JP2003277252A - 粒状被覆製剤の製造方法 - Google Patents

粒状被覆製剤の製造方法

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JP2003277252A
JP2003277252A JP2002078260A JP2002078260A JP2003277252A JP 2003277252 A JP2003277252 A JP 2003277252A JP 2002078260 A JP2002078260 A JP 2002078260A JP 2002078260 A JP2002078260 A JP 2002078260A JP 2003277252 A JP2003277252 A JP 2003277252A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 苦味、辛味等の不快な味及び服用性を改善し
た粒状の多重被覆製剤及びその製造法 【解決手段】薬物を含有する粒子が担体の融点の高い順
に該担体で被覆されてなる粒状被覆製剤。薬物を含有す
る粒子を、担体の融点の高い順に、該担体の融点以上の
温度で該担体と混合し、冷却する工程を順じ繰り返すこ
とよりなる粒状被覆製剤の製造法。塩酸ミルナシプラ
ン、ロキタマイシン等の苦味のある薬剤の不快な味やそ
の服用性を改善することができる。

Description

【発明の詳細な説明】 【発明の属する技術分野】
【0001】本発明は、薬物を含有する粒子を被覆する
ことにより、外部環境からの薬物への影響を受けにくく
し、また、苦味、辛味、甘味等の不快な味を改善し、服
用性を改善する粒状被覆製剤の製造方法、およびその粒
状被覆製剤に関する。
【0002】
【従来の技術】比表面積の大きいドライシロップ剤、散
剤、細粒剤などの粒状製剤は、外部環境からの影響を受
けやすく、また、味を感じやすく、薬物が不快な味(苦
味、辛味、渋み、不快な臭いを含む)を有する場合に
は、服用性が非常に悪くなる。特に、小児用製剤におい
ては、服薬困難等のコンプライアンスの問題が発生す
る。ドライシロップ剤、細粒剤は、処方、服用の簡便さ
から小児用剤形として選択されることが多いが、薬物の
不快な味の漏出を充分抑制しているものは少なく、香料
や甘味料を添加して矯味しているのが現状である。
【0003】従来、医薬品において、不快な味を有する
物質の味を軽減させる方法として、粒子の表面に高分子
物質を被覆する方法が知られている。例えば、ヒドロキ
シプロピルセルロース等の水溶性高分子物質を使用する
場合には、薬物が水に易溶である場合は被覆膜表面への
薬物の浸潤や、水に不安定な薬物は活性の低下が起こる
可能性がある。また、エチルセルロース等の水不溶性高
分子物質を使用する場合は、有機溶媒を使用する(特開
平2−96516号公報)が、溶媒中への薬物の移行に
よってマスキング効果が悪くなる可能性があり、有機溶
媒の使用は環境への影響の面から考えても好ましくな
く、爆発・引火等の危険性もある。また、水溶性高分子
物質を使用する場合は口中での粘着が、水不溶性高分子
物質の場合もその形状からざらつき感を伴うため、いず
れも服用性が好ましくない。
【0004】近年これらの問題を解決するため、粒子表
面に低融点物質を加熱処理することによって溶融させた
後冷却し被覆する方法(特開平1−287021号公
報、特開平2−96516号公報、特開平4−3008
21号公報等)が開発された。しかし、この方法でもマ
スキング効果を高めようとすると被膜内部と外部の接触
を極力抑制しなくてはならず、そのために被覆部分が厚
くなり、結果的に低融点物質を多量に必要としたり溶出
遅延や凝集物の増加など製品の品質に悪影響を及ぼすな
ど問題がある。よって、現状の方法では品質とマスキン
グの両立は不十分である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、服用性に優
れ、しかも速やかな溶出を示し、生体内での吸収も優れ
た粒状被覆製剤の製造方法を提供することが目的であ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前記課題を
解決するため鋭意検討した結果、2種以上の担体を該担
体の融点を高い順に、薬物を含有する粒子を被覆してな
る粒状被覆製剤の製造法であって、少なくとも以下の
a)b)の工程を含む粒状被覆製剤の製造法を見出し
た。 a)薬物を含有する粒子を、2種以上の担体のうち最も
融点の高い担体と、該融点以上の温度で混合した後、冷
却し、一重被覆製剤を得る工程。 b)a)で得られた一重被覆製剤を、2種以上の担体の
うち2番目に融点の高い担体と、2種以上の担体のうち
2番目に高い融点以上、かつ最も高い融点未満の温度で
混合した後、冷却し、二重被覆製剤を得る工程。 c)更に、担体が3種類以上ある場合にはb)で得られ
た二重被覆製剤を次に融点の高い担体と、その担体の融
点以上、かつ直前に用いた担体の融点未満の温度で混合
した後、冷却し、被覆する工程、以下この工程を必要に
応じて順次繰り返して行う工程。
【0007】本発明においては、薬物を含有する粒子
に、融点が40〜90℃で薬学的に許容できる担体を2
種類以上選択し、それらを融点が高い順に溶融混合して
前記粒子の表面を順に被覆し冷却する事を繰り返して粒
状被覆製剤を得ることが望ましい。2種類以上の担体の
融点の差は各々10℃以上、特に15℃以上にすること
が望ましい。また、薬物を含有する粒子100重量部に
対し担体の総被覆量が10〜110重量部であることが
望ましい、即ち少量で複数の被覆層を形成することによ
って充分なマスキング効果及び服用するのに適度な粒子
径で表面が滑らかな粒状被覆製剤が得られる。すなわ
ち、本発明は、不快な味を有する薬物を含有する造粒物
を被覆して粒状被覆製剤を製造する際に、融点が40℃
〜90℃である2種類以上の薬学的に許容できる担体
を、その融点が高い順に用い、該担体を溶融混合して被
覆することを繰り返す工程を含む不快な味の改善された
粒状被覆製剤を製造するものである。
【0008】さらに、この担体は、水不溶性であること
が好ましく、具体的には油脂、特にヒマシ硬化油、ナタ
ネ硬化油を用いることが好ましい。また、担体被覆後の
粒子は、その粒子径が、全て850μm以下であり、5
00μm以上のものが全重量の5%以下、かつ75μm
以下のものが10%以下であることが望ましい。これら
の薬物としては不快な味、特に苦味を呈する薬物、具体
的にはロキタマイシン、塩酸ミルナシプラン及び塩酸セ
フチゾキシムアラピボキシル等が用いられる。特に薬物
が塩酸セフチゾキシムアラピボキシルの場合は、日本薬
局方一般試験法溶出試験第2法において30分で薬物の
含有率の75%以上が溶出するものであることが望まし
い。
【0009】また本発明は、不快な味を有する薬物を含
有する造粒物を担体で被覆して得られる粒状被覆製剤に
関する。この粒状被覆製剤は、融点が40℃〜90℃で
ある薬学的に許容できる担体による被覆された被覆層が
2層以上形成されており、内側の被覆層から外側の被覆
層の順に、融点が高い担体から低い担体が使用されてい
ることを特徴とする不快な味の改善された粒状被覆製剤
である。また、本発明により得られる製剤は、不快な味
の改善に対して効果を示すだけではなく、例えば、薬剤
の安定化、徐放化、溶出部位の選択にも効果を示す。吸
湿性の高い薬剤であって、吸湿により分解する薬剤であ
れば、本発明により水不溶性の担体による粒状被覆製剤
とすることで、分解を防止できる。また、特定臓器の消
化液に分解されにくい担体を選択することにより、徐放
化、溶出部位の選択も可能である。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明について、以下具体的に説
明する。本発明の薬物としては、乾燥状態において固形
となるものであれば特に限定されないが、好ましくは不
快な味(苦味、辛味、渋み、不快な臭いを含む)を有す
るもの、徐放化が好ましいものなどが挙げられる。具体
的には中枢神経系用薬(アスピリン、塩酸メクロフェノ
キサート、クロルプロマジン、トルメチンナトリウム、
塩酸ミルナシプラン、フェノバルビタール等)、抹消神
経系用薬(エトミドリン、塩酸トルペリゾン、臭化エチ
ルピペタナート、臭化メチルベナクチジウム、フロプロ
ピオン等)、循環器官用薬(アミノフィリン、塩酸エチ
レフリン、塩酸ジルチアゼム、ジギトキシン、カプトプ
リル等)呼吸器官用薬(塩酸エフェドリン、塩酸クロル
プレナリン、クエン酸オキセラジン、クロペラスチン、
クロモグリク酸ナトリウム等)、消化器官用薬(塩化ベ
ルベリン、塩酸ロペラミド、シメチジン、センノシド、
デヒドロコール酸等)、ビタミン剤(アスコルビン酸、
塩酸セトチアミン、コカルボキシラーゼ、パントテン酸
カルシウム、酪酸リボフラビン等)、代謝性製剤(メシ
ル酸カモスタット、ミゾリビン、塩化リゾチーム等)ア
レルギー用薬(塩酸シプロヘプタジン、塩酸ジフェンヒ
ドラミン、酒石酸アリメマジン、トシル酸スプラタス
ト、マレイン酸ジフェンヒドラミン等)、化学療法剤
(アシクロビル、エノキサシン、オフロキサシン、ピペ
ミド酸三水和物、レボフロキサシン等)、抗生物質製剤
(エリスロマイシン、塩酸セフカペンピボキシル、セフ
テラムピボキシル、セフポドキシムプロキセチル、セフ
ァクロル、クラリスロマイシン、ロキタマイシン、塩酸
セフチゾキシムアラピボキシルで示される(Pivaloyloxy
methyl-[(6R,7R)-7-[(Z)-2-[(S)-alanylamino]-4-thiaz
olyl]-2-methoxyiminoacetamido]-8-oxo-5-thia-1-azab
icyclo[4,2,0]oct-2-ene-2-carboxylate)hydrochlorid
e(特公平6−102667号公報等)が挙げられる。
更にこのような薬物の中で、水に易溶性又は水の存在下
で物質として不安定なものが特に好ましい。
【0011】薬物は通常微粒子であるため、何らかの方
法で一旦造粒することが好ましい。必要に応じて賦形
剤、緩衝剤、崩壊剤、結合剤等の医薬用添加物を添加し
ても構わない。医薬用添加物を添加する場合には、通常
の添加量、添加方法によればよい。造粒の方法として
は、一般的には、乾式造粒法、湿式造粒法などが挙げら
れるが、方法は限定されず、造粒物が目的の粒子径を得
られれば良い。最終製品(被覆後の造粒物)の平均粒子
径が100μm〜1000μm程度、好ましくは第14
改正日本薬局法の散剤の規格(850μm以上の粒子が
なく,500μm以上の粒子が全重量の5%以下)、更
に好ましくは第14改正日本薬局法の細粒剤の規格(散
剤の規格に適合し、更に75μm以下の粒子が全重量の
10%以下)に適合するような粒子径を目的とするの
で、造粒物の平均粒子径は50μm〜400μm程度が
例示される。
【0012】本発明の融点が40℃〜90℃である薬学
的に許容できる担体としては、特に限定されない。これ
らの融点は、製造の作業性や薬物への影響を考慮すれば
90℃以下であることが好ましく、製品の保存形態を考
えると少なくとも40℃以上であることが好ましい。具
体的には、例えば、ヒマシ硬化油(融点=86℃、以下
括弧内は融点を示す)、大豆硬化油(67℃)、ナタネ
硬化油(68℃)等の各種硬化油;ステアリルアルコー
ル(59℃)、セタノール(50℃)等の高級アルコー
ル;ステアリン酸(69℃)、パルミチン酸(56℃)
等の高級脂肪酸;カルナウバロウ(86℃)、さらし蜜
ロウ(67℃)等の植物性または動物性脂肪またはロ
ウ;パラフィン(50〜70℃)等の炭化水素;マクロ
ゴール4000(55℃)、マクロゴール6000(5
9℃)等のポリエチレングリコール;ショ糖脂肪酸エス
テル(40〜60℃)、モノステアリン酸グリセリン
(60℃)等の高級脂肪酸モノグリセライド、ポリオキ
シプロピレングリコール(40〜60℃)等の界面活性
剤が挙げられる。好ましくは、水不溶性物質であり、特
に好ましくは、保存時の温度影響を受けにくい融点が6
0℃〜90℃で、溶融時の液の展延性に優れたヒマシ硬
化油、ナタネ硬化油、カルナウバロウ等が例示される。
【0013】本発明において使用する融点が40℃〜9
0℃で薬学的に許容できる担体は、2種類以上であれば
何種類でもかまわないが、それぞれの温度差が少なくと
も10℃以上離れていることが好ましい。例えば、ヒマ
シ硬化油とナタネ硬化油(融点差18℃)、カルナウバ
ロウとステアリルアルコール(融点差27℃)、ステア
リン酸とセタノール(融点差19℃)等が好ましい組み
合わせとして例示される。
【0014】薬物を含有する造粒物に対するこれらの担
体の添加方法は、適宜の方法を用いることができるが、
通常は、造粒物に担体を加温しながら混合する方法が好
ましい例として例示される。担体の添加に際しては、担
体は、粉体又は液体のいずれの状態により添加しても構
わないが、工程の簡便さを考慮すれば粉体での添加が好
ましい。加温または加熱温度は、担体の融点以上にすれ
ばよいが、通常は、担体の融点より約5〜10℃高い程
度、好ましくは10℃程度高い温度が例示される。加熱
により担体を溶融させ、被覆し、その後冷却(室温程
度)することで、担体が実質的な層(被覆層)を形成す
ることによって被覆される。但し、それらの担体を被覆
する際に、最初に被覆した物質が後から被覆する時に溶
融する様な組み合わせでは充分な効果は得られない。即
ち最初に被覆された層と後からの被覆された層の複数の
被覆層を形成することによって、少量の添加で充分なマ
スキング効果を得られるのである。よって、最初の担体
の融点はより高温で、後の担体の融点はより低温である
ような組み合わせが好ましく、両者の融点の差が大きい
ほど明瞭な被服層が形成されやすく、また低温側の融点
の担体を溶融処理する際の温度制御も容易であるので、
前述したような融点差10℃程度の組み合わせが好まし
い。さらに好ましくは15℃、より好ましくは18℃、
最も好ましくは20℃以上の融点差が好ましい。なお、
被膜形成を阻害するような物質以外は、担体と同時に被
覆することも可能である。
【0015】本発明において造粒物を被覆する担体の添
加量(以下被覆量と呼ぶ)は、造粒物を被覆する最低量
であれば特に制限されない。しかし、粒子の表面積によ
り不快な味をマスキングする被覆量は異なるため、均一
な被覆厚さを達成する量としては、造粒物100重量部
に対して被覆量10重量部以上が好ましい。ただし、被
覆することによって薬物の溶出性が極端に悪くなること
を避けるため、塩酸セフチゾキシムアラピボキシルの場
合は、日本薬局方一般試験法 溶出試験法 第2法(パ
ドル法、パドル回転数50回転)に従い900mLの緩
衝液(塩化ナトリウム2.0gに希塩酸24.0mL及び
水を溶かして1000mLとした液でpH約1.2、液
温度37℃)中において30分で薬物の含有率の75%
以上が溶出するような被覆量が好ましい。また、被覆量
が多くなれば粒子径が大きくなり、ざらつきなどの服用
感が悪くなるため、通常は造粒物100重量部に対して
110重量部以下、特に好ましくは30重量部以下が好
ましい。
【0016】本発明の粒状被覆製剤の製造方法は、例え
ば以下の方法により行なうことができる。まず、薬物と
各種添加剤を混合・造粒し、薬物を含有する粒子を得
る。この薬物を含有する粒子の粒径は50〜400μm
が好ましい。この薬物を含有する粒子と2種以上の担体
のうち最も融点の高い担体を加温機能を有する撹拌造粒
機中に投入し、混合しながらこの担体の融点より5〜1
0℃高い温度に加温し、充分に溶融され薬物を含有する
粒子の表面に均一に付着されたことを確認後、室温に戻
し冷却することによって一重被覆製剤を得る。この際予
め撹拌造粒機を上記の温度に加温しておくと短時間で被
覆できる。次いで、この一重被覆製剤と前記の担体の次
に融点の高い担体を撹拌造粒機中で混合し、融点の最も
高い担体は融けないが、次に融点の高い担体は融ける温
度、すなわち2種以上の担体のうち2番目に高い融点以
上かつ最も高い融点未満の温度に加温し、融点の2番目
に高い担体が充分に溶融され一重被覆製剤に均一に付着
されたことを確認後、室温に戻し冷却することによって
二次被覆製剤を得る。この場合も予め撹拌造粒機を加温
しておくと短時間で被覆できる。また、必要に応じて更
に高次の被覆製剤を得てもよい。この場合、更に整粒装
置を用いて粒子形状を揃える。最後に、通常医薬品添加
物として使用されている各種添加剤を加えて粒状被覆製
剤を得る。
【0017】本発明において、粒状被覆製剤としては、
具体的には、ドライシロップ剤、散剤、細粒剤等が例示
される。
【0018】
【実施例】 本発明を実施例に基づいて具体的に説明す
るが、本発明は実施例により限定されない。
【0019】
【実施例1】塩酸セフチゾキシムアラピボキシル30重
量部(薬物、特公平6−102667号公報記載の方法
に従い製したもの)、沈降炭酸カルシウム30重量部
(備北粉化工業(株)製)、結晶セルロース40重量部
(旭化成(株)製、商品名アビセルPH−101)を混
合し、乾式造粒機(フロイント産業(株)製、商品名T
F−MINI)にて造粒後整粒し粒子径200μm程度
の造粒物とした。この造粒物90重量部に対しヒマシ硬
化油(フロイント産業(株)製、商品名Lubri wax101、
融点86℃)10重量部を加えて撹拌造粒機((株)パ
ウレック製、商品名FM−VG−01)中でゆっくり混
合しながら約95℃に加熱処理し、充分溶融され造粒物
に均一に付着されたことを確認後、撹拌造粒機中から取
り出し室温放置することによって冷却処理した。更にこ
の1回被覆した造粒物90重量部に対しナタネ硬化油
(フロイント産業(株)製、商品名Lubri wax 103、融
点68℃)を10重量部加えて撹拌造粒機中でゆっくり
混合しながら約75℃に加熱処理し、充分溶融され造粒
物に均一に付着されたことを確認後、撹拌造粒機中から
取り出し室温放置することによって冷却処理した。その
後500μmの目開きのメッシュで整粒し粒状被覆製剤
とし、更にアスパルテーム(味の素(株)製)、メタケ
イ酸アルミン酸マグネシウム(富士化学(株)製、商品
名ノイシリンUFL2)を適量加えた。(造粒物100重
量部に対し約23重量部の被覆量、粒子径850μm以
上0%,500μm以上0%,75μm以下1%,平均
粒子径=260μm)
【0020】
【実施例2】塩酸セフチゾキシムアラピボキシル30重
量部、沈降炭酸カルシウム15重量部、クエン酸三ナト
リウム(昭和化工(株)製)15重量部、結晶セルロー
ス40重量部を混合し、乾式造粒機にて造粒後整粒し粒
子径200μm程度の造粒物とした。以降の被覆の方法
は実施例1と同様に行い、500μmの目開きのメッシ
ュで整粒し粒状被覆製剤とした後、沈降炭酸カルシウ
ム、アスパルテーム、メタケイ酸アルミン酸マグネシウ
ムを適量加えた。(造粒物100重量部に対し約23重
量部の被覆量、粒子径 850μm以上0%,500μ
m以上0%,75μm以下1%,平均粒子径=260μ
m)
【0021】
【実施例3】塩酸セフチゾキシムアラピボキシル30重
量部、沈降炭酸カルシウム30重量部、結晶セルロース
40重量部を混合し、乾式造粒機にて造粒後整粒し粒子
径200μm程度の造粒物とした。この造粒物70重量
部に対しヒマシ硬化油(融点86℃)30重量部を加え
て撹拌造粒機中でゆっくり混合しながら約95℃に加熱
処理し、充分溶融され造粒物に均一に付着されたことを
確認後、撹拌造粒機中から取り出し室温放置することに
よって冷却処理した。更にこの1回被覆した造粒物70
重量部に対しナタネ硬化油(融点68℃)を30重量部
加えて撹拌造粒機中でゆっくり混合しながら約75℃に
加熱処理し、充分溶融され造粒物に均一に付着されたこ
とを確認後、撹拌造粒機中から取り出し室温放置するこ
とによって冷却処理した。その後500μmの目開きの
メッシュで整粒し粒状被覆製剤とし、アスパルテーム、
メタケイ酸アルミン酸マグネシウムを適量加えた。(造
粒物100重量部に対し約104重量部の被覆量、粒子
径 850μm以上0%,500μm以上1%,75μ
m以下4%,平均粒子径=370μm)
【0022】
【実施例4】塩酸セフチゾキシムアラピボキシル30重
量部、沈降炭酸カルシウム30重量部、結晶セルロース
40重量部を混合し、乾式造粒機にて造粒後整粒し粒子
径200μm程度の造粒物とした。この造粒物95重量
部に対しヒマシ硬化油(融点86℃)5重量部を加えて
撹拌造粒機中でゆっくり混合しながら約95℃に加熱処
理し、充分溶融され造粒物に均一に付着されたことを確
認後、撹拌造粒機中から取り出し室温放置することによ
って冷却処理した。更にこの1回被覆した造粒物95重
量部に対しナタネ硬化油(融点68℃)を5重量部加え
て撹拌造粒機中でゆっくり混合しながら約75℃に加熱
処理し、充分溶融され造粒物に均一に付着されたことを
確認後、撹拌造粒機中から取り出し室温放置することに
よって冷却処理した。その後500μmの目開きのメッ
シュで整粒し粒状製剤とし、アスパルテーム、メタケイ
酸アルミン酸マグネシウムを適量加えた。(造粒物10
0重量部に対し約11重量部の被覆量、粒子径 850
μm以上0%,500μm以上0%,75μm以下0
%,平均粒子径=230μm)
【0023】
【実施例5】塩酸セフチゾキシムアラピボキシル30重
量部、沈降炭酸カルシウム30重量部、結晶セルロース
40重量部を混合し、乾式造粒機にて造粒後整粒し粒子
径200μm程度の造粒物とした。この造粒物90重量
部に対しヒマシ硬化油(融点86℃)10重量部を加え
て撹拌造粒機中でゆっくり混合しながら約95℃に加熱
処理し、充分溶融され造粒物に均一に付着されたことを
確認後、撹拌造粒機中から取り出し室温放置することに
よって冷却処理した。更にこの1回被覆した造粒物90
重量部に対しナタネ硬化油(融点68℃)を10重量部
加えて撹拌造粒機中でゆっくり混合しながら約75℃に
加熱処理し、充分溶融され造粒物に均一に付着されたこ
とを確認後、撹拌造粒機中から取り出し室温放置するこ
とによって冷却処理した。その後、更にアスパルテー
ム、メタケイ酸アルミン酸マグネシウムを適量加えた。
(造粒物100重量部に対し約23重量部の被覆量、粒
子径850μm以上2%,500μm以上3%,75μ
m以下1%,平均粒子径=300μm)
【0024】
【実施例6】塩酸セフチゾキシムアラピボキシル30重
量部、クエン酸三ナトリウム30重量部、結晶セルロー
ス10重量部(旭化成(株)製、商品名アビセルPH−
302)、エチルセルロース30重量部(ダウケミカル
(株)製、商品名エトセル10FP)を混合し、無水エタ
ノールを結合液として攪拌造粒機にて造粒後、乾燥、整
粒し粒子径200μm程度の造粒物とした。この造粒物
80重量部に対しヒマシ硬化油(融点86℃)20重量
部を加えて撹拌造粒機でゆっくり混合しながら約95℃
に加熱処理し、充分溶融され造粒物に均一に付着された
ことを確認後、撹拌造粒機中から取り出し室温放置する
ことによって冷却処理した。次にこの1回被覆した造粒
物90重量部に対しナタネ硬化油(融点68℃)を10
重量部加えて撹拌造粒機中でゆっくり混合しながら約7
5℃に加熱処理し、充分溶融され造粒物に均一に付着さ
れたことを確認後、撹拌造粒機中から取り出し室温放置
することによって冷却処理した。更にこの2回被覆した
造粒物80重量部に対し沈降炭酸カルシウム8重量部、
ショ糖脂肪酸エステル(三菱化学フーズ(株)製、商品
名シュガーエステルP-1670)10重量部、アスパルテー
ム2重量部を加えて攪拌造粒機中でゆっくり混合しなが
ら約55℃に加熱処理し、充分溶融され造粒物に均一に
付着されたことを確認後、撹拌造粒機中から取り出し室
温放置することによって冷却処理した。その後500μ
mの目開きのメッシュで整粒し粒状製剤とし、メタケイ
酸アルミン酸マグネシウム、香料を適量加えた。(造粒
物100重量部に対し約74重量部の被覆量、粒子径
850μm以上0%,500μm以上0%,75μm以
下3%,平均粒子径=300μm)
【0025】
【実施例7】塩酸セフチゾキシムアラピボキシル30重
量部、沈降炭酸カルシウム30重量部、結晶セルロース
10重量部、エチルセルロース30重量部を混合し、無
水エタノールを結合液として攪拌造粒機にて造粒後、乾
燥、整粒し粒子径200μm程度の造粒物とした。この
造粒物80重量部に対しヒマシ硬化油(融点86℃)2
0重量部を加えて撹拌造粒機でゆっくり混合しながら約
95℃に加熱処理し、充分溶融され造粒物に均一に付着
されたことを確認後、撹拌造粒機中から取り出し室温放
置することによって冷却処理した。次にこの1回被覆し
た造粒物90重量部に対しナタネ硬化油(融点68℃)
を10重量部加えて撹拌造粒機中でゆっくり混合しなが
ら約75℃に加熱処理し、充分溶融され造粒物に均一に
付着されたことを確認後、撹拌造粒機中から取り出し室
温放置することによって冷却処理した。更にこの2回被
覆した造粒物80重量部に対しクエン酸三ナトリウム8
重量部、ショ糖脂肪酸エステル10重量部、アスパルテ
ーム2重量部を加えて攪拌造粒機中でゆっくり混合しな
がら約55℃に加熱処理し、充分溶融され造粒物に均一
に付着されたことを確認後、撹拌造粒機中から取り出し
室温放置することによって冷却処理した。その後500
μmの目開きのメッシュで整粒し粒状製剤とし、メタケ
イ酸アルミン酸マグネシウム、香料を適量加えた。(造
粒物100重量部に対し約74重量部の被覆量、粒子径
850μm以上0%,500μm以上0%,75μm
以下3%,平均粒子径=300μm)
【0026】
【実施例8】塩酸ミルナシプラン30重量部(薬物、ピ
エール・ファブル社製)、結晶セルロース70重量部を
混合し、乾式造粒機にて造粒後整粒し粒子径200μm
程度の造粒物とした。以降の被覆の方法は実施例1と同
様に行い、500μmの目開きのメッシュで整粒し粒状
製剤とした後、アスパルテーム、メタケイ酸アルミン酸
マグネシウム、クエン酸三ナトリウムを適量加えた。
(造粒物100重量部に対し約23重量部の被覆量、粒
子径850μm以上0%,500μm以上0%,75μ
m以下1%,平均粒子径=240μm)
【0027】
【実施例9】塩酸ミルナシプラン30重量部、結晶セル
ロース70重量部を混合し、乾式造粒機にて造粒後整粒
し粒子径200μm程度の造粒物とした。以降の被覆の
方法は実施例3と同様に行い、500μmの目開きのメ
ッシュで整粒し粒状製剤とした後、アスパルテーム、メ
タケイ酸アルミン酸マグネシウム、クエン酸三ナトリウ
ムを適量加えた。(造粒物100重量部に対し約104
重量部の被覆量、粒子径850μm以上0%,500μ
m以上0%,75μm以下2%,平均粒子径=360μ
m)
【0028】
【実施例10】ロキタマイシン30重量部(薬物、旭化
成(株)製)、結晶セルロース70重量部を混合し、乾
式造粒機にて造粒後整粒し粒子径200μm程度の造粒
物とした。以降の被覆の方法は実施例1と同様に行い、
500μmの目開きのメッシュで整粒し粒状製剤とした
後、アスパルテーム、メタケイ酸アルミン酸マグネシウ
ム、クエン酸三ナトリウムを適量加えた。(造粒物10
0重量部に対し約23重量部の被覆量、粒子径 850
μm以上0%,500μm以上0%,75μm以下1
%,平均粒子径=220μm)
【0029】
【実施例11】ロキタマイシン30重量部、結晶セルロ
ース70重量部を混合し、乾式造粒機にて造粒後整粒し
粒子径200μm程度の造粒物とした。以降の被覆の方
法は実施例3と同様に行い、500μmの目開きのメッ
シュで整粒し粒状製剤とした後、アスパルテーム、メタ
ケイ酸アルミン酸マグネシウム、クエン酸三ナトリウム
を適量加えた。(造粒物100重量部に対し約104重
量部の被覆量、粒子径850μm以上0%,500μm
以上0%,75μm以下3%,平均粒子径=330μ
m)
【0030】
【比較例1】塩酸セフチゾキシムアラピボキシル30重
量部、沈降炭酸カルシウム30重量部、結晶セルロース
40重量部を混合し、乾式造粒機にて造粒後整粒し粒子
径200μm程度の造粒物とした。この造粒物80重量
部に対しヒマシ硬化油(融点86℃)20重量部を加え
て撹拌造粒機中でゆっくり混合しながら約95℃に加熱
処理し、充分溶融され造粒物に均一に付着されたことを
確認後、撹拌造粒機中から取り出し室温放置することに
よって冷却処理した。その後500μmの目開きのメッ
シュで整粒し粒状製剤とし、アスパルテーム、メタケイ
酸アルミン酸マグネシウムを適量加えた。(造粒物10
0重量部に対し25重量部の被覆量、粒子径 850μ
m以上0%,500μm以上0%,75μm以下1%,
平均粒子径=260μm)
【0031】
【比較例2】塩酸セフチゾキシムアラピボキシル30重
量部、沈降炭酸カルシウム30重量部、結晶セルロース
40重量部を混合し、乾式造粒機にて造粒後整粒し粒子
径200μm程度の造粒物とした。この造粒物50重量
部に対しヒマシ硬化油(融点86℃)50重量部を加え
て撹拌造粒機中でゆっくり混合しながら約95℃に加熱
処理し、充分溶融され造粒物に均一に付着されたことを
確認後、撹拌造粒機中から取り出し室温放置することに
よって冷却処理した。その後500μmの目開きのメッ
シュで整粒し粒状製剤とし、アスパルテーム、メタケイ
酸アルミン酸マグネシウムを適量加えた。(造粒物10
0重量部に対し100重量部の被覆量、粒子径 850
μm以上0%,500μm以上1%,75μm以下5
%,平均粒子径=380μm)
【0032】
【比較例3】塩酸セフチゾキシムアラピボキシル30重
量部、沈降炭酸カルシウム30重量部、結晶セルロース
40重量部を混合し、乾式造粒機にて造粒後整粒し粒子
径200μm程度の造粒物とした。この造粒物80重量
部に対しナタネ硬化油(融点68℃)20重量部を加え
て撹拌造粒機中でゆっくり混合しながら約75℃に加熱
処理し、充分溶融され造粒物に均一に付着されたことを
確認後、撹拌造粒機中から取り出し室温放置することに
よって冷却処理した。その後500μmの目開きのメッ
シュで整粒し粒状製剤とし、アスパルテーム、メタケイ
酸アルミン酸マグネシウムを適量加えた。(造粒物10
0重量部に対し25重量部の被覆量、粒子径 850μ
m以上0%,500μm以上0%,75μm以下1%,
平均粒子径=260μm)
【0033】
【比較例4】塩酸セフチゾキシムアラピボキシル30重
量部、沈降炭酸カルシウム30重量部、結晶セルロース
40重量部を混合し、乾式造粒機にて造粒後整粒し粒子
径200μm程度の造粒物とした。この造粒物80重量
部に対しヒマシ硬化油(融点86℃)の塩化メチレン溶
液を流動層造粒機((株)パウレック製、商品名STR
EA−1)にて20重量部被覆した。その後500μm
の目開きのメッシュで整粒し粒状製剤とし、アスパルテ
ーム、メタケイ酸アルミン酸マグネシウムを適量加え
た。(造粒物100重量部に対し25重量部の被覆量、
粒子径 850μm以上0%,500μm以上0%,7
5μm以下4%,平均粒子径=240μm)
【0034】
【比較例5】塩酸セフチゾキシムアラピボキシル30重
量部、沈降炭酸カルシウム30重量部、結晶セルロース
40重量部を混合し、乾式造粒機にて造粒後整粒し粒子
径200μm程度の造粒物とした。この造粒物80重量
部に対し水不溶性高分子であるエチルセルロースのエタ
ノール溶液を流動層造粒機にて20重量部被覆した。そ
の後500μmの目開きのメッシュで整粒し粒状製剤と
し、アスパルテーム、メタケイ酸アルミン酸マグネシウ
ムを適量加えた。(造粒物100重量部に対し25重量
部の被覆量、粒子径 850μm以上0%,500μm
以上0%,75μm以下4%,平均粒子径=220μ
m)
【0035】
【比較例6】塩酸セフチゾキシムアラピボキシル30重
量部、沈降炭酸カルシウム30重量部、結晶セルロース
40重量部を混合し、乾式造粒機にて造粒後整粒し粒子
径200μm程度の造粒物とした。この造粒物80重量
部に対しヒマシ硬化油(融点86℃)20重量部を加え
て撹拌造粒機中でゆっくり混合しながら約95℃に加熱
処理し、充分溶融され造粒物に均一に付着されたことを
確認後、撹拌造粒機中から取り出し室温放置することに
よって冷却処理した。更にこの1回被覆した造粒物90
重量部に対し水不溶性高分子であるエチルセルロースの
エタノール溶液を流動層造粒機にて10重量部被覆し
た。その後500μmの目開きのメッシュで整粒し粒状
製剤とし、アスパルテーム、メタケイ酸アルミン酸マグ
ネシウムを適量加えた。(造粒物100重量部に対し約
39重量部の被覆量、粒子径 850μm以上0%,5
00μm以上1%,75μm以下3%,平均粒子径=2
80μm)
【0036】
【比較例7】塩酸セフチゾキシムアラピボキシル30重
量部、沈降炭酸カルシウム30重量部、結晶セルロース
40重量部を混合し、乾式造粒機にて造粒後整粒し粒子
径200μm程度の造粒物とした。この造粒物80重量
部に対しヒマシ硬化油(融点86℃)20重量部を加え
て撹拌造粒機中でゆっくり混合しながら約95℃に加熱
処理し、充分溶融され造粒物に均一に付着されたことを
確認後、撹拌造粒機中から取り出し室温放置することに
よって冷却処理した。更にこの1回被覆した造粒物80
重量部に対しヒマシ硬化油(融点86℃)を20重量部
加えて撹拌造粒機中でゆっくり混合しながら約95℃に
加熱処理し、充分溶融され造粒物に均一に付着されたこ
とを確認後、撹拌造粒機中から取り出し室温放置するこ
とによって冷却処理した。その後500μmの目開きの
メッシュで整粒し粒状製剤とし、アスパルテーム、メタ
ケイ酸アルミン酸マグネシウムを適量加えた。(造粒物
100重量部に対し56重量部の被覆量、粒子径 85
0μm以上0%,500μm以上1%,75μm以下4
%,平均粒子径=310μm)
【0037】
【比較例8】塩酸ミルナシプラン30重量部と結晶セル
ロース70重量部を混合し、乾式造粒機にて造粒後整粒
し粒子径200μm程度の造粒物とした。以降の被覆の
方法は比較例1と同様に行い、500μmの目開きのメ
ッシュで整粒し粒状製剤とした後、アスパルテーム、メ
タケイ酸アルミン酸マグネシウム、クエン酸三ナトリウ
ムを適量加えた。(造粒物100重量部に対し25重量
部の被覆量、粒子径850μm以上0%,500μm以
上0%,75μm以下1%,平均粒子径=230μm)
【0038】
【比較例9】塩酸ミルナシプラン30重量部と結晶セル
ロース70重量部を混合し、乾式造粒機にて造粒後整粒
し粒子径200μm程度の造粒物とした。以降の被覆の
方法は比較例4と同様に行い、500μmの目開きのメ
ッシュで整粒し粒状製剤とした後、アスパルテーム、メ
タケイ酸アルミン酸マグネシウム、クエン酸三ナトリウ
ムを適量加えた。(造粒物100重量部に対し25重量
部の被覆量、粒子径850μm以上0%,500μm以
上0%,75μm以下5%,平均粒子径=230μm)
【0039】
【比較例10】ロキタマイシン30重量部と結晶セルロ
ース70重量部を混合し、乾式造粒機にて造粒後整粒し
粒子径200μm程度の造粒物とした。以降の被覆の方
法は比較例1と同様に行い、500μmの目開きのメッ
シュで整粒し粒状製剤とした後、アスパルテーム、メタ
ケイ酸アルミン酸マグネシウム、クエン酸三ナトリウム
を適量加えた。(造粒物100重量部に対し25重量部
の被覆量、粒子径 850μm以上0%,500μm以
上0%,75μm以下1%,平均粒子径=210μm)
【0040】
【比較例11】ロキタマイシン30重量部と結晶セルロ
ース70重量部を混合し、乾式造粒機にて造粒後整粒し
粒子径200μm程度の造粒物とした。以降の被覆の方
法は比較例4と同様に行い、500μmの目開きのメッ
シュで整粒し粒状製剤とした後、アスパルテーム、メタ
ケイ酸アルミン酸マグネシウム、クエン酸三ナトリウム
を適量加えた。(造粒物100重量部に対し25重量部
の被覆量、粒子径 850μm以上0%,500μm以
上0%,75μm以下5%,平均粒子径=210μm)
【0041】
【試験例1】実施例1〜11及び比較例1〜11で製造
した粒状製剤0.5gを健康成人5名に口(舌の上)に含ん
でもらい、20〜30秒後の官能評価を行った。評価の
方法として味に対しては無味(0)、わずかに苦みを感
じる(1)、不快と感じない程度の苦味を感じる
(2)、不快と感じる程度の苦味を感じる(3)、とて
も苦いと感じる(4)の5段階に分け、ざらつきに対し
ては滑らか(0)、ざらつく(1)の2段階に分け、5
人の評価の合計で比較した。
【0042】
【表1】
【表1のつづき】
【0043】この結果、次のことが判明した。 1)実施例1〜7と比較例1〜7比較より、実施例1〜
7のほうが明らかに味のマスキング効果が高い。 2)実施例8、9と比較例8、9の比較より、実施例の
ほうが明らかに味のマスキング効果が高い。 3)実施例10、11と比較例10、11の比較より、
実施例のほうが明らかに味のマスキング効果が高い。 4)実施例及び比較例とも、被覆量が増えるとマスキン
グ効果が高まる傾向がある。 5)実施例1、2、4及び5は比較例7に比べて被覆量
が少ないにもかかわらず、味のマスキング効果が著しく
高かった。 6)実施例及び比較例とも、被覆量が増えるとざらつく
傾向がある。 7)実施例1と実施例5の比較より、メッシュをかけな
いとざらつく傾向がある。 8)比較例4、5、6、8、11より、流動層により被
覆したものはざらつく傾向がある 。
【0044】
【試験例2】実施例1〜7及び比較例1〜7で製造した
粒状製剤について日本薬局方一般試験法 溶出試験法
第2法(パドル法、パドル回転数50回転)に従い90
0mLの緩衝液(塩化ナトリウム2.0gに希塩酸24.
0mL及び水を溶かして1000mLとした液でpH約
1.2、液温度37℃)に100mg相当量の薬物を投
入したときの溶出率を投入後60分まで測定した。
【0045】この結果、図1より実施例3と比較例2以
外は溶出が早く、30分で80%以上の溶出率がある。
【0046】実験例1及び2の結果より、融点が40℃
〜90℃である2種類以上の担体を、その融点が高い順
に用いる事によって味のマスキング効果が高まり、その
添加量を制御することによって溶出率もコントロール出
来ることが推測される。
【0047】
【発明の効果】本発明の粒状被覆製剤は、2種類以上の
担体を被覆するため、少量の添加量で充分なマスキング
効果が得られる。また、被覆する担体の種類、比率およ
び被覆量を調節することにより、マスキングの程度(懸
濁後何時間マスキングさせるか)及び消化管における溶
出性を調節できる。従って、ドライシロップ剤、散剤、
粒剤等の各種製剤に対応して最適な粒子径、被膜厚さ等
を選択、制御することができる。また、有機溶媒を使用
しないため、安全で環境に優しく、被覆方法も簡単であ
るので、工業化が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】試験例2による薬剤の溶出率を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 25/24 A61P 25/24 31/04 31/04 Fターム(参考) 4C076 AA31 BB01 CC01 CC32 DD25 DD27 DD41 EE31 EE41 FF52 FF63 GG18 4C086 AA01 AA02 CC12 EA14 MA02 MA05 MA09 MA41 MA52 NA03 NA09 ZB35 4C206 AA01 AA02 GA06 GA22 KA01 MA02 MA05 MA72 NA03 NA09 ZA12

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2種以上の担体を該担体の融点を高い順
    に、薬物を含有する粒子を被覆してなる粒状被覆製剤の
    製造法であって、少なくとも以下の工程を含む粒状被覆
    製剤の製造法。 a)薬物を含有する粒子を、2種以上の担体のうち最も
    融点の高い担体と、該融点以上の温度で混合した後、冷
    却し、一重被覆製剤を得る工程。 b)a)で得られた一重被覆製剤を、2種以上の担体の
    うち2番目に融点の高い担体と、2種以上の担体のうち
    2番目に高い融点以上、かつ最も高い融点未満の温度で
    混合した後、冷却し、二重被覆製剤を得る工程。 c)更に、担体が3種類以上ある場合にはb)で得られ
    た二重被覆製剤を次に融点の高い担体と、その担体の融
    点以上、かつ直前に被覆した担体の融点未満の温度で混
    合した後、冷却し、被覆する工程、以下この工程を必要
    に応じて順次繰り返して行う工程。
  2. 【請求項2】2種以上の担体の融点が40℃〜90℃で
    ある請求項1に記載の製造方法。
  3. 【請求項3】2種以上の担体の融点の差が、各々10℃
    以上である請求項1または請求項2に記載の製造方法。
  4. 【請求項4】2種以上の担体が水不溶性である請求項1
    〜3のいずれかに記載の製造方法。
  5. 【請求項5】2種以上の担体が油脂である請求項1〜4
    のいずれかに記載の製造方法。
  6. 【請求項6】担体が、ヒマシ硬化油とナタネ硬化油の2
    種である請求項1〜5のいずれかに記載の製造方法。
  7. 【請求項7】担体被覆後の粒子の粒子径が、全て850
    μm以下であり、500μm以上のものが全重量の5%
    以下、かつ75μm以下のものが10%以下である請求
    項1〜6のいずれかに記載の製造方法。
  8. 【請求項8】薬物を含有する粒子100重量部に対し
    て、担体の総被覆量が10〜110重量部である請求項
    1〜7のいずれかに記載の製造方法。
  9. 【請求項9】薬物が、不快な味を呈する薬物である請求
    項1〜8のいずれかに記載の製造方法。
  10. 【請求項10】不快な味が苦味である請求項9に記載の
    製造方法
  11. 【請求項11】薬物が、ロキタマイシン、塩酸ミルナシ
    プラン、塩酸セフチゾキシムアラピボキシルから選択さ
    れてなる請求項1〜8のいずれかに記載の製造方法。
  12. 【請求項12】薬物が塩酸セフチゾキシムアラピボキシ
    ルであり、日本薬局方一般試験法 溶出試験法 第2法
    において30分で薬物の含有率の75%以上が溶出する
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の製造
    方法。
  13. 【請求項13】2種以上の担体を該担体の融点が高い順
    に、薬物を含有する粒子を被覆してなる粒状被覆製剤で
    あって、少なくとも以下の工程を経て製造することので
    きる粒状被覆製剤。 a)薬物を含有する粒子を、2種以上の担体のうち最も
    融点の高い担体と、該融点以上の温度で混合した後、冷
    却し、一重被覆製剤を得る工程。 b)a)で得られた一重被覆製剤を、2種以上の担体の
    うち2番目に融点の高い担体と、2種以上の担体のうち
    2番目に高い融点以上、かつ最も高い融点未満の温度で
    混合した後、冷却し、二重被覆製剤を得る工程。 c)更に、担体が3種類以上ある場合にはb)で得られ
    た二重被覆製剤を次に融点の高い担体と、その担体の融
    点以上、かつ直前に被覆した担体の融点未満の温度で混
    合した後、冷却し、被覆する工程、以下この工程を必要
    に応じて順次繰り返して行う工程。
  14. 【請求項14】担体がヒマシ硬化油とナタネ硬化油の2
    種である請求項13に記載の製剤。
  15. 【請求項15】薬剤が、ロキタマイシン、塩酸ミルナシ
    プラン、塩酸セフチゾキシムアラピボキシルから選択さ
    れてなる請求項13または14のいずれかに記載の製
    剤。
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