JP2003282492A - 半導体ウエーハのための加工機及び複数台の加工機を備えた加工システム - Google Patents

半導体ウエーハのための加工機及び複数台の加工機を備えた加工システム

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JP2003282492A
JP2003282492A JP2002080315A JP2002080315A JP2003282492A JP 2003282492 A JP2003282492 A JP 2003282492A JP 2002080315 A JP2002080315 A JP 2002080315A JP 2002080315 A JP2002080315 A JP 2002080315A JP 2003282492 A JP2003282492 A JP 2003282492A
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chuck
polishing
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Takashi Mori
俊 森
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Disco Abrasive Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体ウエーハのための加工機を、選択的に
研削機として或いは研磨機として使用できるように構成
する。 【解決手段】 加工機の回転軸(76)に、半導体ウエ
ーハ(12)の裏面に作用せしめる研削手段(82)と
研磨手段(92)とを選択的に装着することができるよ
うに構成する。回転軸(76)に研削手段(82)を装
着した場合には、半導体ウエーハ(12)の裏面を研削
することができ、回転軸(76)に研磨手段(92)を
装着した場合には、半導体ウエーハ(12)の裏面を研
磨することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエーハの
片面を研削及び研磨するための加工機及びかかる加工機
を複数台備えた加工システムに関する。
【0002】
【従来の技術】半導体チップの製造においては、半導体
ウエーハの表面に格子状に配列されたストリートによっ
て多数の矩形領域を区画し、矩形領域の各々に半導体回
路を配設する。そして、ストリートの各々に沿って半導
体ウエーハを分離することによって矩形領域の各々を半
導体チップにせしめている。半導体チップの小型化及び
軽量化のために、通常、ストリートの各々に沿って半導
体ウエーハを切断して矩形領域を個々に分離するのに先
立って、半導体ウエーハの裏面を研削して半導体ウエー
ハの厚さを低減せしめている。或いは、先ダイシング様
式と称される様式においては、半導体ウエーハの表面か
らストリートに沿って切削加工を加えて所定深さの溝を
形成し、しかる後に半導体ウエーハの裏面から上記溝の
底面を越える深さまで研削加工を加え、これによって半
導体ウエーハの厚さを低減せしめると共に矩形領域を個
々に分離している。
【0003】而して、半導体ウエーハの裏面に研削加工
を施すと、半導体ウエーハの裏面に加工歪が生成され、
かかる加工歪をそのまま残留せしめると抗折強度が相当
低減されてしまう。従って、半導体ウエーハの裏面に研
削加工を施した後に、半導体ウエーハの裏面から加工歪
を除去することが必要である。加工歪を除去する様式と
しては、遊離砥粒を使用して半導体ウエーハの裏面を研
磨する様式、硝酸及び弗化水素酸を含むエッチング液を
使用して半導体ウエーハの裏面を化学的にエッチングす
る様式、及びプラズマを使用して半導体ウエーハの裏面
を物理的にエッチングする様式が提案され、実用に供さ
れている。しかしながら、遊離砥粒を使用する様式に
は、遊離砥粒の供給及び回収に煩雑な操作が必要であり
研磨効率が低い、大量に使用される遊離砥粒を産業廃棄
物として処理しなければならない、という問題が存在す
る。また、化学的エッチング様式及び物理的エッチング
様式には、相当高価な設備を必要とする、充分に均一な
エッチングを施すことが困難である、という問題が存在
する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本出願人の出願にかか
る特願2001−93397には、研磨手段、特にフェ
ルトに砥粒を分散せしめて形成された研磨具を含む研磨
手段を使用して半導体ウエーハの裏面を研磨し、かくし
て加工歪を除去することが開示されている。また、同様
に本出願人の出願にかかる特願2001−247917
及び特願2001−280254には、上記研磨手段に
よって半導体ウエーハの裏面を研磨するための加工機が
開示されている。上記研磨手段を使用する加工機によれ
ば、遊離砥粒を使用する様式並びに化学的及び物理的エ
ッチング様式に存在する問題が回避され、半導体ウエー
ハの裏面を効果的に研磨して加工歪を除去することがで
きる。従って、半導体チップの製造においては、半導体
ウエーハの裏面を研削するための研削機と共に、半導体
ウエーハの裏面を研磨して研削に起因する加工歪を除去
するための研磨機を装備することが意図されている。
【0005】然るに、研削機と研磨機とを夫々別個に装
備せんとする場合には、次のとおりの問題が発生する。
半導体ウエーハの単位時間当たりの必要処理枚数が比較
的少数である場合でも、研削機と研磨機とを装備するこ
とが必要であり、必要処理枚数に対する設備コストが比
較的高価になる。他方、半導体ウエーハの単位時間当た
りの必要処理数が比較的多数である場合には、複数台の
研削機と複数台の研磨機とを装備することになる。この
場合、1台の研削機による単位時間当たりの処理枚数
は、半導体ウエーハの平面積と共に必要研削厚さによっ
て変動する。また、1台の研磨機による単位時間当たり
の処理枚数も、半導体ウエーハの平面積と共に必要研磨
厚さによって変動するが、その変動は研削機による単位
時間当たりの変動と必ずしも対応しない。かかる事実
は、処理すべき半導体ウエーハの寸法及び/又は種類が
変動した場合、研削機の台数と研磨機の台数との均衡が
変動してしまうことを意味する。特定の半導体ウエーハ
を処理するのに、例えばX台の研削機とY台の研磨機を
装備すれば、X台の研削機とY台の研磨機を有効に使用
することができる場合、処理すべき半導体ウエーハの寸
法及び/又は種類が変更された場合、研削機の台数が研
磨機の台数に比べて過大又は過小になり、研削機又は研
磨機の一部が有効に使用され得ない事態が発生する。
【0006】本発明は上記事実に鑑みてなされたもので
あり、その主たる技術的課題は、研削機と研磨機とを別
個に装備する場合に発生する上記問題を巧みに解決する
ことである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、研削機の好
適構成と研磨機の好適構成について鋭意検討を加えた結
果、驚くべきことに、半導体ウエーハの裏面に作用せし
める研削手段と研磨手段とを選択的に回転軸に装着する
ことができるようになすことができ、そうすることによ
って1台の加工機を研削機として構成し或いは研磨機と
して構成することが可能になり、上記問題を巧みに解決
することができることを見出した。
【0008】即ち、本発明の一局面によれば、上記主た
る技術的課題を達成する、半導体ウエーハのための加工
機として、半導体ウエーハを保持するためのチャック手
段と、該チャック手段上に保持された半導体ウエーハの
片面を加工するための加工手段とを具備し、該加工手段
は軸線方向に移動自在に且つ回転自在に装着された回転
軸、該回転軸を回転せしめるための回転駆動源、該回転
軸を軸線方向に移動せしめるための移動手段を含む、半
導体ウエーハのための加工機において、該回転軸には研
削手段と研磨手段とを選択的に装着することができ、該
回転軸に研削手段を装着した時には、該チャック手段上
に保持された半導体ウエーハの片面を該研削手段によっ
て研削することができ、該回転軸に該研磨手段を装着し
た時には、該チャック手段上に保持された半導体ウエー
ハの片面を該研磨手段によって研磨することができる、
ことを特徴とする加工機が提供される。
【0009】本発明の他の局面によれば、上記主たる技
術的課題を達成する、半導体ウエーハのための加工シス
テムとして、複数台の半導体ウエーハのための加工機を
備え、該加工機の各々は半導体ウエーハを保持するため
のチャック手段と、該チャック手段上に保持された半導
体ウエーハの片面を加工するための加工手段とを具備
し、該加工手段は軸線方向に移動自在に且つ回転自在に
装着された回転軸、該回転軸を回転せしめるための回転
駆動源、該回転軸を軸線方向に移動せしめるための移動
手段を含む、半導体ウエーハのための加工システムにし
て、該加工機の各々の該回転軸には研削手段と研磨手段
とを選択的に装着することができ、該回転軸に研削手段
を装着した時には、該チャック手段上に保持された半導
体ウエーハの片面を該研削手段によって研削することが
でき、該回転軸に該研磨手段を装着した時には、該チャ
ック手段上に保持された半導体ウエーハの片面を該研磨
手段によって研磨することができる、ことを特徴とする
加工システムが提供される。
【0010】好ましくは、該回転軸の先端には装着部材
が固定されており、該研削手段は支持部材と該支持部材
に固定された研削具とから構成されており、該研削具は
砥粒を結合剤によって結合することによって形成されて
おり、該支持部材を該装着部材に着脱自在に連結するこ
とによって該研削手段が該回転軸に装着され、該研磨手
段は支持部材と該支持部材に固定された研磨具とから構
成されており、該研磨具はフェルト中に砥粒を分散せし
めることによって形成されており、該支持部材を該装着
部材に着脱自在に装着することによって該研磨手段が該
回転軸に装着される。該チャック手段は搬入・搬出位置
と加工位置との間を実質上水平に移動自在であり且つ実
質上水平に延在するチャック面を有するチャック板から
構成されており、該回転軸は実質上鉛直に延在せしめら
れており、該回転軸の下端に該研削手段と該研磨手段と
が選択的に装着され、該チャック板が該搬入・搬出位置
に位置せしめられている間に該チャック面上から片面が
加工された半導体ウエーハが搬出され、該チャック面上
に片面を加工すべき半導体ウエーハが搬入され、該チャ
ック板が該加工位置に位置せしめられている間に半導体
ウエーハの片面が該加工手段によって加工されるのが好
適である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に従って構成され
た、半導体ウエーハのための加工機及び加工システムの
好適実施形態について、添付図面を参照して更に詳細に
説明する。
【0012】図1は本発明に従って構成された加工シス
テムを図示している。この加工システムは、研削機とし
て構成されているX台の加工機2と研磨機として構成さ
れているY台の加工機4とを含んでいる。
【0013】図2を参照して、研削機として構成されて
いる加工機2について説明すると、図示の加工機2は全
体を番号6で示すハウジングを具備している。このハウ
ジング6は細長く延在する直方体形状の主部8を有し、
この主部8の後端部には実質上鉛直に上方に延びる直立
壁10が配設されている。ハウジング6の主部8上に
は、複数枚の半導体ウエーハ12(図3及び図4)を収
容したカセット14が載置されるカセット受け手段1
6、搬送手段18、仮受け・洗浄手段20、搬入・搬出
手段22、及びチャック手段24が配設されている。チ
ャック手段24は、後に更に言及する如く、実質上水平
に移動せしめられて搬入・搬出域26と加工域28とに
選択的に位置せしめられる。カセット受け手段16、搬
送手段18、仮受け・洗浄手段20、搬入・搬出手段2
2、搬入・搬出域26及び加工域28は、この順序で主
部8の前端部から後端部に向かって略一直線状に配列さ
れている。
【0014】カセット14内に収容される半導体ウエー
ハ12は、図3に図示する如く装着テープ30を介して
フレーム32に装着された形態、或いは図4に図示する
如く支持基板34上に装着された形態でよい。図3にお
いて、適宜の金属板或いは適宜の合成樹脂から形成する
ことができるフレーム32には、その中央部に装着開口
36が形成されており、半導体ウエーハ12は表裏を反
転せしめた状態、即ち裏面を上方に向けた状態でフレー
ム32の装着開口36内に位置せしめられている。フレ
ーム32の下面と半導体ウエーハ12の下面即ち表面に
は、装着開口36を跨がって延びる装着テープ30が接
着されており、これによってフレーム32に半導体ウエ
ーハ12が装着されている。図4において、ガラス、セ
ラミックス、或いはポリエチレンテレフタレートの如き
適宜の合成樹脂から形成することができる支持基板34
上に、半導体ウエーハ12が表裏を反転せしめた状態、
即ち裏面を上方に向けた状態で接着されている。支持基
板34の外形は半導体ウエーハ12と実質上同一でよ
い。装着テープ38と半導体ウエーハ12との接着及び
支持基板34と半導体ウエーハ12との接着は、後の剥
離の際に加熱或いは紫外線照射等により発泡する等によ
って接着作用が解消される周知の接着剤を介して遂行さ
れているのが好都合である。半導体ウエーハ12の表面
には格子状に配列されたストリート(図示していない)
によって多数の矩形領域が規定されており、かかる矩形
領域の各々に半導体回路(図示していない)が形成され
ている。
【0015】図2を参照して説明を続けると、搬送手段
18はカセット14から半導体ウエーハ12を1枚毎搬
出して仮受け・洗浄手段20上に載置する。次いで、搬
入・搬出手段22によって、半導体ウエーハ12は仮受
け・洗浄手段20上から搬入・搬出域26に位置せしめ
られているチャック手段24上に搬入され、チャック手
段24上に保持される。しかる後においては、チャック
手段24が搬入・搬出域26から加工域28に移動せし
められる。そして、加工域28において、後述するとお
りにして、チャック手段24上に保持されている半導体
ウエーハ12の裏面が研削される。その後、チャック手
段24は搬入・搬出域26に戻され、搬入・搬出手段2
2によってチャック手段24上から仮受け・洗浄手段2
0上に搬出される。仮受け・洗浄手段20においては、
半導体ウエーハ12が高速で回転せしめられると共に純
水でよい洗浄液が半導体ウエーハ12の裏面に噴射さ
れ、これによって半導体ウエーハ12の裏面が洗浄され
る。次いで、洗浄液の噴射が停止されるが、半導体ウエ
ーハ12は高速で回転され続け、これによって半導体ウ
エーハ12が乾燥される(所謂スピン乾燥)。しかる後
に、仮受け・洗浄手段20上の半導体ウエーハ12が搬
送手段18によってカセット14内に搬入される。カセ
ット受け手段16上に載置されているカセット14内に
収容されていた半導体ウエーハ12の全てが順次に搬出
され、研削、洗浄及び乾燥された後に再びカセット14
内に戻されると、カセット受け手段16上からカセット
14が手動で持ち去られ、そして裏面を研削すべき複数
枚の半導体ウエーハ12を収容した新しいカセット14
がカセット受け手段16上に載置される。
【0016】而して、図示の加工機2における上記カセ
ット受け手段16、搬送手段18及び仮受け・洗浄手段
20の各々自体の構成は、株式会社ディスコから商品名
「DFG841」として販売されている研削機に使用さ
れているカセット受け手段、搬送手段及び仮受け・洗浄
手段と実質上同一である、当業者には周知の形態でよ
く、それ故にこれらについての詳細な説明は本明細書に
おいては省略する。
【0017】図2を参照して説明を続けると、ハウジン
グ6の主部8の後半部には略矩形状の没入部40が形成
されており、かかる没入部40に上記チャック手段24
が装着されている。チャック手段24は支持部材42と
この支持部材42に装着されたチャック板44とを含ん
でいる。チャック板44は実質上鉛直に延びる回転中心
軸線を中心として回転自在に装着されており、支持部材
42内にはチャック板44を回転せしめるための電動モ
ータ(図示していない)が配設されている。チャック板
44の中央領域は多孔性セラミックスの如き適宜の多孔
性材料から形成されている。支持部材42及びハウジン
グ6内にはチャック板44を真空源に連通せしめるため
の連通路(図示していない)が形成されており、チャッ
ク板44を選択的に真空源に連通せしめることによっ
て、チャック板44上に搬入された半導体ウエーハ12
がチャック板44上に真空吸着される。没入部40内に
はハウジング6の延在方向に実質上水平である矢印46
及び48で示す方向に延在する一対の案内レール(図示
していない)が配設されており、かかる一対の案内レー
ルにチャック手段24の支持部材42が滑動自在に装着
されている。没入部40内には、更に、矢印46及び4
8で示す方向に延在するねじ軸(図示していない)が回
転自在に装着されている。一方、支持部材42には矢印
46及び48で示す方向に延びる貫通雌ねじ孔(図示し
ていない)が形成されており、かかる雌ねじ孔に上記ね
じ軸が螺合せしめられている。ねじ軸にはパルスモータ
でよい電動モータ(図示していない)の出力軸が連結さ
れている。電動モータが正転せしめられると、チャック
手段24が矢印46で示す方向に移動せしめられ、電動
モータが逆転せしめられると、チャック手段24が矢印
48で示す方向に移動せしめられる。チャック手段24
の移動方向両側には、横断面形状が逆チャッネル状であ
り、上記案内レール及びねじ軸を覆っている蛇腹手段5
0及び52が付設されている。蛇腹手段50及び52は
キャンパス布の如き適宜の材料から形成することができ
る。蛇腹手段50の前端は没入部40の前面壁に固定さ
れ、後端はチャック手段24の支持部材42の前端面に
固定されている。蛇腹手段52の前端はチャック手段2
4の支持部材42の後端面に固定され、後端は没入部4
0の後面壁に固定されている。チャック手段24が矢印
46で示す方向に移動せしめられる際には、蛇腹手段5
0が伸張され蛇腹手段52が収縮され、チャック手段2
4が矢印48で示す方向に移動せしめられる際には、蛇
腹手段50が収縮され蛇腹手段52が伸張せしめられ
る。
【0018】ハウジング6の主部8の中間部に配設され
ている搬入・搬出手段22は、実質上鉛直に延びる鉛直
部及びこの鉛直部から実質上水平に延出する水平部を有
する可動アーム54と、可動アーム54の先端に装着さ
れた吸着具55とから構成されている。可動アーム54
は昇降動自在に且つ鉛直部の中心軸線を中心として回転
自在に装着されている。吸着具55の下面には多孔性部
材が配設されており、可動アーム54及びハウジング6
に配設されている連通路(図示していない)を通して吸
着具55を真空源(図示していない)に選択的に連通せ
しめることによって吸着具55の下面に半導体ウエーハ
12が吸着され、可動アーム54の昇降動及び回転によ
って半導体ウエーハ12が所要位置に搬送される。
【0019】図2を参照して説明を続けると、ハウジン
グ6の後端部に配設された上記直立壁10には加工手段
56が配設されている。更に詳述すると、直立壁10の
前面には実質上鉛直に延びる一対の案内レール58が固
定されている。そして、かかる一対の案内レール58に
は、滑動ブロック60が鉛直方向に滑動自在に装着され
ている。滑動ブロック60の後面両側には実質上鉛直に
延びる脚部62が形成されており、かかる脚部62に形
成されている被案内溝が一対の案内レール58に係合せ
しめられている。直立壁10の前面には、更に、実質上
鉛直に延びるねじ軸64が軸受部材66及び68によっ
て回転自在に装着されている。軸受部材66にはパルス
モータでよい電動モータ70も装着されており、かかる
モータ70の出力軸がねじ軸64に連結されている。滑
動ブロク60の後面にはその幅方向中央部から後方に突
出する連結部(図示していない)も形成されており、か
かる連結部には鉛直方向に延びる貫通雌ねじ孔が形成さ
れており、かかる雌ねじ孔に上記ねじ軸64が螺合せし
められている。モータ70、ねじ軸64及び雌ねじ孔は
滑動ブロック60(従って、これに装着された後述する
回転軸)を昇降動せしめるための移動手段を構成し、モ
ータ70が正転せしめられると、滑動ブロック60が下
降せしめられ、モータ70が逆転せしめられると、滑動
ブロック60が上昇せしめられる。
【0020】滑動ブロック60の前面には前方に突出し
た支持部72が形成されており、かかる支持部72には
ケース74が装着されている。ケース74には実質上鉛
直に延びる回転軸76が回転自在に装着されている。ケ
ース74内には電動モータでよい回転駆動源78(図2
にはその一部を破線で示している)も配設されており、
かかる回転駆動源78の出力軸が回転軸76に連結され
ている。回転軸76の下端部はケース74を越えて下方
に突出せしめられており、回転軸76の下端には装着部
材80が固定されている。図示の実施形態における装着
部材80は環状板形態であり、周方向に間隔をおいて実
質上鉛直に延びる4個の貫通孔(図示していない)が形
成されている。研削機として構成されている加工機2に
おいては、回転軸76の下端に固定された装着部材80
に研削手段82が着脱自在に装着される。
【0021】図2と共に図5を参照して説明すると、図
示の研削手段82は、環状板形状である支持部材84を
含んでいる。支持部材84の上面には、周方向に間隔を
おいて実質上鉛直に延びる4個の盲ねじ孔86が形成さ
れている。支持部材84の下面には研削具88が固定さ
れている。図示の実施形態においては、研削具88は周
方向に間隔をおいて周方向に延びる複数個の弧状砥石片
90から構成されている。砥石片90の各々は、ダイヤ
モンド粒子を適宜の合成樹脂でよい結合剤で結合して形
成されたものであるのが好都合である。砥石片90はエ
ポキシ樹脂系接着剤の如き適宜の接着剤によって支持部
材84の下面に固定することができる。研削手段82
は、上記回転軸76の下端に固定されている上記装着部
材80に形成されている貫通孔を通して締結ボルト91
(図2)を支持部材84に形成されている盲ねじ孔86
に螺着することによって装着部材80に、従って回転軸
76に着脱自在に装着される。
【0022】加工域28において、チャック手段24の
チャック板44上に保持されている半導体ウエーハ12
の裏面(即ち上方に露呈している上面)を研削する際に
は、回転軸76、従ってこれに固定された研削手段82
が回転駆動せしめられ、滑動ブロック60が下降せしめ
られ、研削手段82の研削具88が半導体ウエーハ12
の裏面に押圧せしめられる。そしてまた、チャック板4
4が実質上鉛直に延びる中心軸線を中心として回転せし
められる。チャック板44の回転中心軸線(従って、チ
ャック板44に保持されている半導体ウエーハ12の回
転中心軸線)と回転軸76の中心軸線(従って、回転軸
76に固定された研削手段82の研削具88の回転中心
軸線)とは相互に幾分変位せしめられていて研削具88
の砥石片90がチャック板44の回転中心を通過するよ
うに構成されているのが好都合である。研削手段82の
研削具88の作用によって半導体ウエーハ12の裏面が
所要深さに渡って研削されると、滑動ブロック60が上
昇せしめられて研削手段82が半導体ウエーハ12の裏
面から離隔せしめられ、回転軸76の回転駆動が停止さ
れ、そしてまたチャック板44の回転駆動が停止され
る。
【0023】図1及び図2と共に図6及び図7を参照し
て説明すると、研磨機として構成されている加工機4に
おいては、回転軸72の下端に固定された装着部材80
に、研削手段82に代えて研磨手段92が固定される。
図示の実施形態における研磨手段92は円板形状である
支持部材94を含んでいる。支持部材94の上面には周
方向に間隔をおいて実質上鉛直に延びる4個の盲ねじ孔
96が形成されている。支持部材94の下面には研磨具
98が固定されている。図示の実施形態においては、研
磨具98は支持部材94と実質上同径である円板形状で
あり、フェルト中にジルコニア粒或いは二酸化珪素粒の
如き適宜の砥粒を分散せしめて形成されたものであるの
が好都合である。かような研磨具98はエポキシ樹脂系
接着剤の如き適宜の接着剤によって支持部材94の下面
に固定することができる。フェルト中に砥粒を分散せし
めて形成される研磨具98自体の詳細については、上記
特願2001−93397の明細書及び図面に詳述され
ているので、かかる記載を本明細書に引用し、本明細書
においてはその詳細な説明を省略する。回転軸76の下
端に固定された上記装着部材80に研磨手段92を着脱
自在に装着する際には、装着部材80に形成されている
上記貫通孔を通して締結ボルト91(図2)を支持部材
94の盲ねじ孔96に螺合する。
【0024】加工域28において、チャック手段24の
チャック板44上に保持されている半導体ウエーハ12
の裏面8(即ち上方に露呈している上面)を研磨する際
には、回転軸76、従ってこれに固定された研磨手段9
2が回転駆動せしめられ、滑動ブロック60が下降せし
められ、研削手段92の研削具98が半導体ウエーハ1
2の裏面に押圧せしめられる。そして、また、チャック
板44が実質上鉛直に延びる中心軸線を中心として回転
せしめられると共に前後方向に所定範囲に渡って往復動
せしめられる。かくして、研磨手段92の研磨具98が
半導体ウエーハ12の裏面に作用せしめられて、半導体
ウエーハ12の裏面が研磨される。かかる研磨によっ
て、研削に起因して半導体ウエーハ12の裏面に生成さ
れた加工歪が除去される。研磨が終了すると、滑動ブロ
ック60が上昇せしめられて研磨手段92が半導体ウエ
ーハ12の裏面から離隔せしめられ、回転軸76の回転
駆動が停止され、そしてまたチャック板44の回転駆動
及び往復度が停止される。
【0025】図示の実施形態においては、研削機として
ではなく研磨機として加工機4を構成する場合には、回
転軸76に研削手段82に代えて研磨手段92を着脱自
在に装着することに加えて、チャック手段24が選択的
に位置付けられる搬入・搬出域26に関連せしめてチャ
ック板洗浄手段100が着脱自在に装備され、そしてま
たチャック板24が選択的に位置せしめられる加工域2
8に関連せしめて防塵カバー102が着脱自在に装備さ
れる(必要に応じて、研削機として加工機2を構成する
場合にも、チャック板洗浄手段100を、そしてまた防
塵カバー102を装備することもできる)。
【0026】図1と共に図8を参照して説明すると、図
示のチャック板洗浄手段100は一対の支持柱104を
含んでいる。かかる一対の支持柱104は、適宜の連結
手段(図示していない)によってハウジング6の主部8
の両側縁部上面に連結され、実質上鉛直に上方に延び
る。一対の支持柱104間には実質上水平に延びる案内
ロッド106が固定されており、この案内ロッド106
には滑動ブロック108が装着されている。滑動ブロッ
ク108には案内ロッド106が挿通せしめられる貫通
穴が形成されており、滑動ブロック108は案内ロッド
106に沿って滑動自在である。一対の支持柱104間
には、更に、案内ロッド106の下方を実質上水平に延
びるねじ軸110が回転自在に装着されている。このね
じ軸110は滑動ブロック108に形成されている貫通
ねじ孔に螺合せしめられている。支持柱104の一方に
は電動モータ112が装着されており、かかるモータ1
12の出力軸がねじ軸110に連結されている。モータ
112が正転せしめられ、ねじ軸110が所定方向に回
転せしめられると、滑動ブロック108が矢印114で
示す方向に移動せしめられ、モータ112が逆転せしめ
られ、ねじ軸110が逆方向に回転せしめられると、滑
動ブロック108が矢印116で示す方向に移動せしめ
られる。滑動ブロック108の前面にはケース118及
び120が装着されている。滑動ブロック108の前面
には実質上鉛直に延びる案内レール122及び124が
形成されており、ケース118及び120の各々の後面
には実質上鉛直に延びる被案内溝が形成されており、ケ
ース118及び120の被案内溝を案内レール122及
び124に係合せしめることによって、滑動ブロック1
08の前面にケース118及び120が昇降自在に装着
されている。滑動ブロック108とケース118及び1
20の各々との間には空気圧シリンダ機構でよい昇降動
手段(図示していない)が介在せしめられており、かか
る昇降動手段によってケース118及び120が昇降動
せしめられる。ケース118内には電動モータ(図示し
ていない)が装着されており、その出力軸126はケー
ス118を越えて下方に延出せしめられている。出力軸
126は実質上鉛直に延び、その下端にはブラシ部材1
28が固定されている。ブラシ部材128は円板形状の
基部とこの基部の下面に植設された合成繊維でよい多数
の繊維とから構成されている。ケース120内も電動モ
ータ(図示していない)が装着されており、その出力軸
130はケース120を越えて下方に延出せしめられて
いる。出力軸130も実質上鉛直に延び、その下端には
円板形状のオイルストーン132が固定されている。
【0027】搬入・搬出域18に位置せしめられている
チャック手段24上から半導体ウエーハ12が搬出され
る際には、ケース118及び120は被作用位置に上昇
せしめられ、滑動ブロック108はハウジング6の主部
8の片側に退避せしめられている。一方、研磨処理を受
けた半導体ウエーハ12がチャック手段24のチャック
板44上から半導体ウエーハ12が搬出された後に、必
要に応じてチャック板44を洗浄する際には、滑動ブロ
ック108がハウジング6の主部8の幅方向中央部に移
動せしめられて、チャック板44に対向して位置せしめ
られる。そして、ブラシ部材128及びオイルストーン
132が回転駆動せしめられ、ケース118及び120
が作用位置まで下降せしめられ、回転駆動せしめられて
いるブラシ部材128及びオイルストーン132がチャ
ック板44の表面に作用せしめられる。この際には、滑
動ブロック108は矢印114及び116で示す方向に
所定範囲に渡って往復動せしめられる。チャック手段2
4のチャック板44も回転駆動せしめられると共に、矢
印46及び48(図2)で示す方向に所定範囲に渡って
往復動せしめられる。かくして、ブラシ部材128が多
孔性材料から形成されているチャック板44に作用して
そこから研磨屑を掃出し、オイルストーン132がチャ
ック板44の表面を研削して侵入した研磨屑を排出する
と共にチャック板44の表面を平坦化する。
【0028】図1と共に図9を参照して説明すると、図
示の実施形態においては、研磨機として構成された加工
機4においては、加工域28に位置せしめられているチ
ャック手段24と共に、チャック手段24に保持されて
いる半導体ウエーハ12の裏面に押圧せしめられる研磨
手段92を囲繞する防塵カバー102が着脱自在に装着
されている。かかる防塵102は上壁134、前壁13
6並びに両側壁138を有する。かかる防塵カバー10
2は、その後端縁を上記没入部40の後端面及び直立壁
10の前面に密接せしめて所定位置に着脱自在に装着さ
れる。防塵カバー102の両側壁138は上下方向中間
に下方を向いた片面140を有し、両側壁138の下半
部は上記没入部40の両側面に密接せしめられ、片面1
40はハウジング6の主部8の両側縁部の上面に密接せ
しめられる。防塵カバー102の前壁136には、チャ
ック手段24の通過を許容するための比較的大きな矩形
開口142が形成されている。防塵カバー102の上壁
134には、回転軸76の下端に装着された装着部材8
0及びこの装着部材80に装着された研磨手段92の通
過を許容するための円形開口144が形成されている。
防塵カバー102の上壁134の一部は開閉自在な扉1
46によって規定されている。この扉146の片側縁は
片側壁138の上端縁に旋回自在に連結されている。扉
146の自由縁には上記円形開口144の半分を規定す
る半円形状の切欠が形成されている。扉146は通常は
図9に実線で示す閉位置に位置せしめられているが、研
磨手段92の修理或いは交換等の際には図9に二点鎖線
で示す開位置に旋回動せしめることができる。防塵カバ
ー102の上壁134には上記円形開口144の周縁か
ら上方に延びる円筒部材148が付設されている。この
円筒部材148は半円筒形状の2個の部材から規定され
ており、その一方は上壁134の主部に固定され、その
他方は扉146に固定されていて扉146と共に開閉動
せしめられる。防塵カバー102の上壁134には、更
に、防塵カバー102内を排気するための排気ダクト1
50が付設されている。研磨手段92によって半導体ウ
エーハ12の裏面を研磨する際には、排気ダクト150
に付設されている排気ファン(図示していない)が作動
せしめられ、防塵カバー102で囲繞されている加工域
28が排気ダクト150を通して排気される。
【0029】研削機として構成されている加工機2を研
磨機に変更するためには、回転軸76に固定されている
装着部材80から研削手段82を離脱し、そして装着部
材80に研磨手段92を装着する。図示の実施形態にお
いては、更に、ハウジング6の主部8上の所要位置にチ
ャック板洗浄手段100を装着し、そしてまた防塵カバ
ー102を装着する。研磨機として構成されている加工
機4を研削機に変更するためには、必要に応じて、ハウ
ジング6の主部8上からチャック板洗浄手段100を離
脱し、そしてまた防塵カバー102を離脱する。次い
で、回転軸76に固定されている装着部材80から研磨
手段92を離脱し、そして装着部材80に研削手段82
を装着する。研削機又は研磨機として構成する場合に、
必要に応じて、更に、図示していない所要構成要素を付
加することもできる。例えば、研削機として構成する場
合、研削されている半導体ウエーハ12の裏面及び研削
手段82の研削具88に純水でよい冷却液を供給するた
めの冷却液供給手段を付設することができる。また、研
磨機として構成する場合、搬入・搬出手段22の吸着具
55の下面を洗浄するための洗浄手段を付設することが
できる。
【0030】
【発明の効果】本発明の半導体ウエーハのための加工機
においては、1台の加工機を必要に応じて研削機として
構成し或いは研磨機として構成することができる。ま
た、本発明の半導体ウエーハのための加工システムにお
いては、複数台の加工機を研削機と研磨機とに選択的に
構成し、かくして研削及び研磨すべき半導体ウエーハに
応じて研削機と研磨機との台数比を適切な値に調整する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成された半導体ウエーハのた
めの加工システムの好適実施形態を図示する斜面図。
【図2】図1の加工システムにおける、研削機として構
成された加工機を示す斜面図。
【図3】裏面を研削・研磨すべき半導体ウエーハが、フ
レームに装着された状態を示す斜面図。
【図4】裏面を研削・研磨すべき半導体ウエーハが、支
持基板上に装着された状態を示す斜面図。
【図5】加工機を研削機として構成する際に使用される
研削手段を示す斜面図。
【図6】加工機を研磨機として構成する際に使用される
研磨手段を示す斜面図。
【図7】図6の研磨手段を表裏を逆転した状態で示す斜
面図。
【図8】加工機を研磨機として構成する際に使用される
チャック板洗浄手段を示す斜面図。
【図9】加工機を研磨機として構成する際に使用される
防塵カバーを示す斜面図。
【符号の説明】
2:研削機として構成されている加工機 4:研磨機として構成されている加工機 6:ハウジング 12:半導体ウエーハ 16:カセット受け手段 18:搬送手段 20:仮受け・洗浄手段 22:搬入・搬出手段 24:チャック手段 26:搬入・搬出域 28:加工域 44:チャック板 52:加工手段 60:滑動ブロック 64:ねじ軸(移動手段) 70:モータ(移動手段) 74:ケース 76:回転軸 80:装着部材 82:研削手段 84:支持部材 88:研削具 92:研磨手段 94:支持部材 98:研磨具 100:チャック板洗浄手段 102:防塵カバー

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体ウエーハを保持するためのチャッ
    ク手段と、該チャック手段上に保持された半導体ウエー
    ハの片面を加工するための加工手段とを具備し、該加工
    手段は軸線方向に移動自在に且つ回転自在に装着された
    回転軸、該回転軸を回転せしめるための回転駆動源、該
    回転軸を軸線方向に移動せしめるための移動手段を含
    む、半導体ウエーハのための加工機において、 該回転軸には研削手段と研磨手段とを選択的に装着する
    ことができ、該回転軸に研削手段を装着した時には、該
    チャック手段上に保持された半導体ウエーハの片面を該
    研削手段によって研削することができ、該回転軸に該研
    磨手段を装着した時には、該チャック手段上に保持され
    た半導体ウエーハの片面を該研磨手段によって研磨する
    ことができる、ことを特徴とする加工機。
  2. 【請求項2】 該回転軸の先端には装着部材が固定され
    ており、 該研削手段は支持部材と該支持部材に固定された研削具
    とから構成されており、該研削具は砥粒を結合剤によっ
    て結合することによって形成されており、該支持部材を
    該装着部材に着脱自在に連結することによって該研削手
    段が該回転軸に装着され、 該研磨手段は支持部材と該支持部材に固定された研磨具
    とから構成されており、該研磨具はフェルト中に砥粒を
    分散せしめることによって形成されており、該支持部材
    を該装着部材に着脱自在に装着することによって該研磨
    手段が該回転軸に装着される、請求項1記載の加工機。
  3. 【請求項3】 該チャック手段は搬入・搬出位置と加工
    位置との間を実質上水平に移動自在であり且つ実質上水
    平に延在するチャック面を有するチャック板から構成さ
    れており、該回転軸は実質上鉛直に延在せしめられてお
    り、該回転軸の下端に該研削手段と該研磨手段とが選択
    的に装着され、該チャック板が該搬入・搬出位置に位置
    せしめられている間に該チャック面上から片面が加工さ
    れた半導体ウエーハが搬出され、該チャック面上に片面
    を加工すべき半導体ウエーハが搬入され、該チャック板
    が該加工位置に位置せしめられている間に半導体ウエー
    ハの片面が該加工手段によって加工される、請求項1又
    は2記載の加工機。
  4. 【請求項4】 複数台の半導体ウエーハのための加工機
    を備え、該加工機の各々は半導体ウエーハを保持するた
    めのチャック手段と、該チャック手段上に保持された半
    導体ウエーハの片面を加工するための加工手段とを具備
    し、該加工手段は軸線方向に移動自在に且つ回転自在に
    装着された回転軸、該回転軸を回転せしめるための回転
    駆動源、該回転軸を軸線方向に移動せしめるための移動
    手段を含む、半導体ウエーハのための加工システムにし
    て、 該加工機の各々の該回転軸には研削手段と研磨手段とを
    選択的に装着することができ、該回転軸に研削手段を装
    着した時には、該チャック手段上に保持された半導体ウ
    エーハの片面を該研削手段によって研削することがで
    き、該回転軸に該研磨手段を装着した時には、該チャッ
    ク手段上に保持された半導体ウエーハの片面を該研磨手
    段によって研磨することができる、ことを特徴とする加
    工システム。
  5. 【請求項5】 該回転軸の先端には装着部材が固定され
    ており、 該研削手段は支持部材と該支持部材に固定された研削具
    とから構成されており、該研削具は砥粒を結合剤によっ
    て結合することによって形成されており、該支持部材を
    該装着部材に着脱自在に連結することによって該研削手
    段が該回転軸に装着され、 該研磨手段は支持部材と該支持部材に固定された研磨具
    とから構成されており、該研磨具はフェルト中に砥粒を
    分散せしめることによって形成されており、該支持部材
    を該装着部材に着脱自在に装着することによって該研磨
    手段が該回転軸に装着される、請求項4記載の加工シス
    テム。
  6. 【請求項6】 該チャック手段は搬入・搬出位置と加工
    位置との間を実質上水平に移動自在であり且つ実質上水
    平に延在するチャック面を有するチャック板から構成さ
    れており、該回転軸は実質上鉛直に延在せしめられてお
    り、該回転軸の下端に該研削手段と該研磨手段とが選択
    的に装着され、該チャック板が該搬入・搬出位置に位置
    せしめられている間に該チャック面上から片面が加工さ
    れた半導体ウエーハが搬出され、該チャック面上に片面
    を加工すべき半導体ウエーハが搬入され、該チャック板
    が該加工位置に位置せしめられている間に半導体ウエー
    ハの片面が該加工手段によって加工される、請求項4又
    は5記載の加工システム。
JP2002080315A 2002-03-22 2002-03-22 半導体ウエーハのための加工機及び複数台の加工機を備えた加工システム Withdrawn JP2003282492A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011036968A (ja) * 2009-08-17 2011-02-24 Disco Abrasive Syst Ltd 位置決め機構および研削装置
JP2015037140A (ja) * 2013-08-14 2015-02-23 株式会社ディスコ 研削装置
JP2020199561A (ja) * 2019-06-06 2020-12-17 東京エレクトロン株式会社 基板加工装置

Cited By (4)

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