JP2003274299A - テレビジョン受像機 - Google Patents

テレビジョン受像機

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JP2003274299A
JP2003274299A JP2002074108A JP2002074108A JP2003274299A JP 2003274299 A JP2003274299 A JP 2003274299A JP 2002074108 A JP2002074108 A JP 2002074108A JP 2002074108 A JP2002074108 A JP 2002074108A JP 2003274299 A JP2003274299 A JP 2003274299A
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Japan
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data
control
control program
destruction
volatile memory
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JP2002074108A
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Inventor
Kiyouji Nakai
教詞 中井
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のテレビジョン受像機では、テレビジョ
ン受像機を制御するための制御プログラムおよび制御デ
ータのダウンロードの失敗に備えて、書き換え可能な不
揮発性メモリを動作用とバックアップ用の2つ備えてお
り、これが低コスト、小型の阻害要因となっていた。 【解決手段】 書き換え可能な不揮発性メモリ8と、出
荷時の制御プログラムおよび制御データが格納された読
み出し専用の不揮発性メモリ21とを備え、不揮発性メ
モリ8へのダウンロードに失敗した場合には、その失敗
したデータについては読み出し専用の不揮発性メモリ2
1に格納された出荷時のデータを使用して受像機の制御
を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデジタル放送のテレ
ビジョン受像機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通信衛星を使ったCSデジタル放送や放
送衛星を使ったBSデジタル放送では、テレビジョン受
像機の機能更新や不具合修正や放送事業社のロゴマーク
の更新などのために、テレビジョン受像機の制御プログ
ラムや、放送事業社のロゴマークやジャンルコード(各
放送事業者に共通に制定された例えばスポーツ、映画な
どのジャンル別のID)などの制御データが、所定日
数、所定時間間隔で定期的に衛星を介して各家庭に設置
されたテレビジョン受像機に配信されている。
【0003】テレビジョン受像機は、予め設定されたダ
ウンロード開始時刻になると、テレビジョン受像機自身
がダウンロード用のチャンネルを自動選局し、衛星から
配信されてくる制御プログラム及び制御データを内部の
メモリーへとダウンロードするようになっている。な
お、このダウンロードはテレビジョン受像機本体がリモ
コンにより電源オフ状態にあるときに行われ、電源オン
状態にあるときはダウンロード開始時刻であっても行わ
れない。そして、ダウンロードが正常に完了していれ
ば、次回の起動(リモコンによる電源オン時)から、ダ
ウンロードされた制御プログラムおよび制御データに基
づいてテレビジョン受像機が制御されるようになってい
る。このような仕組みにより、個別に訪問することなく
家庭のテレビジョン受像機の制御プログラムや制御デー
タを一斉更新できるようになっている。
【0004】このような制御プログラムや制御データの
更新に容易に対応できるように、制御プログラムや制御
データをダウンロードするためのテレビジョン受像機側
のメモリーには、電気的に書き換え可能な不揮発性メモ
リーが用いられている。このように、書き換え可能な不
揮発性メモリーを用いることで、データ更新を容易とし
た技術については特開2001−103333号公報に
開示されている。
【0005】しかしながら、この種の書き換え可能な不
揮発性メモリーは、制御プログラムや制御データを書き
込んでいる途中でテレビジョン受像機の主電源が切られ
るなどの不慮な事故が発生した場合、データが破壊され
ることがある。このため、従来のテレビジョン受像機に
は、動作用とバックアップ用の2つの書き換え可能な不
揮発性メモリーが設けられ、動作用とバックアップ用と
を、適宜、切り換えることで前述のような事故によるデ
ータ破壊があった場合でも、動作を続けることを可能と
している。次の図に、従来のテレビジョン受像機の構成
を示す。
【0006】図5は従来のテレビジョン受像機100の
ブロック図である。なお、BSデジタル放送では、複数
の放送事業者が送出する放送番組等をとりまとめる委託
放送事業者が存在し、この委託放送事業者によってとり
まとめられた放送番組等が衛星を介して各家庭に配信さ
れるようになっている。
【0007】図5において、2は委託放送事業者によっ
て衛星を介して配信された複数の放送事業者からの放送
番組等の放送電波30を受信し復調する復調部、3は復
調されたテレビジョンデータ31から、映像データ、音
声データ、テレビジョン受像機100の制御プログラ
ム、および放送事業社のロゴマークやジャンルコード
(各放送事業者に共通に制定された例えばスポーツ、映
画などのジャンル別のID)などの制御データに分離す
る分離部である。4は分離部3で分離された音声データ
32を再生する音声復号部、5は分離部3で分離された
映像データ34を再生する映像復号部で、音声復号部4
からの音声信号33、映像複号部5からの映像信号35
は表示装置15に入力され、該表示装置15からテレビ
ジョンの映像、音声が出力される。6は、公衆電話回線
網を介して衛星デジタル放送の放送事業者側電話端末と
通信するための通信部である。
【0008】8、9はテレビジョン受像機100の制御
プログラムおよび制御データを格納する例えばフラッシ
ュメモリーなどの書き換え可能な不揮発性メモリー(以
下、単に不揮発性メモリーという)で、動作用またはバ
ックアップ用として適宜切り換えられて機能するもので
ある。7は後述の全体制御部14の指示に従って、不揮
発性メモリー8、9のうち、バックアップ用として機能
している方を、分離部3で分離された制御プログラムお
よび制御データをダウンロードさせる書き込み先として
選択する選択部である。
【0009】10は、不揮発性メモリー8、9に格納さ
れた制御プログラムおよび制御データが破壊されている
か否かを検出するためのチェックデータを出力するチェ
ックデータ管理部、11はチェックデータ管理部10か
ら出力されたチェックデータに基づいて不揮発性メモリ
ー8、9に格納されたデータが破壊されているか否かを
検出する破壊検出部、13は制御プログラムおよび制御
データを展開する例えばRAMなどの展開メモリー、1
2は後述の全体制御部14からの指示に従って、不揮発
性メモリー8、9の何れか一方を、展開メモリー13に
展開する制御プログラムおよび制御データの供給元とし
て選択する選択部、14はテレビジョン受像機100全
体を制御する全体制御部で、該全体制御部14は、不揮
発性メモリー8または不揮発性メモリー9に格納された
制御プログラムおよび制御データを、展開メモリー13
にメモリ展開させてテレビジョン受像機100の動作制
御を行う。
【0010】次に動作について説明する。ここでは、予
め設定されたダウンロード開始時刻になり、テレビジョ
ン受像機100自身がダウンロード用のチャンネルを自
動選局してダウンロードを開始したときの動作を考え
る。なお、ダウンロード時は、前述の通り、テレビジョ
ン受像機100の電源はリモコンによってオフされてい
る。
【0011】まず、委託放送事業者から衛星を介して配
信される放送電波30をアンテナ(図示せず)で受信
し、受信した放送電波30を復調部2で復調してテレビ
ジョンデータ31とする。テレビジョンデータ31は、
上述したように、番組を構成する映像および音声と、テ
レビジョン受像機100を制御する制御プログラムと、
放送事業社のロゴマークやジャンルコード(各放送事業
者に共通に制定された例えばスポーツ、映画などのジャ
ンル別のID)などの制御データとからなり、それぞれ
分離部3で分離される。なお、ダウンロードの際は、分
離部3では制御プログラムおよび制御データだけが分離
され、映像および音声は分離されず、表示装置15から
は何ら出力されないようになっている。
【0012】不揮発性メモリー8、9は、前述の通り、
動作用あるいはバックアップ用のメモリーとして使用さ
れ、一方が動作用として使用される場合は他方がバック
アップ用として使用される。全体制御部14は、現在、
バックアップ用として使用されている方の不揮発性メモ
リーを書き込み先(ダウンロード先)として指定する書
き込み先指定制御データ39を選択部7に通知する。こ
こでは、バックアップ用が不揮発性メモリー8として説
明を続けることにすると、選択部7は全体制御部14か
らの書き込み先指定制御データ39に従って、分離部3
からの制御プログラムおよび制御データを不揮発性メモ
リー8側に出力して書き込ませる。
【0013】不揮発性メモリー8への書き込みが完了す
ると、全体制御部14は、バックアップ用の不揮発性メ
モリー8に、制御プログラムおよび制御データをチェッ
クデータ管理部10に出力させる旨の制御データ40を
出力し、チェックデータ管理部10に制御プログラムお
よび制御データを出力させる。チェックデータ管理部1
0では、不揮発性メモリー8から受け取った制御プログ
ラムおよび制御データに基づいて、データ破壊を検出す
るためのチェックデータを破壊検出部11に出力する。
ここで、チェックデータとは、受信した制御プログラム
および制御データに予め付与されたチェックサムと、制
御プログラムおよび制御データから計算したチェックサ
ムとで構成される。チェックデータ管理部10では、受
信した制御プログラムおよび制御データに予め付与され
たチェックサムを全て抽出するとともに、制御プログラ
ムおよび制御データからチェックサムを算出し、チェッ
クデータとして破壊検出部11に出力する。
【0014】破壊検出部11は、チェックデータ管理部
10からのチェックデータに基づいて不揮発性メモリー
8にダウンロードされた制御プログラムおよび制御デー
タが破壊されているか否かをチェックし、結果データ3
8を全体制御部14に通知する。すなわち、受信した制
御プログラムおよび制御データに予め付与されたチェッ
クサムと、制御プログラムおよび制御データから計算し
たチェックサムとを比較し、両者が一致しない場合にデ
ータ破壊有りと判断するものである。このようなチェッ
クにより、破壊検出部11では、不揮発性メモリー8に
書き込み中に電源が遮断されるなど書き込みが中断した
場合等のダウンロード失敗を検出することができるよう
になっている。
【0015】全体制御部14は、破壊検出部11から結
果データ38を受け取ると、結果データ38をバックア
ップ用の不揮発性メモリー8に書き込む。
【0016】以上の処理は、ダウンロード開始時刻にな
るとテレビジョン受像機100で自動的に行われる処理
である。なお、ダウンロードは所定時間間隔で定期的に
行われるように設定されており、テレビジョン受像機1
00の電源がリモコンによってオフされている間、設定
されたダウンロード開始時刻の度に上記の処理が実施さ
れるようになっている。なお、主電源がオフされている
間は当然のことながらダウンロードは実施されない。
【0017】そして、テレビジョン受像機100の電源
がリモコンによってオンされると、全体制御部14は、
不揮発性メモリー8から最後のダウンロードにおける結
果データ38を読み出して以下の処理を行う。
【0018】すなわち、結果データ38が、ダウンロー
ドが正常に完了したこと示す場合、ダウンロードが正常
に完了した不揮発性メモリー8を展開メモリー13への
展開元として指定する旨の展開元制御データ41を選択
部12に出力する。この展開元制御データ41を受け取
った選択部12は、不揮発性メモリー8にダウンロード
された制御プログラムおよび制御データを展開メモリー
13に展開させる。すなわち、いま、電源オンされる前
の電源オフ状態において最後に行われた、バックアップ
側の不揮発性メモリー8へのダウンロードが正常に完了
していた場合、この起動時には、そのバックアップ側の
不揮発性メモリー8に格納された制御プログラムおよび
制御データに基づいてテレビジョン受像機100が制御
されることになる。したがって、ダウンロードが正常に
完了した場合には、そのときバックアップ用として機能
していた(すなわちダウンロードが行われた)不揮発性
メモリー8が、次回の起動時には動作用へを扱いが変更
され、逆に、動作用として機能していた不揮発性メモリ
ー8が、次回の起動時にはバックアップ用へと扱いが変
更されることになる。
【0019】一方、結果データ38がダウンロードが失
敗したことを示す場合、全体制御部14は、前回の起動
時に動作用として機能していた不揮発性メモリー9側か
ら引き続き制御プログラムおよび制御データを展開メモ
リー13へ展開させる旨の展開元制御データ41を選択
部12に出力する。この展開元制御データ41を受け取
った選択部12は、不揮発性メモリー9に格納されてい
る制御プログラムおよび制御データを展開メモリー13
に展開させる。すなわち、いま、電源オンされる前の電
源オフ状態において最後に行われた、バックアップ側の
不揮発性メモリー8へのダウンロードに失敗した場合に
は、いま、電源オンされたことによる起動時には、その
バックアップ側の不揮発性メモリー8は使用せず、前回
の起動時においても動作用として機能していた不揮発性
メモリー9側に格納された制御プログラムおよび制御デ
ータに基づいてテレビジョン受像機100が制御される
ことになる。なお、主電源がオンされたときも、上記と
同様に不揮発性メモリー8に格納された結果データ38
に基づいて不揮発性メモリー8または不揮発性メモリー
9の何れか一方が選択され、選択された不揮発性メモリ
ー側に格納された制御プログラムおよび制御データに基
づいてテレビジョン受像機100が制御されることにな
る。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のテ
レビジョン受像機では、制御プログラムおよび制御デー
タをダウンロードするメモリーとして書き換え可能な不
揮発性メモリーが用いられている。そして、電源断など
に起因するデータ破壊に備えて動作用およびバックアッ
プ用として不揮発性メモリーが2つ備えられている。し
かしながら、このようなフラッシュメモリーに代表され
る書き換え可能な不揮発性メモリーは価格が高く、テレ
ビジョン受像機の高価格化を招くという問題があった。
【0021】またフラッシュメモリーなどの書き換え可
能な不揮発性メモリーには、誤り自動訂正回路などの周
辺ロジックが必要であることから、製品の大型化、製品
構成の複雑化を招き、また、制御も複雑化するという問
題を有している。
【0022】本発明は上記のような問題点を解消するた
めになされたもので、制御プログラムおよび制御データ
のダウンロード時における不慮な事故によるデータ破壊
に対処できる機能を備えながらも低コスト、小型にて実
現することが可能なテレビジョン受像機を提供すること
を目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
テレビジョン受像機は、衛星を介して配信される、テレ
ビジョン受像機を制御するための制御プログラムおよび
複数のデータで構成される制御データを、書き換え可能
な不揮発性メモリーにダウンロードして更新するテレビ
ジョン受像機であって、出荷時の制御プログラムおよび
制御データが書き込まれた、読み出し専用の不揮発性メ
モリーと、書き換え可能な不揮発性メモリーにダウンロ
ードされた制御プログラムにデータ破壊があるか否かを
検出するとともに、書き換え可能な不揮発性メモリーに
ダウンロードされた制御データについて、その制御デー
タを構成する各データ毎にデータ破壊があるか否かを検
出する破壊検出部と、書き換え可能な不揮発性メモリー
にダウンロードされた制御プログラムにデータ破壊がな
かった場合には、その破壊されていない制御プログラム
を選択し、データ破壊があった場合には、読み出し専用
の不揮発性メモリーに格納されている出荷時の制御プロ
グラムを選択し、また、書き換え可能な不揮発性メモリ
ーにダウンロードされた制御データを構成する各データ
のうち、データ破壊がなかったデータについては、その
破壊されていないデータを選択し、データ破壊があった
データについては読み出し専用の不揮発性メモリーに格
納されている出荷時の該当データを選択して、選択した
制御プログラムおよび制御データに基づいてテレビジョ
ン受像機の制御を行う制御部とを備えたものである。
【0024】本発明の請求項2に係るテレビジョン受像
機は、上記請求項1の発明において制御プログラムは所
定の単位に分割されて配信されており、破壊検出部は、
書き換え可能な不揮発性メモリーにダウンロードされた
制御プログラムおよび制御データのそれぞれについて、
制御プログラムについては制御プログラムが分割されて
なる各分割プログラム毎に、制御データについてはその
制御データを構成する各データ毎にそれぞれデータ破壊
があるか否かを検出し、制御部は、ダウンロード時に
は、破壊検出部の検出結果に基づいて、前回のダウンロ
ード時にデータ破壊のあったデータ部分を選択して書き
換え可能な不揮発性メモリーへダウンロードさせるもの
である。
【0025】本発明の請求項3に係るテレビジョン受像
機は、上記請求項1又は請求項2の発明において、制御
プログラムおよび制御データの配信元である委託放送事
業者と通信するための通信部を備え、制御部は、破壊検
出部で1つでもデータ破壊が検出された場合、ダウンロ
ードが失敗したことを示すダウンロード結果を、委託放
送事業者に通信部を介して通知するものである。
【0026】本発明の請求項4に係るテレビジョン受像
機は、上記請求項2又は請求項3の発明において、制御
プログラムは分割プログラム毎にそれぞれデータ破壊を
チェックするためのチェックサムが付与されて配信され
ており、また、制御データはその制御データを構成する
各データ毎にそれぞれデータ破壊をチェックするための
チェックサムが付与されて配信されており、テレビジョ
ン受像機は、更に、ダウンロードした制御プログラムお
よび制御データから付与されたチェックサムを全て抽出
するとともに、受信した制御プログラムの分割プログラ
ム毎および制御データを構成する各データ毎にそれぞれ
チェックサムを算出するチェックサム管理部を備え、破
壊検出部は、チェックサム管理部で抽出されたチェック
サムと、算出されたチェックサムとの比較によりデータ
破壊があるか否かを検出するものである。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
に基づいて説明する。図1は本発明の一実施の形態のテ
レビジョン受像機の構成を示すブロック図である。な
お、図1において、図5に示した従来のテレビジョン受
像機100と同じ機能の部分については同じ符号を付
し、重複する説明を省略する。以下、図1に示すテレビ
ジョン受像機1について、図5に示した従来のテレビジ
ョン受像機100と異なる部分を中心に説明する。
【0028】図1に示した一実施の形態が図5に示した
従来例と構成上異なる主な点は、図5の従来のテレビジ
ョン受像機100では、動作用とバックアップ用として
フラッシュメモリーなどの書き換え可能な不揮発性メモ
リーが2つ設けられていたのに対し、本実施の形態で
は、そのうちの1つを、例えばROMなどの読み取り専
用の不揮発性メモリー21に代えた点と、従来の破壊検
出部11に代えて、チェックデータ管理部10から出力
されたチェックデータに基づいて、不揮発性メモリー8
にダウンロードされた制御プログラムを所定の単位毎に
それぞれデータ破壊があるか否かを検出するとともに、
制御データを構成する各データ毎にそれぞれデータ破壊
があるか否かを検出し、各検出結果を結果データ42と
して全体制御部24に通知する破壊検出部22とした点
である。
【0029】さらに、従来の全体制御部14に代えて、
破壊検出部22からの結果データ42を不揮発性メモリ
ー8に保持させておき、次に衛星から制御プログラムお
よび制御データが配信されてきたとき、不揮発性メモリ
ー8から結果データ42を読み出し、該結果データ42
に基づいて前記分離部23を制御させる制御データ43
を分離部23に出力する機能と、結果データ42にダウ
ンロード失敗を示すデータを含む場合に、ダウンロード
が失敗したことを示すダウンロード結果を通信部6を介
して委託放送事業者に通知する機能とを更に備えた全体
制御部24とした点と、従来の分離部3に代えて、全体
制御部24からの制御データ43に従って、衛星から配
信されてくる制御プログラムおよび制御データのうち、
前回書き込みに失敗(ダウンロードに失敗)したデータ
部分を選択して分離し、不揮発性メモリー8に出力する
分離部23とした点である。
【0030】図2は読み出し専用不揮発性メモリーのメ
モリマップの一例を示す図である。読み出し専用不揮発
性メモリー21には、テレビジョン受像機1を制御する
ための制御プログラムと、この制御プログラムのバージ
ョンと、複数のロゴデータb1’,b2’,b3’,…
bn’とが出荷時に既に格納されている。なお、この他
にも各種データが格納されているが、ここでは図示省略
している。
【0031】図3は不揮発性メモリーのメモリマップの
一例を示す図である。ここで、制御プログラムは、所定
の単位に分割されてテレビジョン受像機1に送信されて
くるようになっている。ここでは、制御プログラムa
が、分割プログラムa1,分割プログラムa2,分割プ
ログラムa3の3つに分割されているとする。そして、
各分割プログラムa1,a2,a3にはそれぞれチェッ
クサムが付与されて送信されてきている。また、制御デ
ータbは、ここではロゴデータb1,b2,b3,…b
nからなり、各放送事業者毎のロゴデータ単位でチェッ
クサムが付与されて送信されてきている。図3の不揮発
性メモリー8のメモリマップは、これらの制御プログラ
ムaおよび制御データbが不揮発性メモリー8上に格納
された状態を示している。なお、この他にも各種データ
が格納されているが、ここでは図示省略している。
【0032】図4は、ロゴデータのデータ構造を示す図
である。図4に示すようにロゴデータは、ロゴデータ別
のロゴID、バージョン、データ(データ本体)、チェ
ックサムで構成されている。
【0033】次に動作について説明する。テレビジョン
受像機1は、リモコンによって電源オフの状態にあり、
且つ予め設定されたダウンロード開始時刻になると、ダ
ウンロード用のチャンネルを自動選局し、ダウンロード
を開始する。そして、受信した放送電波30を復調部2
で復調してテレビジョンデータ31とし、分離部23に
出力する。分離部23は、テレビジョンデータ31よ
り、制御プログラムaおよび制御データbを分離する。
そして、分離部23で分離された制御プログラムaおよ
び制御データbを不揮発性メモリー8に書き込む。不揮
発性メモリー8への書き込みが完了すると、全体制御部
24は、制御プログラムaおよび制御データbをチェッ
クデータ管理部10に出力させる旨の制御データ40を
不揮発性メモリー8に出力し、制御プログラムaおよび
制御データbをチェックデータ管理部10に出力させ
る。
【0034】チェックデータ管理部10では、不揮発性
メモリー8から受け取った制御プログラムaおよび制御
データbに基づいて、各分割プログラムa1,a2,a
3および各ロゴデータb1,b2,b3,…bnのそれ
ぞれのデータ破壊を検出するためのチェックデータを破
壊検出部22に出力する。すなわち、チェックデータ管
理部10は、各分割プログラムa1,a2,a3および
各ロゴデータb1、b2、…bnにそれぞれ予め付与さ
れていたチェックサムを全て抽出するとともに、各分割
プログラムa1,a2,a3および各ロゴデータb1、
b2、…bnのそれぞれのチェックサムを算出し、それ
ぞれ対応付けてチェックデータとして破壊検出部22に
出力する。
【0035】破壊検出部22は、チェックデータ管理部
10からのチェックデータに基づいて、各分割プログラ
ムa1,a2,a3毎、各ロゴデータb1、b2、…b
n毎にそれぞれデータ破壊が有るか否かをチェックす
る。
【0036】なお、制御プログラムが分割され、分割さ
れた各分割プログラム毎にチェックサムが付与されて送
信されてくる点、各ロゴデータ毎にチェックサムが付与
されて送信されてくる点については、[従来の技術]の
説明の項では特に説明しなかったが、従来も同様であ
る。そして、破壊検出部11(図5参照)で、チェック
サムの比較によって各分割プログラム毎および各ロゴデ
ータ毎に破壊検出を行ってる点についても同様である。
しかしながら、従来は、バックアップ用の不揮発性メモ
リー8へのダウンロードが失敗した場合、バックアップ
用を動作用に切り換えずに、動作用として使用されてい
た方の不揮発性メモリー9(図5参照)での動作を続け
るという単純な制御上、バックアップ用の不揮発性メモ
リー8へのダウンロードが失敗したという結果だけを結
果データ38(図5参照)として全体制御部14(図5
参照)に送信すれば必要十分だったのに対し、本実施の
形態では、以下に詳述するが、更に高度な制御を行うこ
とから、結果データ38とは異なる結果データ42を全
体制御部24に通知するようにしている。
【0037】すなわち、破壊検出部22は、分割プログ
ラムa1,a2,a3の何れか1つでもデータ破壊があ
ることを検出した場合、制御プログラムaにデータ破壊
があったことを示す制御プログラム破壊有り通知を含む
結果データ42を全体制御部24に出力する。分割プロ
グラムa1,a2,a3の何れにもデータ破壊が無かっ
た場合には、制御プログラムaにデータ破壊が無かった
ことを示す制御プログラム破壊無し通知を含む結果デー
タ42を全体制御部24に出力する。
【0038】またロゴデータb1、b2、…bnにおい
て、データ破壊があったものについては、そのロゴデー
タ毎に、ロゴIDにロゴデータ破壊有り通知を付加した
データを、また、データ破壊の無かったものについて
は、そのロゴデータ毎に、ロゴIDにロゴデータ破壊無
し通知を付加したデータを結果データ42に含めて全体
制御部24に出力する。
【0039】全体制御部24は、破壊検出部22からの
結果データ42を不揮発性メモリー8に書き込む。
【0040】以上の処理は、ダウンロード開始時刻にな
るとテレビジョン受像機100で自動的に行われる処理
である。なお、ダウンロードは所定時間間隔で定期的に
行われるように設定されており、テレビジョン受像機1
の電源がリモコンによってオフされている間、設定され
たダウンロード開始時刻の度に上記の処理が実施される
ようになっている。なお、主電源がオフされている間は
当然のことながらダウンロードは実施されない。
【0041】そして、テレビジョン受像機1の電源がリ
モコンによってオンされると、全体制御部24は、不揮
発性メモリー8から最後のダウンロードにおける結果デ
ータ42を読み出して以下の処理を行う。
【0042】すなわち、全体制御部24は、結果データ
42に制御プログラム破壊有り通知が含まれている場合
には、制御プログラムaについては読み出し専用不揮発
性メモリー21を展開メモリー13への展開元と指定す
る展開元制御データ41を選択部12に出力する。この
展開元制御データ41を受け取った選択部12は、読み
出し専用不揮発性メモリー21に格納された出荷時の制
御プログラムを展開メモリー13に展開させる。この制
御により、いま、電源オンされたことによる起動時に
は、この起動時の前の電源オフ状態において最後に行わ
れたダウンロードの際にダウンロードに失敗した制御プ
ログラムは使用されず、出荷時の制御プログラムに基づ
いてテレビジョン受像機1が制御されることになる。
【0043】一方、結果データ42に制御プログラム破
壊無し通知が含まれている場合には、全体制御部24
は、制御プログラムaについて、不揮発性メモリー8を
展開メモリー13への展開元と指定する展開元制御デー
タ41を選択部12に出力する。この展開元制御データ
41を受け取った選択部12は、不揮発性メモリー8に
格納された制御プログラムaを展開メモリー13に展開
させる。この制御により、いま、電源オンされたことに
よる起動時には、この起動時の前の電源オフ状態におい
て最後に行われたダウンロードの際に、不揮発性メモリ
ー8に正常にダウンロードされた制御プログラムaに基
づいてテレビジョン受像機1が制御されることになる。
【0044】また、結果データ42において、ロゴデー
タ破壊有り通知が付与されたロゴIDのロゴデータにつ
いては、全体制御部24は、読み出し専用不揮発性メモ
リー21を展開メモリー13への展開元と指定し、ま
た、ロゴデータ破壊無し通知が付与されたロゴIDのロ
ゴデータについては、不揮発性メモリー8を展開メモリ
ー13への展開元と指定する展開元制御データ41を選
択部12に出力する。選択部12は、全体制御部24か
らの展開元制御データ41に基づいて、ロゴデータ毎に
展開元を不揮発性メモリー8または読み出し専用不揮発
性メモリー21の何れか一方を選択して展開メモリー1
3に展開させる。この制御により、いま、電源オンされ
たことによる起動時には、この起動前の電源オフ状態に
おいて最後に行われたダウンロードの際に、ダウンロー
ドに失敗したロゴデータについては、読み出し専用不揮
発性メモリー21に格納された出荷時のロゴデータが使
用され、ダウンロードが正常に完了したロゴデータにつ
いては、不揮発性メモリー8にダウンロードされたロゴ
データが使用されることになる。
【0045】このように、電源オンされると、全体制御
部24は不揮発性メモリー8に書き込まれた結果データ
42を読み出し、この結果データ42に基づいて展開メ
モリー13への展開元を選択して展開メモリー13へ展
開させ、展開メモリー13に展開された制御プログラム
および制御データに基づいてテレビジョン受像機1を制
御する。なお、主電源がオンされたときも、上記と同様
にしてテレビジョン受像機100が制御されることにな
る。
【0046】なお、テレビジョン受像機1では、上述し
たように、リモコンによって電源オフされている間、定
期的にダウンロードが実施されるように設定されてい
る。全体制御部24は、設定されたダウンロード開始時
刻がくると、前回のダウンロードの結果データ42を不
揮発性メモリー8から読み出し、該結果データ42に基
づいて、衛星から配信されてくる制御プログラムおよび
制御データのうち、前回のダウンロードで失敗したデー
タ部分を選択して分離して不揮発性メモリー8に出力さ
せる旨の制御データ43を分離部23に出力するように
なっている。これにより、例えば、前回のダウンロード
時にロゴデータb1、b2にデータ破壊があったとする
と、次回のダウンロード時は、分離部23では、復調部
2からのテレビジョンデータ31のうち、ロゴデータb
1、b2だけが選択して分離され、不揮発性メモリー8
にダウンロードされることになり、ダウンロード時間を
短縮することが可能となっている。
【0047】また、全体制御部24は、リモコンによっ
て電源オンされると、前述の通り、不揮発性メモリー8
から、最後のダウンロードでの結果データ42を読み出
すようにしているが、この結果データ42に制御プログ
ラム破壊有り通知あるいはロゴデータ破壊有り通知が1
つでも含まれていた場合、正常にダウンロードできなか
った旨のダウンロード結果を、通信部6を介して委託放
送事業者へ通知するようにしている。なお、ダウンロー
ド結果を委託放送事業者へ通知することにより、ダウン
ロードに失敗したデータが委託放送事業者から再配信さ
れてくるものではないが、委託放送事業者側において、
ダウンロード結果通知の受信数が多い場合に、例えば、
その制御プログラムおよび制御データの配信期間が1週
間に設定されていたのを、更に1週間延ばすなどのきっ
かけを作ることになり、衛星放送全体のサービス性向上
に寄与することができる。
【0048】このように、本実施の形態によれば、出荷
時の制御プログラムおよび制御データを、一般的に低価
格の読み出し専用不揮発性メモリーに格納しておき、ま
た、放送電波30で受信した制御プログラムおよび制御
データについては、従来と同様に書き換え可能な不揮発
性メモリーにダウンロードするようにし、データ破壊が
発生した場合には、その破壊されたデータについては読
み出し専用不揮発性メモリーに格納された出荷時のデー
タを展開メモリー13に展開し、正常に書き込みが完了
したデータについては不揮発性メモリー8に格納された
データを展開メモリー13に展開するようにしたので、
制御プログラムおよび制御データのダウンロード時のデ
ータ破壊に対処できる機能を備えながらも低コストにて
実現することができるテレビジョン受像機1を得ること
ができる。
【0049】また、本実施の形態では、従来2つ設けら
れていた例えばフラッシュメモリーなどの書き換え可能
な不揮発性メモリーの1つを、例えばROMなどの読み
出し専用の不揮発性メモリーに代えた構成としたので、
制御の容易化および小型化を実現できる。
【0050】また、分離部23で破壊されたデータ部分
を特定する結果データ42を保持するようにしておき、
次回のダウンロード時には、破壊されたデータ部分のみ
を不揮発性メモリー8に書き込むようにしたため、書き
込み時間を短縮することができる。
【0051】また、従来は、ダウンロード結果を委託放
送事業者に通知する機能を備えていなかったため、ある
制御プログラムおよび制御データの配信期間が例えば一
週間と設定されていた場合に、この配信期間内でのダウ
ンロードに失敗してしまうと、その配信期間内で配信さ
れていた制御プログラムおよび制御データによる制御が
全く実施されないままとなってしまい、サービス性が悪
かったのに対し、本実施の形態では、ダウンロード結果
を通知することによって上述したように期間延長等の対
策を促すことが可能となり、サービス性向上に寄与でき
る。
【0052】なお、本実施の形態では、書込可能な不揮
発性メモリーとして不揮発性メモリーを例にあげたが、
これに限られたものではなく、例えばEEPROMなど
でも良い。また、読み出し専用の不揮発性メモリーとし
てROMを例にあげて説明したが、これに限られたもの
ではなく、低コストで小型化が実現可能なメモリーであ
ればよい。
【0053】なお、本実施の形態では、テレビジョン受
像機1を表示装置15とは別体の装置として例示した
が、表示装置15内に図1に示す構成を内蔵させてテレ
ビジョン受像機としてもよい。
【0054】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので、以下に示すような効果を奏する。
【0055】本発明の請求項1に係るテレビジョン受像
機は、衛星を介して配信される、テレビジョン受像機を
制御するための制御プログラムおよび複数のデータで構
成される制御データを、書き換え可能な不揮発性メモリ
ーにダウンロードして更新するテレビジョン受像機であ
って、出荷時の制御プログラムおよび制御データが書き
込まれた、読み出し専用の不揮発性メモリーと、書き換
え可能な不揮発性メモリーにダウンロードされた制御プ
ログラムにデータ破壊があるか否かを検出するととも
に、書き換え可能な不揮発性メモリーにダウンロードさ
れた制御データについて、その制御データを構成する各
データ毎にデータ破壊があるか否かを検出する破壊検出
部と、書き換え可能な不揮発性メモリーにダウンロード
された制御プログラムにデータ破壊がなかった場合に
は、その破壊されていない制御プログラムを選択し、デ
ータ破壊があった場合には、読み出し専用の不揮発性メ
モリーに格納されている出荷時の制御プログラムを選択
し、また、書き換え可能な不揮発性メモリーにダウンロ
ードされた制御データを構成する各データのうち、デー
タ破壊がなかったデータについては、その破壊されてい
ないデータを選択し、データ破壊があったデータについ
ては読み出し専用の不揮発性メモリーに格納されている
出荷時の該当データを選択して、選択した制御プログラ
ムおよび制御データに基づいてテレビジョン受像機の制
御を行う制御部とを備えるようにしたので、制御プログ
ラムおよび制御データのダウンロード時のデータ破壊に
対処できる機能を備えながらも低コスト、小型にて実現
することができるテレビジョン受像機を得ることができ
る。
【0056】本発明の請求項2に係るテレビジョン受像
機は、上記請求項1の発明において、制御プログラムは
所定の単位に分割されて配信されており、破壊検出部
は、書き換え可能な不揮発性メモリーにダウンロードさ
れた制御プログラムおよび制御データのそれぞれについ
て、制御プログラムについては制御プログラムが分割さ
れてなる各分割プログラム毎に、制御データについては
その制御データを構成する各データ毎にそれぞれデータ
破壊があるか否かを検出し、制御部は、ダウンロード時
には、破壊検出部の検出結果に基づいて、前回のダウン
ロード時にデータ破壊のあったデータ部分を選択して書
き換え可能な不揮発性メモリーへダウンロードさせるよ
うにしたので、ダウンロード時間を短縮することが可能
なテレビジョン受像機を得ることができる。
【0057】本発明の請求項3に係るテレビジョン受像
機は、上記請求項1又は請求項2の発明において、制御
プログラムおよび制御データの配信元である委託放送事
業者と通信するための通信部を備え、制御部は、破壊検
出部で1つでもデータ破壊が検出された場合、ダウンロ
ードが失敗したことを示すダウンロード結果を、委託放
送事業者に通信部を介して通知するようにしたので、委
託放送事業者側において、ダウンロード結果通知の受信
数が多い場合などにおいて、その制御プログラムおよび
制御データの配信期間を延長するなどの対応を促すこと
が可能となり、衛星放送全体のサービス性向上に寄与す
ることが可能なテレビジョン受像機を得ることができ
る。
【0058】本発明の請求項4に係るテレビジョン受像
機は、上記請求項2又は請求項3の発明において、制御
プログラムは分割プログラム毎にそれぞれデータ破壊を
チェックするためのチェックサムが付与されて配信され
ており、また、制御データはその制御データを構成する
各データ毎にそれぞれデータ破壊をチェックするための
チェックサムが付与されて配信されており、テレビジョ
ン受像機は、更に、ダウンロードした制御プログラムお
よび制御データから付与されたチェックサムを全て抽出
するとともに、受信した制御プログラムの分割プログラ
ム毎および制御データを構成する各データ毎にそれぞれ
チェックサムを算出するチェックサム管理部を備え、破
壊検出部は、チェックサム管理部で抽出されたチェック
サムと、算出されたチェックサムとの比較によりデータ
破壊があるか否かを検出するようにしたので、破壊検出
にチェックサムを利用することのできるテレビジョン受
像機を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態のテレビジョン受像機
の構成を示すブロック図である。
【図2】 図1の読み出し専用不揮発性メモリーのメモ
リマップの一例を示す図である。
【図3】 図1の不揮発性メモリーのメモリマップの一
例を示す図である。
【図4】 ロゴデータのデータ構造を示す図である。
【図5】 従来のテレビジョン受像機の構成を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 テレビジョン受像機、6 通信部、8 書き換え可
能不揮発性メモリー、10 チェックデータ管理部、2
4 全体制御部、21 読み出し専用不揮発性メモリ
ー、22 破壊検出部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衛星を介して配信される、テレビジョン
    受像機を制御するための制御プログラムおよび複数のデ
    ータで構成される制御データを、書き換え可能な不揮発
    性メモリーにダウンロードして更新するテレビジョン受
    像機であって、 出荷時の制御プログラムおよび制御データが書き込まれ
    た、読み出し専用の不揮発性メモリーと、 前記書き換え可能な不揮発性メモリーにダウンロードさ
    れた前記制御プログラムにデータ破壊があるか否かを検
    出するとともに、前記書き換え可能な不揮発性メモリー
    にダウンロードされた前記制御データについて、該制御
    データを構成する各データ毎にデータ破壊があるか否か
    を検出する破壊検出部と、 前記書き換え可能な不揮発性メモリーにダウンロードさ
    れた前記制御プログラムにデータ破壊がなかった場合に
    は、該破壊されていない制御プログラムを選択し、デー
    タ破壊があった場合には、前記読み出し専用の不揮発性
    メモリーに格納されている出荷時の制御プログラムを選
    択し、また、前記書き換え可能な不揮発性メモリーにダ
    ウンロードされた前記制御データを構成する各データの
    うち、データ破壊がなかったデータについては、該破壊
    されていないデータを選択し、データ破壊があったデー
    タについては前記読み出し専用の不揮発性メモリーに格
    納されている出荷時の該当データを選択して、該選択し
    た制御プログラムおよび制御データに基づいてテレビジ
    ョン受像機の制御を行う制御部とを備えたことを特徴と
    するテレビジョン受像機。
  2. 【請求項2】 前記制御プログラムは所定の単位に分割
    されて配信されており、前記破壊検出部は、前記書き換
    え可能な不揮発性メモリーにダウンロードされた前記制
    御プログラムおよび前記制御データのそれぞれについ
    て、前記制御プログラムについては該制御プログラムが
    分割されてなる各分割プログラム毎に、前記制御データ
    については該制御データを構成する各データ毎にそれぞ
    れデータ破壊があるか否かを検出し、前記制御部は、ダ
    ウンロード時には、前記破壊検出部の検出結果に基づい
    て、前回のダウンロード時にデータ破壊のあったデータ
    部分を選択して前記書き換え可能な不揮発性メモリーへ
    ダウンロードさせることを特徴とする請求項1記載のテ
    レビジョン受像機。
  3. 【請求項3】 前記制御プログラムおよび前記制御デー
    タの配信元である委託放送事業者と通信するための通信
    部を備え、前記制御部は、前記破壊検出部で1つでもデ
    ータ破壊が検出された場合、ダウンロードが失敗したこ
    とを示すダウンロード結果を、前記委託放送事業者に前
    記通信部を介して通知することを特徴とする請求項1又
    は請求項2記載のテレビジョン受像機。
  4. 【請求項4】 前記制御プログラムは前記分割プログラ
    ム毎にそれぞれデータ破壊をチェックするためのチェッ
    クサムが付与されて配信されており、また、前記制御デ
    ータは該制御データを構成する各データ毎にそれぞれデ
    ータ破壊をチェックするためのチェックサムが付与され
    て配信されており、前記テレビジョン受像機は、更に、
    ダウンロードした前記制御プログラムおよび前記制御デ
    ータから前記付与されたチェックサムを全て抽出すると
    ともに、受信した前記制御プログラムの前記分割プログ
    ラム毎および前記制御データを構成する前記各データ毎
    にそれぞれチェックサムを算出するチェックサム管理部
    を備え、前記破壊検出部は、前記チェックサム管理部で
    抽出されたチェックサムと、算出されたチェックサムと
    の比較によりデータ破壊があるか否かを検出することを
    特徴とする請求項2又は請求項3記載のテレビジョン受
    像機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007201872A (ja) * 2006-01-27 2007-08-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd デジタル放送受信装置
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