JP2003271759A - サービス情報提供システム - Google Patents

サービス情報提供システム

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JP2003271759A
JP2003271759A JP2002068359A JP2002068359A JP2003271759A JP 2003271759 A JP2003271759 A JP 2003271759A JP 2002068359 A JP2002068359 A JP 2002068359A JP 2002068359 A JP2002068359 A JP 2002068359A JP 2003271759 A JP2003271759 A JP 2003271759A
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JP2002068359A
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Yohei Suzuki
洋平 鈴木
Hideaki Yasuma
秀明 安間
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来は、機器の備える自己診断機能による診
断結果からだけでは故障の原因を特定できないような機
器の異常が発生していた。 【解決手段】 この発明の情報提供システムは、サービ
ス対象の機器1の回路図情報や配線図情報や構造図情報
や技術情報等の機器自身の設計情報を記憶するととも
に、動作確認情報や設定最適化情報や最適動作の確認情
報等の設定値に関する情報を記憶するサーバ装置7と、
サービス対象の機器1からインターネット6を接続して
情報の取得を行うことが可能な携帯型情報機器3〜5の
いずれかを備えて、サーバ装置7上の機器1の設計情報
や設定値に関する情報などの提供可能情報(サービス情
報)をサービスマンが閲覧することを可能にした。これ
により、診断結果情報からだけでは故障の原因を特定で
きない場合であっても、機器の設計情報や設定に関する
情報とによりサービスマンが機器の故障を類推すること
を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自己診断機能を
有する機器のサービス情報(提供可能情報)の要求をイ
ンターネットを介して携帯型情報端末から行い、要求さ
れたサービス情報をサーバ装置からインターネットを介
して形態情報端末に提供する、サービス情報提供システ
ムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来例1.ユーザからの要求に基づい
て、機器のメンテナンスを行うサービスマンが現場に行
って機器の修理をする場合、サービスマンは、機器の自
己診断機能を使って、機器の診断を行ない、その結果表
示された機器の異常表示を見て、機器専用のサービス情
報が載ったサービスハンドブックから、機器の異常に対
する処置方法を探し、そのサービスハンドブックに掲載
された処置方法に従って、機器に対して処置を行う。
【0003】この場合、ユーザがどんな機器を使用して
いるかは、実際に現場に行ってから知ることが多く、サ
ービス現場に行ってサービスを行う場合は、サービスマ
ンの今までの経験に基づいて処置を行なったり、電話な
どの連絡手段を用いて有識者に問合せるなどして処置を
行う。
【0004】従来例2.また、特開平11−13401
8号公報に記載された「診断装置及びプログラムを記録
した機械読み取り可能な記録媒体」の発明には、図5に
示すブロック図の診断装置が開示されている。図5にお
いて、インターネット内蔵テレビジョン受信機301の
ユーザから障害の連絡がサービスセンターに入ると、サ
ービスマンはサービスセンター内にあるパーソナルコン
ピュータ318に対して、故障の連絡のあったインター
ネット内蔵テレビジョン受信機301の電話番号等を入
力し、インターネット内蔵テレビジョン受信機301に
対して自己診断機能実行命令を送信することを指示す
る。この指示を受けると、パーソナルコンピュータ31
8内の自己診断機能命令部322が自己診断機能実行命
令を発行し、電話回線317を介してインターネット内
蔵テレビジョン受信機301送信する。自己診断命令解
読部314は、モデムインタフェース部315から渡さ
れた情報が、自己診断機能実行命令であると判断する
と、自己診断機能部312を起動する。これにより、自
己診断機能部312は、自己診断処理を実行する。自己
診断機能部312は、故障部品を示す故障部品情報と、
異常なユーザ設定値を示す異常設定値情報とを含んだ自
己診断結果情報を作成する。自己診断処理が終了する
と、自己診断機能部312は、作成した自己診断結果情
報をモデムインタフェース部315を介してモデム部3
16に送る。これにより、モデム部316は、自己診断
結果情報をディジタル信号からアナログ信号に変換し、
電話回線317を介してサービスセンター内のパーソナ
ルコンピュータ318に送る。パーソナルコンピュータ
318内のモデム部321は、自己診断結果情報を自己
診断結果解析部319に渡す。自己診断結果解析部31
9は、インターネット内蔵テレビジョン受信機301に
故障部品があると判断した場合は、自己診断結果情報中
の故障部品情報を基にして部品発注リストを作成して、
作成した部品発注リストを故障部品発注部320に渡
す。自己診断結果解析部319は、故障内容を示す電子
メールを作成し、モデム部321、電話回線317を介
してインターネット内蔵テレビジョン受信機301へ送
信する。モデムインタフェース部315は、渡された電
子メールがサービスセンターからのもであることを確認
すると、それを表示部311に渡してブラウン管309
に表示させる。ブラウン管309に表示された電子メー
ルに、ユーザ設定値の設定ミスに対する対処方法が記述
されている場合は、ユーザは、その対処方法に従いユー
ザ設定値を変更する。
【0005】従来例3.また、特開平11−23076
4号公報に記載された「多機能ナビゲーション」の発明
には、図6に示されたブロック図の「多機能ナビゲーシ
ョン」が開示されている。図6において、故障診断部6
1は、ナビゲーションシステム部11についての故障診
断を行い、故障が検知されたとき該故障に応じた故障コ
ードデータを発生する。通信制御部60は、該故障診断
部61からの故障コードデータを、通信手段を通じてイ
ンターネット通信網上の特定のホームページ開設者に送
り届ける。また、通信制御部60は、故障診断部61か
らの故障コードデータについてのデータメモリ部64へ
の格納及びデータメモリ部64からの読出しを行う。ま
た、通信制御部60は、通信手段を通じてインターネッ
ト通信網上の特定のホームページ開設者から、該特定の
ホームページ開設者に送り届けた故障コードデータに対
応する故障の内容を表す故障内容データを受け取る。ま
た、通信制御部60は、通信手段を通じてインターネッ
ト通信網上の特定のホームページ開設者から受け取った
故障内容データが表す故障の内容が、画像表示される状
態を設定する。また、通信制御部60は、通信手段を通
じてインターネット通信網上の特定のホームページ開設
者から受け取った故障内容データが表す故障の内容が、
ナビゲーション・システム部11が備える画像表示部5
0によって画像表示される状態を設定する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来例1のサービスハ
ンドブックを用いて、機器の自己診断機能により表示さ
れた異常に対して処置を行なう場合、サービスマンはサ
ービスハンドブックから異常内容に適合する処置が載っ
たページを探し、そこに載った内容に基づいて処置をし
なければならなかった。このため、処置方法の載った場
所を探すのに時間がかかり、サービスの効率が悪かっ
た。
【0007】また、従来例1のサービスハンドブックの
内容が更新される場合、市場に行き渡った古いサービス
ハンドブックを、全て新しいものへ更新するのに時間が
かかった。同様に、新規のサービスハンドブックを配布
する場合も、サービスハンドブックが市場に行き渡るの
に時間がかかった。
【0008】また、従来例1では、サービス現場に持っ
ていくサービスハンドブックがいつも最新とは限らず、
現場に持っていくものが、古いものである場合があっ
た。
【0009】また、従来例1では、サービスの対象とな
る全機器のサービスハンドブックを、全て揃えていると
はかぎらず、サービス対象となる機器のサービスハンド
ブックが身近に無い場合があった。
【0010】また、従来例1では、現場でサービスを行
なう際に、いつも所持しておく必要があった。
【0011】また、従来例2及び従来例3の発明では、
家電製品或いはナビゲーション装置がインターネット通
信網を介して家電製品やナビゲーション装置の機器の故
障内容を通知する情報を受信して表示するが、受信する
情報は、故障に対する対処方法であった。このため、故
障の原因には、機器の設置条件や空気条件、冷媒の過不
足等様々な要素が存在し、これらの様々な要素が影響し
あって故障が発生している場合がある。このような場合
には、通知される対処方法に示される情報だけでは、機
器の故障を確実に修理することができないことがあっ
た。
【0012】また、送られてくる対処方法は、機器の自
己診断機能によって診断された結果の情報に基づいて求
められた対処方法である。このため、自己診断機能の診
断結果からだけでは故障の原因を特定するのは困難な場
合には、自己診断機能だけでは、大まかな故障の原因し
か診断できない場合がある。
【0013】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、インターネットを利用して、機
器のサービス方法を提供し、サービスの効率化、スピー
ド化を計ることを目的とするものである。また、様々な
故障原因が絡み合って故障が発生しているような場合で
あっても、機器の故障原因を特定し、対処方法を導き出
せるような情報を提供することを目的とする。また、自
己診断機能だけでは特定できない機器の故障であって
も、その故障の原因を類推できるような情報を提供する
ことを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明に係るサービス
情報提供システムは、以下の要素を備えることを特徴と
する。 (a)自己診断機能を有して、上記自己診断機能により
自己を診断した結果の診断情報を出力する機器、(b)
上記機器により出力された診断情報に関する情報の提供
を要求する情報提供要求を入力して、入力した情報提供
要求を用いて所定の通信網に接続して情報の提供を要求
するとともに、所定の通信網を介して提供された情報を
入力して表示する携帯情報端末、(c)上記機器の電気
回路図を示す回路図情報と上記機器の電気配線図を示す
配線図情報と上記機器の構造を示す構造図情報と上記機
器の動作の確認を指示する動作確認情報と上記機器を最
適に設定する設定最適化情報と上記機器が最適に設定さ
れたことを確認する最適動作の確認情報と上記機器に関
する技術情報との少なくとも1つの情報を提供可能情報
として上記情報提供要求に対応させて記憶するととも
に、上記携帯情報端末から上記所定の通信網を介して上
記情報提供要求を入力して、入力した情報提供要求に対
する提供可能情報を取得して、取得した提供可能情報を
上記形態情報端末に上記所定の通信網を介して提供する
サーバ装置。
【0015】また、この発明のサービス情報提供システ
ムは、上記機器は、機器の種類を特定する大分類情報
と、上記大分類情報によって特定された機器の種類をさ
らに詳細に分類する詳細分類情報とにより特定され、上
記情報提供要求は、上記大分類情報と上記詳細分類情報
とを含み、上記サーバ装置は、上記提供可能情報を、上
記大分類情報と上記詳細分類情報とにより階層化して記
憶し、上記入力した情報提供要求に含まれている上記大
分類情報と上記詳細分類情報とを用いて上記階層化して
記憶された提供可能情報を取得し、取得した提供可能情
報を上記携帯情報端末に上記所定の通信網を介して提供
することを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】実施の形態1.機器の故障を修理
するサービスマンは、機器の故障に対して、故障の現場
でサービス情報提供システムを用いて適切なサービス情
報(提供可能情報)を取得して、ユーザに対して満足の
いくサービスを提供する必要がある。実施の形態1で
は、この発明のサービス情報提供システムを用いて機器
の故障に対処する一例を、図に従い説明する。図1は、
サービス情報提供システムのシステム構成図である。図
1において、1はサービス対象の機器であり、例えば空
気調和機である。サービス対象の機器1は、自己診断機
能を備えており、また、自己診断結果を表示したり設定
した値の表示や動作状態などを表示する表示部2を機器
自身に備えている。機器の故障を修理するサービスマン
は、機器に故障が発生したことを表示部2の表示内容を
確認して知ることができる。機器の表示部2には、例え
ば、機器1の不具合内容によって区別された自己診断故
障原因を意味付けされたコード表示がされる。コード
は、例えば、7セグメントLED表示による英数表示を
使って、種々情報を出力させてもよい。3〜5は携帯型
情報端末の一例、6は通信網の一例であるインターネッ
ト網、7はインターネット6に接続されたサーバ装置で
ある。サービスマンは、表示部2の表示内容を確認後
に、インターネットのブラウザ機能を有する携帯型情報
端末3〜5のいずれかを所持して、携帯型情報端末3〜
5のいずれかを使用してインターネット6を介して、サ
ービス内容である提供可能情報を記憶しているサーバ装
置7を接続して、サービスに必要な情報を閲覧する。そ
して、サーバ装置7から閲覧した提供可能情報を携帯型
情報端末3〜5のいずれかによって受け取り、携帯型情
報端末の表示装置に表示させる。サービスマンは、携帯
型情報端末の表示装置に表示された提供可能情報を見な
がら、機器の故障に対処する。このように、サービスマ
ンは、サービス情報提供システムを利用して、機器の故
障に対する適切な情報を取得して、ユーザに対して満足
のいくサービスを提供する。また、サービスマンは、携
帯型情報端末に限らず、例えばユーザ宅にあるパーソナ
ルコンピュータ(「パーソナルコンピュータ」を「パソ
コン」と称する)を使用してインターネット6を接続し
てサーバ装置7をアクセスしてもかまわない。
【0017】ここで、図2を用いて携帯型情報端末(携
帯電話)3から、サーバ装置7のサービス情報を閲覧す
る場合の一例を紹介する。
【0018】サービスマンは、サービスの対象となる機
器1の自己診断機能により、表示部2に表示された診断
結果を確認する。ここでは、仮に自己診断による機器の
異常結果を示すコードが「E5」であったとする。
【0019】サービスマンは、携帯型情報端末(携帯電
話)3から、サーバ装置7のサービス情報を所有してい
る所定のアドレスをインターネット6を介してアクセス
する。
【0020】アクセスを行った後、図2に示すようなイ
ンターネット接続サービスを提供しているキャリアの選
択(トップページ)110が携帯型情報端末(携帯電
話)3の表示装置に表示される。
【0021】インターネット接続サービスを提供してい
るキャリアの選択(トップページ)110から、サービ
スマンが使用している携帯型情報端末(携帯電話)3の
キャリアを選択する(図2中の矢印は、選択する箇所を
分かりやすく示したものであり、表示装置に表示される
ものではない。)。例えば、携帯型情報端末(携帯電
話)3のキャリアとして「D」を選択する。
【0022】インターネット接続サービスを提供してい
るキャリアの選択(トップページ)110でのキャリア
選択の後、サービス対象機器の大分類選択画面111に
示してあるように、サービス対象の機器1の大分類の情
報が表示されるので、機器1の分類に当てはまるものを
選択する。例えば、「<店舗・事務所用>エアコン」を
選択する。
【0023】サービス対象機器の大分類選択画面111
での機器1の大分類選択後、サービス対象機器の分類選
択画面112に示してあるように、サービス対象機器の
大分類選択画面111の分類よりも詳細な分類が表示さ
れるので、サービス対象の機器1の分類に当てはまるも
のを選択する。例えば、「現行品(A制御機種)」を選
択する。
【0024】選択画面111〜112でのサービス対象
の機器1の分類を選択した後、異常表示一覧の画面11
3に示してあるように、サービス対象の機器1の自己診
断結果として表示しうるものが全て表示されるので、サ
ービス対象の機器1の表示部2に表示された異常内容、
ここでは「E5」を選択する。
【0025】異常表示一覧の画面113での異常内容
「E5」の選択の後、「E5」についてのサービス情報
画面114に示してあるように、異常診断「E5」の内
容説明と簡易点検方法、検出ユニット等が表示される。
【0026】サービスマンは、手元にある携帯型情報端
末(携帯電話)3の表示装置に表示された「E5」につ
いてのサービス情報画面114の内容見て、そこに表示
された内容に従ってサービスを行なう。
【0027】上記図2を用いて説明した提供可能情報の
取得の動作について、図3でその手順を説明する。図3
において、サービスマンは、携帯型情報端末3,4,5
のいずれかを用いてインターネット6を介してサーバ装
置7を接続する。接続後、サービスマンは、キャリアの
選択120を行う。ここでは、図2のキャリアの選択1
10が表示され、携帯型情報端末に対応するコードを選
択する。次に、サーバ装置7によって携帯型情報端末3
〜5のいずれかの表示装置に機器の分類選択が表示さ
れ、サービス対象の機器1の分類に当てはまる分類を選
択する(機器の分類選択121)。具体的には、図2の
大分類選択画面111,サービス対象機器の分類選択1
12より当てはまる分類を選択する。分類の選択後、図
2では異常表示一覧の画面113が表示され、サービス
マンは異常コードの一覧からサービス対象の機器1の異
常コードに該当するコードを選択した。しかし、異常コ
ードを選択する前に、機器の分類選択121によって既
にサービス対象の機器は特定されているので、機器に関
係する情報を表示させることが可能である。このため、
図3では、機器の分類選択121を行った後、異常表示
一覧選択123を行う前に、サービス対象の機器1の回
路図表示125、電気配線図表示126、機器に関する
技術情報表示127、機器本体の構造図表示128、動
作確認を行うための表示129、設定最適化(効率化)
を行うための表示130、最適動作の確認を行うための
表示131を取得して、表示させることが可能である。
これらの情報の表示は、125から131までの情報の
表示を選択できるようにしてもいいし、全ての情報を表
示するようにしてもかまわない。また、125から13
1の情報の表示を行わないように選択することも可能で
ある。機器の分類選択121の後、異常表示一覧選択1
23を行い、図2の異常表示一覧の画面113から異常
コードを選択して、異常表示の内容説明の表示と簡易点
検方法の表示と異常検出場所の表示124を行う。異常
表示一覧選択123は、表示を行わないように選択する
ことも可能である。また、キャリアの選択120では、
サービスセンターへの問合せ電話番号表示122を行う
ように選択肢を選択させることも可能である。
【0028】このように、図2では、サービス対象の機
器1の異常表示の内容説明、簡易点検方法、異常の検出
場所を、現場のサービスマンの手元にある携帯型情報端
末(携帯電話)3の表示装置に表示する例を示した。ま
た、図3では、サービスマンが取得する提供可能情報と
して図2に示したサービス対象の機器1の異常表示の内
容説明、簡易点検方法、異常の検出場所の他に、サービ
ス対象の機器1の回路図表示125、電気配線図表示1
26、機器に関する技術情報表示127、動作確認を行
うための表示129、設定最適化(効率化)を行うため
の表示130、最適動作の確認を行うための表示131
を表示装置に表示する手順の例を説明した。
【0029】図3の動作確認を行うための表示129、
設定最適化(効率化)を行うための表示130、最適動
作の確認を行うための表示131で表示される情報の内
容について、図4を用いて説明する。 ・動作確認を行うための表示129:機器が正常に動作
していることを確認するために、機器の正常動作した場
合の数値や動作の順序等を示す。 ・設定最適化(効率化)を行うための表示130:機器
の動作を最適化するための方法を示す。 ・最適動作の確認を行うための表示131:機器が最適
に動作していることを確認するために、機器が最適に動
作した場合の数値や動作順序等を示す。例えば、空気調
和機では、冷媒の圧力値、サーミスタの抵抗値(温
度)、FANの回転数、電子膨張弁の開度、電磁弁ON
/OFFのタイミング等を表示させても良い。
【0030】上記実施の形態1では、従来の問題点を解
消するために、昨今普及率が高くなってきたインターネ
ットのブラウザ機能搭載の機器、特に携帯電話やPDA
(「PDA」は「personal digital
assistants」の略)、ノートパソコン等の携
帯型情報端末を用いて、インターネットに繋がったサー
バ装置上にある、機器に対するサービス情報の載った特
定のページを閲覧することにより、その機器に対する最
新のサービス情報を入手し機器のサービスを迅速に効率
良く行なうことを目的とした、インターネットを利用し
た機器のサービス方法を提供するサービス情報提供シス
テムについて説明を行った。このサービス情報提供シス
テムを利用することによって、機器のメンテナンスを担
当するサービスマンは、サービス対象となる機器の情報
を短時間で見つけることができるようになるものであ
り、サービスを効率良く行なうことができる。また、サ
ーバ装置は提供可能情報として、 ・機器の異常の内容を示す情報 ・機器の点検方法を示す点検情報 ・機器の異常を検出する箇所を示す異常検出箇所情報 ・機器の電気回路図を示す回路図情報 ・機器の電気配線図を示す配線図情報 ・機器の構造を示す構造図情報 ・機器の動作の確認を指示する動作確認情報 ・機器を最適に設定する設定最適化情報 ・機器が最適に設定されたことを確認する最適動作の確
認情報 ・機器に関する技術情報 とを記憶して提供することが可能であるので、従来のイ
ンターネットを接続して機器の故障についての情報を取
得するものよりも、機器に関する詳細な情報を取得でき
る。このため、機器に備えられている自己診断機能によ
る診断結果からだけでは故障の原因を解明できないよう
な場合であっても、回路図情報や配線図情報や構造図情
報の機器自身の設計情報をサービスマンが確認すること
によって、故障の原因を特定できるようになる。さら
に、動作確認情報や設定最適化情報や最適動作の確認情
報をサービスマンが確認することによって、機器に設定
する値の最適値を知り、その最適値を設定した後の動作
の確認をどのように行い、その動作が正しいことをどの
ように検証するのかを迅速にかつ容易に知ることができ
る。
【0031】また、機器に対するサービス内容が更新さ
れた場合、新規のサービス内容を提供可能情報として所
定のサーバ装置にアップロードするだけでよいので、サ
ービス内容の更新も短時間で行うことができる。同様
に、新規の機器のサービス情報を提供可能にする場合
も、サービス情報を提供可能情報として所定のサーバ装
置にアップロードするだけでよいので、新規のサービス
内容の伝達も、短時間で行うことができる。
【0032】また、サービス情報である提供可能情報
は、所定のサーバ装置で管理されるため、常に最新のサ
ービス内容を見ることができる。
【0033】また、サービスマンが現場へサービスに向
かうとき、サービスハンドブックのようなサービス情報
が載ったものを探す必要が無く、携帯型情報端末を持っ
ていれば、現場から適切なサービス情報を閲覧すること
ができる。
【0034】この実施の形態1では、自己診断機能を有
する機器において、サービスマンがインターネットのブ
ラウザ機能を有する機器を用いて、インターネットに繋
がったサーバ装置上のサービス情報(提供可能情報)を
サービスマンが閲覧することによって、機器の異常表示
に対して、サービスの現場でよりよいサービスを行なう
ことができることを特徴とする携帯型情報端末を用いた
サービス情報提供システムの一例を説明した。
【0035】また、サーバ装置上の情報が、図3に示し
たように、キャリアの選択120、機器の分類選択12
1、異常表示一覧選択123の各々の動作に関連するよ
うに、サービスセンターへの問い合わせ電話番号表示1
22と、異常表示の内容説明の表示と簡易点検方法の表
示と異常検出場所の表示124と、サービス対象の機器
1の回路図表示125、電気配線図表示126、機器に
関する技術情報表示127、機器本体の構造図表示12
8、動作確認を行うための表示129、設定最適化(効
率化)を行うための表示130、最適動作の確認を行う
ための表示131とに階層化させて、階層化した形でサ
ーバ装置上にデータが構成されていることを特徴とする
サービス情報提供システムの一例を説明した。
【0036】また、サービス情報(提供可能情報)に
は、異常内容、点検方法、異常の検出場所、電気回路
図、電気配線図、構造図、動作確認の情報、設定最適化
(効率化)の情報、最適動作の確認情報、技術情報等の
内容の情報を含むことを特徴とするサービス情報提供シ
ステムの一例を説明した。しかし、サービス情報(提供
可能情報)には、電気回路図、電気配線図、構造図、動
作確認の情報、設定最適化(効率化)の情報、最適動作
の確認情報、技術情報のうち、少なくとも1つの情報が
含まれていればよい。
【0037】実施の形態2.上記実施の形態1では、自
己診断結果を表示する表示部2は、機器本体に備えられ
ている場合を示したが、本体以外に自己診断機能の結果
を表示させる機能・機構を持たせてもよい。例えば、7
セグメントLEDを備えた別基板とサービス対象となる
機器を接続させて、自己診断結果をその別基板に表示さ
せても良い。また、機器がインターネットに接続できる
場合は、その他のインターネットに接続された機器から
自己診断結果を表示させても良い。例えば、ユーザ宅に
図2のようにインターネットへの接続可能なパーソナル
コンピュータ8がある場合には、機器1をパーソナルコ
ンピュータ8に接続して、パーソナルコンピュータ8の
表示画面から機器の自己診断結果を表示させても良い。
【0038】また図1で示すように、インターネット6
に接続して、サーバ装置7にあるサービス情報(提供可
能情報)を観覧するのは、インターネットのブラウザ機
能を備えた携帯型情報端末の携帯電話3だけでなく、携
帯型情報端末のPDA4やノートパソコン5といった他
の携帯型情報端末からインターネット6に接続して、サ
ーバ装置7にあるサービス情報を閲覧してもよい。
【0039】また、同様に携帯型情報端末だけではな
く、インターネットのブラウザ機能を有した端末であれ
ば、パーソナルコンピュータ8からでもよい。また、通
信網はインターネット網だけでなく、携帯型情報端末か
らサーバ装置をアクセスして情報をお互いに送受信でき
るものであれば、専用線網でも公衆回線網でもかまわな
い。
【0040】実施の形態3.上記した実施の形態1〜2
では、サーバ装置7にあるサービス情報をインターネッ
トのブラウザ機能を有する端末から閲覧することについ
て示した。しかし、インターネット6への接続を行う度
に料金が必要となる場合があるので、サーバ装置7のサ
ービス内容(提供可能情報)を、個々の端末が使用でき
る記憶媒体へ保存しておき、必要なときにその保存した
サービス内容を観覧してもよい。例えば、ノートパソコ
ン5に備えられたハードディスクの記憶領域にその情報
を保存して、情報が必要になったときに、それらの情報
を見てサービスを行なっても良い。
【0041】
【発明の効果】以上のように、この発明は、サービスマ
ンがサービス対象の機器のサービスを行なう際、インタ
ーネットブラウザ機能を有する携帯型情報端末を用い
て、特定のサーバ装置に記憶されている提供可能情報を
閲覧する方法をとるので、最新のサービス情報を入手す
ることができ、サービスを迅速に効率良く行なうことが
できる効果が得られる。また、機器の備える自己診断機
能による診断結果からだけでは故障の原因を解明できな
いような場合であっても、機器の回路図情報や配線図情
報や構造図情報や技術情報を確認して、故障の原因を類
推できる効果が得られる。また、動作確認情報や設定最
適化情報や最適動作の確認情報を確認して、機器のメン
テナンスや、メンテナンス後の確認動作を、サービスマ
ンの経験値に関係なく一定の水準で実施できる効果を得
られる。
【0042】また、この発明により、サービス対象の機
器に関する情報を短時間で見つけることができるように
なり、サービスが迅速に効率良く行なうことができると
いう効果が得られる。
【0043】また、この発明により、サービス内容が更
新された場合、新規のサービス内容(提供可能情報)を
所定のサーバ装置にアップロードするだけでよいので、
サービス内容(提供可能情報)の更新も短時間で行なう
ことができるという効果が得られる。
【0044】また、この発明により、サービス内容(提
供可能情報)は、所定のサーバ装置で管理されるため、
常に最新のサービス内容を見ることができるという効果
が得られる。
【0045】さらに、この発明により、現場へサービス
に向かう前に、サービスハンドブックを探して予め用意
しておく必要が無く、現場から適切なサービス情報を閲
覧することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1のサービス情報提供
システムの構成図。
【図2】 この発明の実施の形態の携帯型情報端末から
サーバ装置の提供可能可能情報を閲覧する場合の画面の
流れを説明する図。
【図3】 この発明の実施の形態1の提供可能情報の取
得の動作手順を説明する図。
【図4】 この発明の実施の形態1の動作確認を行うた
めの表示、設定最適化(効率化)を行うための表示、最
適動作の確認を行うための表示で表示される情報の内容
を説明する図。
【図5】 従来例2の診断装置のブロック図。
【図6】 従来例3の多機能ナビゲーションのブロック
図。
【符号の説明】
1 サービス対象の機器、2 表示部、3 携帯型情報
端末(携帯電話)、4携帯型情報端末(PDA)、5
携帯型情報端末(ノートパソコン)、6 インターネッ
ト、7 サーバ装置、8 パーソナルコンピュータ(パ
ソコン)、110 キャリアの選択、111 大分類選
択画面、112 分類選択画面、113 異常表示一覧
の画面、114 サービス情報画面、120 キャリア
の選択、121 機器の分類選択、122 サービスセ
ンターへの問い合せ電話番号表示、123 異常表示一
覧選択、124 異常表示の内容説明の表示と簡易点検
方法の表示と異常の検出場所の表示、125 回路図表
示、126 電気配線図表示、127 機器に関する技
術情報表示、128 機器本体の構造図表示、129
動作確認を行うための表示、130 設定最適化(効率
化)を行うための表示、131 最適動作の確認を行う
ための表示。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の要素を備えることを特徴とするサ
    ービス情報提供システム (a)自己診断機能を有して、上記自己診断機能により
    自己を診断した結果の診断情報を出力する機器、(b)
    上記機器により出力された診断情報に関する情報の提供
    を要求する情報提供要求を入力して、入力した情報提供
    要求を用いて所定の通信網に接続して情報の提供を要求
    するとともに、所定の通信網を介して提供された情報を
    入力して表示する携帯情報端末、(c)上記機器の電気
    回路図を示す回路図情報と上記機器の電気配線図を示す
    配線図情報と上記機器の構造を示す構造図情報と上記機
    器の動作の確認を指示する動作確認情報と上記機器を最
    適に設定する設定最適化情報と上記機器が最適に設定さ
    れたことを確認する最適動作の確認情報と上記機器に関
    する技術情報との少なくとも1つの情報を提供可能情報
    として上記情報提供要求に対応させて記憶するととも
    に、上記携帯情報端末から上記所定の通信網を介して上
    記情報提供要求を入力して、入力した情報提供要求に対
    する提供可能情報を取得して、取得した提供可能情報を
    上記携帯情報端末に上記所定の通信網を介して提供する
    サーバ装置。
  2. 【請求項2】 上記機器は、機器の種類を特定する大分
    類情報と、上記大分類情報によって特定された機器の種
    類をさらに詳細に分類する詳細分類情報とにより特定さ
    れ、 上記情報提供要求は、上記大分類情報と上記詳細分類情
    報とを含み、 上記サーバ装置は、上記提供可能情報を、上記大分類情
    報と上記詳細分類情報とにより階層化して記憶し、上記
    入力した情報提供要求に含まれている上記大分類情報と
    上記詳細分類情報とを用いて上記階層化して記憶された
    提供可能情報を取得し、取得した提供可能情報を上記携
    帯情報端末に上記所定の通信網を介して提供することを
    特徴とする請求項1記載のサービス情報提供システム。
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