JP2003271321A

JP2003271321A - プリンタホスト、プリンタドライバおよび印刷システム

Info

Publication number: JP2003271321A
Application number: JP2002069016A
Authority: JP
Inventors: Naoko Ogata; 直子緒方
Original assignee: Seiko Epson Corp
Current assignee: Seiko Epson Corp
Priority date: 2002-03-13
Filing date: 2002-03-13
Publication date: 2003-09-26

Abstract

(57)【要約】【課題】プリンタの状態と、プリンタホストの印刷設
定との不整合を防ぐ。【解決手段】プリンタドライバ３２０は、印刷実行時
にプリンタ１０に装着されているインク色数の情報を取
得する。取得した情報とプリンタドライバ３２０で設定
されている情報とを比較し、不一致の場合には、ユーザ
にその旨を通知する。ユーザがプリンタのインクの交換
を望む場合にはインク交換を支援する画面を表示し、プ
リンタドライバの設定の変更を望む場合には、設定画面
の表示、あるいは、自動設定を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、カラー印刷を行な
う印刷システムに係り、特に、印刷に用いるカラーイン
クの組み合わせを変更することができる印刷システムに
関する。

【０００２】

【従来の技術】インクを充填したインクカートリッジを
備え、このインクを印刷ヘッドから記録用紙等の印刷媒
体に吹き付けて印刷を行なうインクジェット式のプリン
タが普及し、なかでも複数色のインクカートリッジを備
えたカラーインクジェットプリンタが広く使われてい
る。

【０００３】当初、カラーインクジェットプリンタで用
いられるインクは、色の三原色と呼ばれるイエロー
（Ｙ）、マゼンタ（Ｍ）、シアン（Ｃ）の３色に加え、
黒をよりきれいに印刷させるとともに、インク総量の節
約を図るための黒（Ｋ）を用いて４色で構成する場合が
多かった。そして、これらのインクによる各色のドット
の組み合わせにより、擬似的にフルカラーを表現してい
た。

【０００４】その後、カラーの階調表現を高め、ドット
による粒状感を少なくした印刷を実現するために、淡い
色のカラーインクであるライトマゼンタ（ＬＭ）、ライ
トシアン（ＬＣ）を加えて、６色のインクを用いてカラ
ー印刷を行なうようになった。

【０００５】そして、近年では、よりカラー印刷の品質
を向上させるために、さらにダークイエロー（ＤＹ）を
加えた７色による印刷が可能となるカラーインクジェッ
トプリンタが実用化されている。

【０００６】ところで、７色による印刷が可能なプリン
タであっても、色の三原色以外の色、特にダークイエロ
ー（ＤＹ）等は、印刷の品質を向上させるために用いら
れるもので、印刷の目的（例えば、ドラフト印刷、速く
印刷したい場合等）、あるいは、印刷媒体の種類（例え
ば、７色による印刷の効果が表われにくい用紙の場合
等）によっては、これらの色を用いずに印刷を行なって
もよい場合がある。

【０００７】このため、７色による印刷が可能なプリン
タであっても、ユーザの判断により、使用頻度の高い
色、例えば、黒（Ｋ）のインクカートリッジと交換可能
として、ダークイエロー（ＤＹ）等を含めた７色による
印刷と、従来の６色による印刷とを選択できるようにす
ることが行なわれている。

【０００８】このとき、７色で印刷する場合（７色印
刷）と、６色で印刷する場合（６色印刷）とでは、プリ
ンタホストにおける印刷処理内容を変更する必要があ
る。例えば、ＲＧＢ形式のデータから、ＣＭＹＫ形式の
データに変換する色変換処理時に参照するルックアップ
テーブルを変更したり、インクを吐出するプリンタの印
刷ヘッド群のうち、どの印刷ヘッドからインクを吐出さ
せるかという制御コマンドを変更する等である。

【０００９】すなわち、プリンタに６色のインクカート
リッジが装着されているのにもかかわらず、プリンタホ
ストで７色印刷用の印刷処理を行なうと、予定していた
色表現とは異なる印刷結果が得られてしまう。また、プ
リンタに７色のインクカートリッジが装着されているの
にもかかわらず、プリンタホストで６色印刷用の印刷処
理を行なった場合も、予定していた色表現とは異なる印
刷結果が得られてしまう。したがって、プリンタに装着
されているインクカートリッジが７色であるか６色であ
るかに整合して、７色印刷または６色印刷の印刷処理内
容を行なう必要がある。

【００１０】このため、ユーザはインクカートリッジを
交換すると、プリンタホストに対してプリンタのインク
情報を取得するように、プリンタドライバを介して指示
を送るようにする。この指示に基づいて、プリンタホス
トは、プリンタからインク情報を取得し、取得したイン
ク情報に基づいて以後の印刷を６色印刷で行なうか７色
印刷で行なうかについて設定をするようにしている。

【００１１】

【発明が解決しようとする課題】ところが、例えば、プ
リンタホストでプリンタのインク情報を設定した後で、
インクカートリッジを交換して、組み合わせを変更した
場合に、再度、インク情報取得の指示を送らずに印刷を
実行すると、プリンタホストで設定されているプリンタ
のインク情報と、実際にプリンタに装着されているイン
ク色数とが整合せず、予定していた色表現とは異なる印
刷結果となってしまう。

【００１２】本発明の目的は、プリンタホストが保有す
るプリンタに関する情報と、プリンタの実際の状態とが
不整合のまま印刷が行なわれることを防ぐことにある。

【００１３】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の第１の態様によれば、印刷データをプリン
タに出力するプリンタホストにおいて、プリンタホスト
内で設定されているプリンタの状態に応じた印刷データ
を生成する印刷データ生成手段と、印刷実行命令を受け
付けると、前記プリンタからプリンタの状態に関する情
報を取得するプリンタ情報取得手段と、プリンタホスト
内で設定されているプリンタの状態と、前記取得したプ
リンタの状態とを比較し、一致しているかどうかを判定
する判定手段と、プリンタホスト内で設定されているプ
リンタの状態と、前記取得したプリンタの状態とが不一
致の場合には、ユーザにその旨を通知する不一致通知手
段とを備えることを特徴とするプリンタホストが提供さ
れる。

【００１４】また、上記課題を解決するため、本発明の
第２の態様によれば、プリンタで使用するインク色数に
基づいた印刷データを生成し、プリンタに出力するプリ
ンタホストにおいて、ユーザの指示に基づいて、前記プ
リンタから、プリンタが使用可能なインク色数を取得し
て、記憶するインク色数記憶手段と、印刷実行命令を受
け付けると、前記プリンタからプリンタが使用可能なイ
ンク色数を取得するプリンタ情報取得手段と、記憶して
いるインク色数と、前記取得したインク色数とを比較
し、一致しているかどうかを判定する判定手段と、記憶
しているインク色数と、前記取得したインク色数とが不
一致の場合には、ユーザにその旨を通知する不一致通知
手段とを備えることを特徴とするプリンタホストが提供
される。

【００１５】なお、本発明によれば、コンピュータを上
記プリンタホストとして機能させるためのプリンタドラ
イバも提供される。

【００１６】さらに、上記課題を解決するため、本発明
の第３の態様によれば、印刷データを出力するプリンタ
ホストと、印刷データに基づいて印刷を行なうプリンタ
とを備えて構成される印刷システムにおいて、前記プリ
ンタは、異なるインク色数を使用した印刷が可能であ
り、前記プリンタホストは、プリンタで使用するインク
色数に基づいた印刷データを生成する印刷データ生成手
段と、ユーザの指示に基づいて、前記プリンタから、プ
リンタが使用可能なインク色数を取得して、記憶するイ
ンク色数記憶手段と、印刷実行命令を受け付けると、前
記プリンタからプリンタが使用可能なインク色数を取得
するプリンタ情報取得手段と、記憶しているインク色数
と、前記取得したインク色数とを比較し、一致している
かどうかを判定する判定手段と、記憶しているインク色
数と、前記取得したインク色数とが不一致の場合には、
ユーザにその旨を通知する不一致通知手段とを備えるこ
とを特徴とする印刷システムが提供される。

【００１７】

【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して説明する。

【００１８】図１は、本発明を適用した印刷システムの
ハードウェア構成の概要を説明するためのブロック図で
ある。

【００１９】本図に示すように、印刷システムは、アプ
リケーションによる各種処理、プリンタドライバによる
印刷処理等を実現するためのコンピュータ３０と、この
コンピュータ３０に接続されるプリンタ１０とを備えて
構成される。本実施形態において、コンピュータ３０
は、印刷データを生成し、プリンタ１０に送信するプリ
ンタホストとして機能する。プリンタ１０は、コンピュ
ータ３０から受信した印刷データに基づいて印刷を行な
う。なお、印刷システムの構成はこれに限られない。例
えば、コンピュータ３０を複数台接続したネットワーク
印刷システムとしてもよい。

【００２０】コンピュータ３０は、各種プログラムに基
づいて処理を行うＣＰＵ（CentralProcessing Unit）３
１、データおよびプログラム等を一時的に記憶するＲＡ
Ｍ（Random Access Memory）３２、コンピュータ３０を
制御するための各種データ、起動時用プログラム等があ
らかじめ不揮発的に記憶されているＲＯＭ（Read Only
Memory）３３、および、接続されたプリンタ１０等の周
辺装置とのデータの送受信をつかさどるインタフェース
３４を備えている。

【００２１】また、コンピュータ３０には、カラーディ
スプレイ等の表示装置２１、マウス、キーボード等の入
力装置２２、ＣＤ−ＲＯＭ等の記録媒体からデータを読
み取るメディア読取装置２３、内蔵または外付けの補助
記憶装置２４、および、インターネット等のコンピュー
タネットワークへの接続を行なうための通信制御装置２
５が接続される。ただし、コンピュータ３０の構成はこ
れに限られない。

【００２２】プリンタ１０は、例えば、インクジェット
方式のカラープリンタである。インクジェット方式のカ
ラープリンタは、筐体内にインクを充填したインクカー
トリッジを複数備え、このインクを記録ヘッドから記録
用紙等の印刷媒体に吹き付けて印刷を行なう。

【００２３】プリンタ１０は、データの受信等、コンピ
ュータ３０との通信をつかさどるインタフェース１１
と、各種プログラムに基づいて処理を行なうＣＰＵ１２
と、印刷データ等を一時的に記憶するＲＡＭ１３と、プ
リンタ１０を制御するための各種データ、各種プログラ
ム等があらかじめ不揮発的に記憶されているＲＯＭ１４
と、インクを吐出する印刷ヘッド、印刷ヘッドを搭載す
るキャリッジを駆動するキャリッジ駆動機構、および、
紙送り機構、印刷媒体の給排紙処理を行なう給排紙機構
等からなるプリンタエンジン１５とを備えて構成され
る。ただし、プリンタ１０の構成はこれに限られない。

【００２４】図３は、プリンタエンジン１５の構成の概
要を説明するための図である。本図に示すように、プリ
ンタエンジン１５は、複数のインクカートリッジ１０７
（１０７ａ〜１０７ｇ）を装着するキャリッジ１０１
と、キャリッジ１０１に支持される、インクジェット式
の記録ヘッド１１０と、キャリッジ１０１を支持すると
共に、ライン方向に往復運動させるキャリッジ機構１２
０と、用紙Ｐを送る紙送り機構１３０とを備えている。

【００２５】キャリッジ機構１２０は、キャリッジ１０
１と連結されるタイミングベルト１２１と、このタイミ
ングベルト１２１を往復運動させるキャリッジモータ１
２３とを有する。キャリッジモータ１２３は、タイミン
グベルト１２１を介してキャリッジ１０１を、ガイド部
材１０４に案内されて記録用紙Ｐの紙幅方向に往復運動
させる。

【００２６】キャリッジ１０１には、記録用紙Ｐと対向
する面、この図に示す例では、下面にインクジェット式
の記録ヘッド１１０が取り付けられている。記録ヘッド
１１０は、キャリッジ１０１の上に保持される。記録ヘ
ッド１１０は、インクカートリッジ１０７からインクの
補給を受け、キャリッジ１０１の移動に合わせて記録用
紙Ｐにインク滴を吐出してドットを形成し、記録用紙Ｐ
に画像、文字等を印刷する。

【００２７】ここで、インクカートリッジ１０７ａ〜１
０７ｇはそれぞれ独立しており、各インクカートリッジ
内に形成されたインク収容室には、黒（Ｋ）またはカラ
ーのインクが充填されている。カラーのインクは、例え
ば、シアン（Ｃ）、ライトシアン（ＬＣ）、マゼンタ
（Ｍ）、ライトマゼンタ（ＬＭ）、イエロー（Ｙ）、ダ
ークイエロー（ＤＹ）のいずれかとすることができる。

【００２８】本実施例においては、キャリッジ１０１に
は、７個のインクカートリッジ１０７を装着できるよう
になっており、それぞれの装着位置には、黒（Ｋ）また
はカラーのインクカートリッジ１０７を、装着すること
ができるようになっている。

【００２９】各カートリッジの装着位置はあらかじめ定
められており、例えば、７個の装着位置のうち６個の装
着位置には、黒（Ｋ）、シアン（Ｃ）、ライトシアン
（ＬＣ）、マゼンタ（Ｍ）、ライトマゼンタ（ＬＭ）、
イエロー（Ｙ）の順番で装着するように定められてい
る。そして、残りの１個の装着位置（便宜的に７番目の
装着位置と称する）には、黒（Ｋ）、または、ダークイ
エロー（ＤＹ）のいずれかのインクカートリッジを装着
するように定められている。これは、ダークイエロー
（ＤＹ）は、印刷の品質を高めるためのカラーインクで
あり、印刷の目的、印刷媒体の種類等によっては、必ず
しも必要とはならないので、ユーザの判断により、使用
頻度の高い黒（Ｋ）と選択的に装着できるようにするた
めである。その結果、７番目の装着位置にダークイエロ
ー（ＤＹ）が装着された場合には、７色または６色の印
刷が可能となり、７番目の装着位置に黒（Ｋ）が装着さ
れた場合には、６色の印刷のみが可能となる。

【００３０】記録ヘッド１１０には、７個のインクカー
トリッジ１０７に対応するノズル開口（図示せず）が列
ごとに並んでいる。

【００３１】次に、図４および図５を参照して、インク
カートリッジ１０７の構造、および、このカートリッジ
１０７をプリンタ１０に装着するための構造を説明す
る。

【００３２】図４は、インクカートリッジ１０７および
プリンタ１０のカートリッジ装着部の概略構造を示す斜
視図である。図５は、このインクカートリッジ１０７の
内部構造、キャリッジ１０１上のカートリッジ装着部の
内部構造、および、カートリッジ装着部にカートリッジ
を装着する様子を示す断面図である。

【００３３】図４において、インクカートリッジ１０７
は、内部にインクを収容するインク収容部１０７’を構
成する合成樹脂製のカートリッジ本体１７１と、このカ
ートリッジ本体１７１の側枠部分１７２に内蔵された記
憶素子４００（記憶手段）を備えている。この記憶素子
４００は、インクカートリッジ１０７をプリンタ１０の
カートリッジ装着部１８０に装着したときに、プリンタ
１０との間で各種のデータを授受する。この記憶素子４
００は、インクカートリッジ１０７の側枠部１７２に対
して下側が開放状態にある凹部１７３に装着されている
ので、複数の接続端子１７４のみが露出している。

【００３４】カートリッジ装着部１８０には、インクカ
ートリッジ１０７を装着する空間の底部１８７に針１８
１が上向きに配置される。この針１８１の周りは、イン
クカートリッジ１０７に形成されているインク供給部１
７５を受け入れる凹部１８３になっている。この凹部１
８３の内壁には、カートリッジガイド１８２が３ヶ所に
形成されている。カートリッジ装着部の内壁１８４に
は、コネクタ１８６が配置される。このコネクタ１８６
には、カートリッジ装着部１８０にインクカートリッジ
１０７を装着したときに記憶素子４００の複数の接続端
子１７４がそれぞれに電気的に接続する複数の電極１８
５が形成されている。

【００３５】カートリッジ装着部１８０にインクカート
リッジ１０７を装着するには、図５に示すように、ま
ず、カートリッジ装着部１８０にインクカートリッジ１
０７を配置する。ここで、カートリッジ装着部１８０の
後壁部１８８には、支持軸１９１を介して固定レバー１
９２が取り付けられている。この固定レバー１９２をイ
ンクカートリッジ１０７に被さるように倒すと、インク
カートリッジ１０７が下方に押されて、インク供給部１
７５が凹部１８３に嵌るとともに、針１８１がインク供
給部１７５に突き刺さってインクの供給が可能になる。
さらに、固定レバー１９２を倒すと、固定レバー１９２
の先端に形成した係止部１９３が、カートリッジ装着１
８９に形成した係合具１８９に引っかかって、インクカ
ートリッジ１０７が固定される。この状態で、インクカ
ートリッジ１０７に設けられる記憶素子４００が有する
複数の接続端子１７４と、カートリッジ装着部１８０の
複数の電極１８５とがそれぞれ電気的に接続し、プリン
タ本体１０との間においてデータの授受が可能となる。

【００３６】記憶素子４００として、本形態では、図６
にブロック図で示すように、メモリセル４１０と、この
メモリセル４１０でのデータの読み書きを制御するリー
ド・ライト制御部４２０と、クロック信号ＣＬＫに基い
てリード・ライト制御部４２０を介してプリンタ１０と
メモリセル４１０との間でデータの読み書きを行う際の
カウントアップを行うアドレスカウンタ４３０とを備え
たＥＥＰＲＯＭが用いられている。

【００３７】記憶素子４００のメモリセル４１０には、
インクカートリッジ１０７が充填しているインクの色を
表す情報およびインク残量を表す情報が記憶される。ま
た、インクカートリッジの種類、バージョン、製造者、
製造時期等に関する情報をさらに記憶するようにしても
よい。

【００３８】次に、上記印刷システムによりコンピュー
タ３０およびプリンタ１０に実現される機能構成につい
て、図２のブロック図を参照して説明する。

【００３９】本図に示すように、コンピュータ３０上に
は、オペレーティングシステム３００と、アプリケーシ
ョン３１０と、プリンタドライバ３２０とが構築され
る。

【００４０】オペレーティングシステム３００は、シス
テム管理と、基本的なユーザー操作環境を提供するコン
ピュータ３０の基本ソフトウェアである。

【００４１】アプリケーション３１０は、ワードプロセ
ッサ、グラフィックス等の処理をコンピュータ３０に行
なわせるための機能を有しており、ＲＡＭ３２が読み込
んだアプリケーションプログラムを、ＣＰＵ３１が実行
することによりコンピュータ３０上に構築される。

【００４２】プリンタドライバ３２０は、アプリケーシ
ョン３１０が生成した画像データを読み込んで、プリン
タ１０が解釈できる形式の印刷データに変換し、インタ
フェース３４を介してプリンタ１０に送信する機能を有
している。

【００４３】このため、プリンタドライバ３２０は、印
刷コマンドから構成される画像データを、ドットの集合
体であるイメージデータに、バンド単位で展開するラス
タライザ処理部と、イメージデータの色変換処理および
中間調処理を行なうハーフトーン処理部と、処理後のイ
メージデータが印刷されるようにプリンタ１０を制御す
る印刷データに変換するコマンド変換部と、ユーザから
の印刷設定を受け付けるユーザインタフェース部とを備
えており（図示せず）、また、色変換処理時に用いるル
ックアップテーブルを参照できるようになっている。

【００４４】本実施例において、プリンタドライバ３２
０は、ダークイエロー（ＤＹ）を用いた７色印刷用のル
ックアップテーブル（ＬＵＴ７）と、ダークイエロー
（ＤＹ）を用いない６色印刷用のルックアップテーブル
（ＬＵＴ６）とを少なくとも備えている。

【００４５】プリンタドライバ３２０は、ＲＡＭ３２が
読み込んだプリンタドライバプログラムを、ＣＰＵ３１
が実行することによりコンピュータ３０上に構築され
る。このためのプリンタドライバプログラムは、例え
ば、ＣＤ−ＲＯＭ等の可搬型の記録媒体に記録すること
で流通させることができる。そして、この記録媒体を、
メディア読取装置２３で読み取ることにより、コンピュ
ータ３０にプリンタドライバプログラムをインストール
することができる。また、通信制御装置２５を用いて、
インターネット等のコンピュータネットワークを介して
インストールすることもできる。

【００４６】図２において、プリンタ１０上には、印刷
制御部４１および印刷実行部４２が構築される。

【００４７】印刷制御部４１は、コンピュータ３０から
送信された印刷データを解釈して、印刷データに基づく
印刷をプリンタ１０で実行するための制御を行なう。ま
た、プリンタ１０は双方向通信機能を備えており、コン
ピュータ３０からの要求に対して、、プリンタの状態情
報、プリンタ１０に装着されているインクカートリッジ
１０７の情報等をコンピュータ３０に送信する。

【００４８】印刷実行部４２は、印刷制御部４１の指示
にしたがって、印刷媒体に対して、プリンタエンジン１
５による印刷を実行する。

【００４９】つぎに、本発明を適用した印刷システムの
処理動作について説明する。

【００５０】まず、プリンタドライバ３２０が、プリン
タ１０から装着されているインクカートリッジ１０７の
情報を取得する処理について説明する。

【００５１】ユーザがアプリケーション３１０の実行中
に印刷命令をメニューから選択すると、アプリケーショ
ンは図８に一例を示すような印刷画面５００を表示装置
２１に表示する。

【００５２】この印刷画面５００はアプリケーション３
１０が提供しているものであり、この時点でプリンタド
ライバ３２０は呼び出されていない。

【００５３】本画面５００では、印刷部数５００ａ、印
刷範囲５００ｂの基本的な印刷内容だけを設定すること
ができる。そして、「印刷実行」ボタン５００ｄがクリ
ックされることで、アプリケーション３１０で作業中の
ドキュメントの描画データがプリンタドライバ３２０に
渡されて印刷が実行される。本画面５００で、「印刷実
行」ボタン５００ｄがクリックされた場合の処理の詳細
は後述する。

【００５４】ユーザは、プリンタ１０の機能に基づく印
刷内容に関するより詳細な設定を行なうために、「プリ
ンタプロパティ」ボタン５００ｃをクリックすることが
できる。

【００５５】印刷画面５００上で、「プリンタプロパテ
ィ」ボタン５００ｃのクリックを受け付けると、プリン
タドライバ３２０が起動して、図９に一例を示すような
プリンタのプロパティ画面５２０が表示装置２１に表示
させる。すなわち、本画面５００はプリンタドライバ３
２０が提供するものであり、プリンタ１０の機能に対応
した各種設定項目が表示される。

【００５６】プリンタのプロパティ画面５２０では、例
えば、用紙種類５２０ｃ、インクモード５２０ｄ、印刷
モード５２０ｅ等の設定を行なうことができる。ここ
で、用紙種類５２０ｃは、例えば、普通紙、はがき、上
質紙等をメニューから選択することにより設定すること
ができる。インクモード５２０ｄは、カラー印刷を行な
うかモノクロ印刷を行なうかを設定することができる。
モード設定は、簡便的に、高解像度印刷を行なうか、高
速印刷を行なうかを設定することができ、また、詳細設
定欄を選択することにより、印刷品質に関するさらに詳
細な設定を行なうことができる。

【００５７】また、本画面５２０では、印刷に関する他
の項目の設定画面を表示させるためのタブ部５２０ａ
と、用紙サイズ、印刷方向等を表示する欄５２０ｂと、
プリンタ１０のインク種類とインク残量とを表示する欄
５２０ｆと、設定内容を保存するための「ＯＫ」ボタン
５２０ｇと、設定内容をキャンセルするための「キャン
セル」ボタン５２０ｈとを備えているプリンタのプロパ
ティ画面５２０の表示に際し、特に、プリンタ１０のイ
ンク種類とインク残量とを表示するために、プリンタド
ライバ３２０は、プリンタ１０に対して、装着されてい
るインクカートリッジ１０７に関する情報を要求する。

【００５８】プリンタ１０は、この要求に対して、カー
トリッジ装着部１８０に装着されているインクカートリ
ッジ１０７の記憶素子に記録されている情報を読に出し
てインクの種類、インク残量等の情報を取得して、プリ
ンタドライバ３２０に送信する。

【００５９】この結果、プリンタドライバ３２０は、プ
リンタ１０に６色のインクカートリッジが装着されてい
る７色のインクカートリッジが装着されているかを知る
ことができ、この情報を記憶して、プリンタのプロパテ
ィ画面５２０で表示するとともに、インク色数に応じた
印刷処理の設定を行なう。

【００６０】つぎに、本実施形態において、プリンタド
ライバ３２０が、ユーザから印刷実行命令を受け付けた
場合の処理動作について、図７のフロー図を参照して説
明する。

【００６１】前述のように、印刷画面５００「印刷実
行」ボタン５００ｄがクリックされることで、アプリケ
ーション３１０で作業中のドキュメントの描画データが
プリンタドライバ３２０に渡されて印刷が実行される
（Ｓ１０１）。

【００６２】プリンタドライバ３２０は、印刷データの
作成に先立ち、プリンタ１０に対して、装着されている
インクカートリッジ１０７に関する情報を要求してイン
クの種類等の情報を取得する（Ｓ１０２）。

【００６３】そして、取得したインクの種類の情報と、
プロパティ画面５２０を表示する際に設定されたインク
の種類の情報とが一致しているかどうかを調べる（Ｓ１
０３）。なお、一致していない場合は、例えば、プロパ
ティ画面５２０を表示してインク色数を設定した後に、
インクカートリッジ１０７を交換してインク色数の変動
があった場合に、ユーザが再度プロパティ画面５２０を
表示させなかった場合等に生じる。

【００６４】その結果、処理（Ｓ１０２）で取得したイ
ンクの種類の情報と、プロパティ画面５２０を表示する
際に設定されたインクの種類の情報とが一致している場
合には（Ｓ１０３：Ｙ）、インク色数に応じた処理を行
なって、印刷データを生成する（Ｓ１０８）。

【００６５】一方、処理（Ｓ１０２）で取得したインク
の種類の情報と、プロパティ画面５２０を表示する際に
設定されたインクの種類の情報とが一致していない場合
には（Ｓ１０３：Ｎ）、図１０に示すような設定不一致
表示画面５４０を表示装置２１に表示させる。

【００６６】設定不一致表示画面５４０は、印刷の設定
とプリンタ情報とが一致していないことを通知するとと
もに、「インク交換」ボタン５４０ａ、「プロパティ表
示」ボタン５４０ｂ、「自動変更」ボタン５４０ｃを表
示して、対処方法の選択を促している。

【００６７】すなわち、本画面５４０で、ユーザは、イ
ンクカートリッジ１０７を交換することで、印刷の設定
とプリンタ情報とを一致させる場合と、印刷の設定を変
更することで、印刷の設定とプリンタ情報とを一致させ
る場合との二通りを選択することができる。そして、印
刷の設定を変更することで、印刷の設定とプリンタ情報
とを一致させる場合を選択した場合には、さらに、プリ
ンタのプロパティ画面５２０を表示させることで印刷の
設定を変更する場合と、処理（Ｓ１０２）で取得したイ
ンクの種類の情報に基づいて自動的に印刷の設定を変更
する場合とを選択することができる。

【００６８】プリンタドライバ３２０は、設定不一致表
示画面５４０で、「インク交換」ボタン５４０ａのクリ
ックを受け付けると、図１１に示すようなインク交換ユ
ーティリティ画面５６０を表示装置２１に表示させる。
インク交換ユーティリティ画面５６０は、インクカート
リッジ１０７の交換の手順について記載するとともに、
プリンタ１０に対してインクカートリッジ交換のための
処理、例えば、キャリッジの移動、インク充填等の処理
を行なわせる機能を備えており、ユーザは、インク交換
ユーティリティ画面５６０の記載にしたがって操作する
ことにより、インクカートリッジ１０７の交換を行なう
ことができる。

【００６９】そして、インクカートリッジ１０７の交換
処理が終了すると、プリンタ情報を取得する処理（Ｓ１
０２）に戻る。

【００７０】設定不一致表示画面５４０で、「プロパテ
ィ表示」ボタン５４０ｂのクリックを受け付けると、プ
リンタドライバ３２０は、図９に示したプリンタのプロ
パティ画面５２０を表示して（Ｓ１０６）、プリンタか
ら取得された最新のインクカートリッジ情報を取得する
とともに、その内容で印刷の設定を行なう。このとき、
プリンタのプロパティ画面５２０を表示することで、ユ
ーザから、さらに印刷条件の設定を受け付けることがで
きる。また、ユーザは、インク色の確認をすることがで
きる。

【００７１】プロパティ画面５２０で「ＯＫ」ボタン５
２０ｇのクリックを受け付けると、設定されたインク色
数に対応する印刷処理により印刷データを生成する（Ｓ
１０８）。すなわち、７色印刷が設定された場合には、
７色印刷用のルックアップテーブル（ＬＵＴ７）を参照
して、色変換処理を行い、また、プリンタ１０の７色の
インクカートリッジに対応した印刷ヘッドからインクを
吐出させるためのコマンドを用いて印刷データを作成す
る。一方、６色印刷が設定された場合には、６色印刷用
のルックアップテーブル（ＬＵＴ６）を参照して、色変
換処理を行い、また、プリンタ１０の６色のインクカー
トリッジに対応した印刷ヘッドからインクを吐出させる
ためのコマンドを用いて印刷データを作成する。

【００７２】なお、本処理（Ｓ１０６）で表示するプリ
ンタのプロパティ画面５２０は、図９に示した画面より
簡略化したものとしてもよい。例えば、インクに関する
情報等のみを表示させるようにして、ユーザの混乱を避
けるようにしてもよい。

【００７３】設定不一致表示画面５４０で、「自動変
更」ボタン５４０ｃのクリックを受け付けると、プリン
タドライバ３２０は、処理（Ｓ１０２）で取得したイン
クの種類の情報に基づいて自動的に印刷の設定を変更す
る。すなわち、処理（Ｓ１０２）で、インクが６色であ
ることを取得すると、６色印刷と設定し、インクが７色
であることを取得すると、７色印刷と自動的に設定す
る。このため、ユーザの手間が省けることになる。

【００７４】そして、インク色数が設定される、設定さ
れたインク色に対応する印刷処理により印刷データを生
成する（Ｓ１０８）。

【００７５】処理（Ｓ１０８）で、印刷データを生成し
たプリンタドライバ３２０は、印刷データをプリンタ１
０に出力する（Ｓ１０９）。

【００７６】このように、本発明によれば、異なる色数
のインク、特に７色および６色のインクを用いた印刷の
双方が可能な印刷システムにおいて、プリンタに装着さ
れたインクカートリッジの種類と印刷設定内容とを対応
させた良好な印刷結果を得ることができる。

【００７７】なお、上記実施例では、６色印刷と７色印
刷とが可能な印刷システムに本発明を適用した例を説明
したが、本発明はこれに限られない。その他の多色印刷
の組み合わせが可能な印刷システムにも適用することが
できる。さらに、インクカートリッジの色以外にも適用
することができる。例えば、インクの種類（顔料系／染
料系等）に関する情報の整合についても判断するように
してもよい。

【００７８】また、本発明は、インクカートリッジの種
類に関する情報の整合のみならず、プリンタ１０でセッ
トされるその他の情報についても適用することができ
る。

【００７９】例えば、コンピュータ３０において、プリ
ンタ１０から実際にセットされている印刷媒体、用紙サ
イズ等の情報も取得できる場合には、これらの情報につ
いても、印刷実行時に、ユーザから設定された内容とプ
リンタ１０から取得した情報とが整合するかを判断し
て、不整合の場合にはユーザにその旨を通知するように
してもよい。

【００８０】

【発明の効果】上述のように、本発明によれば、プリン
タホストが保有するプリンタに関する情報と、プリンタ
の実際の状態とが不整合のまま印刷が行なわれることを
防ぐことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】は、本発明を適用した印刷システムのハードウ
ェア構成の概要を説明するためのブロック図である。

【図２】本実施例において、印刷システムによりコンピ
ュータ３０およびプリンタ１０に実現される機能構成に
ついて説明するためのブロック図である。

【図３】は、プリンタエンジンを示す斜視図である。

【図４】は、インクカートリッジおよびプリンタ本体の
カートリッジ装着部の概略構造を示す斜視図である。

【図５】は、インクカートリッジの内部構造、キャリッ
ジ上のカートリッジの装着部の内部構造、およびカート
リッジ装着部にカートリッジを装着する様子を示す断面
図である。

【図６】は、インクカートリッジに装着された記憶素子
の構成を示すブロック図である。

【図７】は、プリンタドライバ３２０が、ユーザから印
刷実行の命令を受け付けた場合の処理動作について説明
するためのフロー図である。

【図８】は、印刷画面５００の一例を説明するための図
である。

【図９】は、プリンタのプロパティ画面５２０の一例を
説明するための図である。

【図１０】は、設定不一致表示画面５４０の一例を説明
するための図である。

【図１１】は、インク交換ユーティリティ画面５６０の
一例を説明するための図である。

【符号の説明】

１０…プリンタ１１…インタフェース１２…ＣＰＵ１３…ＲＡＭ１４…ＲＯＭ１５…プリンタエンジン２１…表示装置２２…入力装置２３…メディア読取り装置２４…補助記憶装置２５…通信制御装置３０…コンピュータ３１…ＣＰＵ３２…ＲＡＭ３３…ＲＯＭ３４…インタフェース４１…印刷制御部４２…印刷実行部１０１…キャリッジ１０７…インクカートリッジ１１０…記録ヘッド１８０…カートリッジ装着部３００…オペレーティングシステム３１０…アプリケーション３２０…プリンタドライバ４００…記憶素子

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】印刷データをプリンタに出力するプリンタ
ホストにおいて、プリンタホスト内で設定されているプリンタの状態に応
じた印刷データを生成する印刷データ生成手段と、印刷実行命令を受け付けると、前記プリンタからプリン
タの状態に関する情報を取得するプリンタ情報取得手段
と、プリンタホスト内で設定されているプリンタの状態と、
前記取得したプリンタの状態とを比較し、一致している
かどうかを判定する判定手段と、プリンタホスト内で設定されているプリンタの状態と、
前記取得したプリンタの状態とが不一致の場合には、ユ
ーザにその旨を通知する不一致通知手段とを備えること
を特徴とするプリンタホスト。
【請求項２】請求項１に記載のプリンタホストにおい
て、前記不一致通知手段は、前記プリンタの状態の変更を支
援するための処理と、プリンタホスト内で設定されてい
るプリンタの状態を変更する処理とをユーザの指示に基
づいて選択的に行なうことを特徴とするプリンタホス
ト。
【請求項３】プリンタで使用するインク色数に基づいた
印刷データを生成し、プリンタに出力するプリンタホス
トにおいて、ユーザの指示に基づいて、前記プリンタから、プリンタ
が使用可能なインク色数を取得して、記憶するインク色
数記憶手段と、印刷実行命令を受け付けると、前記プリンタからプリン
タが使用可能なインク色数を取得するプリンタ情報取得
手段と、記憶しているインク色数と、前記取得したインク色数と
を比較し、一致しているかどうかを判定する判定手段
と、記憶しているインク色数と、前記取得したインク色数と
が不一致の場合には、ユーザにその旨を通知する不一致
通知手段とを備えることを特徴とするプリンタホスト。
【請求項４】請求項３に記載のプリンタホストにおい
て、前記不一致通知手段は、さらに、前記プリンタが使用可
能なインク色数の変更を支援するための処理と、プリン
タホストが記憶するプリンタが使用可能なインク色数を
変更する処理とをユーザの指示に基づいて選択的に行な
うことを特徴とするプリンタホスト。
【請求項５】請求項４に記載のプリンタホストにおい
て、前記プリンタホストが記憶するプリンタが使用可能なイ
ンク色数を変更する処理は、前記取得したインク色数に
基づいて前記プリンタホストが記憶するプリンタが使用
可能なインク色数を変更することを特徴とするプリンタ
ホスト。
【請求項６】印刷データをプリンタに出力する処理をコ
ンピュータに実行させるプリンタドライバにおいて、プリンタホスト内で設定されているプリンタの状態に応
じた印刷データを生成する印刷データ生成処理と、印刷実行命令を受け付けると、前記プリンタからプリン
タの状態に関する情報を取得するプリンタ情報取得処理
と、プリンタホスト内で設定されているプリンタの状態と、
前記取得したプリンタの状態とを比較し、一致している
かどうかを判定する判定処理と、プリンタホスト内で設定されているプリンタの状態と、
前記取得したプリンタの状態とが不一致の場合には、ユ
ーザにその旨を通知する不一致通知処理とをコンピュー
タに実行させることを特徴とするプリンタドライバ。
【請求項７】請求項６に記載のプリンタドライバにおい
て、前記不一致通知処理に続き、前記プリンタの状態の変更
を支援するための処理と、プリンタホスト内で設定され
ているプリンタの状態を変更する処理とをユーザの指示
に基づいて選択的にコンピュータに実行させることを特
徴とするプリンタドライバ。
【請求項８】プリンタで使用するインク色数に基づいた
印刷データを生成し、プリンタに出力する処理をコンピ
ュータに実行させるプリンタドライバにおいて、ユーザの指示に基づいて、前記プリンタから、プリンタ
が使用可能なインク色数を取得して、記憶するインク色
数記憶処理と、印刷実行命令を受け付けると、前記プリンタからプリン
タが使用可能なインク色数を取得するプリンタ情報取得
処理と、記憶しているインク色数と、前記取得したインク色数と
を比較し、一致しているかどうかを判定する判定処理
と、記憶しているインク色数と、前記取得したインク色数と
が不一致の場合には、ユーザにその旨を通知する不一致
通知処理とをコンピュータに実行させることを特徴とす
るプリンタドライバ。
【請求項９】請求項８に記載のプリンタドライバにおい
て、前記不一致通知処理に続き、前記プリンタが使用可能な
インク色数の変更を支援するための処理と、プリンタホ
ストが記憶するプリンタが使用可能なインク色数を変更
する処理とをユーザの指示に基づいて選択的にコンピュ
ータに実行させることを特徴とするプリンタドライバ。
【請求項１０】請求項９に記載のプリンタドライバにお
いて、前記プリンタホストが記憶するプリンタが使用可能なイ
ンク色数を変更する処理は、前記取得したインク色数に
基づいて前記プリンタホストが記憶するプリンタが使用
可能なインク色数を変更することを特徴とするプリンタ
ドライバ。
【請求項１１】請求項６〜１０のいずれか一項に記載の
プリンタドライバを記録した、コンピュータ読取り可能
な記録媒体。
【請求項１２】印刷データを出力するプリンタホスト
と、印刷データに基づいて印刷を行なうプリンタとを備
えて構成される印刷システムにおいて、前記プリンタは、異なるインク色数を使用した印刷が可
能であり、前記プリンタホストは、プリンタで使用するインク色数に基づいた印刷データを
生成する印刷データ生成手段と、ユーザの指示に基づいて、前記プリンタから、プリンタ
が使用可能なインク色数を取得して、記憶するインク色
数記憶手段と、印刷実行命令を受け付けると、前記プリンタからプリン
タが使用可能なインク色数を取得するプリンタ情報取得
手段と、記憶しているインク色数と、前記取得したインク色数と
を比較し、一致しているかどうかを判定する判定手段
と、記憶しているインク色数と、前記取得したインク色数と
が不一致の場合には、ユーザにその旨を通知する不一致
通知手段とを備えることを特徴とする印刷システム。