JP2003290126A - センチネルリンパ節検出装置及びその方法 - Google Patents

センチネルリンパ節検出装置及びその方法

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JP2003290126A
JP2003290126A JP2002097420A JP2002097420A JP2003290126A JP 2003290126 A JP2003290126 A JP 2003290126A JP 2002097420 A JP2002097420 A JP 2002097420A JP 2002097420 A JP2002097420 A JP 2002097420A JP 2003290126 A JP2003290126 A JP 2003290126A
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JP2002097420A
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Mamoru Kaneko
守 金子
Hitoshi Ueno
仁士 上野
Katsuichi Imaizumi
克一 今泉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 より深い場所のセンチネルリンパ節を検出す
る。 【解決手段】センチネルリンパ節検出装置は、色素の特
定の吸収波長である光であって、かつその光による光音
響効果によって前記色素が発生する超音波信号に時間的
変化が生じるパルス光を照射するパルス光光源と、前記
色素が予め注入された病変組織近傍に前記パルス光を導
光する光ガイド手段と、前記光ガイド手段の出射端に近
接して配置され前記超音波信号を検出する検出器と、前
記検出器の出力信号に基づいて前記色素の有無あるいは
濃度を出力する出力手段とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、センチネルリンパ
節検出装置およびその方法に関し、特に、色素を利用し
たセンチネルリンパ節検出装置およびその方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、早期癌手術においては、病変部
だけでなく、その病変部の周囲の、転移が疑われる複数
個のリンパ節の切除も行われる。しかし、切除後、リン
パ節の病理検査において転移が認められないと、結果と
して不必要なリンパ節切除が行われたことになる。
【0003】そこで、近年、癌切除手術において不必要
なリンパ節切除を防いで患者の負担を軽減するための手
法として、センチネルノードナビゲーションサージェリ
ー(Sentinel Node Navigation Surgery。以下、SNN
Sと略す。)が注目されている。SNNSでは、センチ
ネルリンパ節を検出し、そのセンチネルリンパ節の病理
検査を迅速に行ってそのリンパ節への転移の有無を判定
する。そして、転移が認められない場合、残りのリンパ
節の切除は不要なため、患者への負担の軽い手術が実現
できる。
【0004】従って、SNNSでは、センチネルリンパ
節を容易かつ精度良く検出できる方法および装置が必要
となる。これまでに、色素を用いた検出方法(以下、色
素法という。)と、ラジオアイソトープを用いた方法
(以下、RI法と略す。)が実用化されている。
【0005】色素法には、例えば、特開2001−29
9676号公報に開示されているような蛍光色素として
インドシアニングリーン(Indocyanine green。以下、
ICGと略す。)を用いた方法がある。その方法によれ
ば、ICGを腫瘍周囲に予め局注し、所定時間経過後に
開腹手術を行い、観察部に励起光を照射してICGから
発せられる近赤外蛍光を可視化する。それによって、セ
ンチネルリンパ節を検出することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した方法
では、センチネルリンパ節を検出できるのは、観察対称
の表面から数mmの深さのものに限られていた。従っ
て、より深い場所のセンチネルリンパ節を検出すること
ができなかった。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、より
深い場所のセンチネルリンパ節を検出することができる
センチネルリンパ節検出装置およびその方法を提供する
ことを目的とする。
【0008】本発明のセンチネルリンパ節検出装置は、
色素の特定の吸収波長である光であって、かつその光に
よる光音響効果によって前記色素が発生する超音波信号
に時間的変化が生じるパルス光を照射するパルス光光源
と、前記色素が予め注入された病変組織近傍に前記パル
ス光を導光する光ガイド手段と、前記光ガイド手段の出
射端に近接して配置され前記超音波信号を検出する検出
器と、前記検出器の出力信号に基づいて前記色素の有無
あるいは濃度を出力する出力手段とを有する。
【0009】している。
【0010】本発明のセンチネルリンパ節検出方法は、
特定の波長の光を吸収する色素を病変組織近傍に予め注
入し、前記波長の光であって、かつその光による光音響
効果によって前記色素が発生する超音波信号に時間的変
化が生じるパルス光を前記病変組織近傍の生体観察部
に、前記パルス光を光ガイド手段を介して照射し、前記
光ガイド手段の出射端に近接し配置され前記超音波信号
を検出する検出器の出力信号に基づいて前記色素の有無
あるいは濃度を出力。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0012】(第1の実施の形態)図1から図3は、本
発明の第1の実施の形態に係わるセンチネルリンパ節検
出装置を説明するための図である。本実施の形態の装置
は、光音響効果を利用したセンチネルリンパ節検出装置
である。
【0013】図1は、第1の実施の形態に係わるセンチ
ネルリンパ節検出装置の構成例を示す構成図である。図
1において、1は、生体組織であり、2は、生体組織表
面であり、3は、センチネルリンパ節である。4は内視
鏡であり、電荷結合装置(以下、CCDと略す。)等の
撮像素子(図示せず)を含み、モニタ装置上にその撮像
素子による撮像画像を表示するための画像信号を出力す
る。5は、内視鏡4の処置具用のチャンネル6に挿通さ
れるプローブであり、内部に光ガイド手段である光ファ
イバ9を有する。プローブ5は、通常の内視鏡4の操作
部に設けられた挿通口である鉗子口7から挿入され、内
視鏡先端部の開口8から突出させることができる。
【0014】プローブ5は、その先端部に光ファイバ9
の端部と圧電素子10が設けられている。検出器である
圧電素子10は、光ファイバ9の出射端に近接して配置
されている。光ファイバ9は、パルスレーザ装置11か
らのパルスレーザ光をプローブ5の基端部側の一端から
入射してプローブ5の先端部から出射させるように、パ
ルスレーザ光を導光する。パルスレーザ装置11は、例
えば、数nS(ナノ秒)のパルス幅のパルスレーザ光を
出力する、QスイッチYAG励起チタンサファイアレー
ザ装置である。トランスデューサである圧電素子10
は、後述するように生体組織1からの超音波信号を受信
し、受信した超音波信号の強度信号を出力する。その強
度信号は、アンプ12を介して同期検波回路13に入力
される。出力手段としての同期検波回路13は、パルス
レーザ装置11からのタイミング信号とアンプ12から
の強度信号の時間的変化を検出し、その強度信号の時間
的変化に基づいて色素の有無を示す信号を出力する。
【0015】次に上述したセンチネルリンパ節検出装置
の動作について説明する。
【0016】まず、患者の病変部の周囲に、特定の波長
の光を吸収する色素、例えばICGを予め局注してお
く。注入された色素が注入部位からリンパ管に移行する
時間の経過後、術者は、内視鏡4を操作して、患者の体
腔内の病変を観察しながら、生体組織1の表面2にプロ
ーブ5の先端部を接触させる。そして、パルスレーザ装
置11のスイッチ(図示せず)を操作して、センチネル
リンパ節の検出を行う。
【0017】ICGは、波長が800から900nm
(ナノメートル)の近赤外光を吸収する特性を有し、一
方、生体組織1自体は、波長が800から900nm
(ナノメートル)の近赤外光を吸収する特性を有さな
い。パルスレーザ装置11からは、ICGがそのような
近赤外の光を吸収する波長のパルスレーザ光が出射され
る。
【0018】パルスレーザ装置11がオンされ、パルス
レーザ光が出力されると、光ファイバ9の一端から入射
されたパルスレーザ光は、光ファイバ9の内部を通って
光ファイバ9の出射端から出射される。その射出された
パルスレーザ光は、病変組織近傍の表面2から生体組織
1の内部に拡散する。予め投与されたICGは、パルス
レーザ光を受けると、ICGは、その光を吸収し、熱弾
性効果により超音波信号を発生する。(これを光音響効
果という。) 発生した超音波信号は、圧電素子10によって検出さ
れ、超音波信号の強度信号がアンプ12により増幅され
て、同期検波回路13に入力される。同期検波回路13
は、パルスレーザ装置11からのパルスレーザ光の出射
後、圧電素子10から、予め決められた大きさ、あるい
は予め決められた変化幅を有する超音波信号の有無を検
出する。
【0019】図2は、時間の経過に伴って、圧電素子1
0が受信した超音波信号の強度信号の変化の様子の例を
示すグラフである。縦軸は、超音波信号の強度を示し、
横軸は、パルスレーザ装置11がパルスレーザ光を出射
してからの経過時間を示す。図2に示す例では、パルス
レーザ装置11が、0.0秒にパルスレーザ光を出射す
ると、圧電素子10は、略1.1μS(マイクロ秒)後
に超音波信号を受信する。そして、パルスレーザ光を出
射後、略1.1から1.2μS(マイクロ秒)の間に超
音波の信号強度が大きく変化している。予め決められた
変化幅以上の変化があったときには、プローブ5の先端
の先にセンチネルリンパ節があると判断される。
【0020】ここでは、予め決められた変化幅以上の変
化が検出されたときに、センチネルリンパ節が有ると判
断されるが、超音波信号の強度に応じて、ICGの濃度
値を検出するようにしてもよい。また、超音波信号の変
化が予め決められた大きさ以下の場合は、センチネルリ
ンパ節がないと判断される。
【0021】従って、上述した装置によれば、予め決め
られた波長の光を照射し、プローブ5の先端の前方にI
CGがあれば、すなわちセンチネルリンパ節があれば、
光音響効果に基づいて超音波信号の信号強度が大きくな
るので、センチネルリンパ節を検出することができる。
【0022】なお、照射されるレーザ光のパルス幅は、
光音響効果によって発生した超音波信号の強度信号が、
時間軸上で変化し、検出装置である同期検波回路がIC
Gの存在を検出できる幅であればよい。
【0023】次に、第1の実施の形態の変形例につい
て、図3を用いて説明する。
【0024】図3は、第1の実施の形態の変形例に係る
センチネルリンパ節検出装置の構成を説明するための図
である。
【0025】図3において、1は、生体組織であり、2
は、生体組織表面であり、3は、センチネルリンパ節で
ある。21は、内視鏡挿入部であり、22は、検出器で
ある圧電素子アレーである。23は、光ファイバであ
り、内視鏡挿入部21の内部を連通するチャンネルを通
って、内視鏡挿入部21の先端部の開口24から光ファ
イバの先端部が突出している。光ファイバ23の先端の
出射端は、圧電素子アレー22の近傍に配置されてい
る。25は、照明窓であり、26は、観察窓であり、照
明窓25から出射された光の反射光が、観察窓26を介
して撮像素子(図示せず)に入射されることによって、
観察対象部位の画像信号が得られるようになっている。
通常の内視鏡として使用するときは、照明窓25から出
射された光の反射光が、撮像素子によって画像信号に変
換されてモニタ装置に画像が表示される。
【0026】図1において説明したパルスレーザ装置1
1からのパルスレーザ光が光ファイバ23の一端から入
射され、内視鏡挿入部21の先端部側の光ファイバ23
の他端である出射端から、病変組織の近傍に向けて出射
される。圧電素子アレー22は、複数の圧電素子がアレ
ー状に配置されたもので、光音響効果によりICGが発
生した超音波信号を2次元的に検出する。その結果、超
音波信号に基づいて2次元画像を生成することができ
る。
【0027】また、生体組織1の表面2と圧電素子アレ
ー22との間に水が存在する。超音波信号は、空気の中
では減衰率が大きいからである。従って、センチネルリ
ンパ節を検出するときは、観察対象1の表面に水27を
配置し、圧電素子アレー22と観察対象である生体組織
1の表面の間に水27が介在するようにする。
【0028】従って、術者は、予め決められたスイッチ
(図示せず)を操作して、パルスレーザ光を光ファイバ
23を通して病変組織近傍に照射する。その結果、IC
Gが発生した超音波信号を圧電素子アレー22によって
受信し、受信した超音波信号に基づき、ICGの位置を
2次元画像として得ることができる。
【0029】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、光音響効果を用いているので、従来に比べ生体組織
の深い位置にあるセンチネルリンパ節を検出することが
できる。
【0030】(第2の実施の形態)図4から図6は、本
発明の第2の実施の形態に係わるセンチネルリンパ節検
出装置を説明するための図である。本実施の形態の装置
は、蛍光色素を利用したセンチネルリンパ節検出装置で
ある。
【0031】図4は、第2の実施の形態に係わるセンチ
ネルリンパ節検出装置の構成例を示す構成図である。図
5は、フィルタホイールの構成を説明するための説明図
である。
【0032】図4において、1は、生体組織であり、2
は、生体組織表面であり、3は、センチネルリンパ節で
ある。4は、内視鏡であり、検出器であるCCD31
と、白色光と赤外光の一部を透過し励起光をカットする
励起光カットフィルタ32と、集光レンズ33と、光フ
ァイバ34と、照明角調整光学系35と、照明レンズ3
6と、アクチュエータ37を含む。集光レンズ33と照
明レンズ36は、近接して配置される。光ファイバ34
は、光ガイド手段であり、光源からの光を内視鏡4の先
端に導光する。照明角調整光学系35は、光ファイバ3
4の先端の出射端から照射される光の照明角を調整する
ための光学系である。アクチュエータ37は、照明角調
整光学系35を移動させるためのアクチュエータであ
る。
【0033】41は、光源装置であり、集光レンズ42
と、フィルタホイール43と、フィルタホイール43を
回転させるためのモータ44と、白色光観察と蛍光観察
を切り替えるためにモータ44を駆動するためのスイッ
チ45と、光源用ランプ46を含む。モータ44は、ス
イッチ45からの信号を受け、フィルタホイール43を
回転させる。なお光源ランプ46は、赤外光および蛍光
励起光を含む光を発生する光源である。
【0034】光源装置41のランプ46の光は、フィル
タホイール43の2つのフィルタの一つを介して集光レ
ンズ42に投射される。フィルタホイール43は、図5
に示すような構成をしたフィルタ手段であり、励起光と
白色光を切り替えて照明するためのフィルタである。フ
ィルタホイール43は、円形形状をしており、白色光に
含まれる赤外線をカットする赤外カットフィルタ43a
と、ICG等の蛍光色素を励起して蛍光を発生させる励
起光をのみを透過する励起光用フィルタ43bを有す
る。スイッチ45を操作あるいは制御することによっ
て、モータ44を駆動してランプ46から集光レンズ4
2への光路上に挿入されるフィルタを、赤外カットフィ
ルタ43aと励起光用フィルタ43bのいずれかに切り
替えることができるようになっている。その光路上に赤
外カットフィルタ43aを配置すると白色光が、励起光
用フィルタ43bを配置すると蛍光色素を励起する励起
光が、内視鏡4の先端部から出射される。
【0035】集光レンズ42によって集光された光は、
光ファイバ34の一端に入射され、光ファイバ34の内
視鏡4の先端側の他端である出射端から出射される。光
ファイバ34から出射された光は、照明角調整光学系3
5を介して照明レンズ36に入射する。照明角調整光学
系35は、アクチュエータ37によって、出射光の光路
方向に移動可能になっている。アクチュエータ37は、
例えば、圧電タイプのリニアアクチュエータである。照
明角調整光学系35を出射光の光軸方向に移動させるこ
とによって、照明レンズ36から生体組織1の表面2に
投射される光の照明角を大きくしたり、あるいは小さく
する、すなわち集光の度合いを調整することができる。
【0036】51は、カメラコントロールユニット(以
下、CCUと略す。)であり、52は、モニタ装置であ
る表示部である。53は、蛍光画像の明るさを測定する
測光部であり、54は、照明角制御部であり、55は、
深さ予測部である。CCU51は、CCD31からの画
像信号を受けて、反射光画像と蛍光画像を生成する。表
示部52は、内視鏡画像を表示すると共に、後述する深
さ方向の位置情報を表示する。照明角制御部54は、蛍
光画像の明るさが予め決められた一定の値になるように
アクチュエータ37を駆動して、照明角調整光学系35
の移動を制御する。深さ予測部55は、蛍光画像の明る
さに基づいてセンチネルリンパ節の深さ方向の位置を予
測する。
【0037】生体組織1の表面2を通った励起光によっ
てICGは蛍光を発し、その蛍光は、集光レンズ33及
び励起光カットフィルタ32を介してCCD31に入射
する。CCD31の画像信号は、CCU51へ入力さ
れ、2次元画像として表示部52に供給される。また、
CCU51の画像信号は、測光部53へ出力される。測
光部53で測光された信号に基づいて照明角を制御する
ため、測光信号は照明角制御部54へ供給される。
【0038】照明角制御部54は、CCD31からの信
号が予め決められた値以上になるようにアクチュエータ
37を駆動して照明角を制御する。深さ予測部55は、
照明角制御部54の出力信号に基づいてセンチネルリン
パ節の存在する表面2からの位置、すなわち深さを予測
する。
【0039】次に上述したセンチネルリンパ節検出装置
の動作について説明する。
【0040】術者が内視鏡4を通常の可視光による観察
用に用いる場合、内視鏡4を操作して、患者の体腔内の
病変を観察しながら、生体組織1の表面2の病変組織の
近傍に内視鏡4の先端部を接近させる。その場合、スイ
ッチ45を操作してフィルタホイール43の赤外カット
フィルタ43aがランプ46と集光レンズ42の間にく
るようにして、赤外カットフィルタ43aを介した光を
光ガイド手段である光ファイバ34の一端に当てる。そ
の光は照明角調整光学系35を通り、照明レンズ36か
ら生体組織1の表面2に照射される。表面2からの反射
光が、集光レンズ33及び励起光カットフィルタ32を
介してCCD31によって受光される。CCD31は、
表面2の画像を2次元画像信号としてCCU51へ出力
する。CCU51は、CCD31からの画像信号をモニ
タ装置上に表示できるように画像処理して、表示部52
へ出力する。これによって、術者が生体組織1の表面2
を観察することができる。
【0041】術者がセンチネルリンパ節の検出を行う場
合、まず、患者の病変部の周囲に、ICGが予め局注さ
れる。注入されたICGが注入部位からリンパ管に移行
する時間の経過後、術者は、内視鏡4を操作して、患者
の体腔内の病変部近傍を観察しながら、生体組織1の表
面2の近傍に内視鏡4の先端部を接近させる。そして、
スイッチ45を操作して、励起用フィルタ43bがラン
プ46と集光レンズ42の間にくるようにして、励起用
フィルタ43bを介した光を光ファイバ34の一端に当
てる。励起光は、照明レンズ36から生体組織1の表面
2に照射される。ICGを含むリンパ節があれば、励起
されたICGからの蛍光が、集光レンズ33及び励起光
カットフィルタ32を介してCCD31によって受光さ
れる。CCD31は、蛍光の状態を2次元画像信号とし
てCCU51へ出力する。CCU51は、CCD31か
らの画像信号をモニタ装置上に表示できるように画像処
理して、表示部52へ出力する。これによって、生体組
織1内のセンチネルリンパ節及びその位置を検出するこ
とができる。
【0042】励起光を照明レンズ36から照射しても蛍
光が検出されないとき、あるいは蛍光の検出量が不十分
であるときは、照明レンズから出射される励起光の照射
角を小さくするように、測光部53からの測光信号に基
づいて照明角制御部54がアクチュエータ37を駆動す
る。あるいは、蛍光の検出量が大き過ぎるときは、照明
レンズから出射される励起光の照射角を大きくするよう
に、測光部53からの測光信号に基づいて照明角制御部
54がアクチュエータ37を駆動する。
【0043】照明角制御部54の出力と、照射角との関
係が対応付けられているので、照明角制御部54の出力
値に基づいて、深さ予測部55は、生体組織1内のセン
チネルリンパ節の深さ位置を予測する。その予測結果で
あるセンチネルリンパ節の深さ位置を、モニタ装置に表
示して術者等に知らせるために、深さ予測部55の予測
結果の信号は、表示部52へ出力される。
【0044】ここで、各フィルタの光の透過特性につい
て説明する。図6は、各フィルタの光の透過特性を示す
透過特性図である。図6において、一点鎖線は、赤外カ
ットフィルタ43aの特性を示す。赤外カットフィルタ
43aは、略750nm以上の波長の光は透過しないた
め、通常の内視鏡による可視光観察をするとき、赤外カ
ットフィルタ43aを通る光には、ICGが励起されて
発生した蛍光は含まれない。破線は、励起光用フィルタ
43bの特性を示す。励起光用フィルタ43bは、略7
50nm以上で略820nm以下の波長の光のみ透過す
るため、センチネルリンパ節検出時、励起光用フィルタ
43bを通った光は、ICGが励起されて蛍光を発生す
る波長の光を含む。実線は、励起光カットフィルタ32
の特性を示す。励起光カットフィルタ32は、略750
nm以上で略820nm以下の波長の光のみ透過しな
い。よって、可視光による観察時、CCD31は、励起
光を除く白色光を検出することができ、そして、センチ
ネルリンパ節検出時、CCD31は、励起光を除く、励
起光によって励起された蛍光を検出することができる。
【0045】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、深い位置のセンチネルリンパ節を検出することがで
き、かつ照明角制御部によって照射角を変更することが
できるので、深さ位置の異なるセンチネルリンパ節を検
出する。
【0046】なお、以上の説明は、ICGの励起による
蛍光を検出することによって、センチネルリンパ節の検
出を行うようにしているが、第1の実施の形態で説明し
た光音響効果を利用してセンチネルリンパ節の検出を行
うようにしてもよい。すなわち、光源用ランプにパルス
レーザ装置を用い、CCDの代わりに圧電素子アレーを
用いる。パルスレーザ装置は、第1の実施の形態と同様
に、色素が光音響効果によって超音波信号を発生するよ
うなパルスレーザ光を病変部近傍に照射し、色素が発生
した超音波信号を圧電素子アレーによって受信して2次
元画像を生成する。このようにすることで、本実施の形
態を、光音響効果を利用したセンチネルリンパ節の検出
装置としても実現することができる。
【0047】(第3の実施の形態)次に、本発明の第3
の実施の形態について説明する。
【0048】図7は、第3の実施の形態に係わるセンチ
ネルリンパ節検出装置の構成例を示す構成図である。本
実施の形態の装置は、蛍光色素を利用したセンチネルリ
ンパ節検出装置である。
【0049】図7において、1は、生体組織であり、2
は、生体組織表面であり、3は、センチネルリンパ節で
ある。4は、内視鏡であり、CCD等の撮像素子(図示
せず)を含み、モニタ装置上にその撮像素子による撮像
画像を表示するための画像信号を出力する。61は、内
視鏡4の処置具用のチャンネル6に挿通されるプローブ
であり、内部に光ガイド手段である光ファイバ62を有
する。プローブ61は、通常の内視鏡4の操作部に設け
られた挿通口である鉗子口7から挿入され、内視鏡4の
先端部の開口8から突出させることができるようになっ
ている。プローブ61は、その先端から蛍光色素を励起
するための励起光を出射し、色素からの蛍光を受光して
後述する検出器に導く。
【0050】具体的には、プローブ61は、その先端部
に集光レンズ63が設けられている。光ファイバ62
は、光源用ランプ64からの光を導光し、かつ集光レン
ズ63を介して受光した光を導光する。光源用ランプ6
4は、ICG等の蛍光色素が蛍光を発生するような励起
光を発生する。65は、ダイクロイックミラーである。
66は、集光レンズであり、67は、蛍光を検出する検
出器である。68は、出力部であり、検出器67におい
て検出した蛍光強度の変化信号である出力信号を受け
て、蛍光強度の変化を発光ダイオード(LED)あるい
はブザー等で術者に知らせるための出力装置である。集
光レンズ63は、センチネルリンパ節に励起光を集光さ
せるための光学系である。集光レンズ66は、ダイクイ
ロックミラー65からの蛍光を検出器67に集光させる
ための光学系である。ダイクロイックミラー65は、光
源用ランプ64からの励起光を透過し、色素からの蛍光
を反射するミラーである。
【0051】次に上述したセンチネルリンパ節検出装置
の動作について説明する。
【0052】患者の病変部の周囲に、ICGを予め局注
しておく。注入された色素が注入部位からリンパ管に移
行する時間の経過後、術者は、内視鏡4を操作して、患
者の体腔内の病変を観察しながら、生体組織1の表面2
にプローブ61の先端部を接近させる。術者は、所定の
スイッチ(図示せず)を操作してランプ64から励起光
を発生させる。光源ランプ64からの励起光は、ダイク
ロイックミラー65を透過し、光ファイバ62の端部か
ら光ファイバ62の中に入る。励起光は集光レンズ63
から出射し、生体組織1の表面2の病変組織近傍に照射
される。励起光は、第2の実施の形態で説明したよう
な、波長が800から900nm(ナノメートル)の近
赤外光であり、ICGは励起光を受けると、蛍光を発す
る。
【0053】ICGが発生した蛍光は、集光レンズ63
によって集光され、光ファイバ62を通って、ダイクロ
イックミラー65に向かう。ダイクロイックミラー65
は、励起光は透過するが、蛍光は反射するため、集光レ
ンズ66に蛍光を検出器67の方へ偏向する。蛍光は、
集光レンズ66を介して検出器67によって受光され、
その検出信号は、出力部68へ供給される。出力部68
では、検出信号に予め決められた大きさの時間的変化が
あったときには、LED等を点灯されることによって、
センチネルリンパ節が検出されたことを術者に知らせ
る。
【0054】従って、術者は、プローブ61の先端の前
方の生体組織1内にICGが存在、すなわちセンチネル
リンパ節が存在することを知ることができる。
【0055】本実施の形態によれば、集光レンズ63に
よって、照射光は集光されるので、より深い位置のセン
チネルリンパ節の検出をすることができる。また、集光
レンズ63の焦点距離を変更することによって、所望の
深さ位置のセンチネルリンパ節を検出することができ
る。 (第4の実施の形態)次に、本発明の第4の実施の形態
について説明する。
【0056】図8は、第4の実施の形態に係わるセンチ
ネルリンパ節検出装置の構成例を示す構成図である。本
実施の形態の装置は、病変部と結合すると蛍光を発する
トレーサを利用したセンチネルリンパ節検出装置であ
る。
【0057】図8において、1は、生体組織であり、2
は、生体組織表面であり、3は、センチネルリンパ節で
ある。4は、内視鏡であり、撮像素子であるCCD71
と、励起光をカットし励起光の波長以上の光を透過する
励起光カットフィルタ72と、集光レンズ73と、光フ
ァイバ74と、照明レンズ75と、内視鏡4の処置具用
のチャンネル76を含む。チャンネル76には、先端部
に針77を有する注入用プローブ78が挿通可能となっ
ている。光ファイバ74は、光ガイド手段であり、光源
からの光を内視鏡先端に導光する。術者は、注入器の指
当て部79を押すことによって、針77の先から、注入
器内のトレーサ液体を病変組織の下部である粘膜下層に
注入することができる。トレーサは、病変組織と結合す
ると、蛍光を発する抗体を組み合わせた物質である。
【0058】81は、光源装置であり、フィルタホイー
ル82と、フィルタホイール82を回転させるためのモ
ータ83と、光源用ランプ84を含む。なお、ランプ8
4は、赤外光および蛍光励起光を含む光を発生する光源
である。モータ83は、後述する同期回路に連動してフ
ィルタホイール82を回転させる。
【0059】光源装置81のランプ84の光は、フィル
タホイール82のフィルタを介して光ファイバ74の一
端に投射される。フィルタホイール82は、上述した図
5に示すような構成をしたフィルタと同様の構成であ
り、励起光と白色光を切り替えて照明するためのフィル
タである。フィルタホイール82は、円形形状をしてお
り、赤外カットフィルタと励起光用フィルタを有する。
同期回路85からの信号によって、モータ83を駆動し
てランプ84から光ファイバ74の一端への光路上に挿
入されるフィルタを、赤外カットフィルタと励起光用フ
ィルタのいずれかに切り替えることができるようになっ
ている。
【0060】光ファイバ74の一端に入射された光は、
ライトガイドである光ファイバ74の内視鏡先端側の他
端である出射端から出射される。光ファイバ74から出
射された光は、照明レンズ75に入射する。照明レンズ
75から生体組織1の表面2に、励起光が出射されて投
射される。
【0061】86は、CCUであり、87は、メモリで
あり、88は、画像合成部であり、89は、モニタ装置
である表示部である。
【0062】CCD71には、集光レンズ73と励起光
カットフィルタ72を介した光が入射する。CCD71
の画像信号は、CCU86へ入力され、出力信号である
画像信号がメモリ87にストアされる。具体的には、メ
モリ87には、同期回路85からの信号に連動して、白
色光照明時には反射光画像を記録し、励起光照明時には
病変と結合したトレーサからの蛍光画像が記憶される。
メモリ87にストアされた画像信号は、画像合成部88
において合成され、モニタである表示部89へ合成した
信号を出力する。すなわち、画像合成部88は、反射光
画像と蛍光画像を重畳し、表示部89は、合成された画
像を表示する。
【0063】次に上述したセンチネルリンパ節検出装置
の動作について説明する。
【0064】患者の病変部の周囲に、トレーサとしての
蛍光抗体を予め局注しておく。蛍光抗体は、トレーサと
して病変部と結合した状態で励起光を受けると蛍光を発
光する物質であり、例えば、モノクローナル抗体、グリ
ーンフローレッセンスプロテイン(以下、GFPと略
す。)である。術者は、内視鏡4を操作して、患者の体
腔内の病変を観察しながら、生体組織1の表面2に針7
7を生体組織1の表面2から刺し、蛍光抗体を生体組織
内に注入する。
【0065】注入された色素が注入部位からリンパ管に
移行する時間の経過後、術者は、内視鏡4を操作して、
患者の体腔内の病変を観察しながら、生体組織1の表面
2に内視鏡4の先端部を接近させる。術者は、所定のス
イッチ(図示せず)を操作して同期回路85を起動す
る。同期回路85は、フィルタホイール82の赤外カッ
トフィルタと励起用フィルタが交互に光源46と光ファ
イバ74の間にくるように、モータ83を回転して、フ
ィルタホイール82を回転する。フィルタホイール82
が回転すると、光源ランプ84からの光は、励起光とな
って光ファイバ74に入射、あるいは白色光となって光
ファイバ74に入射する。白色光が照明レンズ75から
照射されると、CCD71は、励起光カットフィルタ7
2を介して受光した、生体組織1の表面2の2次元反射
光画像をCCU86へ供給する。励起光が照明レンズ7
5から照射されると、CCD71は、蛍光抗体からの2
次元蛍光画像をCCU86へ供給する。同期回路85の
出力は、フィルタホイール82の回転に同期した信号で
あり、光ファイバ74から照射された光が白色光か励起
光かの区別を示す信号となっている。従って、メモリ8
7には、同期回路85からの出力信号に応じて、反射光
画像と蛍光画像がそれぞれストアされる。メモリ87に
ストアされた2つの画像は、画像合成部88に供給さ
れ、合成される。画像合成部88は、モニタ上に合成画
像を表示するための映像信号を表示部89へ出力する。
【0066】これによって、術者は、生体組織1の表面
2の2次元反射光画像に重畳されたGFPの2次元の蛍
光画像を観察することができる。
【0067】ここで、各フィルタの光の透過特性につい
て説明する。図9は、各フィルタの光の透過特性を示す
透過特性図である。図9において、破線は、フィルタホ
イール82の励起光用フィルタの特性を示す。励起光用
フィルタは、略450以上で略500nm(ナノメート
ル)以下の波長の光のみ透過するため、センチネルリン
パ節検出時、励起光用フィルタを通った光は、GFPが
励起されて蛍光を発生する波長の光を含む。実線は、励
起光カットフィルタ72の特性を示す。励起光カットフ
ィルタ72は、略500nm以上の波長の光のみ透過す
るため、CCD71は、励起光を除く、反射光および蛍
光を検出することができる。
【0068】以上説明したように、本第4の実施の形態
によれば、トレーサとして病変部と結合すると蛍光を発
する物質を用いることによって、センチネルリンパ節を
検出することができる。
【0069】なお、以上説明した構成から、次の付記に
示す構成に特徴がある。
【0070】[付記項] (1)色素の特定の吸収波長である光であって、かつそ
の光による光音響効果によって前記色素が発生する超音
波信号に時間的変化が生じるパルス光を照射するパルス
光光源と、前記色素が予め注入された病変組織近傍に前
記パルス光を導光する光ガイド手段と、前記光ガイド手
段の出射端に近接して配置され前記超音波信号を検出す
る検出器と、前記検出器の出力信号に基づいて前記色素
の有無あるいは濃度を出力する出力手段とを有してなる
ことを特徴とするセンチネルリンパ節検出装置。
【0071】(2)特定の波長の光を吸収する色素を病
変組織近傍に予め注入し、前記波長の光であって、かつ
その光による光音響効果によって前記色素が発生する超
音波信号に時間的変化が生じるパルス光を前記病変組織
近傍の生体観察部に、前記パルス光を光ガイド手段を介
して照射し、前記光ガイド手段の出射端に近接し配置さ
れ前記超音波信号を検出する検出器の出力信号に基づい
て前記色素の有無あるいは濃度を出力することを特徴と
するセンチネルリンパ節検出方法。
【0072】(3)病変部の近傍のセンチネルリンパ節
に予め注入された蛍光色素を励起する光源と、該光源か
らの照明光を生体内腔に導光するライトガイドを持つ内
視鏡と、該内視鏡の先端に配置され、前記蛍光色素から
の蛍光を観察する撮像手段とを有するセンチネルリンパ
節観察システムにおいて、前記ライトガイドと生体内腔
との間に配置され、生体内腔への照明光の照明角度を変
更可能な照明角調整手段とを設けたことを特徴とする色
素を利用したセンチネルリンパ節検出装置。
【0073】(4)前記調整角調整手段は、前記撮像手
段が受光した蛍光の強度信号を受け、前記照明角を調整
する制御手段によって制御されることを特徴とする付記
項(3)記載のセンチネルリンパ節検出装置。
【0074】(5)前記制御手段が制御する前記調整角
に基づいて、蛍光を発生する前記蛍光色素の深さ位置を
予測する深さ予測手段を有することを特徴とする付記項
(4)記載のセンチネルリンパ節検出装置。
【0075】(6)前記蛍光色素は、インドシアニング
リーンであることを特徴とする付記項(3)記載のセン
チネルリンパ節検出装置。
【0076】(7)前記蛍光色素は、グリーンフローレ
ッセンスプロテインであることを特徴とする付記項
(3)記載のセンチネルリンパ節検出装置。
【0077】(8)前記蛍光色素はモノクローナル抗体
であることを特徴とする付記項(3)記載のセンチネル
リンパ節検出装置。
【0078】(9)病変部の近傍に注入された、病変組
織と結合すると蛍光を発する物質を励起する光と、白色
光とを照明光として交互に照射する光源と、該光源から
の前記照明光をライトガイドを介して出射する内視鏡
と、該内視鏡の先端に配置され、前記物質からの蛍光を
観察する撮像手段とを有するセンチネルリンパ節観察シ
ステムであって、前記光源による交互の照射に同期して
反射光画像と蛍光画像をそれぞれ記録する記録手段と、
該記録手段に記録された前記反射光画像と前記蛍光画像
を重畳して表示する画像合成手段とを設けたことを特徴
とする色素を利用したセンチネルリンパ節検出装置。
【0079】本発明は、上述した実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の要旨を変えない範囲におい
て、種々の変更、改変等が可能である。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
より深い場所のセンチネルリンパ節を検出することがで
きるセンチネルリンパ節検出装置を実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係わるセンチネル
リンパ節検出装置の構成例を示す構成図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係わるセンチネル
リンパ節検出装置において、時間の経過に伴う超音波の
強度信号の変化の様子の例を示すグラフである。
【図3】本発明の第1の実施の形態の変形例に係るセン
チネルリンパ検出装置の構成例を説明するための図であ
る。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係わるセンチネル
リンパ節検出装置の構成例を示す構成図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係わるフィルタホ
イールの構成を説明するための説明図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係わる各フィルタ
の光の透過特性を示す透過特性図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態に係わるセンチネル
リンパ節検出装置の構成例を示す構成図である。
【図8】本発明の第4の実施の形態に係わるセンチネル
リンパ節検出装置の構成例を示す構成図である。
【図9】本発明の第4の実施の形態に係わる各フィルタ
の光の透過特性を示す透過特性図である。
【符号の説明】
1・・・生体組織 2・・・生体組織表面 3・・・センチネルリンパ節 4・・・内視鏡 5、61・・・プローブ 6、76・・・チャンネル 7・・・挿通口 8、24・・・開口 9、23、34、62、74・・・光ファイバ 10・・・圧電素子 21・・・内視鏡挿入部 22・・・圧電素子アレー 25・・・照明窓 26・・・観察窓 27・・・水 31、71・・・CCD 32、72・・・励起光カットフィルタ 33、42、63、66、73・・・集光レンズ 35・・・照明角調整光学系 36、75・・・照明レンズ 37・・・アクチュエータ 43、82・・・フィルタホイール 44、83・・・モータ 45・・・スイッチ 46、64、84・・・ランプ 65・・・ダイクロイックミラー 67・・・検出器 77・・・針
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今泉 克一 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 2G059 AA06 BB12 EE07 EE16 GG01 GG08 HH01 HH02 JJ02 JJ07 JJ17 KK04 KK08 4C061 AA00 BB02 BB08 CC06 DD00 FF46 HH51 NN01 QQ04 QQ10 WW04 WW16 WW17 4C301 AA10 CC05 DD30 EE20 FF05 GB02 LL20 4C601 BB01 DD30 EE30 FE01 FE02 GB01 GB03 KK14 LL40

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】色素の特定の吸収波長である光であって、
    かつその光による光音響効果によって前記色素が発生す
    る超音波信号に時間的変化が生じるパルス光を照射する
    パルス光光源と、 前記色素が予め注入された病変組織近傍に前記パルス光
    を導光する光ガイド手段と、 前記光ガイド手段の出射端に近接して配置され前記超音
    波信号を検出する検出器と、 前記検出器の出力信号に基づいて前記色素の有無あるい
    は濃度を出力する出力手段とを有してなることを特徴と
    するセンチネルリンパ節検出装置。
  2. 【請求項2】特定の波長の光を吸収する色素を病変組織
    近傍に予め注入し、 前記波長の光であって、かつその光による光音響効果に
    よって前記色素が発生する超音波信号に時間的変化が生
    じるパルス光を前記病変組織近傍の生体観察部に、前記
    パルス光を光ガイド手段を介して照射し、 前記光ガイド手段の出射端に近接し配置され前記超音波
    信号を検出する検出器の出力信号に基づいて前記色素の
    有無あるいは濃度を出力することを特徴とするセンチネ
    ルリンパ節検出方法。
JP2002097420A 2002-03-29 2002-03-29 センチネルリンパ節検出装置及びその方法 Withdrawn JP2003290126A (ja)

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