JP2003282207A - バルブソケット - Google Patents
バルブソケットInfo
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- JP2003282207A JP2003282207A JP2002082903A JP2002082903A JP2003282207A JP 2003282207 A JP2003282207 A JP 2003282207A JP 2002082903 A JP2002082903 A JP 2002082903A JP 2002082903 A JP2002082903 A JP 2002082903A JP 2003282207 A JP2003282207 A JP 2003282207A
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- JP
- Japan
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- jig
- holder
- insertion groove
- valve
- socket
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ホルダの取り外し作業性を向上させる。
【解決手段】 バルブBを装着したホルダ20は、ソケ
ット本体10内に収容されると、弾性係止片27が係止
部12に係止することで抜け止め保持される。ホルダ2
0を取り外すには、弾性係止片27に設けられた治具挿
入溝29内に後方から治具Jを挿入するとともにその治
具Jを傾動させることで弾性係止片27を撓み変形させ
て係止部12との係止状態を解除する。この過程では治
具挿入溝29の上面から突設された膨出部33が治具J
によって圧潰されることで治具Jと治具挿入溝29の内
周面との間に生じる摩擦抵抗が増幅される。傾動姿勢と
した治具Jを後方へ引っ張ると、治具Jと治具挿入溝2
9の内周面との間に生じる摩擦抵抗によってホルダ20
に対してソケット本体10から離脱するような力が付与
されて、ホルダ20を抜き取ることができる。
ット本体10内に収容されると、弾性係止片27が係止
部12に係止することで抜け止め保持される。ホルダ2
0を取り外すには、弾性係止片27に設けられた治具挿
入溝29内に後方から治具Jを挿入するとともにその治
具Jを傾動させることで弾性係止片27を撓み変形させ
て係止部12との係止状態を解除する。この過程では治
具挿入溝29の上面から突設された膨出部33が治具J
によって圧潰されることで治具Jと治具挿入溝29の内
周面との間に生じる摩擦抵抗が増幅される。傾動姿勢と
した治具Jを後方へ引っ張ると、治具Jと治具挿入溝2
9の内周面との間に生じる摩擦抵抗によってホルダ20
に対してソケット本体10から離脱するような力が付与
されて、ホルダ20を抜き取ることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バルブソケットに
関する。
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ソケット本体のうちバルブ装着部
をレンズカバーにより密閉状に覆うことで、バルブ装着
部の防水を図るようにしたものの一例が特開2000−
315559公報に記載されている。このものは、図1
0に示すように、前端側がレンズカバー1により水密状
に覆われたソケット本体2内に後方からバルブ3を装着
したホルダ4が収容されるようになっており、バルブ3
が切れたときには、ソケット本体2からホルダ4を取り
外すことでバルブ3の交換ができるようになっている。
ホルダ4には、ソケット本体2内に設けられた係止部5
に対して弾性的に係止可能な弾性係止片6が設けられ、
これによりホルダ4をソケット本体2に保持できるよう
になっている。
をレンズカバーにより密閉状に覆うことで、バルブ装着
部の防水を図るようにしたものの一例が特開2000−
315559公報に記載されている。このものは、図1
0に示すように、前端側がレンズカバー1により水密状
に覆われたソケット本体2内に後方からバルブ3を装着
したホルダ4が収容されるようになっており、バルブ3
が切れたときには、ソケット本体2からホルダ4を取り
外すことでバルブ3の交換ができるようになっている。
ホルダ4には、ソケット本体2内に設けられた係止部5
に対して弾性的に係止可能な弾性係止片6が設けられ、
これによりホルダ4をソケット本体2に保持できるよう
になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ホルダ4を
取り外す場合には、片方の手で持った治具をソケット本
体2内に後方から挿入し、その治具を操作して弾性係止
片6を弾性変形させて係止状態を解除しつつ、もう片方
の手でホルダ4に設けられた接触端子7を摘んで後方へ
引っ張らなければならない。すなわち、治具により弾性
係止片6を撓ませる操作と、接触端子7を摘んで引っ張
る操作とを両手を使って行う必要があるため、作業性が
芳しくなかった。本発明は上記のような事情に基づいて
完成されたものであって、ホルダの取り外し作業性を向
上させることを目的とする。
取り外す場合には、片方の手で持った治具をソケット本
体2内に後方から挿入し、その治具を操作して弾性係止
片6を弾性変形させて係止状態を解除しつつ、もう片方
の手でホルダ4に設けられた接触端子7を摘んで後方へ
引っ張らなければならない。すなわち、治具により弾性
係止片6を撓ませる操作と、接触端子7を摘んで引っ張
る操作とを両手を使って行う必要があるため、作業性が
芳しくなかった。本発明は上記のような事情に基づいて
完成されたものであって、ホルダの取り外し作業性を向
上させることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明は、パネル等の取付孔
に貫通して取り付けられるソケット本体には、後端側か
らバルブが着脱可能に装着されたホルダが抜き差し可能
に収容されるのに対し、前端側に前記バルブを臨ませる
ことが可能な密閉状のバルブ収容空間が形成され、且つ
前記ホルダには、前記ソケット本体内に設けられた係止
部に対して弾性的に係止することでホルダをソケット本
体に保持させるための弾性係止片が設けられているもの
において、前記弾性係止片には、後方から治具が挿入可
能とされるとともに挿入した治具を傾動操作することで
弾性係止片を撓み変形させて前記係止部との係止状態を
解除することができ、且つ傾動した治具を引っ張り操作
することで前記ホルダに対して前記ソケット本体から離
脱するような力を付与可能な治具挿入溝が設けられてい
る構成としたところに特徴を有する。
めの手段として、請求項1の発明は、パネル等の取付孔
に貫通して取り付けられるソケット本体には、後端側か
らバルブが着脱可能に装着されたホルダが抜き差し可能
に収容されるのに対し、前端側に前記バルブを臨ませる
ことが可能な密閉状のバルブ収容空間が形成され、且つ
前記ホルダには、前記ソケット本体内に設けられた係止
部に対して弾性的に係止することでホルダをソケット本
体に保持させるための弾性係止片が設けられているもの
において、前記弾性係止片には、後方から治具が挿入可
能とされるとともに挿入した治具を傾動操作することで
弾性係止片を撓み変形させて前記係止部との係止状態を
解除することができ、且つ傾動した治具を引っ張り操作
することで前記ホルダに対して前記ソケット本体から離
脱するような力を付与可能な治具挿入溝が設けられてい
る構成としたところに特徴を有する。
【0005】請求項2の発明は、請求項1に記載のもの
において、前記係止部は、前記弾性係止片が係止した状
態では前記治具挿入溝内に配されるようになっており、
その係止部には、治具挿入溝内に挿入される前記治具に
対して摺接することで治具を傾動姿勢へと案内可能な傾
動案内面が設けられているところに特徴を有する。
において、前記係止部は、前記弾性係止片が係止した状
態では前記治具挿入溝内に配されるようになっており、
その係止部には、治具挿入溝内に挿入される前記治具に
対して摺接することで治具を傾動姿勢へと案内可能な傾
動案内面が設けられているところに特徴を有する。
【0006】請求項3の発明は、請求項1または請求項
2に記載のものにおいて、前記治具挿入溝の内周面に
は、前記治具の挿入経路上に膨出するとともに挿入され
る治具によって圧潰されることで治具と治具挿入溝の内
周面との間に生じる摩擦抵抗を増幅可能な膨出部が設け
られているところに特徴を有する。
2に記載のものにおいて、前記治具挿入溝の内周面に
は、前記治具の挿入経路上に膨出するとともに挿入され
る治具によって圧潰されることで治具と治具挿入溝の内
周面との間に生じる摩擦抵抗を増幅可能な膨出部が設け
られているところに特徴を有する。
【0007】請求項4の発明は、請求項1ないし請求項
3のいずれかに記載のものにおいて、前記治具挿入溝内
には、前記治具に設けられた鉤部を引っ掛け可能な引っ
掛け部が設けられているところに特徴を有する。
3のいずれかに記載のものにおいて、前記治具挿入溝内
には、前記治具に設けられた鉤部を引っ掛け可能な引っ
掛け部が設けられているところに特徴を有する。
【0008】
【発明の作用及び効果】<請求項1の発明>バルブを装
着したホルダをソケット本体内に後端側から収容する
と、バルブがバルブ収容空間内に臨むとともに、弾性係
止片が係止部に対して弾性的に係止されることでホルダ
がソケット本体に保持される。バルブを交換する際に
は、治具を治具挿入溝内に挿入した後に傾動操作するこ
とで、弾性係止片を撓み変形させて係止部との係止状態
を解除することができる。その後、傾動した治具を後方
へ引っ張り操作することで、ホルダに対してソケット本
体から離脱するような力を付与することができ、もって
バルブを装着したホルダをソケット本体から引き抜くこ
とができる。このように治具の操作のみでホルダを取り
外すことができ、一連の作業を片手で行うことが可能と
なるから、取り外し作業性が良好となる。
着したホルダをソケット本体内に後端側から収容する
と、バルブがバルブ収容空間内に臨むとともに、弾性係
止片が係止部に対して弾性的に係止されることでホルダ
がソケット本体に保持される。バルブを交換する際に
は、治具を治具挿入溝内に挿入した後に傾動操作するこ
とで、弾性係止片を撓み変形させて係止部との係止状態
を解除することができる。その後、傾動した治具を後方
へ引っ張り操作することで、ホルダに対してソケット本
体から離脱するような力を付与することができ、もって
バルブを装着したホルダをソケット本体から引き抜くこ
とができる。このように治具の操作のみでホルダを取り
外すことができ、一連の作業を片手で行うことが可能と
なるから、取り外し作業性が良好となる。
【0009】<請求項2の発明>治具を治具挿入溝内に
真っ直ぐに挿入すると、傾動案内面に摺接されることで
傾動され、弾性係止片を撓ませることができる。このよ
うに治具を傾動案内面により自動的に傾動させることが
できるから、ホルダの取り外し作業性が一層良好とな
る。
真っ直ぐに挿入すると、傾動案内面に摺接されることで
傾動され、弾性係止片を撓ませることができる。このよ
うに治具を傾動案内面により自動的に傾動させることが
できるから、ホルダの取り外し作業性が一層良好とな
る。
【0010】<請求項3の発明>治具を治具挿入溝内に
挿入すると、膨出部が治具によって圧潰されることで、
治具と治具挿入溝の内周面との間に生じる摩擦抵抗が増
幅される。これにより治具の引っ張り操作時にホルダに
対してより大きな離脱方向の力を付与することができ
る。もってホルダをソケット本体から一層容易に取り外
すことができる。
挿入すると、膨出部が治具によって圧潰されることで、
治具と治具挿入溝の内周面との間に生じる摩擦抵抗が増
幅される。これにより治具の引っ張り操作時にホルダに
対してより大きな離脱方向の力を付与することができ
る。もってホルダをソケット本体から一層容易に取り外
すことができる。
【0011】<請求項4の発明>治具挿入溝内に挿入し
た治具を傾動させつつ、鉤部を引っ掛け部に引っ掛けた
状態で治具を後方へ引っ張ることで、ホルダをソケット
本体から離脱させることができる。鉤部と引っ掛け部と
の引っ掛かりによってホルダに対して離脱方向の力を付
与するようにしたから、ホルダをソケット本体からより
確実に取り外すことができる。
た治具を傾動させつつ、鉤部を引っ掛け部に引っ掛けた
状態で治具を後方へ引っ張ることで、ホルダをソケット
本体から離脱させることができる。鉤部と引っ掛け部と
の引っ掛かりによってホルダに対して離脱方向の力を付
与するようにしたから、ホルダをソケット本体からより
確実に取り外すことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面に基づいて説明する。 <第1実施形態>本発明の第1実施形態を図1ないし図
6によって説明する。本実施形態のバルブソケットは、
大まかには、図1に示すように、ソケット本体10と、
バルブBを着脱可能なホルダ20とから構成されてい
る。バルブBは、詳細には図示しないがウェッジベース
タイプのものである。なお、以下では、図1の左方を前
方とし、図1の右方を後方とする。
面に基づいて説明する。 <第1実施形態>本発明の第1実施形態を図1ないし図
6によって説明する。本実施形態のバルブソケットは、
大まかには、図1に示すように、ソケット本体10と、
バルブBを着脱可能なホルダ20とから構成されてい
る。バルブBは、詳細には図示しないがウェッジベース
タイプのものである。なお、以下では、図1の左方を前
方とし、図1の右方を後方とする。
【0013】ソケット本体10は、合成樹脂製とされ、
図1及び図3に示すように、後方から見て略三角形の筒
状に形成されるとともにその内周側には、後方からバル
ブBを装着したホルダ20が抜き差し可能に収容される
ようになっている。ソケット本体10の内周面のうち、
下部には、収容するホルダ20を前止まりするための前
止まり壁部11が張り出して形成されている。この前止
まり壁11の内面からは、さらに内方へ突出する係止部
12が設けられている。係止部12の前面12aは、前
後方向と直交する端面とされており、ここにホルダ20
の弾性係止片27が係止可能とされている。係止部12
の後面は、前方に向かって上り勾配をなすよう傾斜した
案内面12bとされており、ここに弾性係止片27や治
具Jが乗り上げ可能となっている。
図1及び図3に示すように、後方から見て略三角形の筒
状に形成されるとともにその内周側には、後方からバル
ブBを装着したホルダ20が抜き差し可能に収容される
ようになっている。ソケット本体10の内周面のうち、
下部には、収容するホルダ20を前止まりするための前
止まり壁部11が張り出して形成されている。この前止
まり壁11の内面からは、さらに内方へ突出する係止部
12が設けられている。係止部12の前面12aは、前
後方向と直交する端面とされており、ここにホルダ20
の弾性係止片27が係止可能とされている。係止部12
の後面は、前方に向かって上り勾配をなすよう傾斜した
案内面12bとされており、ここに弾性係止片27や治
具Jが乗り上げ可能となっている。
【0014】ソケット本体10の外周面前端からは、フ
ランジ13が側方に張り出して形成されており、その前
面側には、透明または半透明の樹脂材からなるレンズカ
バー14が溶着により水密状に取り付けられ、その内部
にバルブBを臨ませることができるようになっている。
このレンズカバー14の内部空間が密閉状のバルブ収容
空間15となっている。なお、このソケット本体10
は、図示しないパネルの取付孔に貫通し、パネルの裏面
側にレンズカバー14を突き出した状態で所定の保持手
段により保持されるようになっている。
ランジ13が側方に張り出して形成されており、その前
面側には、透明または半透明の樹脂材からなるレンズカ
バー14が溶着により水密状に取り付けられ、その内部
にバルブBを臨ませることができるようになっている。
このレンズカバー14の内部空間が密閉状のバルブ収容
空間15となっている。なお、このソケット本体10
は、図示しないパネルの取付孔に貫通し、パネルの裏面
側にレンズカバー14を突き出した状態で所定の保持手
段により保持されるようになっている。
【0015】ホルダ20は、合成樹脂製とされ、内筒2
1と外筒22とを後端部にて連結した二重筒構造とされ
るとともに内筒21内によって、前方からバルブBを装
着可能なバルブ装着部23が形成されている。このバル
ブ装着部23内には、前方から一対の接触端子24が収
容可能とされており、バルブ装着部23の後端部には、
接触端子24を後方へ貫通させるための端子貫通口25
が一対開設されている。接触端子24は、金属板をプレ
ス加工して成形されており、装着されるバルブBに対し
て挟み込むようにして弾接可能な一対の弾性接触片部2
4aと、端子貫通口25を通って後方へ突出するタブ部
24bとを前後に備えている。またホルダ20の後端面
のうち、両端子貫通口25間には、タブ部24bの板面
に対して直交した板状のリブ26が後方へ突出して設け
られている。
1と外筒22とを後端部にて連結した二重筒構造とされ
るとともに内筒21内によって、前方からバルブBを装
着可能なバルブ装着部23が形成されている。このバル
ブ装着部23内には、前方から一対の接触端子24が収
容可能とされており、バルブ装着部23の後端部には、
接触端子24を後方へ貫通させるための端子貫通口25
が一対開設されている。接触端子24は、金属板をプレ
ス加工して成形されており、装着されるバルブBに対し
て挟み込むようにして弾接可能な一対の弾性接触片部2
4aと、端子貫通口25を通って後方へ突出するタブ部
24bとを前後に備えている。またホルダ20の後端面
のうち、両端子貫通口25間には、タブ部24bの板面
に対して直交した板状のリブ26が後方へ突出して設け
られている。
【0016】ホルダ20の外筒22は、下部が所定範囲
切欠されるとともにここに片持ち状の弾性係止片27が
前方へ延出して設けられている。この弾性係止片27
は、長さ寸法が内筒21よりも短く設定されるととも
に、その後端部を支点として上下に撓み変形可能とされ
ている。弾性係止片27と内筒21との間には、弾性係
止片27の撓み変形を許容する撓み空間28が確保され
ている。弾性係止片27における中心部分には、詳細は
後述するが、後方から弾性係止片27を強制的に撓み変
形させるための治具Jを挿入可能な治具挿入溝29が後
方へ開口して設けられている。弾性係止片27のうち下
部前端側には、治具挿入溝29の前部を下方へ開放する
切欠部30が所定長さにわたって設けられている。また
弾性係止片27の後端からは、突き当て部31が下方へ
突出して設けられている。
切欠されるとともにここに片持ち状の弾性係止片27が
前方へ延出して設けられている。この弾性係止片27
は、長さ寸法が内筒21よりも短く設定されるととも
に、その後端部を支点として上下に撓み変形可能とされ
ている。弾性係止片27と内筒21との間には、弾性係
止片27の撓み変形を許容する撓み空間28が確保され
ている。弾性係止片27における中心部分には、詳細は
後述するが、後方から弾性係止片27を強制的に撓み変
形させるための治具Jを挿入可能な治具挿入溝29が後
方へ開口して設けられている。弾性係止片27のうち下
部前端側には、治具挿入溝29の前部を下方へ開放する
切欠部30が所定長さにわたって設けられている。また
弾性係止片27の後端からは、突き当て部31が下方へ
突出して設けられている。
【0017】ホルダ20をソケット本体10内に収容す
る過程では、弾性係止片27が係止部12に乗り上げつ
つ一旦弾性変形され、ホルダ20が正規深さまで収容さ
れると、弾性係止片27が復帰するとともに係止部12
が切欠部30を介して治具挿入溝29内に進入されるよ
うになっている(図2)。この収容状態では、係止部1
2の前面12aが治具挿入溝29の前面29aに係止さ
れることで、ホルダ20がソケット本体10から抜け止
め状態に保持される。またこのとき突き当て部31が前
止まり壁11に突き当たることでホルダ20の前止まり
が図られる。なお、収容状態では、ソケット本体10の
後端部と、接触端子24のタブ部24bと、リブ26と
によってコネクタ部32が構成され、このコネクタ部3
2に対して後方から図示しない給電側コネクタが嵌合接
続可能となっている。
る過程では、弾性係止片27が係止部12に乗り上げつ
つ一旦弾性変形され、ホルダ20が正規深さまで収容さ
れると、弾性係止片27が復帰するとともに係止部12
が切欠部30を介して治具挿入溝29内に進入されるよ
うになっている(図2)。この収容状態では、係止部1
2の前面12aが治具挿入溝29の前面29aに係止さ
れることで、ホルダ20がソケット本体10から抜け止
め状態に保持される。またこのとき突き当て部31が前
止まり壁11に突き当たることでホルダ20の前止まり
が図られる。なお、収容状態では、ソケット本体10の
後端部と、接触端子24のタブ部24bと、リブ26と
によってコネクタ部32が構成され、このコネクタ部3
2に対して後方から図示しない給電側コネクタが嵌合接
続可能となっている。
【0018】さて、治具挿入溝29について詳しく説明
する。治具挿入溝29は、後方から見て横長な長方形状
に形成されており、その開口幅が治具Jよりも僅かに大
きく設定されることで、治具Jを挿入し易くなってい
る。この治具挿入溝29の内周面のうち上面(撓み空間
28側の面)には、治具Jの挿入経路上に膨出する膨出
部33が設けられている。この膨出部33は、半球状に
形成されるとともに、弾性係止片27のうち切欠部30
に臨む前寄りの位置、つまり治具Jの挿入方向奥寄りの
位置に配設されている。この膨出部33と治具挿入溝2
9の下面(弾性係止片27の下部のうち切欠部30の側
方に残された部分の内面)との間の距離は、治具Jの縦
寸法よりもやや狭く設定されている。従って、膨出部3
3は、治具挿入溝29内に挿入される治具Jによって圧
潰可能とされ、これにより治具挿入溝29の上下面と治
具Jとの間に生じる摩擦抵抗が増幅されるようになって
いる(図5)。
する。治具挿入溝29は、後方から見て横長な長方形状
に形成されており、その開口幅が治具Jよりも僅かに大
きく設定されることで、治具Jを挿入し易くなってい
る。この治具挿入溝29の内周面のうち上面(撓み空間
28側の面)には、治具Jの挿入経路上に膨出する膨出
部33が設けられている。この膨出部33は、半球状に
形成されるとともに、弾性係止片27のうち切欠部30
に臨む前寄りの位置、つまり治具Jの挿入方向奥寄りの
位置に配設されている。この膨出部33と治具挿入溝2
9の下面(弾性係止片27の下部のうち切欠部30の側
方に残された部分の内面)との間の距離は、治具Jの縦
寸法よりもやや狭く設定されている。従って、膨出部3
3は、治具挿入溝29内に挿入される治具Jによって圧
潰可能とされ、これにより治具挿入溝29の上下面と治
具Jとの間に生じる摩擦抵抗が増幅されるようになって
いる(図5)。
【0019】本実施形態は以上のような構造であり、続
いて組み付け手順の一例を説明する。図1に示すよう
に、ホルダ20に対して両接触端子24とバルブBとを
順次に装着してから、そのホルダ20をソケット本体1
0の内筒21内に後方から挿入する。挿入過程では、弾
性係止片27の前端部が係止部12の案内面12bに摺
接することで弾性係止片27が上方へ撓み変形されるよ
う案内される。そして、ホルダ20がソケット本体10
内に正規深さまで収容されたら、図2に示すように、弾
性係止片27の前端部が係止部12を乗り越えて弾性復
帰するとともに係止部12が切欠部30を介して治具挿
入溝29内に進入してその前面12aが治具挿入溝29
の前面29aに係止される。これにより、ホルダ20が
ソケット本体10から抜け止め状態に保持される。この
とき、突き当て部31が前止まり壁11に突き当たるこ
とでホルダ20が前後方向について位置決めされるとと
もに、バルブBがバルブ収容空間15に臨んで配され
る。その後、ソケット本体10を図示しないパネルの取
付孔に貫通した状態で取り付け、最後にコネクタ部32
に対して給電側コネクタを嵌合接続する。
いて組み付け手順の一例を説明する。図1に示すよう
に、ホルダ20に対して両接触端子24とバルブBとを
順次に装着してから、そのホルダ20をソケット本体1
0の内筒21内に後方から挿入する。挿入過程では、弾
性係止片27の前端部が係止部12の案内面12bに摺
接することで弾性係止片27が上方へ撓み変形されるよ
う案内される。そして、ホルダ20がソケット本体10
内に正規深さまで収容されたら、図2に示すように、弾
性係止片27の前端部が係止部12を乗り越えて弾性復
帰するとともに係止部12が切欠部30を介して治具挿
入溝29内に進入してその前面12aが治具挿入溝29
の前面29aに係止される。これにより、ホルダ20が
ソケット本体10から抜け止め状態に保持される。この
とき、突き当て部31が前止まり壁11に突き当たるこ
とでホルダ20が前後方向について位置決めされるとと
もに、バルブBがバルブ収容空間15に臨んで配され
る。その後、ソケット本体10を図示しないパネルの取
付孔に貫通した状態で取り付け、最後にコネクタ部32
に対して給電側コネクタを嵌合接続する。
【0020】一方、バルブBが切れた場合には、以下の
ようにしてバルブBを交換することができる。まず、給
電側コネクタを取り外してコネクタ部32を開放した状
態としてから、例えばマイナスドライバのような治具J
を治具挿入溝29内に後方から真っ直ぐに挿入する。図
4に示す深さに達した治具Jをさらに前方へ突っ込む
と、治具Jは、係止部12の案内面12bに摺接しつつ
前進することで、前方へ向かって上り勾配をなす傾動姿
勢(ホルダ20の離脱方向に対して傾斜した姿勢)へと
案内される。このとき弾性係止片27は、図5に示すよ
うに、傾動変位される治具Jによって押圧されて上方へ
撓み変形されるとともに係止部12の前面12aから治
具挿入溝29の前面29aが離れることで、弾性係止片
27と係止部12との係止状態が解除される。この治具
Jが傾動変位する過程では、膨出部33が治具Jによっ
て圧潰されることで、治具Jと治具挿入溝29の上下面
との間に生じる摩擦抵抗が増幅されるとともに治具Jの
挿入状態がやや圧入気味となっている。
ようにしてバルブBを交換することができる。まず、給
電側コネクタを取り外してコネクタ部32を開放した状
態としてから、例えばマイナスドライバのような治具J
を治具挿入溝29内に後方から真っ直ぐに挿入する。図
4に示す深さに達した治具Jをさらに前方へ突っ込む
と、治具Jは、係止部12の案内面12bに摺接しつつ
前進することで、前方へ向かって上り勾配をなす傾動姿
勢(ホルダ20の離脱方向に対して傾斜した姿勢)へと
案内される。このとき弾性係止片27は、図5に示すよ
うに、傾動変位される治具Jによって押圧されて上方へ
撓み変形されるとともに係止部12の前面12aから治
具挿入溝29の前面29aが離れることで、弾性係止片
27と係止部12との係止状態が解除される。この治具
Jが傾動変位する過程では、膨出部33が治具Jによっ
て圧潰されることで、治具Jと治具挿入溝29の上下面
との間に生じる摩擦抵抗が増幅されるとともに治具Jの
挿入状態がやや圧入気味となっている。
【0021】係止部12と弾性係止片27との係止状態
が完全に解除された状態から、治具Jを後方へ引っ張る
ように操作する。すると、治具Jと治具挿入溝29の内
周面(特に膨出部33を設けた上面)との間に生じる摩
擦抵抗によって、ホルダ20に対してソケット本体10
から後方へ離脱するような力が付与されるので、図6に
示すように、ホルダ20がソケット本体10に対して相
対的に後退変位する。そしてさらに治具Jを引っ張るこ
とで、ホルダ20をソケット本体10から引き抜くこと
ができる。その後、取り出したホルダ20から切れたバ
ルブBを取り外して新しいバルブBに交換したら、再度
そのホルダ20をソケット本体10内に収容することで
バルブBの交換作業が完了する。このように、ホルダ2
0を取り外すのに必要な作業は、治具Jの操作のみなの
で一連の作業を片手で行うことができる。
が完全に解除された状態から、治具Jを後方へ引っ張る
ように操作する。すると、治具Jと治具挿入溝29の内
周面(特に膨出部33を設けた上面)との間に生じる摩
擦抵抗によって、ホルダ20に対してソケット本体10
から後方へ離脱するような力が付与されるので、図6に
示すように、ホルダ20がソケット本体10に対して相
対的に後退変位する。そしてさらに治具Jを引っ張るこ
とで、ホルダ20をソケット本体10から引き抜くこと
ができる。その後、取り出したホルダ20から切れたバ
ルブBを取り外して新しいバルブBに交換したら、再度
そのホルダ20をソケット本体10内に収容することで
バルブBの交換作業が完了する。このように、ホルダ2
0を取り外すのに必要な作業は、治具Jの操作のみなの
で一連の作業を片手で行うことができる。
【0022】以上説明したように本実施形態によれば、
ソケット本体10からホルダ20を取り外すには、弾性
係止片27に設けた治具挿入溝29内に治具Jを挿入
し、その治具Jを傾動させた後に引っ張り操作すればよ
く、すなわち治具Jの操作のみでホルダ20を取り外す
ことができ、一連の作業を片手で行うことが可能となる
から、ホルダ20の取り外し作業性が良好となる。
ソケット本体10からホルダ20を取り外すには、弾性
係止片27に設けた治具挿入溝29内に治具Jを挿入
し、その治具Jを傾動させた後に引っ張り操作すればよ
く、すなわち治具Jの操作のみでホルダ20を取り外す
ことができ、一連の作業を片手で行うことが可能となる
から、ホルダ20の取り外し作業性が良好となる。
【0023】しかも、係止部12の案内面12bによっ
て治具挿入溝29内に挿入した治具Jを自動的に傾動さ
せることができるから、治具Jを治具挿入溝29に対し
て真っ直ぐに挿入するだけで弾性係止片27を撓ませる
ことができ、もってホルダ20の取り外し作業性が一層
良好となる。
て治具挿入溝29内に挿入した治具Jを自動的に傾動さ
せることができるから、治具Jを治具挿入溝29に対し
て真っ直ぐに挿入するだけで弾性係止片27を撓ませる
ことができ、もってホルダ20の取り外し作業性が一層
良好となる。
【0024】さらには、治具挿入溝29内に設けた膨出
部33を、挿入した治具Jによって圧潰することで、治
具Jと治具挿入溝29の内周面との間に生じる摩擦抵抗
が増幅されるから、治具Jの引っ張り操作時にホルダ2
0に対してより大きな離脱方向の力を付与することがで
きる。従って、ホルダ20をソケット本体10から一層
容易に取り外すことができる。しかも、膨出部33の配
設位置が治具Jの挿入方向奥寄りの位置となっており、
治具Jの挿入作業の最終段階で膨出部33を圧潰するよ
うにしているから、それまでの治具Jの挿入作業性を良
好に保つことができる。また、マイナスドライバのよう
な一般的な工具を治具Jとして使用することができるか
ら、専用の治具を設ける必要がある場合と比較して低コ
ストとなる。
部33を、挿入した治具Jによって圧潰することで、治
具Jと治具挿入溝29の内周面との間に生じる摩擦抵抗
が増幅されるから、治具Jの引っ張り操作時にホルダ2
0に対してより大きな離脱方向の力を付与することがで
きる。従って、ホルダ20をソケット本体10から一層
容易に取り外すことができる。しかも、膨出部33の配
設位置が治具Jの挿入方向奥寄りの位置となっており、
治具Jの挿入作業の最終段階で膨出部33を圧潰するよ
うにしているから、それまでの治具Jの挿入作業性を良
好に保つことができる。また、マイナスドライバのよう
な一般的な工具を治具Jとして使用することができるか
ら、専用の治具を設ける必要がある場合と比較して低コ
ストとなる。
【0025】<第2実施形態>次に、本発明の第2実施
形態を図7ないし図9によって説明する。この第2実施
形態では、治具を弾性係止片に対して引っ掛けつつ取り
外すことができるものを示す。
形態を図7ないし図9によって説明する。この第2実施
形態では、治具を弾性係止片に対して引っ掛けつつ取り
外すことができるものを示す。
【0026】弾性係止片27のうち上部には、図7に示
すように、治具挿入溝29を上方(撓み空間28側)へ
開放するとともに治具Jの前端部上面に突設された鉤部
Jaの進入を許容する引っ掛け孔34が設けられてい
る。引っ掛け孔34内に鉤部Jaを進入させた状態で
は、鉤部Jaの後端面Jbを引っ掛け孔34における孔
縁後部34aに引っ掛けることができるようになってい
る。
すように、治具挿入溝29を上方(撓み空間28側)へ
開放するとともに治具Jの前端部上面に突設された鉤部
Jaの進入を許容する引っ掛け孔34が設けられてい
る。引っ掛け孔34内に鉤部Jaを進入させた状態で
は、鉤部Jaの後端面Jbを引っ掛け孔34における孔
縁後部34aに引っ掛けることができるようになってい
る。
【0027】ソケット本体10内に収容したホルダ20
を取り外すには、治具挿入溝29内に治具Jを後方から
挿入し、その治具Jが係止部12の案内面12bに摺接
されることで、治具Jは弾性係止片27を撓み変形させ
つつ傾動変位される。治具Jが傾動される過程では、鉤
部Jaが引っ掛け孔34内に進入するとともにその孔縁
後部34aに対して鉤部Jaの後端面Jbが引っ掛か
る。図8に示すように、弾性係止片27が係止部12と
の係止状態を解除する姿勢まで撓み変形したら、鉤部J
aの後端面Jbを引っ掛け孔34の孔縁後部34aに引
っ掛けた状態としつつ治具Jを後方へ引っ張る。これに
よりホルダ20には、ソケット本体10から離脱するよ
うな力が付与されるので、図9に示すように、ホルダ2
0をソケット本体10から抜き取ることができる。
を取り外すには、治具挿入溝29内に治具Jを後方から
挿入し、その治具Jが係止部12の案内面12bに摺接
されることで、治具Jは弾性係止片27を撓み変形させ
つつ傾動変位される。治具Jが傾動される過程では、鉤
部Jaが引っ掛け孔34内に進入するとともにその孔縁
後部34aに対して鉤部Jaの後端面Jbが引っ掛か
る。図8に示すように、弾性係止片27が係止部12と
の係止状態を解除する姿勢まで撓み変形したら、鉤部J
aの後端面Jbを引っ掛け孔34の孔縁後部34aに引
っ掛けた状態としつつ治具Jを後方へ引っ張る。これに
よりホルダ20には、ソケット本体10から離脱するよ
うな力が付与されるので、図9に示すように、ホルダ2
0をソケット本体10から抜き取ることができる。
【0028】以上説明したように本実施形態によれば、
鉤部Jaの後端面Jbと引っ掛け孔34の孔縁後部34
aとの引っ掛かりによってホルダ20に対して離脱方向
の力を付与するようにしたから、ホルダ20をソケット
本体10から確実に取り外すことができ、取り外し作業
性が一層良好となる。なお、その他の構造、作用及び効
果は上記した第1実施形態と同様であるため重複する説
明は省略する。
鉤部Jaの後端面Jbと引っ掛け孔34の孔縁後部34
aとの引っ掛かりによってホルダ20に対して離脱方向
の力を付与するようにしたから、ホルダ20をソケット
本体10から確実に取り外すことができ、取り外し作業
性が一層良好となる。なお、その他の構造、作用及び効
果は上記した第1実施形態と同様であるため重複する説
明は省略する。
【0029】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記した実施形態では、治具挿入溝内に膨出部や
引っ掛け孔を設けたものを示したが、これらを省略して
もよく、その場合は、治具を傾動させたときに、治具及
び治具挿入溝のうちホルダの離脱方向に対して傾斜した
上面同士が当接することで生じる摩擦抵抗を利用してホ
ルダを取り外すようにしてもよい。
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記した実施形態では、治具挿入溝内に膨出部や
引っ掛け孔を設けたものを示したが、これらを省略して
もよく、その場合は、治具を傾動させたときに、治具及
び治具挿入溝のうちホルダの離脱方向に対して傾斜した
上面同士が当接することで生じる摩擦抵抗を利用してホ
ルダを取り外すようにしてもよい。
【0030】(2)上記した第1実施形態では、半球状
の膨出部を設けた場合を示したが、膨出部の形状、配設
位置及び数については任意に設定することができる。 (3)上記した第2実施形態では、弾性係止片に引っ掛
け孔を開設した場合を示したが、孔状のものに限らず、
例えば弾性係止片の内面に引っ掛け凹部を凹設するよう
にしてもよい。 (4)上記した第2実施形態の変形例として、鉤部を治
具の下面側にも形成し、治具を治具挿入溝内に挿入する
際に上下どちらの向きでも挿入できるようにしてもよ
い。また鉤部を治具の全周にわたって設けるようにして
もよい。 (5)上記した実施形態では、ウェッジベースタイプの
バルブを装着するバルブソケットについて例示したが、
例えば口金付きのバルブを装着するバルブソケットにつ
いても本発明は同様に適用可能である。
の膨出部を設けた場合を示したが、膨出部の形状、配設
位置及び数については任意に設定することができる。 (3)上記した第2実施形態では、弾性係止片に引っ掛
け孔を開設した場合を示したが、孔状のものに限らず、
例えば弾性係止片の内面に引っ掛け凹部を凹設するよう
にしてもよい。 (4)上記した第2実施形態の変形例として、鉤部を治
具の下面側にも形成し、治具を治具挿入溝内に挿入する
際に上下どちらの向きでも挿入できるようにしてもよ
い。また鉤部を治具の全周にわたって設けるようにして
もよい。 (5)上記した実施形態では、ウェッジベースタイプの
バルブを装着するバルブソケットについて例示したが、
例えば口金付きのバルブを装着するバルブソケットにつ
いても本発明は同様に適用可能である。
【図1】本発明の第1実施形態に係るソケット本体とホ
ルダの断面図
ルダの断面図
【図2】ソケット本体内にホルダを収容した状態を示す
断面図
断面図
【図3】ソケット本体内にホルダを収容した状態を示す
背面図
背面図
【図4】治具挿入溝内に治具を挿入する過程を示す断面
図
図
【図5】治具を傾動させて弾性係止片が撓み変形された
状態を示す断面図
状態を示す断面図
【図6】ホルダをソケット本体から抜き取る過程を示す
断面図
断面図
【図7】本発明の第2実施形態に係るソケット本体内に
ホルダを装着した状態を示す断面図
ホルダを装着した状態を示す断面図
【図8】治具を傾動させて鉤部が引っ掛け孔に引っ掛か
った状態を示す断面図
った状態を示す断面図
【図9】ホルダをソケット本体から抜き取る過程を示す
断面図
断面図
【図10】従来例の断面図
10…ソケット本体
12…係止部
12b…案内面(傾動案内面)
15…バルブ収容空間
20…ホルダ
27…弾性係止片
29…治具挿入溝
33…膨出部
34…引っ掛け孔(引っ掛け部)
B…バルブ
J…治具
Ja…鉤部
Claims (4)
- 【請求項1】 パネル等の取付孔に貫通して取り付けら
れるソケット本体には、後端側からバルブが着脱可能に
装着されたホルダが抜き差し可能に収容されるのに対
し、前端側に前記バルブを臨ませることが可能な密閉状
のバルブ収容空間が形成され、且つ前記ホルダには、前
記ソケット本体内に設けられた係止部に対して弾性的に
係止することでホルダをソケット本体に保持させるため
の弾性係止片が設けられているものにおいて、 前記弾性係止片には、後方から治具が挿入可能とされる
とともに挿入した治具を傾動操作することで弾性係止片
を撓み変形させて前記係止部との係止状態を解除するこ
とができ、且つ傾動した治具を引っ張り操作することで
前記ホルダに対して前記ソケット本体から離脱するよう
な力を付与可能な治具挿入溝が設けられていることを特
徴とするバルブソケット。 - 【請求項2】 前記係止部は、前記弾性係止片が係止し
た状態では前記治具挿入溝内に配されるようになってお
り、その係止部には、治具挿入溝内に挿入される前記治
具に対して摺接することで治具を傾動姿勢へと案内可能
な傾動案内面が設けられていることを特徴とする請求項
1記載のバルブソケット。 - 【請求項3】 前記治具挿入溝の内周面には、前記治具
の挿入経路上に膨出するとともに挿入される治具によっ
て圧潰されることで治具と治具挿入溝の内周面との間に
生じる摩擦抵抗を増幅可能な膨出部が設けられているこ
とを特徴とする請求項1または請求項2記載のバルブソ
ケット。 - 【請求項4】 前記治具挿入溝内には、前記治具に設け
られた鉤部を引っ掛け可能な引っ掛け部が設けられてい
ることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか
に記載のバルブソケット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002082903A JP2003282207A (ja) | 2002-03-25 | 2002-03-25 | バルブソケット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002082903A JP2003282207A (ja) | 2002-03-25 | 2002-03-25 | バルブソケット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003282207A true JP2003282207A (ja) | 2003-10-03 |
Family
ID=29230912
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002082903A Pending JP2003282207A (ja) | 2002-03-25 | 2002-03-25 | バルブソケット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003282207A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007122913A (ja) * | 2005-10-25 | 2007-05-17 | Yamaichi Electronics Co Ltd | 半導体装置用ソケット |
JP2008091039A (ja) * | 2006-09-29 | 2008-04-17 | Yukita Electric Wire Co Ltd | コネクタ端子の接続構造 |
JP2015156387A (ja) * | 2015-04-21 | 2015-08-27 | 矢崎総業株式会社 | コネクタ |
-
2002
- 2002-03-25 JP JP2002082903A patent/JP2003282207A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007122913A (ja) * | 2005-10-25 | 2007-05-17 | Yamaichi Electronics Co Ltd | 半導体装置用ソケット |
JP4551309B2 (ja) * | 2005-10-25 | 2010-09-29 | 山一電機株式会社 | 半導体装置用ソケット |
JP2008091039A (ja) * | 2006-09-29 | 2008-04-17 | Yukita Electric Wire Co Ltd | コネクタ端子の接続構造 |
JP2015156387A (ja) * | 2015-04-21 | 2015-08-27 | 矢崎総業株式会社 | コネクタ |
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