JP2003287868A - Opcマスク並びにレーザリペア装置 - Google Patents

Opcマスク並びにレーザリペア装置

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JP2003287868A
JP2003287868A JP2002088439A JP2002088439A JP2003287868A JP 2003287868 A JP2003287868 A JP 2003287868A JP 2002088439 A JP2002088439 A JP 2002088439A JP 2002088439 A JP2002088439 A JP 2002088439A JP 2003287868 A JP2003287868 A JP 2003287868A
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laser
opc
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light
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Yukio Kudokoro
之夫 久所
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光近接効果(OPC)スリットを用いたレーザ
マスクリペア装置で、加工光学系の解像度以上の分解能
を有する修正加工を実現する。 【解決手段】通常のマスクリペア装置で使用されている
可変XYスリット機構に代わり、フォトマスクと同様の
ガラス基板上に付けられたCr膜のパターンをマスクと
し、且つ、前記パターンにセリフなどのOPCパターン
を形成したマスクを使用することによって、従来比約1
/2のRを有する加工が可能となる。また、従来の可変
XYスリット機構と、OPCマスクによるスリット機構
の両方を搭載し、これらを切り換えて使用することによ
り、いろいろなサイズや形状の欠陥に対応することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体製造装置ま
たは液晶製造装置等のパターン露光工程に使用するフォ
トマスクにおける欠陥修正のためのOPCマスク並びに
レーザリペア装置に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザマスクリペア装置は、半導体製造
の要となるシリコンウェハ上に回路パターンを焼き付け
る際に使用するフォトマスクに発生した欠陥を、レーザ
光を使って修正する装置である。特願昭55−0679
30(出願日1980年5月23日)によって最初の特
許出願がなされている。開示されたこの装置は、可変長
方形スリット機構で自在に決められた矩形形状を、結像
レンズでフォトマスク上に縮小結像させて、欠陥部を修
正する構成となっている。修正できる最小サイズ(解像
限界)Rは、レーザ光の波長λ、対物レンズの開口数を
NAとした時、レイリー(Rayleigh)の式 R=k1 λ/NA (1) で表される。ここで、k1 は光学系で決まる係数で通常
0.5程度である。(1)式から、Rを小さくしようと
すると、波長λを小さくするか、または、NAを大きく
するかのどちらか、あるいは両方を実現することにな
る。ここで、λはNd:YLFレーザの第三高調波の波
長0.351μm、あるいは第四高調波の波長0.26
3μmのように、使用されるレーザによって選択が決ま
る値である。可能性としては、第五高調波の波長0.2
11μmまでは利用しうる可能性はあるが、実用的には
困難が伴う。この波長は真空紫外領域に近い波長域にあ
り、この領域で収差の小さい高性能な対物レンズを設計
し製作することが困難である。また、照明光として使用
できる紫外ランプとの波長の違いによる色収差を補正す
るため、対物レンズに対して更なる厳しい設計を強いる
ことになる。結果として無理に設計し製作しても、返っ
て第三、第四高調波で性能の高い対物レンズを使用した
方が分解能の高い光学系が得られるのが現状である。
【0003】NAに関しても、高いNAを有するレンズ
ほど設計は困難になってくる。また、波長が第三、第四
高調波のような紫外域の波長で設計すると、使用できる
レンズ材質に制限があることから、高性能のレンズを考
えると、NA=0.80〜0.85程度が限界となる。
以上のように、(1)式において、波長λを小さくする
か、または、NAを大きくするかの設計には制限があっ
て、現状ではλ=0.351μmで設計する場合、係数
1 が0.5程度とれる光学系を実現するためには、N
A=0.85の対物レンズが使用できるNA値の限界に
近いところである。
【0004】焦点深度(DOF)やレンズのワークディ
スタンス(WD)を極端に小さく(短く)すればNA=
0.90〜0.95も可能になろうが、WDが短いと、
作業中に高価なフォトマスクに接触してマスクに傷付け
る可能性も高くなる。さらに、DOFが非常に短くなる
と、対物レンズに設けるオートフォーカス(AF)の性
能が加工に直結するため、一般的に加工は不安定にあ
り、装置が大変使用しづらいものになってしまう。結果
として、波長0.351μmを使用した場合の解像度と
しては、(1)式のR=0.25μmとなり、実際のリ
ペア加工を実施してみても、コーナーに半径0.25μ
m程度の曲率が付いてしまうのが現状である。言い換え
れば、現在の最高解像度を有する対物レンズを用いて
も、スリット形状を0.5μm角に設定して加工する
と、図16(a)に示すように、角が解像されずφ0.
5μmの円としかならない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した現状の解像度
の限界は、トレードオフとなっているレーザ波長の短波
長化と、対物レンズの高NA化の問題が解決しない限り
大きな改善を望むことは困難である。たとえば、紫外領
域において合成石英並の品質を有した、屈折率の大きな
画期的な光学材料がない限り大きな進展は望めそうにな
い。そこで、本発明では対物レンズはそのまま使用し、
さらなる解像度が改善された加工を実現させることを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係わ
る発明記載のレーザリペア装置は、レーザと、前記レー
ザ出射光を照射し、2次元において任意のスリット幅に
可変できるスリット機構と、前記レーザ出射光を照射
し、前記スリット機構とは独立した光近接効果補正(O
PC)を考慮したパターンを少なくとも1つ以上有する
ガラスマスクと、前記スリット機構の透過像と、前記ガ
ラスマスクの透過像を同一平面上に縮小結像する結像光
学系、を備え、前記結像面に配設された加工対象物を前
記結像された光点によって加工することを特徴とする。
また、本発明の請求項2に係わる発明記載のレーザリペ
ア装置は、前記請求項1に係わる発明記載の前記レーザ
出射光を、前記スリット幅可変のスリット機構と前記ガ
ラスマスクのいずれかを選択して照射するための光路切
り換える機構を有することを特徴とする。また、本発明
の請求項3に係わる発明記載のレーザリペア装置は、前
記請求項1に係わる発明記載の前記ガラスマスクが、前
記レーザ光を照射するパターンを前記複数のOPCパタ
ーンの中から選択できるように、光軸方向と垂直な方向
に移動させる機構を備えることを特徴とする。また、本
発明の請求項4に係わる発明記載のレーザリペア装置
は、前記請求項1に係わる発明記載の前記OPCガラス
マスクが、透光領域と遮光領域から成るバイナリーマス
クか、あるいは、位相シフトマスクで製作されているこ
とを特徴とする。また、本発明の請求項5に係わる発明
記載のレーザリペア装置は、前記請求項4に係わる発明
記載の前記位相シフトマスクが、ハーフトーン型、レベ
ンソン型、自己整合型のいずれかであることを特徴とす
る。また、本発明の請求項6に係わる発明記載のレーザ
リペア装置は、前記請求項1または2に係わる発明記載
の前記スリット機構と前記ガラスマスクを照射するレー
ザ光が、それぞれパルス特性の異なることを特徴とす
る。また、本発明の請求項7に係わる発明記載のレーザ
リペア装置は、前記請求項6に係わる発明記載の前記O
PCマスクを照射するレーザ光が、パルス幅100fs
〜300psのパルス列であり、前記スリット機構を照
射するレーザ光が、パルス幅10ps〜500psのパ
ルス列であることを特徴とする。また、本発明の請求項
8に係わる発明記載のレーザリペア装置は、前記請求項
6または7に係わる発明記載の前記パルス特性の異なる
レーザ光は、異なる2台のレーザから出射するレーザ光
であることを特徴とする。また、本発明の請求項9に係
わる発明記載のレーザリペア装置は、前記請求項1乃至
8に係わる発明記載の前記ガラスマスクで使用されるO
PCパターンは、セリフ型、またはハンマーヘッド型で
あることを特徴とする。また、本発明の請求項10に係
わる発明記載のレーザリペア装置は、前記請求項4に係
わる発明記載の前記位相シフトマスクのシフター材料に
は、MoSi系、Si系、ZrSi系、Cr系、TiS
i系、あるいはこれらに準ずる材料のいずれかの材料を
使用することを特徴とする。また、本発明の請求項11
に係わる発明記載のレーザリペア装置は、レーザと、前
記レーザ光を2分岐化し、第1の分岐光と第2の分岐光
を生成する光分岐手段と、前記第1の分岐光を照射し、
OPCパターンの正方形パターン部のみを有する第1の
ガラスマスクと、前記第2の分岐光を照射し、前記正方
形パターンの角に位置するOPCパターンのセリフ部の
みを有する第2のガラスマスクと、前記2つのガラスマ
スクの透過像を合成する光合流手段と、前記合成された
透過像を同一平面上に縮小結像する結像光学系、を備
え、前記結像面に配設された加工対象物を前記合成して
OPCパターンに結像された光点によって加工すること
を特徴とする。また、本発明の請求項12に係わる発明
記載のレーザリペア装置は、前記請求項11に係わる発
明記載の前記第1及び第2のガラスマスクが、それぞれ
形状または大きさの異なる複数のパターンを有し、前記
レーザ光を照射するパターンを前記複数のパターンの中
から選択できることを特徴とする。また、本発明の請求
項13に係わる発明記載のレーザリペア装置は、前記請
求項11に係わる発明記載の前記第1のガラスマスクの
備える第1の正方形パターンの一辺の長さを100とす
るとき、前記第2のガラスマスクの有する前記セリフ部
の第2の正方形の一辺は20〜40であり、前記第1の
正方形と前記第2の正方形の重なり部の長さは0〜20
の比を有した前記OPCパターンに結像された光点によ
って、正方形の加工を行うことを特徴とする。また、本
発明の請求項14に係わる発明記載のレーザリペア装置
は、前記請求項1に係わる発明記載の前記光路切り換え
る機構と前記スリット幅可変のスリット機構との間の光
路中、及び前記光路切り換える機構と前記ガラスマスク
との間の光路中に独立にビーム拡がり角を調整できるビ
ームエキスパンダーを備えることを特徴とする。また、
本発明の請求項15に係わる発明記載のレーザリペア装
置は、前記請求項14に係わる発明記載の前記独立した
ビームエキスパンダ−は、OPCマスクを使用したとき
の加工形状が最良となるように、可変XYスリット機構
とは異なる拡大率を選択できることを特徴とする。ま
た、本発明の請求項16に係わる発明記載のレーザリペ
ア装置は、前記請求項1乃至14に係わる発明記載の前
記ガラスマスクは、前記縮小結像倍率を1/Mとしたと
き、光軸方向にM/10ミクロン以下の分解能を有する
微調機構と、光軸と垂直な方向に10Mナノメータ以下
の分解能を有する微動ステージ機構を備えることを特徴
とする。また、本発明の請求項17に係わる発明記載の
レーザリペア装置は、前記請求項16に係わる発明記載
の前記ガラスマスクを光軸方向と垂直な軸方向に移動す
ることにより、結像加工位置を微小量シフトできること
を特徴とする。また、本発明の請求項18に係わる発明
記載のレーザリペア装置は、前記請求項16に係わる発
明記載の前記レーザリペア装置が、さらに前記結像され
た光点を計測する手段を有し、前記微動ステージ機構
は、前記結像光点計測手段と帰還サーボ系を構成し、前
記サーボ系によって前記結像点の光軸方向の位置が自動
制御されることを特徴とする。また、本発明の請求項1
9に係わる発明記載のレーザリペア装置は、前記請求項
16に係わる発明記載の前記可変XYスリット機構で加
工する場合のフォーカス位置と、前記OPCガラスマス
クを使用して加工する場合のフォーカス位置とを一致さ
せることを特徴とする。また、本発明の請求項20に係
わる発明記載のOPCマスクは、方形パターンと前記方
形パターンの角部にセリフ部を有する光近接効果補正を
考慮したパターンを備えたOPCマスクであって、前記
OPCパターンが2枚のマスクによって構成され、前記
2枚のマスクを主面に沿って互いに一軸方向にスライド
することによって前記方形のパターン幅を一軸方向に可
変することができることを特徴とする。また、本発明の
請求項21に係わる発明記載のレーザリペア装置は、レ
ーザと、前記レーザ出射光を照射し、XY2軸のうちX
軸方向に前記方形のパターン幅を可変することができる
前記請求項20に係わる発明記載の第1のOPCマスク
と、前記レーザ出射光を照射し、Y軸方向に前記方形の
パターン幅を可変することができる前記請求項20に係
わる発明記載の第2のOPCマスクと、前記第1のOP
Cマスクの透過像と、前記第2のOPCマスクの透過像
を同一平面上に縮小結像する結像光学系、を備え、前記
結像面に配設された加工対象物を前記結像された光点に
よって加工することを特徴とする。また、本発明の請求
項22に係わる発明記載のレーザリペア装置は、前記請
求項20に係わる発明記載の前記レーザ出射光を、前記
第1のOPCマスクと前記第2のOPCマスクのいずれ
かを選択して照射するための光路切り換える機構を有す
ることを特徴とする。また、本発明の請求項23に係わ
る発明記載のレーザリペア装置は、レーザと、前記レー
ザ光を2分岐化し、第1の分岐光と第2の分岐光を生成
する光分岐手段と、前記第1の分岐光を照射し、XY2
軸のうちX軸方向に前記方形のパターン幅を可変するこ
とができる前記請求項20記載の第1のOPCマスク
と、前記第2の分岐光を照射し、Y軸方向に前記方形の
パターン幅を可変することができる前記請求項20記載
の第2のOPCマスクと、前記2つのガラスマスクの透
過像を合成する光合流手段と、前記合成された透過像を
同一平面上に縮小結像する結像光学系、を備え、前記結
像面に配設された加工対象物を前記合成してOPCパタ
ーンに結像された光点によって加工することを特徴とす
る。また、本発明の請求項24に係わる発明記載のレー
ザリペア装置は、レーザと、前記レーザ出射光を照射
し、XY2軸のうちX軸方向に前記方形のパターン幅を
可変することができ、前記Y軸方向に90度回転する機
構を有する前記請求項20に係わる発明記載の前記OP
Cマスクと、前記OPCマスクの透過像を縮小結像する
結像光学系、を備え、前記結像面に配設された加工対象
物を前記結像された光点によって加工することを特徴と
する。
【0007】
【発明の実施の形態】対物レンズはそのまま使用し、さ
らなる解像度の改善がなされた加工を実現させる目的を
達成するために、本発明では、光近接効果補正(OP
C:Optical Proximity Corre
ction)を利用して、解像限界を超えた加工を可能
にさせることを考える。光近接効果とは、たとえば波長
0.248μmのKrFエキシマレーザ露光装置で0.
20μmの露光波長以下の微細パターンを形成しようと
する場合、周囲のパターン間隔に粗密差があると、回折
や干渉の具合が僅かに変化することにより、形成される
パターンに寸法差が発生する現象である。より具体的に
説明すると、マスクパターンにおいて隣接パターンとの
離間間隔がある程度広い場合には、マスクパターンの設
定値通りの大きさに露光像を形成することができるが、
マスクパターンにおいて隣接パターンとの離間間隔があ
る間隔以上に狭くすると、露光パターンに寸法誤差が生
じてその大きさが大きくなる。このため、この現象に対
処するため、予めシミュレーションをかけて、露光した
後のパターンが変化しないように、パターンの元データ
に補正量を与えておく。これが光近接効果補正(OP
C)と言われているものである。Semiconduc
tor FPD World 2000.7、p209
にも示されているように、代表的なOPCパターンであ
る、セリフ型とハンマーヘッド型と呼ばれる形状(図1
7(B))をマスクリペアのスリット形状に適用する
と、図16(B)に示すように回折限界で丸くなった角
部の曲率半径を小さくすることができる。
【0008】本発明に際し、予め図18に示したレーザ
リペアの標準光学系の構成を使ってOPCマスクを使用
したときの効果を確認する実験を行った。実験系は、可
変XYスリット20を照射光7によって照射し、スリッ
ト面10の透過像をリレーレンズ2と2つの折り返しミ
ラー3と折り返しミラー4とによって対物レンズ5に導
き、結像面6にスリット透過像を縮小結像する構成であ
る。×1/200の縮小結像光学系であって、100μ
m角のスリット形状を0.5μm角に結像する。対物レ
ンズ5のNAは0.85で、使用したレーザ光は、波長
351nm、パルス幅は250psである。通常のスリ
ット機構を使用した場合のレーザ加工の結果と、OPC
ガラスマスクを使用した場合の加工形状との比較を行
い、OPCガラスマスクを使用した場合の改善状態を調
べた。OPCマスクを使用した場合の評価にあたって
は、図19のようなパラメータを規定した。図中のaは
固定で100μmとし、bを0、10、20、30、4
0μm、cを0、10、20μmと変化させたマスクパ
ターンを作りこれを用いて評価した。結果として、b=
30〜40μm、c=0μmのときに顕著な改善効果が
得られた。c値が大きくなるほど図16(B)に示した
ような角の解像の効果が薄れる方向となり、b−c値が
30μm程度無いとこの効果が顕著でなかった。更なる
知見として、レーザパルス幅を30psにして評価する
と、パルス幅が約10分の1になり、熱拡散長が小さく
なることから、b−c値が小さくてもOPCの効果が見
られることが判明した。
【0009】次に、本発明のレーザマスクリペア装置の
実施の形態について図面を参照して説明する。図1に本
発明の第一の実施形態として、図17に示した一般的な
レーザリペア光学系における可変スリット機構部20の
代わりに、OPCパターンを有するマスクを設置した結
像光学系の基本構成図を示す。構成は、OPCガラスマ
スク1をコリメートされた照射光7によって照射し、ス
リット面10上のパターン透過像をリレーレンズ2と2
つの折り返しミラー3と折り返しミラー4とによって対
物レンズ5に導き、結像面6上にパターン透過像を縮小
結像する構成である。対物レンズ5は、オートフォーカ
ス機構(AF機構9)を備え、OPCガラスマスクは、
微動位置決め機構8に搭載されている。ここではOPC
パターンは、結像パターンが正方形となるようなパター
ンを用いている。従来のレーザマスクリペア装置に用い
られているスリットは固定形状を有するスリットでな
く、X、Y軸それぞれがスリット幅を0〜10μm程度
の幅で制御できる構成となっている。これに対し、図1
の本実施実施形態の構成では、OPCマスク1は通常の
フォトマスクのように、ガラス基板上にCr薄膜のパタ
ーンを形成したものである。OPCマスク上のパターン
は1つの固定パターンのため、欠陥の大きさに合わせる
修正はできない。即ち、OPCパターンを有するマスク
の寸法を最小加工寸法にしておき、それより大きな欠陥
については、結像面6にある欠陥フォトマスクが搭載さ
れているXYステージあるいはXYステージに搭載され
ている微動ステージを移動させ、複数ショットで欠陥全
体に渡って修正加工する。
【0010】ステージ移動が50nm程度以下の極く僅
かな場合については、OPCマスク自身を微少量移動さ
せる方法もある。これは、先述したように、最新のレー
ザリペアの加工光学系は通常×1/100〜×1/20
0程度の縮小率を有している。このため、OPCマスク
を移動して結像位置をずらす場合は、欠陥マスク上で実
際に移動させたい距離の100〜200倍の量だけOP
Cマスクを移動することになるので、マスク上で10n
mオーダの微調する場合には、制御が容易で精度確保上
有利となる。たとえば、10nmだけ正確に加工修正箇
所をシフトさせたい場合には、×1/200の場合には
2μmの移動になる。このようにミクロンオーダの移動
であれば、標準のリニアスケールを用いた位置決めシス
テムを使用しても、50nm単位で位置決めできるの
で、制御分解上問題ないレベルとなる。
【0011】上記の実施形態の説明では、OPCマスク
は、通常のフォトマスクと同様のCr薄膜で形成したバ
イナリーマスクの場合を述べたが、高解像を目的に開発
されている各種の位相シフトマスクを用いることができ
る。例えば、レベンソン型位相シフトマスクやハーフト
ーン型位相シフトマスク等を用いることができる。
【0012】図2に第二の実施形態の構成を示す。本実
施形態では、形状の異なるOPCパターンを3つOPC
ガラスマスク11に書き込んだ例である。ここで用いて
いる複数のパターンは、図3に示したように、第一の実
施形態で示したOPCパターンと同じ大きさのセリフを
有し(b1=b2、c1=c2)、コーナー部の解像度を同じ
だけ上げているが、正方パターンの大きさ(a)のみ大
きさの異なる形状を有するパターンを配置させた例であ
る。修正する欠陥の大きさに合わせて3つのOPCパタ
ーンを選択できるようになっている。また、各OPCパ
ターンの位置出しのためのインデックス機構と、第一の
実施形態で述べた微動位置決め機構を有している。図2
では、2つの機構を粗動/微動位置決め機構12で代表
して表してある。
【0013】図4に第三の実施形態の構成を示す。図4
では、図1のリレーレンズ2から2枚の折り返しミラ
ー、対物レンズ5、結像面6までの光路は図1と同一構
成であるので、これらを省略し、「結像レンズへ」の矢
印で代表してある。本実施形態では、従来より代表的な
レーザリペア(図18)で使用されている可変XYスリ
ット20と、本発明の第二の実施形態(図2)のOPC
ガラスマスク11(複数OPCパターンを有するタイ
プ)の両方を搭載し、修正する欠陥の形状や大きさによ
って、コリメート照射光の光路を切り換えて、照射する
対象をスリット20またはOPCガラスマスク11を選
択する構造となっている。図4中の2枚の折り返しミラ
ー22−1と折り返しミラー22−2をお互い反対方向
に同時に出し入れすることによって光路切り換えを行っ
ている。
【0014】図5に可変XYスリット20を選択した場
合、図6にOPCガラスマスク11を選択した場合の、
可動折り返しミラーの配置とそれによって設定される光
路を示す。OPCマスクを選択した場合には3種類のO
PCパターンが選択できる例を示している。この機構は
第二の実施形態と同様の粗動/微動位置決め機構12を
備えている。
【0015】本実施形態においては、ビーム切り換えに
よって、光源から結像点までのトータルの光路長は異な
らないが、図4で示した模式図のように可変XYスリッ
ト20とOPCガラスマスク11とが真横に並んでいる
と、対物レンズまでの距離がスリットとOPCマスクと
では異なる。この距離が変わると、結像位置が変わるの
で、どちらか一方のフォーカスがずれることになる。対
物レンズを調整してフォーカスを合わせられたとして
も、倍率が変わることになるので問題となる。即ち、本
実施例においては、光路切り換えによって、レンズまで
の距離が変わらないように配置することが肝要になる。
実際には、この調整は大変シビアな調整となる。たとえ
ば、NA=0.85の対物レンズを使用した結像加工光
学系では、AF(オートフォーカス)の精度は0.1ミ
クロン程度が要求される。×1/200の結像加工光学
系を考えると、スリット(OPCマスク)の光軸方向の
位置合わせ精度は20ミクロンとなる。この精度で、各
光路にあるスリット位置、OPCマスク位置を調整する
ことが要求される。このため、本実施例においては、O
PCマスク側の機構部に光軸方向に微動位置決め機構2
3を設けてある。
【0016】また、本実施形態においては、可変XYス
リット20に照射するレーザ光とOPCガラスマスク1
1に照射するレーザ光は同一である場合を述べてきた
が、波高値やパルス幅やパルス波形の異なるレーザパル
スを別々に照射しても良い。例えば、OPCガラスマス
クには、レーザ光は100fs〜300psのパルス列
を照射し、可変XYスリットには、10ps〜500p
sのパルス列を照射して効果を上げることもできる。
【0017】図7に第四の実施形態を示す。本実施形態
では、第三の実施形態で示したビームエキスパンダーが
スリットやマスクに対して共通であったのとは異なり、
可変XYスリット20とOPCガラスマスク11にそれ
ぞれ独立したビームエキスパンダー31と32が設けら
れている。ビームエキスパンダーを独立させることによ
り、どちらか一方のビームエキスパンダーのみの倍率を
変えたり、あるいは、倍率は変えなくてもコリメーショ
ンの具合を微調したりすることが可能になる。これによ
って、解像効果をより上げることが可能となる。
【0018】図8に第五の実施形態を示す。本実施形態
は、OPCパターン付きガラスマスク41とOPCパタ
ーン付きガラスマスク42の2枚のOPCマスクを用い
て、一軸方向にのみスリット幅を可変できるOPCマス
クを用いた一軸スリット幅可変機構40を構成した例で
ある。図8は、2枚のOPCパターンの位置関係を表す
ため2枚のガラスマスクを離して立体的に表した図8
(A)と、パターンの中心を通る水平面での切断図の図
8(B)とからなる。構成は、断面図図8(B)に示し
たように、2枚のOPCパターンが書き込まれたガラス
マスクを最小の間隙をおき、しかも、Crパターン面が
お互い内側になるように配置させる。先述したように、
加工点でのフォーカス許容を考えると、パターンの間隙
は20ミクロン程度以下が要求される。実際には、5ミ
クロン程度のすべりの良い樹脂シートを挟んで間隔を保
つようにしている。一軸スリット幅可変機構40を図1
のレーザリペア光学系のOPCガラスマスク1と置き換
えることによって、各ガラスマスクを左右方向に微調整
できるようにしてあるので、一軸方向にのみであるが、
加工幅を自在に可変できるので修正時の対応がより拡が
る。
【0019】図9に第六の実施形態を示す。図8に示し
た2枚のOPCマスクを用いた一軸スリット幅可変機構
40を2つ、一方をX方向に幅を可変するOPCマスク
パターンを用いた一軸スリット幅可変機構40−1と、
他方をY方向に幅を可変するOPCマスクパターンを用
いた一軸スリット幅可変機構40−2とし、折り返しミ
ラー22−1と折り返しミラー22−2の挿抜によって
光路を切り換えて照射して、結像レンズへ導く対象を、
XYのOPCマスクパターンを用いた一軸スリット幅可
変機構の透過像のどちらかを選択する構成となってい
る。本実施形態では、第五の実施形態(図8)で可変で
きなかったもう一方の軸(直交する軸)に対して、同様
のOPCマスクを用いたスリット幅調整機構を設けた例
である。本実施形態では、移動可能な折り返しミラー2
2−1と22−2によって、光路を切り換えでどちらか
一方向のスリット幅を調節して結像面に照射する構成と
したものである。修正する欠陥マスクの欠陥形状に合わ
せた選択ができる。
【0020】図10に第七の実施形態を示す。本実施形
態では、第六の実施形態(図9)で光路切り換え方式で
OPCマスク調整機構において直交する軸を得たのに対
して、OPCマスク調整機構は1軸のみであるが、回転
機構を有することにより、同じ効果を得ることができ
る。図1の光学系におけるOPCガラスマスク1、また
は図2の光学系におけるOPCガラスマスク11の位置
に、それらに変えて配設する。
【0021】図11に第八の実施形態を示す。本実施形
態では、図9の第六の実施形態の光学系における移動可
能な折り返しミラー22−1と22−2を、固定のハー
フミラー51に置き換えた構成を採っており、コリメー
ト光の光軸をハーフミラー51−1にて二分割し、図8
の第五の実施形態で示したOPCマスクパターンを用い
た一軸スリット幅可変機構を各軸直交するように配置
し、最後にハーフミラー51−2(結合ミラー)で2つ
のビームを結合させて、この合成されたビームを結像レ
ンズで結像させる構成を有している。本実施例を用いれ
ば凸型、L型、十字型などの形状を作ることができるた
め、さらなる複雑な欠陥形状に対応することができる。
【0022】図12に第九の実施形態を示す。本実施形
態でも、コリメート光の光軸をハーフミラー51−1に
て二分割し、OPCのない通常のスリット形状を持った
ガラスマスク62と、OPCのためのセリフ部の形状を
独立させて有するガラスマスク61とを透過させ、それ
らの透過像を再びハーフミラー51−2にて結合させ
て、この合成されたビームを結像レンズで結像させる構
成を有している。OPCのない通常のスリット形状と、
セリフ形状は各々複数パターンを有し、これらを選択、
組み合わせを変えることが可能になる構成となってい
る。異なるセリフの大きさを組み合わせられることによ
り、OPCの効き具合の異なる状態を選択でき、前実施
形態と同様に、対応できる幅をより拡げることができ
る。
【0023】図13にレーザ加工光学系の第十の実施形
態を示す。本実施形態では、本特許の図1に示した第一
実施形態や図4に示した第三実施例形態のOPCマスク
を利用したレーザリペア光学系において、OPCマスク
を選択したときに実際に加工される位置を正確に表示さ
せるための光学系の具体例を示したものである。構成
は、加工のためのレーザビームの光学系と、OPCパタ
ーン観察のための光学系と、加工点を観察する光学系と
からなっている。加工のためのレーザビームの光学系
は、レーザ光25が入射される光路中に、レーザ光25
を反射しOPCパターン観察用の照明光73を透過する
ダイクロイックミラー71−2(2波長性ミラー)を置
き、レーザ光25を反射させてOPCガラスマスク11
に入射させる。このOPCガラスマスクのレーザ透過像
は、71−2と同じ波長特性を有する別のダイクロイッ
クミラー71−1を透過し、リレーレンズ2−2、折り
返しミラー21−1、対物レンズ5を介して結像面6に
結像させる構成をとっている。OPCパターン観察のた
めの光学系は、レーザ光25と直交する方向から照明光
73をダイクロイックミラー71−2に入射させ、OP
Cガラスマスク11に入射させる。このOPCガラスマ
スクの透過像を別のダイクロイックミラー71−1を用
いて、照明光73の波長の透過像だけを透過分離し、折
り返しミラー21−2、リレーレンズ2−1、折り返し
ミラー21−3を介してCCDカメラ72−1のCCD
素子上に結像させる構成をとっている。また、加工点を
観察する光学系は、結像面6上の加工点の像を対物レン
ズ5、折り返しミラー21−1、リレーレンズ2−2、
ダイクロイックミラー71−1を透過させ、折り返しミ
ラー21−4を介してCCDカメラ72−2のCCD素
子上に結像させる構成をとっている。この構成により、
OPCパターンの形状が正確にモニターできるようにな
り、OPCマスク位置の確認、OPCマスク形状の確認
等に利用できる。本情報を画像処理装置を用いてデータ
化すれば、このデータを基に、OPCマスクにより結像
加工される輪郭を表示したり、この輪郭を加工点観察光
学系で得られた実際の加工形状や位置を示す画像情報に
一旦合わせれば、次回からは加工領域を示すためのパイ
ロットビームとして使用することができるので大変有用
である。
【0024】図14に、第十の実施形態の加工光学系を
用いて加工位置を表示するためのシステム構成図を示
す。図中で示したパーソナルコンピュータ(PC)が、
CCDカメラ72−1によってOPCパターンを直接モ
ニターして得た画像84−1と、CCDカメラ72−2
によって実際の加工結果を観察した画像84−2をそれ
ぞれ画像処理装置81−1と画像処理装置81−2とで
解析し、このデータが一致するようにOPCマスクのス
テージ83−2が持つ微動位置決め機構をステージドラ
イバ82−2を通じて調整(キャリブレーション)した
り、あるいは、加工対象である欠陥修正用のマスクが載
っているXYステージ83−1をステージドライバ82
−2を通じて制御させることにより、加工位置表示でき
るシステムを構築できる。
【0025】図15は、このときの加工位置処理の概略
フローを示したものである。
【0026】
【発明の効果】本特許で示したOPCマスクを用いれ
ば、レーザリペア装置において、使用した加工光学系が
有する解像限界力以上の解像力で加工できる特徴があ
る。等価的に、対物レンズの光学設計限界を超えること
ができるので、現在のリペアシステムを1世代先のルー
ルに対応できる利点がある。本方式は従来のスリット機
構部の改造にて対応することもできる。最小費用で、且
つ、最短時間で装置の大幅なレベルアップを図ることが
できるという観点からも大変有用な技術である。半導体
のロードマップに示された以上のスピードで進んでいる
配線ルールに対応しなければいけない現在、本特許によ
る対応は貴重である。
【0027】本特許の第三実施例のように、従来の可変
スリット機構とOPCマスクを併用した方式のレーザリ
ペアシステムを用いると、大きな欠陥は従来方式のスリ
ット機構を使い、最小スリット幅付近での欠陥はOPC
マスクによる修正法で実施することにすれば、現在のフ
ォトマスクで発生する種々の欠陥修正に一度に対応でき
るので便利である。
【0028】最近のフォトマスク技術で最も注目されて
いるハーフトーン位相シフトマスク(HT−PSM)の
修正においては、本特許の効果はさらに大きく現れる。
これは、MoSiなどのHTマスクは通常のCrバイナ
リーマスクと比較して、レーザ光の吸収が比較的小さ
く、加工時の熱的影響が受けにくいことから、このHT
マスクに対するOPCマスクを用いた結像加工では、コ
ーナー部はCrマスクの場合の半分程度の曲率半径にな
ることが期待できる。MoSiの加工時には、OPCマ
スクのセリフは小さいものを選択しないと、却ってコー
ナーが出っ張ることになるので、最適なOPC形状を選
ぶ必要がある。前述したように、本特許では異なるセリ
フ形状のOPCを選択できるので、修正するマスクの材
質によってセリフ形状は適当な形状のものを選択すれば
よい。さらには、レーザリペア装置の使用している波長
によっては、OPCマスク自体をHT−PSMで製作
し、結像点でさらなる解像力UPを実現することも有効
である。
【0029】また、第一の実施形態で説明したように、
OPCマスクを使用した加工の場合、修正のための移動
精度も数10nmが要求される。従来の装置では加工対
象の欠陥マスクを載せているXYステージをピエゾ素子
などで微小量移動させていたが、フィードバック制御が
できないため、制御性が悪く正確に動作させることがで
きなかった。OPCマスクの微動機構にリニアスケール
を付けて制御すれば、簡単に加工面で数10nm精度の
動作を行わせることができる。この機構を利用すれば、
数100nm角内の自動加工ができる。これまでは、手
動で実施していたため、一様でないピッチで加工してお
り、ガラス基板への彫れ深さも一様にならない場合が多
かったが、正確なピッチ送りによる自動加工により、加
工形状をフラットにすることが可能になる特徴がある。
【0030】さらに、第七の実施形態で示した一軸のO
PCマスクによるスリット幅可変機構を、直交する方向
に二軸分準備し、これを光路切り換えせずにハーフミラ
ーで同時二分割した後、これらのOPCマスク機構をそ
れぞれ配置し、再びハーフミラーを用いて結合させた後
で結像させることにより、凸型、L型、十字型の形状が
作れる。これは、コンタクトホールの欠陥修正などで有
用な形状である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態のOPCパターンをス
リットに用いたレーザリペアの結像光学系の基本構成を
示す図である。
【図2】本発明の第2の実施形態の複数のOPCパター
ンを用いたレーザリペアの結像光学系の構成を示す図で
ある。
【図3】図2の形状の異なるOPCパターンの詳細を示
す図である。
【図4】本発明の第3の実施形態の可変XYスリット幅
機構とOPCマスクの切り換え部の構成を示す図であ
る。
【図5】本発明の第3の実施形態における可変XYスリ
ット幅機構を選択したときの光路を示す図である。
【図6】本発明の第3の実施形態におけるOPCマスク
を選択したときの光路を示す図である。
【図7】本発明の第4の実施形態の可変XYスリット幅
機構とOPCマスクに独立したビームエキスパンダーを
使用したときの構成を示す図である。
【図8】本発明の第5の実施形態のOPCマスクを用い
た一軸スリット幅可変機構の構成を示す図である。
【図9】本発明の第6の実施形態のOPCマスクを用い
た一軸スリット幅可変機構をX、Y両方向に用いた構成
を示す図である。
【図10】本発明の第7の実施形態のOPCマスクを用
いた一軸スリット幅可変機構に回転機構を組み合わせた
構成を示す図である。
【図11】本発明の第8の実施形態のOPCマスクを用
いた一軸スリット幅可変機構をX、Y両方向に用い、さ
らに、ハーフミラーと組み合わせた構成を示す図であ
る。
【図12】本発明の第9の実施形態のOPCマスクのセ
リフ部を独立なパターンとして選択し、合成してOPC
マスク効果を得る構成を示す図である。
【図13】本発明の第9の実施形態のOPCパターン観
察可能な光学系構成を示す図である。
【図14】本発明の第10の実施形態のリペア加工位置
表示処理のシステムの構成を示す図である。
【図15】本発明の第10の実施形態のリペア加工位置
表示処理のフローを示す図である。
【図16】通常スリットとOPCスリットで結像加工し
たときの加工形状の改善効果を示す図である。
【図17】設計パターンとOPCパターンの形状を示す
図である。
【図18】従来の代表的なレーザリペアで使用される結
像加工光学系の構成を示す図である。
【図19】OPCマスク評価のためのパラメータを示す
図である。
【符号の説明】
1 OPCガラスマスク 2 リレーレンズ 3 折り返しミラー 4 折り返しミラー 5 対物レンズ 6 結像面 7 照射光 8 微動位置決め機構 10 スリット面 11 OPCガラスマスク 12 粗動/微動位置決め機構 20 可変XYスリット 21 折り返しミラー 22 折り返しミラー 25 レーザ光 31 ビームエキスパンダー 40 一軸スリット幅可変機構 41 ガラスマスク 42 ガラスマスク 51 ハーフミラー 61 ガラスマスク 62 ガラスマスク 71 ダイクロイックミラー 72 CCDカメラ 73 照明光 81 画像処理装置 82 ステージドライバ 83 ステージ 84 画像

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザと、前記レーザ出射光を照射し、
    2次元において任意のスリット幅に可変できるスリット
    機構と、前記レーザ出射光を照射し、前記スリット機構
    とは独立した光近接効果補正(OPC)を考慮したパタ
    ーンを少なくとも1つ以上有するガラスマスクと、前記
    スリット機構の透過像と、前記ガラスマスクの透過像を
    同一平面上に縮小結像する結像光学系、を備え、前記結
    像面に配設された加工対象物を前記結像された光点によ
    って加工することを特徴とするレーザリペア装置。
  2. 【請求項2】 前記レーザ出射光を、前記スリット幅可
    変のスリット機構と前記ガラスマスクのいずれかを選択
    して照射するための光路切り換える機構を有することを
    特徴とする前記請求項1記載のレーザリペア装置。
  3. 【請求項3】 前記ガラスマスクが、前記レーザ光を照
    射するパターンを前記複数のOPCパターンの中から選
    択できるように、光軸方向と垂直な方向に移動させる機
    構を備えることを特徴とする前記請求項1記載のレーザ
    リペア装置。
  4. 【請求項4】 前記OPCガラスマスクが、透光領域と
    遮光領域から成るバイナリーマスクか、あるいは、位相
    シフトマスクで製作されていることを特徴とする前記請
    求項1記載のレーザリペア装置。
  5. 【請求項5】 前記位相シフトマスクが、ハーフトーン
    型、レベンソン型、自己整合型のいずれかであることを
    特徴とする前記請求項4記載のレーザマスクリペア装
    置。
  6. 【請求項6】 前記スリット機構と前記ガラスマスクを
    照射するレーザ光が、それぞれパルス特性の異なること
    を特徴とする前記請求項1または2記載のレーザリペア
    装置。
  7. 【請求項7】 前記OPCマスクを照射するレーザ光
    が、パルス幅100fs〜300psのパルス列であ
    り、前記スリット機構を照射するレーザ光が、パルス幅
    10ps〜500psのパルス列であることを特徴とす
    る前記請求項6記載のレーザリペア装置。
  8. 【請求項8】 前記パルス特性の異なるレーザ光は、異
    なる2台のレーザから出射するレーザ光であることを特
    徴とする前記請求項6または7記載のレーザリペア装
    置。
  9. 【請求項9】 前記ガラスマスクで使用されるOPCパ
    ターンは、セリフ型、またはハンマーヘッド型であるこ
    とを特徴とする前記請求項1乃至7記載のレーザリペア
    装置。
  10. 【請求項10】 前記位相シフトマスクのシフター材料
    には、MoSi系、Si系、ZrSi系、Cr系、Ti
    Si系、あるいはこれらに準ずる材料のいずれかの材料
    を使用することを特徴とする前記請求項4記載のレーザ
    リペア装置。
  11. 【請求項11】 レーザと、前記レーザ光を2分岐化
    し、第1の分岐光と第2の分岐光を生成する光分岐手段
    と、前記第1の分岐光を照射し、OPCパターンの正方
    形パターン部のみを有する第1のガラスマスクと、前記
    第2の分岐光を照射し、前記正方形パターンの角に位置
    するOPCパターンのセリフ部のみを有する第2のガラ
    スマスクと、前記2つのガラスマスクの透過像を合成す
    る光合流手段と、前記合成された透過像を同一平面上に
    縮小結像する結像光学系、を備え、前記結像面に配設さ
    れた加工対象物を前記合成してOPCパターンに結像さ
    れた光点によって加工することを特徴とするレーザリペ
    ア装置。
  12. 【請求項12】 前記第1及び第2のガラスマスクが、
    それぞれ形状または大きさの異なる複数のパターンを有
    し、前記レーザ光を照射するパターンを前記複数のパタ
    ーンの中から選択できることを特徴とする前記請求項1
    1記載のレーザリペア装置。
  13. 【請求項13】 前記第1のガラスマスクの備える第1
    の正方形パターンの一辺の長さを100とするとき、前
    記第2のガラスマスクの有する前記セリフ部の第2の正
    方形の一辺は20〜40であり、前記第1の正方形と前
    記第2の正方形の重なり部の長さは0〜20の比を有し
    た前記OPCパターンに結像された光点によって、正方
    形の加工を行うことを特徴とする前記請求項11記載の
    レーザリペア装置。
  14. 【請求項14】 前記光路切り換える機構と前記スリッ
    ト幅可変のスリット機構との間の光路中、及び前記光路
    切り換える機構と前記ガラスマスクとの間の光路中に独
    立にビーム拡がり角を調整できるビームエキスパンダー
    を備えることを特徴とする前記請求項1記載のレーザリ
    ペア装置。
  15. 【請求項15】 前記独立したビームエキスパンダ−
    は、OPCマスクを使用したときの加工形状が最良とな
    るように、可変XYスリット機構とは異なる拡大率を選
    択できることを特徴とする前記請求項14記載のレーザ
    リペア装置。
  16. 【請求項16】 前記ガラスマスクは、前記縮小結像倍
    率を1/Mとしたとき、光軸方向にM/10ミクロン以
    下の分解能を有する微調機構と、光軸と垂直な方向に1
    0Mナノメータ以下の分解能を有する微動ステージ機構
    を備えることを特徴とする前記請求項1乃至14記載の
    レーザリペア装置。
  17. 【請求項17】 前記ガラスマスクを光軸方向と垂直な
    軸方向に移動することにより、結像加工位置を微小量シ
    フトできることを特徴とする前記請求項16記載のレー
    ザリペア装置。
  18. 【請求項18】 前記レーザリペア装置が、さらに前記
    結像された光点を計測する手段を有し、前記微動ステー
    ジ機構は、前記結像光点計測手段と帰還サーボ系を構成
    し、前記サーボ系によって前記結像点の光軸方向の位置
    が自動制御されることを特徴とする前記請求項16記載
    のレーザリペア装置。
  19. 【請求項19】 前記可変XYスリット機構で加工する
    場合のフォーカス位置と、前記OPCガラスマスクを使
    用して加工する場合のフォーカス位置を完全に一致させ
    ることを特徴とする前記請求項16記載のレーザリペア
    装置。
  20. 【請求項20】 方形パターンと前記方形パターンの角
    部にセリフ部を有する光近接効果補正を考慮したパター
    ンを備えたOPCマスクであって、前記OPCパターン
    が2枚のマスクによって構成され、前記2枚のマスクを
    主面に沿って互いに一軸方向にスライドすることによっ
    て前記方形のパターン幅を一軸方向に可変することがで
    きることを特徴とするOPCマスク。
  21. 【請求項21】 レーザと、前記レーザ出射光を照射
    し、XY2軸のうちX軸方向に前記方形のパターン幅を
    可変することができる前記請求項20記載の第1のOP
    Cマスクと、前記レーザ出射光を照射し、Y軸方向に前
    記方形のパターン幅を可変することができる前記請求項
    20記載の第2のOPCマスクと、前記第1のOPCマ
    スクの透過像と、前記第2のOPCマスクの透過像を同
    一平面上に縮小結像する結像光学系、を備え、前記結像
    面に配設された加工対象物を前記結像された光点によっ
    て加工することを特徴とするレーザリペア装置。
  22. 【請求項22】 前記レーザ出射光を、前記第1のOP
    Cマスクと前記第2のOPCマスクのいずれかを選択し
    て照射するための光路切り換える機構を有することを特
    徴とする前記請求項21記載のレーザリペア装置。
  23. 【請求項23】 レーザと、前記レーザ光を2分岐化
    し、第1の分岐光と第2の分岐光を生成する光分岐手段
    と、前記第1の分岐光を照射し、XY2軸のうちX軸方
    向に前記方形のパターン幅を可変することができる前記
    請求項20記載の第1のOPCマスクと、前記第2の分
    岐光を照射し、Y軸方向に前記方形のパターン幅を可変
    することができる前記請求項20記載の第2のOPCマ
    スクと、前記2つのガラスマスクの透過像を合成する光
    合流手段と、前記合成された透過像を同一平面上に縮小
    結像する結像光学系、を備え、前記結像面に配設された
    加工対象物を前記合成してOPCパターンに結像された
    光点によって加工することを特徴とするレーザリペア装
    置。
  24. 【請求項24】 レーザと、前記レーザ出射光を照射
    し、XY2軸のうちX軸方向に前記方形のパターン幅を
    可変することができ、前記Y軸方向に90度回転する機
    構を有する前記請求項20記載のOPCマスクと、前記
    OPCマスクの透過像を縮小結像する結像光学系、を備
    え、前記結像面に配設された加工対象物を前記結像され
    た光点によって加工することを特徴とするレーザリペア
    装置。
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