JP2003285985A - 非常時脱出装置 - Google Patents

非常時脱出装置

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JP2003285985A
JP2003285985A JP2002091204A JP2002091204A JP2003285985A JP 2003285985 A JP2003285985 A JP 2003285985A JP 2002091204 A JP2002091204 A JP 2002091204A JP 2002091204 A JP2002091204 A JP 2002091204A JP 2003285985 A JP2003285985 A JP 2003285985A
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gondola
emergency escape
escape device
guide rail
circulation
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JP2002091204A
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Inventor
Ryuichi Otsuki
隆一 大槻
Noritsugu Nakamori
誥貢 仲森
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HISHII SHOJI CO Ltd
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HISHII SHOJI CO Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多数の人が次々と脱出することができ、且つ
体力のない女性や子供でも容易に地上部へ脱出すること
ができる非常時脱出装置の提供を課題とする。 【解決手段】 ビル1の高層部と地上部との間で循環移
動可能にループ状に架設される循環ロープ10或いは循
環ベルト等からなる循環移動手段と、該循環移動手段に
結合されて共に移動する複数のゴンドラ30とを少なく
とも有し、少なくとも1台のゴンドラ30が自重で地上
部に達した時に別のゴンドラ30が高層部に循環してく
るように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は火事やその他の非常
時において、ビルの高層部から地上部へ脱出する装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一定階以上の階を持つ高層ビルに
おいては、非常階段の設置が義務付けられている。また
ビルからの非常脱出用の設備として、シュータのような
ものや、高層階から垂らしたロープ等に沿って脱出用の
乗り物等により緩降下させるようにした非常時脱出装置
等が、従来から提供されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記した
シュータのようなものでは、高層階の場合、地上までシ
ュータを配設するために必要な距離が不足する問題があ
り、また一人一人順番に脱出するため恐怖心が大きいと
いう問題、待機時間が長くなる問題、また降下自体が危
険であったりする問題があった。また前記ロープ等を垂
らして、脱出用の乗り物等で降下させるようにしたもの
では、脱出用の乗り物の移動は脱出階から地上部への一
方通行であるので、備え付けておいた脱出用の乗り物が
尽きるまでの人数しか脱出することができないという問
題があった。またその他、従来の非常時脱出装置は、一
般に女性や子供には過酷なものが多かった。
【0004】そこで本発明は上記従来の非常時脱出装置
の問題を解消し、多数の人が次々と脱出することがで
き、且つ体力のない女性や子供でも容易に地上部へ脱出
することができる非常時脱出装置の提供を課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の非常時脱出装置は、ビルの高層部と地上部との間で
循環移動可能にループ状に架設される循環ロープ或いは
循環ベルト等からなる循環移動手段と、該循環移動手段
に結合されて共に移動する複数のゴンドラとを少なくと
も有し、少なくとも1台のゴンドラが自重で地上部に達
した時に別のゴンドラが高層部に循環してくるように構
成したことを第1の特徴としている。また本発明の非常
時脱出装置は、上記第1の特徴に加えて、ゴンドラの降
下を安定させて案内するガイドレールと、ゴンドラを前
記ガイドレールとの間で制動させる制動手段と、前記ガ
イドレールとの間で発電を行う発電手段とを有すること
を第2の特徴としている。また本発明の非常時脱出装置
は、上記第2の特徴に加えて、発電手段により発生させ
た電気を用いる照明手段、換気手段を有することを第3
の特徴としている。また本発明の非常時脱出装置は、上
記第2又は第3の特徴に加えて、発電手段により発生さ
せた電気を用いる通信手段、消音手段を有することを第
4特徴としている。また本発明の非常時脱出装置は、上
記第1〜4の何れかの特徴に加えて、通常時において、
電気的駆動手段によっても循環移動手段を移動させるこ
とができるようにしてあることを第5の特徴としてい
る。また本発明の非常時脱出装置は、比較的低層のビル
に対して適用することができる非常時脱出装置であっ
て、上方部と下方部との間で循環移動可能にループ状に
架設される循環ロープ或いは循環ベルト等からなる循環
移動手段と、該循環移動手段に結合されて共に上下方向
に循環移動する複数のゴンドラとを少なくとも有するユ
ニットからなり、このユニットをはしご車に着脱自在に
取り付けるようにしたことを第6の特徴としている。ま
た本発明の非常時脱出装置は、上記第6の特徴に加え
て、ゴンドラの降下を安定させて案内するガイドレール
と、ゴンドラを前記ガイドレールとの間で制動させる制
動手段と、前記ガイドレールとの間で発電を行う発電手
段とを併せて有するユニットからなることを第7の特徴
としている。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施形態を更に説明する。図1は本発明の非常時脱出
装置の第1の実施形態を示す概略構成図、図2は本発明
の非常時脱出装置の第2の実施形態を示す概略構成図、
図3はゴンドラとガイドレールとの取り付け構造を示す
一部断面構成図、図4はゴンドラとガイドレールとの他
の取り付け構造を示す一部断面構成図である。
【0007】先ず図1、図2を参照して、非常時脱出装
置は、循環移動手段としての循環ロープ10と、該循環
ロープ10を循環させる滑車20と、前記循環ロープ1
0に結合されて共に移動する複数のゴンドラ30と、該
ゴンドラ30の車輌部40に対する軌道として、ゴンド
ラ30の降下を安定させて案内するガイドレール50と
を有している。
【0008】前記循環ロープ10はビル1の外側壁面に
或いはビルの内部に垂直方向に形成された空洞部等の壁
面に架設することができる。循環ロープ10はビル1の
高層部と地上部との間で、高さ方向に細長いループ状に
なるようにして構成する。またこの循環ロープ10は、
ビル1側に固定される滑車20に掛けられて循環移動さ
れるように構成する。滑車20は、図面ではビル1の高
層部に一対、地上部以下に一対の計4個を設けている
が、更にその途中にも滑車を設ける等、多数の滑車20
を用いて循環ロープ10を架設するようにしてもよい。
前記循環ロープ10は循環ベルトであってもよい。要す
るに、ゴンドラ30と結合されてビル1の高層部と地上
部との間をループ状に循環できるものであれば、その名
称にこだわるものではない。
【0009】前記ゴンドラ30は、複数台が循環ロープ
10に対して所定の間隔で取り付け結合される。各ゴン
ドラ30の間隔は、ビル1の地上部の降り口1bに1台
のゴンドラが位置している時に、他の何れかのゴンドラ
30が高層階の脱出用の乗り口1aの位置にくるような
間隔に構成してある。前記脱出用の乗り口1aは、ビル
1の高さ方向に2ヶ所以上設けることも可能である。図
1においては、循環ロープ10の3ヶ所にゴンドラ30
が配置されるようにして、それらのゴンドラ30が次々
と乗り口1a、降り口1bに巡ってくるようにしてい
る。ゴンドラ30は一人乃至複数人が乗れるものとし、
また煙や熱を遮断できるように全体がボディで覆われた
密閉式のものとすることができる。
【0010】図2に示す実施形態においては、ゴンドラ
30を循環ロープ10の4ヶ所に配すると共に、各ゴン
ドラ30はこれを高さ方向に3連1組のゴンドラ30
(30a、30b、30c)とし、乗り口1a及び降り
口1bもそれぞれ前記3連のゴンドラ30a、30b、
30cに対応して上下方向に3ヶ所連続させて設けてい
る。このような複数連1組のゴンドラも本発明にいうゴ
ンドラである。
【0011】前記ガイドレール50はゴンドラ30の降
下を案内し、安定した降下移動を確保するためのもので
ある。このガイドレール50はビル1の高層部と地上部
との間でループ状に配設されている。しかしガイドレー
ル50は、ゴンドラ30が降下する側の高層部から地上
部までのみに配設することも可能である。
【0012】図3も参照して、前記ゴンドラ30の車輌
部40はその車輪41によりガイドレール50を両側か
ら挟み込むように構成する。即ち、ガイドレール50の
基幹部51から張り出されたレール本体52に対して一
対の車輪41、41でこれを挟む構成とする。前記レー
ル本体52に対する一対の車輪41、41による挟み付
け構造は、二対を1組として、2組を上部と下部に離間
して設けている。また上部と下部ではそれぞれ1組(二
対)を左右に離間して設けている。このように車輪4
1、41によってレール本体52に挟み込むように取り
付けると共に、複数組の対でレール本体52に取り付け
ることで、ゴンドラ30を安定させ、揺れたりしないよ
うにすることができる。またガイドレール50から外れ
たりしないようにすることができる。
【0013】前記車輪41には発電機60が取り付けら
れる。別の車輪41にはディスクブレーキ70が取り付
けられる。前記発電機60は車輪41の回転によって発
電を行うもので、発電手段を構成する。また発電機60
は、その発電の際に車輪41に対する回転抵抗となるこ
とで、前記ディスクブレーキ70と共に制動手段を構成
する。前記制動手段は、自重によるゴンドラ30の降下
に伴って、加速、等速、減速、停止等を自動的に行うよ
うにプログラムされた制御プロラム、及びこの制御プロ
グラムに組み合わされる乗り口1a、降り口1b、その
他に降下走行位置を検出する位置検出手段を含むことが
できる。1乃至複数人の脱出者が乗り口1aにおいてゴ
ンドラ30に乗り込み、ドアを閉め、降下ボタン等を押
すことで、ゴンドラ30は加速、等速、減速等の制動を
受けながら、脱出者等の自重によって降下し、地上部の
降り口1bに達して停止される。これによって脱出者は
速やかに、且つ安定した降下による脱出を図ることがで
きる。前記ディスクブレーキ70はゴンドラ30の中か
ら、緊急用に手動でも操作できるように構成してある。
【0014】前記発電機60で発生された電気はバッテ
リー80に充電され、バッテリー80は予め充電された
電気をゴンドラ30内に配設された照明手段90に送
る。バッテリー80からの送電は、ゴンドラ30が乗り
口1aに着いた時点で開始されるようにしておく。照明
手段90は蛍光灯等の照明器具である。照明手段90が
機能することで、ゴンドラ30内の明りが確保される。
【0015】また前記発電機60で発生された電気は、
バッテリー80を介してゴンドラ30内に配設された換
気手段100を作動させる。換気手段100は、例えば
換気扇とすることができるが、これによってゴンドラ3
0内に煙等が充満するのを回避することができる。
【0016】また発電機60で発生された電気は、バッ
テリー80を介してゴンドラ30内に配設された通信手
段110、消音手段120を作動させる。通信手段11
0は、ゴンドラ30内の脱出者と予め定めた救助センタ
ー或いは救助隊等の救助機関との間で通信が行えるよう
にした電話や無線通信器とすることができる。また前記
消音手段120は、ゴンドラ30の騒音を検出すると共
に、この騒音と逆位相の音波を発生するようにした消音
器とすることができる。
【0017】図4にゴンドラとガイドレールとの他の取
り付け構造を示す。この例では、ガイドレール50の基
幹部51の形状やビル1への取り付け構造が上記図3に
示すものと異なるが、ビル1に対するガイドレール50
の具体的な取り付け構造やガイドレール50の具体的な
形状は特に限定されるものではない。要するにビル1側
にガイドレール50を敷設し、このガイドレール50に
対して車輌部40の車輪41、41を挟み付けるように
した構造とし、これによってゴンドラ30を安定して降
下させることができるようにすればよい。なおガイドレ
ール50及び車輪41、41は、ゴンドラ30へ搭乗す
る脱出者の全体重に対して生じる制動力に対向できる強
度があればよいことから、比較的簡易なものでもよい。
一方、滑車20は全てのゴンドラ30と循環ロープ10
の重量を支える必要があることから、滑車20の強度と
ビル1への固定は堅固なものとする必要がある。
【0018】以上で説明した実施形態の非常時脱出装置
によれば、火災や地震などの災害発生時に電気設備を用
いたエレベータ等の使用が不可能な場合においても、高
層階から速やかに、且つ体力的に十分でない女性や子供
でも容易に地上まで退避することができる。よって多く
の犠牲者を出すことなく、高い安全性を確保できる。本
非常時脱出装置は新規に建設する高層ビルだけでなく、
既設のビルに対しても後から追加して設備することが可
能である。また本装置をビルの外側壁に設備する場合に
は、非常階段が建物内にあって煙突効果を生じるおそれ
のある高層ビルにおいても、非常階段での混雑による二
次災害の発生頻度を十分に低下させることができる。
【0019】なお上述した非常時脱出装置は、非常時専
用に用いられるものであるが、これを非常時以外、即ち
通常時にも使用することができるようにしてもよい。上
記通常時にも使用することができるようにするために
は、例えば前記滑車20若しくは循環ロープ10を駆動
する電気モータ等の電気的駆動手段を設備すればよい。
電気的駆動手段によって前記滑車20が駆動され或いは
循環ロープ10が移動されることで、ゴンドラ30を循
環させることができるので、通常時におけるビルの内部
或いは外部に配置された一種のエレベータ設備として活
用することが可能となる。このような設備もまた本発明
の範囲内である。
【0020】また上記した実施形態においては、それら
の循環ロープ10、滑車20、ゴンドラ30等をビル1
に設備した非常時脱出装置として示したが、それらをビ
ル1に固定的に設備する代わりに、ユニットとして、は
しご車に着脱自在に取り付けて比較的低層のビルに対し
て適用することができる、自由に移動可能な非常時脱出
装置としてもよい。即ち、非常時脱出装置の構成要素で
ある循環ロープ10、滑車20、ゴンドラ30等をユニ
ットとして、ビル1とは独立して構成し、このユニット
をはしご車に着脱自在に取り付ける構成とする。ユニッ
トにするためには前記循環ロープ10や滑車20を配備
するためのフレーム等の基礎部材が必要となる。が、こ
の基礎部材を付加することで、前記循環ロープ10、滑
車20、ゴンドラ30等の構成部材を容易にユニット化
することができる。勿論、前記ユニットには循環ロープ
10、滑車20、ゴンドラ30の他に、ガイドレール5
0、発電機60、或いは発電機60やディスクブレーキ
70からなる制動手段も併せて前記基礎部材と共にユニ
ット化することができる。ユニット化された非常時脱装
置をはしご車等の移動可能な設備に着脱自在に設備する
ことで、比較的低層のビルに対する便利な且つテンポラ
リーな非常時脱出装置を提供することができる。以上の
ような設備もまた本発明の範囲内である。
【0021】
【発明の効果】本発明は以上の構成、作用よりなり、請
求項1に記載の非常時脱出装置によれば、ビルの高層部
と地上部との間で循環移動可能にループ状に架設される
循環ロープ或いは循環ベルト等からなる循環移動手段
と、該循環移動手段に結合されて共に移動する複数のゴ
ンドラとを少なくとも有し、少なくとも1台のゴンドラ
が自重で地上部に達した時に別のゴンドラが高層部に循
環してくるように構成したので、災害時にエレベータ等
が使用できない場合においても、ビルの高層階から次々
巡ってくるゴンドラによって、自重で地上部まで降下し
て脱出することができる。ループ状に架設される循環ロ
ープ等の循環移動手段によって、1台のゴンドラが地上
部に達すると他のゴンドラが必ず高層部に循環してくる
ようにしているので、ゴンドラが途切れてしまうことな
く、多数の人が巡ってくるゴンドラに乗って次々と脱出
することができる。またゴンドラで降下するので、体力
のない女性や子供でも容易に地上部へ脱出することがで
きる。また請求項2に記載の非常時脱出装置によれば、
上記請求項1に記載の構成による効果に加えて、ゴンド
ラの降下を安定させて案内するガイドレールと、ゴンド
ラを前記ガイドレールとの間で制動させる制動手段と、
前記ガイドレールとの間で発電を行う発電手段とを有す
るので、ゴンドラをガイドレールに沿って、制動しなが
ら安定して降下させることができる。またゴンドラの降
下中に発電を行うことで、発生した電気をゴンドラ内等
で利用することができる。また請求項3に記載の非常時
脱出装置によれば、上記請求項2に記載の構成による効
果に加えて、発電手段により発生させた電気を用いる照
明手段、換気手段を有するので、ゴンドラで脱出、降下
中において、ゴンドラ内を照明することができ、脱出者
に安心を与えることができる。また脱出、降下中にゴン
ドラ内の換気を行うことができ、煙などが充満するのを
無くして安全を確保することができる。また請求項4に
記載の非常時脱出装置によれば、上記請求項2又は3に
記載の構成による効果に加えて、発電手段により発生さ
せた電気を用いる通信手段、消音手段を有するので、脱
出、降下中に発電手段により発生させた電気を用いてゴ
ンドラ内から外部に通信を行うことができる。また脱
出、降下中にゴンドラ内に入ってくる災害の音等を消音
して脱出者を安心させることができる。また請求項5に
記載の非常時脱出装置によれば、上記請求項1〜4の何
れかに記載の構成による効果に加えて、通常時におい
て、電気的駆動手段によっても循環移動手段を移動させ
ることができるようにしてあるので、非常時以外の通常
時においても、本来のエレベータに加えて或いは本来の
エレベータの代わりとなる一種のエレベータ設備として
活用することが可能となる。また請求項6に記載の非常
時脱出装置によれば、比較的低層のビルに対して適用す
ることができる非常時脱出装置であって、上方部と下方
部との間で循環移動可能にループ状に架設される循環ロ
ープ或いは循環ベルト等からなる循環移動手段と、該循
環移動手段に結合されて共に上下方向に循環移動する複
数のゴンドラとを少なくとも有するユニットからなり、
このユニットをはしご車に着脱自在に取り付けるように
したので、比較的低層のビルの非常時脱出装置として、
必要時にそのビルまで移動して設置することができ、非
常時の脱出を容易に手助けすることができる。勿論、単
なるはしご車による脱出等に比べて、恐怖心を十分に少
なくすることができる。また請求項7に記載の非常時脱
出装置によれば、上記請求項6に記載の構成による効果
に加えて、ゴンドラの降下を安定させて案内するガイド
レールと、ゴンドラを前記ガイドレールとの間で制動さ
せる制動手段と、前記ガイドレールとの間で発電を行う
発電手段とを併せて有するユニットからなることで、よ
り安定したゴンドラの降下と電気設備の備わった移動可
能な非常時脱出装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の非常時脱出装置の第1の実施形態を示
す概略構成図である。
【図2】本発明の非常時脱出装置の第2の実施形態を示
す概略構成図である。
【図3】ゴンドラとガイドレールとの取り付け構造を示
す一部断面構成図である。
【図4】ゴンドラとガイドレールとの他の取り付け構造
を示す一部断面構成図である。
【符号の説明】
1 ビル 1a 乗り口 1b 降り口 10 循環ロープ 20 滑車 30 ゴンドラ 40 車輌部 41 車輪 50 ガイドレール 51 基幹部 52 レール本体 60 発電機 70 ディスクブレーキ 80 バッテリー 90 照明手段 100 換気手段 110 通信手段 120 消音手段
フロントページの続き Fターム(参考) 2E184 AA03 BB07 BB10 BC01 BC08 BC11 3F301 AA11 BA17 BD29 DC01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビルの高層部と地上部との間で循環移動
    可能にループ状に架設される循環ロープ或いは循環ベル
    ト等からなる循環移動手段と、該循環移動手段に結合さ
    れて共に移動する複数のゴンドラとを少なくとも有し、
    少なくとも1台のゴンドラが自重で地上部に達した時に
    別のゴンドラが高層部に循環してくるように構成したこ
    とを特徴とする非常時脱出装置。
  2. 【請求項2】 ゴンドラの降下を安定させて案内するガ
    イドレールと、ゴンドラを前記ガイドレールとの間で制
    動させる制動手段と、前記ガイドレールとの間で発電を
    行う発電手段とを有することを特徴とする請求項1に記
    載の非常時脱出装置。
  3. 【請求項3】 発電手段により発生させた電気を用いる
    照明手段、換気手段を有することを特徴とする請求項2
    に記載の非常時脱出装置。
  4. 【請求項4】 発電手段により発生させた電気を用いる
    通信手段、消音手段を有することを特徴とする請求項2
    又は3に記載の非常時脱出装置。
  5. 【請求項5】 通常時において、電気的駆動手段によっ
    ても循環移動手段を移動させることができるようにして
    あることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の非
    常時脱出装置。
  6. 【請求項6】 比較的低層のビルに対して適用すること
    ができる非常時脱出装置であって、上方部と下方部との
    間で循環移動可能にループ状に架設される循環ロープ或
    いは循環ベルト等からなる循環移動手段と、該循環移動
    手段に結合されて共に上下方向に循環移動する複数のゴ
    ンドラとを少なくとも有するユニットからなり、このユ
    ニットをはしご車に着脱自在に取り付けるようにしたこ
    とを特徴とする非常時脱出装置。
  7. 【請求項7】 ゴンドラの降下を安定させて案内するガ
    イドレールと、ゴンドラを前記ガイドレールとの間で制
    動させる制動手段と、前記ガイドレールとの間で発電を
    行う発電手段とを併せて有するユニットからなる請求項
    6に記載の非常時脱出装置。
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