JP2003277235A - 固形粉末化粧料の製造方法 - Google Patents

固形粉末化粧料の製造方法

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JP2003277235A
JP2003277235A JP2002075448A JP2002075448A JP2003277235A JP 2003277235 A JP2003277235 A JP 2003277235A JP 2002075448 A JP2002075448 A JP 2002075448A JP 2002075448 A JP2002075448 A JP 2002075448A JP 2003277235 A JP2003277235 A JP 2003277235A
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Takeshi Atsugi
剛 厚木
Akio Kashimoto
明生 樫本
Hidehiko Nakayama
英比古 中山
Yoshimune Nonomura
美宗 野々村
Kazutaka Yamashita
和孝 山下
Kazuichi Tsugo
和一 都合
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Kao Corp
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Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐衝撃性及び官能評価に優れた固形粉末化粧
料を容易に得ることのできる固形粉末化粧料の製造方法
を提供する。 【解決手段】 粉体と油剤とを含む混合物からなる造粒
物を加圧成形して得られる固形粉末化粧料の製造方法で
あって、加圧成形される時の前記造粒物は、粒度分布の
積算値が50%に相当する粒径であるD50が5〜30
μmであり、(D90−D10)/D50の値が3以下
である。また混合物は、高分子分散液を含んでいる。粉
体は、疎水性を有し又は疎水化処理していることが好ま
しく、高分子分散液を構成する高分子は、弾性率が0.
3〜200kg/cm2の皮膜形成高分子であることが
好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粉体と油剤とを含
む混合物からなる造粒物を加圧成形して得られるファン
デーション、アイシャドウ等の固形粉末化粧料の製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ファン
デーション、アイシャドウ、フェイスパウダー等の固形
粉末化粧料は、一般に、粉体と油剤とを含む混合物を原
料組成物として、例えば皿状の浅底容器に充填し、加圧
成形して固化させるプレス成形法によって製造される。
また粉体と油剤とからなる混合物の場合、加圧成形時に
高いプレス圧を必要とし、製品化された固形粉末化粧料
が硬い感触となったり、粉っぽい感触となりやすいこと
から、固形粉末化粧料に滑らかでしっとりした感触や、
ふんわりとした低硬度の感触を与えたり、或いは固形粉
末化粧料の使用感や使いやすさを向上させることを目的
として、高分子を水やアルコール水溶液等の揮発性溶剤
に分散させてなる高分子分散液を含む混合物を用いて製
造される固形粉末化粧料も知られている。
【0003】本発明は、耐衝撃性及び官能評価に優れた
固形粉末化粧料を容易に得ることのできる固形粉末化粧
料の製造方法の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、粉体と油剤と
を含む混合物からなる造粒物を加圧成形して得られる固
形粉末化粧料の製造方法であって、加圧成形される時の
前記造粒物は、D50が5〜30μmであり、(D90
−D10)/D50の値が3以下である固形粉末化粧料
の製造方法を提供することにより、上記目的を達成した
ものである。
【0005】上記記載において、D50は、例えば株式
会社日本レーザー社製 レーザー回析式粒度分布測定装
置 HELOS SYSTEM(Particle S
ize Analyzer)を使用し、エアーバルブ圧
(分散圧力)を2.0bar、インジェクタ圧(吸引圧
力)を−2.5〜−60mmbar、焦点距離を200
mmとして測定された粒度分布の積算値が50%に相当
する粒径を意味する。また、D90は、同様の装置及び
方法で測定された粒度分布の積算値が90%に相当する
粒径を、D10は、同様の装置及び方法で測定された粒
度分布の積算値が10%に相当する粒径を各々意味す
る。そして、D50は、造粒物の体積平均粒径を示すパ
ラメータであり、(D90−D10)/D50は、粒度
分布の幅を示すパラメータである。すなわち、D90
は、粒径の上位10%に入る造粒物の粒径を、D10
は、粒径の下位10%に入る造粒物の粒径を各々示すも
のであり、通常、粒径分布が多分散であると(D90−
D10)の値も大きくなるので、これをD50で除して
規格化したものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施形態に係る
固形粉末化粧料の製造方法は、粉体と油剤とを含む混合
物からなる造粒物を例えば皿状の薄底の容器に充填し、
加圧成形して得られるファンデーション、アイシャド
ウ、フェイスパウダー等の固形粉末化粧料の製造方法で
あって、加圧成形される時の造粒物は、粒度分布の積算
値が50%に相当する粒径であるD50が5〜30μm
であり、(D90−D10)/D50の値が3以下であ
ることを特徴としている。
【0007】また、本実施形態によれば、粉体と油剤と
を含む混合物には、高分子分散液が含まれており、かか
る高分子分散液が含まれた混合物から固形粉末化粧料を
製造することにより、製造される固形粉末化粧料は、均
一に分散した微細な隙間を有することになって、ふんわ
りとした低硬度の感触が得られると共に、使用感や種々
の使いやすさが向上することになる。
【0008】そして、本実施形態の製造方法に用いられ
る粉体としては、固形粉末化粧料の材料として一般に用
いられる体質顔料や着色顔料等を用いることができ、例
えば、マイカ、タルクなどの無機粉体もしくはその複合
体、ポリアミドなどの有機粉体もしくはその複合体、或
いは無機粉体と有機粉体との複合粉体等を用いることが
できる。これらの粉体は、好ましくは表面が本来疎水性
を有しているものの他、表面を疎水化処理したものを使
用することができる。疎水性を有する粉体、又は疎水化
処理された粉体を用いることにより、使用感により優れ
た固形粉末化粧料を得ることが可能になる。
【0009】ここで、疎水化処理は、例えばシリコーン
油、脂肪酸金属塩、アルキルリン酸、アルキルリン酸の
アルカリ金属塩又はアミン塩、N−モノ長鎖(炭素数8
〜22)脂肪族アシル塩基性アミノ酸、パーフルオロア
ルキル基を有するフッ素化合物などの疎水化処理剤を用
いて行うことができる。なお、粉体を疎水化処理する方
法は特に制限されず、また粉体に対する疎水化処理剤の
処理量は、好ましくは0.05〜20重量%、より好ま
しくは2〜10重量%である。
【0010】本実施形態の製造方法に用いられる油剤と
しては、例えば、ワセリン、高級脂肪酸、高級アルコー
ル等の固形・半固形油分、流動パラフィン、エステル
油、シリコーン油等の流動油分、パーフルオロポリエー
テル、パーフルオロデカリン等のフッ素系油剤などを用
いることができる。これらの油剤は、単独で用いても複
数種類を用いてもよく、混合物の全組成中に30重量%
程度まで、特に20重量%以下、更に15重量%以下の
範囲で配合することが好ましい。油剤を配合することに
より、製造された固形粉末化粧料のしっとり感や肌への
つきが向上することになる。
【0011】本実施形態の製造方法に用いられる高分子
分散液としては、各種の高分子を含水揮発性溶剤に混合
分散させた混合液を用いることができる。ここで、高分
子としては、例えば、重合性二重結合を有する単量体の
1種以上を重合させて得られる分子量が10,000〜
1,000,000程度の高分子や、特開平5−112
423号公報第10頁10行〜第10頁20行、特開平
7−133352号公報第11頁25行〜第11頁40
行及び特開平10−95705号公報第17頁11行〜
第17頁26行に記載されているポリ(N−アシルアル
キレンイミン)変性シリコーン、特開平11−1003
07号公報第6頁27行〜第6頁41行に記載されてい
るビニル・シリコーンブロックポリマーなどの皮膜形成
性高分子を用いることができる。
【0012】また、高分子を溶解乃至分散させる含水揮
発性溶剤としては、水、アルコール水溶液などを用いる
ことができる。アルコール水溶液を用いる場合、特にエ
タノール、イソプロピルアルコールなどの低沸点アルコ
ールの水溶液が好ましく、またそのアルコール濃度が1
5%以下、特に10%以下のものが好ましい。
【0013】ここで、高分子の含水揮発性溶剤への溶解
乃至分散方法としては、高分子と有機溶媒との溶液から
の溶媒置換による分散方法を採用することができる。ま
た、高分子が反応溶媒として含水揮発性溶剤を用いて製
造されたものである場合は、その反応液から高分子を単
離することなく、該反応液をそのまま、或いは必要に応
じて含水揮発性溶剤で希釈して、高分子と含水揮発性溶
剤との混合液とすることができる。
【0014】また、高分子として皮膜形成性高分子を用
いる場合、当該皮膜形成性高分子の弾性率を0.3〜2
00kg/cm2とすることが好ましい。弾性率が0.
3kg/cm2以上であることにより、製品を使用する
者が携帯して持ち運んでいる際などに必要な保型性を化
粧料にもたせることが可能になり、弾性率が200kg
/cm2以下であることにより、化粧料にや柔らかさや
滑らかさといった良好な使用感を与えることが可能にな
る。
【0015】さらに、本実施形態によれば、高分子分散
液に分散される高分子の粒径を250nm以下とするこ
とが好ましい。高分子の粒径を250nm以下とするこ
とにより、高分子が均一に分散して効率良く粉体間に存
在することになるので、化粧料を携帯する際や誤って落
としてしまった際の耐衝撃性に優れることになる。
【0016】なお、高分子は、単独で用いても複数種類
を用いてもよく、混合物の全組成中に0.1〜15重量
%、特に0.5〜10重量%、更に1〜8重量%となる
ように配合するのが好ましい。また、含水揮発性溶剤
は、混合物の全組成中に5〜40重量%、好ましくは1
0〜30重量%となるように配合する。含水揮発性溶剤
を40重量%を超えて配合すると、成型体の乾燥時に多
量の溶剤が揮発するのに伴って、固形分が収縮するた
め、空隙率が小さくなり、製品が硬くなると共にひび割
れなどの問題が生じる場合があり、好ましくない。ま
た、含水揮発性溶剤の配合量が5重量%未満であると、
保型性が低下するので好ましくない。高分子の配合量
(A)及び含水揮発性溶剤の配合量(B)は、両者の重
量比が(A)/(B)=50/50〜1/99、特に3
0/70〜5/95であることが好ましい。
【0017】そして、本実施形態の固形粉末化粧料の製
造方法によれば、例えば容量が2リットルのヘンシェル
ミキサーを用いて、以下に記載する油相混合と水相混合
の2工程で混合作業を行うことにより、D50が5〜3
0μm、(D90−D10)/D50の値が3以下の、
粉体と油剤と高分子分散液とを含む混合物からなる造粒
物が形成される。
【0018】油相混合は、例えば粉体と油剤とを混合
し、粉体を分散凝集させて初期造粒物を得る工程であ
り、例えばヘンシェルミキサーを2500〜3500r
pmの回転数で10〜50分間混合することによって行
われる。またこの時の回転先端速度長を2000m以上
とすることにより、油剤の粉体への均一な分散が可能に
なる。得られた初期造粒物を例えば5時間以上静置して
熟成した後、さらに高分子分散液を混合して水相混合を
行う。
【0019】水相混合は、粉体と油剤とを混合して得ら
れた初期造粒物に、高分子を含水揮発性溶剤に一様に分
布するよう溶解乃至分散して調整した混合液を混合する
ことによって、粉体をさらに分散凝集させ、D50が5
〜30μm、(D90−D10)/D50の値が3以下
の造粒物を得る工程であり、例えばヘンシェルミキサー
を2500〜3500rpmの回転数で0.5〜5分間
混合することによって行われる。またこの時の回転先端
速度長を200〜1000m以上とすることにより、水
相の粉体への均一な分散が可能になる。得られた造粒物
を薄底の容器に充填して加圧成形する。
【0020】なお、本実施形態によれば、造粒物を得る
ための混合物には、さらに、固形粉末化粧料の性能や品
質を向上させるための各種の添加剤を、本発明の効果を
損なわない範囲で適宜配合することができる。
【0021】水相混合によって得られた、D50が5〜
30μm、(D90−D10)/D50の値が3以下の
造粒物は、プレス成形工程において薄底の容器に充填さ
れて加圧成形され、得られた成形品を適宜乾燥させて含
水揮発性溶剤を揮発させることにより、固形粉末化粧料
が製造されることになる。ここで、プレス成形工程は、
公知の各種のプレス成形装置を用いて、好ましくは9.
81×105 N/m2以下、特に好ましくは9.81×
104 〜4.91×105 N/m2 の成形圧力で容易に
行うことができる。また成形品の乾燥は、例えば40〜
100℃、常圧下で、2〜5時間程度行なうことが好ま
しい。
【0022】そして、本実施形態の固形粉末化粧料の製
造方法によれば、耐衝撃性及び官能評価に優れた固形粉
末化粧料を容易に得ることができる。すなわち、本実施
形態によれば、粉体と油剤とを含む混合物から得られた
造粒物は、D50が5〜30μm、(D90−D10)
/D50の値が3以下となっているので、この造粒物を
加圧成形して得られる固形粉末化粧料は、比較的空孔径
の均一な空隙を含む粉体物によって構築されることにな
り、これによって高い成形圧力を要することなく、耐衝
撃性に優れ、柔らかな使用感やしっとり感等が達成され
る固形粉末化粧料を容易に形成することが可能になる。
【0023】特に、本実施形態によれば、粉体と油剤と
を含む混合物にさらに高分子分散液が含まれており、得
られた造粒物を加圧成形する際に高い成形圧力を用いる
ことができないが、成形前の造粒物はD50が5〜30
μm、(D90−D10)/D50の値が3以下となっ
ていて、シャープな粒度分布となっているので、高い成
形圧力を要することなく、耐衝撃性及び官能評価に優れ
た固形粉末化粧料を容易に得ることが可能になる。
【0024】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ことなく種々の変更が可能である。例えば、加圧成形さ
れる造粒物は、粉体と油剤と高分子分散液とを含む混合
物から得られるものである必要は必ずしもなく、粉体と
油剤との混合物から得られる造粒物であっても良い。ま
た、油相混合や水相混合の方法や順序は、上記実施形態
のものに限定されることなく行うことができる。
【0025】
【実施例】以下、実施例及び比較例により、本発明の固
形粉末化粧料の製造方法をさらに詳細に説明する。
【0026】〔実施例1〜4〕上記実施形態と略同様の
方法により、表1に示す配合の粉体と油剤と高分子分散
液とを含むを混合物から得られた造粒物を加圧成形して
実施例1〜4の固形粉末化粧料(固形粉末ファンデーシ
ョン)を形成した。実施例1〜4の各固形粉末化粧料に
ついて、以下に示す方法によって、耐衝撃性の評価、及
び官能(柔らかさ、滑らかさ、粉取れ、肌へのつき)の
評価を行った。評価結果を表1に示す。なお、油相混合
及び水相混合は、容量が2リットルのヘンシェルミキサ
ーを用いて、表1に示す回転数及び混合時間で各々行う
と共に、表1に示すメッシュ目開きの篩を用いて篩工程
を行った。また、造粒物を直径54mm、深さ4mmのアル
ミ製中皿に充填し、4.5×105N/m2 の成形圧力
で加圧成形すると共に、成形体を50℃、常圧で3時間
乾燥させた。各混合物から得られた加圧成形時の造粒物
のD50(μm)、及び(D90−D10)/D50の
値を表1に示す。
【0027】〔比較例1〜5〕上記実施形態と略同様の
方法により、表1に示す配合の粉体と油剤と高分子分散
液とを含むを混合物から得られた造粒物を加圧成形して
比較例1〜5の固形粉末化粧料(固形粉末ファンデーシ
ョン)を形成した。比較例1〜5の各固形粉末化粧料に
ついて、以下に示す方法によって、耐衝撃性の評価、及
び官能(柔らかさ、滑らかさ、粉取れ、肌へのつき)の
評価を行った。評価結果を表1に示す。なお、油相混合
及び水相混合は、容量が2リットルのヘンシェルミキサ
ーを用いて、表1に示す回転数及び混合時間で各々行う
と共に、表1に示すメッシュ目開きの篩を用いて篩工程
を行った。また、造粒物を直径54mm、深さ4mmのアル
ミ製中皿に充填し、4.5×105N/m2 の成形圧力
で加圧成形すると共に、成形体を50℃、常圧で3時間
乾燥させた。各混合物から得られた加圧成形時の造粒物
のD50(μm)、及び(D90−D10)/D50の
値を表1に示す。
【0028】
【表1】
【0029】〔耐衝撃性の評価方法〕実施例1〜4の固
形粉末化粧料、比較例1〜5の固形粉末化粧料を50cm
の高さから、厚み25mmのベニヤ板上に各々繰り返し落
下させ、欠け、割れ、ひびなどの異常が生じるまでの回
数で評価した。 (評価基準) ◎:21回以上 ○:11〜20回 △:5〜10回 ×:5回未満
【0030】〔柔らかさの評価方法〕専門パネラー10
名に実際に使用してもらい、1,2,3,4の4段階の
スコアーで評価した。その平均スコアーを下記◎〜×の
判定基準とした。 (評価基準) ◎:優秀(平均スコアーが4) ○:良好(平均スコアーが3以上〜4未満) △:やや劣る(平均スコアーが2以上〜3未満) ×:劣る(平均スコアーが1以上〜2未満)
【0031】〔滑らかさの評価方法〕専門パネラー10
名に実際に使用してもらい、1,2,3,4の4段階の
スコアーで評価した。その平均スコアーを下記◎〜×の
判定基準とした。 (評価基準) ◎:優秀(平均スコアーが4) ○:良好(平均スコアー3以上〜4未満) △:やや劣る(平均スコアー2以上〜3未満) ×:劣る(平均スコアー1以上〜2未満)
【0032】〔粉取れの評価方法〕新東科学(株)製表
面性試験器14DRを用いて実施例1〜4の固形粉末化
粧料、比較例1〜5の固形粉末化粧料の表面を各々スポ
ンジで50回往復(荷重5.88N、4m/min.)さ
せ、製品の重量減少を粉取れ量とし、下記評価基準によ
り粉取れを評価した。 (評価基準) ◎:粉取れ量が1.3g以上1.5g未満 ○:粉取れ量が1.2g以上1.3g未満又は1.5g
以上1.7g未満 △:粉取れ量が0.7g以上1.2g未満又は1.7g
以上2.0g未満 ×:粉取れ量が0.7g未満又は2.0g以上
【0033】〔肌へのつきの評価方法〕専門パネラー1
0名に実際に使用してもらい、1,2,3,4の4段階
のスコアーで評価した。その平均スコアーを下記◎〜×
の判定基準とした。 (評価基準) ◎:優秀(平均スコアーが4) ○:良好(平均スコアーが3以上〜4未満) △:やや劣る(平均スコアー2以上〜3未満) ×:劣る(平均スコアー1以上〜2未満)
【0034】表1に示す評価果から、本発明の製造方法
に係る実施例1〜4の固形粉末化粧料は、耐衝撃性及び
官能評価に優れていることが判明する。
【0035】
【発明の効果】本発明の固形粉末化粧料の製造方法によ
れば、耐衝撃性及び官能評価に優れた固形粉末化粧料を
容易に得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中山 英比古 東京都墨田区文花2−1−3 花王株式会 社研究所内 (72)発明者 野々村 美宗 東京都墨田区文花2−1−3 花王株式会 社研究所内 (72)発明者 山下 和孝 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内 (72)発明者 都合 和一 東京都墨田区文花2−1−3 花王株式会 社研究所内 Fターム(参考) 4C083 AB242 AB432 AD012 AD092 AD152 AD162 BB13 BB21 CC12 DD17 EE06 EE07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉体と油剤とを含む混合物からなる造粒
    物を加圧成形して得られる固形粉末化粧料の製造方法で
    あって、 加圧成形される時の前記造粒物は、粒度分布の積算値が
    50%に相当する粒径であるD50が5〜30μmであ
    り、(D90−D10)/D50の値が3以下である固
    形粉末化粧料の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記混合物は、高分子分散液を含む請求
    項1記載の固形粉末化粧料の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記粉体は疎水性を有し又は疎水化処理
    されており、前記高分子分散液を構成する高分子は弾性
    率が0.3〜200kg/cm2の皮膜形成高分子であ
    る請求項2記載の固形粉末化粧料の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記高分子分散液を構成する高分子の粒
    径が250nm以下である請求項2又は3記載の固形粉
    末化粧料の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008255034A (ja) * 2007-04-03 2008-10-23 Kao Corp 固形粉末化粧料の製造方法

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