JP2003271853A - 嗜好情報提供方法及びプログラム並びに装置 - Google Patents

嗜好情報提供方法及びプログラム並びに装置

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JP2003271853A
JP2003271853A JP2002073202A JP2002073202A JP2003271853A JP 2003271853 A JP2003271853 A JP 2003271853A JP 2002073202 A JP2002073202 A JP 2002073202A JP 2002073202 A JP2002073202 A JP 2002073202A JP 2003271853 A JP2003271853 A JP 2003271853A
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Jun Hirai
潤 平井
Naoki Endo
直樹 遠藤
Seiji Iwata
誠司 岩田
Rumi Hayakawa
ルミ 早川
Kyoko Makino
恭子 牧野
Kayoko Kameda
佳代子 亀田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ユーザの負担を減らしつつユーザに適合したレ
コメンデーションを実現する。 【解決手段】本発明は、コンピュータにより、ユーザに
適した情報の選択に利用される嗜好情報をレコメンデー
ション手段4に提供する方法に関する。本発明の嗜好情
報提供方法では、ユーザに対して、嗜好情報の設定を促
すとともに、ユーザの活動履歴情報に基づく分析によっ
て嗜好分析情報が生成された場合にこの嗜好分析情報を
提示し、嗜好情報の設定を促されたユーザによって設定
された嗜好情報をレコメンデーション手段4に提供す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ユーザに適した情
報を提供するレコメンデーションを行うためにこのユー
ザの嗜好・特性を示す情報(以下、「嗜好情報」とい
う)を提供する方法及びプログラム並びに装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】WWW(World Wide Web)等において、
Webページを個々のユーザに適合させた形で提示する
技術をカスタマイゼーション又はパーソナライゼーショ
ンといい、One-to-Oneマーケティングの主要な手法とし
て位置付けられている。
【0003】このカスタマイゼーション、パーソナライ
ゼーションはレコメンデーションに適用すると有効であ
る。レコメンデーションとは、ユーザに商品、コンテン
ツ、サービス等に関るアイテムを推薦する技術である。
【0004】このレコメンデーションにおいて、各ユー
ザに一律なアイテムを推薦するのではなく、各ユーザの
種々の特性を考慮して各ユーザに受け入れられそうなア
イテムを選択して推薦する技術が検討されている。
【0005】一般的には、レコメンデーションの手法と
して以下の3手法が用いられている。
【0006】第1の手法は静的フィルタリングである。
この静的フィルタリングでは、ユーザからアンケート等
により明示的に嗜好を教わり、その嗜好と適合するアイ
テムを推薦する。
【0007】第2の手法はルールベースである。このル
ールベースでは、ユーザの特徴値を利用する静的なルー
ルを適用してアイテムを推薦する。ルールは、Webサ
イトの保守者が登録し維持・管理する。
【0008】第3の手法はリアルタイムレコメンデーシ
ョンである。このリアルタイムレコメンデーションで
は、協調フィルタリング、ニューラルネットワーク等の
原理によってルール自体を自動的に生成・維持し、その
ルールを適用してアイテムを推薦する。
【0009】なお、ルールの生成には様々な手法が利用
される。例えば、過去に多くのユーザがWebサイト
(ECサイト)で購入したアイテムや、過去に多くのユ
ーザがアクセスしたアイテムのパターンを統計的に分析
し、ルールを導く。
【0010】そして、リアルタイムレコメンデーション
では、ユーザの活動パターンをその生成されたルールに
適合させて、そのユーザが将来興味を持ちそうなアイテ
ムを導き出して推薦する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記の静的フィルタリ
ングでは、アンケート等によりユーザに嗜好を調査する
質問に答えてもらい、ユーザが興味あると答えたアイテ
ム又はそのアイテムに近いアイテムを推薦する。
【0012】この静的フィルタリングでは、ユーザが正
確に質問に答えることにより、レコメンデーションの精
度も向上する。
【0013】しかしながら、静的フィルタリングでは、
アンケート等に回答すること自体がユーザにとって負担
となる場合があり、アンケート等に正確に答えないユー
ザもいる。
【0014】また、ユーザの嗜好が時間とともに変化し
た場合に、その都度変化後の嗜好をユーザがアップデー
トすることはユーザに負担となり、効率的でない。
【0015】このように、静的フィルタリングでは、正
確な推薦を長期間にわたって実現することが困難であ
る。
【0016】上記のルールベースでは、保守者によるル
ールの維持・管理作業に労力がかかる。
【0017】上記のリアルタイムレコメンデーションで
は、ルールを自動的に生成し直接的に設定しないため、
静的フィルタリングなどの手法に比べてレコメンデーシ
ョンの精度を向上させることが困難である。
【0018】本発明は、以上のような実情に鑑みてなさ
れたもので、ユーザの負担を減らしつつユーザに適合し
たレコメンデーションを実現するための嗜好情報を提供
する方法及びプログラム並びに装置を提供することを目
的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明を実現するにあた
って講じた具体的手段について以下に説明する。
【0020】第1の発明は、コンピュータにより、ユー
ザに適した情報の選択に利用される嗜好情報をレコメン
デーション手段に提供する方法であって、ユーザに対し
て、嗜好情報の設定を促すとともに、ユーザの活動履歴
情報に基づく分析によって嗜好分析情報が生成された場
合にこの嗜好分析情報を提示し、嗜好情報の設定を促さ
れたユーザによって設定された嗜好情報を受け付けてレ
コメンデーション手段に提供する嗜好情報提供方法であ
る。
【0021】これにより、ユーザは、自己の活動履歴情
報を分析して嗜好分析情報が得られた場合に、この嗜好
分析情報を参考にして自己の嗜好情報を設定できる。
【0022】したがって、ユーザによる嗜好情報の設定
作業の負担を軽減できる。また、ユーザは、現在の嗜好
を反映した嗜好情報を設定できる。そして、レコメンデ
ーションの精度を向上させることができる。
【0023】第2の発明は、コンピュータにより、ユー
ザに適した情報の選択に利用される嗜好情報をレコメン
デーション手段に提供する方法であって、ユーザによっ
て先に設定された嗜好情報とユーザの活動履歴情報に基
づく分析によって生成された嗜好分析情報とを取得し、
先に設定された嗜好情報と嗜好分析情報とをユーザに提
示してユーザに対して嗜好情報の設定を促し、嗜好情報
の設定を促されたユーザによって設定された嗜好情報を
受け付けてレコメンデーション手段に提供する嗜好情報
提供方法である。
【0024】これにより、ユーザは、先に設定しておい
た嗜好情報と自己の活動履歴を分析した結果得られる嗜
好分析情報との中から、自らの現状の嗜好に適合してい
る情報を選択し、この嗜好情報に基づくレコメンデーシ
ョンサービスを受けることができる。
【0025】なお、上記第1又は第2の発明において、
ユーザに対して嗜好情報の設定を促す形式には、例えば
ユーザに対して嗜好情報に含める情報の指定を促す形
式、又はユーザに対して嗜好情報に含めない情報の指定
を促す形式を利用することができる。
【0026】上記第1の発明の嗜好情報提供方法を実施
する機能を容易にコンピュータに実現させるために、コ
ンピュータに、ユーザに対して、嗜好情報の設定を促す
とともに、ユーザの活動履歴情報に基づく分析によって
嗜好分析情報が生成された場合にこの嗜好分析情報を提
示する設定支援機能と、嗜好情報の設定を促されたユー
ザによって設定された嗜好情報を受け付け、レコメンデ
ーション手段に提供する提供機能とを実現させるための
嗜好情報提供プログラム、又はこのプログラムを記録し
た記録媒体を適用してもよい。
【0027】また、上記第2の発明の嗜好情報提供方法
を実施する機能を容易にコンピュータに実現させるため
に、コンピュータに、ユーザによって先に設定された嗜
好情報とユーザの活動履歴情報に基づく分析によって生
成された嗜好分析情報とを取得する取得機能と、先に設
定された嗜好情報と嗜好分析情報とをユーザに提示して
ユーザに対して嗜好情報の設定を促す設定支援機能と、
嗜好情報の設定を促されたユーザによって設定された嗜
好情報を受け付け、レコメンデーション手段に提供する
提供機能とを実現させるための嗜好情報提供プログラ
ム、又はこのプログラムを記録した記録媒体を適用して
もよい。
【0028】また、上記第1又は第2の発明の嗜好情報
提供方法を実施するための手段を備えた嗜好情報提供装
置を利用しても、同様の作用効果が得られる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態について説明する。
【0030】(第1の実施の形態)本実施の形態は、例
えばWebページ上でユーザの嗜好や特性に合わせてレ
コメンデーションを行うための技術に関する。
【0031】本実施の形態に係る嗜好情報提供方法にお
いては、ユーザによって先に設定された嗜好情報とユー
ザの活動履歴を分析して得られる嗜好分析情報との中か
らユーザによって情報が選択され、この選択された情報
によって新たな嗜好情報が構成される。
【0032】本実施の形態の概要について説明する。
【0033】本実施の形態においては、まず嗜好・特性
を問うアンケートがユーザに提示される。このアンケー
トは、前もってユーザが明示的に質問に答えて設定した
嗜好情報と、ユーザのWebサイト上での購買・視聴活
動の状況を示す活動履歴情報を分析して得られた嗜好分
析情報とが合成され、生成される。
【0034】次に、本実施の形態においては、興味ある
アイテムの設定がユーザに提示されたアンケートによっ
て促され、新たに設定された嗜好情報を利用してレコメ
ンデーションが実行される。
【0035】正確なレコメンデーションをユーザが求め
る場合、ユーザは自分で嗜好情報を自由に設定可能であ
る。
【0036】アクセスパターンなどの嗜好分析情報に基
づいて嗜好情報を自動更新する旨をユーザが要求する
と、ユーザがアンケートに答えない場合やユーザが嗜好
情報を設定しない場合であっても、嗜好分析情報に基づ
いてある程度自動的に嗜好情報が更新される。
【0037】これにより、多様なユーザに適切なレコメ
ンデーションサービスを提供可能となる。
【0038】図1は、本実施の形態に係る嗜好情報提供
方法を実施するレコメンデーションシステムを例示する
ブロック図である。
【0039】Webサーバ(レコメンデーション装置)
1は、コンテンツ格納部2、アクセスログ格納部3、レ
コメンデーションエンジン4、嗜好分析情報格納部5、
嗜好情報格納部6とを備え、分析機能7を実行する。
【0040】Webサーバ1は、ユーザの操作するブラ
ウザ9と送受信可能に接続されており、Webサイトと
しての機能を実現する。
【0041】なお、以下においては、Webサーバ1に
よって実現されるWebサイトが、電化製品に関するE
Cサイトである場合を例として説明する。
【0042】また、Webサーバ1は、記録媒体10に
記録されている嗜好情報提供プログラム11を読み込ん
で実行する。
【0043】嗜好情報提供プログラム11は、コンピュ
ータに、情報取得機能12、設定支援機能13、情報提
供機能14を実現させるためのプログラムである。
【0044】コンテンツ格納部2は、ECサイトの主な
コンテンツを格納している。Webサーバ1は、ブラウ
ザ9からの要求にしたがってコンテンツ格納部2に格納
されているコンテンツを提供する。コンテンツの例とし
ては、ECサイトで扱われる各製品の画像情報、仕様情
報、価格情報、メンテナンス情報などがある。ブラウザ
9上には、コンテンツ画面15が表示される。
【0045】アクセスログ格納部3は、ブラウザ9がW
ebサーバ1をアクセスした際の履歴情報であるアクセ
スログを格納する。アクセスログには、例えばどのユー
ザがどのコンテンツをアクセスしたか、どのユーザがど
の商品を購入したかなど、各ユーザの活動履歴情報が含
まれる。
【0046】分析機能7は、アクセスログ格納部3に格
納されているアクセスログを分析し、ユーザID毎に、
アクセス頻度の高いアイテム、購入頻度の高いアイテム
などを求め、各ユーザはこれらのアイテムに関心がある
として嗜好分析情報を生成し、嗜好分析情報格納部5に
格納する。
【0047】なお、どのコンテンツがどのアイテムに関
係するかを示す情報は、例えばテーブルなどで管理され
ている。分析機能7は、アクセスログとこのテーブルを
利用して嗜好分析情報を生成する。
【0048】情報取得機能12は、嗜好分析情報格納部
5をアクセスし、この嗜好分析情報格納部5に嗜好分析
情報が格納されていれば、最新の嗜好分析情報を取得す
る。
【0049】また、情報取得機能12は、嗜好情報格納
部6をアクセスし、この嗜好情報格納部6に嗜好情報が
格納されていれば、最新の嗜好情報を取得する。
【0050】設定支援機能13は、設定画面16を表示
するための設定画面情報をブラウザ9に提供する。設定
支援機能13は、嗜好情報と嗜好分析情報との双方が情
報取得機能12によって取得された場合に、嗜好情報と
嗜好分析情報を対比可能な状態に合成し、設定画面情報
を生成する。
【0051】図2は、設定画面情報に基づいてブラウザ
9に表示される設定画面16を例示する図である。
【0052】設定画面16は、アンケート形式でユーザ
に嗜好情報の設定を促す。設定画面16上には、主に嗜
好情報設定領域16a、嗜好分析情報表示領域16b、
平均ボタン16c、無効ボタン16d、設定ボタン16
e、指定部16f〜16hとが配置されている。
【0053】嗜好情報設定領域16aには、情報取得機
能12によって嗜好情報が取得された場合に、この嗜好
情報に基づいて各アイテムの興味の度合い(例えば5段
階)が表示される。情報取得機能12によって嗜好情報
が取得されない場合、嗜好情報設定領域16aにおける
アイテムの興味の度合いは空白となる。
【0054】ユーザは、この嗜好情報設定領域16aに
対して、アイテム毎に新たに自己の興味の度合いを入力
し、嗜好情報を設定可能である。
【0055】嗜好分析情報表示領域16bには、情報取
得機能12によって嗜好分析情報が取得された場合に、
この嗜好分析情報に基づいて各アイテムの興味の度合い
が表示される。情報取得機能12によって嗜好分析情報
が取得されない場合、嗜好分析情報表示領域16bにお
けるアイテムの興味の度合いは空白となる。
【0056】ユーザは、嗜好分析情報表示領域16bに
表示された各アイテムの興味の度合いを参考にして、嗜
好情報設定領域16aに自己の望む興味の度合いを入力
可能である。
【0057】平均ボタン16cが押されると、各アイテ
ムについて、嗜好情報設定領域16aに表示されている
興味の度合いと嗜好分析情報表示領域16bに表示され
ている興味の度合いとの平均値により嗜好情報が設定さ
れる。
【0058】設定画面16には、嗜好情報設定領域16
aの表示内容で嗜好情報を設定する旨を指定するための
指定部16f、嗜好分析情報設定領域16bの表示内容
で嗜好情報を設定する旨を指定するための指定部16g
が配置されている。
【0059】設定ボタン16eが押されると、設定画面
16上の指定部16f、16gによってユーザに指定さ
れた部分を利用して嗜好情報が設定される。これとは逆
に、無効ボタン16dが押されると、設定画面16上で
ユーザに指定された部分が無効とされ、ユーザに指定さ
れていない部分を利用して嗜好情報が設定される。
【0060】さらに、設定画面16には、アイテム単位
で、嗜好情報設定領域16aに表示されている興味の度
合いと嗜好分析情報表示領域16bに表示されている興
味の度合いのうちいずれかを自由に選択し、嗜好情報を
設定するための指定部16hが配置されている。
【0061】指定部16hを利用することで、ユーザ
は、あるアイテムについての興味の度合いにはユーザ自
身が設定した値を利用し、他のアイテムについての興味
の度合いには分析の結果得られた値を利用する旨を指定
可能となる。
【0062】情報提供機能14は、設定画面16上での
設定内容を受け付けて嗜好情報を生成し、嗜好情報格納
部6に生成された嗜好情報を格納し、さらに生成された
嗜好情報をレコメンデーションエンジン4に提供する。
【0063】レコメンデーションエンジン4は、情報提
供機能14から受け付けた嗜好情報に基づいて、興味の
度合いの大きいアイテムを抽出し、この抽出されたアイ
テムに関連するコンテンツを選択する。
【0064】そして、レコメンデーションエンジン4
は、選択されたコンテンツに関する情報を含むレコメン
デーション画面情報を生成し、生成されたレコメンデー
ション画面情報をブラウザ9に提供する。
【0065】ブラウザ9は、レコメンデーション画面情
報にしたがってレコメンデーション画面17を表示す
る。このレコメンデーション画面17上には、ブラウザ
9を操作するユーザの嗜好に合ったコンテンツを指定す
る情報が表示される。
【0066】例えば、レコメンデーション画面17上に
は、ユーザに推薦したい商品の写真が少数(例えば3
個)だけ選ばれて表示される。
【0067】また、例えば、レコメンデーション画面1
7上には、レコメンデーションエンジン4によって選択
されたコンテンツを指定する情報(例えばURL)が表
示される。
【0068】ここで、本実施の形態に係る嗜好情報提供
方法について以下に説明する。
【0069】図3は、本実施の形態に係る嗜好情報提供
方法を例示するフローチャートである。
【0070】ユーザがWebサーバ1のコンテンツにア
クセスすると、このユーザによってアクセスされたコン
テンツの種別が分析機能7によって集計され、各アイテ
ムについてユーザの興味の度合いが求められ、嗜好分析
情報が生成され、嗜好分析情報格納部5に格納される。
また、現時点で嗜好情報がユーザによって設定済みの場
合には、嗜好情報格納部6にこの設定済みの嗜好情報が
格納されている。
【0071】まず、情報取得機能12によって嗜好情報
と嗜好分析情報との取得処理が実行され、嗜好情報格納
部6と嗜好分析情報格納部5とがアクセスされる(S
1)。嗜好情報が存在すれば最新の嗜好情報が情報取得
機能12によって取得され、嗜好分析情報が存在すれば
最新の嗜好分析情報が情報取得機能12によって取得さ
れる。
【0072】次に、情報取得機能12による情報の取得
結果に基づいて、設定支援機能13によって設定画面情
報が生成される(S2)。例えば、情報取得機能12に
よって嗜好情報が取得された場合には、この嗜好情報が
設定画面情報に含められる。一方、情報取得機能12に
よって嗜好分析情報が取得された場合には、この嗜好分
析情報が設定画面情報に含められる。嗜好情報と嗜好分
析情報との双方が取得された場合には、この双方の情報
が対比可能に合成され、設定画面情報に含められる。
【0073】次に、生成された設定画面情報が設定支援
機能13によってブラウザ9に提供される(S3)。
【0074】ブラウザ9は、この設定画面情報に基づい
て設定画面16を表示する。ユーザはこの設定画面16
を利用して自己の嗜好情報を設定する。
【0075】ユーザによる設定内容は、情報提供機能1
4によって受け付けられ(S4)、その設定内容にした
がった嗜好情報が嗜好情報格納部6によって格納される
と共に、レコメンデーションエンジン4に提供される
(S5)。
【0076】上記の処理は、所定の期間が経過するか、
またはユーザによって更新が依頼されると繰り返され
る。
【0077】レコメンデーションエンジン4は、情報提
供機能14によって提供された嗜好情報を用いて興味の
度合いの高いアイテムに関連するコンテンツ又はコンテ
ンツの指定情報を選択し、レコメンデーション画面情報
に含める。
【0078】レコメンデーションエンジン4は、レコメ
ンデーション画面情報をブラウザ9に提供する。
【0079】これによりブラウザ9上にレコメンデーシ
ョン画面17が表示される。
【0080】以上説明した本実施の形態では、アンケー
ト等の形式にしたがってユーザが明示的に設定した嗜好
・特性に基づいてレコメンデーションを行う清適フィル
タリングと、ユーザのWeb上でのアクセスパターンや
購買パターンを分析することでユーザの嗜好・特性を得
てレコメンデーションを行うリアルタイムレコメンデー
ションの双方を組み合わせ、両者の欠点を補ったレコメ
ンデーションを行うことができる。
【0081】本実施の形態においては、ユーザに嗜好情
報を設定させるとともに、このユーザによって設定され
た嗜好情報とユーザのアクセスパターン等から導かれた
嗜好分析情報とが表示される。
【0082】これにより、ユーザは表示された情報を用
いて自由に嗜好情報を設定できる。また、ユーザの指示
にしたがって嗜好情報と嗜好分析情報とを合成した結果
を用いて、レコメンデーションを行うことができる。
【0083】本実施の形態においては、自ら嗜好情報を
正確かつ頻繁に更新するユーザに対しては、より精度の
高いレコメンデーションを行うことができる。
【0084】一方、嗜好情報を自分で設定しないユー
ザ、設定した嗜好情報を更新しないユーザに対しても嗜
好分析情報を用いて最新の嗜好を反映したレコメンデー
ションを行うことができる。
【0085】そして、本実施の形態に係る嗜好情報提供
方法によって提供される嗜好情報をレコメンデーション
エンジン4で適用することで、多様なユーザに対してユ
ーザの負担を抑制しつつ適切なレコメンデーションを行
うことができる。
【0086】(第2の実施の形態)本実施の形態におい
ては、上記第1の実施の形態の変形例について説明す
る。なお、以下の説明において上記第1の実施の形態で
説明した部分と同一の部分には同一の符号を付する。
【0087】嗜好情報提供プログラム11により実現さ
れる各機能12〜14は、自由に組み合わせてもよく、
また複数の機能に分割してもよい。
【0088】また、嗜好情報提供プログラム11は、複
数のコンピュータ上に分散され、互いに連携しつつ動作
してもよい。Webサーバ1に備えられている各構成要
素も、複数のコンピュータ上に分散され、連携動作する
としてもよい。
【0089】また、コンピュータに分析機能7を実現さ
せるためのプログラムと、嗜好情報提供プログラム11
と、コンピュータにレコメンデーションエンジン4を実
現させるためのプログラムとを組み合わせて、レコメン
デーションプログラムとしてもよい。また、かかるレコ
メンデーションプログラムを記録媒体10に記録してコ
ンピュータに適用してもよい。
【0090】Webサーバ1の格納部2、3、5、6は
それぞれ自由に組み合わせてもよく、汎用的な格納部を
Webサーバ1に備えて統合してもよい。
【0091】分析機能7は、アクセスされたコンテンツ
の種別とアクセスの回数とに基づいてユーザの興味の度
合いを求めているが、他の手法により興味の度合いを求
めることもできる。
【0092】例えば、複数のコンテンツがアクセスされ
た場合のアクセス経路を求め、先にアクセスされたコン
テンツの重みを大きくして興味の度合いを求めてもよ
い。これにより、ECサイトにおいて最初にパーソナル
コンピュータの掲載されているWebページをアクセス
するユーザに対して、パーソナルコンピュータ及び周辺
機器に関連する情報を優先して提供できる。
【0093】また、例えば、アクセスされたコンテンツ
よりもユーザに購入された商品に関するコンテンツの重
みを大きくして興味の度合いを求めてもよい。これによ
り、ECサイトでパーソナルコンピュータが購入された
場合、このユーザに対してパーソナルコンピュータ及び
周辺機器に関連する情報を優先して提供できる。
【0094】また、嗜好情報提供プログラム11、We
bサーバ1と同様の動作を実現する手段を備えた嗜好情
報提供装置、レコメンデーション装置を利用しても上記
効果を得ることができる。
【0095】図4は、上記第1の実施の形態に係る嗜好
情報提供方法を利用したサービスの提供例を示すブロッ
ク図である。
【0096】ブラウザ9、Webサーバ18、嗜好情報
提供サーバ19、レコメンデーションサーバ20は、例
えばインターネットなどのようなネットワーク21を介
して互いに情報を送受信可能に接続されている。
【0097】ユーザはブラウザ9を操作してWebサー
バ18にアクセスし、コンテンツを得る。
【0098】ユーザがWebサーバ18をアクセスする
度にこのWebサーバ18にアクセスログが格納され
る。
【0099】嗜好情報提供サーバ19は、Webサーバ
のアクセスログを取得し、ユーザのアクセスログ(活動
履歴情報)に基づいてこのユーザの嗜好を分析し、嗜好
分析情報を生成する。
【0100】嗜好情報提供サーバ19は、生成された嗜
好分析情報と以前にユーザによって設定された嗜好情報
とを組み合わせて設定画面情報を生成し、ブラウザ9に
提供する。
【0101】ユーザは、ブラウザ9上に表示された設定
画面16を利用して嗜好情報の設定を行う。
【0102】このユーザによって設定された内容は、ブ
ラウザ9から嗜好情報提供サーバ19に提供される。
【0103】嗜好情報提供サーバ19は、ユーザによる
設定内容にしたがって嗜好情報を求め、レコメンデーシ
ョンサーバ20に提供する。
【0104】レコメンデーションサーバ20は、この嗜
好情報に基づいてレコメンデーションを行い、レコメン
デーション画面情報をブラウザ9に提供する。
【0105】なお、嗜好情報提供サーバ19及びレコメ
ンデーションサーバ20はASP(アプリケーション・
サービス・プロバイダ)により運用されるとしてもよ
い。
【0106】これにより、ユーザは、ASPの提供する
レコメンデーションサービスを受けることができる。
【0107】嗜好情報提供サーバ19の運営者は、ユー
ザ又はレコメンデーションサーバ20の運営者からサー
ビス料金を得ることができる。
【0108】レコメンデーションサーバ20の運営者
は、ユーザからサービス料金を得ることができる。
【0109】レコメンデーションサーバ20の運営者
は、嗜好情報提供サーバ19の運営者から嗜好情報提供
サービスを受けることで、自己で嗜好情報の適切化を図
るプログラムを保持するよりも保守、運用の効率化を図
ることができる。
【0110】なお、Webサーバ18、嗜好情報提供サ
ーバ19、レコメンデーションサーバ20は、共通の運
営者により管理されていてもよい。
【0111】
【発明の効果】以上詳記したように本発明においては、
ユーザ自身によって設定された嗜好情報とユーザの活動
履歴情報に基づいて得られた嗜好分析情報とがユーザに
提示され、ユーザの嗜好情報の設定が支援される。
【0112】これにより、ユーザは容易に自己の嗜好情
報を設定でき、自己の嗜好に適合したレコメンデーショ
ンサービスを受けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の嗜好情報提供方法を実施するレコメン
デーションシステムを例示するブロック図。
【図2】設定画面を例示する図。
【図3】本発明の嗜好情報提供方法を例示するフローチ
ャート。
【図4】本発明の嗜好情報提供方法を利用したサービス
の提供例を示すブロック図。
【符号の説明】
1…Webサーバ 2…コンテンツ格納部 3…アクセスログ格納部 4…レコメンデーションエンジン 5…嗜好分析情報格納部 6…嗜好情報格納部 7…分析機能 9…ブラウザ 10…記録媒体 11…嗜好情報提供プログラム 12…情報取得機能 13…設定支援機能 14…情報提供機能 15…コンテンツ画面 16…設定画面 17…レコメンデーション画面 18…Webサーバ 19…嗜好情報提供サーバ 20…レコメンデーションサーバ 21…ネットワーク
フロントページの続き (72)発明者 岩田 誠司 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内 (72)発明者 早川 ルミ 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内 (72)発明者 牧野 恭子 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内 (72)発明者 亀田 佳代子 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内 Fターム(参考) 5B075 PR04 PR08

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータにより、ユーザに適した情
    報の選択に利用される嗜好情報をレコメンデーション手
    段に提供する方法であって、 前記ユーザに対して、嗜好情報の設定を促すとともに、
    前記ユーザの活動履歴情報に基づく分析によって嗜好分
    析情報が生成された場合にこの嗜好分析情報を提示し、 嗜好情報の設定を促された前記ユーザによって設定され
    た嗜好情報を受け付け、前記レコメンデーション手段に
    提供することを特徴とする嗜好情報提供方法。
  2. 【請求項2】 コンピュータにより、ユーザに適した情
    報の選択に利用される嗜好情報をレコメンデーション手
    段に提供する方法であって、 前記ユーザによって先に設定された嗜好情報と前記ユー
    ザの活動履歴情報に基づく分析によって生成された嗜好
    分析情報とを取得し、 前記先に設定された嗜好情報と前記嗜好分析情報とを前
    記ユーザに提示して前記ユーザに対して嗜好情報の設定
    を促し、 嗜好情報の設定を促された前記ユーザによって設定され
    た嗜好情報を受け付け、前記レコメンデーション手段に
    提供することを特徴とする嗜好情報提供方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の嗜好情報提
    供方法において、 前記ユーザに対して嗜好情報の設定を促す形式は、前記
    ユーザに対して嗜好情報に含める情報の指定を促す形式
    又は前記ユーザに対して嗜好情報に含めない情報の指定
    を促す形式であることを特徴とする嗜好情報提供方法。
  4. 【請求項4】 ユーザに適した情報の選択に利用される
    嗜好情報をレコメンデーション手段に提供するためのプ
    ログラムであって、 コンピュータに、 前記ユーザに対して、嗜好情報の設定を促すとともに、
    前記ユーザの活動履歴情報に基づく分析によって嗜好分
    析情報が生成された場合にこの嗜好分析情報を提示する
    設定支援機能と、 嗜好情報の設定を促された前記ユーザによって設定され
    た嗜好情報を受け付け、前記レコメンデーション手段に
    提供する提供機能とを実現させるための嗜好情報提供プ
    ログラム。
  5. 【請求項5】 ユーザに適した情報の選択に利用される
    嗜好情報をレコメンデーション手段に提供するためのプ
    ログラムであって、 コンピュータに、 前記ユーザによって先に設定された嗜好情報と前記ユー
    ザの活動履歴情報に基づく分析によって生成された嗜好
    分析情報とを取得する取得機能と、 前記先に設定された嗜好情報と前記嗜好分析情報とを前
    記ユーザに提示して前記ユーザに対して嗜好情報の設定
    を促す設定支援機能と、 嗜好情報の設定を促された前記ユーザによって設定され
    た嗜好情報を受け付け、前記レコメンデーション手段に
    提供する提供機能とを実現させるための嗜好情報提供プ
    ログラム。
  6. 【請求項6】 ユーザに適した情報の選択に利用される
    嗜好情報をレコメンデーション手段に提供する嗜好情報
    提供装置であって、 前記ユーザに対して、嗜好情報の設定を促すとともに、
    前記ユーザの活動履歴情報に基づく分析によって嗜好分
    析情報が生成された場合にこの嗜好分析情報を提示する
    設定支援手段と、 嗜好情報の設定を促された前記ユーザによって設定され
    た嗜好情報を受け付け、前記レコメンデーション手段に
    提供する提供手段とを具備したことを特徴とする嗜好情
    報提供装置。
  7. 【請求項7】 ユーザに適した情報の選択に利用される
    嗜好情報をレコメンデーション手段に提供する嗜好情報
    設定装置であって、 前記ユーザによって先に設定された嗜好情報と前記ユー
    ザの活動履歴情報に基づく分析によって生成された嗜好
    分析情報とを取得する取得手段と、 前記先に設定された嗜好情報と前記嗜好分析情報とを前
    記ユーザに提示して前記ユーザに対して嗜好情報の設定
    を促す設定支援機能と、 嗜好情報の設定を促された前記ユーザによって設定され
    た嗜好情報を受け付け、前記レコメンデーション手段に
    提供する提供手段とを具備したことを特徴とする嗜好情
    報提供装置。
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