JP2003289953A - 棚および棚受用ブラケット - Google Patents
棚および棚受用ブラケットInfo
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Abstract
に実現できるようにした棚を提供する。 【解決手段】左右に離間して位置する一対の支持体1
と、これら支持体1,1間に配置される棚板2と、棚板
2を支持すべく各支持体1に設けられる棚受用ブラケッ
ト3a、3bとから棚を構成するに際して、棚受用ブラ
ケット3a、3bを、支持体1に取り付けられる本体部
31と、支持体1の奥行寸法D0に対して半分の奥行幅
D1の棚板2を同奥行方向に位置決め状態で支持する棚
支持部32とを具備してなるものにした。
Description
て棚構造を有する各種の什器として好適に利用可能な棚
及びそのための棚受用ブラケットに関するものである。
式は、前後左右に計4本の支柱を備えた棚本体を具備
し、この棚本体の前後支柱間にそれぞれ棚受用ブラケッ
トを取り付けて、左右の棚受用ブラケット間に棚板を掛
け渡すことにより利用に供するようにしたものである。
これに対して、複式は、例えば奥行方向に3本以上の支
柱を備え、これらの支柱の何れの支柱間に棚受用ブラケ
ットを取り付けるかによって、奥行方向に棚本体の全巾
のもののみならず1/2巾あるいは1/3巾の棚板を部
分的に掛け渡すこともできるようにしている。棚受に
は、適宜の位置に切り起こし等により形成した起立片が
設けてあり、棚板を所定位置に位置ずれしないように保
持することができるようにしている。
複式の棚には棚本体の平面積よりも小さい棚板を取り付
けることで棚板の配置を必要部分のみに制限し、棚板の
存在しない部分の開放された棚空間に背丈の大きい物品
を配置するなど、デッドスペースを生じさせない棚空間
の有効利用、種々のバリエーションに富んだ利用態様が
可能になる利点がある。
あっても、複式のように棚空間の有効利用、バリエーシ
ョンに富んだ利用の態様が実現できれば便利である。
が前後左右に全巾の棚板を支持する棚受構造であるた
め、半幅の棚板を載せると、本来の支持領域の範囲で棚
板の位置ずれが生じ、不安定な使用状態となることが避
け難い。また、棚板を載せない部分において起立片が露
出し、見栄えが損なわれるばかりか衣類等を引っ掻ける
恐れもある。
れたものであって、単式であっても複式のような利用の
態様を的確に実現できるようにした棚およびそのための
棚受用ブラケットを提供することを目的としている。
達成するために、左右に離間して位置する一対の支持体
と、これら支持体間に配置される棚板と、棚板を支持す
べく各支持体に設けられる棚受用ブラケットとから棚を
構成するに際して、棚受用ブラケットを、支持体に取り
付けられる本体部と、支持体の奥行寸法よりも小さい奥
行幅の棚板を同奥行方向に位置決め状態で支持する棚支
持部とから構成したものである。本体部は、支持体の奥
行寸法に略等しい奥行寸法とすることが的確な取り付け
状態を得る上で望ましいが、支持体への取り付けが適切
化できれば、支持体の奥行寸法よりも小さい奥行寸法の
ものとすることを妨げるものではない。
を配し、棚板の不要な部分の棚空間を棚板に遮られるこ
となく開放して、その部位に背丈の大きい物品を収納す
るなど、デッドスペースを生じさせないような棚空間の
有効利用が可能になる。しかも、この棚受用ブラケット
は、幅狭の棚板を奥行方向に位置決め支持する棚支持部
を備えており、奥行方向に位置ずれが生じないため、バ
リエーションに富んだ棚板の架設状態をとっても、棚板
が容易にずれたり外れたりする不都合を有効に回避する
ことができる。また、奥行幅が支持体の奥行寸法にほぼ
等しい全幅の棚板を取り付けるための棚受用ブラケット
との間で本体部の構造を共通化しておけば、支持体への
取付構造を一本化でき、利用形態のバリエーションもよ
り豊富なものにすることができる。
端的に実現するためには、棚受用ブラケットの棚支持部
を、支持体の奥行方向の一端側へ偏位した位置において
棚板を支持するものとし、当該棚受用ブラケットに支持
された棚板に隣接する奥行方向他端側の棚空間を開放し
得るようにしておくのがよい。
簡易な構成としては、当該棚受用ブラケットを支持体に
装着した状態で奥行方向両端部より立ち上がる位置決め
用の起立片を具備し、この起立片によって棚板の奥行方
向の位置決めを行うようにしているものが挙げられる。
の奥行寸法の半ピッチ相当であるもの、1/3ピッチ相
当であるもの、或いは必要に応じてこれら以外のピッチ
相当であるもの等が挙げられる。
る一対の支柱から支持体を構成し、各々の支柱に鉛直方
向に沿って棚受用ブラケットを取り付けるための複数の
係合孔を配列開口させたものや、支持体を奥行方向に連
続する板状のものとし、その奥行方向の奥行方向に離間
した少なくとも2箇所(好ましくは両端近傍)に鉛直方
向に沿って棚受用ブラケットを取り付けるための複数の
係合孔を配列開口させたものが挙げられる。
面を参照して説明する。
で、左右に離間して位置する一対の支持体1と、これら
支持体1、1間に配置される棚板2と、棚板2を支持す
る棚受用ブラケット3a、3bとから構成される。
柱11の上端部間及び下端部間を横架材10(図3参
照)を介して連結したものであり、各々の支柱11は、
少なくとも棚板2が配置される側の面11aに鉛直方向
に沿って複数のスリット状の係合孔11bを配列開口さ
せている。左右に離間して対向する(すなわち棚板2の
左右両端を支持する)支持体1、1間も、各々の支持体
1を構成する支柱11同士が上端部間及び下端部間を図
示しない横架材によって連結されている。そして、全体
として4本の支柱11が相互に連結されていわゆる単式
の棚本体を構成し、構造体としての自立性を呈してい
る。
等しい左右幅Wと、支持体1の奥行寸法(つまり奥行方
向に対をなす支柱11間の外法寸法)D0のほぼ半幅、
厳密には半幅よりも若干小さい奥行幅D1とを有するも
ので、板金素材を塑性変形加工することによって、前壁
2a、後壁2b、底壁2c及び上壁2dを有したものと
して構成されている。
の支持体1の棚支持側の面11aに装着されるもので、
支持体1の奥行寸法D0とほぼ同寸、厳密には若干小さ
い奥行寸法D2の本体部31と、前述した奥行幅D1の
棚板2を同奥行方向に位置決め状態で支持する棚支持部
32とを具備している。本体部31は、板金素材を塑性
変形加工することによって構成されたもので、前記奥行
寸法D2(これは前後の支柱11の係合孔11b間のピ
ッチに略等しい値)の鉛直壁31aと、この鉛直壁31
aの奥行方向両端部において上縁から支柱11側へ折り
曲げて突出させた下向き鉤形をなす係合爪31bと、こ
れらの係合爪31bの奥行方向中間部分において上縁か
ら前後支柱間空間へアングル状に折り曲げた補強片31
cとからなっている。一方、棚支持部32は、前記鉛直
壁31aの奥行方向一端側へ偏位した半幅領域において
下縁から棚板3側へ水平に延出させた棚受面32aと、
この棚受面32aの奥行方向両端に起立状態で設けた起
立片32b、32cとを具備している。奥行方向ほぼ中
央に位置する起立片32bは棚受面32aの端部を上方
に折り曲げたものであり、奥行方向端部側の起立片32
cは鉛直壁31aの端部を棚板3側に折り曲げたもので
あって、起立片32b、32c間の内法寸法D3は棚板
3の奥行幅D1に略合致させてある。
係合爪31bを各々対応する支柱11の係合孔11bに
挿入し、その位置で落とし込むことによって、鉛直壁3
1aの背面を支柱11の係合孔11bが設けられた面1
1aに密着されて装着することができるようにしてい
る。
ケット3bとは、棚支持部32が設けられている奥行位
置が対応しなければならないため、この実施形態では鏡
面対称の関係にある2種類のブラケットとして用意され
ている。なお、左右の支持体1、1間において半幅の棚
板3を奥行方向の奥側へ偏位させて取り付ける場合に
は、右側に棚受用ブラケット3aを用い、左側に棚受用
ブラケット3bを用いるが、奥行方向の手前側へ偏位さ
せて取り付ける場合には、右側に棚受用ブラケット3b
を用い、左側に棚受用ブラケット3aを用いればよく、
効率良い利用が可能である。
a、3b間に、前述した棚板2を架け渡して取り付ける
ようにしている。棚板2は、前述したように棚受用ブラ
ケット3a、3bの一対の起立片32b、32c間に前
壁2a、後壁2bを密着させて嵌め込み、棚受面32a
上に底壁2cを載せ置いて取り付けられ、上壁2dを棚
面とするものであり、その状態で起立片32b、32c
の先端は棚面2dよりも上方へ突出しない寸法関係に設
定されている。勿論、一対の起立片32b、32cを両
側から抱くようにして外側に嵌め込む関係に設定するこ
とも可能である。
2を配し、棚板2の不要な部分の棚空間を棚板2に遮ら
れることなく開放して、その部位に背丈の大きい物品X
を収納するなど、デッドスペースを生じさせないような
棚空間の有効利用が可能になる。図3では、一定ピッチ
でブラケット3a、3bを交互に使用した結果、奥行方
向の前方半幅、後方半幅に千鳥状に棚板2を配置して、
棚の取付ピッチの実質的に2倍の背丈Hの物品Xを収納
し得るようにしているものである。勿論、目的用途に応
じ、どの高さ位置において前後何れの奥行位置に棚板を
配置するかは自由であり、これ以外にも種々の態様で棚
板2を取り付けることができる。しかも、この棚受用ブ
ラケット3a、3bは、幅狭の棚板2を奥行方向に位置
決め支持する棚支持部32によって棚板2に奥行方向へ
の位置ずれを生じさせないものであるため、バリエーシ
ョンに富んだ棚板2の架設状態を採用しても、棚板2が
容易にずれたり外れたりする不都合を有効に回避するこ
とができる。さらに、奥行幅D1が支持体1の奥行寸法
D0にほぼ等しい全幅の棚板を取り付けるための図示し
ない棚受用ブラケットとの間で本体部31の構造を共通
化しておけば、支持体1への取付構造を一本化できる上
に、何れの棚受用ブラケット(従って全巾、半巾何れの
棚板)を使用するかも自由となり、利用形態のバリエー
ションもより豊富なものにすることができる。
ケット3a、3bの棚支持部32を、支持体1の奥行方
向の一端側へ偏位した位置において棚板2を支持するも
のとし、当該棚受用ブラケット3a、3bに支持された
棚板2に隣接する奥行方向他端側の棚空間を開放するよ
うにしているため、棚空間の奥行方向手前又は奥方に開
放空間を集中的に形成することができ、背丈の高い物品
を収納するスペース等を有効に確保することができるほ
か、その様な物品の出し入れもし易いものになる。
ケット3を支持体1に装着した状態で奥行方向両端部よ
り立ち上がる位置決め用の起立片32b、32cを具備
し、これらの起立片32b、32cによって棚板2の奥
行方向の位置決めを行うようにしているため、簡素な構
造で棚板2の位置ずれを防止することができるほか、棚
板2はこれらの起立片32b、32cの間に密着して嵌
め込まれ、その状態で起立片32b、32cの先端は棚
面2dよりも上方へ突出しないようにしてあるため、予
め半幅の棚板の取り付けが予想される部位に起立片を常
に突出させておくような手法を採用する場合に比べて、
起立片32b、32cに衣類等を引っ掛けることも有効
に回避することができる。
支持体1の奥行寸法の半ピッチ相当であり、奥行方向の
前方、後方いずれの側から使用するときにも同様の使い
勝手となるため、居住空間の中央に配置して両側から使
用するような態様、或いは、棚空間を二人で半分づつ使
用するような利用態様に有効となる。勿論、1/3ピッ
チ相当であるものや、それ以外の比率によるものであっ
ても、目的・用途に応じて本発明の機能を有効に発揮さ
せることができる。
奥行方向に隣接する一対の支柱によって支持体を構成
し、各々の支柱に鉛直方向に沿って棚受用ブラケットを
取り付けるための複数の係合孔を配列開口させているた
め、配置の自由度が大きく、本発明の効果を如何なく発
揮させることができる。
施形態のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を
逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
プのもので構成されていたが、奥行方向に連続する側板
タイプのもの、例えば書架等にも同様に適用することが
できる。
の便宜上の方向であって、必ずしも図示例のように棚の
短辺方向のみを指称するものではない。
や棚支持部を設けたり、爪を逆に掛け止めることができ
るように構成して、棚支持部を上下反転させて左右で共
用できるように構成する可能性も追求することができ
る。
は、奥行方向の両側へ偏位した位置、中央位置の3箇所
に選択的に棚板を取り付けることができるようになる。
ば、棚受要ブラケットを、本体部と、この本体部の奥行
方向複数箇所に設定した係合位置の中から一の係合位置
を選択して着脱可能に取り付け可能な棚支持部とから構
成して、棚受用ブラケットの共用化、これによる部品点
数の削減を図ることもできる。
行寸法よりも小さい奥行寸法のものを用いることもでき
る。この場合にも、棚支持部と棚板との係わり構造を工
夫すれば、棚板を支持体の奥行方向の両端に偏位させて
取り付けることは可能である。また、支持体の奥行寸法
に対して略半巾の本体部、この本体部に対して更に半巾
の棚板といった寸法関係で本発明を適用することも可能
である。
式であっても複式のような利用の態様を的確に実現でき
るようにした新規有用な棚およびそのための棚受用ブラ
ケットを提供することが可能となる。
Claims (8)
- 【請求項1】左右に離間して位置する一対の支持体と、
これら支持体間に配置される棚板と、棚板を支持すべく
前記各支持体に設けられる棚受用ブラケットとを具備し
てなるものにおいて、 前記棚受用ブラケットは、支持体に取り付けられる本体
部と、支持体の奥行寸法よりも小さい奥行幅の棚板を同
奥行方向に位置決め状態で支持する棚支持部とを具備し
ていることを特徴とする棚。 - 【請求項2】棚受用ブラケットの棚支持部は、支持体の
奥行方向の一端側へ偏位した位置において棚板を支持す
るものであり、当該棚受用ブラケットに支持された棚板
に隣接する奥行方向他端側の棚空間を開放し得るように
している請求項1記載の棚。 - 【請求項3】棚支持部は、当該棚受用ブラケットを支持
体に装着した状態で奥行方向両端部より立ち上がる位置
決め用の起立片を具備し、この起立片によって棚板の奥
行方向の位置決めを行うようにしている請求項1又は2
記載の棚。 - 【請求項4】前記棚板の奥行幅が、支持体の奥行寸法の
半ピッチ相当に設定されている請求項1〜3記載の棚。 - 【請求項5】前記棚板の奥行幅が、支持体の奥行寸法の
1/3ピッチ相当に設定されている請求項1〜3記載の
棚。 - 【請求項6】前記各支持体は、奥行方向に隣接する一対
の支柱を具備し、各々の支柱は、鉛直方向に沿って棚受
用ブラケットを取り付けるための複数の係合孔を配列開
口させたものである請求項1〜5記載の棚。 - 【請求項7】前記支持体は、奥行方向に連続する板状の
ものであり、その奥行方向に離間した少なくとも2箇所
に、鉛直方向に沿って複数の係合孔を配列開口させたも
のである請求項1〜5記載の棚。 - 【請求項8】請求項1〜7記載の棚を構成するものであ
って、一対の支持体にそれぞれ装着され、支持体に取り
付けられる本体部と、支持体の奥行寸法よりも小さい奥
行幅の棚板を同奥行方向に位置決め状態で支持する棚支
持部とを具備することを特徴とする棚受用ブラケット。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2002097026A JP4084590B2 (ja) | 2002-03-29 | 2002-03-29 | 棚および棚受用ブラケット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002097026A JP4084590B2 (ja) | 2002-03-29 | 2002-03-29 | 棚および棚受用ブラケット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP4084590B2 JP4084590B2 (ja) | 2008-04-30 |
Family
ID=29239786
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Country Status (1)
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006087487A (ja) * | 2004-09-21 | 2006-04-06 | Fuji Electric Retail Systems Co Ltd | ショーケース |
JP2009240470A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Okamura Corp | 棚装置 |
JP2012161491A (ja) * | 2011-02-07 | 2012-08-30 | Fuji Electric Co Ltd | ショーケースの商品載置棚 |
JP2018183540A (ja) * | 2017-04-27 | 2018-11-22 | 株式会社ドリームウェア | 組み立て式のラック |
JP7362874B1 (ja) | 2022-09-20 | 2023-10-17 | 盈太企業股▲ふん▼有限公司 | 組み立て式ストレージラック |
-
2002
- 2002-03-29 JP JP2002097026A patent/JP4084590B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
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JP2024044955A (ja) * | 2022-09-20 | 2024-04-02 | 盈太企業股▲ふん▼有限公司 | 組み立て式ストレージラック |
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