JP2003288924A - 燃料電池システム用凝縮器 - Google Patents
燃料電池システム用凝縮器Info
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Abstract
水蒸気を再利用水として回収する燃料電池システム用凝
縮器に関し、気水分離器を不要にすることを目的とす
る。 【解決手段】 チューブ13とフィン15とを交互に積
層したコア部11の両側に、前記チューブ13に連通す
るタンク17,19を配置するとともに、ガス流入口2
7から入口側タンク部23に流入した燃料電池43から
の水蒸気を含んだ排ガスを、前記チューブ13を介して
出口側タンク部25に導き、出口側タンク部25のガス
流出口17bから前記排ガスを流出する燃料電池システ
ム用凝縮器において、前記出口側タンク部25内に、前
記チューブ13から流出した排ガスから凝縮水を分離す
る気水分離手段29を配置するとともに、前記出口側タ
ンク部25に、分離された前記凝縮水を排出する排出口
17cを設けてなることを特徴とする。
Description
する排ガス中の水蒸気を再利用水として回収する燃料電
池システム用凝縮器に関する。
行われており、このような燃料電池自動車では、燃料電
池から流出する排ガス中の水蒸気を再利用水として回収
することが行われている。
的に示すもので、この純水回収システムでは、燃料電池
1で発生した排ガスが、空冷の凝縮器2に導かれ、空気
により冷却され凝縮水を含んだ排ガスになる。
導かれ、凝縮水と排ガスとに分離され、分離された排ガ
スは、大気中に排出される。
導かれ、純水として回収される。
冷却器6に循環され、所定の温度に冷却される。
7により、燃料電池1側に供給され、例えば、空気供給
系の加湿、冷却系の冷却水として使用される。
うな従来の純水回収システムでは、空冷の凝縮器2によ
り、排ガス中の水蒸気を凝縮し、気水分離器3により凝
縮水とガスとを分離しているため、凝縮器2の他に、気
水分離器3が必要になり、システムが大掛かりになると
いう問題があった。
だ排ガスは、通常過熱状態にあるため、この排ガスを、
配管8により気水分離器3に移送すると、移送中に凝縮
水がミストになり、排ガス中に蒸発し、気水分離器3で
分離される凝縮水の量が減少するという問題があった。
めになされたもので、気水分離器を不要にすることがで
きる燃料電池システム用凝縮器を提供することを目的と
する。
テム用凝縮器は、チューブとフィンとを交互に積層した
コア部の両側に、前記チューブに連通するタンクを配置
するとともに、ガス流入口から入口側タンク部に流入し
た燃料電池からの水蒸気を含んだ排ガスを、前記チュー
ブを介して出口側タンク部に導き、出口側タンク部のガ
ス流出口から前記排ガスを流出する燃料電池システム用
凝縮器において、前記出口側タンク部内に、前記チュー
ブから流出した排ガスから凝縮水を分離する気水分離手
段を配置するとともに、前記出口側タンク部に、分離さ
れた前記凝縮水を排出する排出口を設けてなることを特
徴とする。
請求項1記載の燃料電池システム用凝縮器において、前
記気水分離手段は、前記チューブから前記出口側タンク
部内に流出した排ガスを水平方向にジグザグ状に導くエ
リミネータを有していることを特徴とする。
請求項1記載の燃料電池システム用凝縮器において、前
記気水分離手段は、前記チューブから前記出口側タンク
部内に流出した排ガスを上下方向に向きを変えて流す複
数の案内板を備えたエリミネータを有し、前記排ガスを
上方に案内する案内板の間隔が、前記排ガスを下方に案
内する案内板の間隔より広くされていることを特徴とす
る。
請求項2または請求項3記載の燃料電池システム用凝縮
器において、前記気水分離手段は、前記エリミネータを
通過した排ガスに衝突し排ガスの流れを迂回させて前記
ガス流出口に導くバッフルプレートを有していることを
特徴とする。
請求項2ないし請求項4のいずれか1項記載の燃料電池
システム用凝縮器において、前記気水分離手段は、前記
エリミネータで分離された前記凝縮水を前記排ガスの流
れから分離するドレンボードを有していることを特徴と
する。
縮器では、燃料電池からの水蒸気を含んだ排ガスが、ガ
ス流入口から入口側タンク部に流入し、チューブを介し
て出口側タンク部に導かれる間に、コア部を通過する空
気と熱交換して冷却され、排ガス中の水蒸気が凝縮さ
れ、凝縮水を含んだ排ガスになる。
ブから出口側タンク部に流出すると、出口側タンク部内
に配置される気水分離手段により、排ガスから凝縮水が
分離され、凝縮水を分離された排ガスは、ガス流出口か
ら大気中に排出され、凝縮水は、排出口から排出され
る。
は、エリミネータにより、チューブから出口側タンク部
内に流出した排ガスが、水平方向にジグザグ状に導か
れ、これにより排ガスから凝縮水が確実に分離される。
は、エリミネータの案内板により、チューブから出口側
タンク部内に流出した排ガスが上下方向に向きを変えて
流され、これにより、排ガスから凝縮水が分離される。
間隔を、排ガスを下方に案内する案内板の間隔より広く
したので、排ガスの上昇時の流速が、下降時の流速より
遅くなり、これにより、凝縮水の液滴の上昇が防止さ
れ、液滴の下降が促進される。
は、エリミネータを通過した排ガスが、バッフルプレー
トに衝突すると、エリミネータで除去されずに排ガス中
に残存していた小さな水滴が滴下され、排ガスから凝縮
水がより確実に分離される。
は、ドレンボードにより、エリミネータで分離された凝
縮水が、排ガスの流れから分離され、排出口に導かれ
る。
実施形態について説明する。
しており、図3は、本発明の燃料電池システム用凝縮器
の第1の実施形態を示している。
るコア部を示している。
からなる扁平状のチューブ13と、コルゲートフィン1
5とを交互に積層して構成されている。
ス鋼製の円筒状のパイプからなるタンク17,19が軸
長方向を水平にして配置されている。
置いて、チューブ13の端部が挿入されるチューブ穴1
7a,19aが形成されている。
切板21により仕切られ、入口側タンク部23と出口側
タンク部25が形成されている。
水蒸気を含んだ排ガスGを流人するための入口パイプ2
7が開口されている。
ーブ13から流出した排ガスから凝縮水を分離する気水
分離手段29が配置されている。
よび気水分離手段29の詳細を示すもので、気水分離手
段29は、例えば、ステンレス鋼からなるエリミネータ
31,バッフルプレート33およびドレンボード35を
有している。
口側タンク部25内に流出した排ガスGを水平方向にジ
グザグ状に導く作用をする。
に、多数のくの字状の案内板37を、出口側タンク部2
5の軸長方向に間隔を置いて、平行に配置して構成され
ている。
に、出口側タンク部25内に垂直に配置され、案内板3
7の折曲部37aが、出口側タンク部25の略中央に位
置されている。
部25の内面に当接されている。
側の側面には、ガス流出口17bが形成され、このガス
流出口17bに出口パイプ39が水平に接続されてい
る。
ータ31とガス流出口17bとの間に、バッフルプレー
ト33が垂直に配置されている。
タ31を通過した排ガスに衝突し排ガスの流れを迂回さ
せてガス流出口17bに導く作用をする。
口17bの上端より多少上方に位置されている。
図4に示すように、出口側タンク部25の軸長方向に間
隔を置いて、多数の穴部33aが形成されている。
ガス流出口17bの下端より下方となる位置に形成され
ている。
タ31の下方には、ドレンボード35が水平に配置され
ている。
1で分離された凝縮水Wを排ガスの流れから分離する作
用をする。
チューブ穴17aおよびガス流出口17bより下方とな
る位置に配置されている。
5aが形成されている。
た凝縮水を排出する排出口17cが形成されている。
垂直に接続されている。
9は、エリミネータ31の案内板37およびバッフルプ
レート33を、ドレンボード35にろう付けして製造さ
れている。
図3に示したように、燃料電池からの水蒸気を含んだ排
ガスGが、入口パイプ27から入口側タンク部23に流
入し、チューブ13およびタンク19を介して出口側タ
ンク部25に導かれる間に、コア部11を通過する空気
と熱交換して冷却され、排ガス中の水蒸気が凝縮され、
凝縮水を含んだ排ガスになる。
および図2に示したように、チューブ13から出口側タ
ンク部25に流出すると、出口側タンク部25内に配置
されるエリミネータ31により、チューブ13から出口
側タンク部25内に流出した排ガスが、水平方向にジグ
ザグ状に導かれ、これにより排ガスから凝縮水Wが分離
され、案内板37に沿って下方に滴下する。
スが、バッフルプレート33に衝突すると、エリミネー
タ31で除去されずに排ガス中に残存していた小さな水
滴がバッフルプレート33に沿って滴下され、排ガスか
ら凝縮水がより確実に分離される。
口パイプ39から大気中に排出される。
中の小さな水滴は、バッフルプレート33の下部に形成
される穴部33aからドレンボード35側に導かれる。
下した凝縮水の水滴、および、バッフルプレート33を
滴下した凝縮水の水滴は、ドレンボード35の穴部35
aを通り下方に落下し、排ガスの流れから分離され、排
出口17cの排出パイプ41から排出される。
器を用いた燃料電池の純水回収システムを概略的に示す
もので、この純水回収システムでは、燃料電池43で発
生した排ガスが、上述した燃料電池システム用凝縮器4
5に導かれる。
に吸引される空気により冷却され凝縮水を含んだ排ガス
になり、出口側タンク部25において凝縮水と排ガスと
に分離され、分離された排ガスは、出口パイプ39から
大気中に排出される。
1から水タンク49に導かれ、純水として回収される。
より冷却器53に循環され、所定の温度に冷却される。
プ55により、燃料電池43側に供給され、例えば、空
気供給系の加湿、冷却系の冷却水として使用される。
出口側タンク部25内に、チューブ13から流出した排
ガスから凝縮水を分離する気水分離手段29を配置し、
出口側タンク部25に、分離された凝縮水を排出する排
出口17cを設けたので、気水分離器を不要にすること
ができる。
水分離器に付随して配置される配管、ブラケット等の部
品を無くすことができ、スペース、重量、コスト、組み
付け工数等を従来より大幅に削減することができる。
送する必要がなくなるため、移送中に凝縮水がミストに
なり、排ガス中に蒸発することがなくなり、排ガスから
凝縮水を確実に分離することができる。
器では、エリミネータ31により、チューブ13から出
口側タンク部25内に流出した排ガスを水平方向にジグ
ザグ状に導くようにしたので、排ガスから凝縮水を確実
に分離することができる。
器では、出口側タンク部25内に、エリミネータ31を
通過した排ガスに衝突し排ガスの流れを迂回させてガス
流出口17bに導くバッフルプレート33を配置したの
で、排ガスから凝縮水をより確実に分離することができ
る。
では、ドレンボード35により、エリミネータ31で分
離された凝縮水が、排ガスの流れから分離され排出口1
7cに導かれるため、排出口17c側に排ガスが流入す
ることを確実に防止することができる。
器では、エリミネータ31を、チューブ13から流出す
る排ガスの流速が最も低下する出口側タンク部25の中
央部に配置したので、凝縮水の液滴をエリミネータ31
により最も効率的に捕獲することができる。
スは、凝縮水の液滴とガスとの混合物であるが、流速が
低下すると液滴は、気流で移動される力が弱くなり、効
率的に落下し、また、案内板37に衝突付着した液滴も
気流速度が遅いため案内板37に沿って効率的に落下す
ることになる。
では、チューブ13を偏平状にし、出口側タンク部25
を円筒状にしたので、チューブ13からの排ガスが出口
側タンク部25に流出すると、流路断面積が急激に増加
し、排ガスの流速が大きく減少するため、凝縮水の液滴
をより効率的に落下させることができる。
テム用凝縮器の第2の実施形態を示すもので、この実施
形態では、気水分離手段29Aを構成するエリミネータ
31Aが、チューブ13から出口側タンク部25内に流
出した排ガスを上下方向に向きを変えて流す複数の案内
板57,59により構成されている。
数の案内板57,59が、出口側タンク部25の径方向
に間隔を置いて配置されている。
ク部25内に垂直に配置され、隣接する一方の案内板5
7の下端がドレンボード35に当接されている。
に、案内板59の下端に突出部59aが形成され、この
突出部59aの下端がドレンボード35に当接されてい
る。
の間には、図7に示すように、間隙部59bが形成され
ている。
25の内面に当接されている。
7,59の間隔W1が、排ガスを下方に案内する案内板
57,59の間隔W2より広くされている。
ータ31Aの案内板57,59およびバッフルプレート
33を、ドレンボード35にろう付けして製造されてい
る。
態と同一の部材には、同一の符号を付して詳細な説明を
省略する。
では、エリミネータ31Aの案内板57,59により、
チューブ13から出口側タンク部25内に流出した排ガ
スが上下方向に向きを変えて流され、これにより、排ガ
スから凝縮水が分離される。
7,59の間隔W1を、排ガスを下方に案内する案内板
57,59の間隔W2より広くしたので、排ガスの上昇
時の流速が、下降時の流速より遅くなり、これにより、
凝縮水の液滴の上昇が防止され、液滴の下降が促進され
る。
同様の効果を得ることができるが、この実施形態では、
エリミネータ31Aを流れる排ガスの通路を長くするこ
とが容易に可能になり、気水分離性能をより向上するこ
とができる。
案内する案内板57,59の間隔W1を、排ガスを下方
に案内する案内板57,59の間隔W2より広くしたの
で、凝縮水の液滴の上昇を防止し、液滴の下降を促進す
ることが可能になり、排ガスから凝縮水をより確実に分
離することができる。
用凝縮器を垂直に配置した実施形態を示すもので、図9
〜図12に示す第3の実施形態では前記第1,第2の実
施形態における一方のタンク17を下側に、他方のタン
ク19を上側にしてコア部11を垂直に配置してある。
ンク部25内にチューブ13より下向きに流出した排ガ
スから凝縮水を分離する気水分離手段29が配置されて
いる。
態と同様に、多数のくの字状の案内板37を、出口側タ
ンク部25の軸長方向に間隔を置いて平行に配置して構
成したエリミネータ31と、バッフルプレート33およ
びドレンボード35を備え、前記各案内板37は図10
に示すように出口側タンク部25の略中央に垂直に配置
されている。
側タンク部25の一側面に設けられ、このガス流出口1
7bと前記エリミネータ31との間にバッフルプレート
33が垂直に配置されている。
態と同様に、その上端はガス流出口17bの上端より多
少上方に位置され、下部にはガス流出口17bの下端よ
り下方となる位置に、出口側タンク部25の軸長方向に
間隔を置いて多数の小径穴33aが形成されている。
チューブ13から流出される排ガスを、ガス流出口17
bと反対側でエリミネータ31の側方へ偏向させるため
の偏向板61が斜状に設けられている。
の下面に当接されている。
ミネータ31の下方には、多数の穴部35aが形成され
たドレンボード35が配置され、該出口側タンク部25
の下面には、分離された凝縮水を排出する排出口17c
と排出パイプ41が設けられることは前記第1、第2の
実施形態と同様であるが、この出口側タンク部25内の
エリミネータ31の側方で、前記偏向板61で偏向され
た排ガスが吹き当る位置にも、多数の穴部62aが形成
されたドレンボード62が配置されている。
5の周壁と同じ曲率で湾曲して形成され、下端が前記ド
レンボード35の一側端部上に接合され、出口側タンク
部25の内面から適宜の間隔を置いて配置されている。
図11に示したように、燃料電池からの水蒸気を含んだ
排ガスGが、入口パイプ27から入口側タンク部23に
流入し、垂直のチューブ13および上側のタンク19を
介して出口側タンク部25に導かれる間に、コア部11
を通過する空気と熱交換して冷却され、排ガス中の水蒸
気が凝縮され、凝縮水を含んだ排ガスになる。
および図10に示したように、チューブ13から出側タ
ンク部25に流出すると、偏向板61によってエリミネ
ータ31の一側方に偏向され、このエリミネータ31に
より前記偏向された排ガスが、水平方向にジグザグ状に
導かれ、これにより排ガスから凝縮水Wが分離され、案
内板37に沿って下方に滴下する。
スが、バッフルプレート33に衝突すると、エリミネー
タ31で除去されずに排ガス中に残存していた小さな水
滴がバッフルプレート33に沿って滴下され、排ガスか
ら凝縮水がより確実に分離される。
口パイプ39から大気中に排出される。
ガス中の小さな水滴は、バッフルプレート33の下部に
形成された穴部33aからドレンボード35側に導かれ
る。
スが、ドレンボード62に衝突することによっても、該
排ガスから凝縮水Wが分離される。
て下方に滴下した凝縮水の水滴、およびエリミネータ3
1の案内板37やバッフルプレート33を滴下した凝縮
水の水滴は、ドレンボード35の穴部35aを通り下方
に落下し、排ガスの流れから分離され、排出口17cの
排出パイプ41から排出される。
縮器45を用いた燃料電池の純水回収システムを概略的
に示すもので、燃料電池システム用凝縮器45が、前記
出口側タンク部25を下側にして垂直に配置されている
点を除いて、前記図5に示した第1の実施形態と同様で
あるので、詳しい説明は省略する。
ので、本実施形態では前記第3の実施形態におけるエリ
ミネータ31と偏向板61が、出口側タンク部25内の
中央位置に所要の間隔をおいて左右方向に対称的に一対
設けられていると共に、バッフルプレート33、および
ガス流出口17bと出口パイプ39が左右方向に対称的
に各一対設けられている。
出される排ガスを、2つのエリミネータ31,31間に
偏向ガイドできるように、出口側タンク部25の中央側
に下側に向けて傾斜配置されている。
13から流出して偏向板61,61によってエリミネー
タ31,31間に偏向ガイドされた排ガスは、これらエ
リミネータ31,31を通って気水分離され、凝縮水が
分離された排ガスは左右の出口パイプ39,39から大
気に排出され、分離された凝縮水はドレンボード35を
通って排出パイプ41から排出される。
示すもので、本実施形態では前記第3の実施形態におけ
るエリミネータ31に替えて、前記図6〜図8に示した
第2の実施形態と同様に、エリミネータ31Aを、チュ
ーブ13から出口側タンク部25内に流出した排ガスを
上下方向に向きを変えて流す複数の案内板57,59に
より構成したものである。
5に当接され、上端は偏向板61の下面近傍に配置され
ている。
様に下端に突出部59aが形成され、この突出部59a
の下端がドレンボード35に当接されて該ドレンボード
35と案内板59との間に間隙59bが形成され、該案
内板59の上端は偏向板61の下面に当接されている。
て略垂直に曲折して形成され、この先端部分61aと、
ドレンボード62および案内板59との間にそれぞれガ
ス流路が形成されている。
の先端部分61aおよびバッフルプレート33が案内板
としての機能を併有している。
する案内板61a、57間および案内板59,33間の
間隔W1が、排ガスを下方に案内する案内板57,59
の間隔W2より広くされている。
ら出口側タンク部25内に流出した排ガスは偏向板61
により該出口側タンク部25内の一側のドレンボード6
2側に偏向され、エリミネータ31Aの案内板61a,
57,59により、排ガスが上下方向に向きを変えて流
され、これにより排ガスから凝縮水が分離されて、前記
第2の実施形態と同様の効果を得ることができる。
ので、本実施形態では前記第5の実施形態におけるエリ
ミネータ31Aと偏向板61が、出口側タンク部25内
の中央位置に所要の間隔をおいて左右方向に対称的に一
対設けられていると共に、バッフルプレート33、およ
びガス流出口17bと出口パイプ39が左右方向に対称
的に各一対設けられている。
出される排ガスを、2つのエリミネータ31,31間に
偏向ガイドできるように、出口側タンク部25の中央側
に下側に向けて傾斜配置されている。
13から流出して偏向板61,61によってエリミネー
タ31,31間に偏向ガイドされた排ガスは、これらエ
リミネータ31,31を通って気水分離され、凝縮水が
分離された排ガスは左右の出口パイプ39,39から大
気に排出され、分離された凝縮水はドレンボード35を
通って排出パイプ41から排出される。
ンク17を仕切板により仕切り、入口側タンク部23と
出口側タンク部25を形成した例について説明したが、
本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、例
えば、一方のタンクに入口側タンク部を形成し、他方の
タンクに出口側タンク部を形成しても良い。
ク部23の排ガスを1回ターンして出口側タンク部25
に導いた例について説明したが、本発明はかかる実施形
態に限定されるものではなく、複数回ターンするように
構成しても良い。
13、タンク17,19、エリミネータ31,31A、
バッフルプレート33,ドレンボード35等をステンレ
ス鋼により形成した例について説明したが、本発明はか
かる実施形態に限定されるものではなく、例えば、アル
ミニウム,樹脂等により形成しても良い。
システム用凝縮器では、出口側タンク部内に、チューブ
から流出した排ガスから凝縮水を分離する気水分離手段
を配置し、出口側タンク部に、分離された凝縮水を排出
する排出口を設けたので、気水分離器を不要にすること
ができる。
は、エリミネータにより、チューブから出口側タンク部
内に流出した排ガスを水平方向にジグザグ状に導くよう
にしたので、排ガスから凝縮水を確実に分離することが
できる。
は、エリミネータの案内板により、チューブから出口側
タンク部内に流出した排ガスを上下方向に向きを変えて
流すようにしたので、排ガスから凝縮水を確実に分離す
ることができる。
間隔を、排ガスを下方に案内する案内板の間隔より広く
したので、凝縮水の液滴の上昇を防止し、液滴の下降を
促進することが可能になり、排ガスから凝縮水をより確
実に分離することができる。
は、出口側タンク部内に、エリミネータを通過した排ガ
スに衝突し排ガスの流れを迂回させてガス流出口に導く
バッフルプレートを配置したので、排ガスから凝縮水を
より確実に分離することができる。
は、ドレンボードにより、エリミネータで分離された凝
縮水が、排ガスの流れから分離され排出口に導かれるた
め、排出口側に排ガスが流入することを確実に防止する
ことができる。
細を示す横断面図である。
細を示す横断面図である。
施形態を示す断面図である。
ある。
純水回収システムに配置した状態を示す説明図である。
施形態の要部を示す横断面図である。
詳細を示す縦断面図である。
詳細を示す縦断面図である。
実施形態を示す断面図である。
池の純水回収システムに配置した状態を示す説明図であ
る。
実施形態の要部を示す縦断面図である。
実施形態における出口側タンク部および気水分離手段の
詳細を示す縦断面図である。
の詳細を示す縦断面図である。
実施形態を示す図15と同様の断面図である。
明図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 チューブ(13)とフィン(15)とを
交互に積層したコア部(11)の両側に、前記チューブ
(13)に連通するタンク(17,19)を配置すると
ともに、ガス流入口(27)から入口側タンク部(2
3)に流入した燃料電池(43)からの水蒸気を含んだ
排ガスを、前記チューブ(13)を介して出口側タンク
部(25)に導き、出口側タンク部(25)のガス流出
口(17b)から前記排ガスを流出する燃料電池システ
ム用凝縮器において、 前記出口側タンク部(25)内に、前記チューブ(1
3)から流出した排ガスから凝縮水を分離する気水分離
手段(29,29A)を配置するとともに、前記出口側
タンク部(25)に、分離された前記凝縮水を排出する
排出口(17c)を設けてなることを特徴とする燃料電
池システム用凝縮器。 - 【請求項2】 請求項1記載の燃料電池システム用凝縮
器において、 前記気水分離手段(29)は、前記チューブ(13)か
ら前記出口側タンク部(25)内に流出した排ガスを水
平方向にジグザグ状に導くエリミネータ(31)を有し
ていることを特徴とする燃料電池システム用凝縮器。 - 【請求項3】 請求項1記載の燃料電池システム用凝縮
器において、 前記気水分離手段(29A)は、前記チューブ(13)
から前記出口側タンク部(25)内に流出した排ガスを
上下方向に向きを変えて流す複数の案内板(57,5
9)を備えたエリミネータ(31A)を有し、前記排ガ
スを上方に案内する案内板(57,59)の間隔(W
1)が、前記排ガスを下方に案内する案内板(57,5
9)の間隔(W2)より広くされていることを特徴とす
る燃料電池システム用凝縮器。 - 【請求項4】 請求項2または請求項3記載の燃料電池
システム用凝縮器において、 前記気水分離手段(29,29A)は、前記エリミネー
タ(31,31A)を通過した排ガスに衝突し排ガスの
流れを迂回させて前記ガス流出口(17b)に導くバッ
フルプレート(33)を有していることを特徴とする燃
料電池システム用凝縮器。 - 【請求項5】 請求項2ないし請求項4のいずれか1項
記載の燃料電池システム用凝縮器において、 前記気水分離手段(29,29A)は、前記エリミネー
タ(31,31A)で分離された前記凝縮水を前記排ガ
スの流れから分離するドレンボード(35)を有してい
ることを特徴とする燃料電池システム用凝縮器。
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