JP2003282731A - 半導体装置 - Google Patents
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Abstract
によって生じる配線(特に、ワード線、ビット線)端部
における傾き、倒れの現象を見出し、この現象の原因を
解明すると共に、この現象によって生じる問題を解決す
ることである。 【解決手段】 一方向に延びるワード線の端部に、非対
称なコンタクトを設けたDRAMセルアレイパターンに
おいて、当該非対称なコンタクトによって、コンタクト
近傍に生じるワード線の傾きをコンタクトとワード線と
の間に、張り出し部を設けることによって是正する。張
り出し部は、ワード線に対して対称となるように設けて
も良いし、非対称なコンタクトの張り出し方向と反対側
に設けても良い。ワード線だけでなく、ビット線に対し
ても同様な張り出し部が設けられても良い。
Description
に、DRAM等のように、微細加工を要する半導体装置
に関するものである。
プロセスのマージンが極めて少なくなっている。この傾
向は、大容量化が要求されているメモリデバイス、特
に、DRAMにおいて顕著である。ここで、図7を参照
して、従来のDRAMセルアレイパターンについて具体
的に説明する。図示されたDRAMセルアレイパターン
は、二次元平面上に、メモリセル領域21と、メモリセ
ル領域21の外周部に設けられたダミーセル領域22と
を有し、図示されたダミーセル領域22はメモリセル領
域21の上下左右に配置されている。このダミーセル領
域22は製造プロセスの微細化により、メモリセル領域
21の外周部に生じる光近接効果による形状の乱れによ
る影響を軽減するために配置されている。
領域22の外側には、ワードドライバ部23が配置さ
れ、他方、図の左右両側にはセンスアンプ部24(図で
は右側のセンスアンプ部のみが示されている)が配置さ
れている。
ドライバに接続されるコンタクト部分(ワードドライバ
用コンタクト部と呼ぶ)38は、ダミーセル領域22上
を介してメモリ領域21に延びるワード線32にそれぞ
れ接続され、他方、センスアンプ部24の各センスアン
プはダミーセル領域22を介してビット線33に接続さ
れている。ここで、ビット線33の延在する方向をX方
向、ワード線32の延在する方向をY方向とすれば、各
ワードドライバ部23はY方向のワード線32の両端部
に配置されていることが分る。
用コンタクト部38及びセンスアンプの占有する面積
は、メモリセル、ワード線32のピッチより不可避的に
広くなってしまう。ここで、各ワード線32に対して対
称的な形状を有するワードドライバ用コンタクト部38
をY方向の一端部にだけ配置したのでは、隣接するワー
ドドライバの間隔を充分に取るために、ワードドライバ
部23の占有面積が大きくなってしまう。このため、図
示された例では、ワードドライバ用コンタクト部38を
ワード線32のY方向の両端に交互に配置する構成、即
ち、オルタ―ネート型構成が採用されている。この構成
を採用した場合,ワード線32の一端部には、1本置き
のワード線32に、ワードドライバ用コンタクト部38
が配置されることになる。また、ワード線32の上部に
配置されたワードドライバ用コンタクト部38の形状
は、各ワード線32のY方向中心に対して、非対称であ
り、図示された例の場合、図の左側に張り出すようなパ
ターンを有している。この結果、ワードドライバ用コン
タクト部38は、当該ワードドライバ用コンタクト部3
8のワード線32の左側に位置するワード線32の端部
と平面的に対向する部分を有している。他方、ワード線
32の下部に配置されたワードドライバ用コンタクト部
38の形状は、各ワード線32のY方向中心に対して、
非対称であり、図示された例の場合、図の右側に張り出
すようなパターンを有している。この結果、ワードドラ
イバ用コンタクト部38は、当該コンタクト部38のワ
ード線32の右側に位置するワード線32の端部と平面
的に対向する部分を有している。
ことにより、ワードドライバ領域23の全体的な面積を
縮小することができると共に、メモリセル領域21の上
下両側に配置されるワードドライバ領域23を共通の設
計ルールで設計できる。
域21に比較して、ワードドライバ領域23で疎とな
る。換言すれば、上に述べた構成の場合、メモリセルア
レイ端部等において、パターンの密度は密から疎に変化
することになる。
ーンのX1線における断面を図8に示す。半導体基板2
6内に島状に形成された拡散層31上に、絶縁膜を介し
て、ワード線32がY方向に配列されており、他方、ワ
ード線32上には、絶縁膜を介してX方向にビット線3
3が配列されている。更に、ビット線33上には、層間
絶縁膜を介して、ポリシリコン等によって形成された対
向電極35が配置されており、ワード線32とビット線
33との交差部分に形成されたメモリセルに対して所定
の容量を与えるために、当該対向電極35とメモリセル
の一部を構成する拡散層31とが、ストレージノード3
4のストレージコンタクト部分36により電気的に接続
されている。更に、ビット線33はビット線コンタクト
37により、拡散層31に接続されている。
は、ワード線32及びビット線33の近傍における半導
体基板26に形成された拡散層31まで達するコンタク
ト孔内に形成されており、図8に示されているように、
2つのストレージコンタクト部分36によって、挟まれ
た状態になるワード線32も生じる。
にワード線32の間隔が狭くなると、ワード線32の中
には、端部において倒れたり、或いは、傾いたりするも
のが観察された。更に、よく観察すると、倒れたり、傾
いたりするワード線32は、ワードドライバを接続する
コンタクト部38に接続されたワード線32に限られ、
コンタクト部38に接続されない状態で終端されたワー
ド線32には傾き等は生じないことが分った。
2部分は、図7に示されたコンタクト部38に隣接して
いることも分かった。このため、コンタクト部38に接
続され、傾いた状態にあるワード線32に隣接したスト
レージコンタクト部分36では、図8の破線で囲まれた
部分のように、ストレージコンタクト部分36が充分に
は開かなくなり、最悪の状態では、オープン状態になる
ことが判明した。この結果、ストレージコンタクト部分
36におけるコンタクト抵抗が上昇して、DRAMの歩
留まりを低下させていることが分った。このことは、ワ
ード線に限らず、ビット線においても同様であった。
端部等のようにパターン密度が密から疎へ変化する個
所、即ち、図9の部分10におけるパターンの構成が歩
留まりに影響を与えることを見出し、その改善策を提案
するものである。
ビット線等における傾きの現象を見出し、その原因を究
明して、ワード線、ビット線等の傾きによる影響の無い
半導体装置を提供することである。
化しても、歩留まりを改善できる半導体装置を提供する
ことである。
ば、前述したように、DRAM等の半導体装置では、メ
モリセルアレイ端部におけるパターンの倒れ、傾きが観
察されることが多くなってきたが、このうち、ワード線
の端部におけるパターンの倒れ、傾きは、ワードドライ
バへの接続部分の形状に依存していることが分った。即
ち、図7に示すように、ワード線32に接続されたコン
タクト部38のパターンがワード線32の延在方向、
(Y方向)に対して非対称である場合、ワード線32の
倒れ、傾きは、コンタクト部38の張り出し方向に発生
することが観察された。このことは、パターンの倒れ、
傾きは、メモリセルアレイの外周に配置されたワードド
ライバの形状のアンバランス、即ち、ワードドライバの
張り出し形状に起因することが判明した。
図9に示すように、ワード線32の延在方向に対して非
対称なコンタクト部38にワード線32が接続される
と、コンタクト部38に近接した位置のワード線32の
破線部分が、製造プロセスにおけるワード線32形成後
の熱処理により、形状的なアンバランスにより、コンタ
クト部38の張り出し方向に(図9では右側)に引っ張
られ、セルアレイ端部において、1本置きにワード線3
2が傾く現象が確認され、その結果として、図8に示す
ように、ワード線32の間隔が狭くなってしまうことが
分った。
施形態では、メモリセルアレイのダミーセル部分でワー
ドドライバーと接続する側のワード線に均等の張り出し
を設け、これにより、コンタクト部38によるアンバラ
ンスが内側のメモリセル領域には影響しないようにし、
外側のワードドライバへは、張り出しの範囲内で接続可
能になるようにする。張り出しの大きさについては、光
近接効果を考慮して決定する。これはビット線とセンス
アンプとの接続部においても、同様な構成を採用するこ
とが可能である。
クト部38の形状をワード線32のY方向に対して対称
的なパターンにすれば、上記のようにワード線に均等な
張り出し部を追加しなくても傾きを防止できることも確
認された。この場合、メモリ領域から引き出されたコン
タクト部38を上下から挟むワードドライバ領域23の
位置がずれてしまい、一方のワードドライバ領域におけ
る配線ルールをそのまま他方のワードドライバ領域の配
線ルールには適用できなくなるが、0.15μm以下の
設計ルールでは、ピッチのずれに伴う位置ずれ、及び、
位置すれによる面積の拡大は極めて小さい。
る。
ビット線、及び、これらワード線及びビット線に隣接し
て配置されるストレージノードとを備えた半導体装置に
おいて、前記ワード線及びビット線の少なくとも一方に
は、その端部における傾きを防止する平面パターンが設
けられていることを特徴とする半導体装置が得られる。
において、前記傾きを防止する平面バターンは、前記ワ
ード線に設けられていることを特徴とする半導体装置が
得られる。
において、前記張り出し部は、それぞれ矩形形状を有し
ていることを特徴とする半導体装置が得られる。
において、前記張り出し部は、両側に対称的な形状のテ
ーパを有していることを特徴とする半導体装置が得られ
る。
4の態様のいずれかにおいて、前記張り出し部はワード
ドライバ接続用コンタクト部とダミーセル部との境界部
に設けられていることを特徴とする半導体装置が得られ
る。
リセルを含むメモリセル領域と、該メモリセル領域を互
いに対向する両側から挟む2つのワードドライバ領域と
を備えた半導体装置において、前記メモリ領域は、前記
2つのワードドライバ領域間に一方向に延びる複数のワ
ード線と、該ワード線と交差する方向に延びるビット線
と、前記各ワードドライバ領域に配置され、前記ワード
線に対して1本置きに接続された非対称形状のワードド
ライバ用コンタクト部とを備え、前記ワード線のワード
ドライバ用コンタクト部に隣接した位置には、前記非対
称形状のワードドライバ用コンタクト部によって生じる
当該ワード線の傾きを防止する平面パターンが配置され
ていることを特徴とする半導体装置が得られる。
において、前記非対称形状のワードドライバ用コンタク
ト部は、対応するワード線の片側に突出した形状を備
え、前記平面パターンは、前記コンタクトの突出側と
は、反対側に前記ワード線から張り出した張り出し部を
少なくとも備えていることを特徴とする半導体装置が得
られる。
において、前記張り出し部は前記ワード線の両側に均等
に張り出していることを特徴とする半導体装置が得られ
る。
において、前記張り出し部は、前記ワード線に対して対
称的な矩形形状を有していることを特徴とする半導体装
置が得られる。
様において、前記張り出し部は、前記ワード線に対して
対照的なテーパ形状部分を備えていることを特徴とする
半導体装置が得られる。
10の態様のいずれかにおいて、前記ビット線の端部
に、ビット線の傾きを防止する平面パターンを備えてい
ることを特徴とする半導体装置が得られる。
モリセルを含むメモリセル領域と、該メモリセル領域を
互いに対向する両側から挟む2つのワードドライバ領域
とを備え、0.15μm以下の設計ルールによって製作
された半導体装置において、前記メモリ領域は、前記2
つのワードドライバ領域間に一方向に延びる複数のワー
ド線と、該ワード線と交差する方向に延びるビット線
と、前記各ワードドライバ領域に配置され、前記ワード
線に対して1本置きに接続されたワードドライバ用コン
タクト部とを備え、前記ワード線のワードドライバ用コ
ンタクト部は、前記ワード線に対して対称的な形状を備
え、これによって、当該ワード線の傾きを防止すること
を特徴とする半導体装置が得られる。
線、信号伝送用配線を有する半導体装置において、前記
配線に当該配線の延在方向に対して非対称な形状のパタ
ーンが存在する場合、前記配線の延在方向に対して対称
的な形状の張り出し部からなる平面パターンを前記配線
に設けて、半導体装置の製造プロセスにおいて前記非対
称な形状のパターンが原因となって生じる応力が、前記
平面パターンの先の前記配線に伝わることを抑制したこ
とを特徴とする半導体装置が得られる。
み説明するが、本発明は、微細加工によって製造される
他の半導体装置、例えば、SRAM、ROM、フラッシ
ュメモリや、メモリを有するMPU等にも適用できる。
の一実施の形態に係るDRAMセルアレイパターンを説
明する。図1は当該DRAMセルアレイパターンの平面
図であり、図2は図1のX1に沿う断面図である。
する部分は、同一の参照番号で示されている。図からも
明らかな通り、図示されたDRAMセルアレイパターン
は、図7と同様に、メモリセル領域21、ダミーセル領
域22、ワードドライバ部23、センスアンプ部24、
メモリセルトランジスタを形成する拡散層31とを備え
ている。更に、ワード線32、ビット線33、データを
蓄積する容量となるストレージノード34、ストレージ
ノードの対向電極35、ストレージノードと拡散層を接
続するストレージノードコンタクト36、ビット線33
と拡散層31を接続するビット線コンタクト37、ワー
ド線32とワードドライバ(図示せず)を接続するコン
タクト部38が設けられている。ワードドライバ部23
はオルターネート方式でワード線2本につき、1台ワー
ドドライバが接続され、図1の上下から1本置きに、コ
ンタクト部38を介してワード線32へ接続されてい
る。
外周に、ダミーセル領域22が設けられており、更に、
その外側にワードドライバ部23及びセンスアンプ部2
4が配置されている。
DRAMセルアレイパターンは、図1の上下に配置され
たワードドライバ23とダミーセル領域22との境界領
域にあるワード線32に、ワード線32の左右に均等に
張り出した張り出し部(即ち、平面パターン)40を設
けている点で、図6〜図8に示された従来のDRAMメ
モリセルアレイパターンと異なっている。即ち、パター
ン密度が疎から密に変化するメモリセル領域21の外周
で、ワードドライバと接続するコンタクト部38を備え
た側のワード線32に、その中心に対し任意の長さで対
称的な形状を有する張り出し40が設けられている。こ
の張り出し部40を設けることにより、この張り出し部
40より内側に設けられたメモリセル領域21上へのワ
ード線32にアンバランスな応力が加わらないようにし
ている。
状を有し、ワード線32の両側に、それぞれ突出した2
つの角型の突出部によって構成している。これら突出部
は隣接するワード線32に達しない程度の幅だけ、ワー
ド線32から張り出している。この場合、張り出し部4
0のワード線32の片側への突出幅は、ワード線32と
ワードドライバを接続するコンタクト部38のX方向へ
の幅と同等又は狭ければ、ワード線32のピッチに影響
を与えない。したがって、この構成では、各ワード線3
2に張り出し部40を設けても、面積の拡大は生じな
い。
領域22上に配置されたワード線32の一方の端部に
は、張り出し部40と同一形状の張り出し部40’だけ
が設けられており、コンタクト部38は設けられていな
い。
はワード線32のピッチに影響を与えないため、コンタ
クト部38の大きさにも影響を与えず、結果的に、コン
タクト部38より外側に設けられるワードドライバは、
ワード線32のピッチを変更することなく接続可能にな
る。
クパターンと当該マスクパターンによって形成されたる
パターンとが形状的に変化してしまう光近接効果を考慮
し、配線のオープンやショートが起こらない範囲で最大
限に広げるようにする。例えば、幅0.15μm、間隔
0.15μmピッチのワード線32の場合、片側0.1
5μmの張り出しを設け、間隔は全て0.15μmにな
るようにすれば良い。
外周でワード線32の延在方向(Y方向)の両側に均等
の張り出しを設けている。この構成により、図1に示す
ように、ワードドライバとのコンタクト部38の形状
が、ワード線32の延在方向に対して対称でなくても、
製造時の熱処理でワード線32の倒れ、傾きを防止でき
る。これは、張り出し部40により内側のメモリセル領
域21へは張り出しが橋桁の役目を果たし、ワード線3
2の倒れが起こらないようにする。
ン等によって形成されたワード線32には、コンタクト
部38の近傍においても、図8に示されたような傾きが
生じないことが観測された。このことは、図1に示すよ
うな張り出し部40、40’を非対称なコンタクト部3
8に隣接して設けることにより、非対称なコンタクト部
38によって各ワード線32に加わる応力をバランスさ
せることができるためであると考えられる。このことを
考慮すると、張り出し部40は、ワード線32の両側に
設ける必要はなく、コンタクト部38の張り出し方向と
逆方向に設けるだけでも良い。
り出し部40、40’の形成によって傾きが生じないた
め、ストレージノード34から、半導体基板26に形成
された拡散層31に達するストレージノードコンタクト
36が、ワード線32の傾きによって影響を受けること
が無い。したがって、ストレージノードコンタクト36
の大きさを一定に保つことができ、コンタクト抵抗を一
定に維持することができる。
ル領域21でワード線32の倒れ、傾きが起こらないた
め、ワード線32の間隔を均等にすることができる。こ
の構成によれば、従来のように、ワード線32の間隔が
狭くなった場合、ワード線32間に開口しているストレ
ージノードコンタクト36が、所望サイズを確保できな
いために発生していた、高抵抗での接続又はオープンに
よる不良を無くすことができる。したがって、本発明に
係るDRAMメモリセルアレイパターンは歩留まりの向
上を図ることができる。
一のメモリセルを例にとって説明する。半導体基板26
には、STI(shallow trench iso
lation)により絶縁領域261が設けられてお
り、この間には、拡散層31が形成されている。図示さ
れた例では、絶縁領域261は半導体基板26中に拡散
層31よりも深く形成されている。
定幅を有するワード線32が設計ルールによって定まる
間隔で配列されており、各ワード線32は絶縁膜42に
よって覆われている。図示されたワード線32は、当該
ワード線32の厚さより薄い厚さの絶縁膜によって覆わ
れた状態で半導体基板26上に配列されている。各ワー
ド線32の上部には、絶縁膜42よりも厚い絶縁膜が堆
積され、当該絶縁膜上には、ワード線32と交叉する方
向に配置されたビット線33が破線で示すように配列さ
れている。
膜が設けられ、この層間絶縁膜上には、所定厚さの対向
電極35が配置されている。対向電極35はストレージ
ノード34を介して拡散層31に接続されている。ここ
で、対向電極35はポリシリコンによって形成されてい
る。この構成において、ストレージノード34は、拡散
層31と、ワード線32間に設けられた非常に狭いコン
タクト領域に達するストレージノードコンタクト36に
より接続されている。ここで、ストレージノードコンタ
クト36はセルフアライメントにより形成されるが、本
発明では、ワード線32に倒れ、傾き等が生じないた
め、当該ストレージノードコンタクト36を確実に拡散
層31上に形成することができる。
Mセルアレイバターンを示す平面図である。図4に示さ
れたアレイパターンは、ワード線32に設けた張り出し
部40aの形状が図1の張り出し部40の形状と異なる
以外、図1のアレイパターンと同様である。即ち、図4
に示された張り出し部40aは、張り出し部40aのメ
モリセル側をテーパ状にしている点で、図1の矩形形状
の張り出し部40とは異なっている。光近接効果を考慮
すると、図4のように、張り出し部40aをテーパ形状
にした方が、張り出し部の形状が良くなる場合もあるこ
とが確認された。
Mセルアレイパターンを示す図である。図5に示された
パターンは、ビット線33の端部に、張り出し部45を
設けた以外、図1と同様である。この例では、ワード線
32のコンタクト部38近傍に、張り出し部40が設け
られると共に、ダミー領域22のワード線32の端部に
も張り出し部40’が設けられている。このパターン構
成によれば、ストレージノードコンタクト36は、ビッ
ト線33の間も通過するので、ビット線33の傾き対策
も行っていることが分る。したがって、この構成では、
ワード線32だけでなく、ビット線33における傾き、
倒れを防止でき、より均一にストレージノードコンタク
ト36を形成することができる。
3の延在方向(X方向)に対して対称的な矩形形状を有
している。
RAMセルアレイパターンを示す平面図である.図6で
は、0.15μm以下の設計ルールを採用したDRAM
セルアレイパターンに対して、本発明を適用した例であ
る。図示されているように、ワード線32及びビット線
33には張り出し部を設けず、ワード線32とワードド
ライバを接続するコンタクト部38をワード線32方向
に対称的な形状にしている。この構成は、ダミーセルを
使用しない場合でもメモリセルアレイ端部の形状を均一
にすることができる。
ードドライバ部23と、下側に配置されるワードドライ
バ部23とが、レイアウト上、ワード線32の1ピッチ
に相当する分だけ、互いにずれることになるが、ワード
線32のピッチが小さい場合には、実際上、問題とはな
らない。
DRAMのセルアレイパターンを例に取って説明した
が、本発明はDRAMに限らず、SRAM、ROM、フ
ラッシュメモリ、MPU等、多層配線構造を有し、0.
15μm程度のピッチで配線が行われる半導体装置に適
用できる。
発生するワード線の傾きが起こらなくなり、ストレージ
ノードコンタクトのスペースが確保されるため、メモリ
セルアレイ端でのビット不良が改善され、歩留まりが向
上する。
アレイパターンを説明する平面図である。
場合を示す断面図である。
である。
イパターンを示す平面図である。
アレイパターンを示す平面図である。
イパターンを示す平面図である。
す平面図である。
明らかにする一部断面図である。
らかにするための一部平面図である。
接続するコンタクト部 40、40’、40a 張り出し部
Claims (9)
- 【請求項1】 ワード線、ビット線、及び、これらワー
ド線及びビット線に隣接して配置されるストレージノー
ドとを備えた半導体装置において、前記ワード線及びビ
ット線の少なくとも一方には、その端部における傾きを
防止する平面パターンが設けられていることを特徴とす
る半導体装置. - 【請求項2】 請求項1において、前記ワード線及びビ
ット線の少なくとも一方に設けられた平面パターンは、
前記ワード線及びビット線の少なくとも一方の両側に互
いに等しい形状を有する張り出し部によって構成されて
いることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項3】 請求項2において、前記張り出し部は、
それぞれ矩形形状を有していることを特徴とする半導体
装置。 - 【請求項4】 請求項2において、前記張り出し部は、
両側に対称的な形状のテーパを有していることを特徴と
する半導体装置。 - 【請求項5】 請求項2乃至4のいずれかにおいて、前
記張り出し部はワードドライバ接続用コンタクト部とダ
ミーセル部との境界部に設けられていることを特徴とす
る半導体装置。 - 【請求項6】 複数のメモリセルを含むメモリセル領域
と、該メモリセル領域を互いに対向する両側から挟む2
つのワードドライバ領域とを備えた半導体装置におい
て、前記メモリ領域は、前記2つのワードドライバ領域
間に一方向に延びる複数のワード線と、該ワード線と交
差する方向に延びるビット線と、前記各ワードドライバ
領域に配置され、前記ワード線に対して1本置きに接続
された非対称形状のワードドライバ用コンタクト部とを
備え、前記ワード線のワードドライバ用コンタクト部に
隣接した位置には、前記非対称形状のワードドライバ用
コンタクト部によって生じる当該ワード線の傾きを防止
する平面パターンが配置されていることを特徴とする半
導体装置。 - 【請求項7】 請求項6において、前記非対称形状のワ
ードドライバ用コンタクト部は、対応するワード線の片
側に突出した形状を備え、前記平面パターンは、前記コ
ンタクトの突出側とは、反対側に前記ワード線から張り
出した張り出し部を少なくとも備えていることを特徴と
する半導体装置。 - 【請求項8】 複数のメモリセルを含むメモリセル領域
と、該メモリセル領域を互いに対向する両側から挟む2
つのワードドライバ領域とを備え、0.15μm以下の
設計ルールによって製作された半導体装置において、前
記メモリ領域は、前記2つのワードドライバ領域間に一
方向に延びる複数のワード線と、該ワード線と交差する
方向に延びるビット線と、前記各ワードドライバ領域に
配置され、前記ワード線に対して1本置きに接続された
ワードドライバ用コンタクト部とを備え、前記ワード線
のワードドライバ用コンタクト部は、前記ワード線に対
して対称的な形状を備え、これによって、当該ワード線
の傾きを防止することを特徴とする半導体装置。 - 【請求項9】 電極配線、信号伝送用配線を有する半導
体装置において、前記配線に当該配線の延在方向に対し
て非対称な形状のパターンが存在する場合、前記配線の
延在方向に対して対称的な形状の張り出し部からなる平
面パターンを前記配線に設けて、半導体装置の製造プロ
セスにおいて前記非対称な形状のパターンが原因となっ
て生じる応力が、前記平面パターンの先の前記配線に伝
わることを抑制したことを特徴とする半導体装置。
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