JP2004348434A - 通信機能付き情報処理装置およびそのプログラム更新方法 - Google Patents
通信機能付き情報処理装置およびそのプログラム更新方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】プログラムをダウンロード更新時に必要となるフラッシュメモリのバックアップ用メモリ容量を減らす。
【解決手段】通信インターフェース部1と、プログラムを更新状況情報と共に格納する書き換え可能な第1不揮発性記憶部2と、ブートプログラムと更新開始時および更新終了時に更新状況情報を第1不揮発性記憶部2に格納する更新プログラムを格納する第2不揮発性記憶部3と、作業用記憶部4と、制御部5とを備え、更新プログラムは、ダウンロードしたプログラムを作業用記憶部4に一時格納してから第1不揮発性記憶部2に格納し、ブートプログラムは、電源投入時の基本制御プログラムを装置に読み込ませる前に、第1不揮発性記憶部2の更新状況情報から更新途中の状況の被更新プログラムが有る場合、プログラム管理装置80からその最新バージョンをダウンロードして更新する。
【選択図】 図1
【解決手段】通信インターフェース部1と、プログラムを更新状況情報と共に格納する書き換え可能な第1不揮発性記憶部2と、ブートプログラムと更新開始時および更新終了時に更新状況情報を第1不揮発性記憶部2に格納する更新プログラムを格納する第2不揮発性記憶部3と、作業用記憶部4と、制御部5とを備え、更新プログラムは、ダウンロードしたプログラムを作業用記憶部4に一時格納してから第1不揮発性記憶部2に格納し、ブートプログラムは、電源投入時の基本制御プログラムを装置に読み込ませる前に、第1不揮発性記憶部2の更新状況情報から更新途中の状況の被更新プログラムが有る場合、プログラム管理装置80からその最新バージョンをダウンロードして更新する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、電話回線インターフェースやIEEE1394インターフェースを持ったデジタルテレビやデジタルセットトップボックスのようなデジタル放送受信機、さらには、D−VHS、DVDレコーダ、HDDレコーダのようなデジタル録画機器のように、宅外および宅内にある別の装置との通信手段を有する(通信機能付き)情報処理装置内のフラッシュメモリ等の書き換え可能な不揮発性記憶部に格納されたプログラムを、一旦その記憶部内の別領域にバックアップをとることなくダウンロードした新バージョンに更新する通信機能付き情報処理装置およびそのプログラム更新方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の通信機能付き情報処理装置では、フラッシュメモリ等の書き換え可能な不揮発性記憶部に格納されたプログラムのバージョンを新しいバージョンに更新する場合、例えば、そのフラッシュメモリ内の別の領域にバックアップ用の領域を設け、一旦、その領域に更新元プログラムを格納してから更新処理を実施することで、装置の電源が処理途中で突然に遮断された場合や処理途中で突然にリセットされた場合等のようにプログラムの書き換えが終了する前に更新処理が中断した場合に、元のプログラムに戻して更新処理前の装置の状態に回復することで、装置が正常に動作しなくなる事態を回避できるようにしている。そのため、従来のフラッシュメモリの容量としては、プログラムの更新時用に余分なメモリ容量が設定されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−331379号公報(第1頁、図2)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来のフラッシュメモリにおける余分なメモリ容量は、格納されたプログラムの更新時にのみ必要となる容量であり、プログラムの通常動作時には必要ない容量であり、そのために装置のコストが上がってしまう問題点を有していた。
【0005】
本発明は、上述した問題を解決するためになされたものであって、従来はプログラムを更新する時にフラッシュメモリ内に必要であったバックアップ用のメモリ容量を必要なくする通信機能付き情報処理装置およびそのプログラム更新方法を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するため、本発明の通信機能付き情報処理装置は、無線あるいは有線の通信媒体を介してプログラム管理装置とデータの送受信を行う通信インターフェース部と、
基本制御プログラムを含む複数の任意のプログラム、該各プログラムのバージョン情報および該各プログラムが更新途中あるいは更新終了の状況であることを少なくとも示す更新状況情報を含むステータス情報を格納する書き換え可能な第1不揮発性記憶部と、
各プログラムを動作させるための作業用領域として使用される作業用記憶部と、
電源投入時に前記基本制御プログラムを装置に読み込ませるブートプログラムと、通信インターフェース部を介して前記プログラム管理装置と通信することで各プログラムのバージョン情報が最新であるか否かを確認し、最新でないプログラムについては最新バージョンをプログラム管理装置からダウンロードして更新し、更新開始時に各プログラムが更新途中の状況を示す更新状況情報を第1不揮発性記憶部に格納し、更新終了時には更新終了の状況を示す更新状況情報を第1不揮発性記憶部に格納すると共にバージョン情報を更新する更新プログラムが格納された第2不揮発性記憶部と、
上記各部を含む装置全体を制御する制御部と、
を備え、
更新プログラムは、ダウンロードしたプログラムを作業用記憶部に一時格納し、更新状況情報を第1不揮発性記憶部に格納してから、該ダウンロードしたプログラムを第1不揮発性記憶部に格納する処理プログラムを含み、
ブートプログラムは、電源投入時の基本制御プログラムを装置に読み込ませる前に、第1不揮発性記憶部に格納された各プログラムの更新状況情報を確認し、更新途中の状況の被更新プログラムが有る場合には、通信インターフェース部を介してプログラム管理装置と通信し、更新途中の被更新プログラムの最新バージョンをダウンロードして更新し、更新終了時に第1不揮発性記憶部に格納された各プログラムの更新状況情報を更新済みにすると共にバージョン情報を更新する処理プログラムを含むものである。
【0007】
また、本発明の通信機能付き情報処理装置のプログラム更新方法は、書き換え可能な不揮発性記憶部に格納されたプログラムを、自装置の外部に配置されたプログラム管理装置と更新プログラムを用いて通信することにより更新可能な情報処理装置において、
プログラムの更新時には、
プログラム管理装置からダウンロードしたプログラムを一時的に作業用記憶部に格納する処理を開始したら、更新途中の状況であることを示す更新状況情報を不揮発性記憶部に格納するステップと、
更新するプログラムの不揮発性記憶部への格納が終了したら、更新終了の状況であることを示す更新状況情報および、更新されたプログラムのバージョン情報を不揮発性記憶部に格納するステップ
を有し、
電源投入時には、基本制御プログラムを装置に読み込ませる前に、
不揮発性記憶部にプログラムの更新途中の状況であることを示す更新状況情報が格納されているか否かを判断するステップと、
更新状況情報が更新途中の状況の被更新プログラムが有る場合に、プログラム管理装置と通信してその更新途中の被更新プログラムをダウンロードし、一時的に作業用記憶部に格納してから不揮発性記憶部に格納するステップと、
更新途中であったプログラムの不揮発性記憶部への格納が終了したら、更新終了の状況であることを示す更新状況情報および、更新されたプログラムのバージョン情報を不揮発性記憶部に格納するステップ
を有するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
【0009】
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1である通信機能付き情報処理装置の構成を示すブロック図である。
図1の通信機能付き情報処理装置100内では、通信インターフェース(I/F)部1は、無線あるいは有線のLAN(ローカル・エリア・ネットワーク)、公共通信回線、専用通信回線、あるいは、インターネット等の通信媒体CL1を介してプログラム管理装置80とデータの送受信を行うものである。
【0010】
第1不揮発性記憶部2は、例えば、書き換え可能なフラッシュメモリ等により構成され、オペレーション・システム(OS)プログラム等の基本制御プログラム、基本制御プログラムによって制御される任意のアプリケーションプログラムを含む複数の任意のプログラムに加え、その各プログラムのバージョン情報およびその各プログラムのステータス情報を区分して格納する。ステータス情報とは、各プログラムが更新途中あるいは更新終了の状況であることを少なくとも示す更新状況情報(更新処理の進行状況)を含んでいるものである。
【0011】
第2不揮発性記憶部3は、例えば、読み出し専用のリード・オンリ・メモリ(ROM)あるいは第1不揮発性記憶部2と同様なフラッシュメモリにより構成され、ブートプログラムと更新プログラムを区分して格納する。ブートプログラムは、例えば、通信機能付き情報処理装置100の電源投入時にOS等の基本制御プログラムを装置に読み込ませる(起動させる)プログラムである。
【0012】
更新プログラムは、例えば、まず、通信インターフェース部1を介してプログラム管理装置80と通信することで第1不揮発性記憶部2に格納される各プログラムのバージョン情報が最新であるか否かを確認し、最新でないプログラムについては被更新プログラム(更新対象のプログラム)として、その最新バージョンをプログラム管理装置からダウンロードして更新する。そして、更新を開始した時には、その各プログラムが更新途中の状況であることを示す更新状況情報を第1不揮発性記憶部2に格納し、更新が終了した時には更新終了の状況であることを示す更新状況情報を第1不揮発性記憶部2に格納する。さらに、更新されたプログラムのバージョン情報についても更新して格納する。
【0013】
なお、本実施の形態では、説明のわかりやすさの便宜上から上記のように第1不揮発性記憶部2および第2不揮発性記憶部3を構成しているが、例えば、第1不揮発性記憶部2に、第2揮発性記憶部3内に格納される各プログラム61、62のうち少なくとも1方を格納するように構成しても良く、また、第2不揮発性記憶部3が、第1不揮発性記憶部2と同様なフラッシュメモリにより構成される場合には、第1不揮発性記憶部2内に第2不揮発性記憶部3を形成しても良い。
【0014】
作業用記憶部4は、例えば、高速で読み書きが可能であるが記憶内容は揮発性になるランダム・アクセス・メモリ(RAM)等により構成され、各プログラムを動作させるための作業用領域として使用されるものである。制御部5は、例えば、マイクロプロセッサあるいは中央処理装置(CPU)等により構成され、上記した各部1〜4を含む通信機能付き情報処理装置100の全体を制御するものである。操作入力部6は、例えば、キーボードあるいはマウス等のように、通信機能付き情報処理装置100の使用者が指示内容を入力するものである。表示出力部7は、例えば、陰極線管や液晶等からなる不図示の表示装置に装置の動作状態等を表示するデータを出力するものである。
【0015】
第1不揮発性記憶部2内では、基本制御プログラム格納領域11は、上記した基本制御プログラムを格納する領域であり、アプリケーションプログラム格納領域12は、上記したアプリケーションプログラムを格納する領域であり、ステータス情報格納領域13は、上記したステータス情報を格納する領域である。
【0016】
第2不揮発性記憶部3内では、更新プログラム格納領域61は、上記した更新プログラムを格納する領域であり、ブートプログラム格納領域62は、上記したブートプログラムを格納する領域である。
【0017】
また、通信機能付き情報処理装置100内の上記各部1〜7は、内部バスラインBLにより相互にデータの送受信が可能であるように接続されている。
【0018】
プログラム管理装置80は、通信機能付き情報処理装置100内に格納される複数の各プログラムのバージョンを管理するために装置の外部に設けられるものであり、無線あるいは有線のLAN(ローカル・エリア・ネットワーク)、公共通信回線、専用通信回線、あるいは、インターネット等の通信媒体CL1により、通信機能付き情報処理装置100と接続され、データの送受信が可能になものである。
【0019】
また、更新プログラム格納領域61に格納された更新プログラムは、例えば、制御部5により作業用記憶部4に展開され、プログラム管理装置80からダウンロードした新バージョンの更新するプログラム(被更新プログラム)を作業用記憶部4に一時格納し、その更新するプログラムに関する更新が開始されたことを示す更新状況情報を第1不揮発性記憶部2内のステータス情報格納領域13内に格納してから、そのダウンロードした新バージョンの更新するプログラムを第1不揮発性記憶部2内に格納する処理プログラムを含んでいる。
【0020】
ブートプログラム格納領域62に格納されたブートプログラムは、例えば、通信機能付き情報処理装置100の電源が投入された時に上記した基本制御プログラムを装置に読み込ませるものであるが、本実施の形態では、その前に、まず、第1不揮発性記憶部2内のステータス情報格納領域13に格納された各プログラムの更新状況情報を確認する。
【0021】
これは、上記したように、プログラムの更新中に、装置の電源が処理途中で突然に遮断された場合や処理途中で突然にリセットされた場合等のようにプログラムの書き換えが終了する前に更新処理が中断した場合には、更新途中になっているプログラムが残り、そのプログラムの実行が不可能になってしまうためである。その更新途中の被更新プログラムが基本制御プログラムである場合には、通信機能付き情報処理装置100が動作不能になってしまう。
【0022】
その後、本実施の形態では、更新途中の状況の被更新プログラムが有る場合には、通信インターフェース部1を介してプログラム管理装置80と通信して、更新途中の被更新プログラムの最新バージョンをダウンロードして更新し、更新終了時に第1不揮発性記憶部2内のステータス情報格納領域13に格納されたそのプログラムの更新状況情報を、更新が終了したことを示す更新済みに変更すると共に、そのプログラムのバージョン情報を最新バージョンに更新する処理プログラムを含んでいる。
【0023】
図2は、図1の第1不揮発性記憶部2の領域の構成をさらに詳しく示す図である。
第1不揮発性記憶部2のアプリケーションプログラム格納領域12は、さらに、その分割数nに応じてアプリケーションプログラム1を格納する領域21からアプリケーションプログラムnを格納する領域22に区分される。
【0024】
第1不揮発性記憶部2のステータス情報格納領域13は、さらに、基本制御プログラムのバージョン情報を格納する領域31と、アプリケーションプログラムのバージョン情報を格納する領域32と、基本制御プログラムの更新状況情報を格納する領域33と、アプリケーションプログラムの更新状況情報を格納する領域34に区分される。
【0025】
第1不揮発性記憶部2のアプリケーションプログラムのバージョン領域32は、さらに、その分割数nに応じてアプリケーションプログラム1のバージョン情報を格納する領域41からアプリケーションプログラムnのバージョン情報を格納する領域42に区分される。同様にして、第1不揮発性記憶部2のアプリケーションプログラムの更新状況領域34は、さらに、その分割数nに応じてアプリケーションプログラム1の更新状況情報を格納する領域51からアプリケーションプログラムnの更新状況情報を格納する領域52に区分される。
【0026】
各アプリケーションプログラムの更新状況情報としては、例えば、そのプログラムが更新途中の状況であることを示し、更新開始時に格納される更新状況情報(更新途中フラグ)と、そのプログラムの更新が終了した状況であることを示し、更新終了時に格納される更新状況情報(更新終了フラグまたは更新済みフラグ)を少なくとも用いる。この更新状況情報は、更新開始時から更新終了時までの状況をさらに細分化して設定しても良い。
【0027】
以下に、図1および図2に示した本実施の形態の通信機能付き情報処理装置1の第1不揮発性記憶部2に格納されたプログラムを更新する(書き換える)動作について説明する。
【0028】
図3は、第1不揮発性記憶部2に格納されたプログラムを更新するプログラム(更新プログラム)の処理手順を示すフローチャートである。
操作入力部6のキー入力があった場合、不図示のタイマ等により予め決められた時間になった場合、あるいは図1に示すプログラム管理装置80からの更新要求情報の通知があった場合等には、制御部5により更新プログラム格納領域61内の更新プログラムが作業用記憶部4に読み出されて起動される。これにより、以後の制御部5は、更新プログラムに従って通信機能付き情報処理装置100内の各部を制御する。
【0029】
制御部5は、通信インターフェース部1を制御し、通信媒体CL1を介して、プログラム管理装置80と通信接続する(S1)。
【0030】
制御部5は、プログラム管理装置80との通信が確立したら、この通信機能付き情報処理装置100のステータス情報格納領域13に格納された基本制御プログラムおよびアプリケーションプログラムの各バージョンと、それらのプログラムに対応してプログラム管理装置80が管理している各プログラムの最新バージョンを比較して、格納されている各プログラムのバージョンをチェックする(S2)。
【0031】
制御部5は、ステータス情報格納領域13に格納された全プログラムが最新バージョンであるか否かを判断し(S3)、全プログラムが最新バージョンである場合(S3:YES)には、更新プログラムによる処理を終了する。全プログラムが最新バージョンではなく一つでも古いバージョンが有る場合(S3:NO)には、制御部5は、ステップS2およびS3のチェックと判断の結果を利用して、ステータス情報格納領域13に格納された全プログラムから更新されるプログラム(被更新プログラム)を決定する(S4)。
【0032】
制御部5は、決定した被更新プログラムを順にプログラム管理装置80からダウンロードして作業用記憶部4に一旦格納し(S5)、第1不揮発性記憶部2に転送して格納する前に、ダウンロードしたプログラムについて更新途中であることを示す更新状況情報を、第1不揮発性記憶部2のステータス情報格納領域13に格納する(S6)。例えば、基本制御プログラムを更新するのであれば、基本制御プログラムの更新状況領域33に、更新途中の状況であることを示す更新状況情報(更新中フラグ)を設定する。アプリケーションプログラム1を更新するのであれば、アプリケーションプログラム1の更新情報領域51に、更新途中の状況であることを示す更新状況情報(更新中フラグ)を設定する。
【0033】
制御部5は、その後、作業用記憶部4にダウンロードしたプログラムを、そのプログラムに対応する第1不揮発性記憶部2内の基本制御プログラム格納領域11あるいはアプリケーションプログラム格納領域12に転送して格納する(S7)。
【0034】
制御部5は、ダウンロードしたプログラムを第1不揮発性記憶部2内の対応する領域に格納したか否かを判断し(S8)、終了していない場合(S8:NO)には、再度ステップS8の判断を実施し、終了している場合(S8:YES)には、ステータス情報格納領域13に格納されているそのプログラムのバージョン情報を最新のバージョンに更新する(S9)。例えば、基本制御プログラムを更新したのであれば、基本制御プログラムのバージョン領域31に、更新したプログラムのバージョンを設定する。アプリケーションプログラム1を更新したのであれば、アプリケーションプログラム1のバージョン領域41に、更新したプログラムのバージョンを設定する。
【0035】
制御部5は、ダウンロードしたプログラムを第1不揮発性記憶部2内の対応する領域への格納が終了したら、上記したステップS9と共に、ステータス情報格納領域13に格納されているそのプログラムの更新状況情報を更新が終了したことを示す更新状況情報に変更して格納する(S10)。例えば、基本制御プログラムを更新したのであれば、基本制御プログラムの更新状況領域33に、更新終了の状況であることを示す更新状況情報(更新済みフラグ)を設定する。アプリケーションプログラム1を更新したのであれば、アプリケーションプログラム1の更新情報領域51に、更新終了の状況であることを示す更新状況情報(更新済みフラグ)を設定する。
【0036】
制御部5は、ステップS4で決定された被更新プログラムのうち、未更新の被更新プログラムが有るか否かを判断し(S11)、未更新の被更新プログラムが有る場合(S11:YES)には、ステップS5に戻って次の被更新プログラムをダウンロードして作業用記憶部4に格納するが、未更新の被更新プログラムが無い場合(S11:NO)には、更新プログラムによる処理を終了する。
【0037】
なお、図3のフローチャートに示した更新プログラムは、被更新プログラムが動作する前に、図1に示す第1不揮発性記憶部2から更新プログラムが作業用記憶部4に読み込まれて、作業用記憶部4の上で動作する場合を想定している。つまり、図3の内容は、基本制御プログラムが被更新プログラムプログラムである場合には、基本制御プログラムが第1不揮発性記憶部2から読み出されて作業用記憶部4上で動作する前に実施され、アプリケーションプログラムが被更新プログラムプログラムである場合には、そのアプリケーションプログラムが第1不揮発性記憶部2から読み出されて作業用記憶部4上で動作する前に実施される内容である。
【0038】
この図3の更新プログラムの処理を実行中に、通信機能付き情報処理装置100の電源を切られたり、あるいは、リセットが指示入力された場合には、フラッシュメモリ等からなる第1不揮発性記憶部2に格納されたプログラムの内容が完全に書き換えられていない状態で終了してしまう場合が発生する。本実施の形態では、この状態を回復させるために、第2不揮発性記憶部3のブートプログラム格納領域62に格納された装置への電源投入時に動作するブートプログラムで、第1不揮発性記憶部2に格納されたプログラムの更新状態を確認し、書き換えが不完全なプログラムがある場合には、そのプログラムに対して再度書き換えを実行するようにしている。
【0039】
図4は、本実施の形態の通信機能付き情報処理装置100のブートプログラムの処理手順を示すフローチャートである。
通信機能付き情報処理装置100の電源が投入されるか、あるいは、リブートされた場合、第2不揮発性記憶部3のブートプログラム格納領域62に格納されたブートプログラムが作業用記憶部4に読み出されて起動する。これにより、以後の制御部5は、ブートプログラムに従って通信機能付き情報処理装置100内の各部を制御する。
【0040】
制御部5は、最初に、第1不揮発性記憶部2内のステータス情報格納領域13中の、基本制御プログラムの更新状況領域33とアプリケーションプログラムの更新状況領域34を検索し(S51)、更新途中の状況であることを示す更新状況情報(更新中フラグ)が設定された基本制御プログラムあるいはアプリケーションプログラムがあるか否かを判断する(S52)。更新途中のプログラムが無い(S51:NO)には、ステップS61に飛んで基本制御プログラムを起動させるが、更新途中のプログラムが1個でも有った場合(S51:YES)には、制御部5は、ステップS51およびS52の検索と判断の結果を利用して、ステータス情報格納領域13に格納された全プログラムから更新されるプログラム(被更新プログラム)を決定する(S53)。
【0041】
制御部5は、通信インターフェース部1を制御し、通信媒体CL1を介して、プログラム管理装置80と通信接続し(S54)、ステップS53で決定した被更新プログラムを順にプログラム管理装置80からダウンロードして作業用記憶部4に一旦格納し(S55)、そのダウンロードしたプログラムを、そのプログラムに対応する第1不揮発性記憶部2内の基本制御プログラム格納領域11あるいはアプリケーションプログラム格納領域12に転送して格納する(S56)。
【0042】
制御部5は、ダウンロードしたプログラムを第1不揮発性記憶部2内の対応する領域に格納したか否かを判断し(S57)、終了していない場合(S57:NO)には、再度ステップS57の判断を実施し、終了している場合(S57:YES)には、ステータス情報格納領域13に格納されているそのプログラムのバージョン情報を最新のバージョンに更新する(S58)。例えば、基本制御プログラムを更新したのであれば、基本制御プログラムのバージョン領域31に、更新したプログラムのバージョンを設定する。アプリケーションプログラム1を更新したのであれば、アプリケーションプログラム1のバージョン領域41に、更新したプログラムのバージョンを設定する。
【0043】
制御部5は、ダウンロードしたプログラムを第1不揮発性記憶部2内の対応する領域への格納が終了したら、上記したステップS9と共に、ステータス情報格納領域13に格納されているそのプログラムの更新状況情報を更新が終了したことを示す更新状況情報に変更して格納する(S59)。例えば、基本制御プログラムを更新したのであれば、基本制御プログラムの更新状況領域33に、更新終了の状況であることを示す更新状況情報(更新済みフラグ)を設定する。アプリケーションプログラム1を更新したのであれば、アプリケーションプログラム1の更新情報領域51に、更新終了の状況であることを示す更新状況情報(更新済みフラグ)を設定する。
【0044】
制御部5は、ステップS53で決定された被更新プログラムのうち、未更新の被更新プログラムが有るか否かを判断し(S60)、未更新の被更新プログラムが有る場合(S60:YES)には、ステップS55に戻って次の被更新プログラムをダウンロードして作業用記憶部4に格納するが、未更新の被更新プログラムが無い場合(S60:NO)には、基本制御プログラムを起動させ(S61)、ブートプログラムによる処理を終了する。
【0045】
このように本実施の形態の通信機能付き情報処理装置100では、フラッシュメモリ等からなる第1不揮発性記憶部2のステータス情報格納領域13に更新状況情報を格納するようにし、ブートプログラムに被更新プログラムが第1不揮発性記憶部2から読み出される前に通信インターフェース部1を介してプログラム管理装置80と通信して被更新プログラムをダウンロードできる機能を実装させることで、更新途中で電源が遮断された被更新プログラムについてはブートプログラムで更新できるようにしたので、更新プログラムの動作時に被更新プログラムをバックアップする必要が無くなる。従って、本実施の形態の通信機能付き情報処理装置100では、バックアップ用の第1不揮発性記憶部2(フラッシュメモリ)の容量を確保しなくても良くなり、その容量を低減させる分だけ製品コストを低減させることが可能になる。
【0046】
実施の形態2.
上記した実施の形態1では、ブートプログラムで、更新途中で電源が遮断された被更新プログラムについてはブートプログラムで更新できるようにすることで、更新プログラムの動作時に被更新プログラムをバックアップしなくても良いようにして第1不揮発性記憶部2の容量を低減させることができたが、例えば、更新プログラムの動作後で、さらに長時間が経過した後にブートプログラムの実施した場合には、格納されているプログラムをその時点の最新バージョンのプログラムに全て更新できなくなる場合があった。そこで、本実施の形態2では、実施の形態1のブートプログラムに、さらに、その時点での各プログラムのバージョンをチェックさせて、全てのプログラムを最新バージョンにできるようにする場合について説明する。
【0047】
図5は、本実施の形態の通信機能付き情報処理装置100のブートプログラムの処理手順を示すフローチャートである。
図4に示した実施の形態1と、図5に示した本実施の形態との相違は、以下のようになる。なお、本実施の形態の通信機能付き情報処理装置の構成および第1不揮発性記憶部2に格納されたプログラムを更新するプログラム(更新プログラム)の処理手順については、実施の形態1と同様であるので重複する説明を省略し、図4に示した実施の形態1と同様な処理についても、同じステップ番号を付与し、重複する説明を省略する。
【0048】
制御部5は、ステップS52の処理で更新途中のプログラムが有った場合(S52:YES)には、すぐにプログラム管理装置80と通信接続し(S54)、プログラム管理装置80との通信が確立したら、この通信機能付き情報処理装置100のステータス情報格納領域13に格納された基本制御プログラムおよびアプリケーションプログラムの各バージョンと、それらのプログラムに対応してプログラム管理装置80が管理している各プログラムの最新バージョンを比較して、格納されている各プログラムのバージョンをチェックする(S71)。
【0049】
その後、制御部5は、ステータス情報格納領域13に格納された全プログラムが最新バージョンであるか否かを判断し(S72)、全プログラムが最新バージョンである場合(S72:YES)には、ステップS61に飛んで基本制御プログラムを起動させるが、全プログラムが最新バージョンではなく一つでも古いバージョンが有る場合(S72:NO)には、ステップS71およびS72のチェックと判断の結果を利用して、ステータス情報格納領域13に格納された全プログラムから更新されるプログラム(被更新プログラム)を決定する(S53)。ステップS55以降の処理は実施の形態1と同様である。
【0050】
このように本実施の形態では、実施の形態1のブートプログラムに、さらに、その時点での各プログラムのバージョンをチェックさせて、全てのプログラムを最新バージョンにできるようにしたので、実施の形態1の効果に加えて、ブートプログラムを実施した場合に、格納されているプログラムをその時点の最新バージョンのプログラムに全て更新させることができる。
【0051】
実施の形態3.
上記した実施の形態1、2では、プログラム更新処理は、不図示のタイマ等による予め決められたタイミングか、あるいは、図1の操作入力部6からの使用者の指示入力による場合を示したが、図1に示すプログラム管理装置80からの更新プログラムを起動させるための更新要求情報(通知)によってもプログラム更新処理を起動させることができる。そこで、本実施の形態3では、プログラム更新処理をプログラム管理装置80からの更新要求情報で起動させる場合について説明する。
【0052】
図6は、本発明の実施の形態3の通信機能付き情報処理装置の第1不揮発性記憶部2に格納されたプログラムを更新するプログラムの処理手順を示すフローチャートである。
図4に示した実施の形態1と、図6に示した本実施の形態との相違は、以下のようになる。なお、本実施の形態の通信機能付き情報処理装置の構成およびブートプログラムの処理手順については、実施の形態1と同様であるので重複する説明を省略し、図4に示した実施の形態1と同様な処理についても、同じステップ番号を付与し、重複する説明を省略する。
【0053】
ステップ1でプログラム管理装置80と通信接続された通信機能付き情報処理装置の制御部5は、プログラム管理装置80からの更新要求情報を受信したか否かを判断し(S26)、更新要求情報を受信しない場合(S26:NO)には、更新プログラムによる処理を終了する。更新要求情報を受信した場合(S26:YES)には、制御部5は、更新要求情報を第1不揮発性記憶部2のステータス情報格納領域13の対応する基本制御プログラムの更新状況領域33またはアプリケーションプログラムの更新状況領域34に格納する(S27)。ここでは、制御部5は、ステータス情報格納領域13の中の被更新プログラムに対応する全ての更新状況領域に更新要求フラグ等の更新要求情報を設定する。例えば、基本制御プログラムを更新するのであれば、基本制御プログラムの更新状況領域33に、更新要求情報(更新要求フラグ)を設定し、アプリケーションプログラム1を更新するのであれば、アプリケーションプログラム1の更新情報領域51に、更新要求情報(更新要求フラグ)を設定する。その後の処理は、図4に示した実施の形態1と同様である。
【0054】
このように本実施の形態では、実施の形態1の更新プログラムをプログラム管理装置80からの更新プログラムを起動させるための更新要求情報(通知)によって起動させることができるので、実施の形態1の効果に加えて、更新作業に必要な使用者の作業を軽減することができる。
【0055】
実施の形態4.
実施の形態1〜3では、揮発性の記憶素子であるRAM等からなる作業用記憶部4を設け、基本制御プログラムおよびアプリケーションプログラムを作業用記憶部4上で動作させる場合を説明したが、基本制御プログラムおよびアプリケーションプログラムは、フラッシュメモリ等の第1不揮発性記憶部2上でも動作させることが可能である。そこで、以下に説明する実施の形態4では、そのような基本制御プログラムおよびアプリケーションプログラムを第1不揮発性記憶部2上で動作させる場合について説明する。
【0056】
実施の形態1では更新プログラムでフラッシュメモリを書き換えていたが、上記したように基本制御プログラムおよびアプリケーションプログラムを第1不揮発性記憶部2上で動作させた場合には、通信機能付き情報処理装置が動作している状態では、プログラムを書き換えることができない。そこで、本実施の形態2の更新プログラムでは、第1不揮発性記憶部2(フラッシュメモリ)のプログラムの更新を行わないで被更新プログラムの決定と更新要求情報の格納だけを実施し、第1不揮発性記憶部2のプログラムの更新はリブート時のブートプログラムで行うようにした。第1不揮発性記憶部2のプログラムの更新動作について、以下に説明する。
【0057】
図7は、本発明の実施の形態3の通信機能付き情報処理装置の第1不揮発性記憶部2に格納されたプログラムを更新するプログラムの処理手順を示すフローチャートである。
図3に示した実施の形態1と、図7に示した本実施の形態との相違は、以下のようになる。なお、本実施の形態の通信機能付き情報処理装置の構成およびブートプログラムの処理手順については、実施の形態1および2と同様であるので重複する説明を省略する。
【0058】
なお、本実施の形態の通信機能付き情報処理装置で更新プログラムを起動させるタイミングは、実施の形態1、2と同様の予め決められたタイミングか、あるいは、実施の形態3のように図1に示すプログラム管理装置80からの更新プログラムを起動させるための更新要求情報(通知)によって決まるが、本実施の形態では、プログラム管理装置80からの更新要求情報(通知)による場合とする。
【0059】
ステップ1でプログラム管理装置80と通信接続された通信機能付き情報処理装置の制御部5は、プログラム管理装置80からの更新要求情報を受信したか否かを判断し(S21)、更新要求情報を受信しない場合(S21:NO)には、更新プログラムによる処理を終了する。更新要求情報を受信した場合(S21:YES)には、制御部5は、実施の形態1と同様なステップS2からS4の処理を実施して被更新プログラムを決定し、その後、更新要求情報を第1不揮発性記憶部2のステータス情報格納領域13の対応する基本制御プログラムの更新状況領域33またはアプリケーションプログラムの更新状況領域34に格納する(S22)。ここでは、制御部5は、ステータス情報格納領域13の中の被更新プログラムに対応する全ての更新状況領域に更新要求フラグ等の更新要求情報を設定する。例えば、基本制御プログラムを更新するのであれば、基本制御プログラムの更新状況領域33に、更新要求情報(更新要求フラグ)を設定し、アプリケーションプログラム1を更新するのであれば、アプリケーションプログラム1の更新情報領域51に、更新要求情報(更新要求フラグ)を設定する。
【0060】
次に、制御部5は、表示出力部7を介して不図示の表示装置に、使用者にリブートの選択可否を問うためのメッセージを表示出力する(S23)。そして、制御部5は、操作入力部6からリブートが選択されたか否かを判断し(S24)、リブートが選択された場合(S24:YES)には、リブート処理(S25)を実施し、リブートが選択されなかった場合(S24:NO)には、更新プログラムの処理を終了する。なお、リブートしなかった場合(S24:NO)には、次に電源が再挿入された時点で、リブート処理が動作することになる。
【0061】
図8は、本実施の形態の通信機能付き情報処理装置100のリブート時のブートプログラムの処理手順を示すフローチャートである。
この図8のフローチャートが、図4に示した実施の形態1のブートプログラムの処理手順を示すフローチャートと異なる点は以下のようになる。なお、本実施の形態の通信機能付き情報処理装置のリブート時のブートプログラムの処理で、図4に示した実施の形態1と同様な処理については、同じステップ番号を付与し、重複する説明を省略する。
【0062】
通信機能付き情報処理装置がリブートされた場合、第2不揮発性記憶部3のブートプログラム格納領域62に格納されたブートプログラムが作業用記憶部4に読み出されて起動する。これにより、以後の制御部5は、ブートプログラムに従って通信機能付き情報処理装置内の各部を制御する。
【0063】
制御部5は、最初に、第1不揮発性記憶部2内のステータス情報格納領域13中の、更新要求情報(更新要求フラグ)を検索し(S73)、更新要求されたことを示す更新要求情報(更新要求フラグ)が設定された基本制御プログラムあるいはアプリケーションプログラムがあるか否かを判断する(S74)。更新要求情報の設定されたプログラムが無い(S74:NO)には、ステップS61に飛んで基本制御プログラムを起動させるが、更新要求情報の設定されたプログラムが1個でも有った場合(S74:YES)には、制御部5は、実施の形態1と同様にステップS51以降の処理を実施する。以降の処理は実施の形態1と同様であるので説明を省略する。
【0064】
このように本実施の形態では、被更新プログラムが、RAM等の作業用記憶部4上で動作している場合に限らず、更新対象となる第1不揮発性記憶部2上で動作している場合でも、更新プログラムでは被更新プログラムのダウンロードを実施せず、ブートプログラムに、第1不揮発性記憶部2にアクセスする前に、通信インターフェース部1を介してプログラム管理装置80と通信してダウンロードできる機能を実装することで、更新元プログラムをバックアップすることなく、プログラムを更新させることが可能になる。これによって、実施の形態1の効果に加えて、被更新プログラムが更新対象となる第1不揮発性記憶部2上で動作している場合でもバックアップ用のフラッシュメモリ容量を確保せずに済み、製品コストを削減することができる。
【0065】
また、プログラムが第1不揮発性記憶部2にアクセスすることなく、RAM4上で動作している場合においても、次のようなケースで、上記の効果が確認できる。それは、通常のプログラムが動作しているために、プログラム更新時に、プログラム管理装置80からダウンロードしてきた新しいプログラムを格納するために必要なメモリ容量が確保できない場合でも、本実施の形態では、ブートプログラムに通信インターフェース部1を介してプログラム管理装置80と通信ができる機能を実装しているので、更新元プログラムをバックアップすることなくプログラムの更新が可能になる。
【0066】
実施の形態5.
実施の形態1〜4では、通信インターフェース(I/F)部1から、無線あるいは有線のLAN(ローカル・エリア・ネットワーク)、公共通信回線、専用通信回線、あるいは、インターネット等の通信媒体CL1を介してプログラム管理装置80とデータの送受信を行い、被更新プログラムの最新バージョンをダウンロードしていた。しかし、プログラムのデータをダウンロードする場合には、デジタル放送の信号を使用する場合がある。そこで、以下に示す実施の形態5の通信機能付き情報処理装置では、デジタル放送の信号を利用して被更新プログラムをダウンロードする場合について説明する。
【0067】
図9は本発明の実施の形態5である通信機能付き情報処理装置の構成を示すブロック図である。
図1に示した実施の形態1の通信機能付き情報処理装置100と、本実施の形態5の通信機能付き情報処理装置101では、以下の点で異なっている。なお、本実施の形態の通信機能付き情報処理装置で、図1に示した実施の形態1の通信機能付き情報処理装置100と同様な機能の部分については、同じ符号を付与し、重複する説明を省略する。
(1)通信インターフェース(I/F)部1内に、デジタル放送の信号を受信して装置内部で処理可能な信号に変換する放送受信部15を追加して備えている点。
(2)デジタル放送の受信信号のうち映像信号と音声信号に対する処理を実施して出力する映像/音声信号処理部9を備え、映像/音声信号処理部9は、他の各部1〜7と同様に、内部バスラインBLにより相互にデータの送受信が可能であるように接続されている点。
(3)表示出力部7は、接続される表示装置8に対してデジタル放送の映像信号および音声信号を出力できる点。
【0068】
放送受信部15は、通信衛星(以下、CSと記す)、放送衛星(以下、BSと記す)、あるいは地上のデジタル放送送信局から送信されるデジタル放送の信号(放送波)を受信し、放送波に重畳されている映像信号や音声信号や番組情報データやプログラムなどを分解する。
【0069】
映像/音声信号処理部9は、放送受信部15から入力した映像信号と音声信号をデコードしてアナログ信号に変換し、表示出力部7へ出力する。表示出力部7は、映像と音声のアナログ信号モニタである表示装置8に出力する。
【0070】
このようにして、本実施の形態の通信機能付き情報処理装置101は、デジタル放送受信装置の機能を有している。
【0071】
なお、放送受信部15は、本実施の形態では通信インターフェース(I/F)部1内に配置したが、必ずしも通信インターフェース(I/F)部1内に有る必要はなく、内部バスラインBLにより他の各部1〜9と相互にデータの送受信が可能であるように接続されていれば独立して配置されていても良い。
【0072】
また、本実施の形態の場合には、プログラム管理装置80は、デジタル放送の信号の送出機能を有するか、デジタル放送の放送局と連携して動作できることとする。本実施の形態の通信機能付き情報処理装置101のその他の構成は、実施の形態1の通信機能付き情報処理装置100と同様である。
【0073】
次に、本実施の形態の通信機能付き情報処理装置101(デジタル放送受信装置)における、第1不揮発性記憶部2に格納されたプログラムの更新処理について説明する。
【0074】
図10は、本発明の実施の形態5の通信機能付き情報処理装置の第1不揮発性記憶部2に格納されたプログラムを更新するプログラムの処理手順を示すフローチャートである。
図3に示した実施の形態1の処理と、図10に示した本実施の形態の処理との相違は、以下のようになる。なお、本実施の形態の通信機能付き情報処理装置のブートプログラムの処理手順については、実施の形態1と同様であるので重複する説明を省略し、図4に示した実施の形態1と同様な処理についても、同じステップ番号を付与し、重複する説明を省略する。
【0075】
本実施の形態では、更新プログラムが起動されるタイミングが、上記した各実施の形態とは異なる。本実施の形態では、例えば、放送受信部15で受信したデジタル放送の信号中に含まれる、被更新プログラムのダウンロード予告データに書かれた日時により更新プログラムが起動される。これにより、以後の制御部5は、更新プログラムに従って通信機能付き情報処理装置100内の各部を制御する。以降のステップS2〜S4の処理については実施の形態1と同様である。
【0076】
ステップS4で被更新プログラムが決定すると、その後、実施の形態1では、被更新プログラムの新しいバージョンのプログラムをプログラム管理装置80からダウンロードして作業用記憶部4に格納していたが、本実施の形態5では、デジタル放送波に重畳された被更新プログラムの新しいバージョンのプログラムを放送受信部15でダウンロード受信し、そのプログラムだけを取り出して作業用記憶部4に格納する(S39)。以降のステップS6〜更新プログラムが終了するまでの処理は、実施の形態1と同様であるので重複する説明を省略する。
【0077】
このように本実施の形態では、バックアップする被更新プログラムの最新バージョンをプログラム管理装置80あるいはデジタル放送局から放送信号によりダウンロードすることができるので、実施の形態1の効果に加えて、例えば、大容量の被更新プログラムの最新バージョンをダウンロードするには通信媒体CL1の回線容量が少ないか通信媒体CL1の通信速度があまり早くないため時間がかかる場合でも、回線容量や回線の通信速度の変動等の影響を受けずに被更新プログラムの最新バージョンをダウンロードすることができる。
【0078】
実施の形態6.
実施の形態1〜5では、フラッシュメモリ等の第1不揮発性記憶部2に格納されたプログラムをダウンロードにより最新バージョンに更新中に電源遮断やリセットが発生した場合に、次のブート処理で、その被更新プログラムの最新バージョンを再びダウンロードして復旧させる場合を示したが、被更新プログラムのダウンロードによる更新に失敗し、加えて、その後のブート処理では、プログラム管理装置80とも接続できない障害が発生する場合も考えられる。その場合には、被更新プログラムを復旧できなくなってしまう場合が考えられる。そこで、以下に示す実施の形態6の通信機能付き情報処理装置102では、第1不揮発性記憶部2に格納された被更新プログラムの更新処理に先だって、外部のプログラム蓄積部に現在格納されているバージョンの被更新プログラムを転送しておき、プログラムの更新に失敗し、さらにブート処理でプログラム管理装置80と接続できない場合には、プログラム蓄積部に格納したプログラムをダウンロードすることで復旧させる場合を示す。
【0079】
図11は本発明の実施の形態6である通信機能付き情報処理装置の構成を示すブロック図である。
図1に示した実施の形態1の通信機能付き情報処理装置100と、本実施の形態6の通信機能付き情報処理装置102では、以下の点で異なっている。なお、本実施の形態の通信機能付き情報処理装置で、図1に示した実施の形態1の通信機能付き情報処理装置100と同様な機能の部分については、同じ符号を付与し、重複する説明を省略する。
(4)通信機能付き情報処理装置102の外部に備えられるプログラム蓄積部90と各種プログラム及びデータの送受信が可能な蓄積部通信インターフェース(I/F)部10を備え、無線あるいは有線のLAN(ローカル・エリア・ネットワーク)、公共通信回線、専用通信回線、あるいは、インターネット等の通信媒体CL2を介してプログラム蓄積部90プログラム管理装置80とデータの送受信が可能である点。
【0080】
例えば、通信機能付き情報処理装置101の蓄積部通信インターフェース部10が宅内通信インターフェースであり、宅内通信網に接続される場合には、プログラム蓄積部90にも宅内通信インターフェース部が設けられる。また、宅内通信網に接続される場合のプログラム蓄積部90は、例えば、通信機能付き情報処理装置101と同様な情報処理装置に、宅内通信インターフェース部とプログラムの蓄積部を新規に設けて、図1に示した実施の形態1の通信機能付き情報処理装置100の通信インターフェース部1を削除して構成しても良い。
【0081】
本実施の形態の蓄積部通信インターフェース部10は、例えば、宅内通信インターフェースの場合は、宅内にある他の通信機能付き情報処理装置とのデータの送受信を行う部分(ブロック)であり、IEEE1394、USB、イーサネット(登録商標)、同軸ケーブル、プラスティック光ファイバー、電話線、電灯線などの有線通信媒体や、無線LANや赤外線などの無線通信媒体に対応するものとする。プログラム蓄積部90は、データを保存する機能を有する部分(ブロック)で、保存手段としてはテープ状記録媒体、ディスク状記録媒体、ハードディスク、半導体メモリ等が想定される。
【0082】
次に、本実施の形態の通信機能付き情報処理装置102における、第1不揮発性記憶部2に格納されたプログラムの更新処理について説明する。
【0083】
図12は、本発明の実施の形態6の通信機能付き情報処理装置の第1不揮発性記憶部2に格納されたプログラムを更新するプログラムの処理手順を示すフローチャートである。
図3に示した実施の形態1と、図12に示した本実施の形態との相違は、以下のようになる。なお、図4に示した実施の形態1と同様な処理については、同じステップ番号を付与し、重複する説明を省略する。
【0084】
ステップS1〜S4までの処理については実施の形態1と同様である。ステップS4で被更新プログラムが決定すると、その後、実施の形態1では、すぐに被更新プログラムの新しいバージョンのプログラムをプログラム管理装置80からダウンロードして作業用記憶部4に格納する処理を実施(S5)していたが、本実施の形態6では、その前に、制御部5は、蓄積部通信インターフェース部10を介してプログラム蓄積部90と通信接続し(S28)、第1不揮発性記憶部2に現在格納されている(現状の)被更新プログラムをプログラム蓄積部90に転送して格納する(S29)。その後にステップS5以降の処理を実施する。以降のステップS5〜更新プログラムが終了するまでの処理は、実施の形態1と同様であるので重複する説明を省略する。
【0085】
図13は、本実施の形態の通信機能付き情報処理装置102のリブート時のブートプログラムの処理手順を示すフローチャートである。
この図13のフローチャートが、図4に示した実施の形態1のブートプログラムの処理手順を示すフローチャートと異なる点は以下のようになる。なお、本実施の形態の通信機能付き情報処理装置のリブート時のブートプログラムの処理で、図4に示した実施の形態1と同様な処理については、同じステップ番号を付与し、重複する説明を省略する。
【0086】
ステップS51〜S54までの処理については実施の形態1と同様である。ステップS54でプログラム管理装置80と通信接続処理が実施されると、制御部5は、その通信接続が良好であるか不良であるかを判断する(S76)、プログラム管理装置80と通信接続が良好である場合(S76:YES)には、ステップS55に進み、以降は実施の形態1と同様な処理が実施される。しかし、プログラム管理装置80と通信接続が不良である場合(S76:NO)には、制御部5は、蓄積部通信インターフェース部10を介してプログラム蓄積部90と通信接続し(S81)、プログラム蓄積部90に格納されている古いバージョンの被更新プログラムを作業用記憶部4にダウンロードして格納する(S82)。以降のステップS83〜S86の処理は、実施の形態1のステップS56〜S60の処理と同様であるので説明を省略するが、ダウンロードされる被更新プログラムのバージョンが元のままという違いがある。
【0087】
このように本実施の形態の通信機能付き情報処理装置102では、第1不揮発性記憶部2に格納された被更新プログラムの更新処理に先だち、蓄積部通信インターフェース部10を介してプログラム蓄積部90に、現在格納されているバージョンの被更新プログラムを転送して格納しておくので、の形態1の効果に加えて、例えば、被更新プログラムの更新に失敗し、加えてその後のブート処理でプログラム管理装置80とも接続できない障害時の場合でも、プログラム蓄積部90に格納したプログラムをダウンロードして第1不揮発性記憶部2に格納された被更新プログラムを元の状態に戻すことができる。従って、本実施の形態の通信機能付き情報処理装置102は、被更新プログラムの更新に失敗し、その後のブート処理でプログラム管理装置80とも接続できない障害時でも、その障害からの復旧時間を短縮することができる。
【0088】
実施の形態7.
実施の形態6では、揮発性の記憶素子であるRAM等からなる作業用記憶部4を設け、基本制御プログラムおよびアプリケーションプログラムを作業用記憶部4上で動作させる場合を説明したが、基本制御プログラムおよびアプリケーションプログラムは、フラッシュメモリ等の第1不揮発性記憶部2上でも動作させることが可能である。そこで、以下に説明する実施の形態6では、そのような基本制御プログラムおよびアプリケーションプログラムを第1不揮発性記憶部2上で動作させる場合について説明する。
【0089】
実施の形態6では更新プログラムでフラッシュメモリを書き換えていたが、上記したように基本制御プログラムおよびアプリケーションプログラムを第1不揮発性記憶部2上で動作させた場合には、通信機能付き情報処理装置が動作している状態では、プログラムを書き換えることができない。そこで、本実施の形態7の更新プログラムでは、第1不揮発性記憶部2(フラッシュメモリ)のプログラムの更新を行わないで被更新プログラムを決定し、現状の被更新プログラムをプログラム蓄積部90に転送して格納し、更新要求情報を格納するのみとしてリブートさせ、第1不揮発性記憶部2のプログラムの更新はブートプログラムで行うようにした。第1不揮発性記憶部2のプログラムの更新動作について、以下に説明する。
【0090】
図14は、本発明の実施の形態7の通信機能付き情報処理装置の第1不揮発性記憶部2に格納されたプログラムを更新するプログラムの処理手順を示すフローチャートである。
図6に示した実施の形態6と、図14に示した本実施の形態との相違は、以下のようになる。なお、本実施の形態の通信機能付き情報処理装置の構成については、実施の形態6と同様であるので重複する説明を省略する。
【0091】
なお、本実施の形態の通信機能付き情報処理装置で更新プログラムを起動させるタイミングは、実施の形態1、2、6と同様の予め決められたタイミングか、あるいは、実施の形態3、4のように図1に示すプログラム管理装置80からの更新プログラムを起動させるための更新要求情報(通知)によって決まるが、本実施の形態では、プログラム管理装置80からの更新要求情報(通知)による場合とする。
【0092】
ステップS1〜S4間での処理は、実施の形態4と同様であるので重複する説明を省略する。ステップS4で被更新プログラムが決定された通信機能付き情報処理装置の制御部5は、蓄積部通信インターフェース部10を介してプログラム蓄積部90と通信接続し(S28)、第1不揮発性記憶部2に現在格納されている(現状の)被更新プログラムをプログラム蓄積部90に転送して格納する(S29)。その後にステップS22以降の処理を実施する。以降のステップS22〜S25(リブート)または更新プログラムが終了するまでの処理は、実施の形態4と同様であるので重複する説明を省略する。
【0093】
図15は、本実施の形態の通信機能付き情報処理装置102のリブート時のブートプログラムの処理手順を示すフローチャートである。
この図15のフローチャートが、図13に示した実施の形態1のブートプログラムの処理手順を示すフローチャートと異なる点は以下のようになる。なお、本実施の形態の通信機能付き情報処理装置のリブート時のブートプログラムの処理で、図4に示した実施の形態6と同様な処理については、同じステップ番号を付与し、重複する説明を省略する。
【0094】
通信機能付き情報処理装置102がリブートされた場合、第2不揮発性記憶部3のブートプログラム格納領域62に格納されたブートプログラムが作業用記憶部4に読み出されて起動する。これにより、以後の制御部5は、ブートプログラムに従って通信機能付き情報処理装置内の各部を制御する。
【0095】
制御部5は、最初に、第1不揮発性記憶部2内のステータス情報格納領域13中の、更新要求情報(更新要求フラグ)を検索し(S73)、更新要求されたことを示す更新要求情報(更新要求フラグ)が設定された基本制御プログラムあるいはアプリケーションプログラムがあるか否かを判断する(S74)。更新要求情報の設定されたプログラムが無い(S74:NO)には、ステップS61に飛んで基本制御プログラムを起動させるが、更新要求情報の設定されたプログラムが1個でも有った場合(S74:YES)には、制御部5は、実施の形態6と同様にステップS51以降の処理を実施する。以降の処理は実施の形態6と同様であるので説明を省略する。
【0096】
このように本実施の形態では、被更新プログラムが、RAM等の作業用記憶部4上で動作している場合に限らず、更新対象となる第1不揮発性記憶部2上で動作している場合でも、更新プログラムでは被更新プログラムのダウンロードを実施せず、ブートプログラムに、第1不揮発性記憶部2にアクセスする前に、通信インターフェース部1を介してプログラム管理装置80と通信してダウンロードできる機能を実装することで、更新元プログラムをバックアップすることなく、プログラムを更新させることが可能になる。これによって、実施の形態6の効果に加えて、被更新プログラムが更新対象となる第1不揮発性記憶部2上で動作している場合でもバックアップ用のフラッシュメモリ容量を確保せずに済み、製品コストを削減することができる。
【0097】
また、プログラムが第1不揮発性記憶部2にアクセスすることなく、RAM4上で動作している場合においても、次のようなケースで、上記の効果が確認できる。それは、通常のプログラムが動作しているために、プログラム更新時に、プログラム管理装置80からダウンロードしてきた新しいプログラムを格納するために必要なメモリ容量が確保できない場合でも、本実施の形態では、ブートプログラムに通信インターフェース部1を介してプログラム管理装置80と通信ができる機能を実装しているので、更新元プログラムをバックアップすることなくプログラムの更新が可能になる。
【0098】
なお、上記した各実施の形態では、本発明に関係する記憶部について、本発明の説明の便宜上から第1不揮発性記憶部2、第2不揮発性記憶部3、および、作業用記憶部4に区分しているが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、これらの記憶部に対して1個の記憶部を適用してその内部領域を分割して用いても良く、あるいは、上記した各領域毎にさらに細かく区分して個別の記憶部を設けた場合でも本発明の効果を得ることができる。
【0099】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に示すような効果を奏する。
【0100】
本発明の通信機能付き情報処理装置は、フラッシュメモリ等からなる不揮発性記憶部のステータス情報格納領域に更新状況情報を格納するようにし、ブートプログラムに被更新プログラムが不揮発性記憶部から読み出される前に通信インターフェース部を介してプログラム管理装置と通信して被更新プログラムをダウンロードできる機能を実装させることで、更新途中で電源が遮断された被更新プログラムについてはブートプログラムで更新できるようにしたので、更新プログラムの動作時に被更新プログラムをバックアップする必要を無くすことができ、バックアップ用の不揮発性記憶部の容量を確保しなくても良くなり、その容量を低減させる分だけ製品コストを低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1である通信機能付き情報処理装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の第1不揮発性記憶部の領域の構成をさらに詳しく示す図である。
【図3】第1不揮発性記憶部に格納されたプログラムを更新するプログラム(更新プログラム)の処理手順を示すフローチャートである。
【図4】実施の形態1の通信機能付き情報処理装置のブートプログラムの処理手順を示すフローチャートである。
【図5】実施の形態2の通信機能付き情報処理装置のブートプログラムの処理手順を示すフローチャートである。
【図6】実施の形態3の通信機能付き情報処理装置の第1不揮発性記憶部に格納されたプログラムを更新するプログラムの処理手順を示すフローチャートである。
【図7】実施の形態3の通信機能付き情報処理装置の第1不揮発性記憶部2に格納されたプログラムを更新するプログラムの処理手順を示すフローチャートである。
【図8】実施の形態4の通信機能付き情報処理装置リブート時のブートプログラムの処理手順を示すフローチャートである。
【図9】実施の形態5である通信機能付き情報処理装置の構成を示すブロック図である。
【図10】実施の形態5の通信機能付き情報処理装置の第1不揮発性記憶部に格納されたプログラムを更新するプログラムの処理手順を示すフローチャートである。
【図11】実施の形態6である通信機能付き情報処理装置の構成を示すブロック図である。
【図12】実施の形態6の通信機能付き情報処理装置の第1不揮発性記憶部に格納されたプログラムを更新するプログラムの処理手順を示すフローチャートである。
【図13】実施の形態6の通信機能付き情報処理装置のリブート時のブートプログラムの処理手順を示すフローチャートである。
【図14】実施の形態7の通信機能付き情報処理装置の第1不揮発性記憶部に格納されたプログラムを更新するプログラムの処理手順を示すフローチャートである。
【図15】実施の形態7の通信機能付き情報処理装置のリブート時のブートプログラムの処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 通信インターフェース(I/F)部、 2 第1不揮発性記憶部(フラッシュメモリ)、 3 第2不揮発性記憶部(ROM)、 4 作業用記憶部(RAM)、 5 制御部(CPU)、 6 操作入力部、 7 表示出力部、 8表示装置(モニタ)、 9 映像/音声信号処理部、 10 蓄積部通信インターフェース(I/F)部、 11 基本制御プログラム格納領域、 12 アプリケーションプログラム格納領域、 13 ステータス情報格納領域、 15放送受信部、 21 アプリケーションプログラム1格納領域、 22 アプリケーションプログラムn格納領域、 31 基本制御プログラムのバージョン領域、 32 アプリケーションプログラムのバージョン領域、 33 基本制御プログラムの更新状況領域、 34 アプリケーションプログラムの更新状況領域、 41 アプリケーションプログラム1のバージョン領域、 42 アプリケーションプログラムnのバージョン領域、 51 アプリケーションプログラム1の更新状況領域、 52 アプリケーションプログラムnの更新状況領域、 61 更新プログラム格納領域、 62 ブートプログラム格納領域、 80 プログラム管理装置、 90 プログラム蓄積部、 100〜102 通信機能付き情報処理装置。
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、電話回線インターフェースやIEEE1394インターフェースを持ったデジタルテレビやデジタルセットトップボックスのようなデジタル放送受信機、さらには、D−VHS、DVDレコーダ、HDDレコーダのようなデジタル録画機器のように、宅外および宅内にある別の装置との通信手段を有する(通信機能付き)情報処理装置内のフラッシュメモリ等の書き換え可能な不揮発性記憶部に格納されたプログラムを、一旦その記憶部内の別領域にバックアップをとることなくダウンロードした新バージョンに更新する通信機能付き情報処理装置およびそのプログラム更新方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の通信機能付き情報処理装置では、フラッシュメモリ等の書き換え可能な不揮発性記憶部に格納されたプログラムのバージョンを新しいバージョンに更新する場合、例えば、そのフラッシュメモリ内の別の領域にバックアップ用の領域を設け、一旦、その領域に更新元プログラムを格納してから更新処理を実施することで、装置の電源が処理途中で突然に遮断された場合や処理途中で突然にリセットされた場合等のようにプログラムの書き換えが終了する前に更新処理が中断した場合に、元のプログラムに戻して更新処理前の装置の状態に回復することで、装置が正常に動作しなくなる事態を回避できるようにしている。そのため、従来のフラッシュメモリの容量としては、プログラムの更新時用に余分なメモリ容量が設定されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−331379号公報(第1頁、図2)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来のフラッシュメモリにおける余分なメモリ容量は、格納されたプログラムの更新時にのみ必要となる容量であり、プログラムの通常動作時には必要ない容量であり、そのために装置のコストが上がってしまう問題点を有していた。
【0005】
本発明は、上述した問題を解決するためになされたものであって、従来はプログラムを更新する時にフラッシュメモリ内に必要であったバックアップ用のメモリ容量を必要なくする通信機能付き情報処理装置およびそのプログラム更新方法を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するため、本発明の通信機能付き情報処理装置は、無線あるいは有線の通信媒体を介してプログラム管理装置とデータの送受信を行う通信インターフェース部と、
基本制御プログラムを含む複数の任意のプログラム、該各プログラムのバージョン情報および該各プログラムが更新途中あるいは更新終了の状況であることを少なくとも示す更新状況情報を含むステータス情報を格納する書き換え可能な第1不揮発性記憶部と、
各プログラムを動作させるための作業用領域として使用される作業用記憶部と、
電源投入時に前記基本制御プログラムを装置に読み込ませるブートプログラムと、通信インターフェース部を介して前記プログラム管理装置と通信することで各プログラムのバージョン情報が最新であるか否かを確認し、最新でないプログラムについては最新バージョンをプログラム管理装置からダウンロードして更新し、更新開始時に各プログラムが更新途中の状況を示す更新状況情報を第1不揮発性記憶部に格納し、更新終了時には更新終了の状況を示す更新状況情報を第1不揮発性記憶部に格納すると共にバージョン情報を更新する更新プログラムが格納された第2不揮発性記憶部と、
上記各部を含む装置全体を制御する制御部と、
を備え、
更新プログラムは、ダウンロードしたプログラムを作業用記憶部に一時格納し、更新状況情報を第1不揮発性記憶部に格納してから、該ダウンロードしたプログラムを第1不揮発性記憶部に格納する処理プログラムを含み、
ブートプログラムは、電源投入時の基本制御プログラムを装置に読み込ませる前に、第1不揮発性記憶部に格納された各プログラムの更新状況情報を確認し、更新途中の状況の被更新プログラムが有る場合には、通信インターフェース部を介してプログラム管理装置と通信し、更新途中の被更新プログラムの最新バージョンをダウンロードして更新し、更新終了時に第1不揮発性記憶部に格納された各プログラムの更新状況情報を更新済みにすると共にバージョン情報を更新する処理プログラムを含むものである。
【0007】
また、本発明の通信機能付き情報処理装置のプログラム更新方法は、書き換え可能な不揮発性記憶部に格納されたプログラムを、自装置の外部に配置されたプログラム管理装置と更新プログラムを用いて通信することにより更新可能な情報処理装置において、
プログラムの更新時には、
プログラム管理装置からダウンロードしたプログラムを一時的に作業用記憶部に格納する処理を開始したら、更新途中の状況であることを示す更新状況情報を不揮発性記憶部に格納するステップと、
更新するプログラムの不揮発性記憶部への格納が終了したら、更新終了の状況であることを示す更新状況情報および、更新されたプログラムのバージョン情報を不揮発性記憶部に格納するステップ
を有し、
電源投入時には、基本制御プログラムを装置に読み込ませる前に、
不揮発性記憶部にプログラムの更新途中の状況であることを示す更新状況情報が格納されているか否かを判断するステップと、
更新状況情報が更新途中の状況の被更新プログラムが有る場合に、プログラム管理装置と通信してその更新途中の被更新プログラムをダウンロードし、一時的に作業用記憶部に格納してから不揮発性記憶部に格納するステップと、
更新途中であったプログラムの不揮発性記憶部への格納が終了したら、更新終了の状況であることを示す更新状況情報および、更新されたプログラムのバージョン情報を不揮発性記憶部に格納するステップ
を有するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
【0009】
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1である通信機能付き情報処理装置の構成を示すブロック図である。
図1の通信機能付き情報処理装置100内では、通信インターフェース(I/F)部1は、無線あるいは有線のLAN(ローカル・エリア・ネットワーク)、公共通信回線、専用通信回線、あるいは、インターネット等の通信媒体CL1を介してプログラム管理装置80とデータの送受信を行うものである。
【0010】
第1不揮発性記憶部2は、例えば、書き換え可能なフラッシュメモリ等により構成され、オペレーション・システム(OS)プログラム等の基本制御プログラム、基本制御プログラムによって制御される任意のアプリケーションプログラムを含む複数の任意のプログラムに加え、その各プログラムのバージョン情報およびその各プログラムのステータス情報を区分して格納する。ステータス情報とは、各プログラムが更新途中あるいは更新終了の状況であることを少なくとも示す更新状況情報(更新処理の進行状況)を含んでいるものである。
【0011】
第2不揮発性記憶部3は、例えば、読み出し専用のリード・オンリ・メモリ(ROM)あるいは第1不揮発性記憶部2と同様なフラッシュメモリにより構成され、ブートプログラムと更新プログラムを区分して格納する。ブートプログラムは、例えば、通信機能付き情報処理装置100の電源投入時にOS等の基本制御プログラムを装置に読み込ませる(起動させる)プログラムである。
【0012】
更新プログラムは、例えば、まず、通信インターフェース部1を介してプログラム管理装置80と通信することで第1不揮発性記憶部2に格納される各プログラムのバージョン情報が最新であるか否かを確認し、最新でないプログラムについては被更新プログラム(更新対象のプログラム)として、その最新バージョンをプログラム管理装置からダウンロードして更新する。そして、更新を開始した時には、その各プログラムが更新途中の状況であることを示す更新状況情報を第1不揮発性記憶部2に格納し、更新が終了した時には更新終了の状況であることを示す更新状況情報を第1不揮発性記憶部2に格納する。さらに、更新されたプログラムのバージョン情報についても更新して格納する。
【0013】
なお、本実施の形態では、説明のわかりやすさの便宜上から上記のように第1不揮発性記憶部2および第2不揮発性記憶部3を構成しているが、例えば、第1不揮発性記憶部2に、第2揮発性記憶部3内に格納される各プログラム61、62のうち少なくとも1方を格納するように構成しても良く、また、第2不揮発性記憶部3が、第1不揮発性記憶部2と同様なフラッシュメモリにより構成される場合には、第1不揮発性記憶部2内に第2不揮発性記憶部3を形成しても良い。
【0014】
作業用記憶部4は、例えば、高速で読み書きが可能であるが記憶内容は揮発性になるランダム・アクセス・メモリ(RAM)等により構成され、各プログラムを動作させるための作業用領域として使用されるものである。制御部5は、例えば、マイクロプロセッサあるいは中央処理装置(CPU)等により構成され、上記した各部1〜4を含む通信機能付き情報処理装置100の全体を制御するものである。操作入力部6は、例えば、キーボードあるいはマウス等のように、通信機能付き情報処理装置100の使用者が指示内容を入力するものである。表示出力部7は、例えば、陰極線管や液晶等からなる不図示の表示装置に装置の動作状態等を表示するデータを出力するものである。
【0015】
第1不揮発性記憶部2内では、基本制御プログラム格納領域11は、上記した基本制御プログラムを格納する領域であり、アプリケーションプログラム格納領域12は、上記したアプリケーションプログラムを格納する領域であり、ステータス情報格納領域13は、上記したステータス情報を格納する領域である。
【0016】
第2不揮発性記憶部3内では、更新プログラム格納領域61は、上記した更新プログラムを格納する領域であり、ブートプログラム格納領域62は、上記したブートプログラムを格納する領域である。
【0017】
また、通信機能付き情報処理装置100内の上記各部1〜7は、内部バスラインBLにより相互にデータの送受信が可能であるように接続されている。
【0018】
プログラム管理装置80は、通信機能付き情報処理装置100内に格納される複数の各プログラムのバージョンを管理するために装置の外部に設けられるものであり、無線あるいは有線のLAN(ローカル・エリア・ネットワーク)、公共通信回線、専用通信回線、あるいは、インターネット等の通信媒体CL1により、通信機能付き情報処理装置100と接続され、データの送受信が可能になものである。
【0019】
また、更新プログラム格納領域61に格納された更新プログラムは、例えば、制御部5により作業用記憶部4に展開され、プログラム管理装置80からダウンロードした新バージョンの更新するプログラム(被更新プログラム)を作業用記憶部4に一時格納し、その更新するプログラムに関する更新が開始されたことを示す更新状況情報を第1不揮発性記憶部2内のステータス情報格納領域13内に格納してから、そのダウンロードした新バージョンの更新するプログラムを第1不揮発性記憶部2内に格納する処理プログラムを含んでいる。
【0020】
ブートプログラム格納領域62に格納されたブートプログラムは、例えば、通信機能付き情報処理装置100の電源が投入された時に上記した基本制御プログラムを装置に読み込ませるものであるが、本実施の形態では、その前に、まず、第1不揮発性記憶部2内のステータス情報格納領域13に格納された各プログラムの更新状況情報を確認する。
【0021】
これは、上記したように、プログラムの更新中に、装置の電源が処理途中で突然に遮断された場合や処理途中で突然にリセットされた場合等のようにプログラムの書き換えが終了する前に更新処理が中断した場合には、更新途中になっているプログラムが残り、そのプログラムの実行が不可能になってしまうためである。その更新途中の被更新プログラムが基本制御プログラムである場合には、通信機能付き情報処理装置100が動作不能になってしまう。
【0022】
その後、本実施の形態では、更新途中の状況の被更新プログラムが有る場合には、通信インターフェース部1を介してプログラム管理装置80と通信して、更新途中の被更新プログラムの最新バージョンをダウンロードして更新し、更新終了時に第1不揮発性記憶部2内のステータス情報格納領域13に格納されたそのプログラムの更新状況情報を、更新が終了したことを示す更新済みに変更すると共に、そのプログラムのバージョン情報を最新バージョンに更新する処理プログラムを含んでいる。
【0023】
図2は、図1の第1不揮発性記憶部2の領域の構成をさらに詳しく示す図である。
第1不揮発性記憶部2のアプリケーションプログラム格納領域12は、さらに、その分割数nに応じてアプリケーションプログラム1を格納する領域21からアプリケーションプログラムnを格納する領域22に区分される。
【0024】
第1不揮発性記憶部2のステータス情報格納領域13は、さらに、基本制御プログラムのバージョン情報を格納する領域31と、アプリケーションプログラムのバージョン情報を格納する領域32と、基本制御プログラムの更新状況情報を格納する領域33と、アプリケーションプログラムの更新状況情報を格納する領域34に区分される。
【0025】
第1不揮発性記憶部2のアプリケーションプログラムのバージョン領域32は、さらに、その分割数nに応じてアプリケーションプログラム1のバージョン情報を格納する領域41からアプリケーションプログラムnのバージョン情報を格納する領域42に区分される。同様にして、第1不揮発性記憶部2のアプリケーションプログラムの更新状況領域34は、さらに、その分割数nに応じてアプリケーションプログラム1の更新状況情報を格納する領域51からアプリケーションプログラムnの更新状況情報を格納する領域52に区分される。
【0026】
各アプリケーションプログラムの更新状況情報としては、例えば、そのプログラムが更新途中の状況であることを示し、更新開始時に格納される更新状況情報(更新途中フラグ)と、そのプログラムの更新が終了した状況であることを示し、更新終了時に格納される更新状況情報(更新終了フラグまたは更新済みフラグ)を少なくとも用いる。この更新状況情報は、更新開始時から更新終了時までの状況をさらに細分化して設定しても良い。
【0027】
以下に、図1および図2に示した本実施の形態の通信機能付き情報処理装置1の第1不揮発性記憶部2に格納されたプログラムを更新する(書き換える)動作について説明する。
【0028】
図3は、第1不揮発性記憶部2に格納されたプログラムを更新するプログラム(更新プログラム)の処理手順を示すフローチャートである。
操作入力部6のキー入力があった場合、不図示のタイマ等により予め決められた時間になった場合、あるいは図1に示すプログラム管理装置80からの更新要求情報の通知があった場合等には、制御部5により更新プログラム格納領域61内の更新プログラムが作業用記憶部4に読み出されて起動される。これにより、以後の制御部5は、更新プログラムに従って通信機能付き情報処理装置100内の各部を制御する。
【0029】
制御部5は、通信インターフェース部1を制御し、通信媒体CL1を介して、プログラム管理装置80と通信接続する(S1)。
【0030】
制御部5は、プログラム管理装置80との通信が確立したら、この通信機能付き情報処理装置100のステータス情報格納領域13に格納された基本制御プログラムおよびアプリケーションプログラムの各バージョンと、それらのプログラムに対応してプログラム管理装置80が管理している各プログラムの最新バージョンを比較して、格納されている各プログラムのバージョンをチェックする(S2)。
【0031】
制御部5は、ステータス情報格納領域13に格納された全プログラムが最新バージョンであるか否かを判断し(S3)、全プログラムが最新バージョンである場合(S3:YES)には、更新プログラムによる処理を終了する。全プログラムが最新バージョンではなく一つでも古いバージョンが有る場合(S3:NO)には、制御部5は、ステップS2およびS3のチェックと判断の結果を利用して、ステータス情報格納領域13に格納された全プログラムから更新されるプログラム(被更新プログラム)を決定する(S4)。
【0032】
制御部5は、決定した被更新プログラムを順にプログラム管理装置80からダウンロードして作業用記憶部4に一旦格納し(S5)、第1不揮発性記憶部2に転送して格納する前に、ダウンロードしたプログラムについて更新途中であることを示す更新状況情報を、第1不揮発性記憶部2のステータス情報格納領域13に格納する(S6)。例えば、基本制御プログラムを更新するのであれば、基本制御プログラムの更新状況領域33に、更新途中の状況であることを示す更新状況情報(更新中フラグ)を設定する。アプリケーションプログラム1を更新するのであれば、アプリケーションプログラム1の更新情報領域51に、更新途中の状況であることを示す更新状況情報(更新中フラグ)を設定する。
【0033】
制御部5は、その後、作業用記憶部4にダウンロードしたプログラムを、そのプログラムに対応する第1不揮発性記憶部2内の基本制御プログラム格納領域11あるいはアプリケーションプログラム格納領域12に転送して格納する(S7)。
【0034】
制御部5は、ダウンロードしたプログラムを第1不揮発性記憶部2内の対応する領域に格納したか否かを判断し(S8)、終了していない場合(S8:NO)には、再度ステップS8の判断を実施し、終了している場合(S8:YES)には、ステータス情報格納領域13に格納されているそのプログラムのバージョン情報を最新のバージョンに更新する(S9)。例えば、基本制御プログラムを更新したのであれば、基本制御プログラムのバージョン領域31に、更新したプログラムのバージョンを設定する。アプリケーションプログラム1を更新したのであれば、アプリケーションプログラム1のバージョン領域41に、更新したプログラムのバージョンを設定する。
【0035】
制御部5は、ダウンロードしたプログラムを第1不揮発性記憶部2内の対応する領域への格納が終了したら、上記したステップS9と共に、ステータス情報格納領域13に格納されているそのプログラムの更新状況情報を更新が終了したことを示す更新状況情報に変更して格納する(S10)。例えば、基本制御プログラムを更新したのであれば、基本制御プログラムの更新状況領域33に、更新終了の状況であることを示す更新状況情報(更新済みフラグ)を設定する。アプリケーションプログラム1を更新したのであれば、アプリケーションプログラム1の更新情報領域51に、更新終了の状況であることを示す更新状況情報(更新済みフラグ)を設定する。
【0036】
制御部5は、ステップS4で決定された被更新プログラムのうち、未更新の被更新プログラムが有るか否かを判断し(S11)、未更新の被更新プログラムが有る場合(S11:YES)には、ステップS5に戻って次の被更新プログラムをダウンロードして作業用記憶部4に格納するが、未更新の被更新プログラムが無い場合(S11:NO)には、更新プログラムによる処理を終了する。
【0037】
なお、図3のフローチャートに示した更新プログラムは、被更新プログラムが動作する前に、図1に示す第1不揮発性記憶部2から更新プログラムが作業用記憶部4に読み込まれて、作業用記憶部4の上で動作する場合を想定している。つまり、図3の内容は、基本制御プログラムが被更新プログラムプログラムである場合には、基本制御プログラムが第1不揮発性記憶部2から読み出されて作業用記憶部4上で動作する前に実施され、アプリケーションプログラムが被更新プログラムプログラムである場合には、そのアプリケーションプログラムが第1不揮発性記憶部2から読み出されて作業用記憶部4上で動作する前に実施される内容である。
【0038】
この図3の更新プログラムの処理を実行中に、通信機能付き情報処理装置100の電源を切られたり、あるいは、リセットが指示入力された場合には、フラッシュメモリ等からなる第1不揮発性記憶部2に格納されたプログラムの内容が完全に書き換えられていない状態で終了してしまう場合が発生する。本実施の形態では、この状態を回復させるために、第2不揮発性記憶部3のブートプログラム格納領域62に格納された装置への電源投入時に動作するブートプログラムで、第1不揮発性記憶部2に格納されたプログラムの更新状態を確認し、書き換えが不完全なプログラムがある場合には、そのプログラムに対して再度書き換えを実行するようにしている。
【0039】
図4は、本実施の形態の通信機能付き情報処理装置100のブートプログラムの処理手順を示すフローチャートである。
通信機能付き情報処理装置100の電源が投入されるか、あるいは、リブートされた場合、第2不揮発性記憶部3のブートプログラム格納領域62に格納されたブートプログラムが作業用記憶部4に読み出されて起動する。これにより、以後の制御部5は、ブートプログラムに従って通信機能付き情報処理装置100内の各部を制御する。
【0040】
制御部5は、最初に、第1不揮発性記憶部2内のステータス情報格納領域13中の、基本制御プログラムの更新状況領域33とアプリケーションプログラムの更新状況領域34を検索し(S51)、更新途中の状況であることを示す更新状況情報(更新中フラグ)が設定された基本制御プログラムあるいはアプリケーションプログラムがあるか否かを判断する(S52)。更新途中のプログラムが無い(S51:NO)には、ステップS61に飛んで基本制御プログラムを起動させるが、更新途中のプログラムが1個でも有った場合(S51:YES)には、制御部5は、ステップS51およびS52の検索と判断の結果を利用して、ステータス情報格納領域13に格納された全プログラムから更新されるプログラム(被更新プログラム)を決定する(S53)。
【0041】
制御部5は、通信インターフェース部1を制御し、通信媒体CL1を介して、プログラム管理装置80と通信接続し(S54)、ステップS53で決定した被更新プログラムを順にプログラム管理装置80からダウンロードして作業用記憶部4に一旦格納し(S55)、そのダウンロードしたプログラムを、そのプログラムに対応する第1不揮発性記憶部2内の基本制御プログラム格納領域11あるいはアプリケーションプログラム格納領域12に転送して格納する(S56)。
【0042】
制御部5は、ダウンロードしたプログラムを第1不揮発性記憶部2内の対応する領域に格納したか否かを判断し(S57)、終了していない場合(S57:NO)には、再度ステップS57の判断を実施し、終了している場合(S57:YES)には、ステータス情報格納領域13に格納されているそのプログラムのバージョン情報を最新のバージョンに更新する(S58)。例えば、基本制御プログラムを更新したのであれば、基本制御プログラムのバージョン領域31に、更新したプログラムのバージョンを設定する。アプリケーションプログラム1を更新したのであれば、アプリケーションプログラム1のバージョン領域41に、更新したプログラムのバージョンを設定する。
【0043】
制御部5は、ダウンロードしたプログラムを第1不揮発性記憶部2内の対応する領域への格納が終了したら、上記したステップS9と共に、ステータス情報格納領域13に格納されているそのプログラムの更新状況情報を更新が終了したことを示す更新状況情報に変更して格納する(S59)。例えば、基本制御プログラムを更新したのであれば、基本制御プログラムの更新状況領域33に、更新終了の状況であることを示す更新状況情報(更新済みフラグ)を設定する。アプリケーションプログラム1を更新したのであれば、アプリケーションプログラム1の更新情報領域51に、更新終了の状況であることを示す更新状況情報(更新済みフラグ)を設定する。
【0044】
制御部5は、ステップS53で決定された被更新プログラムのうち、未更新の被更新プログラムが有るか否かを判断し(S60)、未更新の被更新プログラムが有る場合(S60:YES)には、ステップS55に戻って次の被更新プログラムをダウンロードして作業用記憶部4に格納するが、未更新の被更新プログラムが無い場合(S60:NO)には、基本制御プログラムを起動させ(S61)、ブートプログラムによる処理を終了する。
【0045】
このように本実施の形態の通信機能付き情報処理装置100では、フラッシュメモリ等からなる第1不揮発性記憶部2のステータス情報格納領域13に更新状況情報を格納するようにし、ブートプログラムに被更新プログラムが第1不揮発性記憶部2から読み出される前に通信インターフェース部1を介してプログラム管理装置80と通信して被更新プログラムをダウンロードできる機能を実装させることで、更新途中で電源が遮断された被更新プログラムについてはブートプログラムで更新できるようにしたので、更新プログラムの動作時に被更新プログラムをバックアップする必要が無くなる。従って、本実施の形態の通信機能付き情報処理装置100では、バックアップ用の第1不揮発性記憶部2(フラッシュメモリ)の容量を確保しなくても良くなり、その容量を低減させる分だけ製品コストを低減させることが可能になる。
【0046】
実施の形態2.
上記した実施の形態1では、ブートプログラムで、更新途中で電源が遮断された被更新プログラムについてはブートプログラムで更新できるようにすることで、更新プログラムの動作時に被更新プログラムをバックアップしなくても良いようにして第1不揮発性記憶部2の容量を低減させることができたが、例えば、更新プログラムの動作後で、さらに長時間が経過した後にブートプログラムの実施した場合には、格納されているプログラムをその時点の最新バージョンのプログラムに全て更新できなくなる場合があった。そこで、本実施の形態2では、実施の形態1のブートプログラムに、さらに、その時点での各プログラムのバージョンをチェックさせて、全てのプログラムを最新バージョンにできるようにする場合について説明する。
【0047】
図5は、本実施の形態の通信機能付き情報処理装置100のブートプログラムの処理手順を示すフローチャートである。
図4に示した実施の形態1と、図5に示した本実施の形態との相違は、以下のようになる。なお、本実施の形態の通信機能付き情報処理装置の構成および第1不揮発性記憶部2に格納されたプログラムを更新するプログラム(更新プログラム)の処理手順については、実施の形態1と同様であるので重複する説明を省略し、図4に示した実施の形態1と同様な処理についても、同じステップ番号を付与し、重複する説明を省略する。
【0048】
制御部5は、ステップS52の処理で更新途中のプログラムが有った場合(S52:YES)には、すぐにプログラム管理装置80と通信接続し(S54)、プログラム管理装置80との通信が確立したら、この通信機能付き情報処理装置100のステータス情報格納領域13に格納された基本制御プログラムおよびアプリケーションプログラムの各バージョンと、それらのプログラムに対応してプログラム管理装置80が管理している各プログラムの最新バージョンを比較して、格納されている各プログラムのバージョンをチェックする(S71)。
【0049】
その後、制御部5は、ステータス情報格納領域13に格納された全プログラムが最新バージョンであるか否かを判断し(S72)、全プログラムが最新バージョンである場合(S72:YES)には、ステップS61に飛んで基本制御プログラムを起動させるが、全プログラムが最新バージョンではなく一つでも古いバージョンが有る場合(S72:NO)には、ステップS71およびS72のチェックと判断の結果を利用して、ステータス情報格納領域13に格納された全プログラムから更新されるプログラム(被更新プログラム)を決定する(S53)。ステップS55以降の処理は実施の形態1と同様である。
【0050】
このように本実施の形態では、実施の形態1のブートプログラムに、さらに、その時点での各プログラムのバージョンをチェックさせて、全てのプログラムを最新バージョンにできるようにしたので、実施の形態1の効果に加えて、ブートプログラムを実施した場合に、格納されているプログラムをその時点の最新バージョンのプログラムに全て更新させることができる。
【0051】
実施の形態3.
上記した実施の形態1、2では、プログラム更新処理は、不図示のタイマ等による予め決められたタイミングか、あるいは、図1の操作入力部6からの使用者の指示入力による場合を示したが、図1に示すプログラム管理装置80からの更新プログラムを起動させるための更新要求情報(通知)によってもプログラム更新処理を起動させることができる。そこで、本実施の形態3では、プログラム更新処理をプログラム管理装置80からの更新要求情報で起動させる場合について説明する。
【0052】
図6は、本発明の実施の形態3の通信機能付き情報処理装置の第1不揮発性記憶部2に格納されたプログラムを更新するプログラムの処理手順を示すフローチャートである。
図4に示した実施の形態1と、図6に示した本実施の形態との相違は、以下のようになる。なお、本実施の形態の通信機能付き情報処理装置の構成およびブートプログラムの処理手順については、実施の形態1と同様であるので重複する説明を省略し、図4に示した実施の形態1と同様な処理についても、同じステップ番号を付与し、重複する説明を省略する。
【0053】
ステップ1でプログラム管理装置80と通信接続された通信機能付き情報処理装置の制御部5は、プログラム管理装置80からの更新要求情報を受信したか否かを判断し(S26)、更新要求情報を受信しない場合(S26:NO)には、更新プログラムによる処理を終了する。更新要求情報を受信した場合(S26:YES)には、制御部5は、更新要求情報を第1不揮発性記憶部2のステータス情報格納領域13の対応する基本制御プログラムの更新状況領域33またはアプリケーションプログラムの更新状況領域34に格納する(S27)。ここでは、制御部5は、ステータス情報格納領域13の中の被更新プログラムに対応する全ての更新状況領域に更新要求フラグ等の更新要求情報を設定する。例えば、基本制御プログラムを更新するのであれば、基本制御プログラムの更新状況領域33に、更新要求情報(更新要求フラグ)を設定し、アプリケーションプログラム1を更新するのであれば、アプリケーションプログラム1の更新情報領域51に、更新要求情報(更新要求フラグ)を設定する。その後の処理は、図4に示した実施の形態1と同様である。
【0054】
このように本実施の形態では、実施の形態1の更新プログラムをプログラム管理装置80からの更新プログラムを起動させるための更新要求情報(通知)によって起動させることができるので、実施の形態1の効果に加えて、更新作業に必要な使用者の作業を軽減することができる。
【0055】
実施の形態4.
実施の形態1〜3では、揮発性の記憶素子であるRAM等からなる作業用記憶部4を設け、基本制御プログラムおよびアプリケーションプログラムを作業用記憶部4上で動作させる場合を説明したが、基本制御プログラムおよびアプリケーションプログラムは、フラッシュメモリ等の第1不揮発性記憶部2上でも動作させることが可能である。そこで、以下に説明する実施の形態4では、そのような基本制御プログラムおよびアプリケーションプログラムを第1不揮発性記憶部2上で動作させる場合について説明する。
【0056】
実施の形態1では更新プログラムでフラッシュメモリを書き換えていたが、上記したように基本制御プログラムおよびアプリケーションプログラムを第1不揮発性記憶部2上で動作させた場合には、通信機能付き情報処理装置が動作している状態では、プログラムを書き換えることができない。そこで、本実施の形態2の更新プログラムでは、第1不揮発性記憶部2(フラッシュメモリ)のプログラムの更新を行わないで被更新プログラムの決定と更新要求情報の格納だけを実施し、第1不揮発性記憶部2のプログラムの更新はリブート時のブートプログラムで行うようにした。第1不揮発性記憶部2のプログラムの更新動作について、以下に説明する。
【0057】
図7は、本発明の実施の形態3の通信機能付き情報処理装置の第1不揮発性記憶部2に格納されたプログラムを更新するプログラムの処理手順を示すフローチャートである。
図3に示した実施の形態1と、図7に示した本実施の形態との相違は、以下のようになる。なお、本実施の形態の通信機能付き情報処理装置の構成およびブートプログラムの処理手順については、実施の形態1および2と同様であるので重複する説明を省略する。
【0058】
なお、本実施の形態の通信機能付き情報処理装置で更新プログラムを起動させるタイミングは、実施の形態1、2と同様の予め決められたタイミングか、あるいは、実施の形態3のように図1に示すプログラム管理装置80からの更新プログラムを起動させるための更新要求情報(通知)によって決まるが、本実施の形態では、プログラム管理装置80からの更新要求情報(通知)による場合とする。
【0059】
ステップ1でプログラム管理装置80と通信接続された通信機能付き情報処理装置の制御部5は、プログラム管理装置80からの更新要求情報を受信したか否かを判断し(S21)、更新要求情報を受信しない場合(S21:NO)には、更新プログラムによる処理を終了する。更新要求情報を受信した場合(S21:YES)には、制御部5は、実施の形態1と同様なステップS2からS4の処理を実施して被更新プログラムを決定し、その後、更新要求情報を第1不揮発性記憶部2のステータス情報格納領域13の対応する基本制御プログラムの更新状況領域33またはアプリケーションプログラムの更新状況領域34に格納する(S22)。ここでは、制御部5は、ステータス情報格納領域13の中の被更新プログラムに対応する全ての更新状況領域に更新要求フラグ等の更新要求情報を設定する。例えば、基本制御プログラムを更新するのであれば、基本制御プログラムの更新状況領域33に、更新要求情報(更新要求フラグ)を設定し、アプリケーションプログラム1を更新するのであれば、アプリケーションプログラム1の更新情報領域51に、更新要求情報(更新要求フラグ)を設定する。
【0060】
次に、制御部5は、表示出力部7を介して不図示の表示装置に、使用者にリブートの選択可否を問うためのメッセージを表示出力する(S23)。そして、制御部5は、操作入力部6からリブートが選択されたか否かを判断し(S24)、リブートが選択された場合(S24:YES)には、リブート処理(S25)を実施し、リブートが選択されなかった場合(S24:NO)には、更新プログラムの処理を終了する。なお、リブートしなかった場合(S24:NO)には、次に電源が再挿入された時点で、リブート処理が動作することになる。
【0061】
図8は、本実施の形態の通信機能付き情報処理装置100のリブート時のブートプログラムの処理手順を示すフローチャートである。
この図8のフローチャートが、図4に示した実施の形態1のブートプログラムの処理手順を示すフローチャートと異なる点は以下のようになる。なお、本実施の形態の通信機能付き情報処理装置のリブート時のブートプログラムの処理で、図4に示した実施の形態1と同様な処理については、同じステップ番号を付与し、重複する説明を省略する。
【0062】
通信機能付き情報処理装置がリブートされた場合、第2不揮発性記憶部3のブートプログラム格納領域62に格納されたブートプログラムが作業用記憶部4に読み出されて起動する。これにより、以後の制御部5は、ブートプログラムに従って通信機能付き情報処理装置内の各部を制御する。
【0063】
制御部5は、最初に、第1不揮発性記憶部2内のステータス情報格納領域13中の、更新要求情報(更新要求フラグ)を検索し(S73)、更新要求されたことを示す更新要求情報(更新要求フラグ)が設定された基本制御プログラムあるいはアプリケーションプログラムがあるか否かを判断する(S74)。更新要求情報の設定されたプログラムが無い(S74:NO)には、ステップS61に飛んで基本制御プログラムを起動させるが、更新要求情報の設定されたプログラムが1個でも有った場合(S74:YES)には、制御部5は、実施の形態1と同様にステップS51以降の処理を実施する。以降の処理は実施の形態1と同様であるので説明を省略する。
【0064】
このように本実施の形態では、被更新プログラムが、RAM等の作業用記憶部4上で動作している場合に限らず、更新対象となる第1不揮発性記憶部2上で動作している場合でも、更新プログラムでは被更新プログラムのダウンロードを実施せず、ブートプログラムに、第1不揮発性記憶部2にアクセスする前に、通信インターフェース部1を介してプログラム管理装置80と通信してダウンロードできる機能を実装することで、更新元プログラムをバックアップすることなく、プログラムを更新させることが可能になる。これによって、実施の形態1の効果に加えて、被更新プログラムが更新対象となる第1不揮発性記憶部2上で動作している場合でもバックアップ用のフラッシュメモリ容量を確保せずに済み、製品コストを削減することができる。
【0065】
また、プログラムが第1不揮発性記憶部2にアクセスすることなく、RAM4上で動作している場合においても、次のようなケースで、上記の効果が確認できる。それは、通常のプログラムが動作しているために、プログラム更新時に、プログラム管理装置80からダウンロードしてきた新しいプログラムを格納するために必要なメモリ容量が確保できない場合でも、本実施の形態では、ブートプログラムに通信インターフェース部1を介してプログラム管理装置80と通信ができる機能を実装しているので、更新元プログラムをバックアップすることなくプログラムの更新が可能になる。
【0066】
実施の形態5.
実施の形態1〜4では、通信インターフェース(I/F)部1から、無線あるいは有線のLAN(ローカル・エリア・ネットワーク)、公共通信回線、専用通信回線、あるいは、インターネット等の通信媒体CL1を介してプログラム管理装置80とデータの送受信を行い、被更新プログラムの最新バージョンをダウンロードしていた。しかし、プログラムのデータをダウンロードする場合には、デジタル放送の信号を使用する場合がある。そこで、以下に示す実施の形態5の通信機能付き情報処理装置では、デジタル放送の信号を利用して被更新プログラムをダウンロードする場合について説明する。
【0067】
図9は本発明の実施の形態5である通信機能付き情報処理装置の構成を示すブロック図である。
図1に示した実施の形態1の通信機能付き情報処理装置100と、本実施の形態5の通信機能付き情報処理装置101では、以下の点で異なっている。なお、本実施の形態の通信機能付き情報処理装置で、図1に示した実施の形態1の通信機能付き情報処理装置100と同様な機能の部分については、同じ符号を付与し、重複する説明を省略する。
(1)通信インターフェース(I/F)部1内に、デジタル放送の信号を受信して装置内部で処理可能な信号に変換する放送受信部15を追加して備えている点。
(2)デジタル放送の受信信号のうち映像信号と音声信号に対する処理を実施して出力する映像/音声信号処理部9を備え、映像/音声信号処理部9は、他の各部1〜7と同様に、内部バスラインBLにより相互にデータの送受信が可能であるように接続されている点。
(3)表示出力部7は、接続される表示装置8に対してデジタル放送の映像信号および音声信号を出力できる点。
【0068】
放送受信部15は、通信衛星(以下、CSと記す)、放送衛星(以下、BSと記す)、あるいは地上のデジタル放送送信局から送信されるデジタル放送の信号(放送波)を受信し、放送波に重畳されている映像信号や音声信号や番組情報データやプログラムなどを分解する。
【0069】
映像/音声信号処理部9は、放送受信部15から入力した映像信号と音声信号をデコードしてアナログ信号に変換し、表示出力部7へ出力する。表示出力部7は、映像と音声のアナログ信号モニタである表示装置8に出力する。
【0070】
このようにして、本実施の形態の通信機能付き情報処理装置101は、デジタル放送受信装置の機能を有している。
【0071】
なお、放送受信部15は、本実施の形態では通信インターフェース(I/F)部1内に配置したが、必ずしも通信インターフェース(I/F)部1内に有る必要はなく、内部バスラインBLにより他の各部1〜9と相互にデータの送受信が可能であるように接続されていれば独立して配置されていても良い。
【0072】
また、本実施の形態の場合には、プログラム管理装置80は、デジタル放送の信号の送出機能を有するか、デジタル放送の放送局と連携して動作できることとする。本実施の形態の通信機能付き情報処理装置101のその他の構成は、実施の形態1の通信機能付き情報処理装置100と同様である。
【0073】
次に、本実施の形態の通信機能付き情報処理装置101(デジタル放送受信装置)における、第1不揮発性記憶部2に格納されたプログラムの更新処理について説明する。
【0074】
図10は、本発明の実施の形態5の通信機能付き情報処理装置の第1不揮発性記憶部2に格納されたプログラムを更新するプログラムの処理手順を示すフローチャートである。
図3に示した実施の形態1の処理と、図10に示した本実施の形態の処理との相違は、以下のようになる。なお、本実施の形態の通信機能付き情報処理装置のブートプログラムの処理手順については、実施の形態1と同様であるので重複する説明を省略し、図4に示した実施の形態1と同様な処理についても、同じステップ番号を付与し、重複する説明を省略する。
【0075】
本実施の形態では、更新プログラムが起動されるタイミングが、上記した各実施の形態とは異なる。本実施の形態では、例えば、放送受信部15で受信したデジタル放送の信号中に含まれる、被更新プログラムのダウンロード予告データに書かれた日時により更新プログラムが起動される。これにより、以後の制御部5は、更新プログラムに従って通信機能付き情報処理装置100内の各部を制御する。以降のステップS2〜S4の処理については実施の形態1と同様である。
【0076】
ステップS4で被更新プログラムが決定すると、その後、実施の形態1では、被更新プログラムの新しいバージョンのプログラムをプログラム管理装置80からダウンロードして作業用記憶部4に格納していたが、本実施の形態5では、デジタル放送波に重畳された被更新プログラムの新しいバージョンのプログラムを放送受信部15でダウンロード受信し、そのプログラムだけを取り出して作業用記憶部4に格納する(S39)。以降のステップS6〜更新プログラムが終了するまでの処理は、実施の形態1と同様であるので重複する説明を省略する。
【0077】
このように本実施の形態では、バックアップする被更新プログラムの最新バージョンをプログラム管理装置80あるいはデジタル放送局から放送信号によりダウンロードすることができるので、実施の形態1の効果に加えて、例えば、大容量の被更新プログラムの最新バージョンをダウンロードするには通信媒体CL1の回線容量が少ないか通信媒体CL1の通信速度があまり早くないため時間がかかる場合でも、回線容量や回線の通信速度の変動等の影響を受けずに被更新プログラムの最新バージョンをダウンロードすることができる。
【0078】
実施の形態6.
実施の形態1〜5では、フラッシュメモリ等の第1不揮発性記憶部2に格納されたプログラムをダウンロードにより最新バージョンに更新中に電源遮断やリセットが発生した場合に、次のブート処理で、その被更新プログラムの最新バージョンを再びダウンロードして復旧させる場合を示したが、被更新プログラムのダウンロードによる更新に失敗し、加えて、その後のブート処理では、プログラム管理装置80とも接続できない障害が発生する場合も考えられる。その場合には、被更新プログラムを復旧できなくなってしまう場合が考えられる。そこで、以下に示す実施の形態6の通信機能付き情報処理装置102では、第1不揮発性記憶部2に格納された被更新プログラムの更新処理に先だって、外部のプログラム蓄積部に現在格納されているバージョンの被更新プログラムを転送しておき、プログラムの更新に失敗し、さらにブート処理でプログラム管理装置80と接続できない場合には、プログラム蓄積部に格納したプログラムをダウンロードすることで復旧させる場合を示す。
【0079】
図11は本発明の実施の形態6である通信機能付き情報処理装置の構成を示すブロック図である。
図1に示した実施の形態1の通信機能付き情報処理装置100と、本実施の形態6の通信機能付き情報処理装置102では、以下の点で異なっている。なお、本実施の形態の通信機能付き情報処理装置で、図1に示した実施の形態1の通信機能付き情報処理装置100と同様な機能の部分については、同じ符号を付与し、重複する説明を省略する。
(4)通信機能付き情報処理装置102の外部に備えられるプログラム蓄積部90と各種プログラム及びデータの送受信が可能な蓄積部通信インターフェース(I/F)部10を備え、無線あるいは有線のLAN(ローカル・エリア・ネットワーク)、公共通信回線、専用通信回線、あるいは、インターネット等の通信媒体CL2を介してプログラム蓄積部90プログラム管理装置80とデータの送受信が可能である点。
【0080】
例えば、通信機能付き情報処理装置101の蓄積部通信インターフェース部10が宅内通信インターフェースであり、宅内通信網に接続される場合には、プログラム蓄積部90にも宅内通信インターフェース部が設けられる。また、宅内通信網に接続される場合のプログラム蓄積部90は、例えば、通信機能付き情報処理装置101と同様な情報処理装置に、宅内通信インターフェース部とプログラムの蓄積部を新規に設けて、図1に示した実施の形態1の通信機能付き情報処理装置100の通信インターフェース部1を削除して構成しても良い。
【0081】
本実施の形態の蓄積部通信インターフェース部10は、例えば、宅内通信インターフェースの場合は、宅内にある他の通信機能付き情報処理装置とのデータの送受信を行う部分(ブロック)であり、IEEE1394、USB、イーサネット(登録商標)、同軸ケーブル、プラスティック光ファイバー、電話線、電灯線などの有線通信媒体や、無線LANや赤外線などの無線通信媒体に対応するものとする。プログラム蓄積部90は、データを保存する機能を有する部分(ブロック)で、保存手段としてはテープ状記録媒体、ディスク状記録媒体、ハードディスク、半導体メモリ等が想定される。
【0082】
次に、本実施の形態の通信機能付き情報処理装置102における、第1不揮発性記憶部2に格納されたプログラムの更新処理について説明する。
【0083】
図12は、本発明の実施の形態6の通信機能付き情報処理装置の第1不揮発性記憶部2に格納されたプログラムを更新するプログラムの処理手順を示すフローチャートである。
図3に示した実施の形態1と、図12に示した本実施の形態との相違は、以下のようになる。なお、図4に示した実施の形態1と同様な処理については、同じステップ番号を付与し、重複する説明を省略する。
【0084】
ステップS1〜S4までの処理については実施の形態1と同様である。ステップS4で被更新プログラムが決定すると、その後、実施の形態1では、すぐに被更新プログラムの新しいバージョンのプログラムをプログラム管理装置80からダウンロードして作業用記憶部4に格納する処理を実施(S5)していたが、本実施の形態6では、その前に、制御部5は、蓄積部通信インターフェース部10を介してプログラム蓄積部90と通信接続し(S28)、第1不揮発性記憶部2に現在格納されている(現状の)被更新プログラムをプログラム蓄積部90に転送して格納する(S29)。その後にステップS5以降の処理を実施する。以降のステップS5〜更新プログラムが終了するまでの処理は、実施の形態1と同様であるので重複する説明を省略する。
【0085】
図13は、本実施の形態の通信機能付き情報処理装置102のリブート時のブートプログラムの処理手順を示すフローチャートである。
この図13のフローチャートが、図4に示した実施の形態1のブートプログラムの処理手順を示すフローチャートと異なる点は以下のようになる。なお、本実施の形態の通信機能付き情報処理装置のリブート時のブートプログラムの処理で、図4に示した実施の形態1と同様な処理については、同じステップ番号を付与し、重複する説明を省略する。
【0086】
ステップS51〜S54までの処理については実施の形態1と同様である。ステップS54でプログラム管理装置80と通信接続処理が実施されると、制御部5は、その通信接続が良好であるか不良であるかを判断する(S76)、プログラム管理装置80と通信接続が良好である場合(S76:YES)には、ステップS55に進み、以降は実施の形態1と同様な処理が実施される。しかし、プログラム管理装置80と通信接続が不良である場合(S76:NO)には、制御部5は、蓄積部通信インターフェース部10を介してプログラム蓄積部90と通信接続し(S81)、プログラム蓄積部90に格納されている古いバージョンの被更新プログラムを作業用記憶部4にダウンロードして格納する(S82)。以降のステップS83〜S86の処理は、実施の形態1のステップS56〜S60の処理と同様であるので説明を省略するが、ダウンロードされる被更新プログラムのバージョンが元のままという違いがある。
【0087】
このように本実施の形態の通信機能付き情報処理装置102では、第1不揮発性記憶部2に格納された被更新プログラムの更新処理に先だち、蓄積部通信インターフェース部10を介してプログラム蓄積部90に、現在格納されているバージョンの被更新プログラムを転送して格納しておくので、の形態1の効果に加えて、例えば、被更新プログラムの更新に失敗し、加えてその後のブート処理でプログラム管理装置80とも接続できない障害時の場合でも、プログラム蓄積部90に格納したプログラムをダウンロードして第1不揮発性記憶部2に格納された被更新プログラムを元の状態に戻すことができる。従って、本実施の形態の通信機能付き情報処理装置102は、被更新プログラムの更新に失敗し、その後のブート処理でプログラム管理装置80とも接続できない障害時でも、その障害からの復旧時間を短縮することができる。
【0088】
実施の形態7.
実施の形態6では、揮発性の記憶素子であるRAM等からなる作業用記憶部4を設け、基本制御プログラムおよびアプリケーションプログラムを作業用記憶部4上で動作させる場合を説明したが、基本制御プログラムおよびアプリケーションプログラムは、フラッシュメモリ等の第1不揮発性記憶部2上でも動作させることが可能である。そこで、以下に説明する実施の形態6では、そのような基本制御プログラムおよびアプリケーションプログラムを第1不揮発性記憶部2上で動作させる場合について説明する。
【0089】
実施の形態6では更新プログラムでフラッシュメモリを書き換えていたが、上記したように基本制御プログラムおよびアプリケーションプログラムを第1不揮発性記憶部2上で動作させた場合には、通信機能付き情報処理装置が動作している状態では、プログラムを書き換えることができない。そこで、本実施の形態7の更新プログラムでは、第1不揮発性記憶部2(フラッシュメモリ)のプログラムの更新を行わないで被更新プログラムを決定し、現状の被更新プログラムをプログラム蓄積部90に転送して格納し、更新要求情報を格納するのみとしてリブートさせ、第1不揮発性記憶部2のプログラムの更新はブートプログラムで行うようにした。第1不揮発性記憶部2のプログラムの更新動作について、以下に説明する。
【0090】
図14は、本発明の実施の形態7の通信機能付き情報処理装置の第1不揮発性記憶部2に格納されたプログラムを更新するプログラムの処理手順を示すフローチャートである。
図6に示した実施の形態6と、図14に示した本実施の形態との相違は、以下のようになる。なお、本実施の形態の通信機能付き情報処理装置の構成については、実施の形態6と同様であるので重複する説明を省略する。
【0091】
なお、本実施の形態の通信機能付き情報処理装置で更新プログラムを起動させるタイミングは、実施の形態1、2、6と同様の予め決められたタイミングか、あるいは、実施の形態3、4のように図1に示すプログラム管理装置80からの更新プログラムを起動させるための更新要求情報(通知)によって決まるが、本実施の形態では、プログラム管理装置80からの更新要求情報(通知)による場合とする。
【0092】
ステップS1〜S4間での処理は、実施の形態4と同様であるので重複する説明を省略する。ステップS4で被更新プログラムが決定された通信機能付き情報処理装置の制御部5は、蓄積部通信インターフェース部10を介してプログラム蓄積部90と通信接続し(S28)、第1不揮発性記憶部2に現在格納されている(現状の)被更新プログラムをプログラム蓄積部90に転送して格納する(S29)。その後にステップS22以降の処理を実施する。以降のステップS22〜S25(リブート)または更新プログラムが終了するまでの処理は、実施の形態4と同様であるので重複する説明を省略する。
【0093】
図15は、本実施の形態の通信機能付き情報処理装置102のリブート時のブートプログラムの処理手順を示すフローチャートである。
この図15のフローチャートが、図13に示した実施の形態1のブートプログラムの処理手順を示すフローチャートと異なる点は以下のようになる。なお、本実施の形態の通信機能付き情報処理装置のリブート時のブートプログラムの処理で、図4に示した実施の形態6と同様な処理については、同じステップ番号を付与し、重複する説明を省略する。
【0094】
通信機能付き情報処理装置102がリブートされた場合、第2不揮発性記憶部3のブートプログラム格納領域62に格納されたブートプログラムが作業用記憶部4に読み出されて起動する。これにより、以後の制御部5は、ブートプログラムに従って通信機能付き情報処理装置内の各部を制御する。
【0095】
制御部5は、最初に、第1不揮発性記憶部2内のステータス情報格納領域13中の、更新要求情報(更新要求フラグ)を検索し(S73)、更新要求されたことを示す更新要求情報(更新要求フラグ)が設定された基本制御プログラムあるいはアプリケーションプログラムがあるか否かを判断する(S74)。更新要求情報の設定されたプログラムが無い(S74:NO)には、ステップS61に飛んで基本制御プログラムを起動させるが、更新要求情報の設定されたプログラムが1個でも有った場合(S74:YES)には、制御部5は、実施の形態6と同様にステップS51以降の処理を実施する。以降の処理は実施の形態6と同様であるので説明を省略する。
【0096】
このように本実施の形態では、被更新プログラムが、RAM等の作業用記憶部4上で動作している場合に限らず、更新対象となる第1不揮発性記憶部2上で動作している場合でも、更新プログラムでは被更新プログラムのダウンロードを実施せず、ブートプログラムに、第1不揮発性記憶部2にアクセスする前に、通信インターフェース部1を介してプログラム管理装置80と通信してダウンロードできる機能を実装することで、更新元プログラムをバックアップすることなく、プログラムを更新させることが可能になる。これによって、実施の形態6の効果に加えて、被更新プログラムが更新対象となる第1不揮発性記憶部2上で動作している場合でもバックアップ用のフラッシュメモリ容量を確保せずに済み、製品コストを削減することができる。
【0097】
また、プログラムが第1不揮発性記憶部2にアクセスすることなく、RAM4上で動作している場合においても、次のようなケースで、上記の効果が確認できる。それは、通常のプログラムが動作しているために、プログラム更新時に、プログラム管理装置80からダウンロードしてきた新しいプログラムを格納するために必要なメモリ容量が確保できない場合でも、本実施の形態では、ブートプログラムに通信インターフェース部1を介してプログラム管理装置80と通信ができる機能を実装しているので、更新元プログラムをバックアップすることなくプログラムの更新が可能になる。
【0098】
なお、上記した各実施の形態では、本発明に関係する記憶部について、本発明の説明の便宜上から第1不揮発性記憶部2、第2不揮発性記憶部3、および、作業用記憶部4に区分しているが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、これらの記憶部に対して1個の記憶部を適用してその内部領域を分割して用いても良く、あるいは、上記した各領域毎にさらに細かく区分して個別の記憶部を設けた場合でも本発明の効果を得ることができる。
【0099】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に示すような効果を奏する。
【0100】
本発明の通信機能付き情報処理装置は、フラッシュメモリ等からなる不揮発性記憶部のステータス情報格納領域に更新状況情報を格納するようにし、ブートプログラムに被更新プログラムが不揮発性記憶部から読み出される前に通信インターフェース部を介してプログラム管理装置と通信して被更新プログラムをダウンロードできる機能を実装させることで、更新途中で電源が遮断された被更新プログラムについてはブートプログラムで更新できるようにしたので、更新プログラムの動作時に被更新プログラムをバックアップする必要を無くすことができ、バックアップ用の不揮発性記憶部の容量を確保しなくても良くなり、その容量を低減させる分だけ製品コストを低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1である通信機能付き情報処理装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の第1不揮発性記憶部の領域の構成をさらに詳しく示す図である。
【図3】第1不揮発性記憶部に格納されたプログラムを更新するプログラム(更新プログラム)の処理手順を示すフローチャートである。
【図4】実施の形態1の通信機能付き情報処理装置のブートプログラムの処理手順を示すフローチャートである。
【図5】実施の形態2の通信機能付き情報処理装置のブートプログラムの処理手順を示すフローチャートである。
【図6】実施の形態3の通信機能付き情報処理装置の第1不揮発性記憶部に格納されたプログラムを更新するプログラムの処理手順を示すフローチャートである。
【図7】実施の形態3の通信機能付き情報処理装置の第1不揮発性記憶部2に格納されたプログラムを更新するプログラムの処理手順を示すフローチャートである。
【図8】実施の形態4の通信機能付き情報処理装置リブート時のブートプログラムの処理手順を示すフローチャートである。
【図9】実施の形態5である通信機能付き情報処理装置の構成を示すブロック図である。
【図10】実施の形態5の通信機能付き情報処理装置の第1不揮発性記憶部に格納されたプログラムを更新するプログラムの処理手順を示すフローチャートである。
【図11】実施の形態6である通信機能付き情報処理装置の構成を示すブロック図である。
【図12】実施の形態6の通信機能付き情報処理装置の第1不揮発性記憶部に格納されたプログラムを更新するプログラムの処理手順を示すフローチャートである。
【図13】実施の形態6の通信機能付き情報処理装置のリブート時のブートプログラムの処理手順を示すフローチャートである。
【図14】実施の形態7の通信機能付き情報処理装置の第1不揮発性記憶部に格納されたプログラムを更新するプログラムの処理手順を示すフローチャートである。
【図15】実施の形態7の通信機能付き情報処理装置のリブート時のブートプログラムの処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 通信インターフェース(I/F)部、 2 第1不揮発性記憶部(フラッシュメモリ)、 3 第2不揮発性記憶部(ROM)、 4 作業用記憶部(RAM)、 5 制御部(CPU)、 6 操作入力部、 7 表示出力部、 8表示装置(モニタ)、 9 映像/音声信号処理部、 10 蓄積部通信インターフェース(I/F)部、 11 基本制御プログラム格納領域、 12 アプリケーションプログラム格納領域、 13 ステータス情報格納領域、 15放送受信部、 21 アプリケーションプログラム1格納領域、 22 アプリケーションプログラムn格納領域、 31 基本制御プログラムのバージョン領域、 32 アプリケーションプログラムのバージョン領域、 33 基本制御プログラムの更新状況領域、 34 アプリケーションプログラムの更新状況領域、 41 アプリケーションプログラム1のバージョン領域、 42 アプリケーションプログラムnのバージョン領域、 51 アプリケーションプログラム1の更新状況領域、 52 アプリケーションプログラムnの更新状況領域、 61 更新プログラム格納領域、 62 ブートプログラム格納領域、 80 プログラム管理装置、 90 プログラム蓄積部、 100〜102 通信機能付き情報処理装置。
Claims (13)
- 無線あるいは有線の通信媒体を介してプログラム管理装置とデータの送受信を行う通信インターフェース部と、
基本制御プログラムを含む複数の任意のプログラム、該各プログラムのバージョン情報および該各プログラムが更新途中あるいは更新終了の状況であることを少なくとも示す更新状況情報を含むステータス情報を格納する書き換え可能な第1不揮発性記憶部と、
前記各プログラムを動作させるための作業用領域として使用される作業用記憶部と、
電源投入時に前記基本制御プログラムを装置に読み込ませるブートプログラムと、前記通信インターフェース部を介して前記プログラム管理装置と通信することで前記各プログラムのバージョン情報が最新であるか否かを確認し、最新でないプログラムについては被更新プログラムとしてその最新バージョンを前記プログラム管理装置からダウンロードして更新し、更新開始時に前記各被更新プログラムが更新途中の状況を示す更新状況情報を前記第1不揮発性記憶部に格納し、更新終了時には更新終了の状況を示す更新状況情報を前記第1不揮発性記憶部に格納すると共に前記バージョン情報を更新する更新プログラムが格納された第2不揮発性記憶部と、
上記各部を含む装置全体を制御する制御部と、
を備え、
前記更新プログラムは、ダウンロードしたプログラムを作業用記憶部に一時格納し、前記更新状況情報を前記第1不揮発性記憶部に格納してから、該ダウンロードしたプログラムを第1不揮発性記憶部に格納する処理プログラムを含み、
前記ブートプログラムは、電源投入時の前記基本制御プログラムを装置に読み込ませる前に、前記第1不揮発性記憶部に格納された前記各プログラムの更新状況情報を確認し、更新途中の状況の被更新プログラムが有る場合には、前記通信インターフェース部を介して前記プログラム管理装置と通信し、更新途中の被更新プログラムの最新バージョンをダウンロードして更新し、更新終了時に前記第1不揮発性記憶部に格納された前記プログラムの更新状況情報を更新済みにすると共にバージョン情報を更新する処理プログラムを含む
ことを特徴とする通信機能付き情報処理装置。 - 前記ブートプログラムは、
電源投入時に前記プログラム管理装置と通信する際に、前記第1不揮発性記憶部に格納された前記各プログラムのバージョン情報を確認し、更新途中の被更新プログラムに加えて、最新バージョンでない他のプログラムについても被更新プログラムとして最新バージョンをダウンロードして更新する処理プログラムを含む
ことを特徴とする請求項1に記載の通信機能付き情報処理装置。 - 前記更新プログラムは、
前記プログラム管理装置から前記通信インターフェース部を介して入力した更新要求情報により起動され、
該更新要求情報を前記第1不揮発性記憶部に格納する処理プログラムを含む
ことを特徴とする請求項1または2に記載の通信機能付き情報処理装置。 - 前記通信インターフェース部は、
不特定多数に対するデジタル放送波の放送データを受信する放送受信部を有し、
前記更新プログラムは、
前記放送受信部で受信した放送データ中の更新要求情報により起動され、放送データ中の各プログラムのバージョンと第1不揮発性記憶部に格納された前記各プログラムのバージョン情報とから、第1不揮発性記憶部に格納されているプログラムが最新であるか否かを確認し、最新ではないプログラムを被更新プログラムとして更新する処理プログラムを含む
ことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の通信機能付き情報処理装置。 - 前記各プログラムを一時的に格納する機能を有するプログラム蓄積部と通信接続する蓄積部通信インターフェース部を有し、
前記更新プログラムは、
前記最新でないプログラムについては、被更新プログラムとして前記プログラム管理装置からダウンロードする前に、前記蓄積部通信インターフェース部を介してプログラム蓄積部に蓄積する処理プログラムを含み、
前記ブートプログラムは、
更新途中の被更新プログラムが有り、かつ、電源投入後の前記プログラム管理装置との通信ができない場合には、前記プログラム蓄積部に格納された最新でないプログラムを読み出して更新途中の被更新プログラムを更新し、前記第1不揮発性記憶部に格納された前記各プログラムの更新状況情報を更新済みにする処理プログラムを含む
ことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の通信機能付き情報処理装置。 - 前記更新プログラムは、
前記プログラム管理装置との通信で、前記第1不揮発性記憶部に格納された前記各プログラムのバージョン情報が最新であるか否かを確認した後には、最新でないプログラムについては被更新プログラムとしてダウンロードを実施せずに、前記第1不揮発性記憶部に前記更新途中を示す更新状況情報と同様な更新要求情報を格納し、その後に通信機能付き情報処理装置の電源をリセットする事で前記ブートプログラムを起動させる処理プログラムを含む
ことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の通信機能付き情報処理装置。 - 前記第1不揮発性記憶部内に前記第2不揮発性記憶部を形成するか、あるいは、前記第2揮発性記憶部内に格納される各プログラムのうち少なくとも1方を第1不揮発性記憶部に格納する
ことを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の通信機能付き情報処理装置。 - 書き換え可能な不揮発性記憶部に格納されたプログラムを、自装置の外部に配置されたプログラム管理装置と更新プログラムを用いて通信することにより更新可能な情報処理装置において、
プログラムの更新時には、
プログラム管理装置からダウンロードしたプログラムを一時的に作業用記憶部に格納する処理を開始したら、更新途中の状況であることを示す更新状況情報を前記不揮発性記憶部に格納するステップと、
更新するプログラムの前記不揮発性記憶部への格納が終了したら、更新終了の状況であることを示す更新状況情報および、更新されたプログラムのバージョン情報を前記不揮発性記憶部に格納するステップ
を有し、
電源投入時には、基本制御プログラムを装置に読み込ませる前に、
前記不揮発性記憶部に被更新プログラムの更新途中の状況であることを示す更新状況情報が格納されているか否かを判断するステップと、
前記更新状況情報が更新途中の状況の被更新プログラムが有る場合に、プログラム管理装置と通信してその更新途中の被更新プログラムをダウンロードし、一時的に作業用記憶部に格納してから前記不揮発性記憶部に格納するステップと、
前記更新途中であった被更新プログラムの前記不揮発性記憶部への格納が終了したら、更新終了の状況であることを示す更新状況情報および、更新されたプログラムのバージョン情報を前記不揮発性記憶部に格納するステップ
を有する
ことを特徴とする通信機能付き情報処理装置のプログラム更新方法。 - 前記電源投入時にプログラム管理装置と通信して更新途中の被更新プログラムを前記不揮発性記憶部に格納するステップには、
前記プログラム管理装置と通信する際に、前記前記不揮発性記憶部に格納された前記各プログラムのバージョン情報を確認し、更新途中の被更新プログラムに加えて、最新バージョンでないプログラムについても被更新プログラムとして最新バージョンをダウンロードして前記不揮発性記憶部に格納する処理を含む
ことを特徴とする請求項8に記載の通信機能付き情報処理装置のプログラム更新方法。 - 前記プログラムの更新時にプログラム管理装置からダウンロードしたプログラムを作業用記憶部に格納開始し、更新状況情報を前記不揮発性記憶部に格納するステップには、
前記プログラム管理装置から入力した更新要求情報により処理が開始され、該更新要求情報を前記不揮発性記憶部に格納する処理を含む
ことを特徴とする請求項8または9に記載の通信機能付き情報処理装置のプログラム更新方法。 - 前記情報処理装置が不特定多数に対するデジタル放送波の放送データを受信する場合、
前記プログラムの更新時にプログラム管理装置からダウンロードしたプログラムを作業用記憶部に格納開始し、更新状況情報を前記不揮発性記憶部に格納するステップは、
前記受信した放送データ中の更新要求情報により起動され、放送データ中の各プログラムのバージョンと前記不揮発性記憶部に格納された前記各プログラムのバージョン情報とから、前記不揮発性記憶部に格納されているプログラムが最新であるか否かを確認し、最新ではないプログラムを更新する処理を含む
ことを特徴とする請求項8〜10の何れかに記載の通信機能付き情報処理装置のプログラム更新方法。 - 前記情報処理装置が前記各プログラムを一時的に格納する機能を有するプログラム蓄積部と通信接続される場合、
前記プログラムの更新時にプログラム管理装置からダウンロードしたプログラムを作業用記憶部に格納開始し、更新状況情報を前記不揮発性記憶部に格納するステップは、
前記最新でない被更新プログラムについては、前記プログラム管理装置からダウンロードする前に、前記プログラム蓄積部に蓄積する処理を含み、
前記電源投入時にプログラム管理装置と通信して更新途中の被更新プログラムを更新するステップには、
更新途中の被更新プログラムが有り、かつ、電源投入後の前記プログラム管理装置との通信ができない場合には、前記プログラム蓄積部に格納された最新でない被更新プログラムを読み出して更新途中の被更新プログラムを更新する(回復させる)処理を含み、
前記更新途中の被更新プログラムの更新が終了したら、更新終了の更新状況情報および、更新されたプログラムのバージョン情報を前記不揮発性記憶部に格納するステップには、
前記不揮発性記憶部に格納された前記各プログラムの更新状況情報を更新済みにする処理を含む
ことを特徴とする請求項8〜11の何れかに記載の通信機能付き情報処理装置のプログラム更新方法。 - 前記プログラムの更新時にプログラム管理装置からダウンロードしたプログラムを作業用記憶部に格納開始し、更新状況情報を前記不揮発性記憶部に格納するステップ、および、被更新プログラムの更新が終了したら、更新終了の状況であることを示す更新状況情報および、更新されたプログラムのバージョン情報を前記不揮発性記憶部に格納するステップに換えて、
前記プログラムの更新時の前記プログラム管理装置との通信により、前記不揮発性記憶部に格納された前記各プログラムのバージョン情報が最新であるか否かを確認した後には、最新でないプログラムについて、前記不揮発性記憶部に前記更新途中を示す更新状況情報と同様な更新要求情報を格納するステップと、
その後に通信機能付き情報処理装置の電源をリセットするステップを有する
ことを特徴とする請求項8〜12の何れかに記載の通信機能付き情報処理装置のプログラム更新方法。
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