JP2001205831A - 印刷制御方法、印刷データ生成装置、インクカートリッジ、印刷システム、および、プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

印刷制御方法、印刷データ生成装置、インクカートリッジ、印刷システム、および、プログラムを記録した記録媒体

Info

Publication number
JP2001205831A
JP2001205831A JP2000022547A JP2000022547A JP2001205831A JP 2001205831 A JP2001205831 A JP 2001205831A JP 2000022547 A JP2000022547 A JP 2000022547A JP 2000022547 A JP2000022547 A JP 2000022547A JP 2001205831 A JP2001205831 A JP 2001205831A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color conversion
conversion information
ink
information
print data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000022547A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001205831A5 (ja
Inventor
Hiroshi Okada
博志 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2000022547A priority Critical patent/JP2001205831A/ja
Publication of JP2001205831A publication Critical patent/JP2001205831A/ja
Publication of JP2001205831A5 publication Critical patent/JP2001205831A5/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用するインクに応じて色変換が行える印刷
制御技術を提供する。 【解決手段】 画像データにおいて表れることが想定さ
れる各色を特定する複数の入力値の組合せからなる入力
値群と、各入力値の組合せに対応して、印刷時に再現さ
れる色として表れることが想定される印刷データの各色
を特定する複数の出力値の組合せ群とを対応付ける色変
換情報管理手段254と、画像データについて、前記色
変換情報を用いて色変換処理を行って印刷データを生成
する手段252とを含む。色変換情報管理手段254
は、プリンタにおいて使用するインクに対応する前記色
変換情報を保持する。色変換処理を行って印刷データ生
成手段251は、プリンタにおいて使用するインクを特
定するインク特定情報を取得し、当該インク特定情報に
対応する色変換情報を用いて前記色変換を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ等の画像
形成装置における印刷データ生成技術に係り、特に、使
用するインクに適した色変換を行うための技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】用紙にインクを吐出させて印刷を行うプ
リンタでは、CMYK(シアン、マゼンタ、イエローお
よびブラック)の各色のインクを印刷ヘッドに供給し、
印刷すべき画像に応じて必要な色のインクをヘッドから
吐出させてカラー印刷を行う。インクは、一般的にイン
クカートリッジと称される容器に充填された状態で提供
される。
【0003】プリンタにより印刷をおこなう場合、印刷
すべき画像をコンピュータにおいて生成し、それをプリ
ンタが扱える形式の印刷データに変換して、プリンタに
送る。コンピュータでは、通常、RGB(レッド、グリ
ーンおよびブルー)の三刺激値の階調の組合せでカラー
画像が表現される。ところが、印刷で用いられるインク
はCMYKであるため、RGB画像データをCMYK印
刷データに変換する必要がある。この変換処理は、コン
ピュータ上で行う。
【0004】コンピュータでは、アプリケーションプロ
グラムにおいて生成された画像データをプリンタにより
印刷できるようにするための各種処理を、予めインスト
ールされているプリンタドライバというプログラムによ
って行う。このプリンタドライバは、上述した色変換処
理の他、ハーフトーン処理、印刷開始要求、プリンタの
状態を表す情報の取得等の各種処理を実行する機能を有
する。
【0005】前記プリンタドライバは、画像データに基
づいて印刷データを生成する処理として、一般的に、R
GB多値データを、CMYK多値データに色変換処理
し、その後、CMYK二値データに変換する処理を行
う。画像データは、一般に、三刺激値としてRGB各色
について256階調の異なる値の組合せでそれぞれの色
が特定される。一方、印刷データは、CMYの三刺激値
と、これに黒を加えた各色の階調の異なる値の組合せに
より、各色を特定している。画像データから印刷データ
への色変換は、計算によって行うことが可能である。し
かし、実用的には、色変換の際、対応関係を規定する色
変換情報、例えば、ルックアップテーブル等の色変換テ
ーブルを参照して、任意の画像データの色を、対応する
印刷データの色に変換する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般に、イ
ンクジェットプリンタでは、用紙に画像を形成するため
に用いる画像形成媒体として、インクが用いられる。そ
して、プリンタと、それにおいて使用されるインクと
は、通常、一対一に対応している。すなわち、あるプリ
ンタには、それに対応する専用インクを用いる。
【0007】しかし、同じプリンタでも、用紙に応じ
て、また、解像度に応じて、最適なインクを用いること
が望まれる。このためには、あるプリンタについて、複
数種のインクを対応させることが望まれる。また、イン
クも、絶えず改良されている。このため、既に出荷され
たプリンタに対して、新しいインクを利用できるように
することが望まれる。
【0008】一方、前述した色変換情報は、プリンタ毎
に予め定められたインクを用いることを前提に決定され
ている。具体的には、実際に、画像データを基にして色
が正しく再現されるよう、印刷した色に基づいてCMY
Kの各階調の値を決めている。そのため、インクが変わ
ると、色変換情報が適合しないことが起こり得る。
【0009】本発明の第1の目的は、画像形成装置にお
いて、使用するインクに応じた色変換が行えるようにす
るための技術を提供することにある。
【0010】また、本発明の第2の目的は、使用するイ
ンクに対応する色変換情報を取得できるようにする技術
を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記第1の目的を達成す
るため、本発明の第1の態様によれば、画像形成装置に
おいて印刷するための印刷データを画像データに基づい
て生成する印刷制御方法において、画像データについ
て、予め定めた色変換情報を用いて色変換処理を行って
印刷データを生成する処理を含み、前記色変換情報は、
画像形成装置において使用するインクに応じて定められ
ており、前記色変換に際し、画像形成装置において使用
するインクを特定するインク特定情報を取得し、当該イ
ンク特定情報に対応する色変換情報を用いて前記色変換
を行うことを特徴とする印刷制御方法が提供される。
【0012】前記第1の目的を達成するため、本発明の
第2の態様によれば、画像データに基づいて、画像形成
装置において印刷する印刷データを生成する印刷データ
生成装置において、画像データにおいて表れる色を、印
刷データにおいて対応する色に変換するための色変換情
報を保持する機能を有する色変換情報管理手段と、画像
データについて、前記色変換情報を用いて色変換処理を
行って印刷データを生成する印刷データ生成手段とを含
み、前記色変換情報管理手段は、画像形成装置において
使用するインクに対応する前記色変換情報を保持し、前
記印刷データ生成手段は、画像形成装置において使用す
るインクを特定するインク特定情報を取得し、当該イン
ク特定情報に対応する色変換情報を用いて前記色変換を
行うことを特徴とする印刷データ生成装置が提供され
る。
【0013】前記第1の目的を達成するため、本発明の
第3の態様によれば、画像形成装置において用いるイン
クを収容したインクカートリッジにおいて、インクを収
容したインク収容部と、前記画像形成装置において使用
するインクを特定するインク特定情報を少なくとも記憶
する記憶素子とを有することを特徴とするインクカート
リッジが提供される。
【0014】前記第1の目的を達成するため、本発明の
第4の態様によれば、画像データに基づいて、画像形成
装置に印刷させるための印刷データの生成をコンピュー
タに行わせるプログラムを記録した、コンピュータ読み
取り可能な記録媒体において、前記プログラムは、画像
データについて、画像形成装置において使用するインク
を特定するインク特定情報を取得し、当該インク特定情
報に対応する色変換情報を用いて色変換を行って印刷デ
ータを生成する処理をコンピュータに行わせ、かつ、前
記色変換情報を前記インク特定情報に対応させて保持す
ることを特徴とするプログラムを記録した記録媒体が提
供される。
【0015】前述した第1から第4の態様によれば、使
用するインクに応じて、適合した色変換情報を用いて色
変換が行える。その結果、プリンタについて、種々のイ
ンクを用いることが可能となる。
【0016】また、本発明の第2の目的を達成するた
め、本発明の第5の態様によれば、画像形成装置におい
て印刷するための印刷データを画像データに基づいて生
成する印刷制御方法において、画像データについて、予
め定めた色変換情報を用いて色変換処理を行って印刷デ
ータを生成する処理を含み、前記色変換情報は、前記色
変換情報を前記画像形成装置に装着されたインクカート
リッジに取り付けられた記憶素子から取得された色変換
情報であることを特徴とする印刷制御方法が提供され
る。
【0017】前記第2の目的を達成するため、本発明の
第6の態様によれば、画像データに基づいて、画像形成
装置において印刷する印刷データを生成する印刷データ
生成装置において、画像データにおいて表れる色を、印
刷データにおいて対応する色に変換するための色変換情
報を保持する機能、および、前記画像形成装置に装着さ
れたインクカートリッジに取り付けられた記憶素子から
出力された前記色変換情報を取得する機能を有する色変
換情報管理手段と、画像データについて、前記色変換情
報を用いて色変換処理を行って印刷データを生成する印
刷データ生成手段とを備えることを特徴とする印刷デー
タ生成装置が提供される。
【0018】前記第2の目的を達成するため、本発明の
第7の態様によれば、画像形成装置において用いるイン
クを収容したインクカートリッジにおいて、インクを収
容したインク収容部と、画像データについて色変換する
際に参照される色変換情報を少なくとも記憶する記憶素
子とを有することを特徴とするインクカートリッジが提
供される。
【0019】前記第2の目的を達成するため、本発明の
第8の態様によれば、画像データに基づいて、画像形成
装置に印刷させるための印刷データの生成をコンピュー
タに行わせるためのプログラムを記録した、コンピュー
タ読み取り可能な記録媒体において、前記プログラム
は、画像データにおいて表れる色を、印刷データにおい
て対応する色に変換するための色変換情報を保持する機
能、および、前記画像形成装置に装着されたインクカー
トリッジに取り付けられた記憶素子から出力された前記
色変換情報を取得する機能を有する色変換情報管理手段
と、画像データについて、前記色変換情報を用いて色変
換処理を行って印刷データを生成する印刷データ生成手
段とをコンピュータに実現させることを特徴とするプロ
グラムを記録した記録媒体が提供される。
【0020】前述した第5から第8の態様によれば、色
変換情報を外部から取り込んで、新たなインクに対応す
ることができる。また、使用するインクに応じて、適合
した色変換情報を用いて色変換が行える。その結果、プ
リンタについて、種々のインクを用いることが可能とな
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面を参照して説明する。本発明では、色変換情報
を用いて画像データを色変換する。ここで、色変換情報
としては、例えば、画像データにおいて表れることが想
定される各色を特定する、RGBの各値の組合せからな
る入力値群と、各入力値の組合せに対応して、印刷時に
再現される色として表れることが想定される各色を特定
する、CMYKの各値の組合せからなる出力値群とを対
応付けるデータをで構成される。具体的には、テーブル
形式で用意することができる。また、すべての色変換情
報を用意するためには、膨大なメモリ空間が必要である
ため、各色の256階調を予めいくつかに分割して、そ
れらの分割点の格子を仮想的に想定し、それぞれの格子
点において、入力値、および、それに対応する出力値を
持たせることができる。この場合、格子点間に存在する
色については、格子点間での補間演算によって対応す
る。
【0022】なお、以下の実施形態では、インクジェッ
トプリンタに、CMYKに、さらに、ライトシアン(L
C)およびライトマゼンタ(LM)を追加したカラーイ
ンクを用いる場合を例として説明する。すなわち、RG
B画像データを、CMYLCLMKで特定される印刷デ
ータに色変換する場合の印刷制御を例とする。もちろ
ん、本発明は、これに限定されない。RGB画像データ
を、例えば、CMYKに変換すること、また、さらに異
なる刺激値の階調の組合せとすることができる。
【0023】図1に、本発明の第1の実施形態に用いら
れるハードウエアシステムの構成の一例を示す。本実施
の形態では、図1に示すように、アプリケーションプロ
グラムによる各種処理、および、その結果を印刷するた
めのプリンタドライバによる処理等を実現するためのコ
ンピュータ2と、このコンピュータ2に接続されたプリ
ンタ1とを示す。コンピュータ2とプリンタ1とで、用
紙上に画像を形成する印刷システムを構成することがで
きる。この場合、プリンタ1は、画像形成装置として機
能し、コンピュータ2は印刷データ生成装置として機能
する。
【0024】コンピュータ2は、コンピュータ本体20
0と、これに接続されるディスプレイ装置221と、キ
ーボード222と、図示しない電源装置とを備えてい
る。
【0025】コンピュータ本体200は、各種プログラ
ムを実行するCPU201と、各種データ、各種プログ
ラム等が記憶されているROM202と、データおよび
プログラムを一時的に記憶するRAM203と、ディス
プレイ装置221と接続され、該ディスプレイ装置22
1を制御するディスプレイコントローラ204と、キー
ボード222と接続されてキーボードを制御するキーボ
ードコントローラ205と、フレキシブルディスクの読
み書きを行うフロッピディスクドライブ206と、デー
タ、プログラムを記憶するハードディスクドライブ20
7と、CD−ROMからのデータの読み出しを行うCD
−ROMドライブ208と、プリンタ1と接続するため
のプリンタインタフェース209と、ネットワークと接
続するためのネットワークインタフェース210とを有
する。
【0026】プリンタ1は、カラー印刷可能なインクジ
ェットプリンタである。このプリンタ1は、印刷機構1
00と、印刷制御部160と、図示しない電源回路とを
有する。また、プリンタ1には、インクを収容している
インクカートリッジ107K、107F(図3参照)が
装着されると共に、これらのインクカートリッジ107
K、107Fに設けられた記憶素子400が接続され
る。
【0027】印刷制御部160は、各種プログラムを実
行するCPU162と、各種データおよび各種プログラ
ムが記憶されるROM162と、データおよびプログラ
ムを一時的に記憶するRAM163と、コンピュータ2
と接続するためのインタフェース164と、後述するイ
ンク情報等が格納される書換可能な不揮発性メモリであ
るEEPROM165と、印刷機構100、記憶素子4
00および操作パネル167と印刷制御部160とを接
続するためのパラレル入出力インタフェース166とを
有する。この印刷制御部160は、印刷機構100と接
続され、印刷データを送ると共に、印刷動作を制御す
る。また、印刷機構100の印刷の状態を示す情報を取
得し、コンピュータ2に送る。
【0028】操作パネル167では、プリンタに対する
各種指示を受け付ける。本実施の形態では、特に、用紙
の種類の設定が行える点に特徴がある。すなわち、普通
紙、スパーファイン紙、光沢紙等の、当該プリンタで使
用する用紙の種類を設定するための入力を受け付けるこ
とができる。受け付けた用紙の種類を表す用紙種類情報
は、例えば、EEPROM165の領域906に格納さ
れる(図9参照)。なお、用紙の種類の設定は、プリン
タの操作パネル167と共に、または、これに代えて、
コンピュータ本体200において行えるようにしてもよ
い。コンピュータ本体200で行う場合には、例えば、
設定のための画面を表示装置221に表示させて、用紙
の種類を特定する指示を受け付ける機能を、プリンタド
ライバ250の表示制御部253に持たせる。
【0029】なお、プリンタに用紙種類検出装置を設け
ることもできる。この場合には、用紙種類検出装置の検
出結果を取り込んで、EEPROM165に格納するよ
うにしてもよい。この種のセンサとしては、用紙に付さ
れているマークを読み取る検出装置、用紙の梱包材の一
部に付されている用紙の種類を示す情報を読み取る検出
装置等を用いることができる。この種の検出装置として
は、例えば、バーコードリーダ等を用いることができ
る。
【0030】図3に、印刷機構100の構成の概要を示
す。図3に示すように、印刷機構100は、キャリジ1
01と、キャリッジ101に支持される、インクジェッ
ト式の記録ヘッド110と、キャリッジ101を支持す
ると共に、ライン方向に往復動させるキャリッジ機構1
20と、用紙Pを送る紙送り機構130とを有する。
【0031】キャリッジ機構120は、キャリッジ10
1と連結されるタイミングベルト121と、このタイミ
ングベルト121を往復動させるキャリッジモータ12
3とを有する。キャリッジモータ123は、タイミング
ベルト121を介してキャリッジ101を、ガイド部材
104に案内されて記録用紙P(媒体)の紙幅方向に往
復動させる。
【0032】キャリッジ101には、記録用紙Pと対向
する面、この図に示す例では、下面にインクジェット式
の記録ヘッド110が取り付けられている。記録ヘッド
110は、キャリッジ101の上に保持される。記録ヘ
ッド110は、インクカートリッジ107K、107F
からインクの補給を受け、キャリッジ101の移動に合
わせて記録用紙Pにインク滴を吐出してドットを形成
し、記録用紙Pに画像や文字を印刷する。
【0033】ここで、インクカートリッジ107Kのイ
ンク収容室107K’には、黒(K)のインクが充填さ
れている。また、インクカートリッジ107Fには、複
数のインク収容室107C、107LC、107M、1
07LM、107Yがそれぞれ独立して形成され、これ
らのインク収容室107C、107LC、107M、1
07LM、107Yには、シアン(C)、ライトシアン
(LC)、マゼンタ(M)、ライトマゼンタ(LM)、
イエロー(Y)のインクがそれぞれ充填されている。従
って、インク収容室107C、107LC、107M、
107LM、107Yからは、各色のインクがそれぞれ
記録ヘッド110に供給される。これらのインクは、そ
れぞれ記録ヘッド110から各色のインク滴として吐出
されてカラー印刷が行われる。
【0034】記録ヘッド110では、黒(K)、シアン
(C〕、ライトシアン(LC)、マゼンタ(M)、ライ
トマゼンタ(LM)、イエロー(Y)に対応するノズル
開口(図示せず)が列毎に並んでいる。
【0035】パラレル入出カインターフェース166
は、ドットパターンデータに展開された印字データおよ
び駆動信号を印刷機構100に送信する。また、操作パ
ネル167の操作を受け付けると共に、必要な表示信号
を操作パネル167に送る。さらに、記憶素子400と
の間でデータの送受信を行う。
【0036】インクカートリッジ107K、107Fの
基本的な構造は共通する。そこで、図4および図5を参
照して、黒用のインクカートリッジ107Kを例にイン
クカートリッジの構造、および、このカートリッジをプ
リンタ本体に装着するための構造を説明する。
【0037】図4は、インクカートリッジおよびプリン
タ本体のカートリッジ装着部の概略構造を示す斜視図で
ある。図5は、このインクカートリッジの内部構造、キ
ャリッジ上のカートリッジ装着部の内部構造、および、
カートリッジ装着部にカートリッジを装着する様子を示
す断面図である。
【0038】図4において、インクカートリッジ107
Kは、内部にインクを収容するインク収容部107K’
を構成する合成樹脂製のカートリッジ本体171と、こ
のカートッジ本体171の側枠部分172に内蔵された
記憶素子400(記憶手段)とを備えている。この記憶
素子400は、インクカートリッジ107Kをプリンタ
本体100のカートリッジ装着部180に装着したとき
に、プリンタ本体100との間で各種のデータを授受す
る。この記憶素子400は、インクカートリッジ107
Kの側枠部172に対して下側が開放状態にある凹部1
73に装着されているので、複数の接続端子174のみ
が露出している。
【0039】カートリッジ装着部180には、インクカ
ートリッジ107Kを装着する空間の底部187に針1
81が上向きに配置される。この針181の周りは、イ
ンクカートリッジ107Kに形成されているインク供給
部175を受け入れる凹部183になっている。この凹
部183の内壁には、カートリッジガイド182が3箇
所に形成されている。カートリッジ装着部180の内壁
184には、コネクタ186が配置される。このコネク
タ186には、カートリッジ装着部180にインクカー
トリッジ107Kを装着したときに記憶素子400の複
数の接続端子174がそれぞれ電気的に接続する複数の
電極185が形成されている。
【0040】カートリッジ装着部180にインクカート
リッジ107Kを装着するには、図5に示すように、ま
ず、カートリッジ装着部180にインクカートリッジ1
07Kを配置する。ここで、カートリッジ装着部180
の後壁部188には、支持軸191を介して固定レバー
192が取り付けられている。この固定レバー192を
インクカートリッジ107Kに被さるように倒すと、イ
ンクカートリッジ107Kが下方に押されて、インク供
給部175が凹部183に嵌るとともに、針181がイ
ンク供給部175に突き刺さってインクの供給が可能に
なる。さらに、固定レバー192を倒すと、固定レバー
192の先端に形成した係止部193がカートリッジ装
着部180に形成した係合具189に引っ掛かって、イ
ンクカートリッジ107Kが固定される。この状態で、
インクカートリッジ107Kに設けられる記憶素子40
0が有する複数の接続端子174と、カートリッジ装着
部180の複数の電極185とがそれぞれ電気的に接続
し、プリンタ本体100との間においてデータの授受が
可能となる。
【0041】インクカートリッジ107Kの構造は、基
本的には、カラー用のインクカートリッジ107Fでも
同様である。そのため、その説明を省略する。一方、カ
ラー用のインクカートリッジ107Fでは、5色分のイ
ンクが各インク収容室に充填される。これらのインク
は、それぞれ別々の経路を辿って記録ヘッド10に供給
する必要がある。従って、カラー用のインクカートリッ
ジ107Fでは、インク供給部175がインクの色数分
だけ形成されている。但し、インクカートリッジ107
Fに内蔵されている記憶素子400は1つだけである。
この1つの記憶素子400に、インクカートリッジ10
7Fの情報および各色のインクの情報が一括して記憶さ
れる。
【0042】なお、黒用、カラー用に分けず、併せて一
つの記憶素子400としてもよい。
【0043】記憶素子400として、本形態では、図6
にブロック図で示すように、メモリセル410と、この
メモリセル410でのデータの読み書きを制御するリー
ド・ライト制御部420と、クロック信号CLKに基づ
いてリード・ライト制御部420を介してプリンタ本体
100とメモリセル410との間でデータの読み書きを
行なう際のカウントアップを行なうアドレスカウンタ4
30とを備えたEEPROMが用いられている。
【0044】記憶素子400のメモリセル410には、
黒用のインクカートリッジ107Kについて図7に、お
よび、カラー用のインクカートリッジ107Fについて
図8にそれぞれ示すようにデータが格納される。すなわ
ち、インクを特定するためのインク特定データ、バージ
ョンデータ、色変換情報として補正色変換情報等が記録
される。色変換情報および補正色変換情報については後
述する。また、メモリセル410に記録されるこの他の
情報としては、各インクの残量データ等が挙げられる。
【0045】本実施の形態では、黒用のインクカートリ
ッジ107K、および、カラー用のインクカートリッジ
107Fの両者に補正色変換情報を格納している。この
ようにすることで、同じインクに対応するより多くの種
類の補正色変換情報を格納することができる。なお、補
正色変換情報は、黒用のインクカートリッジ107Kの
メモリセル410、および、カラー用のインクカートリ
ッジ107Fのメモリセル410のいずれか一方に格納
してもよい。
【0046】メモリセル410には、前記補正色変換情
報に代えて、または、それと共に、後述する標準色変換
情報を記録することができる。また、前記補正色変換情
報、標準色変換情報等に代えて、それらをダウンロード
するためのサイトを示すURLを記録してもよい。ま
た、補正色変換情報、標準色変換情報等の記録を省略し
てもよい。
【0047】インク特定データは、どのような成分、濃
度等を有するインクであるのかを特定するデータであ
る。例えば、典型的には、インクの型番が挙げられる。
インクの型番が、成分、濃度等によりユニークに付され
る識別子である場合、これをインク特定情報として用い
ることができる。もちろん、他の情報であってもよい。
例えば、インク成分を示す情報、インク濃度を示す情報
等を記録したものとすることができる。また、バージョ
ンデータについても、インクを特定する情報として用い
ることができる場合には、これについても、インク特定
情報を構成するものと考えることができる。例えば、同
じ型番であっても、バージョンが異なることで、LUT
に差異を生じるような場合、このバージョンデータを
も、インク特定情報として用いる。
【0048】これらのデータは、いずれも、インクカー
トリッジ107K、107Fがプリンタ1に装着された
以降、プリンタ1の電源がオンに切り換わったときに、
印刷制御部160に読み出されて、EEPROM165
に記憶される。従って、図9に示すように、このEEP
ROM165の記憶領域901〜90nには、黒用のイ
ンクカートリッジ107Kおよびカラー用のインクカー
トリッジ107Fのインク特定データ等の、各記憶素子
400に記憶されるすべてのデータが記憶できるように
なっている。
【0049】図2(a)に、本実施形態において、コン
ピュータ本体200により実現される機能構成を示す。
【0050】コンピュータ本体200は、アプリケーシ
ョンプログラムによって実現される各種アプリケーショ
ン240と、プリンタドライバプログラムによって実現
されるプリンタドライバ250と、通信制御部230と
を有する。これらは、図示していないオペレーティング
システム(OS)の制御下でOSの機能を利用して各種
処理を実行する。これらの処理は、CPU201により
実現される。
【0051】プリンタドライバ250は、その機能とし
て、印刷管理部251と、スプールファイル記憶部25
2と、表示制御部253と、色変換情報管理部254と
を有する。
【0052】印刷管理部251は、画像データについ
て、標準色変換情報等の色変換情報を用いて色変換処理
を行って印刷データを生成する印刷データ生成手段とし
て機能する。すなわち、アプリケーション40、キーボ
ード222等からの印刷要求に基づき、表示用データ
(RGBデータ)について色変換処理し、さらに、ハー
フトーン処理を行った後、スプールファイルとして、ス
プールファイル記憶部252に格納される。そして、印
刷の順に従って、読み出され、通信制御部230を介し
てプリンタ1に送られる。
【0053】印刷管理部251は、プリンタ1において
使用する用紙を特定する用紙種類情報と、インクを特定
するインク特定情報とを取得する。取得した用紙種類情
報およびインク特定情報をRAMに一時的に保存する。
印刷管理部251は、当該用紙種類情報およびインク特
定情報と、印刷すべき画像データに設定されている解像
度とに対応する色変換情報を用いて色変換を行う。
【0054】印刷管理部251は、本実施の形態では、
用紙種類情報およびインク特定情報を、プリンタ1から
取得することができる。すなわち、プリンタ1の印刷制
御部160に対して、用紙種類情報およインク特定情報
をそれぞれ要求することで、印刷制御部160から用紙
種類情報およびインク特定情報を取得することができ
る。用紙種類情報およびインク特定情報をプリンタから
取得できるようにすることで、ドライバ側で設定するこ
となく、それらの情報を取得できることとなる。
【0055】用紙種類情報およびインク特定情報は、各
種情報の一部としてEEPROM165に記憶されてい
る。この場合、インク特定情報は、前述したように、イ
ンクカートリッジに装着されている記憶素子400から
読み出され、EEPROM165に記憶されたものであ
る。また、用紙種類情報は、操作パネル167から入力
されて、EEPROM165に記憶されたものである。
【0056】なお、インクのバージョンによって、ルッ
クアップテーブル(LUT)の値が変更される場合に
は、インクカートリッジのバージョン情報をもインク特
定情報として扱うことで、インクの改良等にも対応する
ことができる。もちろん、インク特定情報により、イン
クが改良されたことを示すようにしても良い。
【0057】なお、インク特定情報について、プリンタ
1の操作パネル167から入力できるようにしても良
い。操作パネル167から入力された場合には、その情
報は、例えば、EEPROM165に格納される。
【0058】また、インク特定情報は、表示制御部25
3が表示する画面の案内によってユーザが入力した情報
を受け付けて取得することができる。
【0059】インク特定情報の取得は、前述したいずれ
の方法であっても良い。本実施の形態では、すべての方
法で行えることとしている。ただし、プリンタ1からイ
ンク情報が取得できる場合には、それを優先するように
設定しておく。これにより、インク特定情報の取得を自
動的に行えるようにすることができる。もちろん、ユー
ザが強制的に、設定を行うようにすることもできる。こ
れは、意図的にインクの種類をミスマッチさせて、表現
上の特殊な効果を狙う場合に効果的である。
【0060】スプールファイル記憶部252は、RAM
203および/またはハードディスクドライブ207に
より構成され、前述したスプールファイルを保存する。
【0061】表示制御部253は、案内画面等を前記デ
ィスプレイ装置221上に表示させ、ユーザに情報を提
供する。表示する画面としては、印刷に際して、プリン
タに対する各種設定のための画面が挙げられる。例え
ば、用紙サイズ、用紙の種類、解像度等の設定を受け付
けるための画面を表示する。
【0062】色変換情報管理部254は、印刷制御部2
51において、色変換の際、プリンタ1において使用す
るインクに対応する色変換情報を保持する。また、本実
施の形態では、色変換情報の取得処理も行う。
【0063】色変換情報は、例えば、LUTの形態で保
持される。このテーブルでは、入力値群と出力値群とが
対応付けられている。入力値群としては、画像データに
おいて表れることが想定される各色の階調を特定する入
力値の組合せを複数組有する。具体的には、例えば、R
GBの各色について256階調をそれぞれ特定する値の
組合せが複数組存在する。一方、出力値群としては、印
刷時に再現される色として表れることが想定される各色
の階調を特定する複数の出力値の組合せを複数組有す
る。具体的には、例えば、CMYKおよびLCLMの各
色の階調をそれぞれ特定する値の組合せが複数組存在す
る。LUTは、入力値群の各入力値の組合せと、出力値
群の対応する出力値の組合せとを対応付ける。従って、
ある入力値の組合せが与えられることで、対応する出力
値の組合せが特定される。
【0064】色変換情報は、例えば、図10に模式的に
示すように、まず、インクの違いにより大別され、それ
ぞれのインク毎に、さらに、用紙の種類毎に分けられ
る。LUTは、それぞれの最下層において、解像度対応
に決定される。インクを特定する選択肢として、図10
では、染料系および顔料系を示すが、これに限られな
い。例えば、それぞれについて複数種の濃度毎の選択肢
があり得る。用紙の種類としては、例えば、普通紙、ス
パーファイン(SF)紙、光沢紙等がある。さらに、解
像度としては、例えば、180dpi、360dpi、
720dpi等が挙げられる。LUTとしては、インク
特定情報、用紙の種類および解像度を組み合わせて一つ
のLUTが構成される。従って、最下層の選択肢の数に
相当するLUTが存在することとなる。
【0065】これらのLUTは、すべて色変換情報管理
部254において管理することができる。すなわち、プ
リンタドライバの出荷時に、予め用意されたLUTを最
下層の選択肢対応に記憶しておき、それぞれのLUT
を、インク特定情報、用紙種類情報および解像度情報の
組合せにより選択できるようにしておく。これにより、
インク種類2541、用紙種類2542および解像度2
543が設定されると、必然的に使用されるべきLUT
が決定される。図10は、その選択ロジックを模式的に
示している。
【0066】LUTは、色変換に必要なすべてのRGB
の階調の組合せと、それに対応するCMYKとLCLM
の各階調の組合せを用意する。しかし、そのための情報
は膨大であるため、前述したように、RGBの格子を形
成、その格子点を代表的な組合せとしてデータを用意
し、格子点間のRGBの各色についての階調の組合せ
は、補間演算で算出する。本実施の形態においても、そ
の方式を採る。
【0067】LUTは、前述した各解像度対応に複数種
を用意することができる。これにより、プリンタにおい
て複数種のインクを用いることに対応できることにな
る。
【0068】また、他の態様として、色変換情報とし
て、標準となる標準色変換情報を保持する標準LUT
と、この標準色変換情報について、インクによって差異
が生じる場合に、その差異を補正する補正色変換情報を
保持する補正LUTとを用意する構成とすることができ
る。このように補正LUTを用いることで、色変換情報
を、すべて標準LUTの形式で保存する場合に比べて、
少ない記憶領域で保存することができる。
【0069】標準LUTおよび補正LUTについては、
予めプリンタドライバと共に用意され、プリンタドライ
バをインストールする際に、併せて、コンピュータ本体
200に取り込まれる。インストールされた標準LUT
および補正LUTは、色情報管理部254の管理下に置
かれる。
【0070】もちろん、新たな標準LUTおよび補正L
UTを追加してインストールすることもできる。また、
標準LUTをプリンタドライバに用意しておき、補正L
UTを追加インストールするようにしてもよい。例え
ば、記憶素子400から取得すること、Webサイトか
らダウンロードすること等が可能である。本実施の形態
では、前述したように、記憶素子400のメモリセル4
10に補正色変換情報が格納されている。従って、この
情報を補正LUTとして使用することができる。また、
補正色変換情報が格納されていない場合でも、これに代
えてダウンロード元となるWebサイトのURLを格納
しておくことができる。これにより、当該URLを利用
して、補正色変換情報をダウンロードすることができ
る。このようにすることで、新しいインクに対処するこ
とが可能となる。本実施の形態では、追加されたLUT
は、色情報管理部254の管理下に置かれ、色変換時に
利用される。
【0071】なお、プリンタドライバにLUTを用意せ
ず、すべて外部から導入するようにしてもよい。導入の
仕方は、前述したとおり、記憶素子400から読み出す
こと、インターネット等によりダウンロードすることに
より対処することができる。
【0072】補正LUTは、例えば、次のように構成す
ることができる。すなわち、補正色変換情報として、標
準LUTに用意される色変換情報における差異が生じる
部分の値について、それを置き換えて使用する値を用意
すること、標準色変換情報における差異が生じる部分の
値について、それを補正するための差分値を用意するこ
と等が可能である。もちろん、これらに限定されない。
このような補正LUTを用いる場合には、例えば、標準
LUTの値を用いることができる範囲では、それを用
い、用いることができない範囲では、補正LUTの値を
用いる。このようにすることで、少ないデータ量で、多
くのLUTを用意したと同様に対応することが可能とな
る。また、異なるインクが新たな開発されたり、新たに
対応すべき用紙の種類が増えたりした場合に、LUT全
体を用意せずに、差異がある部分のみについて補正値を
用意することで対処することができる。
【0073】また、色変換情報管理部254は、印刷を
行う際に、印刷管理部251が装着されたインクに適合
するLUTが存在しないと判断した場合に、「適合する
LUTが用意されていない」旨、および、「用意されて
いるLUTのうち、近い値を有するLUTを用いて印刷
してよいか」の承認の入力を求めるための画面を、表示
制御部253により表示装置に表示させる。また、この
表示画面には、適合するLUTを入手するための方法に
ついて案内するメッセージを併せて表示することができ
る。その際、表示画面内に、ダウンロードのためのクリ
ックボタンを併せて表示させ、インターネットを介して
必要なLUTをダウンロードすることができるようにし
てもよい。この場合、対応する標準LUTをダウンロー
ドすることのほか、補正LUTをダウンロードすること
でができる。ダウンロードされたLUTは、色変換情報
管理部254の管理下に置かれ、色変換時に利用され
る。
【0074】図2(b)に印刷制御部160の機能構成
を示す。印刷制御部160は、印刷機構100の動作を
制御する印刷機構制御部171と、記憶素子400から
インク情報を読み出すと共に、インク情報の更新を行
い、かつ、コンピュータ本体200からの要求に応じ
て、インク情報を送信する用紙・インク情報管理部17
2と、コンピュータ本体200との間でデータの授受を
行う通信制御部174とを有する。これらの機能は、C
PU161がROM162に格納されるプログラムを実
行することにより実現される。
【0075】次に、本発明の印刷制御システムおよび印
刷制御方法の動作について説明する。以下では、インク
カートリッジに装着されている記憶素子400から、イ
ンク特定情報を含むインク情報を取得する場合を例とし
て説明する。
【0076】プリンタ1を使用状態とするために、ユー
ザにより、まず、図5に示すように、インクカートリッ
ジ107K、107Fをカートリッジ装着部180に装
着することが行われる。また、印刷用紙がセットされ
る。
【0077】インクカートリッジが装着され、プリンタ
1の電源がオンされると、印刷制御部160が起動され
る。すなわち、CPU161は、通信制御部174、印
刷制御機構管理部171および用紙・インク情報管理部
として機能する。印刷機構制御部171は、印刷機構1
00に対して初期設定処理等の各種準備処理を行う。ま
た、用紙・インク情報管理部172は、記憶素子400
に記憶されている情報を読み出し、記憶されていた内容
をEEPROM165に格納する。また、操作パネル1
67からの用紙種類特定の設定が行われると、用紙・イ
ンク情報管理部172は、入力された情報をインタフェ
ース166を介して取り込み、EEPROM165の該
当する領域に格納する。
【0078】一方、コンピュータ本体200において
は、いずれかのアプリケーション240から印刷指示を
受けると、プリンタドライバ250が、図11に示すよ
うに動作する。
【0079】まず、CPU201は、プリンタドライバ
250の印刷管理部251として機能する。すなわち、
印刷管理部251は、プリンタ1により印刷を行うため
に必要な印刷条件を取得する(ステップ1010)。ま
ず、プリンタ1の印刷制御部160に対して、用紙種類
情報の取得要求を送り、印刷制御部160からの用紙種
類情報を取得する。また、印刷管理部251は、プリン
タ1の印刷制御部160に対して、通信制御部230を
介してインク特定情報の取得要求を送り、印刷制御部1
60からのインク特定情報を取得する。
【0080】ここで、通信制御部174を介して、印刷
制御部160に対する、用紙種類情報の取得要求および
インク特定情報の取得要求を受けると、用紙・インク情
報管理部172は、EEPROM165に格納されてい
る情報の中から、該当する用紙種類情報を読み出して、
通信制御部174を介してプリンタドライバ250に送
る。同様に、インク特定情報についても送出する。な
お、この際、インク残量等の情報をも併せて送るように
してもよい。
【0081】また、印刷管理部251は、印刷に関する
ユーザ設定条件を取得する。ここで、ユーザ設定条件と
しては、例えば、高速印刷、インクセーブ印刷等の印刷
モードと、解像度とが挙げられる。これらは、アプリケ
ーションにおいて設定される場合、プリンタドライバに
おいて設定用の画面を用意して設定される場合、およ
び、デフォルトとして用意した設定を用いる場合があり
得る。いずれにしても、印刷の解像度の条件を取得す
る。
【0082】取得した用紙種類情報、インク特定情報お
よび解像度は、印刷管理部251の管理下で、RAM2
03において保持される。
【0083】次に、印刷管理部251は、取得した用紙
種類情報、インク特定情報および解像度に基づいて、図
10に示すロジックに従って、色変換情報管理部254
において管理されているLUT群から適合するLUTの
選択を行う(ステップ1020)。
【0084】ここで、色情報管理部254において、適
合する色変換情報を有するLUTを用意していない場合
には、色情報管理部254に処理を移す。色情報管理部
254は、適合するLUTを確保するための対策処理を
行う。この対策処理としては、前述したように、状況に
応じて種々の対応が可能である。状況としては、例え
ば、第1に、インクカートリッジの記憶素子400に色
変換情報として補正色変換情報または標準色変換情報が
記録されている場合がある。第2に、記憶素子400
に、ダウンロード元のURLが記録されている場合があ
る。第3に、前記記憶素子400に何も記録されていな
い場合がある。これらの状況は、プリンタ1のEEPR
OM165を調べることで把握することができる。従っ
て、色情報管理部254は、印刷制御部160に状況を
問い合わせることで、状況を把握する。そして、表示制
御部253によりそれぞれの状況に応じたメッセージを
表示装置221に表示させることが好ましい。
【0085】状況が第1の場合には、色情報管理部25
4は、補正色変換情報または標準色変換情報を転送する
よう要求し、これを取得する。本実施の形態は、第1の
場合に該当する。第1の場合には、比較的短時間に対処
できるため、特別なメッセージを表示する必要性はあま
りない。従って、状況を知らせるメッセージは省略でき
る。
【0086】なお、第1の場合には、印刷条件としてイ
ンク特定情報を取得する際に、対応する補正色変換情報
または標準色変換情報を併せて取得することとしてもよ
い。その場合には、第1の場合の状況は初めから生じな
い。
【0087】状況が第2の場合には、色情報管理部25
4は、記録されているURLを取得して、それを表示制
御部253に渡し、「適合するLUTが用意されていな
い」旨のメッセージ、および、ダウンロードを促すメッ
セージと共に、取得したURLを表示させる。この場
合、さらに、他の対処が可能である。すなわち、コンピ
ュータ2がインターネットに接続可能な状態にある場合
には、自動的に、または、ボタンクリックに応じて、取
得したURLに基づいて対応するWebサイトにアクセ
スし、必要な補正色変換情報または標準色変換情報をダ
ウンロードするようにしてもよい。自動的にダウンロー
ドする場合には、ダウンロードを促すメッセージに代え
て、自動的にダウンロードする旨のメッセージを表示す
る。
【0088】状況が第3の場合、色変換情報管理部25
4は、「適合するLUTが用意されていない」旨、およ
び、「用意されているLUTのうち、近い値を有するL
UTを用いて印刷してよいか」の承認の入力を求めるた
めの画面を、表示制御部253により表示装置に表示さ
せる。また、この表示画面には、適合するLUTを入手
するための方法について案内するメッセージを併せて表
示すると共に、ダウンロードのためのクリックボタンを
併せて表示するようにしてもよい。
【0089】次に、印刷管理部251は、印刷要求を行
ったアプリケーション240が管理する画像データを取
り込み(1030)、色変換処理を行う(ステップ10
40)。この際、画像データのRGB各階調の値の組合
せを入力値として、決定されたLUTを参照して、対応
するCMYKおよびLCLMの各階調の値の組合せから
なる出力値を得る。これにより、色変換処理を行うこと
ができる。
【0090】なお、LUTが補正LUTである場合に
は、入力値の範囲に応じて、標準LUTと、補正LUT
とを使い分けて、色変換を行う。
【0091】印刷管理部251は、色変換処理が終わっ
た画像データをRAM203に一旦保存する。そして、
その後、ハーフトーン処理を行って印刷データを生成す
る(ステップ1050)。ハーフトーン処理は、例え
ば、誤差拡散法、ディザ法等により行う。
【0092】この後、印刷管理部251は、ハーフトー
ン処理が終了した印刷データをスプールファイル記憶部
252に一時的に格納し、通信制御部230を介して、
プリンタ1に送出する(ステップ1060)。
【0093】以上により、色変換された印刷データがプ
リンタ1に渡り、プリンタ1において印刷される。
【0094】本実施の形態によれば、インクに適したL
UTを用いることができる。これにより、従来は、一対
一の関係に固定されていたプリンタとインクとの関係を
より柔軟なものとすることが可能となる。すなわち、あ
るプリンタに対して、複数種のインクの使用を可能とす
る。逆に、あるインクを複数種のプリンタで使用するこ
とを可能とする。また、本実施の形態では、LUTを外
部から導入することができる。その結果、インクが改良
された場合でも、新しいインクの利用が可能となる。さ
らに、プリンタメーカにとっては、ある機種のプリンタ
について、インクを変更することで、その性能を変更し
たり、拡張したりすることが可能となる。
【0095】しかも、インク特定情報を、用紙種類、解
像度とも対応付けることができる。特に、用紙種類につ
いても、外部から設定ができるようにしてあるため、イ
ンク特定情報と組み合わせて、適合したLUTの選択が
行い得ることとなる。
【0096】また、本発明では、同じインクについて複
数種の色変換情報を用意することで、ユーザに選択させ
て、ユーザの好みの発色を実現できるようにすることも
できる。例えば、一つのインクについて、一つの標準色
変換情報と、複数種の補正色変換情報とを用意し、標準
色変換情報、複数種の補正色変換情報を選択可能とす
る。この場合には、表示装置の表示画面上に、選択可能
な色変換情報(LUT)が存在することを表示し、ユー
ザに選択できるようにする。もちろん、複数種の標準色
変換情報を用意するようにしてもよい。
【0097】なお、前述した実施形態では、インク特定
情報をインクカートリッジからプリンタ1を介して取得
する構成となっている。しかし、本発明はこれに限定さ
れない。例えば、前述した表示制御部253によりディ
スプレイ装置上にインクの種類等に関する情報の設定用
画面を表示することができる。この画面では、例えば、
インクカートリッジに付されたインクの種類を表す情報
として、当該インクカートリッジの製品番号等を入力さ
せることが挙げられる。
【0098】一方、本発明では、インクカートリッジの
記憶素子に記憶された色変換情報を取り込んで、色変換
を行うことができる。従って、インクカートリッジをプ
リンタに装着する毎に、インクカートリッジの記憶素子
から色変換情報を取り込んで、色変換を行うようにする
ことができる。これにより、色変換情報を現在装着され
ているカートリッジのインクについて専用とし、インク
特定情報を用いずに、色変換情報を特定して色変換を行
うようにすることができる。
【0099】例えば、図2に示すプリンタドライバ25
0において、色変換情報管理手段として機能する色変換
情報管理部254が、画像データにおいて表れる色を、
印刷データにおいて対応する色に変換するための色変換
情報を保持する機能、および、前記画像形成装置に装着
されたインクカートリッジに取り付けられた記憶素子か
ら出力された前記色変換情報を取得する機能を実現す
る。そして、印刷データ生成手段として機能する印刷管
理部251が、画像データについて、前記色変換情報を
用いて色変換処理を行って印刷データを生成する。これ
らの機能については、既に述べた実施の形態の場合と同
様であるので、ここでは詳細な説明は省略する。
【0100】この例によれば、インクカートリッジをプ
リンタに装着する毎に、当該インクに関する色変換情報
を取得して、そのインクに最適な色変換を行うことがで
きる。
【0101】また、前述した実施の形態では、用紙の種
類を含めてLUTの選択を行う例について示した。本発
明は、これに限定されない。例えば、用紙については、
選択肢を設けず、普通紙等に固定するようにしてもよ
い。このようにすることで、普通紙をもっぱら用いるプ
リンタに特化することができ、用意するLUTも少なく
てすむ。
【0102】さらに、プリンタドライバにおいて行って
いる処理の全部または一部をプリンタの印刷制御部で行
うようにしてもよい。また、プリンタ側で行っている処
理の一部をプリンタドライバ側で行うようにしてもよ
い。
【0103】
【発明の効果】本発明によれば、使用するインクに応じ
て色変換が行える効果がある。また、本発明によれば、
色変換情報を外部から取り込むことで、新たなインクに
対応して、色変換を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明の実施形態において用いられ
るハードウエアシステムの構成の一例を示すブロック
図。
【図2】 図2(a)は、本発明の実施形態において、
コンピュータ本体により実現される機能構成を示すブロ
ック図、図2(b)は、本実施の形態において、プリン
タによって実現される機能構成を示すブロック図。
【図3】 図3は、プリンタの印刷機構を示す斜視図。
【図4】 図4は、インクカートリッジおよびプリンタ
本体のカートリッジ装着部の概略構造を示す斜視図。
【図5】 図5は、このインクカートリッジの内部構
造、キャリッジ上のカートリッジ装着部の内部構造、お
よびカートリッジ装着部にカートリッジを装着する様子
を示す断面図。
【図6】 図6は、インクカートリッジに装着された記
憶素子の構成を示すブロック図。
【図7】 図7は、黒インクのインクカートリッジに装
着された記憶素子のデータ配列を示す説明図。
【図8】 図8は、カラー用のインクカートリッジに装
着された記憶素子のデータ配列を示す説明図。
【図9】 図9は、プリンタ本体に内蔵のEEPROM
のデータ配列を示す説明図。
【図10】 図10は色変換に用いるLUTを決定する
ための選択ロジックを模式的に示す説明図。
【図11】 図11は、本発明の実施形態における色変
換処理動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…プリンタ 100…印刷機構 160…印刷制御部 161…CPU 162…ROM 163…RAM 164、166…I/F 165…EEPROM 167…操作パネル 171…印刷機構制御部 172…用紙・インク情報管理部 174…通信制御部 2…コンピュータ 200…コンピュータ本体 201…CPU 202…ROM 203…RAM 209…P・I/F 221…表示装置 222…キーボード 230…通信制御部 240…アプリケーション 250…プリンタドライバ 251…印刷管理部 252…スプールファイル記憶部 253…表示制御部 254…色変換情報管理部 310…CD−ROM 320…フロッピディク 400…記憶素子

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置において印刷するための印
    刷データを画像データに基づいて生成する印刷制御方法
    において、 画像データについて、予め定めた色変換情報を用いて色
    変換処理を行って印刷データを生成する処理を含み、 前記色変換情報は、画像形成装置において使用するイン
    クに応じて定められており、 前記色変換に際し、画像形成装置において使用するイン
    クを特定するインク特定情報を取得し、当該インク特定
    情報に対応する色変換情報を用いて前記色変換を行うこ
    とを特徴とする印刷制御方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の印刷制御方法におい
    て、 前記色変換情報として、標準となる標準色変換情報を有
    し、この標準色変換情報について、前記インクによって
    差異が生じる場合には、その差異を補正する補正色変換
    情報をさらに有し、 前記標準色変換情報および補正色変換情報のうち少なく
    とも補正色変換情報は、画像形成装置から取得すること
    を特徴とする印刷制御方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の印刷制御方法におい
    て、 前記色変換情報として、標準となる標準色変換情報を有
    し、この標準色変換情報について、前記インクによって
    差異が生じる場合には、その差異を補正する補正色変換
    情報をさらに有し、 前記標準色変換情報および補正色変換情報のうち少なく
    とも補正色変換情報は、前記画像形成装置に装着された
    インクカートリッジに取り付けられた記憶素子から取得
    された補正色変換情報を用いることを特徴とする印刷制
    御方法。
  4. 【請求項4】 請求項1、2および3のいずれか一項に
    記載の印刷制御方法において、 前記インク特定情報を、接続される画像形成装置から取
    得することを特徴とする印刷制御方法。
  5. 【請求項5】 請求項1および2のいずれか一項に記載
    の印刷制御方法において、 前記インク特定情報を、前記画像形成装置に装着された
    インクカートリッジに取り付けられた記憶素子から取得
    することを特徴とする印刷制御方法。
  6. 【請求項6】 画像形成装置において印刷するための印
    刷データを画像データに基づいて生成する印刷制御方法
    において、 画像データについて、予め定めた色変換情報を用いて色
    変換処理を行って印刷データを生成する処理を含み、 前記色変換情報は、前記色変換情報を前記画像形成装置
    に装着されたインクカートリッジに取り付けられた記憶
    素子から取得された色変換情報であることを特徴とする
    印刷制御方法。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の印刷制御方法におい
    て、 前記記憶素子から取得する色変換情報は、標準となる標
    準色変換情報、および、この標準色変換情報について、
    前記インクによって差異が生じる場合に、その差異を補
    正する補正色変換情報のうち少なくとも一方であること
    を特徴とする印刷制御方法。
  8. 【請求項8】 画像データに基づいて、画像形成装置に
    おいて印刷する印刷データを生成する印刷データ生成装
    置において、 画像データにおいて表れる色を、印刷データにおいて対
    応する色に変換するための色変換情報を保持する機能を
    有する色変換情報管理手段と、 画像データについて、前記色変換情報を用いて色変換処
    理を行って印刷データを生成する印刷データ生成手段と
    を含み、 前記色変換情報管理手段は、画像形成装置において使用
    するインクに対応する前記色変換情報を保持し、 前記印刷データ生成手段は、画像形成装置において使用
    するインクを特定するインク特定情報を取得し、当該イ
    ンク特定情報に対応する色変換情報を用いて前記色変換
    を行うことを特徴とする印刷データ生成装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の印刷データ生成装置に
    おいて、 前記色変換情報管理手段は、前記色変換情報として、標
    準となる標準色変換情報、および、この標準色変換情報
    について、前記インクによって差異が生じる場合に、そ
    の差異を補正する補正色変換情報のうち、少なくとも標
    準色変換情報を保持し、 前記印刷データ生成手段は、前記標準色変換情報により
    色変換が行える場合には、標準色変換情報を用いて色変
    換処理を行い、前記補正色変換情報がある場合には、前
    記標準色変換情報および補正色変換情報を用いて色変換
    処理を行うことを特徴とする印刷データ生成装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の印刷データ生成装置
    において、 前記色変換情報管理手段は、前記標準色変換情報および
    補正色変換情報のうち少なくとも一方を、前記画像形成
    装置に装着されたインクカートリッジに取り付けられた
    記憶素子から取得して前記色変換情報に追加する機能を
    さらに備えることを特徴とする印刷データ生成装置。
  11. 【請求項11】 請求項9に記載の印刷データ生成装置
    において、 前記色変換情報管理手段は、前記標準色変換情報および
    補正色変換情報のうち少なくとも一方を、前記画像形成
    装置から取得して前記色変換情報に追加する機能をさら
    に備えることを特徴とする印刷データ生成装置。
  12. 【請求項12】 請求項8、9、10および11のいず
    れか一項に記載の印刷データ生成装置において、 前記印刷データ生成手段は、前記インク特定情報を、接
    続される画像形成装置から取得することを特徴とする印
    刷データ生成装置。
  13. 【請求項13】 請求項8、9、10および11のいず
    れか一項に記載の印刷データ生成装置において、 前記印刷データ生成手段は、前記インク特定情報とし
    て、前記画像形成装置に装着されたインクカートリッジ
    に取り付けられた記憶素子から出力されたインク特定情
    報を取得することを特徴とする印刷データ生成装置。
  14. 【請求項14】 請求項8、9、10および11のいず
    れか一項に記載の印刷データ生成装置において、 印刷に関する設定の入力を受け付けるための印刷設定入
    力受付手段を有し、 前記印刷データ生成手段は、前記インク特定情報を、前
    記印刷設定入力受付手段を介して取得することを特徴と
    する印刷データ生成装置。
  15. 【請求項15】 請求項8、9、10、11、12、1
    3および14のいずれか一項に記載の印刷データ生成装
    置において、 前記色変換情報管理手段は、画像データにおいて表れる
    ことが想定される各色を特定する複数の入力値の組合せ
    からなる入力値群と、各入力値の組合せに対応して、印
    刷時に再現される色として表れることが想定される各色
    を特定する複数の出力値の組合せ群とを対応付ける色変
    換情報を保持することを特徴とする印刷データ生成装
    置。
  16. 【請求項16】 画像データに基づいて、画像形成装置
    において印刷する印刷データを生成する印刷データ生成
    装置において、 画像データにおいて表れる色を、印刷データにおいて対
    応する色に変換するための色変換情報を保持する機能、
    および、前記画像形成装置に装着されたインクカートリ
    ッジに取り付けられた記憶素子から出力された前記色変
    換情報を取得する機能を有する色変換情報管理手段と、 画像データについて、前記色変換情報を用いて色変換処
    理を行って印刷データを生成する印刷データ生成手段と
    を備えることを特徴とする印刷データ生成装置。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載の印刷データ生成装
    置において、 前記色変換情報管理手段は、前記色変換情報として、標
    準となる標準色変換情報、および、この標準色変換情報
    について、前記インクによって差異が生じる場合に、そ
    の差異を補正する補正色変換情報のうち、少なくとも標
    準色変換情報を保持し、 前記印刷データ生成手段は、前記標準色変換情報により
    色変換が行える場合には前記標準色変換情報を用いて色
    変換処理を行い、前記補正色変換情報がある場合には、
    前記標準色変換情報および補正色変換情報を用いて色変
    換処理を行うことを特徴とする印刷データ生成装置。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載の印刷データ生成装
    置において、 前記色変換情報管理手段は、前記記憶素子から出力され
    た色変換情報として、前記標準色変換情報および補正色
    変換情報のうち少なくとも補正色変換情報を取得するこ
    とを特徴とする印刷データ生成装置。
  19. 【請求項19】 画像形成装置において用いるインクを
    収容したインクカートリッジにおいて、 インクを収容したインク収容部と、 画像データについて色変換する際に参照される色変換情
    報を少なくとも記憶する記憶素子とを有することを特徴
    とするインクカートリッジ。
  20. 【請求項20】 請求項19に記載のインクカートリッ
    ジにおいて、 前記記憶素子に記憶される色変換情報は、前記収容され
    ているインクを用いて再現される色に対応するものであ
    ることを特徴とするインクカートリッジ。
  21. 【請求項21】 請求項19および20に記載のインク
    カートリッジにおいて、 前記記憶素子に記憶される色変換情報は、標準となる標
    準色変換情報、および、この標準色変換情報について、
    前記インクによって差異が生じる場合に、その差異を補
    正する補正色変換情報のうち少なくとも一方であること
    を特徴とするインクカートリッジ。
  22. 【請求項22】 請求項19、20および21に記載の
    インクカートリッジにおいて、 前記記憶素子は、画像形成装置において使用するインク
    を特定するインク特定情報をさらに記憶していることを
    特徴とするインクカートリッジ。
  23. 【請求項23】 画像形成装置において用いるインクを
    収容したインクカートリッジにおいて、 インクを収容したインク収容部と、 前記画像形成装置において使用するインクを特定するイ
    ンク特定情報を少なくとも記憶する記憶素子とを有する
    ことを特徴とするインクカートリッジ。
  24. 【請求項24】 請求項8および9のいずれか一項に記
    載の印刷データ生成装置と、請求項23に記載のインク
    カートリッジを搭載した画像形成装置とを備え、 前記画像形成装置は、前記記憶素子から前記インク特定
    情報を読み出し、 前記印刷データ生成手段は、前記インク特定情報とし
    て、前記記憶素子から読み出されたインク特定情報を取
    得することを特徴とする印刷システム。
  25. 【請求項25】 請求項8に記載の印刷データ生成装置
    と、請求項19、20、21および22のいずれか一項
    に記載のインクカートリッジとを備え、 前記画像形成装置は、前記記憶素子から前記色変換情報
    を読み出し、 前記色変換情報管理手段は、前記色変換情報として、前
    記記憶素子から読み出された色変換情報を取得すること
    を特徴とする印刷システム。
  26. 【請求項26】 請求項16に記載の印刷データ生成装
    置と、請求項19、20および21のいずれか一項に記
    載のインクカートリッジとを備え、 前記画像形成装置は、前記記憶素子から前記色変換情報
    を読み出し、 前記色変換情報管理手段は、前記色変換情報として、前
    記記憶素子から読み出された色変換情報を取得すること
    を特徴とする印刷システム。
  27. 【請求項27】 画像データに基づいて、画像形成装置
    に印刷させるための印刷データの生成をコンピュータに
    行わせるプログラムを記録した、コンピュータ読み取り
    可能な記録媒体において、 前記プログラムは、画像データについて、画像形成装置
    において使用するインクを特定するインク特定情報を取
    得し、当該インク特定情報に対応する色変換情報を用い
    て色変換を行って印刷データを生成する処理をコンピュ
    ータに行わせ、かつ、 前記色変換情報を前記インク特定情報に対応させて保持
    することを特徴とするプログラムを記録した記録媒体。
  28. 【請求項28】 画像データに基づいて、画像形成装置
    に印刷させるための印刷データの生成をコンピュータに
    行わせるためのプログラムを記録した、コンピュータ読
    み取り可能な記録媒体において、 前記プログラムは、 画像データにおいて表れる色を、印刷データにおいて対
    応する色に変換するための色変換情報を保持する機能を
    有する色変換情報管理手段と、 画像形成装置において使用するインクを特定するインク
    特定情報を取得し、当該インク特定情報に対応する色変
    換情報を用いて画像データについて色変換を行う印刷デ
    ータ生成手段とをコンピュータに実現させ、 前記色変換情報管理手段は、前記色変換情報を前記イン
    ク特定情報に対応させて保持することを特徴とするプロ
    グラムを記録した記録媒体。
  29. 【請求項29】 請求項28に記載の記録媒体におい
    て、 前記印刷データ生成手段は、前記インク特定情報を、接
    続される画像形成装置から取得することを特徴とするプ
    ログラムを記録した記録媒体。
  30. 【請求項30】 請求項27、28および29のいずれ
    か一項に記載の記録媒体において、 前記インク特定情報を、前記画像形成装置に装着された
    インクカートリッジに取り付けられた記憶素子から取得
    することを特徴とするプログラムを記録した記録媒体。
  31. 【請求項31】 請求項27、28、29および30の
    いずれか一項に記載の記録媒体において、 前記インク特定情報には、インク成分を表す情報、およ
    び、インク濃度を表す情報のうち、少なくとも一方が含
    まれることを特徴とするプログラムを記録した記録媒
    体。
  32. 【請求項32】 画像データに基づいて、画像形成装置
    に印刷させるための印刷データの生成をコンピュータに
    行わせるためのプログラムを記録した、コンピュータ読
    み取り可能な記録媒体において、 前記プログラムは、 画像データにおいて表れる色を、印刷データにおいて対
    応する色に変換するための色変換情報を保持する機能、
    および、前記画像形成装置に装着されたインクカートリ
    ッジに取り付けられた記憶素子から出力された前記色変
    換情報を取得する機能を有する色変換情報管理手段と、 画像データについて、前記色変換情報を用いて色変換処
    理を行って印刷データを生成する印刷データ生成手段と
    をコンピュータに実現させることを特徴とするプログラ
    ムを記録した記録媒体。
  33. 【請求項33】 請求項28、29、30、31および
    32のいずれか一項に記載の記録媒体において、 前記色変換情報管理手段は、前記色変換情報として、前
    記記憶素子から読み出された色変換情報を取得すること
    を特徴とするプログラムを記録した記録媒体。
  34. 【請求項34】 請求項28、29、30、31および
    32のいずれか一項に記載の記録媒体において、 前記色変換情報管理手段は、前記色変換情報として、画
    像形成装置から取得することを特徴とするプログラムを
    記録した記録媒体。
  35. 【請求項35】 請求項27、28、29、30、3
    1、32、33および34のいずれか一項に記載の記録
    媒体において、 前記色変換情報として、標準となる標準色変換情報と、
    この標準色変換情報について、前記インクによって差異
    が生じる場合に、その差異を補正する補正色変換情報と
    を有することを特徴とするプログラムを記録した記録媒
    体。
  36. 【請求項36】 請求項27、28、29、30、3
    1、32、33、34および35のいずれか一項に記載
    の記録媒体において、 前記色変換情報は、画像データにおいて表れることが想
    定される各色を特定する複数の入力値の組合せからなる
    入力値群と、各入力値の組合せに対応して、印刷時に再
    現される色として表れることが想定される各色を特定す
    る複数の出力値の組合せ群とを対応付ける情報であるこ
    とを特徴とするプログラムおよびデータを記録した記録
    媒体。
JP2000022547A 2000-01-31 2000-01-31 印刷制御方法、印刷データ生成装置、インクカートリッジ、印刷システム、および、プログラムを記録した記録媒体 Withdrawn JP2001205831A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000022547A JP2001205831A (ja) 2000-01-31 2000-01-31 印刷制御方法、印刷データ生成装置、インクカートリッジ、印刷システム、および、プログラムを記録した記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000022547A JP2001205831A (ja) 2000-01-31 2000-01-31 印刷制御方法、印刷データ生成装置、インクカートリッジ、印刷システム、および、プログラムを記録した記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001205831A true JP2001205831A (ja) 2001-07-31
JP2001205831A5 JP2001205831A5 (ja) 2004-08-26

Family

ID=18548837

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000022547A Withdrawn JP2001205831A (ja) 2000-01-31 2000-01-31 印刷制御方法、印刷データ生成装置、インクカートリッジ、印刷システム、および、プログラムを記録した記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001205831A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003145886A (ja) * 2001-11-14 2003-05-21 Seiko Epson Corp 印刷システム、プリンタ制御装置および画像形成媒体収容器
JP2004009527A (ja) * 2002-06-06 2004-01-15 Seiko Epson Corp インクの選択による印刷性能の特徴の変更
JP2004066687A (ja) * 2002-08-07 2004-03-04 Seiko Epson Corp 所定の情報を記録した記録媒体を備えたカートリッジおよびこのようなカートリッジの製造方法
JP2017523070A (ja) * 2014-08-19 2017-08-17 ヒューレット−パッカード デベロップメント カンパニー エル.ピー.Hewlett‐Packard Development Company, L.P. プリンタカートリッジにおける変換マップ
JP2019103082A (ja) * 2017-12-07 2019-06-24 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置、及び画像処理方法
JP2019135105A (ja) * 2019-04-04 2019-08-15 ヒューレット−パッカード デベロップメント カンパニー エル.ピー.Hewlett‐Packard Development Company, L.P. プリンタカートリッジにおける変換マップ
JP2019523591A (ja) * 2016-07-08 2019-08-22 ヒューレット−パッカード デベロップメント カンパニー エル.ピー.Hewlett‐Packard Development Company, L.P. 印刷装置の供給部品

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003145886A (ja) * 2001-11-14 2003-05-21 Seiko Epson Corp 印刷システム、プリンタ制御装置および画像形成媒体収容器
JP2004009527A (ja) * 2002-06-06 2004-01-15 Seiko Epson Corp インクの選択による印刷性能の特徴の変更
JP2004066687A (ja) * 2002-08-07 2004-03-04 Seiko Epson Corp 所定の情報を記録した記録媒体を備えたカートリッジおよびこのようなカートリッジの製造方法
US10766267B2 (en) 2014-08-19 2020-09-08 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Transform map at printer cartridge
US10220631B2 (en) 2014-08-19 2019-03-05 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Transform map at printer cartridge
JP2017523070A (ja) * 2014-08-19 2017-08-17 ヒューレット−パッカード デベロップメント カンパニー エル.ピー.Hewlett‐Packard Development Company, L.P. プリンタカートリッジにおける変換マップ
US10850527B1 (en) 2014-08-19 2020-12-01 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Transform map at printer cartridge
US11279139B2 (en) 2014-08-19 2022-03-22 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Transform map at printer cartridge
US11697287B2 (en) 2014-08-19 2023-07-11 Hewlett-Packard Develooment Company L.P. Transform map at printer cartridge
JP2019523591A (ja) * 2016-07-08 2019-08-22 ヒューレット−パッカード デベロップメント カンパニー エル.ピー.Hewlett‐Packard Development Company, L.P. 印刷装置の供給部品
US10630868B2 (en) 2016-07-08 2020-04-21 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Component comprising a memory device including corrective data
JP2021176702A (ja) * 2016-07-08 2021-11-11 ヒューレット−パッカード デベロップメント カンパニー エル.ピー.Hewlett‐Packard Development Company, L.P. 印刷装置の供給部品
JP2019103082A (ja) * 2017-12-07 2019-06-24 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置、及び画像処理方法
JP2019135105A (ja) * 2019-04-04 2019-08-15 ヒューレット−パッカード デベロップメント カンパニー エル.ピー.Hewlett‐Packard Development Company, L.P. プリンタカートリッジにおける変換マップ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6805428B2 (en) Printing with cartridge exchange
US20020089566A1 (en) Adaptive depletion masks for improving print quality
US6336704B1 (en) Printer, printing method, ink cartridge used for printer, and program product utilized by printer
US7593133B2 (en) Inkjet printing device
JP2001205831A (ja) 印刷制御方法、印刷データ生成装置、インクカートリッジ、印刷システム、および、プログラムを記録した記録媒体
JP4622880B2 (ja) カラーチャート評価システム、カラーチャート印刷装置、カラーチャート測色装置、カラーチャート評価方法、および、カラーチャート評価プログラム
JP3736592B2 (ja) 印刷装置
JP2002321392A (ja) プリンタおよびインクカートリッジの構成方法
JP4506323B2 (ja) 誤差情報取得装置、誤差情報取得方法、誤差情報取得プログラム、印刷制御装置、印刷制御方法及び印刷制御プログラム
US20030072022A1 (en) Printing system, printer host and recording medium
JP4604617B2 (ja) カラーチャート評価システム、カラーチャート印刷装置、カラーチャート測色装置、カラーチャート評価方法、カラーチャート印刷方法およびカラーチャート測色方法
JP2002127399A (ja) 記録装置
JP2002331693A (ja) 単色プリンタ、および画像処理装置
JP2009051221A (ja) 印刷データ生成装置
US20100157338A1 (en) Image processing apparatus and image processing method
JP2002096535A (ja) 記録装置、印刷データ生成装置、印刷制御方法、および、プログラムを記録した記録媒体
JP7238513B2 (ja) 情報処理装置、画像形成装置、及びプログラム
JP2003011392A (ja) 印刷装置、印刷装置制御プログラムおよび印刷制御方法
EP1239407B1 (en) Method of configuring a printer and an ink cartridge
JP2003271321A (ja) プリンタホスト、プリンタドライバおよび印刷システム
JP4501647B2 (ja) 誤差情報取得方法、誤差情報取得プログラム、誤差情報取得装置、印刷制御方法、印刷制御プログラム及び印刷制御装置
JP2004094586A (ja) プリンタドライバ、情報処理装置および印刷システム
JP3611162B2 (ja) 印刷処理システム、印刷処理方法および印刷処理プログラム
JP2006159646A (ja) 画像処理装置、インクジェット記録装置及びキャリブレーション方法
JP2004216838A (ja) 印刷制御装置、印刷制御方法、印刷制御プログラムおよびインクセット

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20050727

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051213

A761 Written withdrawal of application

Effective date: 20060119

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761