JP2003286736A - 局部洗浄装置 - Google Patents
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Abstract
保持部30と、給水口から局部へ洗浄水を噴出するため
の洗浄ノズル2ヘ至る給水経路L1の途中に配設されて
前記洗浄液保持部30からの洗浄液を注入する洗浄液注
入口33とを有している。また、洗浄液保持部30から
洗浄液注入口33に至る洗浄液供給経路L2に該経路L
2の洗浄用の水を供給するすすぎ経路L3を備える。す
すぎ経路L3に洗浄用の水を供給して洗浄液の固化分が
付着することを防ぐ。
Description
ための局部洗浄装置に関する。
うに、局部洗浄機構を有する局部洗浄装置本体Aと、使
用者が洗浄方法等を選択操作するための操作部Bと、操
作部からの信号に応じて便座温度や洗浄水温度や洗浄流
量等を制御するための主制御部(図示せず)と、使用者
が座るための便座Cとで構成され、温水タンクと洗浄ノ
ズルとを備えた局部洗浄装置本体Aは、操作部Bからの
指示に基づいて、温水タンク内の温水を洗浄ノズルから
局部に向けて噴射して局部の洗浄を行う。
浄をより衛生的に行うために、洗浄用の温水に洗浄液を
混合して洗浄ノズルから噴射するようにしたものが提供
されている。
できる局部洗浄装置の本体Aの一例を示しており、水道
等の水源1から供給される水を蓄えるとともに内蔵ヒー
タにより加熱して温水にする温水タンク12と、局部を
洗浄するための水を噴出する洗浄ノズル2と、温水タン
ク12と洗浄ノズル2とを結ぶ給水経路L1と、給水経
路L1中に配置されて温水タンク12内の水を洗浄ノズ
ル2に搬送するための水ポンプ13とを備えるほか、給
水経路L1に洗浄液を供給するための洗浄液供給部3が
設けられている。
溜めた洗浄液タンク30と、給水経路L1中に洗浄液を
混合するための洗浄液注入口33と、洗浄液タンク30
と洗浄液注入口33とを接続する洗浄液供給経路L2
と、洗浄液供給経路L2中に配置されて洗浄液の搬送を
行う洗浄液供給手段32と、給水経路L1から洗浄液タ
ンク30に水が逆流することを防ぐための逆流防止弁3
1で構成されている。
温水洗浄を選択した場合には洗浄液供給手段3は作動し
ないので、温水タンク12に貯えられた温水がそのまま
人体局部に噴出され、洗浄液洗浄を選択した場合には洗
浄液供給手段32が作動して図19に示すように洗浄液
が給水経路L1に供給され、温水と洗浄液とが混合され
た後に人体局部に噴出される。
いては、長期間放置した場合、洗浄液が固着してしま
い、洗浄液供給手段32が動作不良となったり、洗浄液
注入口33が詰まってしまって、洗浄液が注入されない
事態を招くことがあった。洗浄液タンク30内の洗浄液
が空になった場合、洗浄液供給経路L2内に空気が侵入
するために、なおさら固着が発生しやすくなる。
であり、その目的とするところは洗浄液の固着による問
題を解消することができる局部洗浄装置を提供するにあ
る。
等の洗浄液を保存するための洗浄液保持部と、給水口か
ら局部へ洗浄水を噴出するための洗浄ノズルヘ至る給水
経路の途中に配設されて前記洗浄液保持部から洗浄液を
注入する洗浄液注入口とを有しているとともに、洗浄液
保持部から洗浄液注入口に至る洗浄液供給経路に該経路
の洗浄用の水を供給するすすぎ経路を備えていることに
特徴を有している。
洗浄水加熱用の加熱手段の前段と洗浄液供給経路とを接
続しているものであっても、給水経路中に配された洗浄
水加熱用の加熱手段の後段と洗浄液供給経路とを接続し
ているものであってもよい。いずれにしても洗浄液供給
経路における洗浄液保持部側の端部に逆流防止弁を備え
たものとしておく。
つすすぎ経路が接続される部分の上流側に、すすぎ経路
からの水流が逆流防止弁に直接当たるのを防止するため
の遮蔽板を備えたものとするのも好ましい。
る開閉手段を設けたものとするのも好ましい。
へ排出するための排水経路を備えたものとしたり、洗浄
ノズルの前段に、固形物濾過用のフィルターを配したも
のするのも好ましい。
する温水洗浄モードと、洗浄液を洗浄水に混合した洗浄
液洗浄モードと、洗浄液供給経路を洗浄するすすぎモー
ドとを切り換えて実行することができるようになってい
るとともに、すすぎモードは他の動作モードに続いて自
動実行されるものが好ましい。
すぎモードが実行されるものであっても、洗浄液洗浄モ
ードが所定回数実行される毎にすすぎモードが実行され
るものであってもよい。
し、人体検知センサからの信号に連動してすすぎモード
が実行されるようにしたり、人体の便座への離着座を検
知するための着座センサからの着座信号に連動してすす
ぎモードを実行させるとともに、洗浄液供給経路を洗浄
したすすぎ水を便器洗浄水として便器に噴出するものと
したり、人体の便座への離着座を検知するための着座セ
ンサからの離着座信号に連動させてすすぎモードを実行
させるとともに、洗浄液供給経路を洗浄したすすぎ水を
ノズル洗浄水として洗浄ノズルに向けて噴出するものと
してもよい。
洗浄液が注入される洗浄液注入口の部分の流路断面積を
該給水経路の他の部分の流路断面積よりも大きくしたも
のとするのも好ましい。
側に水道水中に含まれる金属イオンを除去するための金
属イオン除去部を備えたものとするのも好ましい。
基づいて詳述すると、局部洗浄装置としての基本的構成
は前記従来例とほぼ同じで、図1に示すように、水道等
の水源1と洗浄ノズル2とをつなぐ給水経路L1中に、
給水加熱用のヒータを備えた温水タンク12と水ポンプ
13と洗浄液注入口33とをこの順に挿入してある。ま
た、温水タンク12と水源1との間には給水経路L1を
開閉する給水弁11を配置してある。
御信号に応じて洗浄流量を変更し、一定に保つ。洗浄流
量の変更は、水ポンプ13を制御する代わりに主制御部
からの信号に応じて流路の断面積を変化させる流路断面
積変更手段、たとえば電磁流量弁などで行ってもよい。
なお、上記水ポンプ13は必須ではなく、洗浄操作キー
の操作によって電磁弁式の給水弁11を開弁した時、洗
浄水が給水圧で直接送り出されるようにしていてもよ
い。また、温水タンク12を使用せずに、セラミックま
たはシーズ型のヒータで給水を直接加熱して洗浄ノズル
2に供給するようにしたものであってもよい。
0と上記洗浄液注入口33とをつなぐ洗浄液経路L2中
に逆流防止弁31と洗浄液供給手段32とを挿入したも
のとして構成してある。洗浄液供給経路L2は、例え
ば、ゴムホース等で構成され、洗浄液タンク30の底面
近くまで延長されている。洗浄液タンク30は透明ある
いは半透明の樹脂にて形成されたものが好ましい。洗浄
液の残量を目視にて確認することができるからである。
洗浄液残量が少なくなった場合は、使用者が洗浄液タン
ク30を取り外し、洗浄液を補充して再び装着する。
やダイヤフラム式ポンプを好適に用いることができる。
逆流防止弁31としては、直動式やダイヤフラム式の電
磁弁、あるいは、ダックビルバルブを用いることができ
る。この逆流防止弁31は、洗浄液供給経路L2から取
り外し可能にしたものが好ましい。万が一、固着等が発
生した際に取り外して固着を取り除くことができるから
である。
水弁11と温水タンク12との中間点から分岐して、洗
浄液供給経路L2中の洗浄液供給手段32と逆流防止弁
31との間に接続されるすすぎ経路L3を設けていると
ともに、該すすぎ経路L3中にすすぎ経路L3を開閉す
るすすぎ弁34を設けている。すすぎ弁34としては、
例えば、ノーマルクローズの電磁弁を用いることができ
る。この場合、すすぎモードを実行する時だけすすぎ弁
34に通電すれば良いため、コイルの発熱等を防ぐこと
ができる。
1に隣接して、図11に示すように、遮蔽板36が設け
てある。遮蔽板36は、図12及び図13に示すような
もので、洗浄液供給経路L2の逆流防止弁31のすぐ下
流側で且つ、すすぎ経路L3が接続されている部分の上
流側に設けられ、すすぎ経路L3からの水流が逆流防止
弁31に直接当たるのを防止するものである。
すすぎ経路L3をすすいだ水がすすぎ弁34を通って洗
浄液供給経路L2に流入し、逆流防止弁31に当たった
後に、洗浄液供給手段32に吸引されて洗浄液供給経路
L2の下流側(即ち洗浄液注入口33側)へと流れる。
この時、すすぎ経路L3から流入した水が逆流防止弁3
1(例えばダックビルバルブ)に直接当たって力を及ぼ
して変形してしまうことがあった。そこで、このような
遮蔽板36を設けることで、すすぎ経路L3から洗浄液
供給経路L2に流入した水は、逆流防止弁31に当たら
ず遮蔽板36に当たった後に洗浄液供給経路L2の下流
側へと流れるため、逆流防止弁31に力が及ぼされて変
形してしまうことが防止できる。
洗浄ノズル22、ビデ洗浄ノズル23のほかに、便器内
面を濡らしたり洗浄したりするための便器洗浄ノズル2
4と、お尻洗浄ノズル22及びビデ洗浄ノズルを洗浄す
るためのノズル洗浄ノズル21、並びにこれらのノズル
21〜24ヘの流路を切リ替えるための流路切替機構、
例えば、ステッピングモーターで駆動するロータリー切
替弁20で構成されて、ロータリー切替弁20で流路を
切リ替えることより、温水タンク12からの温水に洗浄
液を混合し、お尻洗浄ノズル22またはビデ洗浄ノズル
23から噴出することができるほか、混合水を便器洗浄
ノズル24で便器内面に噴出したり、ノズル洗浄ノズル
21から洗浄ノズル22,23に向かって噴出すること
ができるものが好適に用いられる。
は、図2に示すように、すすぎ水を便器へ直接排水する
ための排水経路35を設けるようにしてもよい。この場
合、すすぎモードを実行すると、洗浄液供給手段32や
洗浄液供給経路L2及び洗浄液注入口33をすすいだ水
が排水経路35に流れるように制御して洗浄ノズル2に
流れ込まないようにすることができる。固着分を含んだ
すすぎ液が洗浄ノズル2に流れることで洗浄ノズル2が
目詰まりしてしまうのを防止できるものとなる。
ように給水経路L1中の洗浄ノズル2の上流側に洗浄液
は通過するが固形分は通過しない程度の粗さのフィルタ
ー14を設けて洗浄ノズル2の目詰まりを防ぐようにし
てもよい。このフィルター14は、給水経路L1から着
脱できるように構成しておくことで、フィルター14に
引っ掛かった異物を定期的に除去することができる。
部、洗浄液供給経路をすすぐためのすすぎ操作部等で構
成される。便座操作部には、便座温度を変更させるため
の便座温度操作キーが、洗浄操作部には、洗浄モードを
操作するための洗浄モード操作キーと、洗浄水の温度を
変更させるための洗浄温度操作キーと、洗浄時の洗浄流
量を変更させるための洗浄流量操作キーが配置される。
洗浄モード操作キーは、温水洗浄操作キー、洗浄液洗浄
操作キー及びビデ洗浄操作キーで構成される。
ードを実行するかしないかを選択するためのすすぎ実行
選択キーと、使用者が押した時にのみすすぎモードを実
行する手動すすぎキーとで構成される。使用者がこれら
のキー操作を行うと、キー入力情報は主制御部に伝えら
れる。
検知するための着座センサS1と、人のトイレヘの入室
を検知するための入室検知センサS2(例えば赤外線セ
ンサあるいは超音波センサ)が配置される。
が有り、さらに、お尻洗浄には、通常の温水洗浄モード
と洗浄液洗浄モードとがある。また、洗浄液供給手段3
2や洗浄液供給経路L2及び洗浄液注入口33をすすぐ
ためのすすぎモードが設けられている。また、すすぎモ
ードには、自動すすぎモードと手動すすぎモードを設け
ている。
のお尻洗浄、ビデ洗浄、便器洗浄、ノズル洗浄の場合に
は、給水弁11が開き、水ポンプ13が駆動される。す
すぎ弁34は閉じられたままで、洗浄液供給手段32も
駆動されない。したがって、給水口から流入した水は、
すすぎ経路L3あるいは洗浄液供給経路L2には流れ
ず、給水経路L1にのみ流れ、ロータリー切替弁20で
選択されたノズルより噴出する。洗浄液供給経路L2に
は逆流防止弁31を設けているために、給水経路L1側
の温水が洗浄液タンク30に入ってくることはない。
水弁11が開いて水ポンプ13が駆動されるとともに、
洗浄液供給手段32が作動する。ただし、すすぎ弁34
は閉じられたままである。洗浄液供給手段32は洗浄液
タンク30から洗浄液を吸引し、洗浄液注入口33から
温水中に注入して温水と混合する。
替弁20を介して、お尻ノズル22より肛門に噴出され
る。
3の部位は、図14に示すように、給水経路L1の他の
部位よりも流路断面積が大きくなるように形成してあ
る。これにより、洗浄液供給経路L2から給水経路L1
に流入する洗浄液は、給水経路L1を流れてきた温水と
充分に撹拌混合された後、洗浄ノズル2より噴出される
ことになる。更にこの時、図15に示すように洗浄液注
入口33の前後で給水経路L1が一直線にならないよう
にした場合、流路断面積が大きくなった洗浄液注入口3
3の混合部で還流が発生するため、撹拌の効果はより一
層高くなって、濃度が均一となった洗浄液が噴出される
ものである。
も、ロータリー切替弁20で便器洗浄ノズル24あるい
はノズル洗浄ノズル21を選択して、便器洗浄ノズル2
4あるいはノズル洗浄ノズル21から洗浄液混合温水を
噴出してもよい。この場合、通常の洗浄よりも高い洗浄
力が期待できる。
弁34が共に開き、洗浄液供給手段32が駆動される
が、水ポンプ13は駆動されない。給水口から流入した
水は、すすぎ経路L3と洗浄液供給経路L2及び洗浄液
注入口33を通過した後、ノズル2に流入する。この
時、すすぎ経路L3から洗浄液供給経路L2に流入した
水は、遮蔽板36に当たって拡散された後、洗浄液供給
手段32によって吸引されて洗浄液供給経路L2の下流
側へと流れる。したがって、逆流防止弁31にすすぎ経
路L3からの水が直接当たって変形してしまうのを防止
することができる。更にこの時、水ポンプ13及び給水
経路L1の圧損があるため、給水口から流入した水は給
水経路L1にはほとんど流入しない。
ズル2に達したすすぎ水は、ロータリー切替弁20がお
尻ノズル22を選択している場合は、お尻ノズル22か
ら肛門に水噴出され、洗浄液で洗浄された後の肛門周辺
をすすぐ。ロータリー切替弁20が便器洗浄ノズル24
あるいはノズル洗浄ノズル21を選択している場合は、
すすぎ水は便器洗浄ノズル24あるいはノズル洗浄ノズ
ル21から噴出される。いずれにせよ、水は洗浄液供給
手段32、洗浄液供給経路L2及び洗浄液注入口32を
通過するため、長期放置等によりこれらが固着するのを
防止できる。
12内の温水を使用しないため、温水タンク12内の温
水温度が低下するのを防ぐことができるとともに、温水
タンク12における加熱用ヒータの消費電力が増加する
のを防止できる。
って動作例を説明する。使用者がトイレに入室後、着座
すると、着座に連動してすすぎモード(以後、着座後す
すぎ)が実行される。この場合、すすぎ水は便器洗浄ノ
ズル24から便器に噴出され、便器内面を濡らす。便器
洗浄は、例えば1秒間程度実行される。着座後、通常の
お尻洗浄モードあるいはビデ洗浄モードを選択した場合
には、お尻ノズル22あるいはビデノズル23から、温
水が局部に向かって噴出される。洗浄液洗浄モードを選
択した際は、洗浄液が混合された温水がお尻ノズル22
から肛門に噴出される。
れると、自動的にすすぎモード(以後、洗浄後すすぎ)
に移行し、さらに一定時間(例えば、1秒〜10秒)経
過した後に自動的にすすぎを停止する。すすぎモードの
停止は、使用者のキー操作によって実行されてもよい。
肛門周辺に噴出され、洗浄液供給経路L2やお尻洗浄ノ
ズル22のすすぎに加えて、肛門周辺に残った洗浄液を
すすぐために用いられることになる。
て、再びすすぎモード(以後、離座後すすぎ)を数秒程
度実行する。この際のすすぎ水は、ノズル洗浄ノズル2
1から洗浄ノズル22,23に向かって噴出される。洗
浄液洗浄モードが選択されなかった場合には、洗浄後す
すぎは実行しなくてもよい。図7はこの場合の例を示し
ている。これにより、水を節約することができる。
後すすぎは、洗浄液洗浄モードを使用する毎に毎回実行
することで洗浄液の固着防止効果が高くなるが、洗浄液
洗浄モードの使用回数をカウントし、カウント値が一定
値に達する毎に実行するようにしたり、積算タイマを設
けて、前回のすすぎモードの実行からの経過時間が一定
値を超えた時に、すすぎモードを実行するようにしても
よい。節水が可能となる。
使用者が設定した時刻にすすぎモードが実行されるよう
にしてもよい。この場合、トイレの使用頻度が少ない夜
間などにすすぎを実行させることができる。
センサS2からの信号に連動させてもよい。この場合、
入室後に着座後すすぎ(入室後すすぎ)が、退室後に離
座後すすぎ(退室後すすぎ)が実行される。
モードOFFが選択されている場合は、着座後すすぎ、
洗浄後すすぎ、離座後すすぎのいずれか、あるいは、す
べてが実行されないようにしておく。この場合、使用者
が手動すすぎキーを選択することですすぎモードが実行
される。この時のすすぎ水は、ノズル洗浄ノズル21や
便器洗浄ノズル24から噴出されるようにしておくのが
好ましい。
図8に示すように、給水経路L1の水ポンプ13と洗浄
液注入口33との間から分岐して、洗浄液供給経路L2
中の洗浄液供給手段32と逆流防止弁31との間に接続
してもよい。この場合、すすぎモードが選択されると、
給水弁11とすすぎ弁34が共に開き、水ポンプ13と
洗浄液供給手段32が共に駆動される。給水口から流入
した水は、温水タンク12を経て水ポンプ13によって
一部が直接ノズル2に向かい、残りはすすぎ経路L3と
洗浄液供給経路L2を通過したのち洗浄液注入口33で
合流してノズル2に送られ、ロータリー切替弁20の選
択位置に応じたノズル21〜24から噴出される。この
場合、すすぎモードに温水が使用されるため、より高い
すすぎ効果を得ることができる。図9はこの場合の動作
の一例のタイムチャートを示す。
ポンプ13を停止させておいてもよい。この場合、水道
圧と洗浄液供給手段32で発生する圧力とによって洗浄
液供給手段32や洗浄液供給経路L2及び洗浄液注入口
33をすすぐことになる。水ポンプ13の圧損のために
すすぎ水量が低下するが、すすぎモードでは高い水圧を
必要としないために問題は無く、しかも消費電力や騒音
等を低減することができる。
水経路L1の温水タンク12と水ポンプ13との間から
分岐させてもよい。この場合、水ポンプ13を駆動させ
なくても温水すすぎが実行することができる。
給水経路の洗浄液注入口よりも上流側に水道水中に含ま
れる金属イオンを除去するための金属イオン除去部37
を設けたものである。金属イオン除去部37としては、
イオン交換樹脂などの金属イオン除去フィルターが挙げ
られるが特にこれに限定されない。水道水中の金属イオ
ンは、洗浄液中に含まれる脂肪酸と結合して金属石鹸を
生成するため、この金属石鹸が流路に固着してしまうの
であるが、本例のように金属イオン除去部37を設ける
ことで、水道水中の金属イオンを除去することができて
流路が目詰まりしてしまうのを防止することができる。
保持部から洗浄液注入口に至る洗浄液供給経路に該経路
の洗浄用の水を供給するすすぎ経路を備えているため
に、すすぎ経路に洗浄用の水を供給することで、洗浄液
供給経路及びこの経路に設置された部材に洗浄液の固化
分が付着することを無くすことができるものであり、洗
浄液の固化による動作不良を無くすことができる。
洗浄水加熱用の加熱手段の前段と洗浄液供給経路とを接
続しておくと、温水を利用する場合に比して、消費電力
を少なくすることができる上に、局部洗浄にあたって水
が温かくない事態を招くことを防ぐことができる。ま
た、給水経路中に配された洗浄水加熱用の加熱手段の後
段と洗浄液供給経路とを接続した場合には、温水による
すすぎを行えるために、洗浄液の固化分を確実に洗い流
すことができる。いずれにしても洗浄液供給経路におけ
る洗浄液保持部側の端部に逆流防止弁を備えたものとし
ておくことで、洗浄液保持部に水が逆流してしまうこと
がない。
つすすぎ経路が接続される部分の上流側に、すすぎ経路
からの水流が逆流防止弁に直接当たるのを防止するため
の遮蔽板を備えたものとすると、すすぎ経路からの水が
遮蔽板に直接当たって逆流防止弁に直接当たらないた
め、逆流防止弁に力が及ぼされて変形してしまうことが
防止できる。
る開閉手段を設けたものとすると、すすぎ水の供給を必
要な時だけに制限することができて、洗浄液が不当に薄
められてしまうことがない。
へ排出するための排水経路を備えたものとしたり、洗浄
ノズルの前段に、固形物濾過用のフィルターを配したも
のすると、洗い流された固化分で洗浄ノズルが目詰まり
してしまうことを防ぐことができる。
する温水洗浄モードと、洗浄液を洗浄水に混合した洗浄
液洗浄モードと、洗浄液供給経路を洗浄するすすぎモー
ドとを切り換えて実行することができるようになってい
るとともに、すすぎモードは他の動作モードに続いて自
動実行されるものが好ましい。すすぎモードの実行を長
期に怠ることで洗浄液の固化が進行してしまうことを防
ぐことができる。
ぎモードが実行されると、確実に洗浄液の固化を防ぐこ
とができ、洗浄液洗浄モードが所定回数実行される毎に
すすぎモードが実行されるものであると、水の消費量を
抑えることができる。
し、人体検知センサからの信号に連動してすすぎモード
が実行されるようにしたり、人体の便座への離着座を検
知するための着座センサからの着座信号に連動してすす
ぎモードを実行させるとともに、洗浄液供給経路を洗浄
したすすぎ水を便器洗浄水として便器に噴出するものと
したり、人体の便座への離着座を検知するための着座セ
ンサからの離着座信号に連動させてすすぎモードを実行
させるとともに、洗浄液供給経路を洗浄したすすぎ水を
ノズル洗浄水として洗浄ノズルに向けて噴出するものと
してもよい。
洗浄液が注入される洗浄液注入口の部分の流路断面積を
該給水経路の他の部分の流路断面積よりも大きくしたも
のとすると、洗浄液供給経路から給水経路に流入する洗
浄液が給水経路を流れてきた温水と充分に撹拌混合され
るようにできる。
側に水道水中に含まれる金属イオンを除去するための金
属イオン除去部を備えたものとすると、水道水中の金属
イオンを除去することができて、金属イオンに起因する
金属石鹸による流路の目詰まりを防止することができ
る。
る。
る。
る。
る。
を大きくした一例を示す部分配管図である。
を大きくした他例を示す部分配管図である。
Claims (15)
- 【請求項1】 洗剤等の洗浄液を保存するための洗浄液
保持部と、給水口から局部へ洗浄水を噴出するための洗
浄ノズルヘ至る給水経路の途中に配設されて前記洗浄液
保持部から洗浄液を注入する洗浄液注入口とを有してい
るとともに、洗浄液保持部から洗浄液注入口に至る洗浄
液供給経路に該経路の洗浄用の水を供給するすすぎ経路
を備えていることを特徴とする局部洗浄装置。 - 【請求項2】 すすぎ経路は、給水経路中に配された洗
浄水加熱用の加熱手段の前段と洗浄液供給経路とを接続
しているとともに、洗浄液供給経路における洗浄液保持
部側の端部に逆流防止弁を備えていることを特徴とする
請求項1記載の局部洗浄装置。 - 【請求項3】 すすぎ経路は、給水経路中に配された洗
浄水加熱用の加熱手段の後段と洗浄液供給経路とを接続
しているとともに、洗浄液供給経路における洗浄液保持
部側の端部に逆流防止弁を備えていることを特徴とする
請求項1記載の局部洗浄装置。 - 【請求項4】 洗浄液供給経路の逆流防止弁の下流側で
且つすすぎ経路が接続される部分の上流側に、すすぎ経
路からの水流が逆流防止弁に直接当たるのを防止するた
めの遮蔽板を備えていることを特徴とする請求項2又は
3記載の局部洗浄装置。 - 【請求項5】 すすぎ経路の途中に、すすぎ経路を開閉
する開閉手段を設けていることを特徴とする請求項1〜
4のいずれかの項に記載の局部洗浄装置。 - 【請求項6】 洗浄液供給経路を洗浄した水を便器へ排
出するための排水経路を備えていることを特徴とする請
求項1〜5のいずれかの項に記載の局部洗浄装置。 - 【請求項7】 洗浄ノズルの前段に、固形物濾過用のフ
ィルターを配していることを特徴とする請求項1〜5の
いずれかの項に記載の局部洗浄装置。 - 【請求項8】 洗浄ノズルから洗浄水のみを噴出する温
水洗浄モードと、洗浄液を洗浄水に混合した洗浄液洗浄
モードと、洗浄液供給経路を洗浄するすすぎモードとを
切り換えて実行することができるようになっているとと
もに、すすぎモードは他の動作モードに続いて自動実行
されるものであることを特徴とする請求項1〜7のいず
れかの項に記載の局部洗浄装置。 - 【請求項9】 洗浄液洗浄モード使用毎にすすぎモード
が実行されるものであることを特徴とする請求項8記載
の局部洗浄装置。 - 【請求項10】 洗浄液洗浄モードが所定回数実行され
る毎にすすぎモードが実行されるものであることを特徴
とする請求項8記載の局部洗浄装置。 - 【請求項11】 人体の検知用の人体検知センサを有
し、人体検知センサからの信号に連動してすすぎモード
が実行されるものであることを特徴とする請求項8〜1
0のいずれかの項に記載の局部洗浄装置。 - 【請求項12】 人体の便座への離着座を検知するため
の着座センサからの着座信号に連動してすすぎモードを
実行させるとともに、洗浄液供給経路を洗浄したすすぎ
水を便器洗浄水として便器に噴出するものであることを
特徴とする請求項8〜11のいずれかの項に記載の局部
洗浄装置。 - 【請求項13】 人体の便座への離着座を検知するため
の着座センサからの離着座信号に連動させてすすぎモー
ドを実行させるとともに、洗浄液供給経路を洗浄したす
すぎ水をノズル洗浄水として洗浄ノズルに向けて噴出す
るものであることを特徴とする請求項8〜12のいずれ
かの項に記載の局部洗浄装置。 - 【請求項14】 給水経路のうち洗浄液保持部からの洗
浄液が注入される洗浄液注入口の部分の流路断面積を該
給水経路の他の部分の流路断面積よりも大きくしたこと
を特徴とする請求項1〜13のいずれかの項に記載の局
部洗浄装置。 - 【請求項15】 給水経路の洗浄液注入口よりも上流側
に水道水中に含まれる金属イオンを除去するための金属
イオン除去部を備えたことを特徴とする請求項1〜14
のいずれかの項に記載の局部洗浄装置。
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JP2008057213A (ja) * | 2006-08-31 | 2008-03-13 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | トイレ装置とそれを備えた衛生洗浄装置 |
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-
2002
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