JP2003277201A - 植物標本の製造方法 - Google Patents
植物標本の製造方法Info
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Abstract
り、破損しやすい植物、作業に困難を覚える取扱いにく
い植物でも、作業上の不便がなく容易に行うことができ
る方法を提供する。 【解決手段】 破損しやすい植物等を脱水乾燥し、シア
ノアクリレートの溶液に浸漬して取り出し、乾燥した
後、イソシアネートとアクリルポリオールの混合液に浸
漬して取り出し、硬化させて被膜を形成させる。
Description
たまま固定脱水あるいは乾燥した植物を、樹脂加工して
強固にすると共に、表面に酸化防止と防湿の効果を有す
る被膜を形成させて、原形原色の状態を永く保存する植
物標本を製造するに当たり、特に脆弱で加工時に変形、
破損しやすい植物や、作業に困難を覚える取扱いにくい
植物に対して予備加工を加え、変形、破損することなく
容易に製造できるようにした植物標本の製造方法に関す
るものである。
上のみでなく、植物病理学上の標本として必要なもので
あるから、各種の方法が検討報告されている。一般に、
天然の植物を脱水乾燥するだけでは、長期に亘って天然
の状態を保持して保存させることはおよそ不可能である
ことから、脱水乾燥処理した植物を透明樹脂に包埋する
方法が行われている。
る最も簡易な方法は、植物の表面に暖かい乾燥空気を短
時間あてて表面のみを乾燥させ、そのまま直ちに包埋し
てしまう方法、または植物に50〜80%程度の砂糖液
を含浸させて包埋する方法、さらには、凍結乾燥あるい
は有機溶媒置換脱水の後、透明樹脂モノマーを含浸さ
せ、次に、樹脂プレポリマーを含浸させ、これに硬化剤
を加えた同じ種類の樹脂中に包埋する方法である。しか
し、上記のような方法では、充分満足できる植物標本が
得られないことから、これの改良方法も提案されてい
る。例えば、特開昭57−77601には、植物試料内
部に(A)ポリエステル樹脂および/またはアクリル樹
脂と(B)スチレンモノマー、アクリルモノマーおよび
多価アルコールより選ばれた1種または2種以上の混合
物を浸透させ、次に、植物試料表層部にポリエステル樹
脂および/またはアクリル樹脂と硬化剤の混合物を浸入
させ急速にゲル化させた後、透明注型用樹脂に包埋する
植物標本の製造方法が開示されている。
明樹脂に包埋することなく、植物標本を製造する方法と
しては、脱水乾燥処理した植物の表面に、酸化防止と防
湿の効果を有する被膜を形成させることである。その方
法として、本発明者は、適宜に脱水乾燥した植物を、イ
ソシアネートを溶媒に溶解した溶液に浸漬した後、乾燥
させることによって、植物の体内に取り込まれたアルコ
ール類を、その場所において固化させ、また、その時同
時に植物の繊維とイソシアネートが固く結合した被膜を
形成させ、原形原色の植物標本を得る植物標本の製造方
法を開発実施した。
に脱水乾燥した植物を、イソシアネートを溶媒に溶解し
た溶液に浸漬した後、これを引き上げると、花や葉など
の部分がイソシアネートを溶媒に溶解した溶液中におい
て、僅かに固くなるのが確認された。この反応は、植物
体に含まれるアルコールや残存水分によるものと考えら
れるが、脆弱な種類の植物を扱うときには有利なことで
あった。しかし、上記の植物標本の製造方法において
も、花びらあるいは葉の脱落しやすい植物では、その脱
落の防止が容易ではなく、また、毛状の体の作りを持つ
花あるいは海藻では、イソシアネートを溶解した溶液に
浸漬して引き上げると、脱脂綿を水から引き上げたとき
のように萎縮してしまい、作業が極めて困難ととなり、
さらに、脆い組織の茸類では、変形あるいは破損しやす
いため作業が不便である等の問題がある。
な植物標本の製造方法において、花びらあるいは葉の脱
落しやすい植物、毛状の体の作りを持つ花、葉あるいは
海藻、または脆い組織の茸類であっても、作業上の不便
がなく容易に行うことができる方法を提供することを目
的とするものである。
の製造方法において、適宜に脱水乾燥した植物を、イソ
シアネートを溶媒に溶解した溶液に浸漬すると、花や葉
などの部分が僅かに固くなるのが確認されたのである
が、本発明者は、このイソシアネートを溶媒に溶解した
溶液の代わりに、シアノアクリレートを溶媒に溶解した
溶液を用いて行ったところ、イソシアネートを溶媒に溶
解した溶液の場合よりも遙に早く、また、さらに固くな
ることが確認され、花びらあるいは葉の脱落しやすい植
物、毛状の体の作りを持つ花、葉あるいは海藻、脆い組
織の茸類においても、なんら作業上の不便がなく容易に
植物標本が得られることを知り、本発明を完成するに至
ったのである。
脱落しやすい植物、毛状の体の作りを持つ花、葉あるい
は海藻、または脆い組織の茸類を脱水乾燥し、シアノア
クリレートを溶媒に溶解した溶液に浸漬して取り出し、
これを乾燥した後、イソシアネートとアクリルポリオー
ルの混合液に浸漬して取り出し、硬化させて被膜を形成
させることを特徴とする植物標本の製造方法である。本
発明は、特定の植物を対象とした植物標本の製造方法で
あるが、本発明が対象とする植物は下記のとおりであ
る。
ク、ダリア、サクラ、ツバキ、コメツガなどである。花
びらの脱落しやすいサクラは、特定の科に存在するもの
ではなく、品種によるものである。同じサクラでも、ダ
イカンザクラは丈夫であるが、その近縁のカワズザクラ
は極めて花びらが散りやすいものである。葉の脱落しや
すい植物は針葉樹などにある。 毛状の体の作りを持つ花、葉あるいは海藻 これは、ニセアカシアの花、ワタスゲの花、針葉樹の
葉、海藻のユカリ、ハネモなどであり、これらのうち針
葉樹以外のものは、樹脂液に浸漬してから引き上げる
と、脱脂綿を水から引き上げたときのように萎んでしま
い、針葉樹の葉は、葉本体は丈夫であるが、根元が柔ら
かいので、樹脂液に浸漬してから引き上げると、筆の穂
先のように纏まってしまうものである。 脆い組織の茸類 これは、ササクレヒトヨタケ、イヌセンボンタケ、ニガ
クリタケ、キララタケなどで、朽ちた木なども同等であ
るが、これらは、樹脂加工時に破損しやすいのである。
が、植物の中には、自然にドライフラワーとなるものが
あって、ムギワラギク、ローダンセなどの花や、トク
サ、シダの中の数種、苔類その他には、風乾、熱風乾燥
などの自然乾燥およびそれに近い方法で、原形原色をほ
とんど損なうことなく乾燥することができる。しかし、
多くの植物は脱水乾燥処理を施さなければならない。こ
の際、脱水乾燥する方法は特に限定されるものではな
く、植物標本の製造において一般に行われている脱水乾
燥方法を採用することができる。その脱水乾燥方法に
は、真空乾燥法、凍結乾燥法、シリカゲル包埋法、アル
コール類あるいはアセトンによる脱水法がある。この脱
水乾燥方法の概略について記載すると、次のとおりであ
る。
にくいものが適する。これは、マツ類、多くのシダ類、
苔類などに多く、花ではベニバナ、ホシクサなどであ
る。アカマツを例に取ると、常温で400〜2000パ
スカルで1〜2日乾燥すると、緑色が茶色に変わること
なく、また、針葉が縮むことなく乾燥することができ
る。
た、変色に対しても、単なる真空乾燥より有効であるの
で適用範囲は広い。カトレア、キク、バラ、その他緑
葉、紅葉の多くのものが適用可能である。殊に茸類、藻
類などは、ほとんど全てのものが適用可能であるという
ことができる。一例としてベニタケを挙げると、ベニタ
ケを−60℃で急速凍結した後、1〜10パスカルで凍
結乾燥を3〜4日間行うと、原形原色の乾燥ベニタケが
得られる。
に埋めて乾燥することは、古くから行われていたが、焼
砂の代わりに、より吸湿力が強いシリカゲルを用いる方
法が提唱され、それが一般化されてきたのである。適用
範囲は多肉質のものを除けば極めて広く、手法としても
簡便であるので、多くの植物に利用されている。例え
ば、ツバキの花を枝ごとシリカゲルの粉末に埋め、数日
後に砂を払って取り出すと乾燥品が得られる。
脱水法 シリカゲル包埋法では、黒変してしまう植物があり、ま
た、キクの花のように花びらの結合が弱く、砂粒から取
り出す時に、その機械的抵抗で花びらが取れてしまうも
の、花の形が複雑で、乾燥時に付着した砂粒を取り払う
のに困難なものなどがあるが、このような植物にアルコ
ール類あるいはアセトンによる脱水法を用いると有効で
ある。例えば、スズランはシリカゲルに埋めると黒変し
てしまい、また、壺状の花の中に付着した砂は取り払い
にくいが、このスズランをアルコールに十分〜数十分浸
漬した後、乾燥すれば原色の乾燥スズランが得られる。
ただし、浸漬時間が長すぎると、緑色が溶けだすなどの
不都合が起きるので、浸漬時間を適当に取るためには、
個体に応じて決める必要があり、経験と熟練を要する。
て脱水し、その後、乾燥して仕上げる。デントロビュー
ム類はアルコール脱水すると、脱色してしまうものが多
いが、アセトンでは脱色することはない。海藻のコンブ
はグリセリンまたはエチレングリコールに浸漬して水分
を置換すると、柔らかさを残した脱水物が得られ、保存
性が良くなる。藻類はアルコールやアセトンでは緑色が
脱色する(葉緑素が容易に溶けだす)が、グリセリンま
たはエチレングリコールによればその心配はない。
で、真空乾燥法、凍結乾燥法、シリカゲル包埋法などに
よって脱水乾燥した植物は、乾燥物といっても、少量の
水分は残存させているものである。また、脱水にアルコ
ール類あるいはアセトンを用いたものでは、脱水完了
後、加熱乾燥などを行っても、植物体内にはアルコー
ル、アセトンの微量が残存しているのが普通である。こ
のような少量の水分あるいは微量のアルコール、アセト
ンの残存は、植物標本の製造においてなんら問題はな
い。あまりに過度な完全脱水乾燥は、変色や破損をもた
らすので、そこまでは出来ないのである。例えば、通常
行われている加熱乾燥による完全乾燥の条件の105
℃、15分間を実施すれば、変色してしまうのは当然で
あるが、60℃程度の無変色領域でも、あまりに長時間
これを行うと、結合の弱い花びらなどは脱落することが
多い。
アノアクリレートを溶媒に溶解した溶液に浸漬する。シ
アノアクリレートの溶媒としては、粘度が低く、シアノ
アクリレートと反応しないものであれば、いずれも使用
できるのであるが、酢酸エチル、酢酸ブチルなどは植物
色素を溶出させることが少ないことから、特に好ましい
ものである。この際、シアノアクリレートの濃度は10
〜50%程度、あるいはそれ以下が好ましい。シアノア
クリレートの濃度が50%より高くなると、浸漬した植
物を取り出した時に、植物表面に被膜を作ってしまうほ
ど過剰になるが、この被膜は、原色を保存するにはあま
り効果がなく、この被膜の上に、次の工程で色、形を保
持するためのイソシアネートとアクリルポリオールの被
膜を作ると、被膜が分厚くなりすぎ、仕上がりの質感を
損ねる。
アノアクリレートの濃度が薄くても、上記と同様の結果
となってしまうので好ましくない。シアノアクリレート
は植物の形を保持する最小限度に止めておき、次の工程
でイソシアネートとアクリルポリオールの混合液が、そ
の植物体にしみ込む余裕がある程度にしておく必要があ
る。シアノアクリレートを溶媒に溶解した溶液に植物を
浸漬する時間は、数分〜十数分程度が好ましく、数十分
ともなると、特殊な場合を除き植物体内の油溶性色素が
溶けだすので好ましくない。
溶解した溶液に浸漬した後、これを取り出して乾燥を行
う。この乾燥は、処理植物に悪影響を及ぼさないように
乾燥すればよく、特定の方法を必要とするものではな
い。通常は真空乾燥、あるいは60〜65℃の熱風乾燥
を行う。上記のように乾燥したものを、イソシアネート
とアクリルポリオールの混合液に浸漬する。この際、イ
ソシアネートとアクリルポリオールを配合するに当たっ
て、イソシアネートの量を多くすると硬く仕上がり、少
なくすると柔らかくなるので、所望に応じて選択すれば
よいが、1:3程度が好ましく、1:1では硬く仕上が
り、1:6では柔らかい被膜のものが得られる。
高すぎて、植物の浸漬処理に不便を来すので、少なくと
も混合液の20%に相当する溶媒を加えるが、通常は5
0%前後加えて希釈する。溶媒は通常用いられるもので
あればよく、特に限定されるものではない。上記混合液
に浸漬する時間は、対象植物により多少差異はあるが、
通常は数分でよく、要はイソシアネートとアクリルポリ
オールの混合液が十分にしみ込めばよいのであるが、浸
漬時間が長すぎると、植物色素が溶媒中にしみ出すの
で、短い方が好ましい。
させ、被膜を形成させるのであるが、通常は60℃程度
の温度で数時間保持すれば、浸透した上記混合液が硬化
し、植物体表面に被膜が形成される。この際、製品強度
や空気あるいは湿度の遮断をさらに必要とするときは、
上記植物体表面に形成された被膜の上に、ポリエステル
樹脂、エポキシ樹脂などを塗布して仕上げることができ
る。
明するが、本発明は、これらの実施例に限定されるもの
ではない。
2000パスカルで24〜48時間真空乾燥し、シアノ
アクリレート20部を酢酸ブチル80部に溶解した溶液
に10分浸漬した後、60℃で2時間乾燥する。これを
イソシアネート10部とアクリルポリオール30部を酢
酸エチル60部に溶解した溶液に10分浸漬して取り出
し、60℃で3時間加熱して硬化させ、被膜を形成させ
る。
た後、付着したシリカゲル粉末をアルコールで洗い落と
し、45〜50℃で30分乾燥し、シアノアクリレート
10部を酢酸エチル90部に溶解した溶液に浸漬した
後、40℃で1時間乾燥し、さらに60℃で3時間乾燥
する。これをイソシアネート10部とアクリルポリオー
ル10部を酢酸エチル80部に溶解した溶液に5分浸漬
して取り出し、60℃で3時間加熱して硬化させ、被膜
を形成させる。
漬して脱水した後、3〜5時間赤外線乾燥し、シアノア
クリレート30部を酢酸エチル70部に溶解した溶液に
10分浸漬した後、60℃で3時間乾燥する。これをイ
ソシアネート10部とアクリルポリオール30部を酢酸
エチル60部に溶解した溶液に5分浸漬して取り出し、
60℃で3時間加熱して硬化させ、被膜を形成させる。
て脱水した後、60℃で15分乾燥し、シアノアクリレ
ート35部を酢酸エチル65部に溶解した溶液に10分
浸漬した後、赤外線ランプで1時間乾燥する。これをイ
ソシアネート15部とアクリルポリオール25部を酢酸
エチル60部に溶解した溶液に2分浸漬して取り出し、
60℃で3時間加熱して硬化させ、被膜を形成させる。
結乾燥し、シアノアクリレート20部を酢酸エチル80
部に溶解した溶液に5分浸漬した後、60℃で1時間乾
燥する。これをイソシアネート15部とアクリルポリオ
ール15部を酢酸エチル70部に溶解した溶液に3分浸
漬して取り出し、60℃で3時間加熱して硬化させ、被
膜を形成させる。
カルで24時間凍結乾燥し、シアノアクリレート10部
を酢酸エチル90部に溶解した溶液に5分浸漬した後、
60℃で30分乾燥する。これをイソシアネート10部
とアクリルポリオール10部を酢酸エチルに溶解した溶
液に2分浸漬して取り出し、60℃で3時間加熱して硬
化させ、被膜を形成させる。
した後、赤外線ランプで50分乾燥し、シアノアクリレ
ート20部を酢酸ブチル80部に溶解した溶液に10分
浸漬した後、60℃で30分乾燥する。これをイソシア
ネート10部とアクリルポリオール10部を酢酸ブチル
80部に溶解した溶液に2分浸漬して取り出し、60℃
で3時間加熱して硬化させ、被膜を形成させる。
で48時間凍結乾燥し、シアノアクリレート20部を酢
酸ブチル80部に溶解した溶液に3分浸漬した後、40
℃で2時間乾燥する。これをイソシアネート20部とア
クリルポリオール20部を酢酸エチル60部に溶解した
溶液に50秒浸漬して取り出し、60℃で3時間加熱し
て硬化させ、被膜を形成させる。
に、イヌセンボンダケ、ニガクリタケ、キララタケ、ア
ヤニシキ(海藻)を、それぞれ実施例8と全く同様に処
理して実施する。
時間浸漬して脱水した後、赤外線ランプで1時間乾燥
し、シアノアクリレート20部を酢酸ブチル80部に溶
解した溶液に3分浸漬した後、40℃で2時間乾燥す
る。これをイソシアネート20部とアクリルポリオール
20部を酢酸エチル60部に溶解した溶液に50秒浸漬
して取り出し、60℃で3時間加熱して硬化させ、被膜
を形成させる。
し、これを樹脂加工して強固にすると共に、表面に酸化
防止と防湿の効果を有する被膜を形成させて、原形原色
の状態を永く保持する植物標本を製造するに当たり、本
発明によれば、花びらあるいは葉の脱落しやすい植物、
毛状の体の作りを持つ花、葉あるいは海藻、および脆い
組織の茸類のような脆弱で加工時に変形、破損しやすい
植物や、作業に困難を覚える取扱いにくい植物でも、変
形、破損することなく極めて容易に製造することができ
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 花びらあるいは葉の脱落しやすい植物、
毛状の体の作りを持つ花、葉あるいは海藻、または脆い
組織の茸類を脱水乾燥し、シアノアクリレートを溶媒に
溶解した溶液に浸漬して取り出し、これを乾燥した後、
イソシアネートとアクリルポリオールの混合液に浸漬し
て取り出し、硬化させて被膜を形成させることを特徴と
する植物標本の製造方法。 - 【請求項2】 シアノアクリレートを溶媒に溶解した溶
液のシアノアクリレートの濃度が10〜50%である請
求項1に記載の植物標本の製造方法。 - 【請求項3】 イソシアネートとアクリルポリオールの
混合液のイソシアネートとアクリルポリオールの配合割
合が1:1〜1:6である請求項1または2に記載の植
物標本の製造方法。
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2002
- 2002-03-22 JP JP2002079992A patent/JP4179787B2/ja not_active Expired - Lifetime
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