JP2003289253A - 誤り訂正復号装置 - Google Patents

誤り訂正復号装置

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JP2003289253A
JP2003289253A JP2002092500A JP2002092500A JP2003289253A JP 2003289253 A JP2003289253 A JP 2003289253A JP 2002092500 A JP2002092500 A JP 2002092500A JP 2002092500 A JP2002092500 A JP 2002092500A JP 2003289253 A JP2003289253 A JP 2003289253A
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JP
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metric
path
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branch
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Application number
JP2002092500A
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English (en)
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Takahiko Nakamura
隆彦 中村
Hideo Yoshida
英夫 吉田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1時点毎にブランチメトリックを計算して、
パスメトリックを計算する。そのため、1時点で1ビッ
トの復号結果しか得られず、復号に要する時間が長くな
るなどの課題があった。 【解決手段】 複数時点の受信信号系列から複数の時点
間のブランチメトリックを同時に計算するブランチメト
リック計算部11,12と、ブランチメトリック計算部
11,12により計算された複数の時点間のブランチメ
トリックとパスメトリックメモリ13に記憶されている
各状態のパスメトリックに基づいて各状態で合流する2
つのパスのうちのいずれか一方のパスを選択する2時点
ACS演算部14とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、畳込み
符号やターボ符号などを復号する誤り訂正復号装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は例えば特開平9−232973号
公報に示された従来の誤り訂正復号装置を示す構成図で
あり、図において、1は周期T毎に供給される受信信号
系列と各状態毎に受信される符号化系列の相関テーブル
を用いて、時点tと時点t+1間のブランチメトリック
±a,±bを計算するブランチメトリック計算部、2は
前時点における下位状態のパスメトリックを記憶するパ
スメトリックメモリ、3は前時点における上位状態のパ
スメトリックを記憶するパスメトリックメモリである。
【0003】4はブランチメトリック計算部1により計
算されたブランチメトリック±a,±bとパスメトリッ
クメモリ2,3に記憶されているパスメトリックに基づ
いて偶数状態で合流する2つのパスのうちのいずれか一
方のパスを選択するとともに、現時点における偶数4状
態のパスメトリックを計算するACS演算部、5はブラ
ンチメトリック計算部1により計算されたブランチメト
リック±a,±bとパスメトリックメモリ2,3に記憶
されているパスメトリックに基づいて奇数状態で合流す
る2つのパスのうちのいずれか一方のパスを選択すると
ともに、現時点における奇数4状態のパスメトリックを
計算するACS演算部である。
【0004】6はACS演算部4,5によるパスの選択
情報を記憶するパス選択情報メモリ、7はパスメトリッ
クメモリ2,3に記憶されている各状態のパスメトリッ
クから最尤パスメトリックの状態を検出する最尤検出
部、8はパス選択情報メモリ6に対するパス選択情報の
書込アドレスや読込アドレスを生成するアドレス制御
部、9はパス選択情報メモリ6に記憶されているパス選
択情報から復号データを推定するデータ推定部である。
【0005】次に動作について説明する。以下、拘束長
Kが4、符号化率Rが1/2である畳込み符号を例にし
て説明する。まず、ブランチメトリック計算部1は、周
期T毎に供給される受信信号系列を入力すると、各状態
毎に受信される符号化系列の相関テーブルを参照して、
時点tと時点t+1間のブランチメトリック±a,±b
を計算する。
【0006】ACS演算部4は、ブランチメトリック計
算部1が時点tと時点t+1間のブランチメトリック±
a,±bを計算すると、パスメトリックメモリ2から前
時点における下位状態のパスメトリックをリードすると
ともに、パスメトリックメモリ3から前時点における上
位状態のパスメトリックをリードして、8状態のパスメ
トリックX1,X2,X3,X4,X5,X6,X7,
X8を特定する。そして、ACS演算部4は、偶数4状
態で合流する2つのパスのうち、受信信号系列と相関が
高いパス(生き残りパス)を各状態毎に判定するため、
そのブランチメトリック±a,±bに対して各状態のブ
ランチメトリックX1〜X8をそれぞれ加算する。例え
ば、状態2であれば、X1−aとX5+aを計算し、状
態4であれば、X2−bとX6+bを計算する。
【0007】そして、ACS演算部4は、2つの加算結
果を相互に比較し、例えば、加算結果が大きい方が尤度
が高いと判断する場合、大きい方の加算結果を選択す
る。例えば、状態2であれば、X1−aと、X5+aと
を比較して、大きい方を選択する。なお、ACS演算部
4による加算結果の選択情報は、パスの選択情報として
パス選択情報メモリ6に格納され、ACS演算部4によ
る加算結果が下位の偶数状態に係るものである場合、そ
の加算結果は新たなパスメトリックとしてパスメトリッ
クメモリ2に格納され、その加算結果が上位の偶数状態
に係るものである場合、その加算結果は新たなパスメト
リックとしてパスメトリックメモリ3に格納される。
【0008】一方、ACS演算部5は、ブランチメトリ
ック計算部1が時点tと時点t+1間のブランチメトリ
ック±a,±bを計算すると、パスメトリックメモリ2
から前時点における下位状態のパスメトリックをリード
するとともに、パスメトリックメモリ3から前時点にお
ける上位状態のパスメトリックをリードして、8状態の
パスメトリックX1,X2,X3,X4,X5,X6,
X7,X8を特定する。そして、ACS演算部5は、奇
数4状態で合流する2つのパスのうち、受信信号系列と
相関が高いパス(生き残りパス)を各状態毎に判定する
ため、そのブランチメトリック±a,±bに対して各状
態のブランチメトリックX1〜X8をそれぞれ加算す
る。例えば、状態1であれば、X1+aとX5−aを計
算し、状態3であれば、X2+bとX6−bを計算す
る。
【0009】そして、ACS演算部5は、2つの加算結
果を相互に比較し、例えば、加算結果が大きい方が尤度
が高いと判断する場合、大きい方の加算結果を選択す
る。例えば、状態1であれば、X1+aと、X5−aと
を比較して、大きい方を選択する。なお、ACS演算部
5による加算結果の選択情報は、パスの選択情報として
パス選択情報メモリ6に格納され、ACS演算部5によ
る加算結果が下位の奇数状態に係るものである場合、そ
の加算結果は新たなパスメトリックとしてパスメトリッ
クメモリ2に格納され、その加算結果が上位の奇数状態
に係るものである場合、その加算結果は新たなパスメト
リックとしてパスメトリックメモリ3に格納される。
【0010】最尤検出部7は、ACS演算部4,5によ
るパスメトリックの演算が完了すると、パスメトリック
メモリ2,3に記憶されている各状態のパスメトリック
を相互に比較して、最も尤度が高いパスメトリックを検
出し、そのパスメトリックの状態を示す状態情報を出力
する。
【0011】データ推定部9は、最尤検出部7から状態
情報を受けると、その状態情報が示す状態に係るパス選
択情報をパス選択情報メモリ6から取得するため、その
状態情報とパス選択情報の読込指令をアドレス制御部8
に出力する。そして、アドレス制御部8がパス選択情報
メモリ6からパス選択情報を取得すると、データ推定部
9は、予め遷移状態と復号データの対応関係が記述され
ている遷移テーブルを参照して、そのパス選択情報に対
応する復号データを特定し、その復号データを出力す
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来の誤り訂正復号装
置は以上のように構成されているので、1時点毎にブラ
ンチメトリックを計算して、パスメトリックを計算す
る。そのため、1時点で1ビットの復号結果しか得られ
ず、復号に要する時間が長くなるなどの課題があった。
【0013】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、復号の高速化を図ることができる
誤り訂正復号装置を得ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明に係る誤り訂正
復号装置は、複数時点の受信信号系列から複数の時点間
のブランチメトリックを同時に計算するブランチメトリ
ック計算手段と、ブランチメトリック計算手段により計
算された複数の時点間のブランチメトリックとパスメト
リック記憶手段に記憶されている各状態のパスメトリッ
クに基づいて各状態で合流する2つのパスのうちのいず
れか一方のパスを選択するとともに、複数時点後の各状
態のパスメトリックを計算してパスメトリック記憶手段
に記憶されているパスメトリックを更新するパスメトリ
ック計算手段とを設けたものである。
【0015】この発明に係る誤り訂正復号装置は、パス
メトリック記憶手段に記憶されている各状態のパスメト
リックから最尤パスメトリックの状態を検出し、その状
態のパスの選択情報から復号データを推定するようにし
たものである。
【0016】この発明に係る誤り訂正復号装置は、パス
メトリック記憶手段に記憶されている各状態のパスメト
リックのうち、いずれかの状態のパスメトリックが予め
設定された閾値より大きい場合、各状態のパスメトリッ
クから定数を減算するようにしたものである。
【0017】この発明に係る誤り訂正復号装置は、複数
ビットの復号データを同時に推定するようにしたもので
ある。
【0018】この発明に係る誤り訂正復号装置は、複数
時点の受信信号系列から複数の時点間のブランチメトリ
ックを同時に計算するブランチメトリック計算手段と、
ブランチメトリック計算手段により計算された複数の時
点間のブランチメトリックから複数時点後の順方向パス
メトリック及び逆方向パスメトリックを計算するパスメ
トリック計算手段とを設けたものである。
【0019】この発明に係る誤り訂正復号装置は、軟出
力データに対する極性判定を実施して復号データを生成
するようにしたものである。
【0020】この発明に係る誤り訂正復号装置は、順方
向パスメトリック及び逆方向パスメトリックを計算する
際、予め記憶されている各状態のパスメトリックのう
ち、いずれかの状態のパスメトリックが予め設定された
閾値より大きい場合、各状態のパスメトリックから定数
を減算するようにしたものである。
【0021】この発明に係る誤り訂正復号装置は、複数
ビットの軟出力データを同時に計算するようにしたもの
である。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による誤
り訂正復号装置を示す構成図であり、図において、11
は2時点分の受信信号系列と各状態毎に受信される符号
化系列の相関テーブルを用いて、時点tと時点t+1間
のブランチメトリック±a,±bを計算するブランチメ
トリック計算部、12は2時点分の受信信号系列と各状
態毎に受信される符号化系列の相関テーブルを用いて、
時点t+1と時点t+2間のブランチメトリック±c,
±dを計算するブランチメトリック計算部である。な
お、ブランチメトリック計算部11,12からブランチ
メトリック計算手段が構成されている。
【0023】13は各状態のパスメトリックX1〜X8
を記憶するパスメトリックメモリ(パスメトリック記憶
手段)、14はブランチメトリック計算部11,12に
より計算されたブランチメトリック±a,±b,±c,
±dとパスメトリックメモリ13に記憶されているパス
メトリックX1〜X8に基づいて各状態で合流する2つ
のパスのうちのいずれか一方のパスを選択するととも
に、複数時点後の各状態のパスメトリックX1〜X8を
計算してパスメトリックメモリ13に記憶されているパ
スメトリックを更新する2時点ACS演算部(パスメト
リック計算手段)である。
【0024】15は2時点ACS演算部14によるパス
の選択情報を記憶するパス選択情報メモリ(パス選択情
報記憶手段)、16はパスメトリックメモリ13に記憶
されている各状態のパスメトリックから最尤パスメトリ
ックの状態を検出する最尤検出部、17はパス選択情報
メモリ15に対するパス選択情報の書込アドレスや読込
アドレスを生成するアドレス制御部、18はパス選択情
報メモリ15に記憶されているパス選択情報から復号デ
ータを推定するデータ推定部である。なお、最尤検出部
16、アドレス制御部17及びデータ推定部18から推
定手段が構成されている。
【0025】次に動作について説明する。以下、拘束長
Kが4、符号化率Rが1/2である畳込み符号を例にし
て説明する。まず、ブランチメトリック計算部11は、
時点tを基準とする場合、2時点分の受信信号系列を入
力すると、各状態毎に受信される符号化系列の相関テー
ブルを用いて、時点tと時点t+1間のブランチメトリ
ック±a,±bを計算する。また、ブランチメトリック
計算部12は、2時点分の受信信号系列を入力すると、
ブランチメトリック計算部11と同時に、各状態毎に受
信される符号化系列の相関テーブルを用いて、時点t+
1と時点t+2間のブランチメトリック±c,±dを計
算する。
【0026】2時点ACS演算部14は、ブランチメト
リック計算部11が時点tと時点t+1間のブランチメ
トリック±a,±bを計算し、ブランチメトリック計算
部12が時点t+1と時点t+2間のブランチメトリッ
ク±c,±dを計算すると、パスメトリックメモリ13
から8状態のパスメトリックX1,X2,X3,X4,
X5,X6,X7,X8の読込を実行する。
【0027】そして、2時点ACS演算部14は、各状
態で合流する2つのパスのうち、受信信号系列と相関が
高いパス(生き残りパス)を各状態毎に判定するため、
時点tと時点t+1間のブランチメトリック±a,±b
に対して各状態のブランチメトリックX1〜X8をそれ
ぞれ加算する。例えば、状態1であれば、X1+aとX
5−aを計算し、状態2であれば、X1−aとX5+a
を計算し、状態3であれば、X2+bとX6−bを計算
し、状態4であれば、X2−bとX6+bを計算し、状
態5であれば、X3−bとX7+bを計算し、状態6で
あれば、X3+bとX7−bを計算する。そして、2時
点ACS演算部14は、2つの加算結果を相互に比較
し、例えば、加算結果が大きい方が尤度が高いと判断す
る場合、大きい方の加算結果を選択する。例えば、状態
1であれば、X1+aと、X5−aとを比較して、大き
い方を選択する。
【0028】次に、2時点ACS演算部14は、時点t
+1と時点t+2間のブランチメトリック±c,±dに
対して、上記の選択結果である加算結果をそれぞれ加算
する。例えば、状態1であれば、max(X1+a,X
5−a)+cと、max(X3−b,X7+b)−cを
計算する。そして、2時点ACS演算部14は、2つの
加算結果を相互に比較し、例えば、加算結果が大きい方
が尤度が高いと判断する場合、大きい方の加算結果を選
択する。例えば、状態1であれば、max(X1+a,
X5−a)+cと、max(X3−b,X7+b)−c
とを比較して、大きい方を選択する。
【0029】最後に、2時点ACS演算部14は、2回
の比較結果(加算結果の選択情報)をそれぞれパス選択
情報としてパス選択情報メモリ15に格納し、その選択
した2つの加算結果を時点t+2における新たなパスメ
トリックとしてパスメトリックメモリ13に格納する。
なお、パスメトリックメモリ13はレジスタファイルか
ら構成され、時点が2つ進む毎に、パスメトリックの値
が更新される。また、1回の演算で得られる2つのパス
選択情報、即ち、2つの連続する時点のパス選択情報は
パス選択情報メモリ15上の同一アドレスに格納され
る。
【0030】最尤検出部16は、2時点ACS演算部1
4によるパスメトリックの演算が完了すると、パスメト
リックメモリ13に記憶されている各状態のパスメトリ
ックを相互に比較して、最も尤度が高いパスメトリック
を検出し、そのパスメトリックの状態を示す状態情報を
出力する。
【0031】データ推定部18は、最尤検出部16から
状態情報を受けると、その状態情報が示す状態に係るパ
ス選択情報をパス選択情報メモリ15から取得するた
め、その状態情報とパス選択情報の読込指令をアドレス
制御部17に出力する。そして、アドレス制御部17が
パス選択情報メモリ15からパス選択情報を取得する
と、データ推定部18は、予め遷移状態と復号データの
対応関係が記述されている遷移テーブルを参照して、そ
のパス選択情報に対応する復号データを特定し、その復
号データを出力する。
【0032】以上で明らかなように、この実施の形態1
によれば、複数時点の受信信号系列から複数の時点間の
ブランチメトリックを同時に計算するブランチメトリッ
ク計算部11,12と、ブランチメトリック計算部1
1,12により計算された複数の時点間のブランチメト
リックとパスメトリックメモリ13に記憶されている各
状態のパスメトリックに基づいて各状態で合流する2つ
のパスのうちのいずれか一方のパスを選択するととも
に、複数時点後の各状態のパスメトリックを計算してパ
スメトリックメモリ13に記憶されているパスメトリッ
クを更新する2時点ACS演算部14とを設けるように
構成したので、復号の高速化を図ることができる効果を
奏する。
【0033】即ち、1度の演算で複数時点後のパスメト
リックを計算することができるため、パスメトリックを
高速に演算できるようになり、その結果、復号時間を短
縮することができる効果を奏する。なお、この実施の形
態1では、1回の演算において、2つの時点間のパスメ
トリックを演算するものについて示したが、これに限る
ものではなく、3つ以上の時点間のパスメトリックを演
算するようにしてもよい。
【0034】実施の形態2.図2はこの発明の実施の形
態2による誤り訂正復号装置を示す構成図であり、図に
おいて、図1と同一符号は同一または相当部分を示すの
で説明を省略する。19はパスメトリックメモリ13に
記憶されている各状態のパスメトリックX1〜X8と予
め設定された閾値を比較する比較部、20は各状態のパ
スメトリックX1〜X8のうち、いずれかの状態のパス
メトリックが閾値より大きい場合、各状態のパスメトリ
ックX1〜X8から定数を減算する減算部である。な
お、比較部19及び減算部20はパスメトリック計算手
段を構成している。
【0035】次に動作について説明する。比較部19
は、パスメトリックメモリ13に記憶されている各状態
のパスメトリックX1〜X8と予め設定された閾値を比
較する。そして、各状態のパスメトリックX1〜X8の
うち、いずれかの状態のパスメトリックが閾値より大き
い場合には、減算部20が各状態のパスメトリックX1
〜X8から定数を減算し、減算後のパスメトリックを2
時点ACS演算部14に出力するようにする。
【0036】一方、いずれの状態のパスメトリックも閾
値より小さい場合には、減算部20が各状態のパスメト
リックX1〜X8から定数を減算することなく、各状態
のパスメトリックX1〜X8を2時点ACS演算部14
に出力するようにする。以下、上記実施の形態1と同様
であるため説明を省略する。この実施の形態2によれ
ば、パスメトリックメモリ13のビット幅を小さくし
て、回路規模の削減を図ることができる効果を奏する。
【0037】実施の形態3.図3はこの発明の実施の形
態3による誤り訂正復号装置を示す構成図であり、図に
おいて、図1と同一符号は同一または相当部分を示すの
で説明を省略する。21はパス選択情報メモリ15の同
一アドレスに記憶されている2つの連続する時点のパス
選択情報から2ビット分の復号データを推定する複数ビ
ットデータ推定部、22は複数ビットデータ推定部21
からパラレル出力される2ビット分の復号データをパラ
レル/シリアル変換する変換部である。なお、複数ビッ
トデータ推定部21及び変換部22は推定手段を構成し
ている。
【0038】上記実施の形態1,2では、データ推定部
18がパス選択情報メモリ15から1時点のパス選択情
報を取得し、そのパス選択情報から1ビット分の復号デ
ータを推定するものについて示したが、2つの連続する
時点のパス選択情報がパス選択情報メモリ15の同一ア
ドレスに記憶されているので、複数ビットデータ推定部
21がパス選択情報メモリ15から2時点のパス選択情
報を取得し、2時点のパス選択情報から2ビット分の復
号データを一度に推定するようにしてもよい。これによ
り、更に復号時間を短縮することができる効果を奏す
る。
【0039】実施の形態4.図4はこの発明の実施の形
態4による誤り訂正復号装置を示す構成図であり、図に
おいて、31は2時点分の受信信号系列と外部情報と各
状態毎に受信される符号化系列の相関テーブルを用い
て、時点tと時点t+1間のブランチメトリックを計算
するブランチメトリック計算部、32は2時点分の受信
信号系列と外部情報と各状態毎に受信される符号化系列
の相関テーブルを用いて、時点t+1と時点t+2間の
ブランチメトリックを計算するブランチメトリック計算
部である。なお、ブランチメトリック計算部31,32
からブランチメトリック計算手段が構成されている。
【0040】33は各状態のパスメトリックを記憶する
パスメトリックメモリ、34はブランチメトリック計算
部31,32により計算されたブランチメトリックから
複数時点後の順方向パスメトリック及び逆方向パスメト
リックを計算する2時点ACS演算部(パスメトリック
計算手段)、35は2時点ACS演算部34により計算
された順方向パスメトリックを記憶する順方向パスメト
リックメモリ、36は2時点ACS演算部34により計
算された逆方向パスメトリックを1時点分だけ遅延する
遅延素子、37は2時点ACS演算部34により計算さ
れた逆方向パスメトリック又は遅延素子36により遅延
された逆方向パスメトリックを選択する選択部、38は
ブランチメトリック計算部31により計算されたブラン
チメトリック又はブランチメトリック計算部32により
計算されたブランチメトリックを選択する選択部であ
る。
【0041】39は順方向パスメトリックメモリ35に
記憶されている順方向パスメトリックと選択部37によ
り選択された逆方向パスメトリックと選択部38により
選択されたブランチメトリックとから軟出力データを計
算するLLR計算部、40はLLR計算部39により計
算された軟出力データから受信信号系列及び外部情報の
信頼度の増分を計算する差分計算部、41は差分計算部
40により計算された信頼度の増分を外部情報として記
憶する外部情報メモリ、42はLLR計算部39により
計算された軟出力データに対する極性判定を実施して復
号データを生成する極性判定部である。なお、遅延素子
36、選択部37,38、LLR計算部39、差分計算
部40及び極性判定部42から復号手段が構成されてい
る。
【0042】次に動作について説明する。以下、ターボ
符号を構成する畳込み符号の拘束長Kが4である畳込み
符号を例にして説明する。まず、ブランチメトリック計
算部31は、時点tを基準とする場合、2時点分の受信
信号系列と外部情報を入力すると、各状態毎に受信され
る符号化系列の相関テーブルを用いて、時点tと時点t
+1間のブランチメトリックを計算する。また、ブラン
チメトリック計算部32は、2時点分の受信信号系列と
外部情報を入力すると、ブランチメトリック計算部31
と同時に、各状態毎に受信される符号化系列の相関テー
ブルを用いて、時点t+1と時点t+2間のブランチメ
トリックを計算する。ただし、ブランチメトリック計算
部31,32は、1回目の復号時においては外部情報に
ついての相関を計算しない。
【0043】2時点ACS演算部34は、ブランチメト
リック計算部31が時点tと時点t+1間のブランチメ
トリックを計算し、ブランチメトリック計算部32が時
点t+1と時点t+2間のブランチメトリックを計算す
ると、図1における2時点ACS演算部14と同様にし
て、時点t+2におけるパスメトリックを計算する。そ
して、2時点ACS演算部34は、時点t+2における
パスメトリックを新たなパスメトリックとしてパスメト
リックメモリ33に格納し、また、時点t+1及び時点
t+2におけるパスメトリックを順方向パスメトリック
として順方向パスメトリックメモリ35に格納する。
【0044】上記のようにして、ターボ符号を構成する
全ての受信信号系列からパスメトリックを計算して、順
方向パスメトリックメモリ35に対する順方向パスメト
リックの格納が完了すると、時点を少なくする方向、即
ち、上記の受信信号系列を逆順にしてブランチメトリッ
ク計算部31,32に入力する。これにより、ブランチ
メトリック計算部31は、時点tを基準とする場合、各
状態毎に受信される符号化系列の相関テーブルを用い
て、時点tと時点t−1間のブランチメトリックを計算
する。また、ブランチメトリック計算部32は、ブラン
チメトリック計算部31と同時に、各状態毎に受信され
る符号化系列の相関テーブルを用いて、時点t−1と時
点t−2間のブランチメトリックを計算する。
【0045】2時点ACS演算部34は、ブランチメト
リック計算部31が時点tと時点t−1間のブランチメ
トリックを計算し、ブランチメトリック計算部32が時
点t−1と時点t−2間のブランチメトリックを計算す
ると、順方向パスメトリックを計算する場合と同様にし
て、時点t−2におけるパスメトリックを計算する。そ
して、2時点ACS演算部34は、時点t−2における
パスメトリックを新たなパスメトリックとしてパスメト
リックメモリ33に格納する。
【0046】次に、LLR計算部39が時点t−2から
時点t−1に推移するときに対応する情報ビットの軟復
号データを計算する場合、LLR計算部39は、選択部
37により選択された時点t−1の逆方向パスメトリッ
クと、選択部38により選択された時点t−1と時点t
−2間のブランチメトリックと、順方向パスメトリック
メモリ35に記憶されている時点t−2の順方向パスメ
トリックとを読み込み、これらの読込データから時点t
−2から時点t−1に推移するときに対応する情報ビッ
トの軟復号データを計算する。
【0047】また、LLR計算部39が時点t−1から
時点tに推移するときに対応する情報ビットの軟復号デ
ータを計算する場合、LLR計算部39は、選択部37
により選択された時点tの逆方向パスメトリックと、選
択部38により選択された時点tと時点t−1間のブラ
ンチメトリックと、順方向パスメトリックメモリ35に
記憶されている時点t−1の順方向パスメトリックとを
読み込み、これらの読込データから時点t−1から時点
tに推移するときに対応する情報ビットの軟復号データ
を計算する。
【0048】このとき、予め設定された回数の繰り返し
復号が完了した場合は、極性判定部42が、LLR計算
部39により計算された軟出力データに対する極性判定
を実施して復号データを生成し、その復号データを出力
する。一方、予め設定された回数の繰り返し復号が完了
していない場合は、差分計算部40が、LLR計算部3
9により計算された軟出力データから受信信号系列及び
外部情報の信頼度の増分を計算して、その信頼度の増分
を外部情報として外部情報メモリ41に格納し、上記の
演算を繰り返し実行する。このとき、ターボ符号器に対
応させて、情報ビット系列にインタリーブが施されてい
る場合は、インタリーブされている順にデータを入力す
る。
【0049】以上で明らかなように、この実施の形態4
によれば、複数時点の受信信号系列から複数の時点間の
ブランチメトリックを同時に計算するブランチメトリッ
ク計算部31,32と、ブランチメトリック計算部3
1,32により計算された複数の時点間のブランチメト
リックから複数時点後の順方向パスメトリック及び逆方
向パスメトリックを計算する2時点ACS演算部34と
を設けるように構成したので、復号の高速化を図ること
ができる効果を奏する。
【0050】即ち、1度の演算で複数時点後の順方向パ
スメトリック及び逆方向パスメトリックを計算すること
ができるため、パスメトリックを高速に演算できるよう
になり、その結果、復号時間を短縮することができる効
果を奏する。なお、この実施の形態4では、1回の演算
において、2つの時点間のパスメトリックを演算するも
のについて示したが、これに限るものではなく、3つ以
上の時点間のパスメトリックを演算するようにしてもよ
い。
【0051】実施の形態5.図5はこの発明の実施の形
態5による誤り訂正復号装置を示す構成図であり、図に
おいて、図4と同一符号は同一または相当部分を示すの
で説明を省略する。43はパスメトリックメモリ33に
記憶されている各状態のパスメトリックX1〜X8と予
め設定された閾値を比較する比較部、44は各状態のパ
スメトリックX1〜X8のうち、いずれかの状態のパス
メトリックが閾値より大きい場合、各状態のパスメトリ
ックX1〜X8から定数を減算する減算部である。な
お、比較部43及び減算部44はパスメトリック計算手
段を構成している。
【0052】次に動作について説明する。比較部43
は、2時点ACS演算部34が順方向パスメトリック又
は逆方向パスメトリックを計算する際、パスメトリック
メモリ33に記憶されている各状態のパスメトリックX
1〜X8と予め設定された閾値を比較する。そして、各
状態のパスメトリックX1〜X8のうち、いずれかの状
態のパスメトリックが閾値より大きい場合には、減算部
44が各状態のパスメトリックX1〜X8から定数を減
算し、減算後のパスメトリックを2時点ACS演算部3
4に出力するようにする。
【0053】一方、いずれの状態のパスメトリックも閾
値より小さい場合には、減算部44が各状態のパスメト
リックX1〜X8から定数を減算することなく、各状態
のパスメトリックX1〜X8を2時点ACS演算部34
に出力するようにする。以下、上記実施の形態4と同様
であるため説明を省略する。この実施の形態5によれ
ば、パスメトリックメモリ33のビット幅を小さくし
て、回路規模の削減を図ることができる効果を奏する。
【0054】実施の形態6.図6はこの発明の実施の形
態6による誤り訂正復号装置を示す構成図であり、図に
おいて、図4と同一符号は同一または相当部分を示すの
で説明を省略する。45は順方向パスメトリックメモリ
35に記憶されている順方向パスメトリックと、2時点
ACS演算部34及び遅延素子36から出力された逆方
向パスメトリックと、ブランチメトリック計算部31,
32により計算されたブランチメトリックとから2ビッ
ト分の軟出力データを計算する2時点LLR計算部、4
6は2時点LLR計算部45により計算された2ビット
分の軟出力データに対する極性判定を実施して2ビット
分の復号データを生成する2時点極性判定部、47は2
時点極性判定部46からパラレル出力される2ビット分
の復号データをパラレル/シリアル変換する変換部であ
る。なお、2時点LLR計算部45、2時点極性判定部
46及び変換部47は復号手段を構成している。
【0055】上記実施の形態4,5では、LLR計算部
39が1回の演算で1ビット分の軟出力データを計算す
るものについて示したが、2時点LLR計算部45が1
回の演算で2ビット分の軟出力データを計算するように
してもよい。具体的には、2時点LLR計算部45は、
順方向パスメトリックメモリ35に記憶されている時点
t−2及び時点t−1の順方向パスメトリックと、2時
点ACS演算部34により計算された時点t−1の逆方
向パスメトリックと、遅延素子36から出力された時点
tの逆方向パスメトリックと、ブランチメトリック計算
部32により計算された時点t−1と時点t−2間のブ
ランチメトリックと、ブランチメトリック計算部31に
より計算された時点tと時点t−1間のブランチメトリ
ックとを読み込み、これらの読込データから時点t−2
から時点t−1に推移するときに対応する情報ビットの
軟復号データと、時点t−1から時点tに推移するとき
に対応する情報ビットの軟復号データとを同時に計算す
る。
【0056】2時点極性判定部46は、2時点LLR計
算部45が2ビット分の軟出力データを計算すると、2
ビット分の軟出力データに対する極性判定を実施して2
ビット分の復号データを生成する。変換部47は、2時
点極性判定部46からパラレル出力される2ビット分の
復号データをパラレル/シリアル変換して出力する。こ
れにより、更に復号時間を短縮することができる効果を
奏する。
【0057】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、複数
時点の受信信号系列から複数の時点間のブランチメトリ
ックを同時に計算するブランチメトリック計算手段と、
ブランチメトリック計算手段により計算された複数の時
点間のブランチメトリックとパスメトリック記憶手段に
記憶されている各状態のパスメトリックに基づいて各状
態で合流する2つのパスのうちのいずれか一方のパスを
選択するとともに、複数時点後の各状態のパスメトリッ
クを計算してパスメトリック記憶手段に記憶されている
パスメトリックを更新するパスメトリック計算手段とを
設けるように構成したので、復号の高速化を図ることが
できる効果がある。
【0058】この発明によれば、パスメトリック記憶手
段に記憶されている各状態のパスメトリックから最尤パ
スメトリックの状態を検出し、その状態のパスの選択情
報から復号データを推定するように構成したので、構成
の複雑化を招くことなく、速やかに復号データを推定す
ることができる効果がある。
【0059】この発明によれば、パスメトリック記憶手
段に記憶されている各状態のパスメトリックのうち、い
ずれかの状態のパスメトリックが予め設定された閾値よ
り大きい場合、各状態のパスメトリックから定数を減算
するように構成したので、パスメトリック記憶手段のビ
ット幅を小さくして、回路規模の削減を図ることができ
る効果がある。
【0060】この発明によれば、複数ビットの復号デー
タを同時に推定するように構成したので、更に復号時間
を短縮することができる効果がある。
【0061】この発明によれば、複数時点の受信信号系
列から複数の時点間のブランチメトリックを同時に計算
するブランチメトリック計算手段と、ブランチメトリッ
ク計算手段により計算された複数の時点間のブランチメ
トリックから複数時点後の順方向パスメトリック及び逆
方向パスメトリックを計算するパスメトリック計算手段
とを設けるように構成したので、復号の高速化を図るこ
とができる効果がある。
【0062】この発明によれば、軟出力データに対する
極性判定を実施して復号データを生成するように構成し
たので、構成の複雑化を招くことなく、復号データを生
成することができる効果がある。
【0063】この発明によれば、順方向パスメトリック
及び逆方向パスメトリックを計算する際、予め記憶され
ている各状態のパスメトリックのうち、いずれかの状態
のパスメトリックが予め設定された閾値より大きい場
合、各状態のパスメトリックから定数を減算するように
構成したので、各状態のパスメトリックを記憶している
メモリのビット幅を小さくして、回路規模の削減を図る
ことができる効果がある。
【0064】この発明によれば、複数ビットの軟出力デ
ータを同時に計算するように構成したので、更に復号時
間を短縮することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による誤り訂正復号
装置を示す構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態2による誤り訂正復号
装置を示す構成図である。
【図3】 この発明の実施の形態3による誤り訂正復号
装置を示す構成図である。
【図4】 この発明の実施の形態4による誤り訂正復号
装置を示す構成図である。
【図5】 この発明の実施の形態5による誤り訂正復号
装置を示す構成図である。
【図6】 この発明の実施の形態6による誤り訂正復号
装置を示す構成図である。
【図7】 従来の誤り訂正復号装置を示す構成図であ
る。
【符号の説明】
11 ブランチメトリック計算部(ブランチメトリック
計算手段)、12 ブランチメトリック計算部(ブラン
チメトリック計算手段)、13 パスメトリックメモリ
(パスメトリック記憶手段)、14 2時点ACS演算
部(パスメトリック計算手段)、15 パス選択情報メ
モリ(パス選択情報記憶手段)、16最尤検出部(推定
手段)、17 アドレス制御部(推定手段)、18 デ
ータ推定部(推定手段)、19 比較部(パスメトリッ
ク記憶手段)、20 減算部(パスメトリック記憶手
段)、21 複数ビットデータ推定部(推定手段)、2
2変換部(推定手段)、31 ブランチメトリック計算
部(パスメトリック記憶手段)、32 ブランチメトリ
ック計算部(パスメトリック記憶手段)、33パスメト
リックメモリ、34 2時点ACS演算部(パスメトリ
ック計算手段)、35 順方向パスメトリックメモリ、
36 遅延素子(復号手段)、37 選択部(復号手
段)、38 選択部(復号手段)、39 LLR計算部
(復号手段)、40 差分計算部(復号手段)、41
外部情報メモリ、42 極性判定部(復号手段)、43
比較部(パスメトリック計算手段)、44 減算部
(パスメトリック計算手段)、45 2時点LLR計算
部(復号手段)、46 2時点極性判定部(復号手
段)、47 変換部(復号手段)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B001 AA10 AB02 AB05 AC02 AC05 AE07 5J065 AA01 AB01 AC01 AD10 AE06 AF03 AG05 AG06 AH04 AH06 AH21 AH23

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数時点の受信信号系列から複数の時点
    間のブランチメトリックを同時に計算するブランチメト
    リック計算手段と、各状態のパスメトリックを記憶する
    パスメトリック記憶手段と、上記ブランチメトリック計
    算手段により計算された複数の時点間のブランチメトリ
    ックと上記パスメトリック記憶手段に記憶されている各
    状態のパスメトリックに基づいて各状態で合流する2つ
    のパスのうちのいずれか一方のパスを選択するととも
    に、複数時点後の各状態のパスメトリックを計算して上
    記パスメトリック記憶手段に記憶されているパスメトリ
    ックを更新するパスメトリック計算手段と、上記パスメ
    トリック計算手段によるパスの選択情報を記憶するパス
    選択情報記憶手段と、上記パス選択情報記憶手段に記憶
    されているパスの選択情報から復号データを推定する推
    定手段とを備えた誤り訂正復号装置。
  2. 【請求項2】 推定手段は、パスメトリック記憶手段に
    記憶されている各状態のパスメトリックから最尤パスメ
    トリックの状態を検出し、その状態のパスの選択情報か
    ら復号データを推定することを特徴とする請求項1記載
    の誤り訂正復号装置。
  3. 【請求項3】 パスメトリック計算手段は、パスメトリ
    ック記憶手段に記憶されている各状態のパスメトリック
    のうち、いずれかの状態のパスメトリックが予め設定さ
    れた閾値より大きい場合、各状態のパスメトリックから
    定数を減算することを特徴とする請求項1または請求項
    2記載の誤り訂正復号装置。
  4. 【請求項4】 推定手段は、複数ビットの復号データを
    同時に推定することを特徴とする請求項1から請求項3
    のうちのいずれか1項記載の誤り訂正復号装置。
  5. 【請求項5】 複数時点の受信信号系列から複数の時点
    間のブランチメトリックを同時に計算するブランチメト
    リック計算手段と、上記ブランチメトリック計算手段に
    より計算された複数の時点間のブランチメトリックから
    複数時点後の順方向パスメトリック及び逆方向パスメト
    リックを計算するパスメトリック計算手段と、上記パス
    メトリック計算手段により計算された順方向パスメトリ
    ック及び逆方向パスメトリックから軟出力データを計算
    する復号手段とを備えた誤り訂正復号装置。
  6. 【請求項6】 復号手段は、軟出力データに対する極性
    判定を実施して復号データを生成することを特徴とする
    請求項5記載の誤り訂正復号装置。
  7. 【請求項7】 パスメトリック計算手段は、順方向パス
    メトリック及び逆方向パスメトリックを計算する際、予
    め記憶されている各状態のパスメトリックのうち、いず
    れかの状態のパスメトリックが予め設定された閾値より
    大きい場合、各状態のパスメトリックから定数を減算す
    ることを特徴とする請求項5または請求項6記載の誤り
    訂正復号装置。
  8. 【請求項8】 復号手段は、複数ビットの軟出力データ
    を同時に計算することを特徴とする請求項5から請求項
    7のうちのいずれか1項記載の誤り訂正復号装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009535939A (ja) * 2006-04-27 2009-10-01 クゥアルコム・インコーポレイテッド ビタビ復号装置および技術
WO2011048997A1 (ja) * 2009-10-22 2011-04-28 日本電気株式会社 軟出力復号器

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