JP2003270065A - タイヤ挿入負荷測定装置 - Google Patents

タイヤ挿入負荷測定装置

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JP2003270065A JP2002078712A JP2002078712A JP2003270065A JP 2003270065 A JP2003270065 A JP 2003270065A JP 2002078712 A JP2002078712 A JP 2002078712A JP 2002078712 A JP2002078712 A JP 2002078712A JP 2003270065 A JP2003270065 A JP 2003270065A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホイールにタイヤを挿入する際に、タイヤが
受ける負荷を高精度に検出することのできるタイヤ挿入
負荷測定装置を提供する。 【解決手段】 ホイール4を、切断面aで上下に切断す
るとともに、切断面bでリング状に切断して得られる内
側上ホイール11と、外側上ホイール12と、下ホイー
ル13とに、補強板14、15、16を各々取り付け
る。更に、これら内側上ホイール11と、外側上ホイー
ル12と、下ホイール13との間に隙間17、18を各
々形成し、各補強板14、15、16の間にロードセル
21を取り付ける。そして、ロードセル21より得られ
る検知信号に基づいて、タイヤ5に加えられる負荷を求
める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホイールにタイヤ
を挿入させるとき、タイヤ側が受ける負荷を測定するタ
イヤ挿入負荷測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ホイールにタイヤを挿入させるとき、タ
イヤが受ける負荷を測定することは、タイヤを効率良く
ホイールに組み込む工法を検討する上で、重要なファク
ターになっている。ところが、タイヤはゴム製であっ
て、負荷による変形が大きいため、タイヤで直接負荷を
測定することは困難である。
【0003】そこで、従来より、代用の測定として、種
々のタイヤ挿入負荷測定方法が用いられている。例え
ば、ホイールに歪みゲージを貼り付け、該ホイールにタ
イヤを挿入させる際に、この歪みゲージから出力される
歪み検知信号の大きさに基づいて、ホイールが受ける負
荷を測定し、間接的にタイヤが受ける負荷を測定するタ
イヤ挿入負荷測定方法(第1の従来例)や、タイヤ組み
込み設備のマウンタアーム部に歪みゲージを貼り付け、
ホイールにタイヤを挿入させる際に、この歪みゲージよ
り出力される歪み検知信号の大きさに基づいて、マウン
タアーム部が受ける負荷を測定し、この測定結果から間
接的にタイヤが受ける負荷を求めるタイヤ挿入負荷測定
方法(第2の従来例)が知られている。更に、ホイール
にタイヤを挿入させる際に、タイヤ組み込み設備の動力
源(モータなど)の負荷トルクを測定し、この測定結果
から間接的にタイヤが受ける負荷を求める方法(第3の
従来例)等が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のタイヤ挿入負荷測定方法では、以下に示すよう
な欠点を有していた。
【0005】即ち、第1の従来例による方法では、ホイ
ールに貼り付けた各歪みゲージより出力される歪み検知
信号の大きさに基づいて、負荷の大きさと方向とを特定
する際に、有限要素法等用いて、事前に各歪みと、各方
向の負荷との関係を求めておかなければならず、その準
備と解析とに多大な時間が必要になる。
【0006】更に、高い剛性を持つホイールに歪みゲー
ジを貼り付けることから、歪みゲージから出力される歪
み検知信号の値が小さく、高い測定精度を得ることが難
しいという欠点がある。
【0007】また、第2及び第3の従来例による方法で
は、設備に加えられる負荷の大きさを測定する方法であ
るので、タイヤが受ける負荷と方向とを直接測定するこ
とができず、タイヤの負荷状況を正確に把握するのが難
しいという欠点がある。
【0008】本発明はこのような従来の課題を解決する
ためになされたものであり、その目的とするところは、
ホイールにタイヤを挿入する際に、タイヤが受ける負
荷、及びその方向を正確に測定することができ、ホイー
ルにタイヤを組み込む工法を検討する際に、正確な資料
を提示することのできるタイヤ挿入負荷測定装置を提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本願請求項1に記載の発明は、タイヤマウンタを用
いてホイールにタイヤを挿入する際に、前記タイヤが受
ける負荷を測定するタイヤ挿入負荷測定装置において、
前記タイヤマウンタが有するホイール固定台に載置され
る下ホイールと、前記下ホイール上に配置される上ホイ
ールと、前記上ホイールと下ホイールとを所定距離だけ
離間させるように、前記下ホイールと、前記上ホイール
との間に配置されたロードセルと、を具備したことを特
徴とする。
【0010】請求項2に記載の発明は、前記上ホイール
として、該上ホイールをリング状に切断して得られる外
側上ホイールと、内側上ホイールとを用いると共に、前
記外側上ホイールと前記内側上ホイールとを所定距離だ
け離間させて、前記ロードセルを設置したことを特徴と
する。
【0011】請求項3に記載の発明は、前記ロードセル
の下端と、前記下ホイールの下端との間に、所定寸法以
上のクリアランスを設けることを特徴とする。
【0012】請求項4に記載の発明は、前記ロードセル
は、リング状の補強板を介して、前記下ホイールと前記
上ホイール、または、前記下ホイールと前記外側上ホイ
ールと前記内側上ホイールに連結したことを特徴とす
る。
【0013】請求項5に記載の発明は、前記タイヤマウ
ンタが有するアームに角速度センサを取り付け、前記ロ
ードセルより出力される歪み検知信号の値を解析する際
には、前記角速度センサより出力される角速度を積分し
て得られる角度と、前記歪み検知信号の解析結果とをリ
ンクさせることを特徴とする。
【0014】請求項6に記載の発明は、前記タイヤマウ
ンタがシングルアーム形式のタイヤマウンタであると
き、前記ロードセルにて3軸方向の負荷Fx、Fy、F
z、3軸方向のモーメントMx、My、Mzを計測し、
また、ダブルアーム形式のタイヤマウンタであるとき、
前記ロードセルにて、2軸方向の負荷Fx、Fz、2軸
方向のモーメントMx、Mzを計測することを特徴とす
る。
【0015】
【発明の効果】請求項1の発明では、ホイールにタイヤ
を挿入する際に、上ホイールと下ホイールとの間に生じ
る負荷をロードセルにより測定するので、タイヤが受け
る負荷を高精度に把握することができ、これによってホ
イールにタイヤを組み込む工法を検討する際に、正確な
資料を得ることができる。
【0016】請求項2の発明では、内側上ホイールを押
さえて固定したときの負荷と、ホイールにタイヤを挿入
したときの外側上ホイールの負荷とを分離して測定する
ことができるので、内側上ホイールを押さえて固定して
も、タイヤが受ける負荷を高精度に把握でき、ホイール
にタイヤを組み込む工法を検討する際に、正確な資料を
得ることができる。
【0017】請求項3の発明では、ホイールの下端内側
を押さえて固定するタイプのタイヤマウンタ等、各種の
タイプのタイヤマウンタを使用した場合においても、対
応して測定することができる。
【0018】請求項4の発明では、補強板を用いて、ロ
ードセルとホイール(内側上ホイール、外側上ホイー
ル、及び下ホイール)とを連結するように構成している
ので、ホイールのサイズが変化した場合であっても、補
強板の大きさを適宜変更することにより、同一のロード
セルを用いて複数種のサイズのホイールに対して柔軟に
対応することができる。
【0019】請求項5の発明では、ホイールにタイヤを
挿入する際に、タイヤのどの部分を挿入しているとき
に、タイヤにどの程度の負荷が加えられるのかを、高精
度に測定することができるので、ホイールにタイヤを組
み込む工法を検討する際に、正確な資料を得ることがで
きる。
【0020】請求項6の発明では、ホイールにタイヤを
挿入する際に、タイヤマウンタのアーム数に応じた最適
な負荷測定種類で、タイヤが受ける負荷を高精度に測定
することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係るタイヤ挿入
負荷測定装置の一実施形態を示す概略構成図、図2は、
本装置主要部の詳細な構成を示す断面図である。
【0022】図1に示すように、タイヤ挿入負荷測定装
置1は、下ホイール13と、外側上ホイール12と、内
側上ホイール11から成るホイール4を具備し、更に、
タイヤマウンタ2のホイール固定台3にホイール4を取
り付けて、該ホイール4にタイヤ5を挿入する際の、ホ
イール4が受ける負荷、ひいてはタイヤ5が受ける負荷
を測定するためのロードセル21を具備するタイヤ挿入
負荷検知器6(図2参照)を有している。
【0023】また、このロードセル21より出力される
複数の歪み検知信号を取り込んで増幅する歪みアンプ7
と、タイヤマウンタ2のアーム8に取り付けられ、アー
ム8を回転させながら、ホイール4にタイヤ5を挿入す
る際の角速度を検知する角速度センサ9と、この角速度
センサ9より出力される角速度検知信号と歪みアンプ7
より出力される各歪み検知信号とを取り込んで、予め設
定されている信号処理アルゴリズムにて、ホイール4に
タイヤ5を挿入させる際の、ホイール4が受ける負荷
(ひいてはタイヤ5が受ける負荷)を解析するパソコン
装置10と、を備えている。
【0024】そして、ホイール固定台3に固定されたホ
イール4上にタイヤ5をセットした後、タイヤマウンタ
2のアーム8を回転させ、ホイール4にタイヤ5を挿入
させている際に、アーム8に取り付けられた角速度セン
サ9より出力される角速度検知信号と、ロードセル21
から出力され、歪みアンプ7で増幅された歪み検知信号
とをパソコン装置10で処理して、ホイール4が受ける
負荷、ひいてはタイヤ5が受ける負荷を求める。
【0025】ホイール4は、図2の断面図に示すよう
に、切断面aで上下に切断することにより得られる上ホ
イールと下ホイール13とを有しており、更に、上ホイ
ールは、切断面bでリング状に切断して得られる内側上
ホイール11と、外側上ホイール12で構成されてい
る。
【0026】更に、ロードセル21と下ホイール13と
の間には、リング状の補強板14が配設され、ロードセ
ル21と外側上ホイール12との間には、リング状の補
強板15が配設され、更に、ロードセル21と内側上ホ
イール11との間には、リング状の補強板16が配設さ
れている。この際、下ホイール13の下端は、ホイール
固定台3(図1参照)の上面から所定距離L(例えば、
L=60mm)以上となるようにクリアランスが設定さ
れている。
【0027】また、各補強板14,15,16は、外側
上ホイール12と下ホイール13との間に数mm程度の
隙間17が形成され、外側上ホイール12と内側上ホイ
ール11との間に数mm程度の隙間18が形成されるよ
うに、固定されている。
【0028】ロードセル21は、リング形状を成してお
り、タイヤマウンタ2のアーム8(図1)に取り付けら
れた押さえローラ20によって、タイヤ5のビード部2
4(図2)が下方向に押し付けられ、該タイヤ5がホイ
ール4に挿入される際に、ホイール4に加えられる負荷
を検知し、この負荷の大きさを示す歪み検知信号を出力
する。なお、符号22は、このロードセル21より出力
される各歪み検知信号を歪みアンプ7へ導くための信号
線である。
【0029】図3は、ロードセル21の構成を模式的に
示す斜視図である。該ロードセル21は、剛体で構成さ
れる起歪体を有しており、該起歪体は、外周リング部2
1aと、内周リング部21bとの間に、4個の起歪部2
1cが、90度ずつ振り分けられた部位に設置されてい
る。
【0030】起歪部21cは、外周リング部21aと内
周リング部21bとの間に生じる歪みを検知するもので
あり、ホイール4に加えられる6分力(3軸方向の負荷
Fx、Fy、Fz、3軸方向のモーメントMx、My、
Mz)を検知し、この検知信号を歪み検知信号として出
力する。
【0031】次に、本実施形態に係るタイヤ挿入負荷測
定装置1の作用について説明する。まず、タイヤマウン
タ2の、ホイール固定台3上にホイール4(3分割され
たホイール)を設置する。次いで、図1に示すように、
ホイール固定台3に対し傾斜させた状態で、タイヤ5の
一部(図中左側)をホイール4にセットする。
【0032】その後、タイヤマウンタ2が有するセンタ
ーコン23にて、内側上ホイール11の中心部を固定
し、この状態で、タイヤマウンタ2のアーム8を回転さ
せる。すると、該アーム8に取り付けられた押さえロー
ラ20(図2参照)により、タイヤ5のビード部24が
下方に押し付けられ、徐々にビード部24がホイール4
に装着される。
【0033】このとき、ロードセル21により、外側上
ホイール12、及び下ホイール13の間に加えられる力
が検知され、外側上ホイール12が受ける負荷、即ち、
図1に示すX軸方向に向かう負荷Fx、Y軸方向に向か
う負荷Fy、及び、Z軸方向に向かう負荷Fz、及び各
軸方向のモーメントMx、My、Mzの、各種の歪み検
知信号が出力される。
【0034】その結果、例えば図4に示す特性曲線に示
す如くの歪み検知信号を得ることができる。同図より、
アーム(マウンタアーム)8の回転が開始されると、各
負荷Fx、Fy、Fzが大きく変動していることが理解
される。
【0035】そして、ロードセル21より出力される歪
み検知信号は、信号線22を介して歪みアンプ7に供給
され、増幅される。
【0036】また、この動作と並行し、パソコン装置1
0では、アーム8に取り付けられた角速度センサ9より
出力される角速度検知信号を取り込み、該角速度検知信
号を積分して、タイヤ5の、どの部分がホイール4に押
し込まれているかを示す角度情報を得る。更に、予め設
定されている信号処理アルゴリズムで、歪みアンプ7よ
り出力される各歪み検知信号を処理し、上述の角度情報
に基づいた、3軸方向の負荷Fx、Fy、Fz、及びモ
ーメントMx、My、Mzを解析する。これにより、タ
イヤ5の剛性、タイヤマウンタ2の組み込み条件、タイ
ヤ5のビード部24に塗布する潤滑剤の種類等が最適と
なる条件を得ることができる。
【0037】このようにして、本実施形態では、1つの
ホイール4を、切断面aで上下に切断し、且つ、切断面
bでリング状に切断して得られる内側上ホイール11
と、外側上ホイール12と、下ホイール13とに分割さ
れる。そして、これらの各ホイール11,12,13
に、補強板14、15、16を各々取り付け、これら内
側上ホイール11、外側上ホイール12、及び下ホイー
ル13の間に隙間17、18が形成されるように、各補
強板14、15、16の間にロードセル21を取り付け
ている。
【0038】そして、該ロードセル21により得られる
検出結果に基づいて、ホイール4にタイヤ5を挿入する
際の、センターコン23により加えられる負荷と、タイ
ヤ挿入による負荷とを分離させた状態で、ホイール4が
受ける3軸方向の負荷及びモーメント、ひいてはタイヤ
5が受ける3軸方向の負荷及びモーメントを高精度に測
定することができ、これによってホイール4にタイヤ5
を組み込む工法を検討させる際の、正確な資料を得るこ
とができる(請求項1、2に対応した効果)。
【0039】また、この実施形態では、ロードセル21
の下端と、下ホイール13の下端との間に所定距離L
(例えば、L=60mm)以上のクリアランスを設けて
いるので、センターコン23を有するタイヤマウンタ2
のみならず、ホイール4の下端の内面を外方向に向けて
押さえることにより固定するタイプのタイヤマウンタ
等、各種のタイヤマウンタを用いた場合に適用すること
ができる。
【0040】これにより、既に設置されているタイヤマ
ウンタに対し、タイヤ挿入負荷検知器6を取り付けるだ
けで、本実施形態に係るタイヤ挿入負荷測定装置1を構
築することができる。従って、装置の改良等に係る手間
を省くことができ、装置の構築コストを低減することが
できる(請求項3に対応した効果)。
【0041】また、本実施形態では、内側上ホイール1
1と、外側上ホイール12と、下ホイール13とに補強
板14、15、16を各々、取り付けると共に、複数の
ボルト19によって、これら各補強板14、15、16
に、ロードセル21を取り付けるようにしているので、
分割前の実際のホイールと同等の剛性を維持でき、ま
た、ホイール4のサイズに応じて、補強板14,15,
16の大きさを変更することにより、同一のロードセル
21を複数種類のホイールに対して適用することができ
る。
【0042】これにより、コスト的に高価であるロード
セルを複数種類用意する必要がない(請求項4に対応し
た効果)。
【0043】また、本実施形態では、タイヤマウンタ2
のアーム8に角速度センサ9を取り付け、パソコン装置
10によって、ロードセル21から出力される各歪み検
知信号の値を解析する際に、角速度センサ9より出力さ
れる角速度を積分して得られた角度情報と、各歪み検知
信号の解析結果とをリンクさせているので、ホイール4
にタイヤ5を挿入する際に、タイヤ5のどの部分を挿入
しているときに、タイヤ5にどの程度の負荷が加えられ
るのか、といったデータを高精度に得ることができる。
従って、ホイール4にタイヤ5を組み込む工法を検討す
る際に、正確な資料を提示することができる(請求項5
に対応した効果)。
【0044】更に、本実施形態では、タイヤマウンタ2
として、シングルアーム形式のタイヤマウンタを使用
し、ロードセル21に3軸方向の負荷Fx、Fy、F
z、及び3軸方向のモーメントMx、My、Mzを計測
しているので、シングルアーム形式のタイヤマウンタを
使用して、ホイール4にタイヤ5を挿入するときに必
要、且つ十分な負荷データを求めることができる(請求
項6に対応した効果)。
【0045】また、上述した実施形態では、センターコ
ン23を具備したタイヤマウンタ2を用いたタイヤ挿入
負荷測定装置1を例として説明したが、本発明は、セン
ターコン23を搭載しないタイヤマウンタ2を用いる場
合についても実施することができる。
【0046】図5は、センターコンを具備しないタイヤ
マウンタ25を使用したタイヤ負荷測定装置の構成を示
す断面図であり、同図に示すように、センターコンを持
たないタイヤマウンタ25を使用するときには、1つの
ホイール4を切断面aで、切断した上ホイール26と、
下ホイール27とに、それぞれリング状の補強板14、
15を搭載し、複数のボルト19によって、各補強板1
4、15の間にロードセル21を固定する構成としてい
る。
【0047】このような構成においても、上述した実施
形態と同様に、ホイール4にタイヤ5を挿入する際に、
タイヤ5が受ける3軸方向の負荷及びモーメントを高精
度に測定することができ、その結果ホイール4にタイヤ
5を組み込む工法を検討する際に、正確な資料を提示す
ることができる(請求項1、3、4、5、6に対応した
効果)。
【0048】また、上述した実施形態では、ホイール4
にタイヤ5を押し込むアーム8の個数が1本とされたタ
イヤマウンタ2,25(特開平11−192823号公
報)を例として、本発明に係るタイヤ挿入負荷測定装置
1を説明したが、本発明はこれに限定されるものではな
く、アーム8(図1)の個数が2本とされたもの(特開
平6−16023号公報)を使用する構成としても良
い。
【0049】このような構成においても、ホイール4に
タイヤ5を挿入する際に、ロードセル21からホイール
4に加えられる負荷Fx、Fzを示す歪み検知信号を出
力して、ホイール4が受ける負荷、ひいてはタイヤ5が
受ける負荷を高精度に測定することができる(請求項6
に対応した効果)。
【0050】なお、本実施形態では、図3に示したよう
に、リング形状をなす一体型のロードセル21を用いて
歪みを検知する例について説明したが、本発明はこれに
限定されるものではなく、例えばロードセル21が有す
る4個の起歪部21c毎に分割されたロードセルを用い
ることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るタイヤ挿入負荷測定
装置の構成を示す説明図である。
【図2】図1に示すタイヤ挿入負荷検知装置の主要部の
詳細な構成例を示す断面図である。
【図3】ロードセルを模式的に示す説明図である。
【図4】図1に示すタイヤ挿入負荷測定装置を使用した
測定例を示す特性図である。
【図5】本発明に係るタイヤ挿入負荷測定装置の、他の
実施形態の構成例を示す断面図である。
【符号の説明】 1 タイヤ挿入負荷測定装置 2 タイヤマウンタ 3 ホイール固定台 4 ホイール 5 タイヤ 6 タイヤ挿入負荷検知器 7 歪みアンプ 8 アーム 9 角速度センサ 10 パソコン装置 11 内側上ホイール(上ホイール) 12 外側上ホイール(上ホイール) 13 下ホイール 14,15,16 補強板 17,18 隙間 19 ボルト 20 押さえローラ 21 ロードセル 21a 外周リング 21b 内周リング 21c 起歪部 22 信号線 23 センターコン 24 ビード部 25 タイヤマウンタ 26 上ホイール 27 下ホイール

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タイヤマウンタを用いてホイールにタイ
    ヤを挿入する際に、前記タイヤが受ける負荷を測定する
    タイヤ挿入負荷測定装置において、 前記タイヤマウンタが有するホイール固定台に載置され
    る下ホイールと、 前記下ホイール上に配置される上ホイールと、 前記上ホイールと下ホイールとを所定距離だけ離間させ
    るように、前記下ホイールと、前記上ホイールとの間に
    配置されたロードセルと、 を具備したことを特徴とするタイヤ挿入負荷測定装置。
  2. 【請求項2】 前記上ホイールとして、該上ホイールを
    リング状に切断して得られる外側上ホイールと、内側上
    ホイールとを用いると共に、前記外側上ホイールと前記
    内側上ホイールとを所定距離だけ離間させて、前記ロー
    ドセルを設置したことを特徴とする請求項1に記載のタ
    イヤ挿入負荷測定装置。
  3. 【請求項3】 前記ロードセルの下端と、前記下ホイー
    ルの下端との間に、所定寸法以上のクリアランスを設け
    ることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれか
    に記載のタイヤ挿入負荷測定装置。
  4. 【請求項4】 前記ロードセルは、リング状の補強板を
    介して、前記下ホイールと前記上ホイール、または、前
    記下ホイールと前記外側上ホイールと前記内側上ホイー
    ルに連結したことを特徴とする請求項1〜請求項3のい
    ずれか1項に記載のタイヤ挿入負荷測定装置。
  5. 【請求項5】 前記タイヤマウンタが有するアームに角
    速度センサを取り付け、前記ロードセルより出力される
    歪み検知信号の値を解析する際には、前記角速度センサ
    より出力される角速度を積分して得られる角度と、前記
    歪み検知信号の解析結果とをリンクさせることを特徴と
    する請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のタイヤ
    挿入負荷測定装置。
  6. 【請求項6】 前記タイヤマウンタがシングルアーム形
    式のタイヤマウンタであるとき、前記ロードセルにて3
    軸方向の負荷Fx、Fy、Fz、3軸方向のモーメント
    Mx、My、Mzを計測し、また、ダブルアーム形式の
    タイヤマウンタであるとき、前記ロードセルにて、2軸
    方向の負荷Fx、Fz、2軸方向のモーメントMx、M
    zを計測することを特徴とする請求項1〜請求項5のい
    ずれか1項に記載のタイヤ挿入負荷測定装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103101410A (zh) * 2013-01-29 2013-05-15 中国航天空气动力技术研究院 航空轮胎拆胎器及拆胎方法

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