JP2003280804A - シート識別装置 - Google Patents

シート識別装置

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JP2003280804A
JP2003280804A JP2002083100A JP2002083100A JP2003280804A JP 2003280804 A JP2003280804 A JP 2003280804A JP 2002083100 A JP2002083100 A JP 2002083100A JP 2002083100 A JP2002083100 A JP 2002083100A JP 2003280804 A JP2003280804 A JP 2003280804A
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JP2002083100A
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English (en)
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Makoto Minematsu
誠 峰松
Yuji Kiyohara
裕二 清原
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 消費電力を抑えつつ適切にページ検出を行な
うことができるシート識別装置を提供する。 【解決手段】 S100にて、内蔵マイクから入力され
た音声を監視し、S110にて音が入力されたか否かを
判定する。音が入力されている場合はS120に進み、
その音から紙を捲った際に発せられる周波数を抽出す
る。その抽出された周波数に基づいて紙捲り音か否かを
判定する(S130)。紙捲り音であると判定された場
合にはS140に進み、S100で音が入力されてから
0.5秒経ったか否かを判定する。0.5秒経過した場
合にはS150に進み、ページ検出のトリガを生成し、
ページ検出が実行される。このような処理によれば、ペ
ージ検出に関わる回路を常に動かす必要がなく、光セン
サを用いる必要もないため、消費電力を抑えることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ノート型情報処理
装置、フリップチャートなどに用いられる複数のシート
を識別するシート識別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年ますますコンピュータが普及するこ
とにより、マンマシンインタフェースに優れた様々な情
報機器が提案されている。その中の一種として、図1に
示されるような電子ノート1と呼ばれるものがある。電
子ノート1は、磁気タブレット3上にメモパッド5(シ
ートともいう)を置き、電子ノート1を「録音モード」
にすると、内蔵マイク7により集音された音声が、電子
ノート1内のメモリに記録されて行く。なお、メモパッ
ド5は複数枚のシートを本図の上辺で綴じ合せたもので
あり、電子ノート1の本図上端面に形成されたスリット
状の穴(図示しない)から抜き差し可能にされている。
つまりメモパッド5は矢印P方向に移動可能となってい
る。本図ではメモパッド5が電子ノート1の上端面から
少しはみ出た状態となっているが、実際には完全に電子
ノート1に収納された状態で使用する。
【0003】このとき、メモパッド5上に文字や図形
(以下「文字」にて代表させる)が専用電子ペン9によ
り形成されていると、その文字が形成されたメモパッド
5上の座標と、その時に集音された音声とが対応づけら
れてメモリに記録されて行く。なお、メモパッド5に文
字などを書き切れなくなった場合は、図2に示すように
メモパッド5を捲って新たなメモパッド5’を露出させ
る。操作キー11を適宜操作して電子ノート1を「再生
モード」にし、所望のメモパッド5を磁気タブレット3
に挿入して(または挿入済みのメモパッド5を適宜捲っ
て)、そのメモパッド5に記載された任意の文字を専用
電子ペン9で指示すると、その文字を書いていた時刻に
メモリに録音された音声がスピーカ13から発せられ
る。
【0004】従って電子ノート1は、会議や講義などに
おいて、メモを取りながら話を聞き、後でその内容を確
認する場合には非常に有用な装置となっている。なお、
符号15は、現在、磁気タブレット3に置かれているメ
モパッド5のページ数(メモパッド5毎に付与された固
有番号。単にページとも言う)やメモリの残量などを表
示するための液晶ディスプレイ(以下、LCDと示す)
であり、符号17は、メモリに記憶した内容を外部で使
用するためなどに用いる着脱自在のメモリカードであ
る。
【0005】これ以外のメモリカード17の用途として
は、次のようなものが挙げられる。すなわち、メモリカ
ード17に予め音声と座標とが対応づけられて記録され
ており(つまり電子ノート1の録音モードにより記録さ
れたものではない)、更にこのメモリカード17に対応
したシートが用意されている。そのシートを磁気タブレ
ット3に置いて、メモリカード17を電子ノート1に装
着し、シートの任意の場所を専用電子ペン9で指定する
と、その位置に対応した音声がスピーカ13から発せら
れる。これは教育用途に電子ノート1を用いる場合に適
している。
【0006】専用電子ペン9は、その先端からインクが
にじみ出ることによりメモパッド5上に文字を形成する
ものでもある。更に専用電子ペン9は同じ先端から交流
磁界を発生させており、先端を磁気タブレット3の面に
直接またはメモパッド5を介して間接的に接触(以下、
単に「磁気タブレット3に接触」または「専用電子ペン
9が接触」という)させると、この磁界により磁気タブ
レット3が専用電子ペン9先端の座標を検出する。専用
電子ペン9の構造は、本出願の出願人による特開200
1−51784号公報に記載の電子黒板に用いられてい
るペンの構造と略同様であるのでここでは割愛する。ま
た、専用電子ペン9の先端を磁気タブレット3に接触す
ると、接触前とは交流磁界の周波数が変わるようにされ
ており、複数のメモパッド5を磁気タブレット3上に載
置しても正確に専用電子ペン9の接触・非接触を検出で
きるようにされている。
【0007】専用電子ペン9の接触・非接触の判定は、
定期的に行なわれており、専用電子ペン9が接触してい
る時に限り専用電子ペン9先端の座標検出が行なわれ
る。また、メモパッド5を捲ったり差し換えたりした場
合に、現在、どのメモパッド5が露出された状態(専用
電子ペン9で、文字などを書いたりメモパッド5上の位
置を指定したりできる状態)となっているかを識別する
ための検出動作(ページ検出という)を、定期的に行な
うものがある。この周期としては、人がメモパッド5を
捲るのに掛かる時間よりも短い時間で行なうのが望まし
い。
【0008】ページ検出は、各メモパッド5に固有の共
振周波数の共振回路を形成して、これを磁気タブレット
3で検出したり(特開平9−325849号公報等)、
各メモパッド5に固有の白黒の符号(例えばバーコー
ド)を形成して、これをバーコードリーダ等の光学セン
サで読み取ったりする(特開平9−330170号公報
等)などの方法にて行なわれる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらページ検
出を頻繁に行なうと、それに関係する回路が常に動くこ
ととなり、電子ノート1全体として消費電力が高くなっ
てしまう。そこで、専用電子ペン9を磁気タブレット3
に接触したことを検出したらページ検出するようにする
ことが考えられる。しかしこうすると、メモパッド5を
捲っただけではLCD15に表示されるページ数が変化
しないため、ユーザーが混乱する虞がある。これに対
し、メモパッド5を捲った事を光学センサを用いて検出
(例えば、光軸を電子ノート1の所定箇所に走らせ、こ
れが遮られたら「メモパッド5が捲られた」とみなす)
し、メモパッド5が捲られたらページ検出を行なうとい
った事も試みられている。しかし光学センサは消費電力
が大きいため、ページ検出の頻度を減らしたことによる
電力減少効果がはかばかしくないという課題がある。
【0010】本発明は、係る課題に鑑みなされたもので
あり、消費電力を抑えつつ適切にページ検出を行なうこ
とができるシート識別装置を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】かかる課
題を解決するためになされた請求項1に記載の本発明
は、互いに他のシートと識別するためのシート識別情報
がそれぞれ形成された複数のシートと、前記シートが載
置される載置部と、該載置部に載置された前記シートの
前記シート識別情報を検出することにより該シートが前
記複数のシートの内のいずれであるかを検出するシート
識別手段と、音声を入力するための音声入力手段と、少
なくとも、前記音声入力手段により入力された音声、お
よび前記シート識別手段により検出された前記シート識
別情報を互いに対応づけて記録するための記録手段とを
備えたシート識別装置において、前記音声入力手段を介
して入力された音が、前記載置部に載置された前記シー
トを前記複数のシートの内の他のシートに変更した際に
発生する音か否かを判別する変更音判別手段を備え、前
記シート識別手段が、前記変更音判別手段によって前記
音であると判別されると、前記シートが前記複数のシー
トの内のいずれであるかを検出するものであることを特
徴とするシート識別装置をその要旨とする。
【0012】このように構成されたシート識別装置によ
れば、音声入力手段を介して入力された音が、シートを
変更した際に発生する音であると変更音判別手段によっ
て判定された際に、シート識別手段が、シートが複数の
シートの内のいずれであるかを検出(前述のページ検出
に相当)するので、ページ検出に関わる回路を常に動か
す必要がなく、しかも光センサといった消費電力の大き
なデバイスを用いる必要もないため、消費電力を低く抑
えることができる。そして更に、シートを変更した際に
発生する音の入力に、従来より電子ノート1などのシー
ト識別装置が備えている音声入力手段(記録手段に記録
する音声を入力するためのもの)を流用しているので、
構成が複雑化するのを防止することができる。
【0013】なお、「シートを変更する」とは、前述の
電子ノート1で例示すると、メモパッド5を捲ること、
メモパッド5を前記スリット状の穴から抜くこともしく
は挿入すること等、専用電子ペン9による記録対象(ま
たは指示対象)となるメモパッド5を変える任意の行為
を指す。また「載置部に載置する」とは、同じく電子ノ
ート1で例示すると、メモパッド5を前記スリット状の
穴から挿入してセットすることを言う。なお、ページ識
別情報とは、従来技術において説明した態様では共振回
路の共振周波数や、バーコードに相当する。
【0014】また、記録手段は、シート識別情報自体を
記録するものではなくても良い。例えば、シート識別情
報に基づいて決定されたシート(ページ)を記録するも
のでも良い。また、「シートを他のシートに変更した際
に発生する音」は、「変更した際にのみ発生する音」や
「変更した際には必ず発生する音」でなくてもよい。例
えば、変更しなかった際にも発生する音や変更した際に
も発生しない可能性のある音を検出してもよい。
【0015】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載のシート識別装置において、前記シート識別手段が、
前記変更音判別手段によって前記音であると判別され、
且つ該音が発生してから消滅するまでの時間が前記載置
部に載置された前記シートを前記複数のシートの内の他
のシートに変更するのに掛かる時間に等しいと判定され
ると、前記シートが前記複数のシートの内のいずれであ
るかを検出するものであることを特徴とする。
【0016】このように構成されたシート識別装置によ
れば、変更音判別手段による前記判定に加え、その音が
発生してから消滅するまでの時間をも考慮して、シート
識別手段が識別を行なうのでページ検出の頻度が減る。
従って、シート識別装置の消費電力を一層少なくするこ
とができる。
【0017】請求項3に記載の本発明は、請求項1に記
載のシート識別装置において、前記載置部が、前記シー
トを複数重ねて載置可能なものであり、前記載置部に載
置された前記複数のシート全体の厚さを検出する厚さ検
出手段を備え、前記シート識別手段が、前記変更音判別
手段によって前記音であると判別され、且つ前記厚さ検
出手段によって検出された前記複数のシート全体の厚さ
が変化すると、前記シートが前記複数のシートの内のい
ずれであるかを検出するものであることを特徴とする。
【0018】このように構成されたシート識別装置によ
れば、変更音判別手段による前記判定に加え、厚さ検出
手段によって検出されたシート全体位の厚さをも考慮し
て、シート識別手段が識別を行なうので、ページ検出の
頻度が減る。従ってシート識別装置の消費電力を一層少
なくすることができる。
【0019】請求項4に記載の本発明は、請求項3に記
載のシート識別装置において、先端から磁界を発生さ
せ、該先端を前記シートの表面に接触させることにより
該接触の位置を指定するための位置指定手段と、前記載
置部に設けられ、前記位置指定手段により指定された位
置を検出する磁気タブレットとを備えたものであり、前
記厚さ検出手段が、前記磁気タブレットにより検出され
た前記位置指定手段の前記磁界に基づいて、前記複数の
シート全体の厚さを検出するものであることを特徴とす
る。
【0020】このように構成されたシート識別装置によ
れば、シート全体の厚さの検出に、従来より電子ノート
1などのシート識別装置が備えている磁気タブレットを
流用しているので、構成が複雑化するのを防止すること
ができる。請求項5に記載の本発明は、互いに他のシー
トと識別するためのシート識別情報がそれぞれ形成され
た複数のシートと、前記シートが載置される載置部と、
該載置部に載置された前記シートの前記シート識別情報
を検出することにより該シートが前記複数のシートの内
のいずれであるかを検出するシート識別手段とを備えた
シート識別装置において、前記載置部に載置された前記
シートが、前記複数のシートの内の他のシートに変更さ
れた際に発生する音を検出する変更音検出手段を備え、
前記シート識別手段が、前記変更音検出手段によって前
記音が検出されると、前記シートが前記複数のシートの
内のいずれであるかを検出するものであることを特徴と
する。
【0021】つまりこのシート識別装置は、請求項1の
シート識別装置において、音声入力手段および記録手段
を構成要件とせず(ただし、これらを備えていても良
い)、代わりに載置部に載置されたシートが、複数のシ
ートの内の他のシートに変更された際に発生する音を検
出する変更音検出手段を備え、シートを変更した音がこ
れにより検出されると、シート識別手段が、シートが複
数のシートの内のいずれであるかを検出するものとした
ものに相当する。
【0022】こうすると、シートが変更された際に発生
する音を検出するための構成(つまり変更音検出部)を
新設する必要があるが、それ以外の効果は、請求項1に
記載のシート識別装置と同様に備えたものとなる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態として電
子ノートについて説明する。なお、この電子ノートの外
観は図1、2に示したものと変わらないので図示しな
い。録音モード、再生モードについても前述の電子ノー
ト1と同様に備えている。また、符号は図1、2のもの
を流用する。
【0024】図3は本発明を適用した電子ノート1の内
部構成の概略を示すブロック図である。すなわち電子ノ
ート1は、前述した前述した内蔵マイク7にて集音し、
電気信号に変換された音声を増幅する増幅回路33、そ
の増幅された音声信号の符号化および符号化された音声
信号の復号を行なうコーデック35、符号化された音声
信号をはじめとする様々なデータを格納するメモリ3
7、後述する処理をはじめとする様々な処理を実行する
CPU38、コーデック35にて復号された音声信号を
増幅する増幅回路39、増幅された音声信号を出力する
前述のスピーカ13、座標を検出するセンスコイルを備
えたグリッド41およびセレクタ43、グリッド41に
て検出された誘導信号を増幅する増幅回路45、その誘
導信号の中から座標検出に有効な信号を抽出する検波回
路47、検波された信号をデジタル信号に変換するA/
D変換器49、操作キー11、前述のLCD15を主要
部として構成されている。なお、グリッド41、セレク
タ43にて磁気タブレット3が構成されている。これら
により座標検出、およびペンオンしているか否かの検出
を行なう方法については、前記した特開2001−51
784号公報に詳しく記載されているのでここでは割愛
する。ただし、特開2001−51784号公報に記載
された以外の方法で座標やペンオンしているか否かを検
出しても良い。
【0025】ページ情報を登録する際にCPU38が実
行する処理の概略について図4のフローチャートを用い
て説明する。本処理は、電子ノート1の電源が入れられ
ると繰り返し起動される。本処理が起動されるとまずス
テップ(以下、Sという)100にて、内蔵マイク7か
ら入力された音声を監視し、S110にて音が入力され
たか否かを判定する。音が入力されていない場合はS1
00に戻る。音が入力されている場合はS120に進
み、その音から紙を捲った際に発せられる周波数を抽出
する。なお、ここで紙とはメモパッド5のことである。
紙を捲ったとは、図2に示したようにメモパッド5を捲
り上げる操作を指す。
【0026】その抽出された周波数に基づいて紙捲り音
か否かを判定する(S130)。紙捲り音でないと判定
された場合にはS100に戻り、紙捲り音であると判定
された場合にはS140に進み、S100で音が入力さ
れてから所定時間(ここでは0.5秒)経ったか否かを
判定する。0.5秒経っていない場合はS100に戻
り、0.5秒経過した場合にはS150に進み、ページ
検出のトリガを生成し、S100に戻る。ページ検出の
トリガが生成されると、図示しないページ検出処理が起
動され、メモパッド5のページが検出される。なお、S
160については他の実施形態に関するものなので後述
する。
【0027】以上説明したような構成を有し、図4に示
した処理を行なう電子ノート1によれば、内蔵マイク7
を介して入力された音が、メモパッド5を捲った際に発
生する音であると判定された際に、ページ検出を行なう
ので、ページ検出に関わる回路を常に動かす必要がな
く、しかも光センサといった消費電力の大きなデバイス
を用いる必要もないため、消費電力を低く抑えることが
できる。そして更に、シートを変更した際に発生する音
の入力に、従来より電子ノート1などのシート識別装置
が備えているマイク7を流用しているので、構成が複雑
化するのを防止することができる。また、ページ検出
は、紙捲り音であることが認識されて(S130:YE
S)から0.5秒待ってから(S140)行なうので、
捲る前のページを誤って識別する恐れがない。
【0028】ここで、実施の形態の構成と本発明の構成
要件との対応関係を示す。メモパッド5が本発明のシー
トに相当し、メモリ37が本発明の記録手段に相当し、
磁気タブレット3が本発明の載置部に相当し、内蔵マイ
ク7が本発明の音声入力手段に相当し、S120〜S1
30が本発明の変更音検出手段としての処理に相当し、
S150のトリガによりが起動される処理が本発明のシ
ート識別手段としての処理に相当する。
【0029】[他の実施形態]以上、本発明を適用した
電子ノート1について説明してきたが、本発明はこの実
施形態に何等限定されるものではなく様々な態様で実施
しうる。例えば、S120〜S130においてメモパッ
ド5を捲る音を検出対象としたが、これに代えて(また
はこれに加えて)メモパッド5を電子ノート1の前記ス
リット状の穴から抜く音または挿入する音を検出対象と
しても良い。
【0030】紙捲り音か否かを判別する際に、入力され
た音の周波数だけでなく、その音が発生していた時間の
長さや磁気タブレット3に載置されているメモパッド5
全体の厚さの変化も考慮して判別しても良い。こうした
種々のパラメータを勘案する(S160)ことにより、
紙捲り音の誤検出が減るので、ページ検出の頻度が減
る。従って、電子ノート1の消費電力を一層少なくする
ことができる。なお、メモパッド5全体の厚さを検出す
るには、厚さ検出用のセンサを別途設けても良いが、磁
気タブレット3が検出した専用電子ペン9の磁界の強さ
に基づいて厚さを推定してもよい。
【0031】また、図5に示すような電子ノート1に適
用しても良い。図5は本発明を適用した電子ノート61
の外観を示す斜視図である。なお、混乱を招かない範囲
で、図1の電子ノート1で用いた符号を流用する。電子
ノート61で用いるメモパッド5には、6個の穴62が
形成されており、これらの穴に6本のリング63を通す
ことにより綴じられている。これにより、通常のシステ
ム手帳のようにページを捲ることが可能にされている。
なお、本図ではリング63は開いた状態となっている。
【0032】電子ノート61の右側に配列された操作キ
ー11を操作して、「録音モード」にすると、電子ノー
ト1と同様、マイク7により集音された音声が、電子ノ
ート61内のメモリに記録されて行く。このとき、メモ
パッド5上に文字や図形(以下「文字」にて代表させ
る)が専用電子ペン9により形成されていると、その文
字が形成されたメモパッド5上の座標と、その時に集音
された音声とが対応づけられてメモリに記録されて行
く。操作キー11を適宜操作して電子ノート61を「再
生モード」にし、所望のページを開いて、そのページを
なすメモパッド5上の任意の文字を専用電子ペン9で指
示すると、その文字を書いていた時刻にメモリに録音さ
れた音声がスピーカ13から発せられる点も電子ノート
1と同様である。
【0033】電子ノート61において、メモパッド5を
差し替る場合は、本図のようにリング63を開き、現在
綴じられているメモパッド5から不要なものを抜き取
り、所望のメモパッド5の穴62にリング63を通し、
リング63を閉じる。このリング63を閉じる際に生じ
る音を、捲り音の代わりにページ検出のきっかけとして
用いても良い。
【0034】また、電子ノート1や電子ノート61のよ
うな、録音モードを備えていない装置に適用しても良
い。この際には内蔵マイク7に代わって音声を入力する
構成を別途設ける必要がある可能性があるが、それ以外
の電力消費の低減に関わる効果は、電子ノート1や電子
ノート61と同様に備えたものとなる。この場合に、紙
捲り音を検出する構成が本発明の変更音検出手段に相当
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用される電子ノート1の外観図で
ある。
【図2】 電子ノート1のメモパッド5を捲った様子を
示す説明図である。
【図3】 電子ノート1の概略構成を示すブロック図で
ある。
【図4】 紙捲り音を検出する処理のフローチャートで
ある。
【図5】 本発明を適用した電子ノート61の斜視図で
ある。
【符号の説明】
1…電子ノート 3…磁気タブレット 5…メモパッド 7…内蔵マイク 9…専用電子ペン 11…操作キー 13…スピーカ 15…LCD 17…メモリカード 33…増幅回路 35…コーデック 37…メモリ 39…増幅回路 41…グリッド 43…セレクタ 45…増幅回路 47…検波回路 49…A/D変換器

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに他のシートと識別するためのシー
    ト識別情報がそれぞれ形成された複数のシートと、 前記シートが載置される載置部と、 該載置部に載置された前記シートの前記シート識別情報
    を検出することにより該シートが前記複数のシートの内
    のいずれであるかを検出するシート識別手段と、 音声を入力するための音声入力手段と、 少なくとも、前記音声入力手段により入力された音声、
    および前記シート識別手段により検出された前記シート
    識別情報を互いに対応づけて記録するための記録手段
    と、 を備えたシート識別装置において、 前記音声入力手段を介して入力された音が、前記載置部
    に載置された前記シートを前記複数のシートの内の他の
    シートに変更した際に発生する音か否かを判別する変更
    音判別手段、 を備え、前記シート識別手段が、 前記変更音判別手段によって前記音であると判別される
    と、前記シートが前記複数のシートの内のいずれである
    かを検出するものであることを特徴とするシート識別装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のシート識別装置におい
    て、 前記シート識別手段が、 前記変更音判別手段によって前記音であると判別され、
    且つ該音が発生してから消滅するまでの時間が前記載置
    部に載置された前記シートを前記複数のシートの内の他
    のシートに変更するのに掛かる時間に等しいと判定され
    ると、前記シートが前記複数のシートの内のいずれであ
    るかを検出するものであることを特徴とするシート識別
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のシート識別装置におい
    て、 前記載置部が、前記シートを複数重ねて載置可能なもの
    であり、 前記載置部に載置された前記複数のシート全体の厚さを
    検出する厚さ検出手段を備え、 前記シート識別手段が、 前記変更音判別手段によって前記音であると判別され、
    且つ前記厚さ検出手段によって検出された前記複数のシ
    ート全体の厚さが変化すると、前記シートが前記複数の
    シートの内のいずれであるかを検出するものであること
    を特徴とするシート識別装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のシート識別装置におい
    て、 先端から磁界を発生させ、該先端を前記シートの表面に
    接触させることにより該接触の位置を指定するための位
    置指定手段と、 前記載置部に設けられ、前記位置指定手段により指定さ
    れた位置を検出する磁気タブレットと、 を備えたものであり、 前記厚さ検出手段が、前記磁気タブレットにより検出さ
    れた前記位置指定手段の前記磁界に基づいて、前記複数
    のシート全体の厚さを検出するものである、 ことを特徴とするシート識別装置。
  5. 【請求項5】 互いに他のシートと識別するためのシー
    ト識別情報がそれぞれ形成された複数のシートと、 前記シートが載置される載置部と、 該載置部に載置された前記シートの前記シート識別情報
    を検出することにより該シートが前記複数のシートの内
    のいずれであるかを検出するシート識別手段と、 を備えたシート識別装置において、 前記載置部に載置された前記シートが、前記複数のシー
    トの内の他のシートに変更された際に発生する音を検出
    する変更音検出手段、 を備え、前記シート識別手段が、 前記変更音検出手段によって前記音が検出されると、前
    記シートが前記複数のシートの内のいずれであるかを検
    出するものであることを特徴とするシート識別装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2017035683A1 (zh) * 2015-08-31 2017-03-09 沈阳体验科技股份有限公司 一种通过纸质设备遥控电子产品的装置和方法

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