JP2003270084A - レンズ系の偏心測定装置 - Google Patents
レンズ系の偏心測定装置Info
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Abstract
に判別する。 【解決手段】 レンズ系の偏心測定装置は、光源1と、
被測定レンズ系4と、移動レンズ群3Aを有するズーム
光学系3と、移動レンズ駆動手段6と、被測定レンズの
被測定面の反射像を観察する観察光学系5と、演算手段
とを有する。被測定レンズ系の予め計算された位置に指
標像を投影し、被測定レンズ系内の被測定面による反射
像の基準位置からのズレ量を観察光学系によって測定
し、演算手段の計算によってレンズの偏心量を求める。
さらに、被測定レンズ系各面の球心に集光する移動レン
ズ群の位置と、現在の移動レンズ群の位置とを表示する
球心位置モニタを備える。
Description
偏心量を測定するレンズ系の偏心測定装置に関する。
5−312670号公報に記載されるように、被測定レ
ンズ系各面について作業者の経験とカンによって球心位
置への移動を行ってから、オートコリメート法による偏
心量の測定を行っている。
偏心測定装置の概略を示し、ズーム光学系150及び被
測定レンズ系140が光源151の光軸上に配置されて
いる。120Aは、被測定レンズ系140の被測定面1
04Aの球心位置、120Bは、被測定面104Bの球
心位置、120Cは被測定面104Cの球心位置であ
る。ここで、球心位置は、被測定レンズ系の各面の球心
に集光するズーム光学系150の移動レンズ群の位置で
ある。
系140の被測定面104Aの球心位置120Aは、被
測定レンズ系140の製造誤差や、設置誤差により、計
算上の位置とずれるため、ズーム光学系150の移動レ
ンズ群の位置の調整が必要となる。しかしながら、被測
定レンズ系140の被測定面104A以外の面、例えば
被測定面104B,104Cもそれぞれ球心位置120
B,120Cを有しているため、目的の面の球心位置を
探すには熟練が必要となっている。
してなされたものであり、被測定レンズ系の目的の面の
球心位置を簡単に判別することが可能なレンズ系の偏心
測定装置を提供することを目的とする。
め、請求項1の発明は、光源と、被測定レンズ系と、移
動レンズ群を有するズーム光学系と、移動レンズ駆動手
段と、被測定レンズの被測定面の反射像を観察する観察
光学系と、演算手段とを有し、被測定レンズ系の予め計
算された位置に指標像を投影し、被測定レンズ系内の被
測定面による反射像の基準位置からのズレ量を観察光学
系によって測定し、演算手段の計算によってレンズの偏
心量を求めるレンズ系の偏心測定装置において、被測定
レンズ系各面の球心に集光する移動レンズ群の位置と、
現在の移動レンズ群の位置とを表示する球心位置モニタ
を備えることを特徴とする。
系の偏心測定装置であって、前記球心位置モニタは、被
測定レンズ系各面の球心に集光する移動レンズ群の位置
と、現在の移動レンズ群の位置と、被測定レンズ各面の
面頂に集光する移動レンズ群の位置とを表示することを
特徴とする。
系における各面の設計上の球心位置と現在位置が同時に
見られるため、スポット像がどの面の求心位置かを容易
に判断することができる。
測定装置の全体構成を示す。光源1としてのレーザーダ
イオードの光軸9上に、偏光ビームスプリッタ2と、移
動レンズ群3A及び固定レンズ群3Bを有したズーム光
学系3と、被測定レンズ系4とが配置されている。ズー
ム光学系3は移動レンズ群駆動回路6に接続されること
により、その移動レンズ群3Aが光軸9に沿って移動可
能となっている。また、偏光ビームスプリッタ2による
反射光の集光位置には、テレビカメラ5が配置されてい
る。このテレビカメラ5及び移動レンズ群駆動回路6に
は、パソコン7が電気的に接続されている。
により被測定レンズ系4の設計式と、測定光学系(ズー
ム光学系)の設計式から被測定面4Aの球心位置を算出
し、移動レンズ群駆動回路6を通して、移動レンズ群3
Aを被測定面4Aの計算上の球心位置へ移動させる。
れば、テレビカメラ5より取りこまれた被測定面4Aの
反射像は図2(a)で示すドット10の状態となってい
るが、一般に、被測定レンズ系4の製造誤差などによ
り、計算上の球心位置と実際の球心位置がずれているた
め、図2(b)の10Aで示すようにぼけているか、全
く見えない状態となっている。
せ、実際の球心の位置に合わせて図2(a)の状態に調
整する。そして、図示しない回転機構により、被測定レ
ンズ系4を光軸9中心に回転させる。このとき、図3に
示すように、被測定面の反射像10も回転するため、そ
の回転中心を基準位置11としてズレ量dx,dyを求
め、計算によりレンズの偏心量を求める。
偏光ビームスプリッターに代えてハーフミラーを用いる
ことができる。また、ズーム光学系2としては、2群構
成ではなく、3群構成や、レンズ交換を含んだ構成を用
いることができる。さらに、基準位置の算出を被測定レ
ンズ系4の回転ではなく、特開平7−140038号公
報のようにイメージローテータを使っても良い。
実施の形態では、パソコン7に対して、測定光学系とし
てのズーム光学系3の設計式及び被測定レンズ系の設計
式が入力される。また、演算手段としてのパソコン7
は、各面の球心位置を計算する手段を有していると共
に、計算上の球心位置および現在の移動レンズ群位置
(以下、現在位置)をディスプレーに表示する手段を有
している。
A,4B,4Cの球心に集光する移動レンズ群の位置
(球心位置)は、それぞれ20A,20B,20Cとな
っている。この実施の形態では、図5のグラフに示すよ
うに、縦軸に面番号、横軸に移動レンズ群の位置をと
り、図3に示す各面4A,4B,4Cの球心位置20
A,20B,20Cをグラフ上に30A,30B,30
Cとして表示し、移動レンズ群の位置(現在位置)31
をリアルタイム表示する球心位置モニタ32を有してい
る。
4A,4B,4Cの設計上の球心位置20A,20B,
20Cと現在位置30A,30B,30Cとが同時に見
られることにより、スポット像がどの面の求心位置かを
容易に判断することができ、熟練を要することなく、目
的の面の球心位置を検出することができる。
すように球心位置でソートしても良い。この場合には、
球心位置の順に処理が可能なため、移動レンズ群の移動
量を減らすことができる。
が大きい場合、図7に示すように、収差が大きい面のマ
ーク41を大きくしても良い。この場合には、設計位置
から離れた場所で球心位置が発見されても、設定ミスで
はなく、収差であるとの判断が可能となる。マークは丸
である必要はなく、三角、四角、菱形等の多角形であっ
ても良い。
を含む場合は、現在設置されているレンズを含んだ光学
系での球心位置を表示すれば良い。
施の形態を示す。この実施の形態の球心位置モニタは、
球心位置及び現在位置に加えて、面頂位置を表示するも
のである。すなわち、図8において、20A1は被測定
レンズの面4Aの面頂位置であり、球心位置モニタは、
この面頂位置を図9の30A1で示すように表示する。
被測定レンズのその他の面の面頂位置についても、同様
に表示するものである。これにより、スポット像がどの
面の求心位置かを容易に判断することがさらに容易とな
る。
要することなく、容易に被測定レンズの目的の面の球心
位置を検出することができ、しかも収差による球心位置
のズレを設定誤差と間違えることがなく、さらには、移
動レンズ群の移動量を最小に押さえることが可能とな
る。
図である。
の正面図である。
る。
ある。
る。
である。
フである。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 光源と、被測定レンズ系と、移動レンズ
群を有するズーム光学系と、移動レンズ駆動手段と、被
測定レンズの被測定面の反射像を観察する観察光学系
と、演算手段とを有し、被測定レンズ系の予め計算され
た位置に指標像を投影し、被測定レンズ系内の被測定面
による反射像の基準位置からのズレ量を観察光学系によ
って測定し、演算手段の計算によってレンズの偏心量を
求めるレンズ系の偏心測定装置において、 被測定レンズ系各面の球心に集光する移動レンズ群の位
置と、現在の移動レンズ群の位置とを表示する球心位置
モニタを備えることを特徴とするレンズ系の偏心測定装
置。 - 【請求項2】 前記球心位置モニタは、被測定レンズ系
各面の球心に集光する移動レンズ群の位置と、現在の移
動レンズ群の位置と、被測定レンズ各面の面頂に集光す
る移動レンズ群の位置とを表示することを特徴とする請
求項1記載のレンズ系の偏心測定装置。
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