JP2003286370A - 難燃性樹脂組成物 - Google Patents
難燃性樹脂組成物Info
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- JP2003286370A JP2003286370A JP2002091095A JP2002091095A JP2003286370A JP 2003286370 A JP2003286370 A JP 2003286370A JP 2002091095 A JP2002091095 A JP 2002091095A JP 2002091095 A JP2002091095 A JP 2002091095A JP 2003286370 A JP2003286370 A JP 2003286370A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ハロゲンを含まない樹脂を使用して電線とし
ての機械的な特性を満たしながら、UL規格に基づく垂
直難燃試験法に合格する難燃性を有し、焼却処理時に腐
食性のガス(ハロゲンガス)が発生せず、環境的にも好
ましい樹脂組成物を提供する。 【解決手段】 ポリオレフィン系重合体、好ましくはポ
リエチレン系樹脂20〜40重量%、ポリプロピレン系
樹脂10〜30重量%およびエチレン−ブチレンゴム3
0〜70重量%からなるポリオレフィン系重合体100
重量部に対して、酸化金属水和物100〜350重量
部、化学組成で酸化ケイ素3〜95重量%、酸化カルシ
ウム3〜95重量%およびその他の不純物0〜10重量
%からなる微粒子珪酸カルシウム5〜50重量部を含有
する難燃性樹脂組成物。
ての機械的な特性を満たしながら、UL規格に基づく垂
直難燃試験法に合格する難燃性を有し、焼却処理時に腐
食性のガス(ハロゲンガス)が発生せず、環境的にも好
ましい樹脂組成物を提供する。 【解決手段】 ポリオレフィン系重合体、好ましくはポ
リエチレン系樹脂20〜40重量%、ポリプロピレン系
樹脂10〜30重量%およびエチレン−ブチレンゴム3
0〜70重量%からなるポリオレフィン系重合体100
重量部に対して、酸化金属水和物100〜350重量
部、化学組成で酸化ケイ素3〜95重量%、酸化カルシ
ウム3〜95重量%およびその他の不純物0〜10重量
%からなる微粒子珪酸カルシウム5〜50重量部を含有
する難燃性樹脂組成物。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハロゲンを含まな
くとも、ポリ塩化ビニル(PVC)組成物と同等の難燃
性を有する難燃性樹脂組成物に関する。
くとも、ポリ塩化ビニル(PVC)組成物と同等の難燃
性を有する難燃性樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】PV
C組成物は電気絶縁性がよく、自消性の難燃性を有して
いることから、電線被覆、チューブ、テープ、包装材、
建材などに広く使用されている。ところが、PVC組成
物はハロゲンである塩素(Cl)を含んでいるため、燃
焼時に塩化水素(HCl)などの腐食性ガスを発生す
る。このため各種のPVC製品が廃棄物となった場合
に、これらの焼却処分が困難という問題がある。
C組成物は電気絶縁性がよく、自消性の難燃性を有して
いることから、電線被覆、チューブ、テープ、包装材、
建材などに広く使用されている。ところが、PVC組成
物はハロゲンである塩素(Cl)を含んでいるため、燃
焼時に塩化水素(HCl)などの腐食性ガスを発生す
る。このため各種のPVC製品が廃棄物となった場合
に、これらの焼却処分が困難という問題がある。
【0003】近年、このような問題を解決しようとする
種々の試みがなされている。
種々の試みがなされている。
【0004】電線被覆材料の場合、PVCにかわる樹脂
として、電気絶縁性のよいポリエチレン(PE)やポリ
プロピレン(PP)といったオレフィン系樹脂が注目さ
れ、その難燃化の検討が盛んに行なわれている。オレフ
ィン系樹脂材料の難燃化方法として、最も効果的な難燃
剤である水酸化マグネシウム(Mg(OH)2)、水酸
化アルミニウム(Al(OH)3)などの酸化金属水和
物の添加が一般的である。
として、電気絶縁性のよいポリエチレン(PE)やポリ
プロピレン(PP)といったオレフィン系樹脂が注目さ
れ、その難燃化の検討が盛んに行なわれている。オレフ
ィン系樹脂材料の難燃化方法として、最も効果的な難燃
剤である水酸化マグネシウム(Mg(OH)2)、水酸
化アルミニウム(Al(OH)3)などの酸化金属水和
物の添加が一般的である。
【0005】しかし、UL規格に基づく垂直難燃試験法
に合格する高度な難燃性を付与するためには、多量の添
加が必要であり、加工性、成形品物性を大きく損い、実
用性の点からは程遠いものとなる。
に合格する高度な難燃性を付与するためには、多量の添
加が必要であり、加工性、成形品物性を大きく損い、実
用性の点からは程遠いものとなる。
【0006】そのため、従来の難燃組成物にあたって
は、特開平7−149965号公報で述べられているよ
うに、酸化金属水和物を主体として赤燐、ポリ燐酸アン
モニウムなどの燐系化合物やメラミンシアノレートなど
の窒素系化合物や有機シリコーン系化合物あるいは硼酸
亜鉛、錫酸亜鉛などの無機化合物を併用する方法が主流
となっている。
は、特開平7−149965号公報で述べられているよ
うに、酸化金属水和物を主体として赤燐、ポリ燐酸アン
モニウムなどの燐系化合物やメラミンシアノレートなど
の窒素系化合物や有機シリコーン系化合物あるいは硼酸
亜鉛、錫酸亜鉛などの無機化合物を併用する方法が主流
となっている。
【0007】その他の先行技術として、たとえば特開昭
50−51550号公報には、(A)ポリエチレン系ま
たはポリプロピレン系樹脂100重量部(以下、部とい
う)に対して、(B)300メッシュアンダーの酸化マ
グネシウムおよび(または)活性白土5〜60部ならび
に(C)300メッシュアンダーの炭酸カルシウム、シ
リカ粉末、ガラス粉末、クレー、カオリン、雲母、硫酸
バリウム、硫酸ソーダの1種以上20〜295部からな
る易焼却性樹脂組成物が、また、特開昭50−5215
5号公報には、(A)ポリエチレン系またはポリプロピ
レン系樹脂100重量部(以下、部という)に対して、
(B)1次粒子の平均粒径が0.1μm以下の合成微粉
末酸化珪素5〜100部および(C)平均粒径30μm
以下の炭酸カルシウム、シリカ粉末、ガラス粉末、クレ
ー、カオリン、雲母、硫酸バリウム、硫酸ソーダおよび
小麦粉の1種以上20〜295部からなる易焼却性樹脂
組成物が、さらに、特開2002−37893公報に
は、たとえばポリエチレン系樹脂に、難燃剤である水酸
化マグネシウムおよび粉末シリカを配合した難燃性組成
物が開示されている。
50−51550号公報には、(A)ポリエチレン系ま
たはポリプロピレン系樹脂100重量部(以下、部とい
う)に対して、(B)300メッシュアンダーの酸化マ
グネシウムおよび(または)活性白土5〜60部ならび
に(C)300メッシュアンダーの炭酸カルシウム、シ
リカ粉末、ガラス粉末、クレー、カオリン、雲母、硫酸
バリウム、硫酸ソーダの1種以上20〜295部からな
る易焼却性樹脂組成物が、また、特開昭50−5215
5号公報には、(A)ポリエチレン系またはポリプロピ
レン系樹脂100重量部(以下、部という)に対して、
(B)1次粒子の平均粒径が0.1μm以下の合成微粉
末酸化珪素5〜100部および(C)平均粒径30μm
以下の炭酸カルシウム、シリカ粉末、ガラス粉末、クレ
ー、カオリン、雲母、硫酸バリウム、硫酸ソーダおよび
小麦粉の1種以上20〜295部からなる易焼却性樹脂
組成物が、さらに、特開2002−37893公報に
は、たとえばポリエチレン系樹脂に、難燃剤である水酸
化マグネシウムおよび粉末シリカを配合した難燃性組成
物が開示されている。
【0008】しかし、現在公知の技術はすべて不充分で
あり、UL規格に基づく垂直難燃試験法に合格する高度
な難燃性を有し、かつ、加工性、難燃性以外の物性を満
たすことができる材料は未だ得られていないというのが
実状である。
あり、UL規格に基づく垂直難燃試験法に合格する高度
な難燃性を有し、かつ、加工性、難燃性以外の物性を満
たすことができる材料は未だ得られていないというのが
実状である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記のごとき
従来技術の問題を改善するためになされたものであり、
ハロゲンを含まない樹脂を使用して電線としての機械的
な特性を満たしながら、UL規格に基づく垂直難燃試験
法に合格する難燃性を有し、焼却処理時に腐食性のハロ
ゲンガスを発生せず、環境的にも好ましい樹脂組成物を
提供するためになされたものである。
従来技術の問題を改善するためになされたものであり、
ハロゲンを含まない樹脂を使用して電線としての機械的
な特性を満たしながら、UL規格に基づく垂直難燃試験
法に合格する難燃性を有し、焼却処理時に腐食性のハロ
ゲンガスを発生せず、環境的にも好ましい樹脂組成物を
提供するためになされたものである。
【0010】すなわち、本発明は、ポリオレフィン系重
合体100部に対して、酸化金属水和物100〜350
部、化学組成で酸化ケイ素3〜95重量%(以下、%と
いう)、酸化カルシウム3〜95%およびその他の不純
物0〜10%からなる微粒子珪酸カルシウム5〜50部
を含有する難燃性樹脂組成物(請求項1)、前記微粒子
珪酸カルシウムのBET法により測定した比表面積が
0.1〜300m2/gである請求項1記載の難燃性樹
脂組成物(請求項2)、前記酸化金属水和物が水酸化マ
グネシウムおよび(または)水酸化アルミニウムである
請求項1または2記載の難燃性樹脂組成物(請求項
3)、電線被覆に用いる請求項1、2または3記載の難
燃性樹脂組成物(請求項4)、およびポリエチレン系樹
脂20〜40%、ポリプロピレン系樹脂10〜30%お
よびエチレン−ブチレンゴム30〜70%からなるポリ
オレフィン系重合体100部に対して、水酸化マグネシ
ウム100〜350部ならびに化学組成で酸化ケイ素3
〜95%、酸化カルシウム3〜95%およびその他の不
純物0〜10%からなり、BET法により測定した比表
面積が0.1〜300m2/gの微粒子珪酸カルシウム
5〜50部を含有する電線被覆に用いる難燃性樹脂組成
物(請求項5)に関する。
合体100部に対して、酸化金属水和物100〜350
部、化学組成で酸化ケイ素3〜95重量%(以下、%と
いう)、酸化カルシウム3〜95%およびその他の不純
物0〜10%からなる微粒子珪酸カルシウム5〜50部
を含有する難燃性樹脂組成物(請求項1)、前記微粒子
珪酸カルシウムのBET法により測定した比表面積が
0.1〜300m2/gである請求項1記載の難燃性樹
脂組成物(請求項2)、前記酸化金属水和物が水酸化マ
グネシウムおよび(または)水酸化アルミニウムである
請求項1または2記載の難燃性樹脂組成物(請求項
3)、電線被覆に用いる請求項1、2または3記載の難
燃性樹脂組成物(請求項4)、およびポリエチレン系樹
脂20〜40%、ポリプロピレン系樹脂10〜30%お
よびエチレン−ブチレンゴム30〜70%からなるポリ
オレフィン系重合体100部に対して、水酸化マグネシ
ウム100〜350部ならびに化学組成で酸化ケイ素3
〜95%、酸化カルシウム3〜95%およびその他の不
純物0〜10%からなり、BET法により測定した比表
面積が0.1〜300m2/gの微粒子珪酸カルシウム
5〜50部を含有する電線被覆に用いる難燃性樹脂組成
物(請求項5)に関する。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の難燃性樹脂組成物は、電
気絶縁性が良好で、燃焼時にHClなどの腐食性ガスを
発生しないポリオレフィン系重合体をマトリックス樹脂
とし、該マトリックス樹脂に対して最も効果的な難燃剤
として知られている酸化金属水和物およびUL規格に基
づく垂直難燃試験法による評価に有効な化学組成で酸化
ケイ素3〜95%、酸化カルシウム3〜95%およびそ
の他の不純物0〜10%からなる微粒子珪酸カルシウム
を配合したものである。
気絶縁性が良好で、燃焼時にHClなどの腐食性ガスを
発生しないポリオレフィン系重合体をマトリックス樹脂
とし、該マトリックス樹脂に対して最も効果的な難燃剤
として知られている酸化金属水和物およびUL規格に基
づく垂直難燃試験法による評価に有効な化学組成で酸化
ケイ素3〜95%、酸化カルシウム3〜95%およびそ
の他の不純物0〜10%からなる微粒子珪酸カルシウム
を配合したものである。
【0012】前記ポリオレフィン系重合体としては、た
とえば電気絶縁性はJIS K 6723で定められる
体積抵抗値が30℃において1×1015Ωcmで、JI
SK 7113に定められる引張試験で23℃における
引張強度が10MPa以上、引張伸びが150%以上の
特性を有するものが、600V耐燃性ポリエチレン絶縁
ケーブルまたは耐燃性架橋ポリエチレン絶縁ケーブルと
して使用する点から好ましい。
とえば電気絶縁性はJIS K 6723で定められる
体積抵抗値が30℃において1×1015Ωcmで、JI
SK 7113に定められる引張試験で23℃における
引張強度が10MPa以上、引張伸びが150%以上の
特性を有するものが、600V耐燃性ポリエチレン絶縁
ケーブルまたは耐燃性架橋ポリエチレン絶縁ケーブルと
して使用する点から好ましい。
【0013】前記ポリオレフィン系重合体というのは、
重合体中に占めるオレフィン単量体単位の割合が60%
以上、さらには65%以上であるのが、電気絶縁性、耐
熱性、難燃性に優れ、かつ引張強度を向上させる点から
好ましく、上限は100%である。
重合体中に占めるオレフィン単量体単位の割合が60%
以上、さらには65%以上であるのが、電気絶縁性、耐
熱性、難燃性に優れ、かつ引張強度を向上させる点から
好ましく、上限は100%である。
【0014】前記オレフィン単量体としては、炭素数2
〜8のオレフィン、具体的には、エチレン、プロピレ
ン、ブテン、イソブチレン、メチルペンテン、ヘキセ
ン、オクテン、環状オレフィンなどがあげられる。
〜8のオレフィン、具体的には、エチレン、プロピレ
ン、ブテン、イソブチレン、メチルペンテン、ヘキセ
ン、オクテン、環状オレフィンなどがあげられる。
【0015】前記ポリオレフィン系重合体に含有され得
るオレフィン単量体単位以外の単位としては、たとえば
酢酸ビニル、ビニルアルコール、エチルアクリレート、
メチルメタクリレート、アクリロニトリル、非共役ジエ
ンなどの単量体からの単位があげられる。これらの単位
を含有させることにより、好ましくは10%以上で40
%以下含有させることにより、ポリオレフィン系重合体
を、耐熱性、難燃性、表面性などの良好なものにするこ
とができる。
るオレフィン単量体単位以外の単位としては、たとえば
酢酸ビニル、ビニルアルコール、エチルアクリレート、
メチルメタクリレート、アクリロニトリル、非共役ジエ
ンなどの単量体からの単位があげられる。これらの単位
を含有させることにより、好ましくは10%以上で40
%以下含有させることにより、ポリオレフィン系重合体
を、耐熱性、難燃性、表面性などの良好なものにするこ
とができる。
【0016】前記ポリオレフィン系重合体には、大別し
てポリオレフィン系樹脂およびポリオレフィン系ゴム
(ポリオレフィン系エラストマーを含む)が含まれる。
これらは1種で使用してもよく、2種以上を組み合わせ
て使用してもよい。これらのうちでは、ポリオレフィン
系樹脂およびポリオレフィン系ゴム(ポリオレフィン系
エラストマーを含む)の組合せが、JIS K6760
に定められた引張強度10MPa以上および引張伸び1
50%以上の物性をクリアーしやすい点から好ましい。
てポリオレフィン系樹脂およびポリオレフィン系ゴム
(ポリオレフィン系エラストマーを含む)が含まれる。
これらは1種で使用してもよく、2種以上を組み合わせ
て使用してもよい。これらのうちでは、ポリオレフィン
系樹脂およびポリオレフィン系ゴム(ポリオレフィン系
エラストマーを含む)の組合せが、JIS K6760
に定められた引張強度10MPa以上および引張伸び1
50%以上の物性をクリアーしやすい点から好ましい。
【0017】前記ポリオレフィン系樹脂の具体例として
は、たとえばポリエチレン、エチレン−プロピレン共重
合体、エチレン−プロピレン−非共役ジエン共重合体、
エチレン−ブテン共重合体、エチレン−ヘキセン共重合
体、エチレン−オクテン共重合体、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体、エチレン−ビニルアルコール共重合体、エ
チレン−エチルアクリレート共重合体などのエチレン単
位を60%以上含有するポリエチレン系樹脂;ポリプロ
ピレン、プロピレン−エチレンランダム共重合体などの
プロピレン単位を60%以上含有するポリプロピレン系
樹脂;ポリブテン、ポリイソブチレン、ポリメチルペン
テン、環状オレフィンの(共)重合体などの一般的なポ
リオレフィン系樹脂があげられる。これらは1種で用い
てもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
は、たとえばポリエチレン、エチレン−プロピレン共重
合体、エチレン−プロピレン−非共役ジエン共重合体、
エチレン−ブテン共重合体、エチレン−ヘキセン共重合
体、エチレン−オクテン共重合体、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体、エチレン−ビニルアルコール共重合体、エ
チレン−エチルアクリレート共重合体などのエチレン単
位を60%以上含有するポリエチレン系樹脂;ポリプロ
ピレン、プロピレン−エチレンランダム共重合体などの
プロピレン単位を60%以上含有するポリプロピレン系
樹脂;ポリブテン、ポリイソブチレン、ポリメチルペン
テン、環状オレフィンの(共)重合体などの一般的なポ
リオレフィン系樹脂があげられる。これらは1種で用い
てもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0018】前記ポリオレフィン系ゴムの具体例として
は、たとえばエチレン−ブチレンゴム(たとえばエチレ
ン−1−ブテンゴムなど)、エチレン−プロピレンゴム
などの一般的なポリオレフィン系ゴムがあげられる。こ
れらは1種で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用
いてもよい。
は、たとえばエチレン−ブチレンゴム(たとえばエチレ
ン−1−ブテンゴムなど)、エチレン−プロピレンゴム
などの一般的なポリオレフィン系ゴムがあげられる。こ
れらは1種で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用
いてもよい。
【0019】前記ポリオレフィン系樹脂およびポリオレ
フィン系ゴムのなかでは、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、エチレン−酢酸ビニル共重合体が、引張特性、耐熱
性、絶縁性の点から好ましく、エチレン−プロピレンゴ
ム、エチレン−ブチレンゴムが、柔軟性、ベタツキ防止
の点から好ましい。
フィン系ゴムのなかでは、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、エチレン−酢酸ビニル共重合体が、引張特性、耐熱
性、絶縁性の点から好ましく、エチレン−プロピレンゴ
ム、エチレン−ブチレンゴムが、柔軟性、ベタツキ防止
の点から好ましい。
【0020】本発明の難燃性樹脂組成物を電線被覆材と
して使用する場合、ポリオレフィン系重合体としては、
銅線との接触による銅害防止の点からポリエチレン系樹
脂が有利であり、電線被覆材の耐熱性を高める点からポ
リプロピレン系樹脂が有利であり、実用的にはポリエチ
レン系樹脂とポリプロピレン系樹脂との併用系が好まし
い。また、ポリエチレ系樹脂とポリプロピレン系樹脂と
を組み合わせたものに、さらにエチレン−プロピレンゴ
ムおよび(または)エチレン−ブチレンゴムで代表され
るポリオレフィン系ゴムを組み合わせることにより、柔
軟性を付与することができ、かつ、酸化金属水和物およ
び化学組成で酸化ケイ素3〜95%、酸化カルシウム3
〜95%およびその他の不純物0〜10%からなる微粒
子珪酸カルシウムの分散性を向上させることができる。
して使用する場合、ポリオレフィン系重合体としては、
銅線との接触による銅害防止の点からポリエチレン系樹
脂が有利であり、電線被覆材の耐熱性を高める点からポ
リプロピレン系樹脂が有利であり、実用的にはポリエチ
レン系樹脂とポリプロピレン系樹脂との併用系が好まし
い。また、ポリエチレ系樹脂とポリプロピレン系樹脂と
を組み合わせたものに、さらにエチレン−プロピレンゴ
ムおよび(または)エチレン−ブチレンゴムで代表され
るポリオレフィン系ゴムを組み合わせることにより、柔
軟性を付与することができ、かつ、酸化金属水和物およ
び化学組成で酸化ケイ素3〜95%、酸化カルシウム3
〜95%およびその他の不純物0〜10%からなる微粒
子珪酸カルシウムの分散性を向上させることができる。
【0021】本発明に使用するポリオレフィン系重合体
としては、前記のごとき点から、ポリエチレン系樹脂2
0〜40%、ポリプロピレン系樹脂10〜30%ならび
にエチレン−プロピレンゴムおよび(または)エチレン
−ブチレンゴム、とくにエチレン−ブチレンゴム30〜
70%を含有するポリオレフィン系重合体を使用するの
が好ましい。
としては、前記のごとき点から、ポリエチレン系樹脂2
0〜40%、ポリプロピレン系樹脂10〜30%ならび
にエチレン−プロピレンゴムおよび(または)エチレン
−ブチレンゴム、とくにエチレン−ブチレンゴム30〜
70%を含有するポリオレフィン系重合体を使用するの
が好ましい。
【0022】本発明で用いられる酸化金属水和物は、燃
焼時に酸化金属と水蒸気に分解されて難燃性を発現する
ものである。ポリオレフィン系重合体に酸化金属水和物
(たとえば水酸化マグネシウム(Mg(OH)2))を
添加すると、燃焼時に酸化金属水和物が酸化金属と水蒸
気に分解することによって温度を下げるとともに、発生
する水蒸気によって燃焼している部分への酸素の供給を
抑えることができる。また、燃焼している部分に酸化金
属が付着することによって、新たな重合体面に炎が広が
らないようにすることができる。
焼時に酸化金属と水蒸気に分解されて難燃性を発現する
ものである。ポリオレフィン系重合体に酸化金属水和物
(たとえば水酸化マグネシウム(Mg(OH)2))を
添加すると、燃焼時に酸化金属水和物が酸化金属と水蒸
気に分解することによって温度を下げるとともに、発生
する水蒸気によって燃焼している部分への酸素の供給を
抑えることができる。また、燃焼している部分に酸化金
属が付着することによって、新たな重合体面に炎が広が
らないようにすることができる。
【0023】前記酸化金属水和物の大きさとしては、平
均粒子径で10μm以下、さらには5μm以下であるの
が、前記ポリオレフィン系重合体の引張強度を低下させ
ない点から好ましく、0.1μm以上、さらには0.5
μm以上であるのが、前記ポリオレフィン系重合体の難
燃性を高める点から好ましい。
均粒子径で10μm以下、さらには5μm以下であるの
が、前記ポリオレフィン系重合体の引張強度を低下させ
ない点から好ましく、0.1μm以上、さらには0.5
μm以上であるのが、前記ポリオレフィン系重合体の難
燃性を高める点から好ましい。
【0024】前記酸化金属水和物の具体例としては、た
とえば水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、水酸
化カルシウムなどがあげられる。これらは1種で使用し
てもよく、2種以上を組み合わせて使用してもよい。こ
れらのうちでは水酸化マグネシウムおよび(または)水
酸化アルミニウムが、前記ポリオレフィン系重合体の難
燃性を高める点から好ましく、とくに水酸化マグネシウ
ムが好ましい。
とえば水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、水酸
化カルシウムなどがあげられる。これらは1種で使用し
てもよく、2種以上を組み合わせて使用してもよい。こ
れらのうちでは水酸化マグネシウムおよび(または)水
酸化アルミニウムが、前記ポリオレフィン系重合体の難
燃性を高める点から好ましく、とくに水酸化マグネシウ
ムが好ましい。
【0025】前記酸化金属水和物の使用に際し、ポリオ
レフィン系重合体との親和性向上、得られる組成物の機
械特性の低下防止、耐水性、耐酸性の向上などのため
に、酸化金属水和物をシランカップリング剤、ステアリ
ン酸などの高級脂肪酸、シュウ酸アニオンなどで表面処
理したものを用いてもよい。
レフィン系重合体との親和性向上、得られる組成物の機
械特性の低下防止、耐水性、耐酸性の向上などのため
に、酸化金属水和物をシランカップリング剤、ステアリ
ン酸などの高級脂肪酸、シュウ酸アニオンなどで表面処
理したものを用いてもよい。
【0026】前記酸化金属水和物の添加量はポリオレフ
ィン系重合体100部に対して、通常100部以上、さ
らには140部以上で、350部以下、さらには300
部以下であるのが好ましい。前記添加量が少なくなりす
ぎると、化学組成で酸化ケイ素3〜95%、および酸化
カルシウム3〜95%およびその他の不純物0〜10%
からなる微粒子珪酸カルシウムと併用しても、UL規格
に基づく垂直難燃試験法による評価に合格することが難
しくなる。一方、添加量は多いほど難燃性は高くなる
が、多すぎると得られる組成物の機械的特性や加工性、
絶縁特性などが低下する。
ィン系重合体100部に対して、通常100部以上、さ
らには140部以上で、350部以下、さらには300
部以下であるのが好ましい。前記添加量が少なくなりす
ぎると、化学組成で酸化ケイ素3〜95%、および酸化
カルシウム3〜95%およびその他の不純物0〜10%
からなる微粒子珪酸カルシウムと併用しても、UL規格
に基づく垂直難燃試験法による評価に合格することが難
しくなる。一方、添加量は多いほど難燃性は高くなる
が、多すぎると得られる組成物の機械的特性や加工性、
絶縁特性などが低下する。
【0027】本発明に使用される微粒子珪酸カルシウム
は、化学組成で酸化ケイ素3%以上、さらには20%以
上、とくには40%以上で95%以下、さらには80%
以下、とくには60%以下、および酸化カルシウム95
%以下、さらには80%以下、とくには60%以下で3
%以上、さらには20%以上、とくには40%以上、お
よびその他の不純物0〜10%からなるものである。前
記化学組成の範囲内の場合には、所望の難燃効果が得ら
れる。前記酸化ケイ素含有量が多すぎる場合、したがっ
て、酸化カルシウム含有量が少なすぎる場合、所望の難
燃効果が得られ難くなる。また、前記酸化カルシウム含
有量が多すぎる場合、したがって、酸化ケイ素含有量が
少なすぎる場合も、所望の難燃効果が得られ難くなる。
所望の難燃効果を得るうえで、微粒子珪酸カルシウムの
BET法による比表面積は、0.1m2/g以上、さら
には1m2/g以上で、300m2/g以下、さらには1
00m2/g以下、とくには50m2/g以下であるのが
好ましい。
は、化学組成で酸化ケイ素3%以上、さらには20%以
上、とくには40%以上で95%以下、さらには80%
以下、とくには60%以下、および酸化カルシウム95
%以下、さらには80%以下、とくには60%以下で3
%以上、さらには20%以上、とくには40%以上、お
よびその他の不純物0〜10%からなるものである。前
記化学組成の範囲内の場合には、所望の難燃効果が得ら
れる。前記酸化ケイ素含有量が多すぎる場合、したがっ
て、酸化カルシウム含有量が少なすぎる場合、所望の難
燃効果が得られ難くなる。また、前記酸化カルシウム含
有量が多すぎる場合、したがって、酸化ケイ素含有量が
少なすぎる場合も、所望の難燃効果が得られ難くなる。
所望の難燃効果を得るうえで、微粒子珪酸カルシウムの
BET法による比表面積は、0.1m2/g以上、さら
には1m2/g以上で、300m2/g以下、さらには1
00m2/g以下、とくには50m2/g以下であるのが
好ましい。
【0028】前記微粒子珪酸カルシウムとしては、原料
として消石灰と天然の珪石あるいは珪砂から合成される
ゾノトライトや、天然の珪灰石を粉砕することにより得
られるウォラストナイトが好ましく使用される。このよ
うな微粒子珪酸カルシウムは、針状または繊維状のもの
が多く、その平均繊維長は0.01〜200μm程度あ
る。また、そのアスペクト比は、通常、3〜30であ
る。前記のごとき化学組成のものである限り、とくにそ
の繊維長などには限定はないが、平均繊維長0.5〜4
0μm程度でアスペクト比3〜20であるのが、前記ポ
リオレフィン系重合体の難燃性を高めることができる点
から好ましい。
として消石灰と天然の珪石あるいは珪砂から合成される
ゾノトライトや、天然の珪灰石を粉砕することにより得
られるウォラストナイトが好ましく使用される。このよ
うな微粒子珪酸カルシウムは、針状または繊維状のもの
が多く、その平均繊維長は0.01〜200μm程度あ
る。また、そのアスペクト比は、通常、3〜30であ
る。前記のごとき化学組成のものである限り、とくにそ
の繊維長などには限定はないが、平均繊維長0.5〜4
0μm程度でアスペクト比3〜20であるのが、前記ポ
リオレフィン系重合体の難燃性を高めることができる点
から好ましい。
【0029】また、前記消石灰と天然の珪石あるいは珪
砂から合成されるゾノトライトや、天然の珪灰石を粉砕
することにより得られるウォラストナイトは、合成法に
よって板状珪酸カルシウムや粒状の形態などとして得る
こともできる。この場合も前記のごとき化学組成である
かぎり、その形状などには限定はないが、平均粒子径が
1〜10μm程度であるのが、前記ポリオレフィン系重
合体の難燃性を高めることができる点から好ましい。
砂から合成されるゾノトライトや、天然の珪灰石を粉砕
することにより得られるウォラストナイトは、合成法に
よって板状珪酸カルシウムや粒状の形態などとして得る
こともできる。この場合も前記のごとき化学組成である
かぎり、その形状などには限定はないが、平均粒子径が
1〜10μm程度であるのが、前記ポリオレフィン系重
合体の難燃性を高めることができる点から好ましい。
【0030】なお、ゾノトライトの合成法には、水酸化
カルシウムと珪石粉末に水を加えて加圧撹拌処理する湿
式法や、DP−1918219(ドイツ特許第1918
219号明細書)や特開昭56−78465号公報に記
載されているように、水酸化カルシウムと珪石粉末に水
を加えずに加圧撹拌処理する乾式法などがあるが、前記
のごとき化学組成の微粒子珪酸カルシウムが得られる限
り、その製法にはとくに限定はない。
カルシウムと珪石粉末に水を加えて加圧撹拌処理する湿
式法や、DP−1918219(ドイツ特許第1918
219号明細書)や特開昭56−78465号公報に記
載されているように、水酸化カルシウムと珪石粉末に水
を加えずに加圧撹拌処理する乾式法などがあるが、前記
のごとき化学組成の微粒子珪酸カルシウムが得られる限
り、その製法にはとくに限定はない。
【0031】前記微粒子珪酸カルシウムの具体例として
は、たとえば河合石灰(株)製のPCMライト−10
(酸化ケイ素50%、酸化カルシウム50%、BET法
による比表面積15〜20m2/g、平均繊維長1〜2
μm)、PCMライト−20(酸化ケイ素50%、酸化
カルシウム50%、BET法による比表面積15〜20
m2/g、平均繊維長6〜7μm)、宇部化学工業
(株)製のゾノハイジ(酸化ケイ素50%、酸化カルシ
ウム50%、BET法による比表面積20〜40m2/
g、平均繊維長1〜5μm)および川鉄工業(株)製の
ウォラスナイトC−10(酸化ケイ素48%、酸化カル
シウム44%、BET法による比表面積1.37m2/
g、平均繊維長35μm)、ウォラスナイトPH−45
0(酸化ケイ素50%、酸化カルシウム46%、BET
法による比表面積2.3m2/g、平均繊維長35μ
m)などがあげられる。このような微粒子珪酸カルシウ
ムは、単体での熱伝導度が低く、優れた耐火性・耐熱性
を有するために、燃焼過程時にポリオレフィン系重合体
への急激な熱伝導を抑制することができるため、重合体
の熱分解を抑制することができるとともに、微粒子珪酸
カルシウムの大部分が針状または繊維状であるため、燃
焼後の残査が崩れにくくなり、重合体の熱分解によって
発生する可燃性ガスの拡散を抑制することができる。加
えて、一次粒子がきわめてて小さく、比表面積がきわめ
て大きいために、重合体の熱分解によって発生した可燃
性ガスが吸着されるなどの結果、UL規格に基づく垂直
難燃試験法による評価に合格することができるすぐれた
難燃性を発現するものと推測される。
は、たとえば河合石灰(株)製のPCMライト−10
(酸化ケイ素50%、酸化カルシウム50%、BET法
による比表面積15〜20m2/g、平均繊維長1〜2
μm)、PCMライト−20(酸化ケイ素50%、酸化
カルシウム50%、BET法による比表面積15〜20
m2/g、平均繊維長6〜7μm)、宇部化学工業
(株)製のゾノハイジ(酸化ケイ素50%、酸化カルシ
ウム50%、BET法による比表面積20〜40m2/
g、平均繊維長1〜5μm)および川鉄工業(株)製の
ウォラスナイトC−10(酸化ケイ素48%、酸化カル
シウム44%、BET法による比表面積1.37m2/
g、平均繊維長35μm)、ウォラスナイトPH−45
0(酸化ケイ素50%、酸化カルシウム46%、BET
法による比表面積2.3m2/g、平均繊維長35μ
m)などがあげられる。このような微粒子珪酸カルシウ
ムは、単体での熱伝導度が低く、優れた耐火性・耐熱性
を有するために、燃焼過程時にポリオレフィン系重合体
への急激な熱伝導を抑制することができるため、重合体
の熱分解を抑制することができるとともに、微粒子珪酸
カルシウムの大部分が針状または繊維状であるため、燃
焼後の残査が崩れにくくなり、重合体の熱分解によって
発生する可燃性ガスの拡散を抑制することができる。加
えて、一次粒子がきわめてて小さく、比表面積がきわめ
て大きいために、重合体の熱分解によって発生した可燃
性ガスが吸着されるなどの結果、UL規格に基づく垂直
難燃試験法による評価に合格することができるすぐれた
難燃性を発現するものと推測される。
【0032】前記微粒子珪酸カルシウムの添加量として
は、ポリオレフィン系重合体100部に対して、5部以
上、さらには10部以上で、50部以下、さらには30
部以下であるのが、前記ポリオレフィン系重合体の引張
強度を低下させず、なおかつ難燃性を高めることができ
る点から好ましい。微粒子珪酸カルシウムの添加量が5
部未満の場合には、所望の難燃効果が得られにくくな
り、50部をこえると、添加量の割に難燃効果の増加が
少なくなるうえ、電線被覆成形時の加工性や機械的特性
が低下する。
は、ポリオレフィン系重合体100部に対して、5部以
上、さらには10部以上で、50部以下、さらには30
部以下であるのが、前記ポリオレフィン系重合体の引張
強度を低下させず、なおかつ難燃性を高めることができ
る点から好ましい。微粒子珪酸カルシウムの添加量が5
部未満の場合には、所望の難燃効果が得られにくくな
り、50部をこえると、添加量の割に難燃効果の増加が
少なくなるうえ、電線被覆成形時の加工性や機械的特性
が低下する。
【0033】本発明の難燃性樹脂組成物には、さらに難
燃効果を高めるために、前記酸化金属水和物および微粒
子珪酸カルシウムに加えて、他の難燃剤を加えてもよ
い。また、一般に難燃性樹脂組成物に添加される添加剤
を添加してもよい。これらは、難燃性樹脂組成物の用途
に応じて、随時選択使用すればよい。
燃効果を高めるために、前記酸化金属水和物および微粒
子珪酸カルシウムに加えて、他の難燃剤を加えてもよ
い。また、一般に難燃性樹脂組成物に添加される添加剤
を添加してもよい。これらは、難燃性樹脂組成物の用途
に応じて、随時選択使用すればよい。
【0034】前記酸化金属水和物および微粒子珪酸カル
シウム以外の難燃剤としては、たとえば赤燐、安定化処
理された安定化赤燐、ポリ燐酸アンモニウム、燐酸エス
テル化合物、ホスファイト系化合物、ホスフィン系化合
物、ホスフィンオキシド系化合物、ホスファゼン系化合
物、リン酸塩、ポリ燐酸アンモニウムなどの燐系化合
物;メラミン系化合物(メラミン、メチロールメラミ
ン、メラミンシアヌレート、硫酸メラミンなど)、グア
ニジン化合物、炭酸アンモニウムなどのアンモニウム化
合物などの窒素系化合物;有機シリコーン系化合物;硼
酸亜鉛、錫酸亜鉛などの無機化合物などがあげられる。
これらは1種で使用してもよく2種以上使用してもよ
い。これらの難燃剤を使用する場合、前記酸化金属水和
物および微粒子珪酸カルシウムの合計量100部に対し
て、2〜10部であるのが、前記ポリオレフィン系重合
体の引張強度を低下させず、なおかつ難燃性を高めるこ
とができる点から好ましい。
シウム以外の難燃剤としては、たとえば赤燐、安定化処
理された安定化赤燐、ポリ燐酸アンモニウム、燐酸エス
テル化合物、ホスファイト系化合物、ホスフィン系化合
物、ホスフィンオキシド系化合物、ホスファゼン系化合
物、リン酸塩、ポリ燐酸アンモニウムなどの燐系化合
物;メラミン系化合物(メラミン、メチロールメラミ
ン、メラミンシアヌレート、硫酸メラミンなど)、グア
ニジン化合物、炭酸アンモニウムなどのアンモニウム化
合物などの窒素系化合物;有機シリコーン系化合物;硼
酸亜鉛、錫酸亜鉛などの無機化合物などがあげられる。
これらは1種で使用してもよく2種以上使用してもよ
い。これらの難燃剤を使用する場合、前記酸化金属水和
物および微粒子珪酸カルシウムの合計量100部に対し
て、2〜10部であるのが、前記ポリオレフィン系重合
体の引張強度を低下させず、なおかつ難燃性を高めるこ
とができる点から好ましい。
【0035】また、前記その他の添加剤としては、たと
えば抗酸化剤;キレーターなどの安定化剤;ステアリン
酸バリウム、ステアリン酸マグネシウムなどの高級脂肪
酸の金属塩やポリエチレンワックスなどの滑剤;パラフ
ィン系、ナフテン系の各種鉱物油、ひまし油、綿実油、
あまに油、なたね油、大豆油、パーム油、やし油、落花
生油、木ロウ、パインオイル、オリーブ油などの植物
油、シリコーン、ポリブタジエン、ポリブテンなどの合
成油であるプロセスオイルなどの軟化剤;フェノール系
やアミン系などの老化防止剤;物性をより高めるための
多官能モノマーやラジカル発生剤などの化学架橋剤;紫
外線吸収剤;銅害防止剤;顔料、染料その他の着色剤な
どがあげられる。
えば抗酸化剤;キレーターなどの安定化剤;ステアリン
酸バリウム、ステアリン酸マグネシウムなどの高級脂肪
酸の金属塩やポリエチレンワックスなどの滑剤;パラフ
ィン系、ナフテン系の各種鉱物油、ひまし油、綿実油、
あまに油、なたね油、大豆油、パーム油、やし油、落花
生油、木ロウ、パインオイル、オリーブ油などの植物
油、シリコーン、ポリブタジエン、ポリブテンなどの合
成油であるプロセスオイルなどの軟化剤;フェノール系
やアミン系などの老化防止剤;物性をより高めるための
多官能モノマーやラジカル発生剤などの化学架橋剤;紫
外線吸収剤;銅害防止剤;顔料、染料その他の着色剤な
どがあげられる。
【0036】本発明の難燃性樹脂組成物は、高い難燃性
が達成され、燃焼時に腐食性の有毒ガスを発生しないた
め、火災の際の安全性向上や廃棄した際の焼却処分を容
易にするという特性を有するものであり、たとえば燃焼
時の発生ガスの酸性度はJCS379Aに定められたp
H3.5以上に対し、pH5.5以上という優れた特性
を有するものであり、たとえば電線、ケーブルまたはそ
の類似品の被覆材料として有利に用いることができる。
とくに、被覆厚さが1mm以下、電線外径が3mm以下
の機器内配線には、とくに高いレベルの難燃性が必要で
あるが、本発明の難燃性樹脂組成物を用いることによ
り、電気用品取締法、UL規格にそれぞれ制定されてい
る垂直燃焼試験法による評価に合格することができ、か
つ、JIS規格(K6760)に定められた引張強度1
0MPa以上および引張伸び150%以上の物性をクリ
アーすることができる。
が達成され、燃焼時に腐食性の有毒ガスを発生しないた
め、火災の際の安全性向上や廃棄した際の焼却処分を容
易にするという特性を有するものであり、たとえば燃焼
時の発生ガスの酸性度はJCS379Aに定められたp
H3.5以上に対し、pH5.5以上という優れた特性
を有するものであり、たとえば電線、ケーブルまたはそ
の類似品の被覆材料として有利に用いることができる。
とくに、被覆厚さが1mm以下、電線外径が3mm以下
の機器内配線には、とくに高いレベルの難燃性が必要で
あるが、本発明の難燃性樹脂組成物を用いることによ
り、電気用品取締法、UL規格にそれぞれ制定されてい
る垂直燃焼試験法による評価に合格することができ、か
つ、JIS規格(K6760)に定められた引張強度1
0MPa以上および引張伸び150%以上の物性をクリ
アーすることができる。
【0037】なお、本発明における微粒子珪酸カルシウ
ムを特定するBET法による比表面積の測定および一次
粒子の平均粒子径の測定は、つぎの方法で測定する。
ムを特定するBET法による比表面積の測定および一次
粒子の平均粒子径の測定は、つぎの方法で測定する。
【0038】BET法による比表面積:DIN6613
1に基づく、窒素ガス吸着量により算出。
1に基づく、窒素ガス吸着量により算出。
【0039】一次粒子平均粒子径:走査型電子顕微鏡2
0000倍の写真から測定。
0000倍の写真から測定。
【0040】
【実施例】つぎに、本発明の難燃性樹脂組成物を実施例
および比較例に基づいてさらに詳細に説明するが、本発
明はこれらに限定されるものではない。
および比較例に基づいてさらに詳細に説明するが、本発
明はこれらに限定されるものではない。
【0041】[使用材料]
(ポリオレフィン系重合体)
アフィニティPL1880:ダウ・ケミカル(株)、L
LDPE PB222A:サンアロマー(株)製、ポリプロピレン EBM2021P:JSR(株)、エチレンーブチレン
共重合ゴム (酸化金属水和物) キスマ5PH:協和化学(株)製、水酸化マグネシウ
ム、平均粒子径0.8μm (微粒子珪酸カルシウム) 表1に記載の微粒子珪酸カルシウム:河合石灰(株)製 (その他) メラミンシアヌレート640:窒素系化合物、日産化学
(株)製 PW−380:軟化剤、出光興産(株)、パラフィン系
プロセスオイル EBS:ライオン(株)、エチレンビス脂肪酸アマイド AO−412S:旭電化工業(株)、チオエーテル系酸
化防止剤 ZS−90:旭電化工業(株)、重金属不活性化剤 CDA−1:旭電化工業(株)、重金属不活性化剤
LDPE PB222A:サンアロマー(株)製、ポリプロピレン EBM2021P:JSR(株)、エチレンーブチレン
共重合ゴム (酸化金属水和物) キスマ5PH:協和化学(株)製、水酸化マグネシウ
ム、平均粒子径0.8μm (微粒子珪酸カルシウム) 表1に記載の微粒子珪酸カルシウム:河合石灰(株)製 (その他) メラミンシアヌレート640:窒素系化合物、日産化学
(株)製 PW−380:軟化剤、出光興産(株)、パラフィン系
プロセスオイル EBS:ライオン(株)、エチレンビス脂肪酸アマイド AO−412S:旭電化工業(株)、チオエーテル系酸
化防止剤 ZS−90:旭電化工業(株)、重金属不活性化剤 CDA−1:旭電化工業(株)、重金属不活性化剤
【0042】[評価方法]
(垂直難燃試験)UL規格VW−1に制定される垂直燃
焼試験に基づく。 (引張強度、引張伸び)JIS K6760に記載され
ている方法に基づく。 (燃焼時の発生ガスの酸性度)JCS第397号Aに記
載されている方法に基づく。
焼試験に基づく。 (引張強度、引張伸び)JIS K6760に記載され
ている方法に基づく。 (燃焼時の発生ガスの酸性度)JCS第397号Aに記
載されている方法に基づく。
【0043】実施例1〜11および比較例1〜4
(難燃性樹脂組成物ペレットの作成)アフィニティPL
1880(LLDPE)30部、PB222A(ポリプ
ロピレン)20部およびEBM2021P(エチレンー
ブチレン共重合ゴム)50部よりなるポリオレフィン系
重合体100部に対して、表1記載の酸化金属水和物お
よび微粒子珪酸カルシウムなどを表1記載の量、メラミ
ンシアヌレート640(窒素系化合物)10部、PW−
380(パラフィン系プロセスオイル)10部、EBS
(エチレンビス脂肪酸アマイド)2部、AO−412S
(チオエーテル系酸化防止剤)0.5部、ZS−90
(重金属不活性化剤)1部およびCDA−1(重金属不
活性化剤)0.5部をトータル重量が10kgになるよ
うに配合し、10Lタンブラーで5分間室温下で混合
し、10L加圧ニーダーで混練し、210℃で取り出
し、造粒機でペレット化した。
1880(LLDPE)30部、PB222A(ポリプ
ロピレン)20部およびEBM2021P(エチレンー
ブチレン共重合ゴム)50部よりなるポリオレフィン系
重合体100部に対して、表1記載の酸化金属水和物お
よび微粒子珪酸カルシウムなどを表1記載の量、メラミ
ンシアヌレート640(窒素系化合物)10部、PW−
380(パラフィン系プロセスオイル)10部、EBS
(エチレンビス脂肪酸アマイド)2部、AO−412S
(チオエーテル系酸化防止剤)0.5部、ZS−90
(重金属不活性化剤)1部およびCDA−1(重金属不
活性化剤)0.5部をトータル重量が10kgになるよ
うに配合し、10Lタンブラーで5分間室温下で混合
し、10L加圧ニーダーで混練し、210℃で取り出
し、造粒機でペレット化した。
【0044】前記ペレット作成時の混練機およびその運
転条件、造粒装置およびその運転条件は、以下のとおり
であった。 混練機:10LMS加圧ニーダー DS10−20MW
H−H((株)森山製作所製) 混練条件:ジャケット温度180℃、ローター回転数6
0rpm 造粒装置:FR−65フィーダールーダー((株)森山
製作所製) 造粒条件:シリンダー1 180℃、シリンダー2 1
90℃、アダプター 200℃、ダイス 210℃、ス
クリュウ回転数 40rpm
転条件、造粒装置およびその運転条件は、以下のとおり
であった。 混練機:10LMS加圧ニーダー DS10−20MW
H−H((株)森山製作所製) 混練条件:ジャケット温度180℃、ローター回転数6
0rpm 造粒装置:FR−65フィーダールーダー((株)森山
製作所製) 造粒条件:シリンダー1 180℃、シリンダー2 1
90℃、アダプター 200℃、ダイス 210℃、ス
クリュウ回転数 40rpm
【0045】(電線の製造)得られたペレットを使用
し、東洋精機(株)製のラボプラストミル20mmφ押
出機によりクロスヘッドダイスを用い、直径0.7mm
の単線の銅線上に難燃性樹脂組成物を厚さ0.4mmに
なるように被覆して電線を製造した。
し、東洋精機(株)製のラボプラストミル20mmφ押
出機によりクロスヘッドダイスを用い、直径0.7mm
の単線の銅線上に難燃性樹脂組成物を厚さ0.4mmに
なるように被覆して電線を製造した。
【0046】電線製造時の成形加工条件は、以下のとお
りであった。 シリンダー温度:C1 220℃、C2 240℃、C
3 200℃、C4 230℃ スクリュー形状:フルフライト圧縮比2.4のミキシン
グタイプ スクリュー回転数:10〜40rpm 引き取り速度:5〜20m/min
りであった。 シリンダー温度:C1 220℃、C2 240℃、C
3 200℃、C4 230℃ スクリュー形状:フルフライト圧縮比2.4のミキシン
グタイプ スクリュー回転数:10〜40rpm 引き取り速度:5〜20m/min
【0047】得られた電線の評価を行なった。結果を表
1に示す。また、得られた電線の燃焼時の発生ガスの酸
性度を評価したところ、pH5.5〜6.0の範囲内で
あった。
1に示す。また、得られた電線の燃焼時の発生ガスの酸
性度を評価したところ、pH5.5〜6.0の範囲内で
あった。
【0048】
【表1】
【0049】
【発明の効果】本発明の難燃性樹脂組成物を使用する
と、ハロゲンを含まない重合体を使用しているにもかか
わらず、電線としての機械的な特性を満たしながら、U
L規格に基づく垂直難燃試験法に合格する難燃性を有
し、焼却処理時に腐食性のガス(ハロゲンガス)が発生
せず、環境的にも好ましい電線を得ることができる。
と、ハロゲンを含まない重合体を使用しているにもかか
わらず、電線としての機械的な特性を満たしながら、U
L規格に基づく垂直難燃試験法に合格する難燃性を有
し、焼却処理時に腐食性のガス(ハロゲンガス)が発生
せず、環境的にも好ましい電線を得ることができる。
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フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
H01B 3/28 H01B 3/28
3/44 3/44 F
G
P
Fターム(参考) 4J002 BB03W BB03X BB05W BB05X
BB06W BB06X BB07W BB07X
BB12W BB12Y BB14W BB14Y
BB15W BB15X BB17W BB18W
BB22W BB22X BK00W CE00W
DE076 DE086 DE146 DJ007
FA047 FA077 FB096 FB236
FD130 FD136 FD137 GQ01
5G305 AA02 AA14 AB25 AB35 AB36
BA15 CA01 CA47 CA51 CC02
CC03 CC12 CD13
Claims (5)
- 【請求項1】 ポリオレフィン系重合体100重量部に
対して、酸化金属水和物100〜350重量部、化学組
成で酸化ケイ素3〜95重量%、酸化カルシウム3〜9
5重量%およびその他の不純物0〜10重量%からなる
微粒子珪酸カルシウム5〜50重量部を含有する難燃性
樹脂組成物。 - 【請求項2】 前記微粒子珪酸カルシウムのBET法に
より測定した比表面積が0.1〜300m2/gである
請求項1記載の難燃性樹脂組成物。 - 【請求項3】 前記酸化金属水和物が水酸化マグネシウ
ムおよび(または)水酸化アルミニウムである請求項1
または2記載の難燃性樹脂組成物。 - 【請求項4】 電線被覆に用いる請求項1、2または3
記載の難燃性樹脂組成物。 - 【請求項5】 ポリエチレン系樹脂20〜40重量%、
ポリプロピレン系樹脂10〜30重量%およびエチレン
−ブチレンゴム30〜70重量%からなるポリオレフィ
ン系重合体100重量部に対して、水酸化マグネシウム
100〜350重量部および化学組成で酸化ケイ素3〜
95重量%、酸化カルシウム3〜95重量%およびその
他の不純物0〜10重量%からなり、BET法により測
定した比表面積が0.1〜300m2/gの微粒子珪酸
カルシウム5〜50重量部を含有する電線被覆に用いる
難燃性樹脂組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002091095A JP2003286370A (ja) | 2002-03-28 | 2002-03-28 | 難燃性樹脂組成物 |
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JP2002091095A JP2003286370A (ja) | 2002-03-28 | 2002-03-28 | 難燃性樹脂組成物 |
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ID=29236267
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JP2002091095A Pending JP2003286370A (ja) | 2002-03-28 | 2002-03-28 | 難燃性樹脂組成物 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2003286370A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100603055B1 (ko) * | 2006-01-17 | 2006-07-24 | (주)삼화기업 | 완전연소형 폴리프로필렌 수지 조성물 |
JP2008007726A (ja) * | 2006-06-30 | 2008-01-17 | Nippon Polyethylene Kk | 難燃性樹脂組成物及びそれを用いた電線、ケーブル |
KR101132922B1 (ko) * | 2009-12-11 | 2012-04-06 | 호남석유화학 주식회사 | 산화칼슘을 이용하여 취기 및 총휘발성 유기화합물을 저감한 폴리올레핀 조성물. |
-
2002
- 2002-03-28 JP JP2002091095A patent/JP2003286370A/ja active Pending
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KR101132922B1 (ko) * | 2009-12-11 | 2012-04-06 | 호남석유화학 주식회사 | 산화칼슘을 이용하여 취기 및 총휘발성 유기화합물을 저감한 폴리올레핀 조성물. |
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