JP2003278444A - ドア又は窓の開閉システム - Google Patents
ドア又は窓の開閉システムInfo
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Abstract
スト駆動を行うドア又は窓の開閉システムにおいて、人
が開閉操作する際の安全性をより高める。 【解決手段】 ドア又は窓(1a)と、ドア又は窓(1
a)を駆動可能なモータ12と、ドア又は窓(1a)の
一側及び他側のパネル面(16a、16b)にそれぞれ
取り付けられ、人が開閉操作を行う際の操作力を検出し
て出力信号を発する操作力センサ(14a、14b)
と、操作力センサ(14a、14b)の出力信号を受信
し、各操作力センサ(14a、14b)の操作状態を把
握するとともに、人の操作力に対するモータ12による
アシスト駆動状態を制御する制御手段15と、を備え、
制御手段15は、各操作力センサ(14a、14b)が
同時に操作されている状態を判断する操作タイミング判
断部22と、各操作力センサ(14a、14b)が操作
されている方向を判断する操作方向判断部23とを有
し、これらの判断結果に基づいてアシスト駆動状態を制
御する。
Description
開閉操作を行う際の操作力に対して、モータによるアシ
スト駆動を行うドア又は窓の開閉システムに関する。
のみによって開閉操作を行うと、その操作を行う者にと
って操作力が負担となる場合も多い。例えば、操作者
が、老人や子供、身体障害者の場合などである。そこ
で、このようなドア又は窓の開閉操作を容易にするた
め、人の操作力をアシストするように開閉駆動を行うも
のが知られている(特許第2873831号公報等参
照)。このようなドア又は窓では、アシスト開閉駆動用
のモータを備えさせることで、人力による操作性を向上
させるとともに、駆動モータの容量も小さくて済むよう
にしている。
モータを備えたドア又は窓では、ドア又は窓の内側及び
外側の両面から同時に操作された場合などにおいては、
操作者の意に反する開閉動作をすることが考えられ、開
閉操作を行う者の安全上好ましいとはいえない。
鑑みることにより、モータの出力により人の操作力に対
するアシスト駆動を行うドア又は窓の開閉システムにお
いて、人が開閉操作する際の安全性をより高めることを
目的とする。
に、請求項1に記載のドア又は窓の開閉システムは、ド
ア又は窓と、前記ドア又は窓を駆動可能なモータと、前
記ドア又は窓の一側及び他側のパネル面にそれぞれ取り
付けられ、人が開閉操作を行う際の操作力を検出して出
力信号を発する操作力センサと、前記操作力センサの出
力信号を受信し、各操作力センサの操作状態を把握する
とともに、ドア又は窓の人の操作力に対する前記モータ
によるアシスト駆動状態を制御する制御手段と、を備
え、前記制御手段は、各操作力センサが同時に操作され
ている状態を判断する操作タイミング判断部と、各操作
力センサが操作されている方向を判断する操作方向判断
部とを有し、これらの判断部における判断結果に基づい
てアシスト駆動状態を制御することを特徴とする。
他側のパネル面にそれぞれ取り付けられた各操作力セン
サが同時に操作されている状態と、これらの各操作力セ
ンサが操作されている方向とを判断し、この判断結果に
基づいてアシスト駆動状態を制御することができる。こ
のため、ドア又は窓の一側及び他側(即ち、一方の操作
者から見た場合は、内側及び外側となる)の両面から同
時に操作された場合であっても、両操作者又はいずれか
一方の操作者の意に反するようなアシスト駆動が行われ
てしまうことを防止できるドア又は窓の開閉システムを
構築できる。したがって、モータの出力により人の操作
力に対するアシスト駆動を行うドア又は窓の開閉システ
ムにおいて、人が開閉操作する際の安全性をより高める
ことができる。
ムは、請求項1において、前記操作タイミング判断部及
び前記操作方向判断部によって、前記ドア又は窓の一側
及び他側のパネル面にそれぞれ取り付けられた各操作力
センサが同時に同一方向に操作されていると判断された
とき、前記制御手段は、そのいずれか一方の操作力セン
サの出力信号に応答して前記モータによるアシスト駆動
が行われるように制御することを特徴とする。
他側の両面から同時に同一方向に操作された場合であっ
ても、一方の操作力センサの出力信号に応答してアシス
ト駆動が行われるため、ドア又は窓の開閉操作に対する
アシスト力がなくなることもなく、安全に開閉操作を行
うことができる。また、両操作者がともに意図する方向
にアシスト駆動が行われることになるため、意に反する
アシスト駆動が行われることもなく、安全に開閉操作を
行うことができる。
ムは、請求項2において、前記制御手段は、さらに、前
記ドア又は窓の一側及び他側のパネル面にそれぞれ取り
付けられた各操作力センサで検出された操作力の大きさ
の比較を行う操作力比較部を有し、この操作力比較部で
の比較結果に基づき、操作力が大きい方の操作力センサ
の出力信号に応答して前記モータによるアシスト駆動が
行われるように制御することを特徴とする。
他側の両面から同時に同一方向に操作された場合におい
て、両パネル面の各操作力センサのうち検出された操作
力が大きい方の操作力センサの出力信号に応答してアシ
スト駆動が行われる。このため、操作力が小さい方の操
作者にとっても、また、操作力が大きい方の操作者にと
っても、ドア又は窓が重たく感じられることがなく、安
全に開閉操作を行うことができる。
ムは、請求項1において、前記操作タイミング判断部及
び前記操作方向判断部によって、前記ドア又は窓の一側
及び他側のパネル面にそれぞれ取り付けられた各操作力
センサが同時に且つ互いに逆方向に操作されていると判
断されたとき、前記制御手段は、前記モータによるアシ
スト駆動を中止させることを特徴とする。
他側から同時に且つ互いに逆方向に操作された場合、ア
シスト駆動が中止されるため、両操作者の意思に反する
方向にアシスト駆動されてしまうことを防止できる。す
なわち、一方の操作者の意思に合わせた方向にアシスト
駆動を行うと、他方の操作者の意思に反してアシスト駆
動が行われてしまうことになるが、このようなことを防
止できる。したがって、両操作者にとって危険を回避で
き、より開閉操作の安全性を高めることができる。
ムは、スライド自在に支持される複数の引き違いドア又
は窓と、前記ドア又は窓を駆動可能なモータと、前記ド
ア又は窓のパネル面にそれぞれ取り付けられ、人が開閉
操作を行う際の操作力を検出して出力信号を発する操作
力センサと、前記操作力センサの出力信号を受信し、各
操作力センサの操作状態を把握するとともに、ドア又は
窓の人の操作力に対する前記モータによるアシスト駆動
状態を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、
1つのドア又は窓に取り付けられた操作力センサと他の
ドア又は窓に取り付けられた操作力センサとが同時に操
作されている状態を判断する操作タイミング判断部を有
し、この判断部における判断結果に基づいて、先に操作
された側のドア又は窓の人の操作力に対する前記モータ
によるアシスト駆動のみが行われるように制御すること
を特徴とする。
は窓のうちの1つのドア又は窓に取り付けられた各操作
力センサと他のドア又は窓に取り付けられた操作力セン
サとが同時に操作されている状態を判断し、この判断結
果に基づいて、先に操作された側のドア又は窓のみアシ
スト駆動が行われる。このため、複数のドア又は窓が同
時に操作された場合であっても、両方のドアが同時にア
シスト駆動されることがなく、後から操作した者にとっ
て不意に先に操作された側のドア又は窓が自分が操作し
ているドア又は窓の裏側から目前に現れてしまうような
状態が発生することを防止できる。したがって、モータ
の出力により人の操作力に対するアシスト駆動を行うド
ア又は窓の開閉システムにおいて、人が開閉操作する際
の安全性をより高めることができる。
の実施の形態について説明する。 (第1実施形態)図1は、本発明の第1実施形態に係る
ドア又は窓の開閉システム101が適用されるドア構造
1の概略を示したものであり、図1(a)は正面図を、
図1(b)は上面図を模式的に示したものである。
在に支持される一枚のドア1aと、ドア枠1cに固定さ
れた一枚の間仕切り1bとを備えている。すなわち、ド
ア1aは、図示しない操作者によって開閉操作が行わ
れ、ドア1aが完全に開いた状態では、間仕切り1bと
重なるように位置していることになる。
テム101は、上記のドア構造1に適用され、ドア1a
と、ドア1aを駆動可能なモータ12と、ドア1aの一
側及び他側のパネル面にそれぞれ取り付けられた操作力
センサ14と、操作力センサ14からの出力に応じ、ド
ア1aの人の操作力に対するモータ12によるアシスト
駆動状態を制御する制御手段15とを備えている。ここ
で、ドア1aの一側及び他側とは、一方の操作者から見
た場合の内側及び外側のことであり、図1(b)に示す
ように、図中上側を室内側、図中下側を室外側とする
と、室内側にはパネル面16aが、室外側にはパネル面
16bが、それぞれ面している。
構により開閉自在となっており、このスライド機構とし
ては、例えば、ドア1aの上方に設置された無目11内
に設けられるレール(図示せず)上に移動可能に支持さ
れる戸車(図示せず)を保持する金具(図示せず)が、
ドア1aの上端部に取り付けられている機構等が用いら
れる。また、必要に応じ、ドア1aの下方にも、図示し
ないレールが設けられ、ドア1aの下端部にこのレール
上を移動可能にドア1aを支持する図示しない戸車が取
り付けられる。
は、開閉操作を行うため操作者が手をかける把手13が
設けられており、室内側パネル面16aには把手13a
が、室外側パネル面16bには把手13bがそれぞれ取
り付けられている。把手13a及び13bには、後述す
るように、人が開閉操作を行う際の操作力を検出して出
力信号を発する操作力センサ14a及び14bが設けら
れている。
けて人力により行うものであるが、人の操作力をアシス
ト駆動するように、無目11内に設けられるモータ12
によっても開閉駆動が行われる。モータ12によるドア
1aの開閉駆動は、例えば、無目11内に駆動プーリと
従動プーリとそれらに架け渡されるタイミングベルトと
を設け(図示せず)、前記吊金具をタイミングベルトに
取り付けて、モータ12で駆動プーリを回転駆動させる
ことで行われる。また、モータ12で戸車等を直接駆動
すること(自走式)によってドア1aを開閉駆動できる
ものであってもよい。
回転方向を直接制御するドアコントローラ17が備えら
れており、このドアコントローラ17は、後述する制御
手段15からの指令に基づいてモータ12を駆動する。
6bにそれぞれ取り付けられる操作力センサ14につい
て説明する。図1に示すように、操作力センサ14a
は、室内側パネル面16aの把手13aに設けられてお
り、操作力センサ14bは、室外側パネル面16bの把
手13bに設けられている。いずれの操作力センサ(1
4a、14b)ともに、閉方向(α)及び開方向(β)
それぞれの操作力を検出できるようになっている。
図3(a)は把手13bの正面図、図3(b)は、A−
A'線矢視断面図を示している。本図を参照しながら操
作力を検出する構成を説明する。なお、把手13aの構
造も同じであるため、把手13bの構造のみ説明し、把
手13aについては説明を割愛する。
6bに形成された凹所に嵌め込まれており、把手本体部
18と、把手ガイド19と、操作力センサである感圧セ
ンサ14bと、ケース20とを備えている。把手本体部
18の上下部分には、開口18aが設けられており、こ
の開口18aを貫通するネジ21等により、把手本体部
18が、パネル面16bに係止されている。そして、把
手本体部18の中心には、凹部18bが形成され、ここ
に人が手をかけて開閉操作できるようになっている。す
なわち、開閉操作時には、把手本体部18が、操作され
た方向に、ネジ21に対して開口18aで僅かにスライ
ド移動できるようになっている。
壁18c、18dには、把手ガイド19が取り付けら
れ、さらに、感圧センサ14bを介してケース20が取
り付けられることで、感圧センサ14bが、把手本体部
18の側壁18c、18dの外側(凹部18bと反対
側)でそれぞれ保持されている。すなわち、感圧センサ
14bは、側壁18c側に設けられて閉方向(α)の操
作力を検出する閉側感圧センサと、側壁18d側に設
けられて開方向(β)の操作力を検出する開側感圧セン
サとで構成されている。
に操作されると、把手本体部18も閉方向(α)に僅か
にスライドし、側壁18cが閉側感圧センサを押圧す
る。また、把手13bが開方向(β)側に操作される
と、把手本体部18も開方向(β)に僅かにスライド移
動し、側壁18dが開側感圧センサを押圧することに
なる。これにより、操作力センサ14bにて、閉方向
(α)及び開方向(β)の操作力がそれぞれ検出され
る。感圧センサ及びにて操作力が検出されると、セ
ンサ及びからは、後述する制御手段15に対して、
検出された操作圧に比例した電圧値の出力信号が発信さ
れる。なお、室内側パネル面16aに設けられた把手1
3aにおいても、閉側感圧センサと開側感圧センサ
とを備えており、同様に閉方向(α)及び開方向(β)
の操作力がそれぞれ検出され(図1(b)参照)、制御
手段15に対して、検出した操作圧に比例した出力信号
が発せられる。
図2に制御手段15の構成を示す。この制御手段15
は、前述した操作力センサ(14a、14b)から発せ
られる出力信号を配線22を通じて受信し、各操作力セ
ンサ(14a、14b)の操作状態を把握するととも
に、ドア1aの人の操作力に対するモータ12によるア
シスト駆動状態をドアコントローラ17を介して制御す
るものである。
部22と、操作方向判断部23と、操作力比較部24と
を備えている。まず、操作タイミング判断部22では、
受信した各操作力センサ(14a、14b)の出力信号
に基づいて、各操作力センサ(14a、14b)が同時
に操作されている状態を判断する。すなわち、制御手段
15が、感圧センサまたはからの出力信号を受信し
ている間は、操作タイミング判断部22では、操作力セ
ンサ14aが操作されていると認識される。同様に、制
御手段15が、感圧センサまたはからの出力信号を
受信している間は、操作タイミング判断部22では、操
作力センサ14bが操作されていると認識される。そし
て、操作力センサ14aと14bとが両方とも操作され
ていると認識された時点で、同時に操作されていると判
断することになる。
各操作力センサ(14a、14b)の出力信号に基づい
て、各操作力センサ(14a、14b)が操作されてい
る方向を判断する。すなわち、制御手段15が、閉側感
圧センサからの出力信号を受信している間は、操作方
向判断部23では、操作力センサ14aが閉方向(α)
に操作されていると認識される。また、開側感圧センサ
からの出力信号を受信している間は、操作方向判断部
では、操作力センサ14aが開方向(β)に操作されて
いると認識される。同様に、制御手段15が、閉側感圧
センサからの出力信号を受信している間は、操作力セ
ンサ14bが閉方向(α)に、開側感圧センサからの
出力信号を受信している間は、操作力センサ14bが開
方向(β)にそれぞれ操作されていると判断することに
なる。これにより、操作力センサ14aと操作力センサ
14bとから発せられた出力信号が、ともに閉側感圧セ
ンサ(、)またはともに開側感圧センサ(、)
であれば、同一方向に操作されていると判断される。ま
た、一方が閉側感圧センサ(又は)で他方が開側感
圧センサ(又は)であれば、互いに逆方向に操作さ
れていると判断される。
操作タイミング判断部22及び操作方向判断部23を備
えることによって、両パネル面(16a、16b)にそ
れぞれ取り付けられた各操作力センサ(14a、14
b)が、同時に同一方向に操作されている場合と、同時
に且つ互いに逆方向に操作されている場合とを把握して
判断することができる。
サ(14a、14b)が同時に同一方向に操作されてい
ると判断されたときは、そのいずれか一方の操作力セン
サの出力信号に応答してモータ12によるアシスト駆動
が行われるように制御する。これにより、室内側と室外
側との両側から同時に同一方向に操作された場合であっ
ても、一方の操作力センサの出力信号に応答してアシス
ト駆動が行われるため、ドア又は窓の開閉操作に対する
アシスト力がなくなることもなく、安全に開閉操作を行
うことができる。また、両操作者がともに意図する方向
にアシスト駆動が行われることになるため、意に反する
アシスト駆動が行われることもなく、安全に開閉操作を
行うことができる。
(14a、14b)が同時に且つ互いに逆方向に操作さ
れていると判断されたときは、モータ12によるアシス
ト駆動を中止させるようにアシスト駆動状態を制御す
る。これにより、室内側と室外側の両操作者の意思に反
する方向にアシスト駆動されてしまうことを防止でき
る。すなわち、一方の操作者の意思に合わせた方向にア
シスト駆動を行うと、他方の操作者の意思に反してアシ
スト駆動が行われてしまうことになるが、このようなこ
とを防止できる。したがって、両操作者にとって危険を
回避でき、より開閉操作の安全性を高めることができ
る。
作力比較部24も備えている。この操作力比較部24で
は、両パネル面(16a、16b)の各操作力センサ
(14a、14b)で検出された操作力(操作圧)に比
例して発せられた出力信号の大きさの比較が行われる。
すなわち、操作タイミング判断部22及び操作方向判断
部23によって、各操作力センサ(14a、14b)が
同時に同一方向に操作されたときに、この操作力比較部
24での比較結果に基づき、検出された操作力が大きい
方の操作力センサの出力信号に応答してモータ12によ
るアシスト駆動が行われるように制御することができ
る。これにより、室内側及び室外側の両面から同時に同
一方向に操作された場合に、操作力が小さい方の操作者
にとっては、大きい方の操作力に応じたアシスト駆動が
行われるため、楽に開閉操作を行うことができることに
なる。一方、操作力が大きい方の操作者にとっても、自
己の操作力に応じたアシスト駆動が行われるため、結
局、両操作者にとって、ドア1aが重たく感じられるこ
とがなく、安全に開閉操作を行うことができる。
シスト駆動力を制御するに際しては、まず、モータ12
の駆動方向が判断された後、受信した出力信号の大きさ
(操作力の大きさ)に基づき、モータ12の回転速度指
令が作成される。すなわち、人の操作力が小さい場合
(出力信号が小さい場合)は、低速の回転速度指令がド
アコントローラ17へと与えられ、ドアコントローラ1
7は、この指令に基づき、モータ12を低速で回転駆動
させる。これにより、ドア1aが低速でスライド移動す
るようにアシスト駆動が行われるように調整されてい
る。一方、人の操作力が大きい場合(出力信号が大きい
場合)は、高速の回転速度指令がドアコントローラ17
へと与えられ、ドアコントローラ17は、この指令に基
づき、モータ12を高速で回転駆動させる。これによ
り、ドア1aが高速でスライド移動するようにアシスト
駆動が行われるように調整されている。
開閉システム101の構成についての説明である。最後
に、図4のフロー図を用いて、本実施形態に係る開閉シ
ステム101の具体的な作動形態について説明する。
アシスト駆動の制御フローを示したものである。制御手
段15では、所定の制御周期時間ごとに、図4のフロー
図の処理が周期タスクとして繰り返し行われている。
が投入され、モータ12が駆動可能な状態になると(ス
タート状態:A0)、操作タイミング判断部22にて、
操作力センサ14aの閉側感圧センサを検出したか否
か、即ち、センサからの出力信号が受信されているか
否かが認識される(A1)。センサが検出していなけ
れば、次いで、操作力センサ14bの閉側感圧センサ
が検出したか否かが認識される(A2)。
ち、少なくとも室内側又は室外側のいずれかからドア1
aが閉方向側に操作されている場合)は、さらに、操作
力センサ14aの開側感圧センサを検出しているか否
かが認識される(A5)。次いで、操作力センサ14b
の開側感圧センサを検出しているか否かが認識される
(A6)。このとき、操作方向判断部23により、操作
力センサ14aと14bとが、同時に同方向に操作され
ているか否か、あるいは同時に且つ互いに逆方向に操作
されているか否かが判断される。センサまたはのい
ずれかが検出している場合は、操作力センサ14a及び
14bが同時に逆方向に操作されていると判断され、ア
シスト駆動は中止され行われない(A14)。この場
合、手動のみで開閉操作されている状態になる。
していない場合(この場合、センサ及びの両方とも
に検出しているか、あるいはその一方のみが検出してい
る状態となっている)、操作力比較部24にて、センサ
からの出力信号とセンサからの出力信号とのどちら
が大きいかが判断される(A8)。センサの出力信号
が大きいと判断された場合、センサで検出された操作
力に基づいた駆動力で閉方向(α)へアシスト駆動を行
うようにモータ12が制御される(A12)。また、セ
ンサの出力信号が大きいと判断された場合は、センサ
で検出された操作力に基づいた駆動力で閉方向(α)
へアシスト駆動を行うようにモータ12が制御される
(A13)。なお、処理ステップA8では、センサあ
るいはの一方のみしか検出していない場合は、操作比
較部24において、検出していない方の出力信号の大き
さが、ゼロとして処理される。
が検出していないと認識された場合には、さらに、セ
ンサを検出しているか否かが認識される(A3)。次
いで、センサを検出しているか否かが認識される(A
4)。このとき、操作方向判断部23により、操作力セ
ンサ14aと14bとが、同時に同方向に操作されてい
るか否かが判断されることになる。処理ステップA4に
て、センサが検出していないと判断された場合、セン
サ〜のいずれもが操作力を検出していないと認識さ
れ、アシスト駆動状態は、停止状態のままでモータ12
の駆動は行われない(A9)。
している場合(この場合、センサ及びはいずれも検
出しておらず、センサまたはのみ検出していると認
識されている)、操作方向判断部23にて、操作力セン
サ14a及び14bが同時に開方向(β)に操作されて
いると判断される。そして、操作力比較部24にて、セ
ンサからの出力信号とセンサからの出力信号とのど
ちらが大きいかが判断される(A7)。センサの出力
信号が大きいと判断された場合、センサで検出された
操作力に基づいた駆動力で開方向(β)へアシスト駆動
を行うようにモータ12が制御される(A10)。ま
た、センサの出力信号が大きいと判断された場合は、
センサで検出された操作力に基づいた駆動力で開方向
(β)へアシスト駆動が行われるようにモータ12が制
御される(A11)。なお、処理ステップA7では、セ
ンサあるいはの一方のみしか検出していない場合
は、操作比較部24において、検出していない方の出力
信号の大きさが、ゼロとして処理される。
ト駆動状態が決定しその状態に制御されると(A9〜1
4)、再び、これらの処理(A1〜14)が、所定の制
御周期時間ごとに繰り返される。すなわち、所定の制御
周期時間ごとに、アシスト駆動状態(A9〜14)が決
定され、制御されていくことになる。
ステム101によると、ドア又は窓の一側及び他側のパ
ネル面にそれぞれ取り付けられた各操作力センサが同時
に操作されている状態と、これらの各操作力センサが操
作されている方向とを判断し、この判断結果に基づいて
アシスト駆動状態を制御することができる。このため、
ドア又は窓の一側及び他側(室内側と室外側)の両面か
ら同時に操作された場合であっても、両操作者又はいず
れか一方の操作者の意に反するようなアシスト駆動が行
われてしまうことを防止できるドア又は窓の開閉システ
ムを構築できる。したがって、モータの出力により人の
操作力に対するアシスト駆動を行うドア又は窓の開閉シ
ステムにおいて、人が開閉操作する際の安全性をより高
めることができる。
施形態に係るドア又は窓の開閉システム102を説明す
る。なお、第1実施形態に係る開閉システム101と説
明が重複する部分については、適宜省略しながら説明す
る。図5は、開閉システム102が適用されるドア構造
2の概略を示したものであり、図5(a)は正面図を、
図5(b)は上面図を模式的に示したものである。
在に支持される2枚の引き違いドア2a及び2bを備え
ている。開閉システム102は、このドア構造2に適用
され、引き違いドア2a及び2bと、引き違いドア2a
及び2bをそれぞれ駆動可能な2個のモータ30a及び
30bと、ドア2aの一側及び他側のパネル面にそれぞ
れ取り付けられた操作力センサ33と、ドア2bの一側
及び他側のパネル面にそれぞれ取り付けられた操作力セ
ンサ34と、操作力センサ33及び34からの出力信号
に応じ、ドア2a及び2bの人の操作力に対するモータ
30a及び30bによるアシスト駆動状態を制御する制
御手段35とを備えている。なお、図5(b)に示すよ
うに、図中上側を室内側、図中下側を室外側とし、ドア
2aのパネル面36aとドア2bのパネル面37aとが
室内側に、ドア2aのパネル面36bとドア2bのパネ
ル面37bとが室外側に、それぞれ面している。
実施形態におけるドア1aの場合と同様に構成されてい
る。また、ドア2a及び2bの高さ方向の略中央付近に
は、操作者が開閉操作を行うための把手31、32が設
けられており、ドア2aの室内側パネル面36aには把
手31aが、室外側パネル面36bには把手31bがそ
れぞれ取り付けられている。そして、ドア2bの室内側
パネル面37aには把手32aが、室外側パネル面37
bには把手32bがそれぞれ取り付けられている。これ
らの把手31a、31b、32a、32bには、人の操
作力を検出して出力信号を発する操作力センサ33a、
33b、34a、34bがそれぞれ設けられている。
形態の開閉システム101と同様の構成で、無目38内
に設けられるモータ30a及び30bによって、それぞ
れドア2a及びドア2bのアシスト駆動が行われる。な
お、第1実施形態の場合と異なり、無目38内には、モ
ータ30a、30bの回転速度や回転方向を直接制御す
るドアコントローラ39は1つのみ設けられており、こ
のドアコントローラ39により、2つのモータ30a、
30bが、制御手段35からの指令に基づいて駆動され
る。
(36a、36b、37a、37b)にそれぞれ取り付
けられる操作力センサ33、34について説明する。図
5に示すように、ドア2aにおいては、操作力センサ3
3a及び33bは、それぞれ室内側パネル面36aの把
手31aおよび室外側パネル面36bの把手31bに設
けられている。また、ドア2bにおいては、操作力セン
サ34a及び34bは、それぞれ室内側パネル面37a
の把手32aおよび室外側パネル面37bの把手32b
に設けられている。いずれの操作力センサ(33a、3
3b、34a、34b)ともに、閉方向(α)および開
方向(β)それぞれの操作力を検出できるようになって
いる。
1実施形態における把手13の構造と同様であり(図3
参照)、操作力センサ33aには、閉方向(α)及び開
方向(β)の操作力をそれぞれ検出する閉側感圧センサ
及び開側感圧センサが備えられ、操作力センサ33
bには、閉方向(α)及び開方向(β)の操作力をそれ
ぞれ検出する閉側感圧センサ及び開側感圧センサが
備えられている。また、同様に、操作力センサ34aに
は、閉方向(α)及び開方向(β)の操作力をそれぞれ
検出する閉側感圧センサ及び開側感圧センサが備え
られ、操作力センサ34bには、閉方向(α)及び開方
向(β)の操作力をそれぞれ検出する閉側感圧センサ
及び開側感圧センサが備えられている。これらの感圧
センサ(〜)にて操作力が検出されると、第1実施
形態の場合と同様に、検出された操作圧に比例した大き
さの出力信号が、制御手段35に対して発信されること
になる。
図6に制御手段35の構成を示す。この制御手段35
は、第1実施形態の制御手段15と同様に、操作タイミ
ング判断部40と、操作方向判断部41と、操作力比較
部42とを備えており、各操作力センサ(33a、33
b、34a、34b)からの出力信号を受信し、これに
より、各操作力センサ(33a、33b、34a、34
b)の操作状態を把握するともに、ドア2a及びドア2
bの人の操作力に対するモータ30a及び30bによる
アシスト駆動状態をドアコントローラ39を介して制御
するものである。
方向判断部41、操作力比較部42は、いずれも第1実
施形態の場合と同様の構成を備えている。すなわち、感
圧センサ〜からの出力信号に応じて、ドア2aが室
内側と室外側とから操作される場合のドア2aのアシス
ト駆動状態を図4のフロー図に示す処理と同様の処理を
行って制御し、また、感圧センサ〜からの出力信号
に応じて、ドア2bが室内側と室外側とから操作される
場合のドア2bのアシスト駆動状態を図4のフロー図に
示す処理と同様の処理を行って制御する。
5における操作タイミング判断部40においては、さら
に、ドア2aに取り付けられた操作力センサ(33a、
33b)とドア2bに取り付けられた操作力センサ(3
4a、34b)とが同時に操作されている状態を判断す
ることもできるようになっている。そして、この操作タ
イミング判断部40の判断結果に基づいて、先に操作さ
れた側のドア(ドア2a又は2b)の人の操作力に対す
るモータ(30a又は30b)によるアシスト駆動のみ
が行われるように制御することができるようになってい
る。
及びドア2bの操作タイミング判断に関する具体的な制
御フローを図7に示す。図7に示す処理は、例えば、図
4に示す処理と連続して、所定の制御周期時間ごとに繰
り返し行われる。
2a及び2bともにアシスト駆動が停止されている状態
からスタートする(B0)。そして、操作タイミング判
断部40にて、ドア2aのアシスト駆動が行われている
か否か、即ち、モータ30aが駆動されているか否が判
断される(B1)。したがって、ドア2aのみが先にア
シスト駆動が開始されている場合、この処理ステップB
1にて、ドア2aがアシスト駆動中と判断される。ドア
2aがアシスト駆動中と判断されると、次いで、ドア2
aの各感圧センサ(〜)が検出しているか否かが判
断される(B2)。このとき、各感圧センサ(〜)
のうちのいずれかが検出していると判断されると、ドア
2aのアシスト駆動が継続され、ドア2bのアシスト駆
動状態が停止状態のままとなる(B11)。
シスト駆動中でないと判断された場合、および処理ステ
ップB2にてドア2aのいずれのセンサ(〜)とも
検出していないと判断された場合、操作タイミング判断
部40では、ドア2bがアシスト駆動中か否か(即ち、
モータ30bが駆動中か否か)が判断される(B3)。
このとき、ドア2bのみが先にアシスト駆動が開始され
ている場合は、ドア2bがアシスト駆動中と判断される
ことになる。
と、次いで、ドア2bの各感圧センサ(〜)が検出
しているか否かが判断される(B4)。このとき、各感
圧センサ(〜)のうちいずれかが検出していると判
断されると、ドア2bのアシスト駆動が継続され、ドア
2aのアシスト駆動状態が停止状態のままとなる(B1
0)。
シスト駆動状態でないと判断された場合、および処理ス
テップB4にてドア2bのいずれのセンサ(〜)と
も検出していないと判断された場合、さらに、ドア2a
の各センサ(〜)が検出しているか否かが判断され
る(B5)。各センサ(〜)のいずれかが検出して
いると判断された場合、操作タイミング判断部40で
は、ドア2aのみが操作されていると判断し、ドア2a
のアシスト駆動を行い、ドア2bのアシスト駆動を停止
するように制御する(B9)。
)のいずれもが検出していないと判断された場合は、
さらに、ドア2bの各センサ(〜)が検出している
か否かが判断される(B6)。各センサ(〜)のう
ちいずれかが検出していると判断された場合、操作タイ
ミング判断部40では、ドア2bのみが操作されている
と判断し、ドア2bのアシスト駆動を行い、ドア2aの
アシスト駆動を停止するように制御する(B8)。各セ
ンサ(〜)のいずれもが検出していないと判断した
場合は、ドア2a及び2bの両方ともにアシスト駆動を
停止する(B7)。
aおよび2bのアシスト駆動状態が決定しその状態で制
御されると(A7〜11)、再び、これらの処理(B1
〜11)が、所定の制御周期時間ごとに繰り返される。
これにより、常時、先に操作された側のドアのみが優先
的にアシスト駆動が行われることになる。
ステム102によると、複数の引き違いドア又は窓のう
ちの1つのドア又は窓に取り付けられた各操作力センサ
と他のドア又は窓に取り付けられた操作力センサとが同
時に操作されている状態を判断し、この判断結果に基づ
いて、先に操作された側のドア又は窓のみアシスト駆動
が行われる。このため、複数のドア又は窓が同時に操作
された場合であっても、両方のドアが同時にアシスト駆
動されることがなく、後から操作した者にとって不意に
先に操作された側のドア又は窓が自分が操作しているド
ア又は窓の裏側から目前に現れてしまうような状態が発
生することを防止できる。したがって、モータの出力に
より人の操作力に対するアシスト駆動を行うドア又は窓
の開閉システムにおいて、人が開閉操作する際の安全性
をより高めることができる。
2の実施形態に限定されるものではなく、例えば、次の
ように変更して実施してもよい。
ドア構造に対して適用した例を示しているが、窓構造に
対して適用されるものであっても、同様に本発明は適用
でき、同様の効果を奏することができる。
き違いドアからなるドア構造を例示して説明している
が、必ずしもこのとおりでなくてもよく、3枚以上の引
き違いドアからなるドア構造に対しても同様に本発明を
適用できる。
実施形態に示すように、スライド可能に係止され、凹部
と側壁とを備えるものでなくてもよい。例えば、開側感
圧センサが取り付けられる押圧部と、閉側感圧センサが
取り付けられる押圧部とが、別体に形成されるもの等で
あってもよい。
一側及び他側のパネル面にそれぞれ取り付けられた各操
作力センサが同時に操作されている状態と、これらの各
操作力センサが操作されている方向とを判断し、この判
断結果に基づいてアシスト駆動状態を制御することがで
きる。このため、ドア又は窓の一側及び他側(即ち、一
方の操作者から見た場合は、内側及び外側となる)の両
面から同時に操作された場合であっても、両操作者又は
いずれか一方の操作者の意に反するようなアシスト駆動
が行われてしまうことを防止できるドア又は窓の開閉シ
ステムを構築できる。したがって、モータの出力により
人の操作力に対するアシスト駆動を行うドア又は窓の開
閉システムにおいて、人が開閉操作する際の安全性をよ
り高めることができる。
側及び他側の両面から同時に同一方向に操作された場合
であっても、一方の操作力センサの出力信号に応答して
アシスト駆動が行われるため、ドア又は窓の開閉操作に
対するアシスト力がなくなることもなく、安全に開閉操
作を行うことができる。また、両操作者がともに意図す
る方向にアシスト駆動が行われることになるため、意に
反するアシスト駆動が行われることもなく、安全に開閉
操作を行うことができる。
側及び他側の両面から同時に同一方向に操作された場合
において、両パネル面の各操作力センサのうち検出され
た操作力が大きい方の操作力センサの出力信号に応答し
てアシスト駆動が行われる。このため、操作力が小さい
方の操作者にとっても、また、操作力が大きい方の操作
者にとっても、ドア又は窓が重たく感じられることがな
く、安全に開閉操作を行うことができる。
側及び他側から同時に且つ互いに逆方向に操作された場
合、アシスト駆動が中止されるため、両操作者の意思に
反する方向にアシスト駆動されてしまうことを防止でき
る。すなわち、一方の操作者の意思に合わせた方向にア
シスト駆動を行うと、他方の操作者の意思に反してアシ
スト駆動が行われてしまうことになるが、このようなこ
とを防止できる。したがって、両操作者にとって危険を
回避でき、より開閉操作の安全性を高めることができ
る。
ドア又は窓のうちの1つのドア又は窓に取り付けられた
各操作力センサと他のドア又は窓に取り付けられた操作
力センサとが同時に操作されている状態を判断し、この
判断結果に基づいて、先に操作された側のドア又は窓の
みアシスト駆動が行われる。このため、複数のドア又は
窓が同時に操作された場合であっても、両方のドアが同
時にアシスト駆動されることがなく、後から操作した者
にとって不意に先に操作された側のドア又は窓が自分が
操作しているドア又は窓の裏側から目前に現れてしまう
ような状態が発生することを防止できる。したがって、
モータの出力により人の操作力に対するアシスト駆動を
行うドア又は窓の開閉システムにおいて、人が開閉操作
する際の安全性をより高めることができる。
システムが適用されるドア構造の概略を示したものであ
り、図1(a)は正面図を、図1(b)は上面図を模式
的に示したものである。
システムにおける制御手段の構成を示す図である。
テムにおける把手の構造を示す図であり、図3(a)は
正面図を、図3(b)は図3(a)のA−A'線矢視断
面図を示している。
システムの作動形態を説明するフロー図である。
システムが適用されるドア構造の概略を示したものであ
り、図5(a)は正面図を、図5(b)は上面図を模式
的に示したものである。
システムにおける制御手段の構成を示す図である。
システムの作動形態を説明するフロー図である。
ネル面 14、33、34 操作力センサ 15、35 制御手段 22、40 操作タイミング判断部 23、41 操作方向判断部 101、102 開閉システム
Claims (5)
- 【請求項1】 ドア又は窓と、 前記ドア又は窓を駆動可能なモータと、 前記ドア又は窓の一側及び他側のパネル面にそれぞれ取
り付けられ、人が開閉操作を行う際の操作力を検出して
出力信号を発する操作力センサと、 前記操作力センサの出力信号を受信し、各操作力センサ
の操作状態を把握するとともに、ドア又は窓の人の操作
力に対する前記モータによるアシスト駆動状態を制御す
る制御手段と、を備え、 前記制御手段は、各操作力センサが同時に操作されてい
る状態を判断する操作タイミング判断部と、各操作力セ
ンサが操作されている方向を判断する操作方向判断部と
を有し、これらの判断部における判断結果に基づいてア
シスト駆動状態を制御することを特徴とするドア又は窓
の開閉システム。 - 【請求項2】 前記操作タイミング判断部及び前記操作
方向判断部によって、前記ドア又は窓の一側及び他側の
パネル面にそれぞれ取り付けられた各操作力センサが同
時に同一方向に操作されていると判断されたとき、前記
制御手段は、そのいずれか一方の操作力センサの出力信
号に応答して前記モータによるアシスト駆動が行われる
ように制御することを特徴とする請求項1に記載のドア
又は窓の開閉システム。 - 【請求項3】 前記制御手段は、さらに、前記ドア又は
窓の一側及び他側のパネル面にそれぞれ取り付けられた
各操作力センサで検出された操作力の大きさの比較を行
う操作力比較部を有し、 この操作力比較部での比較結果に基づき、操作力が大き
い方の操作力センサの出力信号に応答して前記モータに
よるアシスト駆動が行われるように制御することを特徴
とする請求項2に記載のドア又は窓の開閉システム。 - 【請求項4】 前記操作タイミング判断部及び前記操作
方向判断部によって、前記ドア又は窓の一側及び他側の
パネル面にそれぞれ取り付けられた各操作力センサが同
時に且つ互いに逆方向に操作されていると判断されたと
き、前記制御手段は、前記モータによるアシスト駆動を
中止させることを特徴とする請求項1に記載のドア又は
窓の開閉システム。 - 【請求項5】 スライド自在に支持される複数の引き違
いドア又は窓と、 前記ドア又は窓を駆動可能なモータと、 前記ドア又は窓のパネル面にそれぞれ取り付けられ、人
が開閉操作を行う際の操作力を検出して出力信号を発す
る操作力センサと、 前記操作力センサの出力信号を受信し、各操作力センサ
の操作状態を把握するとともに、ドア又は窓の人の操作
力に対する前記モータによるアシスト駆動状態を制御す
る制御手段と、を備え、 前記制御手段は、1つのドア又は窓に取り付けられた操
作力センサと他のドア又は窓に取り付けられた操作力セ
ンサとが同時に操作されている状態を判断する操作タイ
ミング判断部を有し、この判断部における判断結果に基
づいて、先に操作された側のドア又は窓の人の操作力に
対する前記モータによるアシスト駆動のみが行われるよ
うに制御することを特徴とするドア又は窓の開閉システ
ム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002087616A JP2003278444A (ja) | 2002-03-27 | 2002-03-27 | ドア又は窓の開閉システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002087616A JP2003278444A (ja) | 2002-03-27 | 2002-03-27 | ドア又は窓の開閉システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003278444A true JP2003278444A (ja) | 2003-10-02 |
Family
ID=29233748
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002087616A Pending JP2003278444A (ja) | 2002-03-27 | 2002-03-27 | ドア又は窓の開閉システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003278444A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008000208A1 (de) * | 2006-06-26 | 2008-01-03 | Osram Opto Semiconductors Gmbh | Lichtemittierende vorrichtung |
CN101319588B (zh) * | 2008-06-22 | 2011-12-07 | 王学章 | 软轮驱动式门窗玻璃滑行器 |
JP2013234538A (ja) * | 2012-05-11 | 2013-11-21 | Nabtesco Corp | ドア開閉装置 |
-
2002
- 2002-03-27 JP JP2002087616A patent/JP2003278444A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008000208A1 (de) * | 2006-06-26 | 2008-01-03 | Osram Opto Semiconductors Gmbh | Lichtemittierende vorrichtung |
CN101479635A (zh) * | 2006-06-26 | 2009-07-08 | 奥斯兰姆奥普托半导体有限责任公司 | 发光装置 |
US8256947B2 (en) | 2006-06-26 | 2012-09-04 | Osram Opto Semiconductors Gmbh | Light-emitting device |
CN101319588B (zh) * | 2008-06-22 | 2011-12-07 | 王学章 | 软轮驱动式门窗玻璃滑行器 |
JP2013234538A (ja) * | 2012-05-11 | 2013-11-21 | Nabtesco Corp | ドア開閉装置 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060711 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20061107 |