JP2003274504A - 電気自動車の地絡検出回路 - Google Patents

電気自動車の地絡検出回路

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JP2003274504A JP2002072963A JP2002072963A JP2003274504A JP 2003274504 A JP2003274504 A JP 2003274504A JP 2002072963 A JP2002072963 A JP 2002072963A JP 2002072963 A JP2002072963 A JP 2002072963A JP 2003274504 A JP2003274504 A JP 2003274504A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】直流電源回路の状態変動にもかかわらず地絡判
定精度の格段の改善が可能な電気自動車の地絡検出回路
を提供すること。 【解決手段】 出力インピーダンス素子25及びカップ
リングコンデンサ26を通じて高電圧バッテリ1の一点
に交流電圧を印加し、出力インピーダンス素子25とカ
ップリングコンデンサ26との接続点の電圧をバンドパ
スフィルタ22を通じて増幅回路部23に印加すること
により、高電圧バッテリ1の電圧変動による地絡誤判定
を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気自動車(走行
モータまたは車載補機駆動のために従来の12Vよりも
高電圧のバッテリを搭載する自動車を言うものとする)
の地絡検出回路に関する。
【0002】
【従来の技術】バッテリ電圧として高電圧(たとえば数
百V)の採用が合理的であるバッテリ駆動自動車、ハイ
ブリッド自動車、燃料電池自動車などの電気自動車で
は、地絡保護の重要性が認識されており、従来より各種
の地絡検出方式が提案されている。
【0003】従来の地絡検出方式のうち、特に本出願人
らの出願になる特許第2933490は、対地的に浮遊
状態に保持された高電圧バッテリ回路(以下、直流電源
回路ともいう)中の所定の一点に電圧検出抵抗及びカッ
プリングコンデンサを順次介して低周波電圧を印加し、
前記直流電源回路における地絡による前記電圧検出抵抗
の電圧降下の変動を検出する地絡検出方式(以下、カッ
プリングコンデンサ型交流検出方式ともいうものとす
る)を提案している。この方式は、カップリングコンデ
ンサにより地絡検出回路系を直流電源回路から直流的に
分離し、かつ、地絡検出回路が検出した信号電圧を、浮
遊電圧系である直流電源回路と無関係の通常の対地電源
電圧で作動する制御回路系に簡単に出力することができ
るので、安全性が高くかつフォトカプラなどを必要とし
ないために回路構成を簡素化することができるという利
点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本発明
者らは、上記したカップリングコンデンサ型交流検出方
式の実車搭載試験を重ねるうちに、たとえば回生状態か
ら急加速状態へ、又はその逆の状況などの走行状態の急
変により高電圧バッテリの蓄電レベルが短時間の間に大
きく変動すると、地絡が生じていないにもかかわらず上
記地絡検出回路が地絡と誤判定する場合があることを発
見した。とくにこの問題は、電圧検出抵抗の電圧降下を
増幅する検出回路系が単電源型である場合に顕著であっ
た。
【0005】本発明は上記問題に鑑みなされたものであ
り、回路構成の複雑化を抑止しつつ直流電源回路の状態
変動にもかかわらず地絡判定精度の格段の改善が可能な
電気自動車の地絡検出回路を提供することをその目的と
している。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の電気自動
車の地絡検出回路は、走行モータに電力制御回路を通じ
て給電するバッテリを含み、接地電位をなす車体に対し
て高い電気抵抗を有する直流電源回路中の所定の一点に
一端が接続されるカップリングコンデンサと、所定周波
数の交流電圧を前記カップリングコンデンサの他端に所
定の出力インピーダンスを通じて印加する発振回路部
と、前記カップリングコンデンサの前記他端の対地電圧
を増幅する増幅回路部と、増幅された前記対地電圧の振
幅レベルの変化に基づいて前記直流電源回路の地絡を検
出する地絡判定回路部とを備える電気自動車の地絡検出
回路において、前記カップリングコンデンサの前記他端
と前記増幅回路部の信号電圧入力端との間に介設され
て、入力される前記対地電圧のうち前記所定周波数より
も小さい所定の遮断周波数値よりも低い低周波成分を遮
断するフィルタを有することを特徴としている。
【0007】本発明者らは、上記したカップリングコン
デンサ型交流検出方式を採用する電気自動車の地絡検出
回路において、直流電源回路(高電圧バッテリ系)の状
態変動とその地絡検出回路への影響について実験、解析
を進めたところ次のことを見いだした。すなわち、等価
回路的には対地絶縁された直流電源回路のバッテリ容量
レベルの変動は地絡検出回路の信号電圧に大きな電位変
動を与えないはずであると考えられていたが、実際に
は、高電圧バッテリを構成する各単電池の電極電位変動
がこれら電極の対地寄生容量や対地絶縁抵抗を通じて個
々に対地結合し、またこれら単電池の総和としての高電
圧バッテリの正極端子、負極端子に接続される高位電源
線及び低位電源線も対地寄生容量や対地絶縁抵抗を通じ
て対地結合し、全体としてネットワーク回路を構成して
いる。
【0008】このため、高電圧バッテリの容量変動によ
り直流電源回路の内部電位変動が長じると、この内部電
位変動は上記対地寄生容量や対地絶縁抵抗を通じての電
流(以下、直流電源回路の内部電位変動に基づく対地電
流又は更に簡単に対地電流ともいう)を発生させ、その
結果として、この直流電源回路の対地電流が、発振回路
部から電圧検出抵抗及びカップリングコンデンサを通じ
てこれら対地寄生容量や対地絶縁抵抗に流れる交流信号
電流に重畳される。
【0009】この直流電源回路の対地電流の一部は、直
流電源回路各部からこれら対地寄生容量や対地絶縁抵
抗、接地ライン、電圧検出抵抗、カップリングコンデン
サを経由する回路を構成するために、この直流電源回路
の対地電流の一部は、地絡検出回路の電圧検出抵抗によ
り偽電圧に変換され、この偽電圧は電圧検出抵抗の両端
に生じる交流信号電圧に重畳するわけである。
【0010】実験によれば、高電圧バッテリの容量変動
の時間的な変化の主要成分は、地絡検出回路の発振回路
部が出力する交流電圧の周波数(たとえば1Hz程度)
に比較して100mHz程度と小さく、したがって、電
圧検出抵抗の両端で検出される信号電圧のうち、発振回
路部の発振周波数より小さい遮断周波数(たとえばHz程
度)未満の成分をフィルタで遮断すれば、直流電源回路
の容量変動に起因する上記偽電圧はほとんど除去でき、
これにより、地絡検出回路の誤判定をほとんど除去でき
ることがわかった。
【0011】このようなフィルタとしては単純なハイパ
スフィルタやバンドパスフィルタを用いればよく、また
それらは簡単なCR受動素子で構成することができ、こ
のフィルタの増設による検出精度の低下やノイズの付加
なども小さい。また、このフィルタとして能動型フィル
タやソフトウエアフィルタ処理を採用してもよい。
【0012】なお、カップリングコンデンサの他端とこ
のフィルタとの間に入力電圧振幅範囲が大きい電流バッ
ファや電圧増幅回路を追加してもよい。
【0013】請求項2記載の構成によれば請求項1記載
の電気自動車の地絡検出回路において、前記増幅回路部
を、単電源型オペアンプ回路により構成している。単電
源型オペアンプ回路は、正負電源電圧型オペアンプ回路
に比較して入力電圧許容変化範囲が狭く、その結果とし
て、上記した直流電源回路の内部電位変動に基づく偽の
対地電流の変化により増幅回路部の出力電圧が偽の電位
レベルに振れやすくなる。そこで、このハイパスフィル
タやバンドパスフィルタの採用によりこの単電源型オペ
アンプ回路の入力電圧中の上記偽の対地電流×発振回路
部の出力インピーダンスで決定される偽の信号電圧成分
を除去すれば、判定精度を劣化させることなく簡単な単
電源型オペアンプ回路を採用して地絡検出回路の回路構
成を簡素化することができる。
【0014】請求項3記載の構成は請求項1記載の電気
自動車の地絡検出回路において、前記フィルタを前記所
定周波数の交流電圧を通過させるバンドパスフィルタに
より構成する。このようにすれば、種々の高周波ノイズ
を同時に除去することができるので、地絡判定精度の一
層の向上を図ることができる。なお、このバンドパスフ
ィルタとして、前記所定周波数を共振周波数とする共振
回路を採用しても良い、請求項4記載の電気自動車の地
絡検出回路は、走行モータまたは車載補機に電力制御回
路を通じて給電するバッテリを含み、接地電位をなす車
体に対して高い電気抵抗を有する直流電源回路中の所定
の一点に一端が接続されるカップリングコンデンサと、
所定周波数の交流電圧を前記カップリングコンデンサの
他端に所定の出力インピーダンスを通じて印加する発振
回路部と、前記カップリングコンデンサの前記他端の対
地電圧を増幅する増幅回路部と、増幅された前記対地電
圧の振幅レベルの変化に基づいて前記直流電源回路の地
絡を検出する地絡判定回路部とを備える電気自動車の地
絡検出回路において、前記発振回路部の前記出力インピ
ーダンスが、前記発振回路部の出力端と前記カップリン
グコンデンサの前記他端とを接続するコンデンサから主
として構成されていることを特徴としている。
【0015】詳しく説明すると、上記した従来のカップ
リングコンデンサ型交流検出方式のもう一つの問題点
は、直流電源回路の対地寄生容量が非常に大きく、その
結果、発振回路部の充放電電流を低減するために、電圧
検出抵抗の抵抗値を大きく設定して発振回路部の電力消
費の低減を図る必要があることである。しかし、電圧検
出抵抗の抵抗を増大すると、主としてカップリングコン
デンサと直流電源回路の対地容量(対地絶縁抵抗を無視
した場合)との直列コンデンサ回路の容量と電圧検出抵
抗の抵抗との積であるCR時定数が大きくなって信号電
圧周波数を大きくすることができない。
【0016】そこで、この構成では、発振回路部はこの
電圧降下検出用の出力インピーダンスとしてのコンデン
サ(電圧降下検出用コンデンサともいう)、カップリン
グコンデンサ、直流電源回路の対地寄生容量(対地絶縁
抵抗を無視した場合)からなる直列コンデンサ回路のう
ち、電圧降下検出用コンデンサの電圧降下を信号電圧と
して検出する。このようにすれば、上記CR時定数を大
幅に小さくすることができ、高速に地絡を検出すること
ができる。また、従来の電圧検出抵抗の抵抗雑音による
検出精度の低下を防止することができる。
【0017】なお、この場合、増幅回路部は、発振回路
部の出力段の出力抵抗とこの電圧降下検出用コンデンサ
とで構成されるCR回路の電圧降下を検出しても良く、
電圧降下検出用コンデンサだけの電圧降下を検出しても
良い。
【0018】請求項4記載の電気自動車の地絡検出回路
は、走行モータまたは車載補機に電力制御回路を通じて
給電するバッテリを含み、接地電位をなす車体に対して
高い電気抵抗を有する直流電源回路中の所定の一点に一
端が接続されるカップリングコンデンサと、所定周波数
の交流電圧を前記カップリングコンデンサの他端に所定
の出力インピーダンスを通じて印加する発振回路部と、
前記カップリングコンデンサの前記他端の対地電圧を増
幅する増幅回路部と、増幅された前記対地電圧の振幅レ
ベルの変化に基づいて前記直流電源回路の地絡を検出す
る地絡判定回路部とを備える電気自動車の地絡検出回路
において、前記発振回路部は、所定周期で間欠的に駆動
されることを特徴としている。
【0019】上記したように、地絡検出回路から印加さ
れる交流電圧により充放電される直流電源回路の対地寄
生容量は大きいので、発振回路部の電力消費の低減が過
大となる。一方、地絡現象のほとんどは徐々に生じ、ま
た、急激に生じる場合でも主として問題となる火災など
の問題は瞬時に生じるものではない。そこで、この発明
では、発振回路部は地絡の有無を検出するに十分な発振
を所定インタバルで間欠的に実行する。これにより地絡
による災害などを抑止しつつ回路の小型化と電力消費の
低減を実現することができる。
【0020】請求項6記載の電気自動車の地絡検出回路
は、走行モータまたは車載補機に電力制御回路を通じて
給電するバッテリを含み、接地電位をなす車体に対して
高い電気抵抗を有する直流電源回路中の所定の一点に一
端が接続されるカップリングコンデンサと、所定周波数
の交流電圧を前記カップリングコンデンサの他端に所定
の出力インピーダンスを通じて印加する発振回路部と、
前記カップリングコンデンサの前記他端の対地電圧を増
幅する増幅回路部と、増幅された前記対地電圧の振幅レ
ベルの変化に基づいて前記直流電源回路の地絡を検出す
る地絡判定回路部とを備える電気自動車の地絡検出回路
において、前記発振回路部は、その出力端と前記カップ
リングコンデンサの他端とを接続するインピーダンス素
子を有し、前記増幅回路部は、前記インピーダンス素子
の電位差を差動増幅することを特徴としている。
【0021】本発明によれば、発振回路部内部の出力イ
ンピーダンスの電圧降下を検出しないので、この出力イ
ンピーダンスの変動の影響による誤差を低減することが
できるとともに、発振回路部内部又は発振回路部に電源
電圧を印加する制御電源回路に発生又は重畳するノイズ
電圧を除去することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の好適な実施態様を以下の
実施形態を参照して説明する。
【0023】
【実施例1】本発明の電気自動車の地絡検出回路の実施
例1を図1に示す回路図を参照して説明する。 (回路構成)1は走行用直流電源である定格電圧数百V
の高電圧バッテリであり、高電圧バッテリ1は図示しな
い走行モータ制御用インバータ回路やその他の車載電気
負荷に給電し、全体として本発明で言う直流電源回路を
構成している。この直流電源回路は高電圧バッテリの負
極端11および正極端12は車体から電気絶縁されてい
るが、直流電源回路の各部と車体との間には対地寄生容
量や対地絶縁抵抗が存在する。図1では、対地寄生容量
13や対地絶縁抵抗14は高電圧バッテリ1の負極端1
1および正極端12に接続されているものと仮に等価図
示している。
【0024】2は地絡検出回路であり、発振出力部(発
振回路部の一部を構成している)21、バンドパスフィ
ルタ22、増幅回路部23、マイクロコンピュータ2
4、出力インピーダンス素子25及びカップリングコン
デンサ26を有している。マイクロコンピュータ24
は、発振回路部の残部と地絡判定回路部とを構成してい
る。
【0025】発振出力部21は、マイクロコンピュータ
24から出力される Hzのパルス電圧を電圧、電流
増幅し、小さい出力インピーダンスをもつ。発振出力部
21は、抵抗器からなる出力インピーダンス素子25及
びカップリングコンデンサ26を順次通じて高電圧バッ
テリ1の負極端11にパルス電圧(交流電圧であればよ
い)を印加している。バンドパスフィルタ22は、低域
側遮断周波数が Hz、高域側遮断周波数が Hzに
設定されており、出力インピーダンス素子25とカップ
リングコンデンサ26との接続点と接地との間の交流電
圧を抽出して次の増幅回路部23に出力する。増幅回路
部23は、入力された交流電圧を電圧増幅してマイクロ
コンピュータ24に出力する。マイクロコンピュータ2
4は、入力電圧のレベルを判定して地絡を判定する。2
7はローパスフィルタ、28は高低両側で増幅回路部2
3の出力電圧の振幅レベルを制限する電圧クリップ回路
である。 (動作)高電圧バッテリ1の地絡が生じていない場合
は、対地絶縁抵抗14が大きいので、抵抗素子からなる
出力インピーダンス素子25の電圧降下が小さく、マイ
クロコンピュータ24が検出する電圧ピークレベルは小
さくなるので、検出したローレベル電圧にもとづいてマ
イクロコンピュータ24は地絡ではないと判定する。
【0026】高電圧バッテリ1が地絡すると、対地絶縁
抵抗14が小さくなるために、出力インピーダンス素子
25が分担する交流電圧の電圧降下分が増大する。バン
ドパスフィルタ22は、この電圧のうちバンドパスフィ
ルタ22で発振周波数及びその近傍の帯域成分だけを濾
過し、濾過電圧は増幅回路部23で増幅されてマイクロ
コンピュータ24に入力される。抵抗素子からなる出力
インピーダンス素子25の電圧降下が大きくなると小さ
く、電圧ピークレベルは定期的に大きくなるので、検出
したハイレベル電圧にもとづいてマイクロコンピュータ
24は地絡であると判定する。
【0027】上記説明した実施例によれば、バンドパス
フィルタ22が、高電圧バッテリ1の容量変動により生
じた低周波の電位変動が増幅回路部23に入力されるの
を遮断することができるので、マイクロコンピュータ2
4が上記電位変動を地絡と誤判定するのを防止すること
ができる。 (変形態様)変形態様を図2に示す。
【0028】この態様では、図1に示すバンドパスフィ
ルタ22の前段に、遮断周波数がHzのハイパスフィル
タ29と、ハイパスフィルタ29の出力電圧を電流増幅
する電流バッファ30とを有している。このようにすれ
ば、増幅回路部23に入力される上記電位変動をハイパ
スフィルタ29とバンドパスフィルタ22とにより二重
に除去することができるので、地絡の誤判定を一層低減
することができる。なお、バンドパスフィルタ22をロ
ーパスフィルタに代替することもできる。
【0029】実験結果を図4〜図7に示すタイミングチ
ャートを参照して以下に説明する。
【0030】図4は高電圧バッテリ1の正極端電位が3
60Vから0Vに低下した後、0Vから360Vに上昇
した場合における増幅回路部23の出力電圧波形を示す
従来例(図1においてバンドパスフィルタ22をもたな
い場合)を示し、図5はバンドパスフィルタ22を持つ
場合のそれを示す。図6は高電圧バッテリ1の正極端電
位が0Vから360Vに上昇した場合における増幅回路
部23の出力電圧波形を示す従来例(図1においてバン
ドパスフィルタ22をもたない場合)を示し、図7はバ
ンドパスフィルタ22を持つ場合のそれを示す。これら
の実験結果からわかるように、バンドパスフィルタ22
の増設という簡単な方法により容量変動による優れた地
絡判定精度を実現することができる。 (変形態様)変形態様を図3に示す。
【0031】この態様では、図1に示すバンドパスフィ
ルタ22の前段に、遮断周波数がHzのバンドパスフィ
ルタ31と、バンドパスフィルタ31の出力電圧を電流
増幅する電流バッファ30とを有している。このように
すれば、増幅回路部23に入力される上記電位変動をバ
ンドパスフィルタ31、22により二重に除去すること
ができるので、地絡の誤判定を一層低減することができ
る。
【0032】また、この実施例では、電流バッファ30
や増幅回路部23を単電源型オペアンプ回路で構成して
いる。すなわち、電流バッファ30や増幅回路部23の
オペアンプの電源電圧は、5Vと0Vを電源電圧として
用い、バンドパスフィルタ22の出力電圧の直流レベル
は2.5Vに設定されている。
【0033】この実施例では、高電圧バッテリ1の容量
変動(電圧変動)に伴う増幅回路部23の入力電圧の変
動を大幅に低減することができるので、増幅回路部23
のオペアンプとして正負5Vの二電源型オペアンプを用
いることなく、マイクロコンピュータ24への出力電圧
の有害なレベル変動を防止することができる。
【0034】
【実施例2】本発明の電気自動車の地絡検出回路の実施
例2を図8を参照して以下に説明する。
【0035】この実施例では、本発明で言う発振回路部
の出力インピーダンスを構成する出力インピーダンス素
子として、図1に示す抵抗器25の代わりにコンデンサ
250を用いたものである。このようにすれば、地絡検
出回路のCR時定数を小さくすることができるので、短
期間に地絡検出を行うことができる。すなわち、地絡し
ていない時には、対地絶縁抵抗14は非常に大きくな
り、バンドパスフィルタ22の入力電圧は、コンデンサ
250、カップリングコンデンサ26、対地寄生容量1
3の間で容量分割される値となり、地絡が生じると対地
寄生容量13の電圧が減少してバンドパスフィルタ22
の入力電圧は小さくなる。 (変形態様)なお、この場合、発振出力部21の電流が
増加するので、発振出力部21を間欠駆動することによ
り、回路の電力消費を低減することができる。また、こ
の間欠駆動により地絡検出動作を休止する期間に他のオ
ペアンプなどへの電源電圧印加を中止すれば更に電力消
費を低減することができる。
【0036】
【実施例3】本発明の電気自動車の地絡検出回路の実施
例3を図9を参照して以下に説明する。
【0037】この実施例では、図8に示すコンデンサ2
50の両端の電圧をそれぞれバンドパスフィルタ22
1、222を通じて帯域制限して差動増幅器230で差
動増幅するようにしたものである。100は発振回路部
である。このようにすれば、ノイズ低減を図ることがで
きる。 (変形態様)この実施例では、発振回路部100の出力
電圧レベルがハイレベルとなった場合にこのコンデンサ
直列回路へ突入する充放電電流が増大し、発振回路部1
00の出力インピーダンスによる発振回路部100の出
力電圧降下が問題となる。そこで、発振回路部100が
実際に出力する出力電圧V1により、コンデンサ250
の電位差ΔV1を割ることにより、その悪影響を低減す
ることができる。 (変形態様)上記実施例では、カップリングコンデンサ
は高電圧バッテリの低位端に接続されたが、直流電源回
路のどの部位に接続しても良いことは自明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の電気自動車の電源装置の実施例1を
示す回路図である。
【図2】 実施例1の変形態様を示す回路図である。
【図3】 実施例1の変形態様を示す回路図である。
【図4】 高電圧バッテリの電位上昇時における地絡判
定信号電圧の波形を示すタイミングチャート(従来)で
ある。
【図5】 高電圧バッテリの電位上昇時における地絡判
定信号電圧の波形を示すタイミングチャート(実施例
1)である。
【図6】 高電圧バッテリの電位上昇時における地絡判
定信号電圧の波形を示すタイミングチャート(従来)で
ある。
【図7】 高電圧バッテリの電位上昇時における地絡判
定信号電圧の波形を示すタイミングチャート(実施例
1)である。
【図8】 本発明の電気自動車の電源装置の実施例2を
示す回路図である。
【図9】 本発明の電気自動車の電源装置の実施例2を
示す回路図である。
【符号の説明】
1 高電圧バッテリ 21 発振出力部 22 バンドパスフィルタ(フィルタ) 23 増幅回路部 24 マイクロコンピュータ(発振回路部、地絡判定回
路部) 25 出力インピーダンス素子(発振回路部の出力イン
ピーダンス) 26 カップリングコンデンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 智也 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 藤田 浩 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 杉浦 利彦 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 5H115 PA08 PC06 PG04 PI16 QN03 QN21 TR19 TU20 TW10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行モータに電力制御回路を通じて給電す
    るバッテリを含み、接地電位をなす車体に対して高い電
    気抵抗を有する直流電源回路中の所定の一点に一端が接
    続されるカップリングコンデンサと、 所定周波数の交流電圧を前記カップリングコンデンサの
    他端に所定の出力インピーダンスを通じて印加する発振
    回路部と、 前記カップリングコンデンサの前記他端の対地電圧を増
    幅する増幅回路部と、 増幅された前記対地電圧の振幅レベルの変化に基づいて
    前記直流電源回路の地絡を検出する地絡判定回路部と、 を備える電気自動車の地絡検出回路において、 前記カップリングコンデンサの前記他端と前記増幅回路
    部の信号電圧入力端との間に介設されて、入力される前
    記対地電圧のうち前記所定周波数よりも小さい所定の遮
    断周波数値よりも低い低周波成分を遮断するフィルタを
    有することを特徴とする電気自動車の地絡検出回路。
  2. 【請求項2】請求項1記載の電気自動車の地絡検出回路
    において、 前記増幅回路部は、単電源型オペアンプ回路からなる電
    気自動車の地絡検出回路。
  3. 【請求項3】請求項1記載の電気自動車の地絡検出回路
    において、 前記フィルタは、前記所定周波数の交流電圧を通過させ
    るバンドパスフィルタからなる電気自動車の地絡検出回
    路。
  4. 【請求項4】走行モータまたは車載補機に電力制御回路
    を通じて給電するバッテリを含み、接地電位をなす車体
    に対して高い電気抵抗を有する直流電源回路中の所定の
    一点に一端が接続されるカップリングコンデンサと、 所定周波数の交流電圧を前記カップリングコンデンサの
    他端に所定の出力インピーダンスを通じて印加する発振
    回路部と、 前記カップリングコンデンサの前記他端の対地電圧を増
    幅する増幅回路部と、 増幅された前記対地電圧の振幅レベルの変化に基づいて
    前記直流電源回路の地絡を検出する地絡判定回路部と、 を備える電気自動車の地絡検出回路において、 前記発振回路部の前記出力インピーダンスは、前記発振
    回路部の出力端と前記カップリングコンデンサの前記他
    端とを接続するコンデンサから主として構成されている
    ことを特徴とする電気自動車の地絡検出回路。
  5. 【請求項5】走行モータまたは車載補機に電力制御回路
    を通じて給電するバッテリを含み、接地電位をなす車体
    に対して高い電気抵抗を有する直流電源回路中の所定の
    一点に一端が接続されるカップリングコンデンサと、 所定周波数の交流電圧を前記カップリングコンデンサの
    他端に所定の出力インピーダンスを通じて印加する発振
    回路部と、 前記カップリングコンデンサの前記他端の対地電圧を増
    幅する増幅回路部と、 増幅された前記対地電圧の振幅レベルの変化に基づいて
    前記直流電源回路の地絡を検出する地絡判定回路部と、 を備える電気自動車の地絡検出回路において、 前記発振回路部は、所定周期で間欠的に駆動されること
    を特徴とする電気自動車の地絡検出回路。
  6. 【請求項6】走行モータまたは車載補機に電力制御回路
    を通じて給電するバッテリを含み、接地電位をなす車体
    に対して高い電気抵抗を有する直流電源回路中の所定の
    一点に一端が接続されるカップリングコンデンサと、 所定周波数の交流電圧を前記カップリングコンデンサの
    他端に所定の出力インピーダンスを通じて印加する発振
    回路部と、 前記カップリングコンデンサの前記他端の対地電圧を増
    幅する増幅回路部と、 増幅された前記対地電圧の振幅レベルの変化に基づいて
    前記直流電源回路の地絡を検出する地絡判定回路部と、 を備える電気自動車の地絡検出回路において、 前記発振回路部は、その出力端と前記カップリングコン
    デンサの他端とを接続するインピーダンス素子を有し、 前記増幅回路部は、前記インピーダンス素子の電位差を
    差動増幅することを特徴とする電気自動車の地絡検出回
    路。
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