JP2003283299A - 低域通過フィルタ - Google Patents

低域通過フィルタ

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JP2003283299A JP2002340528A JP2002340528A JP2003283299A JP 2003283299 A JP2003283299 A JP 2003283299A JP 2002340528 A JP2002340528 A JP 2002340528A JP 2002340528 A JP2002340528 A JP 2002340528A JP 2003283299 A JP2003283299 A JP 2003283299A
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    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H11/00Networks using active elements
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    • H03H11/04Frequency selective two-port networks

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高周波成分の減衰率の高い低域通過フィルタ
を提供する。 【解決手段】 低域通過フィルタ700は差分演算回路
2と電圧電流変換回路3とコンデンサC1とを備える。
電圧電流変換回路3とコンデンサC1とでフィルタ回路
を構成するため、低域通過フィルタ700は高周波成分
を除去できる。また、差分演算回路2はアナログ信号φ
Aと出力信号φBの差分値として差分信号φCを出力す
る。よって、差分演算回路2により、必要な周波数帯域
を減衰させることはない。また、差分演算回路2により
LPF700から出力される出力信号φBの位相レベル
をほぼアナログ信号φAと同じにすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低域通過フィルタ
に関し、さらに詳しくは、オーディオ装置における低域
通過フィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、オーディオ装置に入力されたデジ
タル信号は、オーディオ装置内のデジタル−アナログ変
換回路(Digital Analog Converter:以下DACと称す
る)によりアナログ信号に変換される。変換されたアナ
ログ信号はさらに、オーディオ装置内の低域通過フィル
タ(Low Pass Filter:以下、LPFと称する)により
高周波成分を減衰され、その後オーディオ装置から出力
される。
【0003】図17は従来のオーディオ装置におけるL
PFの構成を示す回路図である。
【0004】図17を参照して、LPF200は、抵抗
素子R201,R202と、コンデンサC201,C2
02と、オペアンプOP201とを備える。抵抗素子R
201とR202とは直列に接続され、抵抗素子R20
2の一端はオペアンプOP201の非反転入力端子と接
続される。抵抗素子R202と接続されていない抵抗素
子R201の一端からはアナログ信号が入力される。コ
ンデンサC201の一端は抵抗素子R201及びR20
2の間に接続され、その他端はオペアンプOP201の
出力端子と接続される。コンデンサC202の一端はオ
ペアンプOP201の非反転入力端子と接続され、その
他端は接地電位ノード201に接続される。オペアンプ
OP201の反転入力端子はその出力端子と接続され
る。
【0005】オーディオ装置から出力されるアナログ信
号の音質を向上させるためには、LPFがアナログ信号
の高周波成分を十分に除去する必要がある。なぜなら高
周波成分は音質劣化の原因となるからである。
【0006】図18はLPF200から出力されたアナ
ログ信号の波形図である。図18に示すように、LPF
200はアナログ信号から高周波成分を除去しきれな
い。
【0007】さらなる音質向上のため、音質劣化の原因
となる高周波成分をさらに除去する必要がある。
【0008】音質向上を目的とした発明として特許文献
1の発明がある。特許文献1の発明では出力信号の波形
をなめらかにすることで音質の向上が図られている。
【0009】しかしながら、特許文献1の発明では、未
だ高周波成分を十分に除去することができない。従って
音質劣化の原因となる高周波成分をさらに除去する必要
がある。
【0010】
【特許文献1】特許3134403号公報
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、高周
波成分の除去能力を高めたLPFを提供することであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明による低域通過フ
ィルタは、入力信号の高周波成分を減衰させてその低周
波成分を出力信号として出力する低域通過フィルタであ
って、差分演算手段と、電圧電流変換手段と、容量手段
とを含む。差分演算手段は入力信号から出力信号を減算
して差分信号を出力する。電圧電流変換手段は差分演算
手段から出力される電圧を電流に変換する。容量手段は
電圧電流変換手段から出力される電流を受けて電荷を蓄
積することにより出力信号を生成する。
【0012】本発明による低域通過フィルタは電流電圧
変換手段と容量手段とによりフィルタ回路を形成するた
め、高周波成分を大きく減衰させることができる。さら
に、差分演算手段は、入力信号と出力信号との差分を演
算し、それを随時出力信号に加算していくため、必要な
周波数成分が除去されない。その結果、優れた音質を確
保できる。
【0013】本発明による低域通過フィルタは、入力信
号の高周波成分を減衰させてその低周波成分を出力信号
として出力する低域通過フィルタであって、差分演算手
段と、第1のフィルタ手段と、電圧電流変換手段と、容
量手段とを含む。差分演算手段は入力信号から出力信号
を減算して差分信号を出力する。第1のフィルタ手段は
差分演算手段から出力される差分信号の高周波成分を減
衰させてその低周波成分を出力する。電圧電流変換手段
は第1のフィルタ手段から出力される電圧を電流に変換
する。容量手段は電圧電流変換手段から出力される電流
を受けて電荷を蓄積することにより出力信号を生成す
る。
【0014】本発明の低域通過フィルタは差分演算手段
の後にフィルタ手段を備えるため、さらに高周波成分の
除去能力を高めることができる。さらに、必要な周波数
帯域が減衰されることもない。なぜなら、クオリティフ
ァクタを上げることができ、周波数特性の通過域でのゲ
インの減衰を抑制できるからである。
【0015】好ましくは、低域通過フィルタはさらに第
2のフィルタ手段を備える。第2のフィルタ手段は入力
信号の高周波成分を減衰させてその低周波成分を出力す
る。差分演算手段は第2のフィルタ手段から出力される
入力信号の低周波成分から出力信号を減算して差分信号
を出力する。
【0016】これにより低域通過フィルタはさらに高周
波成分の除去能力を高めることができる。なぜならフィ
ルタの次数を上げ、スロープ特性を急峻にすることがで
きるからである。
【0017】本発明による低域通過フィルタは、入力信
号の高周波成分を減衰させてその低周波成分を出力信号
として出力する低域通過フィルタであって、差分演算手
段と、サンプルホールド手段と、電圧電流変換手段と、
容量手段とを備える。差分演算手段は入力信号から出力
信号を減算して差分信号を出力する。サンプルホールド
手段は差分演算手段から出力される差分信号をサンプリ
ングしかつホールドする。電圧電流変換手段はサンプル
ホールド手段から出力される電圧を電流に変換する。容
量手段は電圧電流変換手段から出力される電流を受けて
電荷を蓄積することにより出力信号を生成する。
【0018】この発明の低域通過フィルタはサンプルホ
ールド手段によりノイズとなる高周波成分を十分に除去
できる。その結果、高周波成分を十分に除去でき、スロ
ープ特性をより急峻とすることができる。
【0019】好ましくは、サンプルホールド手段は複数
のサンプルホールド回路と、切換回路とを含む。複数の
サンプルホールド回路は互いに異なるタイミングで差分
信号をサンプリングしかつホールドする。切換回路は複
数のサンプルホールド回路の出力を順に切り換える。
【0020】これにより、複数のサンプルホールド回路
のうちの1つのサンプルホールド回路がサンプリング指
示を受けている間、他の複数のサンプルホールド回路は
サンプリング指示を受けない。その結果、サンプリング
指示の周期を短くしても、複数のサンプルホールド回路
でサンプリングが可能となるため、サンプリングの精度
が向上する。サンプリングの誤差を抑制してよりサンプ
リング周期を短くできるため、出力波形をなめらかにで
きる。
【0021】本発明による低域通過フィルタは第1の低
域通過フィルタ手段と、第2の低域通過フィルタ手段と
を備える。第1の低域通過フィルタ手段は入力信号の高
周波成分を減衰させてその低周波成分を出力する。第2
の低域通過フィルタ手段は第1の低域通過フィルタ手段
の出力信号の高周波成分を減衰させてその低周波成分を
出力する。第1の低域通過フィルタ手段は第1の差分演
算手段と、サンプルホールド手段と、第1の電圧電流変
換手段と、第1の容量手段とを含む。第1の差分演算手
段は入力信号から第1の低域通過フィルタ手段の出力信
号を減算して差分信号を出力する。サンプルホールド手
段は第1の差分演算手段から出力される差分信号をサン
プリングしかつホールドする。第1の電圧電流変換手段
はサンプルホールド手段から出力される電圧を電流に変
換する。第1の容量手段は第1の電圧電流変換手段から
出力される電流を受けて電荷を蓄積することにより前記
第1の低域通過フィルタ手段の出力信号を生成する。第
2の低域通過フィルタ手段は、第2の差分演算手段と、
第2の電圧電流変換手段と、第2の容量手段とを含む。
第2の差分演算手段は第1の低域通過フィルタ手段の出
力信号から第2の低域通過フィルタ手段の出力信号を減
算して差分信号を出力する。第2の電圧電流変換手段は
第2の差分演算手段から出力される電圧を電流に変換す
る。第2の容量手段は電圧電流変換手段から出力される
電流を受けて電荷を蓄積することにより第2の低域通過
フィルタ手段の出力信号を生成する。
【0022】この発明の低域通過フィルタは2つの低域
通過フィルタ手段を備える。よって、第1の低域通過フ
ィルタ手段の出力信号はさらに第2の低域通過フィルタ
手段で高周波成分が除去される。第1の低域通過フィル
タ手段の出力信号はさらに、第2の低域通過フィルタ手
段により出力信号の波形をなめらかにすることができ
る。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳しく説明する。図中同一又は相当部分には
同一符号を付してその説明を援用する。
【0024】図1は本発明の実施の形態におけるLPF
の構成を示す機能ブロック図である。
【0025】図1を参照して、LPF700は、差分演
算回路2と、電圧電流変換回路3と、コンデンサC1と
を備える。
【0026】DAC7は外部から入力されるデジタル信
号を受けて、アナログ信号φAを出力する。差分演算回
路2はDAC7から出力されるアナログ信号φAと出力
ノードN1から帰還される出力信号φBとの差分値を求
める。すなわち、差分演算回路2はアナログ信号φAか
ら出力信号φBを減算し、差分信号φCを出力する。
【0027】電圧電流変換回路3は差分演算回路2の出
力信号を受け、その電圧値を電流値に変換する。
【0028】図2は電圧電流変換回路の代表的な回路図
である。図2を参照して、電圧電流変換回路3は、抵抗
素子R31〜R36と、オペアンプOP31とを備え
る。抵抗素子R31の一端はオペアンプOP31の反転
入力端子に接続され、その他端は差分演算回路2の出力
信号を受ける。抵抗素子R32の一端はオペアンプOP
31の反転入力端子と接続され、他端は抵抗素子R33
と接続される。抵抗素子R33の他端はオペアンプOP
31の出力端子と接続される。抵抗素子R34の一端は
オペアンプOP31の出力端子と接続され、その他端は
抵抗素子R35と接続される。抵抗素子R35の他端は
オペアンプOP31の非反転入力端子に入力される。抵
抗素子R36の一端はオペアンプOP31の非反転入力
端子に接続され、その他端は接地電位ノード201に接
続される。
【0029】図2に示した電圧電流変換回路3は正帰還
によって等価的に出力抵抗を高くした定電流回路であ
る。
【0030】図1に戻って、コンデンサC1の一端は電
圧電流変換回路3とノードN1で接続され、その他端は
接地電位ノード201に接続される。コンデンサC1は
電圧電流変換回路3から出力された電流により充電又は
放電される。電圧電流変換回路3とコンデンサC1とは
フィルタ回路4を構成する。フィルタ回路4は出力ノー
ドN1から出力信号φBを出力する。
【0031】以上の回路構成を有するLPF700の動
作について説明する。
【0032】図3はLPF700の動作を説明するため
の波形図である。
【0033】図3を参照して、縦軸は電圧Vを示し、横
軸は時刻tを示す。アナログ信号φAにはノイズとなる
高周波成分が含まれる。一方、出力信号φBはフィルタ
回路4により、高周波成分が除去されている。
【0034】差分信号φCは式(1)で表されるとお
り、アナログ信号φAと出力信号φBとの差分であるた
め、ノイズとなる高周波成分を含む。
【0035】φC=φA−φB (1) 時刻t1において、差分演算回路2は電圧値0の差分信
号φCを出力する。時刻t1〜時刻t2において式
(1)により差分信号φCは時刻t1'を極小値とした
負の関数となる。よって、時刻t1〜時刻t2におい
て、コンデンサC1は放電される。その結果、出力信号
φBは下降する。一方、時刻t2〜時刻t3において、
式(1)により差分信号φCは時刻t2'を極大値とし
た正の関数となる。よって、時刻t2〜時刻t3におい
て、コンデンサC1は充電される。その結果、出力信号
φBは上昇する。時刻t3以降の差分信号φC及び出力
信号φBの動作は時刻t1〜時刻t3までの動作と同じ
であるため、その説明は繰り返さない。
【0036】以上の動作により、差分演算回路2は、L
PF700から出力される出力信号φBの位相及びレベ
ル(振幅)をほぼアナログ信号φAと同じとすることが
できる。LPF700が差分演算回路2を持たない場合
は、コンデンサC1の電圧が電圧電流変換回路3内のオ
ペアンプOP31の電源電圧に飽和する。その結果、L
PFは正常な回路動作を行わない。その結果、差分演算
回路2を持たないLPFでは、アナログ信号とは位相及
びレベルの異なる出力信号が出力されてしまう。
【0037】よって、LPF700は、差分演算回路2
によりアナログ信号と出力信号との差分値を算出するこ
とで、必要な周波数帯域を減衰させることがない。
【0038】さらに、LPF700は、差分演算回路2
と出力ノードN1との間にフィルタ回路4とを備える。
また、電圧電流変換回路3は高抵抗であるため、フィル
タ回路4の時定数は大きい。その結果、出力信号φBか
ら高周波成分を十分に除去できる。
【0039】図4はこの発明のさらに他の実施の形態に
よるLPFの構成を示すブロック図である。
【0040】図4を参照して、LPF400はLPF7
00と比較してサンプルホールド回路8及び制御回路2
0をさらに備える。制御回路20はサンプルホールド回
路8を制御するためのサンプリング信号φSを出力す
る。その他の回路構成についてはLPF700と同じで
あるため、その説明は繰り返さない。
【0041】図5は図4中のサンプルホールド回路8の
詳細な構成を示す回路図である。
【0042】図5を参照して、サンプルホールド回路8
は第1のホールド回路9と第2のホールド回路10と切
換回路11とを含む。
【0043】第1のホールド回路9と第2のホールド回
路10とは並列に接続され、各々の入力端子にはともに
差分信号φCが入力される。第1のホールド回路9及び
第2のホールド回路10の出力端子はともに切換回路1
1と接続される。
【0044】第1のホールド回路9はスイッチング素子
SW1とコンデンサC2とを含む。スイッチング素子S
W1の一端には差分信号φCが入力され、他端は切換回
路11に接続される。コンデンサC2の一端はスイッチ
ング素子SW1と切換回路11との間に接続され、他端
は接地電位ノード201に接続される。サンプリング信
号φSがHレベルのとき、第1のホールド回路9内のス
イッチング素子SW1がオンされ、コンデンサC2に電
荷が蓄積される。また、サンプリング信号φSがLレベ
ルのとき、スイッチング素子SW1はオフされる。第1
のホールド回路9から出力される信号を信号φD1とす
る。
【0045】第2のホールド回路10はスイッチング素
子SW2とコンデンサC3とを含む。スイッチング素子
SW2の一端には差分信号φCが入力され、他端は切換
回路11と接続される。コンデンサC3の一端はスイッ
チング素子SW2と切換回路11との間に接続され、そ
の他端は接地電位ノード201に接続される。サンプリ
ング信号φSがLレベルのとき、第2のホールド回路1
0内のスイッチング素子SW2がオンされ、コンデンサ
C3に電荷が蓄積される。サンプリング信号φSがHレ
ベルのとき、スイッチング素子SW2はオフされる。第
2のホールド回路10から出力される信号を信号φD2
とする。
【0046】切換回路11はスイッチング素子SW3を
含む。スイッチング素子SW3は入力ノードNa及びN
bと出力ノードN2とを備える。サンプリング信号φS
がLレベルの時にスイッチング素子SW3内の入力ノー
ドNaと出力ノードN2とが接続される。また、サンプ
リング信号φSがHレベルのときに入力ノードNbと出
力ノードN2とが接続される。スイッチング素子SW3
から出力される信号をφDとする。
【0047】以上の回路構成を有するLPF400の動
作について説明する。
【0048】図6は図4に示したLPF400の動作を
説明するための波形図である。
【0049】図6に示す3つの波形図はそれぞれ差分信
号φC、サンプルホールド回路8から出力された信号φ
D、出力信号φBである。
【0050】式(1)で示す通り、差分信号φCはDA
C7から出力されたアナログ信号φAと出力信号φBと
の差分である。アナログ信号φAはノイズである高周波
成分を含むため、差分信号φCも高周波成分を含む。
【0051】サンプルホールド回路8は制御回路20か
ら出力されるサンプリング信号φSに基づいて、差分信
号φCを所定時間ごとにサンプリングし、サンプリング
した電圧を保持する。その結果、サンプルホールド回路
8は図6に示すように階段状の信号φDを出力する。
【0052】ここで、サンプルホールド回路8の動作に
ついて詳細に説明する。
【0053】図7は図4中のサンプルホールド回路8の
動作を説明するための波形図である。図7を参照して、
第1のホールド回路9及び第2のホールド回路10には
ともに差分信号φCが入力される。
【0054】期間T1では制御回路20から出力される
サンプリング信号φSはHレベルとなる。このとき、第
1のホールド回路9内のスイッチング素子SW1はオン
される。よって、コンデンサC2は充電される。その結
果、第1のホールド回路9から出力される信号φD1は
信号φCと同等の波形となる。一方、第2のホールド回
路10に注目すると、期間T1ではスイッチング素子S
W2はオフされる。よって、第2のホールド回路10か
ら出力される信号φD2は期間T1以前にコンデンサC
3が蓄積した電荷に基づいた電圧となる。その結果、差
分信号φCに含まれていた高周波成分は除去される。切
換回路11はサンプリング信号φSがHレベルのため、
入力ノードNbと出力ノードN2とが接続される。よっ
て、切換回路11は第2のホールド回路10から出力さ
れた信号φD2を出力信号φDとして出力する。
【0055】次に、期間T2では、サンプリング信号φ
SはLレベルとなる。このとき、第1のホールド回路9
内のスイッチング素子SW1はオフされる。よって、信
号φD1はコンデンサC2が期間T2の直前まで充電さ
れた電圧となる。その結果、差分信号φCに含まれてい
た高周波成分は除去される。一方、第2のホールド回路
10内のスイッチング素子SW2はオンされるため、コ
ンデンサC3は差分信号φCにより充電される。切換回
路11内では入力ノードNaと出力ノードN2とが接続
される。その結果、信号φD1が出力信号φDとして出
力される。
【0056】以上の結果、切換回路11は期間T1及び
T2ともに高周波成分が除去されているホールド電圧を
出力信号φDとして出力する。よって、サンプルホール
ド回路8から出力された信号φDは図6又は図7に示し
たような階段状の波形となる。
【0057】サンプルホールド回路8は、制御回路20
から出力されるサンプリング信号φSの周波数により、
差分信号φCから除去する高周波成分を調整できる。す
なわち、たとえばサンプリング信号φSが700KHz
であれば、700KHzよりも大きい周波数の信号が高
周波成分として除去される。
【0058】図4に戻って、サンプルホールド回路8か
ら出力された信号φDはフィルタ回路4に入力される。
その結果、フィルタ回路4内において階段状の波形はな
めらかな出力信号φBとなる。
【0059】このとき、サンプルホールド回路8でのサ
ンプリング周波数が高いほど階段状の波形は細かくな
る。その結果、図8に示すようにフィルタ回路4から出
力される出力信号φBの波形図もなめらかになる。
【0060】図9は図4に示したLPF400の周波数
特性を示す図である。なお、サンプリング周波数は70
0KHzとしている。図9を参照して、700KHzを
超えた辺りからスロープ特性は急峻となる。よって、図
4に示したLPF400は、ノイズとなる高周波成分を
十分に除去することができる。
【0061】本実施の形態によるLPF400では、サ
ンプルホールド回路8内に2つのホールド回路9,10
を備えている。これにより、一方のホールド回路が保持
した電圧を出力している間に、他方のホールド回路はサ
ンプリングを行うことができる。よって、差分信号φC
の電圧のサンプリング期間を短くしても、その電圧値を
正確にサンプリングすることができる。なお、図5にお
いては、ホールド回路を2つとしたが、サンプリング期
間をより短く、かつ、サンプリングをより正確にするた
めにホールド回路を2よりも多く備えることもできる。
この場合、切換回路11の入力ノード数はホールド回路
数と同じである。
【0062】図10はこの発明のさらに他の実施の形態
によるLPFの構成を示す回路図である。
【0063】図10を参照して、LPF600はLPF
700と比較して、新たにフィルタ回路12が追加され
ている。フィルタ回路12はDAC7と差分演算回路2
との間に接続される。その他の構成については図1と同
じであるため、その説明は繰り返さない。
【0064】LPF600はフィルタ回路12とフィル
タ回路4とを備える。よって、LPF600は2次のフ
ィルタ回路となる。一般的にLPFはその次数を上げる
ことで、スロープ特性を急峻とすることができる。よっ
て、LPF600はノイズとなる高周波成分をより除去
できる。
【0065】図11は本発明のさらに他の実施の形態に
おけるLPFの構成を示す回路図である。図11を参照
して、LPF100は、差分演算回路2と、電圧電流変
換回路3と、フィルタ回路15と、コンデンサC1とを
備える。
【0066】フィルタ回路15は差分演算回路2と電流
電圧変換回路3との間に接続される。その他の回路構成
については図1と同じであるため、その説明は繰り返さ
ない。
【0067】次に、LPF100内のフィルタ回路15
の動作について説明する。
【0068】初めに、図11に示すLPF100の周波
数特性と、図10に示すようにフィルタ回路12を差分
演算回路2の前に挿入したLPF600の周波数特性と
の違いについて説明する。
【0069】図12はLPF100とLPF600の周
波数特性を示した図である。
【0070】周波数特性FAはLPF100の周波数特
性である。また、周波数特性FBはLPF600の周波
数特性である。
【0071】図12に示すように、周波数特性FAのス
ロープ特性と周波数特性FBのスロープ特性とはほぼ等
しくなる。なぜなら、LPF100及びLPF600と
もに2次のフィルタを構成するからである。
【0072】しかしながら、周波数特性FAの通過域の
ゲインの減衰は周波数特性FBのゲインの減衰よりも抑
えられている。この理由について以下説明する。
【0073】LPFの周波数特性を規定するファクタと
して、クオリティファクタ(以下Q値と称する)があ
る。Q値を上げた場合、周波数特性の通過域の電気信号
を増幅する効果が現れる。よって、Q値を自由に上げれ
れば、周波数特性の通過域のゲインの減衰を抑えること
ができる。
【0074】一般にLPFの伝達関数Avは以下の式で
表される。
【数1】
【0075】ここで、sはラプラス変換子、ωは遮断
周波数、QはQ値、Hは利得係数を示す。以下、H=1
として計算する。
【0076】アナログ信号φAの電圧をViとし、出力
信号φBの電圧をVとすると、LPF100の伝達関
数Av100は以下の式となる。
【数2】
【0077】ここで、Rは抵抗素子Rの抵抗値を、
はコンデンサCの容量を、C はコンデンサC
の容量を、Gは電圧電流変換回路3の電圧電流変換定数
を示す。
【0078】式(2)と式(3)とから、LPF100
のQ値(Q100)を求めると以下の式となる。
【数3】
【0079】式(4)より、抵抗値R、容量C,C
、電圧電流変換定数Gの組み合わせでLPF100の
Q値を上げることができる。
【0080】次に、LPF600の伝達関数Av600
を求めると以下の式となる。
【数4】
【0081】式(2)と式(5)とからLPF600の
Q値(Q600)は以下の式となる。
【数5】
【0082】式(6)より、LPF600のQ値は、R
,C,C,Gの組み合わせによっても1/√2よ
りも大きい値とはならない。
【0083】以上より、差分演算回路2の後にフィルタ
回路15を挿入したLPF100の方が差分演算回路2
の前にフィルタ回路12を挿入したLPF600より
も、Q値を上げることができる。よって、周波数特性F
Aの方が周波数特性FBよりも通過域のゲインの減衰を
抑えることができる。
【0084】次に、図11に示したLPF100の周波
数特性と、図1に示すようにLPF100からフィルタ
回路15を除いたLPF700の周波数特性との違いに
ついて説明する。
【0085】図13はLPF100とLPF700の周
波数特性を示した図である。
【0086】図13を参照して、LPF700は1次フ
ィルタであるのに対し、LPF100は2次フィルタで
あるため周波数特性FAの方がLPF700の周波数特
性FCよりそのスロープ特性が急峻となっている。
【0087】さらに、周波数特性FAの方が周波数特性
FCよりも通過域のゲインの減衰を抑制している。これ
は、1次フィルタであるLPF700では周波数特性の
通過域のゲインを調整することができないが、2次フィ
ルタであるLPF100はQ値を上げることで、周波数
特性の通過域のゲインを抑制するように調整ができるか
らである。
【0088】以上より、LPF100は差分演算回路2
の後にフィルタ回路15を備えることで、周波数特性の
通過域のゲインの減衰を抑制することができる。その結
果、LPF100はノイズとしての高周波成分を除去で
きる。
【0089】図14はこの発明の他の実施の形態による
LPFの構成を示す回路図である。
【0090】図14を参照して、LPF200はLPF
100と比較して、DAC7と差分演算回路2との間に
フィルタ回路13が追加されている。フィルタ回路13
は抵抗素子R2とコンデンサC5とを含む。抵抗素子R
2はDAC7と差分演算回路2との間に接続され、コン
デンサC5の一端は抵抗素子R2と差分演算回路2との
間に接続され、他端は接地電位ノード201に接続され
る。その他の構成はLPF100と同じであるため、そ
の説明は繰り返さない。
【0091】LPF200は3次フィルタとなってお
り、LPF100と比較して次数が高い。よって、LP
F200の周波数特性はLPF100の周波数特性と比
較して、そのスロープ特性は急峻となり、より高周波成
分を除去することができる。
【0092】図15は本発明のさらに他の実施の形態に
よるLPFの構成を示す回路図である。
【0093】図15を参照して、LPF900はLPF
200と比較して、DAC7と出力ノードN1との間に
フィルタ回路14が追加されている。その他の回路構成
についてはLPF200と同じである。
【0094】フィルタ回路14は抵抗素子R3とコンデ
ンサC1とで構成される。なお、フィルタ回路14とフ
ィルタ回路4とはコンデンサC1を共有する。
【0095】次にLPF900の動作について説明す
る。
【0096】差分演算回路2から出力される差分信号φ
Cが電圧電流変換回路3で電流値に変換され、コンデン
サC1が充電(又は放電)される。ここで、フィルタ回
路14とフィルタ回路4とがコンデンサC1を共有して
いることから、出力信号φBはフィルタ回路14の出力
信号とフィルタ回路14の出力信号との加算値となる。
よって、この加算値が差分演算回路2に帰還される。
【0097】フィルタ回路14の時定数はフィルタ回路
13の時定数よりも大きく設定されている。よって、フ
ィルタ回路14は高周波成分の除去能力が大きい。フィ
ルタ回路14の出力信号はフィルタ回路4の出力信号と
加算され、出力信号φBとしてLPF900から出力さ
れる。よって、出力信号φBから高周波成分を除去でき
る。時定数を大きくすると、必要な周波数帯域まで減衰
されてしまうが、差分演算回路2により、フィルタ回路
13の出力信号と出力信号φBとを差分し、その差分値
によりコンデンサC1が充電(又は放電)されるため、
必要な周波数帯域の減衰を防止できる。
【0098】さらにLPF900はフィルタ次数が高い
ため、スロープ特性を急峻にできる。
【0099】図16はさらに他の実施の形態によるLP
Fの構成を示す図である。図16を参照して、LPF5
00は、図4に示したLPF400と比較して、新たに
差分演算回路22と電圧電流変換回路23とコンデンサ
C5とを含む。
【0100】差分演算回路22はノードN1と電圧電流
変換回路23との間に接続される。コンデンサC5の一
端は電圧電流変換回路23の出力端子に接続され、他端
は接地電位ノード201に接続される。電圧電流変換回
路23とコンデンサC5とはフィルタ回路40を構成す
る。LPF500は電圧電流変換回路23とコンデンサ
C5の接続点である出力ノードN21から出力信号φE
を出力する。差分演算回路22はノードN1からの出力
信号φBと出力信号φEの差分値を出力する。その他の
構成はLPF400と同じであるため、その説明は繰り
返さない。
【0101】以上の構成を有するLPF500はサンプ
ルホールド回路8により、高周波成分が除去された出力
信号φBを生成する。さらに、フィルタ回路40により
ベクトル状の出力信号φBは極めてなめらかな出力信号
φEとなる。LPFはサンプルホールド回路により高周
波成分を除去することが可能であるが、サンプリング信
号φSのサンプリング周波数が低い場合に、出力信号φ
Bの波形がなめらかでなくなる可能性もある。よって、
出力信号φBの波形をなめらかにする必要がある。よっ
て、LPF500は高周波成分を除去し、さらに出力信
号の波形をなめらかにすることができる。
【0102】以上、本発明の実施の形態を説明したが、
上述した実施の形態は本発明を実施するための例示に過
ぎない。よって、本発明は上述した実施の形態に限定さ
れることなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で上述した
実施の形態を適宜変形して実施することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるLPFの構成を示す
回路図である。
【図2】図1中の電圧電流変換回路の構成の一例を示す
回路図である。
【図3】図1に示したLPFの動作を説明するための波
形図である。
【図4】図1に示したLPFと異なるLPFの構成を示
す図である。
【図5】図4中のサンプルホールド回路の詳細な構成を
示す回路図である。
【図6】図4に示したLPFの動作を説明するための波
形図である。
【図7】図5に示したサンプルホールド回路の動作を説
明するための波形図である。
【図8】図4に示したLPFの出力信号の波形図であ
る。
【図9】図4に示したLPFの周波数特性を示す図であ
る。
【図10】本発明の他の実施の形態によるLPFの構成
を示す回路図である。
【図11】本発明のさらに他の実施の形態によるLPF
の構成を示す回路図である。
【図12】図10及び図11に示したLPFの周波数特
性を示す図である。
【図13】図10及び図1に示したLPFの周波数特性
を示す図である。
【図14】この発明のさらに他の実施の形態によるLP
Fの構成を示す回路図である。
【図15】この発明のさらに他の実施の形態によるLP
Fの構成を示す回路図である。
【図16】この発明のさらに他の実施の形態によるLP
Fの構成を示す回路図である。
【図17】従来のオーディオ装置におけるLPFの構成
を示す回路図である。
【図18】図17に示したLPFの出力信号の波形図で
ある。
【符号の説明】
2,22 差分演算回路 3,23 電圧電流変換回路 4,12〜15,40 フィルタ回路 7 DAC 8 サンプルホールド回路 9,10 ホールド回路 11 切換回路 20 制御回路 C1〜C5,C201,C202 コンデンサ N1,N2,N21 ノード OP201 オペアンプ OP31 オペアンプ R1〜R3,R31〜R36,R201,R202 抵
抗素子 SW1〜SW3 スイッチング素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 里見 大阪府寝屋川市日新町2番1号 オンキヨ ー株式会社内 Fターム(参考) 5J022 AB01 BA02 CA07 CA10 CB06 CF02 CF05 CF07 5J098 AB02 AB25 AB27 AD11 CA02 CB02 CB06

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号の高周波成分を減衰させてその
    低周波成分を出力信号として出力する低域通過フィルタ
    であって、 前記入力信号から前記出力信号を減算して差分信号を出
    力する差分演算手段と、 前記差分演算手段から出力される電圧を電流に変換する
    電圧電流変換手段と、 前記電圧電流変換手段から出力される電流を受けて電荷
    を蓄積することにより前記出力信号を生成する容量手段
    とを備えたことを特徴とする低域通過フィルタ。
  2. 【請求項2】 入力信号の高周波成分を減衰させてその
    低周波成分を出力信号として出力する低域通過フィルタ
    であって、 前記入力信号から前記出力信号を減算して差分信号を出
    力する差分演算手段と、 前記差分演算手段から出力される差分信号の高周波成分
    を減衰させてその低周波成分を出力する第1のフィルタ
    手段と、 前記第1のフィルタ手段から出力される電圧を電流に変
    換する電圧電流変換手段と、 前記電圧電流変換手段から出力される電流を受けて電荷
    を蓄積することにより前記出力信号を生成する容量手段
    とを備えたことを特徴とする低域通過フィルタ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の低域通過フィルタであ
    ってさらに、 前記入力信号の高周波成分を減衰させてその低周波成分
    を出力する第2のフィルタ手段を備え、 前記差分演算手段は前記第2のフィルタ手段から出力さ
    れる前記入力信号の低周波成分から前記出力信号を減算
    して前記差分信号を出力することを特徴とする低域通過
    フィルタ。
  4. 【請求項4】 入力信号の高周波成分を減衰させてその
    低周波成分を出力信号として出力する低域通過フィルタ
    であって、 前記入力信号から前記出力信号を減算して差分信号を出
    力する差分演算手段と、 前記差分演算手段から出力される差分信号をサンプリン
    グしかつホールドするサンプルホールド手段と、 前記サンプルホールド手段から出力される電圧を電流に
    変換する電圧電流変換手段と、 前記電圧電流変換手段から出力される電流を受けて電荷
    を蓄積することにより前記出力信号を生成する容量手段
    とを備えたことを特徴とする低域通過フィルタ。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の低域通過フィルタであ
    って、 前記サンプルホールド手段は、 互いに異なるタイミングで前記差分信号をサンプリング
    しかつホールドする複数のサンプルホールド回路と、 前記複数のサンプルホールド回路の出力を順に切り換え
    る切換回路とを含むことを特徴とする低域通過フィル
    タ。
  6. 【請求項6】 入力信号の高周波成分を減衰させてその
    低周波成分を出力する第1の低域通過フィルタ手段と、 前記第1の低域通過フィルタ手段の出力信号の高周波成
    分を減衰させてその低周波成分を出力する第2の低域通
    過フィルタ手段とを備え、 前記第1の低域通過フィルタ手段は、 前記入力信号から前記第1の低域通過フィルタ手段の出
    力信号を減算して差分信号を出力する第1の差分演算手
    段と、 前記第1の差分演算手段から出力される差分信号をサン
    プリングしかつホールドするサンプルホールド手段と、 前記サンプルホールド手段から出力される電圧を電流に
    変換する第1の電圧電流変換手段と、 前記第1の電圧電流変換手段から出力される電流を受け
    て電荷を蓄積することにより前記第1の低域通過フィル
    タ手段の出力信号を生成する第1の容量手段とを含み、 前記第2の低域通過フィルタ手段は、 前記第1の低域通過フィルタ手段の出力信号から前記第
    2の低域通過フィルタ手段の出力信号を減算して差分信
    号を出力する第2の差分演算手段と、 前記第2の差分演算手段から出力される電圧を電流に変
    換する第2の電圧電流変換手段と、 前記第2の電圧電流変換手段から出力される電流を受け
    て電荷を蓄積することにより前記第2の低域通過フィル
    タ手段の出力信号を生成する第2の容量手段とを含むこ
    とを特徴とする低域通過フィルタ。
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