JP2003281982A - リフレクタ及びリフレクタ反射型光電スイッチ - Google Patents

リフレクタ及びリフレクタ反射型光電スイッチ

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JP2003281982A JP2002079753A JP2002079753A JP2003281982A JP 2003281982 A JP2003281982 A JP 2003281982A JP 2002079753 A JP2002079753 A JP 2002079753A JP 2002079753 A JP2002079753 A JP 2002079753A JP 2003281982 A JP2003281982 A JP 2003281982A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 正対する正規の光電スイッチに隣接する他の
光電スイッチ本体からの光について回帰性を抑えること
が可能なリフレクタと、上下左右方向に対して光軸調整
の自由度をある程度確保しつつ正確な検出を行うことが
可能なリフレクタ反射型光電スイッチを提供する。 【解決手段】 波形構造の主反射面に備えた隣り合う両
小斜面15,15と、平坦状の主反射面12との3面に
て、互いに直角に交わったコーナーキューブ構造が構成
される。主反射面11,12間には、それらと90度の
角度を有し、かつ、両主反射面11,12の交線に沿っ
て所定間隔隔てて配された遮光板16が設けられてい
る。これにより左右方向について、所定角度以上の角度
から投光された光は遮光板16にて遮光されることにな
り、回帰反射を阻止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リフレクタ及びリ
フレクタ反射型光電スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】リフレクタ反射型光電スイッチは、図1
5に示すように、投光部1及び受光部2を並設した光電
スイッチ本体と、投光部1からの光を反射して受光部2
に返すリフレクタ3とからなる。被検出物体Wがないと
き、投光部1から出射された光はリフレクタ3にて反射
して受光部2に入射する一方、リフレクタ3の前に被検
出物体Wが存在すると、投光部1からの光がその被検出
物体Wによって遮られて受光部2に入射しなくなる。従
って、この受光部2での入射の有無に基づいて被検出物
体Wの有無を検出することができる。
【0003】ここで、この種の光電スイッチに備えたリ
フレクタ3は、一般的に、図16に示すように、それぞ
れが90度の角度を有して配された3面4X,4Y,4
Zで構成されたいわゆるコーナーキューブを、蜂の巣状
に複数並べた構造(道路に配された反射鏡と同じ構造)
を有している。これにより、リフレクタ3は、投光部1
からどのような角度で光を受けても、投光部1とほぼ同
じ位置に光を戻し、これが、投光部1に隣接した受光部
2に受光される。即ち、あらゆる角度からの光に対し
て、いわゆる回帰性を有するのである。このような構成
であれば、投光部1及び受光部2と、リフレクタ3とを
厳密な対向位置に配置する必要がなく、光軸調整作業の
容易化を図ることができるという利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、リフレクタ
反射型光電スイッチについても、他の種類の光電スイッ
チ同様、図17に示すように複数台を隣接配置して使用
する場合が少なくない。このような場合には、例えば投
光部1bから投光された光が、正対する正規のリフレク
タ3bだけでなく、それと隣合う他のリフレクタ3a,
3cにも入射してしまうことがある。ここで、上記した
ようにリフレクタ3は、どのような角度からの光に対し
ても回帰性を有しているから、他のリフレクタ3a,3
cのそれぞれに入射した光もやはり投光部1b側に返さ
れ、これに並設した受光部2bに入射してしまう。即
ち、正規のリフレクタ3bとの間では被検出物体Wが存
在しているにもかかわらず、他のリフレクタ3a,3c
からの反射光が受光部2bに入射することで被検出物体
なしとして誤検出を引き起こすおそれがある。
【0005】なお、この問題を解決する手段の1つとし
て、隣接するリフレクタ反射型光電スイッチ毎に、光電
スイッチ本体とリフレクタとを互い違いに配列する方法
も考えられるが、この場合、電源ケーブル等の配線が複
雑になり、ひいては配置箇所がある程度制約されてしま
うという問題が生じ得る。
【0006】また、リフレクタには、図18に示しめす
ようにプリズムタイプのものがある。このタイプのもの
は、プリズム5の両主反射面6A,6Bが並ぶ方向で、
どのような角度で光を受けても、その光が投光された側
に返すことができる。従って、このように一方向のみ回
帰性を有するプリズムタイプのリフレクタを使用すれば
正対する投光部1及び受光部2のみとの間で投受光を行
うよう構成することも可能である。しかしながら、この
ことは、同時に、光軸調整作業に際し、正規の対向位置
に対してY方向については極めて正確に調整する必要が
あり、光軸調整が困難となることを意味する。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、正対する正規の光電スイッチに隣接する他の光電ス
イッチ本体からの光について回帰性を抑えることが可能
なリフレクタと、上下左右方向に対して光軸調整の自由
度をある程度確保しつつ正確な検出を行うことが可能な
リフレクタ反射型光電スイッチの提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】<請求項
1ないし請求項3の発明>上記の目的を達成するため、
請求項1の発明に係るリフレクタは、光電スイッチ本体
に対向して配置され、互いに直交する3つの反射面から
なる直交三面構造を有する回帰性反射面を備えて前記光
電スイッチ本体から投光された光を再び前記光電スイッ
チ本体側に返す回帰反射型のリフレクタであって、複数
台の前記光電スイッチ本体が所定の方向に並べられる場
合において、入射光路が、前記光電スイッチ本体のうち
正対するものからの入射光路に対し、前記光電スイッチ
本体の配列方向において所定角度以上となる、前記正対
するものに隣接するものからの光について、前記回帰性
反射面への入光を阻止する入光阻止手段が設けられてい
るところに特徴を有する。
【0009】なお、本発明の「互いに直交する3つの反
射面からなる直交三面構造を有する回帰性反射面」に
は、直交三面構造が1つ形成されたものだけでなく、複
数個が格子状、或いは蜂の巣状に並べられて形成された
ものであっても良い。
【0010】本発明によれば、対向側に並ぶ各光電スイ
ッチ本体のうち、正対するもの(以下、「正対スイッチ
本体」)に隣接する光電スイッチ本体(以下、隣接スイ
ッチ本体」)からの光は、入光阻止手段により前記回帰
性反射面への入光が阻止される。これにより、前記隣接
スイッチ本体からの光について回帰性を抑えることが可
能になる。
【0011】より具体的構成として、請求項2の発明
は、請求項1に記載のリフレクタにおいて、前記入光阻
止手段は、前記回帰性反射面の前記光電スイッチ本体側
の領域において前記光電スイッチ本体の配列方向に略直
交するように設けられた遮光板で構成されているところ
に特徴を有する。
【0012】なお、遮光板を複数枚配列する場合の配置
間隔については、少なくとも1つの前記直交三面構造部
分の幅以上に設定するのが望ましい。直交三面構造に入
射した光は、この三反射面で順次反射されることで、所
定方向にオフセットされて入射光路と平行な光路を通過
して出射される。従って、遮光板の間隔を、直交三面構
造部分の幅未満に設定すると、正対スイッチ本体からの
光も一部が遮光板にて遮光されてしまい、いわゆる回帰
効率が悪くなるおそれがあるからである。
【0013】図1は、この構成の一例を示す模式図であ
る。なお、本説明では、請求項1でいう「正対スイッチ
本体からの入射光路」を、回帰性反射面1(同図中、X
Y平面上)に対する垂線(同図中、Z軸上)とし、複数
の遮光板をYZ平面に略平行に所定間隔隔てて配列させ
てある(同図中では、そのうち両端に配した1対の遮光
板2のみ図示)。
【0014】このように構成すれば、同図(B)(同図
(A)を側方から見た図)に示すように、Y方向につい
てはどのような角度から投光された光3であっても、そ
の光が投光された側に反射させることが可能であるが、
同図(C)(同図(A)を上側から見た図)に示すよう
に、X方向についてはZ軸に対して所定角度以上の角度
で入射する光4は遮光板2に遮られ、回帰性反射面1へ
の入射が阻止される。従って、X軸に沿った方向に並べ
られた複数台の光電スイッチ本体に対して、正対スイッ
チ本体からの光については回帰反射させ、隣接スイッチ
本体からの光については回帰反射させないようにするこ
とが可能になる。
【0015】また、請求項3の発明は、請求項1に記載
のリフレクタにおいて、光透過部材の背面に前記回帰性
反射面を備えて構成され、前記入光阻止手段が、前記光
透過部材を前記光電スイッチ本体の配列方向と略直交す
る方向に分割するように形成されたスリットにより構成
されているところに特徴を有する。なお、スリットを複
数形成する場合の配列間隔についても上記請求項2の構
成の遮光板の配列間隔と同様、少なくとも1つの前記直
交三面構造部分の幅以上に設定するのが望ましい。この
ような構成であっても上記構成と同様、隣接スイッチ本
体からの光については、スリットにより回帰性反射面へ
の入光を阻止し、回帰反射させないようにすることが可
能になる。
【0016】<請求項4の発明>請求項4の発明は、請
求項1ないし請求項3のいずれかに記載のリフレクタに
おいて、前記回帰性反射面は、互いに90度の角度を有
して配された一対の主反射面を備え、入射する光を、一
方の前記主反射面から他方の主反射面へと反射させて、
前記入射する光の入射位置に対してオフセットした位置
に返すよう構成され、かつ、一方の前記主反射面は平坦
状をなし、他方の前記主反射面は、前記両主反射面の交
線に沿って複数の小斜面を連ねた波型形状をなすと共
に、隣り合う前記小斜面同士が90度の角度をもって配
されているところに特徴を有する。
【0017】本発明のリフレクタは、波形構造の主反射
面11に備えた隣り合う両小斜面(図2(A)の符号1
5A,15B参照)と、平坦状の主反射面(図2(A)
の符号12参照)との3面にて、上述の直交三面構造が
形成されている。従って、やはり、主反射面11,12
に入射した光については回帰性を有する。しかも、両主
反射面11,12において、互いに離れた受光点の間隔
(図2(A)の受光点P1,P2の間隔参照)は、隣合
った両小斜面における互いに離れた受光点の間隔(図2
(A)の受光点P2,P3の間隔参照)より大きくなる
から、入射した光は、主反射面11,12が並ぶ方向で
大きくオフセットされ、かつ、両小斜面15A,15B
が並ぶ方向で、僅かにだけオフセットされて、光が投光
された側に返される。即ち、本発明のリフレクタは、受
けた光を、所定の方向にだけ大きくオフセットさせ、か
つ、どのような角度から光を受けても、投光経路と平行
な経路で、投光部側に光を返すことができる。
【0018】このような構造のリフレクタについても上
述した各入光阻止手段を設けることによって、隣接スイ
ッチ本体からの光については、回帰性反射面への入光を
阻止し、回帰反射させないようにすることが可能にな
る。なお、この構造のものでは、回帰効率を向上させる
ため、前記各遮光板及びスリットを、図2に示すよう
に、両主反射面に直交させ、かつ、小斜面の各稜線部分
(山部分)に沿った位置に配置させることが望ましい。
【0019】<請求項5の発明>また、請求項5の発明
に係るリフレクタ反射型光電スイッチは、投光部及び受
光部を備えた光電スイッチ本体と、前記請求項1ないし
請求項4のいずれかに記載されたものであって、前記光
電スイッチ本体と対向配置され前記投光部から投光され
た光を前記受光部側へ回帰反射させるリフレクタとを備
えてなるところに特徴を有する。
【0020】本発明の構成によるリフレクタ反射型光電
スイッチであれば、複数台隣接配置して使用する場合で
も、上記各構成のリフレクタを、その前記入光阻止手段
が各光電スイッチの配列方向に対して横切るように配置
することで、各リフレクタについて対向する正規の投光
部から投光された光のみ回帰反射させて、隣接する他の
光電スイッチの投光部からの光は回帰反射させないよう
構成することが可能になる。しかも、その配列方向につ
いて全ての角度から入射する光に対して非回帰性を有す
るのではなく、入光阻止手段の配置間隔に応じた回帰可
能領域が残されている。これにより、光軸調整作業にお
いて上下左右方向の自由度をある程度確保しつつ正確な
検出を行うことが可能になる。
【0021】また、以下のように構成(請求項6及び請
求項7の発明)されるリフレクタ反射型光電スイッチに
ついても上記同様の効果を得ることができる。 <請求項6の発明>請求項6の発明は、請求項5に記載
のリフレクタ反射型光電スイッチにおいて、所定の一方
向を偏光面とした第1成分の光の通過を許容し、前記投
光部の前面に配される第1の偏光フィルタと、前記第1
成分と直交する方向を偏光面とした第2成分の光を通過
を許容し、前記受光部の前面に配される第2の偏光フィ
ルタとを備えているところに特徴を有する。
【0022】このような構成によれば、被検出物体が、
例えば半導体ウエハのような鏡面反射性の物質(以下、
「鏡面物体」という)であっても検出することが可能と
なる。具体的には、投光部から第1の偏光フィルタを介
して出射された第1成分の光は、リフレクタでの反射の
際に偏光面が保存されず、楕円偏光として受光部側に返
される。従って、その楕円偏光のうち、第1の成分と直
交する第2の成分の光が第2の偏光フィルタを介して受
光部に入射する。これに対して、鏡面物体が存在して、
投光部からの第1の成分の光が鏡面物体で反射すると、
鏡面反射時では偏光面が保存されるから、その第1成分
の光とは同じ向きの偏光面を有する光が受光部側に戻さ
れて受光部に入射しなくなる。これにより、鏡面物体で
あっても検出が可能になる。
【0023】<請求項7の発明>請求項7の発明に係る
光電リフレクタ反射型光電スイッチは、光電スイッチ本
体と、前記光電スイッチ本体に対向配置されるリフレク
タとを備えてなり、前記リフレクタは、互いに90度の
角度を有して配された1対の主反射面を備えて、一方か
ら他方又は他方から一方の前記主反射面へと反射させる
ことで、入射した光を、オフセットさせて返す構成とさ
れ、前記光電スイッチ本体には、前記リフレクタの一方
の前記主反射面に向けて光を投光する投光部と、前記投
光部から前記リフレクタに投光された光の反射光を受光
する受光部とが設けられると共に、前記リフレクタの前
記両主反射面の両方又はいずれか一方の前面と、前記受
光部の前面とに配されて所定の一方向を偏光面とした一
成分の光の通過を許容する偏光部材と、前記受光部が出
力する受光信号を受けて、前記光電スイッチ本体と前記
リフレクタとの間に、被検出物体が有るか否かを判別す
る判別部とを備えたところに特徴を有する。
【0024】ここで、上記構成については、次のような
構成により更に被検出物体の判別精度を高めることがで
きる。光電スイッチ本体と、前記光電スイッチ本体に対
向配置されるリフレクタとを備えてなり、前記リフレク
タは、互いに90度の角度を有して配された1対の主反
射面を備えて、一方から他方又は他方から一方の前記主
反射面へと反射させることで、入射した光を、オフセッ
トさせて返す構成とされ、前記光電スイッチ本体には、
前記リフレクタの一方の前記主反射面に向けて光を投光
する投光部と、前記投光部から前記リフレクタに投光さ
れた光の反射光を受光する第1及び第2の受光部とが設
けられると共に、前記リフレクタの前記両主反射面の両
方又はいずれか一方の前面、及び、前記第1受光部の前
面に配されて所定の一方向を偏光面とした第1成分の光
の通過を許容する第1偏光部材と、前記第2受光部の前
面に配されて前記第1成分の光と異なる方向を偏光面と
した第2成分の光の通過を許容する第2偏光部材と、前
記第1及び第2の受光部が出力する両方の受光信号を受
けて、前記光電スイッチ本体と前記リフレクタとの間
に、被検出物体が有るか否かを判別する判別部とを備え
た構成。
【0025】このような構成であれば、リフレクタは、
主反射面の配列方向のみについて回帰性を有する。従っ
て、前記配列方向に直交する方向に沿って配された他の
リフレクタ反射型光電スイッチの投光部からの光が、当
該他のリフレクタ反射型光電スイッチの受光部側に返る
ことはなく、上述した従来のリフレクタ反射型光電スイ
ッチのような誤検出を回避することができる。
【0026】また、投光部からの第1及び第2の成分を
含む光は、リフレクタの一方の主反射面の前面で第1偏
光部材を介して第1成分のみの光とされ、リフレクタで
の反射の際にそのままの偏光面を維持して再び光電スイ
ッチ本体の受光部側に向う。従って、光電スイッチ本体
とリフレクタとの間に被検出物体がない場合は、第1受
光部のみが光(第1成分の光)を受けて、第1受光部か
らの受光信号は所定レベル以上になる一方、第2受光部
からの受光信号は、所定レベル以下となる。
【0027】一方、光電スイッチ本体とリフレクタとの
間に被検出物体がある場合は、その被検出物体によっ
て、第1及び第2の受光部からの各受光信号のレベル
が、被検出物体がない場合と異なる。すなわち、被検出
物体が光を吸収するもの又は拡散反射するものである非
鏡面検出物では、両受光部の受光信号は共にほぼ同レベ
ルとなり、そのレベルは被検出物体がない場合よりも低
くなる。また、被検出物体が光を光電スイッチ本体側に
強く反射する全反射型又は偏光面保存型のもの又、拡散
反射するものであっても光電スイッチ本体と被検出物体
が近接している場合では、投光部側からの第1及び第2
の成分を含む光は、被検出物体の表面で概ね非偏光光に
なるか、楕円偏光に変えられるか、偏光面が保持される
か、又は、第1成分の光に変えられて、センサ本体に与
えられる。しかし、いずれの場合も、被検出物体からの
反射光は、被検出物体がないときのリフレクタからの反
射光とは、強度及び偏光面の向きのいずれかが異なり、
第1及び第2の受光部からの各受光信号のレベルが、被
検出物体がない場合とは異なる。
【0028】
【発明の実施の形態】<第1実施形態>本発明の第1実
施形態を図1ないし図10によって説明する。本実施形
態に係るリフレクタ反射型光電スイッチ(以下、「光電
スイッチ20」)は、図3に示すように、光電スイッチ
本体17と、光電スイッチ本体17に対向して配される
リフレクタ10とを備えてなる。光電スイッチ本体17
には、リフレクタ10に向って光を投光する投光部18
と、リフレクタ10から返ってきた反射光を受光する受
光部19とが並設されている。そして、光電スイッチ本
体とリフレクタ10とで検出領域を挟むように複数台の
光電スイッチ20(同図ではそのうち3台20A,20
B,20Cを図示)が隣接して配置されている。
【0029】リフレクタ10は、例えば、透明な樹脂で
形成されて、図4(A)に示すように、全体的には、概
ね直角三角柱状をなし、光が出入りする入出光面13
と、互いに90度の角度を有して配された一対の主反射
面11,12とを有する。
【0030】上記した一方の主反射面12は、平坦状に
形成されているが、他方の主反射面11は、両主反射面
11,12の交線(図5の符号P14で示した位置にお
いて、紙面を垂直に貫通する線)に沿って複数の小斜面
15を連ねた波形構造をなし、図6に示すように、それ
ら小斜面15は、隣合ったもの同士が、互いに90度の
角度を有して配されている。これにより、図2に示すよ
うに、波形構造の主反射面に備えた隣り合う両小斜面1
5,15(図2(A)の符号15A,15B参照)と、
平坦状の主反射面12との3面が互いに90度の角度を
有する直交三面構造をなしている。
【0031】以上の構成によれば、図2(A)及び図2
(B)に示すように、入出光面13に入光した光は、平
坦状の主反射面12で反射して主反射面11に向かい、
主反射面11のうち隣合った両小斜面15A,15Bで
反射して、入出光面13からリフレクタ10の外に出射
される。ここで、主反射面12及び両小斜面15A,1
5Bの3面は、直交三面構造となっているから、リフレ
クタ10は、どのような角度からの光に対しても、その
光が投光された側に返す、いわゆる回帰性を有するので
ある。なお、これら小斜面15は、全て同じ幅(図6の
符号W参照)をなすように形成されているが、小斜面
は、隣合ったもの同士が、互いに90度の角度を有して
配されていれば、各小斜面の幅はそれぞれ異なっていて
もよい。従って、例えば、幅が広い小斜面15Aと狭い
小斜面15Bとが交互に連ねられて波形をなす構造とし
てもよい。また、主反射面11,12は、90度の角度
をもって配されていれば、必ずしも繋がっている必要は
なく、図4(B)に示すように、プリズムを同図の上方
から見たときに、台形形状をなすように形成してもよ
い。
【0032】さて、前記主反射面11,12との間に
は、それらと90度の角度を有し、かつ、両主反射面1
1,12の交線に沿って所定間隔隔てて配された複数の
遮光板16が設けられている(請求項2の発明に対
応)。なお、前記「所定間隔」は、本実施形態では、4
面分の小斜面15の横幅となっており、かつ、各遮光板
12が小斜面15の稜線部分(山部分)に沿った位置に
配置されている。このような構成であれば、両主反射面
11,12に至った光については、そのほとんどを回帰
反射させることができる。即ち正対する光電スイッチ本
体17からの光について、いわゆる回帰効率を向上させ
ることができる。
【0033】このように、リフレクタ10には、回帰性
を有する両主反射面11,12の前面に、それらの交線
に沿って遮光板16が配されているから、図10(A)
に示すように、両反射面11,12の並ぶ方向について
は、どのような角度から投光された光R1に対しても回
帰反射させることができる。一方、同図(B)に示すよ
うに、小斜面15の並ぶ方向については、遮光板16に
平行な方向に対して所定角度以内の角度から投光された
光R2は回帰反射させるが、所定角度以上の角度から投
光された光R3は遮光板16により遮光され、主反射面
11,12への入射が阻止され、回帰反射させない(図
1(C)参照)。なお、上記「所定角度」は、遮光板1
6の前後方向の幅や、遮光板16の配置間隔により調整
することが可能である。本実施形態では、隣接配置され
る他の光電スイッチとの位置関係に応じて適切な幅及び
間隔に設計されている。
【0034】なお、リフレクタは、図7及び図8に示す
ように、複数個のリフレクタ10を、小斜面15が並ぶ
方向、及び、主反射面11,12が並ぶ方向に連続的に
連ねた構成であっても良い。特に、同図に示すものは、
各遮光板16が上下方向に一列状に並ぶように構成して
ある。このような構成であれば、例えばコーナーキュー
ブを蜂の巣状に複数並べた構造に前面に遮光板を設けた
構成に比べて、対向方向から入射した光を効率良く回帰
させることができる。
【0035】次に、本実施形態の光電スイッチ20の作
用効果について説明する。図3に示すように、各リフレ
クタ10は、、各遮光板16が光電スイッチ20の配列
方向に対して略直行するように入出光面13を正規の相
手となる光電スイッチ本体17側に向けた状態で配置さ
れている。なお、この場合、請求項1でいう「正対スイ
ッチ本体からの入射光路」は、正対する光電スイッチ本
体17から投光される光の入射光路となる。
【0036】図9に示すように、例えば光電スイッチ2
0Bの投光部18Bから投光された光のうち、対向する
正規のリフレクタ10B側に向う光L1は、光電スイッ
チ本体17Bとリフレクタ10Bとの間に被検出物体W
がないと、リフレクタ10Bにて回帰反射されて受光部
19に入射する一方、リフレクタ10Bの前に被検出物
体Wが存在すると、投光部18からの光がその被検出物
体Wによって遮られて受光部19に入射しなくなる。光
電スイッチ本体17は、この受光部19での受光量変化
に基づいて例えば外部に検出信号を出力する。
【0037】一方、投光部18Bから投光された光のう
ち、正規のリフレクタ10Bの側方に位置する他のリフ
レクタA,C側に向う光L2は、それぞれが有する遮光
板16によってそれらの主反射面への入射が阻止され
る。つまり、各リフレクタリフレクタA,Cにて回帰反
射されることはなく、光電スイッチ本体17B側に返さ
れることはない。従って、従来のリフレクタ反射型光電
スイッチのように、正規の光軸を形成する光電スイッチ
及びリフレクタ間に被検出物体が存在し遮光状態になっ
ているにもかかわらず、他のリフレクタからの回帰反射
光が受光部に入光することで被検出物体なしと誤検出す
るといった不都合を排除することができる。
【0038】しかも、上述したようにリフレクタ10
は、小斜面15の並ぶ方向において斜めに入射した光の
全てについて回帰性がないわけではなく、遮光板16の
配置間隔等に応じた所定範囲内の角度で入射する光に対
しては回帰性を有する(図10(B)参照)。即ち、光
軸調整において、リフレクタ10に対して、光電スイッ
チ11を厳密な対向位置に配置する必要は必ずしもな
く、両主反射面11,12の並ぶ方向は勿論のこと、小
斜面15の並ぶ方向においてもある程度の自由度があ
り、光軸調整作業が容易になる。
【0039】なお、特に、本実施形態のリフレクタ10
は、次のような効果をも有する。即ち、投光部18側か
ら投光された光が両小斜面15A,15B及び主反射面
12の3面で反射するとき、両主反射面11,12にお
ける、互いに離れた受光点の間隔(図2(A)の受光点
P1,P2の間隔参照)が、隣合った両小斜面15A,
15Bにおいて互いに離れた受光点の間隔(図2(A)
の受光点P2,P3の間隔参照)より大きくなるから、
リフレクタ10が受けた光は、主反射面11,12が並
ぶ方向で大きくオフセットされ、かつ、両小斜面15
A,15Bが並ぶ方向で、僅かにだけオフセットされて
投光部18側に戻される。このように、本実施形態のリ
フレクタ10では、受けた光を、所定方向にだけ大きく
オフセットさせ、かつ、どのような角度から光を受けて
も、投光経路と平行な反射経路で、投光部18側に光を
返すことができる。
【0040】<第2実施形態>図11は(請求項3の発
明に対応する)第2実施形態を示す。前記実施形態との
相違は、リフレクタにに設けられた入光阻止手段をスリ
ットで構成したところにあり、その他の点は前記第1実
施形態と同様である。従って、第1実施形態と同一符号
を付して重複する説明を省略し、異なるところのみを次
に説明する。
【0041】図11(A)に示すように、リフレクタ3
0は、直方体の光透過部材31の背面側に回帰性反射面
としての前記コーナーキューブ構造32を備えてなる。
そして、光透過部材31を長手方向に沿って分割するよ
うに複数のスリット33(同図ではそのうち2つが図
示)が形成されている。なお、スリット33は、その後
方に位置する各コーナーキューブ32Aに入光した光R
1の反射光の光路を妨げないように、回帰性反射面から
離間させて形成されている。このような構成であれば、
正対する光電スイッチ本体20からの光について回帰効
率を向上させることができる。このような構成であって
も、リフレクタ30の長手方向において所定以上の角度
から投光された光は各スリット33に入光することにな
り、回帰性反射面への入射が阻止されることになり、上
記リフレクタ10と同様の効果を有する。
【0042】<第3実施形態>図12は(請求項6の発
明に対応する)第3実施形態を示す。前記第1実施形態
との相違は、光電スイッチ本体41において、投光素子
42(本発明の「投光部」に相当)及び受光素子43
(本発明の「受光部」に相当)の前面にそれぞれ偏光フ
ィルタ44,45を設けたところにあり、その他の点は
前記第1実施形態と同様である。従って、第1実施形態
と同一符号を付して重複する説明を省略し、異なるとこ
ろのみを次に説明する。
【0043】投光素子42の前面に配された偏光フィル
タ44は、その投光素子42から出射された光のうち例
えば同図の上下方向を偏光面とした光(以下「第1成分
の光」という)のみの通過を許容する構造をなしてい
る。従って、そこから出射される光R1は、第1成分の
光のみで構成されたものとなる。一方、受光素子43の
前面に配された偏光フィルタ45は、リフレクタ10か
ら返された反射光R2のうち前記第1成分の光とは90
度回転した偏光面(同図の図面の表裏方向)を有する光
(以下「第2成分の光」という)のみの通過を許容する
構造をなしている。従って、受光素子43は、その第2
成分の光とは偏光面の向きが異なる光は受光しない。
【0044】このような構成によれば、投光素子42か
ら偏光フィルタ44を介して出射された第1成分の光
は、リフレクタ10での反射の際に偏光面が保存され
ず、楕円偏光として受光素子43側に返される。従っ
て、その楕円偏光のうち、第1の成分と直交する第2の
成分の光が偏光フィルタ45を介して受光素子43に入
射する。これに対して、被検出物体Wとしての鏡面物体
が存在して、投光素子42からの第1の成分の光が鏡面
物体Wで反射すると、鏡面反射時では偏光面が保存され
るから、その第1成分の光とは同じ向きの偏光面を有す
る光が受光素子43側に戻されて受光素子43に入射し
なくなる。これにより、被検出物体Wが鏡面物体であっ
ても検出が可能になる。このように構成されたリフレク
タ反射型光電スイッチであっても上記第1実施形態と同
様の効果を得ることができる。
【0045】<第4実施形態>本実施形態は、上記各リ
フレクタを備えたリフレクタ反射型光電スイッチの一構
成である。即ち、投光部及び受光部を備えた光電スイッ
チ本体と、前記請求項1ないし請求項4のいずれかに記
載されたものであって、前記光電スイッチ本体と対向配
置され前記投光部から投光された光を前記受光部側へ回
帰反射させるリフレクタとを備えてなるリフレクタ反射
型光電スイッチにおいて、前記リフレクタのうち前記受
光部への光を出射する部分に配されて所定の一方向を偏
光面とした第1成分の光の通過を許容する第1偏光部材
と、前記投光部の前面と、前記受光部の前面とに配され
て前記第1成分の光と異なる方向を偏光面とした第2成
分の光の通過を許容する第2偏光部材と、前記受光部が
出力する受光信号を受けて、前記光電スイッチ本体と前
記リフレクタとの間に、被検出物体が有るか否かを判別
する判別部とを備えたところに特徴を有する。
【0046】ここで、上記構成については、次のような
構成により更に被検出物体の判別精度を高めることがで
きる。投光部及び受光部を備えた光電スイッチ本体と、
前記請求項1ないし請求項4のいずれかに記載されたも
のであって、前記光電スイッチ本体と対向配置され前記
投光部から投光された光を前記受光部側へ回帰反射させ
るリフレクタとを備えてなるリフレクタ反射型光電スイ
ッチにおいて、前記受光部は、第1及び第2の受光部と
から構成されると共に、所定の一方向を偏光面とした第
1成分の光のみの通過を許容し、前記第1受光部の前面
と、前記リフレクタのうち前記両受光部への光を出射す
る部分とに配される第1偏光部材と、前記第1成分の光
と異なる方向を偏光面とした第2成分の光のみの通過を
許容し、前記投光部の前面と、前記第2受光部の前面と
に配される第2偏光部材と、前記第1及び第2の受光部
が出力する両方の受光信号を受けて、前記光電スイッチ
本体と前記リフレクタとの間に、被検出物体が有るか否
かを判別する判別部とを備えた構成。
【0047】更に、例えば、請求項4のリフレクタを使
用すれば次のような構成となる。即ち、光電スイッチ本
体と、前記請求項4に記載されたものであって前記光電
スイッチ本体と対向配置されるリフレクタとを備えてな
るリフレクタ反射型光電スイッチであって、前記光電ス
イッチ本体には、前記リフレクタの一方の前記主反射面
に向けて光を投光する投光部と、前記投光部から前記リ
フレクタに出射した光の反射光を受光する第1及び第2
の受光部とが設けられ、前記第1受光部の前面と、前記
リフレクタのうち前記両受光部への光を出射する部分と
には、一方向を偏光面とした第1成分の光のみの通過を
許容する第1偏光部材が配されると共に、前記投光部の
前面と、前記第2受光部の前面とには、前記第1成分の
光と異なる方向を偏光面とした第2成分の光のみの通過
を許容する第2偏光部材が配され、前記第1及び第2の
受光部が出力する両方の受光信号を受けて、前記センサ
本体と前記リフレクタとの間に、被検出物体が有るか否
かを判別する判別部とを備えたところに特徴を有するリ
フレクタ反射型光電センサ。
【0048】このような構成によれば、投光部からの光
は、第2成分のみの光とされているが、この第2成分の
光がリフレクタで全反射され、かつ、そのリフレクタの
前面に配したリフレクタ側偏光部材により第1成分の光
のみとされて、センサ本体側に戻される。従って、セン
サ本体とリフレクタとの間に被検出物体がない場合は、
第1受光部のみが光(第1成分の光)を受けて、第1受
光部からの受光信号は所定レベル以上になる一方、第2
受光部からの受光信号は、所定レベル以下となる。
【0049】一方、センサ本体とリフレクタとの間に被
検出物体がある場合は、その被検出物体によって、第1
及び第2の受光部からの各受光信号のレベルが、被検出
物体がない場合と異なる。すなわち、被検出物体が光を
吸収するもの又は拡散反射するものである非鏡面検出物
では、両受光部の受光信号は共にほぼ同レベルとなり、
そのレベルは被検出物体がない場合よりも低くなる。ま
た、被検出物体が光をセンサ本体側に強く反射する全反
射型又は偏光面保存型のもの又、拡散反射するものであ
ってもセンサ本体と被検出物体が近接している場合で
は、投光部側からの第2成分の光は、被検出物体の表面
で概ね非偏光光になるか、楕円偏光に変えられるか、偏
光面が保持されるか、又は、第1成分の光に変えられ
て、センサ本体に与えられる。しかし、いずれの場合
も、被検出物体からの反射光は、被検出物体がないとき
のリフレクタからの反射光とは、強度及び偏光面の向き
のいずれかが異なり、第1及び第2の受光部からの各受
光信号のレベルが、被検出物体がない場合とは異なる。
【0050】次に、より具体的な実施例について図13
を参照しつつ説明する。本実施形態のリフレクタ反射型
光電スイッチ50の光電スイッチ本体51には、リフレ
クタ10の一方の主反射面11に向けて光を投光する投
光素子52と、リフレクタ10からの反射光を入射する
ハーフミラー53と、ハーフミラー53によって分けら
れた一方の光を受光する第1受光素子54と、ハーフミ
ラー53によって分けられた他方の光を受光する第2受
光素子55とが設けられている。
【0051】また、図13に示すように、投光素子52
の前面には投光側偏光フィルタ56が配され、第1受光
素子54の前面には第1受光側偏光フィルタ57が配さ
れ、第2受光素子55の前面には第2受光側偏光フィル
タ58が配されている。さらに、リフレクタ10のうち
投光素子52との対向部分には偏光フィルタ59が配さ
れると共に、リフレクタ10のうちハーフミラー53と
の対向部分には偏光フィルタ60が配されている。
【0052】そして、リフレクタ10のうちハーフミラ
ー53との対向部分と、第1受光素子54の前面とに配
された各偏光フィルタ57,60は、一方向を偏光面と
した第1成分の光のみの通過を許容する構成をなす一
方、リフレクタ10のうち投光素子52との対向部分
と、投光素子52の前面と、第2受光素子55の前面と
に配された各偏光フィルタ56,58,59は、第1成
分の光と異なる方向を偏光面とした第2成分の光のみの
通過を許容する構成となっている。
【0053】本実施形態のリフレクタ反射型光電スイッ
チ50は、以下のように動作する。リフレクタ10から
光電スイッチ本体51への反射光は、リフレクタ10の
前面に配した偏光フィルタ60により第1成分の光のみ
とされ、第2成分の光は含まない。従って、光電スイッ
チ本体51とリフレクタ10との間に被検出物体がない
場合には、第1受光素子54のみが光(第1成分の光)
を受け、第2受光素子55は光(第2成分の光)を受け
ない。即ち、第1受光素子54からの受光信号S1は所
定レベルに上がり、第2受光素子55からの受光信号S
2は、ほぼ0[V]となる。
【0054】一方、光電スイッチ本体51とリフレクタ
10との間に被検出物体がある場合は、その被検出物体
によって、第1及び第2の受光信号S1,S2のレベル
が、被検出物体がない場合と異なる。即ち、被検出物体
が光を吸収するもの(例えば、黒い紙)又は拡散反射す
るもの(例えば、白い紙)である非鏡面構造のもので
は、投光素子52からの光は、被検出物体によって遮ら
れ、ほとんどが吸収され、又は、反射光が拡散され、被
検出物体からの反射光は、第1及び第2の受光素子5
4,55の受光信号S1,S2が、共にほぼ0[V]と
なる。
【0055】また、光電スイッチ本体51とリフレクタ
10との間に拡散反射の被検出物体であっても、その被
検出物体と光電スイッチ50とが接近した状態で、投光
部からの光が光電スイッチ本体51側に反射した場合、
つまり、拡散反射物で強く反射した場合は、拡散反射に
よって非偏光光となった反射光が、僅かにだが、両受光
素子54,55に受光されて、受光信号S1,S2が、
共に0[V]より若干高いレベルになる。
【0056】被検出物体が、受けた光の偏光面をずらし
て反射する全反射型の被検出物体(例えば、模様が入っ
ているガラス)である場合、投光素子52からの光は投
光側偏光フィルタ56を介して第2成分の光とされる
が、全反射型の被検出物体で、第1成分と第2成分の光
の位相がずらされることによって、概ね非偏光光に変え
られ、ハーフミラー53に与えられる。そして、ハーフ
ミラー53で2つの光に分けられ、そのうちの一方が、
第1受光側偏光フィルタ57を介して第1受光素子54
に受光されると共に、他方が、第2受光側偏光フィルタ
58を介して第2受光素子55に受光される。これによ
り、両受光素子54,55は、共に所定レベル以上の受
光信号を出力する。
【0057】被検出物体が、受けた光の偏光面を保存す
る偏光面保存型の鏡面被検出物体(例えば、鏡)である
場合、投光素子52から投光側偏光フィルタ56を介し
て出射された第2成分の光は、偏光面保存型の被検出物
体の表面で反射して、その第2成分の光のまま、ハーフ
ミラー53に与えられる。従って、この場合、第2受光
素子55のみが光(第2成分の光)を受光し、第1受光
素子54は光を受光しない。
【0058】被検出物体が、受けた第2成分の光を第1
成分の光に変える、例えば、鏡面体にフィルムをラミネ
ートしたような、いわゆる1/4波長板型鏡面構造を有
するものである場合、投光素子52から投光側偏光フィ
ルタ56を介して出射された第2成分の光は、被検出物
体の表面で反射して、第1成分の光とされ、ハーフミラ
ー53に与えられる。従って、この場合、第1受光素子
54のみが光(第1成分の光)を受光し、第2受光素子
55は光を受光しない。
【0059】被検出物体が、いわゆる1/4波長板構造
を有する透明体で構成されている場合(透明の封筒、タ
バコの包装フィルム)、投光素子52から投光側偏光フ
ィルタ56を介して出射された第2成分の光は、透明体
を通過して、位相が1/4波長ずらされて、第1及び第
2の成分の光になる。この光は、リフレクタ10に入射
するときには、偏光フィルタ59を通って第2成分の光
になり、リフレクタ10から出射するときには、偏光フ
ィルタ60を通って第1成分の光になる。そして、この
第1成分の光が、再び、被検出物体である透明体を通過
して位相が1/4波長ずらされ、第1及び第2の成分の
光になり、ハーフミラー53に与えられる。従って、こ
の場合、第1及び第2の受光素子54,55が共に光を
受光する。
【0060】さて、ここで両受光素子54,55が受光
する光の強度について検討する。まず、被検出物体がな
い場合には、第2受光素子55に受光される光は、これ
が投光側偏光フィルタ56で濾され(1回目)、リフレ
クタ10が出射するときに偏光フィルタ60で濾され
(2回目)、さらに、ハーフミラー53で半分にされ
る。
【0061】これに対し、被検出物体で反射した場合に
は、投光素子52から出射した光は、投光側偏光フィル
タ56で濾され(1回目)、被検出物体の表面構造に拘
わらず、その光の強度のまま、ハーフミラー53に与え
られて、そこで半分にされるから、濾される回数が被検
出物体がない場合に比べて1回少ない。
【0062】ここで、第1実施形態と同様に上記した受
光信号S1,S2が、ほぼ0[V]の状態を「L」、被
検出物体がない場合に第2受光素子55が出力する受光
信号S2のレベル状態を「H」、その「H」より大きい
レベルを「G」、小さいレベルを「M」として、次式の
関係のもとに、上記説明をまとめると以下のようにな
る。 G>H>M>L≒0 被検出物体がない場合 :S1=「H」,S2=「L」 非鏡面状態の被検出物体がある場合 :S1=「L」,S2=「L」 拡散反射物で強く反した場合 :S1=「M」,S2=「M」 全反射型の被検出物体がある場合 :S1=「G」,S2=「G」 偏光面保存型の鏡面被検出物体がある場合 :S1=「L」,S2=「G」 1/4波長板型の鏡面被検出物体がある場合:S1=「G」,S2=「L」 1/4波長板型の透明被検出物体がある場合:S1=「M」,S2=「M」
【0063】そして、これら受光信号S1,S2は、図
示しない判別回路を通してCPUに取り込まれる。そし
て、CPUでは、上記で示した(S1=「H」,S2
=「L」)以外の状態になったときに、被検出物体が存
在していると判別し、図示しない表示部に、被検出物体
を検出したという信号を出力する。このとき、受光信号
S1,S2の状態の違いに応じて、被検出物体の相違も
判別することができる。このように構成されたリフレク
タ反射型光電スイッチであっても上記第1実施形態と同
様の効果を得ることができる。
【0064】<第5実施形態>図14は(請求項7の発
明に対応する)第5実施形態を示す。前記第4実施形態
との相違は、リフレクタの構造、各偏光フィルタの配置
等にあり、その他の点は前記第1実施形態と同様であ
る。従って、第1実施形態と同一符号を付して重複する
説明を省略し、異なるところのみを次に説明する。
【0065】本実施形態では、リフレクタ71は、直角
三角柱状のプリズム形状をなし、直交する2側面が主反
射面71A,71Bとされ、対向する投光素子52から
の光を一方の主反射面71Aで受けて他方の主反射面7
1B側へ反射させて、その他方の主反射面71Bからの
反射光を第1及び第2の受光素子54,55で受けるよ
う配置されている。また、リフレクタ71のうち投光素
子52との対向部分には偏光フィルタ72が配されると
共に、リフレクタ71のうちハーフミラー53との対向
部分には偏光フィルタ73が配されている。更に、第1
受光素子54の前面には第1受光側偏光フィルタ74が
配され、第2受光素子55の前面には第2受光側偏光フ
ィルタ75が配されている。
【0066】そして、リフレクタ71の前面、及び第1
受光素子54の前面に配された各偏光フィルタ72,7
3は、一方向を偏光面とした第1成分の光のみの通過を
許容する構成をなす一方、第2受光素子55の前面に配
された偏光フィルタ75は、第1成分の光と異なる方向
を偏光面とした第2成分の光のみの通過を許容する構成
となっている。
【0067】このような構成であれば、リフレクタ71
は、主反射面の並び方向のみについて回帰性を有するか
ら、その並び方向に直交する光電スイッチ70の配列方
向(図3参照)に隣接する他の光電スイッチ70の投光
素子52から受けた光を、再び当該他の光電スイッチ7
0の光電スイッチ本体51側に返すことはなく、上述し
た従来のリフレクタ反射型光電スイッチのような誤検出
を回避することができる。
【0068】また、投光素子52からの第1及び第2の
成分を含む光は、リフレクタ71の一方の主反射面71
Aの前面で偏光フィルタ72を介して第1成分のみの光
とされ、リフレクタでの反射の際に偏光面がそのまま保
存されて再び正規の相手となる光電スイッチ本体51の
ハーフミラー53側に向う。
【0069】従って、光電スイッチ本体51とリフレク
タ71との間に被検出物体がない場合は、第1受光素子
54のみが光(第1成分の光)を受けて、第1受光素子
54からの受光信号は所定レベル以上になる一方、第2
受光素子55からの受光信号は、所定レベル以下とな
る。
【0070】一方、光電スイッチ本体51とリフレクタ
71との間に被検出物体がある場合は、その被検出物体
によって、第1及び第2の受光素子54,55からの各
受光信号のレベルが、被検出物体がない場合と異なる。
すなわち、被検出物体が光を吸収するもの又は拡散反射
するものである非鏡面検出物では、両受光素子54,5
5の受光信号は共にほぼ同レベルとなり、そのレベルは
被検出物体がない場合よりも低くなる。また、被検出物
体が光を光電スイッチ本体51側に強く反射する全反射
型又は偏光面保存型のもの又、拡散反射するものであっ
ても光電スイッチ本体51と被検出物体が近接している
場合では、投光素子52側からの第1及び第2の成分を
含む光は、被検出物体の表面で概ね非偏光光になるか、
楕円偏光に変えられるか、偏光面が保持されるか、又
は、第1成分の光に変えられて、センサ本体に与えられ
る。しかし、いずれの場合も、被検出物体からの反射光
は、被検出物体がないときのリフレクタ71からの反射
光とは、強度及び偏光面の向きのいずれかが異なり、第
1及び第2の受光素子54,55からの各受光信号のレ
ベルが、被検出物体がない場合とは異なる。これにより
上記第4実施形態と同様、各種の被検出物体の判別が可
能となる。
【0071】<他の実施形態>本発明は、前記実施形態
に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するよ
うな実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、
下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実
施することができる。 (1)前記第1実施形態のリフレクタ10に対して、遮
光板16の代わりにスリットを形成したものであっても
良い。また、第2実施形態のリフレクタ30に対してス
リット33の代わりに遮光板を設けたものであっても良
い。
【0072】(2)また、前記第1実施形態では、遮光
板16を、リフレクタの側面形状と同一の形状とした
が、隣接する他の光電スイッチ20の投光部からの入射
角度に応じて、例えば入出光面13から前方へ突出させ
た構成であっても良い。
【0073】(3)前記第3実施形態では、第1実施形
態のリフレクタ10を例に挙げて説明したが、これに限
らず、例えば第2実施形態及び上記他の実施形態(1)
で説明したリフレクタについても同様の効果を得ること
ができる。
【0074】(4)前記第1実施形態では、リフレクタ
10は、遮光板16を透明樹脂内に埋め込んだ構成とし
たが、これに限らず、例えば、所定間隔隔てて配列され
た複数の遮光板の後端側にコーナーキューブ構造の回帰
性反射面を備えた反射板を配して構成したものであって
も良い。
【0075】(5)前記第4及び第5の実施形態におい
て、受光部は、第1及び第2の受光素子54,55から
構成し、各前面に、互いに直交する第1及び第2の成分
の光の通過を許容する偏光フィルタ57,58,74,
75をそれぞれ配した構成としたが、これに限らず、受
光素子を1つ設けるとともに、その前面に第1及び第2
の成分の光の両方或いはいずれか一方の通過を許容する
偏光フィルタを配した構成(請求項7の記載、及び、第
5実施形態に最初の記載の構成)であっても当該受光素
子からの受光信号レベルに基づいて各種被検出物体の判
別を行うことができる。ただし、上記第4及び第5実施
形態のような構成であれば、より高精度な判別が可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の作用効果を説明するためのリフレクタ
の模式図
【図2】光の反射を示すリフレクタの斜視図
【図3】第1実施形態に係るリフレクタ反射型光電スイ
ッチの斜視図
【図4】リフレクタの斜視図
【図5】図4のA−A切断面におけるリフレクタの断面
【図6】図5のB方向から見たリフレクタの斜上方側面
【図7】リフレクタを複数配列した斜視図
【図8】図7の部分的拡大図
【図9】複数台隣接配置されたリフレクタ反射型光電ス
イッチを上方からみた図
【図10】光の反射を示すリフレクタの斜上方側面図
【図11】第2実施形態のリフレクタの斜視図
【図12】第3実施形態に係るリフレクタ反射型光電ス
イッチの構成図
【図13】第4実施形態に係るリフレクタ反射型光電ス
イッチの構成図
【図14】第5実施形態に係るリフレクタ反射型光電ス
イッチの構成図
【図15】リフレクタ反射型光電スイッチの一般的構成
図(1)
【図16】コーナーキューブの斜視図
【図17】リフレクタ反射型光電スイッチの一般的構成
図(2)
【図18】従来のプリズム及び光電スイッチ本体の斜視
【符号の説明】
10(10A,10B,10C),30,71…リフレ
クタ 11,12…主反射面 13…入出光面 15(15A,15B)…小斜面 16…遮光板(入光阻止手段) 17(17A,17B,17C),41,51…光電ス
イッチ本体 18…投光部 19…受光部 20(20A,20B,20C),40,50,70…
リフレクタ反射型光電スイッチ 32…コーナーキューブ構造 33…スリット(入光阻止手段) 42,52…投光素子 43…受光素子 44,45,59,60,72,73,74,75…偏
光フィルタ 53…ハーフミラー 54…第1受光素子 55…第2受光素子 56…投光側偏光フィルタ 57…第1受光側偏光フィルタ 58…第2受光側偏光フィルタ W…被検出物体

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光電スイッチ本体に対向して配置され、
    互いに直交する3つの反射面からなる直交三面構造を有
    する回帰性反射面を備えて前記光電スイッチ本体から投
    光された光を再び前記光電スイッチ本体側に返す回帰反
    射型のリフレクタであって、 複数台の前記光電スイッチ本体が所定の方向に並べられ
    る場合において、入射光路が、前記光電スイッチ本体の
    うち正対するものからの入射光路に対し、前記光電スイ
    ッチ本体の配列方向において所定角度以上となる、前記
    正対するものに隣接するものからの光について、前記回
    帰性反射面への入光を阻止する入光阻止手段が設けられ
    ていることを特徴とするリフレクタ。
  2. 【請求項2】 前記入光阻止手段は、前記回帰性反射面
    の前記光電スイッチ本体側の領域において前記光電スイ
    ッチ本体の配列方向と略直交するように設けられた遮光
    板で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の
    リフレクタ。
  3. 【請求項3】 光透過部材の背面に前記回帰性反射面を
    備えて構成され、前記入光阻止手段が、前記光透過部材
    を前記光電スイッチ本体の配列方向と略直交する方向に
    分割するように形成されたスリットにより構成されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載のリフレクタ。
  4. 【請求項4】 前記回帰性反射面は、互いに90度の角
    度を有して配された一対の主反射面を備え、入射する光
    を、一方の前記主反射面から他方の主反射面へと反射さ
    せて、前記入射する光の入射位置に対してオフセットし
    た位置に返すよう構成され、 かつ、一方の前記主反射面は平坦状をなし、 他方の前記主反射面は、前記両主反射面の交線に沿って
    複数の小斜面を連ねた波型形状をなすと共に、隣り合う
    前記小斜面同士が90度の角度をもって配されているこ
    とを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載のリフレクタ。
  5. 【請求項5】 投光部及び受光部を備えた光電スイッチ
    本体と、前記請求項1ないし請求項4のいずれかに記載
    されたものであって、前記光電スイッチ本体と対向配置
    され前記投光部から投光された光を前記受光部側へ回帰
    反射させるリフレクタとを備えてなるリフレクタ反射型
    光電スイッチ。
  6. 【請求項6】 前記投光部の前面に配されて所定の一方
    向を偏光面とした第1成分の光の通過を許容する第1の
    偏光フィルタと、 前記受光部の前面に配されて前記第1成分と直交する方
    向を偏光面とした第2成分の光を通過を許容する第2の
    偏光フィルタとを備えていることを特徴とする請求項5
    に記載のリフレクタ反射型光電スイッチ。
  7. 【請求項7】 光電スイッチ本体と、前記光電スイッチ
    本体に対向配置されるリフレクタとを備えてなり、 前記リフレクタは、互いに90度の角度を有して配され
    た1対の主反射面を備えて、一方から他方又は他方から
    一方の前記主反射面へと反射させることで、入射した光
    を、オフセットさせて返す構成とされ、 前記光電スイッチ本体には、前記リフレクタの一方の前
    記主反射面に向けて光を投光する投光部と、 前記投光部から前記リフレクタに投光された光の反射光
    を受光する受光部とが設けられると共に、 前記リフレクタの前記両主反射面の両方又はいずれか一
    方の前面と、前記受光部の前面とに配されて所定の一方
    向を偏光面とした一成分の光の通過を許容する偏光部材
    と、 前記受光部が出力する受光信号を受けて、前記光電スイ
    ッチ本体と前記リフレクタとの間に、被検出物体が有る
    か否かを判別する判別部とを備えたことを特徴とするリ
    フレクタ反射型光電スイッチ。
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