の構造はシンプルとなり、装置の小型化をより一層図ることができる。
(4.ロールプレス装置の別例の機械構成)
図6は、上述のガイド部材6a,6bとは別例のガイド部材を備えたロールプレス装置を図2に対応させて示す図であり、同一構成部材は同一番号を付してその詳細な説明は省略する。このロールプレス装置90のガイド部材9a,9bは、レール状に形成された突設部91a,91b、係合部92a,92bおよび複数個のころ93a,93b等を備えて構成されている。突設部91a,91bは、断面形状が矩形状であって、第2支持部材5の両側面51a,51bの上面51c側の両側縁部に水平方向に延在するようにそれぞれ一体形成されている。
係合部92a,92bは、断面形状が突設部91a,91bと係合可能な略C字形状であって第1支持部材4の両側面41a,41bの下面41c側の両側縁部に水平方向に延在するようにそれぞれ一体形成されている。複数個のころ93a,93bは、係合部92a,92bの内側の上下面において第1支持部材4の移動に伴って回転可能に並列配置されている。係合部92a,92bが一体形成されている第1支持部材4は、突設部91a,91bが一体形成されている第2支持部材5に対し、水平方向の移動が許容され、垂直方向、すなわち第1および第2ローラ2,3による圧縮方向の移動が規制されている。
このような構成のロールプレス装置90によれば、ガイド部材9a,9bは、第1および第2ローラ2,3をそれぞれ支持する第1支持部材4を第2支持部材5に対し、電極材料の送り方向の移動を許容する。電極材料の送り方向は水平方向であるため、第1ローラ2および第2ローラ3を垂直方向に配置し、第1ローラ2を第2ローラ3に対し水平方向に移動可能に構成すればよい。よって、ロールプレス装置90の構造はシンプルとなり、装置の小型化をより一層図ることができる。
(5.変形例)
上述の実施形態では、電極材料をプレスするロールプレス装置1について説明したが、フィルム状の被圧縮物をプレスするロールプレス装置であれば同様に適用可能である。また、第1支持部材4(第1ローラ2)を第2支持部材5(第2ローラ3)に対し移動許容・移動規制する構成としたが、第2支持部材5(第2ローラ3)を第1支持部材4(第1ローラ2)に対し移動許容・移動規制する構成としてもよい。また、移動の許容方向を水平方向、移動の規制方向を垂直方向としたが、これらの方向に限定されるものではなく、第1および第2ローラ2,3による圧縮方向、すなわち第1ローラ2の中心から第2ローラ3の中心に向かう方向以外の第1方向の移動を許容し、第1方向に直交する第2方向の移動を規制する構成であればよい。
1,90:ロールプレス装置、 2:第1ローラ、 3:第2ローラ
4:第1支持部材、 5:第2支持部材、 6a,6b,9a,9b:ガイド部材
7:ギャップ調整装置、 8:駆動装置
22,32:ローラ軸、 23,33:ローラ周面、 61a,61b:ベース
62a,62b:スライダ、 71:ボールネジ機構、 72:モータ
81:第1ギヤ、 82:第2ギヤ、 83:モータ、 T:ギャップ長
H:水平方向(第1方向、許容方向)、 V:垂直方向(第2方向、規制方向)
P:圧縮方向(第1ローラ2の中心から第2ローラ3の中心に向かう方向)

Claims (3)

  1. 軸同士が平行かつ並列に、周面間にギャップを有して配置された第1および第2ローラと、
    前記第1および第2ローラを軸回りでそれぞれ回転可能に支持する第1および第2支持部材と、
    前記第1および第2支持部材の一方を他方に対し、前記第1および第2ローラによる圧縮方向以外の第1方向の移動を許容し、前記第1方向に直交する第2方向の移動を規制するガイド部材と、
    前記ガイド部材による許容方向に前記第1および第2支持部材の一方を移動させることにより前記第1および第2ローラの周面間の前記ギャップ長を調整するギャップ調整装置と、
    前記第1および第2ローラをそれぞれ回転駆動し、前記ギャップに通される被圧縮物をプレスする駆動装置と、を備え、
    前記ギャップ調整装置は、前記第1および第2ローラの一方を前記第1方向へ移動させて、移動させたローラの移動距離によって、前記被圧縮物の圧縮後の厚さに合わせて、前記第1および第2ローラの周面間の前記ギャップ長を調整する、ロールプレス装置。
  2. 請求項1において、
    前記ガイド部材の前記許容方向は、前記被圧縮物の送り方向であるロールプレス装置。
  3. 請求項1又は2において、
    前記ギャップ調整装置は、前記第1および第2ローラの軸がローラ移動前の静止状態での前記第1方向の位置を含まない範囲で、前記第1および第2支持部材の一方を移動させることにより前記ギャップ長を調整するロールプレス装置。
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