JP2003273742A - 復調方法および復調装置 - Google Patents

復調方法および復調装置

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JP2003273742A
JP2003273742A JP2002069811A JP2002069811A JP2003273742A JP 2003273742 A JP2003273742 A JP 2003273742A JP 2002069811 A JP2002069811 A JP 2002069811A JP 2002069811 A JP2002069811 A JP 2002069811A JP 2003273742 A JP2003273742 A JP 2003273742A
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JP2002069811A
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Toshiyuki Nakagawa
俊之 中川
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 最小ランd=4のRLL符号で、最小ラン及
び最大ランを守り、効率の良いDSV制御を行いなが
ら、最小ランの連続する回数を制限する。 【解決手段】 復調装置1は、第1の逆変換テーブルに
従って可変長符号列(d、k;m,n;r)=(4,2
1;2,5;6)をデータ列に変換する。VFM−PP
復調部12は、符号列化部11によって2値化され、必
要に応じて逆NRZI化された符号列を、第1の逆変換
テーブルに従って復調して、データ列を生成し、DSV
制御ビット取出し部13に出力する。第1の逆変換テー
ブルの変換コードは、最小ランd=4、最大ランk=2
1、変換率は、m/n=2/5の可変長構造である。第
1の逆変換テーブルにおいては、最小ランd=4を守る
ために例外変換規則が設けられ、更に、最小ランdの連
続を制限するために、複数の置き換えコードを、異なる
拘束長において有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、復調方法および復
調装置に関し、特に、データをディスク媒体などの記録
媒体に記録または再生する場合、あるいはデータを伝送
する場合に用いられる可変長符号を復調する場合に用い
て好適な、復調方法および復調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】データが所定の伝送路に伝送されたり、
または、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気デ
ィスク等の記録媒体に記録されたりする際、その伝送や
記録に適するようにデータの変調が行われる。このよう
な変調方法の1つとして、ブロック符号が知られてい
る。このブロック符号は、データ列をm×iビットから
なる単位(以下データ語と称する)にブロック化し、こ
のデータ語を適当な符号則に従ってn×iビットからな
る符号語に変換するものである。そしてこの符号は、i
=1のときには固定長符号となり、またiが複数個選べ
るとき、すなわち、1乃至imax(最大のi)の範囲の
所定のiを選択して変換したときには可変長符号とな
る。このブロック符号化された符号は可変長符号(d,
k;m,n;r)と表される。
【0003】ここでiは拘束長と称され、imaxはr
(最大拘束長)となる。またdは、連続する"1"の間に
入る、"0"の最小連続個数、すなわち、0の最小ランを
示し、kは連続する"1"の間に入る、"0"の最大連続個
数、すなわち、0の最大ランを示している。
【0004】ところで、上述のようにして得られる符号
を、光ディスクや光磁気ディスク等、例えばコンパクト
ディスク(CD:Compact Disk)やミニディスク(M
D:Mini Disk(商標))などにデータとして記録する
場合、可変長符号において、"1"を反転し、"0"を無反
転する、NRZI(Non Return to Zero Inverted)変
調が行われ、NRZI変調化された可変長符号に基づい
て記録が行われる。また他にも、記録密度のあまり大き
くなかった初期のISO規格の光磁気ディスクのよう
に、記録変調したビット列を、NRZI変調を行わずに
そのまま記録するシステムもある。
【0005】記録符号列の最小反転間隔をTmin(Tmin
=d+1)とし、最大反転間隔をTmax(Tmax=k+
1)とするとき、線速方向に高記録密度で記録を行うた
めには、最小反転間隔Tminは長い方が、すなわち最小
ランdは大きい方が良く、またクロックの再生の面から
は、最大反転間隔Tmaxは短いほうが、すなわち最大ラ
ンkは小さい方が望ましい。また、オーバーライト特性
を考慮すると、最大反転間隔Tmax/最小反転間隔Tmin
が小さい方が望ましい。更に、ジッターや、信号対雑音
比(S/N比)を考慮すると、検出窓幅Tw=m/nが
大きいことが重要である。
【0006】これらの条件を基に、種々の変調方法が提
案されている。具体的には、例えば光ディスクや磁気デ
ィスク、又は光磁気ディスク等において、提案あるいは
実際に使用されている変調方式は以下のとおりである。
【0007】例えば、最小ランd=2のRLL符号(Ru
n Length Limited Code)として、CDやMD等で用い
られているEFM(Eight to Fourteen Modulation)符
号((2,10:8,17;1)とも表記される)、あ
るいはDVD(Digital Versatile Disk)で用いられて
いる8−16符号((2,10:8,16;1)とも表
記される)、およびPD(Phase change Disk)で用い
られるRLL(2−7)((2,7;1,2;r)とも
表記される)等がある。
【0008】また、最小ランd=1のRLL符号とし
て、ISO規格のMOディスク(Magnetic Optical Dis
k)に用いられる固定長RLL(1−7)((1,7;
2,3;1)とも表記される)や、現在開発研究がされ
ている記録密度の高い光ディスクや光磁気ディスク等の
ディスク装置において、多く検討されている、可変長R
LL(1−7)((1,7;m,n;r)とも表記され
る)等がある。
【0009】可変長RLL(1−7)符号の変換テーブ
ルは、例えば、以下の通りである。
【0010】
【表1】
【0011】ここで変換テーブル内の記号xは、次に続
く符号語が0であるときに1とされ、また次に続く符号
語が1であるときに0とされる。最大拘束長rは2であ
る。
【0012】可変長RLL(1−7)符号のパラメータ
は(1,7;2,3;2)であり、記録符号列のビット
間隔をTとすると、(d+1)Tで表される最小反転間
隔Tminは2(=1+1)Tとなる。データ列のビット
間隔をTdataとすると、(m/n)×2Tdataで表され
る最小反転間隔Tminは1.33(=(2/3)×2)
Tdataとなる。また(k+1)Tで表される最大反転間
隔Tmaxは8(=7+1)T(=(m/n)×8Tdata=
(2/3)×8Tdata=5.33Tdata)である。更に
検出窓幅Twは(m/n)×Tdataで表され、その値は
0.67(=2/3)Tdataとなる。
【0013】なお、ここでいうm/nとは、m対nの変
換のことであり、例えば、2/3とは、2対3の変換
(2×iビットからなるデータ語を、3×iビットから
なる符号語に変換する変換)を表している。
【0014】一般に、線記録密度が高くなっていくと、
最短波長の記録や再生が困難になってくる。例えばRL
L(1−7)符号の最短波長は、Tminと変換効率(m
/n)によって決まるから、RLL(1−7)符号の最
短波長は、Tmin×(2/3)= 1.33Tdataとな
る。
【0015】そこで本出願人らは、特開平06−334
532において、最小ランd=4の符号を開示した。す
なわち、変換コードとして、d=4、かつ、変換率はm
=2、n=5である可変長符号VFM(Variable Five
Modulation)について開示した。この時、VFMの最短
波長は、Tmin×(2/5)= 2.00Tdataとなる。
このように、d=4の符号は、最短波長が大きく、従っ
て、高線密度に対して有利であることがわかる。
【0016】ところで、上述したような最小ランの大き
なRLL符号による変調を行った符号列における反転間
隔の発生頻度は、Tminが一番多い。Tminが繰り返した
場合、すなわち、エッジ情報が早い周期で多く発生する
ことは、クロック再生に有利となることが多い。
【0017】しかしながら、線方向の記録密度を更に高
くしていくと、最小ランの繰り返しは、むしろ、記録波
形に歪みを生じ易くする。なぜならば、Tminの波形出
力は他の波形出力よりも小さいため、例えば、ノイズ、
デフォーカス、あるいは、タンジェンシャル・チルト等
による影響を受けやすいからである。
【0018】このように、高線密度記録の際には、最小
ランの連続した記録は、ノイズ等の外乱の影響を受け易
くなり、従って、データ再生時において、誤りが発生し
易くなる。この場合における、データ再生誤りのパター
ンは、連続する最小ランの先頭から最後までのエッジが
一斉にシフトして誤るケースが多く、すなわち、エラー
伝搬が長くなってしまう。
【0019】上述した理由により、高線密度におけるデ
ータの記録再生の安定化の一手法として、最小ランの連
続を制限することは効果的である。
【0020】そこで本出願人は、特開平11−1543
81において、最小ランd=4の符号で、最小ランを制
限する可変長符号の変換テーブルを開示した。この変換
テーブルは、最小ランd=4であり、変換率m/n=2
/5の可変長符号の変換テーブルである。そして、この
変換テーブルは、最小ランの連続を制限する変換コード
を有するので、この変換テーブルを用いて変換処理を行
った場合、最小ラン5Tが最高でも3回までしか連続し
ない符号列を発生する。
【0021】一方、記録媒体への記録、あるいは、デー
タの伝送の際には、各媒体(あるいは、伝送)に適した
符号化変調が行われるが、これら変調符号に直流成分が
含まれているとき、例えば、ディスク装置のサーボの制
御におけるトラッキングエラーなどの各種のエラー信号
に変動が生じやすくなったり、あるいはジッターが発生
しやすくなる。従って、直流成分はなるべく含まないほ
うが良い。
【0022】そこで、DSV(Digital Sum Value)を
制御することが提案されている。このDSVとは、符号
列(チャネルビット列)をNRZI化し(すなわち、レ
ベル符号化し)、そのビット列(データのシンボル)
の"1"を+1、"0"を−1として符号を加算していった
ときの総和を意味する。DSVは符号列の直流成分の目
安となる。DSVの絶対値を小さくすること、すなわ
ち、DSV制御を行うことは、符号列の直流成分を抑制
することになる。
【0023】上述した表1に示された可変長RLL(1
−7)テーブルによる変調符号、特開平06−3345
32、もしくは、特開平11−154381で開示され
たd=4の符号においては、DSV制御が行われていな
い。このような場合のDSV制御は、本出願人らによっ
て開示された特開平06−197024に示されるよう
に、変調後の符号列において、所定の間隔でDSV計算
を行い、所定のDSV制御ビットを符号列内に挿入する
ことで実現される。
【0024】チャネルビット列内に挿入するDSV制御
ビットは、最小ランによって決まる。例えば、d=1の
場合、最小ランを守るために、チャネルビット列内の所
定の位置にDSV制御ビットを挿入するときに必要なビ
ット数は、2チャネルビットである。また、同じく、d
=1の場合、最大ランを守るために、チャネルビット列
内の所定の位置にDSV制御ビットを挿入するときに必
要なビット数は、4チャネルビットである。これは、変
換率と合わせて、データに換算すると、4チャネルビッ
ト×2/3=8/3=2.67データ相当になる。
【0025】一方、d=4の場合、最小ランを守るため
に、チャネルビット列内の所定の位置にDSV制御ビッ
トを挿入するときに必要なビット数は、5チャネルビッ
トである。また、同じく、d=4の場合、最大ランを守
るために、チャネルビット内の所定の位置にDSV制御
ビットを挿入するときに必要なビット数は、10チャネ
ルビットである。これは、データに換算すると、10チ
ャネルビット×2/5=4.00データ相当になる。
【0026】これらよりも少ないチャネルビットでDS
V制御を行うと、挟まれる前後のパターンによって、D
SV制御ができない場合が発生する。
【0027】ところで、DSV制御ビットは、基本的に
は冗長ビットである。従って符号変換の効率から考えれ
ば、DSV制御ビットはなるべく少ないほうが良い。
【0028】更に、挿入されるDSV制御ビットによっ
て、最小ランdおよび最大ランkは、変化しないほうが
良い。なぜならば、最小ランdおよび最大ランkが変化
すると、記録再生特性に影響を及ぼしてしまうからであ
る。
【0029】ただし、実際のRLL符号は、最小ランは
必ず守る必要があるが、最大ランについてはその限りで
はない。場合によっては最大ランを破るパターンを同期
信号に用いるフォーマットも存在する。例えば、DVD
(Digital Versatile Disk)への情報の記録に用いられ
る8−16符号における最大ランは11Tだが、同期信
号パターン部分において最大ランを超える14Tが与え
られ、これにより同期信号の検出能力を上げている。
【0030】このように、ディスク媒体に高線密度で情
報を記録する場合、記録符号として最小ランdの大きい
RLL符号が用いられるのは有効であると同時に、最小
ランの連続を抑制することは、高線密度化に対して、更
に有効となる。更に、DSV制御が行われる際には、符
号列内にDSV制御ビットが所定の間隔で入れられる必
要があるが、このDSV制御ビットは、冗長であるから
なるべく少ない方が望ましい。
【0031】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、高線密
度なディスク装置においてRLL符号を記録再生する場
合、最小ランの連続したパターンは、長いエラーが発生
しやすいという課題があった。
【0032】ゆえに、高線密度化により適した、d=4
のような、最小ランの大きい符号において、最小ランの
連続を制御し、DSV制御をなるべく効率良く行うこと
は重要である。
【0033】しかしながら、従来においては、記録符号
として、最小ランdの大きいRLL符号VFMが用いら
れた場合、更にDSV制御を行うには、符号語列(チャ
ネルビット列)内に、任意の間隔で、DSV制御ビット
を挿入する必要があった。このDSV制御ビットは冗長
であるから、なるべく少ない方が望ましいが、符号列で
DSV制御を行うと、最小ランを守るためには、所定の
間隔で、5チャネルビットのDSV制御ビットを挿入す
ることが必要であった。また、最小ランと最大ランを守
るためには、所定の間隔で、10チャネルビットのDS
V制御ビットを挿入することが必要であった。
【0034】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、最小ランd=4であるRLL符号におい
て、最小ランの連続する回数を制限し、更に最小ラン及
び最大ランを守りながら、効率の良いDSV制御が行わ
れている変調符号を復調することができるようにするも
のである。
【0035】
【課題を解決するための手段】本発明の復調方法は、符
号の入力を受け、逆変換テーブルに従って、データに復
調する復調ステップを含み、逆変換テーブルは、d=
4、有限の整数値よりなるk、m=2、およびn=5の
基礎コードと、拘束長をiとした場合、n×iビットの
符号語の要素内の「1」の個数を2で割ったときの余り
と、変換されるm×iビットのデータ語の要素内の
「1」の個数を2で割ったときの余りが、 どちらも1
あるいは0で一致するような変換規則と、最小ランの連
続を所定の回数以下に制限するための制限規則とを有す
ることを特徴とする。
【0036】信号の入力を受け、信号を2値化して、符
号を生成する符号生成ステップを更に含ませるようにす
ることができる。
【0037】符号生成ステップの処理では、入力された
信号がNRZI化されている場合、更に逆NRZI化を
施して、符号を生成させるようにすることができる。
【0038】復調ステップの処理により復調されたデー
タから、DSV制御ビットを除去するDSV制御ビット
除去ステップを更に含ませるようにすることができる。
【0039】復調ステップには、拘束長をiとした場
合、入力されたn×iビットの符号語を単位とする符号
を、逆変換テーブルに従って、m×iビットのデータ語
を単位とするデータに逆変換する逆変換ステップと、逆
変換テーブルに従って、入力された符号語の拘束長iを
判定する拘束長判定ステップと、逆変換テーブルに従っ
て、入力された符号語から、制限規則に対応する符号列
を検出する検出ステップと、逆変換テーブルに従って、
入力された符号語は、その要素内に不確定符号を含むか
否かを判定する不確定符号判定ステップと、逆変換テー
ブル、拘束長判定ステップの処理により判定された拘束
長、検出ステップの処理による検出結果、および不確定
符号判定ステップの処理により判定された判定結果に基
づいて、入力された符号に対応する基礎コードの逆変換
パターンを決定する逆変換パターン決定ステップとを含
ませるようにすることができ、逆変換ステップの処理に
より逆変換されたデータ語のうち、逆変換パターン決定
ステップにより決定された逆変換パターンに対応するデ
ータ語を外部に出力させるようにすることができる。
【0040】逆変換テーブルは、DSV極性が保存され
た最小ランd=4の逆変換テーブルであるものとするこ
とができ、基礎コードには、その要素内に不確定符号を
含む不確定コードを更に含ませるようにすることができ
る。
【0041】逆変換テーブルでは、拘束長が1の基礎コ
ードには、不確定コードの存在を禁止させ、拘束長が2
以上の基礎コードには、不確定コードの存在を許可させ
るようにすることができる。
【0042】不確定コードは、所定の複数の符号語を、
1つの所定のデータ語に復調するコードであるものとす
ることができる。
【0043】逆変換テーブルは、DSV極性が保存され
た最小ランd=4の逆変換テーブルであるものとするこ
とができ、最小ランの連続を所定の回数以下に制限する
ための制限規則を満たすための制限コードを更に含ませ
るようにすることができる。
【0044】逆変換テーブルには、複数の制限コードを
含ませるようにすることができ、制限コードは、逆変換
テーブルの複数の異なる拘束長に設けられているものと
することができる。
【0045】逆変換テーブルは、制限コードとして、拘
束長が1の全ての変換要素に対して、置き換えコードを
有しているものとすることができる。
【0046】復調ステップの処理では、符号を復調する
場合の最大参照符号長を最大拘束長と基本符号長の積算
値とさせるようにすることができる。
【0047】本発明の復調装置は、符号の入力を受け、
逆変換テーブルに従って、データに復調する復調手段を
備え、逆変換テーブルは、d=4、有限の整数値よりな
るk、m=2、およびn=5の基礎コードと、拘束長を
iとした場合、n×iビットの符号語の要素内の「1」
の個数を2で割ったときの余りと、変換されるm×iビ
ットのデータ語の要素内の「1」の個数を2で割ったと
きの余りが、 どちらも1あるいは0で一致するような
変換規則と、最小ランの連続を所定の回数以下に制限す
るための制限規則とを有することを特徴とする。
【0048】復調手段には、拘束長をiとした場合、入
力されたn×iビットの符号語を単位とする符号を、逆
変換テーブルに従って、m×iビットのデータ語を単位
とするデータに逆変換する逆変換手段と、逆変換テーブ
ルに従って、入力された符号語の拘束長iを判定する拘
束長判定手段と、逆変換テーブルに従って、入力された
符号語から、制限規則に対応する符号列を検出する検出
手段と、逆変換テーブルに従って、入力された符号語
は、その要素内に不確定符号を含むか否かを判定する不
確定符号判定手段と、逆変換テーブル、拘束長判定手段
により判定された拘束長、検出手段による検出結果、お
よび不確定符号判定手段により判定された判定結果に基
づいて、入力された符号に対応する基礎コードの逆変換
パターンを決定する逆変換パターン決定手段とを備えさ
せるようにすることができ、逆変換手段により逆変換さ
れたデータ語のうち、逆変換パターン決定手段により決
定された逆変換パターンに対応するデータ語を外部に出
力させるようにすることができる。
【0049】信号の入力を受け、信号を2値化して、符
号を生成する符号生成手段を更に備えさせるようにする
ことができる。
【0050】符号生成手段には、入力された信号がNR
ZI化されている場合、更に逆NRZI化を施して、符
号を生成させるようにすることができる。
【0051】復調手段により復調されたデータから、D
SV制御ビットを除去するDSV制御ビット除去手段を
更に備えさせるようにすることができる。
【0052】本発明の復調方法および復調装置において
は、符号が入力され、逆変換テーブルに従って、データ
に復調され、逆変換テーブルは、d=4、有限の整数値
よりなるk、m=2、およびn=5の基礎コードと、拘
束長をiとした場合、n×iビットの符号語の要素内の
「1」の個数を2で割ったときの余りと、変換されるm
×iビットのデータ語の要素内の「1」の個数を2で割
ったときの余りが、どちらも1あるいは0で一致するよ
うな変換規則と、最小ランの連続を所定の回数以下に制
限するための制限規則とを有する。
【0053】
【発明の実施の形態】以下、本発明が適用される復調装
置の実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0054】なお、以下、復調(逆変換)前の符号の
「0」または「1」の並び(符号列)を、"00100
00010 00000"のように" "で区切って記
述し、一方、逆変換後のデータの「0」または「1」の
並び(復調データ列)を、例えば(001111)のよ
うに( )で区切って記述する。
【0055】また、以下、符号列のうち、n×iビット
からなる符号列を、特に符号語列と称し、この符号語列
が、後述する逆変換テーブルに従って復調されたm×i
ビットからなる単位のデータ列を、特にデータ語列と称
する。
【0056】更に、この例においては、最小ランd=
4、かつ変換率m/n=2/5である可変長符号を、V
FM(Variable Five Modulation)と称する。
【0057】更に、VFM符号において、最小ランの連
続する回数を制限し、かつ、変換前のDSV極性と変換
後のDSV極性を保存することによって、最小ラン及び
最大ランを守りながら、効率の良いDSV制御を行う変
換テーブルを、VFM−PP(VFM Parity-preserve
Prohibit-repeated-minimum-transition-runlength)
と称する。
【0058】次に示される表2乃至表4は、本発明が適
用される復調装置に搭載される逆変換テーブルの例であ
る。
【0059】なお、ここでは、表2乃至表4という形式
で3つの表に分割されているが、実際には、表2乃至表
4が1つにまとめられた表(テーブル)として取り扱わ
れる。
【0060】
【表2】
【0061】
【表3】
【0062】
【表4】
【0063】表2乃至表4の逆変換テーブル(以下、第
1の逆変換テーブルと称する)において、最小ランd=
4、最大ランk=21である。また、第1の逆変換テー
ブルを用いて変換処理を行った場合の変換率は、m/n
=2/5で、可変長構造である。そして、変換の最小単
位は、5チャネルビットの符号から2ビットのデータへ
変換される単位となる。
【0064】以下、このデータの変換の最小単位である
2ビットを基本データ長と称し、一方、符号の変換の最
小単位である5チャネルビットを基本符号長と称する。
第1の逆変換テーブルは、拘束長i(iは、1乃至6の
うち、いずれかの値)とした場合、5×i(n×i)チ
ャネルビットの所定の符号語を、2×i(m×i)ビッ
トの所定のデータ語に復調する基礎コードを有してい
る。
【0065】また第1の逆変換テーブルにおいては、拘
束長i=1にあるデータ語列から符号語列への変換にお
いて、符号語列で最小ランd=4を守るために、例外変
換規則が設けられている。すなわち、拘束長r=2にお
ける変換要素である(0110)からの変換規則を与え
ることで、最小ランd=4が守られるようになされてい
る。
【0066】具体的には、変調時に、データ語列(01
10)が、2ビット(拘束長i=1)のデータ語列であ
る(01)および(10)として、所定の符号語列へ変
換された場合、最小ランd=4が守られないため、デー
タ語列(0110)を例外変換規則により、所定の符号
語列に変換するようにしている。そこで、第1の逆変換
テーブルにおいては、データ語列(0110)に対応す
る符号語列は、拘束長i=2の例外コードとして割り当
てられるようになされている。
【0067】また、第1の逆変換テーブルの拘束長i=
2の基礎コードは、変換前の符号語列の要素中に、不確
定符号(*を含む符号)を含む例外コードを有してい
る。この不確定符号は、その要素内においては、基本符
号長(5チャネルビット)につき1つ含まれており、か
つ、偶数個含まれている。すなわち、第1の逆変換テー
ブルの例外コードにおける符号語列は2基本符号長(1
0チャネルビット)の要素(符号)から構成されるの
で、不確定符号は、その要素内に合計で2つ含まれてい
る。この不確定符号は、次に続く5チャネルビットの変
換最小単位の符号語列が、”10000”あるいは”0
1000”の時、不確定符号*=”0”と決定され、そ
れ以外の場合、不確定符号*=”1”と決定されるよう
に、例外変換規則で定められている。
【0068】更に、第1の逆変換テーブルにおいては、
この不確定符号*は同時に2つ存在するが、例外変換規
則は、これら2つの不確定符号を、両者とも同一の値に
決定することを規定している。
【0069】すなわち、第1の逆変換テーブルにおいて
は、例外コードにおける符号語列対データ語列の対応
は、「複数パターン対1」であり、符号語列が"001
0000100"であった場合、または、符号語列が"0
0000 00000"であり、かつ、次の5チャネル
ビットの符号列が"10000"もしくは"01000"で
あった場合に、先頭の10チャネルビットの符号語列
が、(0110)に復調されるようになされている。換
言すれば、不確定符号を有する例外コードの処理は、複
数の符号語(ここでは、2種類の符号語"00100
00100"または、"00000 00000")を、
所定の1つのデータ語(ここでは、データ語(011
0))に復調するものである。
【0070】更に、第1の逆変換テーブルは、最小ラン
dの連続を制限するための、複数の置き換えコードを、
異なる拘束長において有している。この置き換えコード
が存在することにより、符号列の最小ランの繰り返し
は、最高でも4回までとされる。
【0071】すなわち、拘束長i=5において、符号語
列が”00000 00010 00001 0000
1 00000”、あるいは、”00000 0000
100001 00001 00000”である場合、
この符号語列はそれぞれ、データ語列(1010101
010)あるいは、(0101010101)に置き換
えられる。そして、拘束長i=6において、符号語列
が”00000 01000 00001 00001
00001 00000”である場合、この符号語列
は、データ語列(011001100110)に置き換
えられる。
【0072】第1の逆変換テーブルにおいて、符号語の
最小単位は5チャネルビットであり、これは、最小ラン
d=4であるので、記録波形列のビット間隔をTとする
と、最小反転間隔5Tと一致する。従って、第1の逆変
換テーブルが、最小ランの連続を制限するための置換え
コードを有することは、すなわち、第1の逆変換テーブ
ルの拘束長i=1において、5チャネルビット内に”
1”を含む要素がある全ての場合において、その要素が
所定回数連続しないように置き換える、置換えコードを
有することになる。
【0073】また、第1の逆変換テーブルにおける場合
とは異なるが、もし、拘束長i=1において、5チャネ
ルビットが全てゼロである”00000”が与えられた
逆変換テーブルがあったとしても、その逆変換テーブル
は、最大ランを有限の整数値に制限するために、その要
素が所定回数連続したら置き換える置換えコードを持つ
ことになる。従って、この場合においても、この逆変換
テーブルは、拘束長i=1における変換要素の全てに対
して、所定回数だけ連続したら置き換えるような、置換
えコードを持っていることになる。
【0074】以上より、本発明に用いられる逆変換テー
ブルは、拘束長i=1における変換要素の全てに対し
て、置換えコードを有している。
【0075】第1の逆変換テーブルの最大拘束長はr=
6である。すなわち、逆変換の最小単位は5チャネルビ
ットであり、5×6=30チャネルビットが逆変換の最
大単位となる。また、符合の最大参照長も、30チャネ
ルビットである。符号列からデータ列への逆変換は、入
力符号列に対して、例外変換規則(0110)、およ
び、不確定符号*の処理を除いて、第1の逆変換テーブ
ルにある通りのパターン比較で行われる。第1の逆変換
テーブルの場合は、例外変換規則コード(0110)に
対応する符号列が、不確定符号*を含むように規定され
ている。
【0076】また、第1の逆変換テーブルにおける変換
コードは、符号列の要素内の”1”の個数を2で割った
時の余りと、変換後のデータ列の要素内の”1”の個数
を2で割った時の余りが、どちらも1あるいは0で同一
(対応するいずれの要素も、”1”の個数が奇数または
偶数)となるような変換規則を有している。
【0077】例えば、変換コードのうちの拘束長i=3
の基礎コードにおいて、符号語列”00000 010
00 00000”は、データ語列(001110)に
対応しているが、それぞれの要素の”1”の個数は、符
号語列では1個、対応するデータ語列では3個であり、
どちらも2で割ったときの余りが1(奇数)となり、一
致している。同様にして、変換コードのうち、符号語
列”00100 00010 00000”は、データ
語列(001111)に対応しているが、それぞれの要
素の”1”の個数は、符号語列では2個、対応するデー
タ列では4個であり、どちらも2で割ったときの余りが
0(偶数)となり、一致している。
【0078】そして、最小ランを制限する置き換えコー
ドについても同様であり、符号列の要素内の”1”の個
数を2で割った時の余りと、変換後のデータ列の要素内
の”1”の個数を2で割った時の余りが、どちらも1あ
るいは0で同一となるような変換規則を有している。
【0079】換言すると、符号語列とデータ語列の各要
素は、DSV極性が保存されている。すなわち、変調時
に、複数のデータ語列からなるデータ列内において、冗
長ビットとしてDSV制御ビットの1ビットが挿入され
ており、このDSV制御ビットが(1)であるとき、D
SV制御ビット部分を含むデータ列が符号列に変換され
て、NRZI化されると、極性が反転する。また、この
DSV制御ビットが(0)であるとき、DSV制御ビッ
ト部分を含むデータ列が符号列に変換され、NRZI化
されても、極性は反転しない。
【0080】従って、第1の逆変換テーブル、すなわ
ち、DSV極性が保存された逆変換テーブルが搭載され
ている復調装置においては、必要に応じて逆NRZI化
を行った後に、符号列をデータ列に変換して、データ列
内の冗長ビットである1ビットのDSV制御ビットを取
出すことにより、入力された符号を正しく復号すること
ができる。
【0081】次に示される表5乃至表7は、本発明が適
用される逆変換テーブルの他の例である。
【0082】なお、ここでは、表5乃至表7という形式
で3つの表に分割されているが、実際には、表5乃至表
7が1つにまとめられた表(テーブル)として取り扱わ
れる。
【0083】
【表5】
【0084】
【表6】
【0085】
【表7】
【0086】すなわち、表5乃至表7の逆変換テーブル
(以下、第2の逆変換テーブルと称する)において、最
小ランd=4、最大ランk=20である。また、第2の
逆変換テーブルを用いて変換を行った場合、変換率m/
n=2/5で可変長構造であり、基本符号長は5チャネ
ルビット、および基本データ長は2ビットである。ま
た、第2の逆変換テーブルは、第1の逆変換テーブルと
同様に、DSV極性が保存され、最小ランの連続が制限
されているVFM−PP逆変換テーブルの例である。上
述した第1の逆変換テーブルとは、最大ランの値が異な
る(第2の逆変換テーブルの方が、最大ランが小さ
い)。
【0087】第2の逆変換テーブルは、最小ランdの連
続を制限する置き換えコードを複数有している。これら
の置き換えコードを用いることによって、符号語列の最
小ランの連続が制限され、最小ラン繰り返しは、最高で
も5回までとなる。
【0088】すなわち、拘束長i=6において、符号語
列が”00000 01000 01000 0100
0 01000 00000”、”00000 010
0001000 01000 00010 0000
0”、あるいは、”00000 01000 0100
0 00100 00100 00000”である場
合、この符号語列はそれぞれ、データ語列(10101
0101010)、(010101010101)ある
いは、(011001100110)に置き換えられ
る。
【0089】第2の逆変換テーブルにおいては、一部の
符号の処理部分で、上述した第1の逆変換テーブルを用
いた場合と異なる処理が実行されることがあるが、その
他は、第1の逆変換テーブルと同様である。
【0090】例えば、第2の逆変換テーブルの場合は、
第1の逆変換テーブルと同様に、例外変換規則データ
(0110)に対応する符号語列に、不確定符号*が含
まれるように規定されている。この不確定符号は、その
要素内においては、基本符号長(5チャネルビット)に
つき1つ含まれており、かつ、偶数個含まれている。す
なわち、第2の逆変換テーブルの例外コードにおける符
号語列は2基本符号長(10チャネルビット)の要素
(符号)から構成されるので、不確定符号は、その要素
内に合計で2つ含まれている。この不確定符号は、次に
続く5チャネルビットの変換最小単位の符号語列が、”
10000”あるいは”01000”の時、不確定符号
*=”0”と決定され、それ以外の場合、不確定符号*
=”1”と決定されるように、例外変換規則で定められ
ていることは、第1の逆変換テーブルと同様である。
【0091】更に、第2の逆変換テーブルにおいては、
この不確定符号*は同時に2つ存在するが、例外変換規
則は、これら2つの不確定符号を、両者とも同一の値に
決定することを規定していることも、第1の逆変換テー
ブルと同様である。
【0092】すなわち、第2の逆変換テーブルにおいて
も、例外コードにおける符号語列対データ語列の対応
は、「複数パターン対1」であり、符号語列が"001
0000100"であった場合、または、"00000
00000"であり、かつ、次の5チャネルビットの符
号列が"10000"もしくは"01000"であった場合
に、先頭の10チャネルビットの符号語列が、データ語
列(0110)に復調されるようになされている。
【0093】更に、第2の逆変換テーブルの最大拘束長
はr=6である。すなわち、変換最小単位は5チャネル
ビットであるから、5×6=30ビットがデータの変換
の最大単位となる。符号語列からデータ語列への変換
は、入力された符号語列に対して、例外変換規則(01
10)、および、不確定符号*の処理を除き、第2の逆
変換テーブルの基礎コードにある通りのパターン比較で
行われることは、第1の逆変換テーブルと同様である。
また、第2の逆変換テーブルも、DSV極性が保存され
た逆変換テーブルである。
【0094】第2の逆変換テーブルを用いた場合の、第
1の逆変換テーブルを用いた場合と異なる部分の処理に
関して説明する。
【0095】第2の逆変換テーブルの各基礎コードにお
いて、符号語列の最初の5チャネルビットの要素が、"
01000"である基礎コード(符号語列"01000"
に対応するデータ語列)は、(01)(符号語"010
00"に対応する)、(1111000011)(符号
語"01000 00000 00000 00010
00000"に対応する)、および、(1111000
000)(符号語"01000 00000 0000
0 00001 00000"に対応する)の3種類で
ある。
【0096】すなわち、第2の逆変換テーブルにおい
て、最初の5チャネルビットの符号列(要素)だけで
は、すぐに逆変換される(復号される)データ語列は決
定されず、更に続く符号が参照される必要がある。
【0097】これに対して、第1の逆変換テーブルにお
いては、最初の5チャネルビットが"01000"およ
び"10000"であるのは、いずれも1種類であるか
ら、符号列"1000"および"10000"に対応するデ
ータ語列は、最初の5チャネルビットの符号列(要素)
だけで決定される。
【0098】次に示される表8乃至表10は、本発明が
適用される逆変換テーブルの他の例である。
【0099】なお、ここでは、表8乃至表10という形
式で3つの表に分割されているが、実際には、表8乃至
表10が1つにまとめられた表(テーブル)として取り
扱われる。
【0100】
【表8】
【0101】
【表9】
【0102】
【表10】
【0103】すなわち、表8乃至表10の逆変換テーブ
ル(以下、第3の逆変換テーブルと称する)は、最小ラ
ンd=4、最大ランk=21である。また、第3の逆変
換テーブルを用いて変換を行った場合、変換率m/n=
2/5で可変長構造であり、基本データ長は2ビット、
および基本符号長は5チャネルビットである。また、第
3の逆変換テーブルは、第1の逆変換テーブルと同様
に、DSV極性が保存され、最小ランの連続が制限され
ているVFM−PP逆変換テーブルの例である。上述し
た第1の逆変換テーブルとは、不確定符号*の位置が変
更されている。
【0104】第3の逆変換テーブルは、最小ランdの連
続を制限する複数の置き換えコードを、異なる拘束長に
おいて有している。これらの置き換えコードを用いるこ
とによって、符号語列の最小ランの連続が制限され、最
高でも4回までの最小ラン繰り返しとなる。
【0105】拘束長i=5において、符号語列が”00
000 00010 0000100001 0000
0”あるいは、”00000 00001 00001
00001 00000”である場合、この符号語列
は、データ語列(1010101010)あるいは、
(0101010101)に、それぞれ置き換えられ
る。
【0106】また、拘束長i=6において、符号語列
が”00000 01000 00001 00001
00001 00000”である場合、この符号語列
は、データ語列(011001100110)に置き換
えられる。
【0107】第3の逆変換テーブルにおいては、不確定
符号*を含む部分の処理で、第1の逆変換テーブルを用
いた場合と比較して異なる処理を実行するが、その他
は、上述した第1の逆変換テーブルと同様である。
【0108】例えば、第3の逆変換テーブルにおける最
大拘束長はr=6である。すなわち、変換最小単位は5
チャネルビットであり、第1の逆変換テーブルと同様
に、5×6=30チャネルビットが変換の最大単位とな
る。また、第3の逆変換テーブルも、第1の逆変換テー
ブルと同様に、DSV極性が保存された逆変換テーブル
である。
【0109】第3の逆変換テーブルの不確定符号*を含
む部分の処理に関して、以下に説明する。
【0110】第3の逆変換テーブルにおいても、拘束長
i=2の要素内に不確定符号*を有することは、第1の
逆変換テーブルと同様であるので、例外コードにおける
符号語列対データ語列の対応は、「複数パターン対1」
である。そして、第3の逆変換テーブルにおいては、符
号語列が"00010 00010"であった場合、また
は、符号語列が"00000 00000"であり、か
つ、次の5チャネルビットの符号列が"10000"であ
るか、"01000"であるか、もしくは、"00100"
であった場合に、先頭の5チャネルビットの符号語列
が、データ語列(0110)に復調されるようになされ
ている。
【0111】以上説明した、第1の逆変換テーブル、第
2の逆変換テーブル、および第3の逆変換テーブルのよ
うに、テーブル構成に大きな変更を行わなくても、復調
処理に利用することにより同様の効果を奏することがで
きる逆変換テーブルを構成することができる。
【0112】これらの逆変換テーブルにおいては、最大
ランk=21である第1の逆変換テーブルと比較して、
テーブル構成が複雑で大きくなり、また、最小ランの繰
り返しの上限も、第1の逆変換テーブルの4回と比較し
て、5回となってしまうが、第2の逆変換テーブルとし
て説明した通り、最大ランをk=20まで減少すること
が可能である。
【0113】更に、データ確定のための手続きが複雑に
なる場合があるが、第3の逆変換テーブルとして説明し
た通り、不確定符号の位置が異なった場合でも、同様な
性能を持ったテーブルを構成することが可能である。
【0114】次に、図1を参照して、本発明が適用され
る復調装置1の実施の形態を説明する。
【0115】復調装置1は、VFM−PP符号が、例え
ば、伝送符号列とされた後、所定の伝送路を介し、再生
信号として復調装置1に供給されるか、または、記録符
号列とされた後、一度所定の記録媒体に記録され、更に
この記録媒体が復調装置1に装着されて、再生信号とし
て、記録媒体を介して復調装置1に供給された場合に、
供給された符号列をデータ列に復調するものである。
【0116】符号列化部11は、符号生成手段の一具体
例であり、伝送路より伝送されてきた再生信号、また
は、記録媒体より再生された再生信号を、2値化し、ま
た必要であれば逆NRZI化して、符号列として、VF
M−PP復調部12に供給する。
【0117】VFM−PP復調部12は、復調手段の一
具体例であり、供給された符号列をデータ列に復調し、
DSV制御ビット取出し部13に供給する。
【0118】DSV制御ビット取出し部13は、DSV
制御ビット除去手段の一具体例であり、供給されたデー
タ列より、DSV制御ビットを取出し、元のデータ列を
生成し、バッファ14に供給する。
【0119】バッファ14は、シリアルデータ列である
供給されたデータ列を一時蓄え、再生データ列(復調デ
ータ列)として外部に出力する。
【0120】また、図示はしないが、復調装置1は、タ
イミング信号を生成し、各部に供給してタイミングを管
理するタイミング管理部を備えている。
【0121】図2を参照して、復調装置1を更に詳しく
説明する。
【0122】VFM−PP復調部12は、符号列化部1
1から、5チャネルビット(基本符号長)を単位とする
符号語列の入力を受ける。具体的には、この符号語列
は、拘束長判定部31、最小ラン連続制限コード検出部
32、不確定コード処理部33、並びに、不確定コード
逆変換部34−1乃至34−5、5−2逆変換部35、
10−4逆変換部36、15−6逆変換部37、20−
8逆変換部38、25−10逆変換部39、および、3
0−12逆変換部40に供給される。
【0123】拘束長判定部31は、拘束長判定手段の一
具体例であり、供給された符号語列の拘束長(第1の逆
変換テーブルにおいて、使用される基礎コードが含まれ
ている拘束長)を判定し、拘束長判定情報を生成して、
逆変換パターン決定部41に供給する。
【0124】最小ラン連続制限コード検出部32は、制
限規則に対応する符号を検出する検出手段の一具体例で
あり、入力された符号列から、第1の変換テーブルにお
いて規定されている、最小ランの連続を制限するための
置き換えコードに対応する符号語列を検出する。最小ラ
ン連続制限コード検出部32は、置き換えコードに対応
する符号語列を検出した場合、最小ラン連続制限コード
検出情報を生成して、逆変換パターン決定部41に供給
する。
【0125】不確定コード処理部33は、不確定符号判
定手段の一具体例であり、偶数個の不確定符号が、供給
された符号語列の要素内に存在するか否かを判定し、不
確定コード処理情報を生成して、逆変換パターン決定部
41に供給する。
【0126】不確定コード逆変換部34−1乃至34−
5は、供給された符号語列が、不確定符号を含む符号列
に対応する場合、所定のデータ語列に変換して、逆変換
パターン決定部41に供給する。なお、図2において
は、より一般的に対応させるために、不確定コード逆変
換部34−1乃至34−5が記載されている。しかしな
がら、この例においては、第1の逆変換テーブルを用い
て逆変換処理を行うため、拘束長i=2の基礎コードの
みに偶数個の不確定符号が含まれるので、拘束長i=2
の基礎コードに対応する不確定コード逆変換部34−1
のみが存在すればよい。そこで、以下、復調装置1は、
不確定コード逆変換部として、不確定コード逆変換部3
4−1のみを備えているものとする。
【0127】すなわち、不確定コード逆変換部34−1
は、供給された符号語列が、”00100 0010
0”であった場合、または、”00000 00000
“であり、かつ、次の5チャネルビットの符号列が”1
0000”もしくは”01000”であった場合に、先
頭の10チャネルビットの符号語列を、(0110)の
データ語列に復調して、逆変換パターン決定部41に供
給する。一方、不確定コード逆変換部34−1は、供給
された符号語列が上述したパターンではなかった場合、
供給された符号語列を破棄する。
【0128】5−2逆変換部35は、拘束長i=1に対
応する逆変換テーブル(第1の逆変換テーブルのi=1
に含まれる複数の基礎コード)を内蔵しており、この内
蔵している逆変換テーブルを参照して、供給された5チ
ャネルビットの符号語列に対応する基礎コードが登録さ
れているか否かを判定し、登録されていると判定した場
合、その5チャネルビットの符号語列を2ビットのデー
タ語列に復調して、逆変換パターン決定部41に供給す
る。5−2逆変換部35は、供給された5チャネルビッ
トの符号語列に対応する基礎コードが登録されていない
と判定した場合、供給された符号語列を破棄する。
【0129】10−4逆変換部36は、拘束長i=2に
対応する逆変換テーブル(第1の逆変換テーブルのi=
2に含まれる複数の基礎コード)を内蔵しており、この
内蔵している逆変換テーブルを参照して、供給された1
0チャネルビットの符号語列に対応する基礎コードが登
録されているか否かを判定し、登録されていると判定し
た場合、その10チャネルビットの符号語列を4ビット
のデータ語列に復調して、逆変換パターン決定部41に
供給する。10−4逆変換部36は、供給された10チ
ャネルビットの符号語列に対応する基礎コードが登録さ
れていないと判定した場合、供給された符号語列を破棄
する。
【0130】15−6逆変換部37は、拘束長i=3に
対応する逆変換テーブル(第1の逆変換テーブルのi=
3に含まれる複数の基礎コード)を内蔵しており、この
内蔵している逆変換テーブルを参照して、供給された1
5チャネルビットの符号語列に対応する基礎コードが登
録されているか否かを判定し、登録されていると判定し
た場合、その15チャネルビットの符号語列を6ビット
のデータ語列に復調して、逆変換パターン決定部41に
供給する。15−6逆変換部37は、供給された15チ
ャネルビットの符号語列に対応する基礎コードが登録さ
れていないと判定した場合、供給された符号語列を破棄
する。
【0131】20−8逆変換部38は、拘束長i=4に
対応する逆変換テーブル(第1の逆変換テーブルのi=
4に含まれる複数の基礎コード)を内蔵しており、この
内蔵している逆変換テーブルを参照して、供給された2
0チャネルビットの符号語列に対応する基礎コードが登
録されているか否かを判定し、登録されていると判定し
た場合、その20チャネルビットの符号語列を8ビット
のデータ語列に復調して、逆変換パターン決定部41に
供給する。20−8逆変換部38は、供給された20チ
ャネルビットの符号語列に対応する基礎コードが登録さ
れていないと判定した場合、供給された符号語列を破棄
する。
【0132】25−10逆変換部39は、拘束長i=5
に対応する逆変換テーブル(第1の逆変換テーブルのi
=5に含まれる複数の基礎コード、および最小ラン連続
制限コード)を内蔵しており、この内蔵している逆変換
テーブルを参照して、供給された25チャネルビットの
符号語列に対応する基礎コード、もしくは最小ラン連続
制限コードが登録されているか否かを判定し、登録され
ていると判定した場合、その25チャネルビットの符号
語列を10ビットのデータ語列に復調して、逆変換パタ
ーン決定部41に供給する。25−10逆変換部39
は、供給された25チャネルビットの符号語列に対応す
る基礎コードが登録されていないと判定した場合、供給
された符号語列を破棄する。
【0133】30−12逆変換部40は、拘束長i=6
に対応する逆変換テーブル(第1の逆変換テーブルのi
=6に含まれる複数の基礎コード、および最小ラン連続
制限コード)を内蔵しており、この内蔵している逆変換
テーブルを参照して、供給された30チャネルビットの
符号語列に対応する基礎コード、もしくは最小ラン連続
制限コードが登録されているか否かを判定し、登録され
ていると判定した場合、その30チャネルビットの符号
語列を12ビットのデータ語列に復調して、逆変換パタ
ーン決定部41に供給する。30−12逆変換部40
は、供給された30チャネルビットの符号語列に対応す
る基礎コードが登録されていないと判定した場合、供給
された符号語列を破棄する。
【0134】逆変換パターン決定部41は、拘束長判定
部31より供給される拘束長判定情報、最小ラン連続制
限コード検出部32より供給される最小ラン連続制限コ
ード検出情報、および、不確定コード処理部33より供
給される不確定コード処理情報に基づいて、不確定コー
ド逆変換部34−1、もしくは、5−2逆変換部35乃
至30−12逆変換部40のうちのいずれかから入力さ
れた逆変換結果から最終的に確定した逆変換パターンを
決定し、それに対応するデータ語列を、DSV制御ビッ
ト取出し部13に供給する。なお、ここで出力されるデ
ータ語列は、DSV制御ビットが含まれたままのデータ
列であり、上述したように、DSV制御ビット取出し部
13は、このデータ列からDSV制御ビットを取出し、
復調データ列(元のデータ列)を生成し、バッファ14
を介して外部に供給する。
【0135】次に、図3のフローチャートを参照して、
図1と図2の復調装置1の動作を説明する。
【0136】復調装置1に対して、外部より供給される
再生信号は、図4に示されるように、ユーザデータのほ
か、ECCなどの情報データが含まれている第1のデー
タ列51に対して、所定の間隔で1ビットのDSV制御
ビットが挿入された第2のデータ列に対して、VFM−
PP変調された符号列53が、必要に応じてNRZI化
された記録符号列(あるいは伝送符号列)である。
【0137】なお、図4において、DSV区間(第2の
データ列52のデータD1、データD2、およびデータ
D3)がxビットであり、変換率m/n=2/5である
ので、各DSV区間からの変換cbit区間(符号列53の
符号D1、符号D2、および符号D3)は、それぞれ
(x*m/n)=(2.5x)チャネルビットで表され
る。
【0138】ここで、実際の区間の切れ目については、
符号列53を生成する変換テーブルが可変長であるため
に、1回の変換に対して、DSV制御ビットが、拘束長
の大きいコード内に含まれている場合がある。
【0139】このように、等しい間隔でDSV制御ビッ
トが挿入されているとき、それから得られる符号列(符
号列53をNRZI化した記録符号列あるいは伝送符号
列)についても、ほぼ等しい間隔でDSV制御が行われ
ている。
【0140】また、符号列53内のDSV制御ビット
は、2.5チャネルビット相当である。すなわち、DS
V制御ビットは第2のデータ列52の1区間に1ビット
挿入されるので、チャネルビット相当では、DSV制御
ビットは、変換率だけ増加するので、1ビット*n/m
=1*5/2=2.5チャネルビット相当となる。
【0141】上述したように、従来の方式では、符号列
内でDSV制御が行われる場合、DSV制御ビットを挿
入するときに必要なビット数は、最小ランのみを守ると
き、5チャネルビットが必要であり、また、最小ランお
よび最大ランを両方とも守るとき、10チャネルビット
が必要である。
【0142】これに対して、本発明の復調装置1に入力
される符号列に対して行われているDSV制御方式にお
いては、従来における場合と比較して、データ列内に挿
入されるDSV制御ビット、すなわち、DSV制御のた
めの冗長符号が少なくなるという効果を奏することがで
きる。復調装置1は、このようなフォーマットの記録符
号列(あるいは伝送符号列)を復調することが可能であ
る。
【0143】符号列化部11は、ステップS21におい
て、再生信号の入力を受け、ステップS22において、
入力した再生信号を、2値化し、また必要であれば逆N
RZI化して、図4に示される符号列53として、VF
M−PP復調部12に供給する。
【0144】ステップS23において、VFM−PP復
調部12は、供給された符号列53を、図5に示される
第2のデータ列52に復調し、DSV制御ビット取出し
部13に供給する。
【0145】図5を参照して、供給された符号列53に
対して、降順に拘束長を検出して、図5に示される第2
のデータ列52に復調する場合の具体的な処理について
説明する。
【0146】拘束長判定部31は、符号列化部11より
供給された30チャネルビットの符号列が、第1の逆変
換テーブルの拘束長i=6における基礎コードの符号語
列のうち、いずれかの符号語列と一致するか否かを判定
する(30チャネルビット検出か否かを判定する)。
【0147】符号列化部11より供給された30チャネ
ルビットの符号列は、拘束長i=6内の符号語列に一致
すると判定された場合(30チャネルビット検出と判定
された場合)、拘束長判定部31は、拘束長はi=6で
あると判定し、拘束長判定情報を、逆変換パターン決定
部41に通知する。
【0148】更に、最小ラン連続制限コード検出部32
は、符号列化部11より供給された30チャネルビット
の符号列は、i=6の最小ラン連続制限コードに対応す
る符号語列、すなわち、”00000 01000 0
0001 00001 00001 00000”であ
るか否かを判定する(最小ラン連続制限コード検出であ
るか否かを判定する)。
【0149】符号列化部11より供給された30チャネ
ルビットの符号列は、i=6の最小ラン連続制限コード
に対応する符号語列であると判定された場合、最小ラン
連続制限コード検出部32は、最小ラン連続制限コード
検出情報を、逆変換パターン決定部41に通知する。
【0150】逆変換パターン決定部41は、拘束長判定
情報に基づいて、また、最小ラン連続制限コード検出情
報の供給を受けた場合には、更にその情報に基づいて、
30−12逆変換部40より供給された12ビットのデ
ータ語列を、符号列化部11より供給された30チャネ
ルビットの符号列(符号語列)に対応するデータ語列と
して決定し、DSV制御ビット取出し部13に供給す
る。
【0151】符号列化部11より供給された30チャネ
ルビットの符号列が、拘束長i=6内の符号語列、ある
いは、i=6の最小ラン連続制限コードに対応する符号
語列に一致しないと判定された場合、拘束長判定部31
は、次に、この30チャネルビットの符号列のうち先頭
の25チャネルビットの符号列が、第1の逆変換テーブ
ルの拘束長i=5における基礎コードの符号語列のう
ち、いずれかの符号語列と一致するか否かを判定する
(25チャネルビット検出であるか否かを判定する)。
【0152】符号列化部11より供給された30チャネ
ルビットの符号列のうち先頭の25チャネルビットの符
号列が、拘束長i=5の符号語列と一致すると判定され
た場合、拘束長判定部31は、拘束長はi=5であると
判定し、拘束長判定情報を逆変換パターン決定部41に
通知する。
【0153】更に、最小ラン連続制限コード検出部32
は、符号列化部11より供給された25チャネルビット
の符号列は、i=5の最小ラン連続制限コードに対応す
る符号語列、すなわち、”00000 00010 0
0001 00001 00000”、もしくは、”0
0000 00001 00001 00001 00
000”のいずれかであるか否かを判定する(最小ラン
連続制限コード検出であるか否かを判定する)。
【0154】符号列化部11より供給された25チャネ
ルビットの符号列は、i=5の最小ラン連続制限コード
に対応する符号語列であると判定された場合、最小ラン
連続制限コード検出部32は、最小ラン連続制限コード
検出情報を、逆変換パターン決定部41に通知する。
【0155】逆変換パターン決定部41は、拘束長判定
情報に基づいて、また、最小ラン連続制限コード検出情
報の供給を受けた場合には、更にその情報に基づいて、
25−10逆変換部39より供給された10ビットのデ
ータ語列を、この25チャネルビットの符号語列(符号
化列部11より供給された30チャネルビットの符号列
の先頭の25チャネルビットの符号列)に対応するデー
タ語列として決定し、DSV制御ビット取出し部13に
供給する。
【0156】この場合、符号列化部11より供給された
30チャネルビットの符号列の残りの5チャネルビット
の符号列は、次の復調処理にて、新たに処理される。す
なわち、この残りの5チャネルビットの符号列と、次に
続く25チャネルビットの符号列とが、併せられた新た
な30チャネルビットの符号列として、拘束長判定部3
1によりその拘束長が判定される。すなわち、拘束長判
定部31は、この新たな30チャネルビットの符号列と
一致する符号語列が、第1の逆変換テーブルの拘束長i
=6にあるか否かを再度判定し(30チャネルビット検
出であるか否かを再度判定し)、それ以降同様にして処
理を繰り返す。
【0157】符号列化部11より供給された30チャネ
ルビットの符号列のうち先頭の25チャネルビットの符
号列が、拘束長i=5内の符号語列、あるいは、i=5
の最小ラン連続制限コードに対応する符号語列に一致し
ないと判定された場合、拘束長判定部31は、この30
チャネルビットの符号列のうち先頭の20チャネルビッ
トの符号列が、第1の逆変換テーブルの拘束長i=4に
おける基礎コードの符号語列のうち、いずれかの符号語
列と一致するか否かを判定する(20チャネルビット検
出であるか否かを判定する)。
【0158】符号列化部11より供給された30チャネ
ルビットの符号列のうち先頭の20チャネルビットの符
号列が、拘束長i=4の符号語列と一致すると判定され
た場合、拘束長判定部31は、拘束長はi=4であると
判定し、拘束長判定情報を逆変換パターン決定部41に
通知する。逆変換パターン決定部41は、その通知に基
づいて、20−8逆変換部38より供給された8ビット
のデータ語列を、この20チャネルビットの符号語列
(符号化列部11より供給された30チャネルビットの
符号列の先頭の20チャネルビットの符号列)に対応す
るデータ語列として決定し、DSV制御ビット取出し部
13に供給する。
【0159】この場合、符号列化部11より供給された
30チャネルビットの符号列の残りの10チャネルビッ
トの符号列は、次の復調処理にて、新たに処理される。
すなわち、この残りの10チャネルビットの符号列と、
次に続く20チャネルビットの符号列とが、併せられた
新たな30チャネルビットの符号列として、拘束長判定
部31によりその拘束長が判定される。すなわち、拘束
長判定部31は、この新たな30チャネルビットの符号
列と一致する符号語列が、第1の逆変換テーブルの拘束
長i=6にあるか否かを再度判定し(30チャネルビッ
ト検出であるか否かを再度判定し)、それ以降同様にし
て処理を繰り返す。
【0160】符号列化部11より供給された30チャネ
ルビットの符号列のうち先頭の20チャネルビットの符
号列が、拘束長i=4内の符号語列に一致しないと判定
された場合、拘束長判定部31は、この30チャネルビ
ットの符号列のうち先頭の15チャネルビットの符号列
が、第1の逆変換テーブルの拘束長i=3における基礎
コードの符号語列のうち、いずれかの符号語列と一致す
るか否かを判定する(15チャネルビット検出であるか
否かを判定する)。
【0161】符号列化部11より供給された30チャネ
ルビットの符号列のうち先頭の15チャネルビットの符
号列が、拘束長i=3の符号語列と一致すると判定され
た場合、拘束長判定部31は、拘束長i=3であると判
定し、拘束長判定情報を逆変換パターン決定部41に通
知する。逆変換パターン決定部41は、その通知に基づ
いて、15−6逆変換部37より供給された6ビットの
データ語列を、この15チャネルビットの符号語列(符
号化列部11より供給された30チャネルビットの符号
列の先頭の15チャネルビットの符号列)に対応するデ
ータ語列として決定し、DSV制御ビット取出し部13
に供給する。
【0162】この場合、符号列化部11より供給された
30チャネルビットの符号列の残りの15チャネルビッ
トの符号列は、次の復調処理にて、新たに処理される。
すなわち、この残りの15チャネルビットの符号列と、
次に続く15チャネルビットの符号列とが、併せられた
新たな30チャネルビットの符号列として、拘束長判定
部31によりその拘束長が判定される。すなわち、拘束
長判定部31は、この新たな30チャネルビットの符号
列と一致する符号語列が、第1の逆変換テーブルの拘束
長i=6にあるか否かを再度判定し(30チャネルビッ
ト検出であるか否かを再度判定し)、それ以降同様にし
て処理を繰り返す。
【0163】符号列化部11より供給された30チャネ
ルビットの符号列のうち先頭の15チャネルビットの符
号列が、拘束長i=3内の符号語列に一致しないと判定
された場合、拘束長判定部31は、この30チャネルビ
ットの符号列のうち先頭の10チャネルビットの符号列
が、第1の逆変換テーブルの拘束長i=2における基礎
コードの符号語列(ただし、不確定コードに対応する符
号語である“00100 00100”、または“00
000 00000”を除く符号語列、すなわち、“0
0100 00000”、“00010 0000
0”、“0000100000”、または“00000
10000”)のうち、いずれかの符号語列と一致す
るか否かを判定する(10チャネルビット検出であるか
否かを判定する)。
【0164】符号列化部11より供給された30チャネ
ルビットの符号列のうち先頭の10チャネルビットの符
号列が、不確定コードに対応する符号語を除く拘束長i
=2の符号語列と一致すると判定された場合、拘束長判
定部31は、拘束長はi=2であると判定し、拘束長判
定情報を逆変換パターン決定部41に通知する。逆変換
パターン決定部41は、その通知に基づいて、10−4
逆変換部36より供給された4ビットのデータ語列を、
この10チャネルビットの符号語列(符号化列部11よ
り供給された30チャネルビットの符号列の先頭の10
チャネルビットの符号列であり、その要素内に不確定符
号を含まない符号列)に対応するデータ語列として決定
し、DSV制御ビット取出し部13に供給する。
【0165】この場合、符号列化部11より供給された
30チャネルビットの符号列の残りの20チャネルビッ
トの符号列は、次の復調処理にて、新たに処理される。
すなわち、この残りの20チャネルビットの符号列と、
次に続く10チャネルビットの符号列とが、併せられた
新たな30チャネルビットの符号列として、拘束長判定
部31によりその拘束長が判定される。すなわち、拘束
長判定部31は、この新たな30チャネルビットの符号
列と一致する符号語列が、第1の逆変換テーブルの拘束
長i=6にあるか否かを再度判定し(30チャネルビッ
ト検出であるか否かを再度判定し)、それ以降同様にし
て処理を繰り返す。
【0166】符号列化部11より供給された30チャネ
ルビットの符号列のうち先頭の10チャネルビットの符
号列が、不確定コードに対応する符号語を除く拘束長i
=2の符号語列と一致しないと判定された場合、拘束長
判定部31および不確定コード処理部33は、符号列化
部11より供給された30チャネルビットの符号列のう
ち先頭の10チャネルビットの符号列が、拘束長i=2
内の不確定コードに対応する符号列である“00100
00100”、または“00000 00000”に
一致するか否かを判定する(不確定コード検出か否かを
判定する)。
【0167】符号列化部11より供給された30チャネ
ルビットの符号列のうち先頭の10チャネルビットの符
号列が、拘束長i=2内の不確定コードに対応する符号
列と判定された場合、拘束長判定部31は、拘束長はi
=2であると判定し、拘束長判定情報を逆変換パターン
決定部41に通知する。そして、不確定コード処理部3
3は、その要素内に不確定符号を含むと判定し、不確定
コード処理情報を逆変換パターン決定部41に通知す
る。
【0168】なお、図5を用いて説明している逆変換処
理の場合、この時点において、上記10チャネルビット
だけで、既に(続くチャネルビットを参照することな
く)、要素内に不確定符号が含まれていることが判明し
ている。なぜならば、要素内に不確定符号が含まれない
場合(すなわち、入力された符号語列が”000000
0000 10000”、および、”00000 00
000 01000”以外である場合)については、拘
束長i=3までの処理において、既に検出されているか
らである。
【0169】逆変換パターン決定部41は、拘束長判定
情報および不確定コード処理情報に基づいて、不確定コ
ード逆変換部34−1より供給された4ビットのデータ
語列(0110)を、この10チャネルビットの符号語
列(符号化列部11より供給された30チャネルビット
の符号列の先頭の10チャネルビットの符号列であり、
その要素内に不確定符号を含む符号列)に対応するデー
タ語列として決定し、DSV制御ビット取出し部13に
供給する。
【0170】この場合、符号列化部11より供給された
30チャネルビットの符号列の残りの20チャネルビッ
トの符号列は、次の復調処理にて、新たに処理される。
すなわち、この残りの20チャネルビットの符号列と、
次に続く10チャネルビットの符号列とが、併せられた
新たな30チャネルビットの符号列として、拘束長判定
部31によりその拘束長が判定される。すなわち、拘束
長判定部31は、この新たな30チャネルビットの符号
列と一致する符号語列が、第1の逆変換テーブルの拘束
長i=6にあるか否かを再度判定し(30チャネルビッ
ト検出であるか否かを判定する)、それ以降同様にして
処理を繰り返す。
【0171】符号列化部11より供給された30チャネ
ルビットの符号列のうち先頭の10チャネルビットの符
号列は、拘束長i=2内の不確定コードに対応する符号
列ではないと判定された場合、拘束長判定部31は、こ
の30チャネルビットの符号列のうち先頭の5チャネル
ビットの符号列が、第1の逆変換テーブルの拘束長i=
1における基礎コードの符号語列のうち、いずれかの符
号語列と一致するか否かを判定する(5チャネルビット
検出であるか否かを判定する)。
【0172】符号列化部11より供給された30チャネ
ルビットの符号列のうち先頭の5チャネルビットの符号
列は、拘束長i=1の符号語列と一致すると判定された
場合、拘束長判定部31は、拘束長はi=1であると判
定し、拘束長判定情報を逆変換パターン決定部41に通
知する。逆変換パターン決定部41は、その通知に基づ
いて、5−2逆変換部35より供給された2ビットのデ
ータ語列を、この5チャネルビットの符号語列(符号化
列部11より供給された30チャネルビットの符号列の
先頭の5チャネルビットの符号列)に対応するデータ語
列として決定し、DSV制御ビット取出し部13に供給
する。
【0173】この場合、符号列化部11より供給された
30チャネルビットの符号列の残りの25チャネルビッ
トの符号列は、次の復調処理にて、新たに処理される。
すなわち、この残りの25チャネルビットの符号列と、
次に続く5チャネルビットの符号列とが、併せられた新
たな30チャネルビットの符号列として、拘束長判定部
31によりその拘束長が判定される。すなわち、拘束長
判定部31は、この新たな30チャネルビットの符号列
と一致する符号語列が、第1の逆変換テーブルの拘束長
i=6にあるか否かを再度判定し(30チャネルビット
検出であるか否かを再度判定し)、それ以降同様にして
処理を繰り返す。
【0174】符号列化部11より供給された30チャネ
ルビットの符号列のうち先頭の5チャネルビットの符号
列が、拘束長i=1内の符号語列に一致しないと判定さ
れた場合、拘束長判定部31は、エラー(Error)判
定、すなわち、ビット誤りが発生していると判定し、復
調装置1はそのエラー判定に対応する処理を実行する。
【0175】なお、この例においては(図5の例におい
ては)、拘束長の検出は降順に行われているが、昇順に
行われてもよい。その場合、不確定コードの逆変換処理
において、上述した「複数パターン対1(例外コードに
対する符号語列対データ語列)」の対応処理が更に付加
される必要がある。すなわち、10チャネルビットであ
る偶数不確定符号を含む符号語列が検出されるために
は、15チャネルビットの符号列の参照が必要とされ
る。
【0176】図6を参照して、昇順に拘束長を検出する
場合の処理について説明する。
【0177】拘束長判定部31は、符号列化部11より
供給された30チャネルビットの符号列のうち先頭の5
チャネルビットの符号列が、第1の逆変換テーブルの拘
束長i=1における基礎コードの符号語列のうち、いず
れかの符号語列と一致するか否かを判定する(5チャネ
ルビット検出であるか否かを判定する)。
【0178】符号列化部11より供給された30チャネ
ルビットの符号列のうち先頭の5チャネルビットの符号
列は、拘束長i=1の符号語列と一致すると判定された
場合、拘束長判定部31は、拘束長はi=1であると判
定し、拘束長判定情報を逆変換パターン決定部41に通
知する。逆変換パターン決定部41は、その通知に基づ
いて、5−2逆変換部35より供給された2ビットのデ
ータ語列を、この5チャネルビットの符号語列(符号化
列部11より供給された30チャネルビットの符号列の
先頭の5チャネルビットの符号列)に対応するデータ語
列として決定し、DSV制御ビット取出し部13に供給
する。
【0179】この場合、符号列化部11より供給された
30チャネルビットの符号列の残りの25チャネルビッ
トの符号列は、次の復調処理にて、新たに処理される。
すなわち、この残りの25チャネルビットの符号列と、
次に続く5チャネルビットの符号列とが、併せられた新
たな30チャネルビットの符号列として、拘束長判定部
31によりその拘束長が判定される。すなわち、拘束長
判定部31は、この新たな30チャネルビットの符合列
のうちの先頭の5チャネルビットの符号列と一致する符
号語列が、第1の逆変換テーブルの拘束長i=1にある
か否かを再度判定し(5チャネルビット検出であるか否
かを再度判定し)、それ以降同様にして処理を繰り返
す。
【0180】符号列化部11より供給された30チャネ
ルビットの符号列のうち先頭の5チャネルビットの符号
列が、拘束長i=1内の符号語列に一致しないと判定さ
れた場合、拘束長判定部31は、この30チャネルビッ
トの符号列のうち先頭の10チャネルビットの符号列
が、第1の逆変換テーブルの拘束長i=2における基礎
コードの符号語列(ただし、不確定コードに対応する符
号語である“0010000100”、または“000
00 00000”を除く符号語列、すなわち、“00
100 00000”、“00010 00000”、
“0000100000”、または“00000 10
000”)のうち、いずれかの符号語列と一致するか否
かを判定する(10チャネルビット検出であるか否かを
判定する)。
【0181】符号列化部11より供給された30チャネ
ルビットの符号列のうち先頭の10チャネルビットの符
号列が、不確定コードに対応する符号語を除く拘束長i
=2の符号語列と一致すると判定された場合、拘束長判
定部31は、拘束長はi=2であると判定し、拘束長判
定情報を逆変換パターン決定部41に通知する。逆変換
パターン決定部41は、その通知に基づいて、10−4
逆変換部36より供給された4ビットのデータ語列を、
この10チャネルビットの符号語列(符号化列部11よ
り供給された30チャネルビットの符号列の先頭の10
チャネルビットの符号列であり、その要素内に不確定符
号を含まない符号列)に対応するデータ語列として決定
し、DSV制御ビット取出し部13に供給する。
【0182】この場合、符号列化部11より供給された
30チャネルビットの符号列の残りの20チャネルビッ
トの符号列は、次の復調処理にて、新たに処理される。
すなわち、この残りの20チャネルビットの符号列と、
次に続く10チャネルビットの符号列とが、併せられた
新たな30チャネルビットの符号列として、拘束長判定
部31によりその拘束長が判定される。すなわち、拘束
長判定部31は、この新たな30チャネルビットの符合
列のうちの先頭の5チャネルビットの符号列と一致する
符号語列が、第1の逆変換テーブルの拘束長i=1にあ
るか否かを再度判定し(5チャネルビット検出であるか
否かを再度判定し)、それ以降同様にして処理を繰り返
す。
【0183】符号列化部11より供給された30チャネ
ルビットの符号列のうち先頭の10チャネルビットの符
号列が、不確定コードに対応する符号語を除く拘束長i
=2の符号語列と一致しないと判定された場合、拘束長
判定部31、および不確定コード処理部33は、符号列
化部11より供給された30チャネルビットの符号列の
うち先頭の10チャネルビットの符号列が、拘束長i=
2内の不確定コードに対応する符号語である“0010
0 00100”または“00000 00000”に
一致するか否かを判定する。
【0184】符号列化部11より供給された30チャネ
ルビットの符号列のうち先頭の10チャネルビットの符
号列が、不確定コードに対応する符号語である“001
0000100”に一致すると判定された場合、拘束長
判定部31は、拘束長はi=2であると判定し、符号長
判定情報を逆変換パターン決定部41に通知し、不確定
コード処理部33は、その要素内に不確定符号を含むと
判定し、不確定コード処理情報を、逆変換パターン決定
部41に通知する。
【0185】逆変換パターン決定部41は、それらの通
知に基づいて、不確定コード逆変換部34−1より供給
された4ビットのデータ語列(0110)を、この10
チャネルビットの符号語列(符号化列部11より供給さ
れた30チャネルビットの符号列の先頭の10チャネル
ビットの符号列であり、その要素内に不確定符号を含む
符号列)に対応するデータ語列として決定し、DSV制
御ビット取出し部13に供給する。
【0186】そして、符号列化部11より供給された3
0チャネルビットの符号列のうち先頭の10チャネルビ
ットの符号列が、不確定コードに対応する符号語である
“00000 00000”に一致すると判定された場
合、拘束長判定部31および不確定コード処理部33
は、入力された符号列に続いて供給される5チャネルビ
ットの符号列を参照し、その符号列が”10000”ま
たは”01000”であるか否かを判定する。
【0187】続く5チャネルビットの符号列は、”10
000”または”01000”であると判定された場
合、拘束長判定部31拘束長はi=2であると判定し、
拘束長判定情報を逆変換パターン決定部41に通知し、
不確定コード処理部33は、その要素内に不確定符号を
含むと判定し、不確定コード処理情報を逆変換パターン
決定部41に通知する。
【0188】逆変換パターン決定部41は、それらの通
知に基づいて、不確定コード逆変換部34−1より供給
された4ビットのデータ語列(0110)を、先頭の1
0チャネルビットの符号語列(符号化列部11より供給
された30チャネルビットの符号列の先頭の10チャネ
ルビットの符号列であり、その要素内に不確定符号を含
む符号列)に対応するデータ語列として決定し、DSV
制御ビット取出し部13に供給する。
【0189】この場合、符号列化部11より供給された
30チャネルビットの符号列の残りの20チャネルビッ
トの符号列は、次の復調処理にて、新たに処理される。
すなわち、この残りの20チャネルビットの符号列と、
次に続く10チャネルビットの符号列とが、併せられた
新たな30チャネルビットの符号列として、拘束長判定
部31によりその拘束長が判定される。すなわち、拘束
長判定部31は、この新たな30チャネルビットの符合
列のうちの先頭の5チャネルビットの符号列と一致する
符号語列が、第1の逆変換テーブルの拘束長i=1にあ
るか否かを再度判定し(5チャネルビット検出であるか
否かを再度判定し)、それ以降同様にして処理を繰り返
す。
【0190】符号列化部11より供給された30チャネ
ルビットの符号列のうち先頭の10チャネルビットの符
号列は、拘束長i=2内の不確定コードに対応する符号
列ではないと判定された場合、拘束長判定部31は、こ
の30チャネルビットの符号列のうち先頭の15チャネ
ルビットの符号列が、第1の逆変換テーブルの拘束長i
=3における基礎コードの符号語列のうち、いずれかの
符号語列と一致するか否かを判定する(15チャネルビ
ット検出であるか否かを判定する)。
【0191】符号列化部11より供給された30チャネ
ルビットの符号列のうち先頭の15チャネルビットの符
号列が、拘束長i=3の符号語列と一致すると判定され
た場合、拘束長判定部31は、拘束長はi=3であると
判定し、拘束長判定情報を逆変換パターン決定部41に
通知する。逆変換パターン決定部41は、その通知に基
づいて、15−6逆変換部37より供給された6ビット
のデータ語列を、この15チャネルビットの符号語列
(符号化列部11より供給された30チャネルビットの
符号列の先頭の15チャネルビットの符号列)に対応す
るデータ語列として決定し、DSV制御ビット取出し部
13に供給する。
【0192】この場合、符号列化部11より供給された
30チャネルビットの符号列の残りの15チャネルビッ
トの符号列は、次の復調処理にて、新たに処理される。
すなわち、この残りの15チャネルビットの符号列と、
次に続く15チャネルビットの符号列とが、併せられた
新たな30チャネルビットの符号列として、拘束長判定
部31によりその拘束長が判定される。すなわち、拘束
長判定部31は、この新たな30チャネルビットの符合
列のうちの先頭の5チャネルビットの符号列と一致する
符号語列が、第1の逆変換テーブルの拘束長i=1にあ
るか否かを再度判定し(5チャネルビット検出であるか
否かを再度判定し)、それ以降同様にして処理を繰り返
す。
【0193】符号列化部11より供給された30チャネ
ルビットの符号列のうち先頭の15チャネルビットの符
号列が、拘束長i=3内の符号語列に一致しないと判定
された場合、拘束長判定部31は、この30チャネルビ
ットの符号列のうち先頭の20チャネルビットの符号列
が、第1の逆変換テーブルの拘束長i=4における基礎
コードの符号語列のうち、いずれかの符号語列と一致す
るか否かを判定する(20チャネルビット検出であるか
否かを判定する)。
【0194】符号列化部11より供給された30チャネ
ルビットの符号列のうち先頭の20チャネルビットの符
号列が、拘束長i=4の符号語列と一致すると判定され
た場合、拘束長判定部31は、拘束長はi=4であると
判定し、拘束長判定情報を逆変換パターン決定部41に
通知する。逆変換パターン決定部41は、その通知に基
づいて、20−8逆変換部38より供給された8ビット
のデータ語列を、この20チャネルビットの符号語列
(符号化列部11より供給された30チャネルビットの
符号列の先頭の20チャネルビットの符号列)に対応す
るデータ語列として決定し、DSV制御ビット取出し部
13に供給する。
【0195】この場合、符号列化部11より供給された
30チャネルビットの符号列の残りの10チャネルビッ
トの符号列は、次の復調処理にて、新たに処理される。
すなわち、この残りの10チャネルビットの符号列と、
次に続く20チャネルビットの符号列とが、併せられた
新たな30チャネルビットの符号列として、拘束長判定
部31によりその拘束長が判定される。すなわち、拘束
長判定部31は、この新たな30チャネルビットの符合
列のうちの先頭の5チャネルビットの符号列と一致する
符号語列が、第1の逆変換テーブルの拘束長i=1にあ
るか否かを再度判定し(5チャネルビット検出であるか
否かを再度判定し)、それ以降同様にして処理を繰り返
す。
【0196】符号列化部11より供給された30チャネ
ルビットの符号列のうち先頭の20チャネルビットの符
号列が、拘束長i=4内の符号語列に一致しないと判定
された場合、拘束長判定部31は、この30チャネルビ
ットの符号列のうち先頭の25チャネルビットの符号列
が、第1の逆変換テーブルの拘束長i=5における基礎
コードの符号語列のうち、いずれかの符号語列と一致す
るか否かを判定する(25チャネルビット検出であるか
否かを判定する)。
【0197】符号列化部11より供給された30チャネ
ルビットの符号列のうち先頭の25チャネルビットの符
号列が、拘束長i=5の符号語列と一致すると判定され
た場合、拘束長判定部31は、拘束長はi=5であると
判定し、拘束長判定情報を逆変換パターン決定部41に
通知する。
【0198】更に、最小ラン連続制限コード検出部32
は、符号列化部11より供給された25チャネルビット
の符号列は、i=5の最小ラン連続制限コードに対応す
る符号語列、すなわち、”00000 00010 0
0001 00001 00000”、もしくは、”0
0000 00001 00001 00001 00
000”のいずれかであるか否かを判定する(最小ラン
連続制限コード検出であるか否かを判定する)。
【0199】符号列化部11より供給された25チャネ
ルビットの符号列は、i=5の最小ラン連続制限コード
に対応する符号語列であると判定された場合、最小ラン
連続制限コード検出部32は、最小ラン連続制限コード
検出情報を、逆変換パターン決定部41に通知する。
【0200】逆変換パターン決定部41は、拘束長判定
情報に基づいて、また、最小ラン連続制限コード検出情
報の供給を受けた場合には、更にその情報に基づいて、
25−10逆変換部39より供給された10ビットのデ
ータ語列を、この25チャネルビットの符号語列(符号
化列部11より供給された30チャネルビットの符号列
の先頭の25チャネルビットの符号列)に対応するデー
タ語列として決定し、DSV制御ビット取出し部13に
供給する。
【0201】この場合、符号列化部11より供給された
30チャネルビットの符号列の残りの5チャネルビット
の符号列は、次の復調処理にて、新たに処理される。す
なわち、この残りの5チャネルビットの符号列と、次に
続く25チャネルビットの符号列とが、併せられた新た
な30チャネルビットの符号列として、拘束長判定部3
1によりその拘束長が判定される。すなわち、拘束長判
定部31は、この新たな30チャネルビットの符合列の
うちの先頭の5チャネルビットの符号列と一致する符号
語列が、第1の逆変換テーブルの拘束長i=1にあるか
否かを再度判定し(5チャネルビット検出であるか否か
を再度判定し)、それ以降同様にして処理を繰り返す。
【0202】符号列化部11より供給された30チャネ
ルビットの符号列のうち先頭の25チャネルビットの符
号列が、拘束長i=5内の符号語列、あるいは、i=5
の最小ラン連続制限コードに対応する符号語列に一致し
ないと判定された場合、拘束長判定部31は、符号列化
部11より供給された30チャネルビットの符号列が、
第1の逆変換テーブルの拘束長i=6における基礎コー
ドの符号語列のうち、いずれかの符号語列と一致するか
否かを判定する(30チャネルビット検出か否かを判定
する)。
【0203】符号列化部11より供給された30チャネ
ルビットの符号列は、拘束長i=6内の符号語列に一致
すると判定された場合(30チャネルビット検出と判定
された場合)、拘束長判定部31は、拘束長はi=6で
あると判定し、拘束長判定情報を、逆変換パターン決定
部41に通知する。
【0204】更に、最小ラン連続制限コード検出部32
は、符号列化部11より供給された30チャネルビット
の符号列は、i=6の最小ラン連続制限コードに対応す
る符号語列、すなわち、”00000 01000 0
0001 00001 00001 00000”であ
るか否かを判定する(最小ラン連続制限コード検出であ
るか否かを判定する)。
【0205】符号列化部11より供給された30チャネ
ルビットの符号列は、i=6の最小ラン連続制限コード
に対応する符号語列であると判定された場合、最小ラン
連続制限コード検出部32は、最小ラン連続制限コード
検出情報を、逆変換パターン決定部41に通知する。
【0206】逆変換パターン決定部41は、拘束長判定
情報に基づいて、また、最小ラン連続制限コード検出情
報の供給を受けた場合には、更にその情報に基づいて、
30−12逆変換部40より供給された12ビットのデ
ータ語列を、符号列化部11より供給された30チャネ
ルビットの符号列(符号語列)に対応するデータ語列と
して決定し、DSV制御ビット取出し部13に供給す
る。
【0207】符号列化部11より供給された30チャネ
ルビットの符号列が、拘束長i=6内の符号語列、ある
いは、i=6の最小ラン連続制限コードに対応する符号
語列に一致しないと判定された場合、拘束長判定部31
は、エラー(Error)判定、すなわち、ビット誤りが発
生していると判定し、復調装置1はそのエラー判定に対
応する処理を実行する。
【0208】また、この例においては、第1の逆変換テ
ーブルを用いて、復調装置1で復調処理を行う場合につ
いて説明したが、復調装置1では、第2または第3の逆
変換テーブルを用いて復調処理を行うことができるのは
言うまでもない。
【0209】更に、復調装置1で復調処理を行う場合に
は、上述した第1乃至第3の逆変換テーブル以外の、他
の逆変換テーブルが使用されてもよい。例えば、この例
(第1の逆変換テーブル)においては、偶数個の不確定
符号は、拘束長i=2においてのみ存在したが、他の拘
束長(ただし、拘束等i=1以外の拘束長)に偶数個の
不確定符号が存在する逆変換テーブルが使用されてもよ
い。
【0210】なお、これらの逆変換テーブルが使用され
ても、復調装置の構成は、図1および図2に示される復
調装置1と同一の構成でよい。
【0211】本発明を適用した復調装置の復調処理に適
用される逆変換テーブルは、最小ランd=4、最大ラン
kは有限値、変換率m/n=2/5の逆変換テーブルで
あって、最小ランの繰り返し回数を制限するために置き
換えコード(最小ラン連続制限コード)を設けるように
してある。
【0212】この置き換えコードは、逆変換テーブル内
に複数含まれている。また、これらの置き換えコード
は、異なる拘束長に配置されるようにしても良い。ま
た、第1の逆変換テーブルの置き換えコードは、最小ラ
ンの連続を制限するために、拘束長i=1における変換
要素の全てに対して、所定回数だけ連続したら置き換え
るような、置換えコードである。
【0213】この逆変換テーブルを適用することによ
り、最小ランの繰り返しが長く連続することを防ぎ、信
号レベルが小さい部分を減少させることができるため、
入力されたデータ列を、高線密度で記録再生することが
できる。そして、例えば、タンジェンシャル・チルトに
対する許容度を向上させ、ディスクのそりなどによる外
乱に対する耐性が強まり、AGC(Automatic Gain Con
trol)やPLL(PhaseLocked Loop)等の波形処理の精
度が向上するので、波形処理における総合特性を高める
ことができる。
【0214】また、本発明を適用した復調装置は、従来
における場合と比較して、ビタビ復号等の際のパスメモ
リ長を短く設計できる可能性を持っており、その結果、
回路規模を小さくすることができる。
【0215】更に、本発明を適用した復調装置は、逆変
換テーブルの符号語列の要素内の「1」の個数と、変換
されるデータ語列の要素内の「1」の個数を、2で割っ
た時の余りが、どちらも1あるいは0で一致するように
したので、入力符号列において、DSVの制御のための
冗長ビットを少なくすることができ、最小ランd=4か
つ(m,n)=(2,5)においては、2.5符号語で
DSV制御を行うことができる。すなわち、本発明を適
用した復調装置は、DSV制御を行うために挿入される
制御ビットによる冗長度が少ない上に、最小ランと最大
ランの両方を守る符号列を復調することができる。
【0216】このように、復調装置の復調処理におい
て、最小ランが大きく、かつ変換率が大きくなるような
変換テーブルを用いた場合、本方式を従来の方式と比較
すると、チャネルビット列内でのDSV制御の冗長度を
非常に少なくすることが出来る。本発明を適用した場
合、復調処理可能な符号の冗長度が下がり、変換効率が
良くなるので、符号列において、更にDSV制御間隔を
短くして低域特性を改善したり、あるいは、高密度化を
することが可能となる。
【0217】以上説明したように、本発明によれば、符
号語列と変換されたデータ語列との間において、DSV
極性を保存し、かつ発生される符号語列が、最小ランの
連続が制限されるような、最小ランd=4を持つVFM
−PP符号を変換する逆変換テーブルを入力符号列の逆
変換に用いるようにしたので、高線密度記録再生に適し
た逆変換処理を実行することができる。
【0218】上述した一連の処理は、ハードウエアによ
り実行させることもできるが、ソフトウエアにより実行
させることもできる。この場合、例えば、復調装置10
1は、図7に示されるようなパーソナルコンピュータに
より構成される。
【0219】図7において、CPU111は、ROM112に
記憶されているプログラム、または記憶部118からRA
M113にロードされたプログラムに従って各種の処理
を実行する。RAM113にはまた、CPU111が各種の処
理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶さ
れる。
【0220】CPU111、ROM112、およびRAM113
は、バス114を介して相互に接続されている。このバ
ス114にはまた、入出力インタフェース115も接続
されている。
【0221】入出力インタフェース115には、キーボ
ード、マウスなどよりなる入力部116、ディスプレイ
などよりなる出力部117、ハードディスクなどより構
成される記憶部118、モデム、ターミナルアダプタな
どより構成される通信部119が接続されている。通信
部119は、インターネットを含むネットワークを介し
ての通信処理を行う。
【0222】入出力インタフェース115にはまた、必
要に応じてドライブ120が接続され、磁気ディスク1
31、光ディスク132、光磁気ディスク133、或い
は半導体メモリ134などが適宜装着され、それらから
読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じて
記憶部118にインストールされる。
【0223】一連の処理をソフトウエアにより実行させ
る場合には、そのソフトウエアを構成するプログラム
が、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュー
タ、または、各種のプログラムをインストールすること
で、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用の
パーソナルコンピュータなどに、ネットワークや記録媒
体からインストールされる。
【0224】この記録媒体は、図7に示されるように、
装置本体とは別に、ユーザにプログラムを供給するため
に配布される、プログラムが記憶されている磁気ディス
ク131(フロッピディスクを含む)、光ディスク13
2(CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memory),DV
D(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディス
ク133(MD(Mini-Disk)(商標)を含む)、もし
くは半導体メモリ134などよりなるパッケージメディ
アにより構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込
まれた状態でユーザに供給される、プログラムが記憶さ
れているROM112や、記憶部118に含まれるハード
ディスクなどで構成される。
【0225】なお、本明細書において、記録媒体に記憶
されるプログラムを記述するステップは、含む順序に沿
って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系
列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行さ
れる処理をも含むものである。
【0226】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、符号列
をデータ列に復調することができる。
【0227】また、本発明によれば、符号語列と変換さ
れたデータ語列との間において、DSV極性を保存し、
最小ランの連続が制限され、最小ランd=4を持つVF
M−PP符号をデータ列に逆変換する逆変換テーブル
を、入力符号列の変換に用いるようにしたので、高線密
度記録再生に適した復調処理を実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した復調装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】図1の復調装置の構成例の詳細を示すブロック
図である。
【図3】図1の復調装置が実行する復調処理を説明する
フローチャートである。
【図4】図1の復調装置において復調されるデータ列の
各段階のデータフォーマットを説明する図である。
【図5】図1の復調装置のVFM−PP復調部の動作例
を説明する図である。
【図6】図1の復調装置のVFM−PP復調部の、他の
動作例を説明する図である。
【図7】本発明が適用される、他の復調装置の構成を示
すブロック図である。
【符号の説明】
1 復調装置, 11 符号列化部, 12 VFM−
PP復調部, 13DSV制御ビット取出し部, 14
バッファ, 31 拘束長判定部, 32最小ラン連
続制限コード検出部, 33 不確定コード処理部,
34 不確定コード逆変換部, 35 5−2逆変換
部, 36 10−4逆変換部,3715−6逆変換
部, 38 10−8逆変換部, 39 25−10逆
変換部, 40 30−12逆変換部, 41 逆変換
パターン決定部, 101 復調装置

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基本符号長がnビットの可変長符号
    (d,k;m,n)を、基本データ長がmビットのデー
    タに復調する復調装置の復調方法において、 符号の入力を受け、逆変換テーブルに従って、データに
    復調する復調ステップを含み、 前記逆変換テーブルは、 d=4、有限の整数値よりなるk、m=2、およびn=
    5の基礎コードと、 拘束長をiとした場合、n×iビットの符号語の要素内
    の「1」の個数を2で割ったときの余りと、変換される
    m×iビットのデータ語の要素内の「1」の個数を2で
    割ったときの余りが、 どちらも1あるいは0で一致す
    るような変換規則と、 最小ランの連続を所定の回数以下に制限するための制限
    規則とを有することを特徴とする復調方法。
  2. 【請求項2】 信号の入力を受け、前記信号を2値化し
    て、前記符号を生成する符号生成ステップを更に含むこ
    とを特徴とする請求項1に記載の復調方法。
  3. 【請求項3】 前記符号生成ステップの処理では、入力
    された前記信号がNRZI化されている場合、更に逆N
    RZI化を施して、前記符号を生成することを特徴とす
    る請求項2に記載の復調方法。
  4. 【請求項4】 前記復調ステップの処理により復調され
    た前記データから、DSV制御ビットを除去するDSV
    制御ビット除去ステップを更に含むことを特徴とする請
    求項1に記載の復調方法。
  5. 【請求項5】 前記復調ステップは、 拘束長をiとした場合、入力された前記n×iビットの
    前記符号語を単位とする前記符号を、前記逆変換テーブ
    ルに従って、前記m×iビットのデータ語を単位とする
    前記データに逆変換する逆変換ステップと、 前記逆変換テーブルに従って、入力された前記符号語の
    拘束長iを判定する拘束長判定ステップと、 前記逆変換テーブルに従って、入力された前記符号語か
    ら、前記制限規則に対応する符号列を検出する検出ステ
    ップと、 前記逆変換テーブルに従って、入力された前記符号語
    は、その要素内に不確定符号を含むか否かを判定する不
    確定符号判定ステップと、 前記逆変換テーブル、前記拘束長判定ステップの処理に
    より判定された前記拘束長、前記検出ステップの処理に
    よる検出結果、および前記不確定符号判定ステップの処
    理により判定された判定結果に基づいて、前記入力され
    た符号に対応する基礎コードの逆変換パターンを決定す
    る逆変換パターン決定ステップとを含み、 前記逆変換ステップの処理により逆変換された前記デー
    タ語のうち、前記逆変換パターン決定ステップにより決
    定された前記逆変換パターンに対応する前記データ語を
    外部に出力することを特徴とする請求項1に記載の復調
    方法。
  6. 【請求項6】 前記逆変換テーブルは、DSV極性が保
    存された最小ランd=4の逆変換テーブルであり、前記
    基礎コードには、その要素内に不確定符号を含む不確定
    コードを更に含むことを特徴とする請求項1に記載の復
    調方法。
  7. 【請求項7】 前記逆変換テーブルは、前記拘束長が1
    の前記基礎コードには、前記不確定コードの存在を禁止
    し、前記拘束長が2以上の前記基礎コードには、前記不
    確定コードの存在を許可することを特徴とする請求項6
    に記載の復調方法。
  8. 【請求項8】 前記不確定コードは、所定の複数の前記
    符号語を、1つの所定のデータ語に復調するコードであ
    ることを特徴とする請求項6に記載の復調方法。
  9. 【請求項9】 前記逆変換テーブルは、DSV極性が保
    存された最小ランd=4の逆変換テーブルであり、最小
    ランの連続を所定の回数以下に制限するための前記制限
    規則を満たすための制限コードを更に含むことを特徴と
    する請求項1に記載の復調方法。
  10. 【請求項10】 前記逆変換テーブルは、複数の前記制
    限コードを含み、 前記制限コードは、前記逆変換テーブルの複数の異なる
    拘束長に設けられていることを特徴とする請求項9に記
    載の復調方法。
  11. 【請求項11】 前記逆変換テーブルは、前記制限コー
    ドとして、拘束長が1の全ての変換要素に対して、置き
    換えコードを有していることを特徴とする請求項9に記
    載の復調方法。
  12. 【請求項12】 前記復調ステップの処理では、前記符
    号を復調する場合の最大参照符号長を最大拘束長と基本
    符号長の積算値とすることを特徴とする請求項1に記載
    の復調方法。
  13. 【請求項13】 基本符号長がnビットの可変長符号
    (d,k;m,n)を、基本データ長がmビットのデー
    タに復調する復調装置において、 符号の入力を受け、逆変換テーブルに従って、データに
    復調する復調手段を備え、 前記逆変換テーブルは、 d=4、有限の整数値よりなるk、m=2、およびn=
    5の基礎コードと、 拘束長をiとした場合、n×ビットの符号語の要素内の
    「1」の個数を2で割ったときの余りと、変換されるm
    ×iビットのデータ語の要素内の「1」の個数を2で割
    ったときの余りが、 どちらも1あるいは0で一致する
    ような変換規則と、 最小ランの連続を所定の回数以下に制限するための制限
    規則とを有することを特徴とする復調装置。
  14. 【請求項14】 前記復調手段は、 拘束長をiとした場合、入力された前記n×iビットの
    前記符号語を単位とする前記符号を、前記逆変換テーブ
    ルに従って、前記m×iビットのデータ語を単位とする
    前記データに逆変換する逆変換手段と、 前記逆変換テーブルに従って、入力された前記符号語の
    拘束長iを判定する拘束長判定手段と、 前記逆変換テーブルに従って、入力された前記符号語か
    ら、前記制限規則に対応する符号列を検出する検出手段
    と、 前記逆変換テーブルに従って、入力された前記符号語
    は、その要素内に不確定符号を含むか否かを判定する不
    確定符号判定手段と、 前記逆変換テーブル、前記拘束長判定手段により判定さ
    れた前記拘束長、前記検出手段による検出結果、および
    前記不確定符号判定手段により判定された判定結果に基
    づいて、前記入力された符号に対応する基礎コードの逆
    変換パターンを決定する逆変換パターン決定手段とを有
    し、 前記逆変換手段により逆変換された前記データ語のう
    ち、前記逆変換パターン決定手段により決定された前記
    逆変換パターンに対応する前記データ語を外部に出力す
    ることを特徴とする請求項13に記載の復調装置。
  15. 【請求項15】 信号の入力を受け、前記信号を2値化
    して、前記符号を生成する符号生成手段を更に備えるこ
    とを特徴とする請求項13に記載の復調装置。
  16. 【請求項16】 前記符号生成手段は、入力された前記
    信号がNRZI化されている場合、更に逆NRZI化を
    施して、前記符号を生成することを特徴とする請求項1
    5に記載の復調装置。
  17. 【請求項17】 前記復調手段により復調された前記デ
    ータから、DSV制御ビットを除去するDSV制御ビッ
    ト除去手段を更に備えることを特徴とする請求項13に
    記載の復調装置。
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