JP2003277390A - アゼチジノン化合物の製造方法 - Google Patents

アゼチジノン化合物の製造方法

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JP2003277390A JP2002082560A JP2002082560A JP2003277390A JP 2003277390 A JP2003277390 A JP 2003277390A JP 2002082560 A JP2002082560 A JP 2002082560A JP 2002082560 A JP2002082560 A JP 2002082560A JP 2003277390 A JP2003277390 A JP 2003277390A
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崇司 松本
Toshiyuki Murayama
俊幸 村山
Takashi Moroi
隆 諸井
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Takasago International Corp
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    • C07D205/02Heterocyclic compounds containing four-membered rings with one nitrogen atom as the only ring hetero atom not condensed with other rings
    • C07D205/06Heterocyclic compounds containing four-membered rings with one nitrogen atom as the only ring hetero atom not condensed with other rings having one double bond between ring members or between a ring member and a non-ring member
    • C07D205/08Heterocyclic compounds containing four-membered rings with one nitrogen atom as the only ring hetero atom not condensed with other rings having one double bond between ring members or between a ring member and a non-ring member with one oxygen atom directly attached in position 2, e.g. beta-lactams
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
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    • C07F7/02Silicon compounds
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    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、従来法の問題点を解消し、
所望の、1'−β位にメチル基を有するカルバペネム系
抗菌剤の合成中間体を温和な条件下で、短工程で収率良
く、且つ選択的に得る方法を提供することにある。 【解決手段】 本発明は、特定の金属化合物と塩基の存
在下で、下式 【化1】 (式中、Rは、水素原子又は水酸基の保護基、Lは脱
離基、Rは、水素原子又は低級アルキル基、Rは、
アルキル基、アラルキル基等、Xは、酸素原子又は硫黄
原子)で示される反応を行うことを特徴とする1'−β
配置を有するアゼチジノン化合物の製造方法に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカルバペネム系化合
物の重要な合成中間体であるアゼチジノン化合物の製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】抗菌物質として重要な1β−メチルカル
バペネム誘導体の製造に用いられる4位側鎖の1'位に
β−メチル基を有するアゼチジノン化合物の重要な合成
中間体である(3S,4R)−3−[(R)−1−ヒド
ロキシエチル]−4−[(R)−1−メチル−3−ジア
ゾ−3−置換オキシカルボニル−2−オキソ−プロピ
ル]−アゼチジン−2−オン[A]
【化4】 [式中、Rは、アルキル基、置換基を有していてもよい
ベンジル基、置換基を有していてもよいアリール基を示
す。]の製造法としては、例えば、特開昭57−123
182号公報に記載の下記反応スキーム1
【化5】 で示される製造法、特開昭64−25779号公報に記
載の下記反応スキーム2
【化6】 で示される製造法、特開平6−321946号公報に記
載の下記反応スキーム3
【化7】 で示される製造法、並びに特開昭58−103358号
公報、特開平6−199780号公報、特開昭61−2
75284号公報等に記載の下記反応スキーム4
【化8】 で示される製造法などが知られている。しかしながら、
これらの製造方法は、何れも、それぞれ以下のような問
題点を有しており、十分に満足の行くものとは言えなか
った。即ち、反応スキーム1〜反応スキーム3の方法で
は、高価な出発原料を用い、且つ工程数が多いため操作
が煩雑となり、収率の面のみならず価格の面でも決して
望ましいものではない。また、反応スキーム4の方法で
は、比較的短工程で製造しているが、不安定なシリルエ
ノールエーテルを使用しなければならないため、工業的
な方法とは言い難く、また、経済的な方法とも言い難
い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
した如き従来法の問題点を解消し、所望の、1'−β位
にメチル基を有するカルバペネム系抗菌剤の合成中間体
を温和な条件下で、短工程で収率良く、且つ選択的に得
る方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、下記一般式
[2]
【化9】 (式中、Rは、水素原子又は水酸基の保護基を表し、
Lは脱離基を表す。)で示される化合物と、下記一般式
[3]
【化10】 (式中、Rは、水素原子又は炭素数1〜4の低級アル
キル基を表し、Rは、炭素数1〜12のアルキル基、
置換基を有していてもよいフェニル基、置換基を有して
いてもよい炭素数7〜15のアラルキル基、又は置換基
を有していてもよい5〜8員環の脂環式基を表し、X
は、酸素原子又は硫黄原子を表す。)で示される化合物
を、下記一般式[4] MY(R 〔4〕 (式中、Mは金属原子を表し、Yはハロゲン原子を表
し、Rは、炭素数1〜4の低級アルキル基、炭素数1
〜4の低級アルコキシ基、置換基を有していてもよいフ
ェノキシ基、アルキルスルホニルジオキシ基、アリール
スルホニルジオキシ基、アルキルスルホニルオキシ基、
アリールスルホニルオキシ基、シクロペンタジエニル
基、又はペンタメチルシクロペンタジエニル基を表し、
n及びmは、0〜4の整数で、且つ、n+mは、Mの原
子価である。)で示される金属化合物、及び塩基の存在
下で反応させることを特徴とする、下記一般式[1]
【化11】 (式中、R、R、R及びXは、前記と同じ。)で
示される化合物の製造方法に関する。
【0005】即ち、本発明者らは、前記目的を達成する
ために鋭意研究を重ねた結果、上記一般式[2]で示さ
れる化合物と上記一般式[3]で示されるジアゾ化合物
とを特定の金属化合物と塩基の存在下で反応させるだけ
で所望の1'−β配置を有するアゼチジノン化合物
[4]を選択的に且つ収率良く製造することが出来るこ
とを見出し、本発明を完成するに到った。本発明は、ジ
アゾ化合物をシリルエノールエーテルに変換することを
必要とせず、一般式[2]で示される化合物と一般式
[3]で示されるジアゾ化合物とを特定の金属化合物と
塩基の存在下で反応させるだけで所望の1'−β配置を
有するアゼチジノン化合物を温和な条件下で、短工程で
収率良く、且つ選択的に製造する方法を提供するもので
ある。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の製造法において用いられ
る、前記一般式[2]で示される化合物において、R
で表される水酸基の保護基としては、例えばペプチド化
学やβ−ラクタム化合物の分野で通常用いられる水酸基
の保護基が全て挙げられる。
【0007】即ち、例えば、トリメチルシリル基、トリ
エチルシリル基、トリイソプロピルシリル基、ジメチル
イソプロピルシリル基、ジエチルイソプロピルシリル
基、ジメチル(2,3−ジメチル−2−ブチル)シリル
基、tert−ブチルジメチルシリル基、ジメチルヘキ
シルシリル基などのトリ−炭素数1〜6アルキルシリル
基、例えばジメチルクミルシリル基などのジ−炭素数1
〜6アルキル−炭素数6〜18アリールシリル基、例え
ば、tert−ブチルジフェニルシリル基、ジフェニル
メチルシリル基などのジ−炭素数6〜18アリール−炭
素数1〜6アルキルシリル基、例えばトリフェニルシリ
ル基などのトリ−炭素数6〜18アリールシリル基、例
えば、トリベンジルシリル基、トリ−p−キシリルシリ
ル基などのトリ−炭素数7〜19アラルキルシリル基等
のトリ置換シリル基;例えば、ベンジル基、4−メトキ
シベンジル基、2−ニトロベンジル基、4−ニトロベン
ジル基、ジフェニルメチル基、トリフェニルメチル基等
の炭素数1〜4アルコキシ基(例えば、メトキシ基、エ
トキシ基等)やニトロ基等でその水素原子の1〜3個が
置換されていてもよい炭素数7〜19のアラルキル基;
例えば、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル
基、tert−ブトキシカルボニル基、2,2,2−ト
リクロロエトキシカルボニル基、2−トリメチルシリル
エトキシカルボニル基等の炭素数1〜4のアルコキシ基
(例えば、メトキシ基、エトキシ基等)やハロゲン原子
(例えば、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)或いはトリ
−炭素数1〜4アルキルシリル(例えば、トリメチルシ
リル基等)等でその水素原子の1〜3個が置換されてい
てもよい炭素数1〜6のアルキルオキシカルボニル基;
例えば、ベンジルオキシカルボニル基、2−ニトロベン
ジルオキシカルボニル基、4−ニトロベンジルオキシカ
ルボニル基、4−メトキシベンジルオキシカルボニル
基、3,4−ジメトキシベンジルオキシカルボニル基等
の炭素数1〜4のアルコキシ基(例えば、メトキシ基、
エトキシ基等)又はニトロ基でその水素原子の1〜3個
が置換されていてもよい炭素数7〜10のアラルキルオ
キシカルボニル基;例えば、ビニルオキシカルボニル
基、アリルオキシカルボニル基等の炭素数2〜6のアル
ケニルオキシカルボニル基;例えば、ホルミル基、アセ
チル基、クロロアセチル基、ジクロロアセチル基、トリ
クロロアセチル基、トリフルオロアセチル基、プロピオ
ニル基、ブチリル基、ベンゾイル基、4−トルオイル
基、4−アニソイル基、4−ニトロベンゾイル基等のハ
ロゲン原子(例えば、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)
やニトロ基等でその水素原子の1〜3個が置換されてい
てもよいアシル基;例えばテトラヒドロピラニル基、テ
トラヒドロフラニル基等の環状の保護基などが挙げられ
る。
【0008】これらの保護基の中で好ましいものとして
は、例えば炭素数7〜19のアラルキルオキシカルボニ
ル基(例えば、ベンジルオキシカルボニル基、4−ニト
ロベンジルオキシカルボニル基等)、炭素数2〜6のア
ルケニルオキシカルボニル基(例えば、アリルオキシカ
ルボニル基等)、トリ−炭素数1〜6アルキルシリル基
等が挙げられ、より好ましいものとしては、tert−
ブチルジメチルシリル基等が挙げられる。
【0009】また、Lで示される脱離基としては、例え
ば、アシルオキシ基(例えば、アルカノイルオキシ基、
アロイルオキシ基、アリールアルカノイルオキシ基、ア
ルキルスルホニルオキシ基、アリールスルホニルオキシ
基、アルコキシカルボニルオキシ基、アラルコキシカル
ボニルオキシ基、アルコキシアルカノイルオキシ基、カ
ルバモイルオキシ基などが挙げられる。)、アルカノイ
ルチオ基、アロイルチオ基、アルキルチオ基、アリール
チオ基、アルキルスルフィニル基、アリールスルフィニ
ル基、アルキルスルホニル基、アリールスルホニル基、
ハロゲン原子等が例示される。
【0010】Lがアルカノイルオキシ基の場合の具体例
としては、アセトキシ基、プロピオニルオキシ基、ブチ
リルオキシ基、α−フルオロアセトキシ基、α−クロロ
アセトキシ基、α−ブロモアセトキシ基、α−ヨードア
セトキシ基、α, α−ジフルオロアセトキシ基、α, α
−ジクロロアセトキシ基、α−シアノアセトキシ基等
の、ハロゲン原子、シアノ基等の置換基が1〜3個置換
していてもよい直鎖のアルカノイルオキシ基、イソブチ
リルオキシ基、シクロヘキシルカルボニルオキシ基など
の分岐又は環状のアルカノイルオキシ基等を挙げること
ができる。Lがアロイルオキシ基の場合の具体例として
は、ベンゾイルオキシ基、1−ナフトイルオキシ基、2
−ナフトイルオキシ基、ニコチノイルオキシ基、イソニ
コチノイルオキシ基、フルフロイルオキシ基等の単環又
は多環の、ヘテロ原子を有していてもよいアロイルオキ
シ基を挙げることができる。Lがアリールアルカノイル
オキシ基の場合の具体例としては、フェニルアセトキシ
基等を挙げることができる。Lがアルキルスルホニルオ
キシ基の場合の具体例としては、メタンスルホニルオキ
シ基、エタンスルホニルオキシ基、プロパンスルホニル
オキシ基、トリフロロメタンスルホニルオキシ基等を挙
げることができる。Lがアリールスルホニルオキシ基の
場合の具体例としては、ベンゼンスルホニルオキシ基、
p−トルエンスルホニルオキシ基等を挙げることができ
る。Lがアルコキシカルボニルオキシ基の場合の具体例
としては、メトキシカルボニルオキシ基、エトキシカル
ボニルオキシ基等を挙げることができる。Lがアラルコ
キシカルボニルオキシ基の場合の具体例としては、ベン
ジルオキシカルボニルオキシ基等を挙げることができ
る。Lがアルコキシアルカノイルオキシ基の場合の具体
例としては、メトキシアセトキシ基、エトキシアセトキ
シ基等を挙げることができる。Lがカルバモイルオキシ
基の場合の具体例としては、N−メチルカルバモイルオ
キシ基、N−エチルカルバモイルオキシ基、N−フェニ
ルカルバモイルオキシ基等を挙げることができる。
【0011】Lがアルカノイルチオ基の場合の具体例と
しては、アセチルチオ基、プロピオニルチオ基等を挙げ
ることができる。Lがアロイルチオ基の場合の具体例と
しては、ベンゾイルチオ基、ナフトイルチオ基等を挙げ
ることができる。Lがアルキルチオ基の場合の具体例と
しては、メチルチオ基、エチルチオ基、n−プロピルチ
オ基、イソプロピルチオ基、n−ブチルチオ基、イソブ
チルチオ基、tert−ブチルチオ基等を挙げることが
できる。Lがアリールチオ基の場合の具体例としては、
フェニルチオ基、ナフチルチオ基等を挙げることができ
る。Lがアルキルスルフィニル基の場合の具体例として
は、メタンスルフィニル基、エタンスルフィニル基、n
−プロパンスルフィニル基、n−ブタンスルフィニル基
等を挙げることができる。Lがアリールスルフィニル基
の場合の具体例としては、ベンゼンスルフィニル基、p
−トルエンスルフィニル基等を挙げることができる。L
がアルキルスルホニル基の場合の具体例としては、メタ
ンスルホニル基、エタンスルホニル基、n−プロパンス
ルホニル基、n−ブタンスルホニル基等を挙げることが
できる。Lがアリールスルホニル基の場合の具体例とし
ては、ベンゼンスルホニル基、p−トルエンスルホニル
基等を挙げることができる。Lがハロゲン原子の場合の
具体例としては、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素等を挙げ
ることができる。これらの脱離基の中で、特に好ましい
ものとしては、アセトキシ基等が挙げられる。
【0012】本発明の製造法において用いられる、前記
一般式[3]で示される化合物において、Rで表され
る炭素数1〜4の低級アルキル基の具体例としては、例
えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロ
ピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル
基、tert−ブチル基等が挙げられる。また、好まし
いRとしては、水素原子又はメチル基が挙げられ
る。。一般式[3]において、Rで示される炭素数1
〜12のアルキル基の具体例としては、例えば、メチル
基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−
ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert
−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オ
クチル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシ
ル基等が挙げられる。Rで示される炭素数2〜5のア
ルケニル基の具体例としては、例えば、ビニル基、アリ
ル基、1−プロペニル基、イソプロペニル基、1−ブテ
ニル基、2−ブテニル基、2−メチルアリル基等が挙げ
られる。Rで示される置換基を有していてもよいフェ
ニル基の置換基としては、例えば炭素数1〜4の低級ア
ルキル基、炭素数1〜4の低級アルコキシ基、ニトロ
基、ハロゲン原子等が挙げられる。ここで置換基である
炭素数1〜4の低級アルキル基の具体例としては、例え
ばメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル
基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、
tert−ブチル基等が挙げられる。また、炭素数1〜
4の低級アルコキシ基の具体例としては、例えば、メト
キシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、イソプロポキ
シ基、n−ブトキシ基、イソブトキシ基、sec−ブト
キシ基、tert−ブトキシ基等が挙げられる。更に、
ハロゲン原子の具体例としては、例えば、フッ素、塩
素、臭素、ヨウ素等が挙げられる。
【0013】Rで示される置換基を有していても炭素
数7〜15のアラルキル基の置換基としては、例えば、
炭素数1〜4の低級アルキル基、炭素数1〜4の低級ア
ルコキシ基、ニトロ基、ハロゲン原子等が挙げられる。
ここで置換基である炭素数1〜4の低級アルキル基の具
体例としては、例えばメチル基、エチル基、n−プロピ
ル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、
sec−ブチル基、tert−ブチル基等が挙げられ
る。また、炭素数1〜4の低級アルコキシ基の具体例と
しては、例えば、メトキシ基、エトキシ基、n−プロポ
キシ基、イソプロポキシ基、n−ブトキシ基、イソブト
キシ基、sec−ブトキシ基、tert−ブトキシ基等
が挙げられる。更に、ハロゲン原子の具体例としては、
例えば、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素等が挙げられる。
また、置換基を有していても炭素数7〜15のアラルキ
ル基の具体例としては、ベンジル基、α-フェネチル
基、β-フェネチル基、α-フェニルプロピル基、β-フ
ェニルプロピル基、γ-フェニルプロピル基、ナフチル
メチル基等が挙げられる。Rで示される置換基を有し
ていてもよい5〜8員環の脂環式基の具体例としては、
シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル
基、シクロオクチル基等が挙げられる。また、置換基と
しては、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、イソ
プロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル
基、tert−ブチル基などの炭素数1〜4の低級アル
キル基等が挙げられる。これらの中で、特に好ましいR
としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプ
ロピル基、ブチル基、tert−ブチル基などの炭素数
1〜4の低級アルキル基;ベンジル基、p−ニトロベン
ジル基、p−メトキシベンジル基などの置換基(ニトロ
基、メトキシ基等)を有していてもよい炭素数7〜15
のアラルキル基;ビニル基、アリル基などの炭素数2〜
5のアルケニル基等を例示することができる。
【0014】本発明の製造法において用いられる、前記
一般式[4]で示される金属化合物において、Mで表さ
れる金属原子としては、例えば有機合成化学、炭素−炭
素結合生成反応等において一般に用いられている金属原
子等が挙げられ、より具体的には、例えば、チタン、ジ
ルコニウムなどのIUPACによる周期律表第4族の金
属;ケイ素、スズなどのIUPACによる周期律表第1
4族の金属;ホウ素、アルニウムなどのIUPACによ
る周期律表第13族の金属;スカンジウム、イットリウ
ム、ランタノイド(ランタン、セリウム、プラセオジ
ム、ネオジム、サマリウム、ガドリニウム、ジスプロシ
ウム、エルピウム、イッテルビウム等)などの周期律表
第3族の金属;鉄、ルテニウムなどの周期律表第8族の
金属;亜鉛などの周期律表第12族の金属等が挙げられ
る。
【0015】一般式[4]において、Yで表されるハロ
ゲン原子としては、例えば、フッ素原子、塩素原子、臭
素原子、ヨウ素原子等が挙げられる。一般式[4]にお
いて、Rで表される炭素数1〜4の低級アルキル基の
具体例としては、例えばメチル基、エチル基、n−プロ
ピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル
基、sec−ブチル基、tert−ブチル基等が挙げら
れ、また、炭素数1〜4の低級アルコキシ基の具体例と
しては、例えば、メトキシ基、エトキシ基、n−プロポ
キシ基、イソプロポキシ基、n−ブトキシ基、イソブト
キシ基、sec−ブトキシ基、tert−ブトキシ基等
が挙げられる。また、Rで表される置換基を有してい
ても良いフェノキシ基の置換基としては、例えば、炭素
数1〜4の低級アルキル基、炭素数1〜4の低級アルコ
キシ基、ハロゲン原子等が挙げられる。ここで置換基で
ある炭素数1〜4の低級アルキル基の具体例としては、
例えばメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロ
ピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル
基、tert−ブチル基等が挙げられ、また、炭素数1
〜4の低級アルコキシ基の具体例としては、例えば、メ
トキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、イソプロポ
キシ基、n−ブトキシ基、イソブトキシ基、sec−ブ
トキシ基、tert−ブトキシ基等が挙げられ、更に、
ハロゲン原子の具体例としては、例えば、フッ素、塩
素、臭素、ヨウ素等が挙げられる。Rで表されるアル
キルスルホニルジオキシ基の具体例としては、例えば、
メタンスルホニルジオキシ基,エタンスルホニルジオキ
シ基,トリフルオロメタンスルホニルジオキシ基等が挙
げられる。Rで表されるアリールスルホニルジオキシ
基の具体例としては、例えば、ベンゼンスルホニルジオ
キシ基,p-トルエンスルホニルジオキシ基等が挙げられ
る。Rで表されるアルキルスルホニルオキシ基の具体
例としては、例えば、メタンスルホニルオキシ基,エタ
ンスルホニルオキシ基,トリフルオロメタンスルホニル
オキシ基等が挙げられる。Rで表されるアリールスル
ホニルオキシ基の具体例としては、例えば、ベンゼンス
ルホニルオキシ基,p-トルエンスルホニルオキシ基等が
挙げられる。
【0016】一般式[2]で示される化合物の製造方法
としては、特にこれらに限定されるものではないが、例
えば、J.Am.Chem.Soc.,Vol.112,pp.7820〜7822(1990)、
Tetrahedron Letters,Vol.32,pp.2145〜2148(1991)、Te
trahedron Letters,Vol.32,pp.5991〜5994(1991)等に記
載の方法或いはこれに準ずる方法等によって合成するこ
とができる。
【0017】一般式[2]で示される化合物の具体例と
しては、例えば、4−アセトキシ−3−[1−tert
−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−アゼチジン−
2−オン、4−アセトキシ−3−[1−tert−ブチ
ルジフェニルシリルオキシエチル]−アゼチジン−2−
オン、4−アセトキシ−3−[1−トリエチルシリルオ
キシエチル]−アゼチジン−2−オン、4−アセトキシ
−3−[1−トリメチルシリルオキシエチル]−アゼチ
ジン−2−オン、4−アセトキシ−3−[1−ジメチル
テキシルシリルオキシエチル]−アゼチジン−2−オ
ン、4−アセトキシ−3−[1−ヒドロキシエチルエチ
ル]−アゼチジン−2−オン、4−α−クロロアセトキ
シ−3−[1−tert−ブチルジメチルシリルオキシ
エチル]−アゼチジン−2−オン、4−イソブチリルオ
キシ−3−[1−tert−ブチルジメチルシリルオキ
シエチル]−アゼチジン−2−オン、4−プロピオニル
オキシ−3−[1−tert−ブチルジメチルシリルオ
キシエチル]−アゼチジン−2−オン、4−ベンゾイル
オキシ−3−[1−tert−ブチルジメチルシリルオ
キシエチル]−アゼチジン−2−オン、4−p-トリルチ
オ−3−[1−tert−ブチルジメチルシリルオキシ
エチル]−アゼチジン−2−オン、4−フェニルチオ−
3−[1−tert−ブチルジメチルシリルオキシエチ
ル]−アゼチジン−2−オン、4−p-トルエンスルフィ
ニルオキシ−3−[1−tert−ブチルジメチルシリ
ルオキシエチル]−アゼチジン−2−オン、4−ベンゼ
ンスルフィニルオキシ−3−[1−tert−ブチルジ
メチルシリルオキシエチル]−アゼチジン−2−オン、
4−p-トルエンスルホニルオキシ−3−[1−tert
−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−アゼチジン−
2−オン、4−ベンゼンスルホニルオキシ−3−[1−
tert−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−アゼ
チジン−2−オン、4−クロロ−3−[1−tert−
ブチルジメチルシリルオキシエチル]−アゼチジン−2
−オン、4−ブロモ−3−[1−tert−ブチルジメ
チルシリルオキシエチル]−アゼチジン−2−オン、4
−ヨード−3−[1−tert−ブチルジメチルシリル
オキシエチル]−アゼチジン−2−オン、4−シアノ−
3−[1−tert−ブチルジメチルシリルオキシエチ
ル]−アゼチジン−2−オン等を挙げることができる。
これらの化合物の中でより好ましいものとしては、例え
ば、4−アセトキシ−3−[1−tert−ブチルジメ
チルシリルオキシエチル]−アゼチジン−2−オンや4
−α−クロロアセトキシ−3−[1−tert−ブチル
ジメチルシリルオキシエチル]−アゼチジン−2−オン
等を挙げることが出来る。
【0018】一般式[3]で表されるジアゾ化合物の製
造方法としては、特にこれらに限定されるものではない
が、例えば、特開昭58−103358号公報、特開昭
61−275284号公報に記載の方法或いはこれに準
ずる方法等によって合成することができる。
【0019】一般式[3]で表されるジアゾ化合物の具
体例としては、例えば、 メチル 2−ジアゾ−3−オキソブタノエート メチル 2−ジアゾ−3−オキソペンタノエート メチル 2−ジアゾ−3−オキソヘキサノエート エチル 2−ジアゾ−3−オキソブタノエート エチル 2−ジアゾ−3−オキソペンタノエート エチル 2−ジアゾ−3−オキソヘキサノエート n−プロピル 2−ジアゾ−3−オキソブタノエート n−プロピル 2−ジアゾ−3−オキソペンタノエート n−プロピル 2−ジアゾ−3−オキソヘキサノエート イソプロピル 2−ジアゾ−3−オキソブタノエート イソプロピル 2−ジアゾ−3−オキソペンタノエート イソプロピル 2−ジアゾ−3−オキソヘキサノエート n−ブチル 2−ジアゾ−3−オキソブタノエート n−ブチル 2−ジアゾ−3−オキソペンタノエート n−ブチル 2−ジアゾ−3−オキソヘキサノエート tert−ブチル 2−ジアゾ−3−オキソブタノエー
ト tert−ブチル 2−ジアゾ−3−オキソペンタノエ
ート tert−ブチル 2−ジアゾ−3−オキソヘキサノエ
ート ベンジル 2−ジアゾ−3−オキソブタノエート ベンジル 2−ジアゾ−3−オキソペンタノエート ベンジル 2−ジアゾ−3−オキソヘキサノエート p−ニトロベンジル 2−ジアゾ−3−オキソブタノエ
ート p−ニトロベンジル 2−ジアゾ−3−オキソペンタノ
エート p−ニトロベンジル 2−ジアゾ−3−オキソヘキサノ
エート p−メトキシベンジル 2−ジアゾ−3−オキソブタノ
エート p−メトキシベンジル 2−ジアゾ−3−オキソペンタ
ノエート p−メトキシベンジル 2−ジアゾ−3−オキソヘキサ
ノエート ビニル 2−ジアゾ−3−オキソブタノエート ビニル 2−ジアゾ−3−オキソペンタノエート ビニル 2−ジアゾ−3−オキソヘキサノエート アリル 2−ジアゾ−3−オキソブタノエート アリル 2−ジアゾ−3−オキソペンタノエート アリル 2−ジアゾ−3−オキソヘキサノエート 等を挙げることができる。これらのアゾ化合物の中でよ
り好ましいものとしては、例えば、tert−ブチル
2−ジアゾ−3−オキソペンタノエート、ベンジル 2
−ジアゾ−3−オキソペンタノエート、p−ニトロベン
ジル 2−ジアゾ−3−オキソペンタノエートアリル
2−ジアゾ−3−オキソペンタノエート等を挙げること
が出来る。
【0020】本発明で用いられる一般式[4]で示され
る金属化合物は市販品をそのまま用いても良いし、必要
に応じてこれを精製して用いても良い。一般式[4]で
示される金属化合物の具体例としては、例えば、TiC
、TiCl(OCH)、TiCl(OC
)、TiCl(O−n−Pr)、TiCl(O−
i−Pr)、TiCl(OBu)、TiCl(O−
i−Bu)、TiCl(O−sec−Bu)、TiC
(O−tert-Bu)、TiCl(OM
e)、TiCl(OEt)、TiCl(O−n
−Pr)、TiCl(O−i−Pr)、TiCl
(OBu)、TiCl(O−i−Bu)、Ti
Cl(O−sec−Bu)、TiCl(O−te
rt−Bu)、Ti(Cp)Cl、Ti(C
Cl、TiBr、TiI等のチタン化合
物;ZnCl、ZnBr、ZnI等の亜鉛化合
物;ZrCl、ZrCl(OMe)、ZrCl
(OEt)、ZrCl(O−n−Pr)、ZrCl
(O−i−Pr)、ZrCl(O−n−Bu)、Z
rCl(O−i−Bu)、ZrCl(O−sec−
Bu)、ZrCl(O−tert−Bu)、Zr(C
p)Cl、Zr(CpCl、ZrBr
ZrI等のジルコニウム化合物;AlCl、Al
(OMe) 、Al(OEt)、Al(O−n−P
r)、Al(O−i−PR)、AlClMe、A
lClMe、AlMe、AlClEt、AlCl
Et、AlEt、AlBr、AlI等のアルミ
ニウム化合物;SnCl、SnBr、SnI、S
n(OSOCF等のスズ化合物;FeCl
FeBr、FeI等の鉄化合物;(C
・BF、(CHBOSOCF、(C
BOSOCF、(Pr)BOSO
、(Bu)BOSOCF等のホウ素化合物;
(CHSiOSO CF、(CHSiC
l等のケイ素化合物;ScF、ScCl、ScBr
、ScI、Sc(Oi−Pr)、Sc(OSO
CH等のスカンジウム化合物;YF、YC
、YBr、YI、Y(O−i−Pr) 、Y
(OSOCH等のイットリウム化合物;LaF
、LaCl、LaBr、LaI、La(Oi−
Pr)、La(OSOCH等のランタン化合
物;CeF、CeCl、CeBr、CeI、C
e(O−i−Pr)、Ce(OSOCH等の
セリウム化合物;PrF、PrCl、PrBr
PrI、Pr(O−i−Pr)、Pr(OSO
等のプラセオジム化合物;NdF、NdCl
、NdBr、NdI、Nd(O−i−Pr)
Nd(OSOCH等のネオジム化合物;SmF
、SmCl、SmBr、SmI、Sm(Oi−
Pr)、Sm(OSOCH等のサマリウム化
合物;GdF、GdCl,、GdBr、Gd
、Gd(Oi−Pr)、Gd(OSOCH
等のガドリニウム化合物;DyF、DyCl、D
yBr、DyI、Dy(O−i−Pr) 、Dy
(OSOCH等のジスプロシウム化合物;Er
、ErCl 、ErBr、ErI、Er(O−
i−Pr)、Er(OSOCH 等のエルピウ
ム化合物;YbF、YbCl、YbBr、YbI
、Yb(O−i−Pr)、Yb(OSOCH
等のイッテルビウム化合物等が挙げられる。なお、上
記においてCpは、シクロペンタジエニル基を、Cp
は、ペンタメチルシクロペンタジエニル基を表す。こ
れら金属化合物の中でより好ましいものとしては、Ti
Cl(四塩化チタン)、ZnCl(二塩化亜鉛)、
ZrCl(四塩化ジルコニウム)、AlCl(三塩
化アルミニウム)、SnCl(四塩化スズ)、(C
O・BF(三フッ化ホウ素エーテラート)、
(CHSiOSOCF(トリメチルシリルト
リフラート)、(CHSiCl(トリメチルシリ
ルクロライド)等を挙げることが出来る。これらの金属
化合物は、単独で用いても、また二種以上を適宜組合わ
せて用いてもよい。
【0021】本発明の製造方法において用いられる塩基
としては、例えば、第1級アミン、第2級アミン、第3
級アミン、ピリジン類などが挙げられる。塩基が第1級
アミンの場合の具体例としては、例えば、エチルアミ
ン、プロピルアミン、ブチルアミン、アニリン、ベンジ
ルアミン等が挙げられる。塩基が第2級アミンの場合の
具体例としては、例えば、ジエチルアミン、ジn−プロ
ピルアミン、ジイソプロピルアミン、メチルイソプロピ
ルアミン、エチルイソプロピルアミン、ジn−ブチルア
ミン、ジイソブチルアミン,ジsec−ブチルアミン,
ジtert−ブチルアミン,N−メチルアニリン、N−
エチルアニリン、ピロリジン、ピペリジン、モルフォリ
ン、ピペラジン、イミダゾール、ジベンジルアミン等が
挙げられる。塩基が第3級アミンの場合の具体例として
は、トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリプロピ
ルアミン、トリイソプロピルアミン、ジイソプロピルメ
チルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、トリn−ブ
チルアミン、トリベンジルアミン,N−メチルピペリジ
ン,N−エチルピペリジン,N−メチルモルフォリン,
N−エチルモルフォリン,1,5−ジアザビシクロ
[4.3.0]−5−ノネン,1,8−ジアザビシクロ
[5.4.0]−7−ウンデセン,1,4−ジアザビシ
クロ[2.2.2]オクタン,N,N,N,N−テトラ
メチルエチレンジアミン,N,N,N,N−テトラメチ
ル1,3−プロパンジアミン,ジメチルアニリン、ジエ
チルアニリン等が挙げられる。塩基がピリジン類の場合
の具体例としては、ピリジン、α−ピコリン、β−ピコ
リン、γ−ピコリン、2,6−ルチジン、2−エチルピ
リジン、3−エチルピリジン、4−エチルピリジン、
N,N−ジメチルアミノピリジン,キノリン、イソキノ
リン等が挙げられる。これら塩基の中でも、例えば、ト
リエチルアミン、トリn−ブチルアミン、ジイソプロピ
ルエチルアミン、N−メチルピペリジン,N−エチルピ
ペリジン,N−メチルモルフォリン,N−エチルモルフ
ォリン,1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]−5−
ノネン,1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−
ウンデセン,1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オ
クタン,N,N−ジメチルアミノピリジン等は、汎用性
があり、反応の選択性及び収率も高いことからより好ま
しい。これらの塩基は単独で用いても、また二種以上適
宜組合わせて用いてもよい。本発明で用いられる塩基は
市販品をそのまま用いても良いし、必要に応じてこれを
精製して用いても良い。
【0022】本発明の製造方法を実施するには、アルゴ
ンや窒素のような不活性ガス雰囲気下、有機溶媒中で行
うのが望ましい。そのような条件下に、先ず、一般式
[3]で示されるジアゾ化合物と一般式[4]で示され
る金属化合物及び塩基とを反応させ、次いでこれに一般
式[2]で示される化合物を反応させることにより、一
般式[1]で示されるアゼチジノン化合物を製造するこ
とができる。
【0023】反応に用いられる有機溶媒としては、反応
に関与しない不活性な溶媒であれば何れのものでも良
く、例えば、ペンタン、ヘキサン、ヘプタンなどの炭化
水素系溶媒、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサンな
どの脂環式炭化水素系溶媒、ジクロロメタン、ジクロロ
エタン、クロロホルム、ジブロモエタンなどのハロゲン
化炭化水素系溶媒、ベンゼン、クロロベンゼン、トルエ
ン、キシレンなどの芳香族炭化水素系溶媒、ジエチルエ
ーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラ
ン、ジメトキシエタン、1,3−ジオキソラン、1,4
−ジオキサンなどのエーテル系溶媒、アセトニトリル、
プロピオニトリルなどのニトリル系溶媒、ジメチルホル
ムアミド、ジメチルアセトアミドなどのアミド系溶媒等
を挙げることができる。これらの溶媒は単独で用いて
も、また二種以上の混合溶媒として用いてもよい。 こ
れらの溶媒の中でより好ましいものとしては、、ハロゲ
ン化炭化水素系溶媒、芳香族炭化水素系溶媒、エーテル
系溶媒などが挙げられ、その中でも、ジクロロメタン、
トルエン、キシレン,テトラヒドロフランなどが、汎用
性があり、反応の選択性及び収率が高いことからより好
ましい。これらの溶媒の使用量は、特に制限はないが、
一般式[2]で示される化合物に対して、通常約1〜5
0倍容量、好ましくは、約5〜20倍容量の範囲であ
る。
【0024】反応温度は、通常約−70〜100℃程
度、好ましくは約−70〜0℃程度の範囲が採用され、
前記の温度を保ちながら約5分〜5時間程度、好ましく
は約10分〜3時間程度反応させることによって、反応
を円滑に行うことができる。本発明において、一般式
[2]で示される化合物に対する、一般式[3]で示さ
れるジアゾ化合物の使用量は、前者1モルに対し、後者
は約0.5〜5倍モル程度、好ましくは約0.7〜4倍
モル程度の範囲が採用される。本発明において、一般式
[2]で示される化合物に対する、一般式[4]で示さ
れる金属化合物の使用量は、前者1モルに対し、後者は
約0.5〜2.5倍モル程度、好ましくは約0.7〜2
倍モル程度の範囲が採用される。本発明において、一般
式[2]で示される化合物に対する塩基の使用量は、前
者1モルに対し、後者は約1〜8倍モル程度、好ましく
は約1.4〜4倍モル程度の範囲が採用される。上記反
応においてRがメチル基等のアルキル基の場合、一般
式[3]で示されるジアゾ化合物と一般式[4]で示さ
れる金属化合物の種類や各種反応条件により、生成する
α−体とβ−体との割合は多少前後するが、目的とする
β−体の含有率は通常約85%以上である。上記の反応
によって得られた反応液から、自体公知の後処理方法、
即ち、例えば溶媒抽出、転溶、晶出、再結晶、各種クロ
マトグラフィー等によって、所望のアゼチジノン化合物
を得ることができる。
【0025】本発明の製造方法により得られる一般式
[1]で示されるアゼチジノン化合物から、公知の製造
方法を用いて、一般式[B]
【化12】 (式中、R'はアシル基を示し、Rは前記と同じ。)
で示されるカルバペネム類に容易に導くことができる。
【0026】
【実施例】以下に実施例を挙げて、本発明をより詳細に
説明するが、本発明はこれら実施例により何ら限定され
るものではない。なお、各実施例中の略号は以下の通り
である。 TBDMSO:tert−ブチルジメチルシリルオキシ
基 OAc:アセトキシ基、PNB:p−ニトロベンジル基
【0027】実施例1 (3S,4R)-3-[(R)-1-tert-ブチル
ジメチルシリルオキシエチル]-4-[(R)-1-メチル-3-ジア
ゾ-3-p-ニトロベンジルオキシカルボニル-2-オキソ-プ
ロピル]-アゼチジン-2-オンの製造
【化13】 窒素雰囲気下において、p−ニトロベンジル 2−ジア
ゾ−3−オキソブタノエート2.22g(8.0mmo
l)の塩化メチレン溶液(15mL)を−40℃に冷却
し、四塩化チタン0.39mL(3.55mmol)を
加え、−40℃で30分間撹拌した後、トリブチルアミ
ン1.81mL(7.57mmol)を加え、更に−4
0℃で30分間撹拌した。次いで、この反応液に(3R,4
R)-4-アセトキシ-3-[(R)-1-tert-ブチルジメチルシリル
オキシエチル]-アゼチジン-2-オン574mg(2.0
mmol)の塩化メチレン溶液(5mL)を滴下し、更
に−40℃にて1時間撹拌した。反応混合物を10%炭
酸水素ナトリウム水溶液に注入して反応を停止し、有機
層を分取してこれを水洗した。高速液体クロマトグラフ
ィーにて分析した結果、β:α=95:5であった。得
られた有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶
媒を留去し、残渣をカラムクロマトグラフィーで精製し
て、β−メチル誘導体(標記化合物)757mgを得た
(収率75%)。この化合物の物性値は、特開昭61−
275284号に記載の物性値と一致した。
【0028】実施例2 (3S,4R)-3-[(R)-1-tert-ブチル
ジメチルシリルオキシエチル]-4-[(R)-1-メチル-3-ジア
ゾ-3-p-ニトロベンジルオキシカルボニル-2-オキソ-プ
ロピル]-アゼチジン-2-オンの製造 窒素雰囲気下において、p−ニトロベンジル 2−ジア
ゾ−3−オキソブタノエート1.66g(6.0mmo
l)の塩化メチレン溶液(20mL)を−40℃に冷却
し、四塩化チタン0.66mL(6.0mmol)を加
え、−40℃で30分間撹拌した後、n−エチルピペリ
ジン1.65mL(12.0mmol)を加え、更に−
40℃で30分間撹拌した。次いで、この反応液に(3R,
4R)-4-アセトキシ-3-[(R)-1-tert-ブチルジメチルシリ
ルオキシエチル]-アゼチジン-2-オン1.72g(6.
0mmol)の塩化メチレン溶液(5mL)を滴下し、
更に−40℃にて1時間撹拌した。反応混合物に1モル
塩酸10mLを加えて,反応を停止し、有機層を分取し
てこれを水洗した。高速液体クロマトグラフィーにて分
析した結果、β:α=98:2であった。得られた有機
層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を留去
し、残渣をカラムクロマトグラフィーで精製して、β−
メチル誘導体(標記化合物)2.09gを得た(収率6
9%)。
【0029】実施例3、4 実施例1において、四塩化チタンの代わりに下記表1に
示した各種金属化合物を用い、それ以外は実施例1と同
様にして反応及び後処理を行ない、実施例1と同じアゼ
チジノン化合物をそれぞれ下記の収率及び生成比で得
た。結果を表1にまとめて示す。
【0030】
【表1】
【0031】実施例5 実施例1において、金属化合物として四塩化チタンとト
リメチルシリルクロリドを使用し、それ以外は実施例1
と同様にして反応及び後処理を行ない、実施例1と同じ
アゼチジノン化合物を収率68%、β−体:α−体(生
成比)=95:5で得た。
【0032】実施例6 実施例1において、反応温度−40℃を5℃にし、塩基
としてトリブチルアミンの代わりにトリエチルアミンを
使用し、それ以外は実施例1と同様にして反応及び後処
理を行ない、実施例1と同じアゼチジノン化合物を収率
69%、β−体:α−体(生成比)=95:5で得た。
【0033】比較例1 実施例1において、塩基を全く使用せず、それ以外は実
施例1と全く同様にして反応を行なったところ目的物は
全く得られなかった。
【0034】実施例7〜9 実施例1において塩化メチレンの代わりに下記表2に示
した各種反応溶媒を用い、それ以外は実施例1と同様に
して反応及び後処理を行ない、実施例1と同じアゼチジ
ノン化合物をそれぞれ下記の収率及び生成比で得た。結
果を表2にまとめて示す。
【0035】
【表2】
【0036】実施例10〜13
【化14】 実施例1において、アゾ化合物として、p−ニトロベン
ジル 2−ジアゾ−3−オキソブタノエート(上記化学
式において、R=p−ニトロベンジル基の化合物)のp
−ニトロベンジル基を下記表3に示した各種置換基に置
き換えた化合物を使用し、それ以外は実施例1と同様に
して反応及び後処理を行ない、種々のアゼチジノン化合
物について、β−メチル体を高選択的に得た。結果を表
3にまとめて示す。
【0037】
【表3】
【0038】参考例1 (1R,5R,6S)-p-ニトロベンジル-
2-ジフェニルホスホリルオキシ-6-[(R)-1-ヒドロキシエ
チル]-1-メチル-カルバペネム-3-カルボキシレートの製
【化15】 窒素気流下において、(3S,4R)-3-[(R)-1-tert-ブチルジ
メチルシリルオキシエチル]-4-[(R)-1-メチル-3-ジアゾ
-3-p-ニトロベンジルオキシカルボニル-2-オキソ-プロ
ピル]-アゼチジン-2-オン149.7g(314mmo
l)をメタノール750mLに溶解させた後、2モル塩
酸水44.5mLを加え、室温で22.5時間撹拌し
た。酢酸エチル1.1Lを加えて撹拌した後、、有機層
を分取し、これを水洗した。得られた有機層を無水硫酸
マグネシウムで乾燥した後、溶媒を留去して脱シリル体
107.6gを得た。得られた脱シリル体107.6g
を酢酸エチル1.1Lに溶解し、ロジウムオクタノエー
ト(Rh(Oct))0.65gを加えて、50℃
で2.5時間反応させた。溶媒を留去し、得られた残渣
をアセトニトリル550mLに溶解し、−10℃まで冷
却した後、ジフェニルクロロホスフェート77.8g、
ジイソプロピルエチルアミン39.2gを順次加え、−
10℃で3時間撹拌した。溶媒を留去し、得られた残渣
を酢酸エチル2.2Lに溶解した。得られた有機層を水
洗した後、溶媒を留去し、ヘプタンを加えて晶出させ
た。結晶を濾取し、乾燥して、標記化合物137.9g
を得た。この化合物の物性値は、Heterocycles,Vol.21,
pp.29-40(1984)及び特開平6−321946号に記載の
当該化合物の物性値と一致した。
【0039】
【発明の効果】本発明は、抗菌物質として有用なカルバ
ペネム系抗生物質の製造に好適に用いられる1β−メチ
ルカルバペネム誘導体を工業的に製造するための重要な
合成中間体であるアゼチジノン化合物を、温和な条件下
で、短工程で収率良く、且つ選択的に製造する方法を提
供するものである点に顕著な効果を奏する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 諸井 隆 神奈川県平塚市西八幡一丁目4番11号 高 砂香料工業株式会社総合研究所内 Fターム(参考) 4H039 CA19 CD10 4H049 VN01 VP01 VQ60 VR23 VR41 VU08 VU36

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式[2] 【化1】 (式中、Rは、水素原子又は水酸基の保護基を表し、
    Lは脱離基を表す。)で示される化合物と、下記一般式
    [3] 【化2】 (式中、Rは、水素原子又は炭素数1〜4の低級アル
    キル基を表し、Rは、炭素数1〜12のアルキル基、
    炭素数2〜5のアルケニル基、置換基を有していてもよ
    いフェニル基、置換基を有していてもよい炭素数7〜1
    5のアラルキル基、又は置換基を有していてもよい5〜
    8員環の脂環式基を表し、Xは、酸素原子又は硫黄原子
    を表す。)で示される化合物を、下記一般式[4] MY(R 〔4〕 (式中、Mは金属原子を表し、Yはハロゲン原子を表
    し、Rは、炭素数1〜4の低級アルキル基、炭素数1
    〜4の低級アルコキシ基、置換基を有していてもよいフ
    ェノキシ基、アルキルスルホニルジオキシ基、アリール
    スルホニルジオキシ基、アルキルスルホニルオキシ基、
    アリールスルホニルオキシ基、シクロペンタジエニル
    基、又はペンタメチルシクロペンタジエニル基を表し、
    n及びmは、0〜4の整数で、且つ、n+mは、Mの原
    子価である。)で示される金属化合物、及び塩基の存在
    下で反応させることを特徴とする、下記一般式[1] 【化3】 (式中、R、R、R及びXは、前記と同じ。)で
    示される化合物の製造方法。
  2. 【請求項2】 一般式[4]において、Mで示される金
    属原子が、周期律表第4族の金属原子である、請求項1
    に記載の製造方法。
  3. 【請求項3】 周期律表第4族の金属原子が、チタン又
    はジルコニウムである、請求項2に記載の製造方法。
  4. 【請求項4】 一般式[4]において、Mで示される金
    属原子が、周期律表第14族の金属原子である、請求項
    1に記載の製造方法。
  5. 【請求項5】 周期律表第14族の金属原子が、ケイ素
    又はスズである、請求項4に記載の製造方法。
  6. 【請求項6】 一般式[4]において、Mで示される金
    属原子が、周期律表第13族の金属原子である、請求項
    1に記載の製造方法。
  7. 【請求項7】 周期律表第13族の金属原子が、ホウ素
    又はアルミニウムである、請求項6に記載の製造方法。
  8. 【請求項8】 一般式[4]において、Mで示される金
    属原子が、周期律表第3族の金属原子である、請求項1
    に記載の製造方法。
  9. 【請求項9】 周期律表第3族の金属原子が、スカンジ
    ウム、イットリウム又はランタノイドである、請求項8
    に記載の製造方法。
  10. 【請求項10】 一般式[4]において、Mで示される
    金属原子が、周期律表第8族の金属原子である、請求項
    1に記載の製造方法。
  11. 【請求項11】 周期律表第8族の金属原子が、鉄、又
    はルテニウムである、請求項10に記載の製造方法。
  12. 【請求項12】 一般式[4]において、Mで示される
    金属原子が、周期律表第12族の金属原子である、請求
    項1に記載の製造方法。
  13. 【請求項13】 周期律表第12族の金属原子が亜鉛で
    ある、請求項12に記載の製造方法。
  14. 【請求項14】 塩基が、第1級アミン、第2級アミ
    ン、第3級アミン又は/及びピリジン類である、請求項
    1〜13の何れかに記載の製造方法。
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