JP2003280472A - 電子写真方式の画像形成装置 - Google Patents

電子写真方式の画像形成装置

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JP2003280472A JP2002079438A JP2002079438A JP2003280472A JP 2003280472 A JP2003280472 A JP 2003280472A JP 2002079438 A JP2002079438 A JP 2002079438A JP 2002079438 A JP2002079438 A JP 2002079438A JP 2003280472 A JP2003280472 A JP 2003280472A
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Tetsuo Miura
哲郎 三浦
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保史 中里
Katsuaki Miyawaki
勝明 宮脇
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子写真方式の画像形成装置が設置されてい
る環境の温度や湿度が変化した場合であっても、クリー
ニングブレードによる感光体上の残留トナーを掻き落と
す性能を良好な状態に維持する。 【解決手段】 感光体13上の残留トナーを掻き落とす
クリーニングブレード16aを備えたクリーニングユニ
ット16と、クリーニングブレード16aの温度を調節
する機能を有する空調手段11と、クリーニングブレー
ド16aの温度を測定する温度センサ20と、クリーニ
ングブレード16aの温度がクリーニングブレード16
aによる残留トナーの掻き落としを適正に行える温度と
なるように空調手段11を駆動させる温度制御手段とを
設ける。温度制御手段によって空調手段11を駆動し、
クリーニングブレード16aの温度を、クリーニング性
能が最適に維持される温度となるように調節する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式の画
像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式の画像形成装置において
は、感光体の表面に静電潜像を形成し、静電潜像が形成
された感光体にトナーを供給することによりその静電潜
像をトナー像として顕像化し、そのトナー像を記録媒体
に転写することにより画像形成を行っている。
【0003】トナー像の転写が行われた後の感光体の表
面には、記録媒体へ転写されずに残留した残留トナーが
存在するので、この残留トナーをクリーニングユニット
により除去している。
【0004】感光体の表面から残留トナーを除去する方
式としては様々な方式が知られているが、その一例とし
て、感光体上の残留トナーを掻き落とすクリーニングブ
レードを用いた方式が広く知られている。
【0005】クリーニングブレードを用いた方式のクリ
ーニングユニットは、クリーニングブレードを感光体の
回転中心と平行に配置し、クリーニングブレードのエッ
ジ部分を感光体の外周面に当接させ、感光体の回転に伴
って残留トナーを掻き落としている。
【0006】クリーニングブレードの感光体に対する当
接圧が弱過ぎる場合には、感光体上の残留トナーの掻き
落としを十分に行えず、残留トナーが次の画像に混じっ
てしまい、画像品質が損なわる。
【0007】一方、クリーニングブレードの感光体に対
する当接圧が強過ぎる場合には、クリーニングブレード
と感光体との当接箇所から異音が発生し、又は、磨耗に
よりクリーニングブレードや感光体の寿命が短くなる。
【0008】そのため、クリーニングブレードを用いた
方式のクリーニングユニットでは、クリーニングブレー
ドと感光体との間の当接圧、当接角度、食い込み量など
のクリーニング条件を最適に設定する必要がある。
【0009】しかし、クリーニング条件を最適に設定し
ても、温度や湿度の変化に伴ってクリーニング条件が変
化し、クリーニングブレードによる残留トナーの掻き落
とし性能(クリーニング性能)が低下する。
【0010】クリーニングブレードによるクリーニング
性能と、温度、湿度との関係を実験したところ、以下の
ような結論が得られた。実験の条件としては、クリーニ
ングブレードは、ゴム硬度が70°のポリウレタンゴム
で作成し、自由長を8mmとした。感光体の線速は、2
30mm/秒、感光体の直径は60mmである。
【0011】温度が10℃、湿度が15%の条件下で
は、良好なクリーニング性能が得られなかった。温度が
23℃、湿度が65%の条件下では良好なクリーニング
性能が得られた。温度が27℃、湿度が80%の条件下
では良好なクリーニング性能が得られた。
【0012】そこで近年では、温度や湿度が変化しても
クリーニング条件の変化が少なく、クリーニング性能を
良好に維持できる材質、例えば、ヤング率が高く、反発
弾性が高い材質でクリーニングブレードを形成すること
が提案されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、温度や湿度が
変化してもクリーニング条件の変化が少ない材質でクリ
ーニングブレードを形成する場合には、材料選択の自由
度が狭められ、安価であってクリーニング性能に優れた
材質を自由に選択することができない。
【0014】さらに、温度や湿度が変化してもクリーニ
ング条件の変化が少ない材質であっても、温度や湿度の
変化が大きくなるにつれてクリーニング条件の変化が僅
かながら生じるため、クリーニング条件を常に最適状態
に維持することはできない。
【0015】また、湿度の変化に伴うトナーの電荷量の
変化に対応することができない。湿度が下がると、トナ
ーの電荷量が高くなり、そのトナーの感光体への付着力
が強くなり、クリーニングブレードによる掻き落とし性
能が低下する。
【0016】さらに、クリーニングブレードの材料とし
て用いられるポリウレタンゴムは、耐トナー性、耐磨耗
性に優れるという利点があるが、高湿度の環境下では加
水分解を起こしやすく、寿命が短くなるという問題があ
る。
【0017】本発明の目的は、電子写真方式の画像形成
装置が設置されている環境の温度や湿度が変化した場合
であっても、クリーニングブレードによる感光体上の残
留トナーを掻き落とす性能を良好な状態に維持すること
ができるようにすることである。
【0018】本発明の別の目的は、画像品質を向上させ
るために、粒径の小さい小粒径トナーや、重合法で形成
されたトナーを使用する場合であっても、クリーニング
ブレードによる感光体上の残留トナーを掻き落とす性能
を良好な状態に維持することができるようにすることで
ある。
【0019】本発明の別の目的は、クリーニングブレー
ドによる感光体上の残留トナーを掻き落とす性能を良好
な状態に維持するために駆動させる空調手段の小型化を
図ることである。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の電
子写真方式の画像形成装置は、外周面に静電潜像が形成
される感光体と、トナーを貯留し、このトナーを前記感
光体に供給することにより前記静電潜像をトナー像とし
て顕像化する現像ユニットと、前記トナー像を記録媒体
に転写した後の前記感光体上の残留トナーを掻き落とす
クリーニングブレードを備えたクリーニングユニット
と、前記クリーニングブレードの温度を調節する機能を
有する空調手段と、前記クリーニングブレードの温度を
測定する温度センサと、前記クリーニングブレードの温
度が前記クリーニングブレードによる残留トナーの掻き
落としを適正に行える温度となるように、前記温度セン
サの検出値と予め設定されている基準値温度とに応じて
前記空調手段を駆動させる温度制御手段と、を有する。
【0021】したがって、温度制御手段によって空調手
段が駆動されることにより、クリーニングブレードの温
度が、クリーニングブレードと感光体との間の当接圧、
当接角度、食い込み量などのクリーニング条件が最適な
状態に維持される温度となるように調節される。このた
め、クリーニングブレードを安価であってクリーニング
性能に優れた材質で形成することができるとともにその
クリーニングブレードによる残留トナーの掻き落としを
良好に行うことができ、記録媒体に転写される画像の画
像品質の向上を図ることができる。
【0022】請求項2記載の発明の電子写真方式の画像
形成装置は、外周面に静電潜像が形成される感光体と、
トナーを貯留し、このトナーを前記感光体に供給するこ
とにより前記静電潜像をトナー像として顕像化する現像
ユニットと、前記トナー像を記録媒体に転写した後の前
記感光体上の残留トナーを掻き落とすクリーニングブレ
ードを備えたクリーニングユニットと、前記感光体周り
の湿度を調節する機能を有する空調手段と、前記感光体
周りの湿度を測定する湿度センサと、前記感光体周りの
湿度が前記クリーニングブレードによる残留トナーの掻
き落としを適正に行える湿度となるように、前記湿度セ
ンサの検出値と予め設定されている基準値湿度とに応じ
て前記空調手段を駆動させる湿度制御手段と、を有す
る。
【0023】したがって、湿度制御手段によって空調手
段が駆動されることにより、感光体周りの湿度が、クリ
ーニングブレードが加水分解により劣化する高湿状態
や、トナーの電荷量が高くなって感光体への付着力が強
くなるためにクリーニングブレードによる残留トナーの
掻き落とし性能が低下する低湿状態になることを防止で
き、記録媒体に転写される画像の画像品質の向上を図る
ことができる。
【0024】請求項3記載の発明の電子写真方式の画像
形成装置は、外周面に静電潜像が形成される感光体と、
トナーを貯留し、このトナーを前記感光体に供給するこ
とにより前記静電潜像をトナー像として顕像化する現像
ユニットと、前記トナー像を記録媒体に転写した後の前
記感光体上の残留トナーを掻き落とすクリーニングブレ
ードを備えたクリーニングユニットと、前記クリーニン
グブレードの温度と前記感光体周りの湿度とを調節する
機能を有する空調手段と、前記クリーニングブレードの
温度を測定する温度センサと、前記感光体周りの湿度を
測定する湿度センサと、前記クリーニングブレードの温
度が前記クリーニングブレードによる残留トナーの掻き
落としが適正に行える温度となるように、前記温度セン
サの検出値と予め設定されている基準値温度とに応じて
前記空調手段を駆動させる温度制御手段と、前記感光体
周りの湿度が前記クリーニングブレードによる残留トナ
ーの掻き落としを適正に行える湿度となるように、前記
湿度センサの検出値と予め設定されている基準値湿度と
に応じて前記空調手段を駆動させる湿度制御手段と、を
有する。
【0025】したがって、温度制御手段によって空調手
段が駆動されることにより、クリーニングブレードの温
度が、クリーニングブレードと感光体との間の当接圧、
当接角度、食い込み量などのクリーニング条件が最適な
状態に維持される温度となるように調節される。このた
め、クリーニングブレードを安価であってクリーニング
性能が優れた材質で形成することができるとともにその
クリーニングブレードによる残留トナーの掻き落としを
良好に行うことができ、記録媒体に転写される画像の画
像品質の向上を図ることができる。
【0026】さらに、湿度制御手段によって空調手段が
駆動されることにより、感光体周りの湿度が、クリーニ
ングブレードが加水分解により劣化する高湿状態や、ト
ナーの電荷量が高くなって感光体への付着力が強くなる
ためにクリーニングブレードによる残留トナーの掻き落
とし性能が低下する低湿状態になることを防止でき、記
録媒体に転写される画像の画像品質の向上を図ることが
できる。
【0027】請求項4記載の発明は、請求項1又は3記
載の電子写真方式の画像形成装置において、前記温度セ
ンサは、前記クリーニングブレードの近傍に設置されて
いる。
【0028】したがって、温度センサによるクリーニン
グブレードの温度測定を精度良く行える。
【0029】請求項5記載の発明は、請求項2又は3記
載の電子写真方式の画像形成装置において、前記湿度セ
ンサは、前記現像ユニット内又は前記現像ユニットの近
傍に設置されている。
【0030】したがって、湿度センサによる感光体に供
給されるトナーやクリーニングブレードの周囲の湿度測
定を精度良く行える。
【0031】請求項6記載の発明は、請求項1ないし5
のいずれか一記載の電子写真方式の画像形成装置におい
て、少なくとも前記感光体と前記現像ユニットと前記ク
リーニングユニットとがケース内に収納され、そのケー
ス内が略密閉空間とされた作像モジュールが設けられ、
前記空調手段により温度と湿度との少なくとも一方が調
節される空間が前記作像モジュール内の略密閉空間であ
る。
【0032】ここで、本発明及び以下の各発明におい
て、「略密閉空間」とは、空調手段による空調を、その
外部と区別して行える程度の密閉性を有する空間を意味
する。例えば、作像モジュールに、作像モジュールの外
部の雰囲気が作像モジュールの内部に入り込む可能性の
ある開口として、その作像モジュール内で感光体の表面
に形成されたトナー像を記録媒体に転写するための転写
用開口のみが形成されているような場合、その作像モジ
ュール内の空間は略密閉空間であると言える。
【0033】したがって、空調手段により空調される領
域は作像モジュール内の略密閉空間のみであり、画像形
成装置内の全体を空調する場合に比べて大幅に小さくな
り、空調手段の小型化、空調手段の運転時に発生する騒
音の低減、空調手段の運転に伴う消費電力の低減を図る
ことができる。
【0034】請求項7記載の発明は、請求項1ないし5
のいずれか一記載の電子写真方式の画像形成装置におい
て、少なくも前記感光体と前記現像ユニットと前記クリ
ーニングユニットとがケース内に収納され、そのケース
内が略密閉空間とされてそれぞれ異なる色の画像形成が
行われる複数の作像モジュールが設けられ、前記空調手
段により温度と湿度との少なくとも一方が調節される空
間が前記作像モジュール内の略密閉空間であり、前記基
準値温度と前記基準値湿度との少なくとも一方が前記作
像モジュールごとに設定されている。
【0035】したがって、作像モジュールを複数有する
電子写真方式のカラー画像形成装置において、各作像モ
ジュールごとに、クリーニングブレードの温度が、クリ
ーニングブレードによる残留トナーの掻き落としを適正
に行える温度となるような調節と、感光体周りの湿度
が、クリーニングブレードによる残留トナーの掻き落と
しを適正に行える湿度となるような調節との少なくとも
一方が行われるので、異なる色の画像を形成する各作像
モジュール毎に温度や湿度の最適条件が異なる場合に対
応することができ、記録媒体に転写されるカラー画像の
画像品質の向上を図ることができる。
【0036】請求項8記載の発明は、請求項1ないし7
のいずれか一記載の電子写真方式の画像形成装置におい
て、前記基準値温度と前記基準値湿度とは変更可能であ
る。
【0037】したがって、クリーニングブレードと感光
体との間のクリーニング条件が変化した場合や、使用す
るトナーの種類が変わった場合には、それに応じて、基
準値温度や基準値湿度を適宜変更することができ、空調
手段による温度や湿度の調節を最適な状態で行える。
【0038】請求項9記載の発明は、請求項1ないし7
のいずれか一記載の電子写真方式の画像形成装置におい
て、前記基準値温度と前記基準値湿度との少なくとも一
方を格納したチップが設けられ、このチップが交換自在
に取付けられている。
【0039】したがって、基準値温度や基準値湿度の変
更を、チップを交換することにより簡単に行える。
【0040】請求項10記載の発明は、請求項1ないし
9のいずれか一記載の電子写真方式の画像形成装置にお
いて、前記トナーは、平均粒径が10μm以下の小粒径
トナーである。
【0041】ここで、平均粒径が10μm以下の小粒径
トナーを使用することにより、きめの細かい高品質の画
像形成が可能となる。その反面、クリーニングブレード
による感光体上からの残留トナーの掻き落としを良好に
行えるクリーニング条件が狭くなり、残留トナーがクリ
ーニングブレードにより掻き落とされにくくなる。この
ため、小粒径トナーを使用する場合には、クリーニング
ブレードを感光体に強く当接させる必要があり、その当
接により、当接箇所から異音が発生し、磨耗によりクリ
ーニングブレードや感光体の寿命が短くなる。
【0042】したがって、空調手段により温度や湿度を
調節することによって、クリーニングブレードの温度
を、クリーニングブレードと感光体との間のクリーニン
グ条件が残留トナーの掻き落としを良好に行うために最
適となる温度に維持することができ、平均粒径が10μ
m以下の小粒径トナーを使用した場合においても、クリ
ーニングブレードと感光体との当接箇所から異音を発生
させることなく、及び、磨耗によりクリーニングブレー
ドや感光体の寿命を短くすることなく、きめが細かく、
残留トナーの影響を受けない高品質の画像形成を行え
る。
【0043】請求項11記載の発明は、請求項1ないし
10のいずれか一記載の電子写真方式の画像形成装置に
おいて、前記トナーは、重合法で形成されたものであ
る。
【0044】ここで、重合法で形成されたトナーは球形
又は楕円球形をしており、粒径や極性が揃っているの
で、現像工程や転写工程でのロスが少なく、高品質の画
像形成が可能となる。その反面、クリーニングブレード
により感光体上から残留トナーを掻き落とす場合に、ト
ナーが感光体上を転がってしまい、残留トナーがクリー
ニングブレードにより掻き落とされにくくなる。このた
め、重合法で形成されたトナーを使用する場合には、ク
リーニングブレードを感光体に強く当接させる必要があ
り、その当接により、当接箇所から異音が発生し、磨耗
によりクリーニングブレードや感光体の寿命が短くな
る。
【0045】したがって、空調手段により温度や湿度を
調節することによって、クリーニングブレードによる残
留トナーの掻き落としを良好に行えるクリーニング条件
を維持することができ、クリーニングブレードを感光体
に強く当接させる必要がなくなる。そして、重合法で形
成したトナーを使用した場合においても、クリーニング
ブレードと感光体との当接箇所から異音を発生させるこ
となく、及び、磨耗によりクリーニングブレードや感光
体の寿命を短くすることなく、残留トナーの影響を受け
ない高品質の画像形成を行える。
【0046】請求項12記載の発明は、請求項1ないし
11のいずれか一記載の電子写真方式の画像形成装置に
おいて、前記空調手段を常時駆動させるための専用電源
が設けられている。
【0047】したがって、専用電源からの電力供給によ
って空調手段を常時駆動させることにより、いつでも高
品質の画像形成を行うことができる。
【0048】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態を図1
ないし図7に基づいて説明する。図1は電子写真方式の
画像形成装置の概略構造を示す縦断正面図、図2は作像
モジュールを示す斜視図、図3は空調手段の構造を示す
概略図、図4は作像モジュールと空調手段との接続構造
を示す概略図、図5は温度調節及び湿度調節に関連する
部分のブロック図、図6は温度調節の内容を示すフロー
チャート、図7は湿度調節の内容を示すフローチャート
である。
【0049】この画像形成装置の装置本体1内には、記
録媒体が積層保持される給紙部2から画像形成された記
録媒体が排紙される排紙部3に至る記録媒体搬送路4が
形成され、その記録媒体搬送路4に沿って、レジストロ
ーラ5、作像モジュール6、転写器7、定着器8等が配
置されている。さらに、装置本体1内には、画像データ
に応じて潜像形成光であるレーザ光を出射することによ
り後述する感光体の外周面に静電潜像を形成する露光手
段9、装置本体1内からの排気を行う排気手段10、後
述するように作像モジュール6内をの温度と湿度とを調
節する空調手段11が設けられている。
【0050】作像モジュール6は、ケース12内に、感
光体13と、現像ユニット14と、帯電器15と、クリ
ーニングユニット16とを収納することにより形成され
ている。作像モジュール6のケース12には、作像モジ
ュール6の外部の雰囲気が作像モジュール6の内部に入
り込む可能性のある開口として、感光体13の表面に形
成されたトナー像を記録媒体に転写するための転写用開
口17のみが形成されており、このような作像モジュー
ル6内の空間は略密閉空間とされている。さらに、ケー
ス12には、露光手段9から出射されたレーザ光(潜像
形成光)を感光体13の外周面に露光させるためのスリ
ット状の露光口18が形成されている。この露光口18
はガラスや樹脂などの透明板19で覆われ、作像モジュ
ール6内の空間の密閉性が高められている。
【0051】クリーニングユニット16内には、クリー
ニングブレード16aが設けられている。クリーニング
ブレード16aはポリウレタンゴムで形成された矩形状
部材であり、感光体13の回転中心と平行に延出する向
きに配置され、そのエッジ部分が感光体13の外周面に
所定の圧力で当接されている。さらに、クリーニングユ
ニット16内には、クリーニングブレード16aの近傍
に配置されてクリーニングブレード16aの温度を測定
する温度センサ20が配置されている。
【0052】現像ユニット14内には、重合法により形
成され、平均粒径が10μm以下となる小粒径トナーが
貯留されている。この現像ユニット14はトナーボトル
(図示せず)からのトナー補給が行われるタイプのもの
で、トナーボトルからのトナー補給が行われるトナー補
給口(図示せず)の近傍には、感光体13周りの湿度を
検知する湿度センサ21が配置されている。ここで、感
光体13周りの湿度とは、現像ユニット14内のトナー
が貯留されている領域の湿度、及び、クリーニングブレ
ード16aが設置されている領域の湿度を意味する。
【0053】空調手段11は図3に示すように、ケース
22、このケース22内に収納されているエアコン2
3、除湿器24、加湿器25、ポンプ26等により構成
されている。ケース22には、吸気口27と排気口28
とが形成されている。
【0054】空調手段11と作像モジュール6とは、図
4に示すように接続されている。即ち、空調手段11の
排気口28と作像モジュール6に形成された流入口29
とが接続パイプ30で接続されている。このような接続
により、ポンプ26が駆動されることにより装置本体1
内の空気が吸気口27からケース22内に吸入され、そ
の空気はケース22内において温度や湿度の調節が行わ
れ、温度や湿度を調節された空気は排気口28から接続
パイプ30内を経由して流入口29から作像モジュール
6内へ流入する。そして、作像モジュール6内を経由し
た後に流出口31から作像モジュール6外に流出する。
このようにして、空調手段11において温度及び湿度が
調節された空気が作像モジュール6内に供給されること
により、クリーニングブレード16aの温度調節、及
び、感光体13周りの湿度調節が行われる。
【0055】作像モジュール6のケース12の外周部に
は、チップ32が取付けられている。このチップ32に
は、空調手段11により温度を調節する際における基準
値となる基準値温度、及び、空調手段11により湿度を
調節する際における基準値となる基準値湿度が格納され
ている。また、チップ32は、ケース12に対して交換
自在に取付けられている。つまり、ケース12に取付け
るチップ32を、必要に応じて、格納されている基準値
温度や基準値湿度の値が異なるものに交換することがで
きる。チップ32が取付けられた作像モジュール6を装
置本体1に装着することにより、チップ32が装置本体
1内に設けられている接点(図示せず)に電気的に接続
され、チップ32に格納されている基準値温度と基準値
湿度との値が画像形成装置の制御部33に入力される。
【0056】画像形成装置の制御部33は、CPU、R
OM、RAM等により構成されており、この制御部33
に対し、チップ32、温度センサ20、湿度センサ2
1、エアコン23、加湿器24、除湿器25、ポンプ2
6等が接続されている。
【0057】また、画像形成装置には、空調手段11を
常時駆動させるための専用電源(図示せず)が設けられ
ている。この専用電源をオンにすることにより、空調手
段11による温度、湿度の調節を常時行うことが可能と
なる。
【0058】このような構成において、温度センサ20
からの検出値と湿度センサ21からの検出値とが制御部
33に入力されており、入力された検出値とチップ32
に格納された基準値温度、基準値湿度とが比較され、そ
の比較結果に応じて空調手段11が駆動され、作像モジ
ュール6内の温度、湿度の調節が行われる。
【0059】ここで、作像モジュール6内の温度の調節
を図6のフローチャートに基づいて説明する。まず、温
度センサ20の検出値が基準値温度の範囲より低いか否
かが判断される(ステップS1)。
【0060】ステップS1において、検出値が基準値温
度の範囲より低いと判断された場合には(ステップS1
のY)、空調手段11による加熱動作が開始される(ス
テップS2)。この加熱動作では、エアコン23の暖房
運転と、ポンプ26の運転とが行われ、ケース22内で
暖められた空気が作像モジュール6内に供給される。そ
して、温度センサ20からの検出値が所定値まで上昇し
たか否かが判断される(ステップS3)。この所定値と
しては、例えば、基準値温度の範囲の中央値が設定され
ている。温度センサ20からの検出値が所定値まで上昇
した場合には(ステップS3のY)、加熱動作が終了す
る(ステップS4)。
【0061】一方、ステップS1において、検出値が基
準値温度の範囲より低くはないと判断された場合には
(ステップS1のN)、検出値が基準値温度の範囲より
高いか否かが判断される(ステップS5)。
【0062】ステップS5において、検出値が基準値温
度の範囲より高いと判断された場合には(ステップS5
のY)、空調手段11による冷却動作が開始される(ス
テップS6)。この冷却動作では、エアコン23の冷房
運転と、ポンプ26の運転とが行われ、ケース22内で
冷却された空気が作像モジュール6内に供給される。そ
して、温度センサ20からの検出値が所定値まで下降し
たか否かが判断される(ステップS7)。温度センサ2
0からの検出値が所定値まで下降した場合には(ステッ
プS7のY)、冷却動作が終了する(ステップS8)。
【0063】一方、温度センサ20の検出値が基準値温
度の範囲内である場合には(ステップS1のN、ステッ
プS5のN)、空調手段11による加熱動作、冷却動作
は行われない。
【0064】ここで、上述したステップS2〜S4の処
理、及び、ステップS6〜S8の処理が、温度センサ2
0の検出値と予め設定されている基準値温度とに応じて
空調手段11を駆動させる温度制御手段の機能として実
行される。
【0065】つぎに、作像モジュール6内の湿度の調節
を図7のフローチャートに基づいて説明する。まず、湿
度センサ21の検出値が基準値湿度の範囲より低いか否
かが判断される(ステップS11)。
【0066】ステップS1において、検出値が基準値湿
度の範囲より低いと判断された場合には(ステップS1
のY)、空調手段11による加湿動作が開始される(ス
テップS12)。この加湿動作では、加湿器24の運転
と、ポンプ26の運転とが行われ、ケース22内で加湿
された空気が作像モジュール6内に供給される。そし
て、湿度センサ21からの検出値が所定値まで上昇した
か否かが判断される(ステップS13)。この所定値と
しては、例えば、基準値湿度の範囲の中央値が設定され
ている。湿度センサ21からの検出値が所定値まで上昇
した場合には(ステップS13のY)、加湿動作が終了
する(ステップS14)。
【0067】一方、ステップS11において、検出値が
基準値湿度の範囲より低くはないと判断された場合には
(ステップS11のN)、検出値が基準値湿度の範囲よ
り高いか否かが判断される(ステップS15)。
【0068】ステップS15において、検出値が基準値
湿度の範囲より高いと判断された場合には(ステップS
15のY)、空調手段11による除湿動作が開始される
(ステップS16)。この除湿動作では、除湿器25の
運転と、ポンプ26の運転とが行われ、ケース22内で
加湿された空気が作像モジュール6内に供給される。そ
して、湿度センサ21からの検出値が所定値まで上昇し
たか否かが判断される(ステップS17)。湿度センサ
21からの検出値が所定値まで下降した場合には(ステ
ップS17のY)、除湿動作が終了する(ステップS1
8)。
【0069】一方、湿度センサ21の検出値が基準値湿
度の範囲内である場合には(ステップS11のN、ステ
ップS15のN)、空調手段11による加湿動作、除湿
動作は行われない。
【0070】ここで、上述したステップS12〜S14
の処理、及び、ステップS16〜S18の処理が、湿度
センサ21の検出値と予め設定されている基準値湿度と
に応じて空調手段11を駆動させる湿度制御手段の機能
として実行される。
【0071】上述したように、温度センサ20の検出値
と予め設定されてチップ32内に格納されている基準値
温度ともに基づいて空調手段11が駆動されることによ
り、作像モジュール6内の温度、即ち、作像モジュール
6内に設けられているクリーニングブレード16aの温
度を、クリーニングブレード16aと感光体13との間
の当接圧、当接角度、食い込み量などのクリーニング条
件が最適な状態に維持される温度となるように調節でき
る。このため、クリーニングブレード16aを安価であ
ってクリーニング性能が優れた材質で形成することがで
きるとともに、そのクリーニングブレード16aによる
残留トナーの掻き落としを良好に行うことができ、記録
媒体に転写される画像の画像品質の向上を図ることがで
きる。
【0072】さらに、湿度センサ21の検出値と予め設
定されてチップ32内に格納されている基準値湿度とに
基づいて空調手段11が駆動されることにより、作像モ
ジュール6内の湿度、即ち、感光体13周りの湿度を、
クリーニングブレード16aが加水分解により劣化する
高湿状態や、トナーの電荷量が高くなって感光体13へ
の付着力が強くなるためにクリーニングブレード16a
による残留トナーの掻き落とし性能が低下する低湿状態
とならない湿度に調節することができ、記録媒体に転写
される画像の画像品質の向上を図ることができる。
【0073】また、空調手段11により空調される領域
は作像モジュール6内の略密閉空間のみであり、画像形
成装置内の全体を空調する場合に比べて大幅に小さくな
り、空調手段11の小型化、空調手段11の運転時に発
生する騒音の低減、空調手段11の運転に伴う消費電力
の低減を図ることができる。
【0074】つぎに、本発明の第2の実施の形態を図8
に基づいて説明する。なお、本実施の形態及び以下の各
実施の形態において、先行して説明した他の実施の形態
と同じ部分は同じ符号で示し、説明も省略する。本実施
の形態では、空調手段11から作像モジュール6内に供
給された空気を、作像モジュール6から空調手段11へ
還流させるための循環流路34が形成されている。この
循環流路34は、作像モジュール6の流入口29と空調
手段11の排気口28とを接続パイプ30で接続し、作
像モジュール6の流出口31と空調手段11の吸気口2
6とを接続パイプ35で接続することにより構成されて
いる。他の部分の構成については第1の実施の形態と同
じである。
【0075】このような構成において、空調手段11の
ケース22内に吸入される空気は、一旦空調手段11に
おいて温度や湿度を調節された空気である。このため、
新たな空気をケース22内に吸入して温度や湿度を調節
する場合に比べ、温度や湿度の調節に要する消費電力な
どを減らすことができる。
【0076】つぎに、本発明の第3の実施の形態を図9
に基づいて説明する。本実施の形態は、上述した第1又
は第2の実施の形態で説明した作像モジュール6が装置
本体1a内に4個設けられ、各作像モジュール6で異な
る色のトナー像を形成するようにした電子写真方式のカ
ラー画像形成装置に関するものである。各作像モジュー
ル6は記録媒体の搬送方向に沿って一列に配列され、各
作像モジュール6にはそれぞれ空調手段11が接続され
ている。各作像モジュール6の構造、各空調手段11の
基本的な構造は、上述した第1の実施の形態と同じであ
る。
【0077】各作像モジュール6のケース12にチップ
32が取付けられている。各チップ32にはそれぞれ、
空調手段11により温度を調節する際の基準となる基準
値温度と、空調手段11により湿度を調節する際におけ
る基準値となる基準値湿度とが格納されている。基準値
温度は各チップ32において同じ値に設定されている
が、基準値湿度は各作像モジュール6ごとに異なる値に
設定されている。具体的には、イエローの画像を形成す
る作像モジュール6、マゼンタの画像を形成する作像モ
ジュール6、シアンの画像を形成する作像モジュール
6、ブラックの画像を形成する作像モジュール6の順
で、基準値湿度の値が低くなっている。
【0078】このような構成において、各作像モジュー
ル6ごとに、クリーニングブレード16aの温度が、ク
リーニングブレード16aと感光体13との間の当接
圧、当接角度、食い込み量などのクリーニング条件が最
適な状態に維持される温度となるように調節されるた
め、クリーニングブレード16aを安価であってクリー
ニング性能が優れた材質で形成することができるととも
にそのクリーニングブレード16aによる残留トナーの
掻き落としを良好に行うことができる。
【0079】さらに、感光体13周りの湿度が、クリー
ニングブレードブレード16aが加水分解により劣化す
る高湿状態や、トナーの電荷量が高くなって感光体13
への付着力が強くなるためにクリーニングブレード16
aによる残留トナーの掻き落とし性能が低下する低湿状
態になることを防止でき、記録媒体に転写される画像の
画像品質の向上を図ることができる。なお、チップ32
に格納されている基準値湿度の値は、各チップ32ごと
に異なり、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの画
像を形成する作像モジュール6の順で低くなっている。
これは、トナーの電荷量がイエロー、マゼンタ、シア
ン、ブラックの順となっているため、この順序で除湿の
程度を高くする(基準値湿度の値を高くする)ことによ
り、各色のトナーの記録媒体への転写状態を均一化する
ことができ、カラー画像の画像品質の向上を図ることが
できるためである。
【0080】また、本実施の形態のカラー画像形成装置
としては、搬送される記録媒体に対して各作像モジュー
ル6において次々と画像を転写するタイプのものを例に
挙げて説明したが、中間転写ベルトを用いるタイプのカ
ラー画像形成装置においても本発明を適用することがで
きる。
【0081】つぎに、本発明の第4の実施の形態を図1
0に基づいて説明する。上述した各実施の形態が、作像
モジュール6を形成してこの作像モジュール6内のみを
空調するようにしたのに対し、本実施の形態では、装置
本体1内に、感光体13、現像ユニット14、帯電器1
5、クリーニングユニット16等を収納し、さらに、措
置本体1内に空調手段11や露光手段9を収納したもの
である。
【0082】このような構成において、本実施の形態に
おいては、空調手段11による温度の調節と湿度の調節
とが、装置本体1内の全域に対して行われる。
【0083】したがって、クリーニングブレード16a
の温度が、上述した各実施の形態と同じように、クリー
ニングブレード16aと感光体13との間の当接圧、当
接角度、食い込み量などのクリーニング条件が最適な状
態に維持される温度となるように調節される。これによ
り、クリーニングブレード16aを安価であってクリー
ニング性能が優れた材質で形成することができるととも
に、そのクリーニングブレード16aによる残留トナー
の掻き落としを良好に行うことができ、記録媒体に転写
される画像の画像品質の向上を図ることができる。
【0084】さらに、感光体13周りの湿度が、上述し
た各実施の形態と同じように、クリーニングブレード1
6aが加水分解により劣化する高湿状態や、トナーの電
荷量が高くなって感光体13への付着力が強くなるため
にクリーニングブレード16aによる残留トナーの掻き
落とし性能が低下する低湿状態になることを防止でき、
記録媒体に転写される画像の画像品質の向上を図ること
ができる。
【0085】なお、本実施の形態では、各作像モジュー
ル6ごとに基準値湿度を変えた場合を例に挙げて説明し
たが、各作像モジュール6においてクリーニングブレー
ド16aの材質や当接圧などを変えた場合には、それに
応じて各作像モジュール6ごとに基準値温度を変えるこ
とも有効である。
【0086】
【発明の効果】請求項1記載の発明の電子写真方式の画
像形成装置によれば、温度制御手段によって空調手段が
駆動されることにより、クリーニングブレードの温度
を、クリーニングブレードと感光体との間の当接圧、当
接角度、食い込み量などのクリーニング条件が最適な状
態に維持される温度となるように調節することができ、
このため、クリーニングブレードを安価であってクリー
ニング性能に優れた材質で形成することができる、その
クリーニングブレードによる残留トナーの掻き落としを
良好に行うことができ、記録媒体に転写される画像の画
像品質の向上を図ることができる。
【0087】請求項2記載の発明の電子写真方式の画像
形成装置によれば、湿度制御手段によって空調手段が駆
動されることにより、感光体周りの湿度を、クリーニン
グブレードが加水分解により劣化する高湿状態や、トナ
ーの電荷量が高くなって感光体への付着力が強くなるた
めにクリーニングブレードによる残留トナーの掻き落と
し性能が低下する低湿状態になることを防止するように
調節することができ、記録媒体に転写される画像の画像
品質の向上を図ることができる。
【0088】請求項3記載の発明の電子写真方式の画像
形成装置によれば、温度制御手段によって空調手段が駆
動されることにより、クリーニングブレードの温度を、
クリーニングブレードと感光体との間の当接圧、当接角
度、食い込み量などのクリーニング条件が最適な状態に
維持される温度となるように調節することができ、この
ため、クリーニングブレードを安価であってクリーニン
グ性能に優れた材質で形成することができる、そのクリ
ーニングブレードによる残留トナーの掻き落としを良好
に行うことができ、記録媒体に転写される画像の画像品
質の向上を図ることができる。さらに、湿度制御手段に
よって空調手段が駆動されることにより、感光体周りの
湿度を、クリーニングブレードが加水分解により劣化す
る高湿状態や、トナーの電荷量が高くなって感光体への
付着力が強くなるためにクリーニングブレードによる残
留トナーの掻き落とし性能が低下する低湿状態になるこ
とを防止するように調節することができ、記録媒体に転
写される画像の画像品質の向上を図ることができる。
【0089】請求項4記載の発明によれば、請求項1又
は3記載の電子写真方式の画像形成装置において、前記
温度センサは、前記クリーニングブレードの近傍に設置
されているので、温度センサによるクリーニングブレー
ドの温度測定を精度良く行える。
【0090】請求項5記載の発明によれば、請求項2又
は3記載の電子写真方式の画像形成装置において、前記
湿度センサは、前記現像ユニット内又は前記現像ユニッ
トの近傍に設置されているので、湿度センサによる感光
体に供給されるトナーやクリーニングブレードの周囲の
湿度測定を精度良く行える。
【0091】請求項6記載の発明によれば、請求項1な
いし5のいずれか一記載の電子写真方式の画像形成装置
において、少なくとも前記感光体と前記現像ユニットと
前記クリーニングユニットとがケース内に収納され、そ
のケース内が略密閉空間とされた作像モジュールが設け
られ、前記空調手段により温度と湿度との少なくとも一
方が調節される空間が前記作像モジュール内の略密閉空
間であるので、空調手段により空調される領域は作像モ
ジュール内の略密閉空間のみであり、画像形成装置内の
全体を空調する場合に比べて大幅に小さくなり、空調手
段の小型化、空調手段の運転時に発生する騒音の低減、
空調手段の運転に伴う消費電力の低減を図ることができ
る。
【0092】請求項7記載の発明によれば、請求項1な
いし5のいずれか一記載の電子写真方式の画像形成装置
において、少なくも前記感光体と前記現像ユニットと前
記クリーニングユニットとがケース内に収納され、その
ケース内が略密閉空間とされてそれぞれ異なる色の画像
形成が行われる複数の作像モジュールが設けられ、前記
空調手段により温度と湿度との少なくとも一方が調節さ
れる空間が前記作像モジュール内の略密閉空間であり、
前記基準値温度と前記基準値湿度との少なくとも一方が
前記作像モジュールごとに設定されているので、作像モ
ジュールを複数有する電子写真方式のカラー画像形成装
置において、各作像モジュールごとに、クリーニングブ
レードの温度が、クリーニングブレードによる残留トナ
ーの掻き落としを適正に行える温度となるような調節
と、感光体周りの湿度が、クリーニングブレードによる
残留トナーの掻き落としを適正に行える湿度となるよう
な調節との少なくとも一方が行われるので、異なる色の
画像を形成する各作像モジュール毎に温度や湿度の最適
条件が異なる場合に対応することができ、記録媒体に転
写されるカラー画像の画像品質の向上を図ることができ
る。
【0093】請求項8記載の発明によれば、請求項1な
いし7のいずれか一記載の電子写真方式の画像形成装置
において、前記基準値温度と前記基準値湿度とは変更可
能であるので、クリーニングブレードと感光体との間の
クリーニング条件が変化した場合や、使用するトナーの
種類が変わった場合には、それに応じて、基準値温度や
基準値湿度を適宜変更することができ、空調手段による
温度や湿度の調節を最適な状態で行える。
【0094】請求項9記載の発明によれば、請求項1な
いし7のいずれか一記載の電子写真方式の画像形成装置
において、前記基準値温度と前記基準値湿度との少なく
とも一方を格納したチップが設けられ、このチップが交
換自在に取付けられているので、基準値温度や基準値湿
度の変更を、チップを交換することにより簡単に行え
る。
【0095】請求項10記載の発明によれば、請求項1
ないし9のいずれか一記載の電子写真方式の画像形成装
置において、前記トナーは、平均粒径が10μm以下の
小粒径トナーであるので、平均粒径が10μm以下の小
粒径トナーを使用した場合においても、クリーニングブ
レードと感光体との当接箇所から異音を発生させること
なく、及び、磨耗によりクリーニングブレードや感光体
の寿命を短くすることなく、きめが細かく、残留トナー
の影響を受けない高品質の画像形成を行える。
【0096】請求項11記載の発明によれば、請求項1
ないし10のいずれか一記載の電子写真方式の画像形成
装置において、前記トナーは、重合法で形成されたもの
であるので、重合法で形成したトナーを使用した場合に
おいても、クリーニングブレードと感光体との当接箇所
から異音を発生させることなく、及び、磨耗によりクリ
ーニングブレードや感光体の寿命を短くすることなく、
残留トナーの影響を受けない高品質の画像形成を行え
る。
【0097】請求項12記載の発明によれば、請求項1
ないし11のいずれか一記載の電子写真方式の画像形成
装置において、前記空調手段を常時駆動させるための専
用電源が設けられているので、専用電源からの電力供給
によって空調手段を常時駆動させることにより、いつで
も高品質の画像形成を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態である電子写真方式
の画像形成装置の概略構造を示す縦断正面図である。
【図2】作像モジュールを示す斜視図である。
【図3】空調手段の構造を示す概略図である。
【図4】作像モジュールと空調手段との接続構造を示す
概略図である。
【図5】温度調節及び湿度調節に関連する部分のブロッ
ク図である。
【図6】温度調節の内容を示すフローチャートである。
【図7】湿度調節の内容を示すフローチャートである。
【図8】本発明の第2の実施の形態である電子写真方式
の画像形成装置における作像モジュールと空調手段との
接続構造を示す概略図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態である電子写真方式
のカラー画像形成装置の概略構造を示す縦断正面図であ
る。
【図10】本発明の第4の実施の形態である電子写真方
式の画像形成装置の概略構造を示す縦断正面図である。
【符号の説明】
6 作像モジュール 11 空調手段 12 ケース 13 感光体 14 作像ユニット 16 クリーニングユニット 16a クリーニングブレード 20 温度センサ 21 湿度センサ 32 チップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三浦 哲郎 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 中里 保史 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 宮脇 勝明 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 猪狩 聰 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2H005 AB06 EA05 2H027 DA13 DA14 DE07 DE10 EA11 EC06 EC20 JA11 JA12 JA14 JB11 JB20 JB30 JC07 JC15 2H134 GA01 GB02 HD18 HD19 KA30 KA31 KB01 KB14 KD08 KF05 KG07 KH04 KJ02 2H171 FA02 FA09 FA13 FA14 FA17 GA23 GA24 JA02 JA06 JA10 NA01 NA02 NA03 QA02 QA04 QB32 QB57 QB58 QC22 2H300 EA01 EA05 EA19 EB02 EB04 EB07 EB12 EF08 EG02 EG05 EH16 EJ09 EJ50 EL07 EL09 EL10 GG34 GG36 GG41 MM11 MM17 QQ22 RR10 TT03 TT04

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周面に静電潜像が形成される感光体
    と、 トナーを貯留し、このトナーを前記感光体に供給するこ
    とにより前記静電潜像をトナー像として顕像化する現像
    ユニットと、 前記トナー像を記録媒体に転写した後の前記感光体上の
    残留トナーを掻き落とすクリーニングブレードを備えた
    クリーニングユニットと、 前記クリーニングブレードの温度を調節する機能を有す
    る空調手段と、 前記クリーニングブレードの温度を測定する温度センサ
    と、 前記クリーニングブレードの温度が前記クリーニングブ
    レードによる残留トナーの掻き落としを適正に行える温
    度となるように、前記温度センサの検出値と予め設定さ
    れている基準値温度とに応じて前記空調手段を駆動させ
    る温度制御手段と、を有する電子写真方式の画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 外周面に静電潜像が形成される感光体
    と、 トナーを貯留し、このトナーを前記感光体に供給するこ
    とにより前記静電潜像をトナー像として顕像化する現像
    ユニットと、 前記トナー像を記録媒体に転写した後の前記感光体上の
    残留トナーを掻き落とすクリーニングブレードを備えた
    クリーニングユニットと、 前記感光体周りの湿度を調節する機能を有する空調手段
    と、 前記感光体周りの湿度を測定する湿度センサと、 前記感光体周りの湿度が前記クリーニングブレードによ
    る残留トナーの掻き落としを適正に行える湿度となるよ
    うに、前記湿度センサの検出値と予め設定されている基
    準値湿度とに応じて前記空調手段を駆動させる湿度制御
    手段と、を有する電子写真方式の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 外周面に静電潜像が形成される感光体
    と、 トナーを貯留し、このトナーを前記感光体に供給するこ
    とにより前記静電潜像をトナー像として顕像化する現像
    ユニットと、 前記トナー像を記録媒体に転写した後の前記感光体上の
    残留トナーを掻き落とすクリーニングブレードを備えた
    クリーニングユニットと、 前記クリーニングブレードの温度と前記感光体周りの湿
    度とを調節する機能を有する空調手段と、 前記クリーニングブレードの温度を測定する温度センサ
    と、 前記感光体周りの湿度を測定する湿度センサと、 前記クリーニングブレードの温度が前記クリーニングブ
    レードによる残留トナーの掻き落としが適正に行える温
    度となるように、前記温度センサの検出値と予め設定さ
    れている基準値温度とに応じて前記空調手段を駆動させ
    る温度制御手段と、 前記感光体周りの湿度が前記クリーニングブレードによ
    る残留トナーの掻き落としを適正に行える湿度となるよ
    うに、前記湿度センサの検出値と予め設定されている基
    準値湿度とに応じて前記空調手段を駆動させる湿度制御
    手段と、を有する電子写真方式の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記温度センサは、前記クリーニングブ
    レードの近傍に設置されている請求項1又は3記載の電
    子写真方式の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記湿度センサは、前記現像ユニット内
    又は前記現像ユニットの近傍に設置されている請求項2
    又は3記載の電子写真方式の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 少なくとも前記感光体と前記現像ユニッ
    トと前記クリーニングユニットとがケース内に収納さ
    れ、そのケース内が略密閉空間とされた作像モジュール
    が設けられ、前記空調手段により温度と湿度との少なく
    とも一方が調節される空間が前記作像モジュール内の略
    密閉空間である請求項1ないし5のいずれか一記載の電
    子写真方式の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 少なくも前記感光体と前記現像ユニット
    と前記クリーニングユニットとがケース内に収納され、
    そのケース内が略密閉空間とされてそれぞれ異なる色の
    画像形成が行われる作像モジュールが複数設けられ、前
    記空調手段により温度と湿度との少なくとも一方が調節
    される空間が前記作像モジュール内の略密閉空間であ
    り、前記基準値温度と前記基準値湿度との少なくとも一
    方が前記作像モジュールごとに設定されている請求項1
    ないし5のいずれか一記載の電子写真方式の画像形成装
    置。
  8. 【請求項8】 前記基準値温度と前記基準値湿度とは変
    更可能である請求項1ないし7のいずれか一記載の電子
    写真方式の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記基準値温度と前記基準値湿度との少
    なくとも一方を格納したチップが設けられ、このチップ
    が交換自在に取付けられている請求項1ないし7のいず
    れか一記載の電子写真方式の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記トナーは、平均粒径が10μm以
    下の小粒径トナーである請求項1ないし9のいずれか一
    記載の電子写真方式の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記トナーは、重合法で形成されたも
    のである請求項1ないし10のいずれか一記載の電子写
    真方式の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記空調手段を常時駆動させるための
    専用電源が設けられている請求項1ないし11のいずれ
    か一記載の電子写真方式の画像形成装置。
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