JP2004348375A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】キーボード入力やペン入力などの入力状況に応じた形態に容易にすることができ、かつ、その形態を維持して優れた操作性を得ることができるタッチパネル付き電子機器を提供する。
【解決手段】座標入力装置を構成する本体ユニット110と、本体ユニット110とは別にポインティングデバイス(座標入力装置)104aが重ねられた表示装置104と、本体ユニット110に対して表示装置104を回動可能に連結するヒンジ部109とを備える電子機器1aにおいて、座標入力装置の使用開始を検出するロック制御部108と、ロック制御部108による、座標入力装置の使用開始の検出に応じて、ヒンジ部109のトルクを可変化するブレーキパッド109とを具備するものである。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、タブレット/タッチパネル付きのノート型(表示装置が機器本体のカバーとなる形態)の電子機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ディスプレイ部(表示装置)に透明シート状のタッチパネルやディスプレイ裏面に無線で通信できるデジタイザ装置を有するポインティングデバイス(座標入力装置)が設けられている電子機器の形態としては、本体の上部前面に複数の操作キーを配列したキーボードを設ける一方、本体の上部中央に開閉自在なディスプレイ部を設け、このディスプレイ部をキーボード部側に被せるようにしたいわゆるノート型のものが知られている。
【0003】
このノート型の電子機器は、操作時に、キーボード部に被せられたディスプレイ部を開けて、本体の上部中央で起立させ、操作には、操作キーを利用する他、ディスプレイ部に所定のペンを当てて操作するペン入力や指を触れて操作するタッチ入力もできるようになっている。
【0004】
従来より、上述したディスプレイ部に透明シート状のポインティングデバイスが設けられているノート型の電子機器としては、座標入力装置の使用(ペン入力時の操作)を容易とする等を目的とし、「1.機器の未使用の形態」(第1の形態)、「2.ペン、キーボードとも操作可能な形態」(第2の形態)に加え、「3.ペン入力を主体とした形態」の第3の形態を設ける電子機器が広く普及している(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。
【0005】
図8に示すように、特許文献1の電子機器aは、ディスプレイ部bを、ヒンジ部cを中心にして後方に倒すことで、第3の形態にすることができるようになされている(図8(b)参照)。この電子機器aは、第3の形態でのペン入力(操作)の際に発生し得るキーボード部dへの誤入力等を防止するために、キーボード部d、ディスプレイ部bに、透明の保護カバーeを被せるようになされている。
【0006】
図9に示すように、特許文献2の電子機器fは、ディスプレイ部bとキーボード部dとをアームgを介して接近離反自在に連結することができるようになされており、キーボード部dに被せたディスプレイ部bを、反転させて再度キーボード部dに重ね合わせることで、第3の形態にすることができるようになされている(図9(b)参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開平8−339237号公報
【特許文献2】
特開平5−173668号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来のように、第3の形態を有する電子機器a、fの場合、第3の形態は、第1の形態から第2の形態を経て連続的に遷移するものであって、第1の形態から第3の形態へとダイレクトに遷移する形態に成り得ない。
【0009】
したがって、電子機器aの場合、第1の形態から第2の形態へとキーボード部dに対してディスプレイ部bがスムーズに開閉するようにヒンジ部cのトルクを弱く設計すると、第2の形態におけるペンや指によるディスプレイ部bへの操作で、このディスプレイ部bが後方へと倒れ込み易くなり、第2の形態を維持できなくなってしまう。そのため、ヒンジ部cのトルクを強く設計することが考えられるが、この場合、キーボード部dに対してディスプレイ部bがスムーズに開閉できなくなってしまう。
【0010】
また上記従来の電子機器fの場合も、アーム部gのトルクを弱く設計すると、第2の形態におけるペンや指によるディスプレイ部bへの操作で、このディスプレイ部bが後方へと倒れ込み易くなり、第2の形態を維持できなくなってしまい、アーム部gのトルクを強く設計すると、キーボード部dに対してディスプレイ部bがスムーズに開閉できなくなってしまう。
【0011】
このことは、図10に示すように、キーボード部dに対してディスプレイ部bを開閉させるヒンジ部hと、開いたディスプレイ部bを回転させるヒンジ部iとを有するようになされた、いわゆるコンバーチブル構造の電子機器jにおいても同様のことが言える。
【0012】
本発明は、係る実情に鑑みてなされたものであって、キーボード入力やペン入力などの入力状況に応じた形態に容易にすることができ、かつ、その形態を維持して優れた操作性を得ることができるタッチパネルやデジタイザ等のポインティングデバイス付き電子機器を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明のタッチパネルやデジタイザ等のポインティングデバイス付き電子機器は、本体ユニットと、座標入力装置が重ねられた表示装置と、本体ユニットに対して表示装置を回動可能に連結するヒンジ部とを備える電子機器において、座標入力装置の使用開始を検出する検出手段と、検出手段による、座標入力装置の使用開始の検出に応じて、ヒンジ部のトルクを可変化する可変化手段とを具備するものである。
【0014】
この構成によると、検出手段によって座標入力装置の使用開始を検出し、可変化手段によって表示装置を回動するヒンジ部のトルクを、通常(座標入力装置の使用開始が検出されていない状況下)より強めることができ、座標入力装置への入力操作における表示装置の回動を抑止することが可能となる。したがって、表示装置が一定角以上に回動できないような抑止構造や、ヒンジ構造(規定の開閉角でトルクを変動させる等のヒンジ構造)での、表示装置の回動を抑止する方法に比べ、第3の形態をも考慮した機器の構造(機構)設計が容易に行え、しかも、第2の形態での表示装置の微妙な角度調整に支障を与えない機器の構造(機構)設計が容易に行える。
【0015】
また、上記電子機器装置において、検出手段は、座標入力装置、もしくは、本体ユニット内に構成される入力装置に対する利用者の入力検出をもって、座標入力装置の使用開始を検出するものとすることが好ましい。この場合、電子機器は、特別な検出部材を必要としない(座標入力装置からの出力をモニタリングすることで実現できる)ことから、機器の部品コストが安価となるという面では、より良い。
【0016】
なお、利用者の入力検出は、表示装置に重ねられた座標入力装置に限定するものではない。
たとえば、キーボード上のSHIFTキーを押下しながら、ペンで特定位置を指示することで、特定の機能が働くようなアプリケーションソフトが動作している状況下においては、ペンの入力に先立つ、SHIFTキーの入力の検出をもって、ペンの使用開始が代替的に検出できる。
また、キーボード上の特別なキー(たとえば、ファンクションキーの1つ)を、ペンの使用を開始・停止を指示するキーとして割り当て、この特別なキーの操作を検出しても良いであろう。
換言すれば、利用者意思に伴う蓋(表示装置)の開閉操作を行わない状況の検出、具体的には、入力装置、もしくは、座標入力装置に対する利用者の入力検出を、座標入力装置の使用開始として検出するものである。
【0017】
座標入力装置の劣化、損傷等を防ぐことを目的に、多くの座標入力装置付きの電子機器においては、機器(座標入力装置)専用のペン(指示具)が用意(同梱)されており、また、これら専用ペンが用意されている機器には、ペンの紛失等を防止するために、専用ペンを収納する収納部(ペンフォルダ)を設ける場合がある。
【0018】
このようなペンフォルダを備えた電子機器において、検出手段は、ペンフォルダの状態検出をもって、座標入力装置の使用開始を検出するものとすることが好ましい。この場合、電子機器は、前述の座標入力装置への入力を検出するものと比べ、例えば、ヒンジトルクの可変化機構が簡易になる(例えば、後述の実施例欄で説明しているブレーキパッド方式でなくとも、ペンフォルダの状態に応じて、開方向へは全く可動しない/開方向へ可動するようなストッパ方式でも、問題は発生しない)等の点で、また、例えば、ペンフォルダの状態検出を、最も簡易な方法として考えられ得る「ペンフォルダからのペンの抜き差しを検出」機構においては、検出部材の部品コストもそれほど高価にならないという面でより良い。
【0019】
なお、前述の座標入力装置への入力を検出するもの場合、ペン入力によって回動され始めている最中にヒンジトルクを強める必要性があることから、不特定位置での回動を抑止する必要があり、ヒンジトルクの可変化機構は若干複雑なものに成り得る。
【0020】
また、回動を完全の抑止/係止する場合との比較において、特に(「ペンフォルダの状態を検出する方式」の場合は、表示装置の角度を調整した後、ペンフォルダの状態を変えるというユーザ側での対処が可能だが)、「座標入力装置の使用開始を検出により、座標入力装置の使用開始を検出する方式」の場合、使用検出によって表示装置の角度が決定されてしまうので、表示装置の角度を微調整し直す必然性を生じる場合がある。したがって、上述の電子機器において、可変化手段は、ヒンジ部の表面に接触するブレーキパッドの摩擦力により、トルクを可変化するものとすることが望ましい。この場合、電子機器は、ブレーキパッドの摩擦力によって座標入力装置に対する表示装置の回動が抑制されているだけなので、座標入力装置に対する表示装置の角度の微調整は、摩擦力に抗して行うことができ、回動が完全に抑止/係止される場合よりも表示装置の角度の微調整を容易に行うことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0022】
【実施例1】
図1および図2は本発明の一実施の形態に係る電子機器1aの主要部分のハードウェアの構成の概略を示し、図3は同電子機器1aの制御内容を示している。
【0023】
このペン入力検出方式の電子機器1aは、本体ユニット110と表示装置104とヒンジ部109とを備える電子機器1aにおいて、本体ユニット110またはポインティングデバイス104aの使用開始を検出するロック制御部108と、ロック制御部108による本体ユニット110またはポインティングデバイス104aの使用開始の検出に応じて、ヒンジ部109のトルクを可変化するブレーキパッド101とを具備している。
【0024】
本体ユニット110は、キーボード等が内蔵されて座標入力装置を構成している。
【0025】
表示装置104には、上記本体ユニット110のようなキー入力の座標入力装置とは別に、ペンを当てて操作するペン入力や指を触れて操作するタッチ入力が可能となされた透明シート状のタッチパネルや表示装置104の裏面に専用のペンで通信することにより入力が可能なデジタイザなどのポインティングデバイス104aが重ねられている。
【0026】
ヒンジ部109は、本体ユニット110と表示装置104とを回動可能に連結するようになされており、本体ユニット110に対して表示装置104を回動させることで、この表示装置104を、本体ユニット110のカバー(開閉蓋)と成すことができるように構成されている。
【0027】
ブレーキパッド101は、ヒンジ部109と接触、非接触することにより、ヒンジ部109のトルクに強弱を持たせることができるようになされている。このブレーキパッド101は、バネ105によってヒンジ部109に接触状態となるように付勢されている。このブレーキパッド101には、ロック爪102がロックおよびアンロックするようになされている。ロック爪102は、ブレーキパッド101にロックすることで、バネ105の付勢に抗してブレーキパッド101を後退させてブレーキパッド101をヒンジ部109に対して非接触状態とすることができるようになされている。
【0028】
ロック制御部108は、ロック爪102の可動(ロック、アンロック)をコントロールするようになされている。
【0029】
タッチパネルコントローラ106は、前記ロック制御部108と、電子機器1aの主CPU(システムの主制御部)であるホスト107とに接続され、タッチパネルやデジタイザなどのポインティングデバイス104aに対するペン入力座標、ペン入力の有無を出力するようになされている。
【0030】
図1は、トルクが弱の時の状態を示している。ブレーキパッド101の切込部に、ロック爪102がはまり込む(爪が図面の右側に突き出ている)ことで、ブレーキパッド101を押し下げる作用をもたらすバネ105によるブレーキパッド101の押し下げが抑止され、ブレーキパッド101とヒンジ部109とは、非接触状態となっていることが分かる。
【0031】
図2は、トルクが強の時の状態を示している。ブレーキパッド101の切込部から、ロック爪102が外れている(図2中ロック爪102が左側に引っ込んでいる)ことにより、バネ105によるブレーキパッド101の押し下げが成され、バネ105に応じた押力で、ブレーキパッド101とヒンジ部109とは、接触している状態となっていることが分かる。
【0032】
また、ブレーキパッド101の切込部と、ロック爪102には傾斜が付けられており、ロック爪102の左右の可動に相当する分がブレーキパッド101の上下の可動力(もしくは、ブレーキパッド101がヒンジ部109を上から押さえる力)になる。
【0033】
次に、図3を参照して、ロック制御部108の制御内容について説明する。
【0034】
ロック制御部108は、ホスト107等と同様、電子機器1aの電源ボタン(図示省略)の投入によって稼動され、まず、ロック爪102をロック(ブレーキパッド101とヒンジ部109とが非接触状態に設定)制御する(S1)。
【0035】
この初期制御は、直前の電子機器1aがオフ時、ロック爪102が開放(ブレーキパッド101とヒンジ部109とが接触状態)でオフされたことを配慮(電源オフの際、ロック制御部108の制御が電力供給されなくなることに伴い、無条件で停止する構成になっているものを想定)しての制御で、当然、電源ボタンのオン/オフをモニターし、システムへの電源供給を遮断する際に、ブレーキ解除するものとしても良い(この場合は、本ステップは不必要になる)。
【0036】
なお、本実施例では、回動を完全に抑止、係止するものでないことを前提としていることから、ブレーキパッド101とヒンジ部109とが接触(ブレーキ)状態でも電子機器1aの表示装置104をクローズすることは可能である。
【0037】
次に、タイマ計測を開始する(S2)。これは、後述するペン(タッチ)入力のアイドル時間(ペン入力が発生していない時間)を計時するための処理で、具体的には、図1、2には図示されていない計時装置(クロック)に対して計時開始の信号を出力するステップである。
【0038】
次に、ペン入力が発生したか否か、すなわち、表示装置104に重ねられているタッチパネルやデジタイザなどのポインティングデバイス104aよりペン(タッチ)入力が発生した旨の信号出力が発生したか否かをチェックする(S3)。
【0039】
ここで、ペン入力が発生している場合には、前述のステップS2で開始したタイマ計測を停止後(S4)、ブレーキパッド101とヒンジ部109との接触状態(ロック爪102の状態)をチェックし(S5)、ブレーキパッド101とヒンジ部109とが非接触状態の時には、ロック爪102を開放(ロック)制御(ブレーキパッド101とヒンジ部109とを接触状態に設定)する(S6)。
【0040】
また、上記ステップS3で、ペン入力が発生していない場合には、同じく、ブレーキパッド101とヒンジ部109との接触状態(ロック爪102の状態)をチェックし(S7)、ブレーキパッド101とヒンジ部109とが接触状態の時には、前述のステップS2で開始したタイマ計測から規定時間経過したか否か、すなわち、ペン入力のアイドル時間が、規定時間継続されたか否かをチェックし(S8)、規定時間経過している場合のみ、タイマ計測を停止後(S9)、Start エントリ、すなわち、ロック爪102をロック(ブレーキパッド101とヒンジ部109とが非接触状態に設定)制御へ移行する(S1)。
【0041】
上述のステップS7で、ブレーキパッド101とヒンジ部109とが非接触状態の時(S7:NO)、もしくは、上述のステップS8で、ペン入力のアイドル時間が規定時間経過していない時(S8:NO)には、ペン入力が発生したか否かのチェックステップS3に移行する。
【0042】
なお、上述した本実施の形態において、ロック制御部108は、ポインティングデバイズ104aの入力を検出するようになされているが、本体ユニット110のキーボード入力を検出するようになされたものであってもよいし、本体ユニット110のキーボード入力と、ポインティングデバイス104aとの双方の入力を検出するようになされたものであってもよい。また、ポインティングデバイス104aまたは本体ユニット110の少なくとも何れか一方に、ロック爪102によるロックおよびロック解除を行う専用の入力ボタンが設けられたものであってもよい。
【0043】
【実施例2】
図4ないし図7は、本発明の他の実施の形態に係る電子機器1bの主要部分のハードウェアの構成の概略を示している。
【0044】
このペンフォルダ状態検出方式の電子機器1bは、本体ユニット110と表示装置104とヒンジ部109とを備える電子機器において、ペンフォルダ401と、ペンフォルダ401の状態の検出に応じて、ヒンジ部109のトルクを可変化するブレーキパッド101とを具備している。
【0045】
なお、上記実施例1の電子機器1aとは異なり、ヒンジ部109のトルクを可変化することにおいて、ペン入力検出等のソフトウェア制御は行わないため、タッチパネルコントローラ106等の構成要件は、発明の主要部分に相当しないことから、図示省略して説明を割愛している。
【0046】
ペンフォルダ401には、ペン103を収納するようになされている。このペンフォルダ401は、ヒンジ406を回動中心として押出バネ404によって利用者側に傾くように付勢されており、この付勢力に抗して表示装置104に沿って正立させた状態でロック爪402によってロックできるようになされている。すなわち、ロック爪402は、ペンフォルダ401を傾かせるように働く押出バネ404の作用をロックもので、ペンフォルダ401が正立状態で、このロック爪402を引っ張る(図面上で、右側に可動させる)とロック爪402のロックが解除され、押出バネ404の作用でペンフォルダ401が利用者側に傾き、また、ペンフォルダ401が傾いている状態で、ペンフォルダ401を正立させる利用者の操作(ペンフォルダ401の上部を軽く押す等の操作)で、ペンフォルダ401が正立するとともに、ロック爪402が押出バネ404の作用をロックする状態となるように構成されている。
【0047】
このペンフォルダ401には、押出ノブ405が設けられており、この押出ノブ405は、ペンフォルダ401の形状の変化に応じて、ヒンジ部109とブレーキパッド101との接触状態と非接触状態とを移行、もしくは、接触度合いを可変化させるため、ブレーキパッド101を上下に可動させることができるように構成されている。すなわち、ペンフォルダ401が正立している時の押出ノブ405のブレーキパッド101に対する位置(接点)は、図5(c)に示すとおり、ブレーキパッド101の中心より図上では左側に位置し、また、ペンフォルダ401が傾いている時には、図6(c)に示すとおり、ブレーキパッド101のほぼ中央に位置するように構成されている。このように、押出ノブ405のブレーキパッド101に対する接点は、ペンフォルダ401の形状変化(正立/傾き)に応じて、ヒンジ406を中心とする円弧軌跡上を移動するものである。
【0048】
したがって、このペンフォルダ状態検出方式による電子機器1bは、図7に示すように、このペンフォルダ401の形状変化に応じて作用する、押出ノブ405のブレーキパッド101に対する接点(図7において、破線がペンフォルダ401正立時、斜線がペンフォルダ401傾いている時の押出ノブ405の位置を示す)の円弧軌跡上の移動に対するY軸方向(上下)可動量が、ブレーキパッド101の上下の可動量となることを意味し、ペンフォルダ401が正立している時には、ヒンジ部109とブレーキパッド101とが非接触(トルク弱)の状態、ペンフォルダ401が傾いている時には、ヒンジ部109とブレーキパッド101とが接触(トルク弱)の状態となる。
【0049】
なお、本実施例では、ペンフォルダ401の形態(ペンフォルダ401が正立しているか、利用者側に傾いているか)を検出するものを例示しているが、本発明は、これに(ペンフォルダ形態検出)に限定されるものではなく、例えば、ペン103の抜き差しを検出するものとしても良い。
【0050】
また、本実施例では、ヒンジ部109のトルクの可変化手段として、ブレーキパッド101による方式を例示しているが、同じく、本発明は、これに限定されるものではなく、特に、前述したペン入力検出方式と異なり、ペンフォルダ状態検出方式においては、開方向へは全く可動しない/開方向へ可動するようなストッパ方式としても良い。
【0051】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によると、キーボード入力やペン入力などの入力状況に応じた形態に容易にすることができ、かつ、その形態を維持して優れた操作性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明に係るペン入力検出方式の電子機器のロック解除状態時の全体構成の概略を示す正面概略図、(b)は同側面概略図である。
【図2】(a)は本発明に係るペン入力検出方式の電子機器のロック状態時の全体構成の概略を示す正面概略図、(b)は同側面概略図である。
【図3】図1および図2に係る電子機器におけるロック制御部の制御フロー図である。
【図4】(a)は本発明の他の実施の形態に係るペンフォルダ状態検出方式の電子機器の全体構成の概略を示す正面概略図、(b)は同側面概略図である。
【図5】(a)ないし(c)は本発明に係るペンフォルダ状態検出方式の電子機器のロック解除状態時のペンフォルダおよびブレーキパッドの状態を説明する左側面概略図、正面概略図、右側面概略図である。
【図6】(a)ないし(c)は本発明に係るペンフォルダ状態検出方式の電子機器のロック状態時のペンフォルダおよびブレーキパッドの状態を説明する左側面概略図、正面概略図、右側面概略図である。
【図7】ペンフォルダ状態検出方式の電子機器におけるロック解除状態時およびロック状態時のペンフォルダとブレーキパッドとの状態を説明する概略図である。
【図8】(a)は従来の電子機器の第2の形態を示す斜視図、(b)は同電子機器の第3の形態を示す斜視図である。
【図9】(a)は他の従来の電子機器の第2の形態を示す斜視図、(b)は同電子機器の第3の形態を示す斜視図である。
【図10】(a)ないし(d)はさらに他の従来の電子機器の第2の形態から第3の形態へと移行する状態を説明する工程図である。
【符号の説明】
1a 電子機器
1b 電子機器
101 ブレーキパッド(可変化手段)
103 ペン
104 表示装置
104a ポインティングデバイス(座標入力装置)
108 ロック制御部(検出手段)
109 ヒンジ部
110 本体ユニット(座標入力装置)
401 ペンフォルダ

Claims (4)

  1. 本体ユニットと、座標入力装置が重ねられた表示装置と、本体ユニットに対して表示装置を回動可能に連結するヒンジ部とを備える電子機器において、
    座標入力装置の使用開始を検出する検出手段と、
    検出手段による、座標入力装置の使用開始の検出に応じて、ヒンジ部のトルクを可変化する可変化手段とを具備することを特徴とする電子機器。
  2. 検出手段は、座標入力装置、もしくは、本体ユニット内に構成される入力装置に対する利用者の入力検出をもって、座標入力装置の使用開始を検出する請求項1記載の電子機器。
  3. ペンを格納するペンフォルダを備え、
    検出検出手段は、ペンフォルダの状態検出をもって、座標入力装置の使用開始を検出する請求項1記載の電子機器。
  4. 可変化手段は、ヒンジ部の表面に接触するブレーキパッドの摩擦力により、トルクを可変化するものである請求項1ないし3の何れか一記載の電子機器。
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