JP2003290988A - 研削スラッジ圧縮・固形化方法およびその装置 - Google Patents

研削スラッジ圧縮・固形化方法およびその装置

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JP2003290988A JP2002092353A JP2002092353A JP2003290988A JP 2003290988 A JP2003290988 A JP 2003290988A JP 2002092353 A JP2002092353 A JP 2002092353A JP 2002092353 A JP2002092353 A JP 2002092353A JP 2003290988 A JP2003290988 A JP 2003290988A
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grinding sludge
inner cylinder
pressure
cylinder
piston
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Michiyuki Tameike
満行 溜池
Daijiro Yokomizo
大二郎 横溝
Kanji Nakamura
莞爾 中村
Takashi Yoshikawa
隆志 吉川
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Noritake Co Ltd
Nicotec Co Ltd
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NTN Corp
Noritake Co Ltd
Nicotec Co Ltd
NTN Toyo Bearing Co Ltd
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    • B30B9/06Presses specially adapted for particular purposes for squeezing-out liquid from liquid-containing material, e.g. juice from fruits, oil from oil-containing material using press rams co-operating with permeable casings or strainers
    • B30B9/067Presses specially adapted for particular purposes for squeezing-out liquid from liquid-containing material, e.g. juice from fruits, oil from oil-containing material using press rams co-operating with permeable casings or strainers with a retractable abutment member closing one end of the press chamber
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 研削スラッジを圧縮・固形化したときに内筒
の一端側の内面が摩耗せず、しかも、加圧ピストンの圧
力、速度の設定がうまくとれて良好なブリケットができ
ると共に省資源、省エネルギー化を図った研削スラッジ
圧縮・固形化方法およびその装置を提供することにあ
る。 【解決手段】 内筒49の長手方向の中間部に設けた投
入口53から前記内筒49内に研削スラッジを投入し、
上記内筒49の一端側に開閉自在に設けたゲート部材3
7へ加圧ピストン39によって前記研削スラッジを圧縮
加圧して前記研削スラッジを固形化する研削スラッジ圧
縮・固形化方法1において、前記加圧ピストン39を高
速移動し、前記投入口53を閉じた後は高圧低速度で前
記加圧ピストン39を移動して前記研削スラッジBを圧
縮・固化化することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、研削盤で加工さ
れた研削スラッジを圧縮・固形化せしめる研削スラッジ
圧縮・固形化方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、研削盤で加工された研削スラッジ
は、産業廃棄物としての例えば埋め立て地に埋め立てら
れていた。しかしながら、産業廃棄物として例えば研削
スラッジを埋め立て地に運ぶための費用が高くなってき
ていると共に埋め立て地がだんだん少なくなってきて対
処しきれなくなっている。
【0003】そこで、前記研削スラッジをリサイクルの
一環として圧縮・固形化して再利用することが検討化さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】研削スラッジを圧縮・
固形化する研削スラッジ圧縮・固形化装置が、今までに
種々開発されてきているが、完全なものができあがって
いないのが現状である。すなわち、研削スラッジを投入
するための投入口を長手方向の中間部に設けた内筒の一
端側に開閉可能のゲート部材を設け、前記内筒の他端側
に移動自在かつ前記内筒内の研削スラッジを前記ゲート
部材へ圧縮加圧する加圧ピストンを備えた研削スラッジ
圧縮・固形化装置が知られているが、前記内筒の一端側
はストレート形状となっているため、研削スラッジを圧
縮・固形化したときに内筒の一端側の内面における円周
方向に力が加わり摩耗してしまうという問題があった。
また、研削スラッジを圧縮・固形化してブリケットを形
成するのに、前記加圧ピストンの圧力、速度の設定がう
まくとれず良好なブリケットができていないと共に省資
源、省エネルギー化となっていなかった。
【0005】この発明は上述の課題を解決するためにな
されたもので、その目的は、研削スラッジを圧縮・固形
化したときに内筒の一端側の内面が摩耗せず、しかも、
加圧ピストンの圧力、速度の設定がうまくとれて良好な
ブリケットができると共に省資源、省エネルギー化を図
った研削スラッジ圧縮・固形化方法およびその装置を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1によるこの発明の研削スラッジ圧縮・固形化
方法は、内筒の長手方向の中間部に設けた投入口から前
記内筒内に研削スラッジを投入し、上記内筒の一端側に
開閉自在に設けたゲート部材へ加圧ピストンによって前
記研削スラッジを圧縮加圧して前記研削スラッジを固形
化する研削スラッジ圧縮・固形化方法において、前記加
圧ピストンを高速移動し、前記投入口を閉じた後は高圧
低速度で前記加圧ピストンを移動して前記スラッジを圧
縮・固形化することを特徴とするものである。
【0007】したがって、内筒の長手方向の中間部に設
けた投入口から前記内筒内に研削スラッジが投入され
る。上記内筒の一端側に開閉自在に設けたゲート部材へ
加圧ピストンによって前記研削スラッジを圧縮加圧して
前記研削スラッジが固形化される。そのときに、前記加
圧ピストンを高速移動し、前記投入口が閉じられた後、
高圧低速度で前記加圧ピストンが移動して前記スラッジ
が圧縮・固形化される。
【0008】而して、加圧ピストンの圧力、速度の設定
がうまくとれて良好なブリケットができると共に省資
源、省エネルギー化が図られる。
【0009】請求項2によるこの発明の研削スラッジ圧
縮・固形化装置は、研削スラッジを投入するための投入
口を長手方向の中間部に設けた内筒の一端側に開閉可能
のゲート部材を設け、前記内筒の他端側に移動自在かつ
前記内筒内の研削スラッジを前記ゲート部材へ圧縮加圧
する加圧ピストンを備えた研削スラッジ圧縮・固形化装
置において、前記内筒の一端側に、外側が大径となるテ
ーパ部を設けたことを特徴とするものである。
【0010】したがって、内筒の長手方向の中間部に設
けた投入口から前記内筒内に研削スラッジが投入され
る。上記内筒の一端側に開閉自在に設けたゲート部材へ
加圧ピストンによって前記研削スラッジを圧縮加圧して
前記研削スラッジが固形化される。そのときに、前記内
筒の一端側は、外側に大径となるテーパ部が設けられて
いるから、内筒の一端側の内面は摩耗せず、しかも、均
一なブリケットができると共に排出が容易になる。
【0011】請求項3によるこの発明の研削スラッジ圧
縮・固形化装置は、研削スラッジを投入するための投入
口を長手方向の中間部に設けた内筒の一端側に開閉可能
のゲート部材を設け、前記内筒の他端側に移動自在かつ
前記内筒内の研削スラッジを前記ゲート部材へ圧縮加圧
する加圧ピストンを備えた研削スラッジ圧縮・固形化装
置において、前記加圧ピストンによる加圧時に内筒の内
圧が予め設定した圧力に達したことを検出する圧力セン
サと、この圧力センサが設定圧を検出したときに油圧ポ
ンプを高圧低吐出流量に制御する制御装置とを備えたこ
とを特徴とするものである。
【0012】したがって、内筒の長手方向の中間部に設
けた投入口から前記内筒内に研削スラッジが投入され
る。上記内筒の一端側に開閉自在に設けたゲート部材へ
加圧ピストンによって前記研削スラッジを圧縮加圧して
前記研削スラッジが固形化される。そのときに、前記加
圧ピストンを高速移動し、前記投入口が閉じられた後、
高圧低速度で前記加圧ピストンが移動して前記スラッジ
が圧縮・固形化される。
【0013】而して、加圧ピストンの圧力、速度の設定
がうまくとれて良好なブリケットができると共に省資
源、省エネルギー化が図られる。
【0014】請求項4によるこの発明の研削スラッジ圧
縮・固形化装置は、研削スラッジを投入するための投入
口を長手方向の中間部に設けた内筒の一端側に開閉可能
のゲート部材を設け、前記内筒の他端側に移動自在かつ
前記内筒内の研削スラッジを前記ゲート部材へ圧縮加圧
する加圧ピストンを備えた研削スラッジ圧縮・固形化装
置において、前記内筒の一端側に、外側が大径となるテ
ーパ部を設け、前記加圧ピストンによる加圧時に内筒の
内圧が予め設定した圧力に達したことを検出する圧力セ
ンサと、この圧力センサが設定圧を検出したときに油圧
ポンプを高圧低吐出流量に制御する制御装置とを備えた
ことを特徴とするものである。
【0015】したがって、内筒の長手方向の中間部に設
けた投入口から前記内筒内に研削スラッジが投入され
る。上記内筒の一端側に開閉自在に設けたゲート部材へ
加圧ピストンによって前記研削スラッジを圧縮加圧して
前記研削スラッジが固形化される。そのときに、前記内
筒の一端側は、外側に大径となるテーパ部が設けられて
いるから、内筒の一端側の内面は摩耗せず、しかも、均
一なブリケットができると共に排出が容易になる。
【0016】また、前記加圧ピストンを高速移動し、前
記投入口が閉じられた後、高圧低速度で前記加圧ピスト
ンが移動して前記スラッジが圧縮・固形化される。而し
て、加圧ピストンの圧力、速度の設定がうまくとれて良
好なブリケットができると共に省資源、省エネルギー化
が図られる。
【0017】請求項5によるこの発明の研削スラッジ圧
縮・固形化装置は、請求項2、3又は4記載の研削スラ
ッジ圧縮・固形化装置において、前記内筒の他端側下部
内面に、流体排出用溝を前記投入口より後側に形成した
ことを特徴とするものである。
【0018】したがって、前記内筒の他端側下部内面
に、流体排出用溝が前記投入口より後側に形成されてい
るから、研削スラッジに含有している水の水抜きが容易
となる。
【0019】請求項6によるこの発明の研削スラッジ圧
縮・固形化装置は、請求項2、3又は4記載の研削スラ
ッジ圧縮・固形化装置において、前記加圧ピストンに連
結された圧縮ロッドの下部に、流体排出用の切欠部を形
成したことを特徴とするものである。
【0020】したがって、前記加圧ピストンに連結され
た圧縮ロッドの下部に、流体排出用の切欠部が形成され
ているから、研削スラッジに含有している水の水抜きが
容易となる。
【0021】請求項7によるこの発明の研削スラッジ圧
縮・固形化装置は、請求項2、3又は4記載の研削スラ
ッジ圧縮・固形化装置において、前記内筒の上部におけ
る投入口には研削油の逆流を防止するためのシャッタプ
レートが開閉自在に設けられていることを特徴とするも
のである。
【0022】したがって、内筒の長手方向の中間部に設
けた投入口から前記内筒内に研削スラッジが投入され
る。上記内筒の一端側に開閉自在に設けたゲート部材へ
加圧ピストンによって前記研削スラッジを圧縮加圧して
前記研削スラッジが固形化される。そのときに、前記内
筒の上部における投入口には研削油の逆流を防止するた
めのシャッタプレートが開閉自在に設けられているか
ら、このシャッタプレートが閉じられて、研削油が逆流
するのが防止される。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して詳細に説明する。
【0024】図1、図2および図3を参照するに、研削
スラッジ圧縮・固形化装置1としては、ベースフレーム
3が例えば床上に立設されていて、このベースフレーム
3上にはオイルパン5が設けられている。前記ベースフ
レーム3上の左部には複数の支柱7が立設されていて、
この支柱7上には油圧ユニット用フレーム9が一体化さ
れている。この油圧ユニット用フレーム9上には油圧ユ
ニット11が備えられている。しかも、この油圧ユニッ
ト11はカバー13で覆われている。
【0025】前記ベースフレーム3上の左端部には、前
記研削スラッジ圧縮・固形化装置1を操作せしめる操作
盤15が設けられている。また、前記ベースフレーム3
上の右部には、研削スラッジ圧縮・固形化本体17が備
えられていて、この研削スラッジ圧縮・固形化本体17
はカバー19で覆われている。
【0026】前記研削スラッジ圧縮・固形化本体17の
詳細は、図4,図5、図6および図7を参照するに、前
記オイルパン5上に複数の支柱21が立設されていて、
この支柱21上にはシリンダ用フレーム23が備えられ
ていて、このシリンダ用フレーム23は下部フレーム2
3Dと左、右フレーム23L、23Rと上部フレーム2
3Uとで枠組みされて構成されている。このシリンダ用
フレーム23の左、右フレーム23L、23Rにはシリ
ンダブラケット25、27が複数のボルトで取り付けら
れており、このシリンダブラケット25、27にはそれ
ぞれゲートシリンダ29、加圧シリンダ31が一体化さ
れている。
【0027】このゲートシリンダ29内にはピストン3
3が備えられており、このピストン33には図4、図6
において右方向へ延伸したピストンロッド35が一体化
されていて、このピストンロッド35の先端にはゲート
部材としてのトップチップ37が設けられている。ま
た、前記加圧シリンダ31内には加圧ピストン39が備
えられており、この加圧ピストン39には図4、図6に
おいて左方向へ延伸したピストンロッド41が一体化さ
れていて、このピストンロッド41には圧縮ロッド43
が取り付けられており、この圧縮ロッド43の先端には
トップチップ45が設けられている。
【0028】前記シリンダ用フレーム23の下部フレー
ム23Dと上部フレーム23Uとの間には内筒用フレー
ム47が上下方向に延伸して一体化されている。この内
筒用フレーム47の上下中央部には内筒49が装着され
ている。この内筒49の上方には研削スラッジを投入す
るための投入装置51が図6によく示されている。この
投入装置51の一部を構成する円筒形状の投入口53が
前記内筒49の長手方向の中間部における上部に連通さ
れている。前記投入口53は前記シリンダ用フレーム2
3の上部フレーム23Uを上下方向へ貫通して設けられ
ている。
【0029】前記オイルパン5上には図6に示されてい
るように、複数の支柱55が立設されており、この支柱
55の上部に一体化された上部フレーム57には、図8
も併せて参照するに、研削スラッジを供給するホッパ5
9がブラケット61を介して取り付けられている。前記
ホッパ59内には研削スラッジを前記投入口53側へ送
り出すための横スクリュ63が設けられている。この横
スクリュ63は図6において右側に設けられた横スクリ
ュ用モータ65により回転されるものである。
【0030】前記投入口53の上方には縦スクリュ67
が設けられており、この縦スクリュ67の先端(下端)
は前記投入口53内に入り込まれている。前記縦スクリ
ュ67は前記ホッパ59の一部に取り付けられた縦スク
リュ用モータ69により回転されるものである。
【0031】前記右フレーム23Rと前記内筒49との
間の前面には、図4、図5に示されているように、プレ
ート71が取り付けられており、このプレート71には
左右方向へ長孔73形成されている。また、前記ピスト
ンロッド35の先端には前後方向へ延伸したロッド75
の後端が一体化されていると共にこのロッド75は前記
長孔73内にはまっていて、長孔73内で左右方向へ移
動できるようになっている。そして、前記ロッド75の
先端にはラック77の左端が取り付けられている。前記
右フレーム23Rの前端に設けられている位置検出手段
としてのコンコーダ79に連結されているピニオン81
が前記ラック77に噛合されていると共にラック77の
右端にはドグ83が設けられているる。また、前記右フ
レーム23Rの前端にはプレート85が取り付けられて
いると共にこのプレート85には前記ピストンロッド3
5の先端の位置を検出する前進リミットスイッチ87、
ブリケット固形位置用リミットスイッチ89,後端リミ
ットスイッチ91が左から順に設けられている。
【0032】前記左フレーム23Lの前端には、図4、
図5に示されているように、L字形状のブラケット93
が取り付けられており、このブラケット93には右から
順に前記ピストンロッド35の先端の前進端、後退端の
位置を検出する前進端、後退端リミットスイッチ95、
97が設けられている。
【0033】前記左フレーム23Lと内筒用フレーム4
7との間における前記下部フレーム23Dの上部には複
数の孔を有した樋99が設けられていると共にこの樋9
9の後側(図5において上側、図7において左側)には
ブリケットBを排出するための排出シュータ101が下
方へ傾斜して設けられている。また、前記上部フレーム
23Uには、図7に示されているように、ブラケット1
03を介してブリケット用シリンダ105が設けられて
いる。このブリケット用シリンダ105に装着されたピ
ストンロッド107の先端でブリケットBが押し出され
るようになっている。前記オイルパン5の図7において
左右端の下部には水を排出する出口109が設けられて
いる。また、図7において右側の前記支柱21には水を
排出するの樋111が設けられており、この樋111の
右端は開放されていて出口113となっている。
【0034】上記構成により、研削盤で加工されて発生
した例えば含水率が40〜50%の油性からなる研削ス
ラッジをホッパ59に供給した後、横スクリュ用モータ
65を駆動し、横スクリュ63を回転させて図6におい
て左側へ送ると共に縦スクリュ用モータ69を駆動し、
縦スクリュ67を回転させて投入口53へ投入する。す
ると、この投入口53から内筒49へ一定の前記研削ス
ラッジが送り出される。
【0035】ついで、ゲートシリンダ29を作動させ、
ピストン33が図6において右方へ移動し、トップチッ
プ37が前進端位置Eまで移動される。この前進端位置
Eは図5に示した前進端リミットスイッチ95で検出さ
れる。なお、この位置でトップチップ37は一定の保持
圧に保持されている。また、前記加圧シリンダ31を作
動させ、加圧ピストン39が図6において左方へ移動
し、ピストンロッド41の先端が、例えばブリット圧6
5mm位置Bまで移動される。ピストンロッド41が移
動すると、ラック77も一緒に同方向へ移動し、ピニオ
ン81を介してエンコーダ79より移動量は検出され
る。また、このブリットケット厚65mm位置Bはブリ
ケット固形位置用リミットスイッチ89により検出され
る。その結果、トップチップ37とトップチップ45と
の協動で、ブリットケットBが厚65mmとして圧縮固
形化される。
【0036】さらに、ピストンロッド41が移動し、前
進リミットスイッチ87により前進端位置Cが検出され
ると共にトップチップ37を後退させて後退端位置Dま
で後退させる。また、前記ピストンロッド41は後退端
位置Aまで後退される。その結果、ブリットケットBが
図6に示したように樋99上に移動される。その状態
で、図7に示したブリケット用シリンダ105を作動さ
せると、ピストンロッド107の先端でブリケットBが
押し出されて排出シュータ101に移動し、その後、こ
の排出シュータ101から排出されることになる。排出
されたブリケットBは、その後、再利用される。
【0037】前記ブリットケット厚65mm位置Bでブ
リットケットBが厚65mmとして圧縮固形化されたと
きに、研削スラッジに含まれていた水が押し出されて、
その水はオイルパン5に溜まった後、出口109、11
3から外部へ排出されることになる。
【0038】図9に示されているように、前記内筒49
の一端側(図9において左端側)の外側の内径D1が他
の部分の内径D0より大径(D1>D0)となるテーパ
部115が設けられている。このテーパ部115の長さ
L1は前記トップチップ45の長さL0の1/2程度が
よい。
【0039】したがって、研削スラッジが圧縮加圧され
て研削スラッジが固形化されて押し出されるときに、前
記内筒49の一端側(図9において左端側)は、外側に
大径となるテーパ部115が設けられているから、内筒
49の一端側の内面は摩耗せず、しかも、均一なブリケ
ットBができると共にブリケットBの排出を容易にする
ことができる。
【0040】また、図9に示されているように、前記内
筒49の他端側(図9において右端側)の下部内面に
は、流体排出用溝117が前記投入口53より後側例え
ば投入口53の中心から後側に形成されている。
【0041】したがって、研削スラッジに含有している
水の水抜きを容易にすることができる。
【0042】さらに、図9に示されているように、前記
加圧ピストン39に連結された圧縮ロッド43の下部
に、流体排出用の切欠部119が形成されている。
【0043】したがって、前記圧縮ロッド43の下部
に、流体排出用の切欠部119が形成されているから、
研削スラッジに含有している水の水抜きを容易にするこ
とができる。
【0044】前記操作盤15は、図10(A)、(B)
に示されているように、前記ベースフレーム3上にベー
ス121が固定されていると共にこのベース121上に
は操作ボックス123が設けられている。この操作ボッ
クス123の前面の上部には例えば吐出圧などの種々の
データを入力するためのタッチ入力パネル125を備え
た制御装置127が設けられている。また、操作ボック
ス123の後面の下部には後述するACサーボモータ、
油圧回路をコントロールするドライバ129が設けられ
ている。このドライバ129は前記制御装置127に接
続されている。
【0045】前記油圧ニット11における油圧回路13
1が図11に示されている。図11において、タンク1
33が備えられており、このタンク133には配管13
5、137を介して回転数制御システム139の一部を
構成している可変容量形油圧ポンプ141が接続されて
いると共にこの可変容量形油圧ポンプ141にはサーボ
モータ143が連結されている。前記可変容量形油圧ポ
ンプ141には配管145の一端が接続されていると共
にこの配管145の他端には配管147の途中に接続さ
れている。この配管147の途中には配管149の一端
が接続されていると共にこの配管149の他端は電磁切
換弁151のPポートに接続されている。この電磁切換
弁151のAポートには配管153の一端が接続されて
いると共にこの配管153の他端が前記加圧シリンダ3
1の前部シリンダ室155に接続されている。また、前
記電磁切換弁151のBポートには配管157の一端が
接続されていると共にこの配管157の他端が前記加圧
シリンダ31の後部シリンダ室159に接続されてい
る。前記電磁切換弁151のTポートには配管161の
一端が接続されていると共にこの配管161の一端は配
管163の途中に接続されている。この配管163の一
端は前記タンク133に連通されている。前記配管16
3の途中にはフィルタ165が設けられている。
【0046】前記配管147の途中には配管167の一
端が接続されていると共にこの配管167の他端は電磁
切換弁169のPポートに接続されている。この電磁切
換弁169のAポートには配管171の一端が接続され
ていると共にこの配管171の他端が前記ゲートシリン
ダ29の後部シリンダ室173に接続されている。前記
配管171の途中にはパィロット操作逆止弁175が設
けられている。また、前記電磁切換弁169のBポート
には配管177の一端が接続されていると共にこの配管
177の他端が前記ゲートシリンダ29の前部シリンダ
室179に接続されている。前記パィロット操作逆止弁
175と前記配管177の途中とは配管181で接続さ
れている。
【0047】前記配管145の途中には配管183の一
端が接続されていると共にこの配管183の他端には圧
力センサ185が接続されている。また、前記配管14
5の途中には配管187の一端が接続されていると共に
この配管187の他端にはゲージコック189を介して
圧力計191が接続されている。
【0048】前記配管147の一端は電磁切換弁193
のPポートに接続されていると共に電磁切換弁193の
Aポートには配管195の一端が接続されている。この
配管195の他端は前記配管171の途中に接続されて
いる。前記配管195の途中には前記電磁切換弁193
側からパィロット操作逆止弁197、チェック弁付絞り
弁199が設けられている。前記配管147と前記配管
163とには安全弁201が接続されている。前記配管
163の他端には電磁切換弁193のTポートに接続さ
れていると共に電磁切換弁193のBポートには配管2
03の一端が接続されている。この配管203の途中に
は配管205を介して前記パィロット操作逆止弁197
に接続されている。
【0049】上記構成により、サーボモータ143を駆
動せしめて可変容量形油圧ポンプ141を作動せしめる
と、タンク133から油が配管135に吐出され配管1
45、配管147および配管167を経て電磁切換弁1
69のPポートに送られる。このPポートとAポートと
が連通するよう電磁切換弁169を切り換えることによ
り、圧油は配管171を経てゲートシリンダ29の後部
シリンダ室173に供給される。その結果、トップチッ
プ37が前進端位置Eまで前進して位置決めされる。ま
た、配管147内の油圧は電磁切換弁193のPポート
に送られる。このPポートとAポートとが連通するよう
電磁切換弁193を切り換えることにより、圧油は配管
195、パィロット操作逆止弁197およびチェック弁
付絞り弁199を経てゲートシリンダ29の後部シリン
ダ室173に供給される。その結果、トップチップ37
が前進端位置Eにて圧油の流量が絞られて一定の保持圧
に保持される。
【0050】このような状態で、配管147および配管
149を経て電磁切換弁151のPポートに送られる。
このPポートとBポートとが連通するよう電磁切換弁1
51を切り換えることにより、圧油は配管157を経て
加圧シリンダ31の後部シリンダ室159に供給され
る。その結果、ピストンロッド41がブリットケット厚
65mm位置Bまで前進する。この位置からさらに前進
すると、内筒49内に充填されている研削スラッジをト
ップチップ37とトップチップ45との協動により圧縮
・固形化され、ピストンロッド41が前進端位置Cまで
前進して位置決めされることで、固形化されたてブリッ
トケットBが押し出されることになる。
【0051】加圧シリンダ31のピストンロッド41の
速度並びに圧力は、サーボモータ143の回転数Nを制
御することにより、図12に示されているように制御さ
れる。すなわち、図12において、加圧シリンダ31の
ピストンロッド41の速度Vおよび可変容量形油圧ポン
プ141の吐出圧P1を予めタッチ入力パネル125か
ら入力されると、制御装置127では、加圧シリンダ3
1のピストン39の断面積A、可変容量形油圧ポンプ1
41の吐出流量Qは予め設定されているから、V=Q・
N/Aより、サーボモータ143の回転数が求められ
る。
【0052】したがって、加圧シリンダ31のピストン
ロッド41の速度Vおよび可変容量形油圧ポンプ141
の吐出圧P1を設定してやることで、ピストンロッド4
1は速度VでT1時間まで図12に示されているよう
に、制御されてピストンロッド41がブリットケット厚
65mm位置Bまで前進する。
【0053】その後、圧縮面圧Pを予めタッチ入力パ
ネル125で設定してやると、加圧シリンダ31のボア
径D、ブリケットBの径dは予め設定されているから、
加圧シリンダ31のピストンロッド41のP2は、P
=P2・D/dにより求められて図12においてP
1からP2へ切り換えられてT1からT2までの間、圧
力制御されることになる。このときの圧力は圧力センサ
185で検出される。
【0054】前記加圧ピストン39を高速移動し、前記
投入口53が閉じられた後、高圧低速度で前記加圧ピス
トン39が移動して前記研削スラッジが圧縮・固形化さ
れる。而して、加圧ピストン39の圧力、速度の設定が
うまくとれて良好なブリケットBができると共に省資
源、省エネルギー化を図ることができる。
【0055】図13、図14および図15は、上述した
図1、図5および図7に代わる別の実施の形態の例を示
しものである。図16は図14におけるXVI−XVI
線に沿った拡大断面図を示すものである。図13、図1
4、図15および図16において、図1、図5および図
7における部品と同じ部品には同一の符号を付して重複
する説明を省略する。
【0056】図13において、横スクリュ63を紙面に
対して直交する方向に配置したものである。図1におい
て前後方向に設けたものと違いがあるだけで、機能的に
は同じ作用を果たすものである。
【0057】図7におけるブリケット用シリンダ105
としては、エアシリンダを採用しているが、図14およ
び図15において、ブリケット用シリンダ105は油圧
シリンダを採用している。また、図14および図16に
おいて、左、右フレーム23L、23Rの図14におい
て上下にはフレーム207、207が一体化されている
と共に、この上下のフレーム207、207の図16に
おいて左右にはサブフレーム209A、209Bが上下
でカラー211を介して複数のボルト213で取り付け
られている。
【0058】前記サブフレーム209A、209Bには
それぞれアクチュエータとしての例えばシャッターシリ
ンダ215A、215Bが取り付けられていて、このシ
ャッターシリンダ215A、215Bに装着されたピス
トンロッド217の先端には二股状のナックル219を
介してシャッタープレート221A、221Bが取り付
けられている。
【0059】前記上下のフレーム207と207との間
には例えば矩形状のプレート223が溶接などで一体化
されている。このプレート223には図17も併せて参
照するに、前記シャッタープレート221A、221B
をガイドせしめるためのガイド部材225が複数のボル
ト227で取付けられていて、前記ガイド部材225に
は前記桶99にブリケットBを通過せしめる通過部材2
29が差し込まれて一体化されている。前記ガイド部材
225の上面にはシャッタープレート221A、221
Bをガイドせしめるためのガイド溝225Vが形成され
ている。
【0060】上記構成により、内筒49の長手方向の中
間部に設けた投入口53から前記内筒49内に研削スラ
ッジが投入される。上記内筒49の一端側に開閉自在に
設けたゲート部材としてのトップチップ37へ加圧ピス
トン39によって前記研削スラッジを圧縮加圧して前記
研削スラッジが固形化される。そのときに、前記内筒4
9の上部における投入口53には研削油の逆流を防止す
るためのシャッタープレート221A、221Bが開閉
自在に設けられているから、このシャッタプレート22
1A、221Bがシャッターシリンダ215A、215
Bの作動で閉じられて、研削油が逆流するのを防止する
ことができる。
【0061】次に、前記シャッターシリンダ215A、
215Bおよびブリケット用シリンダ105の作動を図
18に示した油圧回路231を基にして説明する。図1
8において、図11に示した配管147には配管233
の一端が接続されている。この配管233の途中には別
の配管235の一端が接続されていると共にこの配管2
35の他端は電磁切替弁237のPポートに接続されて
いる。前記配管235の途中には集積形減圧弁239が
設けられている。
【0062】前タンク133には配管241の一端が連
通されていると共にこの配管241の途中には別の配管
243の一端が接続されている。この配管243の他端
は電磁切替弁237のTポートに接続されている。電磁
切替弁237のAポートには配管245の一端が接続さ
れていると共に配管245の他端は前記ブリケット用シ
リンダ105の前部シリンダ室247に接続されてい
る。前記配管245の途中には集積形パイロット操作逆
止の弁249が設けられている。また、電磁切替弁23
7のBポートには配管251の一端が接続されていると
共に配管251の他端は前記ブリケット用シリンダ10
5の後部シリンダ室253に接続されている。前記配管
251の途中には集積形パイロット操作逆止の弁255
が設けられている。
【0063】前記配管243の他端は電磁切替弁257
のPポートに接続されている。前記配管257の途中に
は集積形減圧弁259が設けられている。配管241の
他端は電磁切替弁257のTポートに接続されている。
電磁切替弁257のAポートには配管261の一端が接
続されていると共に配管261の他端は配管263の途
中に接続されていて、この配管263の一端はシャッタ
ーシリンダ215Aの前部シリンダ室265に接続され
ている。前記配管263の他端は前記シャッターシリン
ダ215Bの前部シリンダ室267に接続されている。
電磁切替弁257のBポートには配管269の一端が接
続されていると共に配管269の他端は配管271の途
中に接続されていて、この配管271の一端はシャッタ
ーシリンダ215Aの後部シリンダ室273に接続され
ていると共に配管271の他端は前記シャッターシリン
ダ215Bの後部シリンダ室275に接続されている。
【0064】上記構成により、配管147に供給された
圧油は、配管233、集積形減圧弁239をとおり、電
磁切替弁237へ送られる。この電磁切替弁237にお
いてPポートとBポートとを連通すべく切り換えると、
圧油は集積形パイロット操作逆止の弁255を経て配管
251に送られ、ブリケット用シリンダ105の後部シ
リンダ室253へ送られることにより、ブリケット用シ
リンダ105のピストンロッド107が図18において
上側に伸びて、ブリケットBが排出シュータ101を経
て排出されることになると共に、ブリケット用シリンダ
105の前部シリンダ室247の圧油は、配管245、
集積形パイロット操作逆止の弁249、配管243、配
管241を経てタンク133に戻されることになる。
【0065】また、電磁切替弁237においてPポート
とAポートとを連通すべく切り換えると、圧油は集積形
パイロット操作逆止の弁249を経て配管245に送ら
れ、ブリケット用シリンダ105の前部シリンダ室24
7へ送られることにより、ブリケット用シリンダ105
のピストンロッド107が図18において下側に縮むと
共に、ブリケット用シリンダ105の後部シリンダ室2
53から配管251、集積形パイロット操作逆止の弁2
55、配管243、配管241を経てタンク133に戻
されることになる。
【0066】前記配管233に供給された圧油は、集積
形減圧弁259を経て電磁切替弁257に送られる。こ
の電磁切替弁259においてPポートとBポートとを連
通すべく切り換えると、圧油は配管269に送られ、配
管271を経て、シャッターシリンダ215A、215
Bの後部シリンダ室273、275に送られることによ
り、ピストンロッド217がそれぞれ図18において内
側に伸びて、シャッタープレート221A、221Bが
閉じられることになる。その結果、上述したごとく研削
油が逆流するのを防止することができる。前部シリンダ
室265、267内の圧油は、配管263、配管26
1、配管241を経てタンク133に戻されることにな
る。
【0067】また、電磁切替弁257においてPポート
とAポートとを連通すべく切り換えると、圧油は配管2
61に送られ、配管263を経てャッターシリンダ21
5A、215Bの前部シリンダ室265、267へ送ら
れることにより、ピストンロッド217がそれぞれ図1
8において外側に縮み、シャッタープレート221A、
221Bが開かれることになる。後部シリンダ室27
3、275の圧油は、配管271、配管269、配管2
41を経てタンク133に戻されることになる。
【0068】なお、この発明は前述した実施の形態に限
定されることなく、適宜な変更を行うことによりその他
の態様で実施し得るものである。
【0069】
【発明の効果】以上のごとき発明の実施の形態の説明か
ら理解されるように、請求項1の発明によれば、内筒の
長手方向の中間部に設けた投入口から前記内筒内に研削
スラッジが投入される。上記内筒の一端側に開閉自在に
設けたゲート部材へ加圧ピストンによって前記研削スラ
ッジを圧縮加圧して前記研削スラッジが固形化される。
そのときに、前記加圧ピストンを高速移動し、前記投入
口が閉じられた後、高圧低速度で前記加圧ピストンが移
動して前記スラッジを圧縮・固化化することができる。
【0070】而して、加圧ピストンの圧力、速度の設定
がうまくとれて良好なブリケットができると共に省資
源、省エネルギー化を図ることができる。
【0071】請求項2の発明によれば、内筒の長手方向
の中間部に設けた投入口から前記内筒内に研削スラッジ
が投入される。上記内筒の一端側に開閉自在に設けたゲ
ート部材へ加圧ピストンによって前記研削スラッジを圧
縮加圧して前記研削スラッジが固形化される。そのとき
に、前記内筒の一端側は、外側に大径となるテーパ部が
設けられているから、内筒の一端側の内面は摩耗せず、
しかも、均一なブリケットができると共に排出を容易に
することができる。
【0072】請求項3の発明によれば、内筒の長手方向
の中間部に設けた投入口から前記内筒内に研削スラッジ
が投入される。上記内筒の一端側に開閉自在に設けたゲ
ート部材へ加圧ピストンによって前記研削スラッジを圧
縮加圧して前記研削スラッジが固形化される。そのとき
に、前記加圧ピストンを高速移動し、前記投入口が閉じ
られた後、高圧低速度で前記加圧ピストンが移動して前
記スラッジを圧縮・固形化することができる。
【0073】而して、加圧ピストンの圧力、速度の設定
がうまくとれて良好なブリケットができると共に省資
源、省エネルギー化を図ることができる。
【0074】請求項4の発明によれば、内筒の長手方向
の中間部に設けた投入口から前記内筒内に研削スラッジ
が投入される。上記内筒の一端側に開閉自在に設けたゲ
ート部材へ加圧ピストンによって前記研削スラッジを圧
縮加圧して前記研削スラッジが固形化される。そのとき
に、前記内筒の一端側は、外側に大径となるテーパ部が
設けられているから、内筒の一端側の内面は摩耗せず、
しかも、均一なブリケットができると共に排出を容易に
することができる。
【0075】また、前記加圧ピストンを高速移動し、前
記投入口が閉じられた後、高圧低速度で前記加圧ピスト
ンが移動して前記スラッジが圧縮・固形化される。而し
て、加圧ピストンの圧力、速度の設定がうまくとれて良
好なブリケットができると共に省資源、省エネルギー化
を図ることができる。
【0076】請求項5の発明によれば、前記内筒の他端
側下部内面に、流体排出用溝が前記投入口より後側に形
成されているから、研削スラッジに含有している水の水
抜きを容易にすることができる。
【0077】請求項6の発明によれば、前記加圧ピスト
ンに連結された圧縮ロッドの下部に、流体排出用の切欠
部が形成されているから、研削スラッジに含有している
水の水抜きを容易にすることができる。
【0078】請求項7の発明によれば、内筒の長手方向
の中間部に設けた投入口から前記内筒内に研削スラッジ
が投入される。上記内筒の一端側に開閉自在に設けたゲ
ート部材へ加圧ピストンによって前記研削スラッジを圧
縮加圧して前記研削スラッジが固形化される。そのとき
に、前記内筒の上部における投入口には研削油の逆流を
防止するためのシャッタプレートが開閉自在に設けられ
ているから、このシャッタプレートが閉じられて、研削
油が逆流するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の研削スラッジ圧縮・固形化装置の正
面図である。
【図2】図1における平面図である。
【図3】図1における右側面である。
【図4】研削スラッジ圧縮・固形化本体の正面図であ
る。
【図5】研削スラッジ圧縮・固形化本体の平面図であ
る。
【図6】図5におけるVI−VI線に沿った断面図であ
る。
【図7】図6におけるVII−VII線に沿った断面図
である。
【図8】図3におけるVIII矢視部の拡大図である。
【図9】内筒と圧縮ロッドとの部分の拡大図である。
【図10】(A)、(B)はそれぞれ操作盤の正面図、
側面図である。
【図11】油圧回路の構成図である。
【図12】加圧ピストンを制御せしめる説明図である。
【図13】図1に代わる別の実施形態の研削スラッジ圧
縮・固形化装置の正面図である。
【図14】図5に代わる別の実施形態の研削スラッジ圧
縮・固形化装置の平面図である。
【図15】図7に代わる別の実施形態の断面図である。
【図16】図14におけるXVI−XVI線に沿った拡
大断面図である。
【図17】図14におけるXVII矢視部の拡大斜視図
である。
【図18】油圧回路の構成図である。
【符号の説明】
1 研削スラッジ圧縮・固形化装置 3 ベースフレーム 5 オイルパン 15 操作盤 29 ゲートシリンダ 31 加圧シリンダ 35 ピストンロッド 37 トップチップ(ゲート部材) 39 加圧ピストン 41 ピストンロッド 43 圧縮ロッド 45 トップチップ 49 内筒 51 投入装置 53 投入口 63 横スクリュ 67 縦スクリュ 99 樋 101 排出シュータ 105 フリケット用排出シリンダ 115 テーパ部 117 流体排出溝 119 切欠部 125 操作タッチパネル 127 制御装置 131 油圧回路 141 可変容量計油圧ポンプ 143 サーボモータ 215A、215B シャッター用シリンダ 221A、221B シャッタープレート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 溜池 満行 東京都世田谷区玉川田園調布1−15−12 株式会社ニコテック内 (72)発明者 横溝 大二郎 東京都世田谷区玉川田園調布1−15−12 株式会社ニコテック内 (72)発明者 中村 莞爾 三重県桑名市大字東方字土島2454 エヌテ イエヌ株式会社内 (72)発明者 吉川 隆志 愛知県名古屋市西区則武新町3−1−36 株式会社ノリタケカンパニーリミテド内 Fターム(参考) 4D059 AA30 BK10 CC10

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内筒の長手方向の中間部に設けた投入口
    から前記内筒内に研削スラッジを投入し、上記内筒の一
    端側に開閉自在に設けたゲート部材へ加圧ピストンによ
    って前記研削スラッジを圧縮加圧して前記研削スラッジ
    を固形化する研削スラッジ圧縮・固形化方法において、
    前記加圧ピストンを高速移動し、前記投入口を閉じた後
    は高圧低速度で前記加圧ピストンを移動して前記スラッ
    ジを圧縮・固形化することを特徴とする研削スラッジ圧
    縮・固形化方法。
  2. 【請求項2】 研削スラッジを投入するための投入口を
    長手方向の中間部に設けた内筒の一端側に開閉可能のゲ
    ート部材を設け、前記内筒の他端側に移動自在かつ前記
    内筒内の研削スラッジを前記ゲート部材へ圧縮加圧する
    加圧ピストンを備えた研削スラッジ圧縮・固形化装置に
    おいて、前記内筒の一端側に、外側が大径となるテーパ
    部を設けたことを特徴とする研削スラッジ圧縮・固形化
    装置。
  3. 【請求項3】 研削スラッジを投入するための投入口を
    長手方向の中間部に設けた内筒の一端側に開閉可能のゲ
    ート部材を設け、前記内筒の他端側に移動自在かつ前記
    内筒内の研削スラッジを前記ゲート部材へ圧縮加圧する
    加圧ピストンを備えた研削スラッジ圧縮・固形化装置に
    おいて、前記加圧ピストンによる加圧時に内筒の内圧が
    予め設定した圧力に達したことを検出する圧力センサ
    と、この圧力センサが設定圧を検出したときに油圧ポン
    プを高圧低吐出流量に制御する制御装置とを備えたこと
    を特徴とする研削スラッジ圧縮・固形化装置。
  4. 【請求項4】 研削スラッジを投入するための投入口を
    長手方向の中間部に設けた内筒の一端側に開閉可能のゲ
    ート部材を設け、前記内筒の他端側に移動自在かつ前記
    内筒内の研削スラッジを前記ゲート部材へ圧縮加圧する
    加圧ピストンを備えた研削スラッジ圧縮・固形化装置に
    おいて、前記内筒の一端側に、外側が大径となるテーパ
    部を設け、前記加圧ピストンによる加圧時に内筒の内圧
    が予め設定した圧力に達したことを検出する圧力センサ
    と、この圧力センサが設定圧を検出したときに油圧ポン
    プを高圧低吐出流量に制御する制御装置とを備えたこと
    を特徴とする研削スラッジ圧縮・固形化装置。
  5. 【請求項5】 前記内筒の他端側下部内面に、流体排出
    用溝を前記投入口より後側に形成したことを特徴とする
    請求項2、3又は4記載の研削スラッジ圧縮・固形化装
    置。
  6. 【請求項6】 前記加圧ピストンに連結された圧縮ロッ
    ドの下部に、流体排出用の切欠部を形成したことを特徴
    とする請求項2、3又は4記載の研削スラッジ圧縮・固
    形化装置。
  7. 【請求項7】 前記内筒の上部における投入口には研削
    油の逆流を防止するためのシャッタプレートが開閉自在
    に設けられていることを特徴とする請求項2、3又は4
    記載の研削スラッジ圧縮・固形化装置。
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CN113559977A (zh) * 2021-07-22 2021-10-29 王博 一种建筑废弃物资源化循环利用装置

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