JP2003286167A - エピガロカテキンガレートを含有するアセチルコリンエステラーゼ阻害剤、薬学的製剤及び食品 - Google Patents
エピガロカテキンガレートを含有するアセチルコリンエステラーゼ阻害剤、薬学的製剤及び食品Info
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- A61K31/35—Heterocyclic compounds having oxygen as the only ring hetero atom, e.g. fungichromin having six-membered rings with one oxygen as the only ring hetero atom
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、体内アセチルコリンの濃度と関わる
各種疾患を治療及び予防するアセチルコリンエステラー
ゼ阻害剤、あるいはアルツハイマー病を含めた老人性痴
呆症、重度筋無力症、胃腸管及び膀胱平滑筋の無力症、
及び緑内障などのアセチルコリン関連疾患を毒性や副作
用なしに治療及び予防するのに有用な薬学的製剤、更に
は、記憶力促進のための食品、を提供することを目的に
する。 【解決手段】アセチルコリンエステラーゼ阻害剤、薬学
的製剤あるいは食品の有効成分としてエピガロカテキン
ガレートを含有させる。
各種疾患を治療及び予防するアセチルコリンエステラー
ゼ阻害剤、あるいはアルツハイマー病を含めた老人性痴
呆症、重度筋無力症、胃腸管及び膀胱平滑筋の無力症、
及び緑内障などのアセチルコリン関連疾患を毒性や副作
用なしに治療及び予防するのに有用な薬学的製剤、更に
は、記憶力促進のための食品、を提供することを目的に
する。 【解決手段】アセチルコリンエステラーゼ阻害剤、薬学
的製剤あるいは食品の有効成分としてエピガロカテキン
ガレートを含有させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエピガロカテキンガ
レート((−)epigallocatechinga
llate;以下EGCGと称する)を含むアセチルコルリ
ンエステラーゼ(acetylcholinester
ase;以下AChEと称する)阻害剤そしてこれを含
む薬学的製剤、より詳細には体内アセチルコリンの濃度
減少によって発生する各種疾患、すなわちアルツハイマ
ー病を含む老人性痴呆症、重度筋無力症、胃腸管及び膀
胱平滑筋の無力症、及び緑内障疾患を治療または予防す
るための薬学的製剤及びこれを含む食品に関する。
レート((−)epigallocatechinga
llate;以下EGCGと称する)を含むアセチルコルリ
ンエステラーゼ(acetylcholinester
ase;以下AChEと称する)阻害剤そしてこれを含
む薬学的製剤、より詳細には体内アセチルコリンの濃度
減少によって発生する各種疾患、すなわちアルツハイマ
ー病を含む老人性痴呆症、重度筋無力症、胃腸管及び膀
胱平滑筋の無力症、及び緑内障疾患を治療または予防す
るための薬学的製剤及びこれを含む食品に関する。
【0002】
【従来の技術】AChEは体内副交感神経の活性を媒介
する神経伝達物質中のひとつであるアセチルコリンをコ
リンと酢酸に加水分解する酵素として、小胞体膜で形成
されて細胞膜に移動してその機能を遂行し、コリン作動
性神経系とその周辺、特に筋神経接合部に一番多く分布
されていて、血漿、肝及び他の組職でも発見されている
重要な酵素である。
する神経伝達物質中のひとつであるアセチルコリンをコ
リンと酢酸に加水分解する酵素として、小胞体膜で形成
されて細胞膜に移動してその機能を遂行し、コリン作動
性神経系とその周辺、特に筋神経接合部に一番多く分布
されていて、血漿、肝及び他の組職でも発見されている
重要な酵素である。
【0003】一般的に上記アセチルコリンは、神経終末
のシナプティッククラフトと呼ばれるところで分泌さ
れ、シナプス後膜の受容体に結合することで活動電位を
伝達させる物質として働き、作用部位で神経の興奮を伝
達した後、AChEによってコリンと酢酸に分解され
て、その後細胞内に吸収されて再使用されることが知ら
れている。
のシナプティッククラフトと呼ばれるところで分泌さ
れ、シナプス後膜の受容体に結合することで活動電位を
伝達させる物質として働き、作用部位で神経の興奮を伝
達した後、AChEによってコリンと酢酸に分解され
て、その後細胞内に吸収されて再使用されることが知ら
れている。
【0004】これらについていろいろな研究の結果、多
くの肉体的、精神的疾患がアセチルコリンの合成と分解
メカニズムとに関連して起きる異常なアセチルコリンの
濃度減少と深い関係があることが明らかにされた。
くの肉体的、精神的疾患がアセチルコリンの合成と分解
メカニズムとに関連して起きる異常なアセチルコリンの
濃度減少と深い関係があることが明らかにされた。
【0005】アセチルコリン関連疾患として代表的な老
人性痴呆症であるアルツハイマー病の場合、患者の脳で
は前脳基底にあるマイネルト核神経細胞が大部分死んで
いて、この神経細胞が支配するシナプスと大脳皮質との
連結が退化されており、これら神経細胞の死滅によって
記憶に重要な役割をする神経伝達物質であるアセチルコ
リンの生産量が著しく減少されていることが報告され
た。
人性痴呆症であるアルツハイマー病の場合、患者の脳で
は前脳基底にあるマイネルト核神経細胞が大部分死んで
いて、この神経細胞が支配するシナプスと大脳皮質との
連結が退化されており、これら神経細胞の死滅によって
記憶に重要な役割をする神経伝達物質であるアセチルコ
リンの生産量が著しく減少されていることが報告され
た。
【0006】アルツハイマー病治療方法の一環として、
脳でのアセチルコリン濃度を高濃度に維持させれば、患
者の記憶力が大きく回復するという研究結果によって、
現在臨床分野ではアルツハイマー病の治療剤としてアセ
チルコリンの分解を可逆的に抑制してアセチルコリンの
濃度を一定の水準に維持させるための抗-コリンエステ
ラーゼの使用が行われている。
脳でのアセチルコリン濃度を高濃度に維持させれば、患
者の記憶力が大きく回復するという研究結果によって、
現在臨床分野ではアルツハイマー病の治療剤としてアセ
チルコリンの分解を可逆的に抑制してアセチルコリンの
濃度を一定の水準に維持させるための抗-コリンエステ
ラーゼの使用が行われている。
【0007】従って、現在アルツハイマー治療剤として
は、タクリンやアリセプトのようなアセチルコリン分解
酵素阻害剤が主に使われている。しかしこれらの阻害剤
は、ある程度薬効は認められているものの、長期間高濃
度の投与では、筋肉痛、胃腸障害によるむかつき感、嘔
吐、下痢及び食欲不振とともに、肝毒性などの副作用が
大きく、治療を中断しなければならない場合が発生する
などの問題点が指摘されている。
は、タクリンやアリセプトのようなアセチルコリン分解
酵素阻害剤が主に使われている。しかしこれらの阻害剤
は、ある程度薬効は認められているものの、長期間高濃
度の投与では、筋肉痛、胃腸障害によるむかつき感、嘔
吐、下痢及び食欲不振とともに、肝毒性などの副作用が
大きく、治療を中断しなければならない場合が発生する
などの問題点が指摘されている。
【0008】コリン神経系と関連するもう一つの病理学
的研究によれば、胃腸運動は神経刺激によって調節され
るのに、アセチルコリンがこのような胃腸運動を亢進さ
せることが報告されている。従って、手術の後腸閉塞症
による腹部膨脹または膀胱平滑筋の無力症による排尿困
難などの治療のために、抗コリンエステラーゼの一種で
あるネオスティグミンが使われたりする。
的研究によれば、胃腸運動は神経刺激によって調節され
るのに、アセチルコリンがこのような胃腸運動を亢進さ
せることが報告されている。従って、手術の後腸閉塞症
による腹部膨脹または膀胱平滑筋の無力症による排尿困
難などの治療のために、抗コリンエステラーゼの一種で
あるネオスティグミンが使われたりする。
【0009】また、重度筋無力症は筋肉膜にあるアセチ
ルコリン受容体が免疫疾患によって破壊されて、神経末
端部位で分泌するアセチルコリンが筋肉膜に充分に伝達
することができないことにより生ずる神経筋肉疾患で、
これらも薬物治療の一環としてメスティノンやネオステ
ィグミンのようなアセチルコリン分解阻害剤を使ってい
る。
ルコリン受容体が免疫疾患によって破壊されて、神経末
端部位で分泌するアセチルコリンが筋肉膜に充分に伝達
することができないことにより生ずる神経筋肉疾患で、
これらも薬物治療の一環としてメスティノンやネオステ
ィグミンのようなアセチルコリン分解阻害剤を使ってい
る。
【0010】重度筋無力症の薬物治療の時に一番多く使
われているメスティノンも神経伝達物質であるアセチル
コリンを分解させるAChEの作用を抑制して体内アセ
チルコリンの濃度を高めてアセチルコリンが筋肉受容体
に長い間とどまるようにしようという意図で開発された
治療剤で、服用時、短時間内での効果が現われるという
長所があるが、薬の用量によって腹痛や下痢を訴える場
合がたびたび発生している。
われているメスティノンも神経伝達物質であるアセチル
コリンを分解させるAChEの作用を抑制して体内アセ
チルコリンの濃度を高めてアセチルコリンが筋肉受容体
に長い間とどまるようにしようという意図で開発された
治療剤で、服用時、短時間内での効果が現われるという
長所があるが、薬の用量によって腹痛や下痢を訴える場
合がたびたび発生している。
【0011】またメスティノンを含めて現在まで開発さ
れた重度筋無力症治療用AChE阻害剤はニコチン型と
ムスカリン型アセチルコリン受容体に対する選択的な分
別力が不足し薬物投与により患者たちにムスカリン受容
体の興奮による毒性や副作用が生じること、また吸収率
が非常に低くて、治療効果が部分的に現われることで治
療範囲が狭いという問題点を持っている。
れた重度筋無力症治療用AChE阻害剤はニコチン型と
ムスカリン型アセチルコリン受容体に対する選択的な分
別力が不足し薬物投与により患者たちにムスカリン受容
体の興奮による毒性や副作用が生じること、また吸収率
が非常に低くて、治療効果が部分的に現われることで治
療範囲が狭いという問題点を持っている。
【0012】その他にも、眼圧上昇による視神経損傷で
視力障害をもたらす眼疾患である緑内障の場合において
も、AChE阻害剤が放水の再吸収を促進させることで
眼圧を効果的に低下させることが報告されている。しか
し、現在開発されているAChE阻害剤は緑内障治療目
的で6ヶ月以上使用場合、白内障の発生する危険がある
ので格別の注意を要されている。
視力障害をもたらす眼疾患である緑内障の場合において
も、AChE阻害剤が放水の再吸収を促進させることで
眼圧を効果的に低下させることが報告されている。しか
し、現在開発されているAChE阻害剤は緑内障治療目
的で6ヶ月以上使用場合、白内障の発生する危険がある
ので格別の注意を要されている。
【0013】神経伝達物質であるアセチルコリンの数値
減少によって発生する多くの疾患を効果的に治療及び予
防するにあたって、コリンなどのアセチルコリン前駆体
を投与してアセチルコリンの合成を促進させる案がひと
とき提案されたりしたが、これら物質が脳血管関門を通
過することができずに効力が短時間に終わるという欠点
により、現在は前述のようにタクリンのようなAChE
阻害剤を使ってアセチルコリンの加水分解作用を抑制さ
せる薬物治療方法が主に利用されている。しかし現在開
発されている市販のアセチルコリン分解酵素阻害剤は、
前述のように毒性による肝障害、腹痛や下痢などの胃腸
障害、筋肉痛が誘発されるなどの副作用が報告されてい
る。
減少によって発生する多くの疾患を効果的に治療及び予
防するにあたって、コリンなどのアセチルコリン前駆体
を投与してアセチルコリンの合成を促進させる案がひと
とき提案されたりしたが、これら物質が脳血管関門を通
過することができずに効力が短時間に終わるという欠点
により、現在は前述のようにタクリンのようなAChE
阻害剤を使ってアセチルコリンの加水分解作用を抑制さ
せる薬物治療方法が主に利用されている。しかし現在開
発されている市販のアセチルコリン分解酵素阻害剤は、
前述のように毒性による肝障害、腹痛や下痢などの胃腸
障害、筋肉痛が誘発されるなどの副作用が報告されてい
る。
【0014】EGCGはツバキ科に属するチャ(Camel
lia sinensis)に含有されている主要な活
性成分であるポリフェノール類の一種で、強い抗酸化、
抗菌及び抗変異原活性を持っており、最近特に関心がも
たれている化合物である。
lia sinensis)に含有されている主要な活
性成分であるポリフェノール類の一種で、強い抗酸化、
抗菌及び抗変異原活性を持っており、最近特に関心がも
たれている化合物である。
【0015】通常EGCGと呼ばれるこの化合物の化学的構
造式はC22H18O11で、[2R,3R]−2−[3,
4,5−トリハイドロキシフェニル]−3,4−デ−ハ
イドロ−1−[2H]−ベンゾピラン−3,5,7−トリ
オール3−[3,4,5−トリハイドロキシベンゾエー
ト]として命名されて、次式(I)の構造を持つ。
造式はC22H18O11で、[2R,3R]−2−[3,
4,5−トリハイドロキシフェニル]−3,4−デ−ハ
イドロ−1−[2H]−ベンゾピラン−3,5,7−トリ
オール3−[3,4,5−トリハイドロキシベンゾエー
ト]として命名されて、次式(I)の構造を持つ。
【0016】
【化1】
【0017】緑茶の生理活性物質である上記カテキン化
合物は、通常緑茶精製用の葉を多くの有機溶媒を使って
抽出した後、得られた抽出物から分離精製して製造する
ので、抽出及び精製過程が複雑で収率が低くて、結果価
格が高いという短所があってその成分と生体内での作用
に係わる研究に不都合が生じているのが実情だった。
合物は、通常緑茶精製用の葉を多くの有機溶媒を使って
抽出した後、得られた抽出物から分離精製して製造する
ので、抽出及び精製過程が複雑で収率が低くて、結果価
格が高いという短所があってその成分と生体内での作用
に係わる研究に不都合が生じているのが実情だった。
【0018】1980年代以後、緑茶カテキン化合物は癌細
胞に作用して肺癌を含む大膓癌、肝臓癌、胃癌、子宮頸
部癌などに対して癌発生を抑制する抗癌効果があること
が報告され、血中コレステロールと中性脂質の濃度を減
少させて動脈硬化を抑制する効果があり、高血圧を誘発
するアンジオテンシン転換酵素の作用を抑制して高血圧
を防止する効果とともに、体内活性酸素をとり除くフリ
ーラジカル消去作用によって老化防止にも効果的なこと
と知られている。その他、抗酸化効果及び肌保護作用、
カドミウムなど重金属除去作用、突然変異原性抑制作
用、キサンチンオキシダーゼ抑制作用、食中毒細菌、赤
痢菌、虫歯菌などに対する抗菌作用、酸化安定効果、抗
アレルギー作用、中枢神経系活性化作用、肥満防止、心
臓血管疾患抑制及び肝疾患抑制などカテキン化合物の体
内作用と係わって多様な研究結果が報告されており、そ
の他にもこの化合物に対する新しい効能と係わった持続
的な研究が進行中にある。
胞に作用して肺癌を含む大膓癌、肝臓癌、胃癌、子宮頸
部癌などに対して癌発生を抑制する抗癌効果があること
が報告され、血中コレステロールと中性脂質の濃度を減
少させて動脈硬化を抑制する効果があり、高血圧を誘発
するアンジオテンシン転換酵素の作用を抑制して高血圧
を防止する効果とともに、体内活性酸素をとり除くフリ
ーラジカル消去作用によって老化防止にも効果的なこと
と知られている。その他、抗酸化効果及び肌保護作用、
カドミウムなど重金属除去作用、突然変異原性抑制作
用、キサンチンオキシダーゼ抑制作用、食中毒細菌、赤
痢菌、虫歯菌などに対する抗菌作用、酸化安定効果、抗
アレルギー作用、中枢神経系活性化作用、肥満防止、心
臓血管疾患抑制及び肝疾患抑制などカテキン化合物の体
内作用と係わって多様な研究結果が報告されており、そ
の他にもこの化合物に対する新しい効能と係わった持続
的な研究が進行中にある。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】本発明はAChEの活
性を効果的に抑制して体内アセチルコリンの濃度と関わ
る各種疾患を毒性や副作用なしに治療及び予防するEGCG
を含むAChE阻害剤を提供することを目的にする。
性を効果的に抑制して体内アセチルコリンの濃度と関わ
る各種疾患を毒性や副作用なしに治療及び予防するEGCG
を含むAChE阻害剤を提供することを目的にする。
【0020】また、本発明は体内アセチルコリンの濃度
減少によって発生する各種疾患すなわち、アルツハイマ
ー病を含め老人性痴呆症、重度筋無力症、胃腸管及び膀
胱平滑筋の無力症、及び緑内障を毒性や副作用なしに治
療及び予防するのに有用な、有効成分としてEGCGを含む
薬学的製剤を提供することを目的にする。
減少によって発生する各種疾患すなわち、アルツハイマ
ー病を含め老人性痴呆症、重度筋無力症、胃腸管及び膀
胱平滑筋の無力症、及び緑内障を毒性や副作用なしに治
療及び予防するのに有用な、有効成分としてEGCGを含む
薬学的製剤を提供することを目的にする。
【0021】更には、本発明はアセチルコリンの分解を
抑制することで、上記疾患を予防して、記憶力を促進さ
せるなどの目的に摂取することができるEGCGを含む食品
を提供することを目的にする。
抑制することで、上記疾患を予防して、記憶力を促進さ
せるなどの目的に摂取することができるEGCGを含む食品
を提供することを目的にする。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明者たちは従来のアセチルコリン分解酵素阻害
剤に比べて毒性や副作用が減少された新しい物質に対す
る科学的な研究を行った結果、緑茶などに含有されてい
るポリフェノール類の一種であるEGCGがAChE抑制活
性を示すことを見いだした。そしてさらにEGCGの体内効
能に対する広範囲な研究を行い、この化合物が体内AC
hEの活性を抑制する作用を現わすことを確認して本発
明を完成するに至った。
め、本発明者たちは従来のアセチルコリン分解酵素阻害
剤に比べて毒性や副作用が減少された新しい物質に対す
る科学的な研究を行った結果、緑茶などに含有されてい
るポリフェノール類の一種であるEGCGがAChE抑制活
性を示すことを見いだした。そしてさらにEGCGの体内効
能に対する広範囲な研究を行い、この化合物が体内AC
hEの活性を抑制する作用を現わすことを確認して本発
明を完成するに至った。
【0023】すなわち、本発明のAChE阻害剤は、EG
CGを有効成分として含有することを特徴とする。
CGを有効成分として含有することを特徴とする。
【0024】さらに、本発明のアセチルコリン関連疾患
の治療または予防用薬学的製剤は、有効成分としてEGCG
とともに、薬学的に許容される担体を含むことを特徴に
する。
の治療または予防用薬学的製剤は、有効成分としてEGCG
とともに、薬学的に許容される担体を含むことを特徴に
する。
【0025】また、本発明のアセチルコリン関連疾患の
治療または予防用薬学的製剤は、アセチルコリン関連疾
患として老人性痴呆症またはアルツハイマー病を対象と
することを特徴とする。
治療または予防用薬学的製剤は、アセチルコリン関連疾
患として老人性痴呆症またはアルツハイマー病を対象と
することを特徴とする。
【0026】あるいは、本発明のアセチルコリン関連疾
患の治療または予防用薬学的製剤は、アセチルコリン関
連疾患として重度筋無力症を対象とすることを特徴とす
る。
患の治療または予防用薬学的製剤は、アセチルコリン関
連疾患として重度筋無力症を対象とすることを特徴とす
る。
【0027】あるいは、本発明のアセチルコリン関連疾
患の治療または予防用薬学的製剤は、アセチルコリン関
連疾患として胃腸管及び膀胱平滑筋の無力症を対象とす
ることを特徴とする。
患の治療または予防用薬学的製剤は、アセチルコリン関
連疾患として胃腸管及び膀胱平滑筋の無力症を対象とす
ることを特徴とする。
【0028】あるいは、本発明のアセチルコリン関連疾
患の治療または予防用薬学的製剤は、アセチルコリン関
連疾患として緑内障を対象とすることを特徴とする。
患の治療または予防用薬学的製剤は、アセチルコリン関
連疾患として緑内障を対象とすることを特徴とする。
【0029】さらに、本発明の記憶力促進のための食品
または食品添加剤はEGCGを含むことを特徴とする。
または食品添加剤はEGCGを含むことを特徴とする。
【0030】
【発明の実施の形態】本発明のアセチルコリンエステラ
ーゼ阻害剤の有効成分であるEGCGは、緑茶、柿、樹木等
に含まれるポリフェノールの1種である。本発明におい
ては、緑茶由来のEGCGが好ましく用いられる。 緑茶は
古くから日常的に摂取されているものであり、緑茶の成
分であるEGCGの安全性は非常に高い。DDYマウスにEG
CGを含む緑茶カテキンを経口投与した急性毒性試験で
は、LD50が雄で5g/kg体重以上、雌が3.1g
/kgと報告されている(「緑茶ポリフェノール」農林
水産省食品流通局委託事業 飲食料品用機能性素材有効
利用シリーズNo.10,pp19,1991)。
ーゼ阻害剤の有効成分であるEGCGは、緑茶、柿、樹木等
に含まれるポリフェノールの1種である。本発明におい
ては、緑茶由来のEGCGが好ましく用いられる。 緑茶は
古くから日常的に摂取されているものであり、緑茶の成
分であるEGCGの安全性は非常に高い。DDYマウスにEG
CGを含む緑茶カテキンを経口投与した急性毒性試験で
は、LD50が雄で5g/kg体重以上、雌が3.1g
/kgと報告されている(「緑茶ポリフェノール」農林
水産省食品流通局委託事業 飲食料品用機能性素材有効
利用シリーズNo.10,pp19,1991)。
【0031】本発明で用いられるEGCGは緑茶カテキンか
ら分離精製して得ることができる。緑茶カテキンは、緑
茶から公知の方法によって得ることができる(特開昭5
9−219384号公報、特開昭60−13780号公
報、特開昭61−130285号公報等に記載の方
法)。
ら分離精製して得ることができる。緑茶カテキンは、緑
茶から公知の方法によって得ることができる(特開昭5
9−219384号公報、特開昭60−13780号公
報、特開昭61−130285号公報等に記載の方
法)。
【0032】例えば、緑茶を熱水で抽出して得られた抽
出物を、酢酸エチル等の有機溶媒で分画することによ
り、EGCG、ガロカテキンガレート、エピカテキンガレー
ト、カテキンガレート、エピガロカテキン、ガロカテキ
ン、エピカテキン、(+)カテキン等の混合物を得るこ
とができる。本発明においては、この混合物を逆相クロ
マトグラフィー、イオン交換クロマトグラフィーなどの
方法によって更に分画精製することによっても、EGCGを
得ることができる。また、例えば、商品名「PF−EG
Cg90」(株式会社ファーマフーズ研究所製)、等の
市販のEGCGを用いることもできる。
出物を、酢酸エチル等の有機溶媒で分画することによ
り、EGCG、ガロカテキンガレート、エピカテキンガレー
ト、カテキンガレート、エピガロカテキン、ガロカテキ
ン、エピカテキン、(+)カテキン等の混合物を得るこ
とができる。本発明においては、この混合物を逆相クロ
マトグラフィー、イオン交換クロマトグラフィーなどの
方法によって更に分画精製することによっても、EGCGを
得ることができる。また、例えば、商品名「PF−EG
Cg90」(株式会社ファーマフーズ研究所製)、等の
市販のEGCGを用いることもできる。
【0033】本発明にしたがって薬学的製剤の形態で製
造する場合、EGCGは薬学的に許容される通常的な担体と
ともに取り合わせて投与目的によって、精製、硬質また
は軟質カプセル剤、チュアブル錠、粉末剤、液剤や懸濁
剤のような経口投与用製剤または注射可能な液剤や懸濁
剤のような非経口投与用製剤の形態で材形化させること
ができる。
造する場合、EGCGは薬学的に許容される通常的な担体と
ともに取り合わせて投与目的によって、精製、硬質また
は軟質カプセル剤、チュアブル錠、粉末剤、液剤や懸濁
剤のような経口投与用製剤または注射可能な液剤や懸濁
剤のような非経口投与用製剤の形態で材形化させること
ができる。
【0034】経口投与の目的に本発明の活性化合物を精
製、カプセル剤、チュアブル錠、粉末剤、液剤、懸濁剤
などの製剤に材形化する場合においては、アラビアゴ
ム、とうもろこし澱粉、微細結晶質セルロースまたはゼ
ラチンのような結合剤、リン酸二カルシウムまたはラク
トースのような賦形剤、アルギン酸、とうもろこし澱粉
またはじゃがいも澱粉のような増粘剤、ステアリン酸マ
グネシウムのような潤滑剤、スクロースまたはサッカリ
ンのような甘味剤及びペパーミント、メチルサルチル酸
塩または果物の香りのような香味剤を含ませることがで
き、投与単位型がカプセル剤の場合には上記成分の外に
もポリエチレングリコールまたは脂肪油のような液状担
体を含ませることもできる。
製、カプセル剤、チュアブル錠、粉末剤、液剤、懸濁剤
などの製剤に材形化する場合においては、アラビアゴ
ム、とうもろこし澱粉、微細結晶質セルロースまたはゼ
ラチンのような結合剤、リン酸二カルシウムまたはラク
トースのような賦形剤、アルギン酸、とうもろこし澱粉
またはじゃがいも澱粉のような増粘剤、ステアリン酸マ
グネシウムのような潤滑剤、スクロースまたはサッカリ
ンのような甘味剤及びペパーミント、メチルサルチル酸
塩または果物の香りのような香味剤を含ませることがで
き、投与単位型がカプセル剤の場合には上記成分の外に
もポリエチレングリコールまたは脂肪油のような液状担
体を含ませることもできる。
【0035】また、非経口投与のための溶液または懸濁
液形態の注射剤は非経口的に、例えば皮下、静脈内、筋
肉内、または腹腔内に投与することができる。一般的
に、注射可能な溶液または懸濁液は水、塩水、水性デキ
ストロース及び砂糖溶液剤、揮発性オイル、エチルアル
コール、グリセリン、ポリエチレングリコール、プロピ
レングリコールのようなグリコール類などの薬剤学的に
許容される液状担体中に有効量の活性化合物を均質に混
合させて製造することができる。それ以外にも必要によ
って抗菌剤、キレート剤、緩衝剤、保存剤のような補助
剤を含ませることもできる。
液形態の注射剤は非経口的に、例えば皮下、静脈内、筋
肉内、または腹腔内に投与することができる。一般的
に、注射可能な溶液または懸濁液は水、塩水、水性デキ
ストロース及び砂糖溶液剤、揮発性オイル、エチルアル
コール、グリセリン、ポリエチレングリコール、プロピ
レングリコールのようなグリコール類などの薬剤学的に
許容される液状担体中に有効量の活性化合物を均質に混
合させて製造することができる。それ以外にも必要によ
って抗菌剤、キレート剤、緩衝剤、保存剤のような補助
剤を含ませることもできる。
【0036】上記の薬剤学的に許容される担体では薬剤
学的純粋で、実質的に無毒性であり、活性成分の作用を
阻害しない任意のすべての補助剤を使うことができる。
学的純粋で、実質的に無毒性であり、活性成分の作用を
阻害しない任意のすべての補助剤を使うことができる。
【0037】本明細書に言及された'AChE抑制有効
量'は酵素AChEの活性を抑制させる効果が充分に達
成されるのに必要な用量で、患者が病んでいる疾患の種
類及び疾患の重症度、投与しようとする患者の性別、年
齢、体重及び健康状態、投与方式、投与回数と時間、併
用薬物の使用可否及びその他関連環境によって、患者処
置意義判断の下に適切な範囲に決めることができる。
量'は酵素AChEの活性を抑制させる効果が充分に達
成されるのに必要な用量で、患者が病んでいる疾患の種
類及び疾患の重症度、投与しようとする患者の性別、年
齢、体重及び健康状態、投与方式、投与回数と時間、併
用薬物の使用可否及びその他関連環境によって、患者処
置意義判断の下に適切な範囲に決めることができる。
【0038】本発明のEGCGを有効成分で含む薬学的製剤
は経口投与の場合体重1kg当り1から500mg、望まし
くは50から100mgを1日1回から数回、望ましくは1
回から3回に分けて投与して、注射投与の場合において
は体重1kg当り0.5から250mg、望ましくは10から1
00mgを1日1回から数回、望ましくは1回から3回に分
けて投与することができる。
は経口投与の場合体重1kg当り1から500mg、望まし
くは50から100mgを1日1回から数回、望ましくは1
回から3回に分けて投与して、注射投与の場合において
は体重1kg当り0.5から250mg、望ましくは10から1
00mgを1日1回から数回、望ましくは1回から3回に分
けて投与することができる。
【0039】本発明のEGCGは前述の薬学的製剤の外に
も、既存の清凉飲料水、ミネラルウォーター、アルコー
ル飲み物などの飲み物製品またはチューイングガムやキ
ャラメル製品、キャンデー類、氷果子類、お菓子類など
に適量取り合わせるとか、ビタミンやミネラルなどを含
んだ健康補助食品、または食品添加剤などに含ませるこ
とで食品または食品補助剤の形態で製造することもでき
る。
も、既存の清凉飲料水、ミネラルウォーター、アルコー
ル飲み物などの飲み物製品またはチューイングガムやキ
ャラメル製品、キャンデー類、氷果子類、お菓子類など
に適量取り合わせるとか、ビタミンやミネラルなどを含
んだ健康補助食品、または食品添加剤などに含ませるこ
とで食品または食品補助剤の形態で製造することもでき
る。
【0040】上記EGCGを含んだ食品の場合、長期間持続
的に摂取することにより記憶力を高めて、痴呆防止など
上記疾患を予防する効果を得ることができる。
的に摂取することにより記憶力を高めて、痴呆防止など
上記疾患を予防する効果を得ることができる。
【0041】
【実施例】以下、本発明のEGCGに対するAChE抑制活
性実験と具体的な材形化例を下記実施例に基づいてさら
に詳細に説明する。
性実験と具体的な材形化例を下記実施例に基づいてさら
に詳細に説明する。
【0042】しかし、これら実施例は本発明を例示し
て、具体的に説明するために提示されたものであり、本
発明の範囲がこれらに限定されるものではない。
て、具体的に説明するために提示されたものであり、本
発明の範囲がこれらに限定されるものではない。
【0043】実施例1::EGCGのAChE抑制活性
本実施例ではEGCGのAChE抑制活性を立証するために
次のような実験を遂行した。酵素のアセチルコリン分解
に対する抑制活性を測定するためのAChE実験は文献
(Chung Y.K.,Heo H.J.,Kim
E.K.,KimH.K.,Huh T.L.,Lim
Y.,Kim S.K.,ShinD.H. Mo
l.Cells 2001,11,137)に示された
方法を利用して実施した。
次のような実験を遂行した。酵素のアセチルコリン分解
に対する抑制活性を測定するためのAChE実験は文献
(Chung Y.K.,Heo H.J.,Kim
E.K.,KimH.K.,Huh T.L.,Lim
Y.,Kim S.K.,ShinD.H. Mo
l.Cells 2001,11,137)に示された
方法を利用して実施した。
【0044】AChE酵素はPC12細胞(韓国細胞株
銀行から入手)培養物から抽出して使い、酵素阻害剤試
料としてシグマ社(Sigma Co.,USA)から
購入したEGCGとともに、酵素抑制活性に対する比較物質
では臨床分野で一番多く使われる抗コリンエステラーゼ
であるタクリン(商品名「コグネックス」、Warner Lam
bert社製)を使った。
銀行から入手)培養物から抽出して使い、酵素阻害剤試
料としてシグマ社(Sigma Co.,USA)から
購入したEGCGとともに、酵素抑制活性に対する比較物質
では臨床分野で一番多く使われる抗コリンエステラーゼ
であるタクリン(商品名「コグネックス」、Warner Lam
bert社製)を使った。
【0045】まず、PC12細胞株をDMEM(Dulbecc
o’smodifiedEagle’s mediu
m)培地で7日間培養した培養物に、1M NaCl,
50mM MgCl2及び1%トリトンX-100が含ま
れている10mMトリスーHCl(pH7.2)溶液をPC1
2細胞の5倍量添加して、均質するようにホモジネート
した後、10,000gで30分間遠心分離して上層液
を分離して酵素を準備した。
o’smodifiedEagle’s mediu
m)培地で7日間培養した培養物に、1M NaCl,
50mM MgCl2及び1%トリトンX-100が含ま
れている10mMトリスーHCl(pH7.2)溶液をPC1
2細胞の5倍量添加して、均質するようにホモジネート
した後、10,000gで30分間遠心分離して上層液
を分離して酵素を準備した。
【0046】EGCGを10、5、2.5、1.25、0.
63、0.31、0.16及び0.08mM(mg/m
lの単位に換算すれば、それぞれ4.58、2.29、
1.15、0.57、0.29、0.14、0.07及
び0.04mg/ml)の濃度になるように蒸溜水に溶
解させて、比較物質で使ったタクリンは蒸溜水に1、1
0、100、1000、10000nMの濃度で溶解さ
せた。
63、0.31、0.16及び0.08mM(mg/m
lの単位に換算すれば、それぞれ4.58、2.29、
1.15、0.57、0.29、0.14、0.07及
び0.04mg/ml)の濃度になるように蒸溜水に溶
解させて、比較物質で使ったタクリンは蒸溜水に1、1
0、100、1000、10000nMの濃度で溶解さ
せた。
【0047】96穴プレートの各ウェルに、50mMリ
ン酸液緩衝液(pH8.0)30μl、試料として上記
濃度のEGCG溶液10μl及び酵素AChEを10μl添
加した後、酵素に対する基質溶液として、0.5mMア
セチルチオコリンと1mM5,5‘−ジーチオービス2
−ニトロ安息香酸が含有された50mMリン酸塩緩衝材
(pH8.0)を50μlずつ投入して計100μlの
反応液を試料濃度別に調製した後、この反応液を37℃
のインキュベーターで30分間培養した。
ン酸液緩衝液(pH8.0)30μl、試料として上記
濃度のEGCG溶液10μl及び酵素AChEを10μl添
加した後、酵素に対する基質溶液として、0.5mMア
セチルチオコリンと1mM5,5‘−ジーチオービス2
−ニトロ安息香酸が含有された50mMリン酸塩緩衝材
(pH8.0)を50μlずつ投入して計100μlの
反応液を試料濃度別に調製した後、この反応液を37℃
のインキュベーターで30分間培養した。
【0048】培養の後、ELISA用プレートリーダーで4
05nmの波長で吸光度を測定してSR値すなわち、酵
素阻害剤を添加し試料反応後、測定した吸光度数値を得
た。上記試料反応に対する対照群として、酵素の代りに
緩衝液を入れて培養した後、同じ方法で吸光度を測定し
てSC値を得た。酵素阻害剤を添加しなかった時の酵素
反応度を知るため、試料の代りに緩衝液を入れて吸光度
ER値を求めて、これに対する対照群として試料と酵素
の代りに緩衝液を入れた後、吸光度EC値を求めた。
05nmの波長で吸光度を測定してSR値すなわち、酵
素阻害剤を添加し試料反応後、測定した吸光度数値を得
た。上記試料反応に対する対照群として、酵素の代りに
緩衝液を入れて培養した後、同じ方法で吸光度を測定し
てSC値を得た。酵素阻害剤を添加しなかった時の酵素
反応度を知るため、試料の代りに緩衝液を入れて吸光度
ER値を求めて、これに対する対照群として試料と酵素
の代りに緩衝液を入れた後、吸光度EC値を求めた。
【0049】上記で測定した吸光度数値SR、SC、E
R及びEC値から下記式より酵素活性阻害度を求めた:
R及びEC値から下記式より酵素活性阻害度を求めた:
【0050】
【数式1】
【0051】上記式で、SRは酵素阻害剤を添加した試
料反応時、測定した吸光度数値で、SC上記試料反応の
対照群で酵素の代わりに緩衝液を用いた際の吸光度数値
であり、ERは試料を添加しない酵素反応の時、測定し
た吸光度数値で、ECは上記酵素反応の対照群で酵素の
代わりに緩衝液を使った吸光度数値を現わす。
料反応時、測定した吸光度数値で、SC上記試料反応の
対照群で酵素の代わりに緩衝液を用いた際の吸光度数値
であり、ERは試料を添加しない酵素反応の時、測定し
た吸光度数値で、ECは上記酵素反応の対照群で酵素の
代わりに緩衝液を使った吸光度数値を現わす。
【0052】前述の数式1の公式によって酵素活性阻害
度を計算した結果、図1に提示されたところのようなグ
ラフを得ることができた。
度を計算した結果、図1に提示されたところのようなグ
ラフを得ることができた。
【0053】酵素抑制活性の比較物質としてタクリンに
対しても、上記EGCGで実施した実験と等しい方法及び過
程で酵素活性阻害度実験を実施した。実験結果、タクリ
ンのIC50値は130nM程度に現われた。このグラ
フによれば、EGCGのIC50値は約0.13mg/ml
(約0.34mM)であることが示された。
対しても、上記EGCGで実施した実験と等しい方法及び過
程で酵素活性阻害度実験を実施した。実験結果、タクリ
ンのIC50値は130nM程度に現われた。このグラ
フによれば、EGCGのIC50値は約0.13mg/ml
(約0.34mM)であることが示された。
【0054】また、本発明のEGCGに対する急性毒性試験
として、SD系ラット7匹にkg体重あたり1日に50
0mgずつを毎日投与して見たが、試験完了時点である
7日まで死亡した例が全くなかった。
として、SD系ラット7匹にkg体重あたり1日に50
0mgずつを毎日投与して見たが、試験完了時点である
7日まで死亡した例が全くなかった。
【0055】本発明のEGCGに対するAChE抑制活性は
タクリンの場合に比べて弱い数値を現わすが、EGCGは周
知のごとく緑茶から抽出された天然物質なので安全性が
すぐれ、毒性がほとんどない生理活性物質であり、毒性
による肝障害、腹痛や下痢などの胃腸障害、筋肉痛など
タクリンのような従来のAChE阻害剤の深刻な副作用
を考慮した時、本発明のEGCGのAChE抑制活性度は極
めて意味ある数値だと言える。
タクリンの場合に比べて弱い数値を現わすが、EGCGは周
知のごとく緑茶から抽出された天然物質なので安全性が
すぐれ、毒性がほとんどない生理活性物質であり、毒性
による肝障害、腹痛や下痢などの胃腸障害、筋肉痛など
タクリンのような従来のAChE阻害剤の深刻な副作用
を考慮した時、本発明のEGCGのAChE抑制活性度は極
めて意味ある数値だと言える。
【0056】実施例2:EGCGを含んだ製剤の製造
【0057】
【表1】
【0058】通常的な製剤の製造方法によって、表1に
成分を示された含量で添加して均一に混合して、撹拌し
た後、顆粒化した。乾燥後、打錠機を用いて1錠当り有
効成分であるEGCGが100mgずつ含まれている製剤を
製造した。
成分を示された含量で添加して均一に混合して、撹拌し
た後、顆粒化した。乾燥後、打錠機を用いて1錠当り有
効成分であるEGCGが100mgずつ含まれている製剤を
製造した。
【0059】実施例3::EGCGを含んだカプセル剤の製
造
造
【0060】
【表2】
【0061】通常的なカプセル剤の製造方法によって、
表2に成分を示された含量で添加して均一に混合した
後、1カプセル当り100mg義EGCGが含まれるように
適切な大きさのゼラチンカプセルに充填して目的するカ
プセル剤を製造した。
表2に成分を示された含量で添加して均一に混合した
後、1カプセル当り100mg義EGCGが含まれるように
適切な大きさのゼラチンカプセルに充填して目的するカ
プセル剤を製造した。
【0062】実施例4:EGCGを含んだチュアブル剤の製
造
造
【0063】
【表3】
【0064】通常的なチュアブル剤の製造方法によっ
て、表3の成分を適量の水に混合して、加熱しながら溶
解させた後、冷凍させて成型機に入れて目的とする形状
のチュアブル剤を、1個当り100mgのEGCGが含まれ
るように製造した。
て、表3の成分を適量の水に混合して、加熱しながら溶
解させた後、冷凍させて成型機に入れて目的とする形状
のチュアブル剤を、1個当り100mgのEGCGが含まれ
るように製造した。
【0065】実施例5:EGCGを含んだ注射剤の製造
【0066】
【表4】
【0067】通常的な注射剤の製造方法によって、表4
に成分を示された含量で沸騰水に撹拌しながら溶解させ
た後、冷却させて2ml用量の滅菌バイアルに充填し
て、適量の注射用精製水を2mlになるように補ってバ
イアル1個当り100mgのEGCGを含む目的する注射剤
を製造した。
に成分を示された含量で沸騰水に撹拌しながら溶解させ
た後、冷却させて2ml用量の滅菌バイアルに充填し
て、適量の注射用精製水を2mlになるように補ってバ
イアル1個当り100mgのEGCGを含む目的する注射剤
を製造した。
【0068】実施例6:EGCGを含んだキャンデーの製造
成分含量
成分含量
【0069】
【表5】
【0070】顆粒状シロップを少量の水に溶解しながら
110℃まで加熱した後、EGCGを溶解し残りの水と水飴
を添加して、145℃まで温度をあげた。火を消して、
香料と酒石酸を添加して混合して、75〜80℃に冷却
させた後、成形ローラーで成形してEGCG含有キャンデー
を製造した。
110℃まで加熱した後、EGCGを溶解し残りの水と水飴
を添加して、145℃まで温度をあげた。火を消して、
香料と酒石酸を添加して混合して、75〜80℃に冷却
させた後、成形ローラーで成形してEGCG含有キャンデー
を製造した。
【0071】実施例7:EGCGを含んだ飲み物の製造
【0072】
【表6】
【0073】通常的な飲み物の製造方法によって、表6
に成分を示された含量で適量の水に混合して、加熱して
溶解させた後、冷却させて容器に充填して200ml用量
の飲み物1瓶当たり100mgのEGCGを含む飲み物を製
造した。
に成分を示された含量で適量の水に混合して、加熱して
溶解させた後、冷却させて容器に充填して200ml用量
の飲み物1瓶当たり100mgのEGCGを含む飲み物を製
造した。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるエピ
ガロカテキンガレートはAChEの活性を抑制すること
ができる効果的なアセチルコリン分解酵素阻害剤とし
て、これを有効成分として含む薬学的製剤の形態にし
て、アルツハイマーを含めた老人性痴呆症、重度筋無力
症、胃腸管及び膀胱平滑筋の無力症及び緑内障のような
体内アセチルコリンの濃度減少によって発生する各種疾
患を治療及び予防するのに効果的に使うことができる。
ガロカテキンガレートはAChEの活性を抑制すること
ができる効果的なアセチルコリン分解酵素阻害剤とし
て、これを有効成分として含む薬学的製剤の形態にし
て、アルツハイマーを含めた老人性痴呆症、重度筋無力
症、胃腸管及び膀胱平滑筋の無力症及び緑内障のような
体内アセチルコリンの濃度減少によって発生する各種疾
患を治療及び予防するのに効果的に使うことができる。
【0075】特にEGCGは緑茶から抽出された天然活性物
質として安全性がすぐれているので、従来のAChE阻
害剤に比べて毒性による肝障害、腹痛や下痢などの胃腸
障害、筋肉痛のような副作用なしに関連疾患を病んでい
る患者に安心して投与することができる利点がある。
質として安全性がすぐれているので、従来のAChE阻
害剤に比べて毒性による肝障害、腹痛や下痢などの胃腸
障害、筋肉痛のような副作用なしに関連疾患を病んでい
る患者に安心して投与することができる利点がある。
【0076】また本の発明のEGCGは各種食品に添加する
とか、食品補助剤に用いることで、神経伝達体系の作用
向上による記憶力促進または精神集中、痴呆防止などの
効果を得ることができる。
とか、食品補助剤に用いることで、神経伝達体系の作用
向上による記憶力促進または精神集中、痴呆防止などの
効果を得ることができる。
【図1】 図1は本発明のEGCGがアセチルコリン分解酵素
の活性を濃度依存的に抑制する効果があることを現わす
グラフである。
の活性を濃度依存的に抑制する効果があることを現わす
グラフである。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
A61P 25/28 A61P 25/28
27/06 27/06
43/00 111 43/00 111
C12N 9/99 C12N 9/99
// C07D 311/62 C07D 311/62
(71)出願人 502431700
リム ガンヒョン
大韓民国ソウル特別市ソンドン区ハワンシ
ムリ21洞258(18/2)チョンケベッサン
アパート103−203
(71)出願人 502431733
キム ヘェギョン
大韓民国京畿道ヨンイン市チュッチョン洞
ペツサンアパート202−304
(71)出願人 500101243
株式会社ファーマフーズ研究所
京都府京都市南区吉祥院石原堂の後西町24
―5
(72)発明者 チョン ジュホ
大韓民国ソウル特別市チョンロ区ミヨンリ
ュン洞1カ72−6
(72)発明者 チェ ガンドク
大韓民国ソウル特別市西ソンプク区トナム
1洞624ヒョンデアパート2―ナ棟102号
(72)発明者 リム ガンヒョン
大韓民国ソウル特別市ソンドン区ハワンシ
ムリ21洞258(18/2)チョンケベッサン
アパート103−203
(72)発明者 キム イルス
大韓民国ソウル特別市トンジャック区フッ
ソクッ2洞10番地ミョンスデヒョンアパー
ト107棟102号
(72)発明者 キム スンエ
大韓民国ソウル特別市ヨンサン区イチョン
洞イチョンアパート106棟1807号
(72)発明者 リ ヘェジャ
大韓民国京畿道ソンナム市ブンダン区スネ
洞ヤンジャマウルクムホ1ダンジアパート
114棟1501号
(72)発明者 ユ ヨンミン
大韓民国江原道チュンチョン市プヒョン2
洞チュゴンアパート608棟502号
(72)発明者 パク ヒジュン
大韓民国ソウル特別市ソチョ区ソチョ洞
1655−5ジンヨンビラB棟303号
(72)発明者 リ ヒャンスク
大韓民国京畿道ソンナム市ブンダン区チョ
ンジャ洞チョンドゥンマウルハンジンアパ
ート802―1302
(72)発明者 イン チャンシク
大韓民国ソウル特別市ソデムン区プクッア
ヒョドン3−360
(72)発明者 キム ヘェギョン
大韓民国京畿道ヨンイン市チュッチョン洞
ペツサンアパート202−304
(72)発明者 ソ ジョンチョル
大韓民国プサンクァンヨク市プサンジン区
ヤンジョン洞968
(72)発明者 キム ジョンウ
大韓民国ソウル特別市ソチョ区ジャムウォ
ン洞68−5ジャムウォンハンシンアパート
A棟1410号
(72)発明者 源 伸介
京都府京都市南区吉祥院石原堂の後西町24
番5 株式会社ファーマフーズ研究所内
(72)発明者 東口 伸二
京都府京都市南区吉祥院石原堂の後西町24
番5 株式会社ファーマフーズ研究所内
(72)発明者 金 武祚
京都府京都市南区吉祥院石原堂の後西町24
番5 株式会社ファーマフーズ研究所内
Fターム(参考) 4B018 MD07 ME14
4C062 FF56
4C086 AA01 AA02 BA08 MA01 MA04
NA14 ZA15 ZA16 ZA33 ZA66
ZA81 ZA94 ZC20
Claims (7)
- 【請求項1】エピガロカテキンガレートを含むことを特
徴とするアセチルコリンエステラーゼ阻害剤。 - 【請求項2】有効成分としてエピガロカテキンガレート
とともに、薬学的に許容される担体を含むことを特徴に
するアセチルコリン関連疾患の治療または予防用薬学的
製剤。 - 【請求項3】請求項2において、上記アセチルコリン関
連疾患が老人性痴呆症またはアルツハイマー病であるこ
とを特徴とする薬学的製剤。 - 【請求項4】請求項2において、上記アセチルコリン関
連疾患が重度筋無力症であることを特徴とする薬学的製
剤。 - 【請求項5】請求項2において、上記アセチルコリン関
連疾患が胃腸管及び膀胱平滑筋の無力症であることを特
徴とする薬学的製剤。 - 【請求項6】請求項2において、上記アセチルコリン関
連疾患が緑内障であることを特徴とする薬学的製剤。 - 【請求項7】エピガロカテキンガレートを含むことを特
徴とする記憶力促進のための食品または食品添加剤。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
KR2001-0074894 | 2001-11-29 | ||
KR20010074894 | 2001-11-29 |
Publications (1)
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