JP2003283676A - ドアホン連動装置 - Google Patents

ドアホン連動装置

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JP2003283676A
JP2003283676A JP2002083448A JP2002083448A JP2003283676A JP 2003283676 A JP2003283676 A JP 2003283676A JP 2002083448 A JP2002083448 A JP 2002083448A JP 2002083448 A JP2002083448 A JP 2002083448A JP 2003283676 A JP2003283676 A JP 2003283676A
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intercom
voltage
unit
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call
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JP2002083448A
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Munehito Nagayama
宗人 永山
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Aiphone Co Ltd
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Aiphone Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ドアホン子機とインターホン親機とを接続する
ドアホン伝送線路に影響を与えず、ドアホン子機とイン
ターホン親機との間のアイソレーションを保たせた状態
で待ち受け、呼び出し、通話の各動作状態を判別し、他
の機器を連動させる。 【解決手段】ドアホン子機1とインターホン親機2とを
接続するドアホン伝送線路L1上に重畳されている直流
電圧の電流を、この直流電圧に重畳される音声信号に対
して高インピーダンスとなるように定電流ダイオード5
を介して制御する。また、呼出用フォトカプラ8および
通話用フォトカプラ9の発光部8a、9aの基準電位点
とドアホン子機およびインターホン親機の基準電位点と
を同一のレベルにし、互いに接続せず、一方、呼出用フ
ォトカプラおよび通話用フォトカプラの受光部8b、9
bの基準電位点と他の機器3、4の基準電位点について
も、同一のレベルにし、互いに接続しないものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はドアホン連動装置に
係り、特に、呼び出し、通話が可能なドアホン装置のア
イソレーションが保たれた状態で他の機器を連動させる
ことができるドアホン連動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、この種のドアホン連動装置と
して、図3のブロック図に示す構成のドアホン連動装置
が提案されている。
【0003】同図に示すドアホン連動装置において、通
常、玄関先(住戸玄関先)に設置されるドアホン子機5
1には、ドアホン伝送線路L51を介してインターホン親
機52が接続されており、このインターホン親機52
は、通常、住戸内に設置されている。
【0004】ドアホン子機51の設置場所とされる玄関
先の周囲近傍には、ドアホン子機51およびインターホ
ン親機52に連動する他の機器、ここでは、カメラユニ
ット53が設置されている。また、カメラユニット53
のカメラ53aは、映像変調(FM変調)回路53bを
介して映像伝送線路L52に接続されている。
【0005】インターホン親機52の設置場所の周囲近
傍には、ドアホン子機51およびインターホン親機52
に連動する他の機器、ここでは、モニタユニット54が
設置されている。また、モニタユニット54のモニタ5
4bは、映像復調(FM復調)回路54aを介して映像
伝送線路L52に接続されている。
【0006】また、ドアホン子機51とインターホン親
機52とを接続するドアホン伝送線路L51には、一方の
電圧検出回路(以下、呼出電圧検出回路という。)55
および他方の電圧検出回路(以下、通話電圧検出回路と
いう。)56、制御回路57を介して起動回路58が接
続されており、この起動回路58には、映像伝送線路L
52を介してカメラユニット53のカメラ53aおよび映
像変調回路53b、モニタユニット54の映像復調回路
54aおよびモニタ54bがそれぞれ接続されている。
【0007】このように構成された従来例のドアホン連
動装置において、ドアホン子機51およびインターホン
親機52が待受状態、すなわち、ドアホン子機51から
インターホン親機52への呼び出しがなく通話が行なわ
れていない場合、ドアホン子機51とインターホン親機
52とを接続するドアホン伝送線路L51上には、図2の
説明図に示すような待受用の直流電圧V50が重畳されて
いる。
【0008】ここで、ドアホン子機51の呼出機能が能
動、例えば、玄関先に居る来訪者が住戸内の居住者を呼
び出すための呼出操作を行なうと、ドアホン伝送線路L
51上に重畳されている直流電圧の電圧レベルは、図2の
説明図に示すような待受用の直流電圧V50から呼出用の
直流電圧V51に電圧降下し、この電圧降下を検出したイ
ンターホン親機52では、呼出報知機能が能動、例え
ば、呼出音を鳴動する。
【0009】また、呼出電圧検出回路55では、ドアホ
ン伝送線路L51上に重畳されている呼出用の直流電圧V
51の電圧レベルに基づいて、ドアホン子機51の呼出機
能およびインターホン親機52の呼出報知機能が能動と
された呼出状態であると判別し、その旨の判別信号を制
御回路57に出力する。
【0010】また、制御回路57では、呼出電圧検出回
路55からの判別信号を検出すると、起動回路58への
制御を開始し、映像伝送線路L52を介してカメラユニッ
ト53のカメラ53aおよび映像変調回路53bに動作
電源を供給させるとともに、モニタユニット54の映像
復調回路54aおよびモニタ54bにも動作電源を供給
させる。
【0011】さらに、カメラユニット53のカメラ53
aでは、呼出操作を行なった来訪者の映像を含む玄関先
の周囲近傍の映像を撮像する。この映像は、映像変調回
路53b、映像伝送線路L52、モニタユニット54の映
像復調回路54aを介して適宜、信号処理された後、モ
ニタ54bの画面上に表示される。
【0012】なお、図2の説明図に示すように、ドアホ
ン伝送線路L51上に重畳されている直流電圧の電圧レベ
ルは、上述の呼出操作が行なわれた後、所定の時間が経
過すると、呼出用の直流電圧V51から待受用の直流電圧
V50に電圧上昇する。
【0013】次に、インターホン親機52の能動とされ
た呼出報知機能およびモニタユニット54のモニタ54
bの画面上に表示された映像に基づいて、呼出操作を行
なった来訪者を確認した住戸内の居住者が、応答操作を
行ないインターホン親機52の通話機能を能動にする
と、ドアホン伝送線路L51上に重畳されている直流電圧
の電圧レベルは、図2の説明図に示すような待受用の直
流電圧V50から通話用の直流電圧V52に電圧上昇し、イ
ンターホン親機52の通話機能とドアホン子機51の通
話機能との間の通話ラインが形成され、通話用の直流電
圧V52に音声信号を重畳させることにより通話が成立す
る。
【0014】また、通話電圧検出回路56では、ドアホ
ン伝送線路L51上に重畳されている通話用の直流電圧V
52の電圧レベルに基づいて、ドアホン子機51およびイ
ンターホン親機52の通話機能が能動とされた通話状態
であると判別し、その旨の判別信号を制御回路57に出
力する。
【0015】さらに、制御回路57では、通話電圧検出
回路56からの判別信号を検出すると、起動回路58へ
の制御を継続させることにより、映像伝送線路L52を介
してカメラユニット53のカメラ53aおよび映像変調
回路53bへの動作電源の供給、モニタユニット54の
映像復調回路54aおよびモニタ54bへの動作電源の
供給もそれぞれ継続され、インターホン親機52の使用
者である住戸内の居住者は、モニタユニット54のモニ
タ54bの画面上に表示されている来訪者の映像を確認
しながら通話を継続させることができる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
のドアホン連動装置では、ドアホン子機51とインター
ホン親機52とを接続するドアホン伝送線路L51に呼出
電圧検出回路55、通話電圧検出回路56がそれぞれ共
通のアース線で接続されており、他の機器とされるカメ
ラユニット53およびモニタユニット54の基準電位点
と共通(図示せず)であることから、これらカメラユニ
ット53およびモニタユニット54にて大きなノイズが
発生する場合、ドアホン伝送線路L51上を送受信される
音声信号にノイズが混入するばかりでなく、呼出電圧検
出回路55および通話電圧検出回路56の構成によって
は音声信号に歪が生じたり、音圧レベルが下がり良好な
通話品質を確保できない難点があった。
【0017】本発明は、上述の難点を解消するためにな
されたもので、ドアホン子機とインターホン親機とを接
続するドアホン伝送線路に影響を与えず、ドアホン子機
とインターホン親機との間のアイソレーションを保たせ
た状態で待ち受け、呼び出し、通話の各動作状態を判別
し、他の機器を連動させることができるドアホン連動装
置を提供することを目的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明によるドアホン連動装置は、ドアホン子機と
インターホン親機とをドアホン伝送線路を介して接続
し、ドアホン伝送線路上に重畳されている直流電圧の変
化によって、待ち受け、呼び出し、通話の各動作状態を
判別し、音声信号を直流電圧に重畳して動作させるドア
ホン装置を使用し、ドアホン伝送線路に接続され音声信
号に対して高インピーダンスとするための定電流ダイオ
ードと、定電流ダイオードから得られる直流電圧を判別
するための電圧検出回路と、電圧検出回路の出力が入力
されドアホン子機とインターホン親機との間のアイソレ
ーションを保ちドアホン子機およびインターホン親機の
動作状態を他の機器に通知するためのフォトカプラとを
備えている。
【0019】また、本発明によるドアホン連動装置にお
いて、電圧検出回路は、定電流ダイオードから得られる
直流電圧を判別するための呼出電圧検出回路および通話
電圧検出回路からなり、フォトカプラは、呼出電圧検出
回路、通話電圧検出回路からの出力がそれぞれ入力され
る呼出用フォトカプラ、通話フォトカプラからなり、呼
出用フォトカプラおよび通話用フォトカプラの出力信号
に応じて他の機器を起動するための起動回路を備えてい
る。
【0020】このようなドアホン連動装置によれば、ド
アホン子機とインターホン親機とを接続するドアホン伝
送線路上に重畳されている直流電圧の電流を、この直流
電圧に重畳される音声信号に対して高インピーダンスと
なるように定電流ダイオードを介して制御することによ
り、ドアホン伝送線路からみた音声帯域のインピーダン
スが高くなり、音圧レベルの変化を抑制できるとともに
音声信号に歪が発生せず、良好な通話品質が確保され
る。
【0021】また、呼出用フォトカプラおよび通話用フ
ォトカプラの発光部の基準電位点とドアホン子機および
インターホン親機の基準電位点とを同一のレベルにす
る、一方、呼出用フォトカプラおよび通話用フォトカプ
ラの受光部の基準電位点と他の機器の基準電位点とを同
一のレベルにし、互いに接続しないことにより、他の機
器が動作している場合でも、ドアホン子機とインターホ
ン親機との間のアイソレーションは保たれ、相互干渉の
発生を抑制できる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるドアホン連動
装置を適用した好ましい形態の実施例について、図面を
参照して説明する。
【0023】図1は、本発明の一実施例によるドアホン
連動装置の構成を示すブロック図であり、通常、玄関先
(住戸玄関先)に設置されており、玄関先に居る来訪者
が住戸内の居住者を呼び出して通話を成立させるための
呼出機能、通話機能等を有するドアホン子機1と、通
常、住戸内に設置されており、ドアホン伝送線路L1を
介して接続されたドアホン子機1からの呼び出しが報知
され、これを確認した居住者が通話を成立させるための
呼出報知機能、通話機能等を有するインターホン親機2
と、ドアホン子機1の設置場所とされる玄関先の周囲近
傍に設置されており、ドアホン子機1およびインターホ
ン親機2に連動する他の機器、ここでは、呼出操作を行
なった来訪者の映像を含む玄関先の周囲近傍の映像を撮
像するためのカメラ3aおよびカメラ3aにて撮像され
た映像を変調(FM変調)するための映像変調回路3b
を有するカメラユニット3と、インターホン親機2の設
置場所の周囲近傍に設置されており、ドアホン子機1お
よびインターホン親機2に連動する他の機器、ここで
は、映像伝送線路L2を介して接続されたカメラユニッ
ト3からの映像信号を復調(FM復調)するための映像
復調回路4aおよび映像復調回路4aを介して復調され
た映像を表示するためのモニタ4bを有するモニタユニ
ット4と、ドアホン伝送線路L1に接続されており、ド
アホン子機1およびインターホン親機2が通話状態にお
いてドアホン伝送線路L1上を送受信される音声信号に
対して高インピーダンスとするための定電流ダイオード
5と、定電流ダイオード5を介して得られる直流電圧の
相違に基づき、ドアホン子機1の呼出機能およびインタ
ーホン親機2の呼出報知機能が能動とされた呼出状態で
ある旨を判別するための電圧検出回路(以下、呼出電圧
検出回路という。)6およびドアホン子機1およびイン
ターホン親機2が通話状態である旨を判別するための電
圧検出回路(以下、通話電圧検出回路という。)7と、
呼出電圧検出回路6、通話電圧検出回路7からの出力信
号がそれぞれ入力され、ドアホン子機1とインターホン
親機2との間のアイソレーションを保ち、ドアホン子機
1およびインターホン親機2の動作状態を、他の機器、
ここでは、カメラユニット3およびモニタユニット4に
通知するための呼出用フォトカプラ8、通話用フォトカ
プラ9と、呼出用フォトカプラ8、通話用フォトカプラ
9からの出力信号に基づいて後述する起動回路11を起
動させるための制御回路10と、制御回路10により制
御され、カメラユニット3およびモニタユニット4を起
動、すなわち、映像伝送線路L2を介してカメラユニッ
ト3のカメラ3aおよび映像変調回路3bに動作電源を
供給するとともに、モニタユニット4の映像復調回路4
aおよびモニタ4bに動作電源を供給するための起動回
路11とが備えられている。
【0024】なお、図1のブロック図において、呼出用
フォトカプラ8、通話用フォトカプラ9は、それぞれ発
光部8a、9a、受光部8b、9bで構成されており、
発光部8a、9aの基準電位点は、ドアホン子機1およ
びインターホン親機2の基準電位点(図示せず)と同一
のレベルであり、互いに接続されておらず、受光部8
b、9bの基準電位点は、カメラユニット3およびモニ
タユニット4の基準電位点(図示せず)と同一のレベル
であり、互いに接続されていない。
【0025】このように構成された本発明の一実施例に
よるドアホン連動装置において、以下、具体的な動作を
説明する。
【0026】図1のブロック図において、ドアホン子機
1およびインターホン親機2が待受状態、すなわち、ド
アホン子機1からインターホン親機2への呼び出しがな
く通話が行なわれていない場合、ドアホン子機1とイン
ターホン親機2とを接続するドアホン伝送線路L1上に
は、図2の説明図に示すような待受用の直流電圧V0が
重畳されている。
【0027】ここで、ドアホン子機1の呼出機能が能
動、例えば、玄関先に居る来訪者が住戸内の居住者を呼
び出すための呼出操作を行なうと、ドアホン伝送線路L
1上に重畳されている直流電圧の電圧レベルは、図2の
説明図に示すような待受用の直流電圧V0から呼出用の
直流電圧V1に電圧降下し、この電圧降下を検出したイ
ンターホン親機2では、呼出報知機能が能動、例えば、
呼出音を鳴動する。
【0028】また、定電流ダイオード5は、ドアホン伝
送線路L1上に重畳されている呼出用の直流電圧V1の電
流を、電源変動、負荷変動に係ることがない定電流の直
流電圧V1'として呼出電圧検出回路6に供給する。
【0029】また、呼出電圧検出回路6では、定電流ダ
イオード5からの(呼出用の)直流電圧V1'の電圧レベ
ルに基づいて、ドアホン子機1の呼出機能およびインタ
ーホン親機2の呼出報知機能が能動とされた呼出状態で
あると判別し、その旨の判別信号を呼出用フォトカプラ
8に出力する。
【0030】また、呼出用フォトカプラ8の発光部8a
では、呼出電圧検出回路6からの判別信号を光信号に変
換する。この光信号は、受光部8bにて受光され判別信
号に変換された後、制御回路10に伝送される。
【0031】また、制御回路10では、呼出用フォトカ
プラ8の受光部8bからの判別信号を検出すると、起動
回路11への制御を開始し、映像伝送線路L2を介して
カメラユニット3のカメラ3aおよび映像変調回路3b
に動作電源を供給させるとともに、モニタユニット4の
映像復調回路4aおよびモニタ4bにも動作電源を供給
させる。
【0032】さらに、カメラユニット3のカメラ3aで
は、呼出操作を行なった来訪者の映像を含む玄関先の周
囲近傍の映像を撮像する。この映像は、映像変調回路3
b、映像伝送線路L2、モニタユニット4の映像復調回
路4aを介して適宜、信号処理された後、モニタ4bの
画面上に表示される。
【0033】なお、上述のような呼出状態において、呼
出用フォトカプラ8の発光部8aと受光部8bとは、別
途の基準電位点、すなわち、発光部8aの基準電位点
は、ドアホン子機1およびインターホン親機2の基準電
位点(図示せず)と同一のレベルであり、互いに接続さ
れておらず、受光部8bの基準電位点は、カメラユニッ
ト3およびモニタユニット4の基準電位点(図示せず)
と同一のレベルであり、互いに接続されていないことか
ら、カメラユニット3およびモニタユニット4が動作し
ている場合でも、ドアホン子機1とインターホン親機2
との間のアイソレーションは保たれ相互干渉は発生しな
い。
【0034】また、図2の説明図に示すように、ドアホ
ン伝送線路L1上に重畳されている直流電圧の電圧レベ
ルは、上述の呼出操作が行なわれた後、所定の時間が経
過すると、呼出用の直流電圧V1から待受用の直流電圧
V0に電圧上昇する。
【0035】次に、インターホン親機2の能動とされた
呼出報知機能およびモニタユニット4のモニタ4bの画
面上に表示された映像に基づいて、呼出操作を行なった
来訪者を確認した住戸内の居住者が、応答操作を行ない
インターホン親機2の通話機能を能動にすると、ドアホ
ン伝送線路L1上に重畳されている直流電圧の電圧レベ
ルは、図2の説明図に示すような待受用の直流電圧V0
から通話用の直流電圧V2に電圧上昇し、インターホン
親機2の通話機能とドアホン子機1の通話機能との間の
通話ラインが形成され、通話用の直流電圧V2に音声信
号を重畳させることにより通話が成立する。
【0036】また、定電流ダイオード5は、ドアホン伝
送線路L1上に重畳されている通話用の直流電圧V2の電
流を、この直流電圧V2に重畳される音声信号に対して
高インピーダンスとなるように、電源変動、負荷変動に
係ることがない定電流の直流電圧V2'として通話電圧検
出回路7に供給することにより、ドアホン伝送線路L1
からみた音声帯域のインピーダンスが高くなり、音圧レ
ベルの変化を抑制できるとともに音声信号に歪が発生せ
ず、良好な通話品質が確保される。
【0037】また、通話電圧検出回路7では、定電流ダ
イオード5からの(通話用の)直流電圧V2'の電圧レベ
ルに基づいて、ドアホン子機1およびインターホン親機
2の通話機能が能動とされた通話状態であると判別し、
その旨の判別信号を通話用フォトカプラ9に出力する。
【0038】また、通話用フォトカプラ9の発光部9a
では、通話電圧検出回路7からの判別信号を光信号に変
換する。この光信号は、受光部9bにて受光され判別信
号に変換された後、制御回路10に伝送される。
【0039】また、制御回路10では、通話用フォトカ
プラ9の受光部9bからの判別信号を検出すると、起動
回路11への制御を継続させることにより、映像伝送線
路L2を介してカメラユニット3のカメラ3aおよび映
像変調回路3bへの動作電源の供給、モニタユニット4
の映像復調回路4aおよびモニタ4bへの動作電源の供
給もそれぞれ継続され、インターホン親機2の使用者で
ある住戸内の居住者は、モニタユニット4のモニタ4b
の画面上に表示されている来訪者の映像を確認しながら
通話を継続させることができる。
【0040】なお、上述のような通話状態において、通
話用フォトカプラ9の発光部9aと受光部9bとは、別
途の基準電位点、すなわち、発光部9aの基準電位点
は、ドアホン子機1およびインターホン親機2の基準電
位点(図示せず)と同一のレベルであり、互いに接続さ
れておらず、受光部9bの基準電位点は、カメラユニッ
ト3およびモニタユニット4の基準電位点(図示せず)
と同一のレベルであり、互いに接続されていないことか
ら、カメラユニット3およびモニタユニット4が動作し
ている場合でも、ドアホン子機1とインターホン親機2
との間のアイソレーションは保たれ相互干渉は発生しな
い。
【0041】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のドアホン連動装置によれば、ドアホン子機とインター
ホン親機とを接続するドアホン伝送線路上に重畳されて
いる直流電圧の電流を、この直流電圧に重畳される音声
信号に対して高インピーダンスとなるように制御すると
ともに、ドアホン子機およびインターホン親機への動作
電源と他の機器への動作電源とを別途、異なるものとす
ることにより、ドアホン伝送線路に影響を与えず、ドア
ホン子機とインターホン親機との間のアイソレーション
を保たせた状態で待ち受け、呼び出し、通話の各動作状
態を判別することができるばかりでなく、他の機器が動
作している場合でも相互干渉の発生を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるドアホン連動装置の構
成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例によるドアホン連動装置およ
び従来例のドアホン連動装置ををなすドアホン子機とイ
ンターホン親機とを接続するドアホン伝送線路上に重畳
される直流電圧の電圧レベルを示す説明図である。
【図3】従来例のドアホン連動装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1・・・・・ドアホン子機 2・・・・・インターホン親機 3、4・・・・・他の機器 5・・・・・定電流ダイオード 6・・・・・呼出電圧検出回路 7・・・・・通話電圧検出回路 8・・・・・呼出用フォトカプラ 9・・・・・通話用フォトカプラ 11・・・・・起動回路 L1・・・・・ドアホン伝送線路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドアホン子機(1)とインターホン親機
    (2)とをドアホン伝送線路(L1)を介して接続し、
    前記ドアホン伝送線路上に重畳されている直流電圧の変
    化によって、待ち受け、呼び出し、通話の各動作状態を
    判別し、音声信号を前記直流電圧に重畳して動作させる
    ドアホン装置を使用し、 前記ドアホン伝送線路に接続され前記音声信号に対して
    高インピーダンスとするための定電流ダイオード(5)
    と、前記定電流ダイオードから得られる直流電圧を判別
    するための電圧検出回路(6、7)と、前記電圧検出回
    路の出力が入力され前記ドアホン子機と前記インターホ
    ン親機との間のアイソレーションを保ち前記ドアホン子
    機および前記インターホン親機の動作状態を他の機器
    (3、4)に通知するためのフォトカプラ(8、9)と
    を備えたことを特徴とするドアホン連動装置。
  2. 【請求項2】前記電圧検出回路は、前記定電流ダイオー
    ドから得られる直流電圧を判別するための呼出電圧検出
    回路(6)および通話電圧検出回路(7)からなり、 前記フォトカプラは、前記呼出電圧検出回路、前記通話
    電圧検出回路からの出力がそれぞれ入力される呼出用フ
    ォトカプラ(8)、通話フォトカプラ(9)からなり、 前記呼出用フォトカプラおよび前記通話用フォトカプラ
    の出力信号に応じて前記他の機器を起動するための起動
    回路(11)を備えたことを特徴とする請求項1記載の
    ドアホン連動装置。
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