JP2003288154A - 電子機器 - Google Patents

電子機器

Info

Publication number
JP2003288154A
JP2003288154A JP2002088797A JP2002088797A JP2003288154A JP 2003288154 A JP2003288154 A JP 2003288154A JP 2002088797 A JP2002088797 A JP 2002088797A JP 2002088797 A JP2002088797 A JP 2002088797A JP 2003288154 A JP2003288154 A JP 2003288154A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
keyboard
display
state
exposed
device body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002088797A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Murai
雄爾 村井
Masao Fujii
正夫 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP2002088797A priority Critical patent/JP2003288154A/ja
Publication of JP2003288154A publication Critical patent/JP2003288154A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 キー入力操作が容易で使い勝手が良い電子機
器を提供する。 【解決手段】 電子機器は、表示部30を有する縦長の
機器本体10と、この機器本体10に対し露出・収納可
能に設けられ、機器本体10を横にした状態でのキー入
力操作が可能なキーボード20と、このキーボード20
が機器本体10に収納状態で機器本体10を縦にした使
用状態に合わせて表示部30に表示70aを行わせ、キ
ーボード20が機器本体10から露出状態では機器本体
10を横にした使用状態に合わせて表示部30に表示7
0bを行わせるよう表示形態を切り替える表示制御手段
60、61aと、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話、PHS、電子手帳、P
DAなどの携帯用電子機器が個人情報の管理や情報通信
などの用途に使用されている。このような携帯用電子機
器には、表示画面とキー入力部とが備えられている。
【0003】最近では、携帯用電子機器に電子メール機
能などが搭載され、文字入力の機会が多くなっているた
め、携帯用電子機器と、キーボード型の入力装置と、を
組み合わせて使用する方式が提案され、実用化されてい
る。
【0004】例えば、携帯用電子機器にキーボードを内
蔵し、このキーボードを露出させて使用する方式が提案
されている。図10は、この方式を採用した従来の携帯
用電子機器100を示すものである。この携帯用電子機
器100は、縦長の機器本体110の横幅内に収まるよ
うなキーボード120を内蔵している。そして、キーカ
バー130をスライドさせることによって、図10
(a)の状態から図10(b)の状態に移行させて、キ
ーボード120を露出させるようにしている。
【0005】しかし、このような従来の携帯用電子機器
100においては、機器本体110の横幅の制約を受け
て、キーボード120のキーピッチやキーサイズが制限
されることとなり、キー入力操作を行い難かった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、キー
入力操作が容易で使い勝手が良い電子機器を提供するこ
とである。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、例えば図2、図3及び図6
に示すように、表示部30を有する縦長の機器本体10
と、この機器本体10に対し露出・収納可能に設けら
れ、機器本体10を横にした状態でのキー入力操作が可
能なキーボード20と、このキーボード20が機器本体
10に収納状態で機器本体10を縦にした使用状態に合
わせて表示部30に表示(70a)を行わせ、キーボー
ド20が機器本体10から露出状態では機器本体10を
横にした使用状態に合わせて表示部30に表示(70
b)を行わせるよう表示形態を切り替える表示制御手段
(図6;60,61a)とを備える電子機器を特徴とす
る。
【0008】請求項1記載の発明によれば、表示制御手
段によって、キーボードの収納状態では、縦長の機器本
体を縦にした使用状態に合わせた表示形態で表示部が表
示され、キーボードが露出状態になると、縦長の機器本
体を横にした使用状態に合わせた表示形態で表示部が表
示される。このように表示形態が切り替わり、特に、キ
ーボードの露出状態では、縦長の機器本体を横にした使
用状態に合わせた表示形態で表示となるので、例えば、
表示部の下方において、機器本体の縦長方向に対応させ
てキーピッチやキーサイズの比較的大きい横長のキーボ
ードの採用が可能となり、キー入力操作が格段に容易と
なる。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の電
子機器において、例えば図3および図9に示すように、
前記機器本体10に対し前記表示部(図3,30)また
は前記キーボード(図9,20A)が横方向にスライド
動作可能に組み付けられていることを特徴とする。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1記載の電
子機器において、例えば図6及び図8に示すように、前
記キーボード20が収納状態にあるか露出状態にあるか
を検知する検知手段62を備え、前記表示制御手段(図
6、60,61a)は、この検知手段による検知結果に
応じて表示形態を切り替えるように制御する検知対応表
示制御手段(図8,S1〜S3)を備えることを特徴と
する。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項1記載の電
子機器において、例えば図7に示すように、前記機器本
体10に前記キーボード20の露出状態での使用状態で
把持可能な把持部13を設け、この把持部13に入力操
作可能な操作部13a、13bを設けたことを特徴とす
る。
【0012】請求項4記載の発明によれば、キーボード
の露出状態での使用状態において、例えば、一方の手で
把持部を把持し、その手指で操作部を操作することがで
き、また、他方の手の指で、キーボードによるキー入力
操作を行うこともできる。
【0013】請求項5記載の発明は、請求項1記載の電
子機器において、例えば図6に示すように、前記表示部
30にタッチパネル30aを設けたことを特徴とする。
【0014】請求項5記載の発明によれば、キーボード
が収納状態でも、表示部でタッチ入力できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を詳細に説明する。
【0016】[第1の実施の形態]本実施の形態において
は、キーボード内蔵型の携帯用電子機器であるPDAに
ついて説明することとする。本実施の形態に係るPDA
の斜視図および平面図を、図1および図2に示した。ま
た、図3は、このPDAに内蔵したキーボードを露出さ
せた状態を示す平面図である。
【0017】PDAの機器本体10は、図1および図2
に示すように、平面形状が略長方形状を呈するものであ
る。この機器本体10は、基部11と、この基部11に
対してスライド可能に設けられた可動部12と、基部1
1に一体的に連接された操作部13と、から構成されて
いる。
【0018】基部11は、図3に示すように、可動部1
2の裏側に配置された略長方形状を呈する薄板状の構成
部分であり、その表面にはキー群11aが設けられてい
る。このキー群11aが設けられた基部11の一部は、
キーボード20として機能することとなる。キー群11
aは、図3に示すように横長に配列されており、キーボ
ード20は横長の略長方形状を呈している。そして、こ
のキーボード20の横方向が、機器本体10の長辺の延
在方向に沿うように配置されている。
【0019】可動部12は、後述するスライド機構によ
って、基部11の表面でスライド可能にされた構成部分
である。この可動部12の表面には、略長方形状の表示
画面30が設けられており、この可動部12を基部11
に対してスライドさせると、基部11に設けられたキー
ボード20が露出することとなる(図3参照)。
【0020】図3のようにキーボード20が露出した状
態では、機器本体を横にした使用状態に合わせて表示画
面30に文字「ABC」(70b)が機器本体の長辺の
延在方向に表示される。また、図1のようにキーボード
が機器本体に収納状態(図示せず)では、機器本体を縦
にした使用状態に合わせて表示画面30に文字「AB
C」(70a)が機器本体の短辺の延在方向に表示され
る。表示画面30は、タッチパネル構造を備えており、
ペンタッチにより所望の情報を入力することができる。
なお、図1に示すように、PDAの一側面には、このペ
ン入力の際に使用される専用のタッチペン40が取り外
し可能に嵌め込まれている。
【0021】操作部13は、その表面に、操作手段であ
るトラックボール13aおよび操作キー13bを備えて
いる。これらトラックボール13aおよび操作キー13
bは、所定の情報を入力・選択等する際に用いられるも
のである。操作部13は、後述するようにキーボード2
0を露出させて機器本体10を横長にして使用する際
に、片手で把持可能な把持部としても機能する。この
際、トラックボール13aおよび操作キー13bは、操
作部13を把持した手の指で操作することができる。
【0022】次に、図4および図5を用いて、可動部1
2を基部11に対してスライドさせるスライド機構につ
いて説明する。図4(a)は、可動部12を基部11に
対してスライドさせる前の状態を示す平面図であり、図
4(b)は、図4(a)のB−B部分の断面図である。
また、図5は、可動部12を基部11に対してスライド
させた状態を示す平面図である。
【0023】まず、スライド機構の構成を説明する。ス
ライド機構は、基部11に設けられた支持ピン11b
と、可動部12に設けられた2本のボス12a、12b
と、付勢手段であるV字型スプリング50と、から構成
されている。
【0024】支持ピン11bは、基部11の表面(可動
部12と対向する面)に設けられている(図4(b)参
照)。この支持ピン11bは、V字型スプリング50を
支持するように機能する。すなわち、この支持ピン11
bを、後述するV字型スプリング50の巻回部51に挿
入することによって、基部11上でV字型スプリング5
0が支持される。そして、この巻回部51を軸として、
後述するV字型スプリング50の延在部52、53を回
動させて、V字型スプリング50による付勢力を可動部
12に伝達させることができる。
【0025】2本のボス12a、12bは、可動部12
の裏面(基部11と対向する面)に設けられている(図
4(b)参照)。これら2本のボス12a、12bは、
後述するV字型スプリング50の延在部52、53の先
端を当接させて、V字型スプリング50の付勢力を可動
部12に伝達させるように機能する。
【0026】V字型スプリング50は、巻回部51と、
この巻回部51から左右対称に延在する延在部52、5
3とから構成される付勢手段である。V字型スプリング
50の巻回部51には、前記したように基部11に設け
られた支持ピン11bが挿入される。これによってV字
型スプリング50が基部11上で支持されることとな
る。
【0027】V字型スプリング50は、図4(a)の状
態において、延在部52、53が巻回部51を回動軸と
して紙面上方へと回動するように付勢されている。延在
部52、53の先端は、可動部12に設けられた2本の
ボス12a、12bに当接しており、V字型スプリング
50の付勢力は、これらボス12a、12bを介して可
動部12に伝えられることとなる。
【0028】なお、スライド機構のスライド動作を許容
および阻止する構成について、説明する。操作部13の
可動部12寄りの端部には、スライドレバー13cが設
けられており、可動部12の操作部13寄りの端部に
は、このスライドレバー13cを係止させる係止用凹部
12cが設けられている(図4(a)参照)。
【0029】スライドレバー13cは、図4(a)の紙
面左右方向に移動可能とされる。スライドレバー13c
は、付勢手段によって紙面右方向へ付勢され、可動部1
2の係止用凹部12cに係止する。この係止状態によ
り、スライド機構による可動部12のスライド動作が阻
止される。一方、付勢手段に抗してスライドレバー13
cを紙面左方向へ移動させると、可動部12の係止用凹
部12cとの係止状態が解除される。この係止状態の解
除により、スライド機構による可動部12のスライド動
作が許容される。
【0030】次に、スライド機構の動作説明を行う。
【0031】まず、図4に示した状態において、操作部
13のスライドレバー13cを紙面左方向へと移動させ
ると、スライドレバー13cと係止用凹部12cとの係
止状態が解除される。すると、付勢されているV字型ス
プリング50の延在部52、53が、巻回部51を回動
軸としてそれぞれ紙面上方へと回動する。そして、これ
ら回動する延在部52、53の端部は、可動部12のボ
ス12a、12bを紙面上方へと押圧する。この結果、
可動部12は、基部11に対して紙面上方へとスライド
することとなる。スライド機構によって可動部12を紙
面上方にスライドさせた結果、基部11に設けられたキ
ーボード20が露出した状態となる(図5参照)。
【0032】なお、基部11と可動部12との間には、
図示していないフレキシブルコネクタが設けられてい
る。このフレキシブルコネクタによって、図4から図5
の状態に移行した後においても、基部11に設けられた
キーボード20と可動部12とが電気的に接続される。
この結果、キーボード20を使用して入力した情報は可
動部12に伝達され、表示画面30に表示されることと
なる。
【0033】図6は、本実施の形態に係るPDAの電気
的な構成を説明するための説明図である。図6に示すよ
うに、PDAは、CPU60と、記憶手段61と、開閉
状態検知センサ62と、を備えており、これらはバスを
介して電気的に接続されている。また、前記したキーボ
ード20、表示画面30、トラックボール13aおよび
操作キー13bも同様に、CPU60に電気的に接続さ
れている。なお、表示画面30は、前記したとおりタッ
チパネル構造30aを備えており、ペンタッチによる入
力信号を、CPU60に伝送することができる。
【0034】記憶手段61は、各種制御プログラムのほ
か、表示画面30の表示形式を自動的に切り替える表示
自動切替プログラム61aを記憶させたものであり、C
PU60によって制御される。この記憶手段61として
は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Acc
ess Memory)、フラッシュメモリなどを採用することが
できる。
【0035】開閉状態検知センサ62は、キーボード2
0が露出した状態(以下、「開状態」という)にある
か、キーボード20が露出していない状態(以下、「閉
状態」という)にあるかを検知する検知手段である。す
なわち、PDAが図3および図5に示したような開状態
にある場合には、その旨を検知し、「開状態にある」旨
の信号をCPU60に伝送する。一方、PDAが図1、
図2および図4に示したような閉状態にある場合には、
その旨を検知し、「閉状態にある」旨の信号をCPU6
0に伝送する。
【0036】CPU60は、開閉状態検知センサ62か
ら送られた信号を受けて、記憶手段61に記憶させた表
示自動切替プログラム61aを起動させ、表示画面30
の表示形式を自動的に切り替える。すなわち、開閉状態
検知センサ62から「開状態にある」旨の信号が送られ
た場合には、CPU60は表示自動切替プログラム61
aを実行させて、表示画面30を横長の表示形式とす
る。ここで、「横長の表示形式」とは、PDAの機器本
体10を横長にして使用させるための表示形式を意味す
る。たとえば、図3に示すように、機器本体を横にした
使用状態に合わせて表示画面30に文字「ABC」(7
0b)が機器本体の長辺の延在方向に表示される表示形
式である。
【0037】一方、開閉状態検知センサ62から「閉状
態にある」旨の信号が送られた場合には、CPU60は
表示自動切替プログラム61aを実行させて、表示画面
30を縦長の表示形式とする。ここで、「縦長の表示形
式」とは、PDAの機器本体10を縦長にして使用させ
るための表示形式を意味する。たとえば、図1又は図2
に示すように、機器本体を縦にした使用状態に合わせて
表示画面30に文字「ABC」(70a)が機器本体の
短辺の延在方向に表示される表示形式である。以上説明
したCPU60、表示自動切替プログラム61aおよび
開閉状態検知センサ62は、表示制御手段を構成する。
【0038】また、CPU60は、キーボード20、ト
ラックボール13aおよび操作キー13bからの入力信
号や、表示画面30に出力される出力信号をも制御す
る。なお、タッチパネル構造30aを備える表示画面3
0にペンタッチによって入力された信号も、CPU60
によって制御される。
【0039】次に、図2、図3および図7を用いて、本
実施の形態に係るPDAの使用方法を説明する。
【0040】<縦長表示モードでの使用方法>最初に、
図2に示すように、可動部12が基部11上を覆ってキ
ーボード20が露出していない状態(閉状態)で使用す
る際の方法を説明する。この使用態様は、PDAの機器
本体10を縦長に配置した状態で表示画面に所望の表示
を行うものであるため、以下「縦長表示モード」と称す
る。
【0041】縦長表示モードにおいては、キーボード2
0が露出していないため、開閉状態検知センサ62は
「閉状態にある」旨を検知し、CPU60にその旨の信
号を伝送する。「閉状態にある」旨の信号を受けたCP
U60は、表示自動切替プログラム61aを実行させ
て、表示画面30を縦長の表示形式とする。たとえば、
図1のようにキーボードが機器本体に収納状態(図示せ
ず、図1ではキーボードは隠れている)では、機器本体
を縦にした使用状態に合わせて表示画面30に文字「A
BC」(70a)が機器本体の短辺の延在方向に表示さ
れる。この縦長表示モードにおいては、トラックボール
13aおよび操作キー13bを操作して所望の情報を入
力することができる。また、タッチパネル構造を備えた
表示画面30に、タッチペン40によって所望の情報を
入力することもできる。
【0042】<横長表示モードでの使用方法>次に、図
2の状態(閉状態)から、可動部12を基部11に対し
てスライドさせ、キーボード20を露出させた図3の状
態(開状態)に移行させて使用する際の方法を説明す
る。まず、図2に示した状態において、操作部13のス
ライドレバー13cを紙面下方向へと移動させる。する
と、スライドレバー13cと表示画面12の係止用凹部
12cとの係止状態が解除され、前記したスライド機構
によって、可動部12が基部11に対して紙面左側へと
スライドする。この結果、図3に示したようにキーボー
ド20が露出した状態となる。
【0043】このように可動部12が基部11に対して
スライドしてキーボード20が露出した状態(開状態)
に移行すると、開閉状態検知センサ42は「開状態にあ
る」旨を検知し、CPU60にその旨の信号を伝送す
る。「開状態にある」旨の信号を受けたCPU60は、
表示自動切替プログラム61aを実行させて、表示画面
30を横長の表示形式に自動的に切り替える。たとえ
ば、図3のようにキーボード20が露出した状態では、
機器本体を横にした使用状態に合わせて表示画面30に
文字「ABC」(70b)が機器本体の長辺の延在方向
に表示される。以上の手順により、図2の状態から図3
の状態への移行が完了する。この使用態様は、PDAの
機器本体10を横長に配置した状態で表示画面に所望の
表示を行うものであるため、以下「横長表示モード」と
称する。
【0044】横長表示モードにおいては、キーボード2
0を用いて、所望の文字入力操作を行うことができる。
例えば、PDAを所定の場所に載置し、両手の指でキー
ボード20のキー群11aを押圧して、文字入力操作を
行うことができる。また、図7に示すように、PDAの
操作部13を一方の手で把持し、他方の手の指でキーボ
ード20のキー群11aを押圧して文字入力操作を行う
こともできる。この際には、同時に、操作部13に設け
られたトラックボール13aおよび操作キー13bを操
作して、所望の情報を入力することもできる。
【0045】なお、トラックボール13aや操作キー1
3bに、キーボード20と同様に文字入力の機能をもた
せることができる。また、これらトラックボール13a
や操作キー13bには、横長の表示形式とした表示画面
30上のカーソルを移動させるポインティングデバイス
としての機能をもたせることもできる。
【0046】キーボード20を用いて文字入力操作を行
った後は、図3の状態にある可動部12を紙面右側へス
ライドさせ、スライドレバー13cを係止用凹部12c
に係止させて、図2の状態へと戻すことができる。
【0047】図8は、本実施の形態に係るPDAの動作
手順を示したフローチャートである。PDAの電源を投
入した初期状態においては、CPU60が表示自動切替
プログラム61aを制御することにより、表示画面30
が縦長の表示形式とされている(縦長表示工程:S
1)。その後、開閉状態検知センサ62は、キーボード
20が露出状態にあるか否かを検知する(開閉状態検知
工程:S2)。
【0048】例えばスライドレバー13cを移動させ、
可動部12をスライドさせてキーボード20を露出させ
た場合には、開閉状態検知センサ62が「開状態にあ
る」旨を検知し、CPU60にその旨の信号を伝送す
る。CPU60は、この信号を受けて表示自動切替プロ
グラム61aを制御し、表示画面30を横長の表示形式
に切り替える(表示切替工程:S3)。一方、キーボー
ド20を露出させない場合には、開閉状態検知センサ6
2が「閉状態にある」旨を検知し、CPU60にその旨
の信号を伝送する。この信号を受けたCPU60は、表
示画面30の縦長の表示形式を続行させる。
【0049】本実施の形態に係るPDAにおいては、キ
ーボード20が横長であって、その横方向が機器本体1
0の長辺の延在方向に沿うように配置されるので、キー
ピッチやキーサイズを比較的大きくとることができる。
【0050】また、本実施の形態に係るPDAにおいて
は、キーボード20を機器本体10の長辺に隣接した状
態で露出させた場合に、表示制御手段によって表示画面
30の表示形式を自動的に切り替えることができる。こ
のため、表示画面30を上方に配置し、キーピッチやキ
ーサイズの比較的大きいキーボード20を下方に配置し
た状態で使用することができる。このため、キー入力操
作が格段に容易で、きわめて使い勝手が良い。
【0051】また、本実施の形態に係るPDAにおいて
は、機器本体10が操作部13を備え、この操作部13
にはトラックボール13aおよび操作キー13bが設け
られている。このため、キーボード20を露出させて機
器本体10を横長にして使用する際に、一方の手で操作
部13を把持し、その手の指でトラックボール13aお
よび操作キー13bを操作することができる。さらにこ
の際には、他方の手の指で、キーボード20を用いたキ
ー入力操作を行うことができる(図7参照)。
【0052】また、本実施の形態に係るPDAにおいて
は、表示画面30がタッチパネル構造30aを備えるた
め、キーボード20を露出させない場合においても、表
示画面30に所定のペンタッチ操作を行うことによっ
て、所望の情報を入力することができる。
【0053】また、本実施の形態に係るPDAは、キー
ボード20が機器本体10に内蔵されているため、別途
キーボードを準備して持ち運ぶ必要がないという利点を
も有する。
【0054】また、本実施の形態に係るPDAにおいて
は、機器本体10を把持し、その把持した手の指でスラ
イドレバー13cを移動させるだけで、可動部12を基
部11に対してスライドさせ、キーボード20を露出さ
せることができる。すなわち、ワンタッチでキーボード
20を露出させることができるので、きわめて使い勝手
が良い。
【0055】[第2の実施の形態]本実施の形態に係るP
DAは、第1の実施の形態に係るPDAにおいて、機器
本体およびキーボードの構造と、このキーボードの露出
態様を変更したものであり、その他の構成については実
質的に同一である。このため、重複した構成については
説明を省略する。
【0056】本実施の形態に係るPDAにおいては、機
器本体10Aが収納部を備え、この収納部内にキーボー
ド20Aが収納されている。このキーボード20Aは、
機器本体10Aの一側面から外方に引き出して、機器本
体10Aの長辺に隣接した状態で露出させることができ
るものである。
【0057】キーボード20Aは、横長配列のキー群2
0Aaを備えており、横長の略長方形状を呈している。
そして、このキーボード20Aの横方向が、機器本体1
0Aの長辺の延在方向に沿うように配置されている。図
9は、本実施の形態に係るPDAの機器本体10Aの一
側面からキーボード20Aを引き出し、露出させた状態
を示す平面図である。
【0058】キーボード20Aを機器本体10Aの一側
面から外方へと引き出し可能にする機構は、従来から用
いられているものを採用することができる。例えば、第
1の実施の形態で示したような付勢手段を用いたスライ
ド機構を採用して、ワンタッチで引き出し、露出させる
ことができる。また、キーボード20Aの短い側面に沿
って設けた突条を、機器本体10Aの収納部に設けたガ
イド溝に嵌合させてスライド可能させる機構を採用する
こともできる。
【0059】本実施の形態に係るPDAは、第1の実施
の形態に係るPDAと同様の電気的構成を有する。この
ため、キーボード20Aを露出させた場合に、表示制御
手段によって、表示画面30Aの表示形式を自動的に切
り替えることができる。このため、表示画面30Aを上
方に配置し、キーピッチやキーサイズの比較的大きいキ
ーボード20Aを下方に配置した状態で使用することが
できる。このため、キー入力操作が格段に容易で、きわ
めて使い勝手が良い。
【0060】なお、以上の実施の形態においては、キー
ボードを露出させた場合に、自動的に、表示画面の表示
形式を切り替える例を示したが、これに限られるもので
はない。例えば、キーボードを露出させた後に、所定の
スイッチを投入することにより、手動で、表示画面の表
示形式を切り替えるような構成を採用することもでき
る。
【0061】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、表示制御
手段によって、キーボードの収納状態では、縦長の機器
本体を縦にした使用状態に合わせた表示形態で表示部が
表示され、キーボードが露出状態になると、縦長の機器
本体を横にした使用状態に合わせた表示形態で表示部が
表示される。このように表示形態が切り替わり、特に、
キーボードの露出状態では、縦長の機器本体を横にした
使用状態に合わせた表示形態で表示となるので、例え
ば、表示部の下方において、機器本体の縦長方向に対応
させてキーピッチやキーサイズの比較的大きい横長のキ
ーボードの採用が可能となり、キー入力操作が格段に容
易となる。
【0062】請求項4記載の発明によれば、キーボード
の露出状態での使用状態において、例えば、一方の手で
把持部を把持し、その手指で操作部を操作することがで
き、また、他方の手の指で、キーボードによるキー入力
操作を行うこともできる。
【0063】請求項5記載の発明によれば、キーボード
が収納状態でも、表示部でタッチ入力できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るPDAの斜視
図である。
【図2】図1のPDAの平面図である。
【図3】図2のPDAのキーボードを露出させた状態を
示す平面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係るPDAのスラ
イド機構を説明するためのものであり、(a)は基部に
対して可動部をスライドさせる前の状態を示す説明図、
(b)は(a)のB−B部分の断面図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係るPDAのスラ
イド機構を説明するためのものであり、基部に対して可
動部をスライドさせた状態を示す説明図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係るPDAの電気
的構成を説明するための説明図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係るPDAの使用
態様の一例を示す斜視図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態に係るPDAの使用
手順を説明するためのフローチャートである。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係るPDAの平面
図である。
【図10】従来のキーボード内蔵型携帯用電子機器を示
すものであり、(a)はキーボードが露出していない状
態を、(b)はキーボードが露出した状態を、それぞれ
示す説明図である。
【符号の説明】
10 機器本体 11 基部 11a キー群 11b 支持ピン 12 可動部 12a ボス 12b ボス 12c 係止用凹部 13 把持部 13a トラックボール 13b 操作キー 13c スライドレバー 20 キーボード 20A キーボード 20Aa キー群 30 表示画面 30A 表示画面 30a タッチパネル 40 タッチペン 50 V字型スプリング 51 巻回部 52 延在部 53 延在部 60 CPU 61 記憶手段 61a 表示自動切替プログラム 62 開閉状態検知センサ 100 キーボード内蔵型携帯用電子機
器 110 機器本体 120 キーボード 130 キーカバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05K 5/02 H05K 5/02 V G06F 1/00 312V Fターム(参考) 4E360 AA02 AB04 AB05 AB13 AB16 AB20 AB22 AB42 EA13 ED03 ED17 ED27 GA46 GB26 5B020 DD58

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表示部を有する縦長の機器本体と、 この機器本体に対し露出・収納可能に設けられ、機器本
    体を横にした状態でのキー入力操作が可能なキーボード
    と、 このキーボードが機器本体に収納状態で機器本体を縦に
    した使用状態に合わせて表示部に表示を行わせ、キーボ
    ードが機器本体から露出状態では機器本体を横にした使
    用状態に合わせて表示部に表示を行わせるよう表示形態
    を切り替える表示制御手段とを備えることを特徴とする
    電子機器。
  2. 【請求項2】前記機器本体に対し前記表示部または前記
    キーボードが横方向にスライド動作可能に組み付けられ
    ていることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  3. 【請求項3】前記キーボードが収納状態にあるか露出状
    態にあるかを検知する検知手段を備え、 前記表示制御手段は、この検知手段による検知結果に応
    じて表示形態を切り替えるように制御する検知対応表示
    制御手段を備えることを特徴とする請求項1記載の電子
    機器。
  4. 【請求項4】前記機器本体に前記キーボードの露出状態
    での使用状態で把持可能な把持部を設け、 この把持部に入力操作可能な操作部を設けたことを特徴
    とする請求項1記載の電子機器。
  5. 【請求項5】前記表示部にタッチパネルを設けたことを
    特徴とする請求項1記載の電子機器。
JP2002088797A 2002-03-27 2002-03-27 電子機器 Pending JP2003288154A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002088797A JP2003288154A (ja) 2002-03-27 2002-03-27 電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002088797A JP2003288154A (ja) 2002-03-27 2002-03-27 電子機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003288154A true JP2003288154A (ja) 2003-10-10

Family

ID=29234560

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002088797A Pending JP2003288154A (ja) 2002-03-27 2002-03-27 電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003288154A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005149470A (ja) * 2003-11-18 2005-06-09 Toshiba Corp 電子機器
JP2006178924A (ja) * 2004-12-22 2006-07-06 Lg Electronics Inc サイドスライド型電子装置及びその制御方法
JP2007241875A (ja) * 2006-03-10 2007-09-20 Chugoku Electric Power Co Inc:The 端末装置
JP2008514137A (ja) * 2004-09-20 2008-05-01 クゥアルコム・インコーポレイテッド 3つの可動層を有した電子装置
JP2008513895A (ja) * 2004-09-20 2008-05-01 クゥアルコム・インコーポレイテッド 3つの可動筐体を有する電子装置(electronicdevicewiththreemovablelayers)
US7486501B2 (en) 2006-05-15 2009-02-03 Sony Corporation Information processing device
JP2009110514A (ja) * 2003-11-19 2009-05-21 Qualcomm Inc 汎用キーボードを備えたポータブル装置
US8162552B2 (en) * 2006-09-25 2012-04-24 Research In Motion Limited Ramped-key keyboard for a handheld mobile communication device

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4649134B2 (ja) * 2003-11-18 2011-03-09 株式会社東芝 電子機器
JP2005149470A (ja) * 2003-11-18 2005-06-09 Toshiba Corp 電子機器
JP2009110514A (ja) * 2003-11-19 2009-05-21 Qualcomm Inc 汎用キーボードを備えたポータブル装置
US8098231B2 (en) 2003-11-19 2012-01-17 Qualcomm Incorporated Portable device with versatile keyboard
US7907121B2 (en) 2003-11-19 2011-03-15 Qualcomm Incorporated Portable device with versatile keyboard
JP2008513895A (ja) * 2004-09-20 2008-05-01 クゥアルコム・インコーポレイテッド 3つの可動筐体を有する電子装置(electronicdevicewiththreemovablelayers)
JP2008514137A (ja) * 2004-09-20 2008-05-01 クゥアルコム・インコーポレイテッド 3つの可動層を有した電子装置
JP4699466B2 (ja) * 2004-09-20 2011-06-08 クゥアルコム・インコーポレイテッド 3つの可動筐体を有する電子装置(electronicdevicewiththreemovablelayers)
JP4801075B2 (ja) * 2004-09-20 2011-10-26 クゥアルコム・インコーポレイテッド 3つの可動層を有した電子装置
JP2006178924A (ja) * 2004-12-22 2006-07-06 Lg Electronics Inc サイドスライド型電子装置及びその制御方法
US8938276B2 (en) 2004-12-22 2015-01-20 Lg Electronics Inc. Side sliding type mobile terminal
JP2007241875A (ja) * 2006-03-10 2007-09-20 Chugoku Electric Power Co Inc:The 端末装置
US7486501B2 (en) 2006-05-15 2009-02-03 Sony Corporation Information processing device
US8162552B2 (en) * 2006-09-25 2012-04-24 Research In Motion Limited Ramped-key keyboard for a handheld mobile communication device
US8449208B2 (en) 2006-09-25 2013-05-28 Research In Motion Limited Ramped-key keyboard for a handheld mobile communication device
US9256295B2 (en) 2006-09-25 2016-02-09 Blackberry Limited Outwardly decreasing height keys for a handheld electronic device keyboard

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7336481B2 (en) Information processing apparatus having switch for inputting key data
JP4880304B2 (ja) 情報処理装置および表示方法
US6426868B1 (en) Handheld computer keyboard system
US9013397B2 (en) Portable terminal device and key arrangement control method
JP4613427B2 (ja) 入力装置を備えた携帯型情報処理装置
JP4665980B2 (ja) 携帯型情報処理装置
JP2008027183A (ja) 情報処理装置
JP2001036619A (ja) 入力装置および携帯電話機
JP2003529161A (ja) ユニバーサル・デジタル・モバイル装置
JP2005092702A (ja) 情報処理装置
JP2005063230A (ja) 入力装置
JP2009217415A (ja) 表示装置
JP2003288154A (ja) 電子機器
JP2003017918A (ja) 携帯型電子機器
JP2012226713A (ja) 情報端末装置
JP2004030160A (ja) 携帯情報端末、入力ロック制御方法、入力ロック制御プログラム
JP4685945B2 (ja) 情報処理装置
JP2003044199A (ja) 携帯型電子機器
JP2002007010A (ja) コネクタを備えた電子機器
JP2000151774A (ja) 携帯通信情報端末装置
JP2003288149A (ja) キーボード装置および電子機器
JP2002007302A (ja) 情報処理システム、台座装置、携帯型情報処理装置および台座装置の識別方法
JP2004348375A (ja) 電子機器
JP4032728B2 (ja) キーボード装置及び電子機器
US20030210225A1 (en) Information processing apparatus