JP2003273220A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JP2003273220A
JP2003273220A JP2002068118A JP2002068118A JP2003273220A JP 2003273220 A JP2003273220 A JP 2003273220A JP 2002068118 A JP2002068118 A JP 2002068118A JP 2002068118 A JP2002068118 A JP 2002068118A JP 2003273220 A JP2003273220 A JP 2003273220A
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JP
Japan
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wiring layer
fuse
semiconductor device
layer
wiring
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JP2002068118A
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Kikuko Nakamura
紀久子 中村
Yukihiro Yamashita
征大 山下
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冗長救済用のヒューズ構造を含む半導体装置
の製造方法に係わり、下地層間膜へのダメージを低くし
ヒューズのみの選択的溶断が可能なヒューズ構造を提起
することを目的とする。 【解決手段】 半導体製造装置の製造方法であって、半
導体基板に形成されたヒューズを含む多層配線を有する
半導体装置の製造方法であって第1の配線層をヒューズ
の一部として形成する工程と、前記第1の配線層よりも
エレクトロマイグレーション(EM)の高い第2の配線
層を形成する工程と、前記第1の配線層を溶断する工程
とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の冗長
救済技術に係り、特にヒューズを切断する際に課題であ
る下地へのダメージを回避する有効なヒューズ構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】LSIのメモリにおいて高歩留りを得る
ためには冗長救済を行うことは必須の技術となってい
る。不良セルを冗長救済し正常セルと置き換え機能させ
るためリダンダンシー技術を使用している。この冗長救
済はWaferの製造後、形成されたヒューズを溶断す
ることにより行い、上記目的を達成する。
【0003】上記ヒューズの溶断方式にはレーザービー
ムによるものと電流によるものとがあるが、Cu配線プ
ロセスにおいてはヒューズ部のみをAlで形成しレーザ
ービームによる方式が一般的である。ヒューズ部をCu
で形成しない理由としてはAlの融点が660℃である
のに対してCuの融点は1083℃であり溶断するには
高いエネルギーが必要であり周辺配線へのダメージが大
きくなるためである。図1に従来例の半導体製造装置に
おける一例として配線層、ヒューズ8Fが形成された断
面図を示す。図中1はSi基板、2、5、10は絶縁
膜、3はTiN/TiまたはTiNからなるバリアメタ
ル層、4、6はCuのデュアルダマシン配線層、7はバ
リアメタル層(兼エッチングストッパー層)、8はAl
合金(Al−Si−CuまたはAl−Si)またはAl
(以後Al合金と称す)、8Fはヒューズ構造を示す。
現在、半導体装置の冗長救済を行う場合、Cu配線プロ
セスではヒューズ部をAlを主とした材料で形成されて
いる。不良セルに対応したアドレス線またはデータ線に
接続されるヒューズを切断することによって上記置き換
えを行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな方法では、レーザービームの照射時にヒューズ8F
部の周辺はAlの融点(660℃)が異常に上昇し下地
層間膜5にダメージを与え層間膜にクラックが入るなど
の影響が出るなどの課題を生ずる。
【0005】上記冗長救済技術において今後の微細プロ
セスとなるCu配線プロセスにおいても同様にヒューズ
下地にダメージを与える可能性が高い。本発明は現状よ
りも微細なプロセスにおいて上記課題を解決すべく下地
へのダメージを与えずヒューズのみの選択的溶断を可能
とする冗長救済技術を提起するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、半導体基板上に形成された冗長回路用のヒュ
ーズを含む多層配線を有する半導体装置において、ヒュ
ーズとして形成される第1の配線層が第1の配線層より
もエレクトロマイグレーション(以下、EMと呼ぶ)の
強い第2の配線層で介されてヒューズとして用いられる
ものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図に基
づいて説明する。
【0008】図2は本発明に係る半導体装置におけるヒ
ューズ部を含む断面図であり配線層がCuのデュアルダ
マシン配線により形成され、ヒューズがRIEにより形
成されたものである。図中1はSi基板、2、5、10
は絶縁膜、3はTiN/TiまたはTiNからなるバリ
アメタル層、4、6、9はCuのデュアルダマシン配線
層、7はバリアメタル(兼エッチングストッパー層)、
8はAl合金(Al−Si−CuまたはAl−Si)ま
たはAl(以後Al合金と称す)、8Fはヒューズ構造
を示す。
【0009】次に図3、図4及び図2により本発明の半
導体装置の製造方法を説明する。フロントエンド工程が
形成された後、図3に示すように多層のCuデュアルダ
マシン配線層4、6を形成する。デュアルダマシン配線
は、層間絶縁膜2、5にリソグラフィ及びエッチングに
より配線溝及びコンタクトを開口し、開口部を含む層間
絶縁膜上に配線材料を体積した後にメタルCMP(Chem
ical Mechanical Polishing)を行うことにより形成さ
れる。この例では4、6が順次形成される。
【0010】次にCVD(Chemical Vapor Depositio
n)あるいはスパッタリングにより成膜し、リソグラフ
ィ、エッチングによりバリアメタル層(兼エッチングス
トッパー層)7を形成する。このバリアメタル層7は次
工程で形成されるヒューズ構造8Fのエッチング時に使
用される塩素系ガスによるCuデュアルダマシン配線層
6の腐食を回避するためのものでありTi、V、Cr、
Zr、Nb、Mo、Hf、Ta、W等の高融点金属のシ
リサイドや窒化物あるいはこれら高融点金属とSiとN
とを含む組成の材料等が上げられる。
【0011】次に図4に示すようにTiN/Tiまたは
TiNなどからなるバリアメタル層3、Al合金(Al
−Si−CuもしくはAl−Si)またはAlからなる
配線層8、TiN/TiまたはTiNなどからなるバリ
アメタル層3をこの順序でスパッタリングにより成膜し
た後、リソグラフィ及びエッチングによりヒューズ8F
を形成する。
【0012】次に図2に示すようにCuデュアルダマシ
ン配線層9を形成する。
【0013】以上の本発明の半導体装置及びその製造方
法によれば、ヒューズの主要部を他の多層配線よりも比
抵抗の高い材料で形成するためヒューズを介したCuデ
ュアルダマシン配線層9にある電流を印加するとCuは
溶断せずAlのみを溶断できることになる。その電流を
印加することにより選択的にヒューズ構造のみを溶断す
ることが可能となり、従来の下地層間膜へのダメージを
低くすることができる。
【0014】上記においてはヒューズを下層から3層目
の配線間に配置した例を示したが、設計回路によりどの
層においても形成可能である。
【0015】
【発明の効果】以上より本発明によればヒューズを他の
多層配線よりもEMの弱い材料で形成しているので、ヒ
ューズ付近の多層配線を溶断させず、下地層間膜へのダ
メージも小さくしヒューズのみを選択的に溶断すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の半導体装置の製造方法を示す工程断面図
【図2】本発明による半導体装置の製造方法を示す工程
断面図
【図3】本発明の製造方法における一工程段階の断面図
【図4】本発明の同製造方法における後続の一工程段階
の断面図
【符号の説明】
1 Si基板 2、5、10 絶縁膜 3 バリアメタル層(TiN/TiまたはTiN) 4、6、9 デュアルダマシン配線層(Cu) 7 バリアメタル層(兼エッチングストッパー層) 8 Al合金(Al−Si−CuまたはAl−Si)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F033 HH07 HH08 HH18 HH33 JJ01 JJ07 JJ08 JJ18 JJ33 KK11 KK18 KK33 MM02 MM12 MM13 PP06 PP15 VV11 5F064 EE23 EE31 EE32 FF02 FF27 FF29 FF32 FF33 GG05

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板に形成されたヒューズを含む
    多層配線を有する半導体装置であって第1の配線層がヒ
    ューズとして用いられ、第1の配線層よりもエレクトロ
    マイグレーションの強い材料及び構造で形成された第2
    の配線層間にヒューズを介していることを特徴とする半
    導体装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の配線層の上層に前記第2の配
    線層を形成していることを特徴とする請求項1記載の半
    導体装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の配線層が前記第2の配線層よ
    りも比抵抗が高いことを特徴とする請求項1記載の半導
    体装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の配線層がCuを主成分とする
    材料からなり、前記第1の配線層がAl、Mg、Sr、
    Ba、Zn、In、Ge、Sn、Pb、Sb、Biのい
    ずれかであることを特徴とする請求項1記載の半導体装
    置。
  5. 【請求項5】 半導体基板に形成されたヒューズを含む
    多層配線を有する半導体装置の製造方法であって第1の
    配線層をヒューズの一部として形成する工程と、前記第
    1の配線層よりもエレクトロマイグレーションの高い第
    2の配線層を形成する工程と、前記第1の配線層を溶断
    する工程と、を含むことを特徴とする半導体製造装置の
    製造方法。
  6. 【請求項6】 前記第2の配線層を形成した後に、前記
    第1の配線層を前記第2の配線層より上層において形成
    する工程を含むことを特徴とする請求項5記載の半導体
    製造装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記第1の配線層を他のすべての前記多
    層配線よりも上層において形成する工程を含むことを特
    徴とする請求項5記載の半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記第1の配線層が前記第2の配線層よ
    りも比抵抗が高いことを特徴とする請求項5記載の半導
    体装置の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8357991B2 (en) 2008-11-12 2013-01-22 Renesas Electronics Corporation Semiconductor device having interconnect structure for MIM capacitor and fuse elements
JP2018148091A (ja) * 2017-03-07 2018-09-20 エイブリック株式会社 半導体装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8357991B2 (en) 2008-11-12 2013-01-22 Renesas Electronics Corporation Semiconductor device having interconnect structure for MIM capacitor and fuse elements
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