JP2003276290A - 熱転写記録媒体用複合カートリッジ及びそれを用いた熱転写プリンター - Google Patents

熱転写記録媒体用複合カートリッジ及びそれを用いた熱転写プリンター

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JP2003276290A JP2002087636A JP2002087636A JP2003276290A JP 2003276290 A JP2003276290 A JP 2003276290A JP 2002087636 A JP2002087636 A JP 2002087636A JP 2002087636 A JP2002087636 A JP 2002087636A JP 2003276290 A JP2003276290 A JP 2003276290A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱転写プリンタに熱転写シートと熱転写受像
シートの熱転写記録媒体を装着する際、手間が省け、取
り扱い上、熱転写記録媒体に埃や手垢等が付着すること
なく、優れた熱転写画像の品質を有した印画物が得ら
れ、さらに熱転写プリンターの小型化を可能にする。 【解決手段】 熱転写記録媒体用複合カートリッジ1
は、長尺状の連続した熱転写シート2を供給ボビン3に
巻き上げたロール4からそのロールの巻き終わりを巻上
げボビン5に接着させた一対のロール形態の熱転写シー
トと、供給ボビン7に巻き上げられたロール状熱転写受
像シート8とを合わせて収納したことを特徴とする。こ
れにより、熱転写プリンタに熱転写シートと熱転写受像
シートの熱転写記録媒体を装着する際、その両方の熱転
写記録媒体が合わせて収納されたカートリッジを使用し
ているため、一度に装着でき、手間がかからない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱転写プリンタに
熱転写シートと熱転写受像シートの熱転写記録媒体を装
着する際、手間が省け、取り扱い上、熱転写記録媒体に
埃や手垢等が付着することなく、優れた熱転写画像の品
質を有した印画物が得られ、さらに熱転写プリンターの
小型化を可能にした熱転写記録媒体用複合カートリッジ
及びそれを用いた熱転写プリンターに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、種々の熱転写方法が知られている
が、この方法は基材上に着色転写層を形成した熱転写シ
ートを用い、その背面からサーマルヘッド等により、文
字や図形あるいは模様等の画像を、イエロー、マゼン
タ、シアン等の色毎に、その画像状に加熱して、上記の
着色転写層を被転写材の表面に熱転写するものである。
この熱転写方法は、その着色転写層の構成によって、昇
華転写型と熱溶融転写型の2方式に大別される。昇華転
写型は、熱によって昇華または移行する染料を適当なバ
インダーにより、基材上に着色転写層として担持させた
熱転写シートを用いて、その背面からの加熱によって、
着色転写層中の染料を被転写材表面に熱移行させるもの
である。但し、被転写材表面には、染料の染着しやすい
受容層を設けているものである。それに対し、熱溶融転
写型は、基材上に加熱により容易に軟化、溶融して転写
可能な着色転写層を形成した熱転写シートを用いて、そ
の背面からの加熱によって、被転写材表面に着色転写層
を転写するものである。両方式ともに、モノカラーおよ
び多色カラー画像の形成が可能であり、多色カラー画像
の場合には、例えば、イエロー、マゼンタ、シアンさら
に必要に応じてブラックの三色ないし四色の熱転写シー
トを用意し、同一の被転写材の表面に各色(各種)を熱
転写して、カラー画像を形成できる。
【0003】上記の熱転写記録において、長尺状の連続
した熱転写シートを供給ボビンに巻き上げたロールから
そのロールの巻き終わりを巻上げボビンに接着させた一
対のロール形態の熱転写シートを専用カートリッジに収
納し、また被転写体である熱転写受像シートを専用カー
トリッジまたはトレーに枚葉で、多数枚積み重ねてお
き、熱転写受像シートを1枚ずつプリンタ内に供給し、
また熱転写シートの供給ボビン側から巻上げボビン側へ
の搬送を行ない、熱転写シートから着色剤を熱転写受像
シートへ転写し記録している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、その熱転写
記録において、使用者が熱転写シートのカートリッジ
と、熱転写受像シートあるいは熱転写受像シートのカー
トリッジを別々に、熱転写プリンターに装着し、さらに
熱転写シートの搬送する制御機構と、熱転写受像シート
の搬送する制御機構とが別個であり、それらの制御を伝
達して連結制御することが行なわれている。このような
熱転写シートと熱転写受像シートの組合せからなる熱転
写記録媒体を、別々に用意して、プリンターに装着する
には手間がかかり、またその装着において熱転写記録媒
体に埃や手垢等が付着したりすることが多い。その埃や
手垢等が付着すると、昇華転写記録方式の場合が特に熱
転写記録画像にその付着によるピンホールやムラ、変色
等の画像欠陥が生じるため、問題となる。さらに、熱転
写シートと熱転写受像シートをプリンターにおける別々
の箇所に装着するため、熱転写プリンターの小型化が限
界であった。
【0005】したがって、本発明は、このような実情に
鑑みて創出されたものであり、熱転写プリンタに熱転写
シートと熱転写受像シートの熱転写記録媒体を装着する
際、手間が省け、取り扱い上、熱転写記録媒体に埃や手
垢等が付着することなく、優れた熱転写画像の品質を有
した印画物が得られ、さらに熱転写プリンターの小型化
を可能にした熱転写記録媒体用複合カートリッジとそれ
を用いた熱転写記録方法及び熱転写プリンターを提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の請求項1として、熱転写記録媒体用複合
カートリッジは、長尺状の連続した熱転写シートを供給
ボビンに巻き上げたロールからそのロールの巻き終わり
を巻上げボビンに接着させた一対のロール形態の熱転写
シートと、供給ボビンに巻き上げられたロール状熱転写
受像シートとを合わせて収納したことを特徴とする。こ
れにより、熱転写プリンタに熱転写シートと熱転写受像
シートの熱転写記録媒体を装着する際、その両方の熱転
写記録媒体が合わせて収納されたカートリッジを使用し
ているため、一度に装着でき、手間がかからない。ま
た、取り扱い上、熱転写記録媒体に埃や手垢等が付着す
ることがなく、優れた熱転写画像の品質を有した印画物
が得られ、さらに熱転写プリンターの小型化を可能にで
きる。
【0007】また、請求項2として、請求項1に記載す
る熱転写記録媒体用複合カートリッジで、熱転写プリン
ター装着の際、熱転写プリンターの熱転写記録部が熱転
写記録媒体用複合カートリッジ内に入り込み、印画開始
できるように熱転写記録媒体用複合カートリッジに開口
部を設けたことを特徴とする。請求項3として、請求項
1または2に記載する熱転写記録媒体用複合カートリッ
ジで、ロール状熱転写受像シートを保持する第1カート
リッジ部と、熱転写シートを保持する第2カートリッジ
部からなり、それらのカートリッジ部が一体化されて連
結し、且つ熱転写プリンターへ装着時には両者の連結が
解除され、熱転写記録に使用されることを特徴とする。
請求項4として、請求項3に記載する熱転写記録媒体用
複合カートリッジで、熱転写プリンターへ装着時には第
2カートリッジ部をスライドさせて、両者のカートリッ
ジの連結が解除され、熱転写記録に使用されることを特
徴とする。
【0008】請求項5として、請求項3または4に記載
する熱転写記録媒体用複合カートリッジで、熱転写プリ
ンターへ未装着時に第2カートリッジ部が第1カートリ
ッジ内のロール状熱転写受像シートの巻き緩み防止機構
を備え、熱転写プリンター装着の際に第1カートリッジ
部と第2カートリッジ部の連結が解除されることによ
り、巻緩み防止機構が解除されることを特徴とする。請
求項6として、請求項3または4に記載する熱転写記録
媒体用複合カートリッジで、熱転写プリンターへ未装着
時に第1カートリッジ部が第2カートリッジ内のロール
状熱転写シートの巻き緩み防止機構を備え、熱転写プリ
ンター装着の際に第1カートリッジ部と第2カートリッ
ジ部の連結が解除されることにより、巻緩み防止機構が
解除されることを特徴とする。請求項7として、請求項
3に記載する熱転写記録媒体用複合カートリッジで、熱
転写プリンター装着の際に、熱転写プリンター側に設け
られたガイドに沿って、第1カートリッジと第2カート
リッジが別々に移動することにより、第1カートリッジ
と第2カートリッジの連結が解除されることを特徴とす
る。
【0009】請求項8として、請求項1に記載する熱転
写記録媒体用複合カートリッジで、収納されたロール状
熱転写受像シートの巻き終わりに開けられた穴に、熱転
写記録媒体用複合カートリッジ内に設けられたフックを
通すことにより、熱転写記録媒体用複合カートリッジ内
の任意の位置にロール状熱転写受像シートの巻終わりを
固定する機構を備えることを特徴とする。請求項9とし
て、請求項7に記載する熱転写記録媒体用複合カートリ
ッジで、熱転写プリンター装着の際に、印画開始のため
に要求される任意の位置にロール状熱転写受像シートの
巻き終わりを配置することを特徴とする。
【0010】次に、請求項10として、本発明の熱転写
プリンターは、長尺状の連続した熱転写シートを供給ボ
ビンに巻き上げたロールからそのロールの巻き終わりを
巻上げボビンに接着させた一対のロール形態の熱転写シ
ートと、供給ボビンに巻き上げたロール状熱転写受像シ
ートとを合わせて収納し、ロール状熱転写受像シートを
保持する第1カートリッジ部と、熱転写シートを保持す
る第2カートリッジ部からなり、それらのカートリッジ
部が一体化されて連結された熱転写記録媒体用複合カー
トリッジを用い、熱転写プリンターへ該複合カートリッ
ジを装着時に両者の連結が解除され、記録部にて熱転写
記録が開始されることを特徴とする。
【0011】請求項11として、請求項10に記載する
熱転写プリンターに、ガイドが設けられていて、熱転写
記録媒体用複合カートリッジを熱転写プリンターに装着
の際に、該ガイドに沿って、第1カートリッジと第2カ
ートリッジが別々に移動することにより、第1カートリ
ッジと第2カートリッジの連結が解除されることを特徴
とする。請求項12として、請求項10または11に記
載する熱転写プリンターに、熱転写記録媒体用複合カー
トリッジを装着時に、印画開始のために要求される任意
の位置にロール状熱転写受像シートの巻き終わりを配置
するように、誘導することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、発明の実施の形態を図面に
基づいて説明する。図1は本発明の熱転写記録媒体用複
合カートリッジである一つの実施形態を示す概略図であ
る。図1は、熱転写プリンターに装着した後の熱転写記
録媒体用複合カートリッジの状態を示す概略図であり、
長尺状の連続した熱転写シート2を供給ボビン3に巻き
上げたロール4からそのロールの巻き終わりを巻上げボ
ビン5に接着させた一対のロール形態の熱転写シート
と、供給ボビン7に巻き上げられたロール状熱転写受像
シート8とを、一つのカートリッジ1の中に合わせて収
納した熱転写記録媒体用複合カートリッジ1である。供
給ボビン7に巻き上げられたロール状熱転写受像シート
8の巻き終わりが複合カートリッジ1の開口部21から
外に誘導され、ガイドロール26からプラテンロール2
0を経由して、矢印の方向に搬送される。また、その時
に、長尺状の連続した熱転写シート2を供給ボビン3に
巻き上げたロール4からそのロールの巻き終わりを巻上
げボビン5に接着させた一対のロール形態の熱転写シー
トに対し、サーマルヘッド19が複合カートリッジ1の
外から開口部221を通って、プラテンロール20に熱
転写シート2と熱転写受像シート6を介して、接する位
置まで、降りてくる。そして、サーマルヘッド19の加
熱により、熱転写記録が行なわれる。図1では、凹み3
0の部分にプラテンロール20が配置されるようになっ
ているが、凹み30の部分にサーマルヘッド19を配置
することも可能であり、また凹みの形状も適宜、熱転写
プリンターの記録部の形状、位置に応じて変化させるこ
とができる。
【0013】図2も、本発明の熱転写記録媒体用複合カ
ートリッジである一つの実施形態を示す概略図である。
図2は、熱転写プリンターに装着する前の熱転写記録媒
体用複合カートリッジの状態を示す概略図であり、長尺
状の連続した熱転写シート2を供給ボビン3に巻き上げ
たロール4からそのロールの巻き終わりを巻上げボビン
5に接着させた一対のロール形態の熱転写シートと、供
給ボビン7に巻き上げられたロール状熱転写受像シート
8とを合わせて収納した熱転写記録媒体用複合カートリ
ッジ1である。図示したものは、ロール状熱転写受像シ
ート8を保持する第1カートリッジ部9と、熱転写シー
トを保持する第2カートリッジ部10から構成したもの
である。この複合カートリッジ1は、図示していない
が、熱転写プリンターに装着されると、第1カートリッ
ジ部と第2カートリッジ部が連結された状態から、一方
のカートリッジが、または両方のカートリッジが横にス
ライドしたり、上下方向に移動したり、両者の連結が解
除される。そして、熱転写シートと熱転写受像シートを
重ね合せて、熱転写記録が行なわれる。
【0014】図3(1)は、熱転写プリンターに装着す
る前の熱転写記録媒体用複合カートリッジの状態を示す
概略図である。長尺状の連続した熱転写シート2を供給
ボビン3に巻き上げた供給ロール4からその供給ロール
4の巻き終わりを巻上げボビン5に接着させた一対のロ
ール形態の熱転写シートと、供給ボビン7に巻き上げた
ロール状熱転写受像シート8とを合わせて収納した熱転
写記録媒体用複合カートリッジ1であり、ロール状熱転
写受像シート8を保持する第1カートリッジ部9と、熱
転写シート2を保持する第2カートリッジ部10とから
なり、それらのカートリッジ部9、10が第1カートリ
ッジ部9に有する第1ギア11と、第2カートリッジ部
10に有する第2ギア12とが、噛み合い、一体化され
て連結されている。
【0015】図3(1)では、ロール状熱転写受像シー
ト8を保持する第1カートリッジ部9の外枠内に、熱転
写シート2を保持する第2カートリッジ部10の全体が
収納されている。また、第1カートリッジ部9内に熱転
写シート2の巻き緩み防止機構14を備えていて、熱転
写記録媒体用複合カートリッジ1の運搬中や取扱い中に
熱転写シート2が巻き緩んで、シワ等の損傷が生じるの
を防止している。但し、その熱転写シート2の巻き緩み
防止機構14は、熱転写記録媒体用複合カートリッジ1
が熱転写プリンターへ装着されると、第2カートリッジ
部がスライドして移動できるような構造にしておく。ま
た、図3(1)において、第1ギア11と、第2ギア1
2とが噛み合う箇所、つまりギア機構部13に図示はし
ていないが、第2カートリッジ部10の第2ギア12付
近に、第1カートリッジ9内のロール状熱転写受像シー
ト8の巻き緩み防止機構を備えることが好ましく、それ
により熱転写記録媒体用複合カートリッジ1の運搬中や
取扱い中に熱転写受像シート6が巻き緩んで、シワ等の
損傷が生じるのを防止することができる。
【0016】次に、図3(1)の状態から、熱転写記録
媒体用複合カートリッジ1を熱転写プリンターに装着す
ると、図3(2)に示す状態を経由して、最終的に図3
(3)に示す状態となる。熱転写記録媒体用複合カート
リッジ1を熱転写プリンターに装着しようとすると、第
1カートリッジ9が上から押されて、熱転写プリンター
側に設置しているギアと、第1カートリッジ部9に有す
る第1ギア11とが噛み合って(図3(2)と図3
(3)には図示していない)、第1ギア11が時計回り
に回転する力が働く。この第1ギア11の回転に連動し
て、第2カートリッジ10に有する第2ギア12と第1
ギア11とが噛み合って、第2カートリッジ部10が矢
印に示すように、右方向にスライドしていく。(図3
(2)参照)
【0017】図3(2)に示す状態から、さらに第2カ
ートリッジ部10が右方向にスライドして、第1ギア1
1と第2ギア12との噛み合いが外れて、すなわち第1
カートリッジ部9と第2カートリッジ部10との連結が
解除されることになる。(図3(3)参照)ロール状熱
転写受像シート8の供給ボビン7に取り付けてある第1
ギア11を支えて、回転させるための駆動軸が熱転写プ
リンター側に設置してあり(図3(3)に図示してはい
ない)、熱転写記録媒体用複合カートリッジ1を熱転写
プリンターに装着し、装着完了すると同時に、熱転写プ
リンター側のその駆動軸が第1ギア11を支持、回転さ
せる位置に到達する。
【0018】また、同様に一対のロール形態の熱転写シ
ートの供給ボビン3に取り付けてあるギアと、巻上げボ
ビン5に取り付けてあるギアに対して、それぞれにその
ギアを支えて、回転させるための駆動軸が熱転写プリン
ター側に設置してあり(図3(3)に図示してはいな
い)、熱転写記録媒体用複合カートリッジ1を熱転写プ
リンターに装着し、装着完了すると同時に、熱転写プリ
ンター側のその駆動軸が各ギアを支持、回転させる位置
に到達する。これにより、第1カートリッジ部9と第2
カートリッジ部10との連結が解除されても、各カート
リッジは不安定にならずに、支えられ、かつ熱転写記録
の開始に伴って、熱転写シートと熱転写受像シートはそ
れぞれ供給ロールが回転し、搬送制御される。
【0019】また、図3(2)、(3)には図示してい
ないが、第2カートリッジ部10のスライド動作に連動
して、第1カートリッジ部9内のロール状熱転写受像シ
ート8の先端をサーマルヘッド等からなる記録部の設置
位置まで誘導することが可能な機構を熱転写記録媒体用
複合カートリッジに設置しておくことが好ましく、それ
により熱転写記録媒体用複合カートリッジを熱転写プリ
ンターに装着すれば、熱転写シート2と熱転写受像シー
ト6とが重なって、熱転写受像シート6の先端付近に位
置する熱転写記録部で、熱転写記録を容易に、またすぐ
に開始することができる。上記のロール状熱転写受像シ
ート8の先端を記録部の設置位置まで誘導可能な機構と
して、例えば熱転写プリンターへ装着する動作に連動し
て、ロール状熱転写受像シートの供給ボビンを回転させ
て、ロール状熱転写受像シートの先端を記録部位置まで
誘導して停止させる機構にすれば良い。
【0020】次に、本発明の熱転写記録方法を、図4を
参照して、説明する。上記に説明したような熱転写記録
媒体用複合カートリッジ1を用意し、そのカートリッジ
1に対応した熱転写プリンター15に熱転写記録媒体用
複合カートリッジ1を、熱転写プリンター15に設置し
てある支柱16の先端が熱転写記録媒体用複合カートリ
ッジ1の開口部21に入るように位置を合わせて、下に
移動させる。(図4(1)参照)但し、熱転写プリンタ
ー15の上部には開口部23が設けられていて、図示は
していないが、開口部23から下に向かって、熱転写記
録媒体用複合カートリッジ1がスムーズに、定められた
位置に収納されるように、ガイド部材を設けることが望
ましい。そのガイド部材に沿って、熱転写記録媒体用複
合カートリッジ1を熱転写プリンター15へ挿入すれ
ば、熱転写プリンター15に設置してある支柱16の先
端を熱転写記録媒体用複合カートリッジ1の開口部21
に、容易に入るようにすることができる。
【0021】熱転写記録媒体用複合カートリッジ1が下
に移動し、熱転写プリンター15の底部に熱転写記録媒
体用複合カートリッジ1の底部が近づいていく。その際
に、第1カートリッジ9が上から押されて、熱転写プリ
ンター15側に設置している支柱16のギア17と、第
1カートリッジ部9に有する第1ギア11とが噛み合っ
て、第1ギア11が時計回りに回転する力が働く。この
第1ギア11の回転に連動して、第2カートリッジ10
に有する第2ギア12と第1ギア11とが噛み合って、
第2カートリッジ部10が矢印に示すように、右方向に
スライドしていく。(図4(1)参照)
【0022】図4(1)に示す状態から、さらに熱転写
記録媒体用複合カートリッジ1が下に移動し、熱転写プ
リンター15の底部に熱転写記録媒体用複合カートリッ
ジ1の底部が到達し、かつ第1ギア11と熱転写プリン
ター側の支柱ギア17とが噛み合って、第1ギア11が
回転し、その第1ギア11の回転と連動して、第1ギア
11と第2ギア12の噛み合いにより、第2カートリッ
ジ部10が右方向にさらにスライドし、第1ギア11と
第2ギア12との噛み合いが外れて、すなわち第1カー
トリッジ部9と第2カートリッジ部10との連結が解除
される。(図4(2)参照)
【0023】この時に、第2カートリッジ10が横にス
ライドして、第1カートリッジ部9内部に収納された状
態から、第2カートリッジ10の一部が外にはみ出る。
このはみ出しを可能にするために、第1カートリッジ9
に開口部22を設け、第1カートリッジ9と第2カート
リッジ10とが、そのスライドの際に衝突しないように
する。熱転写記録媒体用複合カートリッジ1には、上記
の開口部22と、熱転写プリンター15側の支柱16が
挿入できるようにする開口部21を設けるが、それらの
開口部は出入りに支障がない範囲で、出来るだけ小さく
して、中に収納されている熱転写受像シートさらには熱
転写シートに埃等が付着しにくいように、密閉性を向上
させることが望ましい。尚、第2カートリッジ10にお
いて、熱転写シート2と熱転写受像シート6を重ねて、
熱転写記録を行なう際、サーマルヘッド等の加熱手段が
行なえるように、部分的に開口部は必要であるが、その
開口部も上記と同様に、出来るだけ小さくして、熱転写
シートに埃等が付着しにくいように、密閉性を向上させ
ることが望ましい。
【0024】図4(2)に示したような第1カートリッ
ジ部9と第2カートリッジ部10との連結が解除された
直後の位置で、熱転写シート2と熱転写受像シート6と
を重ねて、熱転写プリンター15の熱転写記録媒体用複
合カートリッジ1の収納位置から外れた位置に熱転写記
録部を設け、熱転写記録を開始することが可能である。
この図2(2)に示したような状態で、熱転写記録部の
スペースが狭まれている場合に、熱転写記録を行なうに
は、例えばレーザー光を照射して、熱転写記録媒体に光
熱変換層を設ける等をして、熱転写記録を行なうことが
できる。
【0025】図4(1)から図4(2)に示すような状
態になる際に、第2カートリッジ部10のスライド動作
に連動して、第1カートリッジ部9内のロール状熱転写
受像シート8の先端が記録部の設置位置まで誘導され、
熱転写記録を行なうことが可能である。この時に、ロー
ル状熱転写受像シート8の供給ボビン7が、第1ギア1
1の回転と共に、回転して、ロール状熱転写受像シート
8の先端は、その回転量に応じて、図示した右方向に移
動して、記録部位置まで誘導される。図示してはいない
が、熱転写受像シート6の搬送路に沿って、ガイドロー
ルを熱転写受像シートの上下に挟み込んで配置すること
が好ましく、ロール状熱転写受像シート8の回転量に応
じて、ガイドロールが回転し、熱転写受像シート6の先
端が搬送されていく。そのガイドロールは熱転写プリン
ター側から制御されて、回転させることも可能であり、
あるいは熱転写受像シートの搬送に合わせて、連れ回り
にしても良い。
【0026】但し、図4(2)に示したものでは、熱転
写記録部を設けるスペースが狭いため、第2カートリッ
ジ10をさらに右方向にスライドさせ(このスライドは
ロール状熱転写受像シートの供給ボビンの回転動作に連
動せず、第2カートリッジ10のみを熱転写プリンター
側の制御により、移動させれば良い。)、第2カートリ
ッジ10の外面24が第1カートリッジ9の内面25と
接触して、スライドが限度の位置で、熱転写プリンター
15に有するサーマルヘッド19がプラテンロール20
に向かって降りてきて、熱転写シート2と熱転写受像シ
ート6とが接触する位置まできて、その熱転写シート2
と熱転写受像シート6とをサーマルヘッド19とプラテ
ンロール20で挟み込んで、熱転写記録が開始される。
(図4(3)参照)この図4(3)に示したものは、サ
ーマルヘッド19とプラテンロール20を用いた熱転写
記録部18にて、熱転写記録が行なわれる。
【0027】尚、図4(3)に示すような状態にせず、
第1ギア11を含んだ第1カートリッジと、第2ギア1
2を含んだ第2カートリッジの形状や配置、さらに熱転
写プリンターのギア付き支柱の形状や配置を調整するこ
とにより、図4(2)のように、熱転写プリンターへ熱
転写記録媒体用複合カートリッジを装着完了直後に、ロ
ール状熱転写受像シートの先端を記録部位置まで誘導す
るためのロール状熱転写受像シートの供給ボビンの回転
動作に連動して、第2カートリッジが記録部位置までス
ライドできるようにすることができる。
【0028】本発明の熱転写プリンターは、図4を参照
して、説明すると、上記に説明した熱転写記録媒体用複
合カートリッジ1の形状に合わせ、そのカートリッジ1
を装着できるように開口部23を設け、さらにロール状
熱転写受像シート8の第1ギア11と噛み合うように、
ギア17付きの支柱16が取付けられている。また、熱
転写記録媒体用複合カートリッジ1が熱転写プリンター
15に装着した後に、第2カートリッジ10が第1カー
トリッジ9の外形からはみ出してスライドされた位置
で、熱転写記録部18を設け、さらに熱転写記録された
熱転写受像シート6(印画物)を熱転写プリンター15
の外部に搬出する出口がある。
【0029】また、熱転写記録媒体用複合カートリッジ
1を熱転写プリンター15へ装着する動作に連動して、
ロール状熱転写受像シート8の供給ボビン7が、支柱1
6に有するギア17と第1ギア11とが噛み合って、回
転できるような回転機構を熱転写プリンター15には有
する。さらに、この回転機構により、ロール状熱転写受
像シート8の供給ボビン7の回転動作に連動して、第2
カートリッジ10を記録部位置までスライドする機構を
有する。そして、第2カートリッジ部10がスライドし
て、第1カートリッジ部9と第2カートリッジ部10と
の連結が解除され(第1ギア11と第2ギア12との噛
み合いが外れ)、記録部にて熱転写記録が開始される。
この第1カートリッジ部9と第2カートリッジ部10と
の連結が解除された状態で、熱転写記録が行なわれる際
に、第1カートリッジ部9内のロール状熱転写受像シー
ト8の供給ボビン7に取り付けられ、両者が一体化した
第1ギア11と噛み合うように、熱転写プリンター側か
らの駆動軸が移動して熱転写受像シートの搬送を制御す
る。
【0030】さらに、第1カートリッジ部9と第2カー
トリッジ部10との連結が解除された状態で、熱転写記
録が行なわれる際に、第2カートリッジ部10内の熱転
写シート2を巻いた供給ロール4の供給ボビン3にはそ
のボビン3を回転させるためのギアを取り付け、さらに
供給ロール4の巻き終わりを巻上げボビン5に接着させ
て、その巻上げボビン5にそのボビン5を回転させるた
めのギアを取り付け、上記のそれら2つのボビン回転用
ギアの少なくとも一つのギアと噛み合うように、熱転写
プリンター側からの駆動軸が移動して熱転写シートの搬
送を制御する。上記の第1カートリッジ部9と第2カー
トリッジ部10との連結が解除された状態での熱転写受
像シートと熱転写シートの搬送制御により、熱転写記録
が行なわれるが、この熱転写記録、そのものの方法は従
来の方法を使用することができる。図4で示したもの
は、複合カートリッジを熱転写プリンターへ装着する
と、第2カートリッジ部が横方向にスライドして、第1
カートリッジ部との連結が解除される例であったが、こ
れに限定されず、例えば、第2カーリッジ部が上方向に
移動したり、あるいは第1カートリッジと第2カートリ
ッジの両者が上下方向、左右方向等に移動して、両者の
連結が解除するように、ギアの配置を変えて、複合カー
トリッジの設計を行なうことが可能である。
【0031】また、図5は、本発明の熱転写記録媒体用
複合カートリッジである一つの実施形態を示す概略図で
ある。図5(1)は、熱転写プリンターに装着する前と
後の熱転写記録媒体用複合カートリッジの状態を示す概
略図(側面)である。長尺状の連続した熱転写シート2
を供給ボビンに巻き上げたロールからそのロールの巻き
終わりを巻上げボビンに接着させた一対のロール形態の
熱転写シートを保持、収納した第2カートリッジ部10
と、供給ボビンに巻き上げられたロール状熱転写受像シ
ート8を保持、収納した第1カートリッジ部9から構成
された熱転写記録媒体用複合カートリッジ1である。ま
た、図5(2)は図5(1)に示した複合カートリッジ
1の正面図を示す概略図である。
【0032】まず、熱転写プリンター15へ装着する前
に、第2カートリッジ部10には第1カートリッジ9内
のロール状熱転写受像シート8の巻き緩み防止機構27
を備えていて、複合カートリッジ1の運搬や取扱い中
に、ロール状熱転写受像シート8の巻きが緩むことがな
いようにしている。また、熱転写プリンター15へ装着
する前に、第1カートリッジ部9が第2カートリッジ1
0内のロール状熱転写シート2の巻き緩み防止機構14
を備えていて、複合カートリッジ1の運搬や取扱い中
に、ロール状熱転写シート2の巻きが緩むことがないよ
うにしている。また、複合カートリッジ1の第1カート
リッジ部9にはガイド溝29が設けられ、第2カートリ
ッジ部10にもガイド溝29が設けられている。そし
て、複合カートリッジ1を熱転写プリンター15に装着
すると、各ガイド溝29と、熱転写プリンター15に設
置してあるガイドレール28とが嵌まって、ガイドレー
ル28に沿って、第1カートリッジ9と第2カートリッ
ジ10が別々に移動することにより、図5(1)の矢印
の右方向に示すように、第1カートリッジ部9と第2カ
ートリッジ部10との連結が解除され、またロール状熱
転写シート及びロール状熱転写受像シートの巻緩み防止
機構が解除される。
【0033】図6は、本発明の熱転写記録媒体用複合カ
ートリッジである一つの実施形態を示す概略図であり、
長尺状の連続した熱転写シート2を供給ボビン3に巻き
上げたロール4からそのロールの巻き終わりを巻上げボ
ビン5に接着させた一対のロール形態の熱転写シート
と、供給ボビン7に巻き上げられたロール状熱転写受像
シート8とを、一つのカートリッジ1の中に合わせて収
納した熱転写記録媒体用複合カートリッジ1である。供
給ボビン7に巻き上げられたロール状熱転写受像シート
8の巻き終わりが複合カートリッジ1の開口部21から
外に誘導され、複合カートリッジ1の外面に設けられた
フック31に、熱転写受像シートの先端部に有する穴3
2を引っ掛けておく。(図6のAの位置) この状態で、ロール状熱転写受像シート8は供給ボビン
7に有するギア(図示していない)と熱転写プリンター
側の駆動軸(ギア)とが噛み合って、回転を固定してお
くため、熱転写記録前には、ロール状熱転写受像シート
8の巻き緩みは生じないで、図示した状態を維持でき
る。次に、熱転写受像シート6が矢印の方向に引っ張ら
れると、熱転写受像シート6の先端部が破断して巻き取
られる。(図6のAの位置付近)
【0034】また、図6において、供給ボビン7に巻き
上げられたロール状熱転写受像シート8の巻き終わりが
Bに示す位置にある場合、複合カートリッジ1の内面に
設けられたフック31に、熱転写受像シートの先端部に
有する穴32を引っ掛けておく。(図6のBの位置) この状態で、ロール状熱転写受像シート8は供給ボビン
7に有するギア(図示していない)と熱転写プリンター
側の駆動軸(ギア)とが噛み合って、回転を固定してお
くため、熱転写記録前には、ロール状熱転写受像シート
8の巻き緩みは生じないで、図示した状態を維持でき
る。次に、熱転写受像シート6が矢印(点線)の方向に
引っ張られると、熱転写受像シート6の先端部の穴32
がフック31から外れる。(図6のBの位置付近) 図6に示したロール状熱転写受像シート8の巻き終わり
がAの位置、あるいはBの位置のいずれであっても、熱
転写受像シートの先端部がフック31から離れて、フリ
ーになり、図示していないが、熱転写プリンター側に設
置してあるピックアップロール、ガイドロール等を用い
て、熱転写受像シートの巻き終わり(先端部)を、熱転
写記録部の方向(印画開始のために要求される任意の位
置)へ誘導する。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の熱転写記
録媒体用複合カートリッジは、長尺状の連続した熱転写
シートを供給ボビンに巻き上げたロールからそのロール
の巻き終わりを巻上げボビンに接着させた一対のロール
形態の熱転写シートと、供給ボビンに巻き上げられたロ
ール状熱転写受像シートとを合わせて収納したことを特
徴とする。これにより、熱転写プリンタに熱転写シート
と熱転写受像シートの熱転写記録媒体を装着する際、そ
の両方の熱転写記録媒体が合わせて収納されたカートリ
ッジを使用しているため、一度に装着でき、手間がかか
らない。また、取り扱い上、熱転写記録媒体に埃や手垢
等が付着することがなく、優れた熱転写画像の品質を有
した印画物が得られ、さらに熱転写プリンターの小型化
を可能にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱転写記録媒体用複合カートリッジで
ある一つの実施形態を示す概略図である。
【図2】本発明の熱転写記録媒体用複合カートリッジで
ある一つの実施形態を示す概略図である。
【図3】本発明の熱転写記録媒体用複合カートリッジで
ある一つの実施形態を示す概略図である。
【図4】本発明の熱転写記録方法を、説明する概略図で
ある。
【図5】本発明の熱転写記録媒体用複合カートリッジで
ある一つの実施形態を示す概略図である。
【図6】本発明の熱転写記録媒体用複合カートリッジで
ある一つの実施形態を示す概略図である。
【符号の説明】
1 熱転写記録媒体用複合カートリッジ 2 熱転写シート 3 供給ボビン(熱転写シート) 4 供給ロール(熱転写シート) 5 巻上げボビン 6 熱転写受像シート 7 供給ボビン(熱転写受像シート) 8 ロール状熱転写受像シート 9 第1カートリッジ 10 第2カートリッジ 11 第1ギア 12 第2ギア 13 ギア機構部 14 巻き緩み防止機構(熱転写シート) 15 熱転写プリンター 16 支柱(熱転写プリンター) 17 ギア(支柱) 18 熱転写記録部 19 サーマルヘッド 20 プラテンロール 21、22、221、222 開口部(熱転写記録
媒体用複合カートリッジ) 23 開口部(熱転写プリンター) 24 第2カートリッジの外面 25 第1カートリッジの内面 26 ガイドロール 27 巻き緩み防止機構(熱転写受像シート) 28 ガイドレール 29 ガイド溝 30 凹み 31 フック 32 穴(熱転写受像シート先端部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 広井 順一 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 Fターム(参考) 2C060 AA04 2C068 AA06 EE27 EE78 2H111 AA53 BA11 BA14 CA11

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺状の連続した熱転写シートを供給ボ
    ビンに巻き上げたロールからそのロールの巻き終わりを
    巻上げボビンに接着させた一対のロール形態の熱転写シ
    ートと、供給ボビンに巻き上げられたロール状熱転写受
    像シートとを合わせて収納したことを特徴とする熱転写
    記録媒体用複合カートリッジ。
  2. 【請求項2】 熱転写プリンター装着の際、熱転写プリ
    ンターの熱転写記録部が熱転写記録媒体用複合カートリ
    ッジ内に入り込み、印画開始できるように熱転写記録媒
    体用複合カートリッジに開口部を設けたことを特徴とす
    る請求項1に記載する熱転写記録媒体用複合カートリッ
    ジ。
  3. 【請求項3】 ロール状熱転写受像シートを保持する第
    1カートリッジ部と、熱転写シートを保持する第2カー
    トリッジ部からなり、それらのカートリッジ部が一体化
    されて連結し、且つ熱転写プリンターへ装着時には両者
    の連結が解除され、熱転写記録に使用されることを特徴
    とする請求項1または2に記載する熱転写記録媒体用複
    合カートリッジ。
  4. 【請求項4】 熱転写プリンターへ装着時には第2カー
    トリッジ部をスライドさせて、両者のカートリッジの連
    結が解除され、熱転写記録に使用されることを特徴とす
    る請求項3に記載する熱転写記録媒体用複合カートリッ
    ジ。
  5. 【請求項5】 熱転写プリンターへ未装着時に第2カー
    トリッジ部が第1カートリッジ内のロール状熱転写受像
    シートの巻き緩み防止機構を備え、熱転写プリンター装
    着の際に第1カートリッジ部と第2カートリッジ部の連
    結が解除されることにより、巻緩み防止機構が解除され
    ることを特徴とする請求項3または4に記載する熱転写
    記録媒体用複合カートリッジ。
  6. 【請求項6】 熱転写プリンターへ未装着時に第1カー
    トリッジ部が第2カートリッジ内のロール状熱転写シー
    トの巻き緩み防止機構を備え、熱転写プリンター装着の
    際に第1カートリッジ部と第2カートリッジ部の連結が
    解除されることにより、巻緩み防止機構が解除されるこ
    とを特徴とする請求項3または4に記載する熱転写記録
    媒体用複合カートリッジ。
  7. 【請求項7】 熱転写プリンター装着の際に、熱転写プ
    リンター側に設けられたガイドに沿って、第1カートリ
    ッジと第2カートリッジが別々に移動することにより、
    第1カートリッジと第2カートリッジの連結が解除され
    ることを特徴とする請求項3に記載する熱転写記録媒体
    用複合カートリッジ。
  8. 【請求項8】 収納されたロール状熱転写受像シートの
    巻き終わりに開けられた穴に、熱転写記録媒体用複合カ
    ートリッジ内に設けられたフックを通すことにより、熱
    転写記録媒体用複合カートリッジ内の任意の位置にロー
    ル状熱転写受像シートの巻終わりを固定する機構を備え
    ることを特徴とする請求項1に記載する熱転写記録媒体
    用複合カートリッジ。
  9. 【請求項9】 熱転写プリンター装着の際に、印画開始
    のために要求される任意の位置にロール状熱転写受像シ
    ートの巻き終わりを配置することを特徴とする請求項7
    に記載する熱転写記録媒体用複合カートリッジ。
  10. 【請求項10】 長尺状の連続した熱転写シートを供給
    ボビンに巻き上げたロールからそのロールの巻き終わり
    を巻上げボビンに接着させた一対のロール形態の熱転写
    シートと、供給ボビンに巻き上げたロール状熱転写受像
    シートとを合わせて収納し、ロール状熱転写受像シート
    を保持する第1カートリッジ部と、熱転写シートを保持
    する第2カートリッジ部からなり、それらのカートリッ
    ジ部が一体化されて連結された熱転写記録媒体用複合カ
    ートリッジを用い、熱転写プリンターへ該複合カートリ
    ッジを装着時に両者の連結が解除され、記録部にて熱転
    写記録が開始されることを特徴とする熱転写プリンタ
    ー。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載する熱転写プリンタ
    ーに、ガイドが設けられていて、熱転写記録媒体用複合
    カートリッジを熱転写プリンターに装着の際に、該ガイ
    ドに沿って、第1カートリッジと第2カートリッジが別
    々に移動することにより、第1カートリッジと第2カー
    トリッジの連結が解除されることを特徴とする熱転写プ
    リンター。
  12. 【請求項12】 請求項10または11に記載する熱転
    写プリンターに、熱転写記録媒体用複合カートリッジを
    装着時に、印画開始のために要求される任意の位置にロ
    ール状熱転写受像シートの巻き終わりを配置するよう
    に、誘導することを特徴とする熱転写プリンター。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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