JP2007133602A - 情報処理システムおよび車載装置 - Google Patents

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清貴 山下
Ryosuke Matsuoka
亮介 松岡
Akira Kumeta
明 久米田
Hiroshi Nonaka
弘 野中
Koreya Ishioka
之也 石岡
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Abstract

【課題】ソフトウエアの更新に必要なメモリ容量を削減することを課題とする。
【解決手段】情報処理システム13は、オペレーティングシステム15bや各種アプリケーション15cを記憶するROM15と、一時的にソフトウエア(オペレーティングシステム15b、アプリケーション15cなどの各種ソフトウエア)を記憶するRAM14と、ソフトウエアの読込みや実行を制御するCPU16と、外部装置10に接続されるI/F17とで構成される。
【選択図】 図1

Description

この発明は、ソフトウエアの更新を実行する情報処理システムおよび車載装置に関するものである。
従来より、情報処理システムのソフトウエア更新を行う場合(特に、オペレーティングシステムの更新を行う場合)、更新中の電源断などによって更新が失敗してもシステムが確実に起動するように、更新前にオペレーティングシステムのバックアップを不揮発性のメモリ(ROM)に格納しておくことが一般的に行われてきた。
例えば、特許文献1(特開平10−283171公報)では、システムを起動するのに最低限必要な構成を備えた最小システムをメモリの書換え不可能な領域に格納しておき、更新が失敗しても、メモリの書換え不可能な領域に格納してある最小システムを用いてシステムを起動し、再度ソフトウエア更新を行う発明が開示されている。
特開平10−283171公報
ところで、上記した従来の技術は、通常使用するオペレーティングシステムとバックアップしたオペレーティングシステム(または、システムを起動するのに最低限必要な構成を備えた最小システム)をメモリに格納するので、ソフトウエア更新に必要なメモリ容量が大きくなり、容量の大きいメモリを用意しなくてはならないという問題があった。
そこで、この発明は、上述した従来技術の課題を解決するためになされたものであり、ソフトウエアの更新に必要なメモリ容量を削減することができる情報処理システムおよび車載装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1に係る発明は、ソフトウエアの更新を実行する情報処理システムであって、前記ソフトウエアの更新を行うために最低限必要な構成を備える最小システムを外部から読込むための読込みプログラムを記憶したメモリと、前記ソフトウエアの更新を行う場合に、前記読込みプログラムを動作させ、前記最小システムを外部から読込む読込み実行手段と、前記読込み実行手段によって読込まれた前記最小システムを動作させ、前記ソフトウエアの更新を行う更新実行手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、上記の発明において、前記読込み実行手段は、前記ソフトウエアの更新に失敗した後に再び当該ソフトウエアの更新を行う場合に、前記最小システムを読込むことを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、上記の発明において、前記読込み実行手段は、前記ソフトウエアの更新に失敗したか否かを問わず、前記最小システムを読込むことを特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、上記の発明において、前記更新実行手段は、前記ソフトウエアの更新を行うために必要なデータおよび/またはプログラムを外部のネットワークおよび/または記憶装置から読込むことを特徴とする。
また、請求項5に係る発明は、上記の発明において、前記更新実行手段は、前記ソフトウエアの更新を行うために必要なデータおよび/またはプログラムを外部の記憶媒体から読込むことを特徴とする。
また、請求項6に係る発明は、上記の発明において、請求項1〜5のいずれか一つの情報処理システムを搭載することを特徴する。
また、請求項7に係る発明は、上記の発明において、前記更新実行手段は、前記ソフトウエアの更新を行うために必要なデータおよび/またはプログラムを外部のコンピュータシステムから通信により読込むことを特徴とする。
また、請求項8に係る発明は、上記の発明において、前記ソフトウエアの更新を行うために必要なモジュールのリストを作成するリスト作成手段と、前記リスト作成手段により作成されたリストに記載されているモジュール毎に処理が成功したか否かをログに書き込むログ書き込み手段とをさらに備え、前記更新実行手段は、前記ソフトウエアの更新が途中で終了した後に再び当該ソフトウエアの更新を行う場合に、前記ログ書き込み手段により書き込まれたログを参照して途中で終了したモジュールより前記ソフトウエアの更新を再開することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、メモリに記憶されている読込みプログラムによってソフトウエア(例えば、オペレーティングシステム)の更新を行うために最低限必要な構成を備える最小システムを外部から読込み、読み込まれた最小システムによってソフトウエアの更新が実行されるので、最小システムやオペレーティングシステムのバックアップをメモリに記憶させておく必要がなく、ソフトウエア(例えば、オペレーティングシステム)の更新に必要なメモリ容量を削減することができる。
また、請求項2の発明によれば、例えば、はじめオペレーティングシステムを使用してソフトウエアの更新を行っていたが、電源断などによって更新が失敗した後、再び当該ソフトウエアの更新を行うような場合に、更新に失敗したかを問わず常に最小システムを読込む手法とは異なり、オペレーティングシステムによる更新を先ずは優先して行うので、迅速な更新を期待できる。
また、請求項3の発明によれば、ソフトウエアの更新に失敗したか否かを問わず、ソフトウエア更新を行う場合に、更新に失敗した後にはじめて最小システムを読込む手法とは異なり、常に最小システムから更新を行うので、更新処理を統一化することができる。
また、請求項4の発明によれば、ソフトウエアの更新を行うために必要なデータおよび/またはプログラムを外部のネットワークおよび/または記憶装置から読込むので、更新に必要な情報をメモリに記憶させておく必要がなく、ソフトウエアの更新に必要なメモリ容量をより一層削減することができる。
また、請求項5の発明によれば、ソフトウエアの更新を行うために必要なデータおよび/またはプログラムを外部の記憶媒体からより読込むので、更新に必要な情報をメモリに記憶させておく必要がなく、ソフトウエアの更新に必要なメモリ容量をより一層削減することができる。
また、請求項6の発明によれば、請求項1〜5のいずれか一つの情報処理システムを搭載するので、車載装置(例えば、カーナビゲーションシステム、オーディオ、テレビなど)に関しても最小システムやオペレーティングシステムのバックアップをメモリに記憶させておく必要がなく、ソフトウエア(例えば、オペレーティングシステム)の更新に必要なメモリ容量を削減することができる。
また、請求項7の発明によれば、ソフトウエアの更新を行うために必要なデータおよび/またはプログラムを外部のコンピュータシステムから通信により読込むので、車載装置に関しても更新に必要な情報をメモリに記憶させておく必要がなく、ソフトウエアの更新に必要なメモリ容量をより一層削減することができる。
また、請求項8の発明によれば、ソフトウエアの更新が途中で終了した後に再び当該ソフトウエア更新を行う場合に、更新を行うために必要なモジュールリストを作成して、モジュール毎に処理が成功したか否かをログに書き込み、このログを参照して途中で終了したモジュールより更新を再開することができるので、はじめのモジュールから再更新する更新手法に比較して、効率的に更新が行えるとともに、更新にかかる時間を短縮することができる。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る情報処理システムの実施例(実施例1〜4)を詳細に説明する。
以下の実施例1では、本発明に係る情報処理システムの概要および特徴、情報処理システムの構成および処理の流れ、実施例1による効果等を順に説明する。
[情報処理システムの概要および特徴]
まず最初に、図1および図2を用いて、本実施例に係る情報処理システムの概要および特徴を説明する。図1は、本実施例に係る情報処理システムの全体構成を示すシステム構成図である。
実施例1に係る情報処理システム13は、図1の(1)に示すように、オペレーティングシステム15bや各種アプリケーション15cを記憶するROM15と、一時的にソフトウエア(オペレーティングシステム15b、アプリケーション15cなどの各種ソフトウエア)を記憶するRAM14と、ソフトウエアの読込みや実行を制御するCPU16と、外部装置10に接続されるI/F17とで構成される。
このような構成を有する情報処理システム13は、ROM15に記憶されているオペレーティングシステム15bを更新することを概要とするものであり、最小システムやオペレーティングシステム15bのバックアップをROM15に記憶する必要をなくし、オペレーティングシステム15bの更新に必要なメモリ容量を削減できる点に主たる特徴がある。
[情報処理システムの構成(実施例1)]
次に、図1および図2を用いて、この主たる特徴を具体的に説明する。この情報処理システム13は、RAM14と、ROM15と、CPU16と、I/F17とで構成される。また、情報処理システム13に接続される外部装置10は、HDD12と、I/F11とで構成される。なお、ROM15とは、フラッシュROMやEEPROM(Electronically Erasable and Programmable ReadOnly)などのような書換え可能型のROMである。
外部装置10におけるI/F11は、情報処理システム13と接続するための手段であり、具体的には、情報処理システム13のI/F17に接続されて外部装置10と情報処理システム13とを接続する。
外部装置10におけるHDD12は、情報処理システム13のオペレーティングシステムの更新に必要な情報を記憶する手段であり、具体的には、最小システム12aと、更新プログラム12bとを記憶する。
このうち、最小システム12aは、オペレーティングシステム(Ver0)15bの更新に最低限必要な構成を備えるプログラムであり、具体的には、情報処理システム13の読込みプログラム15aにより外部装置10のHDD12からRAM14に読込まれて実行される。なお、最小システム12aは、予めHDD12に記憶されているか、少なくともオペレーティングシステム(Ver0)15bの更新までに記憶媒体や外部ネットワークからダウンロードされてHDD12に記憶されている。
また、更新プログラム12bは、オペレーティングシステム(Ver0)15bの更新に用いられるプログラムであり、具体的には、最小システム12aによりRAM14に読込まれて実行される。なお、更新プログラム12bは、少なくともオペレーティングシステム(Ver0)15bの更新までに、記憶媒体や外部ネットワークからダウンロードされてHDD12に記憶されている。
情報処理システム13におけるI/F17は、外部装置10と接続するための手段であり、具体的には、外部装置10のI/F11に接続されて情報処理システム13と外部装置10とを接続する。
情報処理システム13におけるROM15は、ソフトウエアなどを記憶する手段であり、具体的には、オペレーティングシステム(Ver0)15bや各種アプリケーション15cなどの他に、本発明に密接に関連するものとして読込みプログラム15aを記憶する。
このうち、読込むプログラム15aは、外部装置10の最小システム12aの読込みを行うプログラムであり、具体的には、後述する読込み実行部16aによりROM15からRAM14に読込まれて実行される。なお、読込みプログラム15aはROM15内の書換え不能領域に記憶されるので、あやまって書換えられることがない。
情報処理システム13におけるCPU16は、ソフトウエアの読込みや実行を制御する手段であり、特に本発明に密接に関連するものとしては、読込み実行部16aと更新実行部16bとを備える。なお、読込み実行部16aは特許請求の範囲に記載の「読込み実行手段」に対応し、更新実行部16bは同じく「更新実行手段」に対応する。
このうち、読込み実行部16aは、オペレーティングシステム(Ver0)15bの更新を行う場合に、更新に失敗した(更新失敗後の再更新)か否かを問わず、読込みプログラム15aを動作させて最小システム12aを外部装置10から読込む手段である。具体的には、自動またはユーザの手動により更新指示を受け付けるとROM15に記憶されている読込みプログラム15aをRAM14に読込み(図1の(2))、読込まれた読込みプログラム15aを動作させて外部装置10のHDD12に記憶されている最小システム12aをRAM14に読込む(図1の(3))。
更新実行部16bは、読込み実行部16aにより読込まれた最小システム12aを動作させてオペレーティングシステム(Ver0)15bの更新を行う手段である。具体的には、読込み実行部16aによりRAM14に読込まれた最小システム12aを動作させて外部装置10のHDD12に記憶されている更新プログラム12bをRAM14に読込んで実行し、オペレーティングシステム(Ver0)15bの更新を実行する(図2の(1))。例えば、オペレーティングシステム(Ver0)をオペレーティングシステム(Ver1)に更新する。
情報処理システム13におけるRAM14は、一時的にソフトウエアを記憶する手段である。具体的には、オペレーティングシステムの更新前は何も記憶されていない状態であるが(図1の(1))、更新が開始されると、読込みプログラム15aを記憶し(図1の(2))、次に、外部装置10より読み出された最小システム12aを記憶し(図1の(3))、そして、読込みプログラム15aを消去するとともに、外部装置10より読み出した更新プログラム12bを記憶し(図2の(1))、更新が終了すると、全て消去する(図2の(2))。
[情報処理システムによる更新処理(実施例1)]
次に、図3を用いて、情報処理システム13における更新処理の流れを説明する。図3は、実施例1における更新処理の流れを示すフローチャートである。
図3に示すように、情報処理システム13は、自動またはユーザの手動により更新指示を受け付けると(ステップS101肯定)、読込み実行部16aが、ROM15に記憶されている読込みプログラム15aをRAM14に読込んで実行し(ステップS102)、外部装置10から最小システム12aをRAM14に読込む(ステップ103)。なお、かかるステップS101〜ステップS103の処理は、図1の(1)〜(3)に対応する。
続いて、更新実行部16bは、読込まれた最小システム12aを動作させて外部装置10から更新プログラム12bをRAM14に読込む(ステップS104)。さらに、更新実行部16bは、読込まれた更新プログラム12bを動作させることで、オペレーティングシステム(Ver0)15bをオペレーティングシステム(Ver1)15bに更新する(ステップS105)。なお、かかるステップS104とステップS105の処理は、図2の(1)と(2)に対応する。
[実施例1の効果]
上述してきたように、実施例1によれば、オペレーティングシステムの更新を行うために最低限必要な構成を備える最小システムを外部装置から読込むための読込みプログラムをROMに記憶し、オペレーティングシステムの更新を行う場合に、読込みプログラムを動作させて最小システムを外部装置から読込み、読込まれた最小システムを動作させてオペレーティングシステムの更新を行うので、最小システムやオペレーティングシステムのバックアップをROMに記憶させておく必要がなく、オペレーティングシステムの更新に必要なメモリ容量を削減することができる。
また、実施例1によれば、オペレーティングシステムの更新に失敗したか否かを問わず、オペレーティングシステムの更新を行う場合に、更新に失敗した後にはじめて最小システムを読込む手法とは異なり、常に最小システムから更新を行うので、更新処理を統一化することができる。
また、実施例1によれば、オペレーティングシステムの更新を行うために必要な更新プログラムを外部装置から読込むので、更新に必要な情報をROMに記憶させておく必要がなく、オペレーティングシステムの更新に必要なメモリ容量を削減することができる。
ところで、実施例1では、オペレーティングシステムの更新に失敗したか否かを問わず、更新に際しては常に最小システムを読込む場合を説明したが、本発明は必ずしもこれに限定されるものではなく、はじめはオペレーティングシステムを用いて更新を行い、途中で更新が失敗した後、再び更新を行うような場合に、最小システムを読込んで更新を行うようにしてもよい。
そこで、実施例2では、はじめはオペレーティングシステムを用いて更新を行い、途中で更新が失敗した後に、最小システムを読込んで更新を行う場合を説明する。なお、図4の(1)に示すように、全体構成を示すシステム構成図および情報処理システムの構成は実施例1と同様であるので、以下では、処理の流れ、実施例2による効果を順に説明する。
[情報処理システムにより更新処理の流れ(実施例2)]
先ず、図4〜図6を用いて、オペレーティングシステムを用いて更新を行うが、途中で更新が失敗した後に、最小システムを読込んで更新を行う場合を説明する。
はじめに、情報処理システム23におけるCPU26の読込み実行部26aは、ROM25に記憶されているオペレーティングシステム(Ver0)25bをRAM24に読込む(図4の(2))。
そして、更新実行部26bは、RAM24に読込んだオペレーティングシステム(Ver0)25bを動作させて、外部装置20より更新プログラム22bをRAM24に読込んで更新を実行する(図4の(3))。しかしながら、その後、更新途中に電源断などが発生し、更新が失敗したとする(図5の(1))。
次に、再度更新を行う場合、前回電源断が発生したことでRAM24に記憶されていたオペレーティングシステム(Ver0)25bと更新プログラム22bとは消去されており、オペレーティングシステムの更新は失敗した状態である(図5の(2))。
そして、CPU26の読込み実行部26aは、ROM25に記憶されている読込みプログラム25aをRAM24に読込んで動作させて(図5の(3))、外部装置20より最小システム22aをRAM24に読込む(図6の(1))。
更新実行部26bは、RAM24に読込まれた最小システム22aを動作させて外部装置20から更新プログラム22bをRAM24に読込み、そして、読込まれた最小システム22aは、更新プログラム22bを実行して、失敗になっているオペレーティングシステム(失敗)25bの更新を改めて実行する(図6の(2))。
その後、更新プログラム22bによりオペレーティングシステム(失敗)25bがオペレーティングシステム(Ver1)25bに更新されると、更新処理が終了し、RAM24は記憶していた情報を消去する(図6の(3))。
[実施例2の効果]
上述してきたように、実施例2によれば、実施例1と同様に最小システムやオペレーティングシステムのバックアップをROMに記憶させておく必要がなく、また、オペレーティングシステムの更新を行うために必要な更新プログラムを外部装置から読込むので、オペレーティングシステムの更新に必要なメモリ容量を削減することができる。
また、実施例2によれば、更新に失敗したかを問わず常に最小システムを読込む手法とは異なり、オペレーティングシステムによる更新を先ずは優先して行うので、迅速な更新を期待できる。
さて、これまで実施例1および2では、最小システムを用いたオペレーティングシステムの更新について説明したが、本発明は、更新が途中で失敗して終了し、再び更新を行う場合、最初からではなく途中から更新を再開するようにしてもよい。
[情報処理システムの構成(実施例3)]
そこで、実施例3では、図7〜図10を用いて、最小システムを用いてオペレーティングシステムの更新を行い、更新が失敗した後、更新途中から再更新を行う場合について説明する。図7の(1)に示すように、実施例3に係る情報処理システム35は、RAM36と、ROM37と、CPU38と、I/F39とで構成される。また、情報処理システム35に接続される外部装置30は、HDD32と、I/F31とで構成される。
このうち、情報処理システム35におけるRAM36と、ROM37と、I/F39と、外部装置30におけるI/F31と、HDD32と、更新プログラム34とは、実施例1で説明した情報処理システム13におけるRAM14と、ROM15と、I/F17と、外部装置10におけるI/F11と、HDD12と、更新プログラム12bと同じ機能であるため、その詳細な説明は省略する。以下では、実施例3において、実施例1とは異なる機能を有する最小システム33と、CPU38について説明する。
外部装置30における最小システム33は、オペレーティングシステム(Ver0)37bの更新に最低限必要な構成を備えるプログラムであり、さらに、リスト作成部33aと、ログ書き込み部33bとを備えており、具体的には、読込みプログラム37aにより外部装置30のHDD32からRAM36に読込まれて実行される。なお、最小システム33は、予めHDD32に記憶されるか、少なくともオペレーティングシステム(Ver0)37bの更新前までに記憶媒体や外部ネットワークからダウンロードされてHDD32に記憶されている。また、リスト作成部33aは、特許請求の範囲に記載の「リスト作成手段」に対応し、ログ書き込み部33bは同じく「ログ書き込み手段」に対応する。
このうち、リスト作成部33aは、オペレーティングシステム(Ver0)37bの更新に必要なモジュールリストを作成する手段であり、具体的には、読込みプログラム37aにより外部装置30からRAM36に読込まれて実行され、更新プログラム34を参照してROM37にモジュールリスト37dを作成する。
ログ書き込み部33bは、リスト作成部33aにより作成されたモジュールリストにモジュール毎に処理が成功したか否かを示すログを書き込む手段であり、具体的には、更新プログラム34が実行されると、モジュールリスト37dに記載されているモジュール毎(例えば、モジュール37e〜モジュール37g毎)に処理が終了したことを示すログ(「完了」)の書き込みを行う。
情報処理システム35におけるCPU38は、ソフトウエアの読込みや実行を制御する手段であり、特に本発明に関連するものとしては、読込み実行部38aと更新実行部38bとを備える。なお、読込み実行部38aは、特許請求の範囲に記載の「読込み実行手段」に対応し、更新実行部38bは同じく「更新実行手段」に対応する。
このうち、読込み実行部38aは、オペレーティングシステム(Ver0)37bの更新を行う場合に、更新に失敗した(更新失敗後の再更新)か否かを問わず、読込みプログラム37aを動作させて最小システム33を外部装置30から読込む手段である。具体的には、自動またはユーザの手動により更新指示を受け付けると、ROM37に記憶されている読込みプログラム37aをRAM36に読込み(図7の(2))、読込んだ読込みプログラム37aを動作させて、外部装置30のHDD32に記憶されている最小システム33をRAM36に読込む(図7の(3))。
更新実行部38bは、読込み実行部38aにより読込まれた最小システム33を動作させてオペレーティングシステム(Ver0)37bの更新を行い、また、オペレーティングシステム(Ver0)37bの更新が途中で終了した後、再度更新を行う場合は、作成されたモジュールリストを参照して途中終了したモジュールより更新を再開する手段である。
具体的に説明すると、更新実行部38bは、RAM36に読込まれた最小システム33を動作させて、外部装置30より更新プログラム34をRAM36に読込むとともに、最小システム33のリスト作成部33aを動作させて、ROM37にモジュールリスト37dを作成する(図8の(1))。そして、更新実行部38bは、作成したモジュールリスト37dを参照して各モジュール順に更新を実行し、終了すると、ログ書き込み部33bを動作させて、各モジュールが終了したことを示すログ(「完了」)の書き込みを行う(図8の(2))。
ここで、電源断などで更新が途中で終了した後、再度更新を行う場合、RAM36に記憶されていた情報は消去され、オペレーティングシステム(失敗)37bの状態である(図9の(1))。そこで、読込み実行部38aは、読込みプログラム37aをRAM36に読込んで実行して(図9の(2))、外部装置30より最小システム33をRAM36に読込む(図9の(3))。
さらに、更新実行部38bは、読込んだ最小システム33を動作させて更新プログラム34をRAM36に読込むと、ROM37のモジュールリスト37dを参照して、途中で終了したモジュール(例えば、モジュール2)より更新を再開する(図10の(1))。その後、オペレーティングシステム(Ver0)がオペレーティングシステム(Ver1)37bに更新されると、更新が終了して、RAM36は、記憶していた情報を消去する(図10の(2))。
[情報処理システムにより更新処理の流れ(実施例3)]
次に、図11を用いて、最小システムを用いてオペレーティングシステムの更新を行い、更新が失敗した後、失敗したモジュールから再更新を行う場合の更新処理の流れについて説明する。図11は、実施例3による更新処理の流れを示すフローチャートである。
先ず、情報処理システム35は、自動またはユーザの手動により更新指示を受け付けると(ステップS201肯定)、読込み実行部38aが、ROM37に記憶されている読込みプログラム37aをRAM36に読込んで実行し(ステップS202)、外部装置30から最小システム33をRAM36に読込む(ステップS203)。なお、かかるステップS201〜ステップS203の処理は、図7の(1)〜(3)に対応する。
続いて、更新実行部38bは、読込まれた最小システム33を動作させて、外部装置30から更新プログラム34をRAM36に読込む(ステップS204)。そして、更新実行部38bは、ROM37に作成されたモジュールリスト37dを参照して前回の更新が途中終了でないか否かを判別し(ステップS205)、途中終了していない場合(ステップS205否定)、読込まれた最小システム33のリスト作成部33aを動作させてROM37にモジュールリスト37dを作成し(ステップS206)、最初のモジュール(例えば、モジュール1)から1つのモジュールずつ実行していく(ステップS207)。
そして、ログ書き込み部33bは、モジュールが終了するとROM37に作成されたモジュールリスト37dにログ(「完了」)を書き込む(ステップS208)。その後、更新実行部38bは、全モジュールが終了したか否かを判別し(ステップS209)、全モジュールが終了していない場合は、上記のステップS207に戻り、次のモジュール(例えば、モジュール2)を実行する。一方、全モジュールが終了した場合は、更新処理を終了する(ステップS209肯定)。なお、かかるステップS204〜ステップ209は、図8の(1)〜(2)に対応する。
上記のステップS205に戻ると、前回の更新が途中終了であった場合(ステップS205肯定)、更新実行部38bは、モジュールリスト37dを参照して前回途中で終了したモジュールを特定し(ステップS210)、途中で終了したモジュール(例えば、モジュール2)から1つずつモジュールを実行する(ステップS211)。
そして、ログ書き込み部33bは、実行されたモジュールが終了するとROM37に作成されたモジュールリスト37dにログ(「完了」)を書き込む(ステップS212)。その後、更新実行部38bは、全モジュールが終了したか否かを判別して(ステップS213)、全モジュールが終了していない場合は(ステップS213否定)、上記のステップS211に戻り、次のモジュール(例えば、モジュール3)を実行する。また、全モジュールが終了した場合は、更新処理を終了する(ステップS213肯定)。なお、かかるステップS205肯定〜ステップS213は、図9の(1)〜図10の(2)に対応する。
[実施例3の効果]
上述してきたように、実施例3によれば、実施例1および実施例2と同様に最小システムやオペレーティングシステムのバックアップをROMに記憶させておく必要がなく、また、オペレーティングシステムの更新を行うために必要な更新プログラムを外部装置から読込むので、オペレーティングシステムの更新に必要なメモリ容量を削減することができる。
また、実施例3によれば、オペレーティングシステムの更新が途中で終了した後に再び当該オペレーティングシステムの更新を行う場合に、更新を行うために必要なモジュールリストを作成して、モジュール毎に処理が成功したか否かをログに書き込み、このログを参照して途中で終了したモジュールより更新を再開するので、はじめのモジュールから再更新する更新手法に比較して、効率的に更新が行えるとともに、更新にかかる時間を短縮することができる。
上述してきたように、実施例3では、最小システムを用いてオペレーティングシステムの更新を行い、更新が失敗した後、最小システムを読込んで失敗したモジュールから再更新を行う場合について説明したが、本発明は必ずしもこれに限定されるものではなく、はじめはオペレーティングシステムを用いて更新を行い、更新が失敗した後、最小システムを読込んで失敗したモジュールから再更新を行うようにしてもよい。
[情報処理システムの構成(実施例4)]
そこで、実施例4では、図12〜図14を用いて、はじめはオペレーティングシステムを用いて更新を行い、更新が失敗した後、最小システムを読込んで失敗したモジュールから再更新を行う場合について説明する。図12の(1)に示すように実施例4に係る情報処理システム53は、RAM54と、ROM55と、CPU56と、I/F57とで構成される。また、情報処理システム53に接続される外部装置50は、HDD52と、I/F51とで構成される。
このうち、情報処理システム53におけるRAM54と、ROM55と、I/F57と、外部装置50におけるI/F51と、HDD52と、更新プログラム52bは、実施例1で説明した情報処理システム13におけるRAM14と、ROM15と、I/F17と、外部装置10におけるI/F11と、HDD12と、更新プログラム12bと同じ機能であるため、その詳細な説明は省略する。以下では、実施例4において、実施例1とは異なる機能を有する、CPU56について説明する。
情報処理システム53におけるCPU56は、ソフトウエアの読込みや実行を制御する手段であり、特に本発明に密接に関係するものとして、読込み実行部56aと、更新実行部56bと、リスト作成部56cと、ログ書き込み部56dとで構成される。なお、読込み実行部56aは、特許請求の範囲に記載の「読込み実行手段」に対応し、更新実行部56bは同じく「更新実行手段」に対応し、リスト作成部56cは同じく「リスト作成手段」に対応し、ログ書き込み部56dは同じく「ログ書き込み手段」に対応する。
このうち、リスト作成部56cは、オペレーティングシステム(Ver0)55bの更新を行うのに必要なモジュールリストを作成する手段である。具体的には、後述する読込み実行部56aによりオペレーティングシステム(Ver0)55bがRAM54に読込まれて、更新実行部56bが読込まれたオペレーティングシステム(Ver0)55bを実行し(図12の(2))、外部装置50より更新プログラム52bがRAM54に読込まれると、リスト作成手段56cは、読込まれた更新プログラム52bを参照して、ROM55にモジュールリスト55dを作成する(図12の(3))。
ログ書き込み部56dは、リスト作成部56cにより作成されたリストに記載されているモジュール毎に処理が成功したか否かを示すログを書き込む手段であり、具体的には、はじめのモジュール(例えば、モジュール1)が実行され終了すると、モジュールリスト55dに「完了」と書き込む(図12の(4))。
読込み実行部56aは、オペレーティングシステム(Ver0)55bの更新に失敗した後に、再び当該オペレーティングシステム(Ver0)55bの更新を行う場合に、最小システムを読込む手段である。具体的には、オペレーティングシステム(Ver0)55bによる更新途中に電源断などで更新が失敗した場合、RAM54に記憶されていた情報は消去される(図13の(1))。その後、再度更新を行う場合に、読込み実行部56aは、ROM55から読込みプログラム55aをRAM54に読込んで実行し(図13の(2))、これによって、外部装置50の最小システム52aをRAM54に読込む(図13の(3))。
更新実行部56bは、オペレーティングシステム(Ver0)55bの更新が途中で終了した後に再び当該オペレーティングシステム(Ver0)55bの更新を行う場合に、ログ書き込み部56dにより書き込まれたログを参照して途中で終了したモジュールよりオペレーティングシステム(Ver0)55bの更新を再開する手段である。具体的には、読込まれた最小システム52aを動作させて、外部装置50から更新プログラム52bをRAM54に読込む。そして、更新実行部56bは、モジュールリスト55dを参照して途中で終了したモジュール(例えば、モジュール2)より更新を再開する(図14の(1))。全てのモジュールが終了すると、RAM54は記憶していた情報を消去する(図14の(2))。
[情報処理システムにより更新処理の流れ(実施例4)]
次に、図15を用いて、はじめはオペレーティングシステムを用いて更新を行い、更新が失敗した後、最小システムを読込んで失敗したモジュールから再更新を行う場合の更新処理の流れについて説明する。図15は、実施例4による更新処理の流れを示すフローチャートである。
先ず、情報処理システム53は、自動またはユーザの手動により更新指示を受け付けて更新が開始されると(ステップS301肯定)、更新実行部56bは、ROM55に記憶されているモジュールリスト55dを参照して前回の更新が途中終了しているか否かを判断する(ステップS302)。
そして、前回の更新が途中終了していない場合(ステップS302否定)、読込み実行部56aが、オペレーティングシステム(Ver0)55bをRAM54に読込んだ後、更新実行部56bは、読込まれたオペレーティングシステム(Ver0)55bを実行し(ステップS303)、外部装置50から更新プログラム52bをRAM54に読込む(ステップS304)。
続いて、リスト作成部56cは、読込まれた更新プログラム52bを参照して、ROM55にモジュールリスト55dを作成する(ステップS305)。その後、更新実行部56bは、最初のモジュール(例えば、モジュール1)を実行し(ステップS306)、終了すると、ログ作成部56dを動作させてモジュールリスト57dにログ(「完了」)を書き込む(ステップS307)。
更新実行部56bは、全モジュールが終了したか否かを判別して(ステップS308)、全モジュールが終了していない場合は(ステップS308否定)、上記のステップS306に戻り、次のモジュール(例えば、モジュール2)を実行する。一方、全モジュールが終了した場合は、更新処理を終了する(ステップS308肯定)。なお、かかるステップS301〜ステップS308の処理は、図12の(1)〜(4)に対応する。
一方、前回の更新が途中終了であった場合(ステップS302肯定)、読込み実行部56aは、ROM55から読込みプログラムをRAM54に読込み、実行して(ステップS309)、外部装置50から最小システム52aをRAM54に読込む(ステップS310)。
そして、更新実行部56bは、読込まれた最小システム52aを実行して、外部装置50から更新プログラム52bをRAM54に読込む(ステップS311)。その後、モジュールリスト55dを参照して前回途中で終了したモジュールを特定し(ステップS312)、途中で終了したモジュール(例えば、モジュール2)から1つずつモジュールを実行する(ステップS313)。
ログ書き込み部56dは、実行したモジュールが終了するとROM55に作成されたモジュールリスト55dにログ(「完了」)を書き込む(ステップS314)。
その後、更新実行部56bは、全モジュールが終了したか否かを判別して(ステップS315)、全モジュールが終了していない場合は(ステップS315否定)、上記のステップS313に戻り、次のモジュール(例えば、モジュール3)を実行する。また、全モジュールが終了した場合は、更新処理を終了する(ステップS315肯定)。なお、かかるステップS309〜ステップS315は、図13の(1)〜図14の(2)に対応する。
[実施例4の効果]
上述してきたように、実施例4によれば、実施例1〜実施例3と同様に最小システムやオペレーティングシステムのバックアップをROMに記憶させておく必要がなく、また、オペレーティングシステムの更新を行うために必要な更新プログラムを外部装置から読込むので、オペレーティングシステムの更新に必要なメモリ容量を削減することができる。
また、実施例4によれば、実施例2と同様に、更新に失敗したかを問わず常に最小システムを読込む手法とは異なり、オペレーティングシステムによる更新を先ずは優先して行うので、迅速な更新を期待できる。
また、実施例4によれば、実施例3と同様に、オペレーティングシステムの更新が途中で終了した後に再び当該オペレーティングシステムの更新を行う場合に、更新を行うために必要なモジュールリストを作成して、モジュール毎に処理が成功したか否かをログに書き込み、このログを参照して途中で終了したモジュールより更新を再開することができるので、はじめのモジュールから再更新する更新手法に比較して、効率的に更新が行えるとともに、更新にかかる時間を短縮することができる。
さて、これまで実施例1〜実施例4に係る情報処理システムについて説明してきたが、本発明は上記した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下では実施例5として、種々の異なる形態について説明する。
例えば、上記した実施例1〜実施例4において、オペレーティングシステムの更新を行う場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、ソフトウエアやアプリケーションなどの更新に用いてもよい。
また、上記した実施例1〜実施例4において、最小システムと更新プログラムの記憶先を外部装置とした場合について説明してきたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、ネットワークを介してダウンロードしてきてもよく、また、図16に示したように、可搬の記憶媒体61(例えば、CDやDVDなど)に記憶させて用いてもよい。
また、上記した実施例1〜実施例4において、オペレーティングシステムの更新を行う更新プログラムを使用した場合について説明してきたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、更新データなどを用いてもよい。
また、上記した実施例1〜実施例4において、オペレーティングシステムの更新を行う情報処理システムの場合について説明してきたが、本発明はこれに限定されるものではなく、情報処理システムを搭載した車載装置に用いてもよい。例えば、図17に示したように、情報処理システムを搭載した車載装置70の無線LAN通信機72と、パーソナルコンピュータ71の無線LAN通信機73とを接続し、当該車載装置70とパーソナルコンピュータ71との間で実施例1〜4において説明した更新処理を行ってもよい。また、図17では、パーソナルコンピュータにおいて記憶媒体75を使用した場合を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、パーソナルコンピュータ内のHDDに最小システムおよび更新プログラムを保存してもよく、また、ネットワークを介してダウンロードしてもよい。
また、上記した実施例1〜実施例4において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともでき、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
なお、上記した実施例1〜実施例4で説明した情報処理方法は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することによって実現することができる。このプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することができる。また、このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行することもできる。
以上のように、本発明に係る情報処理システムおよび車載装置は、メモリに記憶されているソフトウエアを更新するのに有用であり、特に、ソフトウエアの更新に必要なメモリ容量を削減することができることに適する。
実施例1における情報処理システムの全体構成を示すシステム構成図である。 実施例1における情報処理システムの全体構成を示すシステム構成図である。 実施例1における更新処理の流れを示すフローチャートである。 実施例2における情報処理システムの全体構成を示すシステム構成図である。 実施例2における情報処理システムの全体構成を示すシステム構成図である。 実施例2における情報処理システムの全体構成を示すシステム構成図である。 実施例3における情報処理システムの全体構成を示すシステム構成図である。 実施例3における情報処理システムの全体構成を示すシステム構成図である。 実施例3における情報処理システムの全体構成を示すシステム構成図である。 実施例3における情報処理システムの全体構成を示すシステム構成図である。 実施例3における更新処理の流れを示すフローチャートである。 実施例4における情報処理システムの全体構成を示すシステム構成図である。 実施例4における情報処理システムの全体構成を示すシステム構成図である。 実施例4における情報処理システムの全体構成を示すシステム構成図である。 実施例4における更新処理の流れを示すフローチャートである。 記憶媒体を使用した場合の情報処理システムの全体構成を示すシステム構成図である。 情報処理システムを搭載した車載装置の全体構成を示すシステム構成図である。
符号の説明
10 外部装置
11 I/F
12 HDD
12a 最小システム
12b 更新プログラム
13 情報処理システム
14 RAM
15 ROM
15a 読込みプログラム
15b オペレーティングシステム(Ver0)
15c 各種アプリケーション、各種データ
16 CPU
16a 読込み実行部
16b 更新実行部
17 I/F

Claims (8)

  1. ソフトウエアの更新を実行する情報処理システムであって、
    前記ソフトウエアの更新を行うために最低限必要な構成を備える最小システムを外部か
    ら読込むための読込みプログラムを記憶したメモリと、
    前記ソフトウエアの更新を行う場合に、前記読込みプログラムを動作させ、前記最小シ
    ステムを外部から読込む読込み実行手段と、
    前記読込み実行手段によって読込まれた前記最小システムを動作させ、前記ソフトウエ
    アの更新を行う更新実行手段と、
    を備えたことを特徴とする情報処理システム。
  2. 前記読込み実行手段は、前記ソフトウエアの更新に失敗した後に再び当該ソフトウエアの更新を行う場合に、前記最小システムを読込むことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記読込み実行手段は、前記ソフトウエアの更新に失敗したか否かを問わず、前記最小システムを読込むことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  4. 前記更新実行手段は、前記ソフトウエアの更新を行うために必要なデータおよび/またはプログラムを外部のネットワークおよび/または記憶装置から読込むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の情報処理システム。
  5. 前記更新実行手段は、前記ソフトウエアの更新を行うために必要なデータおよび/またはプログラムを外部の記憶媒体から読込むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の情報処理システム。
  6. 請求項1〜5のいずれか一つの情報処理システムを搭載した車載装置。
  7. 前記更新実行手段は、前記ソフトウエアの更新を行うために必要なデータおよび/またはプログラムを外部のコンピュータシステムから通信により読込むことを特徴とする請求項6に記載の車載装置。
  8. 前記ソフトウエアの更新を行うために必要なモジュールのリストを作成するリスト作成手段と、
    前記リスト作成手段により作成されたリストに記載されているモジュール毎に処理が成功したか否かをログに書き込むログ書き込み手段とをさらに備え、 前記更新実行手段は、前記ソフトウエアの更新が途中で終了した後に再び当該ソフトウエアの更新を行う場合に、前記ログ書き込み手段により書き込まれたログを参照して途中で終了したモジュールより前記ソフトウエアの更新を再開することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の情報処理システム。
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