JP2007027855A - デジタル放送受信装置 - Google Patents

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Akinori Sugata
章典 菅田
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Abstract

【課題】 ユーザ操作を介することなく、一部のデジタル放送波において受信状況が悪い場合でもより確実に現在時刻設定を行うことができるデジタル放送受信装置を提供する。
【解決手段】 受信履歴管理部16に受信履歴情報を蓄積し、この受信履歴情報に基づいて、BSデジタル放送、110度CSデジタル放送、地上デジタル放送を順次切り替えて地上デジタル放送用アンテナ1又はBS/110度CSデジタル放送用アンテナ3で受信して現在時刻情報を取得し、この現在時刻情報に基づいて現在時刻設定を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、デジタルテレビ放送を受信するためのデジタル放送受信装置に関する。
一般に、デジタル放送受信装置は現在時刻を管理する時計機能を備えており、予約録画や予約視聴等の時刻に基づく動作を実施する際に利用している。
そして、BS/110度CSデジタル放送あるいは地上デジタル放送といった種別の異なる複数のデジタル放送はどれも、現在時刻を示す現在時刻情報が定期的に伝送されており、この現在時刻情報を利用してデジタル放送受信装置が具備する時計の設定及び校正を行うことが可能となっている。
例えば、特許文献1に開示されたデジタル衛星放送受信機では、ユーザが視聴を行っていないスタンバイモード中においても定期的にデジタル放送を受信して時計の校正を行っている。
特開2000−341152号公報
現在のデジタル放送受信装置では、製造コストを安くするために、時計をバックアップするためのバッテリを備えていないことがある。この場合、停電の発生やACコンセントの抜き差し等により完全な電源オフの状態になると、現在時刻情報が失われてしまうため、電源の復帰後は現在時刻の設定を行わなければ予約録画や予約視聴等の時刻に基づく動作を実施することができない。
このとき、天候不順等により受信状況が悪いと、デジタル放送波の受信を行っても現在時刻情報を取得することができず、現在時刻設定を行うことができないという問題があった。
そこで本発明は、通電された際にユーザ操作を介することなく、一部のデジタル放送波において受信状況が悪い場合でもより確実に現在時刻設定を行うことができるデジタル放送受信装置を提供することを目的とする。
本発明のデジタル放送受信装置は、種別の異なる複数のデジタル放送波を受信する受信手段と、現在時刻を計時する時計手段と、受信したデジタル放送波の履歴を示す受信履歴情報を蓄積する受信履歴管理手段と、前記受信履歴情報に基づいて前記受信手段で前記複数のデジタル放送波を順次切り替えて受信して現在時刻情報を取得し、前記現在時刻情報に基づいて前記時計手段の現在時刻設定を行うように制御する制御手段とを有することを特徴とする。
本発明のデジタル放送受信装置によれば、受信したデジタル放送波の履歴を示す受信履歴情報を蓄積し、この受信履歴情報に基づいて複数のデジタル放送波を順次切り替えて受信して現在時刻情報を取得し、この現在時刻情報に基づいて時計手段の現在時刻設定を行うので、時計手段をバッテリなどでバックアップせず、停電等により現在時刻情報が失われてしまった場合でも、通電された際にユーザ操作を介することなく現在時刻設定動作を行い、一部のデジタル放送波において受信状況が悪い場合でも複数のデジタル放送波を順次切り替えて受信して現在時刻情報を取得し、より確実に現在時刻設定を行うことができる。
さらに、デジタル放送受信装置が備える時計手段をバッテリなどでバックアップする必要がなくなるため、製造コストを安くすることができる。
以下、本発明のデジタル放送受信装置を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
図1は本発明の実施の形態に係るデジタル放送受信装置の構成を示すブロック図である。
地上デジタル放送用アンテナ1は、地上デジタル放送波を受信して放送信号を地上デジタル放送用チューナ部2に供給する。
BS/110度CSデジタル放送用アンテナ3は、BSデジタル放送波及び110度CSデジタル放送波を受信して放送信号をBS/110度CSデジタル放送用チューナ部4に供給する。
地上デジタル放送用チューナ部2は、地上デジタル放送用アンテナ1から入来する放送信号についてシステム制御部15から指示されたチャンネルへのチューニングを行って多重分離部5にストリームを供給する。
BS/110度CSデジタル放送用チューナ部4は、BS/110度CSデジタル放送用アンテナ3から入来する放送信号についてシステム制御部15から指示されたチャンネルへのチューニングを行って多重分離部5にストリームを供給する。
多重分離部5は、地上デジタル放送用チューナ部2又はBS/110度CSデジタル放送用チューナ部4から入力されるいずれかのストリームから映像データ、音声データ、時刻情報データを分離して、映像デコード部6、音声デコード部7、時刻情報処理部8にそれぞれ供給する。
映像デコード部6は、多重分離部5から供給された符号化された映像データのデコード処理を行い、映像信号処理部9に出力する。映像信号処理部9は、映像デコード部6から供給された映像データを映像信号に変換して映像表示部11に出力する。
音声デコード部7は、多重分離部5から供給された符号化された音声データのデコード処理を行い、音声信号処理部10に出力する。音声信号処理部10は、音声デコード部7から供給された音声データを音声信号に変換して音声出力部12に出力する。
時刻情報処理部8は、多重分離部5から供給された時刻情報データから現在時刻情報を抽出してシステム時計部13に供給する。
システム時計部13は、時計を備え、時計のカウント処理を行って現在時刻をシステム制御部15に提供するとともに、時刻情報処理部8から供給される現在時刻情報によって時計の校正を行う。また、システム時計部13はバックアップ電源を有さず、電源部17から供給される直流電源により作動する。
操作入力部14は、ユーザ操作により入力される指示を受けて、操作情報をシステム制御部15に供給する。
システム制御部15は、電源オン/オフ、選局、映像及び音声の出力、システム時計部13の時計の設定及び校正、受信履歴処理などにおいてシステムの制御を行う。また、操作入力部14からユーザの操作情報を受けて、電源オン状態においては、地上デジタル放送用チューナ部2又はBS/110度CSデジタル放送用チューナ部4に選局指示を出力し、ユーザに指定されたチャンネルを選局し、映像及び音声を出力するように制御する。また、視聴や録画のために受信を行った際の受信履歴情報を受信履歴管理部16に供給する。
受信履歴管理部16は、システム制御部15から供給される受信チャンネル情報を不揮発メモリ(図示せず)に順次蓄積するとともに、システム制御部15に対して蓄積された受信履歴情報を提供する。
電源部17は、ACコンセントからの交流電圧を整流して直流電圧に変換し、この直流電圧を装置の各部に供給して各部を作動させる。
次に、本発明の実施の形態に係るデジタル放送受信装置の現在時刻設定動作を説明する。図2は図1に示すデジタル放送受信装置の現在時刻設定動作を示すフローチャートである。
ACコンセントを差し込むなどして通電が行われると、まずステップS10では、システム制御部15は、受信履歴管理部16に蓄積された受信履歴情報をもとに最後に受信を行ったチャンネルを選局する。ここでは例としてBSデジタル放送の103チャンネルを選局することとし、システム制御部15は、選局指示をBS/110度CSデジタル放送用チューナ部4に出力する。
BS/110度CSデジタル放送及び地上デジタル放送においては、現在時刻を示す現在時刻情報が少なくとも5秒間隔で送出されており、受信状況が正常であれば、BS/110度CSデジタル放送用チューナ部4、多重分離部5及び時刻情報処理部8を介してシステム時計部13に現在時刻情報が入力され、時計の設定が行われる。
次に、ステップS20では、システム制御部15は、システム時計部13を参照して現在時刻が設定されたかどうかを判断する。設定された(YES)場合には、システム制御部15は、現在時刻設定動作を終了する。
例えば1分間受信を行っても現在時刻が設定されない場合、天候不順等により受信状況が悪い、放送事故により時刻情報が送出されていない、あるいはアンテナ線が外れている等の理由が考えられる。このとき、受信するデジタル放送波の種別を変更することにより時刻情報の取得が期待できる。チャンネルに関しては、受信実績のあるチャンネルとするのが確実であるので、受信履歴情報を利用する。
ステップS20で現在時刻が設定されない(NO)場合、ステップS30に進み、システム制御部15は、受信履歴管理部16に蓄積された受信履歴情報に基づいて、BSデジタル放送、110度CSデジタル放送、地上デジタル放送それぞれについて受信を行ったかどうかを判断する。
受信していない放送波種別がある(NO)場合は、ステップS40に進み、システム制御部15は、受信するデジタル放送波の種別を変更する。そして、ステップS10に戻り、システム制御部15は、受信履歴管理部16に蓄積された受信履歴情報に基づいて、新たなデジタル放送波で最後に受信を行ったチャンネルを選局する。例えば、BSデジタル放送の103チャンネルから地上デジタル放送の011チャンネルに切り替えるように、システム制御部15は、選局指示を地上デジタル放送用チューナ部2に出力する。
ステップS30ですべてのデジタル放送波種別について選局した(YES)場合、つまり、すべてのデジタル放送波種別について受信を行っても現在時刻が設定されない場合、デジタル放送波からは現在時刻情報の取得が行えない状況であると考えられるため、ステップS50では、システム制御部15は現在時刻設定動作を中止する。
このように、本発明の実施の形態に係るデジタル放送受信装置によれば、受信履歴管理部16に受信履歴情報を蓄積し、この受信履歴情報に基づいて複数のデジタル放送波を順次切り替えて受信して現在時刻情報を取得し、この現在時刻情報に基づいて現在時刻設定を行うので、デジタル放送受信装置が通電された際にユーザ操作を介することなく現在時刻設定動作を行い、一部のデジタル放送波において受信状況が悪い場合でもより確実に現在時刻設定を行うことができ、待機中に停電等が発生しても復帰後に予約録画や予約視聴等の時刻に基づく動作を実施することが可能となる。
さらに、デジタル放送受信装置が備える時計をバッテリなどでバックアップする必要がなくなるため、製造コストを安くすることができる。
本発明の実施の形態に係るデジタル放送受信装置の構成を示すブロック図である。 図1に示すデジタル放送受信装置の現在時刻設定動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 地上デジタル放送用アンテナ
2 地上デジタル放送用チューナ部
3 BS/110度CSデジタル放送用アンテナ
4 BS/110度CSデジタル放送用チューナ部
5 多重分離部
6 映像デコード部
7 音声デコード部
8 時刻情報処理部
9 映像信号処理部
10 音声信号処理部
11 映像表示部
12 音声出力部
13 システム時計部
14 操作入力部
15 システム制御部
16 受信履歴管理部
17 電源部

Claims (1)

  1. 種別の異なる複数のデジタル放送波を受信する受信手段と、
    現在時刻を計時する時計手段と、
    受信したデジタル放送波の履歴を示す受信履歴情報を蓄積する受信履歴管理手段と、
    前記受信履歴情報に基づいて前記受信手段で前記複数のデジタル放送波を順次切り替えて受信して現在時刻情報を取得し、前記現在時刻情報に基づいて前記時計手段の現在時刻設定を行うように制御する制御手段と
    を有することを特徴とするデジタル放送受信装置。
JP2005203105A 2005-07-12 2005-07-12 デジタル放送受信装置 Pending JP2007027855A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008236445A (ja) * 2007-03-22 2008-10-02 Sharp Corp デジタル放送受信機
US8643727B2 (en) 2008-06-18 2014-02-04 Sanyo Electric Co., Ltd. Electronic device related to automatic time setting
JPWO2021186800A1 (ja) * 2020-03-17 2021-09-23

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