JP2005074728A - 熱転写式記録装置 - Google Patents

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Hideaki Kawada
秀昭 川田
Noriyuki Arai
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Abstract

【目的】熱転写式記録装置に用いるインクシートの残量を使用者が外部から常に容易に把握できるようにし、インクシートカセットを装填する時にも同様にインクシートの残量を容易に確認できるようにする。
【構成】インクシート13が巻回されてインクカセット10内に装着されるボビン軸11にフランジ部11cを設け、該フランジ部に孔を開け、インクカセットの側面に前記フランジ部の孔を通して前記ボビン軸のインクシート巻回量を把握可能なリボン観察孔を設け、さらに、記録装置の外装部側面にも前記リボン観察孔を通して前記ボビン軸のインクシート巻回量を外部から把握できるリボン観察窓を設ける。また、前記リボン観察孔を照射する照明手段を設ける。
【選択図】 図11

Description

本発明は、画像情報を基づいて記録紙等の被記録材に画像を形成するプリンタや印刷装置などの記録装置であって、記録手段として複数の加熱素子を有する加熱手段により、インクシート上のインクを被記録材に転写して記録する熱転写式記録装置に関する。
プリンタや印刷装置なとの記録装置は、記録方式に応じて、熱転写式記録装置、インクジェット記録装置、レーザー記録装置、ワイヤードット記録装置などに分類できる。そのうち、熱転写式記録装置は、記録手段として複数の加熱素子を有する加熱手段により、インクシート上のインクを被記録材に転写して記録するものである。また、この熱転写式記録装置の一構成例として、例えば、印画用紙に感熱型の用紙を用い、主走査方向に配列された複数個の発熱体を選択的に駆動して用紙を副走査方向に搬送することにより、用紙にドットライン状に印画を行うライン熱転写式記録装置が存在する。近年、入力側としてのデジタルカメラやデジタルビデオカメラ、又はスキャナなどの画像を扱う入力機器の進歩に伴い、熱転写式記録装置に対する注目度が高くなっている。上記熱転写式記録装置は、静止画を記録するスチルカメラやビデオカメラなどによって撮像された電子情報を、コンピュータもしくは記録媒体を介して該装置によってプリント出力するのに好適な記録装置である。
例えばインクジェット記録装置などの他の方式の記録装置では、ドットを形成するか否かの2値の選択しかないために、小さなドットを記録紙に形成しながら誤差拡散等の手法でみかけの解像度と階調性を得ようとするのに対して、熱転写式記録装置の場合には、1つの画素を制御可能な熱の値を容易に変更できるため、1つの画素に対する階調性を多く取ることが可能になるので、インクジェット記録装置等の他の記録装置に比べて滑らかで高画質な画像を得ることができるという利点がある。また、熱転写式記録装置は、記録手段としてのサーマルヘッドの性能や用紙材料の性能も向上したために、仕上がり品位でも銀塩写真に見劣りしない画像プリントを得ることが可能であり、近年のデジタルカメラの進歩に歩調を合わせるように、特に自然画像用のプリンタとして注目されている。
そこで、上記の記録装置とデジタルカメラやデジタルビデオカメラなどの撮像機器を直接的に接続することなく、あるいは、一体的に構成して撮影された画像情報をコンピュータなどの画像情報を処理する機器を介することなく、直接的にプリント出力するシステムも登場している。こうしたシステムによれば、デジタルカメラやデジタルビデオカメラからの画像情報を簡単に写真的なプリントアウトを行うことが可能になり、大変便利である。さらに、記録装置をデジタルカメラ等の画像出力装置として用いるにあたっては、該記録装置に対しても、デジタルカメラの用途に応じたモバイル性を持つことがユーザに要求され、それに伴う小型化、軽量化等が必要とされている。
特開2001−151423には、記録装置の小型化及び部品点数の削減について記載されている。これは、記録媒体と、この記録媒体を印刷手段(記録手段)側へ搬送可能な搬送ローラとを備え、この搬送ローラの回転により、印刷時に記録媒体を印刷手段側に給紙する給紙動作と、印刷後の記録媒体を搬送方向と反対方向に戻し、この戻された記録媒体を排紙する排紙動作と、を可能にしたことを特徴とするプリント装置の給排紙機構が開示されている。これによれば、従来のプリンタの給排紙機構が持つ給紙ローラ及び排紙ローラの2つのローラを1つの搬送ローラに統一することで部品点数が少なくなり、プリンタの小型化にもつながるというものであり、非常に効果的である。
また、特開2001−260471には、プリント装置の小型化について記載されている。このプリント装置は、プリント装置の底面側に設けられ、用紙送り制御、インクリボン送り制御のうち少なくとも一方を制御する制御回路を有する制御基板と、プリント装置の一側面側に設けられ、電池接点が接続されるパワー基板と、前記制御基板と前記パワー基板を電気的に接続する接続手段と、を具備し、前記制御基板と前記パワー基板とは該制御基板の一端部側と該パワー基板の一端部側同士で接続し、接続された両基板は略L字状となってプリント装置内の外装よりに実装されることを特徴としている。このような構成は、プリント動作するのに必要な回路群を搭載した回路基板の実装形態や配置構成に改良を施すことにより、基板の実装面積を小さくすることができ、プリント装置の小型化にとって非常に効果的である。
本願に記載される発明についての先行技術文献には次のようなものがある。
特開2001−151423 特開2001−260471 特開2000−52629 特開2001−58453
しかしながら、上記従来例では十分な小型化、低コスト化及び高速化等に十分な解決方法を与えるものではなかった。また、従来の熱転写式記録装置では、利便性という点において、使用中のリボンカセットの残量を使用者が窺い知ることができないという不都合がある。この点の解決法として、特開2000−52629に次のような事項が開示されている。これは、プラテンに沿って往復動自在とされたキャリッジにサーマルヘッドを取付けるとともに、該キャリッジの上面にリボンカセット(インクシートカセット)の各リールに嵌合される送出しボビン及び巻取りボビンをそれぞれ配設し、前記キャリッジを移動させて前記巻取りボビンを回転させることにより、前記リボンカセットに収納されているインクリボン(インクシート)を巻取りながら、所望の記録を行なう熱転写プリンタにおけるインクリボンの状態検出装置であって、前記リボンカセットに収納されているインクリボンの種類を検出するインクリボン種類検出手段と、前記送出しボビンの角速度を検出する角速度検出手段と、前記インクリボン種類検出手段及び角速度検出手段からの検出信号によりリボンカセットに収納されているインクリボンの残量を演算するインクリボン残量演算手段とを有することを特徴とする熱転写プリンタにおけるインクリボンの状態検出装置である。そして、このような構成によって、前記送出しボビンの角速度の変化から、現在のリボン巻取り量を演算することにより、プリンタに設けた表示手段を用いて使用者にリボン残量を表示することができるというものである。
しかしながら、上記のような方法では、検出手段及び表示手段として新たに多くの部品を必要とし、小型化、軽量化、コストの面で使用者にとって性能の良いプリンタを提供することはできていないという技術的課題があった。第1の本発明はこのような技術的課題に鑑みてなされたものであり、第1の本発明の目的は、新たに煩雑な検出手段を用いることなく、使用者にリボンの残量を示すことができる熱転写式記録装置を提供することである。
さらに、熱転写式プリンタを更に小型化にする手段の1つとして、インクカセット(インクシートカセット)の装着方法の改良がある。従来インクカセットのプリント装置への装着は、サーマルヘッドの長手方向に装置本体側面から挿入するものが一般的であった。しかしながら、このような方法の場合、インクカセットに装着(収納)されたインクシートをサーマルヘッドとプラテンローラとの間に人の手で差し込むような状態になるため、装着時におけるサーマルヘッドとプラテンローラとの間隔を印画動作時に比べて余裕を持って広げておく必要があり、また、インクカセット自体の通過する空間の外周にもある程度のスペース的な余裕を持たせる必要があった。そのため、プリンタ装置内には、印画動作時に必要な空間の他に余分な無駄な空間が必要となり、装置本体が大型になってしまうという不都合があった。
このような課題の解決方法として、装置本体の構成を、プラテンローラをエンジンフレームに支持させ、サーマルヘッドを該フレームに対して開閉可能な蓋に取り付けるような構成とする方法が考えられる。このような構成を採れば、前記蓋を閉じた状態においてインクカセットを側面から装着する際に必要であった無駄な空間を設けなくても、インクカセット装着時に該蓋を開くことによりプラテンローラとサーマルヘッドとの間に十分な空間を作り出すことができ、その空間にインクカセットを置いて該蓋を閉じればインクカセットの装填が完了する。
しかし、このような構成をとった場合、インクカセットのインクシートを巻き取るための駆動力被伝達部に係合するためのボビンがインクカセット装着時にインクカセット側面と干渉してしまうという不都合があった。そのため、インクカセット装着時に前記ボビンはその軸方向にインクカセットを避けるように退いていなくてはならない。特開2001−58453では、このような課題に対応するために、前記蓋の開閉軸にカムを設け、ボビンを該カムに常に接触させておき、蓋が開いているときにはボビンを退避させ、蓋が閉じた状態の時にはボビンが飛び出して駆動力被伝達部に係合する状態にさせるという手法を提案している。しかしながら、このような方法では、蓋の開閉に応じてリボン巻取り側のボビンのみを移動させることしかできない。
熱転写プリンタに用いるインクカセットは、使用者の手に渡るまでの搬送時等の間にリボンが緩んでしまうことを防ぐために、インクシート供給軸とインクシート巻取り軸を弾性体で片側に押付けて回転できないようにしているのが一般的である。この緩み防止機構の解除は、両軸の係合部にそれぞれボビンを押し込んでバネによる軸の押付けを解除することによって行っている。したがって、上述した従来例では、巻取り軸側のボビンの移動しか行えておらず、供給軸側のボビンの移動が実現できていないという不都合な点があった。第2の本発明はこのような技術的課題に鑑みてなされたものであり、第2の本発明の目的は、プラテンローラをエンジンフレームに支持させ、サーマルヘッドを該フレームに対して開閉可能な蓋に取り付けた構成の熱転写式記録装置においても、前記蓋の開閉に対応してリボン巻取り用のボビンとリボン供給側のボビンとがそれぞれ軸方向に移動できるようにすることで、インクカセットの着脱を容易に行うことができる小型な熱転写式記録装置を提供することである。
第1の本発明は、上記目的を達成するため、記録手段としての複数の加熱素子を有する加熱手段により、インクシート上のインクを被記録材に転写して記録する熱転写式記録装置において、装置本体内部に装填されるインクシートカセットの供給ボビン軸の端部にフランジ部を設け、前記該フランジ部に供給ボビン軸上のインクシートの巻回状態を観察できる孔を形成し、前記インクシートカセットの側面に前記孔を通してインクシートの巻回量を確認できる観察孔を形成し、装置本体内部に前記フランジ部に照明を当てる照明手段を設けるとともに、装置本体の外装に前記フランジ部を見ることができる観察窓を設けることを特徴とする。このような構成により、使用者は目視によってインクシートの残量を容易にかつ的確に把握することができる。上記構成においては、更に、前記フランジ部に前記インクシートの巻回量を示すスケールが表示されている構成とすることにより、使用者がより正確にリボン残量を認知できるようにすることが好ましい。
第2の本発明は、上記目的を達成するため、記録手段としての複数の加熱素子を有する加熱手段により、インクシート上のインクを被記録材に転写して記録する熱転写式記録装置において、装置本体に装填されるインクシートカセットのボビン軸を回動させるためのボビン駆動部と、該インクシートカセットのボビン軸に回転抵抗を付与する回転抵抗部と、を備え、前記ボビン駆動部は、インクシートカセットが脱着可能な状態のときは前記ボビン軸が軸方向に移動して係合が外れ、インクシートカセットが装填された状態では該ボビン軸に回転力伝達可能に係合し、前記回転抵抗部は、インクシートカセットが脱着可能な状態のときは前記ボビン軸が軸方向に移動して係合が外れ、インクシートカセットが装填された状態では該ボビン軸に係合するように構成されていることを特徴とする。
このような構成により、装置本体の上蓋を開いてインクシートカセットを装填するような熱転写式記録装置において、インクシートカセット着脱時にはボビンが係合位置から退避することから、容易にインクシートカセットの着脱を行うことが可能になる。上記構成においては、更に、前記ボビン駆動部と前記回転抵抗部は、記録手段としての前記加熱手段の回動動作に連動して前記ボビン軸との係合が外れる構成とすることにより、新たに駆動力源を必要しない安価な構成で、インクシートカセットの着脱作業の容易化を実現することが好ましい。
第1の本発明によれば、装置本体内部に装填されるインクシートカセットの供給ボビン軸の端部にフランジ部を設け、前記該フランジ部に供給ボビン軸上のインクシートの巻回状態を観察できる孔を形成し、前記インクシートカセットの側面に前記孔を通してインクシートの巻回量を確認できる観察孔を形成し、装置本体内部に前記フランジ部に照明を当てる照明手段を設けるとともに、装置本体の外装に前記フランジ部を見ることができる観察窓を設ける構成とするので、使用者が目視によってインクシートの残量を容易にかつ的確に把握することができる熱転写式記録装置が提供される。
第2の本発明によれば、装置本体に装填されるインクシートカセットのボビン軸を回動させるためのボビン駆動部と、該インクシートカセットのボビン軸に回転抵抗を付与する回転抵抗部と、を備え、前記ボビン駆動部は、インクシートカセットが脱着可能な状態のときは前記ボビン軸が軸方向に移動して係合が外れ、インクシートカセットが装填された状態では該ボビン軸に回転力伝達可能に係合し、前記回転抵抗部は、インクシートカセットが脱着可能な状態のときは前記ボビン軸が軸方向に移動して係合が外れ、インクシートカセットが装填された状態では該ボビン軸に係合するように構成するので、インクシートカセット着脱時にボビンを係合位置から退避させることにより、容易にインクシートカセットの着脱を行うことができる熱転写式記録装置が提供される。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を具体的に説明する。なお、各図面を通して同一符号は同一又は対応部分を示すものである。図1〜図3は本発明を適用した記録装置の全体構成例を示す模式的縦断面図であり、図1は給紙時の状態を、図2は記録開始位置の状態を、図3は記録終了位置の状態をそれぞれ示す。図1〜図3において、記録をするときには、装置本体1に複数枚の被記録材(記録紙)Pを積載した用紙カセット2を差し込んで給紙準備を行う。この際、記録紙Pにはカードサイズ、Lサイズ、ポストカードサイズ等、複数種のサイズが用意されており、用紙カセット2の大きさもそれらに応じた幅と長さになる。用紙カセット2の底面にはレール状の突起が形成されており、これを装置本体1に設けた溝に嵌合させることにより記録紙Pのサイズに応じて幅の異なる用紙カセット2の幅方向の中心と装置本体1の幅方向の中心が一致するような位置揃えを行う。次いで給紙ローラ3で記録紙Pを1枚ずつ分離給送することにより給紙を行う。この際、記録紙Pは、駆動モータ26で回転駆動されるカムギア4(不図示)によって、バネ付勢された紙押し上げ板5を持ち上げることにより、用紙カセット2の一部を切り出して形成された押し上げプレート6によって給紙ローラ3に当接される。
給紙ローラ3によって搬送された記録紙Pは、ピンチローラ7と紙搬送ローラ8で構成された搬送ローラ対によって挟持されることで、記録部を往復搬送移動可能な状態になる。記録紙Pは、搬送ローラ対でさらに装置奥へ搬送され、記録紙先端Paは記録部(印画部)を通過し、さらに搬送されることで記録紙後端Pbが給紙ローラ3から離脱もしくは離脱直前の状態となる。つまり、経路切り替えフラップ9の下方を通して給紙された記録紙Pは、図2に示す記録開始位置(印画開始位置)の状態となり、記録紙Pはそれ以上は奥へ搬送されることはない。記録紙先端Paがインクカセット10とカセットガイド14との間に設けられた隙間を通過し、記録紙Pが紙送りガイド15で進行方向を変えて電池室53の上部を通過して本体後部上方から飛び出したところで、図2の印画開始位置になる。
記録動作(印画動作)は、図2の印画開始位置から記録用紙Pを装置手前方向に搬送しながら、図3に示す印画終了位置に到達させるまでの間に行われる。この印画動作のときには、用紙搬送経路は前述の印画開始までの搬送とは異なり、記録紙後端Pbが経路切り替えフラップ9の上方を通過する。そして、経路切り替えフラップ9の上方を通った記録紙Pは、給紙ローラ3と紙押さえローラ16との間を通過して装置本体1外に出て印画終了位置(図3)に至る。排紙時には印画終了位置からさらに装置手前へ向けて紙搬送を行い、記録紙先端Paが搬送ローラ対から切り離され、それ以降給紙ローラ3と紙押さえローラ16との保持力のみで記録紙Pを搬送しながら、該記録紙Pを給紙ローラ3から切り離して用紙カセット2上面に着地させる。
次に、記録部(印画部)について説明する。図示の記録装置は熱転写式記録装置であり、記録手段としてのサーマルヘッド18は複数の加熱素子を有する加熱手段で構成されている。この熱転写式記録装置においては、加熱手段としてのサーマルヘッド18によりインクシート13上のインクを被記録材(記録紙等)Pに加熱転写することで記録が行われる。印画部(記録部)においては、記録紙搬送経路を挟んでプラテンローラ17と記録情報に応じて発熱するサーマルヘッド18とが対向している。そして、インクカセット10に収納されてリボン送りされるインクシート13と記録紙Pとを、プラテンローラ17によってサーマルヘッド18側へ押し上げて圧接することで適当な圧力で圧着させ、サーマルヘッド18の発熱素子を選択的に加熱することにより、該記録紙Pに対する所定画像の熱転写記録が行われる。
また、この熱転写記録記録と同時に、記録紙P上の画像を保護するための保護層をオーバーコートする動作も行われる。前記プラテン17は、上下動可能に装着されており、後述する駆動モータ26で回転駆動されるカムギア4によってサーマルヘッド18側へバネ力に抗して押し上げられる。また、前記インクシート13には、熱溶融性又は熱昇華性インクを塗布した画像形成用のインク層と印画面を保護するために印画面上にオーバーコートされる前記オーバーコート層とが設けられている。前記インクシート13は、記録紙Pの印画領域を覆ってそのサイズと略等しいサイズでイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各インク層とオーバーコート(OP)層が並べて設けられたものであり、各層ずつ熱転写しては、記録紙Pを図2に示す印画開始位置に戻し、そこから色ごとの印画動作を繰り返しながら記録紙P上に順次重ねて熱転写される。
次にインクカセット(インクシートカセット)10について説明する。図4は図1中のインクカセット10の模式的斜視図であり、図5は図4のインクカセットの分解斜視図であり、図6は図4のインクカセットを装置本体に装填する時の状態を説明するための模式的斜視図である。なお、図5は図4のインクカセット10を下側から見たものである。インクカセット10はリボン供給部10aとリボン巻取り部10bと連結部10cとで構成されている。連結部10cは、筒状ケースから成るリボン供給部10aとリボン巻取り部10bとを連結するものである。供給ボビン軸11はリボン供給部10a内に、巻取りボビン軸12はリボン巻取り部10b内にそれぞれ組み込まれるものである。インクシート13は、その両端をそれぞれ供給ボビン軸11と巻取りボビン軸12に固定され、未使用の初期段階においてはその全てを供給ボビン軸11側に巻き回した状態でインクシートカセット(インクカセット)10内に組み込まれている。
供給ボビン軸11の一端部には、装置本体側の対応位置に突出退避可能に装着された供給側ボビン22aを回転力伝達可能に差し込むことができる円筒形状部11aが設けられ、同様に、巻取りボビン軸12の一端部には、装置本体側の対応位置に突出退避可能に装着された巻取りボビン22bを回転力伝達可能に差し込むことができる円筒形状部12aが設けられている。供給ボビン軸11及び巻取りボビン軸12には、それらの円筒形状部11a、12aと軸本体との間に、円盤状のつば11b、12bがそれぞれ設けられている。このつば11b、12bの円筒形状部11a、12a側の面には、放射状の凹凸が設けられている。
リボン供給部10a及びリボン巻取り部10bには、それぞれのボビン軸11、12のつば11b、12bを受ける内壁10d、10eが設けられ、内壁10d、10eのそれぞれには、ボビン軸11、12のつば11b、12bの凹凸部が係合することができるリブが設けられている。通常、リボン(インクカセット)未使用時には、ボビン軸11、12は内壁10d、10eにバネで押し当てられ、ボビン軸11、12のつば11b、12bの凹凸部と内壁10d、10eのリブとが係合することにより、ボビン軸11、12が外部からの衝撃や振動等により回転してしまうことを防いでいる。
リボンの巻取りは、次のような構成によって行われる。すなわち、供給ボビン軸11、巻取りボビン軸12それぞれの円筒形状部11a、12aを装置本体側に出入り可能に装着された供給側ボビン22a、巻取りボビン22bにそれぞれ差し込むことにより、前記ばねの押し付け力に反してボビン軸11、12を押し戻すことによりボビン軸11、12のつば11b、12bの凹凸部と内壁10d、10eのリブと係合を解除させて両ボビン軸11、12を回転自由にするとともに、供給ボビン軸11、巻取りボビン軸12の円筒形状部11a、12aの内側のリブに供給側ボビン22a、巻取りボビン22bの外周に形成したリブを係合させ、それによって、ボビン22(巻取りボビン22b)を回転駆動してボビン軸(巻取りボビン軸12)を回転させることにより、リボンの巻取り動作が行われる。
図6はインクシートカセット10を装置本体に装填する時の状態を示す模式的斜視図である。図6において、インクシートカセット(インクカセット)10の装置本体1への装着は、インクシート13を印画部のサーマルヘッド18とプラテンローラ17との間に位置させるように行わなければならない。本実施の形態においては、サーマルヘッド18を保持する上板19を上板軸20を中心に回転させながら開いて、サーマルヘッド18とプラテンローラ17との間に十分な空間を作り出すことにより、装置前方からのインクカセット10を装填可能な状態にする。前記上板軸20は装置本体に開閉可能(回動可能)に装着された上カバー24に設けられており、上板19と上カバー24とは同時に開閉可能なようにリンク(不図示)で連結されている。
また、上カバー24は、上記上板19の回転軸(上板軸)20とは異なる位置に設けられた回転軸24dを中心に回転する。インクカセット10の位置決めは、幅方向には左右のフレーム21に収まるように挿入し、インクカセット10のリボン供給部10a及びリボン巻取り部10bのそれぞれの底側の曲面を後カセットガイド14及び前カセットガイド49の上側の曲面に当接させることにより行われる。しかし、ボビン22(供給側ボビン22a、巻取りボビン22b)が巻取りボビン軸12に係合できる位置に常にあると、インクカセット10の装填時に該カセット10の側端部とボビン22とが干渉することになり、インクカセット10の装填を行うことができない。
そのために、上板19の開閉に合わせて装置本体1側のボビン22をその中心軸と垂直方向に前後させるとともに中心軸方向にも所定量だけ移動させる機構が設けられており、上板19の最大開口時にはボビン22の先端がフレーム21の外側に向けて逃げる(退避する)ことで、インクカセット(インクシートカセット)10を着脱するときの干渉が起きないような構成になっている。また、上板19を閉じたときには、装置本体1側のボビン22(巻取りボビン22b)が巻取りボビン軸12の円筒形状部12aと十分に係合する距離だけ飛び出す(突出してくる)ように構成されている。上板19を開いた状態ではサーマルヘッド18は装置外部に剥き出しの状態であり、印画中にはサーマルヘッド18の発熱体の温度は摂氏数100度に達するため、印画直後にユーザーがサーマルヘッド18に直接的に触れることを防止する必要がある。そのため、上板19が開口された時には、円筒形状を半分にした断面半円形状の保護カバー23によってサーマルヘッド18を全体的に覆うように構成されている。
図6において、保護カバー23の両端の突起軸(支持用突起)は、それぞれ、上板19の両端部に設けられた保持部で回動可能に支持されており、保護カバー23は前記突起軸を中心に回転自在である。保護カバー23の端部(図示の例では一方の端部)にはカム形状の突起が形成されており、このカム形状突起は上カバー24に設けられたレバー部(作動突起部)と常に当接している。外装カバー部材としての上カバー24の回転軸24dは上板19の回転軸20と異なる位置に別々に設けられているため、上板19にリンクで連結された上カバー24は、上板19を開閉する時に該上板19とずれながら連動して開閉される。この開閉の際の動きのずれによって、上カバー(外装カバー部材)24の前記レバー部が保護カバー23の前記カム形状突起を押し込むことにより、保護カバー23は開閉動作に連動して前記突起軸を中心に回転させられる。これによって、上板19を開口した時には保護カバー23がサーマルヘッド18に覆い被ってユーザーのサーマルヘッド18への接触を防ぎ、上板19を閉じたときには保護カバー23が上カバー24に当接する位置へ回転させられ、インクカセット10に覆い被さる形で収納されることでサーマルヘッド18を開放させるように構成されている。
次に、印画時のインクシート13の移動(巻取り)経路について説明する。インクカセット10を装填した後の印画時のリボン(インクシート)13は、図3に示すように、供給ボビン軸11から巻き解かれるとリボン供給部10aの出口縁部と摺動し、次にヘッドカバー46と摺動した後、プラテンローラ17とサーマルヘッド18の間で記録紙Pに圧着されながら加熱され、剥離板47まで記録紙Pと密着して搬送される。さらに、インクシート13は、剥離板47と摺動した後、搬送ローラ対7、8に向かう記録紙Pの搬送路に所定の角度を持つように設けられた角度軸48により記録紙Pから引き剥がされ、角度軸48と摺動した後、リボン巻取り部10bの入り口縁部上側と摺動しながら巻取りボビン軸12に巻き回される。
図7は図1の記録装置における駆動系としての駆動モータ25及びそのギア列25Gの構成を示す模式図であり、図8は図1の記録装置における駆動系としての駆動モータ26によって回転駆動されるギア列26G中のカムギアの表面(a)及び裏面(b)を示す模式図である。図7において、駆動モータ25の出力軸に固着されたカサバギア(傘歯ギア)27は対になる片方のカサバギア28と噛合し、カサバギア28と同軸にアイドルギア29が固定されている。紙搬送ローラ8と同軸の紙送りローラ駆動ギア30は、回転自在に常時噛合された3つのギアを介してアイドルギア29と連結(連動)されている。紙送りローラ駆動ギア支持軸31には、その軸を中心に回転自在に支持されたギアレバー32及びギアレバー33が取り付けられている。
ギアレバー32の先端部には、ボビン伝達ギア34を回転自在に軸支するボビン伝達ギア支持軸35が設けられている。ボビン伝達ギア34は、紙送りローラ駆動ギア30と常時噛合しながら紙送りローラ駆動ギア支持軸31を中心に公転可能に配置されている。ボビン伝達ギア34の図示右側にはボビンギア36が回転自在に配置されている。このボビンギア36は巻取りボビン軸12と同軸に配置されている。ボビンギア36は、ボビン伝達ギア34の公転動作により、ボビン伝達ギア34との噛合、噛合解除を選択できるように配置されている。
もう一方のギアレバー33の先端部には、給紙伝達ギア37を回転自在に軸支する給紙伝達ギア支持軸38が設けられている。給紙伝達ギア37は、紙送りローラ駆動ギア30と常時噛合しながら紙送りローラ駆動ギア支持軸31を中心に公転可能に配置されている。給紙伝達ギア37はピッチ径の異なるメインギア37aとサブギア37bで構成されている。給紙伝達ギア37の図示右側には給紙ローラ駆動ギア39が配置されている。この給紙ローラ駆動ギア39は給紙ローラ3と同軸に配置されている。給紙ローラ駆動ギア39は、給紙伝達ギア37の公転動作により、該給紙伝達ギア37のサブギア37bとの噛合、噛合解除を選択できるように配置されている。ギアレバー33とフレーム21との間には引っ張りバネ40が張架されており、通常状態では、ギアレバー33は図示の下方へ引き下ろされた状態にあり、給紙伝達ギア37のサブギア37bと給紙ローラ駆動ギア39との噛合は解除されている。
給紙伝達ギア支持軸38には該支持軸を中心に回転自在な揺動板41が取り付けられている。揺動板41の先端部に設けられた支持軸(揺動ギア支持軸)には、揺動ギア42が回転自在に軸支されている。揺動ギア42は、給紙伝達ギア37のサブギア37bと常時噛合しながら給紙伝達ギア支持軸38を中心に公転可能に配置されている。揺動ギア42の公転動作により、揺動ギア42と給紙ローラ駆動ギア39との噛合、噛合解除を選択できるように配置されている。図8に示すカムギア4は、駆動モータ26の駆動力によりギア列26Gを介して回転駆動されるものである。このカムギア4の表裏には、それぞれ2つずつ、合計4つのカムが形成されている。カムギア4の図1の正面側に向かって表側に相当する表面には、ギアレバー32の昇降用カム4aとギアレバー33の昇降用カム4bが配置されており、一方、裏側に相当する裏面には、紙押し上げ板5の昇降用カム4cとプラテンローラ17の昇降用カム4dが配置されている。
紙搬送ローラ(紙送りローラ)8を装置手前方向(印画動作時の方向、時計回り)に回転させるときには、紙送りローラ駆動ギア30を時計回りに回転させるように駆動する。これにより、紙送りローラ駆動ギア30に噛合するボビン伝達ギア34を時計回りに公転させ、ボビン伝達ギア34をボビンギア36に噛合させる。すると、ボビン伝達ギア34が紙送りローラ駆動ギア30と反対方向の反時計回りに回転していることから、ボビンギア36はボビン伝達ギア34と反対方向の時計回りに回転する。このボビンギア36の時計回りの回転により、印画動作時におけるリボンの巻取りが行われる。印画時にはこのような動作で何ら不都合はないが、紙搬送ローラ8が同じ方向に回転する排紙時には、リボンの巻取り動作は無用であるため、カムギア4によってギアレバー32を引き起こすことにより、強制的にボビン伝達ギア34とボビンギア36の噛合を解除する動作を行う。
印画時及び排紙時には記録用紙Pが給紙ローラ3の上側を通るため、紙送りローラ8と給紙ローラ3とを常に同一方向に回転させる必要がある。そのために、カムギア4を用いて引っ張りバネ40の張力に反してギアレバー33を強制的に引き起こすことにより、給紙伝達ギア37のサブギア37bと給紙ローラ駆動ギア39とが常に噛合している状態にする。そうすることにより、紙送りローラ駆動ギア30と給紙ローラ駆動ギア39が給紙伝達ギア37の逆回転を介して同一方向に回転することになる。これによって、紙搬送ローラ8と給紙ローラ3は共に時計回り方向(排紙方向)に回転駆動されることになる。一方、給紙時においては、記録紙Pが給紙ローラ3の下側を通るため、紙搬送ローラ8を反時計回りに回転させるとともに、給紙ローラ3を時計回りに回転させる必要がある。
そこで、給紙時には、カムギア4によるギアレバー33の強制引き起しを解除することにより該ギアレバー33を自動的に下降させるとともに、紙送りローラ駆動ギア30を給紙方向(反時計回り)に回転駆動する。すると、紙送りローラ駆動ギア30と常時噛合する給紙伝達ギア37のメインギア37aとサブギア37bが時計回りに回転し、サブギア37bに噛合する揺動ギア42が給紙伝達ギア支持軸38を中心に時計回りに公転し、揺動ギア42と給紙ローラ駆動ギア39が噛合する。従って、揺動ギア42が給紙伝達ギア37と反対方向の反時計回りに回転し、給紙ローラ駆動ギア39が揺動ギア42と反対方向の時計回りに回転する。これにより、給紙時における紙搬送ローラ8の反時計回り回転と給紙ローラ3の時計回り回転が実現される。
図9は図8のカムギア4の各回転位置における各機構の動作状態を示す図表である。図9において、カム回転位置Gはリボン巻取り用のモードであり、このモードでは、ボビンギア36を回転させるためギアレバー32の噛合解除は行わず、ボビン伝達ギア34をボビンギア36に噛合させておく。カム回転位置Hは給紙動作用モードであり、このモードでは、紙搬送ローラ8と給紙ローラ3を反対方向に回転させるためにギアレバー33を下降させ、紙送りローラ駆動ギア30を反時計回りに回転させることにより、給紙伝達ギア37及び揺動ギア42を介してて給紙ローラ駆動ギア39を時計回りに回転させる。これと同時に、用紙カセット2内の記録紙Pを給紙ローラ3に圧接させるためにカムギアのカム4cによって紙押し上げ板5を押し上げる。また、この給紙動作用モードでは、リボン13の巻き取りは無用であるので、ギアレバー32を押し上げてボビン伝達ギア34とボビンギア36との噛合を解除させる。
カム回転位置Jは印画用(記録用)のモードであり、このモードでは、リボン(インクシート)13を巻き取るためにギアレバー32の噛合解除は行わずに噛合位置に保持しておき、サーマルヘッド18とインクシート13と印画用紙Pとを互いに圧接させるためにプラテンローラ17を押し上げる。カム回転位置Kは排紙動作等の給紙・印画以外の紙搬送(紙送り)のためのモードであり、このモードでは、ギアレバー32を押し上げてボビン伝達ギア34とボビンギア36との噛合を解除させることにより、リボンを巻き取らせないようにする。
本実施の形態に係る記録装置には、記録紙(記録用紙)Pの有無を検出するための紙センサ、並びにリボンマーカー(インクシート上のマーク)を検出するためのリボンセンサが設けられている。これらのセンサは反射型フォトセンサで構成されている。すなわち、図1〜図3において、紙センサ43、44は、センサ位置における記録用紙の有無を確認することにより、印画実行中に記録用紙が搬送路を正しく通過しているかセンシングし、それによって、記録紙ジャム等の検出を行ったり、印画開始位置を決定するために用いられる。リボンセンサ45はインクシート13のY、M、CとOP層(オーバーコート層、保護層)の先頭にそれぞれマークされた色先頭検出用マーカーを検出することにより、インクシート13の各色シート領域の頭出しに用いられる。その場合、印画先頭色Yにのみマーカーが2本マークされており、他色M、C、OPと印画先頭色Yを区別することが可能である。
図10は本発明を適用した記録装置における印画動作のシーケンスを示すフローチャートである。次に、図10を用いて一連の印画動作のシーケンスを説明する。図10において、ステップS1では、ユーザーが不図示のプリントボタンもしくはデジタルカメラやデジタルビデオカメラからの印画指示などによってプリント動作(記録動作)を指示する。ステップS2では、装置本体1内部の処理回路でプリント指示を実行した機器との通信を開始し、処理回路ではプリント指示を実行した機器との間でプリントに必要な諸条件の確認や必要な画像情報の印画情報への画像処理などを行う。デジタルカメラDCのプリント画像情報について、接続されているプリント装置の機種にとって最適な色やシャープネス処理を行った後、デジタルカメラDCの画素数とプリント装置(記録装置)1から出力するプリントサイズに合わせた画素へ補間処理を行ってからプリント装置本体1へ画像情報を送出する。
印画準備が整ったところで、ステップS3において、制御手段により駆動モータ26を回転させてカムギア4を回転位置Gのリボン巻取りモードにし、駆動モータ25を回転させてリボンを巻取りながらリボンセンサ45で2本連続マーカーの検出を行うことにより、先頭色Yの頭出しを行う。ステップS4では、リボン頭出し終了後、駆動モータ26を回転させカムギア4を回転位置Hの給紙モードにし、用紙カセット2内の記録紙Pを給紙ローラ3に圧接させ、駆動モータ25を回転させて記録紙Pを装置本体1内に供給する。そして、紙センサ44、43で記録紙を検出しながら給紙を続行し、紙センサ44が用紙非検出になった地点から更に所定の回転量だけ駆動モータ25を回転させることにより、記録紙Pを図2に示すような印画開始位置にセットする。次いで、ステップS5において、駆動モータ26を回転させカムギア4を回転位置Jの印画モードにしてプラテンローラ17をサーマルヘッド18に向けて圧接させ、駆動モータ25を回転させて所定の紙搬送を行いながら、画像情報に基づいてサーマルヘッド18を発熱駆動することにより記録紙Pに対する最初のインク色の印画(熱転写記録)を行う。
最初インク色の印画を終了した後、ステップS6において、引き続き駆動モータ25を回転させるながら、駆動モータ26を回転させカムギア4を回転位置Gのリボン巻取りモードにしてリボンを巻き取ることにより、リボンセンサ45による次色の先頭マーカーの検出を行い、インクシート13の次色の頭出しを行う。次色の頭出しを終了した後、ステップS7において、駆動モータ26を回転させカムギア4を回転位置Kの用紙搬送モードにし、駆動モータ25をステップS4〜ステップS6における回転量と同じ回転量だけ逆回転させることにより、記録紙Pの用紙位置を図2に示すような印画開始位置に戻す。そして、次のインク色の印画を行い、Y、M、C、OPについて同様の印画動作を繰り返すことにより、所望の印画像を記録紙Pに転写記録する。ステップS8で、OP(保護層)の印画を終了したことから、印画動作が終了したことを判断する。次いで、ステップS9において、引き続き駆動モータ25を回転させながら、駆動モータ26を回転させてカムギア4を回転位置Kの用紙搬送モードにし、そのまま記録用紙を排出して、印画動作のシーケンスを終了する。
図11は本発明を適用した熱転写式記録装置のインクシートカセット10のリボン観察孔10fが設けられた壁面部を示す模式的部分側面図であり、図12は本発明を適用した熱転写式記録装置のインクシートカセット装着時の状態を示す模式的斜視図である。次に本発明を適用した熱転写式記録装置のインクシート(インクリボン)の残量チェックのための構成について説明する。図5及び図11に示すように、供給ボビン軸11には、そのボビン係合部(装置本体側のボビン22aとの係合部)の反対側の端部に、該ボビン軸11をインクカセット10のボビン係合部側へ付勢するバネを受けるためのフランジ11cが形成されている。前記フランジ11cには、ボビン側面(インクカセット側面)から供給ボビン軸11上のインクシート13の巻取り量(巻回量)を観察できる複数の孔が開けられている。インクカセット10のリボン供給部10aは、供給ボビン軸11がインクシート13を巻き回した状態で収納されている際に、インクカセット10の外部からフランジ11cの孔を通してインクシート13の巻取り量(巻回量)を確認できるように、ボビン係合側の反対側の壁面にリボン観察孔10fが設けられている。
図11はインクカセット10のリボン供給部10aをリボン観察孔10f側の真横から見た状態を示す図である。使用者はリボン観察孔10fを通してボビン軸11のフランジ11cを覗くことができ、該フランジ11cに設けられた孔を通してボビン軸11に巻き回されているインクシートを観察(視認)することができる。ボビン軸11のフランジ部11cには目盛りが記されており、使用者はその目盛りを基準にしてインクカセット10に残っているインクシート13の量を読み取ることができる。それによって、例えば記録紙Pの枚数にして、あと何枚程度の記録紙に記録(印画)することが可能であるかを判定することができる。
図12はインクカセット10を装置本体1に装填した状態の概略図である。装置本体の外装の側面には、装填されたインクカセット10のリボン観察孔10fを覗くことができる大きさの孔(リボン観察窓)59が形成されている。このリボン観察窓59は透明な樹脂によって透視可能に塞がれた窓になっている。装置本体の外装の裏側のリボン観察窓59の近傍には発光ダイオードが取り付けられており、インクカセット10を装着した状態で該ダイオードが発光してリボン観察孔10fを照明することにより、使用者がインクカセット10内のインクシート(リボン)の巻回状態を明瞭に観察できるように構成されている。
以上の説明から明らかなごとく、本実施例によれば、記録手段としての複数の加熱素子を有する加熱手段により、インクシート上のインクを被記録材に転写して記録する熱転写式記録装置において、装置本体1内部に装填されるインクシートカセット10の供給ボビン軸11の端部にフランジ部11cを設け、前記該フランジ部に供給ボビン軸上のインクシート13の巻回状態を観察できる孔を形成し、前記インクシートカセットの側面に前記孔を通してインクシートの巻回量を確認できる観察孔10fを形成し、装置本体内部に前記フランジ部に照明を当てる照明手段を設けるとともに、装置本体の外装に前記フランジ部を見ることができる観察窓59を設けるように構成されている。
図13は本発明を適用した熱転写式記録装置のボビン飛び出し機構を示す模式的斜視図であり、図14は図13のボビン飛び出し機構の分解斜視図である。次に本発明を適用した熱転写式記録装置のボビン飛び出し機構について説明する。図13及び図14において、供給側ボビン22aは供給側ボビン支持部材60を軸にして軸方向に平行移動可能に支持され、巻取りボビン22bも巻取りボビン支持部材61(61a、61b、61c)を軸にして軸方向に平行移動可能に支持されている。供給側ボビン支持部材60及び巻取りボビン支持部材61は、それぞれ、ボビン飛び出し機構支持部材62に設けられた支持軸に回動可能に固定されている。ボビン飛び出し機構支持部材62はその両端部でフレーム部21に固定されており、従って、ボビン飛び出し機構は、ボビン飛び出し機構支持部材62を介して、装置本体に取り付けられている。
巻取りボビン支持部材61は、図14に示すように、61a、61b、61cの3点の部品から成り、61bと61cとの間にはボビンギア36が同軸関係で配置されている。このボビンギア36は巻取りボビン支持部材61によって該巻取りボビン支持部材61とと独立に回動可能に支持されている。また、ボビンギア36は、バネ67により両側の部品から圧力を受けて挟持されており、片側の巻取りボビン支持部材61bとの間に配置された摩擦抵抗用フェルト68を介して、巻取りボビン支持部材61に対して一定の摩擦抵抗をもって、所定値以上の回転力を受けるときに自由に回動するように回動可能に支持されている。駆動モータ25によってギア群を介してボビンギア36に伝達された回転トルクは、前記摩擦抵抗を上回らない限り、巻取りボビン支持部材61に伝達され、巻取りボビン支持部材61の回転トルクは巻取りボビン22bに伝達される。
ボビン飛び出し機構支持部材62には、ボビン飛び出し駆動部材63が、ボビンの回転軸方向と直交して水平にのみ平行移動可能に支持されている。図示の例では、ボビン飛び出し駆動部材63は、ボビン飛び出し機構支持部材62に設けられた2本の支持軸にボビン飛び出し駆動部材63に形成された水平方向の長孔(溝孔)をスライド可能に係合させることにより、水平方向に平行移動可能に支持されている。ボビン飛び出し駆動部材63の両端部のそれぞれには、水平面内で所定方向に傾斜した溝(例えば45度溝)63a、63bが形成されている。そして、供給側ボビン22a側の溝63aには、供給側ボビン22aに回転軸を同じにして回動可能に連結される供給側ボビン連結部材64の突起部が摺動可能に嵌合(係合)されている。
また、巻取りボビン22b側の溝63bには、巻取りボビン22bに回転軸を同じにして回動可能に連結される巻取りボビン連結部材65の突起部が摺動可能に嵌合されている。本実施例では、ボビン飛び出し駆動部材63に設けられた溝63a、63bは、両ボビン22の平行移動可能な方向のベクトルとボビン飛び出し駆動部材63が平行移動可能な方向のベクトルにそれぞれ45度の角度をなすような方向に形成されており、両ボビン連結部材64、65はその溝63a、63bの方向にのみ平行移動可能にボビン飛び出し駆動部材63に嵌合(係合)されている。ボビン飛び出し駆動部材63と上板19とは、バネ性を持つ金属製の中間材を有する上板連結部材69によって連結されている。そのため、インクカセット10を装填するときなどに、上板19を開くと、該上板19の動きに連動して上板連結部材69がボビン飛び出し駆動部材63を装置後方(図示右上方向)へ引っ張るように作用する。
ボビン飛び出し駆動部材63の溝63a、63bに嵌合している両ボビン連結部材64、65は、それぞれが連結されている供給側ボビン22a、巻取りボビン22bがそれぞれのボビン支持部材60、61の軸方向にのみ平行移動が可能である。そのため、ボビン飛び出し駆動部材63が装置後方へと移動すると、両ボビン連結部材64、65は溝63a、63bに嵌合しながら両ボビン支持部材60、61の軸方向に(ボビン飛び出し駆動部材63側に)移動し、両ボビン連結部材64、65に連結された両ボビン(供給側ボビン22a及び巻取りボビン22b)もフレーム21から頭部を引っ込める方向に移動する。逆に、インクカセット10を装置本体内部に装填して上板19を閉じると、該上板19の動きに連動して、上板連結部材69がボビン飛び出し駆動部材63を装置前方(図示左下方向)へ押し出すように作用し、上記とは逆の動作が行われる。この逆方向の動作の作用によって、両ボビン22(供給側ボビン22a、巻取りボビン22b)はフレーム21から飛び出してインクカセット内の両ボビン軸(供給ボビン軸11、巻取りボビン軸12)と係合し、インクカセット10が正常動作可能に装填された状態となる。
本実施例によれば、記録手段としての複数の加熱素子を有する加熱手段により、インクシート上のインクを被記録材に転写して記録する熱転写式記録装置において、装置本体1に装填されるインクシートカセット10のボビン軸11又は12を回動させるためのボビン駆動部と、該インクシートカセットのボビン軸に回転抵抗を付与する回転抵抗部と、を備え、前記ボビン駆動部は、インクシートカセットが脱着可能な状態のときは前記ボビン軸が軸方向に移動して係合が外れ、インクシートカセットが装填された状態では該ボビン軸に回転力伝達可能に係合し、前記回転抵抗部は、インクシートカセットが脱着可能な状態のときは前記ボビン軸が軸方向に移動して係合が外れ、インクシートカセットが装填された状態では該ボビン軸に係合するように構成されている。また、前記ボビン駆動部と前記回転抵抗部は、記録手段としての前記加熱手段18の回動動作に連動して前記ボビン軸との係合が外れるように構成されている。
なお、以上の実施の形態では、熱転写式記録装置が被記録材の全幅または一部をカバーする長さのラインタイプのサーマルヘッドを用いて副走査のみで記録するライン型記録装置である場合を例に挙げて説明したが、本発明は、サーマルヘッドを主走査方向に移動させながら記録するシリアル型記録装置の場合にも、同様に適用することができ、同様の効果を達成し得るものである。また、本発明は、単色記録を行う記録装置、1個または複数個の記録ヘッドを用いて複数の異なる色で記録するカラー記録装置、同一色彩で異なる濃度の複数濃度で記録する階調記録装置、さらには、これらを組み合わせた記録装置などの場合にも、同様に適用することができ、同様の効果を達成しうるものである。
本発明を適用した熱転写式記録装置の概略構成を示す模式的縦断面図である。 図1の熱転写式記録装置において記録用紙が印画開始位置にあるときの状態を示す模式的縦断面図である。 図1の熱転写式記録装置において記録用紙が印画終了位置にあるときの状態を示す模式的縦断面図である。 図1中のインクカセットの模式的斜視図である。 図4のインクカセットの分解斜視図である。 図4のインクカセットを記録装置に装填する時の状態を示す模式的斜視図である。 図1の熱転写式記録装置の駆動力伝達系におけるギア列を説明するための模式図である。 図1の熱転写式記録装置における駆動系に使用されるカムギアの表面(a)及び裏面(b)を示す模式的正面図である。 図8のカムギアの各回転位置における動作内容を示す図表である。 本発明を適用した熱転写式記録装置における印画動作のシーケンスを示すフローチャートである。 本発明を適用した熱転写式記録装置のインクシートカセットのリボン供給部の構成を示す部分側面図である。 本発明を適用した熱転写式記録装置においてインクシートカセットを装着した時の外観の状態を示す模式的斜視図である。 本発明を適用した熱転写式記録装置のボビン飛び出し機構を示す模式的斜視図である。 図13のボビン飛び出し機構を分解して示す模式的斜視図である。
符号の説明
1 装置本体
2 用紙カセット
3 給紙ローラ
4 カムギア
4a ギアレバー32昇降用カム
4b ギアレバー33昇降用カム
4c 押し上げ板昇降用カム
4d プラテンローラ昇降用カム
5 押し上げ板
6 押し上げプレート
7 ピンチローラ
8 紙搬送ローラ(紙送りローラ)
9 経路切り替えフラップ
10 インクカセット(インクシートカセット、リボンカセット)
10a リボン供給部
10b リボン巻取り部
10c 連結部材
10d、10e ボビン軸係合用内壁
10f リボン観察孔
11 供給ボビン軸
12 巻取りボビン軸
13 インクシート(リボン)
14 後カセットガイド
15 紙送りガイド
16 紙押さえローラ
17 プラテンローラ
18 サーマルヘッド(記録手段、加熱手段)
19 上板
20 上板軸
21 フレーム
22 ボビン
22a 供給側ボビン
22b 巻取りボビン
23 保護部材(保護カバー)
24 上カバー(外装カバー部材)
24d 回転軸
25、26 駆動モータ
27、28 カサバギア
29 アイドルギア
30 紙送りローラ駆動ギア
31 紙送りローラ駆動ギア支持軸
32、33 ギアレバー
34 ボビン伝達ギア
35 ボビン伝達ギア支持軸
36 ボビンギア
37 給紙伝達ギア
37a メインギア
37b サブギア
38 給紙伝達ギア支持軸
39 給紙ローラ駆動ギア
40 引っ張りバネ
41 揺動板
42 揺動ギア
43、44 紙センサ
45 リボンセンサ
46 ヘッドカバー
47 剥離板
48 角度軸
49 前カセットガイド
59 リボン観察窓
60 供給側ボビン支持部材
61 巻取りボビン支持部材
62 ボビン飛び出し機構支持部材
63 ボビン飛び出し駆動部材
63a、63b 溝
64 供給側ボビン連結部材
65 巻取りボビン連結部材
67 バネ
68 摩擦抵抗用フェルト
69 上板連結部材
P 記録紙(被記録材、記録用紙)
Pa 用紙先端
Pb 用紙後端

Claims (4)

  1. 記録手段としての複数の加熱素子を有する加熱手段により、インクシート上のインクを被記録材に転写して記録する熱転写式記録装置において、装置本体内部に装填されるインクシートカセットの供給ボビン軸の端部にフランジ部を設け、前記該フランジ部に供給ボビン軸上のインクシートの巻回状態を観察できる孔を形成し、前記インクシートカセットの側面に前記孔を通してインクシートの巻回量を確認できる観察孔を形成し、装置本体内部に前記フランジ部に照明を当てる照明手段を設けるとともに、装置本体の外装に前記フランジ部を見ることができる観察窓を設けることを特徴とする熱転写式記録装置。
  2. 前記フランジ部に前記インクシートの巻回量を示すスケールが表示されていることを特徴とする請求項1に記載の熱転写式記録装置。
  3. 記録手段としての複数の加熱素子を有する加熱手段により、インクシート上のインクを被記録材に転写して記録する熱転写式記録装置において、
    装置本体に装填されるインクシートカセットのボビン軸を回動させるためのボビン駆動部と、該インクシートカセットのボビン軸に回転抵抗を付与する回転抵抗部と、を備え、 前記ボビン駆動部は、インクシートカセットが脱着可能な状態のときは前記ボビン軸が軸方向に移動して係合が外れ、インクシートカセットが装填された状態では該ボビン軸に回転力伝達可能に係合し、
    前記回転抵抗部は、インクシートカセットが脱着可能な状態のときは前記ボビン軸が軸方向に移動して係合が外れ、インクシートカセットが装填された状態では該ボビン軸に係合するように構成されていることを特徴とする熱転写式記録装置。
  4. 前記ボビン駆動部と前記回転抵抗部は、記録手段としての前記加熱手段の回動動作に連動して前記ボビン軸との係合が外れることを特徴とする請求項1に記載の熱転写式記録装置。
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