JP3867872B2 - 動圧溝のプレス成形装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、流体動圧軸受け用の軸にスパイラルあるいはへリングボーン状の動圧溝を成形する方法に係わり、高速で簡単な動圧溝のプレス成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の、流体軸受けに用いられている軸にスパイラルあるいはへリングボーン状の動圧溝を成形する装置としては、例えば特開昭63ー280914に見られる図3あるいは図4に示す方法がある。図3の方法では、超硬合金あるいはダイス鋼などでできた直方体の硬質圧接体31の溝成形面と直方体の圧接体33の一平面の間に被成形体である軸1を適当な圧力を加えて挟み、硬質圧接体31と圧接体33を互いに逆方向に往復動させて軸1の外周に動圧溝を成形するものである。図4に示す方法は、円盤状の外周に溝成形した硬質圧接体11を、ローラ17により支持された軸1に圧力を加えて押し付け、硬質圧接体を回転させることにより、軸1の外周に動圧溝を成形するものである。このとき押し圧力によりローラ17が撓まないように、ローラ17がバックアップローラ23、24により支持されている。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】
図3の方法では、軸は両圧接体により挟み込まれているだけであり、軸1の両圧接体の運動方向に対する直角度がわずかでも狂うと、軸が傾き正確な溝形状の転写が行われないことや、硬質圧接体と圧接体で軸を強く挟み込むための特別な加圧装置が必要となるなどの問題があり、図4に示す従来の技術では、硬質圧接体11及びローラ17さらにバックアップローラ23、24の総数6個の回転ローラが必要で、軸に成形される動圧溝をミクロンオーダの高精度を実現するには、それぞれのローラの真円度、寸法、相対位置精度、さらに各ローラの回転軸の平行度をきわめて高精度に保つ必要があり、部品精度を高精度にし上げなければならにことや、組立て調整に手間がかかり、成形装置が極めて高価となる。また軸1の出し入れのために、円盤状の硬質圧接体11とローラとで相対的な移動させるための装置が必要となるなどの問題点があった。
【0004】
【問題点を解決するための手段】
ベース上のガイドにそって直線往復運動する平面サポートの直方体の硬質圧接体の溝成形面に平行な平面上に2個の支持ローラを、このローラの軸に平行で平面サポートの運動方向に対し垂直でかつ内面が互いに平行な平面をもつロ型のストッパー内に置き、このローラ2個により被成形軸を支持する。硬質圧接体は平面サポートの一端あるいは両端で固定したホルダに保持され、平面サポートと同時に同方向へ往復動するようにする。このときストッパーは平面サポートと切り離されてベースに固定されている。
【0005】
【作用】
平面同士の平行度を高精度に保ことは対面が互いに平行な直方体のスペーサを挟むことなどにより容易に実現できるので、ローラは硬質圧接体の運動方向が互いに平行なストッパ内面により支持され、ローラの中心軸方向及び硬質圧接体の運動方向の両方向に直角な方向が平面サポートにより支持されているので、2個のローラに支持された軸は常に硬質圧接体の運動方向に対し直角に維持されている。油圧あるいは空圧ピストンまたはネジとモータによる駆動装置により平面サポートをガイドにそって直線運動させると、硬質圧接体と平面サポートは連結されているため、両者は同一方向へ同一速度で移動する。支持ローラはベースに固定されたストッパー内に保持されているので、平面サポートの直線運動速度と同一の周速でその場で回転する。したがってローラに支持された軸はローラの周速と同一で逆方向に回転する。これは硬質圧接体の移動と同期した回転となり溝が軸外周に転写される。
【0006】
【実施例】
以下、図示した実施例に基づき本発明を説明する。
図1及び図2は本発明の第1の実施例で、軸1がローラ6、7の間におかれている。ローラ6、7は向きあった面が互いに平行なストッパー8により、硬質圧接体2の運動方向が拘束され、平面サポート3によりこれに直角な方向が拘束される。ストッパー8は適当な高さの脚柱14を介してベース10に固定されている。ストッパー8と9はローラ6及び7と接するそれぞれの体向面が互いに平行になるように、小スペーサ15、15’を挟んで、硬質圧接体の運動方向に対し直角に固定されている。硬質圧接体2は平面サポート3のローラ支持面に平行にホルダ5に保持されている。ホルダ5と平面サポート3は平行なスペーサ13を介して締結されており、ホルダ5は図示しないが後方より油圧ピストンのロッド12が締結されており、硬質圧接体2と平面サポート3をガイド4にそって往復動させる。駆動装置は油圧ピストンのほか空圧ピストンあるいはモータとボールネジでもよい。
【0007】
次に本実施例の作用について説明する。
いま、図2において、硬質圧接体2と平面サポート3が図中の矢印A,A’方向へ同時に同一速度で進むと、平面サポート3に接しているローラ6、7は図中の矢印B,B’の方向へ回転する。この時ローラ6、7に支持された軸1はローラ6、7の回転により硬質圧接体2の移動に同期して図の矢印Cの方向へ回転する。この時軸1の外周の速度と硬質圧接体2の移動速度は同一であり、位置ずれなく溝形状が軸1にプレス成形される。圧接力は硬質圧接体2の溝成形面と平面サポートの平面間の距離を調整することにより、自由に変えることが出来る。また、硬質圧接体2を後方へ移動させ軸1から完全に離すと軸1の上方の空間はあいているので、軸1の着脱が容易に行える効果もある。
【0008】
図3に本発明の第2実施例を示す。これは上記した第1実施例のホルダ5を平面サポート3の両端で平行なスペーサ13、及び14を介して固定したものである。作用及び効果は上記の第1実施例と同様であるが、ホルダ5’の両端を支持しているので、ホルダ5’のたわみが少なくなり、より大きな圧接荷重を付加出来、より深い溝を成形する場合や、軸方向に幅の広い溝を成形する場合に適する。
軸1の着脱は硬質圧接体2が軸から離れた状態で軸を軸方向に送って行うことにより容易にできる。
【0009】
【発明の効果】
本発明によれば、ローラ同士の平行でかつその軸心方向が硬質圧接体の運動方向に対し常に垂直維持することが容易で、平面サポートの運動がローラを介して軸1の回転運動に伝達されるので、軸1の回転運動が硬質圧接体の移動に常に同期しているので、溝形状が正確にプレス成形される。さらに、ローラの保持は平行度のよい平面の組み合わせだけで出来ているので、安価に精度のよい溝成形プレス装置が出来る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の要部斜視図。
【図2】本発明の第1実施例の要部正面図。
【図3】本発明の第2実施例の要部正面図。
【図4】従来の他の溝成形法の要部正面図。
【図5】従来の他の溝成形法の要部正面図。
【符号の説明】
1 軸 2 硬質圧接体
3 平面サポート 4 ガイド
5 ホルダ 6、7 ローラ
8、9 ストッパー 10 ベース
11 円盤状硬質圧接体 12 ピストンロッド
13、14 スペーサ 15 小スペーサ

Claims (1)

  1. 軸の外周にスパイラルあるいはへリングボーン状の動圧溝をプレス成形する装置において、ベースに固定したガイドにそって運動する平面サポートと、該平面サポートの一端または両端において平行なスペーサを介して固定されたホルダと、該ホルダ内に溝成形面がサポート面に平行になるように固定された直方体の硬質圧接体と、適当な高さの脚柱を介してベースに平面サポートをまたぐように固定されたその内向きの対面が互いに平行なロ型のストッパーと、該ストッパー内にその軸心方向が硬質圧接体の運動方向に対し垂直となるように置かれた2個のローラからなり、こららの2個のローラの上に被成形軸をのせることを特徴とする動圧溝のプレス成形装置。
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