JP2003284336A - 同期整流型dc−dcコンバータ - Google Patents
同期整流型dc−dcコンバータInfo
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Abstract
し、複数のDC−DCコンバータの並列運転を行った際
にスイッチ素子が破損しないようにする。 【解決手段】トランスT1と、N1に直列接続され、制
御回路でオン/オフ駆動される主スイッチM1と、N2
に直列接続された第2のスイッチM2と、N2に並列接
続されN3の電圧で駆動される第3のスイッチM3を備
えたDC−DCコンバータを負荷2に対して複数並列接
続し、各DC−DCコンバータから負荷2に電力を供給
する場合、何れかのDC−DCコンバータで発振動作を
停止している状態で、他のDC−DCコンバータからの
電流供給により、発振動作を停止しているDC−DCコ
ンバータの第2、第3のスイッチM2、M3をオフにす
る異常時動作停止回路(Q1、R1、R2等)を備え
た。
Description
帯電話機、PHS電話機、遊技機、携帯情報端末、パー
ソナルコンピュータ等)に利用可能なDC−DCコンバ
ータに関する。
説明 図7は従来の同期整流型DC−DCコンバータを示した
図である。従来、同期整流型DC−DCコンバータの1
例として、図7に示したような回路構成のDC−DCコ
ンバータが知られていた。
1次巻線、N2はトランスT1の2次巻線、N3はトラ
ンスT1の補助巻線、C1は入力側に設けられた平滑用
のコンデンサ、M1は主スイッチングトランジスタ(N
チャンネルMOS−FET)、L1は平滑用のチョーク
コイル、M2、M3は同期整流用のNチャンネルMOS
−FET(NチャンネルMOS型電界効果トランジス
タ:以下、単に「トランジスタ」と記す)、C11、C
12はトランジスタM2、M3のゲート・ソース間容量
(以下、「コンデンサC11」、「コンデンサC12」
と記す)、d11、d12は、トランジスタM2、M3
の寄生ダイオード、或いは内蔵ダイオード(以下「ダイ
オードd11」、「ダイオードd12」と記す)、C2
は出力側の平滑用コンデンサ、R3、R4は抵抗、D3
は逆流防止用のダイオードである。
1に誘起する電圧、VN2はトランスT1の2次巻線N
2に誘起する電圧、VN3は補助巻線N3に誘起する電
圧を示す。なお、前記主スイッチングトランジスタM1
のゲートには、図示しない制御回路が接続されており、
この制御回路によりトランジスタM1がオン/オフ駆動
(発振動作)されるように構成されている。
(電圧Vinが印加する端子)とGND間に平滑用のコン
デンサC1を接続し、更に、前記入力端子にトランスT
1を接続する。そして、トランスT1には、1次巻線N
1と、2次巻線N2と、補助巻線N3を設けると共に、
トランスT1の1次巻線N1には、主スイッチングトラ
ンジスタM1(主スイッチ)を直列接続する。
ークコイルL1、平滑用のコンデンサC2、同期整流用
のトランジスタM2、M3、抵抗R3等を含む整流平滑
回路が接続されている。更に、トランスT1の補助巻線
N3には、ダイオードD3と抵抗R4の並列回路を接続
し、補助巻線N3を、この並列回路を介してトランジス
タM3のゲート・ソース間に接続する。
する。
と、この入力電圧+Vinにより、DC−DCコンバータ
が動作を開始し、制御回路(図示省略)によりトランジ
スタM1がオン/オフ駆動される。このため、トランス
T1の1次巻線N1には間欠的に励磁電流が流れ、トラ
ンスT1の巻線を励磁し、トランスT1の2次巻線N
2、及び補助巻線N3に誘起電圧VN2、VN3が発生
する。
スタM1は制御回路によりオン/オフ駆動され(発振動
作)、トランスT1の巻線を励磁する。そして、主スイ
ッチングトランジスタM1がオンになった時、トランス
T1の1次巻線N1に励磁電流が流れ、主スイッチング
トランジスタM1がオフになると、1次巻線N1に流れ
る電流が遮断される。以降、このような主スイッチング
トランジスタM1のオン/オフ動作を繰り返す。
れた整流平滑回路では同期整流動作が行われ、その時の
電流はチョークコイルL1で平滑化されコンデンサC2
を充電する。詳細な動作は次の通りである。
なり、トランスT1の2次巻線N2に図示矢印と逆方向
の電圧VN2が発生すると、この電圧VN2により、N
2→R3→C11→d11→N2の経路で電流が流れ、
コンデンサC11が充電され、トランジスタM1のゲー
ト電圧が上昇し、やがてトランジスタM2がオンとな
る。
は、図示矢印と逆極性の電圧VN3が発生し、この電圧
VN3により、N3→R4→C12→N3の経路で電流
が流れC12を充電するので、トランジスタM3のゲー
ト電圧は低下し、該トランジスタM3はオフとなる。
11→N2の経路で電流が流れるが、トランジスタM2
が完全にオンになると、N2→C2→L1→M2→N2
の経路で電流が流れ、コンデンサC2を充電する。次
に、主スイッチングトランジスタM1がオフとなると、
2次巻線N2及び補助巻線N3の誘起電圧の極性が逆
(図示矢印の極性)になる。そのため、トランジスタM
2のソースS側の電位が高くなり、M1がオンの期間に
C11に充電していた電荷が放電され、トランジスタM
2がオフになる。
示矢印方向になると、ダイオードD3がオンになり、N
3→C12→D3→N3の経路で電流が流れ、コンデン
サC12を充電することにより、トランジスタM3のゲ
ート電圧が上昇し、やがてトランジスタM3がオンにな
る。この場合、最初は、チョークコイルL1の電磁エネ
ルギーにより、L1→d12→C2→L1の経路で電流
が流れるが、トランジスタM3が完全にオンになると、
L1→M3→C2→L1の経路で電流が流れ(転流動
作)、コンデンサC2を充電する。以降、トランジスタ
M1のオン/オフ動作により、前記の動作を繰り返す。
以上が、同期整流型DC−DCコンバータの動作であ
る。
接続した回路の説明 図8は、前記のようなDC−DCコンバータを、負荷に
対して複数並列接続した従来の回路例を示す。図8にお
いて、(a)図は回路構成図、(b)図は(a)図に示
した回路の動作を示すタイムチャートである。
C−DCコンバータ1a、1b、1cを複数並列に接続
した回路例である。ここに、各DC−DCコンバータ1
a、1b、1cをDC−DCコンバータ1aを例として
説明する。
トランスT1が設けられている。トランスT1の1次側
には、主スイッチングトランジスタTr(バイポーラ型
トランジスタ)が設けられ、1次側に発生するエネルギ
ーを断続的に2次側に供給する。
一端には、配線を介してチョークコイルL1の一端が接
続されている。このチョークコイルL1の他端は、DC
−DCコンバータ1aの出力端子に接続されている。
を接続する配線には、抵抗Rsの一端が接続されてい
る。抵抗Rsの他端には、整流スイッチとしてのMOS
−FET(以下、単に「トランジスタ」と記す)M2の
ゲートに接続されている。トランジスタM2のソース
は、配線を介してDC−DCコンバータ1aの出力端子
に接続されている。
して2次巻線N2の他端に接続されている。そして、ト
ランジスタM2には、そのソースとドレインとを接続
し、ソースからドレインへ向かう方向を順方向とする寄
生ダイオードd11が等価的に内在している。
2の他端とを接続する配線には、信号線を介して抵抗R
fの一端が接続されている。抵抗Rfの他端は、フライ
ホイールスイッチとしてのMOS−FET(以下「トラ
ンジスタ」と記す)M3のゲートに接続されている。ト
ランジスタM3のソースは、配線を介してトランジスタ
M2のソースに接続されている。
N2とチョークコイルL1とを接続する配線に接続され
ている。このトランジスタM3には、そのソースとドレ
インとを接続し、ソースからドレインへ向かう方向を順
方向とする寄生ダイオードd12が等価的に内在してい
る。そして、チョークコイルL1の後段には、平滑コン
デンサC2が2次巻線N2に対して並列に接続されてお
り、DC−DCコンバータ1aの出力端子は、負荷2に
接続されている。
タの動作を図8の(b)図を参照しながら説明する。ト
ランスT1の2次巻線N2には、図8の(b)図に示し
たように、トランスT1の1次巻線N1への電圧の印加
に応じて、電圧VTとして正の電圧と負の電圧とが一定
の大きさ及び周期で間欠的に発生する。
オンとなって2次巻線N2に正の電圧VTが生じると、
トランジスタM2のゲート電圧が上昇してトランジスタ
M2がオンとなる。この時、チョークコイルL1には、
エネルギーが蓄積されると共に、平滑コンデンサC2が
充電されて平滑化された一定の出力電流が負荷2に供給
される。
オフとなって電圧VTが負となると、トランジスタM2
のゲート電圧が低下してトランジスタM2がオフとなる
と共に、トランジスタM3のゲート電圧が上昇してトラ
ンジスタM3がオンとなる。また、電圧VTが負となる
ことによってチョークコイルL1に蓄積されたエネルギ
ーが解放され、チョークコイルL1、負荷2、及びトラ
ンジスタM3からなる閉路を電流が流れる。
れ、負の電圧VTの発生が停止する(電圧VTが0とな
る)と、トランジスタM3のゲート電圧が低下してトラ
ンジスタM3がオフとなると共に、寄生ダイオードd1
2の抵抗値がトランジスタM3のソースドレイン間の抵
抗値よりも小さくなる。
2、及び寄生ダイオードd12からなる閉路を電流が流
れる。この後、トランスT1が動作して再び正の電圧V
Tが2次巻線N2に生じると、トランジスタM2がオン
となり、トランジスタM3の寄生ダイオードd12がオ
フとなる。そして、前記の動作が繰り返し行われる。
は、電圧VTの正から負への変化に同期してトランジス
タM2及びトランジスタM3をオン/オフさせることに
よって、一定の出力電流を負荷2に供給する。
の使用形態として、複数のDC−DCコンバータを負荷
に対して並列に接続することにより、出力電力を増大さ
せたり、バッテリと組み合わせて無停電電源を構成する
場合がある。前記のような従来のDC−DCコンバータ
を例えば並列運転に用いる場合、次のような課題があっ
た。
cが並列に運転されることにより、負荷2に出力電流を
供給する。これによって、DC−DCコンバータ1a、
1b、1cの何れかが故障により停止した場合でも、適
正な範囲の電流を負荷2に供給できるようになってい
る。
b、1cの何れかに故障が発生し、例えば、DC−DC
コンバータ1aの発振が停止した場合には、正常に動作
しているDC−DCコンバータ1b及び1cからDC−
DCコンバータ1aのチョークコイルL1及び抵抗Rs
を通じてトランジスタM2のゲート電圧を上昇させると
共に、2次巻線N2及び抵抗Rfを通じてトランジスタ
M3のゲート電圧を上昇させる。
スタM3がオンとなり、DC−DCコンバータ1aへD
C−DCコンバータ1b及び1cからの大量の電流が流
れ込む。これによって、負荷2に供給される電流が足り
なくなると共に、大量の電流によって、DC−DCコン
バータ1aのトランジスタM2及びM3が破損してしま
う恐れがあった。
れたDC−DCコンバータの起動時における発振開始時
間のばらつきにより、一つのDC−DCコンバータの発
振開始が遅れる場合や、DC−DCコンバータの出力端
にバッテリを接続し、無停電電源を構成した場合、DC
−DCコンバータが停止してバッテリからDC−DCコ
ンバータの出力側から逆電流が回り込んだ際にも発生す
る。
し、複数のDC−DCコンバータの並列運転を行った際
或いは出力端にバッテリを接続して無停電電源を構成し
た際に、発振停止のような異常状態で、出力側から逆電
流が回り込んでも同期整流用素子等が破損しないように
することを目的とする。
成するため、次のように構成した。
巻線を有するトランスと、前記1次巻線に直列接続さ
れ、制御回路によりオン/オフ駆動される主スイッチ
と、前記2次巻線に直列接続された整流用の第2のスイ
ッチと、前記2次巻線に並列接続され、前記補助巻線の
電圧により駆動される転流用の第3のスイッチを備えた
同期整流型DC−DCコンバータを負荷に対して複数並
列接続し、各DC−DCコンバータから前記負荷に対し
電力を供給する同期整流型DC−DCコンバータにおい
て、いずれかのDC−DCコンバータが発振動作を停止
している状態で、他のDC−DCコンバータからの電流
供給により、発振動作を停止しているDC−DCコンバ
ータの前記第2のスイッチ及び第3のスイッチをオフに
する異常時動作停止回路を備えていることを特徴とす
る。
を有するトランスと、前記1次巻線に直列接続され、制
御回路によりオン/オフ駆動される主スイッチと、前記
2次巻線に直列接続された整流用の第2のスイッチと、
前記2次巻線に並列接続され、前記補助巻線の電圧によ
り駆動される転流用の第3のスイッチを備えた同期整流
型DC−DCコンバータにおいて、該DC−DCコンバ
ータが、発振動作を停止している状態で、出力側からの
逆電流供給により、前記第2のスイッチ及び第3のスイ
ッチをオフにする異常時動作停止回路を備えていること
を特徴とする。
タにおいて、前記異常時動作停止回路は、バイポーラ型
トランジスタと、そのバイアス回路を有し、前記第3の
スイッチの制御電極をトランスの補助巻線の一端に接続
し、その接続途中と一方の出力端子間に、複数の抵抗と
逆流防止用ダイオードを直列接続して前記バイアス回路
を構成し、前記発振動作を停止しているDC−DCコン
バータに対し、他の正常なDC−DCコンバータからの
電流供給により、前記バイポーラ型トランジスタをオン
にして、該オンとなったトランジスタのエミッタ・コレ
クタ間電圧により第2のスイッチをオフにすると共に、
ベース・エミッタ間電圧により、第3のスイッチをオフ
にする機能を備えていることを特徴とする。
タにおいて、前記第2のスイッチ及び第3のスイッチ
は、MOS型電界効果トランジスタ(MOS−FET)
で構成し、前記バイポーラ型トランジスタのエミッタと
コレクタを、それぞれ第2のスイッチのソースとゲート
に接続し、前記バイポーラ型トランジスタのベースを、
前記バイアス回路のダイオードと一部の抵抗を介して第
3のスイッチのゲートに接続し、前記バイポーラ型トラ
ンジスタのエミッタを、第3のスイッチのソースに接続
すると共に、前記第3のスイッチのゲートとソースを、
それぞれ、補助巻線の両端に接続したことを特徴とす
る。
タにおいて、前記補助巻線の他端と、第3のスイッチの
ソース間に、抵抗と、ダイオードと、MOS型電界効果
トランジスタ(MOS−FET)で構成された第4のス
イッチの並列回路を接続し、前記第4のスイッチは、前
記主スイッチがオンになった時、2次巻線に発生する電
圧でオンに駆動されるように、ゲートが2次巻線の一端
側に接続されていることを特徴とする。
タにおいて、前記第2のスイッチのソースと第3のスイ
ッチのソース間に、1個又は複数個のインダクタンス素
子を接続したことを特徴とする。
タにおいて、前記異常時動作停止回路は、バイポーラ型
トランジスタと、そのバイアス回路を有し、前記第3の
スイッチの制御電極をトランスの補助巻線の一端に接続
し、その接続途中と一方の出力端子間に、複数の抵抗と
逆流防止用ダイオードを直列接続して前記バイアス回路
を構成し、前記出力側からの逆電流により、前記バイア
ス回路に電流を流すことで、前記バイポーラ型トランジ
スタをオンに駆動した際、該オンとなったトランジスタ
のエミッタ・コレクタ間電圧により第2のスイッチをオ
フにすると共に、ベース・エミッタ間電圧により、第3
のスイッチをオフにする機能を備えていることを特徴と
する。
説明する。
ータ(DC−DC1)が正常動作している途中で故障が
発生し、発振停止(例えば、DC−DC1が異常)にな
り、トランジスタM1がオン/オフ動作を停止したとす
る。この時、トランスT1の2次巻線N2及び補助巻線
N3の誘起電圧VN2、VN3は全て消滅する。
(例えば、DC−DC2、又はDC−DC3が正常とす
る)から出力端子Voutを介して、故障中のDC−D
Cコンバータ(DC−DC1)に電圧が印加し、電流が
回り込む。
(DC−DC1)では、+側の出力端子(+Vout)
→R1→Q1のベース→Q1のエミッタ→L1→−側の
出力端子(−Vout)の経路で電流が流れ、異常時動
作停止回路のトランジスタQ1がオンになる。従って、
トランジスタQ1のコレクタ電位は低下し、トランジス
タM2のゲートとソース間を略短絡状態にする。このた
めトランジスタM2はオフとなる。
の経路で電流が流れるが、トランジスタQ1がオンにな
り、P点の電位(Va)は、トランジスタQ1のベース
・エミッタ間電圧と略等しくなり、極めて低い電位とな
るので、トランジスタM3のゲート電圧も極めて低い電
位に保持され、該トランジスタM3もオフとなる。
により発振停止になると、他の正常なDC−DCコンバ
ータから電流が流れ込むが、故障中のDC−DCコンバ
ータでは、異常時動作停止回路の動作により、同期整流
用の2つのトランジスタM2、M3が共にオフとなり、
電流を流さないので、他の正常なDC−DCコンバータ
から異常になったDC−DCコンバータに大電流が流れ
込むことはない。従って、同期整流用のトランジスタ等
が破損することが防止できる。
−DC2、DC−DV3の代わりにバッテリがDC−D
CコンバータDC−DC1に接続され、無停電電源を構
成した場合も同様である。
に基づいて詳細に説明する。
構成の説明 図1は同期整流型DC−DCコンバータを示した図であ
り、図2は図1の回路の一部拡大図である。以下、図
1、2に基づいて、同期整流型DC−DCコンバータの
構成を説明する。
整流型DC−DCコンバータ(以下、単に「DC−DC
コンバータ」とも記す)DC−DC1、DC−DC2、
DC−DC3を負荷2に対して並列接続した例であり、
図1では、DC−DC1のみ詳細な回路構成を図示して
あるが、他のDC−DCコンバータも同じ回路構成のも
のを使用する。従って、以降の説明では、DC−DC1
の回路構成について説明する。
1はトランスT1の1次巻線、N2はトランスT1の2
次巻線、N3はトランスT1の補助巻線(又は3次巻
線)、C1は入力側の平滑用コンデンサ、M1は主スイ
ッチを構成するNチャンネルMOS−FET(Nチャン
ネルMOS型電界効果トランジスタ:以下、単に「トラ
ンジスタ」と記す)、Vinは入力電圧、GNDは接地電
位を示す。
ネルMOS−FET(NチャンネルMOS型電界効果ト
ランジスタ:以下、単に「トランジスタ」と記す)、Q
1はバイポーラ型トランジスタ(以下、単に「トランジ
スタ」と記す)、C11はトランジスタM2のゲート・
ソース間容量(以下、単に「コンデンサC11」と記
す)、C12はトランジスタM3のゲート・ソース間容
量(以下、単に「コンデンサC12」と記す)、D2、
D3は逆流防止用のダイオード、d11はトランジスタ
M2の内蔵ダイオード(又は寄生ダイオードであり、以
下、単に「ダイオード」と記す)、d12はトランジス
タM3の内蔵ダイオード(又は寄生ダイオードであり、
以下、単に「ダイオード」と記す)、R1、R2、R
3、R4は抵抗、C2は出力側のコンデンサ、L1はチ
ョークコイルを示す。
1に誘起する電圧、VN2はトランスT1の2次巻線N
2に誘起する電圧、VN3は補助巻線N3に誘起する電
圧を示す。
(電圧Vinが印加する端子)とGND間に平滑用のコン
デンサC1を接続し、更に、前記入力端子にトランスT
1を接続する。そして、前記トランスT1には、1次巻
線N1と、2次巻線N2と、補助巻線N3を設けると共
に、トランスT1の1次巻線N1には、主スイッチング
トランジスタM1(主スイッチ)を直列接続する。
ークコイルL1、平滑用のコンデンサC2、トランジス
タM2、M3、抵抗R1、R2、R3、ダイオードD2
等を含む回路が接続されている。なお、抵抗R1、R
2、逆流防止用のダイオードD2からなる直列回路は、
トランジスタQ1のバイアス回路を構成している。
逆流防止用のダイオードD3と抵抗R4の並列回路を接
続している。そして、補助巻線N3の一端は、トランジ
スタM3のゲート及び前記バイアス回路の抵抗R2の一
端に接続すると共に、補助巻線N3の他端は、前記並列
回路を介してトランジスタM3のソースに接続してい
る。
ランジスタM3のソース間に、インダクタンス素子L2
又はL3(何れか一方の素子)を接続するか、或いはイ
ンダクタンス素子L2及びL3(2つのインダンタンス
素子)を接続する。この場合、前記2つのインダクタン
ス素子は、例えば、トランジスタM2のソースとトラン
ジスタQ1のエミッタ間にインダクタンス素子L2を接
続し、トランジスタQ1のエミッタとトランジスタM3
のソース間にインダクタンス素子L3を接続する。
り、図は1次巻線N1の誘起電圧VN1、2次巻線N
2の誘起電圧VN2、補助巻線N3の誘起電圧VN3の
各波形図(図1、2の図示矢印方向を基準としてい
る)、図はトランジスタM2のゲート・ソース間電圧
(M2 Vgs)、図はトランジスタM3のゲート・ソ
ース間電圧(M3 Vgs)、図はトランジスタM3の
ドレイン・ソース間電圧(M2 Vds)、図はトラン
ジスタQ1のベース・エミッタ間電圧(Q1 Vbe=V
a)を示す。以下、図1、図2に示したDC−DCコン
バータの動作を説明する。
と、この入力電圧+Vinにより、DC−DCコンバータ
が動作を開始し、制御回路(図示省略)によりトランジ
スタM1がオン/オフ動作を繰り返す。このため、トラ
ンスT1の1次巻線N1には間欠的に電流が流れ、トラ
ンスT1の巻線を励磁し、トランスT1の2次巻線N
2、及び補助巻線N3に誘起電圧が発生する。
スタM1は制御回路によりオン/オフ駆動され、それに
伴い、主スイッチングトランジスタM1がオンになった
時、トランスT1の1次巻線N1に励磁電流が流れ、主
スイッチングトランジスタM1がオフになると、1次巻
線N1に流れる電流が遮断される。以降、このような主
スイッチングトランジスタM1のオン/オフ動作を繰り
返す。
れた整流平滑回路では同期整流動作が行われ、その時の
電流はチョークコイルL1で平滑化されコンデンサC2
を充電する。詳細な動作は次の通りである。
なり、トランスT1の2次巻線N2に図示矢印と逆方向
の電圧VN2が誘起すると(図3の図参照)、この電
圧VN2により、N2→R3→C11→d11→N2の
経路で電流が流れ、コンデンサC11が充電される。こ
のため、トランジスタM2のゲート・ソース間電圧(M
2 Vgs)が大きくなり(図3の図参照)、トランジ
スタM2がオンとなる。
は、図示矢印と逆極性の電圧VN3が発生し、この電圧
VN3により、N3→R4→C12→N3の経路で電流
が流れC12を充電するのでトランジスタM3のゲート
・ソース間電圧(M3 Vgs)は低下し、該トランジス
タM3はオフとなる(図3の図参照)。
1→N2の経路で電流が流れ、トランジスタM2が完全
にオンすると、N2→C2→L1→M2→N2の経路で
電流が流れ、コンデンサC2を充電する。この時、N2
→R1→D2→R2→N3→R4→M2→N2の経路、
及びN2→R1→Q1のベース→Q1のエミッタ→M2
→N2の経路で電流が流れるが、トランジスタQ1がオ
フになるように、P点の電位Vaを設定(R1、R2等
の定数を設定)してあるので、トランジスタQ1はオフ
である。
オフとなると、2次巻線N2及び補助巻線N3の誘起電
圧の極性が逆(図示矢印方向)になる。そのため、トラ
ンジスタM2のゲート側の電位が低くなり、M1がオン
の期間にC11に充電していた電荷が放電され、トラン
ジスタM2がオフになる(図3の図参照)。
示矢印方向になると、ダイオードD2はオフ、ダイオー
ドD3がオンになり、N3→C12→D3→N3の経路
で電流が流れ、コンデンサC12を充電することによ
り、トランジスタM3のゲート電圧が上昇し、トランジ
スタM3がオンになる(図3の図参照)。
エネルギーにより、L1→d12→C2→L1の経路で
電流が流れ、その後、M3が完全にオンになると、L1
→M3→C2→L1の経路で電流が流れ、コンデンサC
2を充電する。また、トランジスタM3がオンになる
と、トランジスタM3のドレイン・ソース間電圧Vds
は略0となる(図3の図参照)。そのため、P点の電
位も極めて低く(略0V)なり、トランジスタQ1のベ
ース・エミッタ電圧が略0となって(図3の図参
照)、トランジスタQ1はオフとなる。以降、トランジ
スタM1のオン/オフ動作により、前記の動作を繰り返
す。
り、前記複数のDC−DCコンバータを並列接続した回
路(図1参照)において、何れかのDC−DCコンバー
タが、発振停止のような異常事態になった時の波形図で
ある。
C1)が正常動作している途中で故障が発生し、発振停
止(例えば、DC−DC1が異常)になり、トランジス
タM1が動作を停止したとする。この時、トランスT1
の2次巻線N2及び補助巻線N3の誘起電圧は全て消滅
する(図4の図参照)。
(例えば、DC−DC2、及びDC−DC3が正常とす
る)から出力端子Voutを介して、故障中のDC−D
Cコンバータ(DC−DC1)に電流が供給される。
(DC−DC1)では、+側の出力端子(+Vout)
→R1→Q1のベース→Q1のエミッタ→L1→−側の
出力端子(−Vout)の経路で電流が流れ、P点の電
位が上昇し、トランジスタQ1がオン(図4の図参
照)になる。従って、トランジスタQ1のコレクタ電位
は低下し、トランジスタM2のゲートとソース間を略短
絡状態にする。このためトランジスタM2はオフ(図4
の図参照)となる。
の経路で電流が流れるが、トランジスタQ1がオンにな
り、P点の電位(Va)は、トランジスタQ1のベース
・エミッタ間電圧(図4の図参照)と略等しくなり、
極めて低い電位となるので、トランジスタM3のゲート
電圧も極めて低い電位に保持され、該トランジスタM3
もオフ(図4の図参照)となる。
により発振停止になると、他の正常なDC−DCコンバ
ータから電流が流れ込むが、故障中のDC−DCコンバ
ータでは、同期整流用の2つのトランジスタM2、M3
が共にオフとなり、電流を流さないので、過大な電流に
よる素子破壊等の異常事態を防止できる。
スタM2とM3を交互にオン/オフし整流するものであ
るが、動作遅延等によってトランジスタM3がオフする
前に、主スイッチングトランジスタM1がオンする状態
になると、オン状態のトランジスタM3とトランジスタ
M2の内蔵ダイオードd11によりトランスT1の2次
巻線N2は短絡された状態となり、トランジスタM3に
大きな電流が流れると共に、トランジスタM2にも大き
な電流が流れ、過大電流により損失増加やノイズが大き
くなることがある。
記のように、トランジスタM2のソースとトランジスタ
M3のソース間に、インダクタンス素子L2又はL3
(何れか一方の素子)を接続するか、或いはインダクタ
ンス素子L2及びL3(2つのインダンタンス素子)を
接続している。
がオフする前に、主スイッチングトランジスタM1がオ
ンする状態になると、オン状態のトランジスタM3とト
ランジスタM2のダイオードd11によりトランスT1
の2次巻線N2は短絡された状態となり、トランジスタ
M2、M3に大きな電流が流れようとするが、この時、
前記電流の流れ始めはインダクタンス素子(L2、L
3)のインピーダンス値が極めて大きいため、該インダ
クタンス素子(L2、L3)により前記電流は制限され
大きな電流は流れない。従って、従来のように過大電流
により損失増加やノイズが大きくなることを防止でき
る。
ータは、複数のDC−DCコンバータを並列接続した場
合の例であるが、本発明はこのような例に限らず、1つ
のDC−DCコンバータの出力端にバッテリを接続し無
停電電源を構成した場合でも出力側からの逆電流の回り
込みによる問題を防止できる。
単体でも使用可能である。すなわち、多数のDC−DC
コンバータを並列接続した場合には、前記のような機能
を備えているが、これを1つのDC−DCコンバータだ
けで使用することも可能である。
ンジスタM2、M3のオン/オフ動作に対し、何ら悪影
響を与えないので、前記のように、単体のDC−DCコ
ンバータで使用しても正常動作が可能である。
並列接続して使用する場合と、単体のDC−DCコンバ
ータとして使用する場合を、同じDC−DCコンバータ
で実現できるようにしたので、用途が増えると共に、製
品の付加価値を向上することができる。
明 図5は、同期整流型DC−DCコンバータの他の例を示
す。なお、図5に示すDC−DCコンバータは、図1に
示した各DC−DCコンバータの他の例であり、前記の
ように、複数のDC−DCコンバータを並列運転する場
合に用いることができる。
止用のダイオード、D4はP点の電位が負の大きな電圧
になろうとしたとき、その電圧をクランプするための保
護用のダイオード、D5は保護用のダイオードである。
また、M4はNチャンネルMOS−FET(Nチャンネ
ルMOS型電界効果トランジスタ:以下、単に「トラン
ジスタ」と記す)、Z0、Z1、Z2はそれぞれインピ
ーダンス素子である。
2、M3、C1、C2、C11、C12、R1、R2、
R4、D2、D3、Q1、d11、d12及び記号等
は、それぞれ、図1、図2のDC−DCコンバータと同
じなので説明は省略する。
の動作を説明する。入力端子に直流入力電圧+Vinを印
加すると、この入力電圧+Vinにより、DC−DCコン
バータが動作を開始し、制御回路(図示省略)によりト
ランジスタM1がオン/オフ動作を繰り返す(発振動
作)。このため、トランスT1の1次巻線N1には間欠
的に電流が流れ、トランスT1の巻線を励磁し、トラン
スT1の2次巻線N2、及び補助巻線N3に誘起電圧が
発生する。
スタM1は制御回路によりオン/オフ駆動され、それに
伴い、主スイッチングトランジスタM1がオンになった
時、トランスT1の1次巻線N1に励磁電流が流れ、主
スイッチングトランジスタM1がオフになると、1次巻
線N1に流れる電流が遮断される。以降、このような主
スイッチングトランジスタM1のオン/オフ動作を繰り
返す。
れた整流平滑回路では同期整流動作が行われ、その時の
電流はチョークコイルL1で平滑化されコンデンサC2
を充電する。詳細な動作は次の通りである。
なり、トランスT1の2次巻線N2に図示矢印と逆方向
の電圧VN2が誘起すると、この電圧VN2により、N
2→Z0→C11→d11→N2の経路で電流が流れ、
コンデンサC11が充電される。このため、トランジス
タM2のゲート電圧が上昇し、トランジスタM2がオン
となる。
は、図示矢印と逆極性の電圧VN3が発生するので、こ
の電圧VN3により、最初は、N3→R4→C12→Z
2→Z1→N3の経路で電流が流れC12を充電する。
また、同時に、1次巻線N2の電圧VN2が、インピー
ダンス素子Z0を介してトランジスタM4のゲートに印
加するので、トランジスタM4はオンとなる。そのた
め、N3→M4→C12→Z2→Z1→N3の経路で電
流が流れ、C12を充電するのでトランジスタM3をオ
フにする。
イッチM1がオンになり、2次巻線N2に電圧が誘起す
ると直ぐにオンとなり、このトランジスタM4を介して
トランジスタM3をオフにするための電流が流れるの
で、M2、M3のオン/オフの切り替えが素早くでき
る。
することにより、N2→C2→L1→M2→N2の経路
で電流が流れ、コンデンサC2を充電する。この場合、
先ず、N2→C2→L1→d11→N2の経路で電流が
流れ、トランジスタM2が完全にオンすると、N2→C
2→L1→M2→N2の経路で電流が流れ、コンデンサ
C2を充電する。
N3→M4→M2→N2の経路、及びN2→R1→Q1
のベース→Q1のエミッタ→M2→N2の経路で電流が
流れるが、トランジスタQ1がオフになるように、P点
の電位Vaを設定(R1、R2、R4等の定数を設定)
してあるので、トランジスタQ1はオフである。
オフになると、2次巻線N2及び補助巻線N3の誘起電
圧の極性が逆(図示矢印の方向)になる。そのため、ト
ランジスタM2のゲート側の電位が低くなり、M1がオ
ンの期間にC11に充電していた電荷が放電され、トラ
ンジスタM2がオフになる。
示矢印方向になると、ダイオードD2はオフ、トランジ
スタM4はオフ、ダイオードD3がオンになり、N3→
Z1→Z2→C12→D3→N3の経路で電流が流れ、
コンデンサC12を充電することにより、トランジスタ
M3のゲート電圧が上昇し、トランジスタM3がオンに
なる。
ギーにより、最初は、L1→d12→C2→L1の経路
で電流が流れ、その後、トランジスタM3が完全にオン
になると、L1→M3→C2→L1の経路で電流が流
れ、コンデンサC2を充電する。また、トランジスタM
3がオンになるので、トランジスタM3のドレイン・ソ
ース間電圧Vdsは略0となる。
V)なり、トランジスタQ1のベース・エミッタ電圧が
略0となって、トランジスタQ1はオフのままである。
以降、トランジスタM1のオン/オフ動作により、前記
の動作を繰り返す。
複数並列接続して正常運転している時、何れかのDC−
DCコンバータ(例えば、図5のDC−DCコンバー
タ)が故障して発振停止になり、トランジスタM1が動
作を停止したとする。この時、トランスT1の2次巻線
N2及び3次巻線N3の誘起電圧は全て消滅する。
から出力端子を介して、故障中のDC−DCコンバータ
(DC−DC1)に電流が供給される。この時、故障中
のDC−DCコンバータ(DC−DC1)では、+側の
出力端子(+Vout)→R1→Q1のベース→Q1の
エミッタ→L1→−側の出力端子(−Vout)の経路
で電流が流れ、トランジスタQ1がオンになる。従っ
て、トランジスタQ1のコレクタ電位は低下し、トラン
ジスタM2のゲートとソース間を略短絡状態にする。こ
のためトランジスタM2はオフとなる。
C12の経路で電流が流れるが、トランジスタQ1がオ
ンになり、P点の電位(Va)は、トランジスタQ1の
ベース・エミッタ間電圧と略等しくなり、極めて低い電
位となるので、トランジスタM3のゲート電圧も極めて
低い電位に保持され、該トランジスタM3もオフとな
る。
により発振停止になると、他の正常なDC−DCコンバ
ータから電流が流れ込むが、故障中のDC−DCコンバ
ータでは、同期整流用の2つのトランジスタM2、M3
が共にオフとなり、電流を流さないので、過大な電流に
より素子破壊等の異常事態になることを防止できる。
のインピーダンス素子の例図6は、図5の回路における
インピーダンス素子の例である。図5に示したDC−D
Cコンバータのインピーダンス素子Z0、Z1、Z2
は、それぞれ図6のように変形しても実施可能である。
み、コンデンサのみ、抵抗とコンデンサの直列回路、抵
抗とコンデンサの並列回路、抵抗とコンデンサの直列回
路を構成する前記抵抗に対し、コンデンサ側がアノード
となるような向きにダイオードを並列接続した回路、抵
抗とコンデンサの直列回路を構成する前記抵抗に対し、
コンデンサ側がカソードとなる向きにダイオードを並列
接続した回路等が使用可能である。
ンデンサのみ、抵抗とコンデンサの直列回路、抵抗とコ
ンデンサの並列回路、抵抗とコンデンサの直列回路を構
成する前記抵抗に対し、コンデンサ側がアノードとなる
ような向きにダイオードを並列接続した回路、抵抗とコ
ンデンサの直列回路を構成する前記抵抗に対し、コンデ
ンサ側がカソードとなる向きにダイオードを並列接続し
た回路、何も素子を用いずにZ1の両端を短絡等が使用
可能である。
ンデンサのみ、抵抗とコンデンサの直列回路、抵抗とコ
ンデンサの並列回路、抵抗とコンデンサの直列回路を構
成する前記抵抗に対し、コンデンサ側がアノードとなる
ような向きにダイオードを並列接続した回路、抵抗とコ
ンデンサの直列回路を構成する前記抵抗に対し、コンデ
ンサ側がカソードとなる向きにダイオードを並列接続し
た回路、何も素子を用いずにZ1の両端を短絡等が使用
可能である。
のような効果がある。
整流型DC−DCコンバータを並列接続した状態で運転
した場合、何れかのDC−DCコンバータが故障等によ
り発振停止になると、他の正常なDC−DCコンバータ
から電流が流れ込むが、故障中のDC−DCコンバータ
では、異常時動作停止回路の動作により、同期整流用の
2つのトランジスタが共にオフとなり、電流を流さない
ので、他の正常なDC−DCコンバータから異常になっ
たDC−DCコンバータに大電流が流れ込むことはな
い。従って、同期整流用のトランジスタ等の破損を確実
に防止できる。この効果は、DC−DCコンバータの出
力端にバッテリを接続し、無停電電源を構成した場合に
も同様に得ることができる。
複数並列接続して使用する場合と、単体のDC−DCコ
ンバータとして使用する場合を、同じDC−DCコンバ
ータで実現できるようにしたので、用途が増えると共
に、製品の付加価値を向上することができる。
DCコンバータを示す図である。
拡大図である。
の正常動作時の各部波形図である。
の異常時の各部波形図である。
DCコンバータの他の例である。
るインピーダンス素子の例である。
図である。
来の回路例であり、(a)図は回路構成図、(b)図は
(a)図に示した回路の動作を示すタイムチャートであ
る。
−DC3 同期整流型DC−DCコンバータ T1 トランス Tr スイッチングトランジスタ L1 チョークコイル Rs、Rf 抵抗 M1、M2、M2、M4 NチャンネルのMOS−FE
T(電界効果型トランジスタ) d11、d12 内蔵ダイオード(又は寄生ダイオー
ド) C1、C2 平滑用コンデンサ VT 電圧 N1 1次巻線 N2 2次巻線 N3 補助巻線 VN1 1次巻線N1の誘起電圧 VN2 2次巻線N2の誘起電圧 VN3 補助巻線N3の誘起電圧 Q1 バイポーラ型トランジスタ R1、R2、R3、R4 抵抗 D1、D2、D3、D4、D5 ダイオード Va P点の電圧(又は電位) Vgs ゲート・ソース間電圧 Vds ドレイン・ソース間電圧 Vbe ベース・エミッタ間電圧 L2、L3 インダクタンス素子
Claims (7)
- 【請求項1】1次巻線、2次巻線、及び補助巻線を有す
るトランスと、 前記1次巻線に直列接続され、制御回路によりオン/オ
フ駆動される主スイッチと、 前記2次巻線に直列接続された整流用の第2のスイッチ
と、 前記2次巻線に並列接続され、前記補助巻線の電圧によ
り駆動される転流用の第3のスイッチを備えた同期整流
型DC−DCコンバータを負荷に対して複数並列接続
し、各DC−DCコンバータから前記負荷に対し電力を
供給する同期整流型DC−DCコンバータにおいて、 いずれかのDC−DCコンバータが発振動作を停止して
いる状態で、他のDC−DCコンバータからの電流供給
により、発振動作を停止しているDC−DCコンバータ
の前記第2のスイッチ及び第3のスイッチをオフにする
異常時動作停止回路を備えていることを特徴とする同期
整流型DC−DCコンバータ。 - 【請求項2】1次巻線、2次巻線、及び補助巻線を有す
るトランスと、 前記1次巻線に直列接続され、制御回路によりオン/オ
フ駆動される主スイッチと、 前記2次巻線に直列接続された整流用の第2のスイッチ
と、 前記2次巻線に並列接続され、前記補助巻線の電圧によ
り駆動される転流用の第3のスイッチを備えた同期整流
型DC−DCコンバータにおいて、 該DC−DCコンバータが、発振動作を停止している状
態で、出力側からの逆電流により、前記第2のスイッチ
及び第3のスイッチをオフにする異常時動作停止回路を
備えていることを特徴とする同期整流型DC−DCコン
バータ。 - 【請求項3】前記異常時動作停止回路は、バイポーラ型
トランジスタと、そのバイアス回路を有し、 前記第3のスイッチの制御電極をトランスの補助巻線の
一端に接続し、その接続途中と一方の出力端子間に、複
数の抵抗と逆流防止用ダイオードを直列接続して前記バ
イアス回路を構成し、 前記発振動作を停止しているDC−DCコンバータに対
し、他の正常なDC−DCコンバータからの電流供給に
より、前記バイポーラ型トランジスタをオンにして、該
オンとなったトランジスタのエミッタ・コレクタ間電圧
により第2のスイッチをオフにすると共に、ベース・エ
ミッタ間電圧により、第3のスイッチをオフにする機能
を備えていることを特徴とする請求項1記載の同期整流
型DC−DCコンバータ。 - 【請求項4】前記第2のスイッチ及び第3のスイッチ
は、MOS型電界効果トランジスタ(MOS−FET)
で構成し、 前記バイポーラ型トランジスタのエミッタとコレクタ
を、それぞれ第2のスイッチのソースとゲートに接続
し、 前記バイポーラ型トランジスタのベースを、前記バイア
ス回路のダイオードと一部の抵抗を介して第3のスイッ
チのゲートに接続し、前記バイポーラ型トランジスタの
エミッタを、第3のスイッチのソースに接続すると共
に、前記第3のスイッチのゲートとソースを、それぞ
れ、補助巻線の両端に接続したことを特徴とする請求項
3記載の同期整流型DC−DCコンバータ。 - 【請求項5】前記補助巻線の他端と、第3のスイッチの
ソース間に、抵抗と、ダイオードと、MOS型電界効果
トランジスタ(MOS−FET)で構成された第4のス
イッチの並列回路を接続し、 前記第4のスイッチは、前記主スイッチがオンになった
時、2次巻線に発生する電圧でオンに駆動されるよう
に、ゲートが2次巻線の一端側に接続されていることを
特徴とする請求項4記載の同期整流型DC−DCコンバ
ータ。 - 【請求項6】前記第2のスイッチのソースと第3のスイ
ッチのソース間に、1個又は複数個のインダクタンス素
子を接続したことを特徴とする請求項4記載の同期整流
型DC−DCコンバータ。 - 【請求項7】前記異常時動作停止回路は、バイポーラ型
トランジスタと、そのバイアス回路を有し、 前記第3のスイッチの制御電極をトランスの補助巻線の
一端に接続し、その接続途中と一方の出力端子間に、複
数の抵抗と逆流防止用ダイオードを直列接続して前記バ
イアス回路を構成し、 前記出力側からの逆電流により、前記バイアス回路に電
流を流すことで、前記バイポーラ型トランジスタをオン
に駆動した際、該オンとなったトランジスタのエミッタ
・コレクタ間電圧により第2のスイッチをオフにすると
共に、ベース・エミッタ間電圧により、第3のスイッチ
をオフにする機能を備えていることを特徴とする請求項
2記載の同期整流型DC−DCコンバータ。
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