JP2003290453A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2003290453A
JP2003290453A JP2002101833A JP2002101833A JP2003290453A JP 2003290453 A JP2003290453 A JP 2003290453A JP 2002101833 A JP2002101833 A JP 2002101833A JP 2002101833 A JP2002101833 A JP 2002101833A JP 2003290453 A JP2003290453 A JP 2003290453A
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JP
Japan
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light emitting
display device
variable display
control means
emitting member
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Application number
JP2002101833A
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English (en)
Inventor
Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
Osamu Sugaya
修 菅谷
Hideyuki Mizuno
秀行 水野
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 可変表示装置に注目していても発光部材にお
ける演出を十分楽しむことが可能であって演出効果の向
上を図ることができる遊技機を提供する。 【構成】 LCD表示器34に大きさが変化する動画像
を表示制御すると共に、該動画像の大きさの変化に応じ
てLCD表示器34に近い位置の環状線上に配置される
発光部材H,IからLCD表示器34から遠い位置の環
状線上に配置される発光部材A〜Gに向けて点滅制御す
ることにより、LCD表示器34に表示される動画像の
拡大縮小に応じてLCD表示器34を中心として発光部
材A〜Sの点滅状態が拡散するので、動画像の大きさの
変化と発光部材A〜Sの点滅状態の変化の関連性につい
て遊技者が容易に認識することができると共に、発光部
材A〜Sによる演出効果の向上を図ることができ、一層
遊技の興趣を盛り上げることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、識別情報を可変表
示する可変表示装置と、該可変表示装置を制御する表示
制御手段と、遊技者が視認し得る複数の発光部材と、該
複数の発光部材を制御する発光制御手段と、を備えた遊
技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、識別情報を可変表示する可変表示
装置を備えた遊技機として、例えば弾球遊技機において
は、可変表示装置の可変表示動作(例えば、リーチ動
作)、あるいはその表示結果(例えば、大当り時)に対
応して遊技盤又は枠前面に設けられるランプやLED等
の発光部材を点滅表示させることにより、演出効果の向
上を狙って遊技者の興趣を高めるようにしていた。この
場合、遊技盤又は枠前面に点在する発光部材を分散的に
点滅させるものが主流であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、遊技中に可変
表示装置に注目している遊技者にとっては、発光部材の
点滅態様がバラバラとなるために、発光部材による演出
効果が今ひとつ盛り上がりに欠けるものとなっていた。
本発明は、上記した欠点を解消するためになされたもの
であり、可変表示装置に注目していても発光部材におけ
る演出を十分楽しむことが可能であって演出効果の向上
を図ることができる遊技機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明においては、識別情報を可変表示す
る可変表示装置と、該可変表示装置を制御する表示制御
手段と、遊技者が視認し得る複数の発光部材と、該複数
の発光部材を制御する発光制御手段と、を備えた遊技機
において、前記発光制御手段は、前記可変表示装置にお
ける表示状態に応じて前記可変表示装置に近い位置に配
置される発光部材から前記可変表示装置から遠い位置に
配置される発光部材に向けて、又は前記可変表示装置か
ら遠い位置に配置される発光部材から前記可変表示装置
に近い位置に配置される発光部材に向けて点滅制御する
ことを特徴とする。このように構成することにより、可
変表示装置を中心として発光部材の点滅状態が近い位置
から遠い位置に拡散したり又は遠い位置から近い位置に
収縮したりするので、可変表示装置に注目していても発
光部材の点滅状態の変化について遊技者が容易に認識す
ることができるため、発光部材による演出効果の向上を
図ることができ、一層遊技の興趣を盛り上げることがで
きる。
【0005】また、請求項2の発明においては、前記発
光制御手段は、前記可変表示装置からほぼ同距離に位置
する前記発光部材を同期的に点滅制御することを特徴と
する。このように構成することにより、可変表示装置か
らほぼ同距離に位置する発光部材が同時に点滅されるた
め、可変表示装置を中心にして拡散したり収縮したりす
る様子を遊技者が明確に視認することができる。
【0006】また、請求項3の発明においては、前記可
変表示装置は、画像を表示することが可能な画像表示装
置であり、前記表示制御手段は、前記画像表示装置に大
きさが変化する動画像を表示制御すると共に、前記発光
制御手段は、前記動画像の大きさの変化に応じて前記画
像表示装置に近い位置に配置される発光部材から前記画
像表示装置から遠い位置に配置される発光部材に向け
て、又は前記画像表示装置から遠い位置に配置される発
光部材から前記画像表示装置に近い位置に配置される発
光部材に向けて点滅制御することを特徴とする。このよ
うに構成することにより、画像表示装置に表示される動
画像の大きさの変化、即ち動画像の拡大縮小に応じて画
像表示装置を中心として発光部材の点滅状態が拡散した
り収縮したりするので、動画像の大きさの変化と発光部
材の点滅状態の変化の関連性についてさらに遊技者が容
易に認識することができる。
【0007】また、請求項4の発明においては、識別情
報を可変表示する可変表示装置と、該可変表示装置を制
御する表示制御手段と、遊技者が視認し得る複数の発光
部材と、該複数の発光部材を制御する発光制御手段と、
を備えた遊技機において、前記発光制御手段は、前記可
変表示装置を中心としてほぼ同一放射状線上に配置され
る発光部材を点滅させた後、該放射状線上に隣接する他
の放射状線上に配置される発光部材を点滅させる制御を
行い、該制御を一定方向に連続して行うことを特徴とす
る。このように構成することにより、可変表示装置を中
心として放射状線上に配置される発光部材の点滅状態が
一定方向に連続して移動するので、可変表示装置に注目
していても発光部材の点滅状態の変化について遊技者が
容易に認識することができるため、発光部材による演出
効果の向上を図ることができ、一層遊技の興趣を盛り上
げることができる。
【0008】また、請求項5の発明においては、前記可
変表示装置は、画像を表示することが可能な画像表示装
置であり、前記表示制御手段は、前記画像表示装置に移
動する動画像を表示制御すると共に、前記発光制御手段
は、前記動画像の移動に応じて前記画像表示装置を中心
としてほぼ同一放射状線上に配置される発光部材を点滅
させた後、該放射状線上に隣接する他の放射状線上に配
置される発光部材を点滅させる制御を行い、該制御を一
定方向に連続して行うことを特徴とする。このように構
成することにより、画像表示装置に表示される動画像の
移動に応じて画像表示装置を中心として発光部材の点滅
状態が一定方向に連続して移動するので、動画像の移動
と発光部材の点滅状態の変化の関連性についてさらに遊
技者が容易に認識することができる。
【0009】また、請求項6の発明においては、前記遊
技機は、遊技の進行に応じて前記表示制御手段及び前記
発光制御手段へコマンドデータを送信する遊技制御手段
を備え、前記表示制御手段及び前記発光制御手段は、前
記遊技制御手段から送信される共通のコマンドデータに
基づいて前記可変表示装置の表示態様と前記複数の発光
部材の点滅態様とが同期するように設定されたパターン
をパターンテーブルからそれぞれ選択して実行すること
を特徴とする。このように構成することにより、遊技制
御手段と表示制御手段と発光制御手段とが一体的に形成
されるものに比べて、遊技制御手段の制御の負担を軽減
することができると共に、可変表示装置及び発光部材に
より複雑な制御を行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。まず、遊技機の一例である弾
球遊技機の全体の構成について図1及び図2を参照して
説明する。図1は、弾球遊技機1を正面からみた正面図
であり、図2は、弾球遊技機1の裏面概略を示す背面図
である。なお、ここでは、遊技機の一例として弾球遊技
機を示すが、本発明は弾球遊技機に限られず、例えばコ
イン遊技機やスロット機等であってもよい。
【0011】図1に示すように、弾球遊技機1は、方形
状の外枠2(図2参照)の前面側に枠基体3を開閉自在
に軸支し、その枠基体3の前面にガラス扉枠4が開閉自
在に軸支されている。枠基体3には、後述する遊技盤3
0が着脱自在に取り付けられるようになっており、その
遊技盤30の前面(遊技領域32)がガラス扉枠4の円
形状の開口から透視し得るようになっている。ガラス扉
枠4の下部表面には、打球供給皿5が取り付けられてい
る。打球供給皿5の下部の枠基体3の前面には、前面装
飾板6が取り付けられ、その前面装飾板6の前面に打球
供給皿3から溢れた賞球を貯留する余剰玉受皿7、打玉
を発射する操作ハンドル11、及び灰皿12が設けられ
ている。なお、打球供給皿3の一側上部に設けられた上
部玉抜きレバー8を操作することにより、打球供給皿3
に貯留される賞球を余剰玉受皿7に移動させることがで
き、また、余剰玉受皿7の前面に設けられた下部玉抜き
レバー9を操作することにより、余剰玉受皿7に貯留さ
れた賞球を玉抜口10から図示しない玉箱に移動させる
ことができる。また、弾球遊技機1には、カードが挿入
されることによって球貸しを可能とするカードユニット
13が隣接して設けられている。更に、図示の弾球遊技
機1においては、ガラス扉枠4が枠基体3の横幅寸法と
ほぼ同じ寸法で形成されているので、枠基体3が正面か
ら見てほとんど視認できないが、ガラス扉枠4の開放側
下部が切り欠けられて枠基体3の一部が前面に露出して
いる。そして、その露出した部分に枠基体3の外枠2に
対する開錠操作、及びガラス扉枠4の枠基体3に対する
開錠操作を行うための施錠部14が設けられている。
【0012】ところで、前記ガラス扉枠4は、後述する
遊技盤30の遊技領域32が視認できるように円形の開
口が形成され、該開口の周囲に複数のランプやLED等
からなる発光部材が取り付けられている。より具体的に
説明すると、ガラス扉枠4の上部左右には、一対のスピ
ーカ15a,15bが設けられ、そのスピーカ15a,
15bを囲むようにスピーカ左上LED16及びスピー
カ右上LED18が設けられ、各LED16、17の間
に前板上ランプ17が設けられている。スピーカ左上L
ED16及びスピーカ右上LED18は、LED基板の
上に複数のLEDを配置することにより構成され、前板
上ランプ17は、ランプ基板のうえに複数のランプが配
置されることにより構成されている。ただし、このラン
プ基板に配置される複数のランプのうち、図示左端に配
置されるランプは、後述する誘導樋62に賞球が不足し
たときに点灯する球切れランプ17aとして使用され、
装飾のために使用されるものではない。なお、以下にお
いては、スピーカ左上LED16を発光部材Aと表現
し、前板上ランプ17を発光部材B(球切れランプ17
aを除く)と表現し、スピーカ右上LED18を発光部
材Cと表現する。
【0013】さらに、ガラス扉枠4には、その右側方上
下に前板右上ランプ19と前板右下ランプ20が設けら
れ、その左側側方下上に前板左下ランプ21と前板左上
ランプ22が設けられている。これらのランプ19〜2
1は、ランプ基板のうえに複数のランプが配置されるこ
とにより構成されている。ただし、前板左上ランプ22
のランプ基板に配置される複数のランプのうち、図示下
端に配置されるランプは、賞球が払出される際に点灯す
る賞球ランプ22aとして使用され、装飾のために使用
されるものではない。なお、以下においては、前板右上
ランプ19を発光部材Dと表現し、前板右下ランプ20
を発光部材Eと表現し、前板左下ランプ21を発光部材
Fと表現し、前板左上ランプ22を発光部材G(賞球ラ
ンプ22aを除く)と表現する。
【0014】上記した発光部材A〜Gの前面は、光を透
過する合成樹脂製のレンズカバーによって覆われてい
る。したがって、発光部材A〜Gが点滅したときには、
遊技者は、その点滅状態を視認することができる。な
お、図示のガラス扉枠4の前面は、円形の開口を中心と
して渦を巻くように凹凸が形成され、その凸部に対応す
る部分に前記発光部材A〜Gが配置されていると共に凸
部に対応する位置にレンズカバーが着脱自在に取り付け
られている。
【0015】上記したガラス扉枠4のほぼ円形状の開口
から視認し得る遊技盤30の表面には、円形状に誘導レ
ール31が取り付けられ、該誘導レール31の内側が遊
技領域32とされて、発射された打玉が落下するもので
ある。遊技領域32には、図示の場合、可変表示装置3
3、電動始動入賞口37、普通図柄表示器42を備えた
左袖入賞口41、可変入賞球装置48等が設けられると
共に、単に打玉を入賞とする右袖入賞口44、打玉の流
下方向,速度を変化せしめる風車39a,39b又は多
数の障害釘が設けられ、遊技領域32の最下方には、い
ずれの入賞領域にも入賞しない打玉が取り込まれるアウ
ト口52が設けられている。
【0016】より詳細に説明すると、可変表示装置33
は、画像を表示することができる画像表示装置としての
LCD表示器34を有し、そのLCD表示器34の前面
側周囲を装飾するセンタ飾りには、その上部にセンタ飾
りランプ上35(以下、発光部材Hと表現する)が設け
られ、その下部にセンタ飾りランプ下36(以下、発光
部材Iと表現する)が設けられている。また、可変表示
装置33の中央下方に電動始動入賞口37が配置され、
その電動始動入賞口37には、始動口ランプ38(以
下、発光部材Jと表現する)が設けられている。また、
可変表示装置33の上部左右には、ランプ付風車39
a,39bが配置され、その風車39a,39bには、
左風車ランプ40a(以下、発光部材Kと表現する)と
右風車ランプ40b(以下、発光部材Lと表現する)が
設けられている。また、可変表示装置33の下部左右に
は、左袖入賞口41と右袖入賞口44とが配置され、左
袖入賞口41には、普通図柄表示器42と左袖入賞口ラ
ンプ43(以下、発光部材Mと表現する)が設けられ、
右袖入賞口44には、右袖入賞口ランプ45(以下、発
光部材Nと表現する)が設けられている。また、遊技領
域32の左右側方端には、サイド飾り46a,46bが
配置され、それぞれ左サイドランプ47a(以下、発光
部材Oと表現する)と右サイドランプ47b(以下、発
光部材Pと表現する)が設けられている。更に、前記電
動始動入賞口37の下方には、可変入賞球装置48が配
置され、その可変入賞球装置48を構成する取付基板の
左、中、右にそれぞれ大入賞口左ランプ49(以下、発
光部材Qと表現する)、大入賞口下ランプ50(以下、
発光部材Rと表現する)、大入賞口右ランプ51(以
下、発光部材Sと表現する)が設けられている。なお、
上述した発光部材A〜Sと名称との関係を図5の一覧表
図に示す。
【0017】上記した各表示器や入賞口、入賞球装置に
よって実現される遊技内容をここで簡単に説明すると、
遊技領域32に打ち込まれた打玉が左袖入賞口41に入
賞すると、普通図柄表示器42が変動を開始し、その表
示結果が所定の当り図柄(例えば、「7」)を表示した
ときに、電動始動入賞口37が所定時間(例えば、0.
5秒)開放する。電動始動入賞口37に打玉が入賞(開
放の有無に関係なく)すると可変表示装置33が可変表
示を開始する。可変表示装置33は、左・中・右の識別
情報(図柄)を個々に可変表示する表示領域が形成され
たLCD表示器34であり、可変表示装置33の変動停
止時における図柄の組合せが予め定めた大当り図柄の組
合せ(例えば、同一の図柄が当りラインのいずれかに揃
った場合)である場合に、所定の遊技価値の付与として
特定遊技状態(大当り遊技状態ともいう)を発生して、
可変入賞球装置48を所定の表示態様で開閉駆動するも
のである。ただし、大当り図柄の組合せの一部は、特別
識別情報(確変図柄ともいう)として設定され、この特
別識別情報で特定遊技状態となったときには、その特定
遊技状態終了後における前記普通図柄表示器42におけ
る当りの出現確率や可変表示装置33における大当り図
柄の出現確率が高くなる特別遊技状態(確率変動モー
ド)となるように設定されている。特定遊技状態となっ
た場合には、可変入賞球装置48の開閉板を一定時間
(例えば、28秒)が経過するまで又はその一定時間内
に所定個数(例えば、10個)の入賞玉が入賞するまで
開放(以下、この開放を開放サイクルという)し、その
開放サイクル中に受け入れられた打玉がV検出器(図示
しない)によって検出されたときに継続権が成立して、
再度上記した開放サイクルが実行され、各開放サイクル
において継続権が成立していることを条件に最高16回
の開放サイクルを繰り返すことができるようになってい
る。なお、左袖入賞口41及び電動始動入賞口37に入
賞した打玉は、それぞれ所定の条件下で所定個数記憶さ
れるが、その記憶値は、LCD表示器34に表示される
ようになっている。
【0018】なお、本発明の所定の遊技価値となる特定
遊技状態は、上記に限らず以下に示す〜の制御のう
ちいずれか1つの制御又は組合せた制御を実行する状態
であればよい。
【0019】 打玉の入賞を容易にする第一の状態
と、打玉が入賞できない又は入賞し難い第二の状態と、
に変化可能な可変入賞球装置に対して所定時間連続的又
は間欠的に第一の状態にする制御 特定の入賞又は通過領域での打玉の検出を介在さ
せ、打玉の入賞を容易にする第一の状態と、打玉が入賞
できない又は入賞し難い第二の状態と、に変化可能な可
変入賞球装置に対して所定時間連続的又は間欠的に第一
の状態にする制御 打玉の入賞に関わらず所定数の景品玉を直接排出す
る制御 有価価値を有する記憶媒体(カードやレシート等)
に対して有価数を加算する制御 得点があることに基づいて遊技可能な弾球遊技機に
対して得点を付与する制御。
【0020】ところで、上記したように、遊技盤30に
は発光部材H〜S(図5に示すように盤ランプといわれ
る場合がある)が設けられ、ガラス扉枠4には発光部材
A〜G(図5に示すように枠ランプといわれる場合があ
る)が設けられるが、これらの発光部材A〜Sは、上述
した遊技内容の進行に応じて点滅制御されるものであ
る。特に可変表示装置33の変動中や特定遊技状態中に
点滅制御されるものである。なお、本実施形態におい
て、点滅制御とは、点灯した時間と消灯した時間の長短
に関係なく点灯した状態と消灯した状態とに制御するこ
とであり、例えば、点灯した状態と消灯した状態とが短
い時間間隔で交互に行われる制御を当然含むだけではな
く、一定時間点灯した状態から消灯状態にする制御をも
含むものである。
【0021】そして、本実施形態においては、発光部材
A〜Sの配置位置に特徴があるものである。即ち、可変
表示装置33を中心にして見た場合に、中心に最も近い
発光部材H,Iは、LCD表示器34を囲む第1環状線
上に対応する位置に配置され、その第1環状線上の外側
の発光部材J,K,L,M,Nは、LCD表示器34を
囲む第2環状線上に対応する位置に配置され、その第2
環状線上の外側の発光部材O,P,Q,R,Sは、LC
D表示器34を囲む第3環状線上に対応する位置に配置
され、その第3環状線上の外側の最も遠い発光部材A,
B,C,D,E,F,Gは、LCD表示器34を囲む第
4環状線上に対応する位置に配置されていると見做すこ
とができる。そして、このように距離の異なる環状線上
に配置される発光部材A〜Sは、後述するように可変表
示装置33の可変表示態様がリーチ状態(特に、発展型
リーチ変動態様中)に可変表示装置33に表示される動
画像の動きに連動するように制御されるものである。な
お、発光部材A〜Sは、第1環状線上乃至第4環状線上
の可変表示装置33を囲むように配置される必要はな
く、1つの環状線上の1箇所乃至数箇所に配置されてい
れば良く、要は、遊技者から見て可変表示装置33を中
心として距離が相違するように層状に配置されているも
のであれば良い。
【0022】更に、本実施形態における発光部材A〜S
は、上記したように複数の環状線上に沿って配置した見
方ができる一方、見方を変えると、可変表示装置33を
中心にして放射状線上にも配置されている。即ち、可変
表示装置33を中心にして見た場合には、発光部材H,
Bは、上方向に向かう放射状線上の位置に配置され、発
光部材K,O,M,Gは、左方向に向かう放射状線上の
位置に配置され、発光部材I,J,Q,R,Sは、下方
向に向かう放射状線上の位置に配置され、発光部材L,
P,N,Dは、右方向に向かう放射状線上の位置に配置
されていると見做すことができる。そして、このように
放射状線上に配置される発光部材A〜Sは、後述するよ
うに可変表示装置33の可変表示態様がリーチ状態(特
に、発展型リーチ変動態様中)に可変表示装置33に表
示される動画像の動きに連動するように制御されるもの
である。
【0023】次に、弾球遊技機1の裏面について図2を
参照して説明する。図2に示すように、弾球遊技機1の
裏面には、賞球を払出すための各種の機構が形成される
機構板60が設けられ、該機構板60の上部に球貯留タ
ンク61が設けられ、弾球遊技機1が遊技機設置島に設
置された状態でその上方から賞球が球貯留タンク61に
供給される。球貯留タンク61内の賞球は、誘導樋62
を通って賞球払出装置63(図2において賞球ケースと
表示)に至り、入賞信号に応じて所定個数ずつの賞球を
前記打球供給皿5又は余剰玉受皿7に払出す。
【0024】また、遊技機の裏面側では、可変表示装置
33や普通図柄表示器42を制御する表示制御手段とし
ての図柄制御基板65、遊技制御用マイクロコンピュー
タ等が搭載された遊技制御手段としての遊技制御基板6
4(主基板ともいう)が設置されている。また、前記賞
球払出装置63の球払出制御を行う払出制御用マイクロ
コンピュータ等が搭載された払出制御手段としての払出
制御基板68、及びモータの回転力を利用して打玉を遊
技領域32に発射する打球発射装置(図示しない)が設
置されている。さらに、各種ランプ・LEDに信号を送
るための発光制御手段としてのランプ制御基板66、ス
ピーカ15a,15bからの音声発生を制御するための
音声制御手段としての音声制御基板67及び打球発射装
置を制御するための発射制御手段としての発射制御基板
70も設けられている。
【0025】さらに、DC30V、DC21V、DC1
2V及びDC5Vを作成する電源回路が搭載された電源
基板69が設けられ、上方には、各種情報を遊技機外部
に出力するための各端子を備えたターミナル基板73が
設置されている。ターミナル基板73には、少なくと
も、球切れ検出スイッチ(前記誘導樋62に設けられ
る)の出力を導入して外部出力するための球切れ用端
子、賞球個数信号を外部出力するための賞球用端子及び
球貸し個数信号を外部出力するための球貸し用端子が設
けられている。また、中央付近には、主基板64からの
各種情報を遊技機外部に出力するための各端子を備えた
情報端子盤71が設置されている。なお、図2には、ラ
ンプ制御基板66及び音声制御基板67からの信号を、
枠側に設けられている各種ランプ・LEDに供給するた
めの電飾中継基板72が示されているが、信号中継の必
要に応じて他の中継基板も設けられる。また、図示の実
施形態においては、図柄制御基板65、ランプ制御基板
66、音声制御基板67、情報端子盤71は、遊技盤3
0の裏面に取り付けられ、遊技制御基板64、払出制御
基板68、電源基板69、発射制御基板70、ターミナ
ル基板73は、機構板60の裏面に取り付けられ、電飾
中継基板72は、外枠2の下部裏面(外枠2の前面下部
に組み付けられる前面当て板の裏面)に取り付けられる
ものである。これは、原則的には、遊技盤30の交換に
伴って交換の必要となる基板は、遊技盤30に取り付け
られ、交換の必要のない基板は、機構板60に取り付け
られるからである。ただし、遊技制御基板64は、遊技
盤30の交換に伴って交換される基板であるが、その大
きさが大きいために遊技盤30の裏面に取り付けること
ができため、機構板60の裏面に取り付けられるもので
ある。もちろん、すべての基板を機構板60に取り付け
てもよい。
【0026】上記した遊技制御基板64(以下、主基板
64という)と図柄制御基板65、ランプ制御基板6
6、音声制御基板67との関係は、図3に示す通りであ
る。図3は、主基板64と図柄制御基板65、ランプ制
御基板66、音声制御基板67との関係を示すブロック
図である。即ち、CPU,ROM,RAMを含む主基板
64からは、遊技の進行に応じて各種のコマンドデータ
が図柄制御基板65、ランプ制御基板66、音声制御基
板67にそれぞれ送信され、その送信されたコマンドデ
ータに基づいて、図柄制御基板65は、可変表示装置3
3及び普通図柄表示器42を表示制御し、ランプ制御基
板66は、次に説明する発光部材A〜S及び賞球ランプ
22a,球切れランプ17aを制御し、音声制御基板6
7は、スピーカ15a,15bを制御する。なお、図3
には、図示されていないが、主基板64には、遊技盤3
0上に設けられる各種の検出器からの信号がI/Oポー
トを介して入力され、前記情報端子盤71や払出制御基
板68に向けて必要な情報を出力している。
【0027】また、上記各基板のうち、ランプ制御基板
66は、図4(ランプ制御基板と発光部材との関係を示
すブロック図である)に示すように、内部にCPU,R
OM,RAM(図示省略)を内蔵しており、そのROM
内に図6に示すような複数のランプ発光パターンテーブ
ルと、図7に示すような複数の点滅パターンからなるラ
ンプデータテーブルがそれぞれ記憶されている。そし
て、ランプ制御基板66のCPUは、主基板64から送
信されるコマンドデータの種類に応じたランプ発光パタ
ーンテーブルを選択し、その選択したランプ発光パター
ンテーブルに設定されたランプデータをランプデータテ
ーブルから読み出して、発光部材A〜Sを点滅制御する
ものである。もちろん、ROM内には、賞球ランプ22
aや球切れランプ17aを制御するためのデータも記憶
されている。
【0028】また、図柄制御基板65及び音声制御基板
67にもそれぞれCPU,ROM,RAM等の必要な電
子部品が内蔵され、主基板64から送信されるコマンド
データの種類に応じてLCD表示器34やスピーカ15
a,15bを制御するものである。この場合において、
同じ遊技状態に対応する共通のコマンドデータを主基板
64から図柄制御基板65、ランプ制御基板66、音声
制御基板67にそれぞれ送信することにより、LCD表
示器34に表示される表示態様と発光部材A〜Sの点滅
態様とスピーカ15a,15bの効果音とを同期させる
ことができ、遊技の雰囲気を盛り上げることができる。
また、この場合において、主基板64からは図柄制御基
板65、ランプ制御基板66、音声制御基板67にコマ
ンドデータを送るだけであり、具体的な表示態様は、そ
れぞれの基板の記憶領域に記憶されたデータに基づいて
表示されるので、図柄、ランプ、効果音を1つの遊技制
御基板で担当させる場合に比べて、遊技制御基板64
(主基板)の負担を軽減することができると共に図柄、
ランプ、効果音の複雑な制御が可能となる。もちろん、
遊技制御基板64の負担を軽減させる必要のない場合に
は、図柄、ランプ、効果音を1つの遊技制御基板で担当
させるようにしても良い。また、図3に示す場合におい
ては、主基板64から図柄制御基板65、ランプ制御基
板66、音声制御基板67に並列状にコマンドデータが
送信されるようにしたが、主基板64から図柄制御基板
65にコマンドデータを送信し、そのコマンドデータと
同じコマンドデータを図柄制御基板65からランプ制御
基板66や音声制御基板67に送信するようにしても良
い。
【0029】上記したランプ制御基板66内の記憶領域
に記憶されるランプ発光パターンテーブルの一部が図6
に示されている。図6は、ランプ発光パターンテーブル
のうち、可変表示装置33の主基板64から送信される
コマンドデータの種類に対応する変動中に実行される発
光部材A〜Sの点滅態様のパターンテーブルを示すもの
である。具体的には、主基板64から送信されるコマン
ドデータが「8000H」であるときには、可変表示装
置33の3つの識別情報(以下、図柄という)が図1に
示すような態様で変動表示し、左、右、中の順で識別情
報が停止する通常変動の場合のパターンテーブルが選択
され、その場合には、可変表示装置33が変動中のとき
には、パターン1の点滅態様が18ループで計9000
ms実行され、図柄が確定したときには、パターン5の
点滅態様が2000ms実行される。ここで、パターン
1の点滅態様は、図7のパターンデータテーブルに示さ
れるように2つのステップからなり、第1ステップで
は、すべての発光部材A〜Sが250msOFFとな
り、第2ステップでは、発光部材K,L,O,Pが25
0msONする計500msのループを繰り返すもので
ある。同様にパターン5の点滅態様は、2つのステップ
からなり、第1ステップでは、発光部材H〜Nが100
0msONとなり、第2ステップでは、すべての発光部
材A〜Sが1000msOFFする計2000msのル
ープを繰り返すものである。
【0030】また、主基板64から送信されるコマンド
データが「8001H」であるときには、可変表示装置
33の3つの図柄が図1に示すような態様で変動表示
し、左右の図柄が確定して一致した場合に、中図柄をそ
のままの大きさで基本リーチ期間変動するノーマルリー
チの場合のパターンテーブルが選択され、その場合に
は、すべての図柄が変動中のときには、パターン1の点
滅態様が12ループで計6000ms実行され、中図柄
だけが変動中(基本リーチ変動中)のときには、パター
ン2の点滅態様が17ループで計9000ms実行さ
れ、図柄が確定したときには、パターン5の点滅態様が
2000ms実行される。なお、パターン2の点滅態様
は、図7に示す通りであり、その詳細な説明は、省略す
る。
【0031】また、主基板64から送信されるコマンド
データが「8002H」であるときには、可変表示装置
33の3つの図柄が図1に示すような態様で変動表示
し、左右の図柄が確定して一致した場合に、中図柄をそ
のままの大きさで基本リーチ期間変動し、その後、発展
型リーチ1に発展して変動するが最終的にハズレとなる
拡大リーチハズレの場合のパターンテーブルが選択さ
れ、その場合には、すべての図柄が変動中のときには、
パターン1の点滅態様が12ループで計6000ms実
行され、中図柄だけが変動中(基本リーチ変動中)のと
きには、パターン2の点滅態様が23ループで計120
00ms実行され、発展型リーチ1に発展したときに
は、パターン3(1ループにつき1図柄の変動)の点滅
態様が8ループで計12000ms実行され、ハズレ図
柄が確定したとき(図10に示す態様と同じ態様;図1
0の態様は大当り図柄の組合せであるが、中図柄が左右
の図柄と異なる)には、パターン5の点滅態様が200
0ms実行される。なお、パターン3の点滅態様は、図
7に示す通りであり、その詳細な説明は、省略する。
【0032】また、主基板64から送信されるコマンド
データが「8003H」であるときには、可変表示装置
33の3つの図柄が図1に示すような態様で変動表示
し、左右の図柄が確定して一致した場合に、中図柄をそ
のままの大きさで基本リーチ期間変動し、その後、発展
型リーチ1に発展して変動して最終的に当りとなる拡大
リーチ当りの場合のパターンテーブルが選択され、その
場合には、すべての図柄が変動中のときには、パターン
1の点滅態様が12ループで計6000ms実行され、
中図柄だけが変動中(基本リーチ変動中)のときには、
パターン2の点滅態様が23ループで計12000ms
実行され、発展型リーチ1に発展したときには、パター
ン3(1ループにつき1図柄の変動)の点滅態様が8ル
ープで計12000ms実行され、さらに図柄が確定す
る直前の表示態様(図12に示す態様)のときには、パ
ターン4の点滅態様が2000ms実行され、大当り図
柄が確定したとき(図10に示す態様)には、パターン
5の点滅態様が2000ms実行される。なお、パター
ン4の点滅態様は、図7に示す通りであり、その詳細な
説明は、省略する。
【0033】また、主基板64から送信されるコマンド
データが「8004H」であるときには、可変表示装置
33の3つの図柄が図1に示すような態様で変動表示
し、左右の図柄が確定して一致した場合に、中図柄をそ
のままの大きさで基本リーチ期間変動し、その後、発展
型リーチ2に発展して変動するが最終的にハズレとなる
回転リーチハズレの場合のパターンテーブルが選択さ
れ、その場合には、すべての図柄が変動中のときには、
パターン1の点滅態様が12ループで計6000ms実
行され、中図柄だけが変動中(基本リーチ変動中)のと
きには、パターン2の点滅態様が23ループで計120
00ms実行され、発展型リーチ2に発展したときに
は、パターン6(1ループにつき1図柄の変動)の点滅
態様が12ループで計12000ms実行され、ハズレ
図柄が確定したとき(図16に示す態様と同じ態様;図
16の態様は大当り図柄の組合せであるが、中図柄が左
右の図柄と異なる)には、パターン5の点滅態様が20
00ms実行される。なお、パターン6の点滅態様は、
図7に示す通りであり、その詳細な説明は、省略する。
【0034】また、主基板64から送信されるコマンド
データが「8005H」であるときには、可変表示装置
33の3つの図柄が図1に示すような態様で変動表示
し、左右の図柄が確定して一致した場合に、中図柄をそ
のままの大きさで基本リーチ期間変動し、その後、発展
型リーチ2に発展して変動して最終的に当りとなる回転
リーチ当りの場合のパターンテーブルが選択され、その
場合には、すべての図柄が変動中のときには、パターン
1の点滅態様が12ループで計6000ms実行され、
中図柄だけが変動中(基本リーチ変動中)のときには、
パターン2の点滅態様が23ループで計12000ms
実行され、発展型リーチ2に発展したときには、パター
ン6(1ループにつき1図柄の変動)の点滅態様が12
ループで計12000ms実行され、さらに図柄が確定
する直前の表示態様(図17に示す態様をしばらく表示
した後、図柄を逆方向に1回転する態様)のときには、
パターン7の点滅態様が1300ms実行され、大当り
図柄が確定したとき(図17に示す態様)には、パター
ン5の点滅態様が2000ms実行される。なお、パタ
ーン7の点滅態様は、図7に示す通りであり、その詳細
な説明は、省略する。
【0035】次に、上記で説明したランプ発光パターン
テーブルのうち、拡大リーチの際に実行される発展型リ
ーチ1の変動中における発光部材A〜Sの点滅態様につ
いて図8乃至図12を参照して説明する。図8乃至図1
2は、拡大リーチの発展型リーチ1におけるLCD表示
器34に表示される図柄と発光部材との関係を示す弾球
遊技機の正面図である。
【0036】まず、拡大リーチの変動において基本リー
チ変動から発展型リーチ1変動に変わる際には、LCD
表示器34に表示される3つの図柄のうち、すでに確定
した左右の図柄は縮小して所定の位置(図示の場合は、
左右の上端部)に移動し、確定していない中図柄が図8
に示すように、図柄が円内に囲まれた状態でLCD表示
器34の中央に位置している。そして、その中図柄が時
間の経過と共に図9乃至図12に示すように拡大する
が、この拡大する態様と発光部材A〜Sの点滅態様とが
関連するように制御されるものである。即ち、発展型リ
ーチ1の場合には、発光部材A〜Sの点滅態様は、パタ
ーン3を8ループ実行するものであるが、パターン3
は、図7に示すように、4ステップから構成され、第1
ステップでは、LCD表示器34に最も近い第1環状線
上に位置する発光部材H,Iが750msで同期的に点
灯する。この第1ステップの点滅状態が行われていると
きのLCD表示器34の表示状態は、図8及び図9に示
す状態で中図柄が最少の大きさからやや拡大した大きさ
となるまでである。次いで第2ステップにおいては、第
1環状線上と第2環状線上に位置する発光部材H〜Nが
250msで同期的に点灯し、そのときのLCD表示器
34の表示状態は、図10に示す状態で中図柄がさらに
拡大した大きさとなるまでである。次の第3ステップに
おいては、第1環状線上乃至第3環状線上に位置する発
光部材H〜Sが250msで同期的に点灯し、そのとき
のLCD表示器34の表示状態は、図11に示す状態で
中図柄がさらに拡大して図柄を囲む円がLCD表示器3
4に内接する大きさとなるまでである。更に次の第4ス
テップにおいては、第1環状線上乃至第4環状線上に位
置する発光部材A〜Sが250msで同期的に点灯し、
そのときのLCD表示器34の表示状態は、図12に示
す状態で中図柄がさらに拡大して図柄自体がLED表示
器34の上下一杯の大きさとなるまでである。そして、
上記の4つのステップを1ループとして8ループ実行す
るものである。また、パターン3におけるループは、1
ループにつき1図柄の変動を行うので、図8から図12
に示す1ループの変動態様及び点滅態様を行った後に
は、中図柄を次の図柄(図示の場合には、「8」)に変
更して再度図8から図12の変動態様及び点滅態様を実
行して次のループを行う。したがって、8ループの変動
態様及び点滅態様を実行して結果としてハズレとなる場
合には、発展型リーチ1に変更された際の最初に表示さ
れる中図柄が8図柄変動しても大当りとならないような
図柄が設定され、結果として大当りとなる場合には、発
展型リーチ1に変更された際の最初に表示される中図柄
が8図柄変動したときに大当りとなる図柄が設定され
る。
【0037】上記した図8乃至図12に示す具体的な実
施例(第1実施例)においては、中図柄の大きさが拡大
することに応じてLCD表示器34を中心として発光部
材A〜Sの点滅状態が徐々に拡散するので、中図柄の大
きさの変化と発光部材A〜Sの点滅状態の変化の関連性
について遊技者が容易に認識することができると共に、
LCD表示器34に注目していても発光部材A〜Sの点
滅状態の変化について遊技者が容易に認識することがで
きるため、発光部材A〜Sによる演出効果の向上を図る
ことができ、一層遊技の興趣を盛り上げることができ
る。なお、この場合において、中図柄は、連続的に変化
するので動画像を構成するものである。また、発光部材
A〜Sを拡散させる態様として、最初にすべての発光部
材A〜Sを点灯させておき、動画像の拡大に伴って第1
環状線上に位置する発光部材H,Iを消灯し、次いで第
2環状線上に位置する発光部材K,M,J,N,Lを消
灯し(この際、第1環状線上に位置する発光部材H,I
を再度点灯しても良い)、次に第3環状線上に位置する
発光部材O,Q,R,S,Pを消灯し(この際、第2環
状線上に位置する発光部材K,M,J,N,Lを再度点
灯しても良い)、更に第4環状線上に位置する発光部材
A〜Gを消灯(この際、第3環状線上に位置する発光部
材O,Q,R,S,Pを再度点灯しても良い)しても良
く、順次同期的に消灯することによって動画像の拡大と
発光部材A〜Sの点滅状態の変化との関連性について遊
技者が容易に認識することができるようにしても良い。
【0038】また、動画像を拡大させる場合だけではな
く、縮小させる動画像を採用しても良いが、この場合に
は、最初にすべての発光部材A〜Sを点灯させておき、
LCD表示器34に最も遠い位置に配置される第4環状
線上からLCD表示器34に最も近い位置に配置される
第1環状線上の発光部材を順次で同期的に消灯させるこ
とによってLCD表示器34を中心にして、動画像の大
きさと発光部材の点滅状態の変化の関連性を遊技者に容
易に認識させることが可能であると共に、LCD表示器
34に注目していても発光部材A〜Sの点滅状態の変化
について遊技者が容易に認識することができるため、発
光部材A〜Sによる演出効果の向上を図ることができ、
一層遊技の興趣を盛り上げることができる。なお、動画
像の大きさの変化として、上記実施例では、中図柄が相
似形的に拡大する場合を示したが、動画像が拡大又は縮
小する変化が遊技者に認識できるもの(例えば、波紋の
ように拡大変化するもの)であれば良い。
【0039】上記した図8乃至第12に示す実施例の場
合には、中図柄が最大となった時点ですべての発光部材
A〜Sを点灯させた例を示したが、その変形例(第1実
施例の変形例)として、例えば、図8から図12に示す
中図柄の拡大の際には、中図柄のみで拡大する様子を遊
技者に視認させ、さらに中図柄を拡大させて中図柄がL
CD表示器34上で認識できなくなった場合に、拡大す
る様子を遊技者に想像させるために発光部材A〜Sを利
用することが考えられる。この場合には、図8から図1
1まで中図柄が拡大しても発光部材A〜Sは点灯させ
ず、図13に示すように、中図柄がLCD表示器34上
で最大に拡大された時点で初めて第1環状線上の発光部
材H,Iのみを同期的に点灯し、次いで、中図柄がLC
D表示器34で認識できない大きさまで拡大されたとき
に、図14乃至図16に示すように、順次第2環状線上
に位置する発光部材J,K,L,M,Nのみを同期的に
点灯、第3環状線上に位置する発光部材O,P,Q,
R,Sのみを同期的に点灯、第4環状線上に位置する発
光部材A〜Gのみを同期的に点灯という点滅態様を採用
すればよい。この第1実施例の変形例においても、動画
像の拡大の様子をLCD表示器34と発光部材A〜Sと
で分担して担当することにより、LCD表示器34を中
心にして、動画像の大きさと発光部材の点滅状態の変化
の関連性を遊技者に容易に認識させることが可能であ
る。
【0040】次に、図6で説明したランプ発光パターン
テーブルのうち、回転リーチの際に実行される発展型リ
ーチ2の変動中における発光部材A〜Sの点滅態様につ
いて図17乃至図20を参照して説明する。図17乃至
図20は、回転リーチの発展型リーチ2におけるLCD
表示器34に表示される図柄と発光部材との関係を示す
弾球遊技機の正面図である。
【0041】まず、回転リーチの変動において基本リー
チ変動から発展型リーチ2変動に変わる際には、LCD
表示器34に表示される3つの図柄のうち、すでに確定
した左右の図柄は縮小して所定の位置(図示の場合は、
左右の上端部)に移動し、確定していない中図柄が図1
7に示すように、図柄が正立した状態でLCD表示器3
4の中央に位置している。そして、その中図柄が時間の
経過と共に図17乃至図20に示すように回転するが、
この回転する態様と発光部材A〜Sの点滅態様とが関連
するように制御されるものである。即ち、発展型リーチ
2の場合には、発光部材A〜Sの点滅態様は、パターン
6を12ループ実行するものであるが、パターン6は、
図7に示すように、4ステップから構成され、第1ステ
ップでは、上向き放射状線上に位置する発光部材B,H
が250ms点灯する。この第1ステップの点滅状態が
行われているときのLCD表示器34の表示状態は、図
17に示す状態で中図柄が成立した状態である。次いで
第2ステップにおいては、隣接する左向き放射状線上に
位置する発光部材G,K,M,Oが250ms点灯し、
そのときのLCD表示器34の表示状態は、図18に示
す状態で中図柄が左向きに回転した状態である。次の第
3ステップにおいては、さらに隣接する下向き放射状線
上に位置する発光部材I,J,Q,R,Sが250ms
点灯し、そのときのLCD表示器34の表示状態は、図
19に示す状態で中図柄が下向きに回転した状態であ
る。更に次の第4ステップにおいては、さらに隣接する
右向き放射状線上に位置する発光部材D,L,N,Pが
250ms点灯し、そのときのLCD表示器34の表示
状態は、図20に示す状態で中図柄が右向きに回転した
状態である。そして、上記の4つのステップを1ループ
として12ループ実行するものである。また、パターン
6におけるループは、1ループにつき1図柄の変動を行
うので、図17から図20に示す1ループの変動態様及
び点滅態様を行った後には、中図柄を次の図柄(図示の
場合には、「8」)に変更して再度図17から図20の
変動態様及び点滅態様を実行して次のループを行う。し
たがって、12ループの変動態様及び点滅態様を実行し
て結果としてハズレとなる場合には、発展型リーチ2に
変更された際の最初に表示される中図柄が12図柄変動
しても大当りとならないような図柄が設定され、結果と
して大当りとなる場合には、発展型リーチ2に変更され
た際の最初に表示される中図柄が12図柄変動したとき
に大当りとなる図柄が設定される。
【0042】上記した図17乃至図20に示す具体的な
実施例(第2実施例)においては、中図柄が回転するこ
とに応じてLCD表示器34を中心として発光部材A〜
Sの点滅状態が放射状線にしたがって徐々に一定方向に
回転するので、中図柄の回転移動と発光部材A〜Sの点
滅状態の変化の関連性について遊技者が容易に認識する
ことができると共に、LCD表示器34に注目していて
も発光部材A〜Sの点滅状態の変化について遊技者が容
易に認識することができるため、発光部材A〜Sによる
演出効果の向上を図ることができ、一層遊技の興趣を盛
り上げることができる。なお、この場合において、中図
柄は、連続的に回転するので動画像を構成するものであ
る。また、動画像を左回転させる場合だけではなく、右
回転させる動画像を採用しても良い。また、一定方向と
して右方向だけあるいは左方向だけ回転させるのではな
く、例えば、上方向から同時に左右の回転を開始させる
ようなニ方向を一定方向として設定しても良い。
【0043】上記した図17乃至第20に示す実施例の
場合には、中図柄そのものを回転させる例を示したが、
その変形例(第2実施例の変形例)として、例えば、図
21から図25に示すように、中図柄も縮小して上部中
央で変動表示(図中矢印で変動中を表示)させておき、
中図柄に変えてLCD表示器34に任意の動画像(例え
ば、キャラクタ)を表示させ、そのキャラクタ動画像
(図示の場合には、ボール状のもの)を回転させるよう
にしたものでも良い。具体的には、発展型リーチ2に変
化した際に、図21に示すように、確定した左右の図柄
及び変動中の中図柄を共に縮小して所定の位置に移動さ
せ、LCD表示器34の中央にキャラクタ動画像を表示
する。そして、キャラクタ動画像が中央に位置している
場合には、上下の発光部材H,Iを点灯し、次いでキャ
ラクタ動画像が上方に移動したときには、上向き放射状
線上の発光部材H,Bを点灯し(図22)、キャラクタ
動画像が左側に移動したときには、左向き放射状線上の
発光部材O,F,Gを点灯し(図23)、キャラクタ動
画像が下側に移動したときには、下向き放射状線上の発
光部材I,J,Rを点灯し(図24)、キャラクタ動画
像が右側に移動したときには、右向き放射状線上の発光
部材P,D,Eを点灯(図25)する。そして、図21
から図25までを1ループとして、複数回のループを実
行した後、キャラクタ動画像がLCD表示器34の中央
で停止したときに変動している中図柄の変動を停止し、
大当りかハズレかを決定する。
【0044】上記した第2実施例の変形例においても、
キャラクタ動画像が回転移動することに応じてLCD表
示器34を中心として発光部材A〜Sの点滅状態が放射
状線にしたがって徐々に回転するので、キャラクタ動画
像の回転移動と発光部材A〜Sの点滅状態の変化の関連
性について遊技者が容易に認識することができる。ま
た、キャラクタ動画像を左回転させる場合だけではな
く、右回転させるキャラクタ動画像を採用しても良い。
また、回転させる画像としては、必ずしも特別に表示し
たキャラクタ画像でなくても、例えば、LCD表示器3
4に表示される背景等であっても良い。
【0045】上記した実施形態においては、第1実施例
及び第1実施例の変形例として環状線上に配置される発
光部材A〜Sが可変表示装置を中心にして拡大(又は縮
小)するものを示し、第2実施例及び第2実施例の変形
例として放射状線上に配置される発光部材A〜Sが可変
表示装置を中心にして回転するものを示したが、拡大縮
小動作と回転動作とを融合させた動作、例えば、回転し
ながら拡大する態様で発光部材A〜Sを点滅制御するよ
うにしても良い。例えば、図8から図12に示す中図柄
の拡大に伴ってその中図柄を図17から図20に示すと
同様に中図柄を回転させる態様がLCD表示器34に表
示される場合において、中図柄が上方向を向いて小さな
状態のときには、第1環状線上に位置し且つ上方向の放
射状線上に位置する発光部材Hを点灯し、次いで中図柄
がやや拡大しながら上方向から左方向に回転移動するに
したがって、第2環状線上に位置し且つ右方向の放射状
線上に位置する発光部材Kを点灯し、次に中図柄が拡大
しながら横方向から下方向に回転移動するにしたがっ
て、第1環状線上に位置し且つ下方向の放射状線上に位
置する発光部材I、第2環状線上に位置し且つ下方向の
放射状線上に位置する発光部材M,J及び第3環状線上
に位置し且つ下方向の放射状線上に位置する発光部材
Q,R,Sを点灯し、更に中図柄が拡大しながら下方向
から右方向に回転移動するにしたがって、第2環状線上
に位置し且つ右方向の放射状線上に位置する発光部材
N,L、第3環状線上に位置し且つ右方向の放射状線上
に位置する発光部材P及び第4環状線上に位置し且つ右
方向の放射状線上に位置する発光部材E,D,Cを点灯
するように制御しても良い。つまり、LCD表示器34
に表示される図柄の拡大回転にしたがって、LCD表示
器34を中心にして発光部材A〜Sの任意の発光部材が
渦を巻きながら点灯する態様となるものである。このよ
うな実施例(第3実施例)から把握できる発明として
は、下記のように表現することができる。
【0046】(第3実施例から把握できる発明)「(発
明1)識別情報を可変表示する可変表示装置と、該可変
表示装置を制御する表示制御手段と、遊技者が視認し得
る複数の発光部材と、該複数の発光部材を制御する発光
制御手段と、を備えた遊技機において、前記複数の発光
部材は、前記可変表示装置を中心とした渦巻状となる位
置に配置され、前記発光制御手段は、前記可変表示装置
における表示状態に応じて前記可変表示装置に近い位置
から前記可変表示装置から離れた位置に向けて、又は前
記可変表示装置から離れた位置から前記可変表示装置に
近い位置に向けて前記渦巻状に配置された発光部材を点
滅制御することを特徴とする遊技機。
【0047】(発明2)前記可変表示装置は、画像を表
示することが可能な画像表示装置であり、前記表示制御
手段は、前記画像表示装置に大きさが変化し且つ移動す
る動画像を表示制御すると共に、前記発光制御手段は、
前記動画像の大きさの変化及び移動に応じて前記画像表
示装置に近い位置から前記画像表示装置から離れた位置
に向けて、又は前記画像表示装置から離れた位置から前
記画像表示装置に近い位置に向けて前記渦巻状に配置さ
れた発光部材を点滅制御することを特徴とする発明1記
載の遊技機。」 以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本実
施形態においては、識別情報としての図柄を可変表示す
る可変表示装置33と、該可変表示装置33を制御する
表示制御手段としての図柄制御基板65と、遊技者が視
認し得る複数の発光部材A〜Sと、該複数の発光部材A
〜Sを制御する発光制御手段としてのランプ制御基板6
6と、を備えた遊技機としての弾球遊技機1において、
前記複数の発光部材A〜Sは、前記可変表示装置33を
中心とする複数のほぼ環状線上となる位置に配置され、
前記ランプ制御基板66は、前記可変表示装置33にお
ける表示状態に応じて前記可変表示装置33に近い位置
の環状線上に配置される発光部材から前記可変表示装置
33から遠い位置の環状線上に配置される発光部材に向
けて、又は前記可変表示装置33から遠い位置の環状線
上に配置される発光部材から前記可変表示装置33に近
い位置の環状線上に配置される発光部材に向けて点滅制
御することにより、可変表示装置33を中心として発光
部材A〜Sの点滅状態が拡散したり収縮したりするの
で、可変表示装置33の表示態様の変化と発光部材A〜
Sの点滅状態の変化の関連性について遊技者が容易に認
識することができると共に、可変表示装置33に注目し
ていても発光部材A〜Sの点滅状態の変化について遊技
者が容易に認識することができるため、発光部材A〜S
による演出効果の向上を図ることができ、一層遊技の興
趣を盛り上げることができる。
【0048】また、本実施形態においては、前記ランプ
制御基板66は、前記可変表示装置33からほぼ同距離
に位置する前記発光部材を同期的に点滅制御することに
より、可変表示装置33からほぼ同距離に位置する発光
部材が同時に点滅されるため、可変表示装置33を中心
にして拡散したり収縮したりする様子を遊技者が明確に
視認することができる。
【0049】また、本実施形態においては、前記可変表
示装置33は、画像を表示することが可能な画像表示装
置としてのLCD表示器34であり、前記図柄制御基板
65は、前記LCD表示器34に大きさが変化する動画
像を表示制御すると共に、前記ランプ制御基板66は、
前記動画像の大きさの変化に応じて前記LCD表示器3
4に近い位置の環状線上に配置される発光部材から前記
LCD表示器34から遠い位置の環状線上に配置される
発光部材に向けて、又は前記LCD表示器34から遠い
位置の環状線上に配置される発光部材から前記LCD表
示器34に近い位置の環状線上に配置される発光部材に
向けて点滅制御することにより、LCD表示器34に表
示される動画像の大きさの変化、即ち動画像の拡大縮小
に応じてLCD表示器34を中心として発光部材の点滅
状態が拡散したり収縮したりするので、動画像の大きさ
の変化と発光部材の点滅状態の変化の関連性についてさ
らに遊技者が容易に認識することができる。
【0050】また、本実施形態においては、識別情報を
可変表示する可変表示装置33と、該可変表示装置33
を制御する図柄制御基板65と、遊技者が視認し得る複
数の発光部材A〜Sと、該複数の発光部材A〜Sを制御
するランプ制御基板66と、を備えた弾球遊技機1にお
いて、前記複数の発光部材A〜Sは、前記可変表示装置
33を中心とする複数のほぼ放射状線上となる位置に配
置され、前記ランプ制御基板66は、前記可変表示装置
33における表示状態に応じて複数の放射状線上に配置
される発光部材を前記可変表示装置33を中心として左
方向、又は右方向に回転するように点滅制御することに
より、可変表示装置33を中心として発光部材の点滅状
態が左方向又は右方向に回転したりするので、可変表示
装置33の表示態様の変化と発光部材の点滅状態の変化
の関連性について遊技者が容易に認識することができる
と共に、可変表示装置33に注目していても発光部材A
〜Sの点滅状態の変化について遊技者が容易に認識する
ことができるため、発光部材A〜Sによる演出効果の向
上を図ることができ、一層遊技の興趣を盛り上げること
ができる。
【0051】また、本実施形態においては、前記可変表
示装置33は、画像を表示することが可能なLCD表示
器34であり、前記図柄制御基板65は、前記LCD表
示器34に移動する動画像を表示制御すると共に、前記
ランプ制御基板66は、前記動画像の移動に応じて複数
の放射状線上に配置される発光部材を前記LCD表示器
34を中心として左方向、又は右方向に回転するように
点滅制御することにより、LCD表示器34に表示され
る動画像の移動に応じてLCD表示器34を中心として
発光部材の点滅状態が回転するので、動画像の移動と発
光部材の点滅状態の変化の関連性についてさらに遊技者
が容易に認識することができる。
【0052】更に、本実施形態においては、前記弾球遊
技機1は、遊技の進行に応じて前記図柄制御基板65及
び前記ランプ制御基板66へコマンドデータを送信する
遊技制御手段としての遊技制御基板64を備え、前記図
柄制御基板65及び前記ランプ制御基板66は、前記遊
技制御基板64から送信される共通のコマンドデータに
基づいて前記可変表示装置33の表示態様と前記複数の
発光部材A〜Sの点滅態様とが同期するように設定され
たパターンをパターンテーブルからそれぞれ選択して実
行することにより、遊技制御基板64と図柄制御基板6
5とランプ制御基板66とが一体的に形成されるものに
比べて、遊技制御基板64の制御の負担を軽減すること
ができると共に、可変表示装置33及び発光部材A〜S
により複雑な制御を行うことができる。
【0053】なお、上記した実施形態においては、画像
表示装置としてLCD表示器34を例示したが、画像を
表示できる表示装置であれば、どのようなものであって
も良い。また、発光部材の拡散又は収縮、並びに回転す
る点滅態様が発展型リーチ変動時にのみ適用される場合
を示したが、必ずしも発展型リーチ変動時に限られるも
のではなく、可変表示装置における表示が拡散又は収
縮、並びに回転する態様である状態時に発光部材の拡散
又は収縮、並びに回転する点滅態様を適用すればよい。
【0054】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、請求項1の発明においては、可変表示装置を中心と
して発光部材の点滅状態が近い位置から遠い位置に拡散
したり又は遠い位置から近い位置に収縮したりするの
で、可変表示装置に注目していても発光部材の点滅状態
の変化について遊技者が容易に認識することができるた
め、発光部材による演出効果の向上を図ることができ、
一層遊技の興趣を盛り上げることができる。
【0055】また、請求項2の発明においては、可変表
示装置からほぼ同距離に位置する発光部材が同時に点滅
されるため、可変表示装置を中心にして拡散したり収縮
したりする様子を遊技者が明確に視認することができ
る。
【0056】また、請求項3の発明においては、画像表
示装置に表示される動画像の大きさの変化、即ち動画像
の拡大縮小に応じて画像表示装置を中心として発光部材
の点滅状態が拡散したり収縮したりするので、動画像の
大きさの変化と発光部材の点滅状態の変化の関連性につ
いてさらに遊技者が容易に認識することができる。
【0057】また、請求項4の発明においては、可変表
示装置を中心として放射状線上に配置される発光部材の
点滅状態が一定方向に連続して移動するので、可変表示
装置に注目していても発光部材の点滅状態の変化につい
て遊技者が容易に認識することができるため、発光部材
による演出効果の向上を図ることができ、一層遊技の興
趣を盛り上げることができる。
【0058】また、請求項5の発明においては、画像表
示装置に表示される動画像の移動に応じて画像表示装置
を中心として発光部材の点滅状態が一定方向に連続して
移動するので、動画像の移動と発光部材の点滅状態の変
化の関連性についてさらに遊技者が容易に認識すること
ができる。
【0059】また、請求項6の発明においては、遊技制
御手段と表示制御手段と発光制御手段とが一体的に形成
されるものに比べて、遊技制御手段の制御の負担を軽減
することができると共に、可変表示装置及び発光部材に
より複雑な制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における遊技機の一例の弾球
遊技機を示す正面図である。
【図2】弾球遊技機の背面概略図である。
【図3】遊技制御基板と図柄制御基板、ランプ制御基
板、音声制御基板との関係を示すブロック図である。
【図4】ランプ制御基板と発光部材との関係を示すブロ
ック図である。
【図5】実施形態に係る発光部材と名称の対応関係を示
す一覧表図である。
【図6】ランプ発光パターンテーブルの説明図である。
【図7】ランプデータテーブルの説明図である。
【図8】第1実施例における画像と表示態様との関係を
示す弾球遊技機の正面図である。
【図9】同じく、第1実施例における画像と表示態様と
の関係を示す弾球遊技機の正面図である。
【図10】同じく、第1実施例における画像と表示態様
との関係を示す弾球遊技機の正面図である。
【図11】同じく、第1実施例における画像と表示態様
との関係を示す弾球遊技機の正面図である。
【図12】同じく、第1実施例における画像と表示態様
との関係を示す弾球遊技機の正面図である。
【図13】第1実施例の変形例における画像と表示態様
との関係を示す弾球遊技機の正面図である。
【図14】同じく、第1実施例の変形例における画像と
表示態様との関係を示す弾球遊技機の正面図である。
【図15】同じく、第1実施例の変形例における画像と
表示態様との関係を示す弾球遊技機の正面図である。
【図16】同じく、第1実施例の変形例における画像と
表示態様との関係を示す弾球遊技機の正面図である。
【図17】第2実施例における画像と表示態様との関係
を示す弾球遊技機の正面図である。
【図18】同じく、第2実施例における画像と表示態様
との関係を示す弾球遊技機の正面図である。
【図19】同じく、第2実施例における画像と表示態様
との関係を示す弾球遊技機の正面図である。
【図20】同じく、第2実施例における画像と表示態様
との関係を示す弾球遊技機の正面図である。
【図21】第2実施例の変形例における画像と表示態様
との関係を示す弾球遊技機の正面図である。
【図22】同じく、第2実施例の変形例における画像と
表示態様との関係を示す弾球遊技機の正面図である。
【図23】同じく、第2実施例の変形例における画像と
表示態様との関係を示す弾球遊技機の正面図である。
【図24】同じく、第2実施例の変形例における画像と
表示態様との関係を示す弾球遊技機の正面図である。
【図25】同じく、第2実施例の変形例における画像と
表示態様との関係を示す弾球遊技機の正面図である。
【符号の説明】
1 弾球遊技機(遊技機) 16 スピーカ左上LED(発光部材A) 17 前板上ランプ(発光部材B) 18 スピーカ右上LED(発光部材C) 19 前板右上ランプ(発光部材D) 20 前板右下ランプ(発光部材E) 21 前板左下ランプ(発光部材F) 22 前板左上ランプ(発光部材G) 30 遊技盤 33 可変表示装置 34 LCD表示器(画像表示装置) 35 センタ飾りランプ上(発光部材H) 36 センタ飾りランプ下(発光部材I) 38 始動口ランプ(発光部材J) 40a 左風車ランプ(発光部材K) 40b 右風車ランプ(発光部材L) 43 左袖入賞口ランプ(発光部材M) 45 右袖入賞口ランプ(発光部材N) 47a 左サイドランプ(発光部材O) 47b 右サイドランプ(発光部材P) 48 可変入賞球装置 49 大入賞口左ランプ(発光部材Q) 50 大入賞口下ランプ(発光部材R) 51 大入賞口右ランプ(発光部材S) 64 遊技制御基板(遊技制御手段) 65 図柄制御基板(表示制御手段) 66 ランプ制御基板(発光制御手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水野 秀行 東京都渋谷区東二丁目23番3号 株式会社 ダイドー内 Fターム(参考) 2C088 BC22 BC25 EA06 EA08 EB55 EB78

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 識別情報を可変表示する可変表示装置
    と、該可変表示装置を制御する表示制御手段と、遊技者
    が視認し得る複数の発光部材と、該複数の発光部材を制
    御する発光制御手段と、を備えた遊技機において、 前記発光制御手段は、前記可変表示装置における表示状
    態に応じて前記可変表示装置に近い位置に配置される発
    光部材から前記可変表示装置から遠い位置に配置される
    発光部材に向けて、又は前記可変表示装置から遠い位置
    に配置される発光部材から前記可変表示装置に近い位置
    に配置される発光部材に向けて点滅制御することを特徴
    とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記発光制御手段は、前記可変表示装置
    からほぼ同距離に位置する前記発光部材を同期的に点滅
    制御することを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記可変表示装置は、画像を表示するこ
    とが可能な画像表示装置であり、前記表示制御手段は、
    前記画像表示装置に大きさが変化する動画像を表示制御
    すると共に、前記発光制御手段は、前記動画像の大きさ
    の変化に応じて前記画像表示装置に近い位置に配置され
    る発光部材から前記画像表示装置から遠い位置に配置さ
    れる発光部材に向けて、又は前記画像表示装置から遠い
    位置に配置される発光部材から前記画像表示装置に近い
    位置に配置される発光部材に向けて点滅制御することを
    特徴とする請求項1又は請求項2記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 識別情報を可変表示する可変表示装置
    と、該可変表示装置を制御する表示制御手段と、遊技者
    が視認し得る複数の発光部材と、該複数の発光部材を制
    御する発光制御手段と、を備えた遊技機において、 前記発光制御手段は、前記可変表示装置を中心としてほ
    ぼ同一放射状線上に配置される発光部材を点滅させた
    後、該放射状線上に隣接する他の放射状線上に配置され
    る発光部材を点滅させる制御を行い、該制御を一定方向
    に連続して行うことを特徴とする遊技機。
  5. 【請求項5】 前記可変表示装置は、画像を表示するこ
    とが可能な画像表示装置であり、前記表示制御手段は、
    前記画像表示装置に移動する動画像を表示制御すると共
    に、前記発光制御手段は、前記動画像の移動に応じて前
    記画像表示装置を中心としてほぼ同一放射状線上に配置
    される発光部材を点滅させた後、該放射状線上に隣接す
    る他の放射状線上に配置される発光部材を点滅させる制
    御を行い、該制御を一定方向に連続して行うことを特徴
    とする請求項4記載の遊技機。
  6. 【請求項6】 前記遊技機は、遊技の進行に応じて前記
    表示制御手段及び前記発光制御手段へコマンドデータを
    送信する遊技制御手段を備え、 前記表示制御手段及び前記発光制御手段は、前記遊技制
    御手段から送信される共通のコマンドデータに基づいて
    前記可変表示装置の表示態様と前記複数の発光部材の点
    滅態様とが同期するように設定されたパターンをパター
    ンテーブルからそれぞれ選択して実行することを特徴と
    する請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の遊技機。
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