JP2003284616A - 椅 子 - Google Patents

椅 子

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JP2003284616A
JP2003284616A JP2002089549A JP2002089549A JP2003284616A JP 2003284616 A JP2003284616 A JP 2003284616A JP 2002089549 A JP2002089549 A JP 2002089549A JP 2002089549 A JP2002089549 A JP 2002089549A JP 2003284616 A JP2003284616 A JP 2003284616A
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crank
seat
crank arm
chair
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Nobuyuki Ueda
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Kokuyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な操作で背凭れの下端部と座の後端部とを
連動して昇降可能な椅子を提供する。 【解決手段】椅子Cを、クランク機構8を利用して背凭
れ7の下端部7xと座6の後端部6yとを連動して昇降
させるようにし、前記クランク機構8をクランク部81
と一端部に操作部たる操作つまみ821を有するクラン
クシャフト部82と一端部をクランク部81に接続した
クランクアーム部83とを備えたものとするとともに、
クランクアーム部83を、他端部を背凭れの下端部7x
に接続し、中間部を中心に回転可能に構成して、このク
ランクアーム部83により座6の後端部6yを支持する
ようにし、背凭れ7の下端部7xと座6の後端部6yと
の昇降操作を前記操作つまみ821の回転操作によって
行わせるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クランク機構の回
転操作により背凭れを昇降させるようにした椅子に関す
る。
【0002】
【従来の技術】椅子において、その座り心地の良否は、
身体に与える影響、執務効率等に与える影響の極めて大
きいファクターであり、椅子の基本機能として最も重視
されるところである。このため、例えばランバーサポー
ト部を昇降させるべく背凭れの下端部を昇降させるとと
もに、骨盤を起こした姿勢に保持すべく座の後端部をこ
れと連動して昇降させるようにすることが考えられてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような椅子におい
て、なるべく簡単な機構及び操作により背凭れの下端部
及び座の後端部を連動して昇降させることができるもの
がより望ましい。特に、その連動のための機構は回転を
利用したものであることが円滑な動作のために好まし
い。また、操作を行う部分と背凭れの下端部とを接続す
る機構が外部に露出しないものであれば、外観をよりす
っきり整えることができて望ましい。
【0004】そこで本発明は以上に述べた問題を解決
し、簡単な操作で、かつ好適なデザインで背凭れの下端
部を昇降できるようにするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明に係る椅
子は、クランク機構を利用して背凭れの下端部と座の後
端部とを連動して昇降させるようにしたものであって、
前記クランク機構がクランク部と一端部に操作部を有す
るクランクシャフト部と一端部をクランク部に接続した
クランクアーム部とを具備し、クランクアーム部を、他
端部を背凭れの下端部に接続し、中間部を中心に回転可
能に構成して、このクランクアーム部により座の後端部
を支持するようにし、前記操作部の回転操作によって背
凭れの下端部と座の後端部とを連動して昇降させるよう
にしていることを特徴とする。
【0006】このようなものであれば、操作部を、着座
者が腕を鉛直下方に伸ばした位置付近に配置でき、さら
にこの操作部を回転するだけで背凭れの下端部を昇降で
きるので、背凭れの下端部を昇降させる操作をより簡単
かつスムーズに行うことができるとともに、背凭れの下
端部と座の後端部とを連動して昇降させるようにしてい
るので、より効果的に骨盤を保持させることができるよ
うになる。ここで、背凭れの下端部と座の後端部とを連
動して昇降させる構成にするのは、座の後端部を上昇さ
せて骨盤を保持した状態にすると、背筋が伸びて背骨の
湾曲部分が上方に移動するので、背凭れの下端部と座の
後端部とを連動させても特に不都合はないからである。
さらに、クランク機構を座の下方に設けることができる
ので、このクランク機構を目立たないようにでき、好適
なデザインの椅子を提供できる。
【0007】さらに効果的に骨盤を起こした状態に保持
させるようにするには、背凭れの下端部の昇降と連動し
て、ランバーサポート部として機能する部分を前後及び
上下方向に向かって突没させ得るように構成するとよ
い。このランバーサポート部と座の後端部とが協働して
骨盤を起こした状態にできるからである。
【0008】より簡単な構成で座の後端部を昇降させる
ようにするには、前記クランクアーム部に座の後端部を
載せ置けばよい。座の後端部は背凭れの下端部のすぐ前
方にあるので、このように構成することにより前記クラ
ンクアーム部の昇降が直接座の後端部にも伝わるからで
ある。なお、「クランクアーム部に座の後端部を載せ置
く」とは、クランクアーム部に座の後端部を直接載せ置
くだけでなく、クランクアーム部と座の後端部との間に
スペーサを介在させることを含む。
【0009】より好適なデザインの椅子を提供するに
は、前記クランク機構を座の下方に配置するようにすれ
ばよい。
【0010】前記クランクアーム部の一端を背凭れに接
続する具体的な形状の一例として、背凭れの下端部に前
記クランクアーム部の一端を係り合わせる係合部材を設
けているものを挙げることができる。
【0011】このクランクアーム部を背凭れに効果的に
取り付けるには、背凭れを、背凭れ本体とその下端部を
補強する下端部補強部材とを具備するものとするととも
に、前記背凭れ本体に前記係合部材を嵌め込み、前記下
端部補強部材に窓を設けて前記クランクアーム部を窓を
介して挿入し、前記係合部材と係り合わせるようにすれ
ばよい。
【0012】前記クランクアーム部をこの係合部材に係
合させて背凭れの下端部に接続させるための構成の一例
として、前記クランクアーム部の一端部に後方又は上方
に開放された開口部を設け、この開口部においてクラン
クアーム部の一端部を前記係合部材に係り合わせている
ものを挙げることができる。
【0013】また、このような構成の他の一例として、
前記クランクアーム部の一端部に長孔を設け、この長孔
においてクランクアーム部の一端部を前記係合部材に係
り合わせているものも挙げることができる。
【0014】前記クランク部の回転経路上に径過的に押
し開かれることによってクランク部を収容し保持するス
トッパを設け、このストッパにより前記クランク部の回
転移動範囲を規制しているものであれば、簡単な構成で
前記クランク部を保持するようにできる。
【0015】より効果的に前記クランク部を保持するた
めの前記ストッパの構成の一例としては、前記ストッパ
の形状が断面視略C字状をなすものを挙げることができ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に本発明の一実施形態につい
て述べる。
【0017】本実施形態に係る椅子Cは、図1〜図3に
示すように、構造体としての基盤をなすその椅子本体1
が、脚2と、脚2の上端側に取り付けた支持基部3と、
前部を前記支持基部3に支持させた座受4と、基端を前
記支持基部3に取り付け中間部に前記座受4の後部を支
持させた背フレーム5とから構成されるもので、この椅
子本体1の座受4及び背フレーム5に各々座6及び背凭
れ7を取り付けるようにしている。
【0018】先ず、椅子本体1について説明する。
【0019】脚2は、5本の脚羽根21の中央から支柱
22を立ち上げた構造をなし、支柱22は昇降可能であ
って内部に図示しないガススプリング機構を組み込んで
いる。
【0020】支持基部3は、前記支柱22の上端部に回
転可能に取り付けたもので、図4に示すように、前方に
水平に延びその一部に支柱22を上下方向に貫通させて
なる底壁31と、この底壁31の前端から斜め前方に傾
斜して立ち上がる前壁32と、これら底壁31及び前壁
32の周囲より起立して前記底壁31及び前壁32とと
もに内側に上方に開口する機構部収納空間を形成する側
壁33とよりなる概略舟形をなす。この支持基部3は、
その側壁33の前部に、それぞれ背向する方向に軸心を
一致させて前座受取付軸34を一体突設或いは外付けで
きるようになっている。またこの支持基部3は、その底
壁上方を横断する位置に、左右の側壁33間に亘って背
取付軸35を貫通させている。
【0021】座受4は、その平面図を図5、支持基部3
に取り付けた状態の斜視図を図6に示すように、前記支
持基部3上に位置し、一定間隔を保って前後に平行に延
びる縦フレーム41と、これら縦フレーム41の前端近
傍部間及び後端近傍部間を連結する位置に横架した横フ
レーム42とを具備する概略井桁状をなす。各々の縦フ
レーム41の前端近傍部には、前後方向に延びる長孔4
11が対応づけて設けてあり、各々の長孔411に前記
支持基部3の前座受取付軸34の端部を同長孔411に
沿ってスライド移動可能に挿入している。
【0022】背フレーム5は、図2、図3等に示すよう
に、概略L字形に屈曲する一対の背フレーム要素51
と、これらの背フレーム要素51の上端近傍部間を一定
の間隙を保って連結する連結部材52とを具備するもの
で、一対の背フレーム要素51間に、当該背フレーム5
1の基端51aと屈曲部位51bとの間で図4及び図6
に示す後座受取付軸53を架設することができるように
している。そして、各々の背フレーム要素51の基端5
1aを前記支持基部3の背取付軸35に回転可能に取り
付け、背フレーム要素51間に架設した後座受取付軸5
3に座受4の縦フレーム41の後部を取り付けている。
【0023】上記の構成によって、図4に示すように、
この椅子本体1は、支持基部3の前座受取付軸34を座
受4の長孔411の後端側に位置付け背フレーム5が起
き上がった図中実線で示す状態において椅子Cに通常使
用姿勢を与え、支持基部3の前座受取付軸34を座受4
の長孔411の前端側に位置付け背フレーム5が後傾し
た図中想像線に示す状態において座受4の後端を沈み込
ませて椅子Cに安息姿勢を与え、全体としていわゆるシ
ンクロチルト機構を実現するものである。
【0024】そして、この椅子本体1は、前記シンクロ
チルト機構の一部に反力機構Hを組み込んでロッキング
装置を構成するとともに、そのロッキングを所定位置に
固定するロッキング固定機構E及びロッキング硬さを調
整する反力調整機構Aを当該ロッキング装置の構成要素
として付加している。
【0025】反力機構Hは、図4及び図6に示すよう
に、前記支持基部3の機構収納空間に後傾姿勢(略45
°)で配置され前上方端を固定リテーナH1に支持され
た一対のコイルスプリングSと、背取付軸35上にあっ
て背フレーム5の傾動動作に同期して回転する第1回転
アームH2と、この第1回転アームH2の背取付軸心か
ら偏位した位置に軸回りに取り付けた可動リテーナH3
とを具備し、この可動リテーナH3に前記コイルスプリ
ングSの後下方端を支持させて、背フレーム5の後傾動
作に伴い第1回転アームH2を介して可動リテーナH3
がコイルスプリングSを圧縮する構造になっている。な
お、図6において一対のコイルスプリングSの間にある
第1回転アームH2などは省略してある。
【0026】ロッキング位置固定機構Eは、その平面図
を図5、座受4に取り付けた状態の斜視図を図6に示す
ように、中間部よりもやや基端側を座受4に第1鉛直軸
X1回りに回転可能に取り付けた平面視扇形をなす一対
のロック板E1と、背フレーム5のロッキング動作を前
記一対のロック板E1の同期回転動作に変換する動作変
換機構E2と、ロック板E1同士を選択的に固定する操
作部E3とからなる。ロック板E1は、第1鉛直軸X1
を通る径方向断面が下向L字形をなすもので、円周上に
あって垂下した部分の集合である円筒面E1aには径方
向に開口する孔E1bが所定ピッチで円周方向の複数箇
所に亘って設けてあり、同期回転動作に伴って、各孔E
1bが両第1鉛直軸X1の軸心を結ぶ仮想直線LI1上
に次々と到来して密接に対面するものである。動作変換
機構E2は、一端を前記扇形をなすロック板E1の基端
に第2鉛直軸と水平長孔との係わり合い部X2を介して
接続し、他端を支持基部3の前座受取付軸34に係わり
合わせた剛体たる連結部材E21からなるもので、ロッ
キング動作に伴って座受4が支持基部3に対して後下方
へ移動すると、この座受4に搭載されているロック板軸
支用の第1鉛直軸X1が追従するのに対して、ロック板
E1の基端に係わり合う第2鉛直軸X2は連結部材E2
1を介して支持基部3により一定位置に保持されるた
め、結果的に座受4がロッキングにより沈み込むと、扇
形のロック板E1の円筒面E1aが第1鉛直軸X1に押
されて前記係わり合い部X2の周りを後方に旋回するよ
うになっている。操作部E3は、前記仮想直線LI1に
軸心を合致させて同軸心方向へ進退可能に配置したロッ
クピンE31と、基端を第3鉛直軸X3を介して座受4
の横フレーム42に回転可能に取り付けられ先端を水平
長孔と鉛直ピンとの係わり合い部X4を介して前記ロッ
クピンE31に接続した第2回転アームE32と、この
第2回転アームE32を前記両ロック板E1の孔E1b
に通過させる方向に押し付けるバネ要素E4と、この第
2回転アームE32を前記バネ要素E4に抗し引き戻し
て前記ロックピンE31を両ロック板E1の孔E1bか
ら抜き取る操作を行うロッキング位置調整操作レバーE
5とから構成され、ロッキング位置調整操作レバーE5
は座受4の側方の適宜位置に取り付けてある。前記バネ
要素E4と前記ロッキング位置調整操作レバーE5と
は、図5に示すワイヤE6により接続されている。
【0027】このロッキング位置固定機構Eの利点とし
ては、座受4の動きに連動させてロック板E1の外周を
より大きく振らし、この外周においてロック板E1の孔
E1bとロックピンE31との係わり合いによりロック
板E1同士を固定、ひいては座受4の動きを止めて背座
をそのロッキング位置に固定するものであるため、ロッ
ク板E1の孔E1bの間隔を比較的大きくとっても背座
のロッキング固定を比較的小刻みに行える点、第1鉛直
軸X1からロック板E1の孔E1bとロックピンE31
との係わり合いの部分までのトルクアームが当該第1鉛
直軸X1からロック板E1と連結部材E21との係わり
合い部X2までのトルクアームよりも大きいため、ロッ
クに要する力を軽減することができ、ロックピンE31
やロック板E1に剛性さえ付与すれば固定に必要な機構
自体を簡素なものにできる点、一対のロック板E1を相
互に拘束し合うことで背凭れ7のロッキング固定を行う
ため、連結部材E21以外の操作部等の要素部品を全て
座受4側に搭載することができ、座6の移動に対して操
作部を常に一定の相対位置に配置しておくことができる
点、さらには、あるロッキング状態で着座者が椅子から
離れ、反力機構Hによって背座が起き上がろうする方向
に動こうとする場合、本実施形態の構造によればロック
ピンE31がロック板E1の孔E1bからせん断方向の
押付力を受けることになるため、これによる摩擦力でロ
ックピンE31が孔E1bから抜けることが阻止され、
椅子から立ち上がっても背座が急激に起き上がることが
防止される点、そして再び着座することによって、上記
せん断方向の力が消失して改めてロック解除の操作が可
能となる点などが挙げられる。また、扇形のロック板E
1は水平面内で回転するだけであるため、薄い設計が可
能となる点、扇形のロック板E1の外周部に互いに噛み
合う歯を形成すれば、動作のズレをなくすこともできる
点なども利点として挙げられる。
【0028】反力調整機構Aは、図4に示すように、前
記コイルスプリングSの固定リテーナH1を、実際には
軸状のバックアップ部材A10によって当該固定位置に
保持するように構成した上で、このバックアップ部材A
10を一部に備え水平軸A11回りに回転可能な第3回
転アームA1と、この第3回転アームA1の前記水平軸
A11から偏位した位置においてその偏位方向と略直交
する方向からねじ結合させたグリップA21を有するね
じ要素A2とにより構成したもので、そのねじ要素A2
は支持基部3の前壁32を貫通して前壁32の外部に突
出し、その突出位置に当該グリップA21を配置してい
る。そして、グリップ操作を通じてねじ要素A21にね
じ送り動作を与えると、第3回転アームA1が水平軸A
11回りに回転して、バックアップ部材A10を介しリ
テーナH1のバックアップ位置を、コイルスプリングS
の圧縮力を増減させる方向に移動させ得るようにしてい
る。なお、第3回転アームA1とねじ要素A2とは、操
作位置に応じて交差角度が変化するため、ねじ要素A2
の先端に押さえ板A22を取り付け、第3回転アームA
1には部分円弧状の突起A12を形成して、この突起A
12を押さえ板A22により押し付けさせることで交差
角度が変化しても対応できるようにしている。
【0029】この反力調整機構Aの利点としては、コイ
ルスプリングSの長手寸法内に組み込むことができるた
め、コイルスプリングSの一端側に反力調整機構を導入
する場合に比べて、反力機構Hを含め軸方向のコンパク
ト化を図ることができる点、コイルスプリングSを後傾
姿勢(この実施形態においては略45°程度の傾斜)で
配置しているため、このコイルスプリングSを収容して
いる支持基部3の前後寸法の短寸化、ひいては座6を前
後スライドさせるときの座6と支持基部3との干渉を有
効に回避して動作代を十分に確保することができる点、
このようにしても操作用のグリップA21は操作し易い
支持基部3の前壁32に配置できる点、第3回転アーム
A1の腕の長さに基づく「てこ」の作用で軽く操作でき
る点などが挙げられる。
【0030】そして、座6を座受4に取り付けるととも
に、背凭れ7を背フレーム5に取り付けて、本実施形態
の椅子Cは完成される。
【0031】本実施形態では、背凭れ7は、図7及び図
8に示すように、当該背凭れ7の外形を形作るロの字形
をなす弾性材製の芯材71a及びこの芯材71aを袋状
に縫製した内部に収容してなる張地71bとからなる背
凭れ本体71と、この背凭れ本体71の上部の背面に配
置された下向きコの字形をなし剛性のある素材で作られ
てなる背凭れ上部補強部材72と、この背凭れ本体71
の下端部を覆う筐体状の背凭れ下部補強部材73とを具
備する。芯材71aはその上下方向中間部よりもやや下
方位置にあってランバーサポート部71xとして機能す
る部分が前方に突出するような右側面視「く」の字形に
若干屈曲させて成形してある。さらに、背フレーム要素
51に、背凭れ上支持部511を形成している。この背
凭れ上支持部511にはピン挿通孔511aが設けてあ
り、このピン挿通孔511aを前記背凭れ上部補強部材
72の下端部72aに設けたピン挿通孔72a1に合致
させて水平ピン721を挿通し、この水平ピン721を
介して背凭れ上部補強部材72を背凭れ上支持部511
に回転可能に接続している。さらに、この背凭れ7の上
端部をなす背凭れ本体71の上方及び背凭れ上部補強部
材72には、共通の上張地72bを被せるようにしてい
る。
【0032】しかして、本実施形態では、分解斜視図を
図8、背凭れ7との接続部付近の縦断面図を図9にそれ
ぞれ示すように、クランク機構8を利用して背凭れ7の
下端部7xと座6の後端部6yとを連動して昇降させる
ようにしている。具体的には、前記クランク機構8はク
ランク部81と一端部に操作部たる操作つまみ821を
有するクランクシャフト部82と一端部をクランク部8
1に接続したクランクアーム部83とを具備する。この
クランクアーム部83は、他端部を背凭れ7の下端部7
xに接続し、中間部の回転中心X10を中心に回転可能
に構成して、さらにこのクランクアーム部83により座
6の後端部6yを支持するようにしている。そして、前
記操作つまみ821の回転操作によって背凭れ7の下端
部7xと座6の後端部6yとを連動して昇降させるよう
にしている。なお、前記クランクアーム部83は、本実
施形態では左右に離間して1対設けられている。
【0033】より具体的には、前記クランク部81及び
クランクシャフト部82は、1本の金属棒を屈曲させて
形成している。クランクシャフト部82は、背フレーム
要素51に回転可能に支持させてあり、一端を一方の背
フレーム要素51貫通させてある。一方、クランクアー
ム部83は、一端部に長孔831を設けてクランク部8
1を挿し通すようにするとともに、回転中心X10にも
貫通孔を設けて軸部材84を貫通させている。この軸部
材84は両側の背フレーム要素51間に横架して設けて
いる。また、前記クランクアーム部83は、その上縁に
おいて座6の後端部6yの下面を支持する位置に配置さ
れていて、このクランクアーム部83に座6の後端部6
yを載せ置くようにしている。
【0034】さらに、前記クランク部81の移動経路上
にこのクランク部81の移動範囲を規制するストッパ8
5(図8では省略)を設けている。このストッパ85
は、図10に示すように、樹脂等により構成された断面
視略C字状をなすもので、背フレーム要素51間に横架
して設けたストッパ台板851から起立して設けたスト
ッパ取付部材852に、開口部をクランク部81の移動
範囲に向けて取り付けている。
【0035】背凭れ下部補強部材73の背面にはスライ
ダ86(図8では省略)が設けてあり、適当な位置に固
定したガイド部材87(図8では省略)に常に係り合わ
せるようにして背凭れ7の下端部7xを平行に昇降させ
るようにしている。本実施形態において、スライダ86
は円筒状、ガイド部材87は軸状のものである。
【0036】そして、背凭れ7の下端部7xに、この背
凭れ7の下端部7xと前記クランクアーム部83と接続
するための係合部材74を設けている。一方、前記クラ
ンクアーム部83の前記長孔831と反端側の一端部に
は後方に開放された開口部83aを設けてあり、この開
口部83aと、前記係合部材74とを係り合せている。
この係合部材74は、前記背凭れ本体71に嵌め込むよ
うに構成してある。前記下部補強部材73の前壁にはク
ランクアーム挿入窓73aを設けてあり、このクランク
アーム挿入窓73aから前記クランクアーム部83を挿
入可能に構成している。より具体的には、前記背凭れ本
体71を構成する芯材71aの下縁近傍に前方に開口す
る係合部材取付溝7x1を設けてこの係合部材取付溝7
x1に前記係合部材74を挿入するようにするととも
に、この係合部材取付溝7x1の幅方向中心部に、幅寸
法が前記係合部材取付溝7x1よりも小さく、高さ寸法
及び深さ寸法が前記係合部材取付溝7x1よりも大きい
クランクアーム挿入穴7x2をさらに設けている。そし
て、前記係合部材取付溝7x1に前記係合部材74を挿
入してから、前記クランクアーム挿入窓73aを前記ク
ランクアーム挿入穴7x2に重合させるようにして前記
下部補強部材73を前記背凭れ本体71の下端部に取り
付けるようにしている。
【0037】以下に、このように構成したクランク機構
8を用いて背凭れ7の下端部7xを図7及び図9の実線
に示す位置から想像線に示す位置まで移動させる方法を
述べる。
【0038】前記操作つまみ821を図7の矢印xの方
向に略180度回転させると、図9に示すように、クラ
ンク部81がクランクシャフト部82とともに、クラン
クシャフト部82に対して上に凸になる位置からクラン
クシャフト部82に対して下に凸になる位置まで略18
0度回転するとともに、長孔831とクランク部81と
の係り合いを介してクランクアーム部83が回転する。
そして、背凭れ7の下端部に設けた係合部材74がクラ
ンクアーム部83の開口部83aによって持ち上げら
れ、その結果、背凭れ7の下端部7xが図9の実線に示
す位置から想像線に示す位置まで上昇し、このときクラ
ンクアーム部83の上面がカムの役割を果たして座6の
後端部6yが背凭れ7の下端部7xと連動して図9の実
線に示す位置から想像線に示す位置まで上昇する。そし
て、ストッパ85が径過的に押し開かれてこのストッパ
85にクランク部81が収容されて保持され、背凭れ7
の下端部7x及び座6の後端部6yが図9の想像線に示
す位置を保つ。
【0039】一方、背凭れ7の下端部7xが上昇する
と、ランバーサポート部71xとして機能する部分が前
方及び上方に突出して、背凭れ7は図7の実線で示す形
状から想像線で示す形状に変形する。
【0040】また、逆の操作を行うと、背凭れ7の下端
部7xは図7及び図9の想像線に示す位置から実線に示
す位置に戻り、これに連動して座6の後端部6y及び背
凭れ7の形状も図7及び図9の想像線に示す位置から実
線に示す位置に戻る。
【0041】このように、操作つまみ821を回転操作
によって座6の後端部6yと背凭れ7の下端部7xとを
連動して昇降させることにより、より簡単な操作で効果
的に骨盤を保持させることができるようになる。
【0042】さらに、背凭れ7の下端部7xが上昇する
とランバーサポート部71xとして機能する部分が前方
及び上方に突出するようにしているので、さらに効果的
に骨盤を保持させることができるようになる。
【0043】また、クランクアーム部83に座6の後端
部6yを載せ置くようにしているので、簡単な構成で座
の後端部を昇降させることができる。
【0044】そして、クランク機構8を座6の下方に設
けているので、このクランク機構8を目立たないように
でき、好適なデザインの椅子を提供できる。
【0045】加えて、前記クランク部81の回転経路上
に径過的に押し開かれることによってクランク部81を
収容し保持するストッパ85を設け、このストッパ85
により前記クランク部81の回転移動範囲を規制してい
るので、簡単な構成で前記クランク部81を保持するこ
とができる。
【0046】なお、本発明は以上に述べた実施形態に限
られない。
【0047】例えば、背凭れの下端部に設けられクラン
クアーム部の一端と掛かり合わせる係合部材は、図11
に示すように、背凭れ本体71と樹脂一体成形して形成
した係合部材75のように構成してもよい。さらに、ク
ランクアーム部の一端部に上方に突出する係合爪を設
け、背凭れの下端部に設けた係合穴にこの係合爪を係り
合わせて係合爪により背凭れの下端部が持ち上げられる
ようにする等、背凭れの下端部に係合部材を設ける以外
の方法で背凭れの下端部とクランクアーム部とを係り合
わせるようにしてもよい。
【0048】クランクアーム部の前記係合部材と係り合
わせる部分は、上述した実施形態のように後方に開放さ
れた開口部にする代わりに、上方に開放された開口部に
してもよく、また長孔を設けてこの長孔と前記係合部材
とを係り合わせるようにしてもよい。
【0049】また、クランクアーム部と座の後端部との
中間にスペーサを介在させてもよいし、クランクアーム
部に座の後端部を載せ置くようにする代わりに背凭れの
下端部に座の後端部を支持させる等、別の方法により背
凭れの下端部と座の後端部とを連動させるようにしても
よい。
【0050】さらに、背凭れの下端部を昇降させてもラ
ンバーサポート部は前方に突出しないようにしてもよ
い。
【0051】そして、ストッパの形状は、断面視略C字
状をなすもの以外に、チャネル状をなすもの等、他の形
状のものを用いてもよいし、ストッパの回転経路に沿っ
て円弧状のスリットを設けてクランクをこのスリットに
挿通させてスリットによりストッパの回転経路のガイド
と移動範囲の規制を行うようにする等してもよい。
【0052】加えて、クランク機構は、座の下方に配置
する代わりに、座の内部に埋め込むなど他の位置に配置
してもよい。
【0053】その他の構成も、本発明の趣旨を逸脱しな
い範囲で種々変形が可能である。
【0054】例えば、図12は変形例としての反力調整
機構Fを示している。この反力調整機構Fは、コイルス
プリングSの固定リテーナH1を軸状のバックアップ部
材F10によって当該固定位置に保持するように構成し
た上で、このバックアップ部材F10を一部に備え鉛直
軸F11回りに回転可能な回転アームF1と、この回転
アームF1の前記鉛直軸F11から偏位した位置におい
てその偏位方向と略直交する方向からねじ結合させたグ
リップF21を有するねじ要素F2とにより構成したも
ので、そのねじ要素F2は支持基部3の側壁33を貫通
して側壁33の外側方に突出し、その突出位置に当該グ
リップF21を配置している。そして、グリップ操作を
通じてねじ要素F21にねじ送り動作を与えると、回転
アームF1が鉛直軸F11回りに回転して、バックアッ
プ部材F10を介しリテーナH1のバックアップ位置
を、コイルスプリングSの初期圧縮量を増減させる方向
に移動させ得るようにしているものである。
【0055】このように構成すると、支持基部3の底壁
31と直交する方向の嵩張りが抑えられるので、支持基
部3及びその周辺の薄肉化を有効に追求することが可能
となる。
【0056】
【発明の効果】本発明は、以上に詳述したように、クラ
ンク機構を用いて背凭れの下端部と座の後端部とを連動
して昇降させるようにしているので、より簡単な操作で
より効果的にランバーサポート部を昇降させるとともに
骨盤を保持させるようにする機構を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る椅子の正面図。
【図2】同実施形態に係る椅子の側面図。
【図3】同実施形態に係る椅子の背面図。
【図4】同実施形態に係る椅子の支持基部付近を示す縦
断面図。
【図5】同実施形態に係る椅子の座受を示す平面図。
【図6】同実施形態に係る椅子の座受を支持基部に取り
付けた状態を示す斜視図。
【図7】同実施形態に係る椅子の背凭れの機構及び動作
を示す概念図。
【図8】同実施形態に係る椅子の背凭れの構造を示す分
解斜視図。
【図9】同実施形態に係る椅子のクランク機構を示す概
略図。
【図10】同実施形態に係る椅子のクランク機構のスト
ッパを示す概略図。
【図11】本発明の他の実施形態に係る椅子の背凭れの
下端部を示す概略図。
【図12】本発明に係る椅子のさらに他の実施態様を示
す図。
【符号の説明】
C…椅子 6…座 6y…座の後端部 7…背凭れ 7x…背凭れの下端部 71x…ランバーサポート部 73…背凭れ下部補強部材 73a…クランクアーム挿入窓 74、75…係合部材 8…クランク機構 81…クランク部 82…クランクシャフト部 821…操作つまみ(操作部) 83…クランクアーム部 85…ストッパ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クランク機構を利用して背凭れの下端部と
    座の後端部とを連動して昇降させるようにしたものであ
    って、前記クランク機構がクランク部と一端部に操作部
    を有するクランクシャフト部と一端部をクランク部に接
    続したクランクアーム部とを具備し、 クランクアーム部を、他端部を背凭れの下端部に接続
    し、中間部を中心に回転可能に構成して、このクランク
    アーム部により座の後端部を支持するようにし、前記操
    作部の回転操作によって背凭れの下端部と座の後端部と
    を連動して昇降させるようにしていることを特徴とする
    椅子。
  2. 【請求項2】背凭れの下端部の昇降と連動して、ランバ
    ーサポート部として機能する部分を前後及び上下方向に
    向かって突没させ得るように構成していることを特徴と
    する請求項1記載の椅子。
  3. 【請求項3】前記クランクアーム部に座の後端部を載せ
    置くようにしていることを特徴とする請求項1又は2記
    載の椅子。
  4. 【請求項4】前記クランク機構を座の下方に配置してい
    ることを特徴とする請求項1、2、又は3記載の椅子。
  5. 【請求項5】背凭れの下端部に前記クランクアーム部の
    一端を係り合わせる係合部材を設けていることを特徴と
    する請求項1、2、3、又は4記載の椅子。
  6. 【請求項6】背凭れを、背凭れ本体とその下端部を補強
    する背凭れ下部補強部材とを具備するものとするととも
    に、前記背凭れ本体に前記係合部材を嵌め込み、前記背
    凭れ下部補強部材に窓を設けて前記クランクアーム部を
    窓を介して挿入し、前記係合部材と係り合わせるように
    構成したことを特徴とする請求項5記載の椅子。
  7. 【請求項7】前記クランクアーム部の一端部に後方又は
    上方に開放された開口部を設け、この開口部においてク
    ランクアーム部の一端部を前記係合部材に係り合わせて
    いることを特徴とする請求項5又は6記載の椅子。
  8. 【請求項8】前記クランクアーム部の一端部に長孔を設
    け、この長孔においてクランクアーム部の一端部を前記
    係合部材に係り合わせていることを特徴とする請求項5
    又は6記載の椅子。
  9. 【請求項9】前記クランク部の回転経路上に径過的に押
    し開かれることによってクランク部を収容し保持するス
    トッパを設け、このストッパにより前記クランク部の回
    転移動範囲を規制していることを特徴とする請求項1、
    2、3、4、5、6、7、又は8記載の椅子。
  10. 【請求項10】前記ストッパの形状が断面視略C字状を
    なすものであることを特徴とする請求項9記載の椅子。
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JP2010063820A (ja) * 2008-09-12 2010-03-25 Kokuyo Co Ltd 椅子

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