JP2002260451A - ポリオレフィン系平形電源コードおよび平形電源コード被覆用樹脂組成物 - Google Patents

ポリオレフィン系平形電源コードおよび平形電源コード被覆用樹脂組成物

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JP2002260451A
JP2002260451A JP2001058278A JP2001058278A JP2002260451A JP 2002260451 A JP2002260451 A JP 2002260451A JP 2001058278 A JP2001058278 A JP 2001058278A JP 2001058278 A JP2001058278 A JP 2001058278A JP 2002260451 A JP2002260451 A JP 2002260451A
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polyolefin
flat power
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resin composition
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JP2001058278A
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Yasukazu Ejima
靖和 江島
Takeshi Shimizu
武史 清水
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 火炎発生による燃焼によっても有害且つ腐食
性のハロゲン系ガスを全く発生せず、熱老化後の曲げ
性、柔軟性、機械特性、成形性に優れた平形電線コード
を提供する。 【解決手段】 (a)ポリオレフィン系樹脂、(b)金属水
和物、及び(c)タルク、マイカ、カオリン、クレー等か
ら選ばれた板状及び/又は針状鉱物からなる、100℃×4
8Hrで測定した熱収縮率1.5%以下のポリオレフィン系の
樹脂組成物による。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリオレフィン系
平形電源コート゛用被覆樹脂組成物、及び、これを被覆して
なる平形電源コードに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電源コート゛材としては安価な軟質ポ
リ塩化ビニル系樹脂製のものが用いられている。しか
し、このような材料は塩素を含んでいる為、燃焼時に人
体に好ましくないハロゲン系ガスを発生することや、近
年のダイオキシン問題や環境ホルモン問題等により、末
端ユーザーから非ハロゲン系材料の開発の要求が強くな
ってきた。
【0003】軟質ポリ塩化ビニル系樹脂製に替わる材料
として、ポリオレフィン系樹脂に電線用途として必要な
難燃性を付与させる為、水酸化マグネシウム、水酸化ア
ルミニウム等の金属水和物を多量に含んだ組成物を使用
する方法が種々検討されている。しかしながら、従来軟
質ポリ塩化ビニル系樹脂製では問題にならなかった平形
電源コードの用途では、規格の曲げ試験で、ポリオレフ
ィン系樹脂組成物では合格しないという問題があった。
【0004】曲げ試験は、JIS C3306(ビニルコ
ード)で記載されている平形電源コード材に特有の試験
であり、電線成形体を許容電流を流しながら左右180
°に折り曲げ、常態時の試験では100回折り曲げた後
の導体素線の断線率が50%以下になることが要求され
る。また、熱老化後(100℃×48Hr)の試験では、
2本の平行導体のうち1本が断線するまで折り曲げた後
の被覆材の表面にひび割れが無い事が要求される。市販
されているポリオレフィン系樹脂組成物で被覆された電
源コードを曲げ試験すると、常態時の試験では合格する
ものの、熱老化後の試験で完全に合格するものはほとん
ど皆無といって良い。しかも、なぜ熱老化後の曲げ試験
が合格しないのか、そのメカニズムも知られていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記現状に
鑑み、熱老化後曲げ試験に合格するポリオレフィン系平
形電源コード被覆樹脂組成物及びそれで被覆されたポリ
オレフィン系平形電源コードを提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、
(1)(A)ポリオレフィン系樹脂、(B)金属水和物、及
び( C)板状及び/又は針状鉱物からなる、100℃×48HR
で測定した熱収縮率1.5%以下のポリオレフィン系平形
電源コード(請求項1)、(2)(C)板状及び/又は針
状鉱物が、タルク、マイカ、カオリン、クレーから選ば
れる少なくとも1種である請求項1記載のポリオレフィ
ン系平形電源コード(請求項2)、(3)(A)ポリオレ
フィン系樹脂100重量部、(B)金属水和物50〜25
0重量部、及び(C)板状及び/又は針状鉱物5〜60重
量部からなる請求項1または2記載のポリオレフィン系
平形電源コード(請求項3)、(4)(A)ポリオレフィ
ン系樹脂が、ペルオキシド架橋剤存在下で、動的に熱処
理して部分的に架橋されていることを特徴とする請求項
1〜3のいずれかに記載のポリオレフィン系平形電源コ
ード(請求項4)、(5)金属水和物が水酸化マグネシ
ウム、または水酸化アルミニウムである請求項1〜4の
いずれかに記載のポリオレフィン系平形電源コード(請
求項5)、(6)ポリオレフィン系樹脂が直鎖状低密度
ポリエチレンである請求項1〜5のいずれかに記載のポ
リオレフィン系平形電源コード(請求項6)、(7)
(A)ポリオレフィン系樹脂、(B)金属水和物、及び(
C)板状及び/又は針状鉱物からなるポリオレフィン系
平形電源コード被覆用樹脂組成物(請求項7)、(8)
(A)ポリオレフィン系樹脂100重量部、(B)金属水和
物50〜250重量部、及び(C)板状及び/又は針状鉱
物5〜60重量部からなる請求項5記載のポリオレフィ
ン系平形電源コード被覆用樹脂組成物(請求項8)、
(9)(C)板状及び/又は針状鉱物がタルク、マイカ、
カオリン、およびクレーから選ばれる少なくとも1種で
ある請求項5または6記載のポリオレフィン系平形電源
コード被覆用樹脂組成物(請求項7)、(10)(a)ポ
リオレフィン系樹脂が、ペルオキシド架橋剤存在下で、
動的に熱処理して部分的に架橋されていることを特徴と
する請求項7〜9のいずれかに記載のポリオレフィン系
平形電源コード被覆樹脂組成物(請求項10)、(1
1)金属水和物が水酸化マグネシウム、または水酸化ア
ルミニウムである請求項7〜10のいずれかに記載のポ
リオレフィン系平形電源コード被覆用樹脂組成物(請求
項11)、(12)ポリオレフィン系樹脂が直鎖状低密
度ポリエチレンである請求項7〜11のいずれかに記載
のポリオレフィン系平形電源コード被覆用樹脂組成物
(請求項12)、に関する。
【0007】
【発明の実施の形態】ポリオレフィン系樹脂組成物で被
覆された平形電源コードが、熱老化後の曲げ試験で合格
しないメカニズムについては、本発明者らが鋭意検討を
重ねた結果、許容電流が流された2本の導体のうち1本
が断線する際、スパークが発生しその熱により被覆材が
溶融することが原因の一つである事を発見した。更に、
電線成形体を熱老化すると電線被覆材が収縮を起こす
が、銅線で出来ている導体は収縮しない。よって、中の
導体はその時収縮している被覆材を支えている状態とな
り、その状態で曲げ試験すると断線した際に、支えが無
くなった方の被覆材が一気に収縮が起り、スパークで加
熱された導体の端部が被覆材側に押し付けられる様にず
れる事が二つ目の原因であることを見出した。
【0008】従来の軟質ポリ塩化ビニル系組成物は、熱
収縮性はポリオレフィン系と比較し決して良いものでは
ないが、耐熱温度が高い為スパークで加熱された導体の
端部が被覆材に押し付けられたとしても溶融し難い状況
になっていると考えられ、熱老化後の試験においても良
好な結果が得られていると考えている。
【0009】すなわち、ポリオレフィン系樹脂組成物で
被覆された平形電源コードについては、その熱収縮性と
耐熱性とを改善する事が、老化後の曲げ試験に対し非常
に重要な要素であり、本発明は、ポリオレフィン系樹脂
組成物の熱収縮防止剤としてタルク、マイカ、カオリ
ン、クレーより選ばれる少なくとも1種類を特定の量処
方し、曲げ試験の前に実施する100℃48Hrの老化に対し
熱収縮率を特定の数値以下に押さえること、且つ/又
は、ペルオキシド等の架橋剤存在下で動的に熱処理して
部分的に架橋させる事により、耐熱性向上した性能をも
つポリオレフィン系樹脂組成物である。
【0010】本発明におけるポリオレフィン系樹脂組成
物としては、特に制限はないが、ペルオキシド架橋型樹
脂が好ましく使用される。又は、ペルオキシド分解型樹
脂を併用しても良い。ペルオキシド分解型樹脂を併用す
ると、柔軟性は下がるが耐熱性が向上し熱老化後の曲げ
試験に有効である。
【0011】ペルオキシド架橋型樹脂としては、高密度
ポリエチレン、中密度ポリエチレン、低密度ポリエチレ
ン、直鎖状低密度ポリエチレン等が好ましく用いられる
が、ブテン−1、ヘキセン−1、オクテン−1などのα
−オレフィンとのコポリマーや、エチレン−酢酸ビニル
コポリマー、エチレン−アクリル酸エステルコポリマー
なども使用可能である。
【0012】ペルオキシド分解型樹脂としては、ポリプ
ロピレン、あるいはプロピレンとプロピレンを除く炭素
数2ないし10のα−オレフィンとの共重合体等のポリ
プロピレン系樹脂を使用する事が出来る。中でも、メル
トインデックス(230℃)が0.1〜100、特に0.
5〜20のポリプロピレン系樹脂が好ましく使用され
る。
【0013】また、ポリオレフィン系樹脂に柔軟性を付
与させるため、様々なゴムを併用したり、プロセスオイ
ルを添加することも出来る。
【0014】使用出来るゴムの例としては、エチレン−
プロピレン共重合体ゴム、エチレン−ブチレン共重合体
ゴム等のオレフィン系ゴム、スチレン−ブタジエン−ス
チレンブロック共重合体ゴム、スチレン−イソプレン−
スチレン共重合体及びそれらの水添加物等のスチレン系
ブロック共重合体ゴム、更には、アクリロニトリル−ブ
タジエン共重合体ゴム、ポリウレタン系各種ゴム、ポリ
エステル系各種ゴムなどが使用できる。
【0015】プロセスオイルの種類としては、各種オレ
フィン系樹脂やゴムに相溶化出来るオイルなどが使用出
来、例えば、パラフィン系、ナフテン系の各種鉱物油、
ひまし油、綿実油、あまみ油、なたね油、大豆油、パー
ム油、やし油、落花生油、木ロウ、パインオイル、オリ
ーブ油等の植物油、シリコーン、ポリブタジエン、ポリ
ブテン等の合成油などが挙げられる。
【0016】要するに、(a)ポリオレフィン系樹脂を
柔軟化させる目的は、電源コード用途被覆樹脂組成物と
して必要な物性を得ることであり、本発明では、これら
物性に加え更に老化後曲げ改良を目的とするものであ
る。
【0017】本発明における金属水和物としては、水酸
化マグネシウム、水酸化アルミニウムなどの物質が上げ
られるが、これらはポリオレフィン系樹脂の難燃剤とし
て知られている。これらは天然品と合成品に分けられる
が、どちらを用いても良い。また、物性改善の為に表面
処理を施し、樹脂との相溶性を高めるタイプを用いても
良い。表面処理剤としては、ステアリン酸、オレイン酸
等の脂肪酸、アミノシラン、メチルトリメトキシシラ
ン、ビニルトリメトキシシラン等のシランカップリング
剤類を上げる事が出来る。これを水酸化マグネシウム反
応時に添加したり、又は、水酸化マグネシウムと表面処
理剤とをスーパーミキサー等の攪拌機にて攪拌する事に
より、乾式に処理する事も出来る。金属水和物に表面処
理を施すと、樹脂との界面で親和性が生じ、曲げを繰り
返す際に界面剥離が防止される方向に寄与する為、曲げ
試験に対し有利である。
【0018】金属水和物の粒子径については、特に制限
はなく、電源コードとして必要な機械強度が損なわれな
い範囲で適宜選択されるが、通常0.5〜3μmのものが用
いられる。
【0019】また、金属水和物以外の難燃剤を添加、併
用することも可能である。難燃剤の種類としては、従
来、塩素系、臭素系などのハロゲン系と三酸化アンチモ
ンなどの併用系が一般的であったが、近年環境問題によ
り、赤燐、燐酸エステルなどの燐系難燃剤、水酸化マグ
ネシウム、水酸化アルミニウムなどの水和金属物質との
併用で、シリコーンオイル、シリコーン樹脂系、粉末シ
リカ等の様な非ハロゲン系の難燃剤を処方する手段も一
般的になってきている。非ハロゲン系難燃剤の中では水
酸化マグネシウムがオレフィン系樹脂の難燃性を高める
のには有効である。
【0020】本発明における熱収縮材として処方される
板状又は針状鉱物として、タルク、マイカ、カオリン、
クレーのうち少なくとも一種が好ましく用いられる。種
類としては、公知のものが用いられるが、熱収縮に対し
効果が絶大な形状、粒子径のものを選定すべきであり、
いわゆる板状、針状鉱物が好適である。また、もちろん
更に一般的な無定形である重質炭酸カルシウム、軽質炭
酸カルシウム、天然シリカ、合成シリカ、また、難燃剤
として使用される水酸化マグネシウム、水酸化アルミニ
ウムも熱収縮防止剤としての働きがあり、併用可能であ
る。
【0021】熱収縮材として処方される板状又は針状鉱
物の添加量としては、ポリオレフィン系樹脂100重量
部に対し5〜60重量部が好ましく、更に好ましくは、
20〜40重量部である。5重量部以下になれば本来の
目的である熱収縮としての機能が少なくなり、60重量
部以上になれば、物性低下や成形が難しくなる場合があ
る。
【0022】また、板状又は針状鉱物として好ましく用
いられるタルク、マイカ、カオリン、クレーの好適な粒
子径としては、1〜15μmが熱収縮防止性に対し有利
である。更には、5〜10μmが好ましい。これ以下に
なると粒子径が小さい為、有機樹脂部の収縮に対し抵抗
する力が小さくなり、また、これ以上になると物性低下
や成形が難しくなることがある。
【0023】本発明に用いられる架橋剤としては、有機
過酸化物が一般的であり、有機過酸化物には種々の構造
のものが市販されている。それは、それぞれ異なった温
度で分解し、遊離ラジカルを発生させる。その指標のひ
とつに分解半減温度が挙げられるが、それは一定温度に
おいて有機過酸化物が分解し、その活性酸素量が1/2
になる温度を示すものであり、分解速度を示す便利な指
標となっている。有機過酸化物の分解によって生じる遊
離ラジカルは、オレフィン系樹脂やオレフィン系ゴムに
対し、ポリプロピレンで代表されるように連鎖分解的に
作用する場合とポリエチレンで代表されるように架橋反
応形成に働く場合とがある。本発明では、スパークで加
熱された導体接触により電源コードの被覆が破れるのを
防止するために樹脂組成物の耐熱性を上げる事が目的な
ため、特に耐熱性が悪いポリエチレン系樹脂に対し架橋
する事が有効である。また、金属水和物の様な無機系難
燃剤を多量に添加する場合は遊離ラジカルが発生し樹脂
の架橋が起る前に均一に無機系難燃剤を有機樹脂系内に
分散させる事が物性に対し好ましい事を考えると、オレ
フィン系樹脂組成物が混練機によりゲル化が始まる温度
70℃〜160℃位から無機系難燃剤が有機樹脂系内に
分散が始まりオレフィン系樹脂組成物が最終加工温度1
80℃〜220℃位が好ましい事より、この間に遊離ラ
ジカルを発生する架橋剤の選定が必要となってくる。
【0024】このことを踏まえると、好適な架橋剤の分
解半減温度は、140℃〜190℃である。
【0025】また、ラジカル発生剤濃度は、有機樹脂組
成物の合計100重量部に対し0.1%以上2%以下が
好ましく、0.5〜1.5%である事が更に好ましい。
0.1%以下の場合は架橋効果が小さく、耐熱性が向上
の効果は少なくなる。また、2%以上添加すると均一な
架橋が得られないことがあり、また、無機系難燃剤の分
散不良を起こすことがある。
【0026】又、耐熱性能を更に向上する為、より架橋
化を効率的に行なう為に2以上のエチレン性不飽和を含
む多官能化合物である架橋モノマーを架橋助剤として用
いると有利である。
【0027】2以上のエチレン性不飽和を含む多官能化
合物である架橋モノマーとしては、例えば、ジビニルベ
ンゼン、トリアリルシアヌレート、エチレングリコール
ジメタアクリレート、ジエチレングリコールジメタアク
リレート、トリエチレングリコールジメタアクリレー
ト、ポリエチレングリコールジメタアクリレート、トリ
メチロールプロパントリメタクリレート、アリルメタア
クリレートのような多官能性メタクリレートモノマー、
ビニルブチラート又はビニルステアレートのような多官
能ビニルモノマーを挙げる事が出来る。
【0028】更には、オレフィン系樹脂組成物の中に、
加工性を向上させる滑剤、成形時の熱や熱老化性能を付
与させるための抗酸化剤を用いても良い。
【0029】要は、押出し成形される電源コード材とし
て要求される加工性、難燃性、柔軟性等を付与させるた
めに処方される樹脂組成物に関わらず、電線の100℃
48Hrの熱収縮性を特定値以下にする事が重要であ
り、更に、ポリオレフィン系樹脂を基材とし、好ましく
はペルオキシド架橋剤存在下で動的に熱処理して部分的
に架橋することにより、熱老化後の曲げ試験に優れた平
形電源コード被覆用樹脂組成物とすることが重要であ
る。
【0030】本発明の電線用難燃性被覆組成物は、公知
の方法で調製できる。例えば、オレフィン系樹脂と各種
の配合剤とを、タンブラー、ミキサー、ブレンダー等で
混合し、スクリュー押出機、バンバリー、ロール等で混
練し、ペレット化して電線被覆原料として用いることも
できるし、未混練の電線用難燃性被覆組成物をそのまま
電線被覆原料として用いることもできる。また、電線用
難燃性被覆組成物を原料として電線、ケーブルにする方
法も公知の方法で良く、特に限定されない。
【0031】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を更に詳しく説
明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるもの
ではない。
【0032】使用した材料の説明、物性、耐熱性及び曲
げ試験の評価方法は次の通りである。 (使用材料の説明) ・ポリオレフィン系樹脂 アフニティPL1880:ダゥケミカル日本(株)、LL
DPE(直鎖状低密度ポリエチレン) ・難燃剤 キスマ5A:協和化学工業(株)、水酸化マグネシウム ・熱収縮防止剤 ソープストーンC:日本ミストロン(株)、タルク M−325:(株)レプコ、マイカ トランスリンク37:ENGELHARD、カオリン ST−301:白石カルシウム、クレー ・ゴム EBM2021P:JSR(株)、エチレン−ブチレン共
重合体ゴム ダイナロン4600P:JSR(株)、スチレン−エチレ
ン−ブチレン−ポリエチレン結晶ブロック共重合体 ・軟化剤 PW−380:出光興産(株)、パラフィン系プロセスオ
イル ・ラジカル発生剤 パーヘキサ25B:日本油脂(株)、2,5−ジメチル−
2,5−ビス(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、1分半
減温度は180℃ ・架橋助剤 NKエステルA−TMPT:新中村化学(株)、トリメチ
ロールプロパントリアクリレート ・その他の添加物 AO−412S:旭電化工業(株)、チオエーテル系酸化
防止剤 ZS−90:旭電化工業(株)、重金属不活性剤 CDA−1:旭電化工業(株)、重金属不活性剤 EBS:ライオン(株)、エチレン・ビス・脂肪酸アマイ
ド (物性及び曲げ試験評価方法)平形電源コードの一般的評
価項目は、全般的にはJISC3306で規定されてい
る。また、その他の個々の性能については、以下の基準
に基づいて測定した。 (1)硬度 JISK6301のスプリング式A型硬度計を用い、2
3℃恒温室内で直後の数値を測定。数値の小さい方が柔
軟性が高い事を示し、電源コート゛としては柔軟性がある方
が好ましい。 (2)常態時破断強度、伸び JISK6723の引張試験に基づく。試験片はJIS
2号形試験片を作成。常態時(未調整)の試験変を、引
張速度200mm/secで測定を行い、破断時の強
度、伸びを表記。電源コート゛としては、破断強度が高く伸
びがある方が好ましい。 (3)加熱変形性 JISK6723の加熱変形試験に基づく。120℃1
時間の加熱条件での加熱変形率(%)で持って表記。数
値が小さい方が好ましいが、但し、電源コート゛の規格外の
評価であり、あくまでも材料の耐熱性の目安として、評
価を行なった。 (4)常態時曲げ試験、熱老化後曲げ試験 JISC3306の曲げ試験に基づく。試料は電線にて
測定し、安田精機製360°ターン屈曲強度試験機を用い
測定した。電流値としては、0.75mm2VFFの許容電
流値と同様7Aをかけながら測定した。常態時の試験に
ついては、未調整の電線を100回折り曲げ、中の導体
素線の断線率を%で表示した。断線率50%以内が規格
値である。熱老化後の試験については、電線をギアオー
ブン中で100℃48Hrの加熱条件で予め熱老化した
試料にて測定し、導体が1本完全に破断するまで折り曲
げた後の、絶縁体のひび割れの有無を評価した。規格と
しては、ひび割れない事が要求される。更には、ひび割
れの大きさ、導体の飛び出しの有無を観察した。ひび割
れの大きさについては、大=長径3mm以上、中=長径1
〜2mm、小=長径1mm以下の3つの社内基準を用いて評
価した。 (5)電線の熱収縮率 評価方法として、予め中の導体を抜いた電線約200m
mに、標線間150mmをマーキングし、ギアオーブン
中で100℃48Hr老化した後の標線間内で収縮した
長さを測定し、算出した。 (実施例及び比較例) 製造例1 オレフィン系平形電源コード用被覆樹脂組成
物の製造例 表1、2に示す配合の各原料をトータル原料の重量が約
10Kgになるように計量し、40Lタンブラーで混合
し、10L加圧ニーダーで混練した。加工時間と取り出
し時の材料温度は表1に記載。取り出した材料の塊を造
粒機でペレット化した。
【0033】
【表1】
【0034】
【表2】 混練及び造粒に使用した機種及び使用条件は次の通り。
【0035】 混練機種:10LMS加圧ニーダー(森山製作所製) 型式 DS10−20MWH−H 混練条件:ジャケット温度150℃、ローター回転数60rpm 造粒機種:FR−65フィーダールーダー(森山製作所製) 造粒条件:シリンダー1(180℃)シリンダー2(180℃) アダプター(180℃)ダイス(180℃) フィードスクリュー回転数10rpm ルーダースクリュー回転数40rpm ペレットを作成後、予め2本ロールにて予備混練したシ
ートを圧縮成形機で、規定の厚みに制御した鏡面シート
を作成し、そのシートをもって硬度、破断時の引張強
度、引張伸び、加熱変形性を測定した。 (曲げ試験評価用電線作成)また、曲げ試験に用いられる
電線試料ついては、以下の方法で単心の電線を作成し
た。
【0036】 押出機:東洋精機(株)製ラボプラストミル(20φ) 押出し条件:シリンダー1(180℃)、シリンダー2(180℃) シリンダー3(180℃)、シリンダー4(180℃) 押出し線速:10m/min 使用導体 :素線径0.18φ×30本、よりピッチ40、外径1.1φ 上記の条件で作成した電線を2本束ね、絶縁テープで固
定し2心の線とした後に、常態時曲げ試験を実施した。
また、熱老化後の曲げ試験については、ギアオーブンに
て100℃×48Hr老化させた後、上記同様2心電線
とし測定を行なった。結果を表3,4に示す。
【0037】
【表3】
【0038】
【表4】 (実施例1〜9)実施例1〜4は、未架橋系処方にタル
ク、マイカ、カオリン、クレーをそれぞれ40重量部処
方した試料。実施例5〜9は、動架橋系処方にタルク、
マイカ、カオリン、クレーをそれぞれ40重量部処方し
た試料、また、タルクについては、20重量部まで量を
減少させた時の効果も確認している。
【0039】表3の結果より明らかなように、実施例で
得られた材料はタルク、マイカ、カオリン、クレーを処
方すると全ての試料について電線の熱収縮率が1.5%
以内におさまり、熱老化後曲げ試験の合格率が上がる事
が判る。また通常、無機フィラーを添加すると破断強度
が低下する傾向に有り、比較例に対し全体的に低下して
いるが、20重量部までタルクの添加量を減少しても、
曲げの効果はほぼ維持されており、機械強度が上昇する
ことから、20重量部あたりが他の性能とのバランス上
好ましいレベルである。
【0040】未架橋系と動架橋系との比較では、動架橋
系の方が120℃加熱変形性が向上するとともに、熱老化
後曲げ試験の合格率が上昇する傾向があり、このことよ
り、電線の熱収縮率と被覆樹脂の耐熱性向上との相乗効
果により、熱老化後曲げ試験の合格率を上げることがで
きる。 (比較例1〜2)表2の比較例1は未架橋系の処方であ
り、比較例2は動架橋系の処方であるが、表4の結果よ
り明らかなように、何れも熱収縮が1.5%以上あるた
め、老化後の曲げ試験はほぼ不合格。また、ヒビ割れの
大きさも非常に大きい事が判る。
【0041】
【発明の効果】火災発生による燃焼によっても有害且つ
腐食性のハロゲン系ガスを全く発生させない平形電源コ
ード用ポリオレフィン系被覆樹脂組成物であり、平形電
源コードの熱老化後の曲げ性に優れ、柔軟性、機械特
性、成形性に優れた特性を有する平形電源コード用ポリ
オレフィン系被覆樹脂組成物及びポリオレフィン系平形
電源コードが提供できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01B 3/00 H01B 3/00 A 5G315 3/44 3/44 F G M P 7/295 7/34 B 7/29 A Fターム(参考) 4F070 AA13 AC14 AC27 AC56 AE01 AE07 AE08 GA05 GA06 GA08 GB07 GB08 4J002 AC032 AC072 AE052 BB031 BB051 BB061 BB071 BB121 BB141 BB151 BB152 BB172 BP012 CF002 CK022 CP033 DE076 DE079 DE146 DE149 DE239 DJ017 DJ019 DJ038 DJ048 DJ058 FB106 FB146 FB236 FD018 FD019 FD133 FD136 FD137 GQ01 5G303 AA06 AA08 AB20 BA04 BA12 CA09 CA11 5G305 AA02 AB17 AB24 AB25 AB35 AB36 BA12 BA13 CA01 CA04 CA06 CA07 CA47 CA51 CA54 CC01 CC03 CC13 CD05 CD13 5G311 CA01 CB01 CC01 CD05 5G315 CA02 CA03 CB02 CC08 CD02 CD03 CD04 CD11 CD13 CD14

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)ポリオレフィン系樹脂、(b)金属水
    和物、及び(c)板状及び/又は針状鉱物からなる、100
    ℃×48Hrで測定した熱収縮率1.5%以下のポリオレフィ
    ン系平形電源コード。
  2. 【請求項2】 (c)板状及び/又は針状鉱物が、タル
    ク、マイカ、カオリン、クレーから選ばれる少なくとも
    1種である請求項1記載のポリオレフィン系平形電源コ
    ード。
  3. 【請求項3】 (a)ポリオレフィン系樹脂100重量
    部、(b)金属水和物50〜250重量部、及び(c)板状
    及び/又は針状鉱物5〜60重量部からなる請求項1ま
    たは2記載のポリオレフィン系平形電源コード。
  4. 【請求項4】 (a)ポリオレフィン系樹脂が、ペルオキ
    シド架橋剤存在下で、動的に熱処理して部分的に架橋さ
    れていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記
    載のポリオレフィン系平形電源コード。
  5. 【請求項5】 金属水和物が水酸化マグネシウム、また
    は水酸化アルミニウムである請求項1〜4のいずれかに
    記載のポリオレフィン系平形電源コード。
  6. 【請求項6】 ポリオレフィン系樹脂が直鎖状低密度ポ
    リエチレンである請求項1〜5のいずれかに記載のポリ
    オレフィン系平形電源コード。
  7. 【請求項7】 (a)ポリオレフィン系樹脂、(b)金属水
    和物、及び(c)板状及び/又は針状鉱物からなるポリオ
    レフィン系平形電源コード被覆用樹脂組成物。
  8. 【請求項8】 (a)ポリオレフィン系樹脂100重量
    部、(b)金属水和物50〜250重量部、及び(c)板状
    及び/又は針状鉱物5〜60重量部からなる請求項7記
    載のポリオレフィン系平形電源コード被覆用樹脂組成
    物。
  9. 【請求項9】 (c)板状及び/又は針状鉱物がタルク、
    マイカ、カオリン、およびクレーから選ばれる少なくと
    も1種である請求項7または8記載のポリオレフィン系
    平形電源コード被覆用樹脂組成物。
  10. 【請求項10】 (a)ポリオレフィン系樹脂が、ペルオ
    キシド架橋剤存在下で、動的に熱処理して部分的に架橋
    されていることを特徴とする請求項7〜9のいずれかに
    記載のポリオレフィン系平形電源コード被覆樹脂組成
    物。
  11. 【請求項11】 金属水和物が水酸化マグネシウム、ま
    たは水酸化アルミニウムである請求項7〜10のいずれ
    かに記載のポリオレフィン系平形電源コード被覆用樹脂
    組成物。
  12. 【請求項12】 ポリオレフィン系樹脂が直鎖状低密度
    ポリエチレンである請求項7〜11のいずれかに記載の
    ポリオレフィン系平形電源コード被覆用樹脂組成物。
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