JP2003282168A - コネクタ実装構造および電気光学装置、並びに電子機器 - Google Patents

コネクタ実装構造および電気光学装置、並びに電子機器

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JP2003282168A JP2002084337A JP2002084337A JP2003282168A JP 2003282168 A JP2003282168 A JP 2003282168A JP 2002084337 A JP2002084337 A JP 2002084337A JP 2002084337 A JP2002084337 A JP 2002084337A JP 2003282168 A JP2003282168 A JP 2003282168A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コネクタの両側のバネ接点の接触圧をバラン
スさせ、コネクタの接触信頼性を高めること。 【解決手段】 コネクタ本体6aの上下にバネ接点12
を設け、フレーム10の長穴9に入れる。コネクタ本体
6aには、レバー8が形成されており、先端の鉤部11
が長穴9の突起部を乗り越えることで嵌め込まれる。一
方のバネ接点12はガラス基板4の額縁4aに設けたコ
ンタクト端子3に接触し、他方のバネ端子12は回路基
板2のコンタクト端子5に接触する。この状態でコネク
タ6はバネ端子12により保持され、バネ接点12の接
触圧のバランスがとれた状態になる。これにより、接触
不良等のトラブルを防止してコネクタの接触信頼性を高
めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コネクタの両側
バネ接点の接触圧をバランスさせ、コネクタの接触信頼
性を高められるコネクタ実装構造および電気光学装置、
並びに電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】図10は、従来の液晶表示装置の接続構
造を示す断面図である。この液晶表示装置500は、液
晶表示パネル1と実機側の回路基板2とを電気的に接続
する構造であり、具体的には回路基板2上に形成された
配線パターンのコンタクト端子3と、ガラス基板4の額
縁4a上に形成された配線パターンのコンタクト端子5
とを、両側接点を有するコネクタ501により接続した
構造である。
【0003】コネクタ501は、図11に示すように、
断面が逆凸形状の長尺形状であり、上面および下面にバ
ネ接点502を連設した構成であり、上下一対のバネ接
点502はコネクタ本体501a内で電気的に接続され
ている。液晶表示パネル1は、2枚のガラス基板4,1
5の間に液晶16を封入した構成であり、各ガラス基板
4,15の対向面にそれぞれ形成した電極パターンは、
一部で上下導通が図られ、ドライバICを実装している
額縁4a上まで配線されている。
【0004】コネクタ501は、導光板やLED光源等
で構成する照明装置を固定するライトガイドの機能を有
するフレーム503の長穴504に圧入されて接着固定
される。液晶表示パネル1は、額縁上面がコネクタ50
1のバネ接点502側になるようにフレーム503に固
定される。これにより、額縁4aの上面に形成した配線
パターンのコンタクト端子5が、コネクタ501のバネ
接点502と所定の接触圧を以って電気的に接触する。
【0005】一方、このフレーム503ごと液晶表示パ
ネル1を図示しない筐体に固定することで、実機側の回
路基板2上に形成した配線パターンのコンタクト端子3
と、コネクタ501のバネ接点502とが所定の接触圧
を以って電気的に接触する。この状態で、回路基板2の
配線パターンと液晶表示パネル1の配線パターンとが上
下導通する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のコネクタ実
装構造では、コネクタ501をフレーム503に圧入固
定するため、圧入不足等に起因して両側のバネ接点50
2の接触圧のバランスが悪くなる場合がある。また、液
晶表示装置500に衝撃が加わった場合、コネクタ50
1と回路基板2、コネクタ501と液晶表示パネル1の
位置関係にずれが起こり、残留歪が生じたり、接触不良
が生じる事も生じ得る。
【0007】そこで、この発明は、上記に鑑みてなされ
たものであって、コネクタの両側バネ接点の接触圧をバ
ランスさせ、コネクタの接触信頼性を高められるコネク
タ実装構造および電気光学装置、並びに電子機器を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、この発明によるコネクタ実装構造は、コネクタ本
体の両側に弾性体接点が設けられ、この弾性体接点がそ
れぞれ対向している導電体に弾性変形しつつ接触するこ
とで導電体同士を電気的に接続し、且つ弾性体接点の弾
性力により全体がフロー状態で保持されることを特徴と
する。
【0009】この発明では、導電体とコネクタとの相対
位置に変化が生じても、コネクタ本体は、両側の弾性体
接点によりコネクタ本体がフロー状態で保持されている
ため、導電体に対する接触圧にばらつきが生じない。こ
れにより、実装した機器に衝撃等が加わってもコネクタ
の接続に不具合が生じないから、信頼性の高い接続が可
能になる。
【0010】つぎの発明によるコネクタ実装構造は、コ
ネクタ本体の両側に複数のバネ接点が設けられ、この両
側一対のバネ接点はそれぞれ電気的に接続しており、コ
ネクタ本体は、フレームの穴に非固定状態で入れて保持
し且つバネ接点を設けた方向に移動可能であり、前記バ
ネ接点は、前記コネクタ本体の両側に対向する位置の導
電体と所定の接触圧で接触していることを特徴とする。
【0011】フレームの穴に非固定状態で入れて保持す
ることでコネクタ本体がフロー状態となっており、その
両側の弾性体接点の導電体に対する接触圧がバランスす
る。これにより、実装した機器に衝撃等が加わってもコ
ネクタの接続に不具合が生じないから、接続信頼性を高
めることができる。
【0012】つぎの発明によるコネクタ実装構造は、上
記構成において、更に、コネクタ本体にレバーを設ける
と共に当該レバーに2箇所の鉤部を設け、一方でフレー
ムの穴の側面に前記レバーの鉤部と鉤部の間に入れ込む
突起部を形成し、この突起部の幅よりも鉤部と鉤部との
間隔が大きく、当該差をもってコネクタ本体の移動量を
規制することを特徴とする。
【0013】突起部をレバーの鉤部と鉤部との間に入れ
込むことでコネクタ本体を遊びを持たせて保持すると共
に、突起部の幅よりも鉤部と鉤部との間隔を大きくする
ことで移動量を規制する。
【0014】つぎの発明による電気光学装置は、所定の
配線パターンが形成されている電気光学パネルと、電気
光学パネルを重ねて固定するフレームと、電気光学パネ
ルの反対側に配置され、所定の配線パターンが形成され
ている回路基板と、フレームに設けた穴にフロー状態で
入れられ、且つコネクタ本体の上下にはコネクタ本体か
らバネ端子が突出し、バネ端子が電気光学パネルの配線
パターンと回路基板の配線パターンとに接触してこれら
を電気的に接続するコネクタとを備えたことを特徴とす
る。
【0015】バネ端子が電気光学パネルの配線パターン
と回路基板の配線パターンとの間に存在し、コネクタ本
体がフロー状態であるから、両配線パターンに対する接
触圧がバランスする。これにより、コネクタによる接触
不良等が抑制され、コネクタの接続信頼性が向上する。
【0016】つぎの発明による電子機器は、上記のいず
れか一つに記載した構造のコネクタ実装構造を備えたこ
とを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明につき図面を参照
しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこ
の発明が限定されるものではない。また、下記実施の形
態における構成要素には、当業者により置換可能かつ容
易なもの或いは実質的に同一のものが含まれる。
【0018】(実施の形態1)図1は、この発明の実施
の形態1に係る液晶表示装置の接続構造のコネクタを示
す斜視図である。図2は、図1に示したコネクタによる
接続状態を示す断面図である。図3は、図2のI−I断面
図である。なお、図1は、一部破断図となる。この液晶
表示装置100は、液晶表示パネル1と実機側の回路基
板2とを電気的に接続する構造であり、具体的には、回
路基板2上に形成された配線パターンのコンタクト端子
3と、ガラス基板4の額縁4a上に形成された配線パタ
ーンのコンタクト端子5とを、両側接点を有するコネク
タ6により接続した構造である。
【0019】コネクタ6は、断面が略四角形の長尺であ
り、両側にスナップ動作により本体の突起部7に遊嵌す
るレバー8で長穴9に固定されている。また、コネクタ
6全体は、フレーム10の長穴9により遊びをもって保
持される。レバー8には2箇所の鉤部11が設けられて
いる。鉤部11と鉤部11との間隔Aは、フレーム10
の突起部7の幅よりも大きい。この鉤部11の間隔Aに
よりコネクタ6の上下方向移動量が規制される。
【0020】コネクタ6は、長穴9に一定の力で押し込
むことで、レバー8先端の鉤部11が突起部7により変
形させられ、そのまま押し込むと、レバー8の先端の鉤
部11が突起部7を乗り越し、レバー8が元に戻る結
果、コネクタ本体6aが長穴9に遊嵌される。また、コ
ネクタ6は、プラスチック製であり当該レバー8を含め
て射出成形により一体成形される。
【0021】コネクタ6の上下両面には、本体6aに対
して片持ちの複数のバネ接点12が連設されている。こ
のバネ接点12は、金属製であり且つ上下一対のバネ接
点12は本体6aの内部にて電気的に接続されている
(接続部13)。バネ接点12同士の接続部13は、本
体成形時のインサートモールドにより当該本体6aに埋
設される。
【0022】バネ接点12は、液晶表示パネル1をフレ
ーム10に固定した状態で、液晶表示パネル1の配線パ
ターンのコンタクト端子5に所定の接触圧をもって接触
する。なお、フレーム10は、導光板やLED光源等か
らなる照明装置のライトガイドとして機能するが、これ
に限定されず、コネクタ6を当該位置に保持できればこ
の発明の目的を達成できる。このため、図示しないが、
コネクタ6の本体6aを長穴9内にて遊びをもって保持
し、且つレバー8が遊嵌する突起部7が設けられていれ
ば、単なるコネクタ本体6aの周囲にのみ位置する枠体
であっても良い。
【0023】一方、回路基板2を図示しない実機筐体に
固定することで、回路基板2上に形成した配線パターン
のコンタクト端子3がバネ接点12と所定の接触圧をも
って接触する。これにより、液晶表示パネル1の配線パ
ターンと回路基板2の配線パターンとが、電気的に接続
される。
【0024】次に、このコネクタ6の機能について説明
する。既述の通り当該コネクタ6は、バネ接点12の弾
性力による接触圧が上下のバネ接点12でバランスする
位置にて保持され、鉤部11と突起部7との間隔分だけ
上下方向に移動可能な状態にある。ここで、液晶表示装
置100が落下等による衝撃を受け、回路基板2とフレ
ーム10との間隔C或いは液晶表示パネル1とフレーム
10との間隔Dが変化した場合、コネクタ6は、上下一
対のバネ接点12,12の弾性力により保持されている
から、回路基板2とフレーム10、液晶表示パネル1と
フレーム10との間隔のずれの影響を受けない。このた
め、バネ接点12,12の接触圧のバランスを崩すこと
なくコネクタ6が保持される。
【0025】また、上記のような効果は、コネクタ6の
有する移動量の範囲内で維持される。また、この液晶表
示装置100では、従来の液晶表示装置のように、コネ
クタをフレームに圧入することがないので、初期状態に
おける上下バネ接点12,12の接触圧のばらつきが殆
どない。
【0026】以上から、この実施の形態に係る液晶表示
装置100では、コネクタ6の両側バネ接点12,12
の接触圧が常にバランスするので、接触圧のばらつきに
起因した残留歪や接触不良を抑制し、コネクタ6の接触
信頼性を高めることができる。
【0027】また、上記実施の形態1では、液晶表示装
置100の場合を例に挙げたがこれに限定されるもので
はない。例えばパーソナルコンピュータや電子辞書等の
内部で電気的接続を必要とする携帯電子機器に好適であ
る。また、上記実施の形態1の構成は、液晶表示パネル
1と回路基板2とを接続する場合に好適であるが、接続
対象となる組み合わせはこれらに限定されない。例えば
2つの回路基板同士を接続する場合等にも適用できる。
また、上記コネクタ6の本体6aは分割構造であっても
良い。その場合、分割した本体ごとに所定のバネ接点を
設けるようにする。
【0028】(実施の形態2)図4は、この発明の実施
の形態2に係る液晶表示装置を示す断面図である。図5
は、図4に示したコネクタの斜視図である。この液晶表
示装置200は、上記実施の形態1の液晶表示装置10
0と略同一であるが、レバー201による遊嵌の形態が
異なる。このコネクタ202では、レバー201がコネ
クタ本体202aの長辺に複数形成されている。それぞ
れのレバー201には、鉤部203,203が形成され
ており、この鉤部203と鉤部203との間隔Eはフレ
ーム10の板厚tより大きくなっている。即ち、この寸
法差がコネクタ202の上下移動を規制して、移動量を
決定する。
【0029】レバー201は、本体202aの射出成形
時に一体成形する。複数のバネ接点204は、上記実施
の形態1と同様にコネクタ本体202aにインサートモ
ールドする。この実施の形態2の液晶表示装置200も
同様に、コネクタ202をフレーム10の長穴9に押し
込むと、レバー201先端の鉤部203が長穴端縁9a
に接触してレバー201が押し込まれ、そのままコネク
タ本体202aを押し込むことで長穴9にコネクタ20
2を嵌め入れることができる。この嵌め入れた状態で、
コネクタ202は上下方向に所定の移動量を与えられ
る。
【0030】バネ接点204は、液晶表示パネル1をフ
レーム10に固定した状態で、液晶表示パネル1の配線
パターンのコンタクト端子5に所定の接触圧をもって接
触する。一方、回路基板2を図示しない実機筐体に固定
することで、回路基板2上に形成した配線パターンのコ
ンタクト端子3がバネ接点204と所定の接触圧をもっ
て接触する。これにより、コネクタ202は上下のバネ
接点204,204の弾性力により保持され、これら上
下一対のバネ接点204,204はコンタクト端子3,
5に対する接触圧がバランスした状態となる。
【0031】この液晶表示装置200においても、上記
同様にコネクタ202の両側バネ接点204,204の
接触圧が常にバランスするので、接触圧のばらつきに起
因した残留歪や接触不良を抑制し、コネクタ202の接
触信頼性を高めることができる。
【0032】(実施の形態3)図6は、この発明の実施
の形態3に係る液晶表示装置を示す断面図である。この
液晶表示装置300は、断面が四角形の長尺のコネクタ
本体301aに複数のバネ接点302をモールド成形
し、このコネクタ本体301aをフレーム10の長穴9
に入れ、矩形の枠板303を上下面の長穴周縁に貼り付
けたものである。コネクタ本体301aの厚さはフレー
ム10の板厚より小さく、且つ枠板303により長穴9
内に拘束されているので、フレーム10の板厚とコネク
タ本体301aの厚さの差がコネクタ301の移動量と
なる。係る構成によれば、コネクタ301の構造が簡単
になるから製造し易い。また、小さいレバー等が突出し
ていないのでコネクタ301が損傷し難い。このコネク
タ301の作用効果は上記実施の形態1および2と同様
であるから説明を省略する。
【0033】(実施の形態4)図7は、この発明の実施
の形態4に係る液晶表示装置を示す断面図である。図8
は、図7のコネクタを示す斜視図である。この液晶表示
装置400は、回路基板2上に形成された配線パターン
のコンタクト端子3と、ガラス基板4の額縁4a上に形
成された配線パターンのコンタクト端子5とを、両側接
点を有するコネクタ401により接続した構造である。
【0034】コネクタ401は、プラスチックフィルム
上にストライプ状の配線パターン402を形成し、当該
プラスチックフィルムを円筒状に湾曲維持させた構造で
ある。また、フレーム10には、コネクタ401を挿入
する長穴9が設けられており、この長穴9の長さはコネ
クタ401の長さより若干大きめで、長穴9の幅は円筒
状のコネクタ401の径より若干大きめとなる。長穴9
の両端には突起部403が形成されており、コネクタ4
01を長穴9に押し込むことでフィルム端部401aが
変形し、そのまま押し込むとコネクタ401内部に突起
部403が入り、コネクタ401は長穴9内で保持され
る。また、コネクタ401の直径は、フレーム10の厚
さより大きい。
【0035】円筒状に成形されたコネクタ401は、プ
ラスチックフィルムにより構成されているので、それ自
体が弾性力を有し、上記実施の形態1〜3のバネ接点と
同じように作用する。即ち、フレーム10の長穴9から
の突出部分401bには、ストライプ状に配線パターン
402が形成されており、この突出部分401bが液晶
表示パネル1のコンタクト端子5に所定の接触圧をもっ
て接触する。接触した状態で突出した円筒形状が若干つ
ぶれて変形する。同様に、実記の回路基板2の突出部分
401cが所定の接触圧をもって接触する。これによ
り、コネクタ401の周囲に形成した配線パターンによ
り液晶表示パネル1の配線パターンと回路基板2の配線
パターンとが電気的に接触する。
【0036】次に、このコネクタ401の機能について
説明する。コネクタ401は、コネクタ自体の弾性力に
よる接触圧が上下でバランスする位置にて保持される。
ここで、液晶表示装置400が落下等による衝撃を受
け、回路基板2とフレーム10との間隔或いは液晶表示
パネル1とフレーム10との間隔が変化した場合、コネ
クタ401は、それ自体の弾性力で上下接触圧をバラン
スして保持しているから、回路基板2とフレーム10、
液晶表示パネル1とフレーム10との間隔のずれの影響
を受けることなく、コネクタ401の接触圧のバランス
を崩すことなく保持される。
【0037】また、この液晶表示装置400では、従来
の液晶表示装置のように、コネクタ401をフレーム1
0に圧入することがないので、初期状態における接触圧
のばらつきが殆どない。更に、配線パターンをストライ
プ状に形成して湾曲させるだけでよいので、コネクタの
製造が簡単である。
【0038】(実施の形態5)図9は、この発明の実施
の形態5に係る電子機器である携帯電話機を示す斜視図
である。この携帯電話機2000は、各操作ボタン20
01が設けられマイクを内蔵した本体部2002と、表
示画面やアンテナを備えスピーカを内蔵した表示部20
02とを有し、本体部2001と表示部2002とが相
互に折りたたみ自在に構成されている。表示部2002
内には上記の液晶表示装置100が内蔵され、その内面
上には、上記液晶表示パネル110の表示画面が視認可
能に構成され、また、外面上には、上記液晶表示パネル
130の表示画面が視認可能に構成されている。
【0039】この実施の形態では、図9(a)に示すよ
うに、本体部2001から表示部2002を開くことに
よって、上記中央制御部からの指令によって液晶表示パ
ネル110が点灯し、所定の画像が表示され、また図9
(b)に示すように表示部2002を本体部2001上
に折り畳むことにより、液晶表示パネル110が消灯
し、その代わりに、液晶表示パネル130が点灯して所
定の画像が表示されるように構成することができる。
【0040】この実施の形態では、上記のように液晶表
示装置の接続信頼性が高いため、落下等の衝撃を加えて
も、接続不良等を起こし難い。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係るコ
ネクタ実装構造では、コネクタ本体の両側に弾性体接点
が設けられ、この弾性体接点がそれぞれ対向している導
電体に弾性変形しつつ接触することで導電体同士を電気
的に接続し、且つ弾性体接点の弾性力により全体がフロ
ー状態で保持されるので、コネクタの接続信頼性を高め
ることができる。
【0042】また、この発明に係るコネクタ実装構造で
は、コネクタ本体の両側に複数のバネ接点が設けられ、
この両側一対のバネ接点はそれぞれ電気的に接続してお
り、コネクタ本体は、フレームの穴に非固定状態で入れ
て保持し且つバネ接点を設けた方向に移動可能であり、
前記バネ接点は、前記コネクタ本体の両側に対向する位
置の導電体と所定の接触圧で接触しているので、コネク
タの両側バネ接点の接触圧がバランスし、コネクタの接
触信頼性が高まる。
【0043】また、この発明に係るコネクタ実装構造で
は、コネクタ本体にレバーを設けると共に当該レバーに
2箇所の鉤部を設け、一方でフレームの穴の側面に前記
レバーの鉤部と鉤部の間に入れ込む突起部を形成し、こ
の突起部の幅よりも鉤部と鉤部との間隔が大きく、当該
差をもってコネクタ本体の移動量を規制するので、コネ
クタ本体の保持を行うと共に所定移動量の確保を実現で
きる。
【0044】また、この発明に係る電気光学装置では、
所定の配線パターンが形成されている電気光学パネル
と、電気光学パネルを重ねて固定するフレームと、電気
光学パネルの反対側に配置され、所定の配線パターンが
形成されている回路基板と、フレームに設けた穴にフロ
ー状態で入れられ、且つコネクタ本体の上下にはコネク
タ本体からバネ端子が突出し、バネ端子が電気光学パネ
ルの配線パターンと回路基板の配線パターンとに接触し
てこれらを電気的に接続するコネクタとを備えたので、
コネクタの両側バネ接点の接触圧がバランスし、コネク
タの接触信頼性が高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1に係る液晶表示装置の
接続構造のコネクタを示す斜視図である。
【図2】図1に示したコネクタによる接続状態を示す断
面図である。
【図3】図2のI−I断面図である。
【図4】この発明の実施の形態2に係る液晶表示装置を
示す断面図である。
【図5】図4に示したコネクタの斜視図である。
【図6】この発明の実施の形態3に係る液晶表示装置を
示す断面図である。
【図7】この発明の実施の形態4に係る液晶表示装置を
示す斜視図である。
【図8】図7のコネクタを示す斜視図である。
【図9】この発明の実施の形態5に係る電子機器である
携帯電話機を示す斜視図である。
【図10】従来の液晶表示装置の接続構造を示す断面図
である。
【図11】図10に示したコネクタの斜視図である。
【符号の説明】
100 液晶表示装置 1 液晶表示パネル 2 回路基板 3,5 コンタクト端子 4 ガラス基板 6 コネクタ 7 突起部 8 レバー 9 長穴 10 フレーム 11 鉤部 12 バネ接点 13 接続部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コネクタ本体の両側に弾性体接点が設け
    られ、この弾性体接点がそれぞれ対向している導電体に
    弾性変形しつつ接触することで導電体同士を電気的に接
    続し、且つ弾性体接点の弾性力により全体がフロー状態
    で保持されることを特徴とするコネクタ実装構造。
  2. 【請求項2】 コネクタ本体の両側に複数のバネ接点が
    設けられ、この両側一対のバネ接点はそれぞれ電気的に
    接続しており、 コネクタ本体は、フレームの穴に非固定状態で入れて保
    持し且つバネ接点を設けた方向に移動可能であり、 前記バネ接点は、前記コネクタ本体の両側に対向する位
    置の導電体と所定の接触圧で接触していることを特徴と
    するコネクタ実装構造。
  3. 【請求項3】 更に、コネクタ本体にレバーを設けると
    共に当該レバーに2箇所の鉤部を設け、一方でフレーム
    の穴の側面に前記レバーの鉤部と鉤部の間に入れ込む突
    起部を形成し、この突起部の幅よりも鉤部と鉤部との間
    隔が大きく、当該差をもってコネクタ本体の移動量を規
    制することを特徴とする請求項2に記載のコネクタ実装
    構造。
  4. 【請求項4】 所定の配線パターンが形成されている電
    気光学パネルと、 電気光学パネルを重ねて固定するフレームと、 電気光学パネルの反対側に配置され、所定の配線パター
    ンが形成されている回路基板と、 フレームに設けた穴にフロー状態で入れられ、且つコネ
    クタ本体の上下にはコネクタ本体からバネ端子が突出
    し、バネ端子が電気光学パネルの配線パターンと回路基
    板の配線パターンとに接触してこれらを電気的に接続す
    るコネクタと、を備えたことを特徴とする電気光学装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のいずれか一つに記載した
    構造のコネクタ実装構造を有する電子機器。
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