JP2003278461A - サッシ窓の嵌殺し障子の排水装置 - Google Patents
サッシ窓の嵌殺し障子の排水装置Info
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Abstract
側に引障子を備えたサッシ窓において、嵌殺し障子の障
子厚が厚い場合でも結露水の排水効果が得られ、しか
も、室内空間をできる限り広く取ることである。 【解決手段】 サッシ枠(1)の室内側に嵌殺し障子
(3)を備え、室外側に引障子(2)を備えたサッシ窓
において、嵌殺し障子(3)の下桟(11)をサッシ下
枠(4)の上に起立し、下桟の室内側見付け面に凹溝
(15)を下桟のガラス保持部(13)よりも下側に設
け、室内側見付け面を凹溝(15)よりも上側部分では
鉛直面に形成すると共に、凹溝の下部に水抜穴(16)
をあけ、水抜穴と室外を連通する排水孔(18)をサッ
シ下枠(4)に設けたことを特徴とするサッシ窓の嵌殺
し障子の排水装置。
Description
に嵌殺し障子を備え、室外側に引障子を備えたサッシ窓
に使用するもので、上記したサッシ窓の嵌殺し障子にお
ける下桟の室内側から結露水を排水する装置に関する。
置としては、実開昭59−140691号公報に示すよ
うに、サッシ下枠の室内側上面に結露水受溝を設けたも
のが知られている。結露水受溝は、嵌殺し障子の嵌合溝
の横に位置し、嵌殺しガラスとサッシ下枠の室内側上面
と立ち上がり壁とで上向きのコ字状に形成してある。
ラス保持部(ガラスを前後から支持する部分)の前後幅
を現状と同一幅にしたまま、現状よりも厚いガラスを嵌
めることができなかった。つまり、結露水受溝を形成す
るには底となるサッシ下枠の室内側上面部分が必要であ
るにも関わらず、現状よりも厚いガラスを嵌め込むため
にガラス嵌合溝の間口を幅広くすると、サッシ下枠の室
内側上面部分がなくなり、ひいては結露水受溝が形成で
きなくなる。かといって、現状よりも厚いガラスを嵌め
るためにその厚みの増加分だけガラス保持部の前後幅を
現状よりも室内側に広げたのでは、その分、室内空間が
狭くなる。なお、従来例としては、実開平3−9918
3号の発明もあり、これも同様の問題がある。
慮して開発されたもので、その目的は、嵌殺し障子のガ
ラス厚が厚い場合でも結露水の排水効果が得られ、しか
も、室内空間をできる限り広く取ることである。
シ枠の室内側に嵌殺し障子を備え、室外側に引障子を備
えたサッシ窓において、嵌殺し障子の下桟をサッシ下枠
の上に起立し、下桟の室内側見付け面に凹溝を下桟のガ
ラス保持部よりも下側に設け、室内側見付け面を凹溝よ
りも上側部分では鉛直面に形成すると共に、凹溝の下部
に水抜穴をあけ、水抜穴と室外を連通する排水孔をサッ
シ下枠に設けたことを特徴とするサッシ窓の嵌殺し障子
の排水装置である。
してあるので、下桟の室内側見付け面に凹溝を形成する
ことができる。
ガラス表面に沿って落下して、嵌殺し障子の下桟の鉛直
な室内側見付け面、凹溝、凹溝の水抜穴、サッシ下枠の
排水孔を順次通過して室外に排出される。なお、水抜穴
の形成箇所を凹溝の下部にしたのは、仮に凹溝の上部だ
と、結露水の排水効率が悪いからである。
穴から水が逆流する可能性もあるので、それを阻止する
には、請求項2の発明のように、凹溝の水抜穴に逆流防
止機能付きの水抜きピースを取り付けてあることが望ま
しい。
に開口する形態であっても良いが、結露水の排水効率を
向上するには、請求項3の発明のように、凹溝の深さ方
向を斜め下向きに形成することが望ましい。
見付け面に凹溝を形成してあったが、別の手法で結露水
を排水しても良い。それには、請求項4の発明のよう
に、サッシ枠の室内側に嵌殺し障子を備え、室外側に引
障子を備えたサッシ窓において、嵌殺し障子の下桟をサ
ッシ下枠の上に起立し、下桟における室内側見付け面に
鍔を、下桟のガラス保持部よりも下側から室内側に向か
って斜め上向きに突出して設け、室内側見付け面を鍔よ
りも上側部分では鉛直面に形成すると共に、室内側見付
け面には水抜穴を、室内側から下桟を水平視した場合に
鍔で覆われる部分にあけ、水抜穴に逆流防止機能付きの
水抜きピースを取り付け、水抜穴と室外を連通する排水
孔をサッシ下枠に設ければ良い。
うに、サッシ枠1の室外側に引障子2を有し、サッシ枠
1の室内側に嵌殺し障子3を備えている。
ので、上枠(図示せず)、下枠4、左縦枠5、右縦枠6
とからなり、下枠4の上面室内側に嵌殺し障子3の係止
孔7をあけ、下枠4の上面室外側に引障子2の戸車8が
滑走する窪み9を設けてある。
を介してサッシ上枠に固定し(図示せず)、ガラス10
の下側を下桟11を介してサッシ下枠4に固定し、ガラ
ス10の左側を左縦桟12で囲み、ガラス10の右側を
サッシ右縦枠6に固定してある。なお、左縦桟12は、
サッシ上枠と下枠4の横幅中間部に立ててある。符号S
は、シール材である。
(躯体への水平な取付片T)よりも上側に起立するもの
で、その上部には、上向きに開口するコ字状のガラス保
持部13を有し、その下部の前後幅中央部には、サッシ
下枠4の係止孔7に差し込む一対の係止片14,14を
前後に間隔をあけて垂下してある。
シ窓の嵌殺し障子の排水装置の第一実施形態は図1から
図4に示すように、下桟11の室内側見付け面に凹溝1
5を、ガラス保持部13よりも下側部分に設け、室内側
見付け面における凹溝15よりも上側部分を鉛直面に形
成し、凹溝15の底には水抜穴16を長手方向に間隔を
あけて設け、水抜穴16に水抜きピース17を取り付
け、サッシ下枠4には水抜穴16よりも下側に、排水孔
18を室外に連通する状態であけてある。また、上述し
た下桟の両係止片14,14の間隔も、排水孔18と同
様の機能を果たす。なお、水抜穴16と排水孔18は平
面視して異なる位置にあけてある。
下向きとなる状態で形成し、凹溝15の開口端下側部分
をわずかに室内側に突出してある。また、凹溝15の左
右は、サッシ右縦枠6と左縦桟12で覆われているの
で、凹溝15内に結露水が確実にたまる。なお、ガラス
保持部13に収容するシール材Sは、室内側見付け面の
上端に向かってその上面を斜め下向きにして、結露水が
室内側見付け面に流れやすくしてある。
うに、中空のブロック19を、水抜穴16に係止し、ブ
ロック19の上部の入口20から水を取り込み、ブロッ
ク19の下部の出口21から水を排水するもので、その
出口21に羽根22を開閉可能に軸支して逆流防止機能
を果たしている。
向に貫通した筒型であって、上部の横幅を広く形成し、
前後面の横幅中央部には水抜穴16に引っ掛ける凸部2
3を有し、前後面の左右端部には、羽根22を軸支する
軸支孔24をあけてある。また、羽根22の前後面にも
図7に示すように、軸支孔24に対応する箇所に突起2
5を設けてある。
部に受溝26を室外に向かって開口し、その受溝26に
蓋27の上部の膨大部28を収容して、室外面の排水孔
18を蓋27で開閉自在に塞ぎ、結露水の自重によって
蓋27を開いて排水すると共に、室外からの風の吹き込
み等による排水の逆流を防止してある。
の第二実施形態は図8に示すように、サッシ下枠4がレ
ール29で引障子2を開閉する構造のサッシ窓に適用し
たことを特徴とするものである。
の第三実施形態は図9に示すように、嵌殺し用のガラス
10に複層ガラスを用い、前後幅が室内側に広がった下
桟11を用いた構造のサッシ窓に適用したことを特徴と
するものである。
の第四実施形態は図10に示すように、第一実施形態の
凹溝15を形成する代わりに、下桟11の室内側見付け
面に鍔30を、下桟11のガラス保持部13よりも下側
から室内側に向かって斜め上向きに突出し、室内側見付
け面を鍔30よりも上側部分では鉛直面に形成すると共
に、室内側見付け面には水抜穴16を鍔30の根元部分
の上にあけ、水抜穴16に水抜きピース17を取り付け
たことを特徴とする。
の内部側先端よりも室外側とし、その上面の前後幅中間
部には、水抜きピース17の凸部23を引っ掛ける抜止
め部31を突出してある。また、鍔30と室内側見付け
面とで形成される断面三角形状の空間の左右を塞ぐため
に、鍔30と見付け面の左右端部にキャップを取り付け
(図示せず)、水が確実に溜まるようにする。
片引き窓や、図12に示す中央引き分け両袖嵌殺し窓に
使用できる。
見付け面に凹溝を形成し、しかも、ガラス保持部の下側
に凹溝を形成してあるので、ガラスの厚みに関係なく凹
溝を下桟に形成することができる。従って、嵌殺し障子
のガラスが厚い場合でも結露水の排水効果が得られ、そ
のうえ下桟の前後幅を従来の下桟と同幅に維持できるの
で、室内空間を広くとることができる。
止機能付きの水抜きピースを取り付けてあるので、室外
からの風の吹き込み等による水の逆流を防止できる。
下向きに形成してあるので、鉛直な室内側見付け面から
凹溝の上面に沿って結露水が流れ込みやすくなり、排水
効率が向上する。
保持部の下側であるので、ガラスの厚みに関係なく鍔を
形成することができる。従って、嵌殺し障子のガラスが
厚い場合でも結露水の排水効果が得られる。また、鍔の
部分のみが室内側に突出し、ガラス保持部の前後幅を従
来の下桟と同幅に維持できるので、室内空間をできる限
り広くとることもできる。
態を示す縦断面図である。
態を示す横断面図である。
態を室内側から視た状態を示す一部切欠斜視図である。
態を室外側から視た状態を示す一部切欠斜視図である。
図、正面図、A−A線断面図である。
示す正面図、側面図、B−B線断面図である。
図、左側面図である。
態を示す縦断面図である。
態を示す縦断面図である。
形態を示す縦断面図である。
である。
Claims (4)
- 【請求項1】 サッシ枠(1)の室内側に嵌殺し障子
(3)を備え、室外側に引障子(2)を備えたサッシ窓
において、 嵌殺し障子(3)の下桟(11)をサッシ下枠(4)の
上に起立し、下桟の室内側見付け面に凹溝(15)を下
桟のガラス保持部(13)よりも下側に設け、室内側見
付け面を凹溝(15)よりも上側部分では鉛直面に形成
すると共に、凹溝の下部に水抜穴(16)をあけ、水抜
穴と室外を連通する排水孔(18)をサッシ下枠(4)
に設けたことを特徴とするサッシ窓の嵌殺し障子の排水
装置。 - 【請求項2】 凹溝(15)の水抜穴(16)に逆流防
止機能付きの水抜きピース(17)を取り付けてあるこ
とを特徴とする請求項1記載のサッシ窓の嵌殺し障子の
排水装置。 - 【請求項3】 凹溝(15)の深さ方向を斜め下向きに
形成してあることを特徴とする請求項1又は2記載のサ
ッシ窓の嵌殺し障子の排水装置。 - 【請求項4】 サッシ枠(1)の室内側に嵌殺し障子
(3)を備え、室外側に引障子(2)を備えたサッシ窓
において、 嵌殺し障子(3)の下桟(11)をサッシ下枠(4)の
上に起立し、下桟における室内側見付け面に鍔(30)
を、下桟のガラス保持部(13)よりも下側から室内側
に向かって斜め上向きに突出して設け、室内側見付け面
を鍔(30)よりも上側部分では鉛直面に形成すると共
に、室内側見付け面には水抜穴(16)を、室内側から
下桟(11)を水平視した場合に鍔(30)で覆われる
部分にあけ、水抜穴(16)に逆流防止機能付きの水抜
きピース(17)を取り付け、水抜穴と室外を連通する
排水孔(18)をサッシ下枠(4)に設けたことを特徴
とするサッシ窓の嵌殺し障子の排水装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002085624A JP3928453B2 (ja) | 2002-03-26 | 2002-03-26 | サッシ窓の嵌殺し障子の排水装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN101135230B (zh) * | 2007-10-11 | 2010-08-11 | 敦化吉祥木业有限公司 | 推拉窗压差排水系统 |
JP2012519246A (ja) * | 2009-03-02 | 2012-08-23 | ソク キム,スン | 組立て容易な窓戸設備 |
KR101872970B1 (ko) | 2016-05-20 | 2018-06-29 | 부길범 | 창호 프레임 구조 |
CN115263164A (zh) * | 2022-08-19 | 2022-11-01 | 深圳市瑞玮工程有限公司 | 一种可拆分式铝木复合节能窗及其安装方法 |
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- 2002-03-26 JP JP2002085624A patent/JP3928453B2/ja not_active Expired - Fee Related
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