JP2003288070A - グラフ表示制御装置およびグラフ表示処理プログラム - Google Patents

グラフ表示制御装置およびグラフ表示処理プログラム

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JP2003288070A
JP2003288070A JP2002092314A JP2002092314A JP2003288070A JP 2003288070 A JP2003288070 A JP 2003288070A JP 2002092314 A JP2002092314 A JP 2002092314A JP 2002092314 A JP2002092314 A JP 2002092314A JP 2003288070 A JP2003288070 A JP 2003288070A
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Teiji Shindo
禎司 進藤
Tomohiro Sudo
智浩 須藤
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のグラフの相関が比較可能な状態に同一
表示範囲に表示するグラフ表示制御装置およびグラフ表
示処理プログラムを提供する。 【解決手段】 表示範囲が最大になる個別データを有す
るグラフ用データをグラフ化し、基準の固定グラフとし
て表示し、前記固定グラフと比較を行うグラフ用データ
を、固定グラフが表示される表示範囲に表示可能に倍数
化処理した仮データのグラフとして表示し、基準の固定
グラフとの相関関係の認識が容易となるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、統計等により得ら
れた各種目別の数値データをグラフ化して表示するため
のグラフ表示制御装置およびグラフ表示処理プログラム
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電子計算装置等にあって、通常の
計算機能の他に、統計等により得られた各種目別の数値
データを基に、グラフを作成し表示する機能を備え、グ
ラフ表示制御装置として機能するものがある。このよう
なグラフ表示制御装置により、数値データをグラフとし
て表示することで、その数値変動が視認可能となり、よ
りその数値データの持つ情報について理解しやすくなる
ということから、このような数値データのグラフ化が行
われている。また、グラフ表示制御装置は、単独のグラ
フ表示ばかりでなく、複数の種目の数値データから複数
のグラフを作成して同一の表示範囲に同時に表示し、比
較することで、それぞれの数値データに基づく複数の種
目の相関をグラフから読み取るというようなことにも用
いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、複数の種目の
数値データから複数のグラフを作成し、同一の表示範囲
に同時に表示するということは、同一のスケールに基づ
き作成・描画されたグラフがその表示範囲に表示される
ということになるので、数値データの桁数や変動域が大
きく異なる種目が含まれる場合、それぞれの数値データ
の相関をグラフから読み取る際に、その桁数や変動域の
小さい種目のグラフにおける数値データの変動は視認し
にくく、場合によってはそのグラフが表示範囲端(グラ
フの軸)とほぼ同化してしまい、グラフの認識ができな
いというような問題もあった。
【0004】本発明は、このような背景下になされたも
ので、複数のグラフを表示する際に、個々のグラフの相
関関係の認識が容易なグラフ表示を行うグラフ表示制御
装置およびグラフ表示処理プログラムを提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、例えば、図1から図17に示すように、請求項1記
載のグラフ表示制御装置(例えば、電子計算装置1)
は、複数のグラフ用データを記憶しているグラフ用デー
タ記憶手段(例えば、RAM17;S104)と、この
グラフ用データ記憶手段に記憶されているグラフ用デー
タに基づく各グラフが全て表示可能となる表示範囲を設
定する表示範囲設定手段(例えば、CPU11;S10
9)と、前記複数のグラフ用データのうちの最大値のグ
ラフ用データに基づく第1のグラフと、最小値のグラフ
用データに基づく第2のグラフとを前記表示範囲設定手
段により設定された表示範囲に収まる範囲内に表示する
際、前記第2のグラフを認識しやすいサイズに補正し、
この補正されたサイズの第2のグラフを前記第1のグラ
フとともに表示させるグラフ表示制御手段(例えば、C
PU11;S110,S112,S113)と、を備え
ることを特徴とする。
【0006】請求項1記載の発明によれば、複数のグラ
フ用データ間で、数値データの桁数や変動域が大きく異
なる種目が含まれる場合、それぞれの数値データの相関
をグラフから認識する際に、その桁数や変動域の小さい
種目のグラフにおける数値データの変動が認識しやすい
よう補正されて表示されるので、そのデータの比較が行
いやすくなる。なお、グラフのサイズの補正処理をグラ
フ用データの倍数化による作成という単純な処理により
行えば、メモリの無駄を省くことができる。また、本発
明のグラフ補正処理は、設定された表示範囲を変化させ
ず、また、その同一表示範囲に複数のグラフを重ね書き
するので、複数のグラフをそれぞれの表示範囲に描画し
たものを重ね合わせるといった手法に比べ、メモリの無
駄を省くことができる。
【0007】なお、本発明において、特にことわりのな
い限り、表示範囲は単に表示を行うエリアというだけで
なく、グラフのスケール(軸の数値範囲)の概念を含ん
だものである。ここで概念とは、グラフのスケール、軸
の目盛りの表示がない場合でも、そのスケール(軸の数
値範囲)があるものとすることである。
【0008】請求項2記載のグラフ表示制御装置は、請
求項1記載のグラフ表示制御装置において、前記グラフ
表示制御手段は、前記第2のグラフのグラフ用データの
最大値が前記第1のグラフのグラフ用データの最大値と
等しくなるように、倍数化処理を行う倍数化処理手段
(例えば、CPU11;S112,S113)と、この
倍数化処理手段の倍数化処理によりサイズが大きくなっ
た第2のグラフを表示させる倍数化表示制御手段(例え
ば、CPU11;S113)と、を備えることを特徴と
する。
【0009】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、第
2のグラフの変動域をより大きく強調することができ
る。
【0010】請求項3記載のグラフ表示制御装置は、請
求項1または2に記載のグラフ表示制御装置において、
前記第1および第2のグラフのうち、何れか一つを選択
する選択手段(例えば、キー入力部12、タブレット1
4;S115)と、前記選択手段により選択されたグラ
フ以外の他のグラフが表示された前記表示範囲に生じる
余白を検出する余白検出手段(例えば、CPU11;S
116,S117)と、前記余白検出手段により検出さ
れた余白に、切り離し表示範囲を設定する切り離し表示
範囲設定手段(例えば、CPU11;S121)と、前
記選択手段により選択されたグラフを切り離し、前記切
り離し表示範囲設定手段により設定された切り離し表示
範囲に当該グラフが収まるように、当該グラフのグラフ
用データを倍数化して補正するグラフ補正手段(例え
ば、CPU11;S122)と、前記グラフ補正手段に
よって補正されたグラフ用データに基づいたグラフを前
記切り離し表示範囲設定手段により設定された切り離し
表示範囲に表示させる補正グラフ表示制御手段(例え
ば、CPU11;S123)と、を備えることを特徴と
する。
【0011】請求項3記載の発明によれば、請求項1ま
たは2に記載の発明と同様の効果が得られることは無論
のこと、表示範囲に余白が存在する場合、その余白を利
用して、個々のグラフの切り離し表示を行うことができ
る。よって、比較を行う複数のグラフが重なることな
く、個々のグラフについての観察がより容易にできる。
【0012】請求項4記載のグラフ表示制御装置(例え
ば、電子計算装置1)は、複数のグラフ用データを記憶
しているグラフ用データ記憶手段(例えば、RAM1
7;S104)と、このグラフ用データ記憶手段に記憶
されたグラフ用データの個数と同数に、表示範囲が軸方
向に分割された複数の分割表示範囲を設定する分割表示
範囲設定手段(例えば、CPU11;S202,S20
3)と、前記グラフ用データ記憶手段に記憶された複数
のグラフ用データに基づくグラフを、前記分割表示範囲
設定手段により設定された分割表示範囲に各々表示させ
るグラフ表示制御手段(例えば、CPU11;S20
4)と、を備えることを特徴とする。
【0013】請求項4記載の発明によれば、軸方向に分
割された複数の分割表示範囲にそれぞれグラフが表示さ
れるので、個々のグラフは重なることがなく、より個々
のグラフについて観察が容易にできる。特に、軸方向に
分割された分割表示範囲では、一方の軸が共通の軸とし
て使用できるので、その表示されるグラフの増減変化な
どから複数のグラフのデータの相関を比較しやすいグラ
フの分割表示となる。
【0014】請求項5記載のグラフ表示制御装置は、請
求項4記載のグラフ表示制御装置において、前記分割表
示範囲設定手段により設定される複数の分割表示範囲の
分割比率を設定する分割比率設定手段(例えば、CPU
11;S203,S205)と、この分割比率設定手段
により設定された分割比率に応じたグラフのサイズで前
記各グラフを表示させる分割比率表示制御手段(例え
ば、CPU11;S204,S206)と、を備えるこ
とを特徴とする。
【0015】請求項5記載の発明によれば、請求項4記
載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、分
割比率設定手段により分割表示範囲の分割比率を設定
し、その設定された分割比率に応じたサイズのグラフを
表示させることができる。このため、よりグラフの特徴
が現れ、比較しやすい状態に表示することができる。
【0016】請求項6記載のグラフ表示制御装置は、請
求項4または5に記載のグラフ表示制御装置において、
前記分割表示範囲を区切る表示範囲区切り線を表示する
区切り線表示制御手段(例えば、CPU11;S20
4)と、前記区切り線表示制御手段により表示される表
示範囲区切り線を移動させる区切り線移動手段(例え
ば、CPU11、キー入力部12、タブレット14;S
205)と、前記区切り線移動手段により区切り線を移
動したことで変化した分割表示範囲に当該グラフが収ま
るように、当該グラフのグラフ用データを倍数化して補
正し、この補正されたグラフを表示させる補正グラフ表
示制御手段(例えば、CPU11;S206)と、を備
えていることを特徴とする。
【0017】請求項6記載の発明によれば、請求項4ま
たは5に記載の発明と同様の効果が得られることは無論
のこと、区切り線移動手段により、分割表示中の分割表
示範囲の区切り線を移動させることで分割比率を変化さ
せ、グラフの表示範囲、グラフの補正状態を変更させる
ことができる。従って、グラフの表示状態を確認しなが
ら表示範囲の分割比率の変更を行うことができることと
なって、より好ましい表示状態とする微調整が可能とな
る。
【0018】請求項7記載のグラフ表示制御装置(例え
ば、電子計算装置1)は、複数のグラフ用データを記憶
しているグラフ用データ記憶手段(例えば、RAM1
7;S104)と、前記複数のグラフ用データのうち
の、最大値のグラフ用データに基づく第1のグラフと、
前記最大値のグラフ用データ以外の他のグラフ用データ
に、前記最大値のグラフ用データを加算したグラフ用デ
ータに基づく第2のグラフとが表示可能となる表示範囲
を設定し、その設定された表示範囲に前記第1のグラフ
と前記第2のグラフとを表示させるグラフ表示制御手段
(例えば、CPU11;S204)と、を備えることを
特徴とする。
【0019】請求項7記載の発明によれば、補正を行う
グラフ用データに基準となるグラフ用データの最大値の
個別データを加えるという単純な補正処理により、補正
されたグラフを作成することができる。特に、この単純
な補正により、個々のグラフが重なることがなく、グラ
フを作成、表示することができる。
【0020】請求項8記載のグラフ表示制御装置は、請
求項1〜7のいずれかに記載のグラフ表示制御装置にお
いて、前記グラフ表示制御手段により表示されるグラフ
毎に対応したグラフ軸をそれぞれ表示形式が異なるよう
に表示するグラフ軸表示制御手段(例えば、CPU1
1;S304,S305)を備えることを特徴とする
【0021】請求項8記載の発明によれば、請求項1〜
7のいずれかに記載の発明と同様の効果が得られること
は無論のこと、グラフ軸表示制御手段により、グラフの
増減変化などを可視確認しやすいよう補正や移動を行
い、正規のグラフサイズや表示範囲でなくなった補正グ
ラフに対応するグラフ軸を設定することができるので、
そのグラフ軸により補正グラフのスケールが明確にな
り、グラフにおけるデータの値に対する正確な認識がで
きる。
【0022】請求項9記載のグラフ表示制御装置は、請
求項1〜8のいずれかに記載のグラフ表示制御装置にお
いて、前記グラフ表示制御手段により表示されたグラフ
に対しトレースを指示するトレース指示手段(例えば、
CPU11、キー入力部12,タブレット14;S40
3,S404,S405)と、前記トレース指示手段に
より前記グラフに対するトレースが指示される毎に、指
示されたグラフの数値データを表示するトレース表示制
御手段(例えば、CPU11;S406)と、を備える
ことを特徴とする。
【0023】請求項9記載の発明によれば、請求項1〜
8のいずれかに記載の発明と同様の効果が得られること
は無論のこと、トレース指示手段により表示されるグラ
フをトレース操作して指示されたところのデータが、ト
レース表示制御手段により表示され、この値を読み取る
ことができるので、表示グラフのデータをより正確に捉
えることができる。
【0024】請求項10記載のグラフ表示制御装置は、
請求項1〜9のいずれかに記載のグラフ表示制御装置に
おいて、前記グラフ表示制御手段によって表示されたグ
ラフのうち、2つの個別データを選択する個別データ選
択手段(例えば、CPU11;S503)と、前記個別
データ選択手段により選択された2つの個別データの差
分を算出する差分算出手段(例えば、CPU11;S5
04)と、前記差分算出手段により算出された差分を表
示するとともに、前記グラフ表示制御手段により表示さ
れているグラフにその差分を、所定の表示形式で表示す
る差分表示制御手段(例えば、CPU11;S505)
と、を備えることを特徴とする。
【0025】請求項10記載の発明によれば、請求項1
〜9のいずれかに記載の発明と同様の効果が得られるこ
とは無論のこと、個別データ選択手段により比較を行う
グラフ、データを選択され、差分算出手段によりその数
値データの差分が算出され、差分表示制御手段により差
分が表示されるので、表示グラフのデータの差分をより
正確に捉えることができ、データ間の比較解析が容易に
なる。特に、表示グラフにその差分に相当する部分が補
足表示されるので、その比較解析結果、差分の理解がし
やすくなる。
【0026】請求項11記載のプログラムは、複数のグ
ラフ用データに基づくグラフを表示するグラフ表示制御
装置のコンピュータを制御するためのグラフ表示処理プ
ログラムであって、前記コンピュータを、記憶されてい
るグラフ用データに基づく各グラフが全て表示可能とな
る表示範囲を設定する表示範囲設定手段、前記複数のグ
ラフ用データのうちの最大値のグラフ用データに基づく
第1のグラフと、最小値のグラフ用データに基づく第2
のグラフとを前記表示範囲設定手段により設定された表
示範囲に収まる範囲内に表示する際、前記第2のグラフ
を認識しやすいサイズに補正し、この補正されたサイズ
の第2のグラフを前記第1のグラフとともに表示させる
グラフ表示制御手段、として機能させることを特徴とす
る。
【0027】請求項11記載の発明によれば、複数のデ
ータの比較を行う際にグラフ化されたそのグラフは、そ
れらグラフの相関関係が認識しやすいよう補正されて表
示されるので、そのデータの比較が行いやすくなる。な
お、グラフのサイズの補正処理をグラフ用データの倍数
化による作成という単純な処理により行えば、メモリの
無駄を省くことができる。また、本発明のグラフ補正処
理は、設定された表示範囲を変化させず、また、その同
一表示範囲に複数のグラフを重ね書きするので、複数の
グラフをそれぞれの表示範囲に描画したものを重ね合わ
せるといった手法に比べ、メモリの無駄を省くことがで
きる。
【0028】請求項12記載のプログラムは、複数のグ
ラフ用データに基づくグラフを表示するグラフ表示制御
装置のコンピュータを制御するためのグラフ表示処理プ
ログラムであって、前記コンピュータを、記憶されてい
るグラフ用データの個数と同数に、表示範囲が軸方向に
分割された複数の分割表示範囲を設定する分割表示範囲
設定手段、前記グラフデータ記憶手段に記憶された複数
のグラフ用データに基づくグラフを、前記分割表示範囲
設定手段により設定された分割表示範囲に各々表示させ
るグラフ表示制御手段、として機能させることを特徴と
する。
【0029】請求項12記載の発明によれば、入力され
たデータに基づき、容易にグラフを作成することができ
るとともに、軸方向に分割した複数の分割表示範囲にそ
れぞれグラフを表示させるので、個々のグラフは重なる
ことがなく、個々のグラフとして表示することができ
る。
【0030】請求項13記載のプログラムは、複数のグ
ラフ用データに基づくグラフを表示するグラフ表示制御
装置のコンピュータを制御するためのグラフ表示処理プ
ログラムであって、前記コンピュータを、記憶されてい
る前記複数のグラフ用データのうち、最大値のグラフ用
データに基づく第1のグラフと、前記最大値のグラフ用
データ以外の他のグラフ用データに、前記最大値のグラ
フ用データを加算したグラフ用データに基づく第2のグ
ラフとが表示可能となる表示範囲を設定し、その設定さ
れた表示範囲に前記第1のグラフと前記第2のグラフと
を表示させるグラフ表示制御手段、として機能させるこ
とを特徴とする。
【0031】請求項13記載の発明によれば、補正を行
うグラフ用データに基準となるグラフ用データの最大値
のグラフ用データを加えるという単純な補正処理によ
り、補正グラフを作成することができる。特に、この単
純な補正により、個々のグラフが重なることがなく、グ
ラフを作成、表示することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明にかか
るグラフ表示制御装置の実施の形態について説明する。
[第1の実施の形態]図1は本発明のグラフ表示制御装
置の実施形態に係わる関数計算機能付き電子計算装置1
の電子回路の構成を示すブロック図である。
【0033】この電子計算装置1の電子回路は、CPU
11を備えている。このCPU11には、キー入力部1
2、液晶表示部13、タブレット14、位置検出回路1
5、ROM16、RAM17、記録媒体読み取り部19
が接続され、また、液晶表示部13は表示駆動回路18
を介して接続される。
【0034】CPU11は、キー入力部12から入力さ
れるキー入力データや、カラー表示を行うことができる
液晶表示部13の表示画面上に重ねて設けられたタブレ
ット14から位置検出回路15を介して入力されるタッ
チペンによるタッチ位置データに応じて、ROM16に
予め記憶されているシステムプログラムを起動させ、あ
るいは外部記録媒体20に予め記録されている計算機制
御用プログラムを記録媒体読み取り部19により読み取
らせて起動させ、RAM17をワークメモリとして回路
各部の動作制御を行うものである。
【0035】キー入力部12には、例えば、図2に示す
ような、テンキー、アルファベットキー、演算子キー、
関数キー等の文字・記号キー群からなるデータ入力キー
12aが備えられるとともに、統計データの入力処理お
よび入力された統計データに応じたグラフの表示処理を
行うための統計モード、各種入力式に応じた計算処理を
行うための計算モード、任意のプログラムに応じた計算
処理を行うためのプログラムモード等の各種動作モード
をメニューにしたモード選択画面を表示させる際に操作
される「メニュー」キー12b、前記統計モードにおい
て統計データの入力画面を表示させる際に操作される
「統計」キー12c、前記統計モードにおいて入力され
た統計データに対応するグラフ描画表示させる際に操作
される「グラフ」キー12d、表示されたグラフの補正
処理を行う際に操作される「補正」キー12e、表示さ
れたグラフに対するトレース表示を行う際に操作される
「トレース」キー12f、表示されたグラフのデータの
比較を行う際に操作される「比較」キー12g、選択あ
るいは入力されたデータの確定や設定機能の実行を指示
する際に操作される「実行」キー12h、そして、表示
画面上でのカーソル(ポインタ)の移動やデータ選択、
変数値の増減設定等を行う際に操作されるカーソルキー
「↑」「↓」「←」「→」12i等が備えられる。
【0036】タブレット14は、液晶表示部13の表示
画面上に重ねて設けられ、ペンによりタッチされた位置
に応じた電圧信号を発生するもので、このタブレット1
4から出力されるタッチ位置に応じた電圧信号に基づ
き、位置検出回路15により表示画面に対応させた座標
が検出され、このタッチ位置座標に応じてCPU11に
より操作の内容が判断される。
【0037】ROM16には、本電子計算装置1の電子
回路における全体の処理を司るシステムプログラムが予
め記憶されるとともに、グラフのサイズ変換を行う補正
処理やグラフのトレース処理を含む統計モード処理、計
算モード処理、プログラムモード処理等、各種の動作モ
ードの処理を司るサブプログラムである制御プログラム
データも予め記憶される。
【0038】RAM17には、例えば、図3に示すよう
な、表示データメモリ17a、統計データメモリ17
b、グラフデータメモリ17c、補正データメモリ17
d、トレース対象データメモリ17e、プログラムデー
タメモリ17f、およびワークデータメモリ17g等の
各種のデータメモリが備えられる。
【0039】表示データメモリ17aには、前記各種の
動作モードにおいて液晶表示部13に表示すべきデータ
がビットマップのパターンデータとして展開されて記憶
される。
【0040】統計データメモリ17bには、統計モード
において入力された統計データが、例えば、各個別デー
タの種目毎に分類されたリストデータとして記憶され
る。
【0041】グラフ用データメモリ17cには、前記統
計データメモリ17bに記憶された統計データに対応し
て各リストデータの全体に占める割合(比率)をグラフ
(棒グラフ、折れ線グラフ等)にして示すグラフ用デー
タがビットマップデータとして展開されて記憶される。
【0042】補正データメモリ17dには、前記統計デ
ータメモリ17bに記憶された統計データをグラフ表示
に適したデータに補正した補正データに対応して各リス
トデータの全体に占める割合(比率)をグラフ(棒グラ
フ、折れ線グラフ等)にして示すグラフ用データがビッ
トマップデータとして展開されて記憶される。
【0043】トレース対象データメモリ17eには、前
記統計データメモリ17bに対応するグラフの表示範囲
にあって、「トレース」キー12fの操作に応じて順次
更新されるトレース表示の対象となるデータの種別が記
憶される。
【0044】プログラムデータメモリ17fには、プロ
グラムモードにおいて任意にキー入力されたプログラム
が記憶される。
【0045】ワークデータメモリ17gには、各種動作
モードの制御処理に伴いCPU11により入出力される
データが一時的に記憶される。
【0046】次に、前記構成による電子計算装置1の第
1の実施の形態のグラフ表示機能について説明する。キ
ー入力部12の「メニュー」キー12bの操作により統
計モードに設定され、統計モード処理が起動された状態
で、「統計」キー12cが操作されると、データ入力画
面13aが液晶表示部13に表示される。表示された入
力画面に応じ、データ入力キー12aの操作により任意
のデータを入力する(図4)。データが入力され、記憶
された状態で、「グラフ」キー12dが操作されると、
グラフ作成処理が開始するので、グラフ化するデータの
選択と、そのグラフの種類(棒グラフ、折れ線グラフ
等)の選択を行う。例えば、図4のList1は棒グラ
フ表示、List2は折れ線グラフ表示という選択を行
う。
【0047】次いで、入力されたデータが選択されたグ
ラフの種類に対応したグラフとして、例えば、図5
(a)に示すようなグラフG11が表示される。しか
し、List1とList2のデータは大きく桁数は異
なるため、List1のデータに基づく棒グラフG11
Aに比べて桁数の小さいList2のデータに基づく折
れ線グラフG11Bは、グラフの横軸・X軸(X)とほ
ぼ同化してしまい、グラフの増減の変化はもちろんグラ
フ自体の認識ができないというような状態になってしま
う。このような場合、「補正」キー12eが操作される
と、これまで視認し難かったグラフを補正し、例えば、
図5(b)に示すような補正されたグラフG12が表示
部13に再表示される。このような補正処理により、L
ist1のデータに基づく棒グラフG12Aのデータ間
と、List2のデータに基づく折れ線グラフG12B
のデータ間との相関の比較評価が容易に行うことができ
る。
【0048】なお、ここで行うデータの補正処理は、各
データの最大値・最小値から容易に補正処理が行える処
理とし、例えば、各種目データのうち最大値を含むデー
タのグラフは固定グラフとして未補正処理の基準とし当
初の表示範囲にそのまま収め、その他のグラフのデータ
を倍数化し、視認可能なグラフになるよう補正処理を施
し、補正グラフとする。特に、前記表示範囲に収めるた
めには各データの最大値が各種目データの最大値(固定
グラフの最大値)と同値になる倍数化が最大であり、こ
の範囲内の倍数化であることが好ましい。例えば、Li
st1の最大値が1260で、List2の最大値が1
0であるので、ここではList2のデータを126倍
する補正を最大補正とする。ちなみに、この補正により
List2のデータ「1,10,5,7,5」は「12
6,1260,630,882,630」となる。
【0049】また、グラフの変動域をより大きくし、変
動の増減をより強調するような場合には、最大値につい
ては前述の例のように基準となる固定グラフの最大値と
同値になるようにしつつ、最小値を0とする補正を行っ
てもよい。(つまり、補正後の最大値と最小値が、固定
グラフの表示範囲(変動域)の最大限、最小限に収まる
補正。) ちなみに、この補正はList2のデータの最小値
“1”をList2のデータからそれぞれ引き去る処理
を行い、List2のデータ「1,10,5,7,5」
から予備データ「0,9,4,6,4」を作成し、この
予備データの最大値“9”が“1260”となるよう1
40倍する補正を行い、仮データ「0,1260,56
0,840,560」を作成し、グラフ化する。図5
(b)におけるList2のデータに基づく折れ線グラ
フG12Bはこの補正によるものである。
【0050】また、前述のような、重ねて表示されるグ
ラフの切り離しを行い、個々のグラフの単独表示を行う
ためには「切り離し」表示を行う。「切り離し」操作に
より、切り離しを行うグラフが選択されると、例えば、
図6に示すように、表示画面中の余白部分に切り離しグ
ラフ表示を行うための表示枠13bを設け、その表示枠
13b中に収まるよう補正された切り離しグラフ(G1
3B)の表示を行うグラフG13の表示を行う。
【0051】次に、電子計算装置1の第1の実施の形態
のグラフ表示の動作について説明する。図7,8は前記
電子計算装置1の第1の実施の形態における統計モード
処理を示すフローチャートである。
【0052】キー入力部12の「メニュー」キー12b
の操作により統計モードに設定され、図7における統計
モード処理が起動された状態で、CPU11は、「統
計」キー12cが操作されたと判断した場合(ステップ
S101:Yes)、CPU11はROM16に記憶さ
れている統計モード処理プログラムを読み出して、RA
M17のワークデータメモリ17gに格納し、該統計モ
ード処理プログラムに従って各処理を開始する。そし
て、CPU11はデータの入力画面をROM16から読
み出し、該入力画面を液晶表示部13に表示する(ステ
ップS102)。
【0053】次いで、該入力画面に応じ、データ入力キ
ー12aの操作により任意のデータが入力された場合
(ステップS103:Yes)、入力されたデータはR
AM17内の統計データメモリ17bに記憶され(ステ
ップS104)、さらに、液晶表示部13に表示される
(ステップS105)。一方、既に必要なデータが入力
され、記憶されている場合には、データの入力は不要で
あるため(ステップS103:No)、ステップS10
6に移行する。
【0054】次いで、データが入力され、記憶された状
態で、CPU11は、「グラフ」キー12dが操作され
たと判断した場合(ステップS106)、複数のグラフ
を重ねて表示するオーバーラップグラフ(Overla
pグラフ)か、複数のグラフが重ならないよう表示する
セパレートグラフ(Separateグラフ)か、いず
れかのグラフパターンの選択を判断する(ステップS1
07)。例えば、「グラフ」キー12dの押下が行われ
る度に、液晶表示部13の「O.lap」、「Sep」
表示がそれぞれ切り替わり、どちらのグラフパターンが
選択されているか、表示するとともに、その選択信号が
切り替わる。
【0055】そして、CPU11は、セパレートグラフ
を選択する選択信号により、セパレートグラフが選択さ
れたと判断した場合(ステップS107:Sep)、セ
パレートグラフ作成のため、Aへ進む(第2の実施の形
態)。一方、CPU11は、オーバーラップグラフを選
択する選択信号により、オーバーラップグラフが選択さ
れたと判断した場合(ステップS107:O.la
p)、ユーザに対し、オーバーラップグラフ作成におい
て、グラフ化するデータの選択と、そのグラフの種類
(棒グラフ、折れ線グラフ等)の選択を行う操作を促
し、かかる選択情報を取得する(ステップS108)。
【0056】次いで、CPU11は選択されたデータの
値と、グラフの種類に応じた最適のグラフ表示範囲を設
定し(ステップS109)、液晶表示部13にグラフを
表示する(ステップS110)。次いで、表示された各
グラフの表示域・表示幅(データの桁数)に差があるな
どにより、グラフからデータの数値や増減が読み取り難
いといった状態で、CPU11が、「補正」キー12e
が操作されたと判断した場合(ステップS111:Ye
s)、(Cを経て)、CPU11は、各データの最大値
・最小値の検出を行い(ステップS112)、検出した
最大値・最小値に応じたグラフの補正を行い、補正した
グラフを表示部13に再表示する(ステップS11
3)。
【0057】具体的には、図4のList1とList
2においては、List1のデータの方が桁数が大き
く、表示範囲を広く取ることになるので、List1の
データを基準となる固定グラフとするようにし、Lis
t2のデータの補正を行う。ここで、この補正はLis
t2のデータの最小値“1”をList2のデータから
それぞれ引き去る処理を行い、List2のデータ
「1,10,5,7,5」から予備データ「0,9,
4,6,4」を作成し、この予備データの最大値“9”
が“1260”となるよう140倍する倍数化処理、補
正を行い、仮データ「0,1260,560,840,
560」を作成し、グラフ化する。
【0058】また、グラフを読み取り難いなどの問題が
ない場合には、「補正」キーが操作されないので(ステ
ップS111:No)、そのまま(Bを経て)、ステッ
プS114に移行する。
【0059】次いで、CPU11は、オーバーラップグ
ラフとして、表示されるグラフが重なった状態で「切り
離し」操作がされたと判断した場合(ステップS11
4:Yes)、切り離しを行うグラフの選択に基づく選
択情報を取得し(ステップS115)、さらに、CPU
11は、切り離しが行われない固定グラフの表示位置の
確認を行う(ステップS116)。次いで、CPU11
が切り離しグラフ表示を行うための十分な余白が無いと
判断した場合(ステップS117:No)、CPU11
は、表示部13に切り離し表示不可メッセージを表示し
(ステップS118)、オーバーラップグラフ表示のみ
で終了する。
【0060】一方、CPU11が切り離しグラフ表示を
行うための十分な余白が有ると判断した場合(ステップ
S117:Yes)、CPU11は、既存のグラフ表示
をクリアし(ステップS119)、固定グラフを再表示
し(ステップS120)、検出した余白に切り離しグラ
フ表示枠13bを設け(ステップS121)、その表示
枠13b中に収まるよう切り離しグラフのデータを補正
し(ステップS122)、表示枠13b中に切り離しグ
ラフの表示を行う(ステップS123)。
【0061】このように、グラフ化を行うデータを入力
し、グラフ化処理を行うことにより、容易にグラフを作
成することができるとともに、複数のグラフを作成し、
その表示されるグラフの増減変化などから複数のグラフ
のデータの相関を比較することができる。特に、複数の
グラフを表示する際に、それぞれのグラフの表示範囲、
データの変動域が大きく異なるなど、一部のグラフが読
み取り難い状態にあるとき、例えば、他のグラフのデー
タより桁数が小さいデータのグラフでは、同一表示範囲
に表示を行うという場合に、その桁数が小さいデータの
グラフは、横軸と同一化してしまうような状態になり視
認し難く、各グラフのデータの比較検討が行えないよう
なとき、その桁数が小さいデータを倍数化処理により補
正を行うことで、比較検討を行いやすい状態のグラフと
して取り扱うことができる。
【0062】特に、本発明のグラフ補正処理は、当初設
定された表示範囲を変化させず、また、その同一表示範
囲に複数のグラフを重ね書きするので、複数のグラフを
それぞれの表示範囲に描画したものを重ね合わせるとい
った手法に比べ、メモリの無駄を省くことができる。ま
た、データの最大値・最小値から容易に導かれる倍数化
処理による補正処理によってもメモリの無駄を省くこと
ができる。
【0063】[第2の実施の形態]以下、図を参照して
本発明にかかる第2の実施の形態におけるグラフ表示制
御装置(電子計算装置1)について詳細に説明する。本
発明にかかるグラフ表示制御装置(電子計算装置1)
は、前述の第1の実施の形態で示した表示グラフを重ね
て表示するオーバーラップグラフ表示と異なり、表示グ
ラフが重ならないようグラフ毎に表示範囲を設定し表示
する、セパレートグラフ表示をおこなうものである。
【0064】次に、本発明の電子計算装置1の第2の実
施の形態のグラフ表示機能について説明する。第1の実
施の形態同様に、任意のデータを入力し(図4)、グラ
フ化するデータの選択と、そのグラフの種類(棒グラ
フ、折れ線グラフ等)の選択を行う。例えば、図4のL
ist1は棒グラフ表示、List2は折れ線グラフ表
示という選択を行う。次いで、X軸、Y軸のどちらの軸
に沿った分割表示範囲13cを設定するか選択し、さら
に、それぞれの分割表示範囲13cの分割比率の設定を
行ってもよい。このようなグラフ設定処理により、例え
ば、図9に示すように、Y軸に沿った分割表示範囲13
cが選択、設定され、分割表示範囲13cにそれぞれグ
ラフが表示されるグラフG21(棒グラフG21A、折
れ線グラフG21B)が表示される。さらに、表示され
た分割表示範囲13cではグラフの特性、増減変化がわ
かりにくいなどという場合には、分割表示範囲13cを
区切る、区切線13dを操作し移動することで、分割比
率を表示画面上で設定し直し、好ましい表示範囲とすれ
ばよい。例えば、図9のグラフG21における区切線1
3dをY軸方向下方に移動することにより、図10に示
すようなグラフG22(棒グラフG22A、折れ線グラ
フG22B)へと変化させることができる。この変化に
基づき、折れ線グラフG22Bは折れ線グラフG21B
よりY軸方向の表示域が広がったことにより、グラフ用
データの変動が大きくなり、データ変動の認識が容易と
なる。
【0065】次に、本発明の電子計算装置1の第2の実
施の形態のグラフ表示の動作について説明する。図11
は前記電子計算装置1の第2の実施の形態における統計
モード処理を示すフローチャートである。ここで、デー
タの入力からグラフパターンの選択であるステップS1
01〜S107までは第1の実施の形態と同様であるた
め説明は省略し、以降の動作についてのみ説明する。
【0066】図7のステップS101〜S107を経
て、ステップS107において、CPU11が、セパレ
ートグラフを選択する選択信号により、セパレートグラ
フが選択されたと判断した場合(ステップS107:S
ep)、Aへと進み、セパレートグラフの作成を行う。
するとまず、CPU11は、グラフ化するデータの選択
と、そのグラフの種類(棒グラフ、折れ線グラフ等)の
選択を行う操作を促し、かかる選択情報を取得する(ス
テップS201)。次いで、CPU11は選択されたグ
ラフ用データ(グラフ)数に応じた分割表示範囲13c
を設定するとともに(ステップS202)、各分割表示
範囲13cの分割比率の設定を行う操作が行われ(ステ
ップS203)、CPU11は、その分割表示範囲13
cに各グラフを表示する(ステップS204)。
【0067】さらに、タッチペンによる各分割表示範囲
13cを区切る区切線13dの移動操作が行われるか、
カーソルキー「↑」「↓」「←」「→」12iによる区
切線13dの移動操作が行われるか、あるいは数値入力
等により、分割比率変更の操作が行われることによる、
各分割表示範囲13cの分割比率の変更があったか否か
を判断する(ステップS205)。そして、CPU11
は、各分割表示範囲13cの分割比率に変更があったと
判断した場合(ステップS205:Yes)、その分割
比率の変更に伴うグラフデータの補正を行い、グラフの
再表示を行う(ステップS206)。
【0068】このように、グラフ化を行うデータを入力
し、グラフ化処理を行うことにより、容易にグラフを作
成することができるとともに、複数のグラフを作成し、
その表示の際に、個々のグラフを各々分割表示範囲13
cに表示させるので、個々のグラフが重なることなく、
その増減変化などのデータの相関を比較検討する際によ
り個々のグラフが見やすい状態で比較を行うことができ
る。特に本発明の表示範囲の分割比率変更処理は、表示
画面に表示されるグラフの表示状況を確認しつつ、微調
整が可能であるので、好みの表示範囲に調整しやすい。
【0069】なお、Y軸に沿った分割表示範囲13cと
する場合、固定グラフに対しY軸上方に補正グラフ、特
に折れ線グラフとしての補正グラフを表示する際、折れ
線グラフとするデータに固定グラフの最大値を加える補
正を行ってもよい。この補正によれば、補正グラフのデ
ータに固定グラフの最大値を加えるという単純な補正処
理により、グラフが重なることがないセパレートグラフ
とすることができる。
【0070】具体的には、図4のList1とList
2においては、List1のデータの方が桁数が大き
く、表示範囲を広く取ることになるので、List1の
データを基準となる固定グラフとするようにし、Lis
t2のデータの補正を行う。ここで、この補正はLis
t1のデータの最大値“1260”をList2のデー
タに加える処理を行い、List2のデータ「1,1
0,5,7,5」を仮データ「1261,1270,1
265,1267,1265」として作成し、セパレー
トグラフとして表示すればよい。
【0071】また、第1の実施の形態で示したList
2の仮データ「0,1260,560,840,56
0」に対し、さらに、List1のデータの最大値“1
260”を加える補正処理を行い「1260,252
0,1820,2100,1820」なる仮データを作
成しグラフ化してもよい。この補正によっては、固定グ
ラフと補正グラフのY軸に関する表示範囲(表示幅)が
それぞれ1260となり、分割比率が50%/50%と
なる。
【0072】[第3の実施の形態]以下、図を参照して
本発明にかかる第3の実施の形態におけるグラフ表示制
御装置(電子計算装置1)について詳細に説明する。本
発明にかかるグラフ表示制御装置(電子計算装置1)
は、前述の第1,第2の実施の形態で示したグラフ表示
において、補正や移動を行い、正規のグラフサイズや表
示範囲でなくなったため、固定グラフに対応した標準軸
13eと異なるスケールとなった補正グラフのデータを
読み取るための補正軸13fを設定するというものであ
る。例えば、図12(a)に示すグラフG31は、棒グ
ラフG31Aと折れ線グラフG31Bとが重なって表示
される、オーバーラップグラフにおける補正軸13fの
一例を示すものであり、図12(b)に示すグラフG3
2は、棒グラフG32Aと折れ線グラフG32Bとが重
ならないよう表示される、セパレートグラフにおける補
正軸13fの一例を示すものである。
【0073】例えば、補正軸13fの設定とは、グラフ
が補正により倍数化され補正グラフとされたのであれ
ば、その補正グラフに対応したスケールの補正軸13f
の設定を行うには、標準軸13eのスケール(目盛り数
値)をそのグラフを倍数化した倍数値で割った数値の補
正軸13fを作成すればよい。つまり、グラフの補正履
歴の逆の操作を標準軸13e(の目盛り数値)に行うこ
とで、補正軸13fを作成することができる。
【0074】次に、本発明の電子計算装置1の第3の実
施の形態におけるグラフ表示の動作について説明する。
図13は前記電子計算装置1の第3の実施の形態におけ
る統計モード処理を示すフローチャートである。ここ
で、データの入力からグラフの表示に至る過程は、第
1,第2の実施の形態で説明した、ステップS101〜
S123、およびステップS201〜S206であるの
で、説明は省略し、そのグラフ表示が行われる際に正規
のグラフサイズや表示範囲でなくなったグラフに対して
の補正軸13fが必要という場合に行われる補正軸表示
機能についてのみ説明する。
【0075】図7,8、図11のフローチャートにおけ
るステップS101〜S123、或いはステップS20
1〜S206の処理により、グラフが作成される(ステ
ップS301)。次いで、CPU11は、「補正」キー
12eの操作、例えば、「補正」キー12eが押下し続
けられる信号により、補正軸表示機能が作動されたと判
断した場合(ステップS302:Yes)、グラフの補
正履歴等、データや表示に関する変更事項の検出を行い
(ステップS303)、さらに、実際に行われた補正に
対応した補正軸13fの設定を行う。例えば、グラフが
補正により倍数化され補正グラフとされたのであれば、
標準軸13eのスケールをそのグラフを倍数化した倍数
値で割った数値の補正軸13fを作成する。つまり、グ
ラフの補正履歴の逆の操作を標準軸13eに行うこと
で、補正軸13fを作成・設定することができる(ステ
ップS304)。そして、設定位置に補正軸13fを表
示する(ステップS305)。なお、この表示の際、固
定グラフに対応した標準軸13eとの区別のため、補正
軸13fは色や線描画を標準軸13eとは異なる表示形
式を用いることが好ましい。
【0076】このように、グラフの増減変化などを可視
確認しやすいよう補正や移動を行い、正規のグラフサイ
ズや表示範囲でなくなった補正グラフに対応する補正軸
13fを設定することにより、補正グラフは標準軸13
eと異なるスケールであることが明確になり、よりグラ
フにおけるデータの取り扱いがしやすくなる。
【0077】[第4の実施の形態]以下、図を参照して
本発明にかかる第4の実施の形態におけるグラフ表示制
御装置(電子計算装置1)について説明する。本発明に
かかるグラフ表示制御装置(電子計算装置1)は、前述
の第1〜3の実施の形態で示したグラフ表示において、
表示されるグラフの軸上でポインタ13gを操作するト
レース操作を行い、軸に対し垂直にポインタ13gから
延びるトレース線13hにより、トレース線13hとグ
ラフとの交点の数値データを読み取り、表示するトレー
ス機能を有するというものである。例えば、図14
(a)に示すグラフG41は、Y軸上のポインタ13g
を操作し、グラフの数値データを読み取る状態を示した
ものであり、固定グラフ(棒グラフG41A)におけ
る、X=5においてY=240であることが表示されて
いる。また、例えば、図14(b)に示すグラフG42
は、X軸上のポインタ13gを操作し、グラフの数値デ
ータを読み取る状態を示したものであり、X=2におい
て、固定グラフ(棒グラフG42A)の値は、Y1=9
50、補正グラフ(折れ線グラフG42B)の値は、Y
2=10、であることが表示されている。
【0078】次に、本発明の電子計算装置1の第4の実
施の形態におけるグラフ表示の動作について説明する。
図15は電子計算装置1の第4の実施の形態における統
計モード処理を示すフローチャートである。ここで、デ
ータの入力からグラフの表示に至る過程は、第1〜3の
実施の形態で説明した、ステップS101〜S123、
ステップS201〜S206、或いはステップS301
〜S305であるので、説明は省略し、その表示が行わ
れているグラフの任意の箇所の数値データを読み取り、
表示するトレース機能についてのみ説明する。
【0079】図7,8、図11、図13、のフローチャ
ートにおけるステップS101〜S123、ステップS
201〜S206、又はステップS301〜S305の
処理により、グラフが作成される(ステップS40
1)。次いで、「トレース」キー12fを押下、および
「実行」キー12hの押下により、CPU11はトレー
ス機能が作動されたと判断した場合(ステップS40
2:Yes)、トレース線13hの移動ポインタ13g
を表示部13の座標軸の原点に表示する(ステップS4
03)。表示された移動ポインタ13gは、タッチペン
による移動操作、あるいはカーソルキー「↑」「↓」
「←」「→」12iによる移動操作等により、移動でき
るようになっており、CPU11は、移動ポインタ13
gの移動入力があったと判断した場合(ステップS40
4:Yes)、当該移動ポインタ13gの移動位置を特
定する(ステップS405)。次いで、CPU11は、
移動ポインタ13gから軸に対し垂直に延びるトレース
線13hとグラフとの交点となるデータを読み取り、該
データをトレース値として表示する(ステップS40
6)。
【0080】次いで、CPU11はトレース機能を停止
する操作が行われないと判断した場合(ステップS40
7:No)、ステップS404へ戻り、トレース機能を
継続する。一方、CPU11はトレース機能を停止する
操作が行われたと判断した場合(ステップS407:Y
es)、本動作を終了する。
【0081】このように、表示されるグラフの軸上でポ
インタ13gを操作し、軸に対し垂直にポインタ13g
から延びるトレース線13hによりグラフをトレース操
作することにより、トレース線13hとグラフとの交点
の数値データを読み取ることができるので、数値データ
読み取り位置が見やすいとともに、表示グラフのデータ
をより正確に捉えることができる。
【0082】[第5の実施の形態]以下、図を参照して
本発明にかかる第5の実施の形態におけるグラフ表示制
御装置(電子計算装置1)について説明する。本発明に
かかるグラフ表示制御装置(電子計算装置1)は、前述
の第1〜3の実施の形態で示したグラフ表示において、
軸あるいはグラフ上でポインタ13gを操作し、比較を
行うグラフを選択し、その数値データの差分を算出し表
示するとともに、表示されているグラフにその差分に相
当する部分に差分補足表示を行うというものである。例
えば、図16に示すグラフG51は、X=2とX=5と
に対応する、固定グラフ(棒グラフG51A)、補正グ
ラフ(折れ線グラフG51B)の各々におけるY値の差
分データ値(ΔY1=710、ΔY2=5)を表示する
とともに、グラフ中にその差分を視認可能とする差分補
足線13iを表示したものである。
【0083】次に、本発明の電子計算装置1の第5の実
施の形態におけるグラフ表示の動作について説明する。
図17は前記電子計算装置1の第5の実施の形態におけ
る統計モード処理を示すフローチャートである。ここ
で、データの入力からグラフの表示に至る過程は、第1
〜3の実施の形態で説明した、ステップS101〜S1
23、ステップS201〜S206、或いはステップS
301〜S305であるので、説明は省略し、その表示
が行われているグラフを選択し、その差分を算出し表示
するとともに、そのグラフに差分補足表示を行うという
機能についてのみ説明する。
【0084】図7,8、図11、図13、のフローチャ
ートにおけるステップS101〜S123、ステップS
201〜S206、或いはステップS301〜S305
の処理により、グラフが作成される(ステップS50
1)。次いで、CPU11は、「比較」キー12gの押
下により、比較・解析機能が作動されたと判断した場合
(ステップS502:Yes)、比較を行うグラフの選
択が促される。そして、タッチペンによるグラフを選択
指示か、あるいはカーソル(ポインタ13g)による選
択指示等により、比較を行うグラフ(データ)が選択さ
れると、かかる選択情報を取得する(ステップS50
3)。
【0085】次いで、比較グラフが選択されると、CP
U11はそのデータを比較し差分を算出し、差分データ
を表示する(ステップS504)。さらに、CPU11
はその差分が視認可能なようにグラフ中に差分補足表示
を行う(ステップS505)。次いで、CPU11は比
較・解析機能を継続する操作が行われたと判断した場合
(ステップS506:Yes)、既存の差分データをク
リアし(ステップS507)、ステップS503へ戻
り、比較・解析機能を継続する。一方、CPU11は比
較・解析機能を継続しないという操作が行われたと判断
した場合(ステップS506:No)、本動作を終了す
る。
【0086】このように、軸あるいはグラフ上でポイン
タ13gを操作し、比較を行うグラフ、データを選択す
ることにより、その数値データの差分が算出、表示され
るので、表示グラフのデータの差分をより正確に捉える
ことができ、データ間の比較解析が容易になる。特に、
表示グラフにその差分に相当する部分が補足表示される
ので、その比較解析結果、差分の理解がしやすくなる。
【0087】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、複数のグ
ラフ用データ間で、数値データの桁数や変動域が大きく
異なる種目が含まれる場合、それぞれの数値データの相
関をグラフから認識する際に、その桁数や変動域の小さ
い種目のグラフにおける数値データの変動が認識しやす
いよう補正されて表示されるので、そのデータの比較が
行いやすくなる。なお、グラフのサイズの補正処理をグ
ラフ用データの倍数化による作成という単純な処理によ
り行えば、メモリの無駄を省くことができる。また、本
発明のグラフ補正処理は、設定された表示範囲を変化さ
せず、また、その同一表示範囲に複数のグラフを重ね書
きするので、複数のグラフをそれぞれの表示範囲に描画
したものを重ね合わせるといった手法に比べ、メモリの
無駄を省くことができる。
【0088】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、第
2のグラフの変動域をより大きく強調することができ
る。
【0089】請求項3記載の発明によれば、請求項1ま
たは2に記載の発明と同様の効果が得られることは無論
のこと、表示範囲に余白が存在する場合、その余白を利
用して、個々のグラフの切り離し表示を行うことができ
る。よって、比較を行う複数のグラフが重なることな
く、個々のグラフについての観察がより容易にできる。
【0090】請求項4記載の発明によれば、軸方向に分
割された複数の分割表示範囲にそれぞれグラフが表示さ
れるので、個々のグラフは重なることがなく、より個々
のグラフについて観察が容易にできる。特に、軸方向に
分割された分割表示範囲では、一方の軸が共通の軸とし
て使用できるので、その表示されるグラフの増減変化な
どから複数のグラフのデータの相関を比較しやすいグラ
フの分割表示となる。
【0091】請求項5記載の発明によれば、請求項4記
載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、分
割比率設定手段により分割表示範囲の分割比率を設定
し、その設定された分割比率に応じたサイズのグラフを
表示させることができる。このため、よりグラフの特徴
が現れ、比較しやすい状態に表示することができる。
【0092】請求項6記載の発明によれば、請求項4ま
たは5に記載の発明と同様の効果が得られることは無論
のこと、区切り線移動手段により、分割表示中の分割表
示範囲の区切り線を移動させることで分割比率を変化さ
せ、グラフの表示範囲、グラフの補正状態を変更させる
ことができる。従って、グラフの表示状態を確認しなが
ら表示範囲の分割比率の変更を行うことができることと
なって、より好ましい表示状態とする微調整が可能とな
る。
【0093】請求項7記載の発明によれば、補正を行う
グラフ用データに基準となるグラフ用データの最大値の
個別データを加えるという単純な補正処理により、補正
されたグラフを作成することができる。特に、この単純
な補正により、個々のグラフが重なることがないセパレ
ートグラフを作成することができる。
【0094】請求項8記載の発明によれば、請求項1〜
7のいずれかに記載の発明と同様の効果が得られること
は無論のこと、グラフ軸表示制御手段により、グラフの
増減変化などを可視確認しやすいよう補正や移動を行
い、正規のグラフサイズや表示範囲でなくなった補正グ
ラフに対応するグラフ軸を設定することができるので、
そのグラフ軸により補正グラフのスケールが明確になる
ので、グラフにおけるデータの値に対する正確な認識が
できる。
【0095】請求項9記載の発明によれば、請求項1〜
8のいずれかに記載の発明と同様の効果が得られること
は無論のこと、トレース指示手段により表示されるグラ
フをトレース操作して指示されたところのデータが、ト
レース表示制御手段により表示され、この値を読み取る
ことができるので、表示グラフのデータをより正確に捉
えることができる。
【0096】請求項10記載の発明によれば、請求項1
〜9のいずれかに記載の発明と同様の効果が得られるこ
とは無論のこと、個別データ選択手段により比較を行う
グラフ、データを選択され、差分算出手段によりその数
値データの差分が算出され、差分表示制御手段により差
分が表示されるので、表示グラフのデータの差分をより
正確に捉えることができ、データ間の比較解析が容易に
なる。特に、表示グラフにその差分に相当する部分が補
足表示されるので、その比較解析結果、差分の理解がし
やすくなる。
【0097】請求項11記載の発明によれば、複数のデ
ータの比較を行う際にグラフ化されたそのグラフは、そ
れらグラフの相関関係が認識しやすいよう補正されて表
示されるので、そのデータの比較が行いやすくなる。な
お、グラフのサイズの補正処理をグラフ用データの倍数
化による作成という単純な処理により行えば、メモリの
無駄を省くことができる。また、本発明のグラフ補正処
理は、設定された表示範囲を変化させず、また、その同
一表示範囲に複数のグラフを重ね書きするので、複数の
グラフをそれぞれの表示範囲に描画したものを重ね合わ
せるといった手法に比べ、メモリの無駄を省くことがで
きる。
【0098】請求項12記載の発明によれば、入力され
たデータに基づき、容易にグラフを作成することができ
るとともに、軸方向に分割した複数の分割表示範囲にそ
れぞれグラフを表示させるので、個々のグラフは重なる
ことがなく、個々のグラフとして表示することができ
る。
【0099】請求項13記載の発明によれば、補正を行
うグラフ用データに基準となるグラフ用データの最大値
の個別データを加えるという単純な補正処理により、仮
グラフを作成する補正が行える。特に、この単純な補正
により、個々のグラフが重なることがないセパレートグ
ラフを作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるグラフ表示制御装
置の電子回路の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態であるグラフ表示制御装
置のキー入力部の構成を示す図である。
【図3】本発明の一実施の形態であるグラフ表示制御装
置のRAMに備えられるデータメモリの構成を示す図で
ある。
【図4】本発明の一実施の形態であるグラフ表示制御装
置の表示部に表示されるデータ入力画面である。
【図5】本発明の一実施の形態であるグラフ表示制御装
置に表示されるグラフの表示例である。
【図6】本発明の一実施の形態であるグラフ表示制御装
置に表示される「切り離し」グラフの表示例である。
【図7】本発明の一実施の形態であるグラフ表示制御装
置の統計モード処理を示すフローチャートである。
【図8】本発明の一実施の形態であるグラフ表示制御装
置の統計モード処理を示すフローチャートである。
【図9】本発明の一実施の形態であるグラフ表示制御装
置に表示されるセパレートグラフの表示例である。
【図10】本発明の一実施の形態であるグラフ表示制御
装置に表示されるセパレートグラフの区切り線移動を示
す図である。
【図11】本発明の一実施の形態であるグラフ表示制御
装置の統計モード処理のセパレートグラフ作成について
のフローチャートである。
【図12】本発明の一実施の形態であるグラフ表示制御
装置に表示される補正軸の表示例えある。
【図13】本発明の一実施の形態であるグラフ表示制御
装置の補正軸表示についてのフローチャートである。
【図14】本発明の一実施の形態であるグラフ表示制御
装置におけるトレース操作を示す図である。
【図15】本発明の一実施の形態であるグラフ表示制御
装置のトレース操作についてのフローチャートである。
【図16】本発明の一実施の形態であるグラフ表示制御
装置の差分表示を示す図である。
【図17】本発明の一実施の形態であるグラフ表示制御
装置の差分表示についてのフローチャートである。
【符号の説明】
1 電子計算装置 11 CPU 12 キー入力部 13 表示部 13a データ入力画面 13b 表示枠 13c 分割表示範囲 13d 区切線 13e 標準軸 13f 補正軸 13g ポインタ 13h トレース線 13i 差分補足線 14 タブレット 15 位置検出回路 16 ROM 17 RAM 18 表示駆動回路 19 記録媒体読み取り部 20 記録媒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06T 11/80 G09G 5/14 E G09G 5/14 5/36 520F 5/377 520L Fターム(参考) 5B019 HD06 5B050 AA06 BA19 CA07 EA12 EA13 EA19 FA02 FA08 FA13 5C082 AA01 BA13 BB42 CA32 CA52 CA55 CB05 DA42 DA86 MM09 MM10 5E501 AA01 AC17 AC34 BA03 FA14 FA23 FA46 FB04

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のグラフ用データを記憶しているグラ
    フ用データ記憶手段と、 このグラフ用データ記憶手段に記憶されているグラフ用
    データに基づく各グラフが全て表示可能となる表示範囲
    を設定する表示範囲設定手段と、 前記複数のグラフ用データのうちの最大値のグラフ用デ
    ータに基づく第1のグラフと、最小値のグラフ用データ
    に基づく第2のグラフとを前記表示範囲設定手段により
    設定された表示範囲に収まる範囲内に表示する際、前記
    第2のグラフを認識しやすいサイズに補正し、この補正
    されたサイズの第2のグラフを前記第1のグラフととも
    に表示させるグラフ表示制御手段と、 を備えることを特徴とするグラフ表示制御装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のグラフ表示制御装置におい
    て、 前記グラフ表示制御手段は、 前記第2のグラフのグラフ用データの最大値が前記第1
    のグラフのグラフ用データの最大値と等しくなるよう
    に、倍数化処理を行う倍数化処理手段と、 この倍数化処理手段の倍数化処理によりサイズが大きく
    なった第2のグラフを表示させる倍数化表示制御手段
    と、 を備えることを特徴とするグラフ表示制御装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載のグラフ表示制御
    装置において、 前記第1および第2のグラフのうち、何れか一つを選択
    する選択手段と、 前記選択手段により選択されたグラフ以外の他のグラフ
    が表示された前記表示範囲に生じる余白を検出する余白
    検出手段と、 前記余白検出手段により検出された余白に、切り離し表
    示範囲を設定する切り離し表示範囲設定手段と、 前記選択手段により選択されたグラフを切り離し、前記
    切り離し表示範囲設定手段により設定された切り離し表
    示範囲に当該グラフが収まるように、当該グラフのグラ
    フ用データを倍数化して補正するグラフ補正手段と、 前記グラフ補正手段によって補正されたグラフ用データ
    に基づいたグラフを前記切り離し表示範囲設定手段によ
    り設定された切り離し表示範囲に表示させる補正グラフ
    表示制御手段と、 を備えることを特徴とするグラフ表示制御装置。
  4. 【請求項4】複数のグラフ用データを記憶しているグラ
    フ用データ記憶手段と、 このグラフ用データ記憶手段に記憶されたグラフ用デー
    タの個数と同数に、表示範囲が軸方向に分割された複数
    の分割表示範囲を設定する分割表示範囲設定手段と、 前記グラフ用データ記憶手段に記憶された複数のグラフ
    用データに基づくグラフを、前記分割表示範囲設定手段
    により設定された分割表示範囲に各々表示させるグラフ
    表示制御手段と、 を備えることを特徴とするグラフ表示制御装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載のグラフ表示制御装置におい
    て、 前記分割表示範囲設定手段により設定される複数の分割
    表示範囲の分割比率を設定する分割比率設定手段と、 この分割比率設定手段により設定された分割比率に応じ
    たグラフのサイズで前記各グラフを表示させる分割比率
    表示制御手段と、 を備えることを特徴とするグラフ表示制御装置。
  6. 【請求項6】請求項4または5に記載のグラフ表示制御
    装置において、 前記分割表示範囲を区切る表示範囲区切り線を表示する
    区切り線表示制御手段と、 前記区切り線表示制御手段により表示される表示範囲区
    切り線を移動させる区切り線移動手段と、 前記区切り線移動手段により区切り線を移動したことで
    変化した分割表示範囲に当該グラフが収まるように、当
    該グラフのグラフ用データを倍数化して補正し、この補
    正されたグラフを表示させる補正グラフ表示制御手段
    と、 を備えていることを特徴とするグラフ表示制御装置。
  7. 【請求項7】複数のグラフ用データを記憶しているグラ
    フ用データ記憶手段と、 前記複数のグラフ用データのうちの、最大値のグラフ用
    データに基づく第1のグラフと、前記最大値のグラフ用
    データ以外の他のグラフ用データに、前記最大値のグラ
    フ用データを加算したグラフ用データに基づく第2のグ
    ラフとが表示可能となる表示範囲を設定し、その設定さ
    れた表示範囲に前記第1のグラフと前記第2のグラフと
    を表示させるグラフ表示制御手段と、 を備えることを特徴とするグラフ表示制御装置。
  8. 【請求項8】請求項1〜7のいずれかに記載のグラフ表
    示制御装置において、 前記グラフ表示制御手段により表示されるグラフ毎に対
    応したグラフ軸をそれぞれ表示形式が異なるように表示
    するグラフ軸表示制御手段を備えることを特徴とするグ
    ラフ表示制御装置。
  9. 【請求項9】請求項1〜8のいずれかに記載のグラフ表
    示制御装置において、 前記グラフ表示制御手段により表示されたグラフに対し
    トレースを指示するトレース指示手段と、 前記トレース指示手段により前記グラフに対するトレー
    スが指示される毎に、指示されたグラフの数値データを
    表示するトレース表示制御手段と、 を備えることを特徴とするグラフ表示制御装置。
  10. 【請求項10】請求項1〜9のいずれかに記載のグラフ
    表示制御装置において、 前記グラフ表示制御手段によって表示されたグラフのう
    ち、2つの個別データを選択する個別データ選択手段
    と、 前記個別データ選択手段により選択された2つの個別デ
    ータの差分を算出する差分算出手段と、 前記差分算出手段により算出された差分を表示するとと
    もに、前記グラフ表示制御手段により表示されているグ
    ラフにその差分を、所定の表示形式で表示する差分表示
    制御手段と、 を備えることを特徴とするグラフ表示制御装置。
  11. 【請求項11】複数のグラフ用データに基づくグラフを
    表示するグラフ表示制御装置のコンピュータを制御する
    ためのグラフ表示処理プログラムであって、 前記コンピュータを、記憶されているグラフ用データに
    基づく各グラフが全て表示可能となる表示範囲を設定す
    る表示範囲設定手段、 前記複数のグラフ用データのうちの最大値のグラフ用デ
    ータに基づく第1のグラフと、最小値のグラフ用データ
    に基づく第2のグラフとを前記表示範囲設定手段により
    設定された表示範囲に収まる範囲内に表示する際、前記
    第2のグラフを認識しやすいサイズに補正し、この補正
    されたサイズの第2のグラフを前記第1のグラフととも
    に表示させるグラフ表示制御手段、 として機能させるためのプログラム。
  12. 【請求項12】複数のグラフ用データに基づくグラフを
    表示するグラフ表示制御装置のコンピュータを制御する
    ためのグラフ表示処理プログラムであって、 前記コンピュータを、記憶されているグラフ用データの
    個数と同数に、表示範囲が軸方向に分割された複数の分
    割表示範囲を設定する分割表示範囲設定手段、 前記グラフデータ記憶手段に記憶された複数のグラフ用
    データに基づくグラフを、前記分割表示範囲設定手段に
    より設定された分割表示範囲に各々表示させるグラフ表
    示制御手段、 として機能させるためのプログラム。
  13. 【請求項13】複数のグラフ用データに基づくグラフを
    表示するグラフ表示制御装置のコンピュータを制御する
    ためのグラフ表示処理プログラムであって、 前記コンピュータを、記憶されている前記複数のグラフ
    用データのうち、最大値のグラフ用データに基づく第1
    のグラフと、前記最大値のグラフ用データ以外の他のグ
    ラフ用データに、前記最大値のグラフ用データを加算し
    たグラフ用データに基づく第2のグラフとが表示可能と
    なる表示範囲を設定し、その設定された表示範囲に前記
    第1のグラフと前記第2のグラフとを表示させるグラフ
    表示制御手段、 として機能させるためのプログラム。
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